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JP2015209043A - 車両の排気構造 - Google Patents

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JP2015209043A JP2014090730A JP2014090730A JP2015209043A JP 2015209043 A JP2015209043 A JP 2015209043A JP 2014090730 A JP2014090730 A JP 2014090730A JP 2014090730 A JP2014090730 A JP 2014090730A JP 2015209043 A JP2015209043 A JP 2015209043A
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Abstract

【課題】排気管内に滞留した水分を排出することができる車両の排気構造を提供することを課題とする。【解決手段】車両の排気構造は、車体後部8bにおいて、前方からの排気を通し、上方向に向けて形成された駆け上がり部6d、または、下方向に向けて形成された駆け下がり部6cを有する排気管6と、排気管6を搭載した車両Cで利用される送風手段3と、排気管6の上流から駆け上がり部6d、または、駆け下がり部6cまでの間のいずれかの位置に接続されて、送風手段3からの気体を導入する導入管60と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、排気をするための排気管を搭載した車両の排気構造に関する。
一般に、水素や石油系の燃料を使用して排気を排出するエンジンを搭載した車両や、排ガスを排出する燃料電池等の電源を搭載した車両では、動力源や燃料電池等の電源を車体前部に配置して、車体後部に排気を希釈する希釈器を配置している(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された燃料電池車両等の一般の車両では、車体前端部にファン付きのラジエータを配置し、その後方にラジエータで冷却される燃料電池やエンジンを配置し、車体後部に燃料電池やエンジンから排出された排気を希釈する希釈器が配置されている。燃料電池やエンジンから排出された排気は、車体の床下空間に配置された排気管によって車体後部に送られた後、車体後方へ排出される。その排気管内を流れる排気中には、燃料電池の発電の際に生成された生成水や、その他の不純物が含まれている。
特開2009−170209号公報
図7は、燃料電池車両に搭載される排気管の比較例を示す概略図である。
図7に示すように、燃料電池車両100に搭載される比較例の排気管200は、前端部210が、車体前部に配置された燃料電池300に接続され、後端部220が、車体後部に配置された希釈器400を介して車両後方に向けて開口した状態に配置されている。
排気管200の前端部210は、モータルームMRの下方から隔壁500の下側、及び、車幅方向に延びるクロスメンバやフロントサブフレームの下側を通って車体後方に向けて延びている。このため、排気管200の前端部210には、車両の床下前端部110付近で、後方向に向かって斜めに下降した駆け下がり部230が形成されている。
排気管200の後端部220は、車室の床下空間120の後端部から車幅方向に延びるクロスメンバやリヤサブフレームの下側を通って、荷室床下空間130に配置され希釈器400に向かって延びている。希釈器400は、燃料電池車両100が後退して縁石600に衝突した場合に、衝突荷重によって変形したり、損傷したりして機能が低下するのを抑制するために、縁石600の高さH100よりも高い高さH200の位置に配置されている。このため、排気管200の後端部220は、車両の荷室床下空間130の手前付近で、後方向に向かって斜めに上昇した駆け上がり部240が形成されている。
図7に示す燃料電池車両100に搭載された排気管200では、駆け下がり部230と、駆け上がり部240と、が形成されていることによって、駆け下がり部230及び駆け上がり部240の下端部が低くなっている。このため、排気管200を生成水が流れた場合は、駆け下がり部230及び駆け上がり部240の下端部に、生成水が滞留してしまい排水性が良好とは言えなかった。
排気管200内に生成水が滞留している場合、厳冬期等で外気が低温状態のときには、その生成水が凍結し、状況によっては、排気管200内の流路が閉塞されて排気が排出されない虞があった。さらに、寒冷地においては、排気管200の後端部にある希釈器400に雪が付着した場合、雪と外気温とで排気管200内及び希釈器400内の水分が凍結して、排気管200内及び希釈器400内の容積が減少することによって、希釈器400の性能を悪化させる可能性があった。
