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JP2015224803A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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JP2015224803A JP2014108506A JP2014108506A JP2015224803A JP 2015224803 A JP2015224803 A JP 2015224803A JP 2014108506 A JP2014108506 A JP 2014108506A JP 2014108506 A JP2014108506 A JP 2014108506A JP 2015224803 A JP2015224803 A JP 2015224803A
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Abstract

【課題】運転開始時に器具の故障判定の精度を改善可能なもの、運転開始時に蒸発熱交換器への着霜の可能性がある場合に除霜運転を実行可能なもの、等を提供することである。
【解決手段】ヒートポンプ給湯装置1は、圧縮機21と凝縮熱交換器22と膨張弁23と蒸発熱交換器24とを冷媒配管25で接続してなるヒートポンプ式熱源機3を備え、蒸発熱交換器24の着霜を検知した場合には、蒸発熱交換器24の除霜を行うものであり、ヒートポンプ式熱源機3の運転開始から第1設定時間以内に、圧縮機21から吐出される冷媒温度又は凝縮熱交換器22で加熱される湯水温度が、各々に設定された第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御ユニット4を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明はヒートポンプ給湯装置に関し、特に運転開始時における器具の故障判定の精度の改善を図ったものに関する。
従来から、ヒートポンプ給湯装置が一般に広く普及している。この種のヒートポンプ給湯装置は、冷媒により湯水を加熱するヒートポンプ式熱源機、加熱された湯水を貯留する貯湯タンクを備えた貯湯給湯装置、ヒートポンプ式熱源機と貯湯タンクとの間に湯水を循環させる加熱循環回路等を備え、貯湯タンク内の湯水を加熱循環回路に循環させてヒートポンプ式熱源機で加熱して、加熱された湯水を貯湯タンク内に戻して貯留し、貯湯タンクから蛇口や風呂等の所望の給湯先に給湯するものである。
上記のヒートポンプ式熱源機は、圧縮機、凝縮熱交換器、膨張弁、蒸発熱交換器を冷媒配管を介して接続することでヒートポンプ回路を構成し、冷媒配管に封入された冷媒を利用して給湯運転が行われる。この給湯運転では、圧縮機と蒸発熱交換器用の送風ファンとが夫々駆動され、凝縮熱交換器によってヒートポンプ回路を流れる冷媒と加熱循環回路を流れる湯水との間で熱交換が行われて湯水が加熱される。
上記のヒートポンプ式熱源機においては、蒸発熱交換器で冷媒が外気から吸熱する構造上、寒冷地や冬場等では、蒸発熱交換器の表面に大気中の水蒸気が付着して凍結することで霜が発生する虞がある。蒸発熱交換器に霜が付着すると、蒸発熱交換器における吸熱効率が著しく低下してしまい、結果的にヒートポンプ式熱源機の運転効率が低下してしまうので、一般的に、ヒートポンプ式熱源機には、給湯運転を停止して蒸発熱交換器に付着した霜を取り除く為の除霜運転の機能が設けられている。
ところで、上記のヒートポンプ式熱源機においては、長期間の使用や落雷等により圧縮機や膨張弁等が故障する可能性がある。このため、ヒートポンプ給湯装置は、運転開始時に器具の故障判定を行うことが望ましい。従来では、運転開始時に所定時間経過するまでに、圧縮機から吐出される冷媒温度が所定温度以上にならない場合には、器具に異常が発生していると故障判定を行い、ヒートポンプ式熱源機の運転を停止している。また、例えば、特許文献1の給湯装置においては、運転開始から所定時間経過するまでに、貯湯タンクに供給する湯水温度が所定温度に達しない場合には、器具が故障していると判定する。
特許4128212号公報
しかし、従来のヒートポンプ給湯装置や特許文献1の給湯装置の故障判定の機能では、寒冷地や冬場等において蒸発熱交換器が積雪等で塞がっている場合、器具自体は正常であっても、外気と冷媒との間で熱交換ができないので、運転開始時に、圧縮機から吐出される冷媒温度や凝縮熱交換器で加熱される湯水温度が上昇せず、器具が故障していると判定する場合がある。
