JP2015507778A - 物理的プロセスのコンピュータシミュレーション - Google Patents
物理的プロセスのコンピュータシミュレーション Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015507778A JP2015507778A JP2014545886A JP2014545886A JP2015507778A JP 2015507778 A JP2015507778 A JP 2015507778A JP 2014545886 A JP2014545886 A JP 2014545886A JP 2014545886 A JP2014545886 A JP 2014545886A JP 2015507778 A JP2015507778 A JP 2015507778A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- simulating
- scalar
- computer
- scalar quantity
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 88
- 230000008569 process Effects 0.000 title claims description 20
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 title description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 125
- 238000005315 distribution function Methods 0.000 claims abstract description 37
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 161
- 238000009826 distribution Methods 0.000 claims description 89
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims description 57
- 239000013598 vector Substances 0.000 claims description 50
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 claims description 25
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 23
- 238000004590 computer program Methods 0.000 claims description 21
- 238000004134 energy conservation Methods 0.000 claims description 19
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 claims description 11
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 claims description 10
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000006870 function Effects 0.000 abstract description 7
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 48
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 15
- 230000036961 partial effect Effects 0.000 description 10
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 9
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 8
- 108010014172 Factor V Proteins 0.000 description 6
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 6
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 6
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000011960 computer-aided design Methods 0.000 description 3
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000011161 development Methods 0.000 description 3
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 3
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 3
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 238000007792 addition Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- SYHGEUNFJIGTRX-UHFFFAOYSA-N methylenedioxypyrovalerone Chemical compound C=1C=C2OCOC2=CC=1C(=O)C(CCC)N1CCCC1 SYHGEUNFJIGTRX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 238000012795 verification Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000005314 correlation function Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011038 discontinuous diafiltration by volume reduction Methods 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 1
- 238000007667 floating Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
- 238000004215 lattice model Methods 0.000 description 1
- 230000000670 limiting effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000004321 preservation Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 230000002285 radioactive effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 238000010561 standard procedure Methods 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
- 238000009827 uniform distribution Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/20—Design optimisation, verification or simulation
- G06F30/23—Design optimisation, verification or simulation using finite element methods [FEM] or finite difference methods [FDM]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F2111/00—Details relating to CAD techniques
