JP2016062939A - 描画装置および描画方法、ならびに物品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】スループットの点で有利な描画装置を提供する。
【解決手段】この描画装置は、描画データに基づいて複数の荷電粒子線で基板に描画を行うものであり、基板を保持して可動の保持部と、複数の荷電粒子線を基板上で走査するための偏向器と、偏向器による主走査と保持部の移動による副走査とを制御する制御部と、を有し、制御部は、複数の荷電粒子線の副走査の方向における間隔に基づいて、描画データを変更する。
【選択図】図4
【解決手段】この描画装置は、描画データに基づいて複数の荷電粒子線で基板に描画を行うものであり、基板を保持して可動の保持部と、複数の荷電粒子線を基板上で走査するための偏向器と、偏向器による主走査と保持部の移動による副走査とを制御する制御部と、を有し、制御部は、複数の荷電粒子線の副走査の方向における間隔に基づいて、描画データを変更する。
【選択図】図4
Description
本発明は、複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置および描画方法、ならびに物品の製造方法に関する。
電子ビームなどの荷電粒子線の偏向走査およびブランキングを制御することで基板に描画を行う描画装置が知られている。この描画装置は、光露光方式に替わる次世代のパターン形成技術の1つとして採用されうる。この描画装置の一例として、複数の荷電粒子線を用いて基板に描画(パターン形成)を行うマルチビーム方式の描画装置がある。
特許文献1は、複数のビームを第1規則性で配列しているビーム配列を、さらに第2規則性で複数配列し、そのビーム配列群を偏向走査することで、基板上の各ストライプ領域に描画を行う方法を開示している。また、特許文献2は、欠陥ビームによるストライプ領域の不完全な描画を、正常なビーム(群)での2回目以降の描画により補償する描画方法を開示している。
例えば、回転したビーム群が存在する場合、そのビーム群の回転角に合わせて基板を回転させると、回転していない他のビーム群では目的とする描画ができなくなる。よって、この場合、回転したビーム群は、異常なビーム群として、基板に到達しないよう遮蔽されうる。そのようにビーム群を遮蔽した場合に、特許文献2に開示されているような補償描画を行うと、スループットが大幅に低下しうる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えばスループットの点で有利な描画装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、描画データに基づいて複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、基板を保持して可動の保持部と、複数の荷電粒子線を基板上で走査するための偏向器と、偏向器による主走査と保持部の移動による副走査とを制御する制御部と、を有し、制御部は、複数の荷電粒子線の副走査の方向における間隔に基づいて、描画データを変更することを特徴とする。
本発明によれば、例えばスループットの点で有利な描画装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。
まず、本発明の一実施形態に係る描画装置の構成について説明する。本実施形態において説明する描画装置は、複数の荷電粒子線を偏向させ、かつ、荷電粒子線のブランキング(照射のOFF)を個別に制御することで、所定のパターン(像)を基板上の所定の位置に描画するマルチビーム方式を採用する。ここで、荷電粒子線(以下、単に「ビーム」という。)とは、電子線(電子ビーム)やイオン線(イオンビーム)などをいう。図1は、本実施形態に係る描画装置1の構成を示す概略図である。なお、図1では、基板6に対するビーム4のノミナルの照射方向にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内に互いに直交するX軸およびY軸を取っている。そして、X方向およびY方向は、基板6の表面に平行で互いに直交し、例えば、Y方向は、第1方向として、基板6が基板ステージ7により移動される方向としうる。この場合、X方向は、第2方向として、偏向器16によりビーム4が偏向走査される方向としうる。
描画装置1は、荷電粒子線源2と、クロスオーバー3から発散したビーム4をさらに複数のビーム4に分割、偏向および結像させる光学系5と、基板6を保持する基板ステージ7と、描画装置1の各構成要素の動作などを制御する制御部8とを備える。ここで、ビーム4は、大気圧雰囲気ではすぐに減衰するため、また高電圧による放電を防止するため、荷電粒子線源2や光学系5などの各構成要素は、真空排気系により内部圧力が調整された不図示の真空容器の内部に設置される。また、被処理体としての基板6は、例えば、単結晶シリコンからなるウエハであり、表面上には感光性のレジストが塗布されている。
