JP2016063600A - 受電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が、ユーザが意図していないときに禁止されてしまうのを回避する。【解決手段】非接触充電禁止スイッチがモーメンタリスイッチとして構成されており、非接触充電禁止スイッチを含む車両ECUのCPUへの入力回路がプルアップ回路として構成されている。そして、非接触充電禁止スイッチがオフからオンとされてから再度オフとされたときに(S100,S110)、非接触充電(充電用リレーのオン)の禁止と禁止の解除とを切り替える。【選択図】図4
Description
本発明は、受電装置に関し、詳しくは、送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が可能な受電装置に関する。
従来、車両に搭載されると共に給電設備から非接触で受電して蓄電装置を充電する非接触充電が可能な受電装置として、給電設備の送電部から非接触で受電するための受電部と、受電部と蓄電装置との接続や接続の解除を行なう受電用リレーと、給電設備から車両への給電開始を利用者が指示するための給電開始スイッチと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この受電装置では、給電開始スイッチがオンとされたときに、送電部と受電部との相対位置関係を推定している。
こうした受電装置では、利用者が非接触充電を希望しないときに非接触充電の実行禁止を指示するためのスイッチ(非接触充電禁止スイッチ)を設けることが考えられている。このスイッチがオルタネートスイッチとして構成されると共にこのスイッチを含む制御装置への入力回路がプルアップ回路(またはプルダウン回路)として構成されている場合、スイッチと制御装置の入力ポートとの間の接続ラインが接地短絡(または高電位側に短絡)すると、スイッチが実際にはオフのとき即ち利用者が非接触充電の実行禁止を希望していないときでも、制御装置では、スイッチがオンされていると認識して、非接触充電を禁止(リレーのオンを禁止)してしまうことがある。
本発明の受電装置は、送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が、ユーザが意図していないときに禁止されてしまうのを回避することを主目的とする。
本発明の受電装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の受電装置は、送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が可能な受電装置であって、前記送電装置から非接触で受電するための受電部と、前記受電部と前記バッテリとの接続および接続の解除を行なうリレーと、前記リレーを制御する制御手段と、前記非接触充電の禁止および禁止の解除をユーザが指示するためのスイッチを含み、該スイッチの状態に応じた信号を前記制御手段に入力する入力回路と、を備え、前記スイッチは、モーメンタリスイッチとして構成され、前記制御手段は、前記スイッチがオフからオンとされてその後に再度オフとされたときに、前記リレーのオンの禁止と禁止の解除とを切り替える、ことを特徴とする。
この本発明の受電装置では、送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が可能であり、送電装置から非接触で受電するための受電部とバッテリとの接続および接続の解除を行なうリレーを制御する制御手段と、非接触充電の禁止および禁止の解除をユーザが指示するためのスイッチを含みスイッチの状態に応じた信号を制御手段に入力する入力回路と、を備える。そして、スイッチは、モーメンタリスイッチとして構成されており、制御手段は、スイッチがオフからオンとされてその後に再度オフとされたときに、リレーのオンの禁止と禁止の解除とを切り替える。これにより、例えば、入力回路がプルアップ回路(スイッチがオフ,オンのときにそれぞれHi,Lowを制御手段に入力する回路)として構成されている場合において、非接触充電(リレーのオン)を許可しているときに、入力回路におけるスイッチと制御手段の入力ポートとの間の接続ラインが接地短絡したときには制御手段にLow信号が入力され続け、この接続ラインが高電位側に短絡したときには制御手段にHi信号が入力され続けるから、制御手段は、リレーのオンを禁止しない。これにより、ユーザが意図していないときに非接触充電が禁止されてしまうのを回避することができる。なお、入力回路がプルダウン回路として構成されている場合には、入力回路がプルアップ回路として構成されている場合と同様に考えることができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1や図2は、本発明の一実施例としての受電装置を備える非接触送受電システム10の構成の概略を示す構成図である。実施例の非接触送受電システム10は、図1や図2に示すように、駐車場などに設置された送電装置130と、バッテリ26と送電装置130から非接触で受電してバッテリ26を充電可能な受電装置30とを搭載する自動車20と、を備える。
