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JP2015220665A - 動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法 - Google Patents

動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】動電型電気音響変換器において、振動板とボイスコイルとからなる振動板組立をユニットハウジングへ正確かつ容易に取り付ける。【解決手段】振動板6の周縁部は、その端部側に向かって下方に下凸部6aを形成しながら上向きに湾曲し、ユニットハウジング9の開口縁部には、前記振動板の下凸部に当接する支持台部9bが形成されるとともに、内側面には前記振動板の周縁端部6bが係合可能な凹部9aが形成され、前記振動板は、その周縁部において、前記下凸部が前記ユニットハウジングの支持台部に支持されることにより、周縁端部が上向きの弾力を持った状態で前記ユニットハウジングの前記凹部に係合している。【選択図】図1

Description

本発明は、動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法に関し、例えば、ダイナミックヘッドホンやダイナミックマイクロホンに適用される動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法に関する。
ダイナミックヘッドホンやダイナミックマイクロホンは、電磁誘導の法則を利用して電気信号から音波に変換、或いは音波から電気信号に変換する動電型電気音響変換器である。図3にダイナミックマイクロホンユニットの断面図を示す。図示するように、マイクロホンユニット50は、重ねられた円板状のポールピース51と磁石52とがヨーク53によって囲われた磁気回路を備えている。また、前記ポールピース51とヨーク53との間には、隙間が形成されている。この隙間には、振動板54に取り付けられた円筒状のボイスコイル55が上下動可能な状態で配置されている。
前記ヨーク53は、筒状のユニットハウジング57の上部に保持されている。前記ユニットハウジング57の下部には、内部に空気室を有するユニットフレーム58が保持されている。
また、振動板54は、複数の前部音響端子59aを有するユニットキャップ(レゾネータ)59によって覆われている。
このように構成されたマイクロホンユニット50にあっては、音波により振動板54が振動すると、同時にボイスコイル55が上下に振動する。これによりコイルに起電力が生じ、マイクロホンユニット50は音波に基づく音声信号を出力する。尚、このようなダイナミックマイクロホンの構成は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−141189号公報
図4は、振動板54、ボイスコイル55、及びレゾネータ59をユニットハウジング57に取り付ける前の状態の断面図である。
一般に振動板54は、プラスチックフィルムを加圧加熱成型することにより作製される。そして、振動板54にボイスコイル55が取り付けられ(振動板組立56と呼ぶ)、前記振動板組立体56はユニットハウジング57に装着される。
ところで、前記振動板組立56をユニットハウジング57に取り付ける場合、振動板54の外径はハウジング57の内径より小さい必要がある。そのため、振動板54の外径とユニットハウジング57の内径部に所定の隙間(約0.1〜0.4mm程度)が設けられている。
また、この取り付け作業にあっては、振動板の縁部をユニットハウジング57の周縁部に接着剤を用いて接着する。そのため、接着剤が固化するまで錘を用いて振動部の縁部を上から押さえ付ける必要がある。
しかしながら、錘によって振動板を押さえ付けると、振動板54に歪みが生じるという課題があった。さらにこの歪みは、振動板54の中心とユニットハウジング57の中心とが偏心する原因であり、ボイスコイル55が磁気回路側に接触する等、振動板組立56の正確な装着を阻害するという課題があった。
また、この錘によって押さえられた振動板にあっては、錘が振動板の周縁部に対し均一に接しない。そのため、振動板54にストレスがかかった状態で振動板54とユニットハウジング57とが固定される。マイクロホンにおいて、このストレスは低域の周波数応答を低下させる。またヘッドホンの場合では、このストレスがビリ音発生の原因であった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、動電型電気音響変換器において、振動板とボイスコイルとからなる振動板組立のユニットハウジングへの正確な取り付けが容易な動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る動電型電気音響変換器は、磁気回路を収容するユニットハウジングと、前記ユニットハウジングの一端の開口縁部に取り付けられる振動板とを備え、前記振動板の下面側にボイスコイルが設けられた動電型電気音響変換器であって、前記振動板の周縁部は、その端部側に向かって下方に下凸部を形成しながら上向きに湾曲し、前記ユニットハウジングの開口縁部には、前記振動板の下凸部に当接する支持台部が形成されるとともに、内側面には前記振動板の周縁端部が係合可能な凹部が形成され、前記振動板は、その周縁部において、前記下凸部が前記ユニットハウジングの支持台部に支持されることにより、周縁端部が上向きの弾力を持った状態で前記ユニットハウジングの前記凹部に係合していることをに特徴を有する。
