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JP2015523519A5 - - Google Patents

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横方向支持要素、ガススプリング組立体、および方法
本開示の主題は、一般にスプリング装置の技術分野に関し、より具体的には、ガススプリング組立体の可撓性壁と横方向支持要素の間の接触面に関する。そのような接触面を含むガススプリング組立体、および、そのようなガススプリング組立体を1つ以上の含む車輛用の懸架装置、そして、このガススプリング組立体を組み立てる方法も本開示には含まれる。
本開示の主題は、幅広い用途に対応可能であり、種々の用途および/または環境に関して使用可能である。しかし、この主題に関し特定な用途およびレール車両と関連した使用が見いだされ、本明細書では、これらの用途および使用を具体的に参照してこの主題を説明する。しかし、本開示の主題は、その他の用途および環境に関連する使用に適用可能であることは理解されよう。
例えば、原動機付きレール車両および/または鉄道用レール車両に関して使用可能である懸架装置は、例えば、1つ以上のスプリング要素を含み、これらのスプリング要素は、その懸架装置が作用可能に接続する対応装置(例えば、レール車両)の動作および使用に関連する力および負荷に対応する。このような用途では、大抵の場合、低いバネ定数で動作するスプリング要素を用いることが好ましいと考えられている。というのも、低いバネ定数により、例えば、車両の乗り心地および快適さなどの特定の性能特性に良い影響を与えるためである。つまり、高いバネ定数を有するスプリング要素(すなわち、堅いスプリング)を使用することにより、より大きな入力(例えば、路面入力)がバネ上質量に加わり、いくつかの用途では、これが、バネ上質量に好ましくない影響を与え、例えば、より粗く、車両の乗り心地が悪くなる可能性があることが、当技術分野では周知である。一方、低いバネ定数を有するスプリング要素(すなわち、柔らかい、または馴染んだスプリング)を使用することにより、バネ上質量に加えられる入力の量を抑える。
通常、乗り心地および快適さなどの車両の性能特性は、一般にガススプリング組立体に対してほぼ軸方向に作用するバネ定数などの関連係数として認識されている。しかし、横方向(すなわち、ガススプリング組立体の軸を横断する方向)の相対運動も、乗り心地および快適さなどの車両性能特性に影響を及ぼす可能性があることも認識されている。一部の例では、このような横方向の運動には、ガススプリング組立体の対向する端部材どうしが、これらの対向する端部材の間に形成されるガススプリング組立体の軸を横切る(例えば、直交する)方向に互いに動くことも含まれ得る。
一部の例では、既知のガススプリング組立体は、可撓性壁および横方向支持要素を含むことができ、この横方向支持要素が可撓性壁と係合して、ガススプリング組立体の横方向の剛性率(stiffness rate)に影響を与える。一部の例では、既知の横方向支持要素の設計により、横方向の剛性率が下がり、これにより、端部材どうしがお互いに横方向の振れ過ぎてしまう可能性がある。一部の例では、このような性能条件により良好な乗り心地および快適さがもたらされる反面、車両の操作および制御などの性能特性に好ましくない影響がでる可能性がある。その他の例では、既知の横方向支持要素の設計により、横方向の剛性率を高くし、良好な車両の操作および制御が提供されている。しかし、このように横方向の剛性率を高くすることにより、乗り心地の悪さ、および/または、不快適さなどの好ましくない性能特性がもたらされる可能性がある。
当技術分野では既知の横方向支持要素を含む多種多様のガススプリング組立体が広く普及し全体的には成功しているものの、依然として、上記の相反する目標を達成すると同時に、なおかつ競争力を維持する、すなわち製造、組立て、取付けの容易さを向上させ、かつ/または製造コストを抑える必要性が存在すると考えられている。
関連ガススプリング組立体の関連する可撓性壁と共に使用するために寸法を合される本開示の主題に係る横方向支持要素の一例は、関連する可撓性壁の反対側を向く第1の面、および関連する可撓性壁と向き合う第2の面を有する要素壁を含むことができる。この横方向支持要素は、関連する可撓性壁の外面と横方向支持要素の第2の面の間に接触面が形成されるよう、関連する可撓性壁に沿って配置され得る。この接触面は、関連するガススプリング組立体における横方向のバネ定数分布を生成するよう作用可能であり、この横方向のバネ定数分布は、関連する可撓性壁と横方向支持要素が互いに横方向にずれることによって変化する。この接触面は、可撓性壁と横方向支持要素の間に作用可能に配置される一定の量の摩擦緩和材料を含むことができる。
関連するガススプリング組立体の関連する可撓性壁と共に使用するために寸法を合される本開示の主題に係る横方向支持要素のその他の例は、関連する可撓性壁の反対側を向く第1の面、および関連する可撓性壁と向き合う第2の面を有する要素壁を含むことができる。この横方向支持要素は、関連する可撓性壁の外面と横方向支持要素の第2の面の間に接触面が形成されるよう、関連する可撓性壁に沿って配置され得る。この接触面は、関連するガススプリング組立体における横方向のバネ定数分布を生成するよう作用可能であり、この横方向のバネ定数分布は、関連する可撓性壁と横方向支持要素が互いに横方向にずれることによって変化する。凸形状部を含む横方向支持要素の断面輪郭により、この接触面が少なくとも部分的に形成され得る。
本開示の主題に係るガススプリング組立体の一例は、縦軸を有し、第1の端とこの第1の端から方向に間隔を開けた第2の端の間で縦軸の周辺を延在する可撓性壁を含むことができる。この可撓性壁は内面および外面を含むことができ、この内面が少なくとも部分的にスプリングチャンバを画定する。横方向支持要素は、可撓性壁の反対側を向く第1の面、および可撓性壁と向き合う第2の面を有する要素壁を含むことができる。横方向支持要素は、可撓性壁の外面と横方向支持要素の第2の面の間に接触面が形成されるよう、可撓性壁の第1の端に沿って配置され得る。この接触面は、横方向のバネ定数分布を生成するよう作用可能であり、この横方向のバネ定数分布は、可撓性壁と横方向支持要素とが互に横方向にずれることによって変化する。中立位置から横方向のオフセット位置へのずれの少なくとも一部で横方向のバネ定数が下がると、ガススプリング組立体を中立位置から横方向のオフセット位置にずらすことができる。一部の例では、このガススプリング組立体は、この接触面に沿って可撓性壁と横方向支持要素の間に作用可能に配置される一定の量の摩擦緩和材料を含むことができる。さらに、またはあるいは、一部の例では、ガススプリング組立体の横方向支持要素は凸形状部を含む断面輪郭を有し得る。
本開示の主題に係るガススプリング組立体を組み立てる方法の一例には、縦軸を有し、第1の端と第2の端の間で縦軸の周辺を延在する可撓性壁を供給してスプリングチャンバを少なくとも部分的に形成するステップが含まれ得る。この方法にはまた、横方向支持要素を供給し、この横方向支持要素を可撓性壁上に、可撓性壁に沿って、あるいは可撓性壁に隣接させて配置するステップも含まれ得る。この方法には、可撓性壁と横方向支持要素の間に接触面を形成するステップもさらに含まれ得る。この方法にはまた、第1の端部材を供給し、第1の端部材上に、あるいは第1の端部に沿って可撓性壁の第1の端を固定するステップも含まれ得る。この方法にはまた、第2の端部材を供給し、この第2の端部材を可撓性壁の端上に、あるいは可撓性壁の端に沿って固定して、スプリングチャンバを少なくとも部分的に形成するステップも含まれ得る。
図1は、本開示の主題に係る懸架装置を含むレール車両の一例の概略図である。 図2は、図1の懸架装置に作用可能に関連する空気圧ガスシステムの一例の概略図である。 図3は、本開示の主題に係る可撓性壁と横方向支持要素の間の接触面の一例を含むガススプリング組立体の一例の部分断面の側面図である。 図4は、横方向にずれている状態の図3のガススプリング組立体を示す図である。 図5は、図3の詳細部5であり、図3および図4のガススプリング組立体、横方向支持要素、および接触面の部分拡大図である。 図6は、本開示の主題に係る可撓性壁と横方向支持要素の間の接触面の別の例を示す、図3の詳細部5であり、図3および図4のガススプリング組立体の部分拡大図である。 図7は、本開示の主題に係る可撓性壁と横方向支持要素の間の接触面の例を含むガススプリング組立体のさらに別の例の部分断面の側面図である。 図8は、横方向にずれている状態の図7のガススプリング組立体を示す図である。 図9は、図7の詳細部9であり、図7および図8のガススプリング組立体、横方向支持要素、および接触面の部分拡大図である。 図10は、本開示の主題に係る接触面および横方向支持要素の使用に関連する、横方向の力対横方向のずれの曲線の示すグラフである。 図11は、本開示の主題に係るガススプリング組立体を製造する方法の一例を示すグラフである。
上記の図面に関し、図示内容は本開示の主題の例を説明することを目的とし、限定することを意図するものではないことは理解されよう。さらに、これらの図面の縮尺は同じではなく、理解を明確かつ/または容易にするために、特定の特徴および/または要素の一部が誇張され得ていることは言うまでもない。
図1には、不定の長さのレールRLSにより少なくとも部分的に形成された線路TRKに沿って移動するよう適用された、あるいは移動可能な車両100などの本開示の主題に係る懸架装置を含む車両の一例が示されている。本開示の主題は、一般に多種多様な用途の使用に適用可能であり、レール車両100は単に好適な用途の一例を示しているだけに過ぎないことは言うまでもない。レール車両100は、エンジン駆動車輛またはトラクション駆動車両を代表して示されているというよりはむしろ、鉄道車両(例えば、気道車)を代表して示されている。しかし、この代表的な使用は、単なる例であって、限定することを意図するものではない。
レール車両100は、1つ以上のフレームおよび車輪組立体104上に支持される車両本体102を含み、これらのフレームおよび車輪組立体104のうちの2つは図1に示されている。一部の例では、フレームおよび車輪組立体104は当技術分野では、「トラック」、「レールボギー」、または単に「ボギー」と呼ぶことができ、それらの用語は本明細書では入れ替え可能に用いることが可能である。ボギー104は、レール車両100の対向端106および108に向かって配置されて示されている。
