JP2015192117A - Composition for forming organic semiconductor film of organic transistor, and pattern forming method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物に係り、特に、特定の有機半導体および特定の有機溶媒を含有する組成物に関する。
また、本発明は、上記組成物を用いたパターン形成方法にも関する。
The present invention relates to a composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor, and more particularly to a composition containing a specific organic semiconductor and a specific organic solvent.
The present invention also relates to a pattern forming method using the above composition.
軽量化、低コスト化、柔軟化が可能であることから、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイに用いられるFET(電界効果トランジスタ)、RFID(RFタグ)等に、有機半導体膜(有機半導体層)を有する有機トランジスタ(有機TFT)が利用されている。
有機半導体膜の作製方法としては、種々の方法が提案されている。例えば、特許文献1では、所定の有機溶媒を含む組成物を使用して有機層を製造する方法が開示されている。
Since it can be reduced in weight, cost, and flexibility, it has an organic semiconductor film (organic semiconductor layer) on FETs (field effect transistors), RFIDs (RF tags), etc. used in liquid crystal displays and organic EL displays. Organic transistors (organic TFTs) are used.
As a method for manufacturing the organic semiconductor film, various methods have been proposed. For example, Patent Document 1 discloses a method for producing an organic layer using a composition containing a predetermined organic solvent.
近年、有機トランジスタの性能向上の点では、有機半導体膜の移動度のより一層の向上が求められる。また、有機トランジスタの品質を向上する上では、ロット間における有機半導体膜の移動度のバラツキが少ないことが求められる。つまり、有機半導体膜においては、優れた移動度、および、移動度のバラツキが少ないことが求められる。
さらに、有機半導体膜を形成する際に使用される組成物は一定期間保管された後、使用されることがあり、その場合でも所望の移動を示す有機半導体膜が得られることが求められる。つまり、工業的な観点から、保存安定性に優れる組成物であることも求められている。
本発明者らは、特許文献1に記載の溶媒を用いて有機半導体膜を作製してその移動度および移動度のバラツキ、並びに、組成物の保存安定性を評価したところ、使用される有機半導体の種類によって得られる有機半導体膜の特性が大きく異なり、必ずしも特定の溶媒のみを使用すれば、所望の効果が得られるわけではない点を知見した。
In recent years, further improvement in the mobility of the organic semiconductor film is required in terms of improving the performance of the organic transistor. Moreover, in order to improve the quality of the organic transistor, it is required that the mobility of the organic semiconductor film varies between lots. That is, the organic semiconductor film is required to have excellent mobility and less mobility variation.
Furthermore, the composition used in forming the organic semiconductor film may be used after being stored for a certain period of time, and even in such a case, it is required to obtain an organic semiconductor film exhibiting a desired movement. That is, from the industrial viewpoint, the composition is also required to be excellent in storage stability.
The inventors of the present invention prepared an organic semiconductor film using the solvent described in Patent Document 1 and evaluated the mobility and mobility variation and the storage stability of the composition. It has been found that the characteristics of the organic semiconductor film obtained differ greatly depending on the kind of the organic semiconductor film, and that a desired effect cannot be obtained if only a specific solvent is used.
本発明は、上記実情に鑑みて、優れた移動度を示すと共に、サンプル間での移動度のバラツキが小さい有機半導体膜を製造することができ、保存安定性に優れる有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記組成物を用いたパターン形成方法を提供することも目的とする。
In view of the above circumstances, the present invention can produce an organic semiconductor film that exhibits excellent mobility and has small mobility variation between samples, and is excellent in storage stability. It is an object to provide a composition for use.
Another object of the present invention is to provide a pattern forming method using the above composition.
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、特定の有機半導体材料、および、特定の有機溶媒を選択することにより所望の効果が得られることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明者らは、以下の構成により上記課題が解決できることを見出した。 As a result of intensive studies on the above problems, the present inventors have found that a desired effect can be obtained by selecting a specific organic semiconductor material and a specific organic solvent, and have reached the present invention. That is, the present inventors have found that the above problem can be solved by the following configuration.
(1) 縮合多環芳香族基を有し、縮合多環芳香族基中の環数が4つ以上であり、縮合多環芳香族基中の少なくとも2つの環が、硫黄原子、窒素原子、セレン原子および酸素原子からなる群から選択される少なくとも1つの原子を含み、縮合多環芳香族基中の部分構造としてベンゼン環、ナフタレン環、および、フェナントレン環からなる群から選択される少なくともいずれか1つを含む有機半導体(A)(但し、部分構造としてアントラセン環は含まれない)と、
プロピオフェノンおよびブチロフェノンからなる群から選択される有機溶媒(B)とを含有する、有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(2) 有機半導体(A)中の環数が5〜6つである、(1)に記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(3) 縮合多環芳香族基中に少なくとも2つの複素環が含まれ、複素環中に2個のヘテロ原子が含まれる、(1)または(2)に記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(4) 縮合多環芳香族基が、硫黄原子、窒素原子、セレン原子および酸素原子からなる群から選択される少なくとも1つの原子を含む環と、ベンゼン環とが交互に縮合した基を有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(5) 縮合多環芳香族基が、3つのチオフェン環を含み、2つベンゼン環を含み、環数が5つである縮合多環芳香族基である、(1)〜(3)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(6) 有機半導体(A)が、後述する一般式(1)〜(16)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含む、(1)に記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(一般式(1)中、A1およびA2は、それぞれ独立に、S原子、O原子、またはSe原子を表し、R1〜R6は、それぞれ独立に、水素原子または置換基を表す。ただし、R1〜R6のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(W) −L−R
一般式(W)中、Lは下記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の下記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Rは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、または、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
一般式(L−1)〜(L−25)中、*はRとの結合位置を表し、波線部分はもう一方の結合位置を表す。なお、Lが一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が2つ以上結合した2価の連結基を表す場合、一方の連結基の*が、他方の連結基の波線部分と結合する。一般式(L−13)におけるmは4を表し、一般式(L−14)および(L−15)におけるmは3を表し、一般式(L−16)〜(L−20)におけるmは2を表し、(L−22)におけるmは6を表し、
一般式(L−1)、(L−2)、(L−6)および(L−13)〜(L−24)におけるR’はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、RNは水素原子または置換基を表し、Rsiはそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を表す。
一般式(2)中、X1およびX2は、それぞれ独立に、NR13、O原子またはS原子を表し、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R13は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアシル基を表し、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(3)中、Xはそれぞれ独立にS原子、O原子またはNR7を表し、Aはそれぞれ独立にCR8またはN原子を表す。R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(4)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表し、pおよびqはそれぞれ独立に0〜2の整数を表し、R1〜R10、RaおよびRbはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基を表し、かつ、R1〜R10、RaおよびRbのうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基であり、ただし、R5とR6のうち少なくとも一方が一般式(W)で表される置換基である場合はR5とR6が表す一般式(W)においてLは一般式(L−2)または(L−3)で表される2価の連結基である。
一般式(5)中、X1およびX2はそれぞれ独立にNR13、O原子またはS原子を表し、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R13は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、ただし、R1〜R8のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(6)中、X1〜X4はそれぞれ独立にNR7、O原子またはS原子を表し、R7は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、R1〜R6はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R6のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(7)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(8)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
一般式(9)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表し、R3、R4、およびR7〜R10は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、または一般式(W)で表される置換基を表す。R1、R2、R5、およびR6はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。
一般式(10)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表し、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNRxを表し、Rxはそれぞれ独立に水素原子または一般式(W)で表される置換基を表す。
一般式(11)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基である。
一般式(12)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基である。
一般式(13)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基をである。
一般式(14)中、X1、X2およびX3はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基である。
一般式(15)中、X1、X2、X3、およびX4はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R6およびR13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R6およびR13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基である。
一般式(16)中、X1、X2、X3、およびX4はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表す。R1〜R6およびR13は、それぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R6およびR13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基である。
(7) 有機半導体(A)が、後述する一般式(1)〜(9)、後述する一般式(14)、および一般式(15)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含む、(6)に記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(8) さらに、高分子化合物を含む、(1)〜(7)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(9) 粘度が3〜100mPa・sである、(1)〜(8)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(10) 粘度が5〜50mPa・sである、(1)〜(9)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(11) 粘度が9〜40mPa・sである、(1)〜(10)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(12) 高分子化合物の含有量が、組成物全質量に対して、0.4〜8.0質量%である、(8)〜(11)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(13) 高分子化合物の含有量が、組成物全質量に対して、0.7〜5.0質量%である、(8)〜(12)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(14) 高分子化合物の含有量が、組成物全質量に対して、1.0〜4.0質量%である、(8)〜(13)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(15) 高分子化合物の含有量が、組成物全質量に対して、1.0〜3.0質量%である、(8)〜(14)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(16) 有機半導体(A)の含有量が、組成物全質量に対して、0.1〜5.0質量%である、(1)〜(15)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(17) インクジェット印刷用またはフレキソ印刷用である、(1)〜(16)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(18) フレキソ印刷用である、(1)〜(17)のいずれかに記載の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。
(19) フレキソ印刷版として感光性樹脂版を用い、(18)に記載の組成物を基板上に印刷して、パターンを形成する、パターン形成方法。
(1) It has a condensed polycyclic aromatic group, the number of rings in the condensed polycyclic aromatic group is 4 or more, and at least two rings in the condensed polycyclic aromatic group are a sulfur atom, a nitrogen atom, At least one selected from the group consisting of a selenium atom and an oxygen atom, and at least one selected from the group consisting of a benzene ring, a naphthalene ring, and a phenanthrene ring as a partial structure in the condensed polycyclic aromatic group An organic semiconductor (A) including one (however, an anthracene ring is not included as a partial structure);
A composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor, comprising an organic solvent (B) selected from the group consisting of propiophenone and butyrophenone.
(2) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to (1), wherein the ring number in the organic semiconductor (A) is 5-6.
(3) Formation of an organic semiconductor film of an organic transistor according to (1) or (2), wherein the condensed polycyclic aromatic group includes at least two heterocycles, and the heterocycle includes two heteroatoms. Composition.
(4) The condensed polycyclic aromatic group has a group in which a ring containing at least one atom selected from the group consisting of a sulfur atom, a nitrogen atom, a selenium atom and an oxygen atom and a benzene ring are condensed alternately. (1) The composition for organic-semiconductor film formation of the organic transistor in any one of (3).
(5) Any of (1) to (3), wherein the condensed polycyclic aromatic group is a condensed polycyclic aromatic group containing three thiophene rings, two benzene rings, and five rings A composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to claim 1.
(6) The organic semiconductor of the organic transistor according to (1), wherein the organic semiconductor (A) includes at least one selected from the group consisting of compounds represented by the following general formulas (1) to (16). Film forming composition.
(In General Formula (1), A 1 and A 2 each independently represent an S atom, an O atom, or a Se atom, and R 1 to R 6 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. However, at least one of R 1 to R 6 is a substituent represented by the general formula (W).
Formula (W) -LR
In general formula (W), L is a divalent linking group represented by any one of the following general formulas (L-1) to (L-25) or two or more of the following general formulas (L-1) to (L -25) represents a divalent linking group to which the divalent linking group represented by any one is bonded, and R represents a substituted or unsubstituted alkyl group, cyano group, vinyl group, ethynyl group, oxyethylene group, oxy It represents an oligooxyethylene group, a siloxane group, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group, in which the repeating number v of ethylene units is 2 or more.
In general formulas (L-1) to (L-25), * represents the bonding position with R, and the wavy line represents the other bonding position. In addition, when L represents a divalent linking group in which two or more divalent linking groups represented by any of the general formulas (L-1) to (L-25) are bonded, * of one linking group Binds to the wavy line portion of the other linking group. M in the general formula (L-13) represents 4, m in the general formulas (L-14) and (L-15) represents 3, and m in the general formulas (L-16) to (L-20) represents 2 and m in (L-22) represents 6,
Formula (L-1), represents a (L-2), (L -6) and (L-13) ~ (L -24) R 'in each independently represents a hydrogen atom or a substituent, R N is hydrogen Represents an atom or a substituent, and R si each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group or an alkynyl group.
In general formula (2), X 1 and X 2 each independently represent NR 13 , O atom or S atom, A 1 represents CR 7 or N atom, and A 2 represents CR 8 or N atom. , R 13 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group or an acyl group, R 1 to R 8 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 has the general formula It is a substituent represented by (W).
In the general formula (3), each X independently represents an S atom, an O atom or NR 7, and each A independently represents a CR 8 or N atom. R 1 to R 8 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 is a substituent represented by the general formula (W).
In general formula (4), each X independently represents an O atom, S atom or Se atom, p and q each independently represents an integer of 0 to 2, and R 1 to R 10 , R a and R b are Each independently represents a hydrogen atom, a halogen atom or a substituent represented by the general formula (W), and at least one of R 1 to R 10 , R a and R b is represented by the general formula (W). that a substituent, provided that, R 5 and at least one of the L in the general formula (W) if a substituent represented by formula (W) represented by R 5 and R 6 formula of R 6 It is a bivalent coupling group represented by (L-2) or (L-3).
In the general formula (5), X 1 and X 2 each independently represent NR 13 , O atom or S atom, A 1 represents CR 7 or N atom, A 2 represents CR 8 or N atom, R 13 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group, an acyl group, an aryl group or a heteroaryl group, and R 1 to R 8 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, provided that R 1 to R 8 At least one of them is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (6), X 1 to X 4 each independently represent NR 7 , O atom or S atom, and R 7 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group, an acyl group, an aryl group or a heteroaryl. R 1 to R 6 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 6 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (7), X 1 each independently represents an S atom, O atom, Se atom or NR 9 , X 2 each independently represents an S atom, O atom or Se atom, and R 1 to R 9 are Each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 9 is a substituent represented by Formula (W).
In the general formula (8), X 1 each independently represents an S atom, O atom, Se atom or NR 9 , X 2 each independently represents an S atom, O atom or Se atom, and R 1 to R 9 are Each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 9 is a substituent represented by Formula (W).
In the general formula (9), each X independently represents an O atom, an S atom or a Se atom, and R 3 , R 4 and R 7 to R 10 are each independently a hydrogen atom, a halogen atom, or a general formula The substituent represented by (W) is represented. R 1 , R 2 , R 5 and R 6 each independently represents a hydrogen atom or a substituent.
In General Formula (10), R 1 to R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 represents a substituent represented by General Formula (W), X 1 and X 2 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR x , and R x each independently represents a hydrogen atom or a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (11), X 1 and X 2 are each independently a S atom, O atom, a Se atom or NR 13, R 1 ~R 13 independently represents a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ At least one of R 13 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (12), X 1 and X 2 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR 13 , R 1 to R 13 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and R 1 to At least one of R 13 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (13), X 1 and X 2 are each independently a S atom, O atom, a Se atom or NR 13, R 1 ~R 13 independently represents a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ At least one of R 13 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (14), X 1 , X 2 and X 3 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR 9 , and R 1 to R 9 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, At least one of R 1 to R 9 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (15), X 1 , X 2 , X 3 and X 4 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR 13 , and R 1 to R 6 and R 13 are each independently hydrogen. An atom or a substituent is represented, and at least one of R 1 to R 6 and R 13 is a substituent represented by the general formula (W).
In the general formula (16), X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom, or NR 13 . R 1 to R 6 and R 13 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 6 and R 13 is a substituent represented by the general formula (W).
(7) The organic semiconductor (A) is at least one selected from the group consisting of compounds represented by general formulas (1) to (9) described later, general formula (14) described later, and general formula (15). The composition for organic-semiconductor film formation of the organic transistor as described in (6) containing a seed | species.
(8) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (7), further comprising a polymer compound.
(9) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (8), wherein the viscosity is 3 to 100 mPa · s.
(10) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (9), wherein the viscosity is 5 to 50 mPa · s.
(11) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (10), wherein the viscosity is 9 to 40 mPa · s.
(12) The organic semiconductor film of the organic transistor according to any one of (8) to (11), wherein the content of the polymer compound is 0.4 to 8.0% by mass with respect to the total mass of the composition. Forming composition.
(13) The organic semiconductor film of the organic transistor according to any one of (8) to (12), wherein the content of the polymer compound is 0.7 to 5.0% by mass with respect to the total mass of the composition Forming composition.
(14) The organic semiconductor film of the organic transistor according to any one of (8) to (13), wherein the content of the polymer compound is 1.0 to 4.0% by mass with respect to the total mass of the composition Forming composition.
(15) The organic semiconductor film of the organic transistor according to any one of (8) to (14), wherein the content of the polymer compound is 1.0 to 3.0% by mass with respect to the total mass of the composition Forming composition.
(16) The organic transistor organic material according to any one of (1) to (15), wherein the content of the organic semiconductor (A) is 0.1 to 5.0% by mass relative to the total mass of the composition. A composition for forming a semiconductor film.
(17) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (16), which is for inkjet printing or flexographic printing.
(18) The composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor according to any one of (1) to (17), which is for flexographic printing.
(19) A pattern forming method in which a photosensitive resin plate is used as a flexographic printing plate and the composition according to (18) is printed on a substrate to form a pattern.
本発明によれば、優れた移動度を示すと共に、サンプル間での移動度のバラツキが小さい有機半導体膜を製造することができ、保存安定性に優れる有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物を提供することができる。
また、本発明によれば、上記組成物を用いたパターン形成方法を提供することもできる。
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, while showing the outstanding mobility, the organic semiconductor film which can manufacture the organic semiconductor film with the small dispersion | variation in mobility between samples, and is excellent in storage stability can be obtained. Can be provided.
