JP2016046853A - 回転電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸方向の小型化を図るとともに締結部材の数を減らすことができる回転電機を提供する。【解決手段】ダイカストにより円筒状に形成され、軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路20を有するハウジング12と、ハウジング12における冷媒流路20の開口部20eをメタルガスケット30を介して塞ぐフロントプレート13と、ハウジング12内において回転可能に支持されたロータ17と、ハウジング12内において固定されたステータ16と、フロントプレート13とハウジング12の冷媒流路20の底部47とに軸力を発生させてハウジング12の端面における冷媒流路20の外径側および内径側とフロントプレート13とのシール面に面圧を発生させるボルトとを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、回転電機に関するものである。
車両駆動用モータの冷却構造として、内方にロータやステータを配置している円筒状のハウジングに冷媒流路を有し、鋳物によりハウジングに冷媒流路が形成されたものが提案されている。ハウジングに形成される冷媒流路は、モータの主発熱部であるステータ外周を囲うように配置されており、これにより適切な冷却が行われる。このような冷媒流路を有するハウジングは、通常、鋳物の中子を用いて成形されるため、量産性に劣り、コスト高の要因となる。これに対しダイカストによりハウジングを形成することが行われている(例えば、特許文献1)。
ところで、ダイカストによりハウジングを形成する場合において、ハウジングの端面にはガスケットを介してプレートがボルト等で締結され、ガスケットにより冷媒流路の開口部が塞がれる。このように、冷媒流路は片側が開口する構造となっており、ガスケットの面圧を確保してシール性を確保するため、ハウジング端面における冷媒流路の開口部の内径側と外径側にそれぞれボルト穴を配設する必要があるとともにボルト締結用のボス部の配置のため体格が大きくなってしまう。
本発明の目的は、軸方向の小型化を図るとともに締結部材の数を減らすことができる回転電機を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、ダイカストにより円筒状に形成され、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路を有するハウジングと、前記ハウジングにおける冷媒流路の開口部をシール部材を介して塞ぐ蓋部材と、前記ハウジング内において回転可能に支持されたロータと、前記ハウジング内において固定されたステータと、前記蓋部材と前記ハウジングの前記冷媒流路の底部とに軸力を発生させて前記ハウジングの端面における前記冷媒流路の外径側および内径側と前記蓋部材とのシール面に面圧を発生させる締結部材と、を備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、冷媒流路の開口部を塞ぐ際に、締結部材により、蓋部材とハウジングの冷媒流路の底部とに軸力を発生させてハウジングの端面における冷媒流路の外径側および内径側と蓋部材とのシール面に面圧が発生する。これによりシール部材の面圧を確保してシール性が確保される。つまり、ハウジングの端面における冷媒流路の内径側と外径側にそれぞれボルト穴を配設する必要がなくなり、軸方向の小型化を図るとともに締結部材の数を減らすことができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の回転電機において、前記締結部材が前記冷媒流路内に配置されているとよい。
請求項3に記載のように、請求項2に記載の回転電機において、前記締結部材が前記冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口との間に形成される仕切部分に配置されているとよい。
請求項3に記載のように、請求項2に記載の回転電機において、前記締結部材が前記冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口との間に形成される仕切部分に配置されているとよい。
請求項4に記載のように、請求項1に記載の回転電機において、前記締結部材が前記冷媒流路外に配置されているとよい。
請求項5に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、前記締結部材は、ボルトであるとよい。