ボギー104は、図1にはフレーム110および1つ以上の車輪セット112を含んで示されており、これらの車輪セット112は、一般に車軸114、および互いに間隔を開けて配置された一対の車輪116によって形成される。通常、ボギー104は、図1に示されるように、少なくとも2セットの車輪セットを含み、これらの車輪セットは、例えば、線路TRKのレールRLSに沿って車輪を回転可能にするために好適な方式でフレームに作用可能に接続する。多くの例では、車輪セットとフレームの間で1次懸架装置(図示せず)が作用可能に接続されて、車輪セットとフレームの間の相対移動を可能する。ボギー104はまた、少なくとも1つのガススプリング組立体を含む2次懸架装置118を含んで示されている。図1および図2に示される例示的な構成では、ボギー104は、2つのガススプリング組立体120を含み、これらのガススプリング組立体120はフレーム110と車両本体102の間で作用可能に接続されて、それらの間の相対移動を可能する。
通常、レール車両100などのレール車両は、例えば、ブレーキシステムを含み、このブレーキシステムは各車輪セットと作用可能に関連する1つ以上のブレーキを有する。図1の例示的な構成では、2つのブレーキ122が、各車輪116に隣接して配置された状態で、各車輪セット112に作用可能に関連して示されている。しかし、その他の構成も代替的に使用可能であることは言うまでもない。
さらに、通常、レール車両100などのレール車両は、例えば、レール車両と作用可能に関連する少なくとも1つの空気圧システムを含む。多くの例では、1つ以上の空気圧システムの構成部品は、1つ以上のトラクション駆動エンジン、および1つ以上の鉄道車両などの複数のレール車両から形成される列車の全長に沿って分配され得る。このような例では、個々のレール車両はそれぞれ、空気圧システムの1つ以上の部分を含む。通常、これらの1つ以上の部分が、共に連続的に接続して列車の空気圧システム全体が形成される。
通常の空気圧システムは、車両ブレーキ(例えば、ブレーキ122)と作用可能に関連する空気圧ブレーキシステム、および2次懸架装置などのレール車両のその他の空気圧で起動する装置と作用可能に関連する空気圧供給システムなどの、2つ以上の別々に制御可能な部分を含む。したがって、レール車両は、一般に、これらの2つのシステムのそれぞれに関する専用の導管を含む。これらの導管は通常、車両本体に沿って長手方向に延在し、これらは通常、個々にブレーキパイプおよび供給パイプと呼ばれる。
図2には、空気圧システム124の一例が示されている。この空気圧システム124は、レール車両100と作用可能に関連し、少なくともブレーキ122(図1)と流体連通するブレーキパイプ126を有するブレーキシステム(参照符号なし)と、少なくとも2次懸架装置118のガススプリング組立体120と流体連通する供給パイプ128を有する空気圧供給システム(参照符号なし)とを含む。空気圧システム124が、多種多様な他の構成部品および装置を含むことは認識かつ理解されよう。例えば、このブレーキシステムは、ブレーキパイプ126に沿って流体接続することができる1つ以上の隔離弁130を含むことができる。その他の例として、この空気圧供給システムは、1つ以上の隔離弁132、1つ以上のフィルタ134、および/または1つ以上の逆止弁136(逆止弁またはチェック弁と代替的に呼ばれ得る)を含むことができる。この空気圧供給システムは、1つ以上の容器またはその他の加圧ガス格納装置を含むこともできる。図2に示される構成では、例えば、この空気圧供給システムは、2次懸架装置のガススプリング組立体120への供給で使用する一定の量の加圧ガスを格納するよう作用する容器138と、ブレーキシステムの補助容器として使用するための、一定の量の加圧ガスを格納するよう作用する容器140と含む。
一般に、ブレーキ122などのブレーキシステムの特定の構成部品、および空気圧供給システムの特定の構成部品は、レール車両100のボギー104のうちの1つの上に支持される、あるいはそのボギー104に作用可能に関連する。例えば、供給線142は、ボギー104と空気圧供給システムとを互いに流体接続させることができる。供給線142は、ガス線146によりガススプリング組立体120と作用可能に接続する1つ以上のレベリングバルブ144と流体接続して示されており、選択的に作用して加圧ガスをガススプリング組立体に供給する、あるいは加圧ガスをガススプリング組立体から抜き取る。一部の例では、加圧ガス格納装置すなわち容器148を随意的にレベリングバルブ144とガススプリング組立体120の間でガス線146に沿って流体接続させることができる。さらに、クロスフロー線150で随意的に2つ以上のガス線146の間を流体連通で接続させることができる。一部の例では、例えば、図2に示される通り、複式チェック弁などの制御弁152をクロスフロー線150に沿って流体接続させることができる。
例えば、図1および図2のガススプリング組立体120のうちの1つ以上のガススプリング組立体120としての使用に適している本開示の主題に係るガススプリング組立体の一例が、例えば、図3〜図5のガススプリング組立体200として示されている。このガススプリング組立体は縦軸AXを有し、端部材202と、この端部材202から方向に離れて配置された端部材204と、可撓性スプリング部材すなわちスリーブ206とを含み、この可撓性スプリング部材すなわちスリーブ206は、縦軸の周辺を延在し、端部材間で固定されて、スプリングチャンバ208を少なくとも部分的に画定する。
ガススプリング組立体200は、関連する車両の関連するバネ上質量と非バネ上質量の間に、全ての好適な方式で、配置され得る。例えば、一方の端部材を関連するバネ上質量に作用可能に接続させ、他方の端部材を関連する非バネ上質量に向け作用可能に接続させることができる。図3および図4に示される実施形態では、例えば、端部材202が図1の関連する車両本体102などの構造部材SC1上に、あるいは構造部材SC1に沿って固定される。そして、端部材202は、例えば、全ての好適な方式で固定可能である。別の例として、端部材204が図1の関連するレールボギー104などの構造部材SC2上に、あるいは構造部材SC2沿って固定される。そして、端部材204は、例えば、全ての好適な方式で固定可能である。
図3および図4の例示的な構成では、端部材202は、対向する面212および214を有する板壁210を含む親板の形態をとって、板の高さ(特定せず)が、それらの面212と面214の間で少なくとも部分的に規定されるように示されている。板壁210は、一般に外周216に向かって外側に延在する、略平面として示されている。一部の例では、高さ方向に延在する外周面218が略円筒形状と有することができるように、板壁210は略円形状を有することができる。例えば、経路面220は端部材を通って延在するガス移動経路222を少なくとも部分的に画定して、空気圧システム124(図2)により、スプリングチャンバ208に加圧ガスを供給する、あるいはスプリングチャンバ208から加圧ガスを抜き取るようにする。一部の例では、端部材は板壁210沿いから縦方向に延在する突起部すなわちボス224を含むことができる。図3および図4に示される例示的な構成では、突起部224はスプリングチャンバ208から離れて軸方向の外側に延在する。
上述した通り、1つ以上の固定装置(図示せず)を用いて、ガススプリング組立体の端部材を対応する構造部材に固定可能である、あるいは、それらを相互接続させることができる。一部の例では、突起部224は外面226を含むことができ、この外面226は、構造部材SC1内を延在する通路すなわち取付け穴MHL内で受けられるよう寸法を合わせられる。さらに、1つ以上の密封要素228が随意的に含まれ得、これらの密封要素228は突起部224と取付け穴MHLの間などの端部材と構造部材の間に配置される、あるいは、それらの間に少なくとも部分的に実質的な流体密封接続を形成する。一部の例では、構造部材SC1が、随意的に一定の量の加圧ガスを格納するために適した外部容器を少なくとも部分的に画定することができる。
端部材204は、支持ベースすなわち台座230および基板232を含む組立体の形態をとって示されており、この基板232は、例えば、流動性材料接続234を用いるなど、好適な方式で台座上に、すなわち、台座に沿って固定される。台座230は、対向する端236と238の間を軸方向に延在し、またこの台座230は、軸AXの周辺を延在する外面240と、端238に沿って配置される端面242とを含み、この構造部材SC2などの関連する構造部材と作用可能に係合するよう寸法を決められている、あるいは構成されている。端部材204は、全ての好適な方式で、関連する構造部材上に、あるいは、関連する構造部材に沿って固定可能であることは言うまでもない。一例として、台座230は、端面242沿いから台座の内側に延在するネジ切り穴などの複数の固定機能244を含むことができる。一部の例では、対応する数の1つ以上の穴すなわち通路HLSが、構造部材SC2内を延在することができ、これらの通路HLSはネジ切り留め具などの固定装置246を受けられるよう寸法を合されている。しかし、その他の構成、および/または配列も代替的に使用可能であることは言うまでもない。
基板232は、対向する面248および250を有する板壁(参照符号なし)含んで、その間で板の高さ(特定せず)を少なくとも部分的に規定できるようにしている。基板232は、外周252まで外側に延在する略平面として示されている。一部の例では、高さ方向に延在する外周面254が略円筒形状を有することができるように、基板232は略円形状を有することができる。さらに、一部の例では、基板232は、随意的にその面248沿いから軸方向の内側に基板内へ延在するエンドレスの環状凹部すなわち溝部256を含むことができる。このような溝部は(供給された場合)、全ての好適なサイズ、形状、構成、および/または配列を有することができることは言うまでもない。例えば、溝部256は、少なくとも部分的に底面258、内側面260、および外側面262により画定されて示される。好ましい構成では、可撓性スプリング部材206の一部、および1つ以上の保持要素を少なくとも部分的に受けるよう溝部256は寸法を合わせることができ、例えば、この溝部256を用いて可撓性スプリング部材を、基板上に、あるいは、基板に沿って固定可能である。