Moreover, according to this invention, the pattern formation method using the said composition can also be provided.
以下に、本発明の有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物(以後、単に「組成物」とも称する)の好適態様について説明する。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。 Hereinafter, preferred embodiments of the composition for forming an organic semiconductor film of the organic transistor of the present invention (hereinafter also simply referred to as “composition”) will be described. In the present specification, a numerical range expressed using “to” means a range including numerical values described before and after “to” as a lower limit value and an upper limit value.
本発明の組成物には、特定の有機半導体(A)と、特定の有機溶媒(B)とが少なくとも含まれる。この両者の特定の組み合わせを選択することにより、所望の効果が得られる。このような効果が得られる理由としては、有機半導体(A)と有機溶媒(B)との親和性が高いこと、および、有機溶媒(B)の沸点が比較的高いことから、形成される有機半導体の結晶がより大きくなるためと考えられる。
以下では、まず、組成物に含まれる成分について詳述する。
The composition of the present invention contains at least a specific organic semiconductor (A) and a specific organic solvent (B). By selecting a specific combination of the two, a desired effect can be obtained. The reason why such an effect can be obtained is that the organic semiconductor (A) and the organic solvent (B) have a high affinity and the organic solvent (B) has a relatively high boiling point. This is probably because the semiconductor crystal becomes larger.
Below, the component contained in a composition is explained in full detail first.
<有機半導体(A)>
有機半導体(A)は、縮合多環芳香族基を有し、上記縮合多環芳香族基中の環数が4以上であり、上記縮合多環芳香族基中の少なくとも2つの環が、硫黄原子、窒素原子、セレン原子および酸素原子からなる群から選択される少なくとも1つの原子を含み、上記縮合多環芳香族基中の部分構造として、ベンゼン環、ナフタレン環、および、フェナントレン環からなる群から選択されるいずれか少なくとも1つを含む化合物である。なお、この化合物には、部分構造としてアントラセン環は含まれない。つまり、アントラセン環を部分構造として含む化合物は、有機半導体(A)には含まれない。
なお、縮合多環芳香族基とは、芳香族環が複数縮合して得られる基である。芳香族環としては、芳香族炭化水素環(例えば、ベンゼン環)および芳香族複素環(例えば、チオフェン環、フラン環、ピロール環、セレノフェン環、イミダゾール環)が挙げられる。
<Organic semiconductor (A)>
The organic semiconductor (A) has a condensed polycyclic aromatic group, the number of rings in the condensed polycyclic aromatic group is 4 or more, and at least two rings in the condensed polycyclic aromatic group are sulfur. A group comprising at least one atom selected from the group consisting of an atom, a nitrogen atom, a selenium atom and an oxygen atom, wherein the partial structure in the condensed polycyclic aromatic group is a benzene ring, a naphthalene ring and a phenanthrene ring It is a compound containing at least one selected from. This compound does not include an anthracene ring as a partial structure. That is, the compound containing an anthracene ring as a partial structure is not included in the organic semiconductor (A).
The condensed polycyclic aromatic group is a group obtained by condensing a plurality of aromatic rings. Examples of the aromatic ring include an aromatic hydrocarbon ring (for example, benzene ring) and an aromatic heterocyclic ring (for example, thiophene ring, furan ring, pyrrole ring, selenophene ring, imidazole ring).
有機半導体(A)中には、縮合多環芳香族基(縮合多環芳香族構造)が含まれるが、この基が主成分として含まれることが好ましい。ここで主成分とは、縮合多環芳香族基の分子量の含有量が、有機半導体(A)の全分子量に対して、30%以上であることを意図し、40%以上であることが好ましい。上限は特に制限されないが、溶解性の点から、80%以下の場合が多い。
縮合多環芳香族基は、複数の環が縮合して形成される環構造であり、芳香性を示す。
縮合多環芳香族基中の環数は4つ以上であり、有機半導体の移動度がより優れる、サンプル間での移動度のバラツキがより小さい、または、組成物の保存安定性がより優れる点(以後、単に「本発明の効果がより優れる点」とも称する)で、4〜9つが好ましく、4〜7つがより好ましく、5〜6つがさらに好ましい。
縮合多環芳香族基中、少なくとも2つの環が、硫黄原子、窒素原子、セレン原子および酸素原子からなる群から選択される少なくとも1種の原子を含み、本発明の効果がより優れる点で、2〜6つの環が上記原子を含むことが好ましく、2〜4つの環が上記原子を含むことがより好ましい。
また、本発明の効果がより優れる点で、縮合多環芳香族基中に少なくとも2つの複素環が含まれ、それぞれの複素環中に1個のヘテロ原子が含まれることが好ましい。ヘテロ原子の種類は特に制限されず、O原子(酸素原子)、S原子(硫黄原子)、N原子(窒素原子)、Se原子(セレン原子)などが挙げられる。
縮合多環芳香族基中には、部分構造としてベンゼン環、ナフタレン環、および、フェナントレン環からなる群から選択される少なくともいずれか1つが含まれる。なお、部分構造としては、アントラセン環は含まれない。
The organic semiconductor (A) contains a condensed polycyclic aromatic group (condensed polycyclic aromatic structure), and it is preferable that this group is contained as a main component. Here, the main component means that the molecular weight content of the condensed polycyclic aromatic group is 30% or more with respect to the total molecular weight of the organic semiconductor (A), and is preferably 40% or more. . The upper limit is not particularly limited, but is often 80% or less from the viewpoint of solubility.
The condensed polycyclic aromatic group is a ring structure formed by condensing a plurality of rings, and exhibits aromaticity.
The number of rings in the condensed polycyclic aromatic group is 4 or more, the mobility of the organic semiconductor is better, the variation in mobility between samples is smaller, or the storage stability of the composition is better (Hereinafter simply referred to as “the point where the effect of the present invention is more excellent”), 4 to 9 are preferable, 4 to 7 are more preferable, and 5 to 6 are more preferable.
In the condensed polycyclic aromatic group, at least two rings contain at least one atom selected from the group consisting of a sulfur atom, a nitrogen atom, a selenium atom and an oxygen atom, and the effect of the present invention is more excellent. It is preferable that 2-6 rings contain the said atom, and it is more preferable that 2-4 rings contain the said atom.
In addition, it is preferable that at least two heterocycles are contained in the condensed polycyclic aromatic group, and one heteroatom is contained in each heterocycle from the viewpoint that the effect of the present invention is more excellent. The kind of the hetero atom is not particularly limited, and examples thereof include an O atom (oxygen atom), an S atom (sulfur atom), an N atom (nitrogen atom), and an Se atom (selenium atom).
The condensed polycyclic aromatic group includes at least one selected from the group consisting of a benzene ring, a naphthalene ring, and a phenanthrene ring as a partial structure. The partial structure does not include an anthracene ring.
縮合多環芳香族基の好適態様としては、本発明の効果がより優れる点で、部分構造として、ベンゼン環、ナフタレン環、および、フェナントレン環からなる群から選択されるいずれか少なくとも1つを含み、2つ以上のチオフェン環を含み、環数が4つ以上の縮合多環芳香族基が好ましい。なかでも、部分構造としてベンゼン環を含み、2つ以上のチオフェン環とを含み、環数が4つ以上の縮合多環芳香族基がより好ましい。
上記好適態様においては、本発明の効果がより優れる点で、チオフェン環の数は3つ以上が好ましく、3〜5つがより好ましく、3〜4つがさらに好ましく、3つが特に好ましい。
また、本発明の効果がより優れる点で、縮合多環芳香族基中の環数は4〜6つが好ましく、5〜6つがより好ましく、5つがさらに好ましい。
縮合多環芳香族基の最好適態様としては、2つのベンゼン環と、3つのチオフェン環とを含み、かつ、環数が5つである縮合多環芳香族基が挙げられる。
A preferred embodiment of the condensed polycyclic aromatic group includes at least one selected from the group consisting of a benzene ring, a naphthalene ring, and a phenanthrene ring as a partial structure in that the effect of the present invention is more excellent. A condensed polycyclic aromatic group containing two or more thiophene rings and having four or more rings is preferable. Of these, a condensed polycyclic aromatic group containing a benzene ring as a partial structure, two or more thiophene rings, and having four or more rings is more preferable.
In the preferred embodiment, the number of thiophene rings is preferably 3 or more, more preferably 3 to 5, further preferably 3 to 4, and particularly preferably 3 in that the effect of the present invention is more excellent.
Moreover, 4-6 are preferable, 5-6 are more preferable, and 5 is further more preferable in the point which the effect of this invention is more excellent.
The most preferred embodiment of the condensed polycyclic aromatic group includes a condensed polycyclic aromatic group containing two benzene rings and three thiophene rings and having 5 rings.
さらに、縮合多環芳香族基の好適態様としては、硫黄原子、窒素原子、セレン原子および酸素原子からなる群から選択される少なくとも1種の原子を含む環(複素環。好ましくは、チオフェン環)と、ベンゼン環とが交互に縮合(縮環)した基(縮合してなる基)も挙げられる。 Furthermore, as a preferable embodiment of the condensed polycyclic aromatic group, a ring containing at least one atom selected from the group consisting of a sulfur atom, a nitrogen atom, a selenium atom and an oxygen atom (heterocycle, preferably a thiophene ring) And a group (condensed group) in which benzene rings are alternately condensed (condensed).
本発明の効果がより優れる点で、有機半導体(A)としては、一般式(1)〜(16)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種が含まれることが好ましい。
組成物中には、1種のみの有機半導体が含まれていても、2種以上の有機半導体が含まれていてもよい。
In terms of more excellent effects of the present invention, the organic semiconductor (A) preferably includes at least one selected from the group consisting of compounds represented by the general formulas (1) to (16).
The composition may contain only one type of organic semiconductor or two or more types of organic semiconductor.
(一般式(1)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (1))
一般式(1)において、A1およびA2はそれぞれ独立にS原子(硫黄原子)、O原子(酸素原子)、またはSe原子(セレン原子)を表す。A1およびA2はS原子またはO原子が好ましい。また、A1およびA2は互いに同一であっても異なっていてもよいが、互いに同一であることが好ましい。
一般式(1)において、R1〜R6はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。ただし、R1〜R6のうち少なくとも1つが後述する一般式(W)で表される置換基である。
In the general formula (1), A 1 and A 2 each independently represent an S atom (sulfur atom), an O atom (oxygen atom), or an Se atom (selenium atom). A 1 and A 2 are preferably S atoms or O atoms. A 1 and A 2 may be the same or different from each other, but are preferably the same.
In General formula (1), R < 1 > -R < 6 > represents a hydrogen atom or a substituent each independently. However, at least one of R 1 to R 6 is a substituent represented by the general formula (W) described later.
一般式(1)で表される化合物は、後述する一般式(W)で表される置換基以外のその他の置換基を有していてもよい。
一般式(1)のR1〜R6が採りうる置換基の種類は特に制限されないが、以下に説明する置換基Xが挙げられる。置換基Xとしては、ハロゲン原子、アルキル基(シクロアルキル基、ビシクロアルキル基、トリシクロアルキル基を含む)、アルケニル基(シクロアルケニル基、ビシクロアルケニル基を含む)、アルキニル基、アリール基、複素環基(ヘテロ環基といってもよい)、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、シリルオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシカルボニルオキシ基、アミノ基(アニリノ基を含む)、アンモニオ基、アシルアミノ基、アミノカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルファモイルアミノ基、アルキルおよびアリールスルホニルアミノ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スルファモイル基、スルホ基、アルキルおよびアリールスルフィニル基、アルキルおよびアリールスルホニル基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アリールおよびヘテロ環アゾ基、イミド基、ホスフィノ基、ホスフィニル基、ホスフィニルオキシ基、ホスフィニルアミノ基、ホスホノ基、シリル基、ヒドラジノ基、ウレイド基、ボロン酸基(−B(OH)2)、ホスファト基(−OPO(OH)2)、スルファト基(−OSO3H)、その他の公知の置換基が挙げられる。なお、本明細書においては、「置換基」としては、上記置換基Xが好ましく挙げられる。
これらの中でもハロゲン原子、アルキル基、アルキニル基、アルケニル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリール基が好ましく、フッ素原子、炭素数1〜3の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルケニル基、炭素数1〜2の置換または無置換のアルコキシ基、置換または無置換のメチルチオ基、フェニル基がより好ましく、フッ素原子、炭素数1〜3の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルケニル基、炭素数1〜2の置換または無置換のアルコキシ基、あるいは置換または無置換のメチルチオ基であることが特に好ましい。
The compound represented by General formula (1) may have other substituents other than the substituent represented by General formula (W) mentioned later.
Although the kind of substituent which R < 1 > -R < 6 > of General formula (1) can take in particular is not restrict | limited, The substituent X demonstrated below is mentioned. Examples of the substituent X include a halogen atom, an alkyl group (including a cycloalkyl group, a bicycloalkyl group, and a tricycloalkyl group), an alkenyl group (including a cycloalkenyl group and a bicycloalkenyl group), an alkynyl group, an aryl group, and a heterocyclic ring. Group (may be referred to as a heterocyclic group), cyano group, hydroxy group, nitro group, carboxy group, alkoxy group, aryloxy group, silyloxy group, heterocyclic oxy group, acyloxy group, carbamoyloxy group, alkoxycarbonyloxy group , Aryloxycarbonyloxy group, amino group (including anilino group), ammonio group, acylamino group, aminocarbonylamino group, alkoxycarbonylamino group, aryloxycarbonylamino group, sulfamoylamino group, alkyl and arylsulfonylamino Group, mercapto group, alkylthio group, arylthio group, heterocyclic thio group, sulfamoyl group, sulfo group, alkyl and arylsulfinyl group, alkyl and arylsulfonyl group, acyl group, aryloxycarbonyl group, alkoxycarbonyl group, carbamoyl group, aryl And heterocyclic azo group, imide group, phosphino group, phosphinyl group, phosphinyloxy group, phosphinylamino group, phosphono group, silyl group, hydrazino group, ureido group, boronic acid group (-B (OH) 2 ) , Phosphato groups (—OPO (OH) 2 ), sulfato groups (—OSO 3 H), and other known substituents. In the present specification, examples of the “substituent” preferably include the substituent X.
Among these, a halogen atom, an alkyl group, an alkynyl group, an alkenyl group, an alkoxy group, an alkylthio group, and an aryl group are preferable, a fluorine atom, a substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, and a substituted group having 2 to 3 carbon atoms. Or an unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 to 3 carbon atoms, a substituted or unsubstituted alkoxy group having 1 to 2 carbon atoms, a substituted or unsubstituted methylthio group, or a phenyl group, more preferably fluorine. Atom, substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 to 3 carbon atoms, substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 to 3 carbon atoms, or 1 to 2 carbon atoms A substituted or unsubstituted alkoxy group or a substituted or unsubstituted methylthio group is particularly preferable.
一般式(1)で表される化合物中において、R1〜R6のうち、一般式(W)で表される置換基以外のその他の置換基の個数は0〜4であることが好ましく、0〜2であることがより好ましく、0であることが特に好ましい。
また、これら置換基は、さらに上記置換基Xを有していてもよい。
なかでも、R3〜R6は、それぞれ独立に水素原子、フッ素原子、炭素数1〜3の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルケニル基、炭素数1〜2の置換または無置換のアルコキシ基、あるいは置換または無置換のメチルチオ基であることが好ましい。
In the compound represented by the general formula (1), among R 1 to R 6 , the number of other substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, It is more preferably 0 to 2, and particularly preferably 0.
Moreover, these substituents may further have the above substituent X.
Among them, R 3 to R 6 are each independently a hydrogen atom, a fluorine atom, a substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, a substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 to 3 carbon atoms, or 2 carbon atoms. It is preferably a substituted or unsubstituted alkenyl group having 3 to 3, a substituted or unsubstituted alkoxy group having 1 to 2 carbon atoms, or a substituted or unsubstituted methylthio group.
次に、一般式(W)で表される置換基について説明する。
一般式(W) −L−R
一般式(W)中、Lは下記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の下記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、
Next, the substituent represented by the general formula (W) will be described.
Formula (W) -LR
In general formula (W), L is a divalent linking group represented by any one of the following general formulas (L-1) to (L-25) or two or more of the following general formulas (L-1) to (L -25) represents a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any one of
一般式(L−1)〜(L−25)中、*はRとの結合位置を表し、波線部分はもう一方の結合位置を表す。より具体的には、例えば、一般式(1)で表される化合物においては、波線部分は一般式(1)で表される骨格を形成する環と結合する。なお、後述するように、一般式(W)が他の化合物に含まれる場合、波線部分は各化合物の骨格を形成する環と結合する。
なお、Lが一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が2つ以上結合した2価の連結基を表す場合、一方の連結基の*が、他方の連結基の波線部分と結合する。
一般式(L−13)におけるmは4を表し、一般式(L−14)および(L−15)におけるmは3を表し、一般式(L−16)〜(L−20)におけるmは2を表し、(L−22)におけるmは6を表す。
一般式(L−1)、(L−2)、(L−6)および(L−13)〜(L−24)におけるR’はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。RNは水素原子または置換基を表す。Rsiはそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基を表す。
一般式(L−1)および(L−2)中のR’はそれぞれLに隣接するRと結合して縮合環を形成してもよい。
In general formulas (L-1) to (L-25), * represents the bonding position with R, and the wavy line represents the other bonding position. More specifically, for example, in the compound represented by the general formula (1), the wavy line part is bonded to the ring forming the skeleton represented by the general formula (1). As will be described later, when the general formula (W) is contained in another compound, the wavy line part is bonded to the ring forming the skeleton of each compound.