荷電粒子線源2は、熱や電界の印加によりビーム4を放出する機構である。荷電粒子線源2としては、ビーム4を電子ビームと想定するならば、例えば、電子放出材としてLaB6またはBaО/W(ディスペンサーカソード)などを含む、いわゆる熱電子型の電子源ユニットが採用される。なお、図中では、クロスオーバー3から発散されたビーム4の軌道を点線で示している。
光学系5は、荷電粒子線源2から放射されたビーム4を基板6上に投影する投影系である。この光学系5は、荷電粒子線源2の側から順に、コリメーターレンズ10、アパーチャアレイ11、コンデンサーレンズアレイ12、および、複数のパターン開口アレイ13を含む。さらに、光学系5は、ブランキング偏向器アレイ14、ブランキング絞り15、偏向器16および対物レンズアレイ17を含む。まず、コリメーターレンズ10は、クロスオーバー3で発散したビーム4を集束(平行化)させて、所望の大きさを持った面積ビームとする電磁レンズまたは静電レンズである。
アパーチャアレイ11は、マトリクス状に配列された複数の開口11a(第1の開口群)を有する開口部材であり、コリメーターレンズ10からほぼ垂直に入射したビーム4を複数に分割する。図1には、ビーム4の入射側から見たアパーチャアレイ11の平面形状の概略図を示している。ここで、基板6の表面に平行で互いに直交するX、Y方向をそれぞれX2、Y2方向とし、M2、N2をそれぞれ自然数とする。複数の開口11aは、X2方向に沿ってピッチPX2で並ぶN2個の開口を含む列(N2列)が、Y2方向に沿ってピッチPY2でM2行(M2行)存在し、かつ、各行の先頭の開口のX2方向における位置がPX2ピッチの(1/M2)ずつずれて配置されている。以下、このアパーチャアレイ11における(M2×N2)個の開口11aの配列の規則性を第2規則性という。
コンデンサーレンズアレイ12は、円形状の開口を有する3枚の電極板(図中では3枚の電極板を一体で示している)から構成されるコンデンサーレンズを配置し、それぞれのビーム4をパターン開口アレイ13に配列されている開口に入射させる。
パターン開口アレイ13は、複数の開口13a(第2の開口群)を有し、入射してきた各ビーム4をさらに複数に分割してサブビーム(以下、簡単のために「ビーム4」と表記を統一する。)を形成する。図1には、図示されているアパーチャアレイ11の平面形状(開口11aの配置)に対応した、ビーム4の入射側から見たパターン開口アレイ13の平面形状の概略図を示している。各ビーム4は、コンデンサーレンズアレイ12上に配列されているコンデンサーレンズを通過した後、パターン開口アレイ13上に第2規則性で配列されている開口13aに入射する。ここで、基板6の表面に平行で互いに直交するX、Y方向をそれぞれX1、Y1方向とし、M1、N1をそれぞれ自然数とする。複数の開口13aは、X1方向に沿ってピッチPX1で並ぶN1個の開口を含む列(N1列)が、Y1方向に沿ってピッチPY1でM1行(M1行)存在し、かつ、各行の先頭の開口のX1方向における位置がPX1ピッチの(1/M1)ずつずれて配置されている。以下、このパターン開口アレイ13における(M1×N1)個の開口13aの配列の規則性を第1規則性という。なお、図1に示す例では、アパーチャアレイ11およびパターン開口アレイ13に配置されている各開口11a、13aの形状は、矩形としているが、任意の形状でよい。
ブランキング偏向器アレイ14は、マトリクス状に配置された複数のブランキング偏向器(静電型ブランカー)を有し、各ビーム4を個別に遮蔽可能とする。各ブランキング偏向器は、それぞれに対応したビーム4を偏向させるか否か、すなわち下流側に配置されているブランキング絞り15で所望のビーム4を遮蔽するかしないかにより基板6に到達するビーム4を選択する。偏向器16は、基板ステージ7の移動に同期して、アパーチャアレイ11およびパターン開口アレイ13の各開口11a、13aを通過したビーム4を、基板ステージ7の移動方向とは直交する方向に一括して偏向可能とする。以下、偏向器16により偏向されたことによるビーム4の走査を「主走査」という。また、対物レンズアレイ17は、偏向器16を通過したビーム4を基板6上に結像させる。
基板ステージ7は、基板6を、例えば静電吸着により保持しつつ、少なくともX、Y方向に可動の保持部である。基板ステージ7の移動位置は、不図示のレーザー干渉計(測長器)などにより実時間で計測される。以下、基板ステージ7が移動したことによるビーム4の走査を「副走査」という。また、基板ステージ7は、例えばその表面に、基板ステージ7上に向けて照射されるビーム4を検出する検出部18を有する。ここで、検出部18の検出面の高さは、基板ステージ7に載置されている状態の基板6の表面(基板面)の高さとおおよそ等しくなるよう予め設定されている。
