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JP2015123143A - 歯科用駆動力発生装置およびハンドピース - Google Patents

歯科用駆動力発生装置およびハンドピース Download PDF

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JP2015123143A
JP2015123143A JP2013268113A JP2013268113A JP2015123143A JP 2015123143 A JP2015123143 A JP 2015123143A JP 2013268113 A JP2013268113 A JP 2013268113A JP 2013268113 A JP2013268113 A JP 2013268113A JP 2015123143 A JP2015123143 A JP 2015123143A
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岩崎 哲也
Tetsuya Iwasaki
哲也 岩崎
拓也 高澤
Takuya Takazawa
拓也 高澤
川西 利明
Toshiaki Kawanishi
川西  利明
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Morita Tokyo Manufacturing Corp
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Abstract

【課題】被接続部に接続される接続端子を有した歯科用駆動力発生装置やハンドピースの小型化を図る。
【解決手段】回転ロータ256の外側には、スリーブ258が設けられている。さらに、このスリーブ258の外側には、電機子コイル262が設けられている。また、コネクタ側に接続されるコネクタピン80が設けられている。このコネクタピン80は、スリーブ258の外周面に対峙する箇所とは外れた箇所に設けられている。スリーブ258の外周面に対峙する箇所には、コネクタピン80よりも径の小さい電線が配置され、基板81とコネクタピン80とはこの電線で接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、歯科用駆動力発生装置およびハンドピースに関する。
特許文献1には、選択インピーダンス素子、ホールスイッチから導出された接続ピンを通電回路基板に形成したホールより突出させ、半田付け実装した構造が開示されている。
特開2001−346395号公報
歯科用駆動力発生装置やハンドピースに、コネクタなどの被接続部に接続される接続端子が設けられ、この接続端子を介し、歯科用駆動力発生装置やハンドピースへの電力供給や、歯科用駆動力発生装置やハンドピースから外部機器への信号送信などが行われることがある。
本発明の目的は、被接続部に接続される接続端子を有した歯科用駆動力発生装置やハンドピースの小型化を図ることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される歯科用駆動力発生装置は、被接続部に接続され、歯科用工具の駆動に用いられる回転駆動力を発生する歯科用駆動力発生装置であって、一端および他端を有し、前記歯科用駆動力発生装置が前記被接続部に接続される際、当該一端を先頭として当該被接続部に向かう筒状部材と、前記筒状部材が前記被接続部に向かって進行していく際の進行方向において、当該筒状部材の前記一端よりも下流側に配置され、当該被接続部側に接続される棒状の接続端子と、前記筒状部材内に収められ、回転駆動力を生じさせる回転体と、前記回転体の回転に使用される電子部品と、前記筒状部材の外側に且つ当該筒状部材を取り囲むように形成され、前記電子部品が接続される基板と、前記接続端子の径よりも小さい径で形成され、前記基板と当該接続端子とを接続する電線と、を備える歯科用駆動力発生装置である。
ここで、前記被接続部側から供給されてきた供給物が通る管と、前記管の端部が挿入される挿入部が形成された突出部と、を更に備え、前記基板は、前記突出部によって位置決めされていることを特徴とすることができる。この場合、基板の位置決めのための専用の位置決め部を省略でき、歯科用駆動力発生装置をより小型にすることが可能となる。
また、前記基板は、環状に形成され、中心孔を有するとともに、当該中心孔に面する内周縁と当該内周縁よりも外側に位置する外周縁とを備え、さらに、当該内周縁と当該外周縁との間に、空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とすることができる。この場合、基板を挟んで相対する二つの領域のうちの一方の領域側から他方の領域側へ空気を流すことできるようになる。
また、前記筒状部材と前記回転体との間に空気を供給する供給手段を更に備えることを特徴とすることができる。この場合、筒状部材と回転体と間に空気を供給しない場合に比べ、回転体をより円滑に回転させることができるようになる。