そこで、本発明は、排気管内に滞留した水分を排出することができる車両の排気構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明に係る車両の排気構造は、車体後部において、前方からの排気を通し、上方向に向けて形成された駆け上がり部、または、下方向に向けて形成された駆け下がり部を有する排気管と、前記排気管を搭載した車両で利用される送風手段と、前記排気管の上流から、前記駆け上がり部、または、前記駆け下がり部までの間のいずれかの位置に接続されて、前記送風手段からの気体を導入する導入管と、を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば、車両の排気構造は、送風手段からの気体が導入管を介して排気管に導入されることにより、排気管の駆け上がり部、または、駆け下がり部に滞留した生成水等の水分を、導入した気体によって排気管外に噴き飛ばすことができる。
また、前記排気管の後端部側には、前記排気管によって送られた前記排気が送り込まれる希釈器を備えていることが好ましい。
このような構成によれば、排気管は、後端部側に希釈器を備えていることにより、送風手段からの気体を希釈器に送り込んで、希釈器内に滞留した水分を噴き飛ばすことができる。
また、前記送風手段は、コンプレッサであることが好ましい。
このような構成によれば、送風手段は、コンプレッサであることにより、コンプレッサで加圧されて高温化された空気を排気管内に導入させることによって、排気管内で凍結していた水分を解凍させて噴き飛ばすことができる。このため、排気管内で水分が凍結したとしても、コンプレッサからの温風で凍結した水分を解凍させて気化させることができるので、凍結によって排気管内が閉塞されるのを解消させることができる。
また、前記送風手段は、燃料電池に対して酸素含有ガスを供給することが好ましい。
このような構成によれば、送風手段は、燃料電池に酸素含有ガスを供給することにより、酸素含有ガス中の酸素が燃料電池で水素と電気化学反応することによって発電させることができるとともに、余剰に供給される酸素含有ガスの流れを利用して、滞留した水分を排気管外に排出することができる。
また、前記送風手段は、蓄電装置に対して冷却用ガスを供給することが好ましい。
このような構成によれば、送風手段は、蓄電装置に冷却用ガスを供給することにより、冷却用ガスで蓄電装置を冷却することができるとともに、昇温した冷却済みのガスを利用して、凍結した水分の解凍を早めたり、滞留した水分を排気管外に排出することができる。
また、送風手段は、前記車両のモータルームに配置されて車体前方から吸引して取り入れた外気を供給することが好ましい。
このような構成によれば、モータルームに配置された送風手段は、車体前方から吸引して取り入れた外気を排気管内に導入させることにより、その外気によって、排気管内に貯留した生成水等を気化させて排出させることができる。
また、前記排気管の上流から前記駆け上がり部、または、前記駆け下がり部までの間のいずれかの位置は、前記車両が走行可能な地形で最も前傾した場合に、前記排気管のうちで最も低くなる部分に設定されていることが好ましい。
このような構成によれば、排気管は、駆け上がり部、または、駆け下がり部までの間の最も低く設定された部分に水が溜まり易くなっている。その最も低く設定された部分に水が溜まったとしても、送風手段から送られた気体を排気管の上流から最も低く設定され部分に送ることによって、水や凍結した水を気化させて排出させることができる。
本発明に係る車両の排気構造は、排気管内に滞留した水分や凍結した水分を気化させて排出させることができる。
本発明の実施形態に係る車両の排気構造を搭載した車両の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両の排気構造の一例を示すブロック図である。 排気管の設置状態を示す車体後部の概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両の排気構造を搭載した車両が坂道を登るときの状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両の排気構造を搭載した車両が坂道を下るときの状態を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る車両の排気構造を搭載した車両の別例を示す概略図である。 燃料電池車両に搭載される排気管の比較例を示す概略図である。
図1〜図5を参照して、本発明の実施形態に係る車両の排気構造を説明する。
なお、車両の前進方向を「前」、後退方向を「後」、鉛直上方側を「上」、鉛直下方側を「下」、車幅方向を「左」、「右」として説明する。
≪車両≫