可撓性スプリング部材206は全ての好適なサイズ、形状、構造、および/または構成でよい。一つの例として、可撓性スプリング部材206は可撓性壁264を含むことができ、この可撓性壁264は、少なくとも部分的に、1つ以上のエラストマ材料(例えば、天然ゴム、合成ゴム、および/または熱可塑性エラストマ)の層すなわち堆積(特定せず)から形成される。また可撓性スプリング部材206は、随意的に1つ以上のフィラメント強化材料(図示せず)の堆積すなわち層を含むことができる。可撓性壁264は、対向する端266と端268の間を長手方向に延在して示されている。一部の例では、可撓性壁264は、随意的に端266および268の一方または両方に沿って配置される取付けビードを含むことができる。図3および図4に示される構成では、取付けビード270および272はそれぞれ、端266および268に沿って配置されて示されている。一部の例では、この取付けビードは随意的にエンドレス環状ビードコア274などの補強要素を含むことができる。
可撓性スプリング部材206の両端は、全ての好適な方式で、端部材202と204に沿って、あるいは、それらの間で固定される、あるいは相互接続されることは言うまでもない。一つの例として、ガススプリング組立体200は、1つ以上のビード保持要素を含むことができ、これらのビード保持要素は、少なくとも可撓性スプリング部の一部と係合し、可撓性スプリング部材と対応する端部材(例えば、端部材204)との実質的な流体密封係合を維持する。図3および図4に示される構成では、可撓性壁264の端268は、基板232の溝部256の底面258と隣接係合して配置される。エンドレスの環状リングなどの形態をとるビード保持要素276は、例えば、少なくとも取付けビード272の一部を取り込み、複数の固定装置278により、基板232上に、あるいは、基板232に沿って固定されて示されており、これらの固定装置278は、例えば、基板内およびビード保持要素内で少なくともおおよそ位置を合わせた穴すなわちスロット(参照符号なし)内に延在するネジ切り留め具(参照符号なし)とネジ切りナット(参照符号なし)を組み合わせたものである。
一般に、可撓性スプリング部材206の少なくとも一部が基板232の外周252を超えて外周側に延在する。一部の例では、端部材204は外側支持壁280(図4)を含むことができ、この外側支持壁280は随意的に基板232の外周に、あるいは基板232に沿って、例えば、基板の板壁沿いから台座230の端240に向かう方向に延在することができる。このような例では、可撓性スプリング部材206が、外側支持壁280の外面282(図4)に沿って延在して、可撓性スプリング部材に沿ってローリングローブ284が形成されるようにすることができる。外面282は略円筒形状を有して図4に示されており、動作の中で動的に用いられているときに起こり得る、ガススプリング組立体が延びた状態と縮んだ状態の間で軸方向にずれるときに、その外面に沿ってローリングローブ284がずれることができる。例えば、所望の性能特性を提供するために有用な、外側支持壁280および/または外面282のその他の形状および/または構成を代替的に使用することができることは言うまでもない。
当技術分野では周知の通り、一般には、負荷状態の変動、および/または、ガススプリング組立体の収縮の後に起こり得るような、ガススプリング組立体の端部材どうしの間の接触を避ける、または少なくとも最小限にすることが望ましい。したがって、図3および図4ではガススプリング組立体200はジャウンスバンパ(jounce bumper)286(図4)を含んで示されており、このジャウンスバンパ286はスプリングチャンバ208内に配置され端部材204上に支持される。図4で確認される通り、このジャウンスバンパ286は、端部材204と隣接係合して配置される取付け板288と、その取付け板上に支持されるバンパ本体290と、そのバンパ本体290内に少なくとも部分的に埋め込まれて支持される当板292とを含んで示されている。
ジャウンスバンパ286は、全ての好適な方式で、端部材上に、あるいは端部材沿って固定可能であることは言うまでもない。図4で確認される通り、例えば、端部材204の基板232は、例えば、複数のネジ切り穴などの形態をとる1つ以上の固定機能294を含んで示されている。このような例では、1つ以上のネジ切り留め具など、対応する数の1つ以上の固定装置296は、ジャウンスバンパの対応する数の穴、開口、またはその他の機能あるいはその部品(例えば、取付け板288)のうちの1つの中を延在して、ジャウンスバンパを端部材上に、あるいは、その端部材に沿って固定可能である。
ガススプリング組立体200は、随意的にジャウンスバンパまたはその部材(例えば、当板292)と隣接係合するために寸法を合される、あるいは隣接係合に適した補助部材を含むことができる。図3および図4に示される構成では、ガススプリング組立体200は軸受板298を含み、この軸受板298は板壁210の面214に沿って隣接係合して配置され、端部材202上に、あるいは、端部材202に沿って固定される。軸受板は、全ての好適な方式で、端部材に取り付けることができることは言うまでもない。例えば、端部材202の板壁210は、ネジ切り留め具などの補助固定装置302を受けて、端部材上に、あるいは、その端部材に沿って軸受板を固定するために適した、1つ以上のネジ切り穴などの固定機能300を含むことができる。
上記で議論した通り、可撓性スプリング部材206の両端は、全ての好適な方式で、端部材202と204の間に沿って、あるいは、端部材202と204の間で相互接続して固定可能であることは言うまでもない。上述した通り、例えば、ガススプリング組立体200は、1つ以上のビード保持要素を含むことができ、これらのビード保持要素は少なくとも可撓性スプリング部材の一部と係合し、その可撓性スプリング部材を対応する端部材(例えば、端部材202)との実質的な流体密封係合状態を維持する。一部の例では、ビード保持要素276などのビード保持要素を用いることができる。あるいは、1つ以上のビード保持機能をガススプリング組立体のその他の部材上に、あるいは、ガススプリング組立体のその他の部材に沿って形成することができる。例えば、図3〜図5に示されている構成では、ガススプリング組立体200は、本開示の主題に係る横方向支持要素304を含み、この横方向支持要素304は、端部材202が端部材204に対して横方向に動くとき、可撓性スプリング部材206の一部と係合するよう構成されている。さらに、横方向支持要素304は、随意的に端266などの可撓性壁の端を、例えば、端部材202などの端部材の上、あるいは、その端部材に沿って固定する、あるいは支持するよう適用され得る、あるいは構成され得る。
図5で確認される通り、横方向支持要素304は、エンドレスの環状リングの形態をとる要素壁306を含み、この要素壁306は内側すなわち取付け部308と外側すなわち支持部310の間で径方向に延在する。図5の断面輪郭で示されている通り、要素壁306は、ビード保持壁部312を含み、このビード保持壁部312は取付け部308沿いから内周側に延在する。一部の例では、ビード保持壁部312は若干フック形状をした断面輪郭を有することができ、一部の例では、横方向支持要素の半径方向の最内側の範囲を形成することができる。好ましい構成では、ビード保持壁部312は、板壁210の面214と隣接係合して、可撓性壁264の端266を保持することができる。
さらに、横方向支持要素304は、全ての好適な方式で、端部材202の上に、あるいは、端部材202に沿って固定可能であることは言うまでもない。一例として、横方向支持要素304は、貫通して延在する複数の穴すなわち開口314を含むことができ、これらの開口314は要素壁306の周りに互いに間隔を開けて配置される、例えば、その取付け部308に沿って周辺で互いに間隔を開けて配置される。このような例では、端部材202の板壁210は、対応する複数の穴すなわち開口HLS(図4)を含むことができ、これらの開口HLSはネジ切り留め具およびネジ切りナットの組立体などの複数の固定装置316のうちの1つを受けるように、穴314と、寸法を合わせられる。このように、横方向支持要素304を端部材202上に固定することができ、そして可撓性スプリング部材206をこの端部材に作用可能に固定して、それらの間に実質的な流体密封を形成するようにすることができる。
図5をさらに参照すると、横方向支持要素304の要素壁306は、取付け面318を含んで示されており、この取付け面318は、端部材202の板壁210などの関連する部材すなわち構造特徴と隣接係合するよう寸法が合されている、あるいは構成されている。要素壁306は、例えば、円錐台形の形状などの全ての好適な形状、および/または構成を有し得る支持部310に沿った外面320も含む。要素壁306は外周壁部322を含むことができ、一部の例では、この外周壁部322は横方向支持要素304の最外側の周辺の範囲を少なくとも部分的に画定することができる。横方向支持要素304などの横方向支持要素の要素壁(例えば、要素壁306)は、例えば、端部材どうしが互いに横方向(すなわち、横断する方向)に動く間に、ガススプリング組立体の可撓性壁と作用可能に係合し、少なくとも部分的に直接的または間接的に支持するために好適な断面輪郭を有する支持面をさらに含むことができる。
図5で確認される通り、横方向支持要素304の要素壁306は、支持面324を含み、この支持面324は、取付け面318および/または外面320と一般に反対の方向を向いて示されている。好ましい構成では、端部材202が端部材204に対して横方向(すなわち、横断する方向)に動く間に、少なくとも支持面324の一部が可撓性スプリング部材206の一部と隣接係合できるよう、要素壁306は配置される。例えば、ガススプリング組立体の特定の横方向の性能特性を提供するために好適な、種々の形状、サイズ、および構成の断面輪郭を有する支持面を含む横方向支持要素が開発され、一般に用いられていることは理解されよう。したがって、全ての好適なサイズ、形状、および/または構成の断面輪郭を有する支持面を用いることができることは言うまでもない。
図3〜図5に示されている構成では、支持面324は面輪郭部326を含んで示されており、この面輪郭部326は軸AXに対して横方向に延在し、取付け面と近接して位置を合わせて、支持面324の内周側部分に沿って環状に延在する略平面の領域が形成されるようにする。支持面324はまた面輪郭部328を含んで示されており、この面輪郭部328は、面輪郭部326に対して特定の角度(参照符号なし)で面輪郭部326沿いから外周側に延在して、支持面の外周側部分に沿って円錐台形の形状をした領域が形成されるようにする。一部の例では、面輪郭部326により少なくとも部分的に画定される略平面の環状領域は、例えば、可撓性スプリング部材206の少なくとも一部が、略平面領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する、端部材どうしの相対的な横方向の振れの間に生じ得るガススプリング組立体の比較的に一定な横方向の剛性に対応し得る。そして、一部の例では、面輪郭部328により順テーパすなわち正のテーパ領域が少なくとも部分的に画定され得、一部の例では、可撓性スプリング部材206の少なくとも一部が順テーパすなわち正のテーパ領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する、相対的な端部材どうしの横方向の振れの間に生じ得るガススプリング組立体の横方向の剛性が高くなる。