また、本発明をハンドピースとして捉えた場合、本発明が適用されるハンドピースは、被接続部に接続され、歯科用工具が取り付けられ、操作者により操作されるハンドピースであって、一端および他端を有し、前記ハンドピースが前記被接続部に接続される際、当該一端を先頭として当該被接続部に向かう筒状部材と、前記筒状部材が前記被接続部に向かって進行していく際の進行方向において、当該筒状部材の前記一端よりも下流側に配置され、当該被接続部側に接続される棒状の接続端子と、前記筒状部材内に収められ、回転駆動力を生じさせる回転体と、前記回転体の回転に使用される電子部品と、前記筒状部材の外側に且つ当該筒状部材を取り囲むように形成され、前記電子部品が接続される基板と、前記接続端子の径よりも小さい径で形成され、前記基板と当該接続端子とを接続する電線と、を備えるハンドピースである。
本発明によれば、被接続部に接続される接続端子を有した歯科用駆動力発生装置やハンドピースの小型化を図ることができる。
歯科用切削装置の全体構成図である。 モータユニットおよびコネクタを説明するための図である。 モータユニットの構造を説明する断面図である。 モータユニットの軸方向と直交する面における断面図である。 スリーブ、電機子コイル、ホール素子、基板、円盤状部材等を示した図である。 円盤状部材、基板、水用移送管、空気用移送管を組み付ける前の状態を示した斜視図である。 (A)、(B)は、歯科用切削装置の製造段階における円盤状部材等を示した図である。 円盤状部材を上面側から眺めた場合の図である。 基板の上面図である。 基板上に形成された配線を説明するための図である。 基板等の比較例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、歯科用切削装置の全体構成図である。
本実施形態の歯科用切削装置1には、切削用工具(ドリル)101が取り付けられ、歯科医師などの操作者により操作されるハンドピース100が設けられている。また、ハンドピース100に回転駆動力を与えるモータユニット200が設けられている。さらに、電線、信号線、給水用のチューブ、圧縮空気供給用のチューブが内部に収容された収容管300が設けられている。また、収容管300とモータユニット200との接続に用いられるコネクタ400が設けられている。
図2は、モータユニット200およびコネクタ400を説明するための図である。なお、図2(A)は、モータユニット200とコネクタ400との接続を解除した状態を示し、図2(B)は、モータユニット200とコネクタ400とを接続した状態を示している。
歯科用駆動力発生装置の一例としてのモータユニット200には、同図(A)に示すように、回転駆動力を発生するモータユニット本体210が設けられている。さらに、モータユニット200の一方の端部(図中、左端部)には、ハンドピース100(図1参照)に挿入され、ハンドピース100とモータユニット本体210とを接続する接続部材220が設けられている。
さらに、モータユニット200の他方の端部(図中、右端部)には、円筒状に形成され、被接続部の一例としてのコネクタ400へ接続される接続部230が設けられている。さらに、モータユニット200には、モータユニット本体210の図中左端部を覆う外装カバー240が設けられている。
一方、コネクタ400側には、同図(A)に示すように、円柱状に形成され、円筒状に形成された上記接続部230の内部に挿入される挿入部410が設けられている。さらに、コネクタ400には、挿入部410よりも外側に配置され、且つ、挿入部410の外周面との間に間隙を有した状態で配置された筒状部材420が設けられている。なお、この筒状部材420は、円筒状に形成されている。また、筒状部材420は、図2(B)に示すように、モータユニット200に対してコネクタ400が接続された際に、接続部230(図2(A)参照)の外側に配置される。
図3は、モータユニット200の構造を説明する断面図である。
モータユニット200には、上記のとおり、回転駆動力を発生するモータユニット本体210が設けられている。さらに、モータユニット200の図中左端部には、ハンドピース100(図1参照)とモータユニット本体210との接続に用いられる接続部材220が設けられている。
モータユニット本体210には、円筒状に形成された外側ケース251が設けられている。さらに、モータユニット本体210の図中右端部且つ外側ケース251の内部には、円盤状部材252が設けられている。なお、この円盤状部材252の径方向における中央部には、貫通孔252Aが形成されている。さらに、円盤状部材252の外周面と外側ケース251の内周面との間には、Oリング253が設けられている。
ここで、円盤状部材252の図中右側面には、棒状に形成され接続端子として機能する複数のコネクタピン80が設けられている。なお、図3では、図を見やすくするため、コネクタピン80を1本のみ図示している。また、図2(A)にて示したコネクタ400の挿入部410の図中左端面には、このコネクタピン80が挿入されるピン受け入れ孔(不図示)が形成されている。
本実施形態では、コネクタピン80およびピン受け入れ孔が用いられることで、収容管300(図1参照)により送られてきた電力、制御信号、水、圧縮空気が、モータユニット200に供給される。また、モータユニット200からの出力信号が、外部の制御装置(不図示)に送られる。
また、図3に示すように、外側ケース251には、図中左端部に、外側ケース251の内周面から外側ケース251の径方向における中央部側に向かって突出し、さらに、環状に形成され、外側ケース251の周方向に沿うように設けられた環状突出部254が設けられている。そして、本実施形態では、この環状突出部254と円盤状部材252との間に、モータ室255が形成された構成となっている。