まず、本発明の実施形態に係る車両の排気構造を説明する前に、本発明の車両の排気構造が適用される車両Cについて説明する。図1に示すように、車両Cは、燃料を用いる装置から排出される排気を車体後部8bに向けて送る排気管6と、排気管6内に気体を導入させる送風手段3と、を搭載した自動車であれば、その形式及び種類は特に限定されない。つまり、車両Cは、排気管6と送風手段3とを有していればよい。
また、車両Cは、水素や石油系の燃料や代替燃料を使用して排ガスを排出するエンジンや、排ガスを排出する電源からの電力で駆動させるパワーユニット等を搭載して走行するものであれば、その形式・種類は特に限定されない。つまり、車両Cは、乗用車、バス、トラック、作業車等であってもよい。
以下、車両Cの一例として、水素オフガスを排出する燃料電池10を搭載した乗用車タイプの燃料電池車両Vを例に挙げて本発明の実施形態を説明する。
≪燃料電池車両の構成≫
図1に示すように、燃料電池車両Vは、燃料電池10の発電電力によって走行用の走行モータ(図示省略)を回転させて走行する電気自動車であり、燃料電池システム1を搭載している。燃料電池車両V(車両C)は、車体後部8bよりも前方に、水素を利用して発電を行う燃料電池10を設置している。燃料電池車両Vの車体前部8aには、ラジエータ2、燃料電池10、走行モータ(図示省略)、コンプレッサ31(送風手段3)等が収納されるモータルームMRが設置されている。燃料電池車両Vの車体後部8bには、水素タンク4と、希釈器5と、が設けられている。車体前部8aから車体後部8bに亘って、排気管6が設置されている。また、車室の床下空間85には、排気管6と、排気用サイレンサ11と、が配置されている。
図1に示すように、モータルームMRの車体後方側には、モータルームMRの後側内壁を形成する隔壁8dが設置されている。
ラジエータ2は、燃料電池車両Vの走行によって発生する走行風を車体前方から吸引して取り入れて、熱媒である冷却水を冷却する。ラジエータ2は、例えば、燃料電池10や走行モータ(図示省略)を冷却する冷却水を空気によって冷却するファン付きのラジエータから成る。
走行モータ(図示省略)は、燃料電池10で発電された電力を使用して回転して車輪を駆動させるための電動モータである。また、走行モータ(図示省略)は、不図示のインバータまたはパワードライブユニット(PDU)等によって、供給される電流が調整される。
排気用サイレンサ11は、拡径された所定の内部空間を有し、排気管6で送られてきた燃料電池10の排気により生ずる音を抑制する装置である。
≪燃料電池システム≫
図2に示すように、燃料電池システム1は、燃料電池10と、燃料電池10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系と、燃料電池10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系と、燃料電池10の発電を制御する電力制御系と、それらを電子制御する電子制御装置(図示省略)と、を備えている。
≪燃料電池≫
燃料電池10は、アノード極に水素が供給され、カソード極に酸化剤ガスとしての空気(酸素)が供給されることで、水素と酸素との電気化学反応によって発電するように構成されている。燃料電池10では、発電する際に、水素ガスと酸化剤ガスとが電気化学反応して水が生成される。生成された生成水は、水素オフガス循環路43内に滞留する。
<アノード系>
アノード系は、水素タンク4(燃料ガス供給源)と、熱交換器41と、圧力センサP1と、遮断弁V1と、エゼクタ42と、キャッチタンク44と、循環ポンプ45と、逆止弁46と、オリフィス47,49と、パージ弁V2と、水位センサ48と、ドレン弁V3と、を主に備えている。
水素タンク4は、燃料電池10に供給する燃料である高純度の水素ガスが高圧で充填された容器である。水素タンク4には、水素ガスを燃料電池10に送る水素ガス供給路40が接続されている。水素タンク4は、燃料電池車両Vの後輪付近の荷室84の下前方に横置きに配置されている(図1参照)。
水素ガス供給路40は、水素タンク4内の高圧水素を燃料電池10に送るための流路である。水素ガス供給路40は、上流側が水素タンク4に接続され、下流側が熱交換器41、圧力センサP1、遮断弁V1、及びエゼクタ42を介して燃料電池10に接続されている。水素ガス供給路40の遮断弁V1とエゼクタ42との間には、水素オフガスを循環させる循環ポンプ45が配置された水素オフガス循環路43が接続されている。
熱交換器41は、水素タンク4からの水素ガスの放出時に膨張して温度が低下した水素ガスに対して外部と熱交換を行って、外部の熱を吸熱させて昇温させることにより、水素ガスの露点温度の低下を防止して加湿し易い温度に調整する装置である。
遮断弁V1は、電子制御装置(図示省略)の指令で開弁して、水素ガスを燃料電池10に供給させるためのバルブである。
圧力センサP1は、水素ガス供給路40を流れて燃料電池10に供給される水素ガスの圧力を計測する計測器である。圧力センサP1は、熱交換器41と遮断弁V1との間に介在されている。