- G06F2111/10—Numerical modelling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Evolutionary Computation (AREA)
- Geometry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
Abstract
Description
本出願は、2011年12月9日に出願された、名称「COMPUTER SIMULATION OF PHYSICAL PROCESSES」の米国仮出願シリアル番号61/568,898に対する優先権並びにその全ての利益を主張する、2012年5月30日に出願され、名称「COMPUTER SIMULATION OF PHYSICAL PROCESSES」の米国本出願シリアル番号13/483,676に対して、米国特許法119条に基づく優先権を主張し、これら特許出願の内容全体が引用により本明細書に組み込まれる。
本発明は、流体の流れ及び音響のような物理的プロセスのコンピュータシミュレーションに関する。
とすることができる。
とすることができる。
とすることができる。
により表され、ここでxは空間座標、νは粒子速度座標である。質量、密度、流体速度、及び温度などの典型的な流体力学物理量は、粒子分布関数の単純なモーメントである。粒子分布関数の動力学は、以下のボルツマン方程式に従う。
ここで
は、
における外部又は自己無撞着的に生成される体積力を表す。衝突項Cは、種々の速度及び位置にある粒子の相互作用を表す。衝突項Cについての特定形態を規定することなく、上記のボルツマン方程式は、希薄ガスの周知の状況(ボルツマンにより当初構築されたような)にだけでなく、全ての流体システムに適用可能であることを強調しておくことが重要である。
衝突
による
ここでパラメータτは衝突による平衡までの特性緩和時間を表す。粒子(例えば、原子又は分子)の処理では、緩和時間は通常は一定と見なされる。「ハイブリッド」(流体−運動)表現では、この緩和時間は、歪み速度、乱流運動エネルギー及びその他のような流体力学変数の関数である。従って、乱流は、局所的に決定された特性を有する乱流粒子(「渦」)のガスとして表すことができる。
の離散集合上での粒子の発展を規定する格子ガスモデルに基づくものであったが、この方程式は、連続体ボルツマン方程式の離散化として第一原理から体系的に導くことができる。結果として、LBEは、格子ガス手法に関連する周知の問題の影響を受けない。従って、位相空間における連続体の分布関数f(x,v,t)を扱うのではなく、離散速度指数を表記した添字を有する離散分布の有限集合
を辿ることのみ必要とされる。巨視的記述ではないこの運動方程式を扱う主な利点は、システムの位相空間の増加が、問題の局所性により相殺されることである。
を有するLBEに従い、ここで、衝突演算子は通常は上述のBGK形式をとる。平衡分布形式を適切に選ぶことにより、格子ボルツマン方程式が適正な流体力学特性及び熱流体力学特性をもたらすことを理論的に明らかにすることができる。すなわち、
から導かれる流体力学的モーメントは、巨視的極限においてナビエ・ストークスの方程式に従う。これらのモーメントは、次式で定義される。
ここで、ρ、u、及びTはそれぞれ、流体密度、速度、及び温度、Dは、離散速度空間の次元(物理空間次元と等しくない)
である。
複雑な流体の流れのシミュレーションを完了した際には、流体の流れについて解くのと同時に温度分布、濃度分布、及び/又は密度などのスカラー量を解くのが有利とすることができる。
このような構成シミュレーションにおいて、流体の流れの格子ボルツマン関数に加え、分布関数の2次集合が輸送スカラーに導入される。この手法は、体積中の各ボクセルに対する流体の流れ及びスカラー量を表現するために体積中の各ボクセルにベクトルを割り当てて、所望のスカラー変数(例えば、温度、密度、濃度、その他)を表す。この手法は、完全保存則を満たす巨視的スカラー輸送方程式を完全に復元する。この手法は、他の非LBM法と比べて決定したスカラー量の精度を高めると考えられる。加えて、この手法は、複雑な境界形状を考慮に入れる能力を向上させると考えられる。
LBMベースの物理プロセスシミュレーションシステムにおいて、流体流れは、離散速度
の集合にて評価される分布関数値
により表すことができる。分布関数の動力学は、方程式(4)によって規定される。ここで、fi(0)は、次式で定義される平衡分布関数として知られている。
ここで
である。この式は、分布関数
の時間発展を記述する周知のボルツマン方程式である。左辺は、いわゆる「流動プロセス」に起因した分布の変化を表している。流動プロセスは、流体ポケットがグリッド位置で始まり、次いで速度ベクトルの1つに沿って次のグリッド位置に移動する場合のものである。この時点で、「衝突要因」、すなわち流体の始動ポケットに対する流体の近傍ポケットの作用が算出される。流体は、別のグリッド位置にのみ移動することができ、そのため、全ての速度の要素全てが同じ速度の倍数であるように、速度ベクトルを適切に選択する必要がある。
一次方程式の右辺は、上述の「衝突演算子」であり、流体のポケット間の衝突に起因した分布関数の変化を表している。ここで使用される衝突演算子の特定の形態は、Bhatnagar, Gross及びKrook(BGK)に起因する。この衝突演算子は、分布関数を二次方程式で与えられる規定値に近づけ、「平衡」形態となる。
Re=uL/ν 式(5)
ci =(ci,x, ci,y, ci,z) 式(6)
S={Fα} 式(7)
ここで、αは特定のファセットを示すインデックスである。ファセットは、ボクセル境界に限定されないが、通常は、ファセットが比較的少数のボクセルに影響を及ぼすように、ファセットに隣接しているボクセルのサイズとほぼ同じか、又はそれよりも僅かに小さいサイズにされる。ファセットには、表面動力学を実施する目的で特性が割り当てられる。具体的には、各ファセットFαは、単位法線(nα)、表面積(Aα)、中心位置(xα)、及びファセットの表面動力学的特性を記述するファセット分布関数(fi(α))を有する。
Viα=|cinα|Aα 式(8)
Γiα(x)=Ni(x)Viα(x) 式(9)
Viα=ΣVα(x)+ΣViα(β) 式(10)
ここで、第1の総和は、Giαによって重なった全てのボクセルに相当し、第2項は、Giαと交差する全てのファセットに相当する。平行六面体Giαが他のファセットと交差しない場合は、この式は、次式に約される。
Viα=ΣViα(x) 式(11)
表面との相互作用を正確にシミュレーションするために、各ファセットは、4つの境界条件を満たさなければならない。第1に、ファセットが受けとる粒子の合計質量は、そのファセットによって移動された粒子の合計質量と等しくなければならない(すなわち、ファセットへの正味質量流束は0に等しくなければならない)。第2に、ファセットが受けとる粒子の合計エネルギーは、そのファセットによって移動された粒子の合計エネルギーと等しくなければならない(すなわち、ファセットへの正味エネルギー流束は0に等しくなければならない)。これら2つの条件は、各エネルギーレベル(すなわち、エネルギーレベルが1及び2)での正味質量流束が0に等しいことを要求することによって満たすことが可能となる。
粒子と表面との間の相互作用をシミュレーションする第1ステップとして、粒子がボクセルから集められ、ファセットに提供される(ステップ308)。上述のように、ボクセルN(x)とファセットFαとの間の状態iの粒子の流束は、次式で示される。
Γiα(x)=Ni(x)Viα(x) 式(12)
次に、粒子がファセット間で移動する(ステップ310)。ファセットFαの流入状態(cinα<0)における平行六面体Giαが、別のファセットFβと交差する場合、ファセットFαが受けとった状態iの粒子の一部は、ファセットFβから得られることになる。詳細には、ファセットFαは、前回の時間増分の間、ファセットFβが生成する状態iの粒子の一部を受けとることになる。この関係は図10に示され、ここでは、ファセットFβと交差する平行六面体Giαの一部1000は、ファセットFαと交差する平行六面体Giβの一部1005と等しい。上述のように、交差部分はViα(β)として示される。この項を用いると、ファセットFβとファセットFαとの間の状態iの粒子の流束を次式で記述することができる。
Γiα(β,t−1)=Γi(β)Viα(β)/Viα 式(14)