送電装置130は、家庭用電源(例えば200V,50Hzなど)などの交流電源190に接続される送電ユニット131と、送電ユニット131を制御する送電用電子制御ユニット(以下、「送電ECU」という)170と、送電ECU170と通信すると共に自動車20の通信ユニット80(後述)と無線通信を行なう通信ユニット180と、を備える。
送電ユニット131は、送電用共振回路132と、交流電源190と送電用共振回路132との間に設けられた高周波電源回路140と、を備える。ここで、送電用共振回路132は、駐車場の床面などに設置された送電用コイル134と、送電用コイル134に直列に接続されたコンデンサ136と、を有する。この送電用共振回路132は、共振周波数が所定周波数Fset(数十〜数百kHz程度)となるように設計されている。高周波電源回路140は、交流電源190からの電力を所定周波数Fsetの電力に変換して送電用共振回路132に出力する回路として構成されており、フィルタや周波数変換回路,漏電ブレーカなどを有する。
送電ECU170は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。送電ECU170には、送電用共振回路132に流れる交流電流を検出する電流センサからの送電用共振回路132の電流Itr,整流回路と電圧センサとを有し送電用共振回路132の端子間の交流電圧を直流電圧に変換して検出する電圧検出ユニットからの送電用共振回路132の端子間電圧(送電電圧)Vtrなどが入力ポートを介して入力されている。送電ECU170からは、高周波電源回路140への制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
自動車20は、電気自動車として構成されており、走行用のモータ22と、モータ22を駆動するためのインバータ24と、インバータ24を介してモータ22と電力をやりとりするバッテリ26と、インバータ24とバッテリ26との間に設けられたシステムメインリレー28と、バッテリ26に接続される受電ユニット31と、車両全体を制御する車両用電子制御ユニット(以下、「車両ECU」という)70と、送電ユニット131から受電ユニット31に非接触で送電される電力によりバッテリ26を充電する非接触充電の禁止および禁止の解除をユーザが指示するための非接触充電禁止スイッチ72を含み非接触充電禁止スイッチ72の状態に応じた信号を電子制御ユニット70に入力する入力回路71と、車両ECU70と通信すると共に送電装置130の通信ユニット180と無線通信を行なう通信ユニット80と、を備える。
受電ユニット31は、受電用共振回路32と、受電用共振回路32とバッテリ26との間に設けられた充電回路40と、受電用共振回路32と充電回路40との間に設けられた充電用リレー42と、受電用共振回路32と充電用リレー42との間で且つ受電用共振回路と並列で且つ互いに直列に接続されたリレー44および抵抗46と、を備える。ここで、受電用共振回路32は、車体底面(フロアパネル)などに設置された受電用コイル34と、受電用コイル34に直列に接続されたコンデンサ36と、を有する。この受電用共振回路32は、共振周波数が上述の所定周波数Fset(送電用共振回路132の共振周波数)付近の周波数(理想的には所定周波数Fset)となるように設計されている。充電回路40は、受電用共振回路32により受電した交流電力を直流電力に変換してバッテリ26に供給可能な回路として構成されており、整流回路や平滑回路などを有する。充電用リレー42は、受電用共振回路32側と充電回路42側との接続および接続の解除を行なう。リレー44は、受電用共振回路32と充電用リレー42との間の正極側ラインと、受電用共振回路32と充電用リレー42との間の負極側ラインに一方の端子が接続された抵抗の他方の端子と、の接続および接続の解除を行なう。