エゼクタ42は、遮断弁V1からの水素ガスを噴射することで負圧を発生させるノズル(図示省略)と、その負圧で吸引されたオリフィス47(水素オフガス循環路43)からの水素オフガスとノズルから噴射された水素ガスとを混合させて燃料電池10に向けて供給するディフューザ(図示省略)と、を備えている。
水素オフガス循環路43は、燃料電池10から排出された水素オフガスを再度、水素ガス供給路40に戻して循環させる流路である。水素オフガス循環路43には、キャッチタンク44と、循環ポンプ45と、逆止弁46と、オリフィス47と、が設けられている。また、水素オフガス循環路43には、キャッチタンク44、オリフィス49及びドレン弁V3が設けられた排水路71と、水素オフガス循環路43から分岐されてパージ弁V2が設けられた水素オフガス排出路72と、が接続されている。
キャッチタンク44は、燃料電池10の発電によって生じた生成水等を貯留するタンクである。キャッチタンク44には、貯留された生成水の水量を検出する水位センサ48が設けられている。
オリフィス49は、キャッチタンク44から排出される生成水を含む水素オフガスの流量を調整するものである。
ドレン弁V3は、開弁することによって、キャッチタンク44に貯留した水(結露水)を排水路71から排水させるための電磁弁である。
循環ポンプ45は、水素ガス供給路40の途中に接続された水素オフガス循環路43に水素オフガスを循環させるためのポンプである。循環ポンプ45は、上流側がキャッチタンク44に接続され、下流側が逆止弁46を介してエゼクタ42に接続されている。
逆止弁46は、水素オフガス循環路43を流れる水素オフガスの流れを一方向(下流方向)に規制して、逆方向に流れるのを阻止する弁である。
オリフィス47は、水素オフガス循環路43からエゼクタ42に流れる水素オフガスの流量を規制して調整するためのものであり、逆止弁46に対して並列に接続されている。オリフィス47は、上流側が循環ポンプ45に接続され、下流側がエゼクタ42に接続されている。
パージ弁V2は、燃料電池10の発電時に、電子制御装置(図示省略)の指令で作動して開弁すると、水素オフガス循環路43を循環する水素オフガスに含まれている不純物(水蒸気、窒素等)を水素オフガス排出路72に排出するための電磁弁である。
排水路71は、キャッチタンク44に貯留された生成水を排気管6に送るための配管である。排水路71は、上流側がドレン弁V3、オリフィス49を介してキャッチタンク44に接続され、下流側が排気管6(酸素オフガス排出路)との分岐点dに接続されている。
水素オフガス排出路72は、水素オフガスを排気管6に送るための配管である。水素オフガス排出路72は、上流側がパージ弁V2を介して水素オフガス循環路43のキャッチタンク44と循環ポンプ45との間に接続され、下流側が排気管6との分岐点e(図1参照)に接続されている。
<カソード系>
カソード系は、エアクリーナAcと、流量計Q1と、第1温度センサT1と、コンプレッサ31(送風手段3)と、サイレンサ32と、インタクーラー33と、圧力センサP2と、第1封止弁V4と、加湿器34と、を主に備えている。
図2に示すように、エアクリーナAcは、空気供給流路30に大気を吸入する際に、塵埃を除去するフィルタであり、空気供給流路30の上流端に設けられている。エアクリーナAcの下流側は、流量計Q1及び第1温度センサT1を介してコンプレッサ31に接続されている。
流量計Q1は、空気供給流路30に取り入れる大気の流量を計測する計測器であり、検出した流量を電子制御装置(図示省略)に出力するようになっている。
第1温度センサT1は、空気供給流路30に取り入れる大気の温度を計測する計測器であり、検出した温度を電子制御装置(図示省略)に出力するようになっている。
<送風手段>
送風手段3は、後記する導入管60を介して排気管6に圧縮空気(気体)を導入させるための送風源である。また、送風手段3は、空気を空気供給流路30を介して燃料電池10に供給する送風源でもある。つまり、送風手段3は、排気管6を搭載した車両Cで利用されるものである。送風手段3の下流側には、導入管60が接続されている。送風手段3は、例えば、コンプレッサ31から成る。
コンプレッサ31(送風手段3)は、モータ31bの回転によってエアポンプ31aを駆動させて圧縮機31cで高温の圧縮空気を生成する装置である。コンプレッサ31は、燃料電池10に酸化剤として供給される空気を送り出すのに用いられる。コンプレッサ31は、電子制御装置(図示省略)の指令で作動すると、酸素(酸化剤ガス)を含む空気を燃料電池10、または、後記する導入管60を介して排気管6に供給するようになっている。