In addition, when L represents a divalent linking group in which two or more divalent linking groups represented by any of the general formulas (L-1) to (L-25) are bonded, * of one linking group Binds to the wavy line portion of the other linking group.
M in the general formula (L-13) represents 4, m in the general formulas (L-14) and (L-15) represents 3, and m in the general formulas (L-16) to (L-20) represents 2 and m in (L-22) represents 6.
In the general formulas (L-1), (L-2), (L-6) and (L-13) to (L-24), R ′ each independently represents a hydrogen atom or a substituent. RN represents a hydrogen atom or a substituent. R si each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group or an alkynyl group.
R ′ in general formulas (L-1) and (L-2) may be bonded to R adjacent to L to form a condensed ring.
この中でも、一般式(L−17)〜(L−21)、(L−23)および(L−24)で表される2価の連結基は、下記一般式(L−17A)〜(L−21A)、(L−23A)および(L−24A)で表される2価の連結基であることがより好ましい。 Among these, the divalent linking groups represented by the general formulas (L-17) to (L-21), (L-23) and (L-24) are represented by the following general formulas (L-17A) to (L It is more preferably a divalent linking group represented by -21A), (L-23A) and (L-24A).
ここで、置換または無置換のアルキル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基が置換基の末端に存在する場合は、一般式(W)における−R単独と解釈することもでき、一般式(W)における−L−Rと解釈することもできる。
本発明では、主鎖が炭素数N個の置換または無置換のアルキル基が置換基の末端に存在する場合は、置換基の末端から可能な限りの連結基を含めた上で一般式(W)における−L−Rと解釈することとし、具体的には「一般式(W)におけるLに相当する(L−1)1個」と「一般式(W)におけるRに相当する主鎖が炭素数N−1個の置換または無置換のアルキル基」とが結合した置換基として解釈する。例えば、炭素数8のアルキル基であるn−オクチル基が置換基の末端に存在する場合、2個のR’が水素原子である(L−1)1個と、炭素数7のn−ヘプチル基とが結合した置換基として解釈する。
一方、本発明では、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基が置換基の末端に存在する場合は、置換基の末端から可能な限りの連結基を含めた上で、一般式(W)におけるR単独と解釈する。例えば、−(OCH2CH2)−(OCH2CH2)−(OCH2CH2)−OCH3基が置換基の末端に存在する場合、オキシエチレン単位の繰り返し数vが3のオリゴオキシエチレン基単独の置換基として解釈する。
Here, a substituted or unsubstituted alkyl group, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted group. When a substituted trialkylsilyl group is present at the terminal of the substituent, it can be interpreted as -R alone in general formula (W), or as -LR in general formula (W).
In the present invention, when a substituted or unsubstituted alkyl group having N carbon atoms in the main chain is present at the terminal of the substituent, the general formula (W And -L-R, specifically, "(L-1) one corresponding to L in general formula (W)" and "the main chain corresponding to R in general formula (W) are It is interpreted as a substituent bonded to a “substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 1 carbon atoms”. For example, when an n-octyl group, which is an alkyl group having 8 carbon atoms, is present at the terminal of the substituent, two R ′ are hydrogen atoms (L-1), and n-heptyl having 7 carbon atoms. Interpreted as a substituent bonded to a group.
On the other hand, in the present invention, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group. When a group is present at the terminal of the substituent, it is interpreted as R alone in the general formula (W) after including as many linking groups as possible from the terminal of the substituent. For example, when a — (OCH 2 CH 2 ) — (OCH 2 CH 2 ) — (OCH 2 CH 2 ) —OCH 3 group is present at the end of a substituent, an oligooxyethylene having a repeating number v of oxyethylene units of 3 Interpreted as a single group substituent.
Lが一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した連結基を形成する場合、一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基の結合数は2〜4であることが好ましく、2または3であることがより好ましい。 When L forms a linking group to which a divalent linking group represented by any one of formulas (L-1) to (L-25) is bonded, formulas (L-1) to (L-25) The number of bonds of the divalent linking group represented by any of the above is preferably 2-4, more preferably 2 or 3.
一般式(L−1)、(L−2)、(L−6)および(L−13)〜(L−24)中の置換基R’としては、上記の一般式(1)のR1〜R8が採りうる置換基として例示したものを挙げることができる。その中でも一般式(L−6)中の置換基R’はアルキル基であることが好ましく、(L−6)中のR’がアルキル基である場合は、アルキル基の炭素数は1〜9であることが好ましく、4〜9であることが化学的安定性、キャリア輸送性の観点からより好ましく、5〜9であることがさらに好ましい。(L−6)中のR’がアルキル基である場合は、アルキル基は直鎖アルキル基であることが、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
RNは水素原子または置換基を表し、RNとしては、上記の一般式(1)のR1〜R8が採りうる置換基として例示したものを挙げることができる。その中でもRNとしては水素原子またはメチル基が好ましい。
Rsiはそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルケニル基、またはアルキニル基を表し、アルキル基であることが好ましい。Rsiがとり得るアルキル基としては特に制限はないが、Rsiがとり得るアルキル基の好ましい範囲は、Rがトリアルキルシリル基である場合にトリアルキルシリル基がとり得るアルキル基の好ましい範囲と同様である。Rsiがとり得るアルケニル基としては特に制限はないが、置換または無置換のアルケニル基が好ましく、分枝アルケニル基であることがより好ましく、アルケニル基の炭素数は2〜3であることが好ましい。Rsiがとり得るアルキニル基としては特に制限はないが、置換または無置換のアルキニル基が好ましく、分枝アルキニル基であることがより好ましく、アルキニル基の炭素数は2〜3であることが好ましい。
As the substituent R ′ in the general formulas (L-1), (L-2), (L-6) and (L-13) to (L-24), R 1 in the above general formula (1) is used. mention may be made of those to R 8 is exemplified as the substituents can take. Among them, the substituent R ′ in the general formula (L-6) is preferably an alkyl group. When R ′ in (L-6) is an alkyl group, the alkyl group has 1 to 9 carbon atoms. It is preferable that it is 4-9, and it is more preferable from a viewpoint of chemical stability and carrier transportability, and it is further more preferable that it is 5-9. When R ′ in (L-6) is an alkyl group, the alkyl group is preferably a linear alkyl group from the viewpoint of increasing carrier mobility.
R N represents a hydrogen atom or a substituent, examples of R N, may be mentioned those exemplified as the substituents of R 1 to R 8 in the general formula (1) may take. Among them a hydrogen atom or a methyl group is preferable as also R N.
R si each independently represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, or an alkynyl group, and is preferably an alkyl group. The alkyl group that R si can take is not particularly limited, but the preferred range of the alkyl group that R si can take is the preferred range of the alkyl group that the trialkylsilyl group can take when R is a trialkylsilyl group. It is the same. The alkenyl group that R si can take is not particularly limited, but is preferably a substituted or unsubstituted alkenyl group, more preferably a branched alkenyl group, and the alkenyl group preferably has 2 to 3 carbon atoms. . The alkynyl group that R si can take is not particularly limited, but is preferably a substituted or unsubstituted alkynyl group, more preferably a branched alkynyl group, and the alkynyl group preferably has 2 to 3 carbon atoms. .
Lは一般式(L−1)〜(L−5)、(L−13)、(L−17)もしくは(L−18)のいずれかで表される2価の連結基または一般式(L−1)〜(L−5)、(L−13)、(L−17)もしくは(L−18)のいずれかで表される2価の連結基が2以上結合した2価の連結基であることが好ましく、一般式(L−1)、(L−3)、(L−13)もしくは(L−18)のいずれかで表される2価の連結基または一般式(L−1)、(L−3)、(L−13)もしくは(L−18)で表される2価の連結基が2以上結合した2価の連結基であることがより好ましく、(L−1)、(L−3)、(L−13)もしくは(L−18)で表される2価の連結基または一般式(L−3)、(L−13)もしくは(L−18)のいずれか1つで表される2価の連結基と一般式(L−1)で表される2価の連結基が結合した2価の連結基であることが特に好ましい。一般式(L−3)、(L−13)または(L−18)のいずれか1つで表される2価の連結基と一般式(L−1)で表される2価の連結基が結合した2価の連結基は、一般式(L−1)で表される2価の連結基がR側に結合することが好ましい。化学的安定性、キャリア輸送性の観点から一般式(L−1)で表される2価の連結基を含む2価の連結基であることが特に好ましく、一般式(L−1)で表される2価の連結基であることがより特に好ましく、Lが一般式(L−1)で表される2価の連結基であり、Rが置換または無置換のアルキル基であることが最も好ましい。 L is a divalent linking group represented by any one of the general formulas (L-1) to (L-5), (L-13), (L-17), or (L-18) or the general formula (L -1) to (L-5), (L-13), (L-17) or (L-18) is a divalent linking group in which two or more divalent linking groups are bonded. The divalent linking group represented by any one of the general formulas (L-1), (L-3), (L-13) and (L-18) or the general formula (L-1) More preferably, the divalent linking group represented by (L-3), (L-13) or (L-18) is a divalent linking group in which two or more are bonded, (L-1), A divalent linking group represented by (L-3), (L-13) or (L-18) or any one of general formulas (L-3), (L-13) or (L-18) Table It is particularly preferred divalent divalent linking group represented by the linking group and formula (L-1) of that is a divalent linking group attached. A divalent linking group represented by any one of general formula (L-3), (L-13) or (L-18) and a divalent linking group represented by general formula (L-1) In the divalent linking group to which is bonded, the divalent linking group represented by the general formula (L-1) is preferably bonded to the R side. From the viewpoints of chemical stability and carrier transportability, a divalent linking group including a divalent linking group represented by the general formula (L-1) is particularly preferable, and represented by the general formula (L-1). It is particularly preferable that L is a divalent linking group represented by the general formula (L-1), and R is a substituted or unsubstituted alkyl group. preferable.
一般式(W)において、Rは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
一般式(W)において、Rに隣接するLが一般式(L−1)で表される2価の連結基である場合は、Rは置換または無置換のアルキル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数が2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基であることが好ましく、置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
一般式(W)において、Rに隣接するLが一般式(L−2)および(L−4)〜(L−25)で表される2価の連結基である場合は、Rは置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
一般式(W)において、Rに隣接するLが一般式(L−3)で表される2価の連結基である場合は、Rは置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のトリアルキルシリル基であることが好ましい。
In the general formula (W), R represents a substituted or unsubstituted alkyl group, cyano group, vinyl group, ethynyl group, oxyethylene group, oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, silicon It represents an oligosiloxane group having 2 or more atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group.
In the general formula (W), when L adjacent to R is a divalent linking group represented by the general formula (L-1), R represents a substituted or unsubstituted alkyl group, oxyethylene group, oxyethylene. An oligooxyethylene group having 2 or more repeating units, a siloxane group, and an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms are preferable, and a substituted or unsubstituted alkyl group is more preferable.
In the general formula (W), when L adjacent to R is a divalent linking group represented by the general formulas (L-2) and (L-4) to (L-25), R is substituted or It is more preferably an unsubstituted alkyl group.
In the general formula (W), when L adjacent to R is a divalent linking group represented by the general formula (L-3), R represents a substituted or unsubstituted alkyl group, a substituted or unsubstituted trimethyl group. An alkylsilyl group is preferred.
Rが置換または無置換のアルキル基の場合、炭素数は4〜17であることが好ましく、6〜14であることが化学的安定性、キャリア輸送性の観点からより好ましく、6〜12であることがさらに好ましい。Rが上記の範囲の長鎖アルキル基であること、特に長鎖の直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
Rがアルキル基を表す場合、直鎖アルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
これらの中でも、一般式(W)におけるRとLの組み合わせとしては、一般式(1)中、Lが一般式(L−1)で表される2価の連結基であり、かつ、Rが直鎖の炭素数7〜17のアルキル基であるか、あるいは、Lが一般式(L−3)、(L−13)または(L−18)のいずれか1つで表される2価の連結基と一般式(L−1)で表される2価の連結基が結合した2価の連結基であり、かつ、Rが直鎖のアルキル基であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。
Lが一般式(L−1)で表される2価の連結基であり、かつ、Rが直鎖の炭素数7〜17のアルキル基である場合、Rが直鎖の炭素数7〜14のアルキル基であることがキャリア移動度を高める観点からより好ましく、直鎖の炭素数7〜12のアルキル基であることが特に好ましい。
Lが一般式(L−3)、(L−13)または(L−18)のいずれか1つで表される2価の連結基と一般式(L−1)で表される2価の連結基が結合した2価の連結基であり、かつ、Rが直鎖のアルキル基である場合、Rが直鎖の炭素数4〜17のアルキル基であることがより好ましく、直鎖の炭素数6〜14のアルキル基であることが化学的安定性、キャリア輸送性の観点からより好ましく、直鎖の炭素数6〜12のアルキル基であることがキャリア移動度を高める観点から特に好ましい。
一方、有機溶媒への溶解度を高める観点からは、Rが分枝アルキル基であることが好ましい。
Rが置換基を有するアルキル基である場合の置換基としては、ハロゲン原子などを挙げることができ、フッ素原子が好ましい。なお、Rがフッ素原子を有するアルキル基である場合はアルキル基の水素原子が全てフッ素原子で置換されてパーフルオロアルキル基を形成してもよい。ただし、Rは無置換のアルキル基であることが好ましい。
When R is a substituted or unsubstituted alkyl group, the number of carbon atoms is preferably 4-17, more preferably 6-14, more preferably 6-12 from the viewpoints of chemical stability and carrier transportability. More preferably. R is preferably a long-chain alkyl group in the above-mentioned range, particularly a long-chain straight-chain alkyl group, from the viewpoint of increasing the linearity of the molecule and increasing the carrier mobility.
When R represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group, or a cyclic alkyl group, but the linear alkyl group increases the linearity of the molecule and increases the carrier mobility. From the viewpoint of being able to.
Among these, as a combination of R and L in the general formula (W), in the general formula (1), L is a divalent linking group represented by the general formula (L-1), and R is It is a linear alkyl group having 7 to 17 carbon atoms, or L is a divalent group represented by any one of general formulas (L-3), (L-13) or (L-18) From the viewpoint of increasing carrier mobility, the divalent linking group in which the linking group and the divalent linking group represented by the general formula (L-1) are bonded, and R is a linear alkyl group. To preferred.
When L is a divalent linking group represented by the general formula (L-1) and R is a linear alkyl group having 7 to 17 carbon atoms, R is a linear chain having 7 to 14 carbon atoms. From the viewpoint of increasing carrier mobility, a linear alkyl group having 7 to 12 carbon atoms is particularly preferable.
L is a divalent linking group represented by any one of the general formulas (L-3), (L-13) or (L-18) and a divalent represented by the general formula (L-1). When the linking group is a divalent linking group and R is a linear alkyl group, it is more preferable that R is a linear alkyl group having 4 to 17 carbon atoms. The alkyl group having a number of 6 to 14 is more preferable from the viewpoint of chemical stability and carrier transportability, and the straight chain alkyl group having 6 to 12 carbon atoms is particularly preferable from the viewpoint of increasing the carrier mobility.
On the other hand, from the viewpoint of increasing the solubility in an organic solvent, R is preferably a branched alkyl group.
A halogen atom etc. can be mentioned as a substituent in case R is an alkyl group which has a substituent, A fluorine atom is preferable. In addition, when R is an alkyl group having a fluorine atom, all hydrogen atoms of the alkyl group may be substituted with a fluorine atom to form a perfluoroalkyl group. However, R is preferably an unsubstituted alkyl group.
Rがオキシエチレン基の繰り返し数が2以上のオリゴオキシエチレン基の場合、Rが表す「オリゴオキシエチレン基」とは本明細書中、−(OCH2CH2)vOYで表される基のことを言う(オキシエチレン単位の繰り返し数vは2以上の整数を表し、末端のYは水素原子または置換基を表す)。なお、オリゴオキシエチレン基の末端のYが水素原子である場合はヒドロキシ基となる。オキシエチレン単位の繰り返し数vは2〜4であることが好ましく、2〜3であることがより好ましい。オリゴオキシエチレン基の末端のヒドロキシ基は封止されていること、すなわちYが置換基を表すことが好ましい。この場合、ヒドロキシ基は、炭素数が1〜3のアルキル基で封止されること、すなわちYが炭素数1〜3のアルキル基であることが好ましく、Yがメチル基やエチル基であることがより好ましく、メチル基であることが特に好ましい。 When R is an oligooxyethylene group having 2 or more repeating oxyethylene groups, the “oligooxyethylene group” represented by R is a group represented by — (OCH 2 CH 2 ) v OY in the present specification. (The repeating number v of the oxyethylene unit represents an integer of 2 or more, and Y at the terminal represents a hydrogen atom or a substituent). In addition, when Y at the terminal of the oligooxyethylene group is a hydrogen atom, it becomes a hydroxy group. The repeating number v of the oxyethylene unit is preferably 2 to 4, and more preferably 2 to 3. The terminal hydroxy group of the oligooxyethylene group is preferably sealed, that is, Y represents a substituent. In this case, the hydroxy group is preferably sealed with an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, that is, Y is preferably an alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, and Y is a methyl group or an ethyl group. Is more preferable, and a methyl group is particularly preferable.