制御部8は、主制御系20と、ブランキング制御回路21と、偏向器制御回路22と、演算回路23と、ステージ制御回路24とを含む。主制御系20は、例えばコンピュータなどで構成され、各制御回路に回線を介して接続され、プログラムなどに従って描画装置1の各構成要素を統括的に制御しうる。制御部8は、少なくとも、ブランキング制御回路21、偏向器制御回路22およびステージ制御回路24を制御しうる。ブランキング制御回路21は、ブランキング偏向器アレイ14に含まれる複数のブランキング偏向器を個別に制御する。偏向器制御回路22は、偏向器16を制御する。演算回路23については、以下で詳説する。また、ステージ制御回路24は、レーザー干渉計による位置計測を参照して基板ステージ7の位置決めを制御する。
演算回路23は、検出部18が検出した結果(出力)と、検出部18がその結果を得たときに上記のレーザー干渉計が計測した座標位置とに基づいて、基板面(基板面に相当する検出面)におけるビーム4の位置(情報)を求めうる。また、演算回路23は、求めた少なくとも1本以上のビーム4の位置に基づいて、該ビーム4が含まれる配列について、基板面における回転、直交度ずれ、倍率、または、系統的でないビーム位置ずれといったビーム配列特性も求めうる。また、主制御系20は、演算回路23による演算結果に基づいて、各ビーム4の描画データや、偏向器16が各ビーム4を偏向走査する方向を補正しうる。
次に、描画装置1による描画動作について説明する。まず、図2および図3は、描画装置1の描画時の基本動作を説明する図である。図2および図3では、一例として、アパーチャアレイ11には4行8列の開口11aが第2規則性で配置され、かつ、1つのパターン開口アレイ13には4行4列の開口13aが第1規則性で形成されていると想定している。すなわち、この場合、M1=4、N1=4、M2=4、N2=8である。描画装置1は、このような構成により、第1規則性を有する開口13aに対応して16本のビームの配列(ビーム配列)を、第2規則性を有する開口11aに対応して32個配列した配列群(ビーム配列群)を生成しうる。結果として、描画装置1は、計512本のビーム4を用いて描画を行う。
図2(a)は、基板6上に設定された描画パターンPに対して割り当てられる各ビーム4を示す概略平面図である。各ビーム4は、描画パターンPに応じて各グリッド点(Xa方向およびYa方向のピッチ(グリットピッチ)がそれぞれGX、GY)でのON(オン)が割り当てられる。以下、Xa方向およびYa方向は、グリット配列の座標系を示し、基板6の表面に平行で互いに直交するものとする。
図2(b)は、1つのパターン開口アレイ13からのビーム配列(各ビーム4の集合)が、偏向器16による1回の偏向走査により基板6上に描く軌跡(像)を示す概略平面図である。以下、Xb方向およびYb方向は、開口13aの配列(第1規則性)の座標系を示し、基板6の表面に平行で互いに直交しており、特にYb方向は、開口13aの開口位置を等間隔ピッチBYに結像できる方向とする。ストライプを描画するとき、基板ステージ7は、Yb方向に連続的に移動し、一方、偏向器16は、各ビーム4をXb方向に沿って軌跡を描くように偏向走査させる。このとき、各ビーム4の描く軌跡のYb方向の間隔は、ビームピッチBYとなる。また、Xa、Ya方向とXb、Yb方向とがそれぞれ等しいとすると、ブランキング偏向器アレイ14は、各ビーム4のブランキングを、グリッドピッチGXで規定されるグリッド点ごとに制御する。なお、説明の簡単化のために、結像される1つの軌跡のYb方向の大きさ(幅)は、グリッドピッチGYと一致しているものとする。
図3(a)は、1つのビーム配列が複数回の偏向走査により基板6上に描く軌跡を示す概略平面図である。基板ステージ7と偏向器16とが図2(b)に示す動作を連続的に繰り返すことで、基板6上にはストライプ領域SAが描画される。具体的には、基板ステージ7は、Yb方向に連続的に移動し、一方、偏向器16は、各ビーム4のXb方向への偏向走査を、破線の矢印で示すようなYb方向の偏向幅DPでのフライバックを介して順次繰り返す。この動作により、基板6上には、Yb方向に沿ってステージ移動方向とは逆方向に、太線枠で示すような各ビーム4の像で埋め尽くされた幅SWのストライプ領域SAが描画されることになる。ここで、ストライプ領域SAの形成条件としては、K、L、Nを自然数とし、1つのパターン開口アレイ13からのビーム4の本数をN2とすると、以下の式(1)〜(3)をすべて満たすものとなる。