請求項5に記載のように、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、前記締結部材は、ボルトであるとよい。
本発明によれば、軸方向の小型化を図るとともに締結部材の数を減らすことができる。
以下、本発明を回転電機としてのモータ(回転電動機)に具体化した一実施形態を説明する。なお、本実施形態のモータは、駆動軸の回転駆動力を減速機を介して駆動輪に伝達するために車両に搭載されるものである。
図1に示すように、モータ11は、円筒状のハウジング12と、ハウジング12の一端開口部12aを閉塞する円板状のフロントプレート13と、ハウジング12の他端開口部12bを閉塞する円板状のリヤプレート14を備えている。ハウジング12、フロントプレート13およびリヤプレート14は金属材料(例えばアルミニウム)により形成されるとともに、ダイカスト成形で製造されている。よって、低コストでハウジング12、フロントプレート13およびリヤプレート14を生産できる。
ハウジング12内には駆動軸15が収容されている。駆動軸15の出力端側(一端側)は、第1軸受Be1を介してフロントプレート13に突設された円筒状の第1軸支部131に回転可能に支持されている。また、駆動軸15の反出力端側(他端側)は、第2軸受Be2を介してリヤプレート14に突設された円筒状の第2軸支部141に回転可能に支持されている。駆動軸15の出力端は、フロントプレート13を貫通して外へ突出している。駆動軸15の出力端には、図示しない変速機が取り付けられている。また、駆動軸15の出力端側には、変速機を駆動させる際に、変速機側から駆動軸15に作用するラジアル荷重が駆動軸15の反出力端側に比べて大きいため、このラジアル荷重に耐え得ることができるように、第1軸受Be1が第2軸受Be2に比べて大きくなっている。また、フロントプレート13の外周部には、モータ11を変速機側へ取り付けるための環状のフランジ13aが形成されている。
ハウジング12内においてステータ(固定子)16が固定されている。ステータ16は、ハウジング12の他端開口部12bを介してハウジング12内に挿入されるとともに、ステータコア16aが焼き嵌めによってハウジング12の内周面に固定されている。ステータ16は、ハウジング12の内周面に固定された環状のステータコア16aのティース(図示せず)にコイル16bが捲回されて構成されている。ステータコア16aにおける駆動軸15の軸方向の両端面からはコイルエンド16cが突出している。ステータコア16aは、磁性体(電磁鋼板)を複数枚積層することで構成されている。
ハウジング12内においてロータ(回転子)17が回転可能に支持されている。詳しくは、ステータ16の内側には駆動軸15と一体回転するロータ17が配設されている。ロータ17は、駆動軸15に止着されたロータコア17aと、ロータコア17aに埋設された複数の永久磁石17bとから構成されている。ロータコア17aは、磁性体(電磁鋼板)を複数枚積層することで構成されている。
駆動軸15の反出力端側には、駆動軸15の外周面から駆動軸15の径方向外側に突出する円環状のフランジ部15aが形成されている。そして、ロータコア17aにおける駆動軸15の反出力端側の端面は、フランジ部15aに接触している。さらに、駆動軸15の外周面において、ロータコア17aにおける駆動軸15の出力端側の端面と第1軸受Be1との間には、固定部材18(例えばナット)が配設されている。固定部材18は、駆動軸15の出力端側から駆動軸15の外周面に取り付けられている。そして、ロータコア17aは、固定部材18とフランジ部15aとの間で挟み込まれており、駆動軸15の軸方向への移動が規制されている。
駆動軸15の外周面とフロントプレート13との間には環状のオイルシール19が配設されている。オイルシール19は、第1軸受Be1よりも駆動軸15の出力端側に位置している。そして、このオイルシール19により、駆動軸15の外周面とフロントプレート13との間を介した外部からモータ内部への異物の侵入が防止されている。
ハウジング12には、駆動軸15の軸方向に延びるとともにステータ16およびロータ17を取り囲む環状の冷媒流路(ウォータジャケット)20が形成されている。冷媒流路20は、内径側の内壁面20aと外径側の内壁面20bを有する。また、冷媒流路20は、図2に示すように冷媒入口20cと冷媒出口20dを有する。さらに、図1に示すように冷媒流路20は駆動軸15の出力端側に開口部20eを有する。