Rが、シロキサン基、または、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基の場合、シロキサン単位の繰り返し数は2〜4であることが好ましく、2〜3であることがさらに好ましい。また、ケイ素原子(Si原子)には、水素原子やアルキル基が結合することが好ましい。ケイ素原子にアルキル基が結合する場合、アルキル基の炭素数は1〜3であることが好ましく、例えば、メチル基やエチル基が結合することが好ましい。ケイ素原子には、同一のアルキル基が結合してもよく、異なるアルキル基または水素原子が結合してもよい。また、オリゴシロキサン基を構成するシロキサン単位はすべて同一であっても異なっていてもよいが、すべて同一であることが好ましい。 When R is a siloxane group or an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, the number of repeating siloxane units is preferably 2 to 4, more preferably 2 to 3. In addition, a hydrogen atom or an alkyl group is preferably bonded to the silicon atom (Si atom). When an alkyl group is bonded to a silicon atom, the alkyl group preferably has 1 to 3 carbon atoms, and for example, a methyl group or an ethyl group is preferably bonded. The same alkyl group may be bonded to the silicon atom, or a different alkyl group or a hydrogen atom may be bonded thereto. Moreover, although all the siloxane units which comprise an oligosiloxane group may be the same or different, it is preferable that all are the same.
Rに隣接するLが一般式(L−3)で表される2価の連結基である場合、Rが置換または無置換のトリアルキルシリル基であることも好ましい。Rが置換または無置換のトリアルキルシリル基である場合はその中でも、シリル基の置換基としては置換または無置換のアルキル基であれば特に制限はないが、分枝アルキル基であることがより好ましい。ケイ素原子に結合するアルキル基の炭素数は1〜3であることが好ましく、例えば、メチル基やエチル基やイソプロピル基が結合することが好ましい。ケイ素原子には、同一のアルキル基が結合してもよく、異なるアルキル基が結合してもよい。Rがアルキル基上にさらに置換基を有するトリアルキルシリル基である場合の置換基としては、特に制限はない。 When L adjacent to R is a divalent linking group represented by the general formula (L-3), R is preferably a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group. In the case where R is a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group, the substituent of the silyl group is not particularly limited as long as it is a substituted or unsubstituted alkyl group, but it is more preferably a branched alkyl group. preferable. It is preferable that carbon number of the alkyl group couple | bonded with a silicon atom is 1-3, for example, it is preferable that a methyl group, an ethyl group, and an isopropyl group couple | bond. The same alkyl group may be bonded to the silicon atom, or different alkyl groups may be bonded to it. There is no restriction | limiting in particular as a substituent in case R is a trialkylsilyl group which has a substituent further on the alkyl group.
一般式(W)において、LおよびRに含まれる炭素数の合計は5〜18であることが好ましい。LおよびRに含まれる炭素数の合計が上記範囲の下限値以上であると、キャリア移動度が高くなり、駆動電圧を低くなる。LおよびRに含まれる炭素数の合計が上記範囲の上限値以下であると、有機溶媒に対する溶解性が高くなる。
LおよびRに含まれる炭素数の合計は5〜14であることが好ましく、6〜14であることがより好ましく、6〜12であることが特に好ましく、8〜12であることが最も好ましい。
In the general formula (W), the total number of carbon atoms contained in L and R is preferably 5-18. When the total number of carbon atoms contained in L and R is not less than the lower limit of the above range, the carrier mobility is increased and the driving voltage is decreased. When the total number of carbon atoms contained in L and R is not more than the upper limit of the above range, the solubility in organic solvents is increased.
The total number of carbon atoms contained in L and R is preferably 5 to 14, more preferably 6 to 14, particularly preferably 6 to 12, and most preferably 8 to 12.
一般式(1)で表される化合物中において、R1〜R6のうち、一般式(W)で表される置換基の個数は1〜4個であることが好ましく、1〜2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。 In the compound represented by the general formula (1), among R 1 to R 6 , the number of substituents represented by the general formula (W) is preferably 1 to 4, preferably 1 to 2. More preferably, it is particularly preferably two.
本発明では、一般式(1)において、R1およびR2のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基であることが好ましい。
一般式(1)における置換位置として、これらの位置が好ましいのは、化合物の化学的安定性に優れ、HOMO準位、分子の膜中でのパッキングの観点からも好適であるためであると考えられる。特に、一般式(1)において、R1およびR2の2箇所を置換基とすることにより、高いキャリア濃度を得ることができる。
また、一般式(1)において、R3〜R6がそれぞれ独立に水素原子、フッ素原子、炭素数1〜3の置換または無置換のアルキル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2〜3の置換または無置換のアルケニル基、炭素数1〜2の置換または無置換のアルコキシ基、あるいは置換または無置換のメチルチオ基であることが好ましい
In the present invention, in general formula (1), at least one of R 1 and R 2 is preferably a substituent represented by general formula (W).
These positions are preferred as the substitution positions in the general formula (1) because they are excellent in chemical stability of the compound and are suitable from the viewpoint of HOMO levels and packing of molecules in the film. It is done. In particular, in the general formula (1), a high carrier concentration can be obtained by using two positions of R 1 and R 2 as substituents.
In the general formula (1), R 3 to R 6 are each independently a hydrogen atom, a fluorine atom, a substituted or unsubstituted alkyl group having 1 to 3 carbon atoms, or a substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 to 3 carbon atoms. A substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 to 3 carbon atoms, a substituted or unsubstituted alkoxy group having 1 to 2 carbon atoms, or a substituted or unsubstituted methylthio group.
本発明では、有機半導体膜の移動度が優れる、および/または、移動度のバラツキがより小さい点(以下、単に「本発明の効果がより優れる点」とも称する)で、一般式(1)で表される化合物が、一般式(1A)で表される化合物であることが好ましい。 In the present invention, the mobility of the organic semiconductor film is excellent and / or the variation in mobility is smaller (hereinafter, also simply referred to as “the point where the effect of the present invention is more excellent”). It is preferable that the represented compound is a compound represented by general formula (1A).
一般式(1A)において、A1、A2、およびR2〜R6の定義は、上述した一般式(1)中における定義と同義である。
Laの定義は、一般式(W)中の上記Lと同義であり、Raの定義は、一般式(W)中の上記Rと同じである。
In the general formula (1A), the definition of A 1, A 2, and R 2 to R 6 are defined as in general formula (1) described above.
Definition of L a are as defined above L in the general formula (W), the definition of R a is the same as the R in the general formula (W).
一般式(1)で表される化合物は、本発明の効果がより優れる点で、一般式(1B)で表される化合物であることが好ましい。 The compound represented by the general formula (1) is preferably a compound represented by the general formula (1B) in that the effect of the present invention is more excellent.
一般式(1B)において、A1、A2、およびR3〜R6の定義は、上述した一般式(1)中における定義と同義である。
LaおよびLbの定義は、一般式(W)中の上記Lと同義であり、RaおよびRbの定義は、一般式(W)中の上記Rと同じである。
In the general formula (1B), the definition of A 1, A 2, and R 3 to R 6 are defined as in general formula (1) described above.
Defining L a and L b are as defined above L in the general formula (W), the definition of R a and R b are the same as above R in the general formula (W).
一般式(1)で表される化合物は、本発明の効果がより優れる点で、一般式(1C)で表される化合物であることが好ましい。 The compound represented by the general formula (1) is preferably a compound represented by the general formula (1C) in that the effect of the present invention is more excellent.
一般式(1C)において、A1、A2、およびR4〜R6の定義は、上述した一般式(1)中における定義と同義である。R1、R2はそれぞれ独立に水素原子またはアリール基を表す。
Ldの定義は、一般式(W)中の上記Lと同義であり、Rdの定義は、一般式(W)中の上記Rと同じである。
In formula (1C), the definition of A 1, A 2, and R 4 to R 6 are defined as in general formula (1) described above. R 1 and R 2 each independently represents a hydrogen atom or an aryl group.
Definition of L d are as defined above L in the general formula (W), the definition of R d is the same as the R in the general formula (W).
一般式(1)で表される化合物は、本発明の効果がより優れる点で、一般式(1D)で表される化合物であることが好ましい。 The compound represented by the general formula (1) is preferably a compound represented by the general formula (1D) in that the effect of the present invention is more excellent.
一般式(1D)において、A1、A2、およびR4〜R5の定義は、上述した一般式(1)中における定義と同義である。R1、R2はそれぞれ独立に水素原子またはアリール基を表す。
LeおよびLfの定義は、一般式(W)中の上記Lと同義であり、ReおよびRfの定義は、一般式(W)中の上記Rと同じである。
In the general formula (1D), defined of A 1, A 2, or R 4 to R 5 are defined as in general formula (1) above. R 1 and R 2 each independently represents a hydrogen atom or an aryl group.
The definitions of L e and L f are the same as L in the general formula (W), and the definitions of R e and R f are the same as R in the general formula (W).
(一般式(2)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (2))
一般式(2)中、X1およびX2はそれぞれ独立にNR13(>N−R13)、O原子またはS原子を表す。X1およびX2は、それぞれ独立にO原子またはS原子であることが合成容易性の観点から好ましい。一方、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
R13は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアシル基を表し、水素原子またはアルキル基であることが好ましく、炭素数1〜14のアルキル基であることがより好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることが特に好ましい。
R13がアルキル基を表す場合、直鎖アルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
In General Formula (2), X 1 and X 2 each independently represent NR 13 (> N—R 13 ), an O atom, or an S atom. X 1 and X 2 are each independently preferably an O atom or an S atom from the viewpoint of ease of synthesis. On the other hand, it is preferable from the viewpoint of increasing carrier mobility that at least one of X 1 and X 2 is an S atom. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
R 13 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group or an acyl group, preferably a hydrogen atom or an alkyl group, more preferably an alkyl group having 1 to 14 carbon atoms, Particularly preferred is an alkyl group of 4.
When R 13 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group, or a cyclic alkyl group, but the linear alkyl group increases the linearity of the molecule and increases the carrier mobility. It is preferable from the viewpoint that can be achieved.
一般式(2)中、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。A1がCR7であるか、A2がCR8であることが好ましく、A1がCR7かつA2がCR8であることがより好ましい。A1およびA2は、同じであっても互いに異なっていてもよいが、同じあることが好ましい。
一般式(2)において、R5とR7は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
一般式(2)において、R6とR8は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
In General Formula (2), A 1 represents CR 7 or N atom, A 2 represents CR 8 or N atom, and R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. Or A 1 is CR 7, it is preferred that A 2 is CR 8, A 1 is more preferably CR 7 and A 2 is CR 8. A 1 and A 2 may be the same or different from each other, but are preferably the same.
In the general formula (2), R 5 and R 7 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
In the general formula (2), R 6 and R 8 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
一般式(2)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
R1〜R8がそれぞれ独立にとりうる置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
R1〜R8がそれぞれ独立にとりうる置換基として、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基、アルコキシ基、アルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基が好ましく、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜12のアルケニル基、炭素数2〜12のアルキニル基、炭素数1〜11のアルコキシ基、炭素数5〜12の複素環基、炭素数1〜12のアルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基がより好ましく、後述の連結基鎖長が3.7Å以下の基および一般式(W)で表される置換基が特に好ましく、一般式(W)で表される置換基がより特に好ましい。
In general formula (2), R < 1 > -R < 8 > represents a hydrogen atom or a substituent each independently, and at least 1 represents the substituent represented by general formula (W).
Examples of the substituent that R 1 to R 8 can independently take include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
As the substituent that R 1 to R 8 can independently take, an alkyl group, an aryl group, an alkenyl group, an alkynyl group, a heterocyclic group, an alkoxy group, an alkylthio group, and a substituent represented by the general formula (W) are preferable, C1-C12 alkyl group, C6-C20 aryl group, C2-C12 alkenyl group, C2-C12 alkynyl group, C1-C11 alkoxy group, C5-C12 And a substituent represented by the general formula (W), a group having a linking group chain length of 3.7W or less and a general formula (W) described below are more preferable. The substituent represented by the general formula (W) is particularly preferred.
一般式(2)で表される化合物中、R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R5またはR6であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましい。
Among the compounds represented by the general formula (2), among R 1 to R 8 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase carrier mobility and to an organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 8, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is R 5 or R 6, increases the carrier mobility, solubility in organic solvents From the viewpoint of increasing
R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。 Among R 1 to R 8, the number of substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2, and 0 or 1 Is particularly preferable, and it is particularly preferable that the number is zero.
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。
ここで、連結基鎖長とはC(炭素原子)−R結合におけるC原子から置換基Rの末端までの長さのことを指す。構造最適化計算は、密度汎関数法(Gaussian03(米ガウシアン社)/基底関数:6−31G*、交換相関汎関数:B3LYP/LANL2DZ)を用いて行うことができる。なお、代表的な置換基の分子長としては、プロピル基は4.6Å、ピロール基は4.6Å、プロピニル基は4.5Å、プロペニル基は4.6Å、エトキシ基は4.5Å、メチルチオ基は3.7Å、エテニル基は3.4Å、エチル基は3.5Å、エチニル基は3.6Å、メトキシ基は3.3Å、メチル基は2.1Å、水素原子は1.0Åである。
The substituent in the case where R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less. Is more preferably a group having a chain length of 1.0 to 2.1 Å.
Here, the linking group chain length refers to the length from the C atom in the C (carbon atom) -R bond to the terminal of the substituent R. The structure optimization calculation can be performed using a density functional method (Gaussian 03 (Gaussian, USA) / basis function: 6-31G *, exchange correlation functional: B3LYP / LANL2DZ). In addition, as the molecular length of a typical substituent, the propyl group is 4.6Å, the pyrrole group is 4.6Å, the propynyl group is 4.5Å, the propenyl group is 4.6Å, the ethoxy group is 4.5Å, and the methylthio group Is 3.7Å, the ethenyl group is 3.4Å, the ethyl group is 3.5Å, the ethynyl group is 3.6Å, the methoxy group is 3.3Å, the methyl group is 2.1Å, and the hydrogen atom is 1.0Å.
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基はそれぞれ独立に炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by formula (W), the substituents are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, or a substitution having 2 or less carbon atoms. Or an unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms. It is more preferable that
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkyl group can take. Examples thereof include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent is a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group Is more preferable, a methyl group or a methyl group substituted with a cyano group is more preferable, and a methyl group substituted with a cyano group is particularly preferable.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkynyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethynyl group and an acetylene group substituted with a deuterium atom. An ethynyl group is preferred.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkenyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethenyl group and a deuterium atom-substituted ethenyl group. And an ethenyl group is preferred.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the acyl group can take. Examples thereof include a fluorine atom. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent includes a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group. And a formyl group is preferred.
一般式(2)で表される化合物は、下記一般式(2A)または(2B)で表される化合物であることが好ましく、高移動度の観点からは一般式(2A)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (2) is preferably a compound represented by the following general formula (2A) or (2B), and a compound represented by the general formula (2A) from the viewpoint of high mobility. It is particularly preferred that
一般式(2A)中、X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表し、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R1〜R5、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R5は−La−Raで表される基ではなく、Laは上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Raは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
R1〜R5、R7およびR8で表される置換基としては、上記置換基Xが挙げられる。
In the general formula (2A), X 1 and X 2 each independently represent an O atom or an S atom, A 1 represents a CR 7 or N atom, A 2 represents a CR 8 or N atom, and R 1 to R 5, R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, R 5 is not a group represented by -L a -R a, L a is the general formula (L-1) ~ (L -25) or a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded. R a represents a substituted or unsubstituted alkyl group, cyano group, vinyl group, ethynyl group, oxyethylene group, oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, siloxane group, silicon Oligosiloxane groups with 2 or more atoms, or substituted or unsubstituted trials Represent a Rushiriru group.
Examples of the substituent represented by R 1 to R 5 , R 7 and R 8 include the above substituent X.
一般式(2B)中、X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表し、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R1〜R4、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、LbおよびLcはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
R1〜R4、R7およびR8で表される置換基としては、上記置換基Xが挙げられる。
In General Formula (2B), X 1 and X 2 each independently represent an O atom or an S atom, A 1 represents a CR 7 or N atom, A 2 represents a CR 8 or N atom, and R 1 to R 4 , R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and L b and L c are each independently represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) 2 A divalent linking group to which a divalent linking group or a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded, R b and R c Are independently substituted or unsubstituted alkyl groups, cyano groups, vinyl groups, ethynyl groups, oxyethylene groups, oligooxyethylene groups having a repeating number v of 2 or more, siloxane groups, and silicon atoms of 2 or more. Oligosiloxane groups, or substituted or unsubstituted It represents a real kill silyl group.
Examples of the substituent represented by R 1 to R 4 , R 7 and R 8 include the above substituent X.
(一般式(3)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (3))
一般式(3)において、R1〜R6並びに後述するR7〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。ただし、R1〜R8のうち少なくとも1つは、一般式(W)で表される置換基を表す。
R1〜R8で表される置換基としては、上記置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
R1〜R6がそれぞれ独立にとりうる置換基として、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基、アルコキシ基、アルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基が好ましく、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜12のアルケニル基、炭素数2〜12のアルキニル基、炭素数1〜11のアルコキシ基、炭素数5〜12の複素環基、炭素数1〜12のアルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基がより好ましい。
In the general formula (3), R 1 to R 6 and R 7 to R 8 described later each independently represent a hydrogen atom or a substituent. However, at least one of R 1 to R 8 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent represented by R 1 to R 8 include the above substituent X. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
As the substituent that R 1 to R 6 can independently take, an alkyl group, an aryl group, an alkenyl group, an alkynyl group, a heterocyclic group, an alkoxy group, an alkylthio group, and a substituent represented by the general formula (W) are preferable, C1-C12 alkyl group, C6-C20 aryl group, C2-C12 alkenyl group, C2-C12 alkynyl group, C1-C11 alkoxy group, C5-C12 And a substituent represented by the general formula (W) is more preferable.