車両ECU70は、詳細は図示しないが、CPU70a(図3参照)を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU70aの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。図2や図3に示すように、車両ECU70には、モータ22の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからのモータ22の回転子の回転位置θmや、モータ22の三相コイルの各相に流れる相電流を検出する電流センサからの相電流Iu,Iv,Iw,バッテリ26の端子間に設置された電圧センサからの電池電圧Vb,バッテリ26の正極側端子に取り付けられた電流センサからの電池電流Ib,バッテリ26の温度を検出する温度センサからの電池温度Tbなどが入力ポートを介して入力されている。また、車両ECU70には、イグニッションスイッチ(スタートスイッチ)からのイグニッション信号,シフトレバーの操作位置を検出するシフトポジションセンサからのシフトポジションSP,アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度Acc,ブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジションBP,車速センサからの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。さらに、車両ECU70には、受電用共振回路32に流れる交流電流を検出する電流センサからの受電用共振回路32の電流Ireと、受電用共振回路32の端子間電圧(受電電圧)Vre1と、充電回路40の入力側の端子間電圧Vre2と、抵抗46の端子間電圧Vre3と、温度センサからの受電用共振回路32の温度Treと、入力回路71からの触充電禁止スイッチ72の状態に応じた信号とが入力ポートを介して入力されている。車両ECU70からは、インバータ24の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号,システムメインリレー28へのオンオフ信号,充電用リレー42へのオンオフ信号,リレー44へのオンオフ信号などが出力ポートを介して出力されている。車両ECU70は、電流センサにより検出されたバッテリ26の電池電流Ibの積算値に基づいてバッテリ26の蓄電割合SOCを演算している。
ここで、受電用共振回路32の端子間電圧Vre1は、整流回路と電圧センサとを有する電圧検出ユニットにより検出される。この電圧検出ユニットVre1の整流回路は、受電用共振回路32から検出した交流電圧を直流電圧に変換する。また、電圧センサは、変換後の直流電圧の電圧値を検知する。
充電回路40の入力側の端子間電圧Vre2は、整流回路と電圧センサとを有する電圧検出ユニットにより検出される。この電圧検出ユニットの整流回路は、充電回路40と充電用リレー42との間に位置する正極側ライン−負極側ライン間に設けられており、検出した交流電圧を直流電圧に変換する。また、電圧センサは、変換後の直流電圧の電圧値を検知する。
抵抗46の端子間電圧Vre3は、整流回路と電圧センサとを有する電圧変換ユニットにより検出される。この電圧検出ユニットの整流回路は、抵抗46の両端に接続されており、抵抗46から検出した交流電圧を直流電圧に変換する。また、電圧センサは、変換後の直流電圧の電圧値を検知する。
入力回路71は、図3に示すように、プルアップ回路として構成されており、一方の端子が接地された非接触充電禁止スイッチ72と、車両ECU70に内蔵されると共に所定電位(+B)に一方の端子が接続されたプルアップ抵抗74と、非接触充電禁止スイッチ72の他方の端子とプルアップ抵抗74の他方の端子と車両ECU70のCPU70aの入力端子とを接続する接続ライン76と、を備える。ここで、非接触充電禁止スイッチ72は、モーメンタリスイッチとして構成されており、ユーザにより押下されている間だけオンとなる。こうして構成される入力回路71は、非接触充電禁止スイッチ72がオフのときには、CPU70aの入力端子にHi信号を入力し、非接触充電禁止スイッチ72がオンのときには、CPU70aの入力端子にLow信号を入力する。
ここで、実施例では、受電装置30としては、主として、受電ユニット31と車両ECU70と入力回路71と通信ユニット80とが該当する。