モータ室255内には、外側ケース251の軸方向に沿って配置された回転軸256Aが設けられている。この回転軸256Aは、接続部材220から円盤状部材252にかけて設けられ、一端が、接続部材220に形成された貫通孔220Aに挿入されている。また、他端が、円盤状部材252に形成された貫通孔252Aに挿入されている。
なお、接続部材220に形成された貫通孔220Aの内周面と回転軸256Aの外周面との間、および、円盤状部材252に形成された貫通孔252Aの内周面と回転軸256Aの外周面との間には、間隙が形成されており、本実施形態では、接続部材220および円盤状部材252に対して回転軸256Aが接触しない状態で、回転軸256Aが回転するようになっている。
また、回転軸256Aに対しては、回転軸256Aの図中左端部側に第1ブッシュ256Bが取り付けられ、回転軸256Aの図中右端部側に第2ブッシュ256Cが取り付けられている。第1ブッシュ256Bおよび第2ブッシュ256Cの各々は、貫通孔を有し且つ円盤状に形成され、さらに、この貫通孔に回転軸256Aが通された状態となっている。なお、第1ブッシュ256Bおよび第2ブッシュ256Cの各々は、界磁マグネット256Dの軸方向への磁束の漏洩を防止するために、磁性体によって形成されている。
界磁マグネット256Dは、回転軸256Aの周囲に設けられている。また、界磁マグネット256Dは、図4(モータユニット200の軸方向と直交する面における断面図)に示すように、4個の永久磁石片14によって構成されている。ここで、この4個の永久磁石片14は、隣接する磁極が互いに異極同士となるに交互に配置された状態となっている。
さらに、本実施形態では、図3に示すように、界磁マグネット256Dの外側に、円筒状に形成され、炭化珪素焼結体等のセラミックス材料によって形成された筒状カバー256Eが設けられている。ここで、この筒状カバー256Eは、その一端が、第1ブッシュ256Bにより内側から支持され、また、他端が、第2ブッシュ256Cにより内側から支持された状態となっている。
また、本実施形態では、第1ブッシュ256Bの左側面に、環状(リング状)に形成された第1ロータ側マグネット256Fが取り付けられている。さらに、この第1ロータ側マグネット256Fの対向位置には、第1本体側マグネット257Aが取り付けられている。この第1本体側マグネット257Aは、接続部材220の根元の部分に固定されている。なお、第1ロータ側マグネット256Fおよび第1本体側マグネット257Aは、同じ磁極が互いに向き合うように配置されている。この結果、本実施形態では、磁気的な反発力によって、第1ロータ側マグネット256Fと第1本体側マグネット257Aとが離間した状態となる。
さらに、第2ブッシュ256Cの右側面にも、環状(リング状)に形成された第2ロータ側マグネット256Gが取り付けられ、また、この第2ロータ側マグネット256Gの対向位置には、第2本体側マグネット257Bが取り付けられている。この第2本体側マグネット257Bは、円盤状部材252に固定されている。ここで、第2ロータ側マグネット256Gおよび第2本体側マグネット257Bにおいても、同じ磁極が互いに向き合うように配置されている。この結果、この場合も、第2ロータ側マグネット256Gと第2本体側マグネット257Bとが、磁気的な反発力によって、離間した状態となる。
ここで、本実施形態では、上記にて説明した回転軸256A、第1ブッシュ256B、第2ブッシュ256C、界磁マグネット256D、筒状カバー256E、第1ロータ側マグネット256F、および、第2ロータ側マグネット256Gによって、回転体として機能する回転ロータ256が構成され、この回転ロータ256が回転することで、図1にて示したハンドピース100へ供給される回転駆動力が発生する。
モータユニット本体210についてさらに説明する。
筒状カバー256Eの外側(回転ロータ256の外側)には、筒状部材の一例としてのスリーブ258が設けられている。このスリーブ258は、円筒状に形成されている。また、スリーブ258は、炭化珪素焼結体等のセラミックス材料により形成されている。なお、炭化珪素焼結体以外にも、例えばアルミナ、窒化珪素、サイアロン等のようなセラミック焼結体を材料として用いてもよい。
ここで、本実施形態では、円盤状部材252に形成された円形の凹部に対してスリーブ258の図中右端部が嵌め込まれ、さらに、外側ケース251の内側に形成された環状突出部254の内側に対してスリーブ258の図中左端部が嵌め込まれた構成となっている。
さらに、本実施形態では、外側ケース251の内側にヨーク259が設けられるとともに、ヨーク259とスリーブ258との間には、空間260が形成されている。
さらに、スリーブ258には、空間260側と回転ロータ256側とをつなぐ複数のスリーブ通気孔258Aが形成されている。
なお、このスリーブ通気孔258Aは、回転ロータ256の回転方向(周方向)において120°おきに配置されている。また、スリーブ通気孔258Aは、合計で6個設けられており、図中左側に、3個のスリーブ通気孔258Aが120°おきにずらされた状態で設けられ、図中右側に、同じく3個のスリーブ通気孔258Aが120°おきにずらされた状態で設けられている。