N2=K×L+1 (1)
BY=GY×K (2)
DP=(K×L+1)×GY=N2×GY (3)
このうち、式(1)を満足するKを式(2)に適用してビームピッチBYを決めることで、製造面で限界があるアパーチャアレイ11の開口や各ブランキング偏向器の間隔の微細化によらずに、グリッドピッチGYの微細化を実現しうる。グリットピッチGYの微細化により、描画装置1は、さらに微細なパターンを描画できることになる。さらに、式(3)により偏向幅DPを決めることで、ストライプ領域SAでは、どの部分についてもグリッドピッチGYでの描画が可能となる。なお、図3(a)の例では、K=5、L=3、N=4である。
N2=K×L+1 (1)
BY=GY×K (2)
DP=(K×L+1)×GY=N2×GY (3)
このうち、式(1)を満足するKを式(2)に適用してビームピッチBYを決めることで、製造面で限界があるアパーチャアレイ11の開口や各ブランキング偏向器の間隔の微細化によらずに、グリッドピッチGYの微細化を実現しうる。グリットピッチGYの微細化により、描画装置1は、さらに微細なパターンを描画できることになる。さらに、式(3)により偏向幅DPを決めることで、ストライプ領域SAでは、どの部分についてもグリッドピッチGYでの描画が可能となる。なお、図3(a)の例では、K=5、L=3、N=4である。
図3(b)は、複数のビーム4が基板6上に描く軌跡を示す概略平面図であり、各ストライプ領域SAの位置関係を説明している。以下、Xd方向およびYd方向は、開口11aの配列(第2規則性)の座標系を示し、基板6の表面に平行で互いに直交しており、特にXd方向は、ビーム配列群中の各ビーム配列を等間隔ピッチSWに結像できる方向とする。また、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ等しい、すなわち、特に副走査の方向であるYb方向とYd方向とが一様であるとする。この場合、各ビーム4は、Xd方向に沿って軌跡を描くように偏向走査され、基板6上には、Yd方向に沿ったストライプ領域SAが描画されることになる。また、各ストライプ領域の幅がピッチSWと等しいならば、描画装置1は、Yd方向の先頭位置が互いに異なるM2本のストライプ領域SAを1周期とし、それをN2周期分隣接させる描画を行う。なお、図3(b)では、各ストライプ領域SAの先頭位置には丸印を付しており、特にこのような白抜きの丸印は、基板6上にビーム4が照射されている状態を示している。これにより、基板6上には、(M2×N2)本のストライプ領域SAで隙間なく埋め尽くされた描画領域EAが、Yd方向に沿ってステージ移動方向とは逆方向に描画されることになる。なお、図3(b)の例では、M2=4、N2=8である。さらに、基板ステージ7の移動位置を計測するレーザー干渉計の光軸は、Xd方向およびYd方向と略一致していることが望ましい。
ここで、基板面において、回転に係るずれ、直交度に係るずれ、倍率に係るずれ、または、系統的でないビーム位置に係るずれなどを生じさせる特性を有するビーム配列が存在する場合がある。このようなビーム配列が存在すると、ストライプ領域SAの一部には、所望の状態と比較して変化が表れ、より具体的には、ビーム軌跡が重なったことで生じる濃淡が周期的に表れるため、望ましくない。これに対して、従来の描画装置は、そのようなビーム配列を異常なビーム配列として遮蔽し、その後、遮蔽されたビーム配列が描画するはずであったストライプ領域の抜けの部分を描画し補償することなどを行っている。しかしながら、そのような補償を行うということは、異常なビーム配列が存在しない場合に比べて描画時間が増え、結果的にスループットが増加する。そこで、本実施形態に係る描画装置1は、上記のような特性を有するビーム配列が存在する場合には、そのようなビーム配列を遮蔽することなく、以下のように描画データや偏向走査方向を補正することで対応する。
図4は、描画装置1における描画制御(描画方法)の第1例を説明するための概略図である。第1例では、特に回転成分を持ったビーム配列に対して描画データを補正する。ここで、ビーム配列が回転成分を持つとは、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ一致していない、すなわち、副走査の方向であるYb方向とYd方向とが一様とみなせずに、Xb、Yb方向がXd、Yd方向に対してそれぞれある傾きを持つことをいう。