冷媒流路20内にはモータ11を冷却する冷媒が流れる。冷媒として冷却水を用いている。冷媒流路20は、駆動軸15の軸方向において、駆動軸15の出力端側に開口するとともに、駆動軸15の反出力端側で閉塞している。ここで、ハウジング12はダイカスト成形で製造されるので、冷媒流路20は、金型内に金属材料(アルミニウム)の溶湯を注入し、金属材料の溶湯が固化した後に、金型を容易に引き抜くことができるように、開口側に向かうにつれて拡径している。つまり、型抜きのために冷媒流路20には勾配がついている。
このようにして、ハウジング12は、ダイカストにより円筒状に形成され、片側の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路20を有する。そして、冷媒流路20の開口部20eはシール部材としてのメタルガスケット30を介してフロントプレート13により塞がれ、メタルガスケット30により冷媒流路20の冷媒は封止されている。よって、本実施形態では、フロントプレート13は、ハウジング12における冷媒流路20の開口部20eをメタルガスケット30を介して塞ぐ蓋部材に相当する。
図1に示すように、リヤプレート14は、ボルト31によりハウジング12に取り付けられている。
図1に示すように、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒入口管21が設けられ、冷媒入口管21から冷媒が冷媒流路20に供給される。また、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒出口管22が設けられ、冷媒流路20を通過した後の冷媒が冷媒出口管22に排出される。
図1に示すように、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒入口管21が設けられ、冷媒入口管21から冷媒が冷媒流路20に供給される。また、リヤプレート14には冷媒流路20に連通する冷媒出口管22が設けられ、冷媒流路20を通過した後の冷媒が冷媒出口管22に排出される。
冷媒流路20は周方向に延びており、図2,3に示すように、周方向における一部に軸方向に延びる仕切部23が設けられている。図2に示すように、冷媒流路20には軸方向における一側面において冷媒入口20cと冷媒出口20dが離間した位置に設けられている。そして、冷媒入口20cから入った冷媒は、冷媒流路20における他側面に向かって流れるとともに周方向に沿って流れ、冷媒出口20dから出ていく。
図1,2に示すように、締結部材としてのボルト41,42,43,44,45,46を備える。ハウジング12における冷媒流路20の底面(軸方向奥側)には、ボルト穴48が形成されている。フロントプレート13を貫通して軸方向に延びるボルト41,42,43,44,45,46がボルト穴48に螺入されている。フロントプレート13の締結用のボルト41,42,43,44,45,46は、冷媒流路20内に配置されており、冷媒流路20における径方向中央部に配置されている。ボルト41〜46はステンレス製である。各ボルト41〜46は、駆動軸15の周方向において等間隔をおいて配置されている。
ボルト41,42,43,44,45,46により、フロントプレート13と、ダイカストにより成形されたハウジング12の冷媒流路20の底部47とに軸力を発生させてハウジング12の端面における冷媒流路20の外径側(端面12c)および内径側(端面12d)とフロントプレート13とのシール面に面圧を発生させている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
ハウジング12の冷媒流路20は片側開口で開口面がシール面であり、シール面に対して、反対側の肉にボルト穴48を設けて冷媒流路20の内径・外径の両側に面圧をかけてシールする。即ち、軸方向における冷媒流路20の底部47とフロントプレート13との間で軸方向に延びるボルト41〜46により軸力でシール面圧がかけられる。よって、冷媒流路20の開口部20eを塞ぐ際に、ボルト41〜46により、フロントプレート13とハウジング12の冷媒流路20の底部47とに軸力を発生させてハウジング12の端面における冷媒流路20の外径側(端面12c)および内径側(端面12d)とフロントプレート13とのシール面に面圧が発生する。
