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JP2015525248A - リパーゼを含む組成物およびその使用方法 - Google Patents

リパーゼを含む組成物およびその使用方法 Download PDF

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JP2015525248A JP2015512045A JP2015512045A JP2015525248A JP 2015525248 A JP2015525248 A JP 2015525248A JP 2015512045 A JP2015512045 A JP 2015512045A JP 2015512045 A JP2015512045 A JP 2015512045A JP 2015525248 A JP2015525248 A JP 2015525248A
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Abstract

本発明は、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を含む洗浄組成物であって、リパーゼを欠く均等組成物と比較して、表面に存在する脂質汚れの除去により有効である洗浄組成物に関する。

Description

配列表の参照
本出願はコンピュータ読取り可能な形態の配列表を含む。このコンピュータ読取り可能な形態は、参照により本明細書に組み込まれる。
本組成物および本方法は、廃水処理施設から集められた、脂肪汚染土壌に由来する「原核生物に豊富な」DNAで構築されたフォスミドメタゲノムライブラリーから同定されたリパーゼ、このリパーゼをコードするポリヌクレオチド、およびその使用方法に関する。
リパーゼは、各種用途に有用であることが示されている重要な生体触媒であり、多数の異なるリパーゼが同定され、また多くのものが商業化されている。しかしながら、現行の使用条件に適合した洗浄組成物で使用するのに適した新規のリパーゼが望まれている。
リパーゼは、トリグリセリドを加水分解して脂肪酸を生成させることによって、脂質汚れを除去する洗浄組成物で使用されている。現行の洗浄および/または布地ケア組成物は、脂質汚れを除去するリパーゼの能力を妨害する多くの有効成分を含んでいる。それ故、洗浄組成物の苛酷な環境で機能することができるリパーゼが求められている。
第1の態様では、本発明は、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を含む洗浄組成物を提供する。
第2の態様では、本発明は、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を加えることを含む、洗浄組成物を製造する方法を提供する。
第3の態様では、本発明は、洗浄される表面上に存在する脂質汚れを洗浄組成物と接触させることを含む、表面を洗浄するための方法を提供する。
第4の態様では、本発明は、汚染物および/または汚れを洗浄組成物と接触させることを含む、汚染物および/または表面上の汚れに存在する脂質を加水分解するための方法を提供する。
本組成物および本方法を詳細に説明する前に、明確さのために以下の用語を定義する。定義されない用語および略語は、当技術分野で使用されるそれらの通常の意味に一致するものとする。
リパーゼ:「リパーゼ」、「リパーゼ酵素」、「脂肪分解酵素」、「脂質エステラーゼ」、「脂肪分解ポリペプチド」、および「脂肪分解タンパク質」という用語は、酵素命名法により定義されるクラスEC3.1.1に属する酵素を指す。これは、リパーゼ活性(トリアシルグリセロールリパーゼ、EC3.1.1.3)、クチナーゼ活性(EC3.1.1.74)、ステロールエステラーゼ活性(EC3.1.1.13)、および/またはワックス−エステルヒドロラーゼ活性(EC3.1.1.50)を有し得る。本発明の目的のために、リパーゼ活性は、実施例に記載する手順に従い決定される。一態様では、本発明の変異体は、配列番号2の成熟ポリペプチドのリパーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または100%を有する。
cDNA:「cDNA」という用語は、真核細胞または原核細胞から得られたスプライスされた成熟mRNA分子から逆転写によって調製可能であるDNA分子を意味する。cDNAは、対応するゲノムDNA中に存在し得るイントロン配列を欠いている。元の一次RNA転写物は、スプライスされた成熟mRNAとして出現する前にスプライシングを含む一連のステップを介して処理されるmRNAに対する前駆体である。
コード配列:「コード配列」という用語は、変異体のアミノ酸配列を直接的に特定するポリヌクレオチドを意味する。コード配列の境界は、一般にオープンリーディングフレームによって判定されるが、これは、ATG、GTGもしくはTTGなどの開始コドンで始まり、TAA、TAGもしくはTGAなどの終止コドンで終わる。コード配列は、DNA、cDNA、合成DNA、またはこれらの組合せであってよい。
制御配列:「制御配列」という用語は、ポリヌクレオチドの発現に必要なすべての核酸配列を意味する。各制御配列は、ポリヌクレオチドに対して自生(すなわち、同じ遺伝子由来)であっても外来性(すなわち、異なる遺伝子由来)であっても、相互に自生もしくは外来性であってもよい。このような制御配列としては、これらに限定されないが、リーダー、ポリアデニル化配列、プロペプチド配列、プロモータ、シグナルペプチド配列、および、転写ターミネータが挙げられる。制御配列としては、プロモータ、ならびに、転写および翻訳停止シグナルが最低限挙げられる。制御配列は、ポリヌクレオチドのコード領域との制御配列の連結反応を促進させる特定の制限部位を導入するために、リンカーと共に提供され得る。
発現:「発現」という用語は、タンパク質の生成に関与するいずれかのステップを含み、特にこれらに限定されないが、転写、転写後修飾、翻訳、翻訳後修飾および分泌が挙げられる。
発現ベクター:「発現ベクター」という用語は、変異体をコードするポリヌクレオチドを含み、また、発現をもたらす制御ヌクレオチドに作動可能に結合している直線状または環状のDNA分子を意味する。
断片:「断片」という用語は、成熟ポリペプチドのアミノおよび/またはカルボキシル末端から1つまたは複数(例えばいくつか)のアミノ酸が存在しないポリペプチドを意味し;ここで、断片は、リパーゼ活性を有する。一態様では、断片は、成熟ポリペプチドのアミノ酸の数の少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、および少なくとも95%を有する。
高ストリンジェンシー条件:「高ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて65℃で3回洗浄される。
宿主細胞:「宿主細胞」という用語は、本発明のポリヌクレオチドを含む核酸構築物または発現ベクターを伴う形質転換、形質移入、形質導入等に対する感受性を有するいずれかの細胞型を意味する。「宿主細胞」という用語は、複製の最中に生じる突然変異によって親細胞とは異なっている親細胞のいずれかの子孫を包含する。
向上した特性:「向上した特性」という用語は、親と比較して、向上した変異体に関連する特徴を意味する。このような向上した特性としては、これらに限定されないが、触媒効率、触媒速度、化学安定性、酸化安定性、pH活性、pH安定性、比活性、貯蔵条件下での安定性、1種または複数の界面活性剤の存在下での安定性、基質結合、基質切断、基質特異性、基質安定性、表面特性、熱活性、熱安定性、汚れ除去、特に脂質汚れ除去、洗浄性能、相対的な洗浄性能、および脂質基質の加水分解が挙げられる。
単離された:「単離された」という用語は、天然では存在しない形態または環境にある物質を意味する。単離された物質の非制限的例として、(1)任意の非天然型物質、(2)これらに限定されないが、天然では関連している天然に存在する成分の1つまたは複数または全部から少なくとも部分的に取り出された任意の酵素、変異体、核酸、タンパク質、ペプチドもしくは補因子;(3)天然に存在する物質に対して、人為的に修飾された任意の物質;または(4)天然では関連している他の成分と比較して物質の量を増加すること(例えば、物質をコードする遺伝子の複数のコピー;物質をコードする遺伝子と天然で関連するプロモータより強力なプロモータの使用)によって修飾された任意の物質が挙げられる。単離された物質は、発酵ブロスサンプル中に存在し得る。
低ストリンジェンシー条件:「低ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて50℃で3回洗浄される。
成熟ポリペプチド:「成熟ポリペプチド」という用語は、N−末端処理、C−末端切断、グリコシル化、リン酸化などのような、翻訳および任意の翻訳後修飾後のその最終形態でのポリペプチドを意味する。一態様において、成熟ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸1〜293である。
成熟ポリペプチドコード配列:「成熟ポリペプチドコード配列」という用語は、リパーゼ活性を有する成熟ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを意味する。一態様において、成熟ポリペプチドコード配列は、配列番号1のヌクレオチド1〜882である。
中ストリンジェンシー条件:「中ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて55℃で3回洗浄される。
中−高ストリンジェンシー条件:「中−高ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、35%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて60℃で3回洗浄される。
核酸構築物:「核酸構築物」という用語は、一本鎖もしくは二本鎖である核酸分子を意味し、これは、天然遺伝子から単離されるか、または、本来自然には存在し得ないような核酸のセグメント、もしくは、合成された核酸のセグメントを含有するよう修飾されており、1つまたは複数の制御配列を含む。
作動可能に結合:「作動可能に結合」という用語は、制御配列がコード配列の発現をもたらすよう、ポリヌクレオチドのコード配列と比して制御配列が適切な位置に位置されている構成を意味する。
親または親リパーゼ:「親」または「親リパーゼ」という用語は、酵素変異体をもたらすよう改変が行われたリパーゼを意味する。親は、天然に存在する(野生型)ポリペプチドまたはその変異体であり得る。
配列同一性:2つのアミノ酸配列間または2つのヌクレオチド配列間の関連性が、「配列同一性」というパラメータによって記載される。本発明の目的のために、2つのアミノ酸配列間の配列同一性は、好ましくはバージョン5.0.0以降のEMBOSSパッケージ(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,Trends Genet.16:276−277)のNeedleプログラムにおいて実装されている、Needleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,J.Mol.Biol.48:443−453)を用いて判定される。用いられるパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティおよびEBLOSUM62(BLOSUM62のEMBOSSボージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のとおり算出される。
(同等の残基×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
本発明の目的のために、2つのデオキシリボヌクレオチド配列間の配列同一性は、EMBOSS package(EMBOSS:The European Molecular Biology Open Software Suite,Rice et al.,2000,supra)、好ましくはバージョン5.0.0以降のNeedle programに実装されているNeedleman−Wunschアルゴリズム(Needleman and Wunsch,1970,supra)を用いて判定される。用いられるパラメータは、10のギャップオープンペナルティ、0.5のギャップエクステンションペナルティ、および、EDNAFULL(NCBI NUC4.4のEMBOSSバージョン)置換マトリックスである。Needle標識された「最長の同一性」(−nobriefオプションを用いて得られる)の出力が同一性割合として用いられ、以下のとおり算出される:
(同一のデオキシリボヌクレオチド×100)/(アラインメントの長さ−アラインメント中のギャップの総数)
サブ配列:「サブ配列」という用語は、成熟ポリペプチドコード配列の5’および/または3’末端から1つまたは複数(例えばいくつか)のヌクレオチドが存在しないポリペプチドを意味し;ここで、サブ配列は、リパーゼ活性を有する断片をコードする。一態様では、本発明のサブ配列は、成熟ポリペプチドコード配列のヌクレオチドの数の少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、および少なくとも95%を有する。
変異体:「変異体」という用語は、改変、すなわち、置換、挿入、および/または欠失を1つまたは複数(例えば、いくつか)の位置で含む、リバーゼ活性を有するポリペプチドを意味する。置換とは、ある位置を占めるアミノ酸を異なるアミノ酸で置き換えることを意味し;欠失とは、ある位置を占めるアミノ酸が除去されていることを意味し;挿入とは、ある位置を占めるアミノ酸に隣接しかつ直後に1つまたは複数(例えば、いくつか)のアミノ酸を加えることを意味する。本発明の変異体は、配列番号2の成熟ポリペプチドのリパーゼ活性の少なくとも20%、例えば、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも100%を有する。
超高ストリンジェンシー条件:「超高ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、50%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて70℃で3回洗浄される。
超低ストリンジェンシー条件:「超低ストリンジェンシー条件」という用語は、長さが少なくとも100ヌクレオチドのプローブについて、5×SSPEにおける42℃、0.3% SDS、200マイクログラム/ml断片化および修飾サケ精子DNA、ならびに、25%ホルムアミドでのプレハイブリダイゼーションおよびハイブリダイゼーション、これに続く、12〜24時間の標準的なサザンブロッティング法を意味する。キャリア材料は、最終的に、2×SSC、0.2% SDSを用いて、15分間ずつかけて45℃で3回洗浄される。
野生型リアーゼ:「野生型」リパーゼという用語は、自然界において見出されるバクテリア、酵母、糸状真菌などの天然に存在する微生物により発現されるリパーゼを意味する。
Lipr138ポリペプチド
一態様では、本組成物および本方法は、組換えLipr138ポリペプチドまたはその変異体を提供する。例示的なLipr138ポリペプチドは、配列番号2のアミノ酸配列を有する。一部の実施形態では、組換えLipr138ポリペプチドは、アミノ酸配列の配列番号2を含み、かつ/またはそれを構成する。
一部の実施形態では、組換えLipr138ポリペプチドは、例示されたLipr138ポリペプチドに対して、指定された程度のアミノ酸配列同一性、例えば、配列番号2のアミノ酸配列に対して、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有する変異Lipr138ポリペプチドである。同一性は、本明細書に記載されるアミノ酸配列アライメントによって決定することができる。
一部の実施形態では、変異Lipr138ポリペプチドは置換を含む。天然アミノ酸を含む置換は、一般に、組換えLipr138ポリペプチドをコードする核酸を突然変異させ、次いで生物に変異ポリペプチドを発現させることにより作製される。非天然アミノ酸を含む置換またはアミノ酸の化学修飾は、一般に、組換えLipr138ポリペプチドが生物により合成された後にそれを化学修飾することにより作製される。
一部の実施形態では、組換えLipr138ポリペプチド(その変異体を含む)は、リパーゼ、エステラーゼ、トランスエステラーゼ、および/またはアシルトランスフェラーゼ活性を含むカルボン酸エステルヒドロラーゼ活性を有する。カルボン酸エステルヒドロラーゼ活性は、本明細書に記載されるアッセイを使用して、または当技術分野で公知の他のアッセイによって決定および測定することができる。一部の実施形態では、組換えLipr138ポリペプチドは、洗浄組成物の存在下で活性を有する。
Lipr138ポリペプチドは、リパーゼ活性を保持する、「完全長」Lipr138ポリペプチドの断片を含む。そのような断片は、好ましくは完全長ポリペプチドの活性部位を保持するが、重要でないアミノ酸残基を欠失していてもよい。断片の活性は、本明細書に記載されるアッセイを使用して、または当技術分野で公知の他のアッセイによって容易に決定することができる。一部の実施形態では、Lipr138ポリペプチドの断片は、洗浄組成物の存在下でリパーゼ活性を保持する。
一部の実施形態では、Lipr138ポリペプチドには、Lipr138ポリペプチドの細胞外分泌をもたらすシグナルペプチドが融合している。
本明細書に開示されるLipr138ポリペプチドは、広範囲のpHにわたって酵素活性を有し得る。特定の実施形態では、開示されるLipr138ポリペプチドは、pH4〜pH11.5で酵素活性を有する。他の実施形態では、Lipr138は、pH4〜pH7、pH5〜pH8、pH6〜pH9、pH7〜pH10、またはpH8〜pH11.5で活性である。
本明細書に開示されるLipr138ポリペプチドは、広範囲の温度にわたって、例えば10℃以下〜90℃で酵素活性を有し得る。好ましくは、温度は50℃未満もしくは40℃未満、または30℃未満でもある。特定の実施形態では、Lipr138リパーゼのための至適温度範囲は、10℃〜20℃、15℃〜25℃、15℃〜30℃、20℃〜30℃、25℃〜35℃、30℃〜40℃、35℃〜45℃、または40℃〜50℃である。
本明細書に開示されるLipr138ポリペプチドは、さらに、カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、および第一鉄(Fe2+)、またはそれらの任意の組合せなどの2価カチオンの添加により安定化され得る。
Lipr138ポリヌクレオチド
本組成物および本方法の一態様では、Lipr138ポリペプチド(その変異体および断片を含む)をコードするポリヌクレオチドは、発現生物におけるLipr138ポリペプチドの発現をもたらす発現ベクターの枠組みで提供される。Lipr138ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、コードされたポリペプチドの発現を支援する調節要素(例えば、プロモータ、ターミネータ、エンハンサー等)に作動可能に結合され得る。Lipr138ポリペプチドをコードする例示的なポリヌクレオチド配列は、配列番号1のヌクレオチド配列を有する。一部の実施形態では、組換えLipr138ポリヌクレオチドは、配列番号1を含み、かつ/またはそれを構成する。同様に、実質的に同じであることを含み、Lipr138ポリペプチドおよび変異体をコードするポリヌクレオチドは、天然に存在し得る。遺伝暗号の縮重を考慮すると、異なるヌクレオチド配列を有するポリヌクレオチドが、同じLipr138ポリペプチド、変異体、または断片をコードすることがあることを認識されよう。
一部の実施形態では、Lipr138ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、Lipr138ポリペプチドをコードする例示されたポリヌクレオチドに対して、指定された程度のアミノ酸配列同一性、例えば、配列番号1のアミノ酸配列に対して、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の配列同一性を有する。同一性は、本明細書に記載されるアミノ酸配列アライメントによって決定することができる。
一部の実施形態では、Lipr138ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、Lipr138ポリペプチドの細胞外分泌をもたらすシグナルペプチドのコード配列の後ろのフレーム、すなわちその下流に融合される。発現ベクターは、Lipr138ポリペプチドを発現するのに適した宿主細胞か、または適切な宿主細胞に発現ベクターを導入する前に、発現ベクターを増殖させるのに適した宿主細胞に提供することができる。
一部の実施形態では、Lipr138ポリペプチドをコードするポリヌクレオチドは、指定のハイブリダイゼーション条件下で、配列番号1の例示的なポリヌクレオチドまたはその相補体にハイブリダイズする。例示的な条件は、本明細書に記載される、超低ストリンジェンシー、低ストリンジェンシー、中ストリンジェンシー 高ストリンジェンシー、および超高ストリンジェンシーの条件である。
Lipr138ポリヌクレオチドは、天然であっても、合成、すなわち人工であってもよく、異なる宿主での発現のためにコドン最適化されていても、クローニング部位を導入するために突然変異していても、そうでなければ、機能性を加えるために改変されていてもよい。
Lipr138ポリペプチドを含む組成物
本発明のポリペプチドを含む組成物を企図する。
本明細書の以下に説明される組成物成分の非限定的リストは、本組成物で使用するのに適しており、本明細書の方法は、例えば、洗浄される基材の処理を目的として洗浄性能を支援または増強するために、または香料、着色剤、染料等の場合のように、組成物の美観を改変するために、本発明の特定の実施形態に望ましくは組み込まれ得る。任意の組成物に組み込まれるこのような任意の成分のレベルは、組み込みのために前に列挙された任意の材料に加えたものである。これらの追加の成分の正確な性質およびその組み込みのレベルは、組成物の物理形態およびそれが使用される洗浄操作の性質に依存することになる。下記の成分は特定の機能に従って一般的な見出しにより分類されるが、当業者により認識されるように、これは、成分が追加の機能を含み得るので、限定するものとして解釈されるべきではない。
他に指示がない限り、パーセント量は、組成物の重量を基準とするものである(重量%)。好適な成分材料としては、これらに限定されないが、界面活性剤、ビルダー、キレート剤、染料移行阻害剤、分散剤、酵素、および酵素安定化剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、事前に形成した過酸、ポリマー分散剤、粘土汚染物除去剤/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、色調染料、香料、香料送達系、構造弾力化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、および/または顔料が挙げられる。以下の開示に加えて、他のこのような成分の好適例および使用レベルについては、参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5576282号明細書、米国特許第6306812号明細書、および米国特許第6326348号明細書に見出される。