また、円盤状部材252には、収容管300(図1参照)によって送られてきた圧縮空気を、空間260へ導く空気導入路261が形成されている。
ここで、空気導入路261により空間260に供給された空気は、スリーブ通気孔258Aを通り、回転ロータ256とスリーブ258との間の隙間に入る。これにより、本実施形態では、回転ロータ256の外周面とスリーブ258の内周面との接触が抑制され、回転ロータ256の回転がより円滑になされるようになる。
また、スリーブ258の外周面には、3個の電機子コイル262が取り付けられている。電子部品の一例としてのこの電機子コイル262は、スリーブ258の周方向において等間隔で配置(120°おきに配置)されている。さらに、スリーブ258の外周面には、電子部品の他の一例としてのホール素子(図3では不図示)が設けられている。さらに、本実施形態では、円盤状部材252の図中左側に、電機子コイル262、ホール素子に対して電気的に接続された基板81が設けられている。
ホール素子は、電機子コイル262と同様に、3個設けられている。また、この3個のホール素子は、スリーブ258の周方向において120°おきに配置されている。各ホール素子は、回転ロータ256を構成している各永久磁石片14が回転するときの磁極の変化を検出する。
本実施形態では、この検出結果に基づいて、不図示の制御装置(歯科用切削装置1とは別に設けられた制御装置)が、電機子コイル262への通電量を制御する。これにより、各電機子コイル262によって順次発生される磁界と、回転ロータ256の界磁マグネット256D(永久磁石片14)との相互作用によって、回転ロータ256が回転する。
次に、図1を参照し、ハンドピース100の構成を説明する。ハンドピース100は、図3にて示した接続部材220の先端部側がハンドピース100の内部に挿入されることで、モータユニット200側に固定される。ハンドピース100は、断面の形状が円形となるように形成され、さらに、図1に示すように、先端に向かうに従い径が小さくなる先細り形状で形成されている。さらに、図示は省略するが、ハンドピース100の内部には、ハンドピース100の軸方向に沿って配置された駆動力伝達シャフトが設けられている。
ここで、この駆動力伝達シャフトは、ハンドピース100に対してモータユニット200が取り付けられた際に、接続部材220(図3参照)に形成された貫通孔220Aの内部に入り込み、貫通孔220A内に位置する回転軸256Aに連結される。なお、駆動力伝達シャフトおよび回転軸256Aの各々には、カップリング(継手)が取り付けられており、駆動力伝達シャフトと回転軸256Aとの連結は、このカップリングにより行われる。
さらに、駆動力伝達シャフトは、ハンドピース100の先端に取り付けられた切削用工具(ドリル)101(図1参照)にも接続されている。これにより、本実施形態では、モータユニット200にて発生した回転駆動力が切削用工具101に伝達されるようになり、切削用工具101の回転駆動が行われるようになる。なお、ハンドピース100には、その先端部に、水を噴出する水噴出口、圧縮空気が噴出する空気噴出口、光を出射する光出射部が設けられている。
ここで、上記では説明を省略したが、モータユニット200の空間260(図3参照)には、コネクタ400側から送られてきた電力を、後述するLED263に供給する電線が配置されている。さらに、この空間260には、コネクタ400側から送られてきた水、圧縮空気を、ハンドピース100へ移送するための移送管(詳細は後述)が設けられている。
なお、本実施形態では、接続部材220のうちのハンドピース100に挿入される部分に、二つの開口(不図示)が形成されており、移送管により送られてきた水、圧縮空気は、この二つの開口を通じて、ハンドピース100側に供給される。そして、ハンドピース100側に供給された水、圧縮空気は、ハンドピース100内を通り、上記水噴出口、空気噴出口まで移動する。
また、本実施形態では、図3に示すように、モータユニット200に光源としてのLED263が設けられているとともに、ハンドピース100内には、光ファイバ(不図示)が設けられている。LED263から出射された光は、この光ファイバを経由し上記光出射部に到達する。
歯科用切削装置1の動作を説明する。
歯科用切削装置1が使用される際には、各電機子コイル262(図3参照)に通電が行われ、回転ロータ256が回転を開始する。なお、このとき、回転ロータ256は、第1本体側マグネット257Aおよび第2本体側マグネット257Bから浮いた状態にある。また、供給手段の一部として機能するスリーブ通気孔258Aなどによって、回転ロータ256とスリーブ258との間には圧縮空気が供給され、回転ロータ256とスリーブ258とは非接触の状態となる。そして、回転ロータ256が回転すると、回転軸256A、駆動力伝達シャフトを介して切削用工具101(図1参照)に回転駆動力が伝達され、切削用工具101が周方向に回転する。
ここで、本実施形態の歯科用切削装置1では、上記のとおり、回転ロータ256の支持を、磁力(第1ロータ側マグネット256F(図3参照)等にて発生する磁力)および空気(回転ロータ256とスリーブ258との間に供給される空気)により行っている。これにより、本実施形態の歯科用切削装置1は、機械的なベアリング構造を用いずにすみ、高温、高湿度下で滅菌を行うオートクレーブ滅菌を行えるようになっている。