空気供給流路30は、燃料電池10のカソードに空気を供給する供給路である。空気供給流路30は、上流側がコンプレッサ31を介して前記流量計Q1、第1温度センサT1及びエアクリーナAcに接続され、下流側がサイレンサ32、インタクーラー33、圧力センサP2、第1封止弁V4及び加湿器34を介して燃料電池10に接続されている。この空気供給流路30の途中には、第1制御弁V5が設けられた第1導入管61(導入管60)と、第2制御弁V6が設けられた第2導入管62(導入管60)と、排気再循環ポンプ36及び逆止弁37が設けられた酸素オフガス循環路35と、が接続されている。
サイレンサ32は、空気供給流路30に流れる高圧の空気によって発生する騒音を低減させる装置である。サイレンサ32は、上流側が圧縮機31cに接続され、下流側がインタクーラー33に接続されている。
インタクーラー33は、コンプレッサ31で圧縮されることで高温となった空気を冷却する装置である。インタクーラー33は、例えば、空冷式と、水冷式とがあるが、どちらであってもよい。インタクーラー33は、上流側が第1導入管61に接続され、下流側が圧力センサP2及び第1封止弁V4を介して加湿器34に接続されている。
圧力センサP2は、インタクーラー33と第1封止弁V4との間の空気供給流路30の圧力を検出し、電子制御装置(図示省略)に出力するようになっている。
第1封止弁V4は、例えば、電磁作動式の開閉弁であり、下流側が加湿器34を介して燃料電池10のカソード流路に接続されている。この第1封止弁V4は、空気供給流路30の圧力センサP2と加湿器34との間に設けられて、閉状態において燃料電池10の空気供給側を締め切る機能を果たす。
加湿器34は、水分が透過可能な中空糸膜を内蔵し、この中空糸膜によって、燃料電池10のカソード流路に向かう空気と、燃料電池10から排出された多湿の酸素オフガスとの間で水分交換させて、燃料電池10に向かう新規空気を加湿する。
第2温度センサT2は、燃料電池10から排気管6に排出された酸素オフガスの温度を計測する計測器であり、燃料電池10と加湿器34との間の排気管6に設けられている。第2温度センサT2は、検出した温度を電子制御装置(図示省略)に出力するようになっている。
<導入管>
導入管60は、コンプレッサ31(送風手段3)からの気体を排気管6に導入するための配管である。導入管60は、上流側がコンプレッサ31に連通する空気供給流路30に接続され、下流側が排気管6の駆け下がり部6cの上流側に接続されている。導入管60は、第1導入管61と、第2導入管62と、から成り、モータルームMR内に配置されている(図1参照)。
第1導入管61は、コンプレッサ31で生成した圧縮空気を排気管6の駆け下がり部6cの上流側に導入させる流路であり、燃料電池10に対して迂回する第1バイパス流路を構成している。第1導入管61は、上流側がサイレンサ32とインタクーラー33との間の空気供給流路30に接続され、下流側が排気管6と水素オフガス排出路72との分岐点dよりも上流にある分岐点cに接続されている。第1導入管61の第1制御弁V5は、電子制御装置(図示省略)の指令で開弁されると、コンプレッサ31で加圧されて高温化された空気を、空気供給流路30から第1導入管61を介して排気管6の駆け下がり部6cの上流に送るようにするための電磁弁である。
図2に示すように、第2導入管62は、コンプレッサ31の圧縮空気を排気管6の駆け下がり部6cの上流に導入させる流路であり、燃料電池10に対して迂回する第2バイパス流路を構成している。第2導入管62の第2制御弁V6は、第1制御弁V5と同様に、電子制御装置(図示省略)の指令で開弁されると、コンプレッサ31で高温化されてインタクーラー33で冷却された空気を、空気供給流路30から第2導入管62を介して排気管6の駆け下がり部6cの上流に送るようにするための電磁弁である。
図1に示すように、コンプレッサ31で加圧されて高温になった新規の圧縮空気は、空気供給流路30から第1導入管61、または、第2導入管62を介して排気管6の駆け下がり部6c、駆け上がり部6d(図3参照)を通って希釈器5に送られるようになっている。
酸素オフガス循環路35は、燃料電池10から排気管6に排出された酸素オフガスを、第2温度センサT2、及び加湿器34を介して空気供給流路30に戻して循環させる流路である。酸素オフガス循環路35には、排気再循環ポンプ36と、逆止弁37と、が設けられている。
排気再循環ポンプ36は、酸素オフガスを流動させるためのポンプであり、上流側が排気管6側の加湿器34に接続され、下流側が逆止弁37を介して空気供給流路30側の加湿器34に接続されている。
逆止弁37は、酸素オフガス循環路35を流れる酸素オフガスの方向を、排気管6側から空気供給流路30側に一方向に流れるように規制するバルブである。
<排気管>
排気管6は、燃料電池10から排出された酸素オフガスを希釈器5に送るための酸素オフガス排出路である。排気管6は、上流側の前端部6aがモータルームMRに配置された燃料電池10に接続され、下流側の後端部6bが車体後部8bに配置された希釈器5に接続されている。排気管6の途中には、前記第2温度センサT2、加湿器34、第2封止弁V7、背圧弁V8が設けられている。