それ故、特定の実施形態では、本発明は、以下の補助材料の1つまたは複数を含有しない:界面活性剤、石鹸、ビルダー、キレート剤、染料移行阻害剤、分散剤、追加の酵素、酵素安定化剤、触媒材料、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、事前に形成した過酸、ポリマー分散剤、粘土汚染物除去剤/再付着防止剤、増白剤、抑泡剤、染料、香料、香料送達系、構造弾力化剤、布地柔軟剤、担体、ヒドロトロープ、加工助剤、溶媒、および/または顔料。しかしながら、1つまたは複数の成分が存在する場合、以下に詳述するような1つまたは複数の成分が存在し得る。
界面活性剤−本発明による組成物は、界面活性剤または界面活性剤系を含むことができ、この界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、両性イオン性界面活性剤、半極性非イオン性界面活性剤、およびそれらの混合物から選択することができる。界面活性剤は、存在する場合、典型的には、0.1〜60重量%、0.2〜40重量%、0.5〜30重量%、1〜50重量%、1〜40重量%、1〜30重量%、1〜20重量%、3〜10重量%、3〜5重量%、5〜40重量%、5〜30重量%、5〜15重量%、3〜20重量%、3〜10重量%、8〜12重量%、10〜12重量%、または20〜25重量%のレベルで存在する。
好適なアニオン性洗浄界面活性剤には、スルフェートおよびスルホネート洗浄界面活性剤が含まれる。
好適なスルホネート洗浄界面活性剤には、アルキルベンゼンスルホネート、一態様では、C10~13アルキルベンゼンスルホネートが含まれる。好適なアルキルベンゼンスルホネート(LAS)は、市販の直鎖アルキルベンゼン(LAB)をスルホン化することにより得ることができ;好適なLABには、Isochem(登録商標)またはPetrelab(登録商標)などの低級2−フェニルLABが含まれ、他の好適なLABには、Hyblene(登録商標)などの高級2−フェニルLABが含まれる。好適なアニオン性洗浄界面活性剤は、DETAL触媒工程により得られるアルキルベンゼンスルホネートであるが、HFなどの他の合成経路が適していることもある。一態様では、LASのマグネシウム塩が使用される。
好適なスルフェート洗浄界面活性剤には、アルキルスルフェート、一態様では、C8~18アルキルスルフェートまたは主としてC12アルキルスルフェートが含まれる。
他の好適なスルフェート洗浄界面活性剤は、アルキルアルコキシル化スルフェート、一態様ではアルキルエトキシル化スルフェート、一態様ではC8~18アルキルアルコキシル化スルフェート、別の態様ではC8~18アルキルエトキシル化スルフェートであり、典型的には、アルキルアルコキシル化スルフェートの平均アルコキシル化度は0.5〜20または0.5〜10であり、典型的には、アルキルアルコキシル化スルフェートは、平均エトキシル化度が0.5〜10、0.5〜7、0.5〜5、または0.5〜3のC8~18アルキルエトキシル化スルフェートである。
アルキルスルフェート、アルキルアルコキシル化スルフェート、およびアルキルベンゼンスルホネートは、直鎖状であっても分枝状であってもよく、置換されていても置換されていなくてもよい。洗浄界面活性剤は、中間鎖分枝洗浄界面活性剤、一態様では、中間鎖分枝アニオン性洗浄界面活性剤、一態様では、中間鎖分枝アルキルスルフェート、および/または中間鎖分枝アルキルベンゼンスルホネート、例えば、中間鎖分枝アルキルスルフェートであってもよい。一態様では、中間鎖分枝は、C1~4アルキル基、典型的には、メチル基および/またはエチル基である。
アニオン性界面活性剤の非限定例としては、スルフェートおよびスルホネート、特に、直鎖アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、LASの異性体、分枝アルキルベンゼンスルホネート(BABS)、フェニルアルカンスルホネート、アルファ−オレフィンスルホネート(AOS)、オレフィンスルホネート、アルケンスルホネート、アルカン−2,3−ジイルビス(スルフェート)、ヒドロキシアルカンスルホネートおよびジスルホネート、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)などのアルキルスルフェート(AS)、脂肪アルコールスルフェート(FAS)、第一級アルコールスルフェート(PAS)、アルコールエーテルスルフェート(AESまたはAEOSまたはFES、アルコールエトキシスルフェートまたは脂肪アルコールエーテルスルフェートとしても知られる)、第二級アルカンスルホネート(SAS)、パラフィンスルホネート(PS)、エステルスルホネート、スルホン化脂肪酸グリセロールエステル、メチルエステルスルホネート(MES)を含むアルファ−スルホ脂肪酸メチルエステル(アルファ−SFMeまたはSES)、アルキル−またはアルケニルコハク酸、ドデセニル/テトラデセニルコハク酸(DTSA)、アミノ酸の脂肪酸誘導体、スルホ−コハク酸または石鹸のジエステルおよびモノエステル、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
好適な非イオン性洗浄界面活性剤は、以下のものからなる群から選択される:NEODOL(登録商標)などのC8〜C18アルキルエトキシレート;アルコキシレート単位がエチレンオキシ単位、プロピレンオキシ単位、またはそれらの混合物であり得るC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート;Pluronic(登録商標)など、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとのC12〜C18アルコールおよびC6〜C12アルキルフェノール縮合物;C14〜C22中間鎖分枝アルコール;典型的には1〜30の平均アルコキシル化度を有するC14〜C22中間鎖分枝アルキルアルコキシレート;アルキルポリサッカライド、一態様では、アルキルポリグリコシド;ポリヒドロキシ脂肪酸アミド;エーテルキャップドポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤;ならびにそれらの混合物。
好適な非イオン性洗浄界面活性剤には、アルキルポリグルコシドおよび/またはアルキルアルコキシル化アルコールが含まれる。一態様では、非イオン性洗浄界面活性剤には、アルキルアルコキシル化アルコール、一態様では、C8~18アルキルアルコキシル化アルコール、例えばC8~18アルキルエトキシル化アルコールが含まれ、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜50、1〜30、1〜20、または1〜10の平均アルコキシ化度を有し得る。一態様では、アルキルアルコキシル化アルコールは、1〜10、1〜7、さらには1〜5または3〜7の平均エトキシ化度を有するC8~18アルキルエトキシル化アルコールであってもよい。アルキルアルコキシル化アルコールは、直鎖状であっても分枝状であってもよく、置換されていても置換されていなくてもよい好適な非イオン性界面活性剤にはLutensol(登録商標)が含まれる。
非イオン性界面活性剤の非限定例としては、アルコールエトキシレート(AEまたはAEO)、アルコールプロポキシレート、プロポキシル化脂肪アルコール(PFA)、アルコキシル化脂肪酸アルキルエステル、たとえばエトキシル化および/またはプロポキシル化脂肪酸アルキルエステル、アルキルフェノールエトキシレート(APE)、ノニルフェノールエトキシレート(NPE)、アルキルポリグリコシド(APG)、アルコキシル化アミン、脂肪酸モノエタノールアミド(FAM)、脂肪酸ジエタノールアミド(FADA)、エトキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(EFAM)、プロポキシル化脂肪酸モノエタノールアミド(PFAM)、ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド、またはグルコサミンのN−アシルN−アルキル誘導体(グルカミド、GA、または脂肪酸グルカミド、FAGA)、ならびにSPANおよびTWEENの商品名で入手可能な製品、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
好適なカチオン性洗浄界面活性剤には、アルキルピリジニウム化合物、アルキル第四級アンモニウム化合物、アルキル第四級ホスホニウム化合物、アルキル第三級スルホニウム化合物、およびそれらの混合物が含まれる。
好適なカチオン性洗浄界面活性剤は、以下の一般式を有する第四級アンモニウム化合物である:(R)(R1)(R2)(R3)N+-、式中、Rは、直鎖または分枝の置換または無置換C6~18アルキルまたはアルケニル部分であり、R1およびR2は独立して、メチルまたはエチル部分から選択され、R3は、ヒドロキシル、ヒドロキシメチル、またはヒドロキシエチル部分であり、Xは、電荷的中性を付与するアニオンであり、好適なアニオンには、ハライド、例えばクロライド;スルフェート;およびスルホネートが含まれる。好適なカチオン性洗浄界面活性剤は、モノC6~18アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロライドである。極めて好適なカチオン性洗浄界面活性剤は、モノC8~10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロライド、モノC10~12アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロライド、およびモノC10アルキルモノヒドロキシエチルジメチル第四級アンモニウムクロライドである。
カチオン性界面活性剤の非限定例としては、アルキルジメチルエタノールアミンクォート(ADMEAQ)、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)、ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド(DSDMAC)、およびアルキルベンジルジメチルアンモニウム、アルキル第四級アンモニウム化合物、アルコキシル化第四級アンモニウム(AQA)化合物、エステルクォート、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
好適な双性/両性イオン性界面活性剤には、アミンオキシドおよびアルキルジメチルベタイン、スルホベタインなどのベタイン、またはそれらの組合せが含まれる。アミン中和化アニオン性界面活性剤−本発明のアニオン性界面活性剤および補助アニオン性共界面活性剤は、酸形態で存在し得るものであり、前記酸形態を中和して、本洗剤組成物で使用するのに望ましい界面活性剤塩を形成させることができる。典型的な中和剤には、水酸化物、例えばNaOHまたはKOHなどの金属対イオン塩基が含まれる。酸形態にある、本発明のアニオン性界面活性剤および補助アニオン性界面活性剤または共界面活性剤を中和するためのさらなる好ましい薬剤には、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミンが含まれる。アルカノールアミンが好ましい。好適な非限定例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、および当技術分野で公知の他の直鎖又は分枝アルカノールアミンが挙げられ、例えば、極めて好ましいアルカノールアミンとしては、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、モノイソプロパノールアミン、または1−アミノ−3−プロパノールが挙げられる。アミンによる中和は、全体的または部分的な範囲で行うことができ、例えば、アニオン性界面活性剤混合物の一部をナトリウムまたはカリウムで中和し、アニオン性界面活性剤混合物の一部をアミンまたはアルカノールアミンで中和することもできる。
半極性界面活性剤の非限定例としては、アルキルジメチルアミンオキシドなどのアミンオキシド(AO)が挙げられる。
1種または複数のアニオン性界面活性剤と、それに加えて、任意選択でカチオン性界面活性剤などの追加の界面活性剤を伴う1種または複数の非イオン性界面活性剤の混合物とを含む界面活性剤系が好ましいこともある。アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤との好ましい重量比は、少なくとも2:1、または少なくとも1:1〜1:10である。
一態様では、界面活性剤系は、以下の式Aおよび式Bにより表されるイソプレノイド界面活性剤の混合物を含み得る:
Figure 2015525248
式中、YはCH2または存在しないであり、Zは、得られる界面活性剤が以下の界面活性剤から選択されるように選ぶことができる:アルキルカルボキシレート界面活性剤、アルキルポリアルコキシ界面活性剤、アルキルアニオン性ポリアルコキシスルフェート界面活性剤、アルキルグリセロールエステルスルホネート界面活性剤、アルキルジメチルアミンオキシド界面活性剤、アルキルポリヒドロキシベースの界面活性剤、アルキルリン酸エステル界面活性剤、アルキルグリセロールスルホネート界面活性剤、アルキルポリグルコネート界面活性剤、アルキルポリリン酸エステル界面活性剤、アルキルホスホネート界面活性剤、アルキルポリグリコシド界面活性剤、アルキルモノグリコシド界面活性剤、アルキルジグリコシド界面活性剤、アルキルスルホサクシネート界面活性剤、アルキルジスルフェート界面活性剤、アルキルジスルホネート界面活性剤、アルキルスルホサクシンアマート界面活性剤、アルキルグルカミド界面活性剤、アルキルタウリネート界面活性剤、アルキルサルコシネート界面活性剤、アルキルグリシネート界面活性剤、アルキルイセチオネート界面活性剤、アルキルジアルカノールアミド界面活性剤、アルキルモノアルカノールアミド界面活性剤、アルキルモノアルカノールアミドスルフェート界面活性剤、アルキルジグリコールアミド界面活性剤、アルキルジグリコールアミドスルフェート界面活性剤、アルキルグリセロールエステル界面活性剤、アルキルグリセロールエステルスルフェート界面活性剤、アルキルグリセロールエーテル界面活性剤、アルキルグリセロールエーテルスルフェート界面活性剤、アルキルメチルエステルスルホネート界面活性剤、アルキルポリグリセロールエーテル界面活性剤、アルキルポリグリセロールエーテルスルフェート界面活性剤、アルキルソルビタンエステル界面活性剤、アルキルアンモニオアルカンスルホネート界面活性剤、アルキルアミドプロピルベタイン界面活性剤、アルキルアリル化クォートベースの界面活性剤、アルキルモノヒドロキシアルキル−ジ−アルキル化クォートベースの界面活性剤、アルキルジヒドロキシアルキルモノアルキルクォートベースの界面活性剤、アルキル化クォート界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウムクォート界面活性剤、アルキルポリヒドロキシアルキルオキシプロピルクォートベースの界面活性剤、アルキルグリセロールエステルクォート界面活性剤、アルキルグリコールアミンクォート界面活性剤、アルキルモノメチルジヒドロキシエチル第四級アンモニウム界面活性剤、アルキルジメチルモノヒドロキシエチル第四級アンモニウム界面活性剤、アルキルトリメチルアンモニウム界面活性剤、アルキルイミダゾリンベースの界面活性剤、アルケン−2−イル−サクシネート界面活性剤、アルキルa−スルホン化カルボン酸界面活性剤、アルキルa−スルホン化カルボン酸アルキルエステル界面活性剤、アルファオレフィンスルホネート界面活性剤、アルキルフェノールエトキシレート界面活性剤、アルキルベンゼンスルホネート界面活性剤、アルキルスルホベタイン界面活性剤、アルキルヒドロキシスルホベタイン界面活性剤、アルキルアンモニオカルボキシレートベタイン界面活性剤、アルキルスクロースエステル界面活性剤、アルキルアルカノールアミド界面活性剤、アルキルジ(ポリオキシエチレン)モノアルキルアンモニウム界面活性剤、アルキルモノ(ポリオキシエチレン)ジアルキルアンモニウム界面活性剤、アルキルベンジルジメチルアンモニウム界面活性剤、アルキルアミノプロピオネート界面活性剤、アルキルアミドプロピルジメチルアミン界面活性剤、またはそれらの混合物;またZが荷電部分である場合には、Zは好適な金属または有機対イオンにより電荷平衡が保たれる。好適な対イオンとしては、金属対イオン、アミン、またはアルカノールアミン、例えばC1〜C6アルカノールアンモニウムが挙げられる。より具体的には、好適な対イオンとして、Na+、Ca+、Li+、K+、Mg+、例えば、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、2−アミノ−1−プロパノール、1−アミノプロパノール、メチルジエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、1−アミノ−3−プロパノール、またはそれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、組成物は、5%〜97%の1種または複数の非イソプレノイド界面活性剤、および1種または複数の補助洗浄添加剤を含有し、式Aの界面活性剤と式Bの界面活性剤との重量比は50:50〜95:5である。
石鹸−本明細書の組成物は石鹸を含有することができる。理論に拘束されるものではないが、一部界面活性剤として、一部ビルダーとして作用し、泡の抑制に有用となり得、さらには組成物の種々のカチオン性化合物と有利に相互作用して、本発明組成物と共に揉まれた織物の柔軟性を増強することができる石鹸を含むことが望ましいことがある。洗濯洗剤で使用される当技術分野で公知のいずれの石鹸も利用することができる。一実施形態では、組成物は、0重量%〜20重量%、0.5重量%〜20重量%、4重量%〜10重量%、または4重量%〜7重量%の石鹸を含有する。
本明細書において有用な石鹸の例としては、オレイン酸石鹸、パルミチン酸石鹸、パーム核脂肪酸石鹸、およびそれらの混合物が挙げられる。典型的な石鹸は、種々の鎖長および置換度を有する脂肪酸石鹸の混合物の形態である。そのような混合物の1つは、トップドパーム核脂肪酸である。
一実施形態では、石鹸は遊離脂肪酸から選択される。好適な脂肪酸は、飽和および/または不飽和であり、植物性また動物性エステル(例えば、パーム核油、パーム油、ヤシ油、ババス油、サフラワー油、トール油、ヒマシ油、牛脂および魚油、油脂、およびそれらの混合物)などの天然供給源から得ることも、合成的に(例えば、石油の酸化を介して、またはFisher Tropsch法による一酸化炭素の水素添加によって)調製することもできる。
本発明の組成物で使用される好適な飽和脂肪酸の例としては、カプチック酸(captic acid)、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、およびベヘニン酸が挙げられる。好適な不飽和脂肪酸種としては、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、およびリシノール酸が挙げられる。好ましい脂肪酸の例は、飽和Cn脂肪酸、飽和Ci2〜Ci4脂肪酸、および飽和または不飽和Cn〜Ci8脂肪酸、ならびにそれらの混合物である。
存在する場合、布地を柔軟にするカチオン性共界面活性剤と脂肪酸との重量比は、好ましくは約1:3〜約3:1、より好ましくは約1:1.5〜約1.5:1、最も好ましくは約1:1である。
本明細書における石鹸および非石鹸アニオン性界面活性剤のレベルは、酸形態に基づいて指定される洗剤組成物の重量パーセントとする。しかしながら、当技術分野で一般に理解されるように、アニオン性界面活性剤および石鹸は、実際には、水酸化ナトリウムまたはモノエタノールアミンなどのナトリウム、カリウム、またはアルカノールアンモニウム塩基を使用して中和されている。
ヒドロトロープ−本発明の組成物は1種または複数のヒドロトロープを含むことができる。ヒドロトロープは、疎水性化合物を水溶液に(または反対に、極性物質を非極性環境中に)可溶化する化合物である。典型的には、ヒドロトロープは、親水性および疎水性の両方の特性を有する(界面活性剤で知られるようないわゆる両親媒性);しかしながら、ヒドロトロープの分子構造は、一般に、自発的な自己凝集を促進しない(例えば、Hodgdon and Kaler(2007),Current Opinion in Colloid&Interface Science 12:121−128による総説を参照のこと)。ヒドロトロープは、ミセル相、ラメラ相または他の十分明確な中間相を形成する界面活性剤および脂質に見られるような、自己凝集を生じる臨界濃度を示さない。その代わり、多くのヒドロトロープは、凝集のサイズが濃度の増加につれて増大する連続型の凝集プロセスを示す。しかしながら、多くのヒドロトロープは、水、油、界面活性剤、およびポリマーの混合物を含む、極性および非極性の物質を含有する系の相挙動、安定性、およびコロイド特性を変化させる。ヒドロトロープは、医薬品、パーソナルケア、食品から技術用途にわたる産業に従来用いられている。洗剤組成物中にヒドロトロープを使用することにより、例えば、(水を除去することにより、液体洗剤をコンパクト化するプロセスにおいてのように)相分離または高粘性などの望ましくない現象を引き起こすことなく、界面活性剤がより濃縮された配合物が可能になる。
洗剤は、0〜10重量%、例えば、0〜5重量%、0.5〜5重量%、または3重量%〜5重量%のヒドロトロープを含有することができる。洗剤で使用される当技術分野で公知のいずれのヒドロトロープも利用することができる。ヒドロトロープの非限定的な例としては、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、p−トルエンスルホン酸ナトリウム(STS)、キシレンスルホン酸ナトリウム(SXS)、クメンスルホン酸ナトリウム(SCS)、シメンスルホン酸ナトリウム、アミンオキシド、アルコールおよびポリグリコールエーテル、ヒドロキシナフトエ酸ナトリウム、ヒドロキシナフタレンスルホン酸ナトリウム、エチルヘキシル硫酸ナトリウム、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
ビルダー−本発明の組成物は、1種または複数のビルダー、共ビルダー、ビルダー系、またはそれらの混合物を含むことができる。ビルダーが使用される場合、洗浄組成物は、典型的には、0〜65重量%、少なくとも1重量%、2〜60重量%、または5〜10重量%のビルダーを含むことになる。食器洗浄組成物では、ビルダーのレベルは、典型的には、40〜65重量%または50〜65重量%である。組成物は、ビルダーを実質的に含まなくてもよく;実質的に含まないということは、ゼオライトおよび/またはリン酸が「意図的に添加されていない」ことを意味する。典型的なゼオライトビルダーには、ゼオライトA、ゼオライトP、およびゼオライトMAPが含まれる。典型的なリン酸ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウムである。