ハウジング12の冷媒流路20は片側開口で開口面がシール面であり、シール面に対して、反対側の肉にボルト穴48を設けて冷媒流路20の内径・外径の両側に面圧をかけてシールする。即ち、軸方向における冷媒流路20の底部47とフロントプレート13との間で軸方向に延びるボルト41〜46により軸力でシール面圧がかけられる。よって、冷媒流路20の開口部20eを塞ぐ際に、ボルト41〜46により、フロントプレート13とハウジング12の冷媒流路20の底部47とに軸力を発生させてハウジング12の端面における冷媒流路20の外径側(端面12c)および内径側(端面12d)とフロントプレート13とのシール面に面圧が発生する。
図6は比較のためのモータの断面図である。図6において、フロントプレート13は、冷媒流路20よりも内径側に複数配置される締結部材としての内径側ボルト100および冷媒流路20よりも外径側に複数配置される締結部材としての外径側ボルト101によりハウジング12に取り付けられている。各内径側ボルト100および各外径側ボルト101は、駆動軸15の周方向において等間隔をおいて配置されている。
図6においては、ボルト100,101の締結に伴いF10,F11で示す力でハウジングを引っ張って力F12,F13で押し付けることによりシールする。冷媒流路20は片側が開口する構造となっており、メタルガスケット30の面圧を確保してシール性を確保するため、ハウジング12の端面における冷媒流路20の内径側と外径側にそれぞれボルト穴を配設する必要があるとともにボルト締結用のボス部の配置のため体格が大きくなってしまう。詳しくは、図6において、内径側ボルト100の締結用のボス部が、径方向に厚さt1だけ、軸方向に長さL1だけ張り出している。図6において、外径側ボルト101の締結用のボス部が、径方向に厚さt2だけ、軸方向に長さL2だけ張り出している。
本実施形態では、図1に示すように冷媒流路20の径方向中央部かつ軸方向奥側にボルト穴48を配置しボルト41〜46を螺入する。図1においてF1で示す力でハウジング12を引っ張ることで力F2,F3の両方同時に押し付けることによりシールする。これによりメタルガスケット30の面圧を確保してシール性が確保される。つまり、ハウジング12における冷媒流路20での反開口側の内径側と外径側が連結されている部分、即ち冷媒流路20の底面(底部47)にボルト穴48を配設することでハウジング12における冷媒流路20の内径側と外径側に均等にボルト軸力が伝達され、フロントプレート13のシール面圧が確保される。
図1において、シール性能を確保しながら、ボルト本数の半減できる。詳しくは、図6の場合には外径側ボルト101が例えば7本、内径側ボルト100が例えば7本の計14本必要であるが、図1,2の場合にはボルトは6本でよい。つまり、図6におけるハウジング12の端面における冷媒流路20の内径側と外径側に、それぞれ、ボルト穴を配設する必要がなくなる。これにより、図6でのボルト100,101の締結用のボス部における軸方向への張り出し部分の長さL1,L2分を不要にでき、軸方向の小型化が図られる。また、図6でのボルト100,101の締結用のボス部における径方向への張り出し部分の厚さt1,t2分を不要にでき、径方向の小型化が図られる。さらに、締結部材としてのボルトの数を減らすことができる。
またハウジング強度として、締結部材としてのボルトも強度部材として機能するので、従来構造に比べて内壁面20a,20b等を従来より薄くすることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)モータ11の構成として、ハウジング12とフロントプレート13とロータ17とステータ16を備える。さらに、フロントプレート13とハウジング12の冷媒流路20の底部47とに軸力を発生させてハウジング12の端面における冷媒流路20の外径側および内径側とフロントプレート13とのシール面に面圧を発生させるボルト41,42,43,44,45,46を備えた。よって、軸方向の小型化を図るとともに締結部材の数を減らすことができる。また、径方向にも小型化することができる。
(2)ボルト41,42,43,44,45,46が冷媒流路20内に配置されている。よって、径方向の小型化を図ることができる。
(3)締結部材は、ボルト41,42,43,44,45,46であるので、軸力がかけやすい。