図1に示すように、排気管6の前側は、モータルームMRの分岐点eから隔壁8dの下側、及び、車幅方向の延びるクロスメンバやフロントサブフレームの下側、床下空間85を通って車体後方に向けて延びている。このため、排気管6には、前端部6aから車両Cの床下前端部8c付近まで間の位置に、後方向に向かって斜めに下降した駆け下がり部6cが形成されている。
図3に示すように、排気管6の後側は、車体前方の床下からフロアパネル81、車体フレーム82、及び、リヤサブフレーム83の下側を通って荷室84(図1参照)の荷室床下空間86に配置された希釈器5まで延設されている。排気管6の下流側の後端部6bには、希釈器5が設けられている。
図1に示すように、希釈器5は、燃料電池車両Vが後退して縁石9に衝突した場合に、衝突荷重によって変形したり、損傷したりして機能が低下するのを抑制するために、縁石9よりも高い位置に配置されている。このため、排気管6の後端部6bの前側には、後側に向かって斜め上方向に上昇した駆け上がり部6dが形成されている。
このように排気管6は、下方向に向けて形成された駆け下がり部6cと、上方向に向けて形成された駆け上がり部6dと、を有している。また、排気管6は、駆け下がり部6cの位置よりも上流の位置で導入管60(第1導入管61及び第2導入管62)が接続されている。このため、排気管6は、駆け下がり部6cよりも上流側からコンプレッサ31(送風手段3)からの圧縮熱で高温化された気体(圧縮空気)が導入されるように第1導入管61が接続されている。また、排気管6は、駆け下がり部6cよりも上流側からインタクーラー33で冷却された気体(圧縮空気)が導入されるように第2導入管62が接続されている。
図2に示すように、第2封止弁V7は、例えば、電磁作動式の開閉弁であり、加湿器34を介して燃料電池10のカソード流路に接続されている。この第2封止弁V7と後記する背圧弁V8は、例えば、排気管6と酸素オフガス循環路35との分岐点aと、排気管6と第2導入管62との分岐点bとの間に接続されている。第2封止弁V7は、閉状態において、排気管6の分岐点aの下流側を締め切る機能を果たす。第2封止弁V7は、閉弁しているときに、排気管6側の加湿器34を通過した酸素オフガスが、排気再循環ポンプ36、逆止弁37を介して空気供給流路30側の加湿器34へ流れるようになっている。
背圧弁V8は、例えば、バタフライ弁で構成されている。背圧弁V8の開度が電子制御装置(図示省略)の指令に従って制御されることで、その背圧(排気管6)が制御されるようになっている。
<希釈器>
図2に示すように、希釈器5は、パージ弁V2及びドレン弁V3を通って排出された水素オフガス(水素)を、燃料電池10から排気管6を介して排出された酸素オフガスと合流させた排気の流れに、大気を吸引して混合することでさらに希釈して排出する装置である。希釈器5は、排気管6で送られてきた水素オフガスと酸素オフガスとの混合流を噴出させる排気管6の後端部6bと、後端部6bよりも外径が大きく形成されて後端部6bとの間に隙間(吸込口)が形成され、後端部6bからの排気の流れによる負圧を利用して周囲の大気を吸込口から吸引することが可能な筐体51と、を備えている。この筐体51内で排気と吸引した大気とが混合されることで、希釈器5では、混合された排気が所定の水素濃度以下とされ、その後、筐体51の後端の排出口から大気中へと排出される。筐体51の排出口は、車両後方へ向けて斜め下向きに形成されて、後方下向きに排気が排出されるようになっている。
なお、希釈器5の形状及び形式は特に限定されるものではない。図2にて破線で示す位置に、大気の吸引によらず、水素オフガスと酸素オフガスとを確実に混合し、予め所定の水素濃度以下とする希釈ボックス50を設置して希釈器としてもよい。
≪車両の排気構造の作用≫
次に、図1〜図5を参照して本実施形態に係る車両の排気構造の作用について説明する。
まず、運転者が燃料電池車両Vのイグニッションスイッチ(図示省略)をONにすると、図2に示すコンプレッサ31が駆動される。また、水素タンク4内の水素は、水素ガス供給路40を介して燃料電池10のアノード極に供給され、コンプレッサ31から空気供給流路30を介して、加湿器34で加湿された空気が燃料電池10のカソード極に供給される。これにより、燃料電池10内において水素と加湿空気中の酸素とが電気化学反応によって発電が行われ、走行モータ(図示省略)等の負荷に電力(発電電流)が供給されて、走行モータの回転動力によって燃料電池車両Vの駆動輪が駆動される。
また、水素の利用効率を高めるために、燃料電池10のアノード極から排出された水素を、水素オフガス循環路43を介して燃料電池10のアノード極に導入して再循環させている。また、水素パージ処理時に、パージ弁V2を介して排出された水素オフガスは、水素オフガス排出路72、排気管6を介して希釈器5に導入される。
