JP2016040581A - 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム - Google Patents
画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016040581A JP2016040581A JP2014164587A JP2014164587A JP2016040581A JP 2016040581 A JP2016040581 A JP 2016040581A JP 2014164587 A JP2014164587 A JP 2014164587A JP 2014164587 A JP2014164587 A JP 2014164587A JP 2016040581 A JP2016040581 A JP 2016040581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- age
- image
- information
- display
- correction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Television Receiver Circuits (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
【課題】画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を保護しつつ、画像を表示させることが可能な画像処理装置を提供する。【解決手段】ディスプレイ4に表示すべき画像に相当する画像情報Sinを取得すると共に、表示された画像を視るユーザの年齢等に対応した年齢データSageを取得し、画像におけるブルーライトの輝度を年齢データSageに基づいて低減しつつ、年齢データSageに基づいて画像情報Sinに相当する画像をディスプレイ4上に表示する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、ユーザにとって見易い状態で画像を表示するための画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法、及び当該画像処理装置用のプログラムの技術分野に属する。
近年、パーソナルコンピュータやタブレット型端末装置の利用者の年齢幅が拡がっており、例えば高齢者や子供であっても上記パーソナルコンピュータ等を使用する機会が増えている。このため、幅広い年齢層のユーザにとって見易い状態で静止画や動画を含む画像を表示することが求められている。この様な観点で為された発明を開示する特許文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。
上記特許文献1に開示されている発明では、例えば顔認識や個人情報の取得等の方法により、例えば高齢者の場合は高齢者出力モードを適用するというように、ユーザに最適な表示を実現する構成とされている。このとき、特許文献1に開示されている上記高齢者出力モードでは、加齢による影響(例えば加齢黄斑変性による影響)により物の見え方が一般に黄色っぽくなることに着目し、表示される画像における青色成分を強調する処理を適用することとされている。また、いわゆる順応輝度が低下する点や、画像自体がぼやけて見えるようになってしまう点を考慮して、明るさの強調やコントラストの強調を行う構成ともされている。
ここで上記特許文献1に開示されている発明では、加齢により画像が黄色っぽく見える場合がある点を補完すべく、当該画像における青色成分の信号強度を強くすることとされている。
しかしながら近年では、上記パーソナルコンピュータ等における表示部のバックライトとして、LED(Light Emitting Diode)が積極的に採用されている。そしてこのLEDは、可視光線における青色領域の光(以下、単に「ブルーライト」と称し、具体的には、波長が400ナノメートル〜500ナノメートル程度である光)を強く発しており、それらはエネルギーが強いため、ユーザの眼の網膜等の損傷の原因になると言われている。従って、特許文献1に開示されている発明のように青色成分の信号強度を強くしてしまうと、上記ブルーライトが強くなってしまい、機能が低下した高齢者の眼に対して更なる悪影響を及ぼし得るという問題点があった。
そこで本発明は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を保護しつつ、画像を表示させることが可能な画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法、及び当該画像処理装置用のプログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ディスプレイ等の表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得するコントラスト補正判定部等の画像情報取得手段と、前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢データ取得部等の年齢対応情報取得手段と、前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させるブルーライト制御画素値更新部等の生成手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置と、前記表示用画像情報を取得して、当該表示用画像情報に相当する画像を表示する前記表示手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、ディスプレイ等の表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する画像情報取得工程と、前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢対応情報取得工程と、前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる生成工程と、を含む。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、ディスプレイ等の表示手段に接続される画像処理装置に含まれるコンピュータを、前記表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する画像情報取得手段、前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢対応情報取得手段、及び、前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる生成手段、として機能させる。
請求項1又は請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載の発明によれば、画像における青色成分に相当する輝度を年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて画像情報から表示用画像情報を生成する。よって、表示用画像情報に相当する画像を視認する者の年齢に応じた見易い状態で、且つ当該者の眼を保護しつつ、画像を表示させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記生成手段は、(i)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記輝度を低減する低減処理、(ii)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記画像におけるコントラストを補正するコントラスト補正処理、及び、(iii)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記画像における色を補正する色補正処理、のうち、前記低減処理を含むいずれかの処理を、前記取得した画像情報に対して実行して前記表示用画像情報を生成するように構成される。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、生成手段が、低減処理、コントラスト補正処理、及び色補正処理、のうち、低減処理を含むいずれかの処理を画像情報に対して実行して表示用画像情報を生成する。