従って、ヒートポンプ給湯装置の運転開始時に、圧縮機や膨張弁等の器具が正常であるにも関わらず、器具が故障していると判定されてしまい、ヒートポンプ給湯装置の運転停止や故障報知等の所定のエラー動作が実行されるという問題がある。
本発明の目的は、ヒートポンプ給湯装置において、運転開始時に器具の故障判定の精度を改善可能なもの、運転開始時に蒸発熱交換器への着霜の可能性がある場合に除霜運転を実行可能なもの、等を提供することである。
請求項1のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機と凝縮熱交換器と膨張手段と蒸発熱交換器とを冷媒配管で接続してなるヒートポンプ式熱源機を備え、前記蒸発熱交換器の着霜を検知した場合には、前記蒸発熱交換器の除霜を行うヒートポンプ給湯装置において、前記ヒートポンプ式熱源機の運転開始から第1設定時間以内に、前記圧縮機から吐出される冷媒温度又は前記凝縮熱交換器で加熱される湯水温度が、各々に設定された第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御手段を備えたことを特徴としている。
請求項2のヒートポンプ給湯装置は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記除霜運転終了後の第2設定時間以内に前記冷媒温度又は前記湯水温度が前記第1設定温度以上にならない場合には、器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行することを特徴としている。
請求項3のヒートポンプ給湯装置は、請求項1又は2の発明において、前記制御手段は、外気温度が第2設定温度以上の場合には、前記除霜運転を実行することなく器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行することを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ヒートポンプ給湯装置は、ヒートポンプ式熱源機の運転開始から第1設定時間以内に、圧縮機から吐出される冷媒温度又は凝縮熱交換器で加熱される湯水温度が、各々に設定された第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御手段を備えたので、運転開始時に冷媒温度又は湯水温度の上昇が見られない場合、蒸発熱交換器への着霜の可能性があるとして除霜運転を実行することができ、器具が正常であるにも関わらず故障しているという誤判定を防止することで、故障判定の精度を改善することができる。
請求項2の発明によれば、制御手段は、除霜運転終了後の第2設定時間以内に冷媒温度又は湯水温度が第1設定温度以上にならない場合には、器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行するので、除霜運転を実行しても冷媒温度又は湯水温度の上昇が見られない場合、器具が故障していると確実に故障判定することができる。
請求項3の発明によれば、制御手段は、外気温度が第2設定温度以上の場合には、除霜運転を実行することなく器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行するので、外気温度が高い場合、蒸発熱交換器への着霜も発生しないため、除霜運転を実行しないことで故障判定の時間を短縮することができる。
本発明の実施例1に係るヒートポンプ給湯装置の概略構成図である。 故障判定運転制御のフローチャートである。 実施例2に係る故障判定運転制御のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
先ず、本発明に係るヒートポンプ給湯装置1の全体構成について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置1は、湯水を貯留する貯湯タンク5を備えた貯湯給湯装置2、貯湯タンク5の湯水の加熱を行うヒートポンプ式熱源機3、ヒートポンプ給湯装置1を制御する制御ユニット4、貯湯給湯装置2とヒートポンプ式熱源機3との間に湯水を循環させる加熱循環回路8a,8b等から構成されている。
図1に示すように、貯湯給湯装置2は、縦長筒状の外周面を有する貯湯タンク5、各種の配管6,7,8a,8b、湯水循環ポンプ11、開閉弁12、混合弁13、主制御ユニット16、外装ケース17等を備えている。貯湯タンク5は、ヒートポンプ式熱源機3で加熱された高温の湯水(例えば、65〜90℃)を貯留するものである。貯湯タンク5には、複数の湯水温度センサ5a〜5dが高さ方向所定間隔おきの位置に配置されている。