一般式(3)において、Xはそれぞれ独立にS原子、O原子、またはNR7(>N‐R7)を表し、R7は水素原子または置換基を表す。Xは、S原子、O原子が好ましい。一般式(3)において、2つ含まれるXは、同じであることが好ましい。
R7は、水素原子、アルキル基、アリール基であることが好ましく、炭素数1〜14のアルキル基であることがより好ましく、炭素数4〜12のアルキル基であることが特に好ましい。R7が上記の範囲の長鎖アルキル基であること、特に長鎖の直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
R7がアルキル基を表す場合、直鎖アルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
In the general formula (3), each X independently represents an S atom, an O atom, or NR 7 (> N—R 7 ), and R 7 represents a hydrogen atom or a substituent. X is preferably an S atom or an O atom. In General formula (3), it is preferable that two X contained is the same.
R 7 is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, or an aryl group, more preferably an alkyl group having 1 to 14 carbon atoms, and particularly preferably an alkyl group having 4 to 12 carbon atoms. R 7 is preferably a long-chain alkyl group within the above range, particularly a long-chain straight-chain alkyl group, from the viewpoint of increasing the linearity of the molecule and increasing the carrier mobility.
When R 7 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group or a cyclic alkyl group, but the linear alkyl group increases the linearity of the molecule and increases the carrier mobility. It is preferable from the viewpoint that can be achieved.
一般式(3)において、Aはそれぞれ独立にCR8またはN原子を表し、CR8を表すことが好ましい。一般式(1)において、2つ含まれるAは、同じであっても互いに異なっていてもよいが、同じあることが好ましい。
R8は連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。連結基鎖長の定義は、上述の通りである。
R8は水素原子、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、水素原子、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましく、水素原子であることが特に好ましい。
R8が炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。R8が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R8が炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。R8が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R8が炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。R8が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R8が炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。R8が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
In formula (3), A each independently represent a CR 8 or N atoms, preferably represents a CR 8. In the general formula (1), two A contained may be the same or different from each other, but are preferably the same.
R 8 is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less, more preferably a group having a linking group chain length of 1.0 to 3.7 mm, and a linking group chain length of 1.0 to More preferably, it is a 2.1 Å group. The definition of the linking group chain length is as described above.
R 8 is a hydrogen atom, a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, or 2 or less carbon atoms A substituted or unsubstituted acyl group is preferable, a hydrogen atom, a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms is more preferable, and a hydrogen atom is particularly preferable.
When R 8 represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, examples of the substituent that the alkyl group can take include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable. The substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by R 8 is preferably a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group, more preferably a methyl group or a cyano group-substituted methyl group, and a cyano group-substituted group. The methyl group is particularly preferred.
When R 8 represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, examples of the substituent that can be taken by the alkynyl group include a deuterium atom. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by R 8 include an ethynyl group and a deuterium atom-substituted acetylene group, and an ethynyl group is preferable.
When R 8 represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, examples of the substituent that the alkenyl group can take include a deuterium atom. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by R 8 include an ethenyl group and a deuterium-substituted ethenyl group, and an ethenyl group is preferable.
When R 8 represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, examples of the substituent that the acyl group can take include a fluorine atom. Examples of the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by R 8 include a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group, and a formyl group is preferable.
一般式(3)で表される化合物が、一般式(3A)、(3B)または(3C)で表される化合物であることが好ましく、一般式(3A)または(3B)で表される化合物であることがより好ましく、高溶解性の観点からは一般式(3A)で表される化合物であることが特に好ましく、一方で高移動度の観点からは一般式(3B)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (3) is preferably a compound represented by the general formula (3A), (3B) or (3C), and the compound represented by the general formula (3A) or (3B) The compound represented by the general formula (3A) is particularly preferable from the viewpoint of high solubility, and the compound represented by the general formula (3B) from the viewpoint of high mobility. It is particularly preferred that
一般式(3A)において、Xはそれぞれ独立にS原子、O原子またはNR7を表し、Aはそれぞれ独立にCR8またはN原子を表す。R1〜R5、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。ただし、R5は−La−Raで表される基ではない。
Laはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Raはそれぞれ独立に水素原子、置換または無置換のアルキル基、オキシエチレン単位の繰り返し数が2以上のオリゴオキシエチレン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
In the general formula (3A), each X independently represents an S atom, an O atom or NR 7, and each A independently represents a CR 8 or N atom. R 1 to R 5 , R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. However, R 5 is not a group represented by -L a -R a.
La is each independently a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) or two or more of the above general formulas (L-1) to (L-25). Represents a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any one of R 1 and R a is independently a hydrogen atom, a substituted or unsubstituted alkyl group, or a repeating number of oxyethylene units of 2 or more. It represents an oligooxyethylene group, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group.
一般式(3B)において、Xはそれぞれ独立にS原子、O原子またはNR7を表し、Aはそれぞれ独立にCR8またはN原子を表す。R1〜R4、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。LbおよびLcはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に水素原子、置換または無置換のアルキル基、オキシエチレン単位の繰り返し数が2以上のオリゴオキシエチレン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。 In the general formula (3B), each X independently represents an S atom, an O atom or NR 7, and each A independently represents a CR 8 or N atom. R 1 to R 4 , R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. L b and L c are each independently a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) or two or more of the above general formulas (L-1) to (L -25) represents a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any of the above is bonded, and R b and R c are each independently a hydrogen atom, a substituted or unsubstituted alkyl group, or an oxyethylene unit. It represents an oligooxyethylene group having 2 or more repeats, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group.
一般式(3C)において、Aはそれぞれ独立にCR8またはN原子を表す。R1〜R6、R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。LdおよびLeはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RdおよびReはそれぞれ独立に水素原子、置換または無置換のアルキル基、オキシエチレン単位の繰り返し数が2以上のオリゴオキシエチレン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。 In the general formula (3C), A each independently represent a CR 8 or N atoms. R 1 to R 6 and R 8 each independently represents a hydrogen atom or a substituent. L d and Le each independently represent a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) or two or more of the above general formulas (L-1) to (L -25) represents a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any of the above is bonded, and R d and R e are each independently a hydrogen atom, a substituted or unsubstituted alkyl group, or an oxyethylene unit. It represents an oligooxyethylene group having 2 or more repeats, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group.
(一般式(4)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (4))
一般式(4)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表す。Xはそれぞれ独立にO原子またはS原子であることが好ましく、Xのうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点からより好ましい。Xは、同じ連結基であることが好ましい。XはいずれもS原子であることが特に好ましい。 In general formula (4), X represents an O atom, S atom, or Se atom each independently. X is preferably independently an O atom or an S atom, and at least one of X is preferably an S atom, more preferably from the viewpoint of increasing carrier mobility. X is preferably the same linking group. It is particularly preferred that all X are S atoms.
一般式(4)中、pおよびqはそれぞれ独立に0〜2の整数を表す。pおよびqがそれぞれ独立に0または1であることが移動度と溶解性を両立する観点から好ましく、p=q=0またはp=q=1であることがより好ましい。 In general formula (4), p and q each independently represent an integer of 0 to 2. It is preferable that p and q are each independently 0 or 1, from the viewpoint of achieving both mobility and solubility, and it is more preferable that p = q = 0 or p = q = 1.
一般式(4)中、R1〜R10、RaおよびRbはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基を表し、かつ、R1〜R10、RaおよびRbのうち少なくとも一つは一般式(W)で表される置換基であり、ただし、R5とR6のうち少なくとも一方が一般式(W)で表される置換基である場合はR5とR6が表す一般式(W)においてLは上記一般式(L−2)または(L−3)で表される2価の連結基である。
なお、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In the general formula (4), R 1 to R 10 , R a and R b each independently represent a hydrogen atom, a halogen atom or a substituent represented by the general formula (W), and R 1 to R 10 , At least one of R a and R b is a substituent represented by the general formula (W), provided that at least one of R 5 and R 6 is a substituent represented by the general formula (W). In this case, in the general formula (W) represented by R 5 and R 6 , L is a divalent linking group represented by the above general formula (L-2) or (L-3).
In addition, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
R5とR6のうち少なくとも一方が一般式(W)で表される置換基である場合は、すなわちR5とR6のうちいずれか一方でも水素原子でもなくハロゲン原子でもない場合に相当する。
R5とR6のうち少なくとも一方が一般式(W)で表される置換基である場合、R5とR6が表す一般式(W)においてLは上記一般式(L−3)で表される2価の連結基であることが好ましい。
R5とR6のうち少なくとも一方が一般式(W)で表される置換基である場合、R5とR6はいずれも一般式(W)で表される置換基であることが好ましい。
なお、R5とR6がともに水素原子またはハロゲン原子の場合、R1〜R4、R7〜R10、RaおよびRbはそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基であり、かつ、R1〜R4、R7〜R10、RaおよびRbのうち少なくとも1つ以上は一般式(W)で表される置換基となる。
The case where at least one of R 5 and R 6 is a substituent represented by the general formula (W) corresponds to the case where either one of R 5 and R 6 is neither a hydrogen atom nor a halogen atom. .
When at least one of R 5 and R 6 is a substituent represented by the general formula (W), L in the general formula (W) represented by R 5 and R 6 is represented by the above general formula (L-3). It is preferable that it is a divalent linking group.
If at least one of R 5 and R 6 is a substituent represented by the general formula (W), it is preferred that R 5 and R 6 is a substituent both represented by the general formula (W).
When R 5 and R 6 are both hydrogen atoms or halogen atoms, R 1 to R 4 , R 7 to R 10 , R a and R b are each independently a hydrogen atom, halogen atom or general formula (W). And at least one of R 1 to R 4 , R 7 to R 10 , R a and R b is a substituent represented by the general formula (W).
一般式(4)中、R1〜R10、RaおよびRbが表すハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を挙げることができ、フッ素原子、塩素原子または臭素原子であることが好ましく、フッ素原子または塩素原子であることがより好ましく、フッ素原子であることが特に好ましい。 In general formula (4), examples of the halogen atom represented by R 1 to R 10 , R a and R b include a fluorine atom, a chlorine atom, a bromine atom and an iodine atom, and a fluorine atom, a chlorine atom or a bromine atom It is preferably a fluorine atom or a chlorine atom, particularly preferably a fluorine atom.
一般式(4)で表される化合物中、R1〜R10、RaおよびRbのうち、ハロゲン原子は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。 Among the compounds represented by the general formula (4), among R 1 to R 10 , R a and R b , the halogen atom is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2. 0 or 1 is particularly preferable, and 0 is particularly preferable.
一般式(4)で表される化合物中、R1〜R10、RaおよびRbのうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R10、RaおよびRbのうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はない。その中でも、本発明では、一般式(4)中、R1、R4〜R7、R10、RaおよびRbがそれぞれ独立に水素原子またはハロゲン原子であり、R2、R3、R8およびR9がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基であり、かつ、R2、R3、R8およびR9のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましい。
本発明では、R1、R3〜R8およびR10がそれぞれ独立に水素原子またはハロゲン原子を表し、R2およびR9がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基であり、かつ、少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基であることがより好ましい。
本発明では、R2とR9がともに一般式(W)で表される置換基であり、かつR3とR8がともに水素原子またはハロゲン原子であるか、R3とR8がともに一般式(W)で表される置換基であり、かつR2とR9がともに水素原子またはハロゲン原子であることが特に好ましい。
本発明では、R2とR9がともに一般式(W)で表される置換基であり、かつR3とR8がともに水素原子またはハロゲン原子であるか、R3とR8がともに一般式(W)で表される置換基であり、かつR2とR9がともに水素原子またはハロゲン原子であることがより特に好ましい。
一般式(4)において、2以上のR1〜R10、RaおよびRbは互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
In the compound represented by the general formula (4), among R 1 to R 10 , R a and R b , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4, and the carrier mobility It is preferable from the viewpoint of increasing the solubility in an organic solvent, more preferably 1 or 2, and particularly preferably 2.
R 1 to R 10, of R a and R b, there is no particular limitation on the position of the substituent represented by formula (W). Among them, in the present invention, in general formula (4), R 1 , R 4 to R 7 , R 10 , R a and R b are each independently a hydrogen atom or a halogen atom, and R 2 , R 3 , R 8 and R 9 are each independently a hydrogen atom, a halogen atom or a substituent represented by the general formula (W), and at least one of R 2 , R 3 , R 8 and R 9 is represented by the general formula ( The substituent represented by W) is preferable from the viewpoint of increasing the carrier mobility and the solubility in an organic solvent.
In the present invention, R 1 , R 3 to R 8 and R 10 each independently represents a hydrogen atom or a halogen atom, and R 2 and R 9 are each independently represented by a hydrogen atom, a halogen atom or the general formula (W). It is more preferable that at least one is a substituent represented by the general formula (W).
In the present invention, R 2 and R 9 are both substituents represented by the general formula (W), and R 3 and R 8 are both hydrogen atoms or halogen atoms, or R 3 and R 8 are both general It is particularly preferred that it is a substituent represented by the formula (W), and R 2 and R 9 are both hydrogen atoms or halogen atoms.
In the present invention, R 2 and R 9 are both substituents represented by the general formula (W), and R 3 and R 8 are both hydrogen atoms or halogen atoms, or R 3 and R 8 are both general More preferably, it is a substituent represented by the formula (W), and R 2 and R 9 are both hydrogen atoms or halogen atoms.
In the general formula (4), two or more of R 1 to R 10 , R a and R b may be bonded to each other to form a ring, or may not be bonded to each other to form a ring. Thus, it is preferable not to form a ring.
一般式(4)で表される化合物は、下記一般式(4A)または(4B)で表される化合物であることが好ましく、高キャリア移動度と高溶解性を両立する観点からは一般式(4A)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (4) is preferably a compound represented by the following general formula (4A) or (4B). From the viewpoint of achieving both high carrier mobility and high solubility, the general formula ( The compound represented by 4A) is particularly preferable.
一般式(4A)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表し、R1、R3〜R8およびR10がそれぞれ独立に水素原子またはハロゲン原子を表し、R2およびR9がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基であり、かつ、少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基であり、ただし、一般式(W)で表される置換基がアルキル基である場合は一般式(W)で表される置換基は炭素数4以上18以下の直鎖アルキル基または炭素数4以上の分岐のアルキル基に限る。
一般式(4B)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表し、R1、R4〜R7、R10、RaおよびRbがそれぞれ独立に水素原子またはハロゲン原子であり、R2、R3、R8およびR9がそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子または一般式(W)で表される置換基を表し、かつ、少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
In the general formula (4A), each X independently represents an O atom, S atom or Se atom, R 1 , R 3 to R 8 and R 10 each independently represents a hydrogen atom or a halogen atom, R 2 and R 9 is each independently a hydrogen atom, a halogen atom or a substituent represented by the general formula (W), and at least one is a substituent represented by the general formula (W), provided that the general formula ( When the substituent represented by W) is an alkyl group, the substituent represented by the general formula (W) is limited to a linear alkyl group having 4 to 18 carbon atoms or a branched alkyl group having 4 or more carbon atoms. .
In general formula (4B), each X independently represents an O atom, an S atom or a Se atom, and R 1 , R 4 to R 7 , R 10 , R a and R b are each independently a hydrogen atom or a halogen atom. Each of R 2 , R 3 , R 8 and R 9 independently represents a hydrogen atom, a halogen atom or a substituent represented by the general formula (W), and at least one of them is represented by the general formula (W). Represents a substituent.
(一般式(5)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (5))
一般式(5)中、X1およびX2はそれぞれ独立にNR13、O原子またはS原子を表す。X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子であることが合成容易性の観点から好ましい。一方、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
R13は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアシル基であることが好ましく、水素原子またはアルキル基であることがより好ましく、炭素数1〜14のアルキル基であることが特に好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることが最も好ましい。
R13がアルキル基を表す場合、直鎖アルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
In General Formula (5), X 1 and X 2 each independently represent NR 13 , an O atom, or an S atom. X 1 and X 2 are each independently preferably an O atom or an S atom from the viewpoint of ease of synthesis. On the other hand, it is preferable from the viewpoint of increasing carrier mobility that at least one of X 1 and X 2 is an S atom. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
R 13 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group, an acyl group, an aryl group or a heteroaryl group, and is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group or an acyl group, It is more preferably an alkyl group, particularly preferably an alkyl group having 1 to 14 carbon atoms, and most preferably an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms.
When R 13 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group, or a cyclic alkyl group, but the linear alkyl group increases the linearity of the molecule and increases the carrier mobility. It is preferable from the viewpoint that can be achieved.
一般式(5)中、A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表し、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。A1がCR7であるか、A2がCR8であることが好ましく、A1がCR7かつA2がCR8であることがより好ましい。A1およびA2は、同じであっても互いに異なっていてもよいが、同じあることが好ましい。 In General Formula (5), A 1 represents CR 7 or N atom, A 2 represents CR 8 or N atom, and R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. Or A 1 is CR 7, it is preferred that A 2 is CR 8, A 1 is more preferably CR 7 and A 2 is CR 8. A 1 and A 2 may be the same or different from each other, but are preferably the same.