ここで、Γi(β,t−1)は、前回の時間増分の間にファセットFβによって生成された状態iの粒子の基準量である。このことから、ファセットFαに向けられる各状態i(cinα<0)に関して、ファセットFαに他のファセットが提供する粒子の数は、次式で表される。
ファセットへの状態iの粒子の全流束は、次式となる。
cinα<0において、
Ni(α)=ΓiIN(α)/Viα 式(17)
cinα≧0である場合、
Ni(α)=ΓiOTHER(α)/V 式(18)
ここでΓiOTHER(α)は、ΓiIN(α)を生成するため上述の技術を用いて決定されるが、流入状態(cinα<0)以外の状態(cinα≧0)にこの技術を適用する。代替の手法において、ΓiOTHER(α)は、前回の時間ステップからΓiOUT(α)の値を用いて次式のように生成することができる。
ΓiOTHER(α,t)=ΓiOUT(α,t−1) 式(19)
次に、表面動力学が、上記で考察した4つの境界条件を満たすよう各ファセットについて実行される(ステップ312)。ファセットについての表面動力学を実行する手順が、図11に示されている。最初に、ファセットFαに合計の法線方向の運動量は、そのファセットにおける粒子の合計の運動量P(α)を決定することによって次式のように決定される(ステップ1105)。
全てのiに関して、
このことから、法線方向の運動量Pn(α)は、次式で決定される。
Pn(α)=nα・P(α) 式(21)
ΔΓi(α)=ΓiIN(α)−Nn-βi(α)Viα 式(22)
nαci>0である場合、
ΓiOUT(α)=Nn-βi(α)Viα−.Δ.Γi*(α) 式(23)
ここでi*は、状態iとは反対の方向を有する状態である。例えば、状態iが(1,1,0,0)である場合、状態i*は、(−1,−1,0,0)となる。表面摩擦及び他の要因を考慮すると、流出流束分布は、次式のように更に改良することができる。
nαci>0である場合、
ここで、Cfは表面摩擦の関数であり、tiαはnαに垂直な第1接線ベクトルであり、t2αはnα及びT1αの両方に垂直な第2接線ベクトルであり、ΔNj,1及びΔNj,2は、状態iのエネルギー(j)及び示された接線ベクトルに対応する分布関数である。この分布関数は、次式に従って決定される。
ここで、jは、エネルギーレベル1の状態において1に等しく、エネルギーレベル2の状態において2に等しい。
ui(α)=(P(α)−Pn(α)nα)/ρ 式(26)
ここで、ρはファセット分布の密度である。
ΔΓi(α)=ΓiIN(α)−Nn-βi(α)Viα 式(28)
ΓiOUT(α)=Nn-βi(α)Viα−ΔΓi*(α)+Cf(nαci)[Nn-βi*(α)−Nn-βi(α)]Viα 式(29)
これは、従来技術によって決定される流出流束分布の第1の2つの線に相当するが、異常な接線流束の補正を必要としない。
ここで、pαは、ファセットFαでの平衡圧力であり、粒子をファセットに提供するボクセルの平均密度及び温度値に基づき、uαは、ファセットでの平均速度である。
ここでインデックスjは、状態iのエネルギーを意味する。次いで、このエネルギーの差分を用いて、差分項を生成する。
cjinα>0である場合、
この差分項を用いて流出流束を修正すると、流束は以下のようになる。
cjinα>0である場合、
ΓαjiOUTf=ΓαjiOUT+δΓαji 式(33)
この演算は、接線運動量流束を不変にしたまま、質量及びエネルギー流束を補正する。流量がファセットの近傍でほぼ均一であり、平衡化状態に近い場合には、この調整は僅かなものとなる。調整後、結果として生じる法線の運動量流束は、近傍平均特性と近傍の非均一又は非平衡特性に起因した補正とに基づいて、平衡圧力である値に僅かに変更される。
図3を再度参照すると、粒子は、3次元の直線的格子に沿ってボクセル間を移動する(ステップ314)。このボクセル間の移動は、ファセットと相互作用しないボクセル(すなわち、表面近くに位置していないボクセル)上で実施される唯一の移動演算である。典型的なシミュレーションにおいては、表面と相互作用するほど十分に近くに位置していないボクセルが大多数のボクセルを構成している。
ここで、N(x)はソースボクセルである。
次に、各ファセットから外に向かう粒子は、ボクセルへ散乱する(ステップ316)。基本的に、このステップは、ボクセルからファセットに粒子が移動する収集ステップの逆である。ファセットFαからボクセルN(x)に移動する状態iの粒子の数は、次式で表される。
ここで、Pf(x)は、部分ボクセルの体積減少を表す。このことから、各状態iに関して、ファセットからボクセルN(x)に向けられている粒子の総数は、次式となる。
最後に、流体動力学が実行される(ステップ318)。このステップは、マイクロ動力学又はイントラボクセルの演算と呼ぶことができる。同様に、移流手法は、インターボクセル演算と呼ぶことができる。以下で説明するマイクロ動力学演算は、ファセットにて粒子を衝突させて、ボルツマン分布を発生させるのにも用いることができる。
で示される平衡分布関数は、式(4)により十分に定められる。表1に記載の速度ベクトル集合ciと重量の選択肢の両方は、方程式2と共に、巨視的挙動が正確な流体力学方程式に従うことを保証する。
図12を参照すると、可変分解能(図6及び図7に例示し、上述したような)は、異なるサイズのボクセル(以下では、粗いボクセル1200と微細ボクセル1205と呼ぶ)を用いる。(以下の考察では、2つの異なるサイズを有するボクセルを参照し、記載される技術は、追加の分解能レベルを提供するよう3又はそれ以上の異なるサイズのボクセルに適用できることを理解されたい。)粗いボクセルと微細ボクセルとの界面は、可変分解能(VR)界面1210と呼ばれる。
Viα=|cinα|Aα 式(37)
ここで、
は粒子分布関数、τは単一緩和時間、及び
は、流体速度における3次発展を有する平衡分布関数である。
ここで、T0=1/3である。離散格子速度ciは、
であり、ここで、残りの粒子においてw0=1/3、デカルト方向(Cartesian direction)の状態においてwi=1/18、二重対角方向の状態においてwi=1/36、gi(x,t)は外部体積力項である。流体力学物理量ρ及びuは、次式のような粒子分布関数のモーメントである。
上述のように、流体ソルバは、スカラー輸送情報を生成したスカラー輸送ソルバと併せて用いられる。すなわち、流体ソルバに加えて、分布関数Tiの別個の集合がスカラー輸送に導入される。従って、システムの各ボクセルにおいて、システムは、流体の流れ及びスカラー輸送の両方をシミュレーションして、流体の流れを表す状態ベクトルと、スカラー変数を表すスカラー量とを生成する。これらのシミュレーション結果は、コンピュータアクセス可能媒体にエントリーとして格納される。
Tiはスカラー分布関数、Tは解かれたスカラーである。
は、スカラー拡散率に対応する緩和時間である。緩和時間は、システムが緩和して平衡になるまでに要する時間の尺度である。
及びuは、それぞれ式(38)、(39)、(41)に定められる。
は、将来の衝突要因を表す。衝突演算子は、関連のサポートされる次数のみ(例えば、1次のみ)で非平衡スカラー特性を抽出する。演算子はまた、対象のモードを維持及び緩和するが、サポートされない/望ましくない高次モードに関連する非平衡特性は除外される。この手法は、スカラー物理的特性(例えば、移流及び拡散)を復元するのに十分である。この将来の衝突演算子を使用することは、ノイズを大幅に低減すると考えられ、良好な移流挙動を提供し(例えば、よりGallidean不変になることができ)、周知のBGK演算子の他の解と比べてより安定していると考えられる。このような形態(例えば、式(43)に示すように)により、1次非平衡モーメントのみが流体力学範囲のスカラー拡散に確実に寄与するようになる。高次の全ての非平衡モーメントは、この衝突プロセスによってフィルタ処理により除去される。上述の衝突演算子
の使用は、BGKにおいて示される数値ノイズの排除及び頑健性の向上を含む利点をもたらすと考えられる。スカラーTは、自己平衡としての機能を果たし、スカラー平衡分布関数の複雑な式は必要とされない。衝突演算子
の全体の算術演算はかなり効率的である。高次非平衡モーメントは更に、高次平衡解に存在する可能性があるエイリアシングを低減する利点をもたらすと考えられる。
を乗算する。但し、
とすると、結果として、次式が得られる。
ここで、
は、式(42)の右辺を示す。よって、スカラー衝突演算子は、スカラーが温度とされる場合には、局所ρTを保存し、これは、局所エネルギー保存の実現を意味する。Tiはfiと共に伝搬するので、エネルギー分布