貯湯タンク5の下端部には、給水配管6と上流側の加熱循環回路8aとが接続されている。給水配管6には、貯湯タンク5へ低温の上水を供給する為の開閉弁12が設けられている。貯湯タンク5の上端部には、下流側の加熱循環回路8bと出湯配管7とが接続され、加熱循環回路8bから戻された高温の湯水を貯湯タンク5内に貯留し、給湯時には貯湯タンク5内の高温の湯水を出湯配管7に供給することができる。
外装ケース17は、薄鋼板製の箱状に形成され、貯湯タンク5、各種の配管類6,7、加熱循環回路8a,8bの一部、湯水循環ポンプ11、開閉弁12、混合弁13、各種の湯水温度センサ15a〜15d、主制御ユニット16等を収容している。尚、湯水温度センサ15aは、加熱循環回路8bにおける凝縮熱交換器22の熱交換器通路部22aの出口側に設けられ且つ熱交換器通路部22aから流出する湯水温度を検出し、この温度検出信号を主制御ユニット16に供給する。
次に、ヒートポンプ式熱源機3について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ式熱源機3は、冷媒により湯水を加熱するヒートポンプ回路20、主制御ユニット16に接続され且つヒートポンプ式熱源機3を制御する補助制御ユニット43、これらを収納する外装ケース45等を備えている。ヒートポンプ式熱源機3は、さらに、送風モータ27aで駆動される蒸発熱交換器用の送風ファン27、除霜運転の為のバイパス通路31及び除霜弁32を有している。
ヒートポンプ回路20は、圧縮機21、湯水加熱用の凝縮熱交換器22、高圧の冷媒を急膨張させて温度と圧力を下げる膨張弁23、外気熱吸収用の蒸発熱交換器24を有し、これら機器21〜24が冷媒配管25を介して接続されて構成され、冷媒配管25に収容された冷媒を利用して給湯運転を行う。
圧縮機21は、気相状態の冷媒を断熱圧縮して温度上昇させる公知の密閉型圧縮機である。
凝縮熱交換器22は、加熱循環回路8a,8b間に設置された熱交換器通路部22aと、冷媒配管25の一部となる内部通路22bとを有する二重管で構成されている。この凝縮熱交換器22において、内部通路22bを流れる冷媒と加熱循環回路8aから熱交換器通路部22aに供給される湯水との間で熱交換され、湯水は加熱され冷媒は冷却され液化する。
膨張弁23(膨張手段に相当する)は、液相状態の冷媒を断熱膨張させ温度低下させる。この膨張弁23は、絞り量が可変な制御弁からなる。尚、絞り量が可変な膨張弁23の代わりに絞り量が一定の膨張弁を採用しても良い。
蒸発熱交換器24は、冷媒配管25に含まれる蒸発器通路部24aを有し、この蒸発器通路部24aは伝熱管と複数のフィンとを有している。この蒸発熱交換器24において、蒸発器通路部24aを流れる冷媒と外気との間で熱交換され、冷媒は外気から吸熱して気化する。
冷媒配管25は、圧縮機21の吐出側と凝縮熱交換器22の入口側とを接続する冷媒通路25a、凝縮熱交換器22の出口側と膨張弁23の入口側とを接続する冷媒通路25b、膨張弁23の出口側と蒸発熱交換器24の入口側とを接続する冷媒通路25c、蒸発熱交換器24の出口側と圧縮機21の導入側とを接続する冷媒通路25dを備えている。
冷媒配管25には、圧縮機21の吐出側に設けられ且つ圧縮機21から吐出する冷媒温度を検知する圧縮機吐出側温度センサ29a、膨張弁23の入口側に設けられ且つ膨張弁23に流入する冷媒温度を検知する膨張弁入口側温度センサ29b、膨張弁23の出口側に設けられ且つ膨張弁23から流出する冷媒温度を検知する膨張弁出口側温度センサ29c、蒸発熱交換器24の出口側に設けられ且つ蒸発熱交換器24から流出する冷媒温度を検知する蒸発熱交換器出口側温度センサ29d等が設けられている。外装ケース45又は蒸発熱交換器24には、外気温度を検知する外気温度センサ29eが設けられている。
冷媒配管25には、凝縮熱交換器22と膨張弁23とをバイパスするように、冷媒通路25aと冷媒通路25cとに接続されたバイパス通路31が設けられている。バイパス通路31には、凝縮熱交換器22と膨張弁23とに並列接続されるように且つ除霜運転時に補助制御ユニット43によって開閉制御される除霜弁32が設けられている。蒸発熱交換器24の着霜を検知した場合には、除霜弁32を開放して除霜運転を行う。
ヒートポンプ式熱源機3の給湯運転時において、圧縮機21により高圧に圧縮された加熱状態の冷媒は、凝縮熱交換器22に送られ、湯水循環ポンプ11の駆動により貯湯タンク5の下端部から加熱循環回路8aを経て熱交換器通路部22aに流入した水と熱交換してその水を暖め、温度低下して液化した冷媒は膨張弁23に送られ、加熱された湯水が加熱循環回路8bを通って貯湯給湯装置2の貯湯タンク5に貯留され、ヒートポンプ式熱源機3を経由する加熱動作を繰り返すことで貯湯タンク5に高温の湯水が貯留される。
次に、制御ユニット4について説明する。