ビルダーおよび/または共ビルダーは、特に、CaおよびMgと水溶性錯体を形成するキレート剤であってもよい。洗剤で使用される当技術分野で公知のいずれのビルダーおよび/または共ビルダーも利用することができる。ビルダーの非限定例としては、ゼオライト、ジホスフェート(ピロホスフェート)、三リン酸ナトリウム(STPまたはSTPP)などのトリホスフェート、炭酸ナトリウムなどのカーボネート、メタケイ酸ナトリウムなどの可溶性シリケート、層状シリケート(例えば、Hoechst製のSKS−6)、2−アミノエタン−1−オール(MEA)、イミノジエタノール(DEA)、および2,2’,2”−ニトリロトリエタノール(TEA)などのエタノールアミン、ならびにカルボキシメチルイヌリン(CMI)、ならびにそれらの組合せが挙げられる。
洗浄組成物は、共ビルダーを単独で、またはビルダー、例えばゼオライトビルダーと組み合わせて含むことができる。共ビルダーの非限定例としては、ポリアクリレートのホモポリマーまたはそのコポリマー、例えば、ポリ(アクリル酸)(PAA)またはコポリ(アクリル酸/マレイン酸)(PAA/PMA)が挙げられる。さらに非限定例としては、シトレート、キレート剤、例えば、アミノカルボキシレート、アミノポリカルボキシレートおよびホスホネート、ならびにアルキル−またはアルケニルコハク酸が挙げられる。さらなる特定の例としては、2,2’,2”−ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、イミノ二コハク酸(IDS)、エチレンジアミン−N,N’−二コハク酸(EDDS)、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジイルビス(ホスホン酸)(HEDP)、エチレンジアミンテトラキス(メチレン)テトラキス(ホスホン酸)(EDTMPA)、ジエチレントリアミンペンタキス(メチレン)ペンタキス(ホスホン酸)(DTPMPA)、N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸(EDG)、アスパラギン酸−N−一酢酸(ASMA)、アスパラギン酸−N,N−二酢酸(ASDA)、アスパラギン酸−N−一プロピオン酸(ASMP)、イミノ二コハク酸(IDA)、N−(2−スルホメチル)アスパラギン酸(SMAS)、N−(2−スルホエチル)アスパラギン酸(SEAS)、N−(2−スルホメチル)グルタミン酸(SMGL)、N−(2−スルホエチル)グルタミン酸(SEGL)、N−メチルイミノ二酢酸(MIDA)、α−アラニン−N,N−二酢酸(α−ALDA)、セリン−N,N−二酢酸(SEDA)、イソセリン−N,N−二酢酸(ISDA)、フェニルアラニン−N,N−二酢酸(PHDA)、アントラニル酸−N,N−二酢酸(ANDA)、スルファニル酸−N,N−二酢酸(SLDA)、タウリン−N,N−二酢酸(TUDA)およびスルホメチル−N,N−二酢酸(SMDA)、N−(ヒドロキシエチル)−エチリデンジアミン三酢酸(HEDTA)、ジエタノールグリシン(DEG)、ジエチレントリアミン五(メチレンホスホン酸)(DTPMP)、アミノトリス(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ならびにそれらの組合せおよび塩が挙げられる。さらなる例示的なビルダーおよび/または共ビルダーは、例えば、国際公開第09/102854号パンフレット、米国特許第5977053号明細書に記載されている。
キレート剤および結晶成長阻害剤−本明細書の組成物は、キレート剤および/または結晶成長阻害剤を含有することができる。好適な分子には、銅、鉄、および/またはマンガンのキレート剤、ならびにそれらの混合物が含まれる。好適な分子としては、DTPA(ジエチレントリアミンペンタ酢酸)、HEDP(ヒドロキシエタンジホスホン酸)、DTPMP(ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)、1,2−ジヒドロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸ジナトリウム塩水和物、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、エチレンジアミンジコハク酸(EDDS)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HEDTA)、トリエチレンテトラアミン六酢酸(TTHA)、N−ヒドロキシエチルイミノ二酢酸(HEIDA)、ジヒドロキシエチルグリシン(DHEG)、エチレンジアミンテトラプロピオン酸(EDTP)、カルボキシメチルイヌリン、および2−ホスホノブタン1,2,4−トリカルボン酸(Bayhibit(登録商標)AM)、およびそれらの誘導体が挙げられる。典型的には、組成物は、0.005〜15重量%または3.0〜10重量%のキレート剤または結晶成長阻害剤を含むことができる。
漂白成分−本発明の方法および組成物に組み込むのに適した漂白成分には、1種の漂白成分または2種以上の漂白成分の混合物が含まれる。好適な漂白成分としては、漂白触媒、光漂白剤、漂白活性化剤、過酸化水素、過酸化水素源、事前に形成した過酸、およびそれらの混合物が挙げられる。一般に、漂白剤成分が使用される場合、本発明の組成物は、0〜30重量%、0.00001〜90重量%、0.0001〜50重量%、0.001〜25重量%、または1〜20重量%含むことができる。好適な漂白成分は、以下のものを含む:
(1)事前に形成した過酸:好適な事前に形成した過酸としては、これらに限定されないが、事前に形成した過酸もしくはその塩からなる群から選択される化合物、典型的には、ペルオキシカルボン酸もしくはその塩、またはペルオキシスルホン酸もしくはその塩のいずれかが挙げられる。
事前に形成した過酸もしくはその塩は、好ましくはペルオキシカルボン酸もしくはその塩であり、これは、典型的には、下記の化学式に対応する化学構造:
Figure 2015525248
を有し、
式中、R14は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールもしくは複素環式基から選択され;R14基は、直鎖または分岐状の、置換もしくは非置換であってよく;Yは、電荷中性を達成する任意の好適な対イオンであり、好ましくは、Yは、水素、ナトリウムもしくはカリウムから選択される。好ましくは、R14は、直鎖または分岐状の、置換もしくは非置換C6~9アルキルである。好ましくは、過酸もしくはその塩は、ペルオキシヘキサン酸、ペルオキシヘプタン酸、ペルオキシオクタン酸、ペルオキシノナン酸、ペルオキシデカン酸、それらの任意の塩、またはそれらの任意の組合せから選択される。特に好ましい過酸は、フタルイミド−ペルオキシ−アルカン酸、とりわけ、ε−フタルイミド−ペルオキシ−ヘキサン酸(PAP)である。好ましくは、過酸もしくはその塩は、30℃〜60℃の範囲の融点を有する。
事前に形成した過酸もしくはその塩はペルオキシスルホン酸もしくはその塩であってもよく、これは、典型的には、下記の化学式に対応する化学構造:
Figure 2015525248
を有し、
式中、R15は、アルキル、アラルキル、シクロアルキル、アリールもしくは複素環式基から選択され;R15基は、直鎖または分岐状の、置換もしくは非置換であってよく;Zは、電荷中性を達成する任意の好適な対イオンであり、好ましくは、Zは、水素、ナトリウムもしくはカリウムから選択される。好ましくは、R15は、直鎖または分岐状の、置換もしくは非置換C6~9アルキルである。好ましくはこのような漂白成分は、0.01〜50重量%、または0.1〜20重量%の量で本発明の組成物中に存在してよい。
(2)過酸化水素源としては、例えば、過ホウ酸(通常は一水和物または四水和物)、過炭酸、過硫酸、過リン酸、過ケイ酸のナトリウム塩およびこれらの混合物などのアルカリ金属塩を含む無機過酸化水和物塩類が挙げられる。本発明の一態様では、無機過酸化水和物塩類、例えば、過ホウ酸、過炭酸およびこれらの混合物からなる群から選択されるものなど。使用する場合には、無機過酸化水和物塩類は、組成物全体の0.05〜40重量%、または1〜30重量%の量で存在し、典型的に、結晶性固体のような組成物に含有させるが、この固体をコーティングしてもよい。好適なコーティングは、アルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩もしくはホウ酸塩またはこれらの混合物などの無機塩、あるいは、水溶性もしくは分散性ポリマー、ワックス、油または脂肪酸石鹸などの有機材料を含む。好ましくは、このような漂白成分は、0.01〜50重量%または0.1〜20重量%の量で、本発明の組成物中に存在させることができる。
(3)漂白活性化剤という用語は、本明細書では、過酸化水素と反応して、過加水分解を介して過酸を形成する化合物を意味する。このように形成された過酸は、活性化漂白剤を構成する。本明細書で使用される好適な漂白活性化剤としては、エステル、アミド、イミド、または無水物のクラスに属するものが挙げられる。好適な漂白活性化剤は、R−(C=O)−Lを有するものであり、式中、Rは、漂白活性化剤が疎水性の場合には、6〜14個の炭素原子または8〜12個の炭素原子、また漂白活性化剤が親水性の場合には、6個未満の炭素原子または4個未満の炭素原子を有する、任意選択で分枝状のアルキル基であり;Lは脱離基である。好適な脱離基の例は、安息香酸およびその誘導体、特にベンゼンスルホネートである。好適な漂白活性化剤としては、ドデカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシベンゼンスルホネート、デカノイルオキシ安息香酸またはその塩、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、4−[(3,5,5−トリメチルヘキサノイル)オキシ]ベンゼン−1−スルホン酸ナトリウム(ISONOBS)、4−(ドデカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホネート(LOBS)、4−(デカノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホネート、4−(デカノイルオキシ)ベンゾエート(DOBSまたはDOBA)、4−(ノナノイルオキシ)ベンゼン−1−スルホネート(NOBS)、および/または国際公開第98/17767号パンフレットに開示されるものが挙げられる。漂白活性化剤のファミリーが、欧州特許第624154号明細書に開示され、そのファミリーの中で特に好ましいのはアセチルトリエチルシトレート(ATC)である。ATCまたはトリアセチンのような短鎖トリグリセリドは、環境にやさしいという利点を有する。さらに、アセチルトリエチルシトレートおよびトリアセチンは、貯蔵の際に製品中で良好な加水分解安定性を有し、また効率的な漂白活性化剤である。最終的に、ATCは、過加水分解反応で放出されるシトレートがビルダーとして機能し得るので多機能である。あるいは、漂白系は、例えば、アミド、イミド、またはスルホンタイプのペルオキソ酸を含むことができる。漂白系はまた、6−(フタロイルイミド)ペルカプロン酸(PAP)などの過酸を含むことができる。また、好適な漂白活性化剤は国際公開第98/17767号パンフレットにも開示されている。任意の好適な漂白活性化剤を使用することができるが、本発明の一態様では、対象の洗浄組成物は、NOBS、TAED、またはこれらの混合物を含むことができる。存在する場合、過酸および/または漂白活性化剤は、一般に、布地およびホームケア組成物を基準にして、0.1〜60重量%、0.5〜40重量%、または0.6〜10重量%の量で組成物中に存在する。1種または複数の疎水性過酸またはその前駆体を1種または複数の親水性過酸またはその前駆体と組み合わせて使用することができる。好ましくは、このような漂白成分は、0.01〜50重量%、または0.1〜20重量%の量で、本発明の組成物中に存在させることができる。
過酸化水素源および過酸または漂白活性化剤の量は、利用可能な酸素(過酸化物源由来)と過酸とのモル比が、1:1〜35:1、またはさらには2:1〜10:1となるように選択することができる。
(4)ジアシル過酸化物−好ましいジアシル過酸化物漂白種には、一般式:R1−C(O)−OO−(O)C−R2(式中、R1は、少なくとも5個の炭素原子の直鎖を含有し、任意選択で1個または複数の置換基(例えば、−N+(CH33、−COOHもしくは−CN)および/またはアルキル基の隣接する炭素原子間に挿入された1つまたは複数の割り込み部分(例えば、−CONH−もしくは−CH=CH−)を含有する、C6〜C18アルキル、好ましくはC6〜C12アルキル基を示し;R2は、過酸化物部分と適合する脂肪族基を示し、その結果、R1およびR2は合わせて計8〜30個の炭素原子を含有する)のジアシル過酸化物から選択されるものが含まれる。好ましい一態様では、R1およびR2は、直鎖非置換C6〜C12アルキル鎖である。最も好ましくは、R1およびR2は同一である。R1およびR2の両方がC6〜C12アルキル基であるジアシル過酸化物が特に好ましい。好ましくは、R基(R1またはR2)の少なくとも一方、最も好ましくはその一方のみは、アルファ位置に、または好ましくはアルファ位置にもベータ位置にも、あるいは最も好ましくはアルファ位置にもベータ位置にもガンマ位置にも分枝もペンダント環も含まない。さらに好ましい一実施形態では、好ましくは、R1アシル基の加水分解は過酸を生成するように迅速であるが、R2アシル基の加水分解は緩慢であるように、DAPを非対称とすることができる。
テトラアシル過酸化物漂白種は、好ましくは、一般式:R3−C(O)−OO−C(O)−(CH2)n−C(O)−OO−C(O)−R3(式中、R3は、C1〜C9アルキル基またはC3〜C7アルキル基を示し;nは、2〜12または4〜10の整数(両端の値を含む)を示す)のテトラアシル過酸化物から選択される。
好ましくは、ジアシルおよび/またはテトラアシル過酸化物漂白種は、洗浄液の重量を基準として少なくとも0.5ppm、少なくとも10ppm、または少なくとも50ppm供給するのに十分な量で存在する。好ましい実施形態では、漂白種は、洗浄液の重量を基準として0.5〜300ppm、30〜150ppm供給するのに十分な量で存在する。
好ましくは、漂白成分は、漂白触媒(5および6)を含む。
(5)好ましい有機(非金属)漂白触媒としては、過酸および/またはその塩から酸素原子を受容して、その酸素原子を酸化可能な基質に輸送することができる漂白触媒がある。好適な漂白触媒として、これらに限定されないが、イミニウムカチオンおよびポリイオン;イミニウム双性イオン;修飾アミン;修飾アミン酸化物;N−スルホニルイミン;N−ホスホニルイミン;N−アシルイミン;チアジアゾール二酸化物;ペルフルオロイミン;環状糖ケトンならびにこれらの混合物が挙げられる。
好適なイミニウムカチオンおよびポリイオンとしては、これらに限定されないが、以下のものが挙げられる:Tetrahedron(1992),49(2),423−38(例えば、compound 4,p.433)に記載のように調製される、N−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムテトラフルオロホウ酸塩;米国特許第5360569号明細書(例えば、Column 11,Example 1)に記載のように調製される、N−メチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムp−トルエンスルホン酸塩;ならびに米国特許第5360568号明細書(例えば、Column 10,Ex.3)に記載のように調製される、N−オクチル−3,4−ジヒドロイソキノリニウムp−トルエンスルホン酸塩。
好適なイミニウム双性イオンとしては、これらに限定されないが、以下のものが挙げられる:米国特許第5576282号明細書(例えば、Column 31,Ex.II)に記載のように調製される分子内塩である、N−(3−スルホプロピル)−3,4−ジヒドロイソキノリウム;米国特許第5817614号明細書(例えば、Column 32,Ex.V)に記載のように調製される分子内塩である、N−[2−(スルホキシ)ドデシル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム;国際公開第05/047264号パンフレット(例えば、第18頁、Ex.8)に記載のように調製される分子内塩である、2−[3−[(2−エチルヘキシル)オキシ]−2−(スルホオキシ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム、;ならびに分子内塩である2−[3−[(2−ブチルオクチル)オキシ]−2−(スルホオキシ)プロピル]−3,4−ジヒドロイソキノリニウム。
好適な修飾アミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル−1−イソキノリノールがあり、これは、Tetrahedron Letters(1987),28(48),6061−6064に記載の方法に従い製造することができる。好適な修飾アミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、ナトリウム1−ヒドロキシ−N−オキシ−N−[2−(スルホキシ)デシル]−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリンがある。
好適なN−スルホニルイミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、Journal of Organic Chemistry(1990),55(4),1254−61に記載の方法に従い調製される、3−メチル−1,2−ベンズイソチアゾール1,1−二酸化物がある。
好適なN−ホスホニルイミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、Journal of the Chemical Society,Chemical Communications(1994),(22),2569−70に記載の方法に従い調製される、「R−(E)]−N−[(2−クロロ−5−ニトロフェニル)メチレン]−P−フェニル−P−(2,4,6−トリメチルフェニル)−ホスフィン酸アミドがある。
好適なN−アシルイミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、Polish Journal of Chemistry(2003),77(5),577−590に記載の方法に従い調製される、「N(E)]−N−(フェニルメチレン)アセトアミドがある。
好適なチアジアゾール二酸化物酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、米国特許第5753599号明細書(Column 9,Ex.2を参照)に記載の方法に従い調製される、3−メチル−4−フェニル−1,2,5−チアジアゾール1,1−ジオキシドがある。
好適なペルフルオロイミン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、Tetrahedron Letters(1994),35(34),6329−30に記載の方法に従い製造することができる、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−N−(ノナフルオロブチル)ブタンイミドイルフッ化物がある。
好適な環状糖ケトン酸素輸送触媒としては、これらに限定されないが、米国特許第6649085号明細書(Column 12,Ex.1)に記載の方法に従い調製される、1,2:4,5−ジ−O−イソプロピリデン−D−エリスロ−2,3−ヘキソジウロ−2,6−ピラノースがある。
好ましくは、漂白触媒は、イミニウムおよび/もしくはカルボニル官能基を含み、典型的に、酸素原子の受容時、特に過酸および/もしくはその塩からの酸素原子の受容時に、オキサジリジウムおよび/もしくはジオキシラン官能基を形成することができる。好ましくは、漂白触媒は、オキサジリジウム官能基を含み、および/または酸素原子の受容時、特に過酸および/もしくはその塩からの酸素原子の受容時に、オキサジリジウム官能基を形成することができる。好ましくは、漂白成分は、環状イミニウム官能基を含み、好ましくは、環状部分は、5〜8原子(窒素原子を含む)、好ましくは6原子の環サイズを有する。好ましくは、漂白触媒は、アリリミニウム官能基、好ましくは二環式アリリミニウム官能基、好ましくは3,4−ジヒドロイソキノリニウム官能基を含む。典型的には、イミン官能基は、4級イミン官能基であり、典型的に、酸素原子の受容時、特に過酸および/もしくはその塩からの酸素原子の受容時に、4級オキサジリジウム官能基を形成することができる。別の態様では、洗剤組成物は、0以下のlogPo/w、−0.5以下のlogPo/w、−1.0以下のlogPo/w、−1.5以下のlogPo/w、−2.0以下のlogPo/w、−2.5以下のlogPo/w、−3.0以下のlogPo/w、あるいは−3.5以下のlogPo/wを有する漂白成分を含む。logPo/wを決定する方法については、以下に詳しく記載する。
典型的に、漂白成分は、0.01〜0.30、0.05〜0.25、あるいは0.10〜0.20のXSOを有する漂白種を生成することができる。XSOを決定する方法については、以下に詳しく記載する。例えば、イソキノリニウム構造を有する漂白成分は、オキサジリジウム構造を有する漂白種を生成することができる。この例では、XSOは、オキサジリジウム漂白種のそれである。
好ましくは、漂白触媒は、下記の化学式:
Figure 2015525248
に対応する化学構造を有し、
式中、nおよびmは、独立して、0〜4であり、好ましくは、nおよびmは両方が0であり;各R1は、独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、融合アリール、複素環、融合複素環、ニトロ、ハロ、シアノ、スルホナト、アルコキシ、ケト、カルボキシルおよびカルボアルコキシラジカルからなる群から選択される置換もしくは非置換ラジカルから選択され;ならびに任意の2つの隣接R1置換基が結合して、融合アリール、融合炭素環もしくは融合複素環を形成してもよく;各R2は、独立して、水素、ヒドロキシ、アルキル、シクロアルキル、アルカリル、アリール、アラルキル、アルキレン、複素環、アルコキシ、アリールカルボニル基、カルボキシアルキル基およびアミド基からなる群から選択される置換もしくは非置換ラジカルから独立して選択され;任意のR2がいずれか他のR2と結合して、共通環の一部を形成してもよく;任意のジェミナルR2が結合してカルボニルを形成してもよく;また、任意の2つのR2が結合して、置換もしくは非置換の融合した不飽和部分を形成してもよく;R3は、C1〜C20置換もしくは非置換アルキルであり;R4は、水素または部分Qt−Aであり、ここで、Qは、分岐または非分岐アルキレンであり、t=0または1であり、Aは、OSO3 -、SO3 -、CO2 -、OCO2 -、OPO3 2-、OPO3-およびOPO2 -からなる群から選択されるアニオン基であり;R5は、水素または部分−CR1112−Y−Gb−Yc−[(CR910y−O]k−R8であり;ここで、各Yは、独立して、O、S、N−H、またはN−R8からなる群から選択され;各R6は、独立して、アルキル、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、前記部分は、置換もしくは非置換であり、置換もしくは非置換のいずれにかかわらず、前記部分は、21個未満の炭素を有し;各Gは、独立して、CO,SO2、SO、POおよびPO2からなる群から選択され;R9およびR10は、独立して、HおよびC1〜C4アルキルからなる群から選択され;R11およびR12は、独立して、Hおよびアルキルからなる群から選択されるか、または合わせて考える場合、結合してカルボニルを形成してもよく;b=0または1;c=0または1であってよいが、b=0であるとき、c=0でなければならない;yは1〜6の整数であり;kは0〜20の整数であり;R6はH、またはアルキル、アリールもしくはヘテロアリール部分であり;前記部分は、置換もしくは非置換であり;Xは、それが存在すれば、好適な電荷平衡対イオンであり、R4が水素である場合には、Xが存在するのが好ましく、好適なXとしては、これらに限定されないが、塩化物、臭化物、硫酸塩、メトサルフェート、スルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ボロンテトラフルオリドおよびリン酸塩が挙げられる。