は、移流中に完全に維持される。従って、ρTの大域的保存が達成される。更に、最も注目すべき点として、この方式は、スカラーTの均一性に関して厳密な不変を維持する。これは、どこにおいても
である場合には、バックグラウンド流動場に関係なく、全ての後の時点でどこでも
φ(x,t)=0で、
であることは容易に分かる。この基本的特性は、これまでのどのような格子ボルツマンスカラーモデルにおいても実証されていない。
但し、
である。均一性不変条件により、ρ→が
の範囲外にあるのが確実となる。
は、粒子移動方向におけるセルとの下位面素からの平行六面体の体積重複により重み付けされる(ステップ1412)。流入量を受けとった後、続く表面スカラーアルゴリズムが適用される(ステップ1414)。表面からの流出分布を求めるために、
ここで、
である。ここで、nは流体ドメインに向かって示す面法線であり、
である。
は、面法線n及び所与の面素の面積Aに関連する粒子方向ciにおける平行六面体の体積であり、明白に
である。最後に、流出分布は、同じ表面移流プロセスに従って面素から流体セルに伝播される(ステップ1416)。上記の表面スカラー衝突が厳密なゼロ表面スカラー流束を達成することを示すのは難しいことではない。流出方向にわたって総和をとると、流出スカラー流束は、次式となる。
であるので、合計の流出スカラー流束は、合計の流入スカラー流束と同じである。
である。TAは一定である。バックグラウンド平均流の速度は0.2であり、熱拡散率
は0.002である。このような低分解能及び
では、数値安定性及び精度は、十分に有効とすることができる。バックグラウンド流なしの温度減衰では、LBスカラーソルバ及び有限差分法の両方は、理論との優れた一致を示している。非ゼロのバックグラウンド平均流では、LBスカラーソルバは、依然として理論と正確に比較することができる。しかしながら、FD結果は、顕著な数値誤差を示している。図15には、格子時間ステップ81における温度プロファイルがプロットされている。流束制限FD方式では数値拡散が明確に見られるが、混合FD方式では、正確な温度プロファイルもその位置も維持することはできない。
は0.005である。壁の温度はTw=1/3で固定である。一定体積の熱源q=5×10-6がバルク流体ドメインに適用される。流れは、流動毎の方向で周期的境界条件を有し、格子整列状況での実現が容易である。チャンネル(明色)が図16に示すように傾斜しているときには、内外チャンネル境界は、座標方向に完全に一致し、周期的境界条件が流動毎方向で再度実現される。格子独立性を立証するために、傾斜角は26.56度に選ぶ。第1の試験ケースと同様に、LBスカラーソルバ及び2つのFD方式を用いた温度分布は、チャンネルが構成整列したときに分析解と極めて良好に一致する。しかしながら、FD方式からの結果は、チャンネルが傾斜しているときには、理論から大きく逸脱する。傾斜チャンネルにわたる温度分布のシミュレーション結果が図16に示される。LB結果は、格子向きから独立していることを明確に示している。FD法からの誤差はまた、傾斜境界の向きに関する傾斜算術演算を処理するのが基本的に困難であることから生じており、その結果、追加の数値アーチファクトが導入されるようになる。LBスカラー粒子移流は、ここで提示されたBCで精密となるので、従って、格子向きに独立したスカラー発展を達成することができる。
は0.002である。その結果、この温度フロントは、均一なバックグラウンド流体流れによって歪みなしに後で下流側位置まで対流すべきである。格子時間ステップ2000でチャンネルにわたるコンピュータ処理された温度フロント分布が、図17に示される。LBスカラーソルバの温度フロントは、ほぼ直線上のプロファイルに維持される。他方、2つのFD方式からの温度フロントは、壁近傍領域においてかなりの歪みを示している。また、LBスカラー結果は、LBスカラーソルバがより小さい数値拡散を有することを意味する最薄温度フロントを示していると言える。
として定義されるので、Boussinesq近似下で実施され、ここで、αは熱膨張率、gは重力、Tmは上下境界の平均温度値である。最も安定していない波数は、Raが基準値Rac=1707.762を超えたときに、
であり、本研究において分解能101×50が使用される。ここで使用されるPrは0.71である。RB対流が確立すると、2つのプレート間の熱伝達は、大幅に強化される。熱伝達のこの拡張は、次式で記述される。
1402 界面上の単位面積
PM 多孔質媒体
F 流体
X PM界面
Claims (48)
- コンピュータ上で流体の流れをシミュレーションする方法であって、
ある体積における前記流体の動作を前記体積内の要素の移動をモデル化するようにシミュレーションするステップと、
前記体積の対応するボクセルでの可能な運動量状態の特定の運動量状態に相当する複数のエントリーを各々が含む、前記ボクセルについての状態ベクトルのセットをコンピュータアクセス可能メモリ内に格納するステップと、
前記流体の流れに少なくとも部分的に基づいて前記体積についてのスカラー量の時間発展をシミュレーションし、巨視的スカラー輸送方程式を間接的に解くステップと、
対応するボクセルでの前記シミュレーションしたスカラー量に相当するエントリーを各々が含む、ボクセルについてのスカラー量のセットを前記コンピュータアクセス可能メモリ内に格納するステップと、
を含む、方法。 - 前記流体の流れをシミュレーションするステップが、離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションするステップを含み、前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、前記離散格子速度の第1のセットよりも少ない格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記流体の流れをシミュレーションするステップが、離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションするステップを含み、前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、前記離散格子速度の第1のセットと同じ格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、1次非平衡モーメントのみがスカラー拡散に寄与する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、2次及びそれよりも高次の全ての非平衡モーメントをフィルタ処理する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、
近傍セルから流入する分布を集めるステップと、
前記流入する分布を重み付けするステップと、
スカラーアルゴリズムを適用して流出分布を決定するステップと、
前記決定した流出分布を伝播させるステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記流入する分布が前記決定した流出分布に等しいようにゼロ正味表面流束境界条件を適用するステップを更に含む、請求項6に記載の方法。
- 前記流出分布を決定するステップが、ゼロ表面スカラー流束を提供するよう前記流出分布を決定するステップを含む、請求項6に記載の方法。
- 前記スカラー量が、温度、濃度、及び密度からなる群から選択されたスカラー量を含む、
請求項1に記載の方法。 - 前記巨視的スカラー輸送方程式を解くステップが、前記スカラーの均一性に関する厳密な不変性を満たすステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記巨視的スカラー輸送方程式が、
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、粒子分布関数をシミュレーションするステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、ボルツマン方程式に少なくとも部分的に基づいたメゾスコピック運動方程式を解くことによって巨視的流体力学を決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記体積における前記流体の動作をシミュレーションするステップが、
前記状態ベクトルに対して、モデルに従って異なる運動量状態の要素間の相互作用をモデル化する相互作用演算を実施するステップと、