図1に示すように、ヒートポンプ給湯装置1は、主制御ユニット16と補助制御ユニット43からなる制御ユニット4によって制御される。各種の温度センサ等の検出信号が制御ユニット4に送信され、この制御ユニット4により、貯湯給湯装置2とヒートポンプ式熱源機3の動作、各種のポンプの作動・停止、各種の弁の開閉状態の切り換え及び開度調整等を制御し、各種運転(給湯運転、除霜運転等)を実行する。
主制御ユニット16は、ユーザーが操作可能な操作リモコン46との間でデータ通信可能であり、操作リモコン46のスイッチ操作により目標給湯温度が設定されると、その目標給湯温度データが操作リモコン46から主制御ユニット16に送信される。補助制御ユニット43は、主制御ユニット16との間でデータ通信可能であり、主制御ユニット16からの指令に従ってヒートポンプ式熱源機3の各種機器(圧縮機21、膨張弁23、送風モータ27a、除霜弁32等)の駆動制御を行う。
次に、本発明に関連する故障判定運転制御について説明する。
制御ユニット4(制御手段に相当する)は、ヒートポンプ式熱源機3の運転開始から第1設定時間以内に、圧縮機21から吐出される冷媒温度が、第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行し、除霜運転終了後の第2設定時間以内に冷媒温度が第1設定温度以上にならない場合には、器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行し、また、外気温度が第2設定温度以上の場合には、除霜運転を実行することなく器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行する故障判定運転制御を実行可能である。
次に、このヒートポンプ式熱源機3を運転開始する際に、制御ユニット4により自動的に実行される故障判定運転制御について、図2のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。この故障判定運転制御の制御プログラムは、制御ユニット4に予め格納されている。
図2のフローチャートにおいて、この制御が開始されると、最初にS1において、制御ユニット4は、ヒートポンプ式熱源機3の運転(起動)が開始されたか否かを判定し、操作リモコン46の操作やタイマー等に基づきヒートポンプ式熱源機3の運転が開始されたと判定した場合、S1の判定がYesとなり、S2に移行し、S1の判定がNoのうちはS1を繰り返す。
次に、S2においては、ヒートポンプ式熱源機3の各種機器(圧縮機21、膨張弁23、送風モータ27a等)を通常の起動時の条件で制御することで、ヒートポンプ式熱源機3の運転を開始し、カウントNに0を設定し、S3に移行する。
次に、S3において、第1設定時間(ヒートポンプ式熱源機3の出力が安定した状態になる時間、例えば15〜20分程度)経過したか否かを判定し、第1設定時間経過している場合、S3の判定がYesとなり、S4に移行し、S3の判定がNoのうちはS3を繰り返す。
次に、S4において、圧縮機吐出側温度センサ29aの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、圧縮機21から吐出する吐出冷媒温度を算出し、S5に移行する。
次に、S5において、吐出冷媒温度が第1設定温度(例えば40〜70度程度)未満か否かの判定を行い、吐出冷媒温度が第1設定温度未満の場合(第1設定温度以上でない場合)には、S5の判定がYesとなり、S6に移行する。吐出冷媒温度が第1設定温度以上の場合には、S5の判定がNoとなり、S7に移行し、ヒートポンプ式熱源機3の器具が正常であると判定して、リターンする。尚、第1設定温度は、要求される冷媒吐出温度から20℃程度低い温度に設定されることが望ましい。
次に、S6において、カウントN(除霜運転の実行回数)が設定回数(例えば2回)未満か否かの判定を行い、カウントNが設定回数未満の場合には、S6の判定がYesとなり、S8に移行し、カウントNが設定回数以上である場合には、S6の判定がNoとなり、S9に移行する。
次に、S8において、外気温度センサ29eの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、ヒートポンプ式熱源機3の外気温度を算出し、S10に移行する。
次に、S10において、外気温度が第2設定温度(例えば5℃程度)未満か否かの判定を行い、外気温度が第2設定温度未満の場合(第2設定温度以上でない場合)には、S10の判定がYesとなり、S11に移行し、外気温度が第2設定温度以上の場合には、S10の判定がNoとなり、S14に移行し、ヒートポンプ式熱源機3が故障していると判定する。即ち、外気温度が第2設定温度以上の場合には、除霜運転を実行することなく器具が故障していると判定する。