次に、スリーブ258の外周面側の構造について詳細に説明する。
図5は、スリーブ258、電機子コイル262、ホール素子90、基板81、円盤状部材252等を示した図である。付言すると、図5は、図3にて示したモータユニット200における外側ケース251、接続部材220等を取り外した状態を示している。
本実施形態では、図5に示すように、また、上記にて説明したように、スリーブ258の外周面に電機子コイル262が取り付けられている。なお、この取り付けは、接着により行われている。さらに、本実施形態では、円盤状部材252の図中上方に、基板81が設けられている。ここで、この基板81は、円環状に形成され、スリーブ258の外側に且つスリーブ258を取り囲むように配置されている。
さらに、本実施形態では、基板81に対しホール素子90が取り付けられている。具体的に説明すると、ホール素子90には、電源接続端子31a、アース端子31b、信号端子31cの3つの端子が設けられており、この3つの端子が、基板81に形成された端子挿入孔81Eに挿入されることで、基板81へのホール素子90の取り付けが行われている。なお、ホール素子90の各々は、電機子コイル262と基板81との間に配置される。
さらに、本実施形態では、コネクタ400(図1参照)側から供給されてきた水を、ハンドピース100側へ移送するための水用移送管82、コネクタ400側から供給されてきた空気を、ハンドピース100側へ移送するための空気用移送管83が設けられている。
図6は、円盤状部材252、基板81、水用移送管82、空気用移送管83を組み付ける前の状態を示した斜視図である。
同図に示すように、円盤状部材252の上面91には、円柱状に形成されこの上面91から上方に向かって突出した第1突出部92が設けられている。第1突出部92には、図中上下方向に沿って形成された貫通孔92Aが形成されており、本実施形態では、この貫通孔92A内に、水用移送管82が挿入される。ここで、この貫通孔92Aは、水用移送管82が挿入される挿入部として機能している。本実施形態では、貫通孔92Aを介し、コネクタ400側から水用移送管82へ水が供給される。
一方、基板81には、第1突出部92の外径よりも大きい内径を有して形成された第1貫通孔81Aが形成されており、基板81が円盤状部材252の上に載せられる際に、この第1貫通孔81A内に、第1突出部92が挿入される。これにより、本実施形態では、円盤状部材252に対する基板81の移動が規制されるようになる。付言すると、スリーブ258の周方向における基板81の回転が規制されるようになる。
なお、空気用移送管83が円盤状部材252に取り付けられる部分にも、突出部93(以下、「第2突出部93」と称する)が形成され、本実施形態では、第2突出部93に形成された貫通孔93Aに対して空気用移送管83が挿入される。また、第2突出部93が、基板81に形成された第2貫通孔81Bに挿入され、この挿入によっても、円盤状部材252に対する基板81の移動が規制される。
図7(A)、(B)は、歯科用切削装置1の製造段階(組み立て段階)における円盤状部材252等を示した図である。
歯科用切削装置1の製造段階では、図7(A)に示す状態を経る。この図7(A)に示す状態では、同図に示すように、複数のコネクタピン80が円盤状部材252の下面98から突出した状態で配置される。また、円盤状部材252の上面91からは複数本の電線88が突出した状態で配置される。ここで、下面98側に位置するコネクタピン80と、上面91側に位置する電線88とは接続されている。
なお、本実施形態では、円盤状部材252の上面91から突出した電線88が、基板81(図7では不図示)上に形成された金属端子(不図示)に対して半田により固定される。さらに、基板81には、配線(後述)が形成されており、この配線を介し、この金属端子とホール素子90とが接続されている。また、配線を介し、金属端子と電機子コイル262とが接続されている。
これにより、本実施形態では、ホール素子90および電機子コイル262への通電(給電)が可能になっている。また、ホール素子90からの出力信号を、外部の制御装置へ送信可能となっている。なお、本実施形態では、金属端子への電線88の固定後、電線88の余った部分をカットする。
さらに、本実施形態では、図7(B)に示すように、コネクタピン80の周囲に樹脂製の絶縁ブッシュ84が取り付けられている。また、円盤状部材252には、円盤状部材252の厚み方向に沿う貫通孔252Dが複数形成されている。本実施形態では、この貫通孔252Dに対して絶縁ブッシュ84が圧入されることで、円盤状部材252に対しコネクタピン80が固定される。
図8は、円盤状部材252を上面91側から眺めた場合の図である。なお、図8では、図6にて示した第1突出部92および第2突出部93の図示を省略し、また、図7にて示した電線88の図示も省略している。
図8に示すとおり、また、上記にて説明したとおり、円盤状部材252には、円盤状部材252の厚み方向に沿う貫通孔252Dが複数形成されている。ここで、複数設けられているこの貫通孔252Dは、同図に示すように、円盤状部材252の周縁に沿って並んだ状態で配置されている。