前記状態ベクトルの第1の移動演算を実施し、前記モデルに従って前記体積における新しいボクセルへの要素の移動を反映させるステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。 - 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションするステップが、局所エネルギー保存条件を満たすステップを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記局所エネルギー保存条件を満たすステップが、前記体積の内部の流体ドメイン及び前記体積の境界において前記局所エネルギー保存条件を満たすステップを含む、請求項15に記載の方法。
- 実行時に物理的プロセスの流体の流れをシミュレーションする命令を含む、コンピュータ可読媒体に有形的に組み込まれるコンピュータプログラム製品であって、
前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータが、
ある体積における流体の動作をシミュレーションして前記体積内の要素の移動をモデル化し、
対応するボクセルでの可能な運動量状態の特定の運動量状態に相当する複数のエントリーを各々が含む、前記体積におけるボクセルについての状態ベクトルのセットを格納し、
前記流体の流れに少なくとも部分的に基づいて前記体積についてのスカラー量の時間発展をシミュレーションし、巨視的スカラー輸送方程式を間接的に解き、
対応するボクセルでの前記シミュレーションしたスカラー量に相当するエントリーを各々が含む、ボクセルについてのスカラー量のセットを格納する、
ように構成されている、コンピュータプログラム製品。 - 前記コンピュータが流体の流れをシミュレーションすることが、前記コンピュータが離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションすることを含み、
前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが前記離散格子速度の第1のセットよりも少ない格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記コンピュータが流体の流れをシミュレーションすることが、前記コンピュータが離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションすることを含み、前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが前記離散格子速度の第1のセットと同じ格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが、1次非平衡モーメントのみがスカラー拡散に寄与する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが、2次及びそれよりも高次の全ての非平衡モーメントをフィルタ処理する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが、
近傍セルから流入する分布を集め、
前記流入する分布を重み付けし、
スカラーアルゴリズムを適用して流出分布を決定し、
前記決定した流出分布を伝播させる、
ようにすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記コンピュータが、前記流入する分布が前記決定した流出分布に等しいようにゼロ正味表面流束境界条件を適用するように更に構成されている、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記流出分布を決定することが、前記コンピュータが、ゼロ表面スカラー流束を提供するよう前記流出分布を決定することを含む、請求項22に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記スカラー量が、温度、濃度、及び密度からなる群から選択されたスカラー量を含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記巨視的スカラー輸送方程式を解くことが、前記コンピュータが、前記スカラーの均一性に関する厳密な不変性を満たすようにすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記巨視的スカラー輸送方程式が、
を含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが粒子分布関数をシミュレーションすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータがボルツマン方程式に少なくとも部分的に基づいたメゾスコピック運動方程式を解くことによって巨視的流体力学を決定することを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記体積における前記流体の動作をシミュレーションすることが、前記コンピュータが、
前記状態ベクトルに対して、モデルに従って異なる運動量状態の要素間の相互作用をモデル化する相互作用演算を実施し、
前記状態ベクトルの第1の移動演算を実施し、前記モデルに従って前記体積における新しいボクセルへの要素の移動を反映させる、
ことを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。 - 前記コンピュータが前記スカラー量の時間発展をシミュレーションすることが、前記コンピュータが局所エネルギー保存条件を満たすようにすることを含む、請求項17に記載のコンピュータプログラム製品。
- 前記コンピュータが前記局所エネルギー保存条件を満たすことが、前記コンピュータが前記体積の内部の流体ドメイン及び前記体積の境界において前記局所エネルギー保存条件を満たすことを含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム製品。
- 物理的プロセスの流体の流れをシミュレーションするコンピュータシステムであって、該システムが、
ある体積における流体の動作をシミュレーションして前記体積内の要素の移動をモデル化し、
対応するボクセルでの可能な運動量状態の特定の運動量状態に相当する複数のエントリーを各々が含む、前記体積におけるボクセルについての状態ベクトルのセットを格納し、
前記流体の流れに少なくとも部分的に基づいて前記体積についてのスカラー量の時間発展をシミュレーションし、巨視的スカラー輸送方程式を間接的に解き、
対応するボクセルでの前記シミュレーションしたスカラー量に相当するエントリーを各々が含む、ボクセルについてのスカラー量のセットを格納する、
ように構成されている、コンピュータシステム。 - 前記流体の流れをシミュレーションする前記構成が、前記システムが離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションする構成を含み、前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、前記コンピュータが前記離散格子速度の第1のセットよりも少ない格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記流体の流れをシミュレーションする前記構成が、前記システムが離散格子速度の第1のセットに部分的に基づいて前記流体の流れをシミュレーションする構成を含み、前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする構成が、前記離散格子速度の第1のセットと同じ格子速度を含む離散格子速度の第2のセットに部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、1次非平衡モーメントのみがスカラー拡散に寄与する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、2次及びそれよりも高次の全ての非平衡モーメントをフィルタ処理する衝突演算子に部分的に基づいて前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、
近傍セルから流入する分布を集め、
前記流入する分布を重み付けし、
スカラーアルゴリズムを適用して流出分布を決定し、
前記決定した流出分布を伝播させる、
構成を含む、請求項33に記載のシステム。 - 前記流入する分布が前記決定した流出分布に等しいようにゼロ正味表面流束境界条件を適用するように更に構成されている、請求項38に記載のシステム。