(3)締結部材は、ボルト41,42,43,44,45,46であるので、軸力がかけやすい。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・図3に代わる図4に示すように冷媒流路20での周方向における冷媒入口20cと冷媒出口20dの間の短い方に冷媒の仕切部材を兼ねるボルト49を通してもよい。つまり、ボルト49が冷媒流路20における冷媒入口20cと冷媒出口20dとの間に形成された仕切部分に配置されていてもよい。なお、この場合他のボルトの部分よりも流路面積を小さくするように内壁面20a,20bや底部47の形状を変えると良い。図2では仕切部23により剛性が変わるが、図4のように仕切りをボルト49で構成することにより剛性の均一化を図ることができる。このようにして、ボルト49は、冷媒流路20における冷媒入口20cと冷媒出口20dとの間に形成される仕切部分に配置することによって、仕切部をダイカストのみで形成する場合よりも強度の均一化を図ることができる。
・図3に代わる図4に示すように冷媒流路20での周方向における冷媒入口20cと冷媒出口20dの間の短い方に冷媒の仕切部材を兼ねるボルト49を通してもよい。つまり、ボルト49が冷媒流路20における冷媒入口20cと冷媒出口20dとの間に形成された仕切部分に配置されていてもよい。なお、この場合他のボルトの部分よりも流路面積を小さくするように内壁面20a,20bや底部47の形状を変えると良い。図2では仕切部23により剛性が変わるが、図4のように仕切りをボルト49で構成することにより剛性の均一化を図ることができる。このようにして、ボルト49は、冷媒流路20における冷媒入口20cと冷媒出口20dとの間に形成される仕切部分に配置することによって、仕切部をダイカストのみで形成する場合よりも強度の均一化を図ることができる。
・図1に代わり図5に示すように冷媒流路20の外径側をボルト51が通っており、冷媒流路20の反開口側に配設されたボス部50に形成したボルト穴52にボルト51を螺入してフロントプレート13を締結固定してもよい。即ち、冷媒流路20の底部53に対し外径側に突出するボス部50を設け、ボルト51を、フロントプレート13を貫通してボス部50のボルト穴52に螺入して締結固定してもよい。
このように、締結部材としてのボルト51が冷媒流路20外に配置されている構成としてもよい。この場合、ボルト51の腐食が生じにくくなるとともに、冷媒の流れにおいて圧力損失を低減できる。具体的には、冷媒流路20の径方向中央部にボルトを配置することで冷媒流路20に冷媒が流れるときの圧力損失に余裕がない時、例えばポンプ能力が小さい時に有用である。また、図6でのボルト100,101の締結用のボス部における軸方向への張り出し部分の長さL1,L2分を不要にでき、軸方向に小型化できる。さらに、フロントプレート13でのボルト51が通る孔周辺のシールが不要になる。
・ハウジング12の冷媒流路20は、軸方向の一方の端面、即ち、片面に開口していたが、両面に開口していてもよい。要は、ハウジング12は、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路(20)を有する構成であればよい。
・締結部材はボルトに限ることなく、例えばリベットでもよい。
11…モータ、12…ハウジング、13…フロントプレート、16…ステータ、17…ロータ、20…冷媒流路、20c…冷媒入口、20d…冷媒出口、30…メタルガスケット、41…ボルト、42…ボルト、43…ボルト、44…ボルト、45…ボルト、46…ボルト、47…底部、49…ボルト、51…ボルト、53…底部。
Claims (5)
- ダイカストにより円筒状に形成され、少なくとも軸方向の一方の端面において周方向に沿って開口する冷媒流路を有するハウジングと、
前記ハウジングにおける冷媒流路の開口部をシール部材を介して塞ぐ蓋部材と、
前記ハウジング内において回転可能に支持されたロータと、
前記ハウジング内において固定されたステータと、
前記蓋部材と前記ハウジングの前記冷媒流路の底部とに軸力を発生させて前記ハウジングの端面における前記冷媒流路の外径側および内径側と前記蓋部材とのシール面に面圧を発生させる締結部材と、
を備えたことを特徴とする回転電機。 - 前記締結部材が前記冷媒流路内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記締結部材が前記冷媒流路における冷媒入口と冷媒出口との間に形成される仕切部分に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の回転電機。
- 前記締結部材が前記冷媒流路外に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
- 前記締結部材は、ボルトであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機。
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