よって、多面的な処理により、画像を視認する者の年齢に応じた見易い状態で、且つ当該者の眼を効果的に保護しつつ、画像を表示させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記取得した年齢対応情報に対応する前記年齢が、子供又は成人を示すものとして予め設定された年齢閾値以下の年齢である場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が前記年齢閾値に対応して予め設定された低減閾値以上である前記低減処理、及び、前記コントラストの補正が前記年齢閾値に対応して予め設定された補正閾値以下である前記コントラスト補正処理、を実行するように構成される。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、年齢対応情報に対応する年齢が年齢閾値以下の年齢である場合に、輝度の低減が低減閾値以上である低減処理、及び、コントラストの補正が補正閾値以下であるコントラスト補正処理、を実行する。よって、子供又は成人の眼を保護すると共に、見易いコントラストの状態で画像を表示することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記取得した年齢対応情報に対応する前記年齢が、成人を示すものとして予め設定された年齢幅閾値内の年齢である場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が前記年齢幅閾値に対応して予め設定された低減閾値以上である前記低減処理、前記コントラストの補正が前記年齢幅閾値に対応して予め設定された補正閾値以上である前記コントラスト補正処理、及び、前記年齢幅閾値に対応して前記画像全体の輝度を下げる輝度補正処理、を実行するように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、年齢対応情報に対応する年齢が年齢幅閾値内の年齢である場合に、輝度の低減が低減閾値以上である低減処理、コントラストの補正が補正閾値以上であるコントラスト補正処理、及び、年齢幅閾値に対応した画像全体の輝度を下げる輝度補正処理、を実行する。よって、成人の眼を保護すると共に、見易いコントラスト及び画像輝度の状態で画像を表示することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記者が、高齢者を示すものとして予め設定された年齢閾値以上の年齢の者であり、且つ当該者が予め設定された眼の病気に罹っていることが、前記取得した年齢対応情報により示されている場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が予め設定された低減閾値以下である前記低減処理、前記コントラストの補正が予め設定された補正閾値以上である前記コントラスト補正処理、及び、前記取得した年齢対応情報に基づいて前記色を補正する前記色補正処理、を実行するように構成される。
請求項5に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用に加えて、画像を視る者が既定の年齢閾値以上の高齢者であり、且つ当該者が既定の眼の病気に罹っていることが示されている場合に、輝度の低減が低減閾値以下である低減処理、コントラストの補正が補正閾値以上であるコントラスト補正処理、及び、年齢対応情報に基づいて色を補正する色補正処理、を実行する。よって、高齢者において見易い状態で画像を表示することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、時刻、日、月又は季節のいずれかを示す時情報を取得する時刻取得部等の時情報取得手段を更に備え、前記生成手段は、前記青色成分に相当する前記輝度を前記取得した年齢対応情報及び前記取得した時情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報及び当該時情報に基づいて前記画像情報から前記表示用画像情報を生成するように構成される。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、青色成分に相当する輝度を年齢対応情報及び時情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報及び当該時情報に基づいて表示用画像情報を生成する。よって、画像を視認する者の年齢に応じた見易い状態で、且つ当該者の眼を保護し、更にその者の視覚を通じた体内リズム等に合致させて、画像を表示させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、前記取得した時情報に基づいて前記生成手段は、前記画像を視認する者の活動時間における前記青色成分に相当する前記輝度が、当該活動時間以外の時間における当該輝度に対して相対的に高くなるようにして前記表示用画像情報を生成するように構成される。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の作用に加えて、画像を視認する者の活動時間における青色成分に相当する輝度が、当該活動時間以外の時間における当該輝度に対して相対的に高くなるようにして表示用画像情報を生成する。よって、画像を視認する者の活動時間とそれ以外の時間における体内リズム等に合致させて画像を表示させることができる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記年齢対応情報取得手段により新たな前記年齢対応情報が取得されたとき、前記生成手段は当該新たな年齢対応情報に基づいて、前記低減処理を含むいずれかの処理を、前記取得した画像情報に対して実行して前記表示用画像情報を生成するように構成される。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、新たな年齢対応情報に基づいて、低減処理を含むいずれかの処理を実行して表示用画像情報を生成するので、新たな年齢対応情報が取得できた場合にも、画像を視認する者の年齢に応じた見易い状態で、且つ当該者の眼を保護しつつ、適切に画像を表示させることができる。
本発明によれば、画像における青色成分に相当する輝度を年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて画像情報から表示用画像情報を生成する。
従って、表示用画像情報に相当する画像を視認する者の年齢に応じた見易い状態で、且つ当該者の眼を保護しつつ、画像を表示させることができる。
(I)本発明の原理
初めに、本発明の具体的な実施形態を説明する前に、本発明に係る原理について簡潔に説明する。
初めに、本発明の具体的な実施形態を説明する前に、本発明に係る原理について簡潔に説明する。
後ほど実施形態において詳述するように、本発明では、上記液晶ディスプレイ等からなるディスプレイを視認するユーザの年齢及び性別を示すデータを取得し、そのデータに基づいて、当該ディスプレイを用いた表示におけるコントラストの補正、色の補正及び上記ブルーライトの制御をそれぞれ行う。なお以下の説明において、上記年齢及び性別を単に「年齢等」と称する。このときのブルーライトの制御では、当該ユーザの年齢等に合わせて、必要に応じて当該画像におけるブルーライトの輝度を低減する。このように当該ユーザの年齢等に合わせて表示のコントラスト等を最適化することで、当該年齢等に適合した視認し易い状態で、且つ必要に応じて当該ユーザの眼をブルーライトから保護しつつ、必要な画像を表示させる。
(II)実施形態
次に、上述した原理に基づく本発明を実施するための形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、液晶ディスプレイからなるディスプレイを備えて動画及び静止画を含む画像を表示する表示装置における表示状態(即ち、当該画像におけるコントラスト、色及びブルーライトの輝度等)の制御処理に対して、本発明を適用した場合の実施の形態である。また以下の説明において、上記実施形態に係る表示状態の制御処理を、単に「実施形態に係る制御処理」と称する。
次に、上述した原理に基づく本発明を実施するための形態について、図1乃至図4を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、液晶ディスプレイからなるディスプレイを備えて動画及び静止画を含む画像を表示する表示装置における表示状態(即ち、当該画像におけるコントラスト、色及びブルーライトの輝度等)の制御処理に対して、本発明を適用した場合の実施の形態である。また以下の説明において、上記実施形態に係る表示状態の制御処理を、単に「実施形態に係る制御処理」と称する。