こうして構成される実施例の非接触送受電システム10では、送電用共振回路132の送電用コイル134と受電用共振回路32の受電用コイル34とが接近しており且つ充電用リレー42またはリレー44がオンとなっているときに、交流電源190から高周波電源回路140を介して送電用共振回路132に所定周波数Fsetの電力が供給されると、送電用コイル134と受電用コイル34とが電磁場を介して共鳴して、送電用コイル134から受電用コイル34にエネルギ(電力)が伝送される。なお、この共鳴によるエネルギの伝送は、送電用コイル134と受電用コイル34との共鳴強度を示すQ値が所定値Qref(例えば100など)以上のときに行なわれる。
この非接触送受電システム10において、自動車20は、走行する際には、車両ECU70によって、システムメインリレー28がオンであると共に充電用リレー42およびリレー44がオフの状態で、アクセル開度Accや車速Vに応じて設定した走行用の要求トルクTr*でモータ22が駆動されるようにインバータ24のスイッチング素子をスイッチング制御して走行する。
また、自動車20は、走行中に、車両ECU70から通信ユニット80を介してバッテリ26の充電要求を出力する。そして、送電ECU170が、バッテリ26の充電要求を通信ユニット180を介して受信すると、送電ECU170と車両ECU70との間で通信ユニット180,80を介して通信が開始される。こうして送電ECU170と車両ECU170との通信が開始された後に、自動車20が、駐車場などにおける、送電ユニット131から受電ユニット31に非接触で送電される電力によりバッテリ26を充電する非接触充電に適した位置(以下、「非接触充電用位置」)にある程度近づくと、車両ECU70は、リレー44をオンとし、送電ECU170は、送電用コイル134から微弱電力が出力されるように高周波電源回路140の制御を開始する。一般に、受電用共振回路32の受電用コイル34と送電用共振回路132の送電用コイル134とが近づくにつれて、受電用コイル34の受電電力が大きくなり、抵抗46に供給される電力が大きくなる。したがって、電圧検出ユニットにより検出される抵抗46の端子間電圧Vre3を用いることにより、送電用コイル134と受電用コイル34との距離を推定することができる。そして、車両ECU70は、非接触充電用位置で自動車20が停車するように、抵抗46の端子間電圧Vre3や図示しないカメラにより撮影される自動車20の周囲の画像などに基づいて送電用コイル134と受電用コイル34との位置関係(距離や方向)を推定し、この位置関係などを図示しないナビゲーション装置のディスプレイに表示するなどして、自動車20が非接触充電用位置に接近するように誘導する。
こうして自動車20が非接触充電用位置付近で停車(駐車)して、イグニッションオフされると、車両ECU70は、システムメインリレー28およびリレー44をオフとし(充電用リレー42はオフで保持されており)、非接触充電(充電用リレー42のオン)が禁止されているか否かを判定する。
非接触充電が禁止されていない(非接触充電が許可されている)と判定されたときには、充電用リレー42をオンとして、送電開始要求(バッテリ26の充電開始要求)を通信ユニット80,180を介して送電ECU170に送信する。送電ECU170は、送電開始要求を受信すると、上述の微弱電力より大きな電力(バッテリ26の充電用の電力)が送電用コイル134に供給されるように高周波電源回路140を制御する。そして、自動車20では、受電用コイル34が送電用コイル134から非接触で受電し、その交流電力が充電回路40により直流電力に変換されてバッテリ26に供給される。これにより、バッテリ26が充電される。そして、バッテリ26の蓄電割合SOCが充電を終了する閾値Sref(例えば、80%や85%,90%など)に至ると、車両ECU70は、送電終了要求(バッテリ26の充電終了要求)を通信ユニット80,180を介して送電ECU170に送信し、これを受信した送電ECU170は、高周波電源回路140を駆動停止する。また、車両ECU70は、充電用リレー42をオフとする。これにより、バッテリ26の充電が終了する。
一方、非接触充電が禁止されていると判定されたときには、充電用リレー42をオンとしない(オフで保持する)。即ち、非接触充電を行なわない。なお、自動車20の走行中に非接触充電が禁止されたときには、車両ECU70からバッテリ26の充電要求が出力されず、送電ECU170と車両ECU70との通信が行なわれず、車両ECU70により、自動車20を非接触充電用位置に接近させるための誘導が行なわれないものとしてもよい。