端部材202および204は、図3には略同軸上すなわち位置を合わせた状態で示され、一方、図4には参照矢印MVTにより示されているように、図4では横方向に移動してオフセットした、あるいは横方向にシフトした状態で示されていることは言うまでもない。可撓性スプリング部材206は、スプリングチャンバ208を少なくとも部分的に画定する内面330、および外面332を有して示されている。一般的な使用条件のもとでは、可撓性スプリング部材206の外面332の少なくとも一部が、横方向支持要素304の支持面324の少なくとも一部の上に、あるいはそれに沿って配置されていることは言うまでもない。例えば、図3に示されている通り、端部材202および204が中心に、同軸上に、あるいは少なくともほぼ位置を合わせた状態で向かい合って配置されている条件のもとでは、支持面324の略均一な環状領域は、可撓性スプリング部材206の外面332内の対応領域と隣接係合することができる。そのような略均一な環状領域は、支持面の正反対に対向する両側にほぼ同等な接触の断面領域CT1の形態で図3に示されている。
端部材202および204が互いに横方向にずれてオフセットすなわち横方向にシフトした状態になると、図4の接触の断面領域CT2により示されるように、可撓性スプリング部材206は、横方向支持要素304の第1の円周部に沿った、あるいは第1の円周部の周りの支持面324から離れる。さらに、端部材202および204が互いに横方向にずれてオフセットすなわち横方向にシフトした状態になると、図4の接触の断面領域CT2より大きく示された接触の断面領域CT3により示され、確認されるように、可撓性スプリング部材206は、横方向支持要素304の第2の異なる円周部に沿った、あるいは第2の異なる円周部の周りの支持面324との接触を増加させる。多くの例では、支持面324の第1の円周部および第2の円周部、および/または横方向支持要素304は、互いにほぼ反対側に配置される。
図3〜図5をさらに参照すると、ガススプリング組立体200などの本開示の主題に係るガススプリング組立体は、例えば、ガススプリング組立体の可撓性壁の外面(例えば、可撓性スプリング部材206の可撓性壁264の外面332)と、ガススプリング組立体の横方向支持要素の面(例えば、横方向支持要素304の支持面324)の間の接触面を含むこともでき、この接触面は、従来の構造と比較して、摩擦緩和特性および/または特徴(すなわち、摩擦を緩和する接触面)を有する。一部の例では、1つ以上の要素、構成部品、および/または材料が、可撓性スプリング部材と横方向支持要素の面の上に、に沿って配置される、あるいはそれらの間に配置され得る。例えば、ガススプリング組立体200は、接触面334を含むことができ、この接触面334は、横方向支持要素304の支持面324と可撓性壁264の外面332の間で軸AXの周りを環状に延在し、図3〜図5の点線336により示されるように、可撓性壁の外面に沿って付着する、あるいは適用される一定の量の材料により少なくとも部分的に形成される。さらに、またはあるいは、図3〜図5の実線338により示されるように、接触面334は、横方向支持要素304の支持面324の少なくとも一部に沿って付着する、あるいは適用される一定の量の材料によって少なくとも部分的に形成される。
線336および338により表される一定量の材料は、全ての好適な形態および/または、全ての好適な硬さであり得、全ての好適なタイプおよび/または種類の化合物および/または合成物を含むことができることは言うまでもない。例えば(限定することなしに)、一部の例では、一定量の材料336および/または338は、液体、半固体、または固体潤滑剤、あるいはグリースなどのその他の摩擦緩和化合物の形態をとり得る。そのような例では、これらの材料(複数可)は、連続する環状のように、あるいは不連続、または分割された構成などの軸AXの周りを略均一に延在する層の形態をとることができる。さらに、またはあるいは、一定量の材料336および/または338は、要素壁および/または可撓性壁の外面の少なくとも一部の表面処理の形態をとることもできる。一部の例では、表面処理には支持面および/または可撓性壁の外面の少なくとも一部に定着する低摩擦材料の被膜が含まれ得る。摩擦を緩和する接触面(例えば、接触面334)を形成するこのような方式により、一部の例では、液体、半固体、および一部の例では、固体潤滑剤の層への外部材料の移動および/または付着に関連して発生する問題が最小限になる、あるいは少なくなる。摩擦緩和材料の例として、PTFEベースの樹脂、および/または、準無摩擦炭素(NFC)の被覆剤などの重合体被覆剤が挙げられる。一部の例では、可撓性壁(例えば、可撓性壁264)の材料と、要素壁(例えば、要素壁344)の材料の間の非処理の接触面に対して、可撓性壁(例えば、可撓性壁264)の材料と、要素壁(例えば、要素壁344)の材料の間で比較的低い摩擦係数を生成可能な、あるいは形成可能な全ての材料または材料の組み合わせから一定量の材料(例えば、一定量の材料336および/または338)を形成することができる。
図6には、本開示の主題に係る接触面340の別の実施形態が示されている。この実施形態では、図3〜図5の横方向支持要素304が横方向支持要素342と交換され、この横方向支持要素342は横方向支持要素304とは別の構造を有する。図6には図示していないが、一定の量の材料336および/または338と、随意的に横方向支持要素342と共に用いて、従来の構造と比較して、摩擦緩和特性および/または特徴(すなわち、摩擦を緩和する接触面)を有する接触面を形成可能であることは言うまでもない。しかし、図6に示される通り、接触面340は、横方向支持要素342とガススプリング組立体200の可撓性壁206の間に形成されて示されている。
図6の断面輪郭に示される通り、横方向支持要素342は、エンドレスの環状リングの形態の要素壁344を含み、この要素壁344は内側すなわち取付け部346と外側すなわち支持部348の間で径方向に延在する。要素壁344はまた、ビード保持壁部350を含み、このビード保持壁部350は取付け部346沿いから内周側方向に延在する。一部の例では、ビード保持壁部350は若干フック形状をした断面輪郭を有し得、一部の例では、横方向支持要素の半径方向で最も内側の範囲を形成することができる。好ましい構成では、ビード保持壁部350は、板壁210の面214と隣接係合して、可撓性壁264の端266の少なくとも一部(例えば、取付けビード270)を保持することができる。
さらに、横方向支持要素342を、全ての好適な方式で、端部材202の上に、あるいは、端部材202に沿って固定可能であることは言うまでもない。一例として、横方向支持要素342は、貫通して延在する複数の穴すなわち開口352(1つだけ図6に示される)を含むことができ、これらの開口352は、要素壁344の周りに互いに間隔を開けて、例えば、その取付け部346に沿って外側で互いに間隔を開けて配置されている。そのような例では、端部材202の板壁210は、対応する複数の穴すなわち開口HLS(図4)を含むことができ、これらの開口HLSはネジ切り留め具およびネジ切りナットの組立体などの複数の固定装置316のうちの1つを受けるように、穴352と共に、寸法を合わせられる。このような方式で、横方向支持要素342を端部材202上に固定されることができ、可撓性スプリング部材206を端部材に作用可能に固定して、それらの間に実質的な流体密封が形成されるようにすることができる。
図6をさらに参照すると、横方向支持要素342の要素壁344は、取付け面354を含んで示されており、この取付け面354は、端部材202の板壁210などの関連する部材すなわち構造特徴と隣接係合するよう寸法を合される、あるいは構成される。要素壁344は、支持部348に沿った外面356も含み、この支持部348は円錐台形の形状などの全ての好適な形状、および/または構成を有し得る。要素壁344は外周壁部358を含むことができ、一部の例では、この外周壁部358は横方向支持要素342の最も外側の周辺の範囲を少なくとも部分的に画定することができる。横方向支持要素342などの横方向支持要素の要素壁(例えば、要素壁344)は、例えば、この支持面は、端部材どうしが互いに横方向(すなわち、横断する方向)に動く間に、ガススプリング組立体の可撓性スプリング部と作用可能に係合し、少なくとも部分的に直接的または間接的に支持するために好適な断面輪郭を有する支持面をさらに含むことができる。
本開示の主題に係る横方向支持要素(例えば、横方向支持要素304および/または342)は、1つ以上の構成部品および/または要素の全ての好適な組み合わせを含むことができ、それらは全ての好適な材料または材料の組み合わせから形成することができることは言うまでもない。一例として、横方向支持要素壁は、剛性または半剛性の熱可塑性材料(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンおよび/またはポリアミド)などの摩擦緩和材料から主として形成され得る。一部の例では、横方向支持要素は、1つ以上の補強要素または補強構造を、随意的に含むことができ、例えば、これらは要素壁上に、または要素壁に沿って、あるいはその要素壁内に少なくとも部分的に埋め込まれて配置され得、例えば、これらは動作の中で用いられている間の要素壁の軸の振れを最小限にする、あるいは少なくとも抑えるために有益であり得る横方向支持要素の軸剛性および/または構造保全性を高めるために有用である。図6には、補強要素すなわち補強構造360の一例が、要素壁344内にほぼ完全に埋め込まれて示されており、この補強構造360は、補強熱可塑性の材料(例えば、ガラス繊維入りのポリアミド)または金属材料(例えば、鋼鉄)などの比較的剛性の材料から形成される比較的薄い壁状の部材として形成され得る。