更に、図1は実施形態に係る表示装置の概要構成を示すブロック図であり、図2は実施形態に係るコントラストの補正処理を示す図であり、図3は実施形態に係るブルーライトの強度の時刻に対応した制御処理を示す図であり、図4は実施形態に係る制御処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、実施形態に係る表示装置Dは、画像生成部1と、CPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等により構成される制御部2と、コントラスト補正判定部3と、上記ブルーライトを発生(発光)するLEDであるバックライトを有する液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ4と、ハードディスク等の記録媒体により構成され、後述する輝度テーブル等を不揮発性に記録する記録部5と、コントラスト補正画素値更新部6と、色補正判定部7と、ディスプレイ4を視認するユーザの年齢等を示す年齢データSageを取得する年齢データ取得部8と、色補正画素値更新部9と、現在時刻を示す時刻データStを取得する時刻取得部10と、ブルーライト制御判定部11と、ブルーライト制御画素値更新部12と、により構成されている。
このとき、ディスプレイ4が本発明に係る「表示手段」の一例に相当し、コントラスト補正判定部3が本発明に係る「画像情報取得手段」の一例に相当し、年齢データ取得部8が本発明に係る「年齢対応情報取得手段」の一例に相当する。また、ブルーライト制御画素値更新部12が本発明に係る「生成手段」の一例に相当し、時刻取得部10が本発明に係る「時情報取得手段」の一例に相当する。
この構成において画像生成部1は、ディスプレイ4に表示されるべき画像(静止画又は動画の少なくともいずれか一方を含む。以下同様。)に相当する画像情報Sinを生成してコントラスト補正判定部3に出力する。一方記録部5は、実施形態に係る制御処理のための予め設定された各種テーブルを不揮発性に複数記録している。
ここで、実施形態に係る上記既定の各種テーブルとして具体的には、上記コントラストの補正に用いられる強度補正テーブルと、上記色の補正に用いられる色補正テーブルと、上記ブルーライトの制御に用いられる輝度テーブルと、が、それぞれ不揮発性に記録部5に記録されている。例えば図1に例示する表示装置Dの場合、上記強度補正テーブルとしての第1強度補正テーブルTC1乃至第n強度補正テーブルTCn(nは自然数)と、上記色補正テーブルとしての第1色補正テーブルTL1乃至第m色補正テーブルTLm(mは自然数)と、上記輝度テーブルとしての第1輝度テーブルTB1乃至第p輝度テーブルTBp(pは自然数)と、が、それぞれ不揮発性に記録されている。これら各種テーブルについては、後ほど詳述する。なお以下の説明において、上記第1強度補正テーブルTC1乃至第n強度補正テーブルTCnに共通な事項を説明する場合、これらを纏めて単に「強度補正テーブルTC」と称する。また上記第1色補正テーブルTL1乃至第n色補正テーブルTLmに共通な事項を説明する場合、これらを纏めて単に「色補正テーブルTL」と称する。更に、上記第1輝度テーブルTB1乃至第p輝度テーブルTBpに共通な事項を説明する場合、これらを纏めて単に「輝度テーブルTB」と称する。
一方年齢データ取得部8は、上記年齢データSageを取得して制御部2に出力する。このとき年齢データ取得部8は、例えば図示しない入力部を上記ユーザが操作することにより入力された上記年齢データSageを当該入力部から取得してもよい。或いは年齢データ取得部8は、例えば上記ユーザが受診している病院のカルテに相当するカルテデータを当該病院から例えばインターネット等のネットワークを介して取得し、そのカルテデータから上記年齢データSageを抽出して制御部2に出力してもよい。更に年齢データ取得部8は、例えば上記特許文献1に記載されているような顔認識技術を用いてユーザの年齢等を推定/検出し、当該検出された年齢等を示す上記年齢データSageを抽出して制御部2に出力してもよい。他方時刻取得部10は、例えば図示しないタイマから上記時刻データStを取得し、制御部2に出力する。
これらにより制御部2は、上記年齢データSage及び時刻データStに基づき、ディスプレイ4に表示すべき画像において上記実施形態に係る各制御処理の対象とする部分を示す等の役割を担うオン/オフ信号、及び当該制御処理を実行する場合において当該制御処理に用いられる上記各種テーブルを指定するためのテーブル指定信号等を含む制御信号Scを生成する。この場合に制御部2は、上記表示すべき画像において上記実施形態に係る各制御処理の対象とする部分に相当する画像情報Sinの画素値が画像生成部1から入力されるタイミングにおいては、オン信号である上記オン/オフ信号を含む制御信号Scを生成する。これに対し制御部2は、上記実施形態に係る各制御処理の対象としない部分に相当する画像情報Sinの画素値が画像生成部1から入力されるタイミングにおいては、オフ信号である上記オン/オフ信号を含む制御信号Scを生成する。なお、ディスプレイ4に表示する画像が例えば映画に相当する画像であることが例えば上記入力部におけるユーザの操作により判明している場合に制御部2は、その画質等を維持すべく、実施形態に係る制御処理を実行しない旨の上記オフ信号を制御信号Scに含ませるのが好ましい。これに対して、ディスプレイ4に表示する画像が例えば事務用の文書に相当する画像であることが判定している場合、制御部2は、実施形態に係る制御処理により例えばブルーライトの強度を有効に制御すべく、当該制御処理を実行する旨の上記オン信号を制御信号Scに含ませるのが好ましい。
また制御部2は、実施形態に係る制御処理を実行する場合においては、年齢データSageにより示される年齢等、及び時刻データStにより示される時刻に基づき、強度補正テーブルTC、色補正テーブルTL及び輝度テーブルTBを指定するための上記テーブル指定信号を生成する。その後制御部2は、上記コントラストの補正の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を制御信号Scとしてコントラスト補正判定部3に出力し、上記色の補正の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を制御信号Scとして色補正判定部7に出力し、上記ブルーライトの制御の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を制御信号Scとしてブルーライト制御判定部11に出力し、更に上記テーブル指定信号を制御信号Scとして上記記録部5に出力する。
なお以下の説明において、上記コントラストの補正の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を単に「コントラスト補正オン/オフ信号」と称し、上記色の補正の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を単に「色補正オン/オフ信号」と称し、上記ブルーライトの制御の対象とする画像の部分を示す上記オン/オフ信号を単に「ブルーライト制御オン/オフ信号」と称する。また、強度補正テーブルTCを指定するための上記テーブル指定信号を単に「強度補正テーブル指定信号」と称し、上記色補正テーブルTLを指定するための上記テーブル指定信号を単に「色補正テーブル指定信号」と称し、上記輝度テーブルTBを指定するための上記テーブル指定信号を単に「輝度テーブル指定信号」と称する。
上記制御部2の動作によりコントラスト補正判定部3は、当該制御部2からの上記コントラスト補正オン/オフ信号に基づき、上記画像のうち上記コントラストの補正の対象とする部分に相当する画像情報Sinの画素については、その画素値をコントラスト補正画素値更新部6に出力する。一方、上記画像のうち上記コントラストの補正の対象とする部分以外の部分に相当する画像情報Sinの画素については、その画素値をそのまま色補正判定部7に出力する。
次に記録部5は、制御部2からの上記強度補正テーブル指定信号により指定されている強度補正テーブルTCに含まれる強度補正パラメータを、コントラスト補正画素値更新部6に出力する。