次に、こうして構成された実施例の自動車20の動作、特に、車両ECU70により、非接触充電禁止スイッチ72の状態に基づいて非接触充電(充電用リレー42のオン)の禁止および禁止の解除(非接触充電の許可)を行なう際の動作について説明する。図4は、実施例の車両ECU70により実行される非接触充電禁止許可ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、繰り返し実行される。
非接触充電禁止許可ルーチンが実行されると、車両ECU70は、非接触充電禁止スイッチ72がオフからオンとされた(非接触充電禁止スイッチ72の押下が開始された)か否かを判定し(ステップS100)、非接触充電禁止スイッチ72がオフからオンとされていないときには、オンとされるのを待つ。そして、オフからオンとされると、続いて、非接触充電禁止スイッチ72がオンからオフとされた(非接触充電禁止スイッチ72の押下が終了された)か否かを判定し(ステップS110)、非接触充電禁止スイッチ72がオンからオフとされていないときには、オンからオフとされるのを待つ。そして、非接触充電禁止スイッチ72がオンからオフとされると、非接触充電の禁止と禁止の解除とを切り替えて、即ち、それまで非接触充電が禁止されていない(非接触充電が許可されている)ときには非接触充電を禁止し、それまで非接触充電が禁止されているときには非接触充電の禁止を解除して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。
図5は、非接触充電禁止スイッチ72の状態と非接触充電の禁止および禁止の解除(許可)との様子の一例を示す説明図である。図5に示すように、時刻t1に非接触充電禁止スイッチ72がオフからオンとされる(非接触充電禁止スイッチ72の押下が開始される)と、車両ECU70への入力信号がHi信号からLow信号に切り替わり、その後の時刻t2に非接触充電禁止スイッチ72がオンからオフとされる(非接触充電禁止スイッチ72の押下が終了される)と、車両ECU70への入力信号がLow信号からHi信号に切り替わり、非接触充電が許可から禁止に切り替わる。時刻t3に非接触充電禁止スイッチ72がオフからオンとされると、車両ECU70への入力信号がHi信号からLow信号に切り替わり、その後の時刻t4に非接触充電禁止スイッチ72がオンからオフとされると、車両ECU70への入力信号がLow信号からHi信号に切り替わり、非接触充電が禁止から禁止の解除(許可)に切り替わる。
図6は、非接触充電(充電用リレー42のオン)を許可しており且つ非接触充電禁止スイッチ72がオフのときに入力回路71の接続ライン76が接地短絡したときの実施例および比較例の様子を示す説明図である。ここで、比較例としては、非接触充電禁止スイッチ72がオルタネートスイッチとして構成されており、このスイッチがオンで車両ECU70にLow信号が入力されるときには非接触充電を禁止し、このスイッチがオフで車両ECU70にHi信号が入力されるときには非接触充電の禁止を解除する(非接触充電を許可する)場合を考えるものとした。また、図6中、時刻t11は、接続ライン76が接地短絡した時刻を示す。実施例および比較例において、接続ライン76が接地短絡すると、車両ECU70にはLow信号が入力され続けるようになる。比較例の場合、車両ECU70にLow信号が入力されると、車両ECU70は、スイッチがオンであると認識して、非接触充電を禁止する。このため、スイッチがオフのとき即ちユーザーが非接触充電の禁止を希望していないときに、非接触充電が禁止されてしまうことがある。これに対して、実施例では、車両ECU70にLow信号が入力されるだけでは、非接触充電を禁止しない。これにより、ユーザが非接触充電の禁止を希望していないときに、非接触充電が禁止されてしまうのを回避することができる。なお、実施例および比較例において、非接触充電を許可しているときに接続ライン76が所定電位(+B)に短絡したときには、車両ECU70にLow信号が入力され続けるから、非接触充電を禁止しない。
以上説明した実施例の自動車20に搭載される受電装置30によれば、非接触充電禁止スイッチ72がモーメンタリスイッチとして構成されると共に非接触充電禁止スイッチ72を含む車両ECU70のCPU70aへの入力回路71がプルアップ回路として構成されており、非接触充電禁止スイッチ72がオフからオンとされてから再度オフとされたとき(押下されて離されたとき)に、非接触充電(充電用リレー42のオン)の禁止と禁止の解除とを切り替える。これにより、非接触充電が禁止されていないときにおいて、入力回路71の接続ライン76が接地短絡したときや所定電位(+B)に短絡したときに、車両ECU70は、非接触充電を禁止しない。この結果、ユーザが意図していないときに非接触充電が禁止されてしまうのを回避することができる。