本発明の一実施形態において、漂白触媒は、下記の一般式:
Figure 2015525248
に対応する化学構造を有し
式中、R13は、3〜24個の炭素原子(分岐炭素原子を含む)を含む分岐アルキル基および1〜24個の炭素原子を含む直鎖アルキル基であり;好ましくは、R13は、8〜18個の炭素原子を含む分岐アルキル基または8〜18個の炭素原子を含む直鎖アルキル基であり;好ましくは、R13は、2−プロピルへプチル、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、n−ドデシル、n−テトラデシル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、イソ−ノニル、イソ−デシル、イソ−トリデシルおよびイソ−ペンタデシル;好ましくは、R13は、2−ブチルオクチル、2−ペンチルノニル、2−ヘキシルデシル、イソ−トリデシルおよびイソ−ペンタデシルからなる群から選択される。
好ましくは、漂白成分は、漂白触媒以外に、過酸源、特に有機漂白触媒を含む。過酸源は、以下:(a)事前に形成した過酸、(b)好ましくは漂白活性化剤と組み合わせた過炭素塩、過ホウ酸塩または過硫酸塩(過硫酸水素源);および(c)織物または硬質表面処理ステップにおいて、水の存在下、in situで過酸を形成するペルヒドラーゼ酵素およびエステルから選択してもよい。
過酸および/または漂白活性化剤が存在する場合、これは、一般に、組成物に対して、0.1〜60重量%、0.5〜40重量%、または0.6〜10重量%存在する。1種または複数種の疎水性過酸またはその前駆体を1種または複数種の親水性過酸またはその前駆体と組み合わせて用いてもよい。
過酸化水素源および過酸もしくは漂白活性化剤の量は、利用可能な酸素(過酸化物源から):過酸のモル比が、1:1〜35:1、あるいは2:1〜10:1であるように選択してよい。
(6)金属含有漂白触媒−触媒成分は、触媒金属複合体によって提供してもよい。1タイプの金属含有漂白触媒は、例えば、銅、鉄、チタン、ルテニウム、タングステン、モリブデン、もしくはマンガンカチオンなどの規定の漂白触媒活性の遷移金属カチオン、亜鉛もしくはアルミニウムカチオンなどの、漂白触媒活性がほとんどまたは全くない補助金属カチオン、ならびに触媒および補助金属カチオンについて既定の安定定数を有する金属イオン封鎖剤(sequestrate)、特にエチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンリン酸)およびそれらの水溶性塩を含む触媒系である。このような触媒は、米国特許第4430243号明細書に開示されている。好ましい触媒は、国際公開第09/839406号パンフレット、米国特許第6218351号明細書および国際公開第00/012667号パンフレットに記載されている。遷移金属触媒、または架橋多座配位子N−ドナー配位子である配位子が特に好ましい。
必要に応じて、本明細書の組成物は、マンガン化合物を用いて、触媒することができる。このような化合物および使用レベルは、当業者には公知であり、例えば、米国特許第5576282号明細書に開示のマンガンベースの触媒がある。
本発明で有用なコバルト漂白触媒は公知であり、例えば、米国特許第5597936号明細書;米国特許第5595967号明細書に記載されている。このようなコバルト触媒は、例えば、米国特許第5597936号明細書および米国特許第5595967号明細書に教示されているような公知の方法によって容易に調製される。
本発明の組成物は、ビスピドン(米国特許第7501389号明細書)および/または大多環式硬質配位子(略称「MRL」)などの配位子の遷移金属複合体を含むのが好適である。実際に、また非限定的に、水性洗浄媒質中少なくとも1億分の1部前後の活性MRL種、典型的には、洗浄液中0.005〜25ppm、0.05〜10ppm、あるいは0.1〜5ppmのMRLを提供するように、本発明の組成物および方法を調節することができる。
本発明の遷移金属漂白触媒中の好適な遷移金属としては、例えば、マンガン、鉄およびクロミウムがある。好適なMRLには、5,12−ジエチル−1,5,8,12−テトラアザビシクロ[6.6.2]ヘキサデカンが含まれる。好適な遷移金属MRLは、例えば、米国特許第6225464号明細書および国際公開第00/32601号パンフレットに教示されているような公知の手順により容易に調製される。
(7)光漂白剤−好適な光漂白剤としては、例えば、スルホン化亜鉛フタロシアン スルホン化アルミニウムフタロシアン、キサンテン染料およびこれらの混合物が挙げられる。本発明の組成物に用いるのに好ましい漂白成分には、過酸化水素源、漂白活性化剤および/または有機過酸(任意選択で、過酸化水素源と漂白活性化剤の反応によりin situで生成する)が、漂白触媒と組み合わせて含まれる。好ましい漂白成分は、前述したように、漂白触媒、好ましくは有機漂白触媒を含む。
特に好ましい漂白成分は、漂白触媒、特に有機漂白触媒である。
例示的な漂白系はまた、例えば、国際公開第2007/087258号パンフレット、国際公開第2007/087244号パンフレット、国際公開第2007/087259号パンフレット、および国際公開第2007/087242号パンフレットに記載されている。
布地色調剤−組成物は布地色調剤を含むことができる。好適な布地色調剤には、染料、染料−粘土コンジュゲート、および顔料が含まれる。好適な染料としては、小分子染料およびポリマー染料が挙げられる。好適な小分子染料としては、ダイレクトブルー、ダイレクトレッド、ダイレクトバイオレット、アシッドブルー、アシッドレット、アシッドバイオレット、ベーシックブルー、ベーシックバイオレット、およびベーシックレッドのカラーインデックス(C.I.)分類に該当する染料、またはそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
別の態様では、好適な小分子染料として、ダイレクトバイオレット9、ダイレクトバイオレット35、ダイレクトバイオレット48、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトバイオレット66、ダイレクトバイオレット99、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトブルー80、ダイレクトブルー279、アシッドレッド17、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドバイオレット15、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット24、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドバイオレット49、アシッドバイオレット50、アシッドブルー15、アシッドブルー17、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー40、アシッドブルー45、アシッドブルー75、アシッドブルー80、アシッドブルー83、アシッドブルー90およびアシッドブルー113、アシッドブラック1、ベーシックバイオレット1、ベーシックバイオレット3、ベーシックバイオレット4、ベーシックバイオレット10、ベーシックバイオレット35、ベーシックブルー3、ベーシックブルー16、ベーシックブルー22、ベーシックブルー47、ベーシックブルー66、ベーシックブルー75、ベーシックブルー159のカラーインデックス(Society of Dyers and Colorists,Bradford,UK)番号、およびそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。別の態様では、好適な小分子染料として、アシッドバイオレット17、アシッドバイオレット43、アシッドレッド52、アシッドレッド73、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー25、アシッドブルー29、アシッドブルー45、アシッドブルー113、アシッドブラック1、ダイレクトブルー1、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51のカラーインデックス(Society of Dyers and Colorists,Bradford,UK)番号、およびそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。別の態様では、好適な小分子染料として、アシッドバイオレット17、ダイレクトブルー71、ダイレクトバイオレット51、ダイレクトブルー1、アシッドレッド88、アシッドレッド150、アシッドブルー29、アシッドブルー113のカラーインデックス(Society of Dyers and Colorists,Bradford,UK)番号、またはそれらの混合物からなる群から選択される小分子染料が挙げられる。
好適なポリマー染料としては、コンジュゲートしたクロモゲンを含有するポリマー(染料−ポリマーコンジュゲート)およびポリマー骨格の中に共重合したクロモゲンを有するポリマーからなる群から選択されるポリマー染料、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
別の態様では、好適なポリマー染料として、Liquitint(登録商標)(Milliken)の名称で販売されている布地実質着色剤、少なくとも1つの反応性染料とヒドロキシル部分、第一級アミン部分、第二級アミン部分、チオール部分、およびそれらの混合物からなる群から選択される部分を含むポリマーからなる群から選択されるポリマーとから形成される染料−ポリマーコンジュゲートからなる群から選択されるポリマー染料が挙げられる。さらに別の態様では、好適なポリマー染料として、Liquitint(登録商標)バイオレットCT、リアクティブブルー、リアクティブバイオレット、またはリアクティブレッド染料とコンジュゲートしたカルボキシメチルセルロース(CMC)、例えば商品名AZO−CM−CELLULOSE、製品コードS−ACMCの下でMegazyme,Wicklow,Irelandにより販売されている、C.I.リアクティブブルー19とコンジュゲートしたCMC、アルコキシル化トリフェニル−メタンポリマー着色剤、アルコキシル化チオフェンポリマー着色剤、およびそれらの混合物からなる群より選択されるポリマー染料が挙げられる。
好ましい色調染料には、国際公開第08/87497号パンフレットに見出される増白剤が含まれる。これらの増白剤は以下の構造(I)によって特徴づけることができる:
Figure 2015525248
式中、R1およびR2は、独立して、以下のものから選択することができる:
a)[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yH]
式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5;y≧1;かつz=0〜5である;
b)R1=アルキル、アリール、またはアリールアルキルかつR2=[(CH2CR’HO)x(CH2CR”HO)yH]
式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦10;y≧1;かつz=0〜5である;
c)R1=[CH2CH2(OR3)CH2OR4]およびR2=[CH2CH2(OR3)CH2OR4
式中、R3は、H、(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;かつz=0〜10であり;
4は、(C1〜C16)アルキル基、アリール基、およびそれらの混合物からなる群から選択される;および
d)R1およびR2は、独立して、スチレンオキシド、グリシジルメチルエーテル、イソブチルグリシジルエーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、t−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、およびグリシジルヘキサデシルエーテルのアミノ付加生成物に、1〜10アルキレンオキシド単位を付加したものから選択することができる。
本発明の好ましい増白剤は、以下の構造(II)によって特徴づけることができる:
Figure 2015525248
式中、R’は、H、CH3、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;R”は、H、CH2O(CH2CH2O)zH、およびそれらの混合物からなる群から選択され;x+y≦5;y≧1;かつz=0〜5である。
本発明のさらなる好ましい増白剤は、以下の構造(III)によって特徴づけることができる:
Figure 2015525248
典型的には合計5個のEO基を有する混合物を含む。好適な好ましい分子は、上記の「パートa」において、以下のペンダント基を有する構造Iに属するものである。
Figure 2015525248
さらなる有用な増白剤には、米国特許出願公開第2008/34511号明細書(Unilever)に記載されているものが含まれる。好ましい増白剤は「バイオレット13」である。
好適な染料粘土コンジュゲートとしては、少なくとも1つのカチオン性/塩基性染料とスメクタイト粘土とを含む群から選択される染料粘土コンジュゲートならびにそれらの混合物が挙げられる。別の態様では、好適な染料粘土コンジュゲートとして、C.I.ベーシックイエロー1〜108、C.I.ベーシックオレンジ1〜69、C.I.ベーシックレッド1〜118、C.I.ベーシックバイオレット1〜51、C.I.ベーシックブルー1〜164、C.I.ベーシックグリーン1〜14、C.I.ベーシックブラウン1〜23、CIベーシックブラック1〜11からなる群から選択される1つのカチオン性/塩基性染料と、モンモリロナイト粘土、ヘクトライト粘土、サポナイト粘土からなる群から選択される粘土とからなる群から選択される染料粘土コンジュゲートならびにそれらの混合物が挙げられる。さらに別の態様では、好適な染料粘土コンジュゲートとして、モンモリロナイトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、モンモリロナイトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、モンモリロナイトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲート、ヘクトライトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、ヘクトライトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、ヘクトライトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、ヘクトライトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、ヘクトライトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、ヘクトライトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲート、サポナイトベーシックブルーB7 C.I.42595コンジュゲート、サポナイトベーシックブルーB9 C.I.52015コンジュゲート、サポナイトベーシックバイオレットV3 C.I.42555コンジュゲート、サポナイトベーシックグリーンG1 C.I.42040コンジュゲート、サポナイトベーシックレッドR1 C.I.45160コンジュゲート、サポナイトC.I.ベーシックブラック2コンジュゲート、およびそれらの混合物からなる群から選択される染料粘土コンジュゲートが挙げられる。
好適な顔料としては、フラバントロン、インダントロン、1〜4個の塩素原子を有する塩素化インダントロン、ピラントロン、ジクロロピラントロン、モノブロモジクロロピラントロン、ジブロモジクロロピラントロン、テトラブロモピラントロン、ペリレン−3,4,9,10−テトラカルボン酸ジイミド(イミド基はC1〜C3−アルキルまたはフェニルまたは複素環基で置換されていなくても置換されていてもよく、フェニルおよび複素環基は水溶性を付与しない置換基をさらに保持していてもよい)、アントラピリミジンカルボン酸アミド、ビオラントロン、イソビオラントロン、ジオキサジン顔料、銅フタロシアニン(1分子当たり最大2個の塩素原子を含有していてもよい)、ポリクロロ−銅フタロシアニンまたはポリブロモクロロ−銅フタロシアニン(1分子当たり最大14個の臭素原子を含有する)、ならびにそれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。別の態様では、好適な顔料として、ウルトラマリンブルー(C.I.ピグメントブルー29)、ウルトラマリンバイオレット(C.I.ピグメントバイオレット15)、およびそれらの混合物からなる群から選択される顔料が挙げられる。
前述の布地色調剤は、組み合わせて使用することができる(布地色調剤のいずれの混合物も使用することができる)。好適な色調剤は、米国特許第7208459号明細書に詳細に記載されている。本発明の組成物中の染料の好ましいレベルは、0.00001〜0.5重量%、または0.0001〜0.25重量%である。処理および/または洗浄段階に対して水中での好ましい染料濃度は、1ppb〜5ppm、10ppb〜5ppm、または20ppb〜5ppmである。好ましい組成物では、界面活性剤の濃度は、0.2〜3g/lである。
カプセル−組成物はカプセルを含むことができる。一態様において、カプセルは、コア、内表面および外表面を有するシェルを含み、前記シェルは前記コアを被包している。
前記カプセルの一態様では、前記コアは、香料;増白剤;染料;防虫剤;シリコーン;ワックス;香味料;ビタミン類;布地柔軟剤;スキンケア剤、一態様では、パラフィン;酵素;抗菌剤;漂白剤;感覚惹起剤;およびそれらの混合物からなる群から選択される材料を含むことができ;前記シェルは、ポリエチレン;ポリアミド;ポリビニルアルコール、任意選択で他のコモノマーを含有する;ポリスチレン;ポリイソプレン;ポリカーボネート;ポリエステル;ポリアクリレート;アミノプラスト、一態様では、前記アミノプラストは、ポリ尿素、ポリウレタン、および/またはポリ尿素ウレタンを含むことができ、一態様では、前記ポリ尿素は、ポリオキシメチレン尿素および/またはメラミンホルムアルデヒドを含むことができる;ポリオレフィン;多糖、一態様では、前記多糖はアルギネートおよび/またはキトサンを含むことができる;ゼラチン;シェラック;エポキシ樹脂;ビニルポリマー;水不溶性無機物;シリコーン;ならびにそれらの混合物からなる群から選択される材料を含むことができる。
前記カプセルの一態様では、前記コアは香料を含むことができる。前記カプセルの一態様では、前記シェルはメラミンホルムアルデヒドおよび/または架橋メラミンホルムアルデヒドを含むことができる。一態様では、好適なカプセルはコア材料およびシェルを含むことができ、前記コアを少なくとも部分的に包囲する前記シェルが開示されている。前記カプセルの少なくとも75%、85%、または90%は、0.2〜10MPa、0.4〜5MPa、0.6〜3.5MPa、または0.7〜3MPaの破壊強度;および0〜30%、0〜20%、または0〜5%の有益剤の漏出を有することができる。
一態様では、前記カプセルの少なくとも75%、85%、または90%は、1〜80ミクロン、5〜60ミクロン、10〜50ミクロン、または15〜40ミクロンの粒子サイズを有することができる。一態様では、前記カプセルの少なくとも75%、85%、または90%は、30〜250nm、80〜180nm、または100〜160nmの粒子壁厚を有することができる。
一態様では、前記カプセルコア材料は、香料原材料からなる群から選択される材料および/または任意選択で、植物油、例えば、ヒマシ油、ヤシ油、綿実油、ブドウ油、菜種、大豆油、トウモロコシ油、パーム油、亜麻仁油、サフラワー油、オリーブ油、ピーナッツ油、ヤシ油、パーム核油、ヒマシ油、レモン油、およびそれらの混合物を含む純粋および/またはブレンド植物油;植物油のエステル、ジブチルアジペート、ジブチルフタレート、ブチルベンジルアジペート、ベンジルオクチルアジペート、トリクレジルホスフェート、トリオクチルホスフェート、およびそれらの混合物を含むエステル;約80℃超の沸点を有する直鎖または分枝鎖の炭化水素を含む直鎖または分枝鎖の炭化水素;部分的に水素化されたテルフェニル、ジアルキルフタレート、モノイソプロピルビフェニルを含むアルキルビフェニル、ジプロピルナフタレンを含むアルキル化ナフタレン、灯油を含む石油スピリット、鉱油、およびそれらの混合物;ベンゼン、トルエン、およびそれらの混合物を含む芳香族溶媒;シリコーン油;ならびにそれらの混合物からなる群から選択される材料を含むことができる。
一態様では、前記カプセル壁材は、アルデヒドおよびアミンの反応生成物を含む好適な樹脂を含むことができ、好適なアルデヒドとしてはホルムアルデヒドが挙げられる。好適なアミンとしては、メラミン、尿素、ベンゾグアナミン、グリコールウリル、およびそれらの混合物が挙げられる。好適なメラミンとしては、メチロールメラミン、メチル化メチロールメラミン、イミノメラミン、およびそれらの混合物が挙げられる。好適な尿素としては、ジメチロール尿素、メチル化ジメチロール尿素、尿素−レゾルシノール、およびそれらの混合物が挙げられる。
一態様では、好適なホルムアルデヒド捕捉剤を、例えばカプセルスラリー中でカプセルと共に使用することができ、かつ/またはカプセルが組成物に加えられる前、その間、またはその後に組成物に加えることができる。好適なカプセルは、米国特許出願公開第2008/0305982号明細書;および/または米国特許出願公開第2009/0247449号明細書の教示により作製することができる。
好ましい態様では、組成物はまた、好ましくはカチオン性ポリマーまたは非イオン性ポリマーを含む群からなる付着助剤を含むことができる。好適なポリマーとしては、カチオン性デンプン、カチオン性ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルホルムアルデヒド、ローカストビーンガム、マンナン、キシログルカン、タマリンドガム、ポリエチレンテレフタレート、ならびに任意選択でアクリル酸およびアクリルアミドを含む群から選択される1つまたは複数のモノマーと共にジメチルアミノエチルメタクリレートを含有するポリマーが挙げられる。