これらによりコントラスト補正画素値更新部6は、コントラスト補正判定部3から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素における例えば赤色成分、青色成分及び緑色成分それぞれの画素値(より具体的には、例えば輝度値)を、記録部5から出力された上記強度補正パラメータに対応した画素値に更新し、そのコントラストが当該強度補正パラメータに基づいて補正されたコントラスト補正画像情報Sccとして色補正判定部7に出力する。このとき、上記画素値(又は輝度値)の上限値は階調数によって決定され、ディスプレイ4がRGB(Red Green Blue)色空間を用いた24ビットの液晶ディスプレイであれば、その上限値は三色の色成分ごとに「255(28−1)」である。またディスプレイ4がRGB色空間を用いた18ビットの液晶ディスプレイであれば、その上限値は三色の色成分ごとに「63(26−1)」である。また以下の説明において、上記赤色成分、青色成分及び緑色成分に共通の事項を説明する場合、単に「各色成分」と称する。
次に上記強度補正テーブルTCについて、具体的に図2を用いて説明する。上述したように制御部2は、ディスプレイ4に表示される画像のうち上記コントラストの補正の対象とする部分に相当する画像情報Sinの画素について、当該コントラストの補正に用いられる強度補正テーブルTCを指定する上記強度補正テーブル指定信号を記録部5に出力する。このとき、実施形態に係る強度補正テーブルTCとしては、例えば、コントラストの補正強度「弱」に相当する第1強度補正テーブルTC1と、当該補正強度「中」に相当する第2補正強度テーブルTC2と、当該補正強度「強」に相当する第3強度補正テーブルと、が予め設定され、それぞれの補正強度テーブルTCに相当する強度補正パラメータが記録部5に不揮発性に記録されている。この場合、上記nが「3」であることになる。そして、ディスプレイ4がRGB色空間を用いた24ビットの液晶ディスプレイであり、且つコントラストの補正をしない場合の各色における入力画素値と出力画素値との関係が図2(a)に例示する関係であるとすると、補正強度「弱」に相当する上記第1補正強度テーブルTC1としては、例えば図2(b)に例示するような態様(図2(a)に例示する場合との相違は図2(b)中破線矢印参照)でコントラストを補正するための当該第1補正強度テーブルTC1が記録されている。また同様に、補正強度「中」に相当する上記第2補正強度テーブルTC2としては、例えば図2(c)に例示するような態様(図2(b)に例示する場合との相違は図2(c)中破線矢印参照)でコントラストを補正するための当該第2補正強度テーブルTC2が記録されている。更に、補正強度「強」に相当する上記第3補正強度テーブルとしては、例えば図2(d)に例示するような態様(図2(c)に例示する場合との相違は図2(d)中破線矢印参照)でコントラストを補正するための第3補正強度テーブルが記録されている。なお、各補正強度テーブルTCに含まれる具体的な補正強度パラメータの値としては、例えば、年代別の分光視感効率を規定したJIS S0031規格に沿って設定するのが好ましい。
一方上述したように制御部2は、コントラストの補正については、年齢データSageにより示される年齢等に基づき、その年齢等に対応した強度補正テーブルTCを指定するための上記補正強度テーブル指定信号を生成する。
より具体的に、年齢データSageにより示される年齢が予め設定された第1閾値年齢以下の「子供」に該当する年齢である場合、一般に子供の眼では画像の暗い部分及び明るい部分共に比較的見易いとされている。そこで制御部2は、コントラストの補正自体をオフとする(即ち、オフ信号に相当する上記コントラスト補正オン/オフ信号を生成してコントラスト補正判定部3に出力する)か、又は当該補正の強度を「弱」とするべく上記第1補正強度テーブルTC1を指定するための補正強度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。
一方、年齢データSageにより示される年齢が上記第1閾値年齢より高く且つ予め設定された第2閾値年齢以下の「成人」に該当する年齢である場合、一般に成人の眼でも暗い部分及び明るい部分共に比較的見易いとされている。そこで制御部2は、上記「子供」の場合と同様に、コントラストの補正自体をオフとするか、又は上記第1補正強度テーブルTC1を指定するための補正強度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。なおこのとき、ディスプレイ4自体の明るさ(ブライトネス)が強いと眼が疲れ易いと言われているため、制御部2がコントラストの補正強度を上げるための補正強度テーブルTCを指定すると共に当該ブライトネスを下げるように制御することで、画像としての視認性を確保しつつ、眼の疲れを軽減するように構成してもよい。
更に、年齢データSageにより示される年齢が上記第2閾値年齢より高い「高齢者」の年齢である場合、一般に画像の暗い部分が見えづらいとされている。そこで制御部2は、コントラストの補正の強度を「中」又は「強」とするべく上記第2補正強度テーブルTC2又は上記第3補正強度テーブルを指定するための補正強度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。
以上の制御部2、コントラスト補正判定部3、記録部5及びコントラスト補正画素値更新部6の動作により、年齢データSageにより示される年齢に基づいてディスプレイ4に表示される画像のコントラストの強度が適切に補正される。なお、上記第1閾値年齢及び上記第2閾値年齢それぞれの具体的な値は、例えば統計的或いは経験的な数値に基づいて予め設定されていればよい。
次に、上記制御部2の動作により色補正判定部7は、当該制御部2からの上記色補正オン/オフ信号に基づき、上記画像のうち上記色の補正の対象とする部分に相当する上記コントラスト補正画像情報Sccの画素については、その画素値を色補正画素値更新部9に出力する。一方、上記画像のうち上記色の補正の対象とする部分以外の部分に相当する上記コントラスト補正画像情報Sccの画素については、その画素値をそのままブルーライト制御判定部11に出力する。
そして記録部5は、制御部2からの上記色補正テーブル指定信号により指定されている色補正テーブルTLに含まれる色補正パラメータを、色補正画素値更新部9に出力する。
これらにより色補正画素値更新部9は、色補正判定部7から出力されてくるコントラスト補正画像情報Sccに含まれている各画素における例えば各色成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された上記色補正パラメータに対応した画素値に更に更新し、その色が当該色補正パラメータに基づいて補正された色補正画像情報Sclとしてブルーライト制御判定部11に出力する。
次に上記色補正テーブルTLについて説明する。上述したように制御部2は、ディスプレイ4に表示される画像のうち上記色の補正の対象とする部分に相当するコントラスト補正画像情報Sccの画素について、当該色の補正に用いられる色補正テーブルTLを指定する上記色補正テーブル指定信号を記録部5に出力する。このとき、実施形態に係る色補正テーブルTLとしては、例えば、高齢者において加齢による黄斑変性に伴って画像全体が黄色っぽく見えるようになっていわゆる寒色が見えづらくなっている場合に備え、いわゆる暖色の比率を上げる色補正を行うための色補正テーブルTLが予め設定され、それに相当する色補正パラメータが記録部5に不揮発性に記録されている。この場合、上記mが「1」であることになる。なお、当該色補正テーブルTLに含まれる具体的な色補正パラメータの値としては、例えば、年齢を考慮した基本色領域に基づく組み合わせ方法を規定したJIS S0033規格、或いは「シニアコム 色に関するアンケート(例えばURL「http://www.seniorcom.co.jp/pdf/120615_survey_iro.pdf」参照)」等の内容に沿って設定するのが好ましい。
一方上述したように制御部2は、色の補正については、年齢データSageにより示される年齢等に基づき、その年齢等に対応した色補正テーブルTLを指定するための上記色補正テーブル指定信号を生成する。
より具体的に、例えばディスプレイ4の出荷時等において既定の測色器により測定された色の再現が正常である場合、年齢データSageにより示される年齢が上記「子供」に該当する年齢であるとき及び上記「成人」に該当する年齢であるときには、一般に色の補正は不要であるとされている。そこで制御部2は、色の補正自体をオフとする(即ち、オフ信号に相当する上記色補正オン/オフ信号を生成して色補正判定部7に出力する)と共に、上記色補正テーブル指定信号は生成しない。
これに対し、年齢データSageにより示される年齢が上記「高齢者」に該当する年齢である場合、上記黄斑変性の可能性を考慮して制御部2は、実施形態に係る色の補正を行うべく上記色補正テーブルTLを指定するための色補正テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。