まず、図4(a)は、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。ビーム配列が回転成分を持っている状態で、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、各ビーム4が描く軌跡のYd方向の間隔は、等間隔にならない。したがって、複数回のフライバックで描画されるストライプ領域SA(ビーム4の軌跡が重なり合った領域)には、軌跡の重なりの濃淡が生じる。そして、複数回のフライバックが同一の偏向幅DPで行われるので、この濃淡は、ビーム配列の回転成分に応じてYd方向に一定の周期性を持つ。
一方、図4(b)は、ビーム配列が図4(a)に示すような状態にある場合に適用しうる描画データの補正を説明する図である。ここでは、主制御系20は、演算回路23が求めたビーム配列特性、すなわちビーム配列の回転成分による濃淡に応じて、Yd方向に沿ったラインパターンを描画するためのラインデータLD1をラインデータLD2に補正している。ラインデータLD1は、グリッドピッチGX、GYで規定されるメッシュを用いて、各メッシュの黒白でビームのON/OFFを表現する。補正後のラインデータLD2は、特定された濃淡と同じ周期で、Yd方向に応じてXd方向データを間引いたり付け加えたりして生成される。図4(b)に示す例では、回転成分の影響を受けてラインデータLD1に基づいて描画したのでは濃くなる部分を、ラインデータLD2に基づいて描画すればより薄くなるよう、ラインデータLD2ではOFFの部分を多くしている。一方、回転成分の影響を受けてラインデータLD1に基づいて描画したのでは薄くなる部分を、ラインデータLD2に基づいて描画すればより濃くなるよう、ラインデータLD2ではONの部分を多くしている。このように描画データを補正することで、描画装置1は、ビーム配列の回転成分による濃淡があっても、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを、可能な限り一様にすることができる。
図5は、描画装置1における描画制御の第2例を説明するための概略図である。第2例は、特に回転成分を持ったビーム配列に対して偏向方向および描画データを補正する。第1例による方法では、各ビーム4の軌跡の重なりを補正できる範囲が、グリッドピッチGXや各ビーム4のYb方向の大きさに起因して有限である。そこで、このように第1例の方法による補正に限界がある場合には、以下のように偏向方向の補正を併用してもよい。
まず、図5(a)は、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。この場合、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とはそれぞれ一致していないが、Xb方向に軌跡を描くよう偏向方向を補正すれば、各ビーム4の描く軌跡のYb方向の間隔が等間隔となる。一般にこの状態であれば、複数回のフライバックを行うことで、各ビーム4の軌跡が一定の割合で重なり合ったストライプ領域SAをYd方向に沿って描画することができる。しかしながら、このように偏向方向を補正しても、元の描画データ自体がそのままであると、偏向方向が補正されたビーム配列により描画するストライプ領域SAは、歪んだパターンとなり、望ましくない。
一方、図5(b)は、ビーム配列が図5(a)に示すような状態にある場合に適用しうる偏向方向および描画データの補正を説明する図である。ここでは、主制御系20は、演算回路23が求めたビーム配列特性、すなわち偏向方向の補正による歪みに応じて、Yd方向に沿ったラインパターンを描画するためのラインデータLD1をラインデータLD3に補正している。補正後のラインデータLD3は、Xa方向の位置に応じて、Ya方向データをシフトして生成される。図5(b)に示す例では、偏向方向の補正の影響を受けてラインデータLD1に基づいて描画したのでは濃くなる部分を、ラインデータLD3に基づいて描画すればより薄くなるよう、ラインデータLD3ではOFFの部分を偏向方向に合わせて多くしている。このように描画データを補正することで、描画装置1は、偏向方向の補正による歪みがあっても、ストライプ領域SAに所望のパターンを描画することができる。
なお、図5では、各ビーム4が描く軌跡をXb方向と一致させているが、偏向方向の補正量によっては、その軌跡の間隔が等間隔とならず、回転成分の補正残差が生じうる。この場合、主制御系20は、偏向方向の補正量による歪みに応じたデータ補正に加えて、回転成分の補正残差量に応じた第1例と同様のデータ補正を実行する。すなわち、主制御系20は、回転成分による補正量を、偏向方向の補正量によって調整することができる。また、それぞれのビーム配列は、偏向器16により一括で偏向走査されるので、偏向方向を補正するということは、着目したビーム配列の回転成分を調整するとともに、本来は回転成分を持っていなかったビーム配列にも回転成分を持たせることになる。この場合、主制御系20は、ビーム配列群に含まれるすべてのビーム配列について、回転成分が限界値を超えないように偏向方向の補正量を選択すれば、すべてのビーム配列を異常とみなさずに描画を実行させることができる。