次に、S11において、所定時間(例えば5〜10分程度)除霜運転を実行し、カウントNに(N+1)を設定する。即ち、ヒートポンプ式熱源機3の運転開始から第1設定時間以内に、圧縮機21から吐出される冷媒温度が、第1設定温度以上にならない場合には、且つ、外気温度が第2設定温度以上でない場合には、除霜運転を実行する。
尚、除霜運転では、制御ユニット4は、送風ファン27を停止し、除霜弁32を開弁状態に切り換えると共に膨張弁23を全閉状態に切り換える。すると、ヒートポンプ式熱源機3が正常であれば、圧縮機21から吐出される高温高圧の冷媒は、凝縮熱交換器22には流れずバイパス通路31を通って蒸発熱交換器24に流れ、蒸発熱交換器24に霜が付着している場合は霜を融解することで除霜が行われる。所定時間が経過した後、除霜運転を終了して通常運転に復帰し、S4に移行する。
S11の後のS4において、圧縮機吐出側温度センサ29aの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、圧縮機21から吐出する吐出冷媒温度を算出し、S5に移行し、吐出冷媒温度が第1設定温度未満の場合には、S5の判定がYesとなり、S6に移行し、S6において、カウントNが設定回数以上である場合、つまり、除霜運転を設定回数実行している場合、S6の判定がNoとなり、S9に移行する。
次に、S9において、第2設定時間(除霜運転終了後に出力が安定した状態になる時間、例えば5分程度)経過したか否かを判定し、第2設定時間経過している場合、S9の判定がYesとなり、S12に移行し、S9の判定がNoのうちはS9を繰り返す。
次に、S12において、圧縮機吐出側温度センサ29aの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、圧縮機21から吐出する吐出冷媒温度を算出し、S13に移行する。
次に、S13において、吐出冷媒温度が第1設定温度(例えば40〜70度程度)未満か否かの判定を行い、吐出冷媒温度が第1設定温度未満の場合(第1設定温度以上でない場合)には、S13の判定がYesとなり、S14に移行し、ヒートポンプ式熱源機3の器具が故障していると判定する。即ち、除霜運転終了後の第2設定時間以内に冷媒温度が第1設定温度以上にならない場合には、器具が故障していると判定する。吐出冷媒温度が第1設定温度以上の場合には、S13の判定がNoとなり、S7に移行し、ヒートポンプ式熱源機3の器具が正常であると判定して、リターンする。
次に、S15において、S14で器具の故障であると判定しているので、所定のエラー動作を実行する。即ち、ヒートポンプ式熱源機3に異常が発生しているので、所定のエラー動作として、ヒートポンプ式熱源機3の運転を停止し、器具の故障を操作リモコン46の表示や音声等を介して使用者に報知して、その後、一連の制御を終了する。
次に、本発明のヒートポンプ給湯装置1の作用及び効果について説明する。
ヒートポンプ給湯装置1は、ヒートポンプ式熱源機3の運転開始から第1設定時間以内に、圧縮機21から吐出される冷媒温度が、第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御ユニット4を備えたので、運転開始時に冷媒温度の上昇が見られない場合、蒸発熱交換器24への着霜の可能性があるとして除霜運転を実行することができ、器具が正常であるにも関わらず故障しているという誤判定を防止することで、故障判定の精度を改善することができる。
また、制御ユニット4は、除霜運転終了後の第2設定時間以内に冷媒温度が第1設定温度以上にならない場合には、器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行するので、除霜運転を実行しても冷媒温度の上昇が見られない場合、器具が故障していると確実に故障判定することができる。
さらに、制御ユニット4は、外気温度が第2設定温度以上の場合には、除霜運転を実行することなく器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行するので、外気温度が高い場合、蒸発熱交換器24への着霜も発生しないため、除霜運転を実行しないことで故障判定の時間を短縮することができる。
次に、実施例1の故障判定運転制御を部分的に変更した実施例2について説明する。尚、実施例1では、器具の故障判定に圧縮機21から吐出される冷媒温度を利用しているが、この実施例2では、凝縮熱交換器24で加熱される湯水温度を利用している。