以上の制御部2、色補正判定部7、記録部5及び色補正画素値更新部9の動作により、年齢データSageにより示される年齢に基づいてディスプレイ4に表示される画像の色が適切に補正される。
次に、上記制御部2の動作によりブルーライト制御判定部11は、当該制御部2からの上記ブルーライト制御オン/オフ信号に基づき、上記画像のうち上記ブルーライトの制御の対象とする部分に相当する上記色補正画像情報Sclの画素については、その画素値をブルーライト制御画素値更新部12に出力する。一方、上記画像のうち上記ブルーライトの制御の対象とする部分以外の部分に相当する上記色補正画像情報Sclの画素については、その画素値をそのままディスプレイ4に出力する。
そして記録部5は、制御部2からの上記輝度テーブル指定信号により指定されている輝度テーブルTBに含まれる輝度制御パラメータを、ブルーライト制御画素値更新部12に出力する。
これらによりブルーライト制御画素値更新部12は、ブルーライト制御判定部11から出力されてくる色補正画像情報Sclに含まれている各画素における例えば各色成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された上記輝度制御パラメータに対応した画素値に更新し、対応するブルーライトの輝度が当該輝度制御パラメータに基づいて制御されたブルーライト制御画像情報Sbcとしてディスプレイ4に出力する。
次に、上記輝度テーブルTBについて、具体的に図3を用いて説明する。上述したように制御部2は、ディスプレイ4に表示される画像のうち上記ブルーライトの制御の対象とする部分に相当する色補正画像情報Sclの画素について、当該ブルーライトの制御に用いられる輝度テーブルTBを指定する上記輝度テーブル指定信号を記録部5に出力する。
ここで実施形態に係るブルーライトの制御では、例えば、ディスプレイ4に表示される画像における青色成分の画素値(輝度値)を他の色成分の画素値に対して相対的に小さくする方法や、ディスプレイ4のバックライトの輝度自体を低減する方法等を用いて、当該画像におけるブルーライトの輝度を低減する。これに加えて実施形態に係るブルーライトの制御では、例えば図3に示すように、一日のうちの時刻(図3横軸参照)に応じてディスプレイ4に表示される画像におけるブルーライトの低減率(図3縦軸参照)を制御する。即ち、上記画像を視るユーザの活動時間帯が昼間である場合、当該ユーザが就寝する夜間よりも低減率を下げる(換言すれば、夜間に比べて昼間にブルーライトの輝度を増強する)。図3に例示する低減率の制御パターンを用いてブルーライトを制御するのは、一般にブルーライトは人の時刻調整に作用するとも言われており、時刻に応じたそのオン/オフ又は低減率の変更(制御)を行うべきとされているからである。図3に例示する制御パターンは、昼間はブルーライトがより必要となり、屋内における通常の生活だけでは足りない可能性も指摘されていることによる。そして、上述したようなブルーライトの制御に供される、実施形態に係る輝度テーブルTBとしては、図3に例示する変化を有する時刻毎のブルーライトの低減率を示す輝度テーブルTBが、上記年齢等毎に複数予め設定され、それぞれの輝度テーブルTBに相当する輝度制御パラメータが記録部5に不揮発性に記録されている。このとき、年齢毎の輝度テーブルTBとしては例えば、低減率が予め設定された第1低減率閾値以上である「低減率;大」の第1輝度テーブルTB1と、低減率が上記第1低減率閾値未満で且つ予め設定された第2低減率閾値以上である「低減率;中」の第2輝度テーブルTB2と、低減率が上記第2低減率閾値未満である「低減率;小」の第3輝度テーブルと、が、記録部5に記録されている。この場合、上記pが「3」であることになる。このとき、「低減率;大」の第1輝度テーブルTB1、「低減率;中」の第2輝度テーブルTB2及び「低減率;小」の第3輝度テーブルそれぞれにおける時刻毎の低減率の変化は、例えば図3に例示する変化に相当する変化となるように予め設定されている。なお、各輝度テーブルTBに含まれる具体的な輝度制御パラメータの値としては、例えば、黄斑変性の年齢別受療数(例えば、URL「http://homepage3.nifty.com/SAI-EYE-CLINIC/page/ohan/ohan.html」参照)」等の内容に沿って設定するのが好ましい。また、上記第1低減率閾値及び上記第2低減率閾値それぞれの具体的な値は、例えば統計的或いは経験的な数値に基づいて予め設定されていればよい。
そして、上述したように制御部2は、ブルーライトの制御については、年齢データSageにより示される年齢等及び時刻データStにより示される現在時刻に基づき、その年齢等及び現在時刻に対応した輝度テーブルTBを指定するための上記輝度テーブル指定信号を生成する。
より具体的に制御部2は、年齢データSageにより示される年齢が上記「子供」に該当する年齢である場合、一般に子供の眼は成長過程にあるため外光等の影響を受け易いとされており、成人の眼よりも感受性が強いとされている。また、加齢と共に小さくなるとされている眼の瞳孔も子供のうちは大きく、成人の眼よりも外光が眼の中に入り易い状態にあるとされており、これらのことは即ち、子供の眼は上記ブルーライトの透過率が高いことを示している。従ってこの場合に制御部2は、上記「低減率;大」の第1輝度テーブルTB1を指定する輝度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。
一方、年齢データSageにより示される年齢が上記「成人」に該当する年齢である場合では、例えばディスプレイ4を長時間に渡って視続ける作業では、バックライトを構成する上記LEDが発するブルーライトが、いわゆる加齢黄斑変性症や睡眠障害(いわゆるサーカディアンリズムの乱れ)の原因となる可能性があるとされている。従ってこの場合に制御部2は、上記「低減率;大」の第1輝度テーブルTB1又は「低減率;中」の第2輝度テーブルTB2を指定する輝度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。
更に、年齢データSageにより示される年齢が上記「高齢者」の年齢である場合、そのユーザが例えば加齢黄斑変性に罹っていることが上記年齢データSage等により示されているのであれば、そもそも当該黄斑変性によりブルーライト自体がカットされてしまう。従ってこの場合に制御部2は、上記「低減率;小」の第3輝度テーブルを指定する輝度テーブル指定信号を生成して記録部5に出力する。なおこの場合に制御部2は、当該輝度テーブル指定信号を出力せずに、実施形態に係るブルーライトの制御自体をオフとする旨の上記ブルーライト制御オン/オフ信号を生成して、ブルーライト制御判定部11に出力してもよい。
以上の制御部2、ブルーライト制御判定部11、記録部5及びブルーライト制御画素値更新部12の動作により、年齢データSageにより示される年齢に基づいてディスプレイ4に表示される画像におけるブルーライトが適切に制御される。
なお、ブルーライトの輝度の低減については、上記ブルーライト制御判定部11及びブルーライト制御画素値更新部12等の動作による方法の他に、ディスプレイ4のバックライトを構成するLED自体の輝度(ブライトネス)を画像の部分的又は全体として低減することにより、当該ブルーライトの輝度を低減する構成としてもよい。この場合に制御部2は、例えば図3に例示する変化に沿って上記LEDの輝度を制御する。
最後にディスプレイ4は、ブルーライト制御判定部11から出力されてきた色補正画像情報Scl又はブルーライト制御画素値更新部12から出力されてきたブルーライト制御画像情報Sbcのいずれか一方を表示情報Soutとして受信し、当該表示情報Soutに相当する画像を表示する。
次に、実施形態に係る制御処理について、時系列的に纏めつつ図4を用いて説明する。なお、図4に示す当該制御処理は、例えば表示装置Dの電源スイッチがオンとされたタイミングから開始され、主として制御部2を中心として実行される。
図4に示すように、実施形態に係る制御処理においては初めに、上記年齢データ取得部8を介して上記年齢データSageを取得し(ステップS1)、更に上記時刻取得部10を介して上記時刻データStを取得する(ステップS2)。このとき、ステップS2の時刻データStは例えば所定の時間間隔で定期的に実行するのが好ましいが、ステップS1の年齢データSageの取得は、例えば表示装置Dの上記電源スイッチがオンとされたタイミング毎に実行するのが好ましい。