別の例として、横方向支持要素の要素壁は、金属材料(例えば、鋼鉄またはアルミニウム)、または補強された、すなわち高強度の熱可塑性材料(例えば、ガラス繊維入りのポリアミド)などの実質的な剛性材料から主として形成され得る。あるいは、若干剛性を抑えた材料を補強構造体360などの補強要素または補強構造体と共に用いることができる。さらに、本開示の主題に係る横方向支持要素は、随意的に1つ以上の摩擦緩和壁部を含むことができ、この摩擦緩和壁部は、1つ以上の要素壁に少なくとも部分的に埋め込まれる、あるいは要素壁の面に沿って配置される。図6に示される通り、横方向支持要素342の要素壁344は、随意的に例えば、環状挿入物の形態をとる摩擦緩和壁部362を含むことができ、この摩擦緩和壁部362は、例えば、要素壁344内に少なくとも部分的に埋め込まれる。図示される構成では、摩擦緩和壁部362は対向する側面364および366を含み、これらは対向する縁368と縁370の間で径方向に延在する。しかし、その他の構成および/または配置も代替的に使用可能であることは言うまでもない。摩擦緩和壁部362を、全ての好適な方式で、例えば1つ以上の機械的な留め具(例えば、ネジ切り留め具)、1つ以上の流動性材料接続(例えば、接着剤および/または溶接接続)により、かつ/または、要素壁および摩擦緩和壁部を共に成形する、すなわち重ねて成形することにより、要素壁344の上に、あるいは壁344に沿って支持することができる、あるいは保持することができる。
さらに、摩擦緩和壁部362は、要素壁344の材料に対して比較的低い摩擦係数を有する全ての好適な材料または材料の組み合わせから形成することができることは言うまでもない。このような材料の例として、超高分子量ポリエチレンおよびPTFEベースの樹脂などの重合材料、および、例えば、下地または基材料(例えば、金属またはセラミック材料)に沿って配置される準無摩擦炭素(NFC)被覆が挙げられる。その他の材料および/または材料の組み合わせを、本開示の主題から逸脱することなく、使用可能であることは言うまでもない。
図6で確認される通り、横方向支持要素342の要素壁344は支持面372を含み、この支持面372は、取付け面354および/または外面356のほぼ反対方向を向いて示されている。好ましい構成では、要素壁344は、端部材202が端部材204に対して横方向(すなわち、横断する方向)に動いている間に支持面372の少なくとも一部が可撓性スプリング部材206の一部と隣接係合することができるよう配置される。例えば、ガススプリング組立体の特定の横方向の性能特性を提供するために好適な、種々の形状、サイズ、および構成の断面輪郭を有する支持面を含む横方向支持要素が開発され、一般に用いられていることは理解されよう。したがって、全ての好適なサイズ、形状、および/または構成の断面輪郭を有する支持面を用いることができることは言うまでもない。
図6に示されている構成では、支持面372は面輪郭部374を含んで示されており、この面輪郭部374は軸AXに対して横方向に延在し、取付け面と近接して位置を合わせて、支持面372の内周側部分に沿って環状に延在する略平面の領域が形成されるようにする。支持面372はまた面輪郭部376を含んで示されており、この面輪郭部376は、面輪郭部374に対して特定の角度(参照符号なし)で面輪郭部374沿いから外周側に延在して、支持面の外周側部分に沿って円錐台形の形状をした領域が形成されるようにする。一部の例では、面輪郭部374により少なくとも部分的に画定される略平面の環状領域は、例えば、可撓性壁206の少なくとも一部が、略平面領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する、端部材どうしの相対的な横方向の振れの間に生じ得るガススプリング組立体の比較的に一定な横方向の剛性に対応し得る。そして、一部の例では、面輪郭部376により順テーパすなわち正のテーパ領域が少なくとも部分的に画定され得、一部の例では、可撓性壁206の少なくとも一部が順テーパすなわち正のテーパ領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する、相対的な端部材どうしの横方向の振れの間に生じ得るガススプリング組立体の横方向の剛性が高くなる。
図6から確認できる通り、面輪郭部374は、一部の例では、摩擦緩和壁部362の側面すなわち面364から少なくとも部分的に形成され得る。さらに、代替形態で確認できる通り、面輪郭部376は、一部の例では、摩擦緩和壁部362の側面すなわち面364から少なくとも部分的に形成され得る。しかし、その他の構成および/または配列も代替的に使用可能であることは言うまでもない。
一般に、本開示の主題に係るガススプリング組立体は、摩擦緩和部材を含むことができ、この摩擦緩和部材は横方向支持要素の一部(すなわち、ビードスカート)として、あるいは横方向支持要素と可撓性スプリング部材の間に配置され、著しく摩耗することなしに可撓性壁が摺動可能な面を提供する。一部の例では、横方向支持要素の軸受面の角度を端部材(例えば、ビードプレート)の平面に対して小さくして、摩擦をさらに抑えることができる。その結果、本開示の主題に係るガススプリング組立体は、可撓性スプリング部材の摩擦および摩耗を抑えると同時に、特定の量の横方向の移動が可能となり、一部の例では、ガススプリング組立体の横方向のバネ定数の低下に加えて、可撓性壁の性能劣化の可能性も最小限にする、あるいは少なくとも抑える。上記で議論した通り、摩擦緩和部材をビードスカートと共に単一のユニットとして形成することができるよう、摩擦緩和部材は、横方向支持要素の底面の一体部分でよい、すなわちスリーブと向き合う面でよい。あるいは、上記で議論した通り、摩擦緩和部材は、ビードスカートと分離して形成され、ビードスカートのスリーブと向き合う面と可撓性スプリング部材の間に配置される部材でもよい。例えば、鋼鉄、アルミニウムおよび/またはチタニウム合金、ガラス、セラミックおよび/または硬い耐高温プラスチックから形成される下地上に、あるいは、それに沿って適用されるような、潤滑油を十分に適用した焼結/多孔質金属、熱可塑性材料(例えば、UHMWポリエチレン、PTFEベースの樹脂、テフロン(商標)、および準無摩擦炭素(NFC)被覆および/または膜などの全ての低摩擦材料から摩擦緩和部材を形成することができる。
例えば、図1および図2のガススプリング組立体120のうちの1つ以上のガススプリング組立体120として使用するために適した本開示の主題に係るガススプリング組立体の別の例が、図7〜図9にガススプリング組立体400として示されている。このガススプリング組立体は縦軸AXを有し、端部材402と、この端部材402から方向に離れて配置された端部材404と、可撓性スプリング部材すなわちスリーブ406とを含み、このスリーブ406は、縦軸の周りの周辺を延在し、端部材間で固定されて、スプリングチャンバ408を少なくとも部分的に画定する。
ガススプリング組立体400は、関連する車両の関連するバネ上質量と非バネ上質量の間に、全ての好適な方式で、配置することができる。例えば、一方の端部材を関連するバネ上質量に作用可能に接続させ、他方の端部材を関連する非バネ上質量に向け作用可能に接続させることができる。図7および図8に示される実施形態では、例えば、端部材402が図1の関連する車両本体102などの構造部材SC1上に、あるいは構造部材SC1沿って固定される。そして、端部材402は、例えば、全ての好適な方式で固定可能である。別の例として、端部材404が図1の関連するレールボギー104などの構造部材SC2上に、あるいは構造部材SC2に沿って固定される。そして、端部材404、例えば、全ての好適な方式で固定可能である。
図7および図8の例示的な構成では、端部材402は、対向する面412および414を有する板壁410を含む親板の形態をとって、板の高さ(特定せず)が、それらの間で、少なくとも部分的に規定されるように示されている。板壁410は、一般に外周416に向かって外側に延在する、略平面として示されている。一部の例では、高さ方向に延在する外周面418が略円筒形状と有することができるように、板壁410は略円形状を有することができる。例えば、経路面420は端部材を通って延在するガス移動経路422を少なくとも部分的に画定して、空気圧システム124(図2)により、スプリングチャンバ408に加圧ガスを供給する、あるいはスプリングチャンバ408から加圧ガスを抜き取るようにする。一部の例では、端部材は板壁410沿いから縦方向に延在する突起部すなわちボス424を含むことができる。図7および図8に示される例示的な構成では、突起部424はスプリングチャンバ408から離れて軸方向の外側に延在する。
上述した通り、1つ以上の固定装置(図示せず)を用いて、ガススプリング組立体の端部材を対応する構造部材に固定可能である、あるいは、それらを相互接続させることができる。一部の例では、突起部424は外面426を含むことができ、この外面426は、構造部材SC1内を延在する通路すなわち取付け穴MHL内で受けられるよう寸法を合わせられる。さらに、1つ以上の密封要素428を随意的に含まれ得、これらの密封要素428は突起部424と取付け穴MHLの間などの端部材と構造部材の間に配置される、あるいは、それらの間に少なくとも部分的に実質的な流体密封接続を形成する。一部の例では、構造部材SC1が随意的に一定の量の加圧ガスを格納するために適した外部容器を少なくとも部分的に画定することができる。
端部材404は、支持ベースすなわち台座430および基板432を含む組立体の形態をとって示されており、この基板432は、例えば、流動性材料接続434を用いるなど、好適な方式で台座上に、あるいは、台座に沿って固定される。台座430は、対向する端436と438の間を軸方向に延在し、またこの台座430は、軸AXの周辺を延在する外面440と、端438に沿って配置される端面442とを含み、この構造部材SC2などの関連する構造部材と作用可能に係合するよう寸法を合されている、あるいは構成されている。端部材404は、全ての好適な方式で、関連する構造部材上に、あるいは、関連する構造部材に沿って固定可能であるということは言うまでもない。一例として、台座430は、端面442沿いから台座の内側に延在するネジ切り穴などの複数の固定機能444を含むことができる。一部の例では、対応する数の1つ以上の穴すなわち通路HLSが、構造部材SC2内を延在することができ、これらの通路HLSはネジ切り留め具などの固定装置446を受けられるよう寸法を合されている。しかし、その他の構成、および/または配列も代替的に使用可能であることは言うまでもない。