香料−一態様では、組成物は、以下のものからなる群から選択される1つまたは複数の香料原料を含む香料を含む:1,1’−オキシビス−2−プロパノール;1,4−シクロヘキサンジカルボン酸,ジエチルエステル;(エトキシメトキシ)シクロドデカン;1,3−ノナンジオール,モノアセテート;(3−メチルブトキシ)酢酸,2−プロペニルエステル;ベータ−メチルシクロドデカンエタノール;2−メチル−3−[(1,7,7−トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)オキシ]−1−プロパノール;オキサシクロヘキサデカン−2−オン;アルファ−メチル−ベンゼンメタノールアセテート;トランス−3−エトキシ−1,1,5−トリメチルシクロヘキサン;4−(1,1−ジメチルエチル)シクロヘキサノールアセテート;ドデカヒドロ−3a,6,6,9a−テトラメチルナフト[2,1−b]フラン;ベータ−メチルベンゼンプロパナール;ベータ−メチル−3−(1−メチルエチル)ベンゼンプロパナール;4−フェニル−2−ブタノン;2−メチルブタン酸,エチルエステル;ベンズアルデヒド;2−メチルブタン酸,1−メチルエチルエステル;ジヒドロ−5−ペンチル−2(3H)フラノン;(2E)−1−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;ドデカナール;ウンデカナール;2−エチル−アルファ,アルファ−ジメチルベンゼンプロパナール;デカナール;アルファ,アルファ−ジメチルベンゼンエタノールアセテート;2−(フェニルメチレン)オクタナール;2−[[3−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−2−メチルプロピリデン]アミノ]安息香酸,メチルエステル;1−(2,6,6−トリメチル−3−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;2−ペンチルシクロペンタノン;3−オキソ−2−ペンチルシクロペンタン酢酸,メチルエステル;4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド;3−エトキシ−4−オキシベンズアルデヒド;2−ヘプチルシクロペンタノン;1−(4−メチルフェニル)エタノン;(3E)−4−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン;(3E)−4−(2,6,6−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−3−ブテン−2−オン;ベンゼンエタノール;2H−1−ベンゾピラン−2−オン;4−メトキシベンズアルデヒド;10−ウンデセナール;プロパン酸,フェニルメチルエステル;ベータ−メチルベンゼンペンタノール;1,1−ジエトキシ−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン;アルファ,アルファ−ジメチルベンゼンエタノール;(2E)−1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;酢酸,フェニルメチルエステル;シクロヘキサンプロパン酸,2−プロペニルエステル;ヘキサン酸,2−プロペニルエステル;1,2−ジメトキシ−4−(2−プロペニル)ベンゼン;1,5−ジメチル−ビシクロ[3.2.1]オクタノ−8−オンオキシム;4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド;3−ブテン−2−オール;2−[[[2,4(または3,5)−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−イル]メチレン]アミノ]安息香酸,メチルエステル;8−シクロヘキサデセン−1−オン;メチルイオノン;2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール;2−メトキシ−4−(2−プロペニル)フェノール;(2E)−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1−オール;2−ヒドロキシ−安息香酸,(3Z)−3−ヘキセニルエステル;2−トリデセンニトリル;4−(2,2−ジメチル−6−メチレンシクロヘキシル)−3−メチル−3−ブテン−2−オン;テトラヒドロ−4−メチル−2−(2−メチル−1−プロペニル)−2H−ピラン;酢酸,(2−メチルブトキシ)−,2−プロペニルエステル;安息香酸,2−ヒドロキシ−,3−メチルブチルエステル;2−ブテン−1−オン,1−(2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−,(Z)−;シクロペンタンカルボン酸,2−ヘキシル−3−オキソ−,メチルエステル;ベンゼンプロパナール,4−エチル−.アルファ.,.アルファ.−ジメチル−;3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド(3−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−;エタノン,1−(2,3,4,7,8,8a−ヘキサヒドロ−3,6,8,8−テトラメチル−1H−3a,7−(メタノアズレン−5−イル)−,[3R−(3.アルファ.,3a.ベータ.7.ベータ.,8a.アルファ.)]−;ウンデカナール,2−メチル−2H−ピラン−2−オン,6−ブチルテトラヒドロ−;ベンゼンプロパナール,4−(1,1−ジメチルエチル)−.アルファ.−メチル−;2(3H)−フラノン,5−ヘプチルジヒドロ−;安息香酸,2−[(7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクチリデン)アミノ]−,メチル;安息香酸,2−ヒドロキシ−,フェニルメチルエステル;ナフタレン,2−メトキシ−;2−シクロペンテン−1−オン,2−ヘキシル−;2(3H)−フラノン,5−ヘキシルジヒドロ−;オキシランカルボン酸,3−メチル−3−フェニル−,エチルエステル;2−オキサビシクロ[2.2.2]オクタン,1,3,3−トリメチル−;ベンゼンペンタノール,.ガンマ.−メチル−;3−オクタノール,3,7−ジメチル−;3,7−ジメチル−2,6−オクタジエンニトリル;3,7−ジメチル−6−オクテン−1−オール;テルピネオールアセテート;2−メチル−6−メチレン−7−オクテン−2−オール,ジヒドロ誘導体;3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−4,7−メタノ−1H−インデン−6−オールプロパノエート;3−メチル−2−ブテン−1−オールアセテート;(Z)−3−ヘキセン−1−オールアセテート;2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペンテン−1−イル)−2−ブテン−1−オール;4−(オクタヒドロ−4,7−メタノ−5H−インデン−5−イリデン)−ブタナール;3−2,4−ジメチル−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド;1−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル−エタノン;2−ヒドロキシ−安息香酸,メチルエステル;2−ヒドロキシ−安息香酸,ヘキシルエステル;2−フェノキシ−エタノール;2−ヒドロキシ−安息香酸,ペンチルエステル;2,3−ヘプタンジオン;2−ヘキセン−1−オール;6−オクテン−2−オール,2,6−ジメチル−;ダマスコン(アルファ、ベータ、ガンマ、もしくはデルタ、またはそれらの混合物),4,7−メタノ−1H−インデン−6−オール,3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−,アセテート;9−ウンデセナール;8−ウンデセナール;イソシクロシトラール;エタノン,1−(1,2,3,5,6,7,8,8a−オクタヒドロ−2,3,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−;3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド,3,5−ジメチル−;3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド,2,4−ジメチル−;1,6−オクタジエン−3−オール,3,7−ジメチル−;1,6−オクタジエン−3−オール,3,7−ジメチル−,アセテート;リリアル(p−t−ブシナール)、およびシクロペンタノン、2−[2−(4−メチル−3−シクロヘキセン−1−イル)プロピル]−および1−メチル−4−(1−メチルエテニル)シクロヘキセン、ならびにそれらの混合物。
一態様では、組成物は、水溶性ヒドロキシル化合物またはメラミン−ホルムアルデヒドまたは修飾ポリビニルアルコールのいずれかを含むカプセル化香料粒子を含むことができる。一態様では、カプセルは、(a)1種または複数の水溶性ヒドロキシル化合物を含む少なくとも部分的に水溶性の固体マトリックス、好ましくはデンプン;および(b)固体マトリックスによりカプセル化された香油を含む。
さらなる態様では、香料は、シッフ塩基を形成するように、ポリアミン、好ましくはポリエチレンイミンと事前に複合体形成させることができる。
ポリマー−組成物は1種または複数のポリマーを含むことができる。例としては、カルボキシメチルセルロース、ポリ(ビニル−ピロリドン)、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリ(ビニルピリジン−N−オキシド)、ポリ(ビニルイミダゾール)、ポリアクリレートなどのポリカルボキシレート、マレイン酸/アクリル酸コポリマー、およびラウリルメタクリレート/アクリル酸コポリマーがある。
組成物は、以下の一般構造を有する化合物などの1種または複数の両親媒性洗浄ポリマーを含むことができる:ビス((C25O)(C24O)n)(CH3)−N+−Cx2x−N+−(CH3)−ビス((C25O)(C24O)n)、式中、n=20〜30、x=3〜8である。
組成物は、布地および表面から油脂粒子を除去するように、親水性と疎水性のバランスが取れた両親媒性アルコキシル化油脂洗浄ポリマーを含むことができる。本発明の両親媒性アルコキシル化油脂洗浄ポリマーの特定の実施形態は、コア構造およびそのコア構造に結合した複数のアルコキシレート基を含む。これらは、内側のポリエチレンオキシドブロックと外側のポリプロピレンオキシドブロックとを好ましくは有するアルコキシル化ポリアルキレンイミンを含むことができる。
ポリアクリレートから調製されるものなどアルコキシル化ポリカルボキシレートは、さらなる油脂除去性能を提供するのに本明細書において有用である。このような材料は、国際公開第91/08281号パンフレットおよびPCT90/01815号明細書に記載されている。化学的には、これらの材料は、7〜8個のアクリレート単位当たり1個のエトキシ側鎖を有するポリアクリレートを含む。この側鎖は、式−(CH2CH2O)m(CH2nCH3(式中、mは2〜3、nは6〜12である)である。この側鎖は、ポリアクリレート「骨格」にエステル結合して、「コーム」ポリマー型構造を与える。分子量は変動し得るものであるが、典型的には、2000〜50,000の範囲にある。このようなアルコキシル化ポリカルボキシレートは、本明細書では組成物の0.05重量%〜10重量%で含むことができる。
本発明のイソプレノイド由来界面活性剤、ならびに他の共界面活性剤および他の補助成分とのそれらの混合物は、両親媒性グラフトコポリマーと共に使用するのに特に適しており、好ましくは、両親媒性グラフトコポリマーは、(i)ポリエチレングリコール骨格と、(ii)ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、およびそれらの混合物から選択される少なくとも1つのペンダント部分とを含む。好ましい両親媒性グラフトコポリマーは、BASFから供給されるSokalan HP22である。好適なポリマーとしては、ランダムグラフトコポリマー、好ましくは、ポリエチレンオキシド骨格および複数のポリビニルアセテート側鎖を有するポリビニルアセテートグラフト化ポリエチレンオキシドポリマーが挙げられる。ポリエチレンオキシド骨格の分子量は好ましくは6000であり、ポリエチレンオキシドとポリビニルアセテートの重量比は、40〜60であり、また50個のエチレンオキシド単位当たり最大1個のグラフト点がある。
カルボキシレートポリマー−本発明の組成物はまた、マレアート/アクリレートランダムコポリマーまたはポリアクリレートホモポリマーなどの1種または複数のカルボキシレートポリマーを含むことができる。一態様では、カルボキシレートポリマーは、4,000〜9,000Daまたは6,000〜9,000Daの分子量を有するポリアクリレートホモポリマーである。
汚染物放出ポリマー−本発明の組成物はまた、以下の構造(I)、(II)、または(III)の1つによって定義される構造を有する1つまたは複数の汚染物ポリマーを含むことができる:
(I)−[(OCHR1−CHR2a−O−OC−Ar−CO−]d
(II)−[(OCHR3−CHR4b−O−OC−sAr−CO−]e
(III)−[(OCHR5−CHR6c−OR7f
式中、
a、b、およびcは、1〜200であり;
d、e、およびfは、1〜50であり;
Arは、1,4−置換フェニレンであり;
sArは、5位がSO3Meで置換されている1,3−置換フェニレンであり;
Meは、Li、K、Mg/2、Ca/2、Al/3、アンモニウム、アルキル基がC1〜C18アルキルもしくはC2〜C10ヒドロキシアルキル、またはそれらの混合物であるモノ−、ジ−、トリ−、またはテトラアルキルアンモニウムであり;
1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、独立して、HまたはC1〜C18n−またはイソ−アルキルから選択され;かつ
7は、直鎖もしくは分枝C1〜C18アルキルまたは直鎖もしくは分枝C2〜C30アルケニル、または5〜9個の炭素原子を有するシクロアルキル、またはC8〜C30アリール基、またはC6〜C30アリールアルキル基である。
好適な汚染物放出ポリマーは、Repel−o−texポリマーなどのポリエステル汚染物放出ポリマーであり、Rhodiaにより供給されるRepel−o−tex、SF−2、およびSRP6が含まれる。他の好適な汚染物放出ポリマーとして、Texcareポリマーが挙げられ、Clariantにより供給されるTexcare SRA100、SRA300、SRN100、SRN170、SRN240、SRN300、およびSRN325が含まれる。他の好適な汚染物放出ポリマーには、Sasolにより供給されるMarloquest SLなどのMarloquestポリマーがある。
セルロースポリマー−本発明の組成物はまた、アルキルセルロース、アルキルアルコキシアルキルセルロース、カルボキシアルキルセルロース、アルキルカルボキシアルキルセルロースから選択されるものを含む、1種または複数のセルロースポリマーを含むことができる。一態様では、セルロースポリマーは、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース、およびそれらの混合物を含む群から選択される。一態様では、カルボキシメチルセルロースは、0.5〜0.9のカルボキシメチル置換度および100,000〜300,000Daの分子量を有する。
酵素−組成物は、洗浄性能および/または布地ケアの利点を提供する1種または複数の酵素を含むことができる。好適な酵素の例としては、これらに限定されないが、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、クロロフィラーゼ、アミラーゼ、またはそれらの混合物が挙げられる。典型的な組合せは、例えば、アミラーゼと組み合わせたプロテアーゼおよびリパーゼを含み得る酵素カクテルである。組成物中に存在する場合、前述の追加の酵素は、組成物の重量を基準として、0.00001〜2重量%、0.0001〜1重量%、または0.001〜0.5重量%の酵素タンパク質のレベルで存在することができる。
一般に、選択される酵素の特性は、選択される洗剤と適合するべきものであり(すなわち、至適pH、他の酵素成分および非酵素成分等との適合性)、また酵素は有効量で存在するべきである。
セルラーゼ:好適なセルラーゼとしては、細菌または真菌を起源とするものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質工学による突然変異体が含まれる。好適なセルラーゼとしては、バチルス属(Bacillus)、シュードモナス属(Pseudomonas)、フミコラ属(Humicola)、フザリウム属(Fusarium)、チエラビア属(Thielavia)、アクレモニウム属(Acremonium)に由来するセルラーゼ、例えば、米国特許第4435307号明細書、米国特許第5648263号明細書、米国特許第5691178号明細書、米国特許第5776757号明細書、および国際公開第89/09259号パンフレットに開示されている、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、ミセリオフトーラ・サーモフィラ(Myceliophthora thermophila)、およびフザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum)から産生される真菌セルラーゼが挙げられる。
特に好適なセルラーゼは、カラーケアの利点があるアルカリ性または中性のセルラーゼである。そのようなセルラーゼの例には、欧州特許第0495257号明細書、欧州特許第0531372号明細書、国際公開第96/11262号パンフレット、国際公開第96/29397号パンフレット、国際公開第98/08940号パンフレットに記載されるセルラーゼがある。他の例には、国際公開第94/07998号パンフレット、欧州特許第0531315号明細書、米国特許第5457046号明細書、米国特許第5686593号明細書、米国特許第5763254号明細書、国際公開第95/24471号パンフレット、国際公開第98/12307号パンフレット、およびPCT/DK98/00299号明細書に記載されるものなど、セルラーゼ変異体がある。
市販のセルラーゼとしては、Celluzyme(商標)、およびCarezyme(商標)(Novozymes A/S)、Clazinase(商標)、およびPuradax HA(商標)(Genencor International Inc.)、およびKAC−500(B)(商標)(Kao Corporation)が挙げられる。
一態様では、好ましい酵素にはプロテアーゼが含まれよう。好適なプロテアーゼとしては、細菌、真菌、植物、ウイルス、または動物起源のもの、例えば植物または微生物起源のものが挙げられる。微生物起源が好ましい。化学修飾またはタンパク質工学による突然変異体が含まれる。プロテアーゼは、セリンプロテアーゼまたはメタロプロテアーゼなどのアルカリ性プロテアーゼであってもよい。セリンプロテアーゼは、例えば、トリプシンなどのS1ファミリーであっても、サブチリシンなどのS8ファミリーであってもよい。メタロプロテアーゼは、例えば、ファミリーM4に由来するサーモリシンであっても、M5、M7、またはM8ファミリーに由来するものなど、他のメタロプロテアーゼであってもよい。
「サブチラーゼ」という用語は、Siezen et al.,Protein Engng.4(1991)719−737およびSiezen et al.Protein Science 6(1997)501−523による、セリンプロテアーゼの亜群を指す。セリンプロテアーゼは、基質と共有結合付加体を形成する、活性部位のセリンを有することを特徴とするプロテアーゼの亜群である。サブチラーゼは、6つの区分、すなわち、サブチリシンファミリー、テルミターゼファミリー、プロテイナーゼKファミリー、ランチビオティックペプチダーゼファミリー、ケキシンファミリー、およびピロリシンファミリーに分類することができる。
サブチラーゼの例には、米国特許第7262042号明細書および国際公開第09/021867号パンフレットに記載される、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)、B.アルカロフィルス(B.alkalophilus)、B.サブチリス(B.subtilis)、B.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、およびバチルス・ギブソニイ(Bacillus gibsonii)などのバチルス属(Bacillus)に由来するもの、ならびに国際公開第89/06279号パンフレットに記載される、サブチリシンlentus、サブチリシンNovo、サブチリシンCarlsberg、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、サブチリシンBPN’、サブチリシン309、サブチリシン147、およびサブチリシン168、ならびに(国際公開第93/18140号パンフレット)に記載されるプロテアーゼPD138がある。他の有用なプロテアーゼには、国際公開第92/175177号パンフレット、国際公開第01/016285号パンフレット、国際公開第02/026024号パンフレット、および国際公開第02/016547号パンフレットに記載されるものがあり得る。トリプシン様プロテアーゼの例には、トリプシン(例えば、ブタまたはウシに由来する)、および国際公開第89/06270号パンフレット、国際公開第94/25583号パンフレット、および国際公開第05/040372号パンフレットに記載されるフザリウム属(Fusarium)プロテアーゼ、および国際公開第05/052161号パンフレットおよび国際公開第05/052146号パンフレットに記載される、セルモナス(Cellumonas)に由来するキモトリプシンプロテアーゼがある。
さらなる好ましいプロテアーゼは、例えば国際公開第95/23221号パンフレットに記載される、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)DSM5483由来のアルカリ性プロテアーゼ、ならびに国際公開第92/21760号パンフレット、国際公開第95/23221号パンフレット、欧州特許第1921147号明細書、および欧州特許第1921148号明細書に記載されるその変異体である。
メタロプロテアーゼの例には、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens)に由来するものなど、国際公開第07/044993号パンフレット(Genencor Int.)に記載される中性メタロプロテアーゼがある。有用なプロテアーゼの例には、国際公開第92/19729号パンフレット、国際公開第96/034946号パンフレット、国際公開第98/20115号パンフレット、国際公開第98/20116号パンフレット、国際公開第99/011768号パンフレット、国際公開第01/44452号パンフレット、国際公開第03/006602号パンフレット、国際公開第04/03186号パンフレット、国際公開第04/041979号パンフレット、国際公開第07/006305号パンフレット、国際公開第11/036263号パンフレット、国際公開第11/036264号パンフレットに記載される変異体、特に、BPN’の番号付けを使用すると、3、4、9、15、27、36、57、68、76、87、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、106、118、120、123、128、129、130、160、167、170、194、195、199、205、206、217、218、222、224、232、235、236、245、248、および274の位置の1つまたは複数に置換を有する変異体がある。より好ましくは、サブチラーゼ変異体は以下の突然変異を含み得る:S3T、V4I、S9R、A15T、K27R、*36D、V68A、N76D、N87S、R、*97E、A98S、S99G、D、A、S99AD、S101G、M、R S103A、V104I、Y、N、S106A、G118V、R、H120D、N、N123S、S128L、P129Q、S130A、G160D、Y167A、R170S、A194P、G195E、V199M、V205I、L217D、N218D、K235L、Q236H、Q245R、N252K、T274A(BPN’の番号付けを使用)。
好適な市販プロテアーゼ酵素としては、商品名Alcalase(登録商標)、Duralase(商標)、Durazym(商標)、Relase(登録商標)、Relase(登録商標)Ultra、Savinase(登録商標)、Savinase(登録商標)Ultra、Primase(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase(登録商標)Ultra、Ovozyme(登録商標)、Coronase(登録商標)、Coronase(登録商標)Ultra、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)、およびEsperase(登録商標)(Novozymes A/S)の下で販売されているもの、商品名Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Preferenz(商標)、Purafect MA(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、Purafect OxP(登録商標)、Puramax(登録商標)、Properase(登録商標)、Effectenz(商標)、FN2(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標))、Opticlean(登録商標)およびOptimase(登録商標)(Danisco/DuPont)、Axapem(商標)(Gist−Brocases N.V.)の下で販売されているもの、BLAP(米国特許第5352604号明細書の図29に示される配列)およびこの変異体(Henkel AG)、ならびにKaoからのKAP(バチルス・アルカロフィラス(Bacillus alkalophilus)サブチリシン)が挙げられる。
一態様では、好ましい酵素としてアミラーゼが挙げられよう。好適なアミラーゼは、アルファ−アミラーゼであってもグルコアミラーゼであってもよく、また細菌起源であっても真菌起源であってもよい。化学修飾またはタンパク質工学による突然変異体が含まれる。アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1296839号明細書に詳細に記載される、バチルス属(Bacillus)、例えばバチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)の特定の菌株から得られるアルファ−アミラーゼが挙げられる。
好適なアミラーゼとしては、国際公開第95/10603号パンフレット中の配列番号3を有するアミラーゼ、または配列番号3に90%の配列同一性を有するその変異体が挙げられる。好ましい変異体は、国際公開第94/02597号パンフレット、国際公開第94/18314号パンフレット、国際公開第97/43424号パンフレット、および国際公開第99/019467号パンフレットの配列番号4に記載されており、例えば、位置15、23、105、106、124、128、133、154、156、178、179、181、188、190、197、201、202、207、208、209、211、243、264、304、305、391、408、および444の1つまたは複数に置換を有する変異体である。
異なる好適なアミラーゼとして、国際公開第02/010355号パンフレット中の配列番号6を有するアミラーゼ、または配列番号6に対して90%の配列同一性を有するその変異体が挙げられる。配列番号6の好ましい変異体は、位置181および182が欠失し、位置193が置換しているものである。
好適な他のアミラーゼは、国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号6に示されるB.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)に由来するアルファ−アミラーゼの残基1〜33と、国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号4に示されるB.リケニフォルミス(B.licheniformis)アルファ−アミラーゼの残基36〜483とを含むハイブリッドアルファ−アミラーゼ、または90%の配列同一性を有するその変異体である。このハイブリッドアルファ−アミラーゼの好ましい変異体は、以下の位置の1つまたは複数において、置換、欠失、または挿入を有するものである:G48、T49、G107、H156、A181、N190、M197、I201、A209、およびQ264。国際公開第2006/066594号パンフレットの配列番号6に示されるB.アミロリケファシエンス(B.amyloliquefaciens)に由来するアルファ−アミラーゼの残基1〜33と、配列番号4の残基36〜483とを含むハイブリッドアルファ−アミラーゼの最も好ましい変異体は、以下の置換を有するものである:
M197T;
H156Y+A181T+N190F+A209V+Q264S;または
G48A+T49I+G107A+H156Y+A181T+N190F+I201F+A209V+Q264S。
さらなる好適なアミラーゼは、国際公開第99/019467号パンフレット中の配列番号6を有するアミラーゼまたは配列番号6に対して90%の配列同一性を有するその変異体である。配列番号6の好ましい変異体は、以下の位置の1つまたは複数に置換、欠失、または挿入を有するものである:R181、G182、H183、G184、N195、I206、E212、E216、およびK269。特に好ましいアミラーゼは、位置R181およびG182、または位置H183およびG184に欠失を有するものである。
使用することができるさらなるアミラーゼは、国際公開第96/023873号パンフレットの配列番号1、配列番号3、配列番号2、もしくは配列番号7を有するもの、または配列番号1、配列番号2、配列番号3、または配列番号7に対して90%の配列同一性を有するそれらの変異体である。配列番号1、配列番号2、配列番号3、または配列番号7の好ましい変異体は、以下の位置の1つまたは複数に置換、欠失、または挿入を有するものである:140、181、182、183、184、195、206、212、243、260、269、304、および476。より好ましい変異体は、位置181および182、または位置183および184に欠失を有するものである。配列番号1、配列番号2、または配列番号7の最も好ましいアミラーゼ変異体は、位置183および184に欠失を、位置140、195、206、243、260、304、および476の1つまたは複数に置換を有するものである。
使用することができる他のアミラーゼは、国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2、国際公開第01/66712号パンフレット中の配列番号10を有するアミラーゼ、または国際公開第08/153815号パンフレットの配列番号2に対して90%の配列同一性を有するか、もしくは国際公開第01/66712号パンフレット中の配列番号10に対して90%の配列同一性を有するそれらの変異体である。国際公開第01/66712号パンフレット中の配列番号10の好ましい変異体は、以下の位置の1つまたは複数に置換、欠失、または挿入を有するものである:176、177、178、179、190、201、207、211、および264。
さらに好適なアミラーゼは、国際公開第09/061380号パンフレットの配列番号2を有するアミラーゼ、または配列番号2に90%の配列同一性を有するその変異体である。配列番号2の好ましい変異体は、C末端の短縮および/または以下の位置の1つもしくは複数に置換、欠失、もしくは挿入を有するものである:Q87、Q98、S125、N128、T131、T165、K178、R180、S181、T182、G183、M201、F202、N225、S243、N272、N282、Y305、R309、D319、Q320、Q359、K444、およびG475。配列番号2のより好ましい変異体は、以下の位置:Q87E、R、Q98R、S125A、N128C、T131I、T165I、K178L、T182G、M201L、F202Y、N225E、R、N272E、R、S243Q、A、E、D、Y305R、R309A、Q320R、Q359E、K444E、およびG475Kの1つまたは複数に置換を有し、かつ/あるいは位置R180および/もしくはS181、またはT182および/もしくはG183に欠失を有するものである。配列番号2の最も好ましいアミラーゼ変異体は、以下の置換を有するものである:
N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;
N128C+K178L+T182G+F202Y+Y305R+D319T+G475K;
S125A+N128C+K178L+T182G+Y305R+G475K;または
S125A+N128C+T131I+T165I+K178L+T182G+Y305R+G475K
ここで、これらの変異体は、C−末端が短縮されており、また任意選択で、さらに、位置243に置換ならびに/または位置180および/もしくは位置181に欠失を含む。
他の好適なアミラーゼは、国際公開第01/66712号パンフレット中の配列番号12を有するアルファ−アミラーゼ、または配列番号12に対して少なくとも90%の配列同一性を有する変異体である。好ましいアミラーゼ変異体は、国際公開第01/66712号パンフレット中の配列番号12の以下の位置の1つまたは複数に置換、欠失、または挿入を有するものである:R28、R118、N174;R181、G182、D183、G184、G186、W189、N195、M202、Y298、N299、K302、S303、N306、R310、N314;R320、H324、E345、Y396、R400、W439、R444、N445、K446、Q449、R458、N471、N484。特に好ましいアミラーゼとしては、D183およびG184の欠失を有し、かつ置換R118K、N195F、R320K、およびR458Kを有する変異体、ならびに以下の群:M9、G149、G182、G186、M202、T257、Y295、N299、M323、E345、およびA339から選択される1つまたは複数の位置に置換をさらに有する変異体が挙げられ、これらのすべての位置に置換をさらに有する変異体が最も好ましい。
他の例には、国際公開第2011/098531号パンフレット、国際公開第2013/001078号パンフレット、および国際公開第2013/001087号パンフレットに記載されるものなどのアミラーゼ変異体がある。
市販のアミラーゼには、Duramyl(商標)、Termamyl(商標)、Termamyl Ultra(商標)、Fungamyl(商標)、Ban(商標)、Stainzyme(商標)、Stainzyme Plus(商標)、Supramyl(商標)、Natalase(商標)、Liquozyme XおよびBAN(商標)(Novozymes A/S製)、KEMZYM(登録商標)AT 9000 Biozym Biotech Trading GmbH Wehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria、およびRapidase(商標)、Purastar(商標)/Effectenz(商標)、Powerase、Preferenz S100、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、およびPURASTAR OXAM(登録商標)(Danisco/DuPont)、およびKAM(登録商標)(Kao)がある。
好適なリパーゼおよびクチナーゼとしては、細菌または真菌を起源とするものが挙げられる。化学修飾またはタンパク質工学による突然変異体酵素が含まれる。例としては、サーモミセス属(Thermomyces)由来のリパーゼ、例えば、欧州特許第258068号明細書および欧州特許第305216号明細書に記載される、T.ラヌジノサス(T.lanuginosus)(以前の名前、フミコラ・ラヌジノサス(Humicola lanuginosa))由来のリパーゼ、フミコラ属(Humicola)由来のクチナーゼ、例えばH.インソレンス(H.insolens)由来のクチナーゼ(国際公開第96/13580号パンフレット)、シュードモナス属の菌株(これらの一部は、現在、バークホルデリア属(Burkholderia)に改名されている)由来のリパーゼ、例えば、P.アルカリゲネス(P.alcaligenes)またはP.シュードアルカリゲネス(P.pseudoalcaligenes)(欧州特許第218272号明細書)、P.セパシア(P.cepacia)(欧州特許第331376号明細書)、シュードモナス種菌株SD705(国際公開第95/06720号パンフレットおよび国際公開第96/27002号パンフレット)、P.ウィスコンシネンシス(P.wisconsinensis)(国際公開第96/12012号パンフレット)由来のリパーゼ、GDSL型ストレプトミセス(Streptomyces)リパーゼ(国際公開第10/065455号パンフレット)、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea)(国際公開第10/107560号パンフレット)由来のクチナーゼ、シュードモナス・メンドシナ(Pseudomonas mendocina)(米国特許第5,389,536号明細書)由来のクチナーゼ、サーモビフィダ・フスカ(Thermobifida fusca)(国際公開第11/084412号パンフレット、国際公開第13/033318号パンフレット)由来のリパーゼ、ゲオバチルス・ステアロサーモフィルス(Geobacillus stearothermophilus)リパーゼ(国際公開第11/084417号パンフレット)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)(国際公開第11/084599号パンフレット)由来のリパーゼ、ならびにストレプトミセス・グリセウス(Streptomyces griseus)(国際公開第11/150157号パンフレット)およびS.プリスチナエスピラリス(S.pristinaespiralis)(国際公開第12/137147号パンフレット)由来のリパーゼがある。
他の例には、欧州特許第407225号明細書、国際公開第92/05249号パンフレット、国際公開第94/01541号パンフレット、国際公開第94/25578号パンフレット、国際公開第95/14783号パンフレット、国際公開第95/30744号パンフレット、国際公開第95/35381号パンフレット、国際公開第95/22615号パンフレット、国際公開第96/00292号パンフレット国際公開第97/04079号パンフレット、国際公開第97/07202号パンフレット、国際公開第00/34450号パンフレット、国際公開第00/60063号パンフレット国際公開第01/92502号パンフレット、国際公開第07/87508号パンフレット、および国際公開第09/109500号パンフレットに記載されるものなどのリパーゼ変異体がある。
好ましい商用リパーゼ製品としては、Lipolase(商標)、Lipex(商標);Lipolex(商標)およびLipoclean(商標)(Novozymes A/S)、Lumafast(元はGenencor製)およびLipomax(元はGist−Brocades製)が挙げられる。
さらに他の例は、アシルトランスフェラーゼまたはペルヒドロラーゼと呼ばれることがあるリパーゼであり、例えばカンジダ・アンタルクチカ(Candida antarctica)リパーゼAに相同性があるアシルトランスフェラーゼ(国際公開第10/111143号パンフレット)、マイコバクテリウム・スメグマチス(Mycobacterium smegmatis)由来のアシルトランスフェラーゼ(国際公開第05/56782号パンフレット)、CE7ファミリー由来のペルヒドロラーゼ(国際公開第09/67279号パンフレット)、およびM.スメグマチス(M.smegmatis)ペルヒドロラーゼの変異体、特にHuntsman Textile Effects Pte Ltd(国際公開第10/100028号パンフレット)製の商品Gentle Power Bleachで使用されるS54V変異体がある。
一態様では、他の好ましい酵素として、米国特許第7141403号明細書中のアミノ酸配列番号2に対して少なくとも90%、94%、97%、または99%の同一性がある配列を有する、バチルス(Bacillus)属のメンバーにとって内因性の細菌ポリペプチドを含む、エンド−ベータ−1,4−グルカナーゼ活性(EC3.2.1.4)を示す微生物由来エンドグルカナーゼ、およびそれらの混合物が挙げられる。好適なエンドグルカナーゼは、商品名Celluclean(登録商標)およびWhitezyme(登録商標)(Novozymes)の下で販売されている。
他の好ましい酵素としては、商品名Pectawash(登録商標)、Pectaway(登録商標)、Xpect(登録商標)の下で販売されているペクチン酸リアーゼ、ならびに商品名Mannaway(登録商標)(Novozymes)およびPurabrite(登録商標)(Danisco/DuPont)の下で販売されているマンナナーゼが挙げられる。
洗剤酵素は、1種または複数の酵素を含有する別々の添加剤を加えることにより、またはこれらの酵素をすべて含む、合わせた添加剤を加えることにより洗剤組成物に含めることができる。本発明の洗剤添加剤、すなわち別々の添加剤または合わせた添加剤は、例えば、顆粒、液体、スラリー等として配合することができる。好ましい洗剤添加剤配合物は、顆粒、特に非ダスティング顆粒、液体、特に安定化された液体、またはスラリーである。
非ダスティング顆粒は、例えば、米国特許第4106991号明細書および米国特許第4661452号明細書に開示されるように製造することができ、任意選択で、当技術分野で公知の方法によりコーティングすることができる。ワックスコーティング材料の例には、平均モル重量が1000〜20000のポリ(エチレンオキシド)生成物(ポリエチレングリコール、PEG);16〜50個のエチレンオキシド単位を有するエトキシル化ノニルフェノール;アルコール部分が12〜20個の炭素原子を含有し、15〜80個のエチレンオキシド単位があるエトキシル化脂肪アルコール;脂肪アルコール;脂肪酸;ならびに脂肪酸のモノ−およびジ−およびトリグリセリドがある。流動層手法による適用に適したフィルム形成コーティング材料の例は、英国特許第1483591号明細書に示されている。液体酵素調製物は、例えば、確立された方法に従い、プロピレングリコール、糖または糖アルコール、乳酸またはホウ酸などのポリオールを加えることにより安定化することができる。保護された酵素は、欧州特許第238216号明細書に開示されている方法により調製することができる。
染料移行阻害剤−本発明の組成物はまた、1種または複数の染料移行阻害剤を含むことができる。好適なポリマー性染料移行阻害剤としては、これらに限定されないが、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンおよびN−ビニルイミダゾールのコポリマー、ポリビニルオキサゾリドン、およびポリビニルイミダゾール、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。組成物中に存在する場合、染料移行阻害剤は、0.0001重量%〜10重量%、0.01重量%〜5重量%、または0.1重量%〜3重量%のレベルで存在することができる。
増白剤−本発明の組成物はまた、蛍光増白剤など、洗浄される商品に色合いを整えることができる追加の成分を含有することができる。
組成物は、以下の構造を有する、アルファ結晶形態のC.I.蛍光増白剤260を含むことができる:
Figure 2015525248
一態様では、増白剤は、アルファ結晶形態のC.I.蛍光増白剤260などの冷水可溶性増白剤である。一態様では、増白剤は、主にアルファ結晶形態であり、これは、典型的には、C.I.蛍光増白剤260の少なくとも50重量%、少なくとも75重量%、少なくとも90重量%、少なくとも99重量%、または実質的にすべてもがアルファ結晶形態であることを意味する。
増白剤は、典型的には、3〜30マイクロメートル、3マイクロメートル〜20マイクロメートル、または3〜10マイクロメートルの重量平均一次粒子サイズを有する、微粒子化された粒子形態である。
組成物はベータ結晶形態のC.I.蛍光増白剤260を含むことができ、また(i)アルファ結晶形態のC.I.蛍光増白剤260と、(ii)ベータ結晶形態のC.I.蛍光増白剤との重量比を少なくとも0.1、または少なくとも0.6とすることができる。BE680847号明細書は、アルファ結晶形態のC.I蛍光増白剤260を製造する方法に関する。
本発明において有用となり得る商用蛍光増白剤は亜群に分類することができ、それらには、これらに限定されないが、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5員環および6員環複素環の誘導体、ならびに他の種々の薬剤が含まれる。このような増白剤の例は、“The Production and Application of Fluorescent Brightening Agents”,M.Zahradnik,出版社John Wiley&Sons,New York(1982)に開示されている。本組成物において有用な蛍光増白剤の具体的な非限定例は、米国特許第4790856号明細書および米国特許第3646015号明細書で同定されたものである。
さらに好適な増白剤は以下の構造を有する:
Figure 2015525248
好適な蛍光増白剤レベルは、0.01重量%、0.05重量%、0.1重量%、または0.2重量%の下限レベルから0.5重量%または0.75重量%の上限レベルを含む。
一態様では、増白剤は粘土の上に負荷されて粒子を形成することができる。ケイ酸塩−本発明の組成物はまた、ケイ酸ナトリウムまたはケイ酸カリウムなどのケイ酸塩を含有することができる。組成物は、0重量%から10重量%未満、9重量%、または8重量%、または7重量%、または6重量%、または5重量%、または4重量%、または3重量%、またはさらには2重量%のケイ酸塩を含むことができ、また上記の0重量%、または0.5重量%、または1重量%のケイ酸塩から含むことができる。好適なケイ酸塩はケイ酸ナトリウムである。
分散剤−本発明の組成物はまた、分散剤を含有することができる。好適な水溶性有機材料は、ホモポリマーまたはコポリマーの酸またはそれらの塩を含み、ここでポリカルボン酸は、2個以下の炭素原子により互いから分離している少なくとも2つのカルボキシル基を含む。
酵素安定化剤−組成物中で使用される酵素は、種々の手法により安定化することができる。本明細書で使用される酵素は、カルシウムイオンおよび/またはマグネシウムイオンの水溶性供給源の存在により安定化することができる。通常の安定化剤の例には、例えば、プロピレングリコールまたはグリセロールなどのポリオール、糖または糖アルコール、ペプチドアルデヒド、乳酸、ホウ酸、またはホウ酸誘導体、例えば芳香族ホウ酸エステル、または4−ホルミルフェニルボロン酸などのフェニルボロン酸誘導体があり、組成物は、例えば、国際公開第92/19709号パンフレットおよび国際公開第92/19708号パンフレットに記載されるように配合することができる。プロテアーゼを含む水性組成物の場合には、ボレート、4−ホルミルフェニルボロン酸、フェニルボロン酸、およびそれらの誘導体を含むホウ素化合物などの可逆的なプロテアーゼ阻害剤、またはギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、および1,2−プロパンジオールなどの化合物を加えて、安定性をさらに改善することができる。ペプチドアルデヒドは、式B2−B1−B0−R(式中、Rは水素、CH3、CX3、CHX2、またはCH2Xであり、ここでXはハロゲン原子であり;B0は、p−位置および/またはm−位置にOH置換基を有するフェニルアラニン残基であり;B1は、単一アミノ酸残基であり;B2は、任意選択でN末端保護基を含む、1つまたは複数のアミノ酸残基からなる)であり得る。好ましいペプチドアルデヒドとしては、これらに限定されないが、Z−RAY−H、Ac−GAY−H、Z−GAY−H、Z−GAL−H、Z−GAF−H、Z−GAV−H、Z−RVY−H、Z−LVY−H、Ac−LGAY−H、Ac−FGAY−H、Ac−YGAY−H、Ac−FGVY−H、またはAc−WLVY−H(式中、Zはベンジルオキシカルボニルであり、Acはアセチルである)が挙げられる。
溶媒−好適な溶媒には、水、および親油性液体などの他の溶媒が含まれる。好適な親油性液体の例としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルなどのグリセリン誘導体、全フッ素化アミン、全フッ素化およびハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、他の環境にやさしい溶媒、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
構造化剤/増粘剤−構造化液体は、それによって構造が一次成分(例えば界面活性剤物質)により形成されるように内部的に構造化することも、かつ/または二次成分(例えばポリマー、粘土、および/またはケイ酸物質)を使用して3次元マトリックス構造を提供することにより外部的に構造化することもできる。組成物は、0.01〜5重量%、または0.1〜2.0重量%の構造化剤を含むことができる。構造化剤は、典型的には、ジグリセリドおよびトリグリセリド、エチレングリコールジステアレート、微結晶セルロース、セルロース系物質、マイクロファイバーセルロース、Polygel W30(3VSigma)などの疎水的に修飾されたアルカリ膨潤性エマルジョン、バイオポリマー、キサンタンガム、ジェランガム、およびそれらの混合物からなる群から選択される。好適な構造化剤には、硬化ヒマシ油およびその非エトキシル化誘導体が含まれる。好適な構造化剤は、米国特許第6855680号明細書に開示されている。このような構造化剤は、ある範囲のアスペクト比を有する糸状の構造系を有する。他の好適な構造化剤およびそれらを製造する方法は、国際公開第10/034736号パンフレットに記載されている。
コンディショニング剤−本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含むことができる。本明細書において有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、およびそれらの混合物からなる群から選択される。低融点のこのような化合物を、このセクションに含めることは意図していない。高融点化合物の非限定例は、International Cosmetic Ingredient Dictionary,第5版,1993、およびCTFA Cosmetic Ingredient Handbook,第2版,1992に見ることができる。
高融点脂肪族化合物は、濡れた髪に適用したときのつるつるした感触、乾燥した髪における柔軟性および保湿した感触など、コンディショニングの改善を示す利点を提供することを考慮して、0.1〜40重量%、1〜30重量%、1.5〜16重量%、1.5〜8重量%のレベルで組成物中に含まれる。
本発明の組成物は、カチオン性ポリマーを含有することができる。組成物中のカチオン性ポリマーの濃度は、典型的には、0.05〜3重量%、0.075〜2.0重量%、または0.1〜1.0重量%の範囲である。好適なカチオン性ポリマーは、組成物の使用目的のpH(このpHは一般にpH3〜pH9、またはpH4〜pH8の間の範囲になる)で、少なくとも0.5meq/gm、少なくとも0.9meq/gm、少なくとも1.2meq/gm、少なくとも1.5meq/gm、または7meq/gm未満、および5meq/gm未満のカチオン性電荷密度を有する。本明細書において、ポリマーの「カチオン性電荷密度」は、ポリマー上の正電荷数とポリマーの分子量との比を指す。このような好適なカチオン性ポリマーの平均分子量は、一般に、10,000〜1000万の間、50,000〜500万の間、または100,000から300万の間になる。
本発明の組成物に使用される好適なカチオン性ポリマーは、第四級アンモニウム部分またはカチオン性プロトン化アミノ部分などのカチオン性窒素含有部分を含有する。ポリマーが水中に、組成物中に、または組成物のコアセルベート相中に可溶である限り、かつ対イオンが組成物の必須成分と物理的および化学的に適合する限り、または組成物の性能、安定性、もしくは美観を過度に損なわない限り、任意のアニオン性対イオンをカチオン性ポリマーと共に使用することができる。このような対イオンの非限定例としては、ハロゲン化物(例えば、塩化物、フッ化物、臭化物、ヨウ化物)、スルフェート、およびメチルスルフェートが挙げられる。
このようなポリマーの非限定例は、CTFA Cosmetic Ingredient Dictionary,第3版,Estrin,Crosley,and Haynes編,(The Cosmetic,Toiletry,and Fragrance Association,Inc.,Washington,D.C.(1982))に記載されている。
組成物に使用される他の好適なカチオン性ポリマーとしては、多糖ポリマー、カチオン性グアーガム誘導体、第四級窒素含有セルロースエーテル、合成ポリマー、エーテル化セルロースのコポリマー、グアー、およびデンプンが挙げられる。使用される場合、本明細書におけるカチオン性ポリマーは、組成物中に可溶であるか、または本明細書の上記に記載した、カチオン性ポリマーならびにアニオン性、双性、および/もしくは両性イオン性界面活性剤成分によって形成される組成物中の複合コアセルベート相中に可溶であるかのいずれかである。カチオン性ポリマーの複合コアセルベートはまた、組成物中の他の荷電物質と共に形成することができる。好適なカチオン性ポリマーは、米国特許第3962418号明細書、第3958581号明細書、および米国特許出願公開第2007/0207109号明細書に記載されている。
本発明の組成物は、コンディショニング剤として非イオン性ポリマーを含むことができる。1000を超える分子量を有するポリアルキレングリコールが本明細書では有用である。以下の一般式を有するものが有用である:
Figure 2015525248
式中、R95は、H,メチル、およびそれらの混合物からなる群から選択される。コンディショニング剤、特にシリコーンを組成物中に含むことができる。本発明の組成物に有用なコンディショニング剤は、典型的には、乳化液体粒子を形成する水不溶性で水分散性の不揮発性液体を含む。組成物に使用される好適なコンディショニング剤は、一般に、シリコーン(例えば、シリコーン油、カチオン性シリコーン、シリコーンガム、高屈折率シリコーン、およびシリコーン樹脂)、有機コンディショニング油(例えば、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪酸エステル)もしくはそれらの組合せとして特徴づけられるコンディショニング剤、またはそうでなければ本明細書の水性界面活性剤マトリックス中に液体分散粒子を形成するコンディショニング剤である。このようなコンディショニング剤は、組成物の必須成分と物理的および化学的に適合すべきであり、またそうでなければ組成物の安定性、美観、または性能を過度に損なうべきではない。
組成物中のコンディショニング剤の濃度は、所望のコンディショニング利点を提供するのに十分であるべきである。このような濃度は、コンディショニング剤、所望のコンディショニング性能、コンディショニング剤粒子の平均サイズ、他の成分の種類および濃度、ならびに他の同様の要因により異なり得る。
シリコーンコンディショニング剤の濃度は、典型的には、0.01〜10重量%の範囲である。好適なシリコーンコンディショニング剤、およびシリコーン用の任意選択の懸濁化剤の非限定例は、米国再発行特許第34,584号明細書;米国特許第5104646号明細書;米国特許第5106609号明細書;米国特許第4152416号明細書;米国特許第2826551号明細書;米国特許第3964500号明細書;米国特許第4364837号明細書;米国特許第6607717号明細書;米国特許第6482969号明細書;米国特許第5807956号明細書;米国特許第5981681号明細書;米国特許第6207782号明細書;米国特許第7465439号明細書;米国特許第7041767号明細書;米国特許第7217777号明細書;米国特許出願公開第2007/0286837A1号明細書;米国特許出願公開第2005/0048549A1号明細書;米国特許出願公開第2007/0041929A1号明細書;英国特許第849433号明細書;独国特許第10036533号明細書(これらはすべて参照により本明細書に組み込まれる);Chemistry and Technology of Silicones,New York:Academic Press(1968);General Electric Silicone Rubber Product Data Sheets SE 30,SE 33,SE 54 and SE 76;Silicon Compounds,Petrarch Systems,Inc.(1984);およびEncyclopedia of Polymer Science and Engineering,vol.15,第2版,pp 204−308,John Wiley & Sons,Inc.(1989)に記載されている。
本発明の組成物はまた、コンディショニング剤として、単独でまたはシリコーン(本明細書に記載される)などの他のコンディショニング剤と組み合わせて、0.05〜3重量%の少なくとも1つの有機コンディショニング油を含むことができる。好適なコンディショニング油としては、炭化水素油、ポリオレフィン、および脂肪酸エステルが挙げられる。さらに、本明細書において組成物に使用するのに適しているのは、米国特許第5674478号明細書および米国特許第4529586号明細書に、または米国特許第5750122号明細書;米国特許第4507280号明細書;米国特許第4663158号明細書;米国特許第4197865号明細書;米国特許第4217914号明細書;米国特許第4381919号明細書;および米国特許第4422853号明細書に記載されるコンディショニング剤である。
衛生および悪臭−本発明の組成物はまた、リシノール酸亜鉛、チモール、Bardac(登録商標)などの第四級アンモニウム塩、ポリエチレンイミン(BASF製のLupasol(登録商標など)およびその亜鉛錯体、銀および銀化合物、特にAg+を除放するように設計されたものまたはナノ銀分散体の1つまたは複数を含むことができる。
プロバイオティクス−組成物は、国際公開第09/043709号パンフレットに記載されるものなど、プロバイオティクスを含むことができる。
増泡剤−高い起泡性が所望される場合、C10〜C16アルカノールアミドまたはC10〜C14アルキルサルフェートなどの増泡剤を、典型的には、1〜10重量%のレベルで組成物中に組み込むことができる。C10〜C14モノエタノールおよびジエタノールアミドは、このような増泡剤の典型的な種類の例である。上述されるアミンオキシド、ベタイン、およびスルタインなどの高起泡補助界面活性剤と共に、このような増泡剤を使用することも有益である。所望により、MgCl2、MgSO4、CaCl2、CaSO4等の水溶性マグネシウムおよび/またはカルシウム塩を、典型的には、0.1〜2重量%のレベルで加えて、さらなる起泡をもたらすとともに、油脂除去性能を増強することができる。
抑泡剤−泡の形成を低減または抑制する化合物を本発明の組成物に組み込むことができる。泡の抑制は、米国特許第4489455号明細書および米国特許第4,489,574号明細書に記載される、いわゆる「高濃度洗浄プロセス」、ならびにフロントローディング式洗濯機において特に重要となり得る。抑泡剤として多種多様な物質を使用することができ、抑泡剤は当業者に周知である。例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology,第3版,第7巻,p.430−447(John Wiley&Sons,Inc.,1979)を参照されたい。抑泡剤の例としては、モノカルボン脂肪酸およびその中の可溶性塩、パラフィンなどの高分子量炭化水素、脂肪酸エステル(例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18〜C40ケトン(例えば、ステアロン)、N−アルキル化アミノトリアジン、好ましくは融点が約100℃未満のワックス状炭化水素、シリコーン抑泡剤、および二級アルコールが挙げられる。抑泡剤は、米国特許第2954347号明細書;米国特許第4265779号明細書;米国特許第4265779号明細書;米国特許第3455839号明細書;米国特許第3933672号明細書;米国特許第4652392号明細書;米国特許第4978471号明細書;米国特許第4983316号明細書;米国特許第5288431号明細書;米国特許第4639489号明細書;米国特許第4749740号明細書;米国特許第4798679号明細書;米国特許第4075118号明細書;欧州特許第89307851.9号明細書;欧州特許第150872号明細書;およびDOS 2,124,526号明細書に記載されている。
自動洗濯機で使用されるいかなる洗剤組成物の場合も、泡は、洗濯機からあふれ出る程に形成されるべきでない。使用する場合、抑泡剤は、好ましくは「抑泡量」で存在する。「抑泡量」によって、十分に泡を制御して、自動洗濯機で使用するための低起泡性洗濯洗剤をもたらす、この泡制御剤の量を、組成物の配合者が選択することができることを意味する。
本明細書における組成物は、一般に、0〜10重量%の抑泡剤を含むことになる。モノカルボン脂肪酸およびその中の塩は、抑泡剤として使用する場合、典型的には最大で5重量%の量で存在することになる。好ましくは、0.5〜3重量%の脂肪族モノカルボキシレート抑泡剤を使用する。シリコーン抑泡剤は、典型的には、最大2.0重量%の量で使用するが、増量して使用することもできる。モノステアリルホスフェート抑泡剤は、一般に、0.1〜2重量%の範囲の量で使用する。炭化水素抑泡剤は、典型的には、0.01〜5.0重量%の範囲の量で使用するが、増量して使用することもできる。アルコール石鹸抑泡剤は、典型的には、0.2〜3重量%で使用する。
本明細書における組成物は、広範囲のpHにわたって洗浄活性を有し得る。特定の実施形態では、組成物は、pH4〜pH11.5において洗浄活性を有する。他の実施形態では、組成物は、pH6〜pH11、pH7〜pH11、pH8〜pH11、pH9〜pH11、またはpH10〜pH11.5において活性である。
本明細書における組成物は、広範囲の温度にわたって、例えば10℃以下〜90℃において洗浄活性を有し得る。好ましくは、温度は50℃未満もしくは40℃未満、または30℃未満でもある。特定の実施形態では、組成物の至適温度範囲は、10℃〜20℃、15℃〜25℃、15℃〜30℃、20℃〜30℃、25℃〜35℃、30℃〜40℃、35℃〜45℃、または40℃〜50℃である。本明細書における組成物はさらに、カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、および第一鉄(Fe2+)、またはそれらの組合せなどの2価カチオンの添加により安定化させることができる。一部の態様では、本発明は、Lipr138リパーゼの代わりにサーモミセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼ(Lipolase(商標))を含む均等組成物に比較して、脂質基質の加水分解により有効である組成物に関する。他の態様では、組成物は、Lipr138リパーゼの代わりにLipex(商標)を含む。
組成物の形態
本明細書に記載する組成物は、例えば、洗濯用途、硬質表面洗浄、食器洗浄用途、ならびに義歯、歯、毛髪、および皮膚などの化粧用途に有利に使用される。本発明の組成物は、特に、固体または液体の洗浄組成物および/または処理組成物である。一態様では、本発明は、組成物の形態が、レギュラー、圧縮、または濃縮の液体;ゲル;ペースト;棒状石鹸;レギュラーまたは圧縮の粉末;粒状固体;2つ以上の層を有する均質錠または多層錠(同じまたは異なる相);1つまたは複数のコンパートメントを有するパウチ;単一または多重コンパートメントの単位用量形態;またはそれらの任意の組合せから選択される、組成物に関する。
組成物の形態によって、例えば水溶解性パウチなどのコンパートメントまたは錠剤の異なる層において、成分を互いから物理的に分離することができる。それによって、成分間のネガティブな貯蔵相互作用を回避することができる。コンパートメントのそれぞれの溶出プロファイルが異なることによっても、洗浄溶液中の選択された成分の溶出を遅延させることができる。
パウチは、単一または多重コンパートメントとして構成することができる。パウチは、例えば水と接触する前にパウチから組成物を放出することなく、組成物を保持するのに適したいかなる形態、形状、および材料であってもよい。パウチは、内部体積を包む水溶性フィルムから作製される。前記内部体積は、パウチのコンパートメントに分割することができる。好ましいフィルムは、ポリマー材料、好ましくはフィルムまたはシートに形成されるポリマーである。好ましいポリマー、コポリマー、またはそれらの誘導体は、選択されたポリアクリレート、および水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ナトリウムデキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートであり、最も好ましくはポリビニルアルコールコポリマーおよびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)である。好ましくは、フィルム中のポリマー、例えばPVAのレベルは、少なくとも約60%である。好ましい平均分子量は、典型的には、約20,000〜約150,000である。フィルムはまた、ポリ乳酸およびポリビニルアルコール(MonoSol LLC,Indiana,USAにより販売される商標名M8630の下で知られている)にグリセロール、エチレングリセロール、プロピレングリコール、ソルビトール、およびそれらの混合物のような可塑剤を加えたものなど、加水分解可能で水溶性のポリマーブレンドを含む、ブレンドされた組成物であってもよい。パウチは、水溶性フィルムにより分離された固体洗濯洗浄組成物もしくは部分成分および/または液体洗濯洗浄組成物もしくは部分成分を含むことができる。液体成分のためのコンパートメントは、固体を含有するコンパートメントとは組成が異なり得る(米国特許出願公開第2009/0011970A1号明細書)。
水溶性フィルム−本発明の組成物はまた、水溶性フィルム内に封入することができる。好ましいフィルム材料は、好ましくはポリマー材料である。当技術分野で公知であるように、フィルム材料は、例えば、ポリマー材料のキャスティング、ブロー成形、押出し、またはブロー押出しにより得ることができる。パウチ材料として使用するのに適した、好ましいポリマー、コポリマー、またはそれらの誘導体は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキシド、アクリルアミド、アクリル酸、セルロース、セルロースエーテル、セルロースエステル、セルロースアミド、ポリビニルアセテート、ポリカルボン酸および塩、ポリアミノ酸またはペプチド、ポリアミド、ポリアクリルアミド、マレイン酸/アクリル酸のコポリマー、デンプンおよびゼラチンを含む多糖類、キサンタンおよびカラゴム(carragum)などの天然ゴムから選択される。より好ましいポリマーは、ポリアクリレートおよび水溶性アクリレートコポリマー、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デキストリン、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マルトデキストリン、ポリメタクリレートから選択され、最も好ましくは、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、およびヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ならびにそれらの組合せから選択される。好ましくは、パウチ材料中のポリマー、例えばPVAポリマーのレベルは、少なくとも60重量%である。ポリマーは、任意の重量平均分子量を有することができるが、好ましくは、約1,000〜1,000,000、約10,000〜300,000、約20,000〜150,000である。ポリマーの混合物もパウチ材料として使用することができる。
当然のことながら、異なるフィルム材料および/または異なる厚さのフィルムを、本発明のコンパートメントの作製に使用することができる。異なるフィルムを選択することの利点は、得られるコンパートメントが異なる溶解性または放出特性を示し得ることである。
好ましいフィルム材料は、MonoSol商品番号M8630、M8900、H8779で知られるPVAフィルム、ならびに米国特許第6166117号明細書および米国特許第6787512号明細書に記載されるもの、ならびに相当する溶解性および変形能特性を有するPVAフィルムである。
