JP2016054815A - ハーネス型安全帯の装着形状保持プレート - Google Patents
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Abstract
Description
このようなことから、近年ではハーネス型安全帯を使用することが増加してきた。
しかしながら、ベルトは硬いので作業者の体にフィットし難く、又ベルト端部と肌の接触による擦れで肌が傷つくことがあった。しかも、ベルトが硬いのでいつもゴワゴワした感じであり、装着感はよくなかった。
この形状記憶部材は、ばね鋼、硬鋼線材、形状記憶合金などの金属性ワイヤー芯や形板、ポリアミド、ポリカーボネートなどの樹脂性ワイヤー芯や形板であり、その芯材が曲がったり、劣化して形状保持特性が失われることがある。このような場合、ハーネス型安全帯としての機能は満たしているので、引き続いて形状保持機能がないままのハーネス型安全帯を継続して使用していた。このため、作業前に毎回、煩わしい思いをしたまま、ハーネス型安全帯を装着していた。
装着形状保持プレートは、背部リング部に着脱できる取付部と、取付部から所定長延尺したベルト支持片とから構成される。
装着形状保持プレートを取り付けることでハーネス型安全帯の背部リング部近辺の装着形状が保持されることを特徴とするハーネス型安全帯の装着形状保持プレートである。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置して、取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置してベルト抱持片でベルトを抱持する。
取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置して、ベルト抱持片でベルトを抱持することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されるものである。
この背部リング部75とは、肩掛けベルト71,71を連結環77に挿通して交差させるとともに、固定板76に設けたベルト挿通孔761、762、763に挿通し、さらにそれぞれのベルトを振り分けてX字構成孔764、764’に挿通することで位置決めした箇所である。
装着形状保持プレート1の取付部10は、互いに相対する突出片11、11と、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762、763若しくは、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’、若しくはその両方の孔で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間とから構成される。突出部形成空間は、ベルト支持片の延尺方向により形状が異なるので、実施例ごとに記載する。
第1−1実施例は、図1及び図4に示すように、2本のベルト支持片30、30が取付部10から肩掛けベルト71、71に沿って、略ベルト幅で両肩方向へV字形状に延尺している。この延尺長さは、肩部の湾曲開始地点近傍から肩部のトップ地点までの長さとする。
突出部形成空間13(図4参照)は、図1の肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所を収納できる大きさである。
突出部形成空間は、図6に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’で位置決めした箇所を収納できる大きさである。(図4に示す、第1−1実施例の突出部形成空間13の形状を参照のこと。)
突出部形成空間は、図7に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762、763とX字構成孔764、764’で位置決めした箇所を収納できる大きさである。(図4に示す、第1−1実施例の突出部形成空間13の形状を参照のこと。)
図2は、図1のC−C断面図である。また、参考の為、図4(装着形状保持プレート)にも、図1のC−C線と同様の箇所にC’−C’線を記載した。図2に示すように、ベルト支持片30が人体側(図2、図3のM側)に位置するように配置して、図1に示すように肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所が取付部10の突出部形成空間13に収納される。
図1及び図2に示すように、突出片11、11を固定板76と連結環77の間に左右から挿入することで、装着状態保持プレート1は背部リング部75に取り付けることができる。
第1−2実施例において、背部リング部75に取り付けた状態で連結環77を持ち上げると、図示しないが、ベルト支持片30は、ハーネス型安全帯70の重量により撓んで、装着状態における肩位置ではないが、固定板76の上部とベルト支持片30により肩掛けベルト71、71は湾曲形状となる。
第1−3実施例において、上記と同様に連結環77を持ち上げると、ベルト支持片30はハーネス型安全帯70の重量を受けることから撓んで、肩掛けベルト71、71は湾曲形状となる。
このように、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート1を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
また、アルミ材など変形が元に戻る弾性率の高い金属や、合成ゴム、金属とポリエチレンを重合したものを使用してもよい。
第1実施例と第2実施例は、装着形状保持プレートの取付部の形態が異なるがベルト支持片の形状は同一であり、図8に示すように、第2−1実施例のベルト支持片は取付部から両肩部方向へ所定長延尺し、図示しないが、第2−2実施例では取付部から左右腰部方向へ所定長延尺し、第2−3実施例では取付部から両肩部及び左右腰部方向へ所定長延尺した構造である。
図10は図8のD矢視で、連結部材22を拡大している。この連結部材22はハーネス型安全帯70の固定板86に設けた複数の爪係止溝861と、装着形状保持プレート2の取付部20に設けた爪222とから構成され、爪222を爪係止溝861に挿入することで、取付部20と固定板86が連結できる方法である。
爪係止溝861は、両側に係止辺862、862を有し、矩形形状である。
爪222は、取付部20に直立して形成された柔軟性を有する片持ち梁型フック形状であり、爪係止溝861の係止辺862に引っ掛かる抜止片224を有する。
また、取付部20には、図8に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761,762で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間を有する。(この形状は、図4に示す第1−1実施例の突出部形成空間13を参照のこと。)
図示しないが、第2−2実施例、第2−3実施例においても、第2−1実施例と同様の方法で装着形状保持プレート2を取り付けることができる。
この結果、第2実施例においても、第1実施例と同様、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート2を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は図9に示すように、湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