コンプレッサ31(送風手段3)で加圧された圧縮空気(酸素含有ガス)は、燃料電池10に送られた後、酸素オフガスとなって排気管6の上流側で水素オフガスと合流し、その後、下流の希釈器5に導入される。希釈器5では、この排気の流れに大気が吸引されて混合され、排気の流れの中の水素がさらに希釈される。希釈器5の筐体51から吐出される排気は、水素濃度が所定値未満となった状態で大気中に排出される。
図2に示す第1導入管61の第1制御弁V5を開弁させた場合は、コンプレッサ31で加圧されて高温化された圧縮空気が、空気供給流路30から第1導入管61を介して排気管6の駆け下がり部6cの上流に導入される。このため、コンプレッサ31(送風手段3)で生成された高温で酸素濃度の高い圧縮空気の一部は、燃料電池10を通らずに、第1導入管61を介して排気管6の駆け下がり部6c及び駆け上がり部6dを流れる。圧縮空気は、排気管6内の駆け下がり部6c及び駆け上がり部6dに貯留している生成水や、凍結している生成水を解凍して気化させて排気管6から排出させることができる。
さらに、高温で酸素濃度の高い圧縮空気は、希釈器5に入り込んで、希釈器5内に貯留している生成水や、凍結している生成水を解凍して気化させて希釈器5から大気中に排出させることができる。
このため、排気管6は、厳冬期や寒冷地で、排気管6内の生成水が凍結して閉塞状態になったり、希釈器5内の生成水が凍結して希釈器5の容積が減少したりすることによって、水素オフガスが流れに難くなったり、希釈性能が悪化したりするのを解消させることができる。
また、第2導入管62の第2制御弁V6を開弁させた場合は、排気管6には、コンプレッサ31で高温化されて、インタクーラー33で冷却された圧縮空気が、空気供給流路30から第2導入管62を介して排気管6の駆け下がり部6cの上流に導入される。このため、インタクーラー33で冷却された圧縮空気は、第1導入管61を介して排気管6の駆け下がり部6c及び駆け上がり部6dを流れるので、排気管6内に貯留している生成水を圧縮空気で下流側に吹き飛ばして、希釈器5を介して大気中に排出させることができる。
図4に示すように、車両Cが坂道を登るなどして、車両Cが走行可能な地形で最も後傾した状態になった場合に、車両Cの車体前部8a側が高くなり、車体後部8b側が低い状態になる。このため、このような車両Cが後傾の状態の場合、排気管6では、車体後部8b側にある駆け上がり部6dの下端部6fが、最も低い位置となり、生成水が駆け上がり部6dの下端部6fに貯留され易くなるように設定されている。
図5に示すように、車両Cが坂道を下るなどして、車両Cが走行可能な地形で最も前傾した状態になった場合に、車両Cの車体前部8a側が低くなり、車体後部8b側が高い状態になる。このため、このような車両Cが前傾の状態の場合、排気管6では、車体前部8a側にある駆け下がり部6cの下端部6eが、最も低い位置となり、生成水が駆け下がり部6dの下端部6eに貯留され易くなるように設定されている。
前記したように、コンプレッサ31からの圧縮空気は、第1制御弁V5が開弁すると、第1導入管61からコンプレッサ31で高温化された圧縮空気となって排気管6に導入され、また、第2制御弁V6が開弁すると、第2導入管62からインタクーラー33で冷却された圧縮空気が、それぞれ排気管6内に導入される。
このため、図4及び図5に示すように、車両Cが後傾状態及び後前傾状態の場合、駆け下がり部6c、及び駆け上がり部6dの下端部6e,6fに生成水が貯留したり、凍結したりしたとしても、高温化された圧縮空気、または、加湿される前の乾燥状態の圧縮空気によって、生成水を気化させて排出させることができる。
なお、第1制御弁V5及び第2制御弁V6の開弁は、車両Cの駐車時や運転時等に自動的に開閉するようにしてもよいし、また、スイッチで手動的に開閉できるようにしてもよい。また、第1制御弁V5及び第2制御弁V6は、排気管6及び希釈器5内に生成水が溜まっていない場合、使用する必要はない。
このように本発明に係る車両の排気構造は、送風手段3(コンプレッサ31)からの圧縮空気(気体)を導入管60を介して排気管6の駆け下がり部6cの上流側に導入させることにより、駆け上がり部6d、または、駆け下がり部6cに滞留した生成水等の水分を、導入した気体によって排気管6外に排出させことができる。このため、燃料電池10から排気管6に吐出される酸素オフガス等が、常に、排気管6内を希釈器5に向かって流れ易い状態に維持することができる。
≪変形例≫
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
例えば、図1及び図3に示す前記第1導入管61及び第2導入管62は、排気管6の上流の駆け上がり部6dから駆け下がり部6cまでの間の位置に接続して、コンプレッサ31(送風手段3)からの圧縮熱で高温化された気体(圧縮空気)を、駆け上がり部6dの上流から導入するようにしてもよい。
つまり、第1導入管61及び第2導入管62は、排気管6の駆け下がり部6c、または、駆け上がり部6dの上流側に接続して、少なくとも、後側の駆け上がり部6dに貯留する生成水を圧縮空気によって排出するようにすればよい。