図6は、描画装置1における描画制御の第3例を説明するための概略図である。第3例では、特に直交度ずれ成分を持ったビーム配列に対して描画データを補正する。ここで、ビーム配列が直交度ずれ成分を持つとは、例えば、Xb方向とXd方向とが一致していない、または、Yb方向とYd方向とが一致していない、すなわち、副走査の方向であるYb方向とYd方向とが一様とみなせないことをいう。
まず、図6(a)は、Yb方向とYd方向とは一致しているが、Xb方向とXd方向とが一致していない場合を想定した、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。ビーム配列が直交度ずれ成分を持っている状態で、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、各ビーム4が描く軌跡のYd方向の間隔は、等間隔にならず、第1例と同様の状況が生じうる。この場合には、描画装置1は、第1例と同様に描画データを補正することにより、ビーム配列の直交度ずれ成分による濃淡があっても、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを一様にすることができる。
一方、図6(b)は、Xb方向とXd方向とは一致しているが、Yb方向とYd方向とが一致していない場合を想定した、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。ビーム配列が直交度ずれ成分を持っている状態で、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、各ビーム4が描く軌跡のXd方向の間隔は、等間隔にならず、第1例と同様の状況が生じうる。この場合にも、描画装置1は、第1例と同様に描画データを補正することにより、ビーム配列の直交度ずれ成分による濃淡があっても、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを一様にすることができる。
図7は、描画装置1における描画制御の第4例を説明するための概略図であり、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。第4例では、特に倍率成分を持ったビーム配列に対して描画データを補正する。ビーム配列が倍率成分を持っている状態で、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、各ビーム4が描く軌跡のYd方向の間隔は、等間隔となる。しかしながら、複数回のフライバックが同一の偏向幅DPで行われるため、ストライプ領域SAには軌跡の重なりの濃淡が生じる。端的にいえば、ビーム配列が倍率成分を持つと、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ一致していても、ストライプ領域SAに軌跡の重なりの濃淡が生じる場合がある。この場合も、描画装置1は、第1例と同様に描画データを補正することにより、ビーム配列の倍率成分による濃淡があっても、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを一様にすることができる。
図8は、描画装置1における描画制御の第5例を説明するための概略図である。第5例では、特に、系統的でないビーム位置ずれがあるビーム配列に対して描画データを補正する。ここで、系統的でないビーム位置ずれとは、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ一致していても、いわゆるランダムに生じうるXd位置ずれやYd位置ずれのことをいう。
まず、図8(a)は、ビーム配列にXd位置ずれが生じているビーム4が含まれていると想定した、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。なお、図中、Xd位置ずれが生じているビーム4が描く軌跡を黒塗りで表記している。ここで、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ一致しているので、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、各ビーム4が描く軌跡のYd方向の間隔は、等間隔となる。この場合、系統的でないビーム位置ずれのうちの特定方向のずれを補正しうる従来の方法を用いて対応(補正)可能である。