次に、画像生成部1から上記画像情報Sinが入力されると、最初にコントラスト補正判定部3に取り込まれる(ステップS3)。そして制御部2は、上述した基準に従って実施形態に係るコントラストの補正を実行するか否かを判定し、その判定結果に対応する上記コントラスト補正オン/オフ信号を生成して制御信号Scとしてコントラスト補正判定部3に出力する(ステップS4)。ステップS4の判定において実施形態に係るコントラストの補正を実行しない場合(ステップS4;NO)、コントラスト補正判定部3は画像情報Sinをそのまま色補正判定部7に出力し、更に制御部2は後述するステップS7に移行する。一方ステップS4の判定において実施形態に係るコントラストの補正を実行する場合(ステップS4;YES)、コントラスト補正判定部3は画像情報Sinをコントラスト補正画素値更新部6に出力すると共に、制御部2は、上述した基準に従って上記強度補正テーブル指定信号を生成し、制御信号Scとして記録部5に出力することで、その時点で必要とされている強度補正テーブルTCを指定する(ステップS5)。
そして記録部5では、制御部2からの上記強度補正テーブル指定信号により示されている強度補正テーブルTCの選定(換言すれば、コントラストの補正の強度の指定)が行われ、当該選定された強度補正テーブルTCに含まれる強度補正パラメータがコントラスト補正画素値更新部6に出力される。
これらによりコントラスト補正画素値更新部6は、コントラスト補正判定部3から出力されてくる画像情報Sinに含まれている各画素における各色成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された強度補正パラメータにより示される画素値に更新し(ステップS6)、上記コントラスト補正画像情報Sccとして色補正判定部7に出力する。
次に制御部2は、上述した基準に従って実施形態に係る色の補正を実行するか否かを判定し、その判定結果に対応する上記色補正オン/オフ信号を生成して制御信号Scとして色補正判定部7に出力する(ステップS7)。ステップS7の判定において実施形態に係る色の補正を実行しない場合(ステップS7;NO)、色補正判定部7はコントラスト補正画素値更新部6から出力されてきた上記コントラスト補正画像情報Sccをそのままブルーライト制御判定部11に出力し、更に制御部2は後述するステップS10に移行する。一方ステップS7の判定において実施形態に係る色の補正を実行する場合(ステップS7;YES)、色補正判定部7はコントラスト補正画像情報Sccを色補正画素値更新部9に出力すると共に、制御部2は、上述した基準に従って上記色補正テーブル指定信号を生成し、制御信号Scとして記録部5に出力することで、その時点で必要とされている色補正テーブルTLを指定する(ステップS8)。
そして記録部5では、制御部2からの上記色補正テーブル指定信号により示されている色補正テーブルTLの選定(換言すれば、色の補正態様の指定)が行われ、当該選定された色補正テーブルTLに含まれる色補正パラメータが色補正画素値更新部9に出力される。
これらにより色補正画素値更新部9は、色補正判定部7から出力されてくるコントラスト補正画像情報Sccに含まれている各画素における各色成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された色補正パラメータにより示される画素値に更新し(ステップS9)、上記色補正画像情報Sclとしてブルーライト制御判定部11に出力する。
次に制御部2は、上述した基準に従って実施形態に係るブルーライトの制御を実行するか否かを判定し、その判定結果に対応する上記ブルーライト制御オン/オフ信号を生成して制御信号Scとしてブルーライト制御判定部11に出力する(ステップS10)。ステップS10の判定において実施形態に係るブルーライトの制御を実行しない場合(ステップS10;NO)、ブルーライト制御判定部11は色補正画素値更新部9から出力されてきた上記色補正画像情報Sclをそのままディスプレイ4に表示情報Soutとして出力する(ステップS13)。一方ステップS10の判定において実施形態に係るブルーライトの制御を実行する場合(ステップS10;YES)、ブルーライト制御判定部11は色補正画像情報Sclをブルーライト制御画素値更新部12に出力すると共に、制御部2は、上述した基準に従って上記輝度テーブル指定信号を生成し、制御信号Scとして記録部5に出力することで、その時点で必要とされている輝度テーブルTBを指定する(ステップS11)。
そして記録部5では、制御部2からの上記輝度テーブル指定信号により示されている輝度テーブルTBの選定(換言すれば、ブルーライトの低減率の指定)が行われ、当該選定された輝度テーブルTBに含まれる輝度制御パラメータがブルーライト制御画素値更新部12に出力される。
これらによりブルーライト制御画素値更新部12は、ブルーライト制御判定部12から出力されてくる色補正画像情報Sclに含まれている各画素における各色成分それぞれの画素値を、記録部5から出力された輝度制御パラメータにより示される画素値に更新し(ステップS12)、上記ブルーライト制御画像情報Sbcとしてディスプレイ4に表示情報Soutとして出力する。
そしてディスプレイ4は、上記色補正画像情報Scl又は上記ブルーライト制御画像情報Sbcのいずれか一方を表示情報Soutとして受信し、当該表示情報Soutに相当する画像を表示する(ステップS13)。その後制御部2は実施形態に係る制御処理を終了する。
以上それぞれ説明したように、実施形態に係る制御処理によれば、画像情報Sinにおけるブルーライトの輝度を年齢データSageに基づいて低減しつつ、当該年齢データSageに基づいて画像情報Sinに相当する画像を表示する。よって、当該画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を保護しつつ、画像を表示することができる。
また、実施形態に係る制御処理として、ブルーライトの制御、コントラストの補正、及び色の補正、のいずれかを画像情報Sinに対して実行して画像を表示するので、多面的な制御処理により、画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を効果的に保護しつつ、画像を表示することができる。
更に、年齢データSageにより示される年齢が「子供」に相当する年齢又は「成人」に相当する年齢である場合に、ブルーライトの輝度の低減率を大きくすると共に、コントラストの補正の強度を「弱」以下とするので、子供又は成人の眼を保護すると共に、見易いコントラストの状態で画像を表示することができる。
更にまた、年齢データSageにより示される年齢が「成年」に相当する年齢である場合において、ブルーライトの輝度の低減率を大きくすると共に、コントラストの補正強度を上げると共にディスプレイ4の明るさ(ブライトネス)を下げるように制御すれば、画像としての視認性を確保しつつ、眼の疲れを軽減して画像を表示することができる。
また、年齢データSageにより示される年齢が「高齢者」に相当する年齢であり、且つ、そのユーザが例えば黄斑変性に罹っていることが示されている場合において、ブルーライトの輝度の低減率を小さくすると共に、コントラストの補正強度を「中」又は「強」とし、当該年齢に基づいて色を補正して画像を表示するので、高齢者において見易い状態で画像を表示することができる。
更に、ブルーライトの制御を年齢データSage及び時刻データStに基づいて実行しつつ(図3参照)、当該年齢データSage及び当該時刻データStに基づいて他の制御処理を実行する場合には、画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を保護し、更にその視覚を通じた体内リズム等に合致させて、画像を表示させることができる。
更にまた、画像を視認するユーザの活動時間(例えば昼間)におけるブルーライトの輝度が、当該活動時間以外の時間における当該輝度に対して相対的に高くなるようにして表示用画像情報を生成する(図3参照)場合には、画像を視認するユーザの活動時間とそれ以外の時間における体内リズム等に合致させて画像を表示させることができる。なおこのとき、そのユーザが例えば夜間勤務者である場合には、図3に示す変化を図3において上下逆とした変化により、実施形態に係るブルーライトの制御を実行するのが好適である。
また、新たな年齢データSageが取得された場合に、当該新たな年齢データSageに基づいてブルーライトの制御を含むいずれかの処理を改めて実行して画像を表示するように構成すれば、新たな年齢データSageが取得できた場合にも、画像を視認するユーザの年齢に応じた見易い状態で、且つ当該ユーザの眼を保護しつつ、適切に画像を表示させることができる。この場合に例えば、新たな年齢データSageにより、「高齢者」に相当する年齢のユーザに対する白内障の手術が終了した旨のデータが取得できた場合、白内障が治療されるとブルーライトの透過率が高くなるため、たとえ「高齢者」に相当する年齢のユーザであっても低減率を「大」又は「中」としてブルーライトの制御を実行するのが好ましい。
