JP2015210870A - 接点接続構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外周面が円弧状の曲面に形成されたインデント部4が突設された箱部2と、タブ部12とを有し、箱部2のインデント部4がタブ部12の接触面12a上を摺動し、端子挿入完了位置では、インデント部4がタブ部12に接触する接点接続構造であって、タブ部12の接触面12a側で、かつ、端子挿入完了位置のインデント部4に対応する位置に、インデント部4の外周面の曲率よりも大きい曲率の窪み部12bを設ける。
【選択図】図3
Description
弾性撓み部53には、箱部52の底面部52a側に向かって突出するインデント部54が設けられている。
なお、図7および図8では、図示が省略されているが、メス端子51の外面の全域には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点からメッキ(例えば、錫メッキ)が施され、メッキ層が設けられている。
なお、図7および図8では、図示が省略されているが、オス端子61の外面の全域には、高温環境下での接続信頼性の向上、腐食環境下での耐食性の向上等の観点からメッキ(例えば、錫メッキ)が施され、メッキ層が設けられている。
銅合金材の母材の外面側にメッキ層(銅/錫合金層、錫メッキ層)が形成されるとともに、メッキ層の外面に酸化膜が形成される。
タブ部62の挿入過程では、弾性撓み部53のインデント部54がタブ部62の接触面62a上を摺動し、端子挿入完了位置では、図8に示すように、弾性撓み部53のインデント部54と、タブ部62の接触面62aとが接触する。
そして、インデント部54とタブ部62との接触面を電流が流れることによってメス端子51とオス端子61との間が導通する。
したがって、接触抵抗の低減を図るためには、酸化膜64を破壊してメッキ同士の接触面(オーミック点)を多く作る必要がある。
このように、酸化膜が破壊されることにより、酸化膜の割れ目からメッキの金属(例えば、錫)が吹き出し、メッキ同士の接触部を多く確保することができる。
したがって、端子を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることができる。
メス端子1は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば、銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。
箱部2は、前方(図1の左側)が開口した方形状である。
箱部2内には、箱部2の上面部より折り曲げられた弾性撓み部3が配置されている。
インデント部4は、外周面(箱部2の底面部2aと対向する面)がほぼ球面形状(円弧状の曲面)で、中心の頂点が最下方に位置し、弾性撓み部3の弾性変形によって上方に変移する。
弾性撓み部3と、箱部2の底面部2aとの間に、オス端子11が挿入される。
メス端子1の外面には、後述する、導電性金属のメッキ層が形成されている。
オス端子11は、所定形状に打ち抜かれた導電性金属(例えば、銅合金)を折り曲げ加工して形成されている。
タブ部12は、フラットな板形状である。
オス端子11の外面には、後述する、導電性金属のメッキ層13Bが形成されている。
窪み部12bは、インデント部4の外周面の曲率よりも大きい曲率で設けられている。
このように、窪み部12bのエッジに押し広げる力が作用すると、窪み部12b内および窪み部12bの周囲の酸化膜14Bが破壊され、端子1,11同士の導通をとり易くなる。
タブ部12の挿入過程では、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部12の接触面12a上を摺動し、端子挿入完了位置では、図4に示すように、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部12の窪み部12bに圧接する。
また、端子挿入完了位置で、インデント部4がタブ部12の窪み部12bに圧接することにより、窪み部12bの曲率がインデント部4の外周面の曲率よりも大きいので、窪み部12bのエッジ、すなわち、酸化膜14Bに、弾性撓み部3の撓み復帰力によってインデント部4が押し広げるように圧接する。
そして、インデント部4とタブ部12との間を電流が流れることによってメス端子1とオス端子11との間が導通する。
このように、酸化膜14Bの破壊が起こることにより、酸化膜14Bの割れ目からメッキの金属(例えば、錫)が吹き出し、メッキ同士の接触部を多く確保することができる。
したがって、端子1,11を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることができる。
なお、図5および図6において、図1〜図4に示した部分と同一部分また相当部分には、同一符号が付してある。
なお、図5(b)において、インデント部4の中心と、窪み部12cの中心は、一致しているのが好ましい。
他の部分は、第1実施例と同様に構成されている。
タブ部12の挿入過程では、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部12の接触面12a上を摺動し、端子挿入完了位置では、図6に示すように、弾性撓み部3のインデント部4がタブ部12の窪み部12cに圧接する。
また、端子挿入完了位置で、インデント部4がタブ部12の窪み部12cに圧接することにより、図5(b)に示すように、窪み部12cの開口がインデント部4の投影平面形状よりも小さいので、窪み部12cのエッジ、すなわち、酸化膜14Cに、弾性撓み部3の撓み復帰力によってインデント部4が押し広げるように圧接する。
そして、インデント部4とタブ部12との間を電流が流れることによってメス端子1とオス端子11との間が導通する。
このように、酸化膜14Cの破壊が起こることにより、酸化膜14Cの割れ目からメッキの金属(例えば、錫)が吹き出し、メッキ同士の接触部を多く確保することができる。
したがって、端子1,11を大型化させたり、極力複雑化させたりすることなく、接触抵抗を低減させることができる。
2 箱部(第1接点部)
2a 底面部(固定面部)
3 弾性撓み部
4 インデント部
11 オス端子(第2端子)
12 タブ部(第2接点部)
12a 接触面
12b 窪み部
12c 窪み部
13B メッキ層
13C メッキ層
14B 酸化膜
14C 酸化膜
Claims (2)
- 外周面が円弧状の曲面に形成されたインデント部が突設された第1接点部と、第2接点部とを有し、前記第1接点部の前記インデント部が前記第2接点部の接触面上を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部が前記第2接点部に接触する接点接続構造であって、
前記第2接点部の接触面側で、かつ、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置に、前記インデント部の外周面の曲率よりも大きい曲率の窪み部を設けた、
ことを特徴とする接点接続構造。 - インデント部が突設された第1接点部と、第2接点部とを有し、前記第1接点部の前記インデント部が前記第2接点部の接触面上を摺動し、端子挿入完了位置では、前記インデント部が前記第2接点部に接触する接点接続構造であって、
前記第2接点部の接触面側で、かつ、端子挿入完了位置の前記インデント部に対応する位置に、前記インデント部の投影平面形状よりも小さな開口を有する窪み部を設けた、
ことを特徴とする接点接続構造。
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