一方、図8(b)は、ビーム配列にYd位置ずれが生じているビーム4が含まれていると想定した、偏向器16による1回の偏向走査によって基板6に描かれるビーム配列の軌跡を示す図である。なお、図中、Yd位置ずれが生じているビーム4が描く軌跡を黒塗りで表記している。ここで、Xb、Yb方向とXd、Yd方向とがそれぞれ一致していたとしても、Xd方向に軌跡を描くよう偏向走査されると、Yd位置ずれが生じているビーム4の描く軌跡がYd方向にシフトする。したがって、各ビーム4の描く軌跡のYd方向間隔は、等間隔にならず、第1例と同様の状況が生じうる。この場合、描画装置1は、第1例と同様に描画データを補正することにより、ビーム配列にYd位置ずれが生じているビーム4が含まれることによる濃淡があっても、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを一様にすることができる。
このように、描画装置1は、基板面(基板面に相当する平面)において、回転、倍率、直交度ずれ、または、系統的でないビーム位置ずれで表される特性を有するビーム配列を異常なビーム配列とみなさずに、基板に所望の像を描画できる。したがって、上記のような特性を有するビーム配列が存在しても、描画装置1は、スループットへの影響を極力抑えることができる。さらに、描画装置1は、特に系統的でないビーム位置ずれのうちの特定方向のずれに関してのみならず、特定方向以外のずれに関しても対応可能であるという利点もある。
以上のように、本実施形態によれば、例えばスループットの点で有利な描画装置を提供することができる。
なお、上記説明では、偏向器16として、ブランキング絞り15を通過した各ビーム4を一括して偏向走査させる偏向器を採用するものとした。しかしながら、本発明はこれに限定するものではなく、偏向器16として、各ビーム配列に個別に対応した複数の偏向器を第2規則性で2次元配列した偏向器アレイを採用するものとしてもよい。描画装置1がこのような偏向器アレイを有する場合、主制御系20は、演算回路23による演算結果に基づいて、各ビーム4の描画データや、偏向器16が各ビーム4を偏向走査する方向をビーム配列ごとに個別に補正しうる。したがって、描画装置1は、例えば、回転成分を持ったビーム配列に対して第1例または第2例で説明したような補正を行うことで、ストライプ領域SAにおける各ビーム4の軌跡の重なりを一様にすることができる。
また、上記説明では、検出部18がビーム4を検出し、演算回路23による演算結果に基づいて、補正手段である主制御系20がビーム配列特性を取得し、各ビーム4の描画データや、偏向器16が各ビーム4を偏向走査する方向を補正するものとした。ただし、本発明は、これに限定されず、ビーム配列特性が予め特定されているのであれば、描画装置1は、あらためて検出部18を用いてビーム4を検出し、演算回路23により演算して求める必要はない。この場合、主制御系20は、すでに特定されているビーム配列特性をそのまま取得した上で、各ビーム4の描画データや、偏向器16が各ビーム4を偏向走査する方向を補正するものとしてもよい。
(物品の製造方法)
本発明の実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、半導体デバイスなどのマイクロデバイスや微細構造を有する素子などの物品を製造するのに好適である。該製造方法は、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の描画装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、該工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含みうる。さらに、該製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージングなど)を含みうる。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
本発明の実施形態に係る物品の製造方法は、例えば、半導体デバイスなどのマイクロデバイスや微細構造を有する素子などの物品を製造するのに好適である。該製造方法は、感光剤が塗布された基板の該感光剤に上記の描画装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、該工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含みうる。さらに、該製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージングなど)を含みうる。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1 描画装置
7 基板ステージ
8 制御部
