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JP2015133408A - 放射線検出器 - Google Patents

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JP2015133408A
JP2015133408A JP2014004192A JP2014004192A JP2015133408A JP 2015133408 A JP2015133408 A JP 2015133408A JP 2014004192 A JP2014004192 A JP 2014004192A JP 2014004192 A JP2014004192 A JP 2014004192A JP 2015133408 A JP2015133408 A JP 2015133408A
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Takahiro Toki
貴弘 土岐
晃一 田邊
Koichi Tanabe
晃一 田邊
吉牟田 利典
Toshinori Yoshimuta
利典 吉牟田
弘之 岸原
Hiroyuki Kishihara
弘之 岸原
哲 佐野
Satoru Sano
哲 佐野
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Abstract

【課題】クロストークの発生を抑えた放射線検出器を提供する。【解決手段】X線ストリップ検出器1において、Xストリップ5側およびYストリップ7側における、入射したX線に感応して電荷を生成する感応半導体膜4Aの面であって、少なくとも変換膜3の有感領域全体Aの全面には、接合用半導体膜4Bが形成されている。接合用半導体膜4Bは、感応半導体膜4Aよりも高抵抗である。そのため、感応半導体膜4Aで生成された電荷がXストリップ5およびYストリップ7に収集される際に、各々、隣接するストリップ電極5,7への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するストリップ電極5,7へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、放射線に感応して電荷を生成する変換膜を備えた放射線検出器に関する。
従来、放射線検出器の一例として、X線検出器がある(例えば、特許文献1参照)。X線検出器は、X線管と共に、X線透視装置などに設けられている。
X線検出器は、X線検出方式として、間接変換型と直接変換型の2つの方式がある。間接変換型は、入射したX線をシンチレータで別の光に変換し、その光をフォトダイオード又はCCDで電荷に変換することによりX線を検出する。一方、直接変換型は、入射したX線を半導体膜で電荷に変換することによりX線を検出する。
間接変換型では、シンチレータのX線の反応位置と、フォトダイオードが捕らえた位置とで位置ずれが生じる。これに対し、直接変換型では、半導体膜において、X線の反応位置から直接電荷(電子またはホール)が収集用の電極に向かってドリフトするので、間接変換型よりも優れた位置分解能を得ることができる。
このようなX線検出器は、一般的に、ピクセル検出器が用いられる。ピクセル検出器は、ピクセルに対応する数の、X線を検出するX線検出素子を多数平面状に配置したものである。また、ピクセル検出器の読み出し方式は、X線から変換された電荷を蓄積容量に一定期間で貯めた後、TFT(薄膜トランジスタ)等のスイッチング素子で、貯めた電荷を読み出すという積分型である。この積分型に対し、近年、フォトンカウンティング型の検出器が普及しつつあり、一部の医用機器においても使用され始めている。
フォトンカウンティング型の検出器として、図9のような、ストリップ検出器101がある。ストリップ検出器101は、入射したX線に感応して電荷を生成するn型の半導体膜103と、半導体膜103を挟み込むように設けられたX方向およびY方向に長手のストリップ電極105,107とを備えている。ストリップ電極105,107は、細長い板状の電極である。複数のストリップ電極105,107は、並列に配置される。
なお、図9のストリップ検出器101において、X方向に長手のストリップ電極105と半導体膜103との間には、X方向に長手のp層171が設けられている。また、Y方向に長手のストリップ電極107と半導体膜103との間には、Y方向に長手のn層173が設けられており、隣接する2つのn層173の間には、p層175が設けられている。半導体膜103のストリップ電極105,107が形成されないところでは、絶縁層(例えばSiO:二酸化ケイ素)177が形成されている。
ストリップ検出器は、例えば、産業機器における非破壊検査装置でのマイクロフォーカスX線管を用いた微小観察に用いられる。すなわち、マイクロフォーカスX線管を用い、また、2次元センサの有感領域が狭いときは、あまりX線が来ないので、ストリップ検出器が用いられる。
なお、特許文献2,3には、シリコン貫通電極(TSV:through silicon via)技術を用いて、シリコンウェーハにフォトダイオード・アレイを形成する方法が記載されている。