- 前記流出分布を決定する前記構成が、ゼロ表面スカラー流束を提供するよう前記流出分布を決定する構成を含む、請求項38に記載のシステム。
- 前記スカラー量が、温度、濃度、及び密度からなる群から選択されたスカラー量を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記巨視的スカラー輸送方程式を解く前記構成が、前記スカラーの均一性に関する厳密な不変性を満たすようにする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記巨視的スカラー輸送方程式が、
を含む、請求項33に記載のシステム。 - 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、粒子分布関数をシミュレーションする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、ボルツマン方程式に少なくとも部分的に基づいたメゾスコピック運動方程式を解くことによって巨視的流体力学を決定する構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記体積における前記流体の動作をシミュレーションする前記構成が、
前記状態ベクトルに対して、モデルに従って異なる運動量状態の要素間の相互作用をモデル化する相互作用演算を実施し、
前記状態ベクトルの第1の移動演算を実施し、前記モデルに従って前記体積における新しいボクセルへの要素の移動を反映させる、
構成を含む、請求項33に記載のシステム。 - 前記スカラー量の時間発展をシミュレーションする前記構成が、局所エネルギー保存条件を満たすようにする構成を含む、請求項33に記載のシステム。
- 前記局所エネルギー保存条件を満たす前記構成が、前記体積の内部の流体ドメイン及び前記体積の境界において前記局所エネルギー保存条件を満たす構成を含む、請求項47に記載のシステム。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201161568898P | 2011-12-09 | 2011-12-09 | |
US61/568,898 | 2011-12-09 | ||
US13/483,676 | 2012-05-30 | ||
US13/483,676 US10360324B2 (en) | 2011-12-09 | 2012-05-30 | Computer simulation of physical processes |
PCT/US2012/040121 WO2013085567A1 (en) | 2011-12-09 | 2012-05-31 | Computer simulation of physical processes |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015507778A true JP2015507778A (ja) | 2015-03-12 |
JP6097762B2 JP6097762B2 (ja) | 2017-03-15 |
Family
ID=48572819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014545886A Active JP6097762B2 (ja) | 2011-12-09 | 2012-05-31 | 物理的プロセスのコンピュータシミュレーション |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10360324B2 (ja) |
EP (1) | EP2788916A4 (ja) |
JP (1) | JP6097762B2 (ja) |
AU (2) | AU2012348365A1 (ja) |
CA (1) | CA2853625C (ja) |
WO (1) | WO2013085567A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203560A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 国立大学法人北海道大学 | 燃焼流れ数値解析プログラムおよび燃焼流れ数値解析方法 |
JP2019215848A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-12-19 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 高速流のための格子ボルツマンベースのソルバ |
JP2020027658A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 安定した陽的拡散の性能及び精度の向上 |
JP2020115343A (ja) * | 2018-12-31 | 2020-07-30 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 任意座標系のメッシュにおける物理的流体のコンピュータシミュレーション |
JP2020123325A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-08-13 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 全エネルギー保存を実施する格子ボルツマンソルバ |
US12079552B2 (en) | 2019-01-10 | 2024-09-03 | Dassault Systemes Americas Corp. | Lattice Boltzmann solver enforcing total energy conservation |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2014293027A1 (en) * | 2013-07-24 | 2016-02-18 | Exa Corporation | Lattice boltzmann collision operators enforcing isotropy and galilean invariance |
US9984039B2 (en) | 2014-09-25 | 2018-05-29 | International Business Machines Corporation | Domain decomposition for transport trajectories in advection diffusion processes |
KR102263096B1 (ko) | 2014-11-13 | 2021-06-09 | 삼성전자주식회사 | 입자로 구성된 객체들을 모델링하는 방법 및 장치 |
US10485510B2 (en) * | 2015-01-29 | 2019-11-26 | Siemens Healthcare Gmbh | Planning and guidance of electrophysiology therapies |
CN110573842B (zh) | 2017-01-26 | 2021-05-11 | 达索系统西姆利亚公司 | 基于流体占据时间的多相流可视化图 |
US11714040B2 (en) | 2018-01-10 | 2023-08-01 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Determining fluid flow characteristics of porous mediums |
US10467362B2 (en) * | 2018-01-19 | 2019-11-05 | Nikolai Kislov | Analytical tools and methods for modeling transport processes in fluids |
US11334691B2 (en) | 2018-07-30 | 2022-05-17 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Detection of gaps between objects in computer added design defined geometries |