一般式(5)において、R5とR7は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
一般式(5)において、R5とR13は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
一般式(5)において、R6とR8は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
一般式(5)において、R6とR13は互いに結合して環を形成してもよく、互いに結合して環を形成しなくてもよいが、互いに結合して環を形成しない方が好ましい。
In the general formula (5), R 5 and R 7 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
In the general formula (5), R 5 and R 13 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
In the general formula (5), R 6 and R 8 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
In the general formula (5), R 6 and R 13 may be bonded to each other to form a ring or may not be bonded to each other to form a ring, but it is preferable that they are not bonded to each other to form a ring. .
一般式(5)中、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
なお、R1〜R8で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。また、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In General Formula (5), R 1 to R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 is a substituent represented by General Formula (W).
In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 > -R < 8 >. Moreover, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
一般式(5)で表される化合物中、R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R5またはR6であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましい。
R1〜R8のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
Among the compounds represented by the general formula (5), among R 1 to R 8 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase the carrier mobility and to the organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 8, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is R 5 or R 6, increases the carrier mobility, solubility in organic solvents From the viewpoint of increasing
Among R 1 to R 8, the number of substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2, and 0 or 1 Is particularly preferable, and it is particularly preferable that the number is zero.
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。連結基鎖長の定義は、上述の通りである。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基はそれぞれ独立に炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。
一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
The substituent in the case where R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less. Is more preferably a group having a chain length of 1.0 to 2.1 Å. The definition of the linking group chain length is as described above.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by formula (W), the substituents are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, or a substitution having 2 or less carbon atoms. Or an unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms. It is more preferable that
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkyl group can take. Examples thereof include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable.
In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent is a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group Is more preferable, a methyl group or a methyl group substituted with a cyano group is more preferable, and a methyl group substituted with a cyano group is particularly preferable.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkynyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethynyl group and an acetylene group substituted with a deuterium atom. An ethynyl group is preferred.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkenyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethenyl group and a deuterium atom-substituted ethenyl group. And an ethenyl group is preferred.
When R 1 to R 8 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the acyl group can take. Examples thereof include a fluorine atom. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent includes a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group. And a formyl group is preferred.
一般式(5)で表される化合物は、下記一般式(5A)または(5B)で表される化合物であることが好ましく、高移動度の観点からは一般式(5A)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (5) is preferably a compound represented by the following general formula (5A) or (5B). From the viewpoint of high mobility, the compound represented by the general formula (5A) It is particularly preferred that
一般式(5A)中、X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表す。A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表す。一般式(5A)中のA1、A2、R7およびR8は、一般式(5)中のA1、A2、R7およびR8とそれぞれ同義である。
一般式(5A)中、R1〜R5、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R5は−La−Raで表される基ではない。
一般式(5A)中のR1〜R5、R7およびR8が置換基を表す場合、この置換基の好ましい範囲は、一般式(5)中のR1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の好ましい範囲と同様である。
一般式(5A)中、Laは上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Raは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
In General Formula (5A), X 1 and X 2 each independently represent an O atom or an S atom. A 1 represents CR 7 or N atom, and A 2 represents CR 8 or N atom. A 1 in the general formula (5A), A 2, R 7 and R 8 are A 1 in the general formula (5), and A 2, R 7 and R 8 are each synonymous.
In General Formula (5A), R 1 to R 5 , R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and R 5 is not a group represented by -L a -R a .
When R 1 to R 5 , R 7 and R 8 in the general formula (5A) represent a substituent, the preferred range of the substituent is such that R 1 to R 8 in the general formula (5) is the general formula (W ) Is the same as the preferred range in the case of a substituent other than the substituent represented by
In the general formula (5A), La is a divalent linking group represented by any one of the general formulas (L-1) to (L-25) or two or more general formulas (L-1) to ( L-25) represents a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any of the above is bonded, and R a is a substituted or unsubstituted alkyl group, cyano group, vinyl group, ethynyl group, oxyethylene group. Represents an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more of oxyethylene units, a siloxane group, an oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or a substituted or unsubstituted trialkylsilyl group.
一般式(5B)中、X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表す。A1はCR7またはN原子を表し、A2はCR8またはN原子を表す。一般式(5B)中のA1、A2、R7およびR8は、一般式(5)中のA1、A2、R7およびR8とそれぞれ同義である。
一般式(5B)中、R1〜R4、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。一般式(5B)中のR1〜R4、R7およびR8が置換基を表す場合、この置換基の好ましい範囲は、一般式(5)中のR1〜R8が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の好ましい範囲と同様である。
一般式(5B)中、LbおよびLcはそれぞれ独立に一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
In General Formula (5B), X 1 and X 2 each independently represent an O atom or an S atom. A 1 represents CR 7 or N atom, and A 2 represents CR 8 or N atom. A 1 in the general formula (5B), A 2, R 7 and R 8 are A 1 in the general formula (5), and A 2, R 7 and R 8 are each synonymous.
In general formula (5B), R 1 to R 4 , R 7 and R 8 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. When R 1 to R 4 , R 7 and R 8 in the general formula (5B) represent a substituent, the preferred range of this substituent is that R 1 to R 8 in the general formula (5) is the general formula (W ) Is the same as the preferred range in the case of a substituent other than the substituent represented by
In General Formula (5B), L b and L c are each independently a divalent linking group represented by any one of General Formulas (L-1) to (L-25) or two or more General Formulas (L— 1)-(L-25) represents a divalent linking group to which the divalent linking group represented by any one is bonded, and R b and R c are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group, cyano group , Vinyl group, ethynyl group, oxyethylene group, oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, siloxane group, oligosiloxane group having 2 or more silicon atoms, or substituted or unsubstituted trialkyl Represents a silyl group.
(一般式(6)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (6))
一般式(6)中、X1〜X4はそれぞれ独立にNR7、O原子またはS原子を表し、R7は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アリール基またはヘテロアリール基を表す。
X1〜X4はそれぞれ独立にO原子またはS原子であることが合成容易性の観点から好ましい。一方、X1〜X4のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1〜X4は、同じ連結基であることが好ましい。X1〜X4はいずれもS原子であることがより好ましい。
R7は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アシル基、アリール基またはヘテロアリール基を表し、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基またはアシル基であることが好ましく、水素原子またはアルキル基であることがより好ましく、炭素数1〜14のアルキル基であることが特に好ましく、炭素数1〜4のアルキル基であることがより特に好ましい。
R7がアルキル基を表す場合、直鎖アルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖アルキル基であることが、分子の直線性が高まり、キャリア移動度を高めることができる観点から好ましい。
In the general formula (6), X 1 to X 4 each independently represent NR 7 , O atom or S atom, and R 7 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group, an acyl group, an aryl group or a heteroaryl. Represents a group.
X 1 to X 4 are preferably each independently an O atom or an S atom from the viewpoint of ease of synthesis. On the other hand, at least one of X 1 to X 4 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 to X 4 are preferably the same linking group. It is more preferable that all of X 1 to X 4 are S atoms.
R 7 represents a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group, an acyl group, an aryl group or a heteroaryl group, and is preferably a hydrogen atom, an alkyl group, an alkenyl group, an alkynyl group or an acyl group, It is more preferably an alkyl group, particularly preferably an alkyl group having 1 to 14 carbon atoms, and particularly preferably an alkyl group having 1 to 4 carbon atoms.
When R 7 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group or a cyclic alkyl group, but the linear alkyl group increases the linearity of the molecule and increases the carrier mobility. It is preferable from the viewpoint that can be achieved.
一般式(6)中、R1〜R6はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
なお、R1〜R6で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。また、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
これらの中でも、R1〜R6がそれぞれ独立にとりうる置換基として、アルキル基、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、複素環基、アルコキシ基、アルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基が好ましく、炭素数1〜12のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜12のアルケニル基、炭素数2〜12のアルキニル基、炭素数1〜11のアルコキシ基、炭素数5〜12の複素環基、炭素数1〜12のアルキルチオ基、一般式(W)で表される置換基がより好ましく、後述の連結基鎖長が3.7Å以下の基および一般式(W)で表される置換基が特に好ましく、一般式(W)で表される置換基がより特に好ましい。
In General Formula (6), R 1 to R 6 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one represents a substituent represented by General Formula (W).
In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 > -R < 6 >. Moreover, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
Among these, as substituents which R 1 to R 6 can independently take, an alkyl group, an aryl group, an alkenyl group, an alkynyl group, a heterocyclic group, an alkoxy group, an alkylthio group, a substituent represented by the general formula (W) Group is preferred, an alkyl group having 1 to 12 carbon atoms, an aryl group having 6 to 20 carbon atoms, an alkenyl group having 2 to 12 carbon atoms, an alkynyl group having 2 to 12 carbon atoms, an alkoxy group having 1 to 11 carbon atoms, carbon A heterocyclic group having 5 to 12 carbon atoms, an alkylthio group having 1 to 12 carbon atoms, and a substituent represented by the general formula (W) are more preferable, a group having a linking group chain length of 3.7 Å or less and a general formula ( The substituent represented by W) is particularly preferred, and the substituent represented by the general formula (W) is more particularly preferred.
一般式(6)で表される化合物中、R1〜R6のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R6のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R3〜R6であることが好ましく、R5またはR6であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点からより好ましい。
Among the compounds represented by the general formula (6), among R 1 to R 6 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase the carrier mobility and to the organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 6, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is preferably R 3 to R 6, a R 5 or R 6, the carrier It is more preferable from the viewpoint of increasing mobility and increasing solubility in an organic solvent.
R1〜R6のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。連結基鎖長の定義は、上述の通りである。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基はそれぞれ独立に炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R1〜R6が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
Of R 1 to R 6, the number of substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2, and 0 or 1 Is particularly preferable, and it is particularly preferable that the number is zero.
The substituent in the case where R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less, and the linking group chain length. Is more preferably a group having a chain length of 1.0 to 2.1 Å. The definition of the linking group chain length is as described above.
When R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by formula (W), the substituents are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, or a substitution having 2 or less carbon atoms. Or an unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms. It is more preferable that
When R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkyl group can take. Examples thereof include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent is a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group Is more preferable, a methyl group or a methyl group substituted with a cyano group is more preferable, and a methyl group substituted with a cyano group is particularly preferable.
When R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkynyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethynyl group and an acetylene group substituted with a deuterium atom. An ethynyl group is preferred.
When R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkenyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethenyl group and a deuterium atom-substituted ethenyl group. And an ethenyl group is preferred.
When R 1 to R 6 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the acyl group can take. Examples thereof include a fluorine atom. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent includes a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group. And a formyl group is preferred.
一般式(6)で表される化合物は、下記一般式(6A)または(6B)で表される化合物であることが好ましく、高移動度の観点からは一般式(6A)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (6) is preferably a compound represented by the following general formula (6A) or (6B). From the viewpoint of high mobility, the compound represented by the general formula (6A) It is particularly preferred that
一般式(6A)中、X1〜X4はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表し、R1〜R3、R4AおよびR5はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R3、R4AおよびR5は、−La−Raで表される基ではなく、Raは炭素数5〜19のアルキル基を表し、Laは上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表す。
一般式(6B)中、X1〜X4はそれぞれ独立にO原子またはS原子を表し、R1、R2、R3CおよびR4Bはそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に炭素数5〜19のアルキル基を表し、LbおよびLcはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表す。
なお、上記置換基としては、置換基Xが挙げられる。
In the general formula (6A), X 1 ~X 4 each independently represents O or S atoms, R 1 ~R 3, R 4A and R 5 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ R 3, R 4A and R 5 is not a group represented by -L a -R a, R a represents an alkyl group of 5-19 carbon atoms, L a is the general formula (L-1) ~ A divalent linking group represented by any one of (L-25) or a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded. Represents a divalent linking group.
In the general formula (6B), X 1 to X 4 each independently represents an O atom or an S atom, R 1 , R 2 , R 3C and R 4B each independently represent a hydrogen atom or a substituent, R b and R c independently represents an alkyl group having 5 to 19 carbon atoms, and L b and L c each independently represents a divalent group represented by any one of the general formulas (L-1) to (L-25). It represents a divalent linking group to which a linking group or a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded.
In addition, the substituent X is mentioned as said substituent.
(一般式(7)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (7))
一般式(7)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9(>N‐R9)を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表す。X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子であることが合成容易性の観点から好ましい。一方、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。 In general formula (7), each X 1 independently represents an S atom, an O atom, a Se atom or NR 9 (> N—R 9 ), and each X 2 independently represents an S atom, an O atom or a Se atom. . X 1 and X 2 are each independently preferably an O atom or an S atom from the viewpoint of ease of synthesis. On the other hand, it is preferable from the viewpoint of increasing carrier mobility that at least one of X 1 and X 2 is an S atom. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
一般式(7)中、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
なお、R1〜R9で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。また、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
なお、R9は、水素原子またはアルキル基であることが好ましく、炭素数5〜12のアルキル基であることがより好ましく、炭素数8〜10のアルキル基であることが特に好ましい。
R9がアルキル基を表す場合、直鎖のアルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖のアルキル基であることが、HOMO軌道の重なりの観点から好ましい。
In General Formula (7), R 1 to R 9 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 9 is a substituent represented by General Formula (W).
In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 > -R < 9 >. Moreover, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
R 9 is preferably a hydrogen atom or an alkyl group, more preferably an alkyl group having 5 to 12 carbon atoms, and particularly preferably an alkyl group having 8 to 10 carbon atoms.
When R 9 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group, or a cyclic alkyl group, but a linear alkyl group is preferred from the viewpoint of overlapping HOMO orbitals.
一般式(7)で表される化合物中、R1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R4またはR8であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、R4およびR8がより好ましい。
一般式(7)のR1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。連結基鎖長の定義は、上述の通りである。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、それぞれ独立に炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
Among the compounds represented by the general formula (7), among R 1 to R 9 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase the carrier mobility and to the organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 9, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is R 4 or R 8 is, increase the carrier mobility, solubility in organic solvents R 4 and R 8 are more preferable from the viewpoint of increasing the ratio.
Of R 1 to R 9 in the general formula (7), the number of substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2. Preferably, 0 or 1 is particularly preferable, and 0 is more particularly preferable.
The substituent in the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less, and the linking group chain length. Is more preferably a group having a chain length of 1.0 to 2.1 Å. The definition of the linking group chain length is as described above.
In the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), the substituents are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, or 2 or less carbon atoms. It is preferably a substituted or unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms. More preferably, it is a group.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkyl group can take. Examples thereof include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent is a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group Is more preferable, a methyl group or a methyl group substituted with a cyano group is more preferable, and a methyl group substituted with a cyano group is particularly preferable.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkynyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethynyl group and an acetylene group substituted with a deuterium atom. An ethynyl group is preferred.
In the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, the substituent that the alkenyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethenyl group and a deuterium atom-substituted ethenyl group. And an ethenyl group is preferred.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each substituent independently represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the acyl group can take. Examples thereof include a fluorine atom. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent includes a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group. And a formyl group is preferred.
一般式(7)で表される化合物は、下記一般式(7A)または(7B)で表される化合物であることが好ましく、高移動度の観点からは一般式(7B)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (7) is preferably a compound represented by the following general formula (7A) or (7B), and a compound represented by the general formula (7B) from the viewpoint of high mobility. It is particularly preferred that
一般式(7A)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R1〜R7およびR9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、ただし、R4は−La−Raで表される基ではなく、Laは上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Raは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
一般式(7B)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R1〜R3、R5〜R7およびR9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、LbおよびLcはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
In the general formula (7A), X 1 each independently represents an S atom, O atom, Se atom or NR 9 , X 2 each independently represents an S atom, O atom or Se atom, and R 1 to R 7 and R 9 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, provided that, R 4 is not a group represented by -L a -R a, L a is the general formula (L-1) ~ (L -25) Or a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded. R a represents a substituted or unsubstituted alkyl group, a cyano group, a vinyl group, an ethynyl group, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, and a silicon atom number. 2 or more oligosiloxane groups, or substituted or unsubstituted tris It represents a Rukirushiriru group.
In general formula (7B), X < 1 > represents each independently S atom, O atom, Se atom, or NR < 9 >, X < 2 > represents each independently S atom, O atom, or Se atom, R < 1 > -R < 3 >, R 5 to R 7 and R 9 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and L b and L c are each independently represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25). represents a divalent linking group or two or more of the above-mentioned general formula (L-1) ~ (L -25) 2 divalent linking group is a divalent linking group represented by any one bound in, R b and R c is an independently substituted or unsubstituted alkyl group, a cyano group, a vinyl group, an ethynyl group, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, and a silicon atom number of 2 The above oligosiloxane groups, or substituted or It represents a trialkylsilyl group substituted.
(一般式(8)で表される化合物) (Compound represented by formula (8))
一般式(8)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表す。X1およびX2はそれぞれ独立にO原子またはS原子であることが合成容易性の観点から好ましい。一方、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。 In general formula (8), each X 1 independently represents an S atom, an O atom, a Se atom or NR 9, and each X 2 independently represents an S atom, an O atom or a Se atom. X 1 and X 2 are each independently preferably an O atom or an S atom from the viewpoint of ease of synthesis. On the other hand, it is preferable from the viewpoint of increasing carrier mobility that at least one of X 1 and X 2 is an S atom. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
一般式(8)中、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基である。
なお、R1〜R9で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。また、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
なお、R9は、水素原子またはアルキル基であることが好ましく、炭素数5〜12のアルキル基であることがより好ましく、炭素数8〜10のアルキル基であることが特に好ましい。
R9がアルキル基を表す場合、直鎖のアルキル基でも、分枝アルキル基でも、環状アルキル基でもよいが、直鎖のアルキル基であることが、HOMO軌道の重なりの観点から好ましい。
In General Formula (8), R 1 to R 9 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 9 is a substituent represented by General Formula (W).
