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JP2016045784A - 注文登録処理装置及び注文登録処理プログラム - Google Patents

注文登録処理装置及び注文登録処理プログラム Download PDF

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Yosuke Okawa
洋介 大川
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Abstract

【課題】1台の注文登録処理装置を使用して複数の顧客が容易に商品を注文できる注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムを提供する。【解決手段】注文登録処理装置は、情報を入出力する入出力部と、商品ごとに前記商品に関する情報を格納する商品マスタと、入出力部に表示される、商品を注文するためのメニュー画面を覗き込む顧客の顔を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した画像に基づいて認識した顧客の顔の数と方向に基づいて、メニュー画面を顧客の顔の数だけ方向に対応させて入出力部に表示させる制御部と、を備える。【選択図】図14

Description

本発明の実施形態は、注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムに関する。
近年では例えば飲食店においてタブレット型の注文登録処理装置を用いて顧客が自ら商品を注文するシステムが導入されている。
このタブレット型端末は、タッチパネルなどの表示装置にメニューを表示し、顧客からの指示に従って注文を入力し、入力された注文をオーダーエントリーシステムに送信する。
オーダーエントリーシステムは受信したオーダーを調理場にあるキッチン端末に表示し、調理担当者に注文された商品の調理を指示する。
このシステムは多品種の商品を簡単な操作によって顧客に提示できるというメリットがある。しかし、従来の注文登録処理装置は1台あたりメニューを一つしか表示することができず、複数の顧客が1台の注文登録処理装置を使用して注文する場合には順番に操作せざるを得ないため、顧客にとって注文操作が煩わしいものとなっていた。
特開2011−170799号公報
従って、1台の注文登録処理装置を使用して複数の顧客が容易に商品を注文できる注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムが求められている。
上記の課題を解決するために、本発明の一実施形態は、情報を入出力する入出力部と、商品ごとに前記商品に関する情報を格納する商品マスタと、入出力部に表示される、商品を注文するためのメニュー画面を覗き込む顧客の顔を撮像する撮像部と、撮像部が撮像した画像に基づいて認識した顧客の顔の数と方向に基づいて、メニュー画面を顧客の顔の数だけ方向に対応させて入出力部に表示させる制御部と、を備える注文登録処理装置を提供する。
注文登録処理装置を含む注文処理システムの構成を示すブロック図である。 POS端末の構成を示すブロック図である。 管理端末の構成を示すブロック図である。 オーダー端末の構成を示すブロック図である。 ハンディーターミナルの構成を示すブロック図である。 オーダーサーバの構成を示すブロック図である。 キッチン端末の構成を示すブロック図である。 オーダー端末の平面図である。 商品マスタのデータ構成を示す図である。 トランザクションファイルのデータ構成を示す図である。 オーダーファイルのデータ構成を示す図である。 注文処理システムの動作を示すフローチャートである。 メニュー画面の例を示す図である。 オーダー端末入出力部に表示される三つのメニュー画面の例を示す図である。
以下、注文登録処理装置及び注文登録処理プログラムの一実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、注文登録処理装置を含む注文処理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、注文処理システムは、POS(point of sales)端末10と、管理端末20と、注文登録処理装置であるオーダー端末30と、ハンディーターミナル40と、オーダーサーバ50と、キッチン端末60と、を備える。注文処理システムは例えばレストランなどの飲食店において使用される。
POS端末10、オーダーサーバ50、及びキッチン端末60は、LAN(local area network)1などの通信回線を介して互いに接続する。さらに管理端末20、オーダー端末30、及びハンディーターミナル40はLAN1に接続された無線ルータ2を介して互いに接続する。
POS端末10は、販売情報を登録、処理し、一取引ずつ会計処理を行う。販売情報には、顧客ごとの商品の売り上げ明細の情報が含まれる。
管理端末20は、店舗の管理者によって使用され、調理の進行状況や人員配置、顧客の着席状況などを表示する。
オーダー端末30は、顧客の各テーブルに配置され、メニューを表示するとともに顧客からの注文の入力を受け付ける。オーダー端末30は入力した注文情報をオーダーサーバ50に送信する。
ハンディーターミナル40は店員用の端末である。ハンディーターミナル40は、注文の入力を行うほか、顧客の来店の登録であるチェックインと、顧客によって注文された商品の配膳完了の入力を行う。
ハンディーターミナル40は入力された情報をオーダーサーバ50に送信する。
オーダーサーバ50は、受信した注文情報に基づいてキッチン端末60に調理指示を送信する。また、配膳完了をハンディーターミナルから受信した場合、注文情報を売り上げ情報としてPOS端末10に送信する。
キッチン端末60は、オーダーサーバ50から受信した注文情報に基づいて、調理指示を出力する。
オーダー端末30は注文履歴の中から指定された商品の注文をオーダーサーバ50に送信する。
図2は、POS端末10の構成を示すブロック図である。図2に示すように、POS端末10は、POS制御部101と、POS記憶部102と、POS入出力部103と、POS通信部104と、を備える。
POS制御部101は演算装置であるCPU(central processing unit)を含む。
POS記憶部102はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。POS記憶部102は、商品マスタ102Aと、トランザクションファイル102Bと、を格納する。
POS記憶部102は、注文登録処理プログラムを格納し、POS制御部101はPOS記憶部102から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
商品マスタ102Aは、商品に固有に割り当てられる商品IDごとに、商品名、単価を含む商品情報を格納する。
トランザクションファイル102Bは、オーダーサーバ50から受信した売り上げ情報を一取引ごとに格納する。
POS入出力部103は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
POS通信部104は、LAN1に接続し、通信を行う。
図3は、管理端末20の構成を示すブロック図である。図3に示すように、管理端末20は、管理端末制御部201と、管理端末記憶部202と、管理端末入出力部203と、管理端末通信部204と、を備える。
管理端末制御部201は、演算装置であるCPUを含む。
管理端末記憶部202はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。管理端末記憶部202は、注文登録処理プログラムを格納し、管理端末制御部201は管理端末記憶部202から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
管理端末入出力部203は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
管理端末通信部204は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
図4は、オーダー端末30の構成を示すブロック図である。図4に示すように、オーダー端末30は、オーダー端末制御部301と、オーダー端末記憶部302と、オーダー端末入出力部303と、オーダー端末通信部304と、オーダー端末撮像部305と、を備える。
オーダー端末制御部301は、演算装置であるCPUを含む。
オーダー端末記憶部302はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。オーダー端末記憶部302は、商品マスタ102Aと同じ内容を格納する商品マスタ302Aと、注文情報を格納するオーダー入力ファイル302Bと、を記憶する。
オーダー端末記憶部302は、注文登録処理プログラムを格納し、オーダー端末制御部301はオーダー端末記憶部302から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
オーダー端末入出力部303は、例えばタッチパネルなどの入出力装置を含む。
オーダー端末通信部304は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
オーダー端末撮像部305は、例えばCCDカメラなどを用いることができ、オーダー端末30のオーダー端末入出力部303が設置される面に、すなわち、オーダー端末入出力部303に表示されるメニューを覗き込む顧客の顔を撮像できる位置に配置される。
オーダー端末30は、コンピュータ、特にタブレット端末を用いることができる。また、オーダー端末30は、オーダー端末入出力部303をテーブルの天板部分に有する、いわゆるコミュニケーションテーブルを使用することもできる。
図5は、ハンディーターミナル40の構成を示すブロック図である。図5に示すように、ハンディーターミナル40は、ハンディー端末制御部401と、ハンディー端末記憶部402と、ハンディー端末入出力部403と、ハンディー端末通信部404と、を備える。
ハンディー端末制御部401は、演算装置であるCPUを含む。
ハンディー端末記憶部402はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。ハンディー端末記憶部402は、商品マスタ102Aと同じ内容を格納する商品マスタ402Aと、注文情報を格納するオーダー入力ファイル402Bと、を記憶する。
ハンディー端末記憶部402は、注文登録処理プログラムを格納し、ハンディー端末制御部401はハンディー端末記憶部402から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
ハンディー端末入出力部403は、タッチパネル、ディスプレイ、キーボードなどの入出力装置を含む。
ハンディー端末通信部404は、無線ルータ2を介してLAN1に接続し、通信を行う。
図6は、オーダーサーバ50の構成を示すブロック図である。図6に示すように、オーダーサーバ50は、オーダーサーバ制御部501と、オーダーサーバ記憶部502と、オーダーサーバ入出力部503と、オーダーサーバ通信部504と、を備える。
オーダーサーバ制御部501は、演算装置であるCPUを含む。
オーダーサーバ記憶部502はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。オーダーサーバ記憶部502は、注文情報を格納するオーダーファイル502Aを記憶する。
オーダーサーバ記憶部502は、注文登録処理プログラムを格納し、オーダーサーバ制御部501はオーダーサーバ記憶部502から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
オーダーサーバ入出力部503は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
オーダーサーバ通信部504はLAN1に接続し、通信を行う。
図7は、キッチン端末60の構成を示すブロック図である。図7に示すように、キッチン端末60は、キッチン端末制御部601と、キッチン端末記憶部602と、キッチン端末入出力部603と、キッチン端末通信部604と、を備える。
キッチン端末制御部601は、演算装置であるCPUを含む。
キッチン端末記憶部602はメモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。キッチン端末記憶部602は、注文情報を格納するオーダーファイル602Aを記憶する。
キッチン端末記憶部602は、注文登録処理プログラムを格納し、キッチン端末制御部601はキッチン端末記憶部602から注文登録処理プログラムを順次読み出して実行する。
キッチン端末入出力部603は、ディスプレイ、キーボード、マウスなどの入出力装置を含む。
キッチン端末通信部604はLAN1に接続し、通信を行う。
図8は、オーダー端末30の平面図である。図8に示すように、オーダー端末30は、オーダー端末入出力部303と、オーダー端末入出力部303が設置される面に配置されるオーダー端末撮像部305と、を備える。
オーダー端末30は、オーダー端末撮像部305をオーダー端末入出力部303に表示されるメニューを覗き込む顧客の顔を撮像できる位置に有する。
図9は、商品マスタ102Aのデータ構成を示す図である。図9に示すように、商品マスタ102Aは、商品に固有に割り当てられる識別子である「商品ID」と、取扱い部門を示す「部門」と、商品の名称を示す「商品名」と、商品の1単位量当たりの価格を示す「単価」と、を格納する。
各データの例は、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「料理A」、単価が「580」である。
図10は、トランザクションファイル102Bのデータ構成を示す図である。図10に示すように、トランザクションファイル102Bは、「テーブルNo.」と、「伝票No.」と、「商品ID」と、「部門」と、「商品名」と、「単価」と、「数量」と、を格納する。
「テーブルNo.」はテーブルに固有に割り当てられる識別子である。「伝票No.」は一取引に固有に割り当てられる識別子である。「数量」は売り上げが立った数量を示す。
各データの例は、テーブルNo.が「08」、伝票No.が「102」、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「料理A」、単価が「580」、数量が「2」である。
オーダー入力ファイル402Bのデータ構成はトランザクションファイル102Bのデータ構成と同様である。
図11は、オーダーファイル502A及び602Aのデータ構成を示す図である。図11に示すように、オーダーファイル502A及び602Aは、「テーブルNo.」と、「伝票No.」と、「商品ID」と、「部門」と、「商品名」と、「単価」と、「数量」と、「注文時間」と、「ステータス」と、「調理担当」と、を格納する。
「数量」は注文された商品の数量を示す。「注文時間」は当該商品が注文された時間である。「ステータス」は進行状況を示す識別子である。「調理担当」は当該商品の調理担当者の識別子である。
各データの例は、テーブルNo.が「08」、伝票No.が「102」、商品IDが「20123」、部門が「02」、商品名が「料理A」、単価が「580」、数量が「2」、注文時間が「18:40」、ステータスが「配膳完了」、調理担当が「11」である。
図12は、注文処理システムの動作を示すフローチャートである。図12に示すように、ステップ1201において、ハンディーターミナル40のハンディー端末制御部401は、オペレータの指示に基づいて顧客が入店して着席したことを示すデータであるチェックインデータをオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1202において、オーダーサーバ50のオーダーサーバ制御部501はハンディーターミナル40からチェックインデータを受信する。オーダーサーバ制御部501はテーブルNo.に伝票No.を割り当てて以降の受注をハンディーターミナル40及びオーダー端末30に許可する。
ステップ1203において、オーダー端末30のオーダー端末制御部301はオーダー端末入出力部303のタッチパネルにメニュー画面1301を表示する。顧客の指示に従って、オーダー端末制御部301は入力された注文を注文情報としてオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1204において、オーダーサーバ制御部501は注文情報を受信する。オーダーサーバ制御部501は受信した注文情報を、キッチン端末60に送信する。
ステップ1205において、キッチン端末60のキッチン端末制御部601はキッチン端末入出力部603のディスプレイに注文情報に基づいて調理指示を含むオーダー画面を表示する。
ステップ1206において、キッチン端末制御部601は調理担当者の指示に基づいて調理開始を示すデータを入力し、調理を開始した旨の情報をオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1207において、オーダーサーバ制御部501は調理を開始した旨の情報と、を受信する。オーダーサーバ制御部501は受信した調理を開始した旨の情報をオーダーファイル502Aに格納する。
ステップ1208において、キッチン端末制御部601は調理が終了した商品について調理終了を示すデータを調理担当者の指示に基づいて入力し、テーブルNo.及び伝票No.とともに商品IDごとに調理終了を示すデータをオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1209において、オーダーサーバ制御部501は調理終了を示すデータを受信する。オーダーサーバ制御部501は、受信したテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDに基づいてオーダーファイル502Aを検索し、該当するデータのステータスに調理終了を示すデータを格納する。
ステップ1210において、ハンディー端末制御部401はオペレータの指示に基づいて配膳を完了した旨のデータをテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDとともにオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1211において、オーダーサーバ制御部501は配膳完了を示すデータを受信する。オーダーサーバ制御部501は、受信したテーブルNo.、伝票No.、及び商品IDに基づいてオーダーファイル502Aを検索し、該当するデータのステータスに配膳完了を示すデータを格納する。
ステップ1212において、管理端末20の管理端末制御部201は、管理者の指示に基づいて進行状況の確認を指示するデータをオーダーサーバ50に送信する。
ステップ1213において、オーダーサーバ制御部501は、現在チェックイン中の伝票No.のデータを進行状況データとしてオーダーファイル502Aから読み出し、応答として管理端末20に送信する。
管理端末制御部201は、受信した進行状況データに基づいて管理画面を管理端末入出力部203のディスプレイ乃至タッチパネルに表示する。管理端末制御部201は管理画面にフロアの状況及び注文の処理状況を表示する。
図13は、メニュー画面1301の例を示す図である。図13に示すように、メニュー画面1301は、商品のカテゴリーを示すカテゴリーボタン1302と、メニューを分割表示させる旨を指示するための分割ボタン1303と、選択されたカテゴリーに属する商品の一覧を表示するメニュー詳細欄1304と、を含む。
ここで、分割表示とは、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の人の顔の配置に基づいて、オーダー端末入出力部303にメニュー画面1301を認識した顔の数に対応する数だけ、認識した顔の方向に合わせて表示させることをいう。
メニュー詳細欄1304は、「商品の写真」、「商品名」、「値段」、及び当該商品の注文を指示する「注文する」ボタンを含む。
メニュー画面1301は、初期画面に戻ることを指示する「TOP」ボタン1305と、注文を追加する旨を指示する「注文する」ボタン1306と、当日既に注文した注文履歴を表示させるための「注文履歴」ボタン1307と、を表示する。メニュー画面1301は、さらに、注文した商品のステータスの表示を指示する「調理状況」ボタン1308と、店員の呼び出しを指示する「店員呼出」ボタン1309と、一取引を終了して会計を指示する「お会計」ボタン1310と、を表示する。
オーダー端末制御部301は、「注文履歴」ボタン1306の押下によって注文履歴を表示した場合、キャンセルボタンをさらに表示し、顧客の指示により指定された商品のキャンセル受け付けることもできる。
オーダー端末制御部301は、分割ボタン1303が押下されたと判定した場合、オーダー端末撮像部305によってオーダー端末入出力部303に表示されるメニュー画面1301を覗き込む顧客の顔を、所定期間ごと、例えば1秒ごとに撮像する。
オーダー端末制御部301は、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像を顔認識し、何人の人の顔が、どの方向に撮像されたかを判定する。
顔認識は公知の顔認識アルゴリズムを使用できる。具体的には、顔の輪郭を判定し、顔の輪郭の中の目、鼻、口を判定し、顔の輪郭の中の目、鼻、口の配置から人の顔であるか否かを判定する。
オーダー端末制御部301は、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の人の顔の配置に基づいて、オーダー端末入出力部303にメニュー画面1301を認識した顔の数に対応する数だけ表示させる。
オーダー端末制御部301は、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の人の顔の配置に基づいて、オーダー端末入出力部303にメニュー画面1301を認識した顔の数に対応する数だけ、認識した顔の方向に合わせて表示させる。
具体的には、オーダー端末制御部301は、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の上下方向に二つの顔を認識した場合、メニュー画面1301をオーダー端末入出力部303に上下方向に並べて、しかもオーダー端末入出力部303の上に表示するメニュー画面1301は180°反転させて表示する。
従って、二人の顧客は同時にそれぞれオーダー端末30を用いて商品を注文することが可能となる。
図14は、オーダー端末入出力部303に表示される三つのメニュー画面1301の例を示す図である。図14に示すように、オーダー端末制御部301は、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の上下方向に二つの顔を、左右のいずれか一方、例えば右側に一つの顔を認識した場合、図14に示すようにメニュー画面1301を三つ表示させる。
すなわちオーダー端末制御部301は、メニュー画面1301オーダー端末入出力部303に上下方向に並べて、しかもオーダー端末入出力部303の上に表示するメニュー画面1301は180°反転させて表示する。さらに、オーダー端末制御部301は、上下方向に並べて表示したメニュー画面1301の残りの顔が認識された方向にメニュー画面1301を90°回転させて並べて表示させる。
従って、三人の顧客は同時にそれぞれオーダー端末30を用いて商品を注文することが可能となる。
オーダー端末制御部301は、さらに多くのメニュー画面1301をオーダー端末入出力部303に認識した顔の数に対応する数だけ、認識した顔の方向に合わせて表示させることができる。
オーダー端末制御部301は、複数のメニュー画面1301をオーダー端末入出力部303に表示した場合に商品の注文の指示があった場合、表示させたメニュー画面1301ごとに固有の識別子である枝番を発行する。オーダー端末制御部301は注文の入力に使用されたメニュー画面1301ごとに対応させて伝票No.に枝番を付加し、新たな伝票番号として選択入力された商品に関する注文情報を生成してオーダー入力ファイル402Bに格納する。
従って、顧客は会計時に枝番ごとに個別に会計することも、枝番を除いた伝票No.ごとに一括して会計することも可能となる。
以上述べたように、本実施形態の注文登録処理装置は、オーダー端末制御部301が、オーダー端末撮像部305によって撮像された画像内の人の顔の配置に基づいて、オーダー端末入出力部303にメニュー画面1301を認識した顔の数に対応する数だけ、認識した顔の方向に合わせて表示させる。
従って、1台の注文登録処理装置を使用して複数の顧客が容易に商品を注文できるという効果がある。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
20:管理端末
30:オーダー端末
50:オーダーサーバ
301:オーダー端末制御部
302A:商品マスタ
302B:トランザクションファイル
305:オーダー端末撮像部

Claims (6)

  1. 情報を入出力する入出力部と、
    商品ごとに前記商品に関する情報を格納する商品マスタと、
    前記入出力部に表示される、前記商品を注文するためのメニュー画面を覗き込む顧客の顔を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させる制御部と、
    を備える注文登録処理装置。
  2. 前記メニュー画面は、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させる旨を指示するボタンを含む請求項1記載の注文登録処理装置。
  3. 前記メニュー画面から選択された商品を注文情報として格納するオーダー入力ファイルをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させ、前記メニュー画面ごとに伝票No.を割り当てて前記オーダー入力ファイルに格納する請求項1記載の注文登録処理装置。
  4. 情報を入出力する入出力部と、
    商品ごとに前記商品に関する情報を格納する商品マスタと、
    前記入出力部に表示される、前記商品を注文するためのメニュー画面を覗き込む顧客の顔を撮像する撮像部と、
    を備えるコンピュータを、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させるメニュー表示手段として機能させるための注文登録処理プログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させる旨を指示するボタンを前記メニュー画面に表示させる分割ボタン表示手段としてさらに機能させるための請求項4記載の注文登録処理プログラム。
  6. 前記コンピュータは、
    前記メニュー画面から選択された商品を注文情報として格納するオーダー入力ファイルをさらに備え、
    前記コンピュータを、
    前記撮像部が撮像した画像に基づいて認識した前記顧客の顔の数と方向に基づいて、前記メニュー画面を前記顧客の顔の数だけ前記方向に対応させて前記入出力部に表示させるメニュー表示手段と、
    前記メニュー画面ごとに伝票No.を割り当てて前記オーダー入力ファイルに格納する個別注文格納手段と、
    として機能させるための請求項4記載の注文登録処理プログラム。
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