US11530598B2 (en) | 2018-08-21 | 2022-12-20 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Determination of oil removed by gas via miscible displacement in reservoir rock |
KR102181989B1 (ko) * | 2018-08-27 | 2020-11-23 | 이에이트 주식회사 | 복수의 프로세서를 이용한 입자 기반의 유체 시뮬레이션 방법 및 유체 시뮬레이션 장치 |
JP7402125B2 (ja) * | 2019-06-11 | 2023-12-20 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 陽的数値拡散問題を安定化させる不規則空間グリッドによる物理流体のコンピュータシミュレーション |
US11645433B2 (en) | 2019-06-11 | 2023-05-09 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Computer simulation of physical fluids on irregular spatial grids stabilized for explicit numerical diffusion problems |
US20210133374A1 (en) | 2019-10-30 | 2021-05-06 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Computer System for Simulating Physical Process Using Lattice Boltzmann based Scalar Transport Enforcing Galilean Invariance for Scalar Transport |
US11615218B2 (en) | 2020-05-15 | 2023-03-28 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Mesh void space identification and auto seeding detection in computer added design defined geometries |
US11847391B2 (en) | 2020-06-29 | 2023-12-19 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Computer system for simulating physical processes using surface algorithm |
US20220100933A1 (en) * | 2020-09-29 | 2022-03-31 | Central South University | Mesoscopic simulation method for liquid-vapor phase transition |
CN112364436A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-02-12 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 用于简化离散速度空间中传统数值积分的方法 |
US12125596B2 (en) * | 2020-12-23 | 2024-10-22 | Dassault Systemes Americas Corp. | Computer simulation of human respiratory droplets |
US11907625B2 (en) | 2020-12-29 | 2024-02-20 | Dassault Systemes Americas Corp. | Computer simulation of multi-phase and multi-component fluid flows including physics of under-resolved porous structures |
CN115795989B (zh) * | 2023-01-28 | 2023-06-16 | 安世亚太科技股份有限公司 | 流体运动模拟方法、仿真终端、电子设备及介质 |
CN116306279B (zh) * | 2023-03-15 | 2024-06-07 | 重庆交通大学 | 一种水动力自由面lb模拟方法、系统及存储介质 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915245B1 (en) * | 2000-09-14 | 2005-07-05 | General Atomics | Method of simulating a fluid by advection of a time-weighted equilibrium distribution function |
JP2010500654A (ja) * | 2006-08-10 | 2010-01-07 | エクサ コーポレイション | 物理プロセスのコンピュータシミュレーション |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5640335A (en) | 1995-03-23 | 1997-06-17 | Exa Corporation | Collision operators in physical process simulation |
US5910902A (en) | 1997-03-28 | 1999-06-08 | Exa Corporation | Computer simulation of physical processes |
US6089744A (en) * | 1997-12-29 | 2000-07-18 | Exa Corporation | Computer simulation of physical processes |
US5953239A (en) * | 1997-12-29 | 1999-09-14 | Exa Corporation | Computer simulation of physical processes |
-
2012
- 2012-05-30 US US13/483,676 patent/US10360324B2/en active Active
- 2012-05-31 CA CA2853625A patent/CA2853625C/en active Active
- 2012-05-31 JP JP2014545886A patent/JP6097762B2/ja active Active
- 2012-05-31 WO PCT/US2012/040121 patent/WO2013085567A1/en unknown
- 2012-05-31 AU AU2012348365A patent/AU2012348365A1/en not_active Abandoned
- 2012-05-31 EP EP12855099.3A patent/EP2788916A4/en not_active Ceased
-
2018
- 2018-06-04 AU AU2018203940A patent/AU2018203940A1/en not_active Abandoned
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915245B1 (en) * | 2000-09-14 | 2005-07-05 | General Atomics | Method of simulating a fluid by advection of a time-weighted equilibrium distribution function |
JP2010500654A (ja) * | 2006-08-10 | 2010-01-07 | エクサ コーポレイション | 物理プロセスのコンピュータシミュレーション |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