尚、前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部は、該ユニットハウジングの周方向に沿って形成された環状の凹部であって、前記振動板の周縁部に形成された係合部は、該振動板の周縁端部であることが望ましい。
このような構成によれば、振動板の周縁部に上向きの弾力を持たせた状態で周縁端部をユニットハウジングの凹部に係合させるため、振動板をユニットハウジングに対し、しっかりと固定することができる。また、振動板が歪んで変形することがないため、振動板の中心とユニットハウジングの中心とを自動的に合わせることができ、振動板をスチフネスが安定した状態で取り付けることができる。また、振動板の変形によるストレスがないため、マイクロホンの低域周波数応答の低下が発生しない。また、本構成をヘッドホンに適用した場合に、ストレスを原因としたビリ音の発生を防止することができる。
さらには、従来のように振動板とユニットハウジングの周縁部との間に錘を配置するための隙間を必要としない。そのため、従来構成よりも振動板の有効面積を大きくできるという効果も得ることができる。
また、前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部に、前記振動板の周縁部に形成された係合部が係合している状態において、前記振動板の周縁部は、前記ユニットハウジングの開口縁部に対し接着剤により固定されてもよい。
例えば、本発明の動電型電気音響変換器をダイナミックヘッドホンに適用する場合には、振動板の径が大きくなるため、振幅も大きくなる。そのため、振動板とユニットハウジングとの係合に加えて、前記のように接着剤を用いて振動板をユニットハウジングに固定することが好ましい。また、その場合も、振動板はユニットハウジングとの係合により固定されているため、接着剤が固化するまで従来のように錘で振動板を固定する必要はない。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る振動板は、前記動電型電気音響変換器に用いられる前記振動板であって、前記ユニットハウジングに取り付けられることに特徴を有する。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る動電型電気音響変換器の製造方法は、磁気回路を収容するユニットハウジングと、前記ユニットハウジングの一端の開口縁部に取り付けられる振動板とを備え、前記振動板の下面側にボイスコイルが設けられた動電型電気音響変換器の製造方法であって、前記振動板の周縁部を、その端部側に向かって下方に凸部を形成しながら上向きに湾曲させる工程と、前記ユニットハウジングの開口縁部において、少なくとも一部に凹部を形成する工程と、前記振動板の周縁部に、前記凹部に係合可能な係合部を形成する工程と、前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部に、前記振動板の周縁部に形成された前記係合部を係合させる工程とを含むことに特徴を有する。
このような方法によれば、振動板の周縁部に上向きの弾力を持たせた状態で周縁端部をユニットハウジングの凹部に係合させるため、振動板をユニットハウジングに対ししっかりと固定することができる。また、それにより振動板が歪んで変形することがないため、振動板の中心とユニットハウジングの中心とを自動的に合わせることができ、振動板をスチフネスが安定した状態で取り付けることができる。また、振動板の変形によるストレスがないため、マイクロホンの低域周波数応答の低下が発生しない。また、本構成をヘッドホンに適用した場合には、振動板の変形によるストレスがないため、ビリ音の発生を防止することができる。
さらには、従来のように振動板とユニットハウジングの周縁部との間に錘を配置するための隙間を必要としないため、従来構成よりも振動板の有効面積を大きくできるという効果も得ることができる。
動電型電気音響変換器において、振動板とボイスコイルとからなる振動板組立のユニットハウジングへの正確な取り付けが容易な動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法を得ることができる。