図12に示すように、第3実施例の装着形状保持プレート3の取付部10は、第1実施例と同様、互いに対向する突出片11、11と、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762、763若しくは、ベルト挿通孔763とX字構成孔764、764’、若しくはその両方の孔で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間とから構成される。突出部形成空間は、ベルト支持片の延尺方向により形状が異なるのである。
ベルト支持片40の構成は第1実施例及び第2実施例と異なるが、ベルト支持片の延尺方向は第1実施例及び第2実施例と同様である。
このベルト支持片40は、肩掛けベルト71が挿入できる大きさの肩ベルト挿入孔43と、肩ベルト挿入孔43の両側のベルト支持片40の長さ方向に対して直角に位置しているベルト把持辺45、45と、ベルト把持辺45、45の中央に位置し、ベルト把持辺45、45方向に互いに相対する抱持片41、41とから構成される。
第3−2実施例と第3−3実施例のベルト支持片の延尺方向は図示しないが、第3−2実施例は第1−2実施例、第3−3実施例は第1−3実施例と同様であり、第3−2実施例は、取付部から左右腰部方向へ所定長延尺し、第3−3実施例では取付部から両肩部及び左右腰部方向へ所定長延尺した構造である。
また、第3−1実施例の取付部10の突出部形成空間は、第1−1実施例と同様(図4参照)、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761、762を収納できる形状とする。
図示しないが、第3−2実施例の突出部形成空間は第1−2実施例と同様の形状であり、第3−3実施例の突出部形成空間は
第1−3実施例と同様の形状である。
図12および図13に示すように、ベルト支持片40が肩掛けベルト71の外側(図13のO側)に位置するように配置して、肩掛けベルト71、71が重合し、ベルト挿通孔761、762で位置決めした箇所を取付部10の突出部形成空間に挿入する。この突出部形成空間は図示していないが、その形状は図4と同様である。
突出片11、11を固定板76と連結環77の間に左右から挿入し、ベルト支持片40の肩ベルト挿入孔43に肩掛けベルト71を挿入し、ベルト把持辺45、45とベルト抱持片41、41で把持することで、装着形状保持プレート3はハーネス型安全帯70に取り付けることができる。
図14に示すように、第4実施例の装着形状保持プレート4の取付部20は、第2実施例と同様で、連結部材22はハーネス型安全帯70の固定板86に設けた複数の爪係止溝861(図10参照)と、装着形状保持プレート4の取付部20に設けた爪222(図10参照)とから構成され、爪222を爪係止溝861に挿入することで、取付部20と固定板86が連結できる構造である。
また、取付部20は、第2実施例と同様、図8に示すように、肩掛けベルト71、71が重合し、固定板76のベルト挿通孔761,762で位置決めした箇所を収納できる大きさの突出部形成空間を有する。
この結果、第4実施例においても、第1実施例、第2実施例、第3実施例と同様、ハーネス型安全帯70に装着形状保持プレート4を装着すると、ハーネス型安全帯70の肩掛けベルト71、71は湾曲形状になって左右の腕を入れる箇所、および両方の腿を緊縛するベルト(腿掛けベルト73)が明確となり、ハーネス型安全帯が装着しやすくなる。
2 装着形状保持プレートの第2実施例
3 装着形状保持プレートの第3実施例
4 装着形状保持プレートの第4実施例
10 取付部
11 突出片
13 突出部形成空間
20 取付部
22 連結部材
222 爪
224 抜止片
25 突出部形成空間
30 ベルト支持片
40 ベルト支持片
41 ベルト抱持片
43 肩ベルト挿入孔
45 ベルト把持辺
70 ハーネス型安全帯
71 肩掛けベルト
73 腿掛けベルト
75 背部リング部
76 固定板
761 ベルト挿通孔
762 ベルト挿通孔
763 ベルト挿通孔
764 X字構成孔
77 連結環
86 固定板
861 爪係止溝
862 係止辺
Claims (6)
- 2本のベルトの中間部を背部にて交差させ、交差箇所に連結環を挿通して固定板で位置決めした背部リング部を設け、当該ベルトの一端を肩部を越して胸前より腰部へ延ばした肩掛けベルト部と、ベルトの他端を交差箇所から腰部を通過して腿部へ延ばして腿を緊縛する腿掛けベルト部を構成し、腰部で互いのベルト部を連結した構成のハーネス型安全帯の背部リング部に配置する装着形状保持プレートであって、
前記装着形状保持プレートは、背部リング部に着脱できる取付部と、取付部から所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
前記装着形状保持プレートを取り付けることでハーネス型安全帯の背部リング部近辺の装着形状が保持されることを特徴とするハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。 - 前記装着形状保持プレートは、合成樹脂、金属、合成ゴム、重合紙、あるいはそれらの複合材で、ハーネス型安全帯の重量に抗して所定湾曲形状を保持することを特徴とする請求項1に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
- 前記装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置し、
取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。 - 前記装着形状保持プレートは、前記固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺したベルト支持片とから構成され、
前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトと人体の間に配置することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。 - 前記装着形状保持プレートは、互いに相対する突出片を有する取付部と、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成され、
前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置してベルト抱持片でベルトを抱持し、
取付部の突出片を2本のベルトの交差箇所と前記固定板の間に挿入して取り付けることでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。 - 前記装着形状保持プレートは、前記固定板と取付部を連結部材によって連結し、取付部からベルトに沿って肩部方向、あるいは腰部方向、あるいは肩部および腰部方向へ所定長延尺し、互いに相対してベルトを抱持するベルト抱持片を有するベルト支持片とから構成され、
前記装着形状保持プレートのベルト支持片をベルトの人体側の面、あるいは外側の面に配置して、ベルト抱持片でベルトを抱持することでハーネス型安全帯の装着時の形状が保持されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のハーネス型安全帯の装着形状保持プレート。
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