基板432は、対向する面448および450を有する板壁(参照符号なし)含んで、その間で板の高さ(特定せず)を少なくとも部分的に規定できるようにしている。基板432は、一般に、外周452まで外側に延在する略平面として示されている。一部の例では、高さ方向に延在する外周面454が略円筒形状を有することができるように、基板432は略円形状を有することができる。さらに、一部の例では、基板432は、随意的にその面448沿いから軸方向の内側に基板内へ延在するエンドレスの環状凹部すなわち溝部456を含むことができる。このような溝部は(供給された場合)、全ての好適なサイズ、形状、構成、および/または配列を有することができることは言うまでもない。例えば、溝部456は、少なくとも部分的に底面458、内側面460、および外側面462により画定されて示されている。好ましい構成では、可撓性スプリング部材406の一部、および1つ以上の保持要素を少なくとも部分的に受けるよう溝部456は寸法を合わせることができ、例えば、この溝部456を用いて可撓性スプリング部材を、基板上に、あるいは、基板に沿って固定可能である。
可撓性スプリング部材406は全ての好適なサイズ、形状、構造、および/または構成でよい。一例として、可撓性スプリング部材406は可撓性壁464を含むことができ、この可撓性壁464は、少なくとも部分的に、1つ以上のエラストマ材料(例えば、天然ゴム、合成ゴム、および/または熱可塑性エラストマ)の層すなわち堆積(特定せず)から形成される。また可撓性スプリング部材406は、随意的に1つ以上のフィラメント強化材料の堆積すなわち層を含むことができる。可撓性壁464は、対向する端466と468の間を長手方向に延在して示されている。一部の例では、可撓性壁464は、随意的に端466および468の一方または両方に沿って配置される取付けビードを含むことができる。図7および図8に示される構成では、取付けビード470および472はそれぞれ、端466および468に沿って配置されて示されている。一部の例では、この取付けビードは随意的にエンドレス環状ビードコア474などの補強要素を含むことができる。
可撓性スプリング部材406の両端は、全ての好適な方式で、端部材402と404に沿って、あるいは、それらの間で固定される、または相互接続されることは言うまでもない。一例として、ガススプリング組立体400は、1つ以上のビード保持要素を含むことができ、これらのビード保持要素は、少なくとも可撓性スプリング部の一部に係合し、可撓性スプリング部材と対応する端部材(例えば、端部材404)との実質的な流体密封係合を維持する。図7および図8に示される構成では、可撓性壁464の端468は、基板432の溝部456の底面458と隣接係合して配置される。エンドレスの環状リングなどの形態をとるビード保持要素476は、例えば、少なくとも取付けビード472の一部を取り込み、複数の固定装置478により、基板432上に、あるいは、基板432に沿って固定されて示されており、これらの固定装置478は、例えば、基板内およびビード保持要素内で少なくともおおよそ位置を合わせた穴すなわちスロット(参照符号なし)内に延在するネジ切り留め具(参照符号なし)とネジ切りナット(参照符号なし)を組み合わせたものである。
一般に、可撓性スプリング部材406の少なくとも一部が基板432の外周452を超えて外周側に延在する。一部の例では、端部材404は外側支持壁480(図8)を含むことができ、この外側支持壁480は随意的に基板432の外周りに、すなわち基板432に沿って、例えば、基板の板壁沿いから台座430の端440に向かう方向に延在することができる。このような例では、可撓性スプリング部材406が、外側支持壁480の外面482(図8)に沿って延在して、可撓性スプリング部材に沿ってローリングローブ484を形成するようにすることができる。外面482は略円筒形状を有して図8に示されており、動作の中で動的に用いられているときに起こり得る、ガススプリング組立体が延びた状態と縮んだ状態の間で軸方向にずれるときに、その外面に沿ってローリングローブ484がずれることができる。例えば、所望の性能特性を提供するために有用な、外側支持壁480および/または外面482のその他の形状および/または構成を代替的に使用することができることは言うまでもない。
当技術分野では周知の通り、一般には、負荷状態の変動により起こり得る、および/または、ガススプリング組立体の収縮の後に起こり得るような、ガススプリング組立体の端部材どうしの間の接触を避ける、または少なくとも最小限にすることが望ましい。したがって、図7および図8ではガススプリング組立体400はジャウンスバンパ486(図8)を含んで示されており、このジャウンスバンパ486はスプリングチャンバ408内に配置され端部材404上に支持される。図8で確認される通り、このジャウンスバンパ486は、端部材404と隣接係合して配置される取付け板488と、その取付け板上に支持されるバンパ本体490と、そのバンパ本体490内に少なくとも部分的に埋め込まれて支持される当板492とを含んで示されている。
ジャウンスバンパ486は、全ての好適な方式で、端部材上に、あるいは端部材沿って固定可能であることは言うまでもない。図8で確認される通り、例えば、端部材404の基板432は、複数のネジ切り穴などの形態をとる1つ以上の固定機能494を含んで示されている。このような例では、1つ以上のネジ切り留め具などの対応する数の1つ以上の固定装置496は、ジャウンスバンパの対応する数の穴、開口、またはその他の機能あるいはその部品(例えば、取付け板488)のうちの1つの中を延在して、ジャウンスバンパを端部材上に、あるいは、その端部材に沿って固定可能である。
ガススプリング組立体400は、随意的にジャウンスバンパまたはその部材(例えば、当板492)と隣接係合するために寸法を合される、あるいは隣接係合に適した補助部材を含むことができる。図7および図8に示される構成では、ガススプリング組立体400は軸受板498を含み、この軸受板498は板壁410の面414に沿って隣接係合して配置され、端部材402上に、あるいは、端部材402に沿って固定される。軸受板は、全ての好適な方式で、端部材に取り付けることができることは言うまでもない。例えば、端部材402の板壁410は、ネジ切り留め具などの補助固定装置502を受けて、端部材上に、あるいは、その端部材に沿って軸受板を固定するために適した、1つ以上のネジ切り穴などの固定機能500を含むことができる。
上記で議論した通り、可撓性スプリング部材406の両端は、全ての好適な方式で、端部材402と404の間に沿って、あるいは、端部材402と404の間で相互接続して固定可能であることは言うまでもない。上述した通り、例えば、ガススプリング組立体400は、1つ以上のビード保持要素を含むことができ、これらのビード保持要素は少なくとも可撓性スプリング部材の一部と係合し、その可撓性スプリング部材を対応する端部材(例えば、端部材402)との実質的な流体密封係合状態を維持する。一部の例では、ビード保持要素476などのビード保持要素を用いることができる。あるいは、1つ以上のビード保持機能をガススプリング組立体のその他の部材上に、あるいは、その他の部材に沿って形成することができる。例えば、図7および図8に示されている構成では、ガススプリング組立体400は、本開示の主題に係る横方向支持要素504を含み、この横方向支持要素504は、端部材402が端部材404に対して横方向に動くとき、可撓性スプリング部材406の一部と係合するよう構成されている。さらに、横方向支持要素504は、随意的に端466などの可撓性壁の端を、例えば、端部材402などの端部材の上、あるいは、その端部材に沿って固定する、あるいは支持するよう適用され得る、あるいは構成され得る。
図9で確認される通り、横方向支持要素504は、エンドレスの環状リングの形態をとる要素壁506を含み、この要素壁506は内側すなわち取付け部508と外側すなわち支持部510の間で径方向に延在する。図9の断面輪郭で示されている通り、要素壁506は、ビード保持壁部512を含み、このビード保持壁部512は取付け部508沿いから内周側に延在する。ビード保持壁部512は若干フック形状をした断面輪郭を有することができ、一部の例では、横方向支持要素の半径方向の最内側の範囲を形成することができる。好ましい構成では、ビード保持壁部512は、板壁410の面414と隣接係合して、可撓性壁464の端466を保持することができる。
さらに、横方向支持要素504は、全ての好適な方式で、端部材402の上に、あるいは、端部材402に沿って固定可能であることは言うまでもない。一例として、横方向支持要素504は、貫通して延在する複数の穴すなわち開口514を含むことができ、これらの開口514は要素壁506の周りに互いに間隔を開けて配置される、例えば、その取付け部508に沿って周辺で互いに間隔を開けて配置される。このようなケースでは、端部材402の板壁410は、対応する複数の穴すなわち開口HLS(図8)を含むことができ、これらの開口HLSはネジ切り留め具およびネジ切りナットの組立体などの複数の固定装置516のうちの1つを受けるように、穴514と、寸法を合わせられる。このように、横方向支持要素504を端部材402上に固定することができ、そして可撓性スプリング部材406を端部材に作用可能に固定して、それらの間に実質的に流体密封を形成するようにすることができる。
図9をさらに参照すると、横方向支持要素504の要素壁506は、取付け面518を含んで示されており、この取付け面518は、端部材402の板壁410などの関連する部材すなわち構造特徴と隣接係合するよう寸法が合されている、あるいは構成されている。要素壁506は、例えば、円錐台形の形状などの全ての好適な形状、および/または構成を有し得る支持部510に沿った外面520も含む。要素壁506は外周壁部522を含むことができ、一部の例では、この外周壁部522は横方向支持要素504の最外側の周辺の範囲を少なくとも部分的に画定することができる。本開示の主題に係る横方向支持要素は、端部材どうしが互いに横方向(すなわち、横断する方向)に動く間、ガススプリング組立体をより安定させるために、かつ/または、ガススプリング組立体を制御するために好適な断面輪郭を有する支持面も含む。
図9で確認される通り、横方向支持要素504の要素壁506は支持面524を含み、この支持面524は、端部材402が端部材404に対して横方向(すなわち、横断する方向)に動く間、可撓性スプリング部材406の一部と隣接係合すよう配置され、これにより、本開示の主題に係る接触面525の別の例を少なくとも部分的に形成する。図7では端部材402および404は、ほぼ同軸上、すなわち位置を合わせた状態で示され、図8の参照矢印MVTにより示されているように、図8では横方向に移動してオフセット状態、あるいは横方向にシフトした状態で示されていることは言うまでもない。好ましい実施形態では、例えば、図7の矢印SP1で示され、確認できるように、端部402および404が中間に向けて、中心を合わせて、同軸上に、あるいは、少なくともほぼ位置を合わせた状態で配置されているとき、可撓性スプリング部材406は、横方向支持要素504の支持面524の一部から分離している、あるいは、少なくとも間隔を開けていることは言うまでもない。端部材402および404が互いに横方向にずれてオフセット状態、あるいは横方向にシフトした状態になると、図8の矢印SP2により示され確認できるように、可撓性壁406は、横方向支持要素504の第1の円周部に沿った、あるいは第1の円周部の周りの支持面524からさらに分離する。それに加えて、端部材402と404 が互いに横方向にずれてフセット状態すなわち横方向にシフトした状態になると、図8の矢印NSPにより示され確認できるように、可撓性壁406は、横方向支持壁504の第2の別の円周部に沿った、あるいは第2の円周部の周りの支持面524との接触を増加させる。多くの例では、支持面524の第1の円周部および第2の円周部、および/または横方向支持壁504は、互いにほぼ反対に配置される。
図9をさらに参照すると、支持面524は横方向支持要素504の要素壁506の周辺を延在する、2つ以上の区画または部分を有する断面輪郭を含む。支持面524は、基準線RLNにより示されるような環状の溝部すなわち空洞526を少なくとも部分的に画定し、この環状の溝部すなわち空洞526は、軸AXをほぼ横断(例えば、直交)する方向に延在する要素壁506内を延在する、かつ/または取付け面518とほぼ位置を合わせている。
図7〜図9に示されている構成では、支持面524の断面輪郭は、随意的に第1の輪郭部分528を含むことができ、この第1の輪郭部分528は、第1の輪郭点530から第2の輪郭点532に向かって延在し、要素壁506の周りを環状に延在する逆テーパすなわち負のテーパ領域を形成する。好ましい構成では、第1の輪郭部分528は略線形の輪郭を有し得、基準線RLNに対する角度AG1で輪郭点530から輪郭点532に向かって延在することができる。このような例では、要素壁506に沿って形成される逆テーパすなわち負のテーパ領域は、ほぼ円錐台形の形状を有し得る。一般に、第1の輪郭部分528により少なくとも部分的に画定される逆テーパすなわち負のテーパ領域では、一部の例では、可撓性壁406の少なくとも一部が逆テーパすなわち負のテーパ領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する条件での、端部材どうしの相対的な横方向の振れの間に発生し得るガススプリング組立体の横方向の剛性が低くなる。
支持面524の断面輪郭は、随意的に第2の輪郭部分534を含み、この第2の輪郭部分534はほぼ第2の輪郭点532から第3の輪郭点536に向かって延在し、要素壁506の周りを環状に延在する負荷維持領域を形成する。好ましい構成では、第2の輪郭部分534は放射形状あるいは曲線形状を有し得る。このような例では、要素壁506に沿って形成される負荷維持領域は、曲線状の環状形状を有し得る。一般に、第2の輪郭部分534により少なくとも部分的に画定される負荷維持領域では、一部の例では、端部材どうしが横方向に振れて、可撓性壁406の少なくとも一部が負荷維持領域の一部と接触する、あるいは隣接係合するとき、ガススプリング組立体の横方向の剛性が比較的に一定になる。第2の輪郭部534に沿って接触している間のガススプリング組立体の横方向の剛性が変動する範囲は、負のテーパ領域に関連した横方向の剛性が変動する範囲より大幅に小さくなっていることは言うまでもない。一例として、負のテーパ領域の全変動の20パーセント未満の変動しか、負荷維持領域により発生し得ない。
支持面524の断面輪郭は、随意的に第3の輪郭部分538を含むことができ、この第3の輪郭部分538は、ほぼ第3の輪郭点536から第4の輪郭点540に向かって延在し、要素壁506の周りを環状に延在する戻り曲線領域を形成する。好ましい構成では、第3の輪郭部538は、放射形状あるいは曲線形状を有し得る。このような例では、要素壁506に沿って形成される戻り曲線領域は、曲線状の環状形状を有し得る。一般に、第3の輪郭部分538により少なくとも部分的に画定される戻り曲線領域では、一部の例では、可撓性壁506の少なくとも一部が戻り曲線領域の一部に接触する、あるいは隣接係合するときに端部材どうし互いに横方向の振れるとき、ガススプリング組立体横方向の剛性が高くなる。
第2の輪郭部分534および第3の輪郭部分538は両方とも輪郭部分は放射形状あるいは曲線形状を含んで示されているが、これらの両輪郭部分は少なくとも2つの点で異なることは言うまでもない。一例として、第2の輪郭部分534は、基準線RLNから互いにほぼ同位置に配置された輪郭点532と輪郭点536の間で延在して示されている。さらに、第2の輪郭部分534は、図9の参照寸法D1により示されるように、輪郭点532および536から第1の距離だけ離れた先端範囲を有する。一方、第3の輪郭部分538は、図9の参照寸法D2により示されるように、互いに軸方向に離れて配置された輪郭点536と輪郭点540の間で延在して示されている。
支持面524に沿った相対位置の軸方向の変化は、横方向の剛性の変化とほぼ対応していることが確認されている。したがって、寸法D1で示される第2の輪郭部分534に沿った最小の軸位置の全変化は、最小限の、あるいは、ほぼ一定の第2の輪郭部分に沿った横方向の剛性に大まかに対応している。したがって、寸法D2で示される第3の輪郭部分538に沿ったより大きな軸位置の全変化は、第3の点536から第4の点540に向けた方向では、第3の輪郭部分に沿った横方向の剛性の著しい増加と大まかに対応している。
第2の例として、第2の輪郭部分534は、横方向支持要素504の側面542に沿って配置される湾曲部CV1の中心を含んで示されており、この横方向支持要素504の側面542沿いから要素壁506内に空洞526が延在している。一方、第3の輪郭部分538は、隣接する取付け面518などのような横方向支持要素504の対向する側面544に沿って配置される湾曲部CV2の中心を含んで示されている。したがって、可撓性壁が横方向にこれらの輪郭部分に沿って第1の輪郭点530から第4の輪郭点540に向かう方向にずれる際の、輪郭部分534および538の変化率は異なる。さらに、輪郭部分534および538の放射形状あるいは曲線形状は、好適な幾何学的構成(規則正しい、または不規則な)の形態をとることができ、それらの放射形状あるいは曲線形状は、各長さに沿って変化することができることは言うまでもない。
一部の例では、支持面524の断面輪郭は、随意的に第4の輪郭部分546を含むことができ、この第4の輪郭部分546は、ほぼ第4の輪郭点540から最も外側の周辺点548に向けて延在する。一部の例では、移行部550がほぼ第4の輪郭点540から第5の輪郭点552に延在することができ、それと同時に、第4の輪郭部分546がほぼ第5の輪郭点552から最も外側の周辺点548に向けて延在する。好ましい構成では、第4の輪郭部分546が含まれている場合、この第4の輪郭部分546は略線形形状を有し、基準線RLNに対して角度AG2で延在することができる。このような例では、略円錐台形の形状を有し得る要素壁506に沿って、順テーパすなわち正のテーパ領域が形成され得る。一般に、第4の輪郭部分546により少なくとも部分的に画定される順テーパすなわち正のテーパ領域では、一部の例では、可撓性壁406の少なくとも一部が、順テーパすなわち正のテーパ領域の一部と接触する、あるいは隣接係合する条件での、端部材どうしの相対的な横方向の振れの間に発生し得るガススプリング組立体の横方向の剛性がさらに高くなる。
図10は、横方向支持要素に関する横方向の力対横方向のずれの曲線のグラフ表現である。図10の実線L1により、従来の横方向支持要素に関する横方向の力対横方向のずれの曲線が示され、図10の点線L2により、接触面334、340、および/または525のうちの1つ、および/または横方向支持要素304、342、および/または504のうちの1つなどの本開示の主題に係る接触面および/または横方向支持要素に関する、予想される横方向の力対横方向のずれの曲線が示されている。グラフ表現で観察できる通り、図10の移動線DNにより示される所与の横方向のずれでは、従来の横方向支持要素は、参照寸法F1に対応する横方向の剛性すなわち力を有し得る。一方、接触面334、340および/または525のうちの1つ、および/または横方向支持要素304、342および/または504のうちの1つなどの本開示の主題に係る接触面および/または横方向支持要素は、参照寸法F2に対応する予測される横方向の剛性すなわち力を有し得る。したがって、図10の参照寸法DNRにより示される通常のずれの範囲内の所与の横方向のずれに関して、本開示の主題に係る接触面および/または横方向支持要素は、従来の横方向支持要素よりも低い横方向の剛性すなわち力を有し得る。しかし、図10のグラフ表現で観察できる通り、参照寸法DMXにより示されるような最大の横方向のずれの条件のもでは、接触面334、340、および/または525のうちの1つ、および/または横方向支持要素304、342および/または504のうちの1つなどの本開示の主題に係る接触面および/または横方向支持要素は、図10の両参照点FFDにより示されるように、従来の横方向支持要素の横方向の剛性すなわち力とほぼ等しい、予想される横方向の剛性すなわち力を有し得る。
ガススプリング組立120、200および/または400のうちの1つなどの、本開示の主題に係るガススプリング組立体を製造する方法600の一例が図11に示されている。図11の項目番号602で示される通り、この方法には、可撓性スプリング部材206の可撓性壁264および/または可撓性スプリング部材406の可撓性壁464などの可撓性壁を供給するステップが含まれる。項目番号604で示される通り、方法600はまた、端部材202および/または402などの第1の端部材を供給するステップも含む。項目番606で示される通り、方法600はまた、可撓性壁の第1の端を第1の端部材上に、あるいは、第1の端部材に沿って固定するステップもさらに含むことができる。図11の項目番号608で示される通り、方法600はまた、横方向支持要素304、342および/または504などの横方向支持要素を供給するステップも含むことできる。