16 偏向器
20 主制御系
7 基板ステージ
8 制御部
16 偏向器
20 主制御系
Claims (11)
- 描画データに基づいて複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、
前記基板を保持して可動の保持部と、
前記複数の荷電粒子線を前記基板上で走査するための偏向器と、
前記偏向器による主走査と前記保持部の移動による副走査とを制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記複数の荷電粒子線の前記副走査の方向における間隔に基づいて、前記描画データを変更することを特徴とする描画装置。 - 前記制御部は、前記間隔が一様とみなせない場合、前記描画データを変更することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
- 前記荷電粒子線を検出する検出部を有し、
前記制御部は、前記検出部の出力に基づいて前記間隔の情報を得ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の描画装置。 - 荷電粒子線源と、
前記偏向器を含み、前記荷電粒子線源により放出された荷電粒子線から前記複数の荷電粒子線を生成する光学系と、
を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の描画装置。 - 前記制御部は、前記複数の荷電粒子線に回転に係るずれがある場合、前記描画データを変更することを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
- 前記制御部は、前記複数の荷電粒子線に直交度に係るずれがある場合、前記描画データを変更することを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
- 前記制御部は、前記複数の荷電粒子線に倍率に係るずれがある場合、前記描画データを変更することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
- 前記制御部は、前記複数の荷電粒子線のうちの1つに前記副走査の方向における系統的でない位置ずれがある場合、前記描画データを変更することを特徴とする請求項2に記載の描画装置。
- 前記制御部は、さらに前記偏向器による前記複数の荷電粒子線の走査方向を変更することを特徴とする請求項5に記載の描画装置。
- 複数の荷電粒子線の偏向による主走査と基板の移動による副走査とにより、描画データに基づいて、前記複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画方法であって、
前記複数の荷電粒子線の前記副走査の方向における間隔に基づいて、前記描画データを変更することを特徴とする描画方法。 - 請求項1ないし請求項9のうちいずれか1項に記載の描画装置または請求項10に記載の描画方法を用いて基板に描画を行う工程と、
前記工程で描画を行われた前記基板を現像する工程と、
を含むことを特徴とする物品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014187233A JP2016062939A (ja) | 2014-09-16 | 2014-09-16 | 描画装置および描画方法、ならびに物品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016062939A true JP2016062939A (ja) | 2016-04-25 |
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ID=55798126
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016062939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10607812B2 (en) | 2017-12-26 | 2020-03-31 | Nuflare Technology, Inc. | Multiple charged particle beam writing apparatus, and multiple charged particle beam writing method |
-
2014
- 2014-09-16 JP JP2014187233A patent/JP2016062939A/ja active Pending
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