さらに、本実施形態では、円盤状部材252の径方向における中心部に、スリーブ258(図3参照)が挿入される円形の凹部252E(図3も参照)が形成されている。そして、本実施形態では、円盤状部材252の上面91であって、この円形の凹部252Eの周囲に位置する部分に、貫通孔252Dが形成されている。なお、図3にも示すとおり、凹部252Eの底には、第2本体側マグネット257Bが配置されている。
図9は、基板81の上面図である。
図9に示すとおり、また、上記にて説明したとおり、基板81には、第1突出部92(図6参照)が挿入される第1貫通孔81Aが形成されている。また、第2突出部93(図6参照)が挿入される第2貫通孔81Bが形成されている。さらに、本実施形態では、空気導入路261(図3参照)を通って供給されてきた空気を、モータ室255(図3参照)側へ移動させる第3貫通孔81Cが形成されている。
ここで、基板81は、環状に形成され、中心孔81Gを有するとともに、この中心孔81Gに面する内周縁81Hと、内周縁81Hよりも外側に位置する外周縁81Jとを備えている。そして、本実施形態では、この内周縁81Hと外周縁81Jとの間に、第1貫通孔81A〜第3貫通孔81Cが形成されている。
さらに、本実施形態では、ホール素子90の取り付けが行われる被取り付け部61が3箇所設けられ、被取り付け部61の各々には、ホール素子90が有する上記3本の端子(電源接続端子31a、アース端子31b、信号端子31c(図5参照))が挿入される端子挿入孔81Eが形成されている。
また、基板81には、上記にて説明した電線88(図7参照)を通すための第1電線用貫通孔41〜第10電線用貫通孔50が形成されている。
ここで、第1電線用貫通孔41〜第3電線用貫通孔43は、3個のホール素子90の各々に対応するように設けられ、第1電線用貫通孔41〜第3電線用貫通孔43の各々には、各ホール素子90からの出力信号を外部へ出力するための電線88が通される。
また、基板81上には、ホール素子90への電力の供給に用いられる電線88が通される第4電線用貫通孔44および第5電線用貫通孔45が形成されている。
ここで、第4電線用貫通孔44を通った電線88は、基板81上に形成された接続配線(図9では不図示)を介し、各ホール素子90が有する電源接続端子31a(図5参照)に接続される。また、第5電線用貫通孔45を通った電線88は、基板81上に形成された接続配線を介し、各ホール素子90が有するアース端子31bに接続される。これにより、本実施形態では、3つのホール素子90の各々へ電力が供給されるようになる。
また、基板81上には、3個の電機子コイル262の各々に対応するように設けられ、電機子コイル262への通電(給電)に用いられる電線88が通される第6電線用貫通孔46〜第8電線用貫通孔48が形成されている。
ここで、第6電線用貫通孔46〜第8電線用貫通孔48の各々を通り基板81の上面側へ達した電線88は、電機子コイル262の一端部に接続される。
また、図9では図示を省略するが、基板81上には、3個設けられた電機子コイル262の各々が有する他端部(中性点)が接続される接続配線が設けられている。
さらに、本実施形態では、LED263(図3参照)への給電に用いられる電線が通される第9電線用貫通孔49および第10電線用貫通孔50が、基板81上に形成されている。
図10は、基板81上に形成された配線を説明するための図である。
同図に示すように、基板81上には、各ホール素子90が有する電源接続端子31aが接続される第1接続配線21が形成されている。第1接続配線21には、第4電線用貫通孔44を通された電線88が接続され、各ホール素子90が有する電源接続端子31aは、不図示の電源の陽極に接続される。
また、基板81上には、各ホール素子90が有するアース端子31bが接続される第2接続配線22が形成されている。第2接続配線22には、第5電線用貫通孔45を通された電線88が接続され、各ホール素子90が有するアース端子31bは、不図示の電源の陰極に接続される。
さらに、基板81上には、各ホール素子90が有する信号端子31cが接続される第3接続配線23〜第5接続配線25が設けられている。ここで、第3接続配線23は、第3電線用貫通孔43を通された電線88に接続され、第4接続配線24は、第2電線用貫通孔42を通された電線88に接続され、第5接続配線25は、第1電線用貫通孔41を通された電線88に接続されている。これにより、各ホール素子90からの出力信号が外部の制御装置へ送られるようになる。
また、基板81上には、3個の電機子コイル262の各々に対応するように第6接続配線26〜第8接続配線28が設けられている。
第6接続配線26は、第6電線用貫通孔46を通された電線88に接続され、第7接続配線27は、第7電線用貫通孔47を通された電線88に接続され、第8接続配線28は、第8電線用貫通孔48を通された電線88に接続されている。
さらに、本実施形態の基板81には、電機子コイル262の他端部(中性点)を互いに接続する第9接続配線29が設けられている。
ところで、上記にて説明した、第1接続配線21〜第9接続配線29は、スリーブ258の外周面に対し、且つ、金属膜を直接形成するいわゆるメタライズを用いて形成することもできる。なお、この場合、各電機子コイル262の一端部および他端部、および、各ホール素子90が有する上記3つの端子は、スリーブ258の外周面上に形成した接続配線に接続される。
ここで、メタライズの具体的な手法としては次の手法を挙げることができる。