ヒートポンプ式熱源機3を運転開始する際に、制御ユニット4により自動的に実行される故障判定運転制御について、図3のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。この故障判定運転制御の制御プログラムは、制御ユニット4に予め格納されている。尚、S1〜S3,S6〜S11,S14,S15は、実施例1と同様であるので、説明は省略する。
先ずは、前記実施例1の図2のS4に代えてS16では、湯水温度センサ15aの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、凝縮熱交換器22の熱交換器通路部22aから流出する湯水温度を算出し、S17に移行する。
次に、前記実施例1の図2のS5に代えてS17では、湯水温度が第1設定温度(例えば40〜70度程度)未満か否かの判定を行い、湯水温度が第1設定温度未満の場合(第1設定温度以上でない場合)には、S17の判定がYesとなり、S6に移行する。湯水温度が第1設定温度以上の場合には、S17の判定がNoとなり、S7に移行し、ヒートポンプ式熱源機3が正常であると判定して、リターンする。尚、第1設定温度は、要求される湯水温度から20℃程度低い温度に設定されることが望ましい。
次に、前記実施例1の図2のS12に代えてS18では、湯水温度センサ15aの検出信号を読み込み、この検出信号に基づいて、制御ユニット4は、凝縮熱交換器22の熱交換器通路部22aから流出する湯水温度を算出し、S19に移行する。
次に、前記実施例1の図2のS13に代えてS19では、湯水温度が第1設定温度(例えば40〜70度程度)未満か否かの判定を行い、湯水温度が第1設定温度未満の場合(第1設定温度以上でない場合)には、S19の判定がYesとなり、S14に移行する。湯水温度が第1設定温度以上の場合には、S19の判定がNoとなり、S7に移行し、ヒートポンプ式熱源機3が正常であると判定して、リターンする。
このように、ヒートポンプ給湯装置1は、ヒートポンプ式熱源機3の運転開始から第1設定時間以内に、凝縮熱交換器24で加熱される湯水温度が、第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御ユニット4を備えたので、運転開始時に湯水温度の上昇が見られない場合、蒸発熱交換器24への着霜の可能性があるとして除霜運転を実行することができ、器具が正常であるにも関わらず故障しているという誤判定を防止することで、故障判定の精度を改善することができる。
次に、前記実施例1,2を部分的に変更した形態について説明する。
[1]前記実施例1,2において、第1設定時間、第2設定時間、第1設定温度、第2設定温度は、ほんの1例を示したに過ぎず、ヒートポンプ給湯装置1の機能や出力等に応じて適宜変更可能である。
[2]前記実施例1,2において、バイパス通路31は、凝縮熱交換器22と膨張弁23とをバイパスするように設けられているが、除霜運転時に膨張弁23を全開状態に設定可能であれば、凝縮熱交換器22のみをバイパスするように設けられても良い。
[3]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 ヒートポンプ給湯装置
3 ヒートポンプ式熱源機
4 制御ユニット
21 圧縮機
22 凝縮熱交換器
23 膨張弁
24 蒸発熱交換器
25 冷媒配管


Claims (3)

  1. 圧縮機と凝縮熱交換器と膨張手段と蒸発熱交換器とを冷媒配管で接続してなるヒートポンプ式熱源機を備え、前記蒸発熱交換器の着霜を検知した場合には、前記蒸発熱交換器の除霜を行うヒートポンプ給湯装置において、
    前記ヒートポンプ式熱源機の運転開始から第1設定時間以内に、前記圧縮機から吐出される冷媒温度又は前記凝縮熱交換器で加熱される湯水温度が、各々に設定された第1設定温度以上にならない場合には、除霜運転を実行する制御手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記制御手段は、前記除霜運転終了後の第2設定時間以内に前記冷媒温度又は前記湯水温度が前記第1設定温度以上にならない場合には、器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行することを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 前記制御手段は、外気温度が第2設定温度以上の場合には、前記除霜運転を実行することなく器具の故障であると判定して所定のエラー動作を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートポンプ給湯装置。
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