図11の項目番号610で示される通り、方法600は、横方向支持要素を可撓性壁上に、可撓性壁に沿って、あるいは隣接して配置するステップをさらに含むことができる。項目番号612で示される通り、方法600はまた、接触面334、340および/または525などの接触面を形成するステップも含むことができる。項目番号614で示される通り、方法600は、端部材204および/または404などの第2の端部材を供給するステップをさらに含むことができる。図11の項目番号616で示される通り、方法600は、可撓性壁の端上に、あるいは、可撓性壁の端に沿って第2の端部材を固定して、スプリングチャンバ208および/または408などのスプリングチャンバを少なくとも部分的に形成するステップをさらに含むことができる。
特定の特徴、要素、構成部品および/または構造を参照して本明細書で用いられている、序数(例えば、第1、第2、第3、第4)は、主張する言葉で明確に規定されない限り、複数の要素のうちの異なる単一の要素を示す、あるいは特定の特徴、要素、構成部品、および/または構造を特定するために用いられるが、順番または順序を示唆しない。さらに、「横断」などの用語は広く解釈される。したがって、用語「横断」などは、ほぼ直交する角度の方向を含む相対的な角度の方向の広い範囲を含むことができるがこれには限定されない。また、用語「円周」、「円周の」なども広く解釈され、円の形状および/または外形を含むことができるがこれらには限定されない。この点に関して、用語「円周」、「円周の」などは、「周辺」、「周辺の」などの用語と同義でよい。
さらに、「流動性材料接続」などフレーズは、本明細書で使用する場合、液体あるいは流動性材料(例えば、溶けた金属、または溶けた金属の組み合わせ)が隣接する部材の部分間に付着され、あるいは与えられ、それらの間を固定される実質的な流体密封接続を形成するために作用する、全ての接合または接続が含まれる、と解釈される。このような流動性材料接続を形成するために用いられる処理の例として、溶接処理、ろう付け処理、およびはんだ付け処理が挙げられるが、これらには限定されない。このような例では、1つ以上の金属材料、および/または合金を用いて、部材の部分自体から生成される全ての材料に加えて、このような流動性材料接続を形成することができる。流動性材料接続を形成するために使用可能な処理のその他の例として、それらの間に固定接続および実質的な流体密封接続を形成するために作用する接着剤を、隣接する部材の部分間に適用する処理、付着させる処理、あるいは与える処理が挙げられる。このような例では、一液型エポキシ樹脂、および/または二液型エポキシ樹脂などの、全ての好適な接着剤の材料、または材料の組み合わせが使用可能であることは言うまでもない。
そしてさらに、本明細書では「ガス」という用語を用いて、大まかに全てのガス状、または蒸気状の流体のことを指す。最も一般的には、本明細書に記載されるガススプリング装置、および懸架装置とその他の構成部品の作用媒体として空気が用いられる。しかし、全ての好適なガス状の流体を代替的に使用可能であることは理解されよう。
開示された実施形態には多種多様な特徴および/または構成部品が提示され、本明細書で記載されているが、どの実施形態でそのような全ての特徴および構成部品が具体的に示され、記載されてはいないことは言うまでもない。したがって、本開示の主題は、本明細書に示され記載される異なる特徴および構成部品の任意および全ての組み合わせを包含することを意図し、限定することなしに、全ての好適な特徴の構成および構成部品をあらゆる組み合わせで用いることができることは理解されよう。1つの例として、接触面334、340および/または525のうちの1つ以上の接触面からの、および横方向支持要素304、342および/または504のうちの1つ以上の横方向支持要素からの、特徴、属性、および/または特性の全ての組み合わせを全ての好適な構成および/または配列において使用可能であることは言うまでもない。したがって、特徴および/または構成部品のそのような全ての組み合わせに関する請求項は、具体的に本明細書で具体化されているかどうかに関して、本開示の中でサポートを見つけることが意図されるということは明確に理解されよう。
このように、前述した実施形態を参照して本開示の主題を説明し、本明細書では、開示された実施形態の構造および部材の部分間の構造的相互関係にかなりの重点を置いてきたが、これ以外の実施形態が可能であり、かつ図示され記載された実施形態に関して多くの変更が、本開示の趣旨から逸脱することなく行うことが可能であることは言うまでもない。前述の詳細な説明を読み理解することで、修正および変更が第三者により行われることは明らかである。したがって、上記に説明された事柄は、限定としてではなく、本開示の主題の単なる実例として解釈されることははっきりと理解されよう。したがって、本開示の主題は、そのような修正形態および変更形態を全て含むものとして解釈されることを意図するものとする。

Claims (15)

  1. 縦軸を有し、第1の端と前記第1の端から方向に間隔を開けた第2の端の間で前記縦軸の周辺を延在する可撓性壁であって、内面および外面を含み、前記内面が少なくとも部分的にスプリングチャンバを画定する、可撓性壁と、
    要素壁を含むとともに、前記要素壁内に部分的に埋め込まれた環状挿入物の形態をとる摩擦緩和壁部を有する横方向支持要素であって、前記可撓性壁の反対側を向く第1の面、および前記可撓性壁側を向く第2の面を有し、前記第2の面が、略平面の領域を少なくとも部分的に画定する第1の面輪郭部と、前記第1の面輪郭部の外周側に配置され前記略平面の領域の外周側に円錐台形の形状をした領域を少なくとも部分的に画定する第2の面輪郭部と、を含み、前記摩擦緩和壁部が、前記第1及び第2の面輪郭部の少なくとも一方を少なくとも部分的に画定し、前記横方向支持要素が、前記可撓性壁の前記外面と前記横方向支持要素の前記第2の面の間に接触面が形成されるよう前記可撓性壁の前記第1の端に沿って配置され、前記接触面は、前記可撓性壁と前記横方向支持要素とが横方向に相互にずれることにより変動する横方向のバネ定数分布を生成するよう作用する横方向支持要素と、を含み、
    前記可撓性壁の前記外面と前記横方向支持要素の前記要素壁は、それらの間に前記接触面に沿って第1の摩擦係数を有し、前記摩擦緩和壁部が前記接触面に沿って前記第1の摩擦係数より低い第2の摩擦係数を生成するガススプリング組立体。
  2. 記ガススプリング組立体前記可撓性壁の前記第2の端と前記横方向支持要素がほぼ同軸上に互いに位置を合わせて配置される中立位置と、前記可撓性壁の前記第2の端と前記横方向支持要素が横方向に互いに間隔を開けて配置される横方向オフセット位置の間で横方向にずれることができる請求項1に記載のガススプリング組立体。
  3. 前記中立位置では、前記可撓性壁の前記外面の一部が、前記横方向支持要素の前記第2の面の略平面の領域と隣接係合して配置される、請求項2に記載のガススプリング組立体。
  4. 前記中立位置では、前記可撓性壁の前記外面が、前記横方向支持要素の前記第2の面の前記円錐台形の形状をした領域と間隔を開けて配置される、請求項2に記載のガススプリング組立体。
  5. 前記横方向オフセット位置では、前記可撓性壁の前記外面の環状領域の一部が、前記横方向支持要素の前記第2の面の前記円錐台形の形状をした領域の一部と隣接係合して配置され、前記可撓性壁の前記外面の前記環状領域の残りの部分が前記横方向支持要素の前記第2の面の前記円錐台形の形状をした領域の残りの部分と間隔を開けて配置される、請求項に記載のガススプリング組立体。
  6. 前記摩擦緩和壁部は外周縁を含み、前記横方向支持要素の前記要素壁は前記摩擦緩和壁部の前記外周縁を外周側に越えて延在する、請求項1から5のいずれか一項に記載のガススプリング組立体。
  7. 擦緩和材料が前記可撓性壁の少なくとも一部と前記横方向支持要素の間の前記接触面に沿って配置される、請求項1から6のいずれか一項に記載のガススプリング組立体。
  8. 前記摩擦緩和材料が、前記可撓性壁および前記横方向支持要素のうちの少なくとも一方適用される一定の量の任意の材料、および前記可撓性壁および前記横方向支持要素のうちの少なくとも一方適用される表面処理のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載のガススプリング組立体。
  9. 前記摩擦緩和材料には、液体、半固体、および固体潤滑剤のうちの少なくとも1つの形態で一定の量の任意の材料が含まれる、請求項8に記載のガススプリング組立体。
  10. 前記摩擦緩和材料には、前記可撓性壁および前記横方向支持要素のうちの少なくとも一方の少なくとも一方の面の少なくとも一部に適用される、重合体被覆、および準無摩擦炭素被覆のうちの少なくとも一方を含む表面処理が含まれる、請求項8または9に記載のガススプリング組立体。
  11. 前記摩擦緩和壁部は、下地に沿って配置される重合体材料および準無摩擦炭素(NFC)被覆のうちの1つ以上から少なくとも部分的に形成される、請求項から10のいずれか一項に記載のガススプリング組立体。
  12. 前記横方向支持要素の前記第2の面は、前記縦軸を横断して配置される基準面を有するとともに、内側の輪郭の端点から外側の輪郭の端点まで延在する断面輪郭を含み、前記断面輪郭は
    前記内側の輪郭の端点から前記基準面に対する第1の挟角で外周側へ略線形に延在する第1の輪郭部分と、
    前記第1の輪郭部分外周側に配置され、前記外側の輪郭の端点に向かって外周側へ延在し、前記可撓性壁の前記第2の端と向き合う凹形状を有する第2の輪郭部分と、
    前記第2の輪郭部分外周側に配置され、前記外側の輪郭の端点に向かって外周側へ延在し、前記可撓性壁の前記第2の端と向き合う凸形状を有する第3の輪郭部分と、を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のガススプリング組立体。
  13. 前記断面輪郭が、前記第3の輪郭部分外周側に配置され、隣接する前記第3の輪郭部分から前記基準面に対する第2の挟角で外周側へ略線形に延在する第4の輪郭部分を含む、請求項12に記載のガススプリング組立体。
  14. 前記横方向支持要素が第1の端部材上に、または第1の端部材に沿って固定されるよう、前記可撓性壁の前記第1の端全体に渡って固定され第1の端部材と、
    前記第1の端部材と第2の端部材の間で前記可撓性壁により前記スプリングチャンバが少なくとも部分的に画定されるよう、前記可撓性壁の前記第2の端全体に渡って固定される第2の端部材と、をさらに含む請求項1から13のいずれか一項に記載のガススプリング組立体。
  15. 前記可撓性壁の前記第1の端の少なくとも一部が、前記第1の端部材と前記横方向支持要素の間に配置されて、前記可撓性壁を前記第1の端部材上に少なくとも部分的に固定する、請求項14に記載のガススプリング組立体。
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