特開2005−019543号公報 特開2013−140962号公報 特開2013−140975号公報
しかしながら、従来のストリップ検出器において、微細なストリップ電極105,107を変換膜103に形成する場合には、次のような問題が生じる。すなわち、入射X線によって発生した電荷をストリップ電極105,107へ収集する際、各々、隣接するストリップ電極105,107へ電荷が漏れるクロストークが発生する。これにより、空間分解能や感度の低下が起こる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、クロストークの発生を抑えた放射線検出器を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る放射線検出器は、入射した放射線を電荷に変換する変換膜と、前記変換膜の放射線入射反対面に複数で並列に設けられた、第1方向に長手の第1ストリップ電極と、前記変換膜の放射線入射面および放射線入射反対面側のいずれか一方に複数で並列に設けられた、前記第1方向と交わる第2方向に長手の第2ストリップ電極とを備え、前記変換膜は、入射した放射線に感応して電荷を生成する感応半導体膜と、前記第1ストリップ電極側および前記第2ストリップ電極側の前記感応半導体膜の面であって、少なくとも前記変換膜の有感領域全体の全面に形成された、前記感応半導体膜よりも高抵抗である接合用半導体膜とを有することを特徴とするものである。
本発明に係る放射線検出器によれば、第1ストリップ電極側および第2ストリップ電極側における、入射した放射線に感応して電荷を生成する感応半導体膜の面であって、少なくとも変換膜の有感領域全体の全面には、接合用半導体膜が形成されている。接合用半導体膜は、感応半導体膜よりも高抵抗である。そのため、感応半導体膜で生成された電荷が第1ストリップ電極および第2ストリップ電極に収集される際に、各々、隣接するストリップ電極への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するストリップ電極へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができ、空間分解能や感度の低下を改善させることができる。
また、本発明に係る放射線検出器において、前記第1ストリップ電極および前記第2ストリップ電極は、前記変換膜の有感領域全体をマトリクス状に分割するように、分断されており、分断された前記第1ストリップ電極および前記第2ストリップ電極により読み出された前記電荷に基づき、マトリクス状に分割された分割有感領域ごとに、放射線の入射位置を特定する入射位置特定部をさらに備えていることが好ましい。
第1ストリップ電極および第2ストリップ電極は、変換膜の有感領域全体をマトリクス状に分割するように、分断されている。そのため、入射位置特定部は、分断された第1ストリップ電極および第2ストリップ電極により読み出された電荷に基づき、マトリクス状に分割された分割有感領域ごとに、放射線の入射位置を特定する。すなわち、読み出し時間内に2以上の放射線が入射しても、異なる分割有感領域に入射すれば、放射線の入射位置を特定できる。そのため、読み出し時間内に検出できる放射線数を増やすことができるので、照射線量の上限を上げることができ、十分な放射線数をカウントするまでの計測時間を短縮することができる。
また、本発明に係る放射線検出器において、前記接合用半導体膜は、CdS、ZnS、ZnO、ZnSe、Sbおよび、これらの混合結晶のいずれかで構成されていることが好ましい。これにより、接合用半導体を感応半導体膜よりも高抵抗にすることができる。
また、本発明に係る放射線検出器において、前記感応半導体膜は、CdTe、ZnTeおよび、これらの混合結晶のいずれかで構成されていることが好ましい。高感度で高効率な放射線検出器を実現できる。
また、本発明に係る放射線検出器において、前記感応半導体膜には、ハロゲン元素が添加されていることが好ましい。これにより、感応半導体膜の結晶内のキャリアの走行性を改善させることができる。
なお、本明細書は、次のような放射線検出器に係る発明も開示している。
本発明に係る放射線検出器の一例は、前記第2ストリップ電極は、前記変換膜の放射線入射反対面内で、前記第1方向および前記第2方向に並ぶ複数のピクセル電極と、前記第2方向に並ぶ前記ピクセル電極の列ごとに、前記第2方向に並ぶ前記ピクセル電極の各々と接続するピクセル電極接続部とを有し、前記第1ストリップ電極は、前記変換膜の放射線入射反対面内に、前記第1方向に並ぶ前記ピクセル電極の列と交互に設けられていることである。
この構成により、変換膜の放射線入射反対面の片面読み出しで両サイド型のストリップ検出器と同等の機能を有することができる。この場合、第1ストリップ電極側および第2ストリップ電極(ピクセル電極およびピクセル電極接続部)側は共に、変換膜の放射線入射反対面側となり、放射線入射反対面側に接合用半導体膜が形成される。これにより、感応半導体膜で生成された電荷が第1ストリップ電極およびピクセル電極に収集される際に、各々、隣接するストリップ電極への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するストリップ電極へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができる。
本発明に係る放射線検出器によれば、第1ストリップ電極側および第2ストリップ電極側における、入射した放射線に感応して電荷を生成する感応半導体膜の面であって、少なくとも前記変換膜の有感領域全体の全面には、接合用半導体膜が形成されている。接合用半導体膜は、感応半導体膜よりも高抵抗である。そのため、感応半導体膜で生成された電荷が第1ストリップ電極および第2ストリップ電極に収集される際に、各々、隣接するストリップ電極への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するストリップ電極へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができ、空間分解能や感度の低下を改善させることができる。
実施例1に係るX線ストリップ検出器を示す縦断面図である。 変換膜と、X方向およびY方向のストリップ電極を示す斜視図である。 (a)は、4つの分割有感領域でX線入射位置の特定する構成を示す図であり、(b)は、有感領域全体でX線入射位置の特定する構成を示す図である。 (a)は、下部インターポーザの平面図である。(b)は、(a)のE−E部分の縦断面図である。 実施例1に係るX線ストリップ検出器を示すブロック図である。 実施例2に係るX線ストリップ検出器を示す縦断面図である。 有感領域全体でX線入射位置の特定する構成に係る、変換膜のX線入射反対面側から見た図である。 4つの分割有感領域でX線入射位置の特定する構成に係る、変換膜のX線入射反対面側から見た図である。 従来の両サイド型のストリップ検出器の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。放射線検出器の一例として、X線ストリップ検出器について説明する。図1は、実施例1に係るX線ストリップ検出器を示す縦断面図であり、図2は、変換膜と、X方向およびY方向のストリップ電極を示す斜視図である。なお、図1中の符号XRは、X線照射を示している。また、本実施例における「接続」とは、原則、電気的に接続されることを示す。
<変換膜とストリップ電極>
図1または図2を参照する。X線ストリップ検出器1は、入射したX線を電荷に変換する変換膜(変換層ともいう)3を備えている。
変換膜3のX線入射面3a内には、X方向に長手のX方向ストリップ電極(以下適宜、「Xストリップ」と称する)5が設けられている。複数のXストリップ5は、並列に配置されている。一方、変換膜3のX線入射反対面3bには、X方向と直交する(交わる)Y方向に長手のY方向ストリップ電極(以下適宜、「Yストリップ」と称する)7が設けられている。複数のYストリップ7は、並列に配置されている。Xストリップ5およびYストリップ7は、他の角度(例えば88度等のほぼ直交)で交わってもよい。また、Xストリップ5およびYストリップ7は、例えば、Al(アルミニウム)等の導電性材料で構成される。また、Xストリップ5およびYストリップ7は、細長い板状の電極である。
また、Xストリップ5には、バイアス電圧Vhが印加されるようになっている。そのため、Xストリップ5とYストリップ7との間に電圧が加えられるので、変換膜3内に電場が形成される。これにより、変換膜3で変換された電子およびホールを反対方向にドリフトさせて、Xストリップ5およびYストリップ7の各々で電子またはホールを読み出すことができる。
なお、X線入射面3aは、本発明の放射線入射面に相当し、X線入射反対面3bは、本発明の放射線入射反対面に相当する。また、Yストリップ7は、本発明の第1ストリップ電極に相当し、Xストリップ5は、本発明の第2ストリップ電極に相当する。また、Y方向が本発明の第1方向に相当し、X方向が本発明の第2方向に相当する。
また、変換膜3は、次のような特徴を有して構成されている。すなわち、図1および図2のように、変換膜3は、入射した放射線に感応して電荷を生成する感応半導体膜4Aと、感応半導体膜4Aよりも高抵抗である接合用半導体膜4Bとを備えている。接合用半導体膜4Bは、感応半導体膜4Aとヘテロ接合している。
感応半導体膜4Aは、CdTe(テルル化カドミウム)、ZnTe(テルル化亜鉛)および、これらの混合結晶{例えば、CdZnTe(テルル化亜鉛カドミウム)}のいずれかで構成されている。これにより、高感度で高効率な放射線検出器を実現できる。なお、感応半導体膜4Aは、Si(シリコン)およびPbI(ヨウ化鉛)等の半導体膜のいずれかであってもよい。
感応半導体膜4Aには、Cl(塩素)、F(フッ素)、Br(臭素)、I(ヨウ素)のいずれかのハロゲン元素が添加されている。これにより、感応半導体膜4Aの結晶内のキャリアの走行性を改善させることができる。
接合用半導体膜4Bは、CdS(硫化カドミウム)、ZnS(硫化亜鉛)、ZnO(酸化亜鉛)、ZnSe(セレン化亜鉛)、Sb(硫化アンチモン)等および、これらの混合結晶のいずれかで構成されている。これにより、接合用半導体4Bを感応半導体膜4Aよりも高抵抗にすることができる。接合用半導体4Bを高抵抗にすることで、生成された電荷が接合用半導体4Bを通過する際に、Xストリップ5およびYストリップ7が並べられる方向(図2のXY方向参照)への電荷の移動を抑えることができる。また、接合用半導体膜4Bは、面抵抗(シート抵抗)が1012Ω/□以上であることが好ましい。
接合用半導体膜4Bは、図1および図2のように、Xストリップ5側およびYストリップ7側の感応半導体膜4Aの面の全面またはほぼ全面に形成されている。すなわち、接合用半導体膜4Bは、感応半導体膜4Aの面であって少なくとも変換膜3の有感領域全体(センサ面積)Aの全面に形成されている。有感領域全体(センサ面積)Aは、図3(a)の太字の二点鎖線で囲む領域である。図3(a)においては、有感領域全体は、Xストリップ5の一群およびYストリップ7の一群を各々1本の線で取り囲む領域である。すなわち、有感領域全体Aは、センサとして機能する有効な読み出し領域であり、画像として出力される領域である。なお、隣接するX・Yストリップ5,7の間を塗り潰すように接合用半導体膜4Bが形成される。
<変換膜の有感領域全体の分割>
次に、変換膜3の有感領域全体Aの分割に伴う構成について説明する。図3(a)は、4つの分割有感領域A1〜A4でX線入射位置の特定する構成を示す図である。上述のように、Xストリップ5およびYストリップ7は、変換膜3の両面3a,3b(図2参照)に交差して設けられている。図3(a)において、有感領域全体Aは、変換膜3の一部の領域であるが、変換膜3の全部の領域であってもよい。
本発明では、Xストリップ5およびYストリップ7は、変換膜3の有感領域全体Aをマトリクス状に分割するように、分断されている。すなわち、図3(a)において、Xストリップ5は、境界線BXで分断されている。分断後のXストリップ5は、X方向に並ぶ2つのXストリップ5a,5bで示される。一方、Yストリップ7は、境界線BYで分断されている。分断後のYストリップ7は、Y方向に並ぶ2つのYストリップ7a,7bで示される。これにより、図3(a)では、2行×2列に分割された4つの分割有感領域A1〜A4の各々でX線の入射位置を特定することができる。
<プリント基板とインターポーザ>
次に、変換膜3で変換された電荷(電子およびホール)を読み出すための構成について説明する。図1に戻る。Xストリップ5およびYストリップ7で読み出した電荷は、上部プリント基板9および下部プリント基板11に送られる。なお、上部プリント基板9は、変換膜3の有感領域全体A(図3参照)を覆わないように、開口部を有して構成されている。また、上部プリント基板9および下部プリント基板11を区別しない場合は、プリント基板9,11として説明する。
プリント基板9,11は、一般的に、バンプ接続できる配線ピッチが約100μm程度である。そのため、Xストリップ5およびYストリップ7のピッチが例えば10umなど、プリント基板9,11の配線ピッチよりも細かく(狭く)なると、Xストリップ5と上部プリント基板9との間、およびYストリップ7と下部プリント基板11との間を直接バンプ接続できない。
そこで、上部インターポーザ13および下部インターポーザ15を介して、配線ピッチを拡大させている。これにより、Xストリップ5と上部プリント基板9との間、およびYストリップ7と下部プリント基板11との間を接続させることができる。なお、上部インターポーザ13および下部インターポーザ15を区別しない場合は、インターポーザ13,15として説明する。
インターポーザ13,15の構成を、下部インターポーザ15を一例に説明する。図4(a)は、下部インターポーザ15の平面図である。図4(b)は、図4(a)のE−E部分の縦断面図である。
図4(b)のように、下部インターポーザ15は、Si(シリコン)等の基板17を備えている。基板17のYストリップ7側の面17aには、配線(または電極)19aが形成され、基板17の下部プリント基板11側の面17bには、配線(または電極)19bが形成されている。この基板17を挟み込む2つの配線19a,19bは、シリコン貫通電極(以下適宜、「TSV」とする)21により接続されている。TSV21は、基板17に設けられた貫通穴に、Al等の導電性材料を充填させて形成したものである。Yストリップ7と配線19aは、半田などの導電性材料で構成されるバンプ23により接続される。同様に、配線19bと下部プリント基板11の配線11aは、半田などの導電性材料で構成されるバンプ25により接続される。
下部インターポーザ15は、図4(a)のように、Yストリップ7のピッチP1を下部プリント基板11の配線11aのピッチP2となるように拡大して、Yストリップ7と下部プリント基板11の配線11aとを接続させている。同様に、上部インターポーザ13は、Xストリップ5のピッチP1を上部プリント基板9の配線9aのピッチP2となるように拡大して、Xストリップ5と上部プリント基板9の配線9aとを接続させている。なお、Xストリップ5のピッチP1と、Yストリップ7のピッチP1は、同じ長さであってもよいし異なる長さであってもよい。また、上部プリント基板9の配線9aのピッチP2と、下部プリント基板11の配線11aのピッチP2は、同じ長さであってもよいし異なる長さであってもよい。
<入射位置特定回路等>
次に、Xストリップ5およびYストリップ7によって読み出された、変換膜3で変換された電荷を処理する構成について説明する。図5は、実施例1に係るX線ストリップ検出器1を示すブロック図である。図5において、プリント基板9,11およびインターポーザ13,15を省略して説明する。
Xストリップ5およびYストリップ7の各々の出力側には、アレイアンプ回路31、マルチプレクサ33およびA/D変換器35が順番に接続されている。アレイアンプ回路31は、Xストリップ5(5a,5b)およびYストリップ7(7a,7b)の各々で読み出された電荷を電圧信号に変換する。マルチプレクサ33は、複数の電圧信号から1つの電圧信号を選択して出力する。A/D変換器35は、電圧信号をアナログからディジタルに変換する。
また、A/D変換器35の出力側には、さらに、入射位置特定回路37およびデータ収集部39が設けられている。入射位置特定回路37は、分断されたXストリップ5a,5bおよびYストリップ7a,7bにより読み出された電荷に基づき、マトリクス状に分割された4つの分割有感領域A1〜A4ごとに、X線の入射位置を特定する。データ収集部39は、4つの分割有感領域A1〜A4ごとに特定したX線入射位置と、そのX線入射個数のデータを収集する。
アレイアンプ回路31、マルチプレクサ33、A/D変換器35、入射位置特定回路37およびデータ収集部39等は、検出器制御部41により統轄的に制御される。検出器制御部41は、予め設定された読み出し時間(0<t≦約1μs程度)で電荷を繰り返し読み出すように制御する。データ収集部39は、収集した、X線入射位置およびX線入射個数のデータに基づき、X線画像を出力する。これにより、X線ストリップ検出器1は、X線画像を出力する。なお、入射位置特定回路37は、本発明の入射位置特定部に相当する。
なお、プリント基板9,11または、プリント基板9,11の後段に、アレイアンプ回路31、マルチプレクサ33、A/D変換器35、入射位置特定回路37、データ収集部39および検出器制御部41の少なくともいずれかが設けられている。
<X線ストリップ検出器の動作>
次に、X線ストリップ検出器1の動作を説明する。図1を参照する。X線ストリップ検出器1のXストリップ5には、予め設定されたバイアス電圧Vhが印加されている。X線管(図示せず)から被検体(図示せず)にX線を照射し、被検体を透過したX線をX線ストリップ検出器1で検出する。
X線ストリップ検出器1の変換膜3(感応半導体膜4A)にX線が入射すると、変換膜3内で光電効果を起こし、電子−ホール対が生成される。Xストリップ5には、バイアス電圧Vhにより変換膜3に電場が形成されているので、電子とホールは反対方向にドリフトして、例えば、Xストリップ5には、電子が読み出され、Yストリップ7には、ホールが読み出される。
Xストリップ5で読み出された電子は、上部インターポーザ13を通って上部プリント基板9に送られる。一方、Yストリップ7で読み出されたホールは、下部インターポーザ13を通って下部プリント基板15に送られる。
また、分断されたXストリップ5a,5bまたはYストリップ7a,7bで読み出された電子またはホールは、図5のように、出力側に設けられたアレイアンプ回路31により電子またはホールを電圧信号に変換する。すなわち、分断されたXストリップ5a,5bおよびYストリップ7a,7bごとに、電圧信号が生成される。複数の電圧信号は、マルチプレクサ33により1つの電圧信号が選ばれて出力される。A/D変換器35は、電圧信号をアナログからディジタルに変換する。ディジタル変換された電気信号は、入射位置特定回路37に送られる。
入射位置特定回路37は、複数のXストリップ5に対応する電圧信号の強度から、Xストリップ5におけるX線入射位置を特定する。同様に、入射位置特定回路37は、複数のYストリップ7に対応する電圧信号の強度から、Yストリップ5におけるX線入射位置を特定する。なお、X線入射により変換された電荷は、複数のXストリップ5および複数のYストリップ7の少なくともいずれかに跨っているので、入射位置特定回路37は、例えば、電圧信号の最大値をX線入射位置として、Xストリップ5およびYストリップ7の各々で特定する。
入射位置特定回路37は、例えば、図3(a)のように、矢印LXのXストリップ5aでX線入射位置であると特定し、矢印LYのYストリップ7aでX線入射位置であると特定する。これにより、1本のX線が、矢印LX,LYのXストリップ5aとYストリップ7aとが交わる交点RでX線入射したと特定する。
また、読み出し時間(0<t≦約1μs程度)内に、例えば図3(a)中の位置R,SにX線が入射しても、異なる分割有感領域A1,A4に入射すれば、入射位置特定部37は、Xストリップ5とYストリップ7とが分断して構成された分割有感領域A1〜A4ごとに入射位置を特定する。
ここで、図3(b)について説明する。図3(b)は、図3(a)のように、Xストリップ5とYストリップ7とが分断されていない。図3(b)において、読み出し時間内に2つの位置R,SにX線が入射すると、位置R,Sの他に、実際に入射していない位置T,Uも入射位置の候補に挙がってしまう。そのため、X線の入射位置を特定できない問題が生じる。この場合、X線入射のイベントが使用できなくなる。2以上のX線が入射し、X線入射のイベントが使用できなくことを抑えるためには、照射線量の上限を下げなければならない。また、2以上のX線が入射してしまうことは、有感領域の面積が大きいほど起こりやすい。
そこで、図3(a)のように、Xストリップ5とYストリップ7とを分断して分割有感領域A1〜A4ごとに入射位置を特定することで、図3(b)のように、位置R,Sの他に、実際にX線が入射していない位置T,Uが入射位置の候補に挙がることがない。そのため、入射位置を特定できなくて、使用できないX線入射のイベントを減らすことができる。すなわち、読み出し時間内に検出できるX線数を増やすことができるので、照射線量の上限を上げることができ、十分なX線数をカウントするまでの計測時間を短縮することができる。
また、X線入射位置と、その位置におけるX線入射数のデータは、データ収集部39で収集される。データ収集部39、すなわちX線ストリップ検出器1は、X線入射位置と、その位置におけるX線入射数のデータに基づきX線画像を出力する。出力されたX線画像は、必要な画像処理が行われる。そして、X線画像は、液晶モニタなどの表示部(図示しない)に表示され、記憶部(図示しない)に記憶される。
本実施例によれば、Xストリップ5側およびYストリップY側における、入射したX線に感応して電荷を生成する感応半導体膜4Aの面であって、少なくとも変換膜3の有感領域全体Aの全面には、接合用半導体膜4Bが形成されている。接合用半導体膜4Bは、感応半導体膜4Aよりも高抵抗である。そのため、感応半導体膜4Aで生成された電荷がXストリップ5およびYストリップ7に収集される際に、各々、隣接するXストリップ5およびYストリップ7への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するXストリップ5およびYストリップ7へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができる。その結果、空間分解能や感度の低下を改善させることができる。
また、Xストリップ5およびYストリップ7は、変換膜3の有感領域全体Aをマトリクス状に分割するように、分断されている。そのため、入射位置特定回路37は、分断されたXストリップ5およびYストリップ7により読み出された電荷に基づき、マトリクス状に分割された分割有感領域A1〜A4ごとに、X線の入射位置を特定する。すなわち、読み出し時間内に2以上のX線が入射しても、異なる分割有感領域A1〜A4に入射すれば、X線の入射位置を特定できる。そのため、読み出し時間内に検出できるX線数を増やすことができるので、照射線量の上限を上げることができ、十分なX線数をカウントするまでの計測時間を短縮することができる。
また、インターポーザ13,15の変換膜3側の配線19aは、Xストリップ5およびYストリップ7とバンプ接続する。バンプ接続することにより、ワイヤーボンディングで配線を引き出さないので、単純な回路構成で読み出すことができる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2を説明する。なお、実施例1と重複する説明は省略する。
実施例1では、2次元のX線入射位置を特定するために、変換膜3のX線入射面3aおよびX線入射反対面3bの両側で電荷を読み出していた。これに伴い、感応半導体膜4Aの両側に接合用半導体膜4Bが形成されていた。そこで、実施例2では、感応半導体膜4Aの片側に接合用半導体膜4Bが形成される構成を説明する。
図6は、実施例2に係るX線ストリップ検出器を示す縦断面図であり、図7は、有感領域全体でX線入射位置の特定する構成に係る、変換膜のX線入射反対面側から見た図である。すなわち、図7は、図6中のD方向から見た図である。実施例2のX線ストリップ検出器51において、図6のように、接合用半導体膜4Bは、変換膜3のX線入射反対面3b側のみに形成されている。
<共通電極、ピクセル電極およびY方向ストリップ電極>
図6のX線ストリップ検出器51において、変換膜3のX線入射面3aには、X線入射面3aを覆うように、共通電極53が設けられている。共通電極53は、変換膜3のX線入射面3aのほぼ全面に設けられている。一方、変換膜3のX線入射反対面3b内には、ピクセル電極55と、Yストリップ7とが設けられている。
ピクセル電極55は、図7のように、複数で構成されており、変換膜3の放射線入射反対面3b内で、互いに直交する(交わる)X方向およびY方向に並んでいる。すなわち、複数のピクセル電極55は、マトリクス状に配置されている。Yストリップ7は、変換膜3の放射線入射反対面3b内に、Y方向に並ぶピクセル電極55の列と交互に設けられている。共通電極53、ピクセル電極55は、導電性材料で構成され、例えば、ピクセル電極55は、Al(アルミニウム)で構成されている。
また、共通電極53には、バイアス電圧Vhが印加されるようになっている。そのため、共通電極53と、ピクセル電極55およびYストリップ7との間に、電圧が加えられると、変換膜3内に電場が形成される。これにより、変換膜3で変換された電子およびホールを反対方向にドリフトさせて、変換膜3の片面に設けられたピクセル電極55およびYストリップ7の各々で、電子またはホールを読み出せるようになっている。なお、1本のX線が変換膜3(感応半導体膜4A)に入射すると、1千から1万個程度の電子−ホール対が生成される。図7の符号EHのように、ピクセル電極5とYストリップ7とに跨って電荷(電子またはホール)が読み出される。
<プリント基板とインターポーザ>
また、X線ストリップ検出器51は、図7のように、X方向に並ぶピクセル電極55の列ごとに、X方向に並ぶピクセル電極55の各々と接続するピクセル電極接続部57を備えている。ピクセル電極接続部57は、X方向に並ぶピクセル電極55の各々と接続することにより、Yストリップ7と交わるXストリップ5として機能する。そのため、互いに交わるYストリップ7およびピクセル電極接続部57により、X線の入射位置を特定することができる。なお、ピクセル電極55およびピクセル電極接続部57と、Yストリップ7とは、電気的に絶縁状態にある。また、ピクセル電極55およびピクセル電極接続部57は、本発明の第2ストリップ電極に相当する。
ピクセル電極接続部57は、例えば、図6のように、インターポーザ59内に形成されている。また、X線ストリップ検出器51は、電荷を読み出すための配線61aが形成されたプリント基板61を備えている。インターポーザ59は、変換膜3とプリント基板61と間でかつ、変換膜3のX線入射反対面3bを覆うように設けられている。変換膜3とプリント基板61との間に、ピクセル電極接続部57を有するインターポーザ59を設けることにより、ピクセル電極接続部57などの回路構成の単純化を実現させることができる。
インターポーザ59の変換膜3側の配線19aは、ピクセル電極55およびYストリップ7の各々と接続している。配線19aと、ピクセル電極55およびYストリップ7との接続は、バンプ23によりバンプ接続される。バンプ接続により、ピクセル電極55とYストリップ7と等が細かいピッチで形成されていても配線を引き出すことができる。また、配線19aとピクセル電極接続部57は、TSV21で接続されている。
図6において、Yストリップ7と接続する配線19aは、図示しないTSVにより、反対側の配線19bと接続する。また、ピクセル電極接続部57は、さらに、図示しないTSVにより、配線19bと接続する。配線19bと、プリント基板61の配線61aとは、バンプ23によりバンプ接続される。このような構成により、ピクセル電極55およびYストリップ7で読み出した電荷を、さらにプリント基板61に読み出すことができる。
インターポーザ59は、図6のように、変換膜3とプリント基板13と間に介在している。そのため、上述のように、ピクセル電極55とYストリップ7との間等のピッチP1を、プリント基板61の配線61aのピッチP2となるように拡大して、ピクセル電極55およびYストリップ7と、配線13aとを接続させることができる。これにより、ピクセル電極55とYストリップ7との間のピッチP1が細かい場合であっても、ピクセル電極55およびYストリップ7と、プリント基板13の配線13aとを接続できる。
<変換膜の有感領域全体の分割>
次に、図6の構成の有感領域全体Aを分割し、2行×2列の4つの分割有感領域A1〜A4ごとにX線入射位置を特定する構成について説明する。
図8は、変換膜3のX線入射反対面3bから見た図である。Yストリップ7は、変換膜3の有感領域全体Aをマトリクス状に分割するように、分断されている。図8において、Yストリップ7は、境界線BYで分断されている。分断後のYストリップ7は、Y方向に並ぶ2つのYストリップ7a,7bで示される。
一方、ピクセル電極接続部57は、同様に、変換膜3の有感領域全体Aをマトリクス状に分割するように、分断されている。図8において、ピクセル電極接続部57は、境界線BXで分断されている。すなわち、X方向に並ぶピクセル電極55の列は、境界線BXで分割して、変換膜3の有感領域全体Aをマトリクス状に分割するように、2つ(複数)のピクセル電極接続部57a,57bで接続されている。このように、図8では、2行×2列に分割された4つの分割有感領域A1〜A4の各々でX線の入射位置が特定される。
本実施例によれば、変換膜3のX線入射面3aには、共通電極53が設けられており、X線入射反対面3b内には、ピクセル電極55およびYストリップ7が設けられている。複数のピクセル電極55は、互いに交わるX方向およびY方向に並んでいる。X方向に並ぶピクセル電極55の各々は、X方向に並ぶピクセル電極55の列ごとに、ピクセル電極接続部57で接続される。一方、複数のYストリップ7は、Y方向に長手であり、Y方向に並ぶピクセル電極55の列と交互に設けられている。ピクセル電極55およびピクセル電極接続部57は、X方向に長手のX方向ストリップ電極として機能する。それらにより、変換膜3のX線入射反対面3bの片面読み出しで両サイド型のストリップ検出器と同等の機能を有することができる。
また、両サイド型のストリップ検出器では、放射線入射面3a側にも読み出し回路等の構成が必要になり、回路構成が複雑になる。しかしながら、本発明によれば、片面読み出しの構成とすることで、読み出し回路を放射線入射反対面3bに集約することができ、回路構成を単純化することができる。