まず、白金粒子に熱硬化性樹脂及び分散剤を配合・混練してなる導電性金属ペーストを作製する。次いで、導電性金属ペーストを、スリーブ258の外周面上にスクリーン印刷する。その後、焼成炉内において加熱することにより外周面上の導電性金属ペーストを焼き付ける。これにより、第1接続配線21〜第9接続配線29が、スリーブ258の外周面上に形成される。
ところで、メタライズによって第1接続配線21〜第9接続配線29を形成する場合、工程の数が多く、製造コストが増加しやすい。特に上記では、白金を使用するために、製造コストが高くなる。一方で、本実施形態のように、第1接続配線21〜第9接続配線29を基板81上に形成する場合は、メタライズに比べ製造コストが低下する。
また、メタライズによって、第1接続配線21〜第9接続配線29をスリーブ258の外周面上に形成する場合、第1接続配線21〜第9接続配線29の各々は、露出した状態となる。この場合、例えば、電機子コイル262が第1接続配線21〜第9接続配線29の何れかの接続配線に接したりし、電気的な絶縁を確保しにくくなる。一方で、本実施形態では、スリーブ258上に接続配線が形成されていないため、電機子コイル262と接続配線との接触を避けられるようになり、絶縁を確保しやすくなる。
図11は、基板81等の比較例を示した図である。
図11に示す比較例では、コネクタピン80を基板81に対して直接取り付けた構成となっている。また、この比較例では、円盤状部材252に形成した貫通孔252Dに、コネクタピン80を通し、円盤状部材252の下面98側にコネクタピン80を突出させる。
ところで、一般的に基板81の寸法精度はそれほど高くなく、基板81に対してコネクタピン80を直接取り付けてしまうと、コネクタピン80の配置精度が低いものとなる。そして、この場合、コネクタピン80が貫通孔252Dに入らなくなるなどの不具合が起こりうる。特にコネクタピン80の数が多い場合には、この不具合が起こりやすくなる。
なお、貫通孔252Dの径を大きくすれば、この不具合は起こりにくくなり、コネクタピン80が貫通孔252D内に入るようになる。しかしながら、今度は、コネクタ400の挿入部410(図2(A)参照)に形成されたピン受け入れ孔に、コネクタピン80が入らないという事態が起こりうる。また、本実施形態のように、圧縮空気をモータユニット200内に供給する構成である場合、貫通孔252Dの径を大きくしてしまうと、貫通孔252Dを通じて外部へ空気が漏れ出しやすくなる。
一方で、本実施形態では、コネクタピン80を基板81ではなく、金属製の円盤状部材252に固定する。この場合、円盤状部材252を精度よく作製したうえで、この円盤状部材252に対してコネクタピン80を固定するようにすれば、コネクタピン80の配置精度が高まるようになる。
さらに、本実施形態では、コネクタピン80と基板81の間に、柔軟性を有する電線88を配置し、この電線88で、コネクタピン80と基板81との接続を行っている。これにより、精度が出にくい基板81と、精度良く配置したコネクタピン80との接続を可能にしている。
また、コネクタピン80を基板81に対して直接取り付ける構成では、基板81の外径が大きくなり、これに伴いモータユニット200の外径が大きくなる。ここで、コネクタピン80は、上記にて説明した電線88よりも外径が大きく、電線88に替えてコネクタピン80を設置する場合、コネクタピン80の外径が大きい分だけ、基板81も大型化する。そしてこの場合、モータユニット200の外径も大きくなる。
特に本実施形態では、通常の歯科用切削装置1(空気軸受けではなく機械的な軸受けを用いた歯科用切削装置1)には設けられていないスリーブ258が設けられており、スリーブ258の分だけ、モータユニット200の径は大きくなっている。このような状況下において、コネクタピン80を基板81に取り付けてしまうと、スリーブ258の外側に、径が拡大化された基板81がさらに配置される形となり、モータユニット200の径が大きくなってしまう。
一方で、本実施形態の構成では、電線88を基板81に取り付ける構成となっており、基板81にコネクタピン80を取り付ける場合に比べ、基板81の径を小さくできるようになる。そして、この場合は、モータユニット200の径も小さくできるようになる。
なお、本実施形態のように円盤状部材252の下面98にコネクタピン80を取り付けた場合(図7(A)参照)、この下面98の部分の径が拡大する懸念があるが、円盤状部材252の下面98側には、スリーブ258のような部材が設けられておらず(図7(B)参照)、コネクタピン80は、円盤状部材252の径方向における中央部側に寄せることができる。そして、この場合、円盤状部材252の下面98の径の拡大化を抑制できるようになる。
さらに説明すると、本実施形態では、図3等にて示すように、スリーブ258の外周面に対峙する箇所とは外れた箇所に、コネクタピン80を設けた構成としている。付言すると、本実施形態では、スリーブ258の軸方向と直交する方向に向けて且つこの軸方向に沿う投影面に向けて、スリーブ258およびコネクタピン80を投影した場合に、スリーブ258とコネクタピン80とが重ならないようになっている。
さらに説明すると、本実施形態では、コネクタ400へモータユニット200を接続する際、スリーブ258が図3における矢印3A方向に向かって進行していくが、この進行方向において、スリーブ258の位置とコネクタピン80の位置とがずれている。