In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 > -R < 9 >. Moreover, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
R 9 is preferably a hydrogen atom or an alkyl group, more preferably an alkyl group having 5 to 12 carbon atoms, and particularly preferably an alkyl group having 8 to 10 carbon atoms.
When R 9 represents an alkyl group, it may be a linear alkyl group, a branched alkyl group, or a cyclic alkyl group, but a linear alkyl group is preferred from the viewpoint of overlapping HOMO orbitals.
一般式(8)で表される化合物中、R1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R3またはR7であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、R3およびR7がより好ましい。
また、一般式(8)のR1〜R9のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
Among the compounds represented by the general formula (8), among R 1 to R 9 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase the carrier mobility and to the organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 9, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is R 3 or R 7 is, increasing the carrier mobility, solubility in organic solvents R 3 and R 7 are more preferable from the viewpoint of increasing the ratio.
In addition, among R 1 to R 9 in the general formula (8), 0 to 4 substituents other than the substituent represented by the general formula (W) are preferable, and 0 to 2 substituents. Is more preferable, 0 or 1 is particularly preferable, and 0 is particularly preferable.
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、連結基鎖長が3.7Å以下の基であることが好ましく、連結基鎖長が1.0〜3.7Åの基であることがより好ましく、連結基鎖長が1.0〜2.1Åの基であることがさらに好ましい。連結基鎖長の定義は、上述の通りである。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基は、それぞれ独立に炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基、炭素数2以下の置換または無置換のアシル基であることが好ましく、炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基であることがより好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキル基を表す場合、アルキル基がとり得る置換基としては、シアノ基、フッ素原子、重水素原子などを挙げることができ、シアノ基が好ましい。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキル基としては、メチル基、エチル基、シアノ基置換のメチル基が好ましく、メチル基またはシアノ基置換のメチル基がより好ましく、シアノ基置換のメチル基が特に好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルキニル基を表す場合、アルキニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルキニル基としては、エチニル基、重水素原子置換のアセチレン基を挙げることができ、エチニル基が好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アルケニル基を表す場合、アルケニル基がとり得る置換基としては、重水素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアルケニル基としては、エテニル基、重水素原子置換のエテニル基を挙げることができ、エテニル基が好ましい。
R1〜R9が一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基がそれぞれ独立に炭素数2以下の置換アシル基を表す場合、アシル基がとり得る置換基としては、フッ素原子などを挙げることができる。一般式(W)で表される置換基以外の置換基である場合の置換基が表す炭素数2以下の置換または無置換のアシル基としては、ホルミル基、アセチル基、フッ素置換のアセチル基を挙げることができ、ホルミル基が好ましい。
The substituent in the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably a group having a linking group chain length of 3.7 mm or less, and the linking group chain length. Is more preferably a group having a chain length of 1.0 to 2.1 Å. The definition of the linking group chain length is as described above.
In the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), the substituents are each independently a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, or 2 or less carbon atoms. It is preferably a substituted or unsubstituted alkynyl group, a substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, a substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and a substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms. More preferably, it is a group.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkyl group can take. Examples thereof include a cyano group, a fluorine atom, and a deuterium atom, and a cyano group is preferable. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted alkyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent is a methyl group, an ethyl group, or a cyano group-substituted methyl group Is more preferable, a methyl group or a methyl group substituted with a cyano group is more preferable, and a methyl group substituted with a cyano group is particularly preferable.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the alkynyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkynyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethynyl group and an acetylene group substituted with a deuterium atom. An ethynyl group is preferred.
In the case where R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each of the substituents independently represents a substituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms, the substituent that the alkenyl group can take. As examples, deuterium atoms can be given. Examples of the substituted or unsubstituted alkenyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent in the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W) include an ethenyl group and a deuterium atom-substituted ethenyl group. And an ethenyl group is preferred.
When R 1 to R 9 are substituents other than the substituent represented by the general formula (W), each substituent independently represents a substituted acyl group having 2 or less carbon atoms, and the substituent that the acyl group can take. Examples thereof include a fluorine atom. In the case of a substituent other than the substituent represented by the general formula (W), the substituted or unsubstituted acyl group having 2 or less carbon atoms represented by the substituent includes a formyl group, an acetyl group, and a fluorine-substituted acetyl group. And a formyl group is preferred.
一般式(8)で表される化合物は、下記一般式(8A)または(8B)で表される化合物であることが好ましく、高移動度の観点からは一般式(8B)で表される化合物であることが特に好ましい。 The compound represented by the general formula (8) is preferably a compound represented by the following general formula (8A) or (8B), and the compound represented by the general formula (8B) from the viewpoint of high mobility. It is particularly preferred that
一般式(8A)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R10〜R15およびR17はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、ただし、R12は−La−Raで表される基ではなく、Laは上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、Raは置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
一般式(8B)中、X1はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、X2はそれぞれ独立にS原子、O原子またはSe原子を表し、R10、R11、R13〜R15およびR17はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、LbおよびLcはそれぞれ独立に上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基または2以上の上記一般式(L−1)〜(L−25)のいずれかで表される2価の連結基が結合した2価の連結基を表し、RbおよびRcはそれぞれ独立に置換または無置換のアルキル基、シアノ基、ビニル基、エチニル基、オキシエチレン基、オキシエチレン単位の繰り返し数vが2以上のオリゴオキシエチレン基、シロキサン基、ケイ素原子数が2以上のオリゴシロキサン基、あるいは、置換または無置換のトリアルキルシリル基を表す。
In the general formula (8A), X 1 each independently represents an S atom, O atom, Se atom or NR 9 , X 2 each independently represents an S atom, O atom or Se atom, R 10 to R 15 and R 17 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, provided that, R 12 is not a group represented by -L a -R a, L a is the general formula (L-1) ~ (L -25) Or a divalent linking group to which a divalent linking group represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25) is bonded. R a represents a substituted or unsubstituted alkyl group, a cyano group, a vinyl group, an ethynyl group, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, and a silicon atom number. Two or more oligosiloxane groups, or substituted or unsubstituted Represents a realkylsilyl group;
In the general formula (8B), X 1 each independently represents an S atom, O atom, Se atom or NR 9 , X 2 each independently represents an S atom, O atom or Se atom, R 10 , R 11 , R 13 to R 15 and R 17 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and L b and L c are each independently represented by any one of the above general formulas (L-1) to (L-25). represents a divalent linking group or two or more of the above-mentioned general formula (L-1) ~ (L -25) 2 divalent linking group is a divalent linking group represented by any one bound in, R b and R c is an independently substituted or unsubstituted alkyl group, a cyano group, a vinyl group, an ethynyl group, an oxyethylene group, an oligooxyethylene group having a repeating number v of 2 or more, a siloxane group, and two silicon atoms. The above oligosiloxane groups or substituted Represents the unsubstituted trialkylsilyl group.
(一般式(9)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (9))
一般式(9)中、Xはそれぞれ独立にO原子、S原子またはSe原子を表す。なかでも、S原子が好ましい。
R3、R4、およびR7〜R10は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、または一般式(W)で表される置換基を表す。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。R1、R2、R5、およびR6は、それぞれ独立に、水素原子または置換基を表す。なお、R1、R2、R5、およびR6で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。
なお、R3、R4、およびR7〜R10はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、または一般式(W)で表される置換基(但し、Lは(L−3)、(L−5)、(L−7)〜(L−9)、(L−12)〜(L−24)のいずれか)を表すことが好ましい。なかでも、R3、R4、およびR7〜R10は、水素原子がより好ましい。
なお、Lとしては、(L−3)、(L−5)、(L−13)、(L−17)、または(L−18)が好ましい。
R1〜R10のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表すことが好ましい。
In general formula (9), X represents an O atom, S atom, or Se atom each independently. Of these, S atom is preferable.
R 3 , R 4 , and R 7 to R 10 each independently represent a hydrogen atom, a halogen atom, or a substituent represented by General Formula (W). The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above. R 1 , R 2 , R 5 , and R 6 each independently represent a hydrogen atom or a substituent. In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 >, R < 2 >, R < 5 > and R < 6 >.
R 3 , R 4 , and R 7 to R 10 are each independently a hydrogen atom, a halogen atom, or a substituent represented by the general formula (W) (where L is (L-3), (L- 5), (L-7) to (L-9), or (L-12) to (L-24)). Among these, R 3 , R 4 , and R 7 to R 10 are more preferably hydrogen atoms.
In addition, as L, (L-3), (L-5), (L-13), (L-17), or (L-18) is preferable.
At least one of R 1 to R 10 preferably represents a substituent represented by the general formula (W).
一般式(9)で表される化合物中、R1〜R10のうち、一般式(W)で表される置換基は1〜4個であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、1または2個であることがより好ましく、2個であることが特に好ましい。
R1〜R10のうち、一般式(W)で表される置換基の位置に特に制限はないが、R2またはR6であることが、キャリア移動度を高め、有機溶媒への溶解性を高める観点から好ましく、R2およびR6がより好ましい。
また、一般式(9)のR1〜R10のうち、一般式(W)で表される置換基以外の置換基は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
In the compound represented by the general formula (9), among R 1 to R 10 , the number of substituents represented by the general formula (W) is 1 to 4 to increase the carrier mobility and to the organic solvent. From the standpoint of increasing the solubility of the resin, 1 or 2 is more preferable, and 2 is particularly preferable.
Among R 1 to R 10, is not particularly limited to the position of the substituent represented by formula (W), it is R 2 or R 6, increases the carrier mobility, solubility in organic solvents R 2 and R 6 are more preferable from the viewpoint of increasing the amount.
In addition, among R 1 to R 10 in the general formula (9), the number of substituents other than the substituent represented by the general formula (W) is preferably 0 to 4, and 0 to 2. Is more preferable, 0 or 1 is particularly preferable, and 0 is particularly preferable.
(一般式(10)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (10))
R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。なお、R1〜R8で表される置換基としては、置換基Xが挙げられる。また、一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
なかでも、R1〜R8はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、または置換基を表し、R1〜R8のうち少なくとも1つは置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基であることが好ましい。
一般式(10)のR1〜R8は、R2およびR6のうち少なくとも1つが、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基であることが好ましい。より好ましくは、置換もしくは無置換のアリールチオ基、または、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基である。更に好ましくは、R2およびR6のいずれもが、置換もしくは無置換のアリールチオ基、または、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基である。特に好ましくは置換もしくは無置換のフェニルチオ基または下記群(A)から選ばれるヘテロアリールチオ基である。より特に好ましくは置換もしくは無置換のフェニルチオ基または下記一般式(A−17)、(A−18)、(A−20)で表されるヘテロアリールチオ基である。
R 1 to R 8 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 represents a substituent represented by the general formula (W). In addition, the substituent X is mentioned as a substituent represented by R < 1 > -R < 8 >. Moreover, the definition of the substituent represented by general formula (W) is as above-mentioned.
Among them, R 1 to R 8 each independently represents a hydrogen atom, a halogen atom, or a substituent, and at least one of R 1 to R 8 is a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroary. It is preferably a ruthio group, a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group, or a substituted or unsubstituted alkylamino group.
R 1 to R 8 in the general formula (10) are such that at least one of R 2 and R 6 is a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroarylthio group, a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl It is preferably a group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group or a substituted or unsubstituted alkylamino group. More preferably, it is a substituted or unsubstituted arylthio group or a substituted or unsubstituted heteroarylthio group. More preferably, both R 2 and R 6 are a substituted or unsubstituted arylthio group, or a substituted or unsubstituted heteroarylthio group. Particularly preferred is a substituted or unsubstituted phenylthio group or a heteroarylthio group selected from the following group (A). More particularly preferred is a substituted or unsubstituted phenylthio group or a heteroarylthio group represented by the following general formulas (A-17), (A-18), or (A-20).
アリールチオ基としては、炭素数6〜20のアリール基に硫黄原子が連結した基が好ましく、ナフチルチオ基、フェニルチオ基がより好ましく、フェニルチオ基が特に好ましい。
ヘテロアリールチオ基としては、3〜10員環のヘテロアリール基に硫黄原子が連結した基が好ましく、5または6員環のヘテロアリール基に硫黄原子が連結した基がより好ましく、下記群(A)が特に好ましい。
The arylthio group is preferably a group having a sulfur atom linked to an aryl group having 6 to 20 carbon atoms, more preferably a naphthylthio group or a phenylthio group, and particularly preferably a phenylthio group.
The heteroarylthio group is preferably a group in which a sulfur atom is linked to a 3- to 10-membered heteroaryl group, more preferably a group in which a sulfur atom is linked to a 5- or 6-membered heteroaryl group. Is particularly preferred.
一般式(A−14)および(A−15)におけるmは4を表し、一般式(A−16)〜(A−18)および(A−20)におけるmは3を表し、一般式(A−21)、(A−23)、(A−24)、(A−26)および(A−27)におけるmは2を表し、
群(A)中、R’およびRNはそれぞれ独立に水素原子または置換基を表す。
群(A)中、R’は水素原子または一般式(W)で表される置換基を表すことが好ましい。
群(A)中、RNは置換基を表すことが好ましく、アルキル基、アリール基、ヘテロアリール基がより好ましく、アルキル基、アルキル基で置換されたアリール基、アルキル基で置換されたヘテロアリール基が特に好ましく、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルキル基で置換されたフェニル基、炭素数1〜4のアルキル基で置換された5員のヘテロアリール基がより特に好ましい。
M in the general formulas (A-14) and (A-15) represents 4, m in the general formulas (A-16) to (A-18) and (A-20) represents 3, and the general formula (A -21), (A-23), (A-24), (A-26) and (A-27) m represents 2;
In the group (A), R ′ and RN each independently represent a hydrogen atom or a substituent.
In the group (A), R ′ preferably represents a hydrogen atom or a substituent represented by the general formula (W).
In group (A), R N is preferably represents a substituent, an alkyl group, an aryl group, more preferably a heteroaryl group, an alkyl group, an aryl group substituted with an alkyl group, heteroaryl substituted with an alkyl group Group is particularly preferred, more preferably a C1-C4 alkyl group, a phenyl group substituted with a C1-C4 alkyl group, a 5-membered heteroaryl group substituted with a C1-C4 alkyl group, more particularly preferable.
アルキルオキシカルボニル基としては、炭素数1〜20のアルキル基にカルボニル基が連結した基が好ましい。アルキル基の炭素数は2〜15がより好ましく、5〜10が特に好ましい。 As the alkyloxycarbonyl group, a group in which a carbonyl group is linked to an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms is preferable. 2-15 are more preferable and, as for carbon number of an alkyl group, 5-10 are especially preferable.
アリールオキシカルボニル基としては、炭素数6〜20のアリール基にカルボニル基が連結した基が好ましい。アリール基の炭素数は、6〜15がより好ましく、8〜12が特に好ましい。 As the aryloxycarbonyl group, a group in which a carbonyl group is linked to an aryl group having 6 to 20 carbon atoms is preferable. 6-15 are more preferable and, as for carbon number of an aryl group, 8-12 are especially preferable.
アルキルアミノ基としては、炭素数1〜20のアルキル基にアミノ基が連結した基が好ましい。アルキル基の炭素数は、2〜15がより好ましく、5〜10が特に好ましい。
R1〜R8のうち、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基以外の置換基(以下、他の置換基ともいう)は、0〜4個であることが好ましく、0〜2個であることがより好ましく、0または1個であることが特に好ましく、0個であることがより特に好ましい。
As the alkylamino group, a group in which an amino group is linked to an alkyl group having 1 to 20 carbon atoms is preferable. 2-15 are more preferable and, as for carbon number of an alkyl group, 5-10 are especially preferable.
Of R 1 to R 8 , a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroarylthio group, a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group, or a substituted or unsubstituted group The number of substituents other than the alkylamino group (hereinafter also referred to as other substituents) is preferably 0 to 4, more preferably 0 to 2, and particularly preferably 0 or 1. Preferably, 0 is more particularly preferable.
X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNRx(>N−Rx)を表す。X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
Rxはそれぞれ独立に水素原子または一般式(W)で表される置換基を表す。
一般式(W)で表される置換基の定義は上述の通りである。
X 1 and X 2 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom, or NR x (> N—R x ). From the viewpoint of increasing carrier mobility, at least one of X 1 and X 2 is preferably an S atom. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
R x each independently represents a hydrogen atom or a substituent represented by the general formula (W).
The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
(一般式(11)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (11))
一般式(11)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In the general formula (11), X 1 and X 2 are each independently a S atom, O atom, a Se atom or NR 13, R 1 ~R 13 independently represents a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ At least one of R 13 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
一般式(11)中、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
一般式(11)のR1〜R12は、R3およびR9のうち少なくとも1つが、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基であることが好ましい。より好ましくは、置換もしくは無置換のアルキル基である。更に好ましくは、R3およびR9のいずれもが、置換もしくは無置換のアルキル基である。
In general formula (11), at least one of X 1 and X 2 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
In R 1 to R 12 of the general formula (11), at least one of R 3 and R 9 is a substituted or unsubstituted alkyl group, a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroarylthio group, It is preferably a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group, or a substituted or unsubstituted alkylamino group. More preferably, it is a substituted or unsubstituted alkyl group. More preferably, both R 3 and R 9 are substituted or unsubstituted alkyl groups.