図1は、本発明に係る動電型電気音響変換器を適用したダイナミックマイクロホンユニットの断面図である。 図2は、図1のダイナミックマイクロホンユニットにおいて、ユニットハウジングに振動板を取り付ける工程を説明するための断面図である。 図3は、従来のダイナミックマイクロホンユニットの断面図である。 図4は、図3のダイナミックマイクロホンユニットにおいて、ユニットハウジングに振動板を取り付ける工程を説明するための断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。尚、以下の実施形態においては、本発明の動電型電気音響変換器として、ダイナミックマイクロホンユニットを例に説明する。図1は、本発明に係る動電型電気音響変換器を適用したダイナミックマイクロホンユニットの断面図である。
図1のダイナミックマイクロホンユニット1は、磁気回路を備えている。この磁気回路は、円板状のポールピース2と磁石3とが重ねられ、これらの底部及び側部がヨーク4によって囲われることにより構成されている。前記ポールピース2とヨーク4との間には、所定の隙間5が形成されている。また、前記ヨーク4の底面には、複数の音孔4aが形成されている。
また、ポールピース2の上には、例えばプラスチックフィルムからなる振動板6が配置されている。この振動板6の下面には、円筒状のボイスコイル7が取り付けられている。
尚、振動板6とボイスコイル7とにより、振動板組立8が構成される。
また、前記ボイスコイル7は前記隙間5内を上下に振動可能なように配置されている。
前記振動板6は、円筒状のユニットハウジング9の一端側の開口縁部に取り付けられる。具体的に説明すると、図2の分解図にも示すように、振動板6の周縁部は、その端部側に向かって下方に下凸部6aを形成しながら上向きに湾曲した形状を有している。一方、ユニットハウジング9の一端側の前記開口縁部には、開口に沿って上向き凸状(リブ状)に延設された支持台部9bが形成される。さらに前記開口縁部における前記支持台部9bより外側の内側面には、環状の凹部9aが形成されている。環状の凹部9aは前記振動板6の周縁端部6bが係合可能になっている。
これにより、振動板6の下凸部6aが、前記ユニットハウジング9の支持台部9bに支持されると共に、振動板6の周縁端部6b(係合部)が前記ユニットハウジング9の上端周縁部9aに係合している。また、これにより、前記周縁端部6bは、前記下凸部6aを支点として上向きに弾力を持った状態で前記凹部9aに係合している。そのため、振動板6はユニットハウジング9の開口縁部に対し、しっかりと固定されている。
また、前記ヨーク4等からなる磁気回路は、前記ユニットハウジング9の上部に保持されている。振動板6は、その磁気回路を覆うように前記ユニットハウジング9に取り付けられている。また、ユニットハウジング9の下部には、内部空間を有するユニットフレーム10が嵌入されている。
尚、ユニットフレーム10の上下面には、それぞれ音孔10a、10bが穿孔され、後部音響端子として機能している。また、ユニットフレーム10の内部空間は空気室としてよいが、ダンパー材を充填して音響抵抗を変更可能にしてもよい。
また、ユニットハウジング9に取り付けられた振動板6を覆うように、円板状のユニットキャップ(レゾネータ)11が設けられている。このユニットキャップ11には、複数の音孔からなる前部音響端子11aが設けられている。
続いて、このように構成されたダイナミックマイクロホンユニット1において、振動板6をユニットハウジング9に取り付ける工程について説明する。
先ず、図2に示すように振動板6は、その周縁部が端部(周縁端部6b)に向かって下方に下凸部6aを形成しながら上向きに湾曲するように成形され、カットされる。
一方、ユニットハウジング9において、その一端の開口縁部の内側には、支持台部9bが形成される共に、その外側の内側面には、逆鈎状の凹部9aが形成される。尚、前記振動板6のカットサイズは、振動板6の周縁端部6bが前記ユニットハウジング9の凹部9aに当接するように決定される。
次いで、振動板6の周縁部に設けられた下凸部6aを、ユニットハウジング9の開口縁部に設けられた支持台部9bに当接させると共に、図2に示すように筒状の治具20を用いて、振動板6の周縁部を押さえ込む。さらに、周縁端部6bをユニットハウジング9の凹部9aに入れ込んで係合させる。
このような取り付け構造によれば、振動板6の周縁部に上向きの弾力を持たせた状態で周縁端部6bをユニットハウジング9の凹部9aに係合させるため、振動板6をユニットハウジング9に対ししっかりと固定することができる。また、それにより振動板6が歪んで変形することがないため、振動板6の中心とユニットハウジング9の中心とを自動的に合わせることができる。さらに、振動板6とユニットハウジング9に偏心がないため、振動板6をスチフネスが安定した状態で取り付けることができる。また、振動板6の変形によるストレスがないため、マイクロホンの低域周波数応答の低下が発生しない。また、本構成をヘッドホンに適用した場合も同様に、振動板6の変形によるストレスがないため、ビリ音の発生を防止することができる。
さらには、従来のように振動板6とユニットハウジング9の周縁部との間に錘を配置するための隙間を必要としないため、従来構成よりも振動板6の有効面積を大きくできるという効果も得ることができる。