更に、実施形態のようにユーザの年齢で一括りとするのではなく、例えば図示しない入力部を用いてユーザが事後的に強度補正テーブルTC、色補正テーブルTL又は輝度テーブルTBそれぞれの内容に相当する各パラメータを入力する構成とすれば、画像を視認する当該ユーザの好み等に合わせて実施形態に係る制御処理を実行でき、当該ユーザに適合させて画像の表示態様を調整することができる。
なお、本発明については、上述した実施形態の他に、種々の態様が可能である。
例えば上述した実施形態では、画像情報Sinに対するコントラストの補正(コントラスト補正判定部3及びコントラスト補正画素値更新部6による)→色の補正(色補正判定部7及び色補正画素値更新部9による)→ブルーライトの制御(ブルーライト制御判定部11及びブルーライト制御画素値更新部12による)の順で実行することとした。しかしながらこれ以外に、コントラストの補正、色の補正及びブルーライトの制御の順序をどのように変更してもよいし、或いは、コントラストの補正、色の補正及びブルーライトの制御を画像情報Sinに対して同時並行的に実行し、それぞれの実行結果を最後に重畳して表示情報Soutとしてディスプレイ4に出力するように構成することもできる。
また例えば、実施形態に係るブルーライトの制御を、日単位(図3参照)ではなく、月単位、或いは季節単位で実行するように構成することも可能である。この場合の輝度テーブルTBとしては、月毎、又は季節毎の輝度テーブルが記録部5に記録されて用いられることになる。
更に例えば、時刻データStを用いず、予め設定された低減率で例えば一律にブルーライトの制御を行うように構成してもよい。
更にまた上述した実施形態において、画像内の範囲を指定して実施形態に係る制御処理の対象とする/しないを制御するように構成することもできる。
また実施形態に係る制御処理は、上述したRGB色空間以外にも、例えばいわゆるHLS(Hue、Luminance、Saturation)色空間、HSV(Hue、Saturation、Value)色空間、又は輝度(Y)を含むYCbCr色空間等に対しても同様に適用可能である。
更に、図4に示すフローチャートに対応するプログラムを光ディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これらを例えば汎用のマイクロコンピュータ等により読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を、実施形態に係る制御部2等として機能させることも可能である。
以上それぞれ説明したように、本発明は表示装置の分野に利用することが可能であり、特にユーザの指向に合わせた画像を表示しつつそのユーザの眼を保護することを目的とした表示装置の制御の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1 画像生成部
2 制御部
3 コントラスト補正判定部
4 ディスプレイ
5 記録部
6 コントラスト補正画素値更新部
7 色補正判定部
8 年齢データ取得部
9 色補正画素値更新部
10 時刻取得部
11 ブルーライト制御判定部
12 ブルーライト制御画素値更新部
D 表示装置
St 時刻データ
Sage 年齢データ
Sin 画像情報
TC1 第1強度補正テーブル
TC2 第2強度補正テーブル
TCn 第n強度補正テーブル
TL1 第1色補正テーブル
TL2 第2色補正テーブル
TLm 第m色補正テーブル
TB1 第1輝度テーブル
TB2 第2輝度テーブル
TBp 第p輝度テーブル
Sc 制御信号
Scc コントラスト補正画像情報
Scl 色補正画像情報
Sbc ブルーライト制御画像情報
Sout 表示情報
2 制御部
3 コントラスト補正判定部
4 ディスプレイ
5 記録部
6 コントラスト補正画素値更新部
7 色補正判定部
8 年齢データ取得部
9 色補正画素値更新部
10 時刻取得部
11 ブルーライト制御判定部
12 ブルーライト制御画素値更新部
D 表示装置
St 時刻データ
Sage 年齢データ
Sin 画像情報
TC1 第1強度補正テーブル
TC2 第2強度補正テーブル
TCn 第n強度補正テーブル
TL1 第1色補正テーブル
TL2 第2色補正テーブル
TLm 第m色補正テーブル
TB1 第1輝度テーブル
TB2 第2輝度テーブル
TBp 第p輝度テーブル
Sc 制御信号
Scc コントラスト補正画像情報
Scl 色補正画像情報
Sbc ブルーライト制御画像情報
Sout 表示情報
Claims (11)
- 表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する画像情報取得手段と、
前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢対応情報取得手段と、
前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる生成手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記生成手段は、
(i)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記輝度を低減する低減処理、
(ii)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記画像におけるコントラストを補正するコントラスト補正処理、及び、
(iii)前記取得した年齢対応情報に基づいて前記画像における色を補正する色補正処理、
のうち、前記低減処理を含むいずれかの処理を、前記取得した画像情報に対して実行して前記表示用画像情報を生成することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項2に記載の画像処理装置において、
前記取得した年齢対応情報に対応する前記年齢が、子供又は成人を示すものとして予め設定された年齢閾値以下の年齢である場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が前記年齢閾値に対応して予め設定された低減閾値以上である前記低減処理、及び、前記コントラストの補正が前記年齢閾値に対応して予め設定された補正閾値以下である前記コントラスト補正処理、を実行することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項2に記載の画像処理装置において、
前記取得した年齢対応情報に対応する前記年齢が、成人を示すものとして予め設定された年齢幅閾値内の年齢である場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が前記年齢幅閾値に対応して予め設定された低減閾値以上である前記低減処理、前記コントラストの補正が前記年齢幅閾値に対応して予め設定された補正閾値以上である前記コントラスト補正処理、及び、前記年齢幅閾値に対応して前記画像全体の輝度を下げる輝度補正処理、を実行することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項2に記載の画像処理装置において、
前記者が、高齢者を示すものとして予め設定された年齢閾値以上の年齢の者であり、且つ当該者が予め設定された眼の病気に罹っていることが、前記取得した年齢対応情報により示されている場合に、前記生成手段は、前記輝度の低減が予め設定された低減閾値以下である前記低減処理、前記コントラストの補正が予め設定された補正閾値以上である前記コントラスト補正処理、及び、前記取得した年齢対応情報に基づいて前記色を補正する前記色補正処理、を実行することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
時刻、日、月又は季節のいずれかを示す時情報を取得する時刻取得部等の時情報取得手段を更に備え、
前記生成手段は、前記青色成分に相当する前記輝度を前記取得した年齢対応情報及び前記取得した時情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報及び当該時情報に基づいて前記画像情報から前記表示用画像情報を生成することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項6に記載の画像処理装置において、
前記取得した時情報に基づいて前記生成手段は、前記画像を視認する者の活動時間における前記青色成分に相当する前記輝度が、当該活動時間以外の時間における当該輝度に対して相対的に高くなるようにして前記表示用画像情報を生成することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