嶋毅、佐伯竜彦、長瀧重義: "コンクリート中の物質移動に対するLBMの適用への基礎的検討", コンクリート工学年次論文集, vol. 23, no. 2, JPN6008064263, 8 June 2001 (2001-06-08), pages 817 - 822, ISSN: 0003354612 * |
稲室 隆二: "格子ボルツマン法—新しい流体シミュレーション法—", 物性研究, vol. 77, no. 2, JPN6016026252, 20 November 2001 (2001-11-20), pages 197 - 232, ISSN: 0003354611 * |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017203560A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 国立大学法人北海道大学 | 燃焼流れ数値解析プログラムおよび燃焼流れ数値解析方法 |
JP2019215848A (ja) * | 2018-02-20 | 2019-12-19 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 高速流のための格子ボルツマンベースのソルバ |
JP7296216B2 (ja) | 2018-02-20 | 2023-06-22 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 高速流のための格子ボルツマンベースのソルバ |
JP2020027658A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 安定した陽的拡散の性能及び精度の向上 |
JP7510251B2 (ja) | 2018-08-09 | 2024-07-03 | ダッソー システムズ アメリカス コーポレイション | 安定した陽的拡散の性能及び精度の向上 |
JP2020115343A (ja) * | 2018-12-31 | 2020-07-30 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 任意座標系のメッシュにおける物理的流体のコンピュータシミュレーション |
JP7334125B2 (ja) | 2018-12-31 | 2023-08-28 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 任意座標系のメッシュにおける物理的流体のコンピュータシミュレーション |
US11763048B2 (en) | 2018-12-31 | 2023-09-19 | Dassault Systemes Simulia Corp. | Computer simulation of physical fluids on a mesh in an arbitrary coordinate system |
JP2020123325A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-08-13 | ダッソー システムズ シムリア コーポレイション | 全エネルギー保存を実施する格子ボルツマンソルバ |
JP7496049B2 (ja) | 2019-01-10 | 2024-06-06 | ダッソー システムズ アメリカス コーポレイション | 全エネルギー保存を実施する格子ボルツマンソルバ |
US12079552B2 (en) | 2019-01-10 | 2024-09-03 | Dassault Systemes Americas Corp. | Lattice Boltzmann solver enforcing total energy conservation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU2018203940A1 (en) | 2018-06-21 |
EP2788916A1 (en) | 2014-10-15 |
WO2013085567A1 (en) | 2013-06-13 |
AU2012348365A1 (en) | 2014-05-29 |
CA2853625C (en) | 2022-04-26 |
US10360324B2 (en) | 2019-07-23 |
JP6097762B2 (ja) | 2017-03-15 |
CA2853625A1 (en) | 2013-06-13 |
EP2788916A4 (en) | 2015-08-26 |
US20130151221A1 (en) | 2013-06-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6097762B2 (ja) | 物理的プロセスのコンピュータシミュレーション | |
JP6589001B2 (ja) | 流体流れ及び音響挙動のコンピュータシミュレーション | |
US11379636B2 (en) | Lattice Boltzmann solver enforcing total energy conservation | |
US11118449B2 (en) | Mass exchange model for relative permeability simulation | |
JP6562307B2 (ja) | 層流乱流遷移のモデル化を含む物理的プロセスのコンピュータシミュレーション | |
US8224633B2 (en) | Computer simulation of physical processes | |
Lai et al. | Nonhydrostatic three-dimensional model for hydraulic flow simulation. I: Formulation and verification | |
JP6434512B2 (ja) | ハイブリッド熱格子ボルツマン法のための温度結合アルゴリズム | |
US12118279B2 (en) | Lattice Boltzmann based solver for high speed flows | |
JP6728366B2 (ja) | 多孔質媒体における流体の音響挙動に屈曲度の影響を含めるためのデータ処理方法 | |
US20240160817A1 (en) | Computer system for simulating physical processes using surface algorithm | |
Wang et al. | The spectral difference method for 2d Euler equations on unstructured grids | |
JP7496049B2 (ja) | 全エネルギー保存を実施する格子ボルツマンソルバ | |
Le Gouez et al. | High Order Interpolation Methods and Related URANS Schemes on Composite Ggrids | |
Lv et al. | An efficient parallel/unstructured-multigrid implicit method for simulating 3D fluid-structure interaction | |
Patterson | Mixed-Cell Methods for Diffusion Problems in Multiphase Systems. | |
Tran | Dynamic subgrid-scale modeling for finite element based simulation of complex turbulent flows |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160706 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20161006 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20161206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170123 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6097762 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |