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JP2015129621A - 熱交換型換気システム - Google Patents

熱交換型換気システム Download PDF

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JP2015129621A
JP2015129621A JP2014001984A JP2014001984A JP2015129621A JP 2015129621 A JP2015129621 A JP 2015129621A JP 2014001984 A JP2014001984 A JP 2014001984A JP 2014001984 A JP2014001984 A JP 2014001984A JP 2015129621 A JP2015129621 A JP 2015129621A
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outside
exhaust
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JP2014001984A
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淳生 土井
Atsuo Doi
淳生 土井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

【課題】熱交換型換気装置を屋外に設置する場合における熱交換効率の低下を抑制することができる熱交換型換気システムを得る。
【解決手段】本発明に係る熱交換型換気システムは、外気取り入れ口1bから室外の空気を取り込んで室内に吹き出す給気風路15、および室内の空気を取り込んで排気吹き出し口1cから吹き出す排気風路16を備え、給気風路15と排気風路16を流れる流体間で熱交換を行う熱交換型換気装置1と、熱交換型換気装置1を収納する外装ボックス2と、を備え、外装ボックス2は、空気が通過するガラリ20が形成され、熱交換型換気装置1は、外気取り入れ口1bまたは排気吹き出し口1cのいずれか一方が、外装ボックス2を貫通するダクト配管を介して室外と連通し、外気取り入れ口1bまたは排気吹き出し口1cの他方が、外装ボックス2のガラリ20を介して室外と連通したものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、室内の空気を室外へ排出する排気流と、室外の空気を室内へ給気する給気流との間で熱交換を行う熱交換型換気装置を備えた熱交換型換気システムに関する。
従来の技術においては、例えば、熱交換ケーシング内に給気流と排気流間での熱交換を行う熱交換器を組み込んだ熱交換ユニットを積み重ねて構成した熱交換換気装置について、その外殻の周囲を取付金具によって所定の空間をおいて雨避けカバーで覆うものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−294288号公報(要約)
熱交換型換気装置を屋外に設置する際には、風雨等から守るために熱交換型換気装置の周りを外装ボックス(外箱)で覆う必要がある。
しかしながら、熱交換型換気装置を外装ボックスに収納した熱交換型換気システムが屋外(室外)に設置された場合、熱交換型換気装置の周囲温度が外気温度の影響を受け、熱交換効率が低下する、という問題点があった。
例えば夏季では日光の直射による放射熱によって外装ボックスの壁面温度が上昇し、それによって外装ボックスと熱交換型換気装置との空間の温度が上昇する。このため、熱交換型換気装置の筐体(本体)が暖められてしまい熱交換効率(熱回収効果)が低下する、という問題点があった。また、熱交換型換気装置の周囲温度が使用可能温度の上限を超えてしまう、という問題点があった。
また冬季では、外気温度が低下した場合に、室内からの暖かい排気と室外からの冷たい給気とを熱交換する際に、外気温度が低いほど室内へ供給される空気温度が低下する。また、排気中の水分が凝縮して水となり、熱交換型換気装置の外へ流出する、という問題点があった。
それらを防ぐためには熱交換型換気装置に取り入れる外気を予め加熱(プレヒート)するヒータ等の装置を設けることが考えられる。しかし、プレヒートするための装置を別途設ける必要があり、製造コストおよび消費エネルギーが増加してしまう、という問題点があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、熱交換型換気装置を屋外に設置する場合における熱交換効率の低下を抑制することができる熱交換型換気システムを得ることを目的とする。
また、製造コストおよび消費エネルギーの増大を抑制しつつ外気をプレヒートすることができる熱交換型換気システムを得ることを目的とする。
本発明に係る熱交換型換気システムは、外気取り入れ口から室外の空気を取り込んで室内に吹き出す給気風路、および前記室内の空気を取り込んで排気吹き出し口から吹き出す排気風路を備え、前記給気風路と前記排気風路を流れる流体間で熱交換を行う熱交換型換気装置と、前記熱交換型換気装置を収納する外箱と、を備え、前記外箱は、空気が通過する通気口が形成され、前記熱交換型換気装置は、前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口のいずれか一方が、前記外箱を貫通するダクト配管を介して前記室外と連通し、前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口の他方が、前記外箱の前記通気口を介して前記室外と連通したものである。
本発明は、熱交換型換気装置の外気取り入れ口または排気吹き出し口のいずれか一方が、外箱を貫通するダクト配管を介して室外と連通する。また、熱交換型換気装置の外気取り入れ口または排気吹き出し口の他方が、外箱の通気口を介して室外と連通する。
このため、熱交換型換気装置を屋外に設置する場合における熱交換効率の低下を抑制することができる。
実施の形態1に係る熱交換型換気システムの概略斜視図である。 実施の形態1に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。 実施の形態2に係る熱交換型換気システムの概略斜視図である。 実施の形態2に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。 実施の形態3に係る熱交換型換気システムの外装ボックス2の外形を示す斜視図である。 実施の形態3に係る熱交換型換気システムの外装ボックス2の外形を示す斜視図である。 実施の形態4に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。 実施の形態4に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。
以下に、本発明に係る熱交換型換気システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る熱交換型換気システムの概略斜視図である。
図2は、実施の形態1に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。
なお、図1及び図2の矢印は空気の流れを示している。
図1及び図2に示すように、熱交換型換気システムは、熱交換型換気装置1と、この熱交換型換気装置1を収納する外装ボックス2とを備える。
熱交換型換気装置1は、概略箱状の本体の内部に、全熱交換器10と、給気用送風機11aと、排気用送風機11cとが設けられている。
また、熱交換型換気装置1の本体には、室内空気吹き出し口1aと、外気取り入れ口1bと、排気吹き出し口1cと、室内空気吸い込み口1dとが開口している。
熱交換型換気装置1の本体の内部には、給気風路15と排気風路16とが形成されている。給気風路15と排気風路16は、本体内に設けられた全熱交換器10にて交差するように延びている。
給気風路15内には、給気用送風機11aが配置されている。給気用送風機11aが動作すると、外気取り入れ口1bから室外の空気(OA)が吸い込まれ、吸い込まれた空気は全熱交換器10を通過して熱交換され、調整空気(SA)が室内空気吹き出し口1aから室内へと供給される。
排気風路16内には、排気用送風機11cが配置されている。排気用送風機11cが動作すると、室内空気吸い込み口1dから室内の空気(RA)が吸い込まれ、吸い込まれた空気は全熱交換器10を通過して熱交換され、排気(EA)が排気吹き出し口1cから室外へと供給される。
全熱交換器10は、例えば互いに直交する通風路が交互に積層された構造を有している。全熱交換器10は、その通風路に室内の空気(RA)と室外の空気(OA)とが通過することで両気流の間で全熱交換を行うものである。
室内空気吹き出し口1aは、外装ボックス2を貫通する室内給気ダクト3aを介して室内と連通している。室内給気ダクト3aは、室内空気吹き出し口1aから室内への風路を形成する。
室内空気吸い込み口1dは、外装ボックス2を貫通する室内排気ダクト3dを介して室内と連通している。室内排気ダクト3dは、室内から室内空気吸い込み口1dへの風路を形成する。
外気取り入れ口1bは、外装ボックス2を貫通する外気給気ダクト3bを介して室外(屋外)と連通している。外気給気ダクト3bは、室外から外気取り入れ口1bへの風路を形成する。
排気吹き出し口1cは、熱交換型換気装置1の本体外側と外装ボックス2の内部との間の空間と連通している。
外装ボックス2は、概略箱状に形成されており、内部に熱交換型換気装置1を収納している。
外装ボックス2には、室内給気ダクト3aが貫通する貫通口2aと、外気給気ダクト3bが貫通する貫通口2bと、室内排気ダクト3dが貫通する貫通口2dとが形成されている。
なお、図1においては理解を容易にするため、各貫通口と各ダクトとの間を空けて図示しているが、実際には隙間は設けられてはおらず、各貫通口と各ダクトとの間から空気が流通するものではない。
なお、外装ボックス2は、本発明における「外箱」に相当する。
外装ボックス2には、空気が通過するガラリ20が少なくとも1つ形成されている。
外装ボックス2の内壁のうち、少なくとも排気吹き出し口1cと対向する内壁とガラリ20が形成された内壁は、熱交換型換気装置1との間に間隔が設けられている。つまり、外装ボックス2の内壁と排気吹き出し口1cとの間には空間が形成され、この空間はガラリ20を介して室外と連通する。
なお、ガラリ20は、本発明における「通気口」に相当する。
ガラリ20は、外装ボックス2の壁面のうち、外気取り入れ口1bおよび排気吹き出し口1cと対向しない面に形成されている。
例えば図1及び図2に示すように、外気取り入れ口1b及び排気吹き出し口1cは、熱交換型換気装置1の本体の同じ側面に形成されている。この場合には、外気取り入れ口1b及び排気吹き出し口1cと対向する側面には、ガラリ20が設けられていない。
このガラリ20は、熱交換型換気装置1の排気吹き出し口1cから遠い位置に形成されるのが望ましい。
なお、図1及び図2に示す例では、外装ボックス2の側面にガラリ20を形成しているが、本発明はこれに限らず天面及び下面に設けても良い。また、外気取り入れ口1b及び排気吹き出し口1cと対向する側面とは反対側の側面のみに設ける構成でも良い。これにより、排気吹き出し口1cとガラリ20との間の風路の距離を長くすることができる。
このような構成により、熱交換型換気装置1が動作すると、室外の空気(OA)が外気給気ダクト3bから外気取り入れ口1bへ吸い込まれる。吸い込まれた室外の空気(OA)は、給気風路15を流れ、全熱交換器10を通過して熱交換される。そして、熱交換された調整空気(SA)が、室内空気吹き出し口1aから室内給気ダクト3aを通過して室内へと供給される。
また、室内の空気(RA)が室内排気ダクト3dから室内空気吸い込み口1dへ吸い込まれる。吸い込まれた室内の空気(RA)は、排気風路16を流れ、全熱交換器10を通過して熱交換される。そして、熱交換された排気(EA)が、排気吹き出し口1cから外装ボックス2の内部へ排出される。外装ボックス2の内部に排出された排気流(A)は、外装ボックス2の内壁と熱交換型換気装置1との間の空間を流通し、ガラリ20から室外へと排出される。
以上のように本実施の形態1においては、熱交換型換気装置1の排気吹き出し口1cが、外装ボックス2のガラリ20を介して室外と連通しているので、熱交換型換気装置1の周囲の空気が排気流(A)によって、ガラリ20から室外へと排出される。
このため、熱交換型換気装置1を屋外に設置する場合であっても、太陽光によって熱せられた外装ボックス2内の空気を排出することができ、熱交換型換気装置1を冷却することができる。よって、夏季における熱交換型換気装置1の本体の温度上昇を抑制し、熱交換効率(熱回収効果)の低下を抑制することができる。また、熱交換型換気装置1の周囲温度が使用可能温度以上となることを抑制することができる。
また、外装ボックス2のガラリ20は、外気取り入れ口1bおよび排気吹き出し口1cと対向しない側面に形成されているので、排気吹き出し口1cからの排気(EA)が、室外の空気(OA)として外気取り入れ口1bへ吸い込まれるショートサーキットを防止することができる。また、排気吹き出し口1cとガラリ20との間の風路の距離を長くすることができ、外装ボックス2内の空気の滞留を抑制し、冷却効果を向上することができる。
本実施の形態1に係る熱交換型換気システムを、外気温度が38度の真夏日の炎天下で1時間運転を行った結果、熱交換型換気装置1の周囲温度の上昇を防ぐことができた。
一方、排気吹き出し口1cからの排気(EA)を、外装ボックス2を貫通するダクトを介して直接室外へ排出させる構成においては、同じ条件で運転を行った結果、熱交換型換気装置1の周囲温度が大きく上昇した。
このように、本実施の形態1に係る熱交換型換気システムは、屋外に設置することが可能であるので、例えば天井裏のスペースが狭く、熱交換型換気装置1が設置できなかった建物においても、屋外に熱交換型換気装置1を設置することが可能となり、設置の自由度が向上する。また、屋外への空気排出のためのダクトを廃止することができるうえ、屋外に設置することで外気取り入れのための外気給気ダクト3bを短くすることができるため、施工の手間及びコストを減らすことが可能である。
実施の形態2.
本実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図3は、実施の形態2に係る熱交換型換気システムの概略斜視図である。
図4は、実施の形態2に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。
なお、図3及び図4の矢印は空気の流れを示している。
図3及び図4に示すように、本実施の形態2における熱交換型換気装置1の排気吹き出し口1cは、外装ボックス2を貫通する屋外排出ダクト3cを介して室外(屋外)と連通している。屋外排出ダクト3cは、排気吹き出し口1cから室外への風路を形成する。
外気取り入れ口1bは、熱交換型換気装置1の本体外側と外装ボックス2の内部との間の空間と連通している。
外装ボックス2には、屋外排出ダクト3cが貫通する貫通口2cが形成されている。なお、外気取り入れ口1bと対向する位置には貫通口が形成されていない。
なお、図3においては理解を容易にするため、各貫通口と各ダクトとの間を空けて図示しているが、実際には隙間は設けられてはおらず、各貫通口と各ダクトとの間から空気が流通するものではない。
外装ボックス2の内壁のうち、少なくとも外気取り入れ口1bと対向する内壁とガラリ20が形成された内壁は、熱交換型換気装置1との間に間隔が設けられている。つまり、外装ボックス2の内壁と外気取り入れ口1bとの間には空間が形成され、この空間はガラリ20を介して室外と連通する。
このような構成により、熱交換型換気装置1が動作すると、外装ボックス2のガラリ20から給気流(B)が外装ボックス2内へ流入し、外装ボックス2の内壁と熱交換型換気装置1との間の空間を流通する。そして、外装ボックス2の内部を流通した給気流(B)は、室外の空気(OA)として外気取り入れ口1bから吸い込まれる。外気取り入れ口1bから吸い込まれた室外の空気(OA)は、給気風路15を流れ、全熱交換器10を通過して熱交換される。そして、熱交換された調整空気(SA)が、室内空気吹き出し口1aから室内給気ダクト3aを通過して室内へと供給される。
また、室内の空気(RA)が室内排気ダクト3dから室内空気吸い込み口1dへ吸い込まれる。吸い込まれた室内の空気(RA)は、排気風路16を流れ、全熱交換器10を通過して熱交換される。そして、熱交換された排気(EA)が、排気吹き出し口1cから屋外排出ダクト3cを通過して室外へと排出される。
以上のように本実施の形態2においては、熱交換型換気装置1の外気取り入れ口1bが、外装ボックス2のガラリ20を介して室外と連通しているので、熱交換型換気装置1の周囲を通過した給気流(B)が室外の空気(OA)として外気取り入れ口1bから吸い込まれる。
このため、熱交換型換気装置1を屋外に設置する場合、太陽光によって熱せられた外装ボックス2内の空気を熱交換型換気装置1に取り入れることができる。
よって、冬期における冷たい外気を太陽光によってプレヒートすることができ、室内へ供給される調整空気(SA)の温度低下を抑制することができる。従って、室内の空調負荷を低減させることができる。
また、太陽光による自然エネルギーを利用したプレヒートであるため、製造コストの増大を抑制し、省エネルギー性を向上することができる。
また、外装ボックス2のガラリ20は、外気取り入れ口1bおよび排気吹き出し口1cと対向しない側面に形成されているので、排気吹き出し口1cからの排気(EA)が、ガラリ20から室外の空気(OA)として外気取り入れ口1bへ吸い込まれるショートサーキットを防止することができる。また、外気取り入れ口1bとガラリ20との間の風路の距離を長くすることができ、外装ボックス2内の空気の滞留を抑制し、加熱効果を向上することができる。
このように、本実施の形態2に係る熱交換型換気システムは、屋外に設置することが可能であるので、例えば天井裏のスペースが狭く、熱交換型換気装置1が設置できなかった建物においても、屋外に熱交換型換気装置1を設置することが可能となり、設置の自由度が向上する。また、屋外から外気を取り入れのためのダクトを廃止することができるうえ、屋外に設置することで屋外へ空気を排出のための屋外排出ダクト3cを短くすることができるため、施工の手間及びコストを減らすことが可能である。
実施の形態3.
本実施の形態3では実施の形態1及び2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図5及び図6は、実施の形態3に係る熱交換型換気システムの外装ボックス2の外形を示す斜視図である。
図5に示すように、本実施の形態3における外装ボックス2は、外気取り入れ口1bと対向する位置に貫通口2bが形成され、排気吹き出し口1cと対向する位置に貫通口2cが形成されている。
また、熱交換型換気装置1の外気取り入れ口1bには外気給気ダクト3bが着脱自在に接続でき、排気吹き出し口1cには屋外排出ダクト3cが着脱自在に接続できる。
このような構成により、上述した実施の形態1の構成と実施の形態2の構成とを任意に切り替えることが可能となる。
例えば図6に示すように、夏期においては、外気給気ダクト3bを外気取り入れ口1bに接続し、貫通口2cを閉塞部材21によって閉塞する。なお、この閉塞部材21は、貫通口2cに空気が流通させない構成であれば良く、例えば、平板等を着脱自在に取り付けても良いし、シャッター等を設けても良い。
これにより、上述した実施の形態1と同様の構成となり、上述した効果を奏することができる。
一方、冬期においては、外気給気ダクト3bを外気取り入れ口1bから取り外し、屋外排出ダクト3cを排気吹き出し口1cに接続する。そして、貫通口2bを閉塞部材21によって閉塞する。
これにより、上述した実施の形態2と同様の構成となり、上述した効果を奏することができる。
以上のように本実施の形態3においては、外装ボックス2内の空気を排出する構成と、外装ボックス2内の空気を熱交換型換気装置1に取り入れる構成とを切り替えることができ、外気の温度帯(季節)に応じた適切な構成を選択することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では実施の形態1及び2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び2と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図7及び図8は、実施の形態4に係る熱交換型換気システムの概略構成図である。
図7及び図8に示すように、本実施の形態4における熱交換型換気装置1の外気取り入れ口1bには外気給気ダクト3bが接続され、排気吹き出し口1cには屋外排出ダクト3cが接続されている。
さらに、外気給気ダクト3bには外気給気風路切替ダンパー4bが設けられ、屋外排出ダクト3cには屋外排出風路切替ダンパー4cが設けられている。
外気給気風路切替ダンパー4bは、外装ボックス2を貫通する外気給気ダクト3bを介して、外気取り入れ口1bと室外とを連通させる風路と、外装ボックス2のガラリ20を介して、外気取り入れ口1bと室外とを連通させる風路とを切り替える。
屋外排出風路切替ダンパー4cは、外装ボックス2を貫通する屋外排出ダクト3cを介して、排気吹き出し口1cと室外とを連通させる風路と、外装ボックス2のガラリ20を介して、排気吹き出し口1cと室外とを連通させる風路とを切り替える。
なお、外気給気風路切替ダンパー4b及び屋外排出風路切替ダンパー4cは、例えば、手動操作によって風路切り替え操作を行う構成でも良いし、電動の駆動機構などによって遠隔操作が可能な構成でも良い。
なお、外気給気風路切替ダンパー4bは、本発明における「第1風路切替手段」に相当する。
また、屋外排出風路切替ダンパー4cは、本発明における「第2風路切替手段」に相当する。
このような構成により、上述した実施の形態1の構成と実施の形態2の構成とを任意に切り替えることが可能となる。
例えば図7に示すように、夏期においては、外気給気風路切替ダンパー4bを、外気給気ダクト3bを介して室外の空気(OA)を外気取り入れ口1bへ取り込む風路に切り替える。また、屋外排出風路切替ダンパー4cを、排気吹き出し口1cからの排気(EA)が外装ボックス2内へ排出される風路に切り替える。
これにより、上述した実施の形態1と同様の構成となり、上述した効果を奏することができる。
一方、冬期においては、図8に示すように、外気給気風路切替ダンパー4bを、外装ボックス2の内部から室外の空気(OA)を外気取り入れ口1bへ取り込む風路に切り替える。また、屋外排出風路切替ダンパー4cを、排気吹き出し口1cからの排気(EA)が屋外排出ダクト3cを介して室外へ排出される風路に切り替える。
これにより、上述した実施の形態2と同様の構成となり、上述した効果を奏することができる。
以上のように本実施の形態4においては、外装ボックス2内の空気を排出する構成と、外装ボックス2内の空気を熱交換型換気装置1に取り入れる構成とを切り替えることができ、外気の温度帯(季節)に応じた適切な構成を選択することができる。
また、外気給気風路切替ダンパー4b及び屋外排出風路切替ダンパー4cによって、上記切り替えを行うことができるため、外気給気ダクト3b及び屋外排出ダクト3cの付け替え作業を行う必要が無く、切り替えの手間を軽減することができる。
1 熱交換型換気装置、1a 室内空気吹き出し口、1b 外気取り入れ口、1c 排気吹き出し口、1d 室内空気吸い込み口、2 外装ボックス、2a 貫通口、2b 貫通口、2c 貫通口、2d 貫通口、3a 室内給気ダクト、3b 外気給気ダクト、3c 屋外排出ダクト、3d 室内排気ダクト、4b 外気給気風路切替ダンパー、4c 屋外排出風路切替ダンパー、10 全熱交換器、11a 給気用送風機、11c 排気用送風機、15 給気風路、16 排気風路、20 ガラリ、21 閉塞部材。

Claims (6)

  1. 外気取り入れ口から室外の空気を取り込んで室内に吹き出す給気風路、および前記室内の空気を取り込んで排気吹き出し口から吹き出す排気風路を備え、前記給気風路と前記排気風路を流れる流体間で熱交換を行う熱交換型換気装置と、
    前記熱交換型換気装置を収納する外箱と、
    を備え、
    前記外箱は、空気が通過する通気口が形成され、
    前記熱交換型換気装置は、
    前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口のいずれか一方が、前記外箱を貫通するダクト配管を介して前記室外と連通し、
    前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口の他方が、前記外箱の前記通気口を介して前記室外と連通した
    ことを特徴とする熱交換型換気システム。
  2. 前記外箱の前記通気口は、
    前記外気取り入れ口および前記排気吹き出し口と対向しない面に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱交換型換気システム。
  3. 前記熱交換型換気装置は、
    前記外気取り入れ口が、前記外箱を貫通するダクト配管を介して前記室外と連通し、
    前記排気吹き出し口が、前記外箱の前記通気口を介して前記室外と連通した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気システム。
  4. 前記熱交換型換気装置は、
    前記排気吹き出し口が、前記外箱を貫通するダクト配管を介して前記室外と連通し、
    前記外気取り入れ口が、前記外箱の前記通気口を介して前記室外と連通した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気システム。
  5. 前記外箱は、
    前記外気取り入れ口および前記排気吹き出し口と対向する位置に、前記ダクト配管が貫通する貫通口がそれぞれ形成され、
    前記熱交換型換気装置は、
    前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口のいずれか一方に、前記貫通口を貫通した前記ダクト配管が着脱自在に接続され、
    前記外気取り入れ口または前記排気吹き出し口の他方に対向する前記貫通口が、閉塞部材によって閉塞される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気システム。
  6. 前記外箱を貫通するダクト配管を介して、前記外気取り入れ口と前記室外とを連通させる風路と、前記外箱の前記通気口を介して、前記外気取り入れ口と前記室外とを連通させる風路とを切り替える第1風路切替手段と、
    前記外箱を貫通するダクト配管を介して、前記排気吹き出し口と前記室外とを連通させる風路と、前記外箱の前記通気口を介して、前記排気吹き出し口と前記室外とを連通させる風路とを切り替える第2風路切替手段と、
    を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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