実施例の自動車20の受電装置30の入力回路71は、プルアップ回路として構成されるものとしたが、プルダウン回路として構成されるものとしてもよい。この場合でも、非接触充電禁止スイッチ72がモーメンタリスイッチとして構成されていることにより、実施例と同様の効果を奏することができる。
実施例の自動車20の受電装置30の受電ユニット31は、受電用共振回路32側からバッテリ26側に、受電用共振回路32,リレー44および抵抗46,充電用リレー42,充電回路40の順に配置されるものとしたが、受電用共振回路32,リレー44および抵抗46,充電回路40,充電用リレー42の順に配置されるものとしてもよいし、受電用共振回路32,充電回路40,リレー44および抵抗46,充電用リレー42の順に配置されるものとしてもよい。
実施例では、非接触充電が禁止されているときでも、自動車20の走行中において、自動車20が送電装置130と通信を実行するようにしているが、非接触充電が禁止されているときには、通信をしないようにしてもよい。これは、使用者が充電の意思がない場合に、充電を前提とした制御を実行する必要がないためである。たとえば、ナビ画面などに送電装置の設置位置および充電可能が否かを示す情報を表示するような場合には、非接触充電が禁止されているときには、このような情報をナビ画面に表示しないようにしてもよい。
実施例では、自動車20は、電気自動車としたが、バッテリや受電装置を備えるものであればよく、ハイブリッド自動車や燃料電池自動車などとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、受電用共振回路32が「受電部」に相当し、充電用リレー42が「リレー」に相当し、車両ECU70が「制御手段」に相当し、非接触充電禁止スイッチ72を含む入力回路71が「入力回路」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、受電装置の製造産業などに利用可能である。
10 非接触送受電システム、20 自動車、22 モータ、24 インバータ、26 バッテリ、28 システムメインリレー、30 受電装置、31 受電ユニット、32 受電用共振回路、34 受電用コイル、36 コンデンサ、40 充電回路、42 充電用リレー、44 リレー、46 抵抗、70 車両用電子制御ユニット(車両ECU)、70a CPU、71 入力回路、72 非接触充電禁止スイッチ、74 プルアップ抵抗、76 接続ライン、80 通信ユニット、130 送電装置、131 送電ユニット、132 送電用共振回路、134 送電用コイル、136 コンデンサ、140 高周波電源回路、170 送電用電子制御ユニット(送電ECU)、180 通信ユニット、190 交流電源。
Claims (1)
- 送電装置から非接触で受電してバッテリを充電する非接触充電が可能な受電装置であって、
前記送電装置から非接触で受電するための受電部と、
前記受電部と前記バッテリとの接続および接続の解除を行なうリレーと、
前記リレーを制御する制御手段と、
前記非接触充電の禁止および禁止の解除をユーザが指示するためのスイッチを含み、該スイッチの状態に応じた信号を前記制御手段に入力する入力回路と、
を備え、
前記スイッチは、モーメンタリスイッチとして構成され、
前記制御手段は、前記スイッチがオフからオンとされてその後に再度オフとされたときに、前記リレーのオンの禁止と禁止の解除とを切り替える、
ことを特徴とする受電装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018137939A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両及び電力伝送システム |
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2014
- 2014-09-17 JP JP2014189062A patent/JP2016063600A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018137939A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | トヨタ自動車株式会社 | 車両及び電力伝送システム |
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