また、送風手段3は、図6に示すように、車室の床下空間85に設定された蓄電装置91に対して冷却用ガスを供給する送風源(ファン)であってもよい。蓄電装置91は、燃料電池10が発電した電気を蓄積する装置であり、例えば、バッテリあるいはキャパシタなどで構成されている。バッテリとしては、鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、ニッケル水素蓄電池、ニッケルカドミウム蓄電池などであり、キャパシタとしては、電気二重層キャパシタや電解コンデンサなどである。
この場合、送風手段3から蓄電装置91に冷却用ガスが送られる配管3aが設定される。そして、配管3aには、蓄電装置91を冷却する冷却部3bと、蓄電装置91の熱を奪ったガスが吐出される吐出口3cと、吐出口3cから車体後方に向けて延びる吐出管3dと、が設けられている。そして、この吐出管3dには、排気管6の駆け下がり部6c(または、駆け上がり部6d)の上流側に接続され、開閉弁(図示省略)が設けられた配管3e(導入管60)が、さらに接続されている。
このようにすれば、排気管6は、送風手段3からの冷却用ガスによって蓄電装置91を冷却することで熱交換で温風となった冷却用ガスが、開閉弁(図示省略)を開くことにより、吐出管3d及び配管3eを介して排気管6内に送り込まれるので、駆け上がり部6d等に貯留した生成水を確実に排出させることができ、また、凍結した水分の解凍を早めることもできる。
また、配管3eは、上流側を配管3aに接続して、下流側を排気管6の駆け上がり部6dと排気用サイレンサ11との間に接続してもよい。
また、送風手段3は、車両CのモータルームMRに配置されて、車体前方から吸引して取り入れた外気を供給する送風源であってもよい。
この場合、送風手段3は、例えば、車両CのモータルームMRに配置されたファン付きのラジエータ2のファン(送風手段3)から成る。送風手段3には、車体前方から吸引して取り入れた外気が排気管6の駆け下がり部6c、または、駆け上がり部6dの上流側に導入されるように、吸引した外気を排気管6に流すための外気導入配管(導入管60)を設ける。外気導入配管(導入管60)の下流側端部には、排気管6を接続する。
このように、ファン(送風手段3)によって生成した風を排気管6内の上流部に送り込んでも、排気管6内に貯留する生成水を排出させることができる。
3 送風手段
5 希釈器
6 排気管
6d 駆け上がり部
6c 駆け下がり部
8a 車体前部
8b 車体後部
11 排気用サイレンサ
31 コンプレッサ
60 導入管
61 第1導入管61(導入管)
62 第2導入管62(導入管)
91 蓄電装置
C 車両
FC 燃料電池
MR モータルーム
V 燃料電池車両

Claims (7)

  1. 車体後部において、前方からの排気を通し、上方向に向けて形成された駆け上がり部、または、下方向に向けて形成された駆け下がり部を有する排気管と、
    前記排気管を搭載した車両で利用される送風手段と、
    前記排気管の上流から、前記駆け上がり部、または、前記駆け下がり部までの間のいずれかの位置に接続されて、前記送風手段からの気体を導入する導入管と、
    を備えていることを特徴とする車両の排気構造。
  2. 前記排気管の後端部側には、前記排気管によって送られた前記排気が送り込まれる希釈器を備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両の排気構造。
  3. 前記送風手段は、コンプレッサであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の排気構造。
  4. 前記送風手段は、燃料電池に対して酸素含有ガスを供給することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両の排気構造。
  5. 前記送風手段は、蓄電装置に対して冷却用ガスを供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の排気構造。
  6. 前記送風手段は、前記車両のモータルームに配置されて車体前方から吸引して取り入れた外気を供給することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の排気構造。
  7. 前記排気管の上流から前記駆け上がり部、または、前記駆け下がり部までの間のいずれかの位置は、前記車両が走行可能な地形で最も前傾した場合に、前記排気管のうちで最も低くなる部分に設定されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両の排気構造。
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