尚、前記実施の形態においては、接着剤を用いることなく、振動板6とユニットハウジング9との係合のみで振動板6を取り付けるものとした。しかし、本発明に係る動電型電気音響変換器にあっては、その形態に限定されるものではない。
例えば、本発明の動電型電気音響変換器をダイナミックヘッドホンに適用する場合には、振動板の径が大きくなるため、振幅も大きくなる。そのため、振動板とユニットハウジングとの係合に加えて、接着剤を用いて振動板をユニットハウジングに固定することが好ましい。また、その場合も、振動板はユニットハウジングとの係合により固定されているため、接着剤が固化するまで従来のように錘で振動板を固定する必要はない。
また、前記実施の形態においては、ユニットハウジング9の開口縁部に設けた凹部9aを内周面に沿って周方向に形成された円環状の凹部としたが、この凹部は、例えば周方向に沿って等間隔に複数設けてもよい。また、その場合、ユニットハウジング9の前記凹部の配置に合わせて、振動板6の周縁端部に係合可能な凸部を形成すればよい。
また、前記実施の形態においては、ユニットハウジング9の開口縁部における凹部9aの位置と、支持台部9bの位置との高低差などにより、振動板6の周縁部の弾力性が変化する。それに伴い振動板6のスチフネスも変化する。そのため、前記ユニットハウジング9の凹部9aと支持台部9bの高低差により、低域の周波数応答を可変とすることができる。
また、前記実施の形態においては、本発明に係る動電型電気音響変換器として、ダイナミックマイクロホンユニットを例に説明したが、それに限らずダイナミックヘッドホンにも適用することができる。
また、前記実施の形態においては、ユニットハウジング9を円筒状としたが、その形状に限定されるものではない。即ち、振動板を取り付け可能な開口部を有し、磁気回路を収容可能なハウジングであればよく、例えばヘッドホンに採用されるような円盤状の形状であってもよい。
1 ダイナミックマイクロホン(動電型電気音響変換器)
2 ポールピース
3 磁石
4 ヨーク
5 隙間
6 振動板
6a 下凸部
6b 周縁端部
7 ボイスコイル
8 振動板組立
9 ユニットハウジング
9a 凹部
9b 支持台部
10 ユニットフレーム
11 ユニットキャップ

Claims (5)

  1. 磁気回路を収容するユニットハウジングと、前記ユニットハウジングの一端の開口縁部に取り付けられる振動板とを備え、前記振動板の下面側にボイスコイルが設けられた動電型電気音響変換器であって、
    前記振動板の周縁部は、その端部側に向かって下方に下凸部を形成しながら上向きに湾曲し、
    前記ユニットハウジングの開口縁部には、前記振動板の下凸部に当接する支持台部が形成されるとともに、内側面には前記振動板の周縁端部が係合可能な凹部が形成され、
    前記振動板は、その周縁部において、前記下凸部が前記ユニットハウジングの支持台部に支持されることにより、周縁端部が上向きの弾力を持った状態で前記ユニットハウジングの前記凹部に係合していることを特徴とする動電型電気音響変換器。
  2. 前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部は、該ユニットハウジングの周方向に沿って形成された環状の凹部であって、
    前記振動板の周縁部に形成された係合部は、該振動板の周縁端部であることを特徴とする請求項1に記載された動電型電気音響変換器。
  3. 前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部に、前記振動板の周縁部に形成された係合部が係合している状態において、前記振動板の周縁部は、前記ユニットハウジングの開口縁部に対し接着剤により接着され固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された動電型電気音響変換器。
  4. 前記請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された動電型電気音響変換器に用いられる前記振動板であって、
    前記ユニットハウジングに取り付けられることを特徴とする振動板。
  5. 磁気回路を収容するユニットハウジングと、前記ユニットハウジングの一端の開口縁部に取り付けられる振動板とを備え、前記振動板の下面側にボイスコイルが設けられた動電型電気音響変換器の製造方法であって、
    前記振動板の周縁部を、その端部側に向かって下方に凸部を形成しながら上向きに湾曲させる工程と、
    前記ユニットハウジングの開口縁部において、少なくとも一部に凹部を形成する工程と、
    前記振動板の周縁部に、前記凹部に係合可能な係合部を形成する工程と、
    前記ユニットハウジングの開口縁部に形成された凹部に、前記振動板の周縁部に形成された前記係合部を係合させる工程とを含むことを特徴とする動電型電気音響変換器の製造方法。
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