また、本実施例の構成によれば、変換膜3の放射線入射反対面3bの片面読み出しで両サイド型のストリップ検出器(図1参照)と同等の機能を有することができる。この場合、Yストリップ7側並びに、ピクセル電極55およびピクセル電極接続部57側は、変換膜3のX線入射反対面3b側となり、X線入射反対面3b側に接合用半導体膜4Bが形成される。これにより、感応半導体膜4Aで生成された電荷がYストリップ7およびピクセル電極55に収集される際に、各々、隣接するYストリップ7およびピクセル電極55への電荷の移動が抑えられる。したがって、隣接するYストリップ7およびピクセル電極55へ電荷が漏れるクロストークを抑えることができる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例1において、例えば、2つの接続用半導体膜4Bは、同じ材料で構成されていてもよいし、異なる材料で構成されていてもよい。また、各実施例において、接続用半導体膜4Bは、暗電流の影響を抑えるために、p型半導体またはn型半導体で構成されていてもよい。例えば、実施例1において、例えば、Xストリップ5が形成される接続用半導体膜4Bは、Sb等の高抵抗なp型半導体で構成されていてもよい。一方、Yストリップ7が形成される接続用半導体膜4Bは、Sb等の高抵抗なn型半導体で構成されていてもよい。
(2)上述した各実施例および変形例(1)では、有感領域全体Aを2行×2列に分割させていたが、2行×1列、1行×2列、2行×3列、3行×2列、および3行以上×3列以上であってもよい。3行以上×3列以上の場合は、インターポーザ11を設けることで、有感領域全体Aの端部に位置しない、有感領域全体Aの真ん中の分割有感領域からも電荷を読み出すことが容易にできる。
(3)上述した各実施例および各変形例では、検出対象の放射線としてX線が例示されていたが、例えばガンマ線や赤外線等であってもよい。なお、本発明の放射線は、フォトンを含み、フォトンは、X線、ガンマ線および赤外線等の電磁波を含むものとする。
(4)上述した各実施例および各変形例では、第1方向はY方向であり、第2方向はX方向であったが、これに限られない。すなわち、第1方向はX方向であり、第2方向はY方向と逆であってもよい。また、第1方向と第2方向とが交わって(ほぼ直交して)いれば、X方向およびY方向でなくてもよい。
(5)上述した各実施例および各変形例では、図7および図8において、Yストリップ7と、Y方向に並ぶピクセル電極55の列は、1列ごとに交互に設けられていた。この点、例えば、2列のYストリップ7と、Y方向に並ぶピクセル電極55の2列とが交互に設けられていてもよい。また、1列のYストリップ7と、Y方向に並ぶピクセル電極55の2列とが交互に設けられていてもよい。
1,51… X線ストリップ検出器
3 … 変換膜
3a … X線入射面
3b … X線入射反対面
4A … 感応半導体膜4A
4B … 接合用半導体膜4B
5 … X方向ストリップ電極(Xストリップ)
7 … Y方向ストリップ電極(Yストリップ)
37 … 入射位置特定回路
55 … ピクセル電極(Xストリップの一部)
57 … ピクセル電極接続部(Xストリップの一部)
A … 有感領域全体
A1〜A4… 分割有感領域

Claims (5)

  1. 入射した放射線を電荷に変換する変換膜と、
    前記変換膜の放射線入射反対面に複数で並列に設けられた、第1方向に長手の第1ストリップ電極と、
    前記変換膜の放射線入射面および放射線入射反対面側のいずれか一方に複数で並列に設けられた、前記第1方向と交わる第2方向に長手の第2ストリップ電極とを備え、
    前記変換膜は、入射した放射線に感応して電荷を生成する感応半導体膜と、
    前記第1ストリップ電極側および前記第2ストリップ電極側の前記感応半導体膜の面であって、少なくとも前記変換膜の有感領域全体の全面に形成された、前記感応半導体膜よりも高抵抗である接合用半導体膜とを有することを特徴とする放射線検出器。
  2. 請求項1に記載の放射線検出器において、
    前記第1ストリップ電極および前記第2ストリップ電極は、前記変換膜の有感領域全体をマトリクス状に分割するように、分断されており、
    分断された前記第1ストリップ電極および前記第2ストリップ電極により読み出された前記電荷に基づき、マトリクス状に分割された分割有感領域ごとに、放射線の入射位置を特定する入射位置特定部をさらに備えていることを特徴とする放射線検出器。
  3. 請求項1または2に記載の放射線検出器において、
    前記接合用半導体膜は、CdS、ZnS、ZnO、ZnSe、Sbおよび、これらの混合結晶のいずれかで構成されていることを特徴とする放射線検出器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の放射線検出器において、
    前記感応半導体膜は、CdTe、ZnTeおよび、これらの混合結晶のいずれかで構成されていることを特徴とする放射線検出器。
  5. 請求項4に記載の放射線検出器において、
    前記感応半導体膜には、ハロゲン元素が添加されていることを特徴とする放射線検出器。

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