詳細には、この進行方向において、コネクタピン80の方がスリーブ258よりも下流側に配置されている。さらに説明すると、スリーブ258は、図3に示すように、一端258Eおよび他端258Fを有し、コネクタ400へモータユニット200が接続される際、この一端258Eが先頭となってコネクタ400側へ向かうが、この際、コネクタピン80は、スリーブ258のこの一端258Eよりも下流側に位置している。
ここで、基板81にコネクタピン80を直接取り付けた場合(図11の比較例の場合)、スリーブ258の外周面に対峙する箇所に、コネクタピン80が配置されるようになる。かかる場合、コネクタピン80が太いために、コネクタピン80が設けられている箇所において、モータユニット200の径が拡大化する。付言すると、上記では、基板81の部分において径が拡大化する点を説明したが、基板81以外の部分でも径の拡大化が起こる。
一方で、本実施形態では、上記のように、スリーブ258の外周面に対峙する箇所とは外れた箇所に、コネクタピン80を設けた構成としている。そして、本実施形態では、スリーブ258の外周面に対峙する箇所には、コネクタピン80よりも径の小さい電線88を配置している。これにより、モータユニット200の径の拡大化が抑制される。付言すると、本実施形態では、径の拡大化を招くコネクタピン80を、スリーブ258の外周面に対峙する箇所とは外れた箇所に配置し、その代わりに、径の小さい電線88を設け、モータユニット200の径の拡大化を抑制している。
(その他)
上記では、ハンドピース100とモータユニット200とが別体となった構成例を説明したが、モータユニット200に相当する部分を省略し、ハンドピース100内に、モータ(モータユニット200が有している上記構成)を設けるようにしてもよい。
また、上記では、オートクレーブ滅菌に対応できる歯科用切削装置1について説明したが、オートクレーブ滅菌に対応していない歯科用切削装置1(機械的な軸受けによって回転ロータを支持している歯科用切削装置1)に対しても、上記にて説明した各実施形態を適用することができる。
80…コネクタピン、81…基板、81C…第3貫通孔、81G…中心孔、81H…内周縁、81J…外周縁、82…水用移送管、83…空気用移送管、88…電線、90…ホール素子、92…第1突出部、92A…貫通孔、100…ハンドピース、101…切削用工具(ドリル)、200…モータユニット、256…回転ロータ、258…スリーブ、258A…スリーブ通気孔、258E…一端、258F…他端、262…電機子コイル、400…コネクタ

Claims (5)

  1. 被接続部に接続され、歯科用工具の駆動に用いられる回転駆動力を発生する歯科用駆動力発生装置であって、
    一端および他端を有し、前記歯科用駆動力発生装置が前記被接続部に接続される際、当該一端を先頭として当該被接続部に向かう筒状部材と、
    前記筒状部材が前記被接続部に向かって進行していく際の進行方向において、当該筒状部材の前記一端よりも下流側に配置され、当該被接続部側に接続される棒状の接続端子と、
    前記筒状部材内に収められ、回転駆動力を生じさせる回転体と、
    前記回転体の回転に使用される電子部品と、
    前記筒状部材の外側に且つ当該筒状部材を取り囲むように形成され、前記電子部品が接続される基板と、
    前記接続端子の径よりも小さい径で形成され、前記基板と当該接続端子とを接続する電線と、
    を備える歯科用駆動力発生装置。
  2. 前記被接続部側から供給されてきた供給物が通る管と、
    前記管の端部が挿入される挿入部が形成された突出部と、
    を更に備え、
    前記基板は、前記突出部によって位置決めされていることを特徴とする請求項1に記載の歯科用駆動力発生装置。
  3. 前記基板は、環状に形成され、中心孔を有するとともに、当該中心孔に面する内周縁と当該内周縁よりも外側に位置する外周縁とを備え、さらに、当該内周縁と当該外周縁との間に、空気を通す貫通孔を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用駆動力発生装置。
  4. 前記筒状部材と前記回転体との間に空気を供給する供給手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の歯科用駆動力発生装置。
  5. 被接続部に接続され、歯科用工具が取り付けられ、操作者により操作されるハンドピースであって、
    一端および他端を有し、前記ハンドピースが前記被接続部に接続される際、当該一端を先頭として当該被接続部に向かう筒状部材と、
    前記筒状部材が前記被接続部に向かって進行していく際の進行方向において、当該筒状部材の前記一端よりも下流側に配置され、当該被接続部側に接続される棒状の接続端子と、
    前記筒状部材内に収められ、回転駆動力を生じさせる回転体と、
    前記回転体の回転に使用される電子部品と、
    前記筒状部材の外側に且つ当該筒状部材を取り囲むように形成され、前記電子部品が接続される基板と、
    前記接続端子の径よりも小さい径で形成され、前記基板と当該接続端子とを接続する電線と、
    を備えるハンドピース。
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