前記年齢対応情報取得手段により新たな前記年齢対応情報が取得されたとき、前記生成手段は当該新たな年齢対応情報に基づいて、前記低減処理を含むいずれかの処理を、前記取得した画像情報に対して実行して前記表示用画像情報を生成することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像処理装置と、
前記表示用画像情報を取得して、当該表示用画像情報に相当する画像を表示する前記表示手段と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する画像情報取得工程と、
前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢対応情報取得工程と、
前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる生成工程と、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 表示手段に接続される画像処理装置に含まれるコンピュータを、
前記表示手段に表示すべき画像に相当する画像情報を取得する画像情報取得手段、
前記表示された画像を視る者の年齢に対応した年齢対応情報を取得する年齢対応情報取得手段、及び、
前記画像における青色成分に相当する輝度を前記取得した年齢対応情報に基づいて低減しつつ、当該年齢対応情報に基づいて当該画像情報から表示用画像情報を生成し、前記表示手段に出力して表示させる生成手段、
として機能させることを特徴とする画像処理用プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014164587A JP2016040581A (ja) | 2014-08-12 | 2014-08-12 | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム |
PCT/JP2015/072711 WO2016024579A1 (ja) | 2014-08-12 | 2015-08-10 | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014164587A JP2016040581A (ja) | 2014-08-12 | 2014-08-12 | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016040581A true JP2016040581A (ja) | 2016-03-24 |
Family
ID=55540931
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014164587A Pending JP2016040581A (ja) | 2014-08-12 | 2014-08-12 | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016040581A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019220951A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | インターデジタル ヴイシー ホールディングス, インコーポレイテッド | ブルー・ライト・ハザードに対してビデオ信号を処理する方法およびシステム |
CN117651361A (zh) * | 2023-10-08 | 2024-03-05 | 赫红建筑设计(广东)有限公司 | 基于人工智能的照明设备优化管理系统及方法 |
-
2014
- 2014-08-12 JP JP2014164587A patent/JP2016040581A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019220951A (ja) * | 2018-06-19 | 2019-12-26 | インターデジタル ヴイシー ホールディングス, インコーポレイテッド | ブルー・ライト・ハザードに対してビデオ信号を処理する方法およびシステム |
CN117651361A (zh) * | 2023-10-08 | 2024-03-05 | 赫红建筑设计(广东)有限公司 | 基于人工智能的照明设备优化管理系统及方法 |
CN117651361B (zh) * | 2023-10-08 | 2024-04-19 | 赫红建筑设计(广东)有限公司 | 基于人工智能的照明设备优化管理系统及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9289622B2 (en) | Therapeutic light control system | |
US10898407B2 (en) | Methods and viewing systems for inhibiting ocular refractive disorders from progressing | |
US20150116207A1 (en) | Electronic device and control method for screen thereof | |
US10660182B2 (en) | Display system, electronic device, and lighting system | |
JP2009037148A (ja) | 画像表示装置 | |
KR101703748B1 (ko) | 생체 효과 영상을 제공하는 전자 기기 | |
US10607376B2 (en) | Method and apparatus for adjusting color temperature based upon fuzzy control | |
US9474119B1 (en) | Display device and driving method of backlight module | |
Soltan et al. | A head mounted device stimulator for optogenetic retinal prosthesis | |
Zavagno et al. | The eye pupil’s response to static and dynamic illusions of luminosity and darkness | |
CN105788564A (zh) | 一种自动调节屏幕显示的方法及系统 | |
DE112020006208T5 (de) | System und Verfahren zur Blick-basierten Beleuchtung von Displays | |
KR20160055555A (ko) | 표시 장치 및 이의 표시 제어 방법 및 장치 | |
CN103876886A (zh) | 一种弱视治疗系统 | |
Vasylevska et al. | Towards eye-friendly vr: how bright should it be? | |
Monnier et al. | Chromatic induction from S-cone patterns | |
DE112021000478T5 (de) | Systeme und Verfahren zum Beleuchten eines E-Papier-Displays | |
Yoshimoto et al. | Adaptation and visual discomfort from flicker | |
JP2016040581A (ja) | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム | |
JP2007003618A (ja) | 表示装置および携帯端末装置 | |
KR102584778B1 (ko) | 능동 필터링 장치의 제어 방법 | |
WO2016024579A1 (ja) | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム | |
JP6146443B2 (ja) | 画像処理装置、表示装置並びに画像処理方法及び画像処理用プログラム | |
TWI536342B (zh) | 顯示器的控制方法 | |
JP2016130838A (ja) | 頭部装着型表示装置、表示方法 |