本明細書におけるフィルム材料はまた、1種または複数の添加成分を含むことができる。例えば、可塑剤、例えばグリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ソルビトール、およびそれらの混合物を添加することが有益となることがある。他の添加剤としては、洗浄水に送達される機能的な洗剤添加剤、例えば有機ポリマー分散剤等が挙げられる。
組成物を作製する方法
本発明の組成物は、任意の好適な形態に製剤化することができ、配合者により選択される任意の方法により調製することができる。この方法の非限定例は、出願人の実施例および米国特許第4990280号明細書;米国特許出願公開第20030087791A1号明細書;米国特許出願公開第20030087790A1号明細書;米国特許出願公開第20050003983A1号明細書;米国特許出願公開第20040048764A1号明細書;米国特許第4762636号明細書;米国特許第6291412号明細書;米国特許出願公開第20050227891A1号明細書;欧州特許出願公開第1070115A2号明細書;米国特許第5879584号明細書;米国特許第5691297号明細書;米国特許第5574005号明細書;米国特許第5569645号明細書;米国特許第5565422号明細書;米国特許第5516448号明細書;米国特許第5489392号明細書;米国特許第5486303号明細書に記載されており、これらはすべて、参照により本明細書に組み込まれる。本発明の組成物、または本発明に従って調製される組成物は、これらに限定されないが、布地、硬質表面、ならびに布地およびホームケア領域(例えば、エアフレッシュナーおよび香り送達系を含む空気ケア、自動車ケア、食器洗浄、布地コンディショニング(柔軟にすることおよび/または新鮮にすることを含む)、洗濯洗浄、洗濯およびすすぎの添加および/またはケア、床および便器用クリーナーを含む硬質表面洗浄および/または処理)の他の任意の表面を処理するための組成物、顆粒または粉末形態の多目的洗剤または「ヘビーデューティー」洗剤、特に洗浄洗剤;液体、ゲル、またはペースト形態の多目的洗剤、特にいわゆるヘビーデューティー液体型;微細布地用液体洗剤;食器手洗い用洗剤またはライトデューティー食器洗剤、特に高起泡性型;家庭用途および業務用途のための種々の錠剤型、粒剤型、液剤型、およびすすぎ助剤型を含む食洗機用食器洗剤;自動車またはカーペット用シャンプー、便器用クリーナーを含む浴室クリーナー;ならびに漂白添加剤などの洗浄補助剤、および乾燥機用シートなどの「汚れ付着」型または前処理型の基材負荷組成物を含む、洗浄および/または処理組成物を含む。繊維製品および/または硬質表面、最も好ましくは繊維製品を洗浄および/または処理するための組成物および方法が好ましい。組成物は、好ましくは、洗浄工程の前処理ステップまたは主要洗浄ステップで使用される組成物、最も好ましくは繊維製品の洗浄ステップで使用するための組成物である。
本明細書で使用される場合、「布地および/または硬質表面の洗浄および/または処理組成物」という用語は、他に指示がない限り、顆粒または粉末形態の多目的洗剤または「ヘビーデューティー」洗剤、特に洗浄洗剤;液体、ゲル、またはペースト形態の多目的洗剤、特にいわゆるヘビーデューティー液体型;微細布地用液体洗剤;食器手洗い用洗剤またはライトデューティー食器洗剤、特に高起泡性型;家庭用途および業務用途のための種々の錠剤型、粒剤型、液剤型、およびすすぎ助剤型を含む食洗機用食器洗剤;液体洗浄剤および殺菌剤、自動車またはカーペット用シャンプー、便器用クリーナーを含む浴室クリーナー;液体、固体、および/または乾燥機用シート形態であり得る、柔軟にすることおよび/または新鮮にすることを含む布地コンディショニング組成物;ならびに漂白添加剤などの洗浄補助剤、および乾燥機用シートなどの「汚れ付着」型または前処理型の基材負荷組成物を含む、洗浄および/または処理組成物のサブセットである。適用可能であるこのような組成物はすべて、標準形態、濃縮形態、または特定の態様では、非水性になり得る程の高濃縮形態であっても可能である。
使用方法
本発明は、繊維製品もしくは硬質表面、または布地および/もしくはホームケアの分野の他の表面を処理することを含む、任意の表面を洗浄するための方法を含む。本発明の好ましい態様では、この方法は、最も好ましくは、繊維製品の洗浄工程で使用するために、あるいは手洗い食器洗浄と自動/機械食器洗浄の両方を含む食器洗浄に使用するために、洗浄工程の前処理ステップまたは主要洗浄ステップで処理される表面に接触させるステップを含む。本発明の一実施形態では、表面を洗浄および/または処理するための方法の中で、リパーゼ変異体および他の成分を逐次的に加える。あるいはリパーゼ変異体および他の成分を同時に加える。
本明細書で使用される場合、洗浄は、これらに限定されないが、スクラビングおよび機械的撹拌を含む。洗浄は、国際公開第08/101958号パンフレットに記載されるように、かつ/またはスクラビングおよび機械的撹拌に追加して、もしくはその代わりに圧力を交互に加えることにより(圧力/真空)、泡組成物を用いて行うことができる。このような表面または布地の乾燥は、家庭内または工業的環境のいずれかで使用される一般的手段の任意の1つによって遂行することができる。本発明の洗浄組成物は、理想的には、洗濯および食器洗浄の用途で使用するのに適している。したがって、本発明は、これらに限定されないが、布地、食器、刃物、および台所用品を含む対象を洗浄するための方法を含む。この方法は、出願人の洗浄組成物、洗浄添加剤、またはそれらの混合物の少なくとも1つの実施形態を含む前記洗浄組成物と、洗浄される対象とを接触させるステップを含む。布地は、通常の消費者または施設使用条件で洗濯することができるほとんどいずれの布地も含み得る。溶液のpHは、8〜10.5とすることができる。組成物は、500ppm〜15.000ppmの溶液濃度で使用することができる。水温は、典型的には、5℃〜90℃の範囲である。水と布地の比は、典型的には、1:1〜30:1である。
一態様では、本発明は、洗浄組成物を製造するためにLipr138を使用する方法に関する。一態様では、本発明は、対象を洗浄するための洗浄組成物の使用に関する。
一態様では、本発明は、洗浄組成物を安定化する方法であって、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼを組成物に加えることを含み、組成物の安定性が、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼの代わりにサーモミセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼを含む均等組成物の安定性よりも高く、好ましくは、安定性が、最終洗浄組成物および/または最終洗浄媒体において測定される、方法に関する。
一態様では、本発明は、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を加えることを含む、組成物を製造する方法に関する。一態様では、本発明は、洗浄される表面上に存在する脂質汚れを洗浄組成物と接触させることを含む、表面を洗浄するための方法に関する。一態様では、本発明は、汚染物および/または汚れを洗浄組成物と接触させることを含む、汚染物および/または表面上の汚れに存在する脂質を加水分解するための方法に関する。
材料および方法
他に指示がない限り、材料は試薬用グレードのものである。
実施例1−Lipr138のクローニングおよび発現
リパーゼをコードする遺伝子は、以前に同定されたものであり(Glogauer et al.Microbial Cell Factories 2011,10:54)、GENBANK受託番号JF417979として示される配列を有する。
この同定されたヌクレオチド配列に基づいて、配列番号1として示されるLipr138合成遺伝子のヌクレオチド配列は、Gene Art(GENEART AG BioPark,Josef−Engert−Str.11,93053,Regensburg,Germany)により合成された。この合成遺伝子を、国際公開第12/025577号パンフレットに記載されるように、SacIおよびMluIの制限部位を使用してバチルス(Bacillus)発現ベクターの中にサブクローニングした。形質転換体を、1ml当たり6マイクログラムのクロラムフェニコールを添加したLBプレート上で選択した。組み込まれた発現構築物を含有する組換えバチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)クローンを選択し、それぞれが34mg/lのクロラムフェニコールを添加したカゼインベースの培地100mlを含有する500mLのバッフル付き三角フラスコ中で回転式振動テーブル上にて培養した。このクローンを26℃で5日間培養した。酵素を含有する上清を回収し、以下に記載のように酵素を精製した。成熟Lipr138リパーゼのアミノ酸配列を配列番号2として示す。
実施例2−Lipr138の精製
発酵上清を、0.22マイクロメートルカットオフのPES Bottleトップフィルター(カタログ番号:567−0020、Thermo Fisher Scientific,Kastrupsvej 90,4000 Roskilde,Denmark)を通して濾過した。得られた濾液を、pH5に調整し(100ml当たり6.7mlの1M酢酸ナトリウム、pH5)、NaClを最終濃度1Mになるまで加えた。
Lipr138を50mlのデシルアミンアガロース(Acetyleret Decylaminagarose、カタログ番号:CS76、UpFront Cromatography A/S,Lerso Parkalle 42,2100 Copenhagen O,Denmark)を使用して、HIC/アフィニティークロマトグラフィーにより精製した。カラムに濾液を負荷した後、3カラム容量の緩衝液A(50mM酢酸pH5+1M NaCl)で洗浄し、続いて、3カラム容量の緩衝液B(50mM酢酸pH5および30%イソプロパノール)でLipr138を溶出した。溶出を280nmでモニターした。280nmの吸光度が高い画分をLipr138の含量に関してSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で分析した。純粋なタンパク質を含む画分をプールした。この段階で、沈殿が一部生じた。沈殿したLipr138を放置してチューブの底に沈降させ、可溶性タンパク質をデカントした。
タンパク質の可溶性部分を、1000mlのG−25セファデックスカラム(直径:9cm、高さ15cm)上で100ml/分の速度で50mM酢酸pH5の中に脱塩した。脱塩したタンパク質は、SDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法で分析したところ、推定分子量28kDおよび純度95%超であった。
実施例3−Lipr138の加水分解活性
精製Lipr138の加水分解活性をオリーブ油プレートアッセイで検討した。
精製酵素、緩衝液(陰性対照)、ならびにNovozymes A/Sから入手した市販酵素Lipolase(商標)およびLipex(商標)(陽性対照)の20マイクロリットルのアリコートをそれぞれ、オリーブ油/寒天プレート(1%オリーブ油、1%LitexアガロースHSH1000、1mM CaCl2、50mM Hepes pH8.0)中の直径3mmのパンチ穴に分注し、20℃で24時間インキュベートした。
次いで、プレートについて、穴のまわりのクリアリングゾーンの有無を調べた。オリーブ油の加水分解は、パンチ穴のまわりのクリアリングゾーンにより示された。Lipr138では、陽性対照と同じレベルである、5mmのクリアリングゾーンが生じた。陰性対照ではクリアリングゾーンは生じなかった。
実施例4−Lipr138の安定性
リパーゼの熱安定性を、VP−毛細管示差走査熱量計(Capillary Differential Scanning Calorimeter)(MicroCal Inc.,Piscataway,NJ,USA)を使用して、示差走査熱量測定(DSC)により決定した。200K/時間の一定のプログラムされた加熱速度で、選択された緩衝液中の酵素溶液を加熱した後に得られるサーモグラム(Cp対T)中の変性ピーク(主要な吸熱ピーク)の頂点として、熱変性温度、Td(℃)を得た。
試料溶液および参照溶液(約0.2ml)を10℃の貯蔵条件から熱量計に負荷し(参照:酵素を含まない緩衝液)、20℃で20分間予め熱平衡させた後、20℃〜110℃のDSCスキャンを行った。変性温度を約+/−1℃の正確さで決定した。
Lipr138ならびに対照リパーゼLipolase(商標)および/またはLipex(商標)の熱安定性に対する、LAS(0.5mM)、EDTA(2mM)、Ca2+(2mM)、およびpH5(50mM酢酸ナトリウム)、pH8(50mM HEPES)、またはpH10(50mMグリシン)などの種々の要因の影響を示差走査熱量測定(DSC)により試験した。
Figure 2015525248
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Figure 2015525248
Figure 2015525248
実施例5−相対的洗浄性能
洗濯における洗浄性能を評価するために、自動機械的応力分析(AMSA)を使用して、洗浄実験を実施した。AMSAプレートは、試験溶液用の多数のスロットと、洗浄される洗濯試料である繊維製品をすべてのスロット開口部に対してしっかりと押し込むリッドとを有する。洗浄時間中、プレート、試験溶液、繊維製品、およびリッドを激しく振動させることにより、試験溶液を繊維製品に接触させ、規則的、周期的振動方式で機械的応力を加えた。さらに詳細な説明については、国際公開第02/42740号パンフレット、特に第23〜24頁のパラグラフ「Special method embodiments」を参照されたい。使用した試験材料は、国際公開第06/125437号パンフレットによる「Cream turmeric stain」であった。
以下に指定する条件下で洗濯実験を行った:
Figure 2015525248
Figure 2015525248
OMO Color,Lille og Kraftfuld(Unilever製の液体洗剤):OMO Color,Lille og Kraftfuld洗剤は、15〜30%:アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、5〜15%:石鹸、5%未満の酵素、香料、ホスホネート、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、ゲラニオールを含む。OMO Color,Lille og Kraftfuldの成分は以下のとおりである:水、C12−15パレス−7、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、TEA−ココエート、ラウレス硫酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、香料、プロピレングリコール、ソルビトール、硫酸ナトリウム、グリセリン、ブチルフェニルメチルプロピオナール、シトロネロール、スチレン/アクリレートコポリマー、プロテアーゼ、トリエタノールアミン、ボロン酸、(4−ホルミルフェニル、ゲラニオール、アミラーゼ、マンナナーゼ、ベンジオチアゾリノン(benziothiazolinone)、ラウリル硫酸ナトリウム、CI 61585、CI 45100。
Ariel with Actilift(Proctor&Gamble製の液体洗剤):Ariel with Actilift洗剤は、5〜15%:アニオン性界面活性剤、5%未満の非イオン性界面活性剤、ホスホネート、石鹸を含む。Ariel with Actiliftの成分は以下のとおりである:水、水、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、C14−15パレス−n、クエン酸ナトリウム、ナトリウムパームカーネレート(sodium palm kernelate)、MEA−ボレート、ラウレス硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸、アルコール、プロピレングリコール、第四級化された硫酸化エトキシ化ヘキサメチレンジアミン、香料、PEG/酢酸ビニルのコポリマー、硬化ヒマシ油、PEI−14 PEG−10/PPG−7コポリマー、エタノールアミン、ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸ナトリウム、PEG/PPG−10/2プロピルヘプチルエーテル、ブチルフェニルメチルプロピオナール、ソルビトール、グリセリン、水酸化ナトリウム、ギ酸ナトリウム、硫酸、アルファ−イソメチルイオノン、プロテアーゼ、ゲラニオール、リナロール、シトロネロール、トリプロピレングリコール、グリコシダーゼ、グリコシダーゼ、フェニルメチコン、着色剤、酢酸ナトリウム、セルラーゼ、フェノキシエタノール、着色剤、硫酸ナトリウム、シリカ、ポリナフタレンスルホン酸ナトリウム。
商用洗剤(OMO Color,Lille og KraftfuldおよびAriel with Actilift)中の酵素を、以下のように加熱不活性化した:1リットルに対する洗剤量を、1Lのボトル中に量り分け、各洗剤に500mlの沸騰水を加えた。この溶液を15分間撹拌し、次いで室温に冷却した後、さらに希釈した。CaCl2およびMgCl2(Ca2+:Mg2+=4:1)を試験系に添加することにより、水の硬度を15°dHに調整した。洗浄した後、繊維製品を水道水ですすぎ、乾燥させた。
洗浄した繊維製品の色の白色度として、洗浄性能を測定した。白色度はまた、サンプルを白色光で照らしたとき、サンプルから反射する光の強度として表すこともできる。サンプルが汚れていると、反射光の強度は、清浄なサンプルの強度より低かった。従って、洗浄性能を測定するのに、反射光の強度を用いることができる。
洗浄済み繊維製品の画像を捉えるのに用いた、プロ仕様のフラットベッドスキャナー(Kodak iQsmart,Kodak,Midtager 29,DK−2605 Brondby,Denmark)で色測定を実施した。
スキャン画像の光強度値を抽出するため、画像からの24ビットピクセル値を、赤、緑および青(RGB)値へと変換した。ベクターとしてRGB値を一緒に加え、次に、得られたベクターの長さを計算することにより強度値(Int)を算出した:
Figure 2015525248
Figure 2015525248

Claims (15)

  1. 配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を含む洗浄組成物。
  2. 前記リパーゼを欠く均等組成物と比較して、表面に存在する脂質汚れの除去により有効である、請求項1に記載の洗浄組成物。
  3. 前記リパーゼが、配列番号2を含んでいるかまたは構成している、請求項1または2に記載の洗浄組成物。
  4. カルシウム(Ca2+)、マグネシウム(Mg2+)、および第一鉄(Fe2+)から好ましくは選択される1種または複数の2価カチオンをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  5. 前記界面活性剤が、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、および両性イオン性界面活性剤からなる群から選択される1種または複数の界面活性剤である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  6. 前記界面活性剤が、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ナトリウム水素化ココエート、ラウレス硫酸ナトリウム、C12−14パレス−7、C12−15パレス−7、C12−15パレス硫酸ナトリウム、およびC14−15パレス−4からなる群から選択される1種または複数の界面活性剤を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  7. pH8.0〜11で製剤化された、請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  8. 前記洗浄組成物が、洗濯洗浄組成物、食器洗浄組成物、硬質表面洗浄組成物、およびパーソナルケア洗浄組成物からなる群から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  9. 前記組成物の形態が、液体、ゲル、棒状石鹸、粉末、粒状固体、錠剤、またはそれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  10. 前記組成物が、Lipr138リパーゼの代わりにサーモミセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼ(Lipolase(商標))を含む均等組成物に比較して、脂質基質の加水分解により有効である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  11. ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、マンナナーゼ、ペクチン酸リアーゼ、ケラチナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、アミラーゼ、またはそれらの混合物から選択される1種または複数の酵素をさらに含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  12. 配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有する前記リパーゼの安定性が、配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有する前記リパーゼの代わりにサーモミセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼを含む均等組成物におけるサーモミセス・ラヌギノサス(Thermomyces lanuginosus)リパーゼの安定性よりも高く、好ましくは、前記安定性が、最終洗浄組成物および/または最終洗浄媒体において測定される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
  13. 配列番号2に対して少なくとも75%の同一性を有するリパーゼおよび界面活性剤を加えることを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物を製造する方法。
  14. 洗浄される表面上に存在する脂質汚れを請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗浄組成物と接触させることを含む、表面を洗浄するための方法。
  15. 汚染物および/または汚れを請求項1〜12のいずれか一項に記載の洗浄組成物と接触させることを含む、前記汚染物および/または表面上の前記汚れの中に存在する脂質を加水分解するための方法。
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