(一般式(12)で表される化合物) (Compound represented by formula (12))
一般式(12)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In the general formula (12), X 1 and X 2 are each independently a S atom, O atom, a Se atom or NR 13, R 1 ~R 13 independently represents a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ At least one of R 13 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
一般式(12)中、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
一般式(12)のR1〜R12は、R3およびR9のうち少なくとも1つが、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基であることが好ましい。より好ましくは、置換もしくは無置換のアルキル基である。更に好ましくは、R3およびR9のいずれもが、置換もしくは無置換のアルキル基である。
In General Formula (12), at least one of X 1 and X 2 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
R 1 to R 12 in the general formula (12) are such that at least one of R 3 and R 9 is a substituted or unsubstituted alkyl group, a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroarylthio group, It is preferably a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group, or a substituted or unsubstituted alkylamino group. More preferably, it is a substituted or unsubstituted alkyl group. More preferably, both R 3 and R 9 are substituted or unsubstituted alkyl groups.
(一般式(13)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (13))
一般式(13)中、X1およびX2はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In the general formula (13), X 1 and X 2 are each independently a S atom, O atom, a Se atom or NR 13, R 1 ~R 13 independently represents a hydrogen atom or a substituent, R 1 ~ At least one of R 13 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
一般式(13)中、X1およびX2のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1およびX2は、同じ連結基であることが好ましい。X1およびX2はいずれもS原子であることがより好ましい。
一般式(13)のR1〜R12は、R3およびR9のうち少なくとも1つが、置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換のアリールチオ基、置換もしくは無置換のヘテロアリールチオ基、置換もしくは無置換のアルキルオキシカルボニル基、置換もしくは無置換のアリールオキシカルボニル基または置換もしくは無置換のアルキルアミノ基であることが好ましい。より好ましくは、置換もしくは無置換のアルキル基である。更に好ましくは、R3およびR9のいずれもが、置換もしくは無置換のアルキル基である。
In general formula (13), at least one of X 1 and X 2 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 and X 2 are preferably the same linking group. More preferably, both X 1 and X 2 are S atoms.
R 1 to R 12 in the general formula (13) are such that at least one of R 3 and R 9 is a substituted or unsubstituted alkyl group, a substituted or unsubstituted arylthio group, a substituted or unsubstituted heteroarylthio group, It is preferably a substituted or unsubstituted alkyloxycarbonyl group, a substituted or unsubstituted aryloxycarbonyl group, or a substituted or unsubstituted alkylamino group. More preferably, it is a substituted or unsubstituted alkyl group. More preferably, both R 3 and R 9 are substituted or unsubstituted alkyl groups.
(一般式(14)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (14))
一般式(14)中、X1、X2およびX3はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR9を表し、R1〜R9はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R9のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
なお、R1〜R8の少なくとも1つが一般式(W)で表される置換基であり、Rがアルキル基である場合には、Lは(L−2)〜(L−25)であることが好ましい。
In the general formula (14), X 1 , X 2 and X 3 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR 9 , and R 1 to R 9 each independently represents a hydrogen atom or a substituent, At least one of R 1 to R 9 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
When at least one of R 1 to R 8 is a substituent represented by the general formula (W) and R is an alkyl group, L is (L-2) to (L-25). It is preferable.
一般式(14)中、X1、X2およびX3のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1、X2およびX3は、同じ連結基であることが好ましい。X1、X2およびX3はいずれもS原子であることがより好ましい。
Rがアルキル基である場合のLとしては、(L−2)〜(L−5)、(L−13)、(L−17)、(L−18)が好ましく、(L−3)、(L−13)、(L−18)がより好ましい。
一般式(14)のR1〜R8は、R2およびR7のうち少なくとも1つが、一般式(W)で表される置換基であることが好ましい。より好ましくは、R2およびR7のいずれもが、一般式(W)で表される置換基である。
In general formula (14), it is preferable that at least one of X 1 , X 2 and X 3 is an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 , X 2 and X 3 are preferably the same linking group. More preferably, X 1 , X 2 and X 3 are all S atoms.
As L when R is an alkyl group, (L-2) to (L-5), (L-13), (L-17), and (L-18) are preferable, (L-3), (L-13) and (L-18) are more preferred.
In R 1 to R 8 of the general formula (14), at least one of R 2 and R 7 is preferably a substituent represented by the general formula (W). More preferably, both R 2 and R 7 are substituents represented by the general formula (W).
(一般式(15)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (15))
一般式(15)中、X1、X2、X3、およびX4はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表し、R1〜R6およびR13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R6およびR13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
In the general formula (15), X 1 , X 2 , X 3 and X 4 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom or NR 13 , and R 1 to R 6 and R 13 are each independently hydrogen. It represents an atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 6 and R 13 represents a substituent represented by the general formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
一般式(15)中、X1、X2、X3、およびX4のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1、X2、X3、およびX4は、同じ連結基であることが好ましい。X1、X2、X3、およびX4はいずれもS原子であることがより好ましい。
一般式(15)のR1〜R6は、R2およびR5のうち少なくとも1つが、一般式(W)で表される置換基であることが好ましい。より好ましくは、R2およびR5のいずれもが、一般式(W)で表される置換基である。
In general formula (15), at least one of X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 , X 2 , X 3 and X 4 are preferably the same linking group. More preferably, X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 are all S atoms.
In R 1 to R 6 of the general formula (15), at least one of R 2 and R 5 is preferably a substituent represented by the general formula (W). More preferably, both R 2 and R 5 are substituents represented by the general formula (W).
(一般式(16)で表される化合物) (Compound represented by the general formula (16))
一般式(16)中、X1、X2、X3、およびX4はそれぞれ独立にS原子、O原子、Se原子またはNR13を表す。R1〜R6およびR13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表し、R1〜R6およびR13のうち少なくとも1つは一般式(W)で表される置換基を表す。
置換基としては、上述した置換基Xが挙げられる。一般式(W)で表される置換基の定義は、上述の通りである。
なお、R3およびR6は水素原子、ハロゲン原子、または一般式(W)で表される置換基(但し、Lは(L−3)、(L−5)、(L−7)〜(L−9)、(L−12)〜(L−24)のいずれか)であることが好ましい。R1、R2、R4、R5、およびR13はそれぞれ独立に水素原子または置換基を表すことが好ましい。
なお、Lは(L−3)、(L−5)、(L−7)〜(L−9)、(L−12)〜(L−24)のいずれかであり、R3およびR6が一般式(W)で表される置換基の場合、(L−3)、(L−5)、(L−13)、(L−17)、(L−18)が好ましい。
In the general formula (16), X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 each independently represent an S atom, an O atom, a Se atom, or NR 13 . R 1 to R 6 and R 13 each independently represent a hydrogen atom or a substituent, and at least one of R 1 to R 6 and R 13 represents a substituent represented by Formula (W).
Examples of the substituent include the substituent X described above. The definition of the substituent represented by the general formula (W) is as described above.
R 3 and R 6 are each a hydrogen atom, a halogen atom, or a substituent represented by the general formula (W) (where L is (L-3), (L-5), (L-7) to (L-7) to ( L-9) and any one of (L-12) to (L-24) are preferable. R 1 , R 2 , R 4 , R 5 , and R 13 preferably each independently represent a hydrogen atom or a substituent.
L is any one of (L-3), (L-5), (L-7) to (L-9), (L-12) to (L-24), and R 3 and R 6 Is a substituent represented by formula (W), (L-3), (L-5), (L-13), (L-17), and (L-18) are preferred.
一般式(16)中、X1、X2、X3、およびX4のうち少なくとも1つがS原子であることが、キャリア移動度を高める観点から好ましい。X1、X2、X3、およびX4は、同じ連結基であることが好ましい。X1、X2、X3、およびX4はいずれもS原子であることがより好ましい。
一般式(16)のR1〜R6は、R1およびR4のうち少なくとも1つが、一般式(W)で表される置換基であることが好ましい。より好ましくは、R1およびR4のいずれもが、一般式(W)で表される置換基である。
また、R3およびR6は水素原子であることが好ましい。
In general formula (16), at least one of X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 is preferably an S atom from the viewpoint of increasing carrier mobility. X 1 , X 2 , X 3 and X 4 are preferably the same linking group. More preferably, X 1 , X 2 , X 3 , and X 4 are all S atoms.
In R 1 to R 6 of the general formula (16), at least one of R 1 and R 4 is preferably a substituent represented by the general formula (W). More preferably, both R 1 and R 4 are substituents represented by the general formula (W).
R 3 and R 6 are preferably hydrogen atoms.
上述した有機半導体(A)(一般式(1)〜(16)で表される化合物)の分子量は特に制限されないが、分子量が3000以下であることが好ましく、2000以下であることがより好ましく、1000以下であることがさらに好ましく、850以下であることが特に好ましい。分子量を上記上限値以下とすることにより、溶媒への溶解性を高めることができるため好ましい。
一方で、薄膜の膜質安定性の観点からは、分子量は300以上であることが好ましく、350以上であることがより好ましく、400以上であることがさらに好ましい。
The molecular weight of the organic semiconductor (A) (the compounds represented by the general formulas (1) to (16)) is not particularly limited, but the molecular weight is preferably 3000 or less, more preferably 2000 or less, More preferably, it is 1000 or less, and particularly preferably 850 or less. It is preferable to make the molecular weight not more than the above upper limit value because the solubility in a solvent can be increased.
On the other hand, from the viewpoint of film quality stability of the thin film, the molecular weight is preferably 300 or more, more preferably 350 or more, and further preferably 400 or more.
上述した有機半導体(A)(一般式(1)〜(16)で表される化合物)の合成方法は特に制限されず、公知の方法を参照して合成できる。例えば、Journal of American Chemical Society, 116, 925(1994)、Journal of Chemical Society, 221(1951)、Org.Lett.,2001,3,3471、Macromolecules,2010,43,6264、Tetrahedron,2002,58,10197、特表2012−513459号公報、特開2011−46687号公報、Journal of Chemical Research.miniprint,3,601−635(1991)、Bull.Chem.Soc.Japan,64,3682−3686(1991)、Tetrahedron Letters,45,2801−2803(2004)、EP2251342A1号公報、EP2301926A1号公報、EP2301921A1号公報、KR10−2012−0120886号公報、J.Org.Chem.2011,696、Org.Lett.,2001,3,3471、Macromolecules 2010,43,6264、J.Org.Chem.2013,78,7741、Chem.Eur.J.2013,19,3721、Bull.Chem.Soc.Jpn.,1987,60,4187、J.Am.Chem.Soc.2011,133,5024、Chem.Eur.J.2013,19,3721、Macromolecules,2010,43,6264−6267、J.Am.Chem.Soc.2012,134,16548−16550などが挙げられる。 The method for synthesizing the organic semiconductor (A) described above (compounds represented by the general formulas (1) to (16)) is not particularly limited, and can be synthesized with reference to known methods. For example, Journal of American Chemical Society, 116, 925 (1994), Journal of Chemical Society, 221 (1951), Org. Lett. , 2001, 3, 3471, Macromolecules, 2010, 43, 6264, Tetrahedron, 2002, 58, 10197, Japanese translations of PCT publication No. 2012-513659, Japanese Patent Application Laid-Open No. 2011-46687, Journal of Chemical Research. miniprint, 3, 601-635 (1991), Bull. Chem. Soc. Japan, 64, 3682-3686 (1991), Tetrahedron Letters, 45, 2801-2803 (2004), EP2251342A1, EP2301926A1, EP2301921A1, KR10-2012-0120886, J. Pat. Org. Chem. 2011, 696, Org. Lett. 2001, 3, 3471; Macromolecules 2010, 43, 6264; Org. Chem. 2013, 78, 7741, Chem. Eur. J. et al. 2013, 19, 3721, Bull. Chem. Soc. Jpn. 1987, 60, 4187; Am. Chem. Soc. 2011, 133, 5024, Chem. Eur. J. et al. 2013, 19, 3721, Macromolecules, 2010, 43, 6264-6267, J. MoI. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 16548-16550, and the like.
なお、本発明の効果がより優れる点で、上述した有機半導体(A)は、一般式(1)〜(9)、一般式(14)、および、一般式(15)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種を少なくとも含むことが好ましい。 In addition, in the point which the effect of this invention is more excellent, the organic semiconductor (A) mentioned above is from the compound represented by General formula (1)-(9), General formula (14), and General formula (15). It is preferable to include at least one selected from the group consisting of:
<有機溶媒(B)>
有機溶媒(B)としては、プロピオフェノンおよびブチロフェノンからなる群から選択される少なくとも1つが挙げられる。
有機溶媒(B)は1種のみを使用しても、2種以上を併用してもよい。
<Organic solvent (B)>
Examples of the organic solvent (B) include at least one selected from the group consisting of propiophenone and butyrophenone.
The organic solvent (B) may be used alone or in combination of two or more.
(その他成分)
本発明の組成物には、上記有機半導体(A)および有機溶媒(B)以外の他の成分が含まれていてもよい。
例えば、高分子化合物が含まれていてもよい。高分子化合物の種類は特に制限されず、公知の高分子化合物が挙げられる。高分子化合物の好適態様としては、ベンゼン環を有する高分子化合物(ベンゼン環基を有する繰り返し単位を有する高分子)が好ましい。ベンゼン環基を有する繰り返し単位の含有量は特に制限されないが、全繰り返し単位中、50モル%以上が好ましく、70モル%以上がより好ましく、90モル%以上がさらに好ましい。上限は特に制限されないが、100モル%が挙げられる。
上記高分子化合物としては、例えば、ポリスチレン、ポリ(α‐メチルスチレン)、ポリビニルシンナメート、ポリ(4−ビニルフェニル)またはポリ(4−メチルスチレン)などが挙げられる。
なお、高分子化合物の重量平均分子量は特に制限されないが、1万〜200万が好ましく、2万〜60万がより好ましい。
(Other ingredients)
The composition of the present invention may contain components other than the organic semiconductor (A) and the organic solvent (B).
For example, a polymer compound may be included. The kind in particular of a high molecular compound is not restrict | limited, A well-known high molecular compound is mentioned. As a preferred embodiment of the polymer compound, a polymer compound having a benzene ring (polymer having a repeating unit having a benzene ring group) is preferable. The content of the repeating unit having a benzene ring group is not particularly limited, but is preferably 50 mol% or more, more preferably 70 mol% or more, and still more preferably 90 mol% or more in all repeating units. The upper limit is not particularly limited, but 100 mol% can be mentioned.
Examples of the polymer compound include polystyrene, poly (α-methylstyrene), polyvinyl cinnamate, poly (4-vinylphenyl), and poly (4-methylstyrene).
The weight average molecular weight of the polymer compound is not particularly limited, but is preferably 10,000 to 2,000,000, and more preferably 20,000 to 600,000.
<組成物>
組成物中には、少なくとも有機半導体(A)および有機溶媒(B)が含まれる。
組成物中における有機半導体(A)の含有量は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、組成物全質量に対して、0.05〜10質量%が好ましく、0.1〜5質量%がより好ましい。
組成物中における有機溶媒(B)の含有量は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、組成物全質量に対して、90〜99.95質量%が好ましく、95〜99.9質量%がより好ましい。
組成物中に高分子化合物が含まれる場合、本発明の効果がより優れる点で、その含有量は組成物全質量に対して、0.4〜8.0質量%が好ましく、0.7〜5.0質量%がより好ましく、1.0〜4.0質量%がさらに好ましく、1.5〜3.0質量%が特に好ましい。
<Composition>
The composition contains at least an organic semiconductor (A) and an organic solvent (B).
Although content in particular of the organic semiconductor (A) in a composition is not restrict | limited, 0.05-10 mass% is preferable with respect to the composition total mass at the point which the effect of this invention is more excellent, 0.1-0.1%. 5 mass% is more preferable.
Although content in particular of the organic solvent (B) in a composition is not restrict | limited, 90-99.95 mass% is preferable with respect to the composition total mass at the point which the effect of this invention is more excellent, and 95-99. 9 mass% is more preferable.
When the polymer compound is contained in the composition, the content thereof is preferably 0.4 to 8.0% by mass with respect to the total mass of the composition in terms of more excellent effects of the present invention, and 0.7 to 5.0 mass% is more preferable, 1.0-4.0 mass% is further more preferable, and 1.5-3.0 mass% is especially preferable.
組成物の粘度は特に制限されないが、本発明の効果がより優れると共に、塗布性がより優れる点で、3〜100mPa・sが好ましく、5〜50mPa・sがより好ましく、9〜40mPa・sがさらに好ましい。
なお、粘度は25℃での粘度を意図する。
The viscosity of the composition is not particularly limited, but 3 to 100 mPa · s is preferable, 5 to 50 mPa · s is more preferable, and 9 to 40 mPa · s is more preferable in that the effect of the present invention is more excellent and applicability is more excellent. Further preferred.
In addition, the viscosity intends the viscosity at 25 ° C.
組成物の製造方法は特に制限されず、公知の方法を採用できる。例えば、有機溶媒(B)中に所定量の有機半導体(A)を添加して、適宜撹拌処理を施すことにより、所望の組成物を得ることができる。 The manufacturing method in particular of a composition is not restrict | limited, A well-known method is employable. For example, a desired composition can be obtained by adding a predetermined amount of the organic semiconductor (A) to the organic solvent (B) and appropriately stirring the mixture.
<有機半導体膜および有機トランジスタ>
上記組成物を用いて有機半導体膜を製造する方法は特に制限されず、公知の方法を採用できる。例えば、組成物を所定の基材上に付与して、必要に応じて乾燥処理を施して、有機半導体膜を製造する方法が挙げられる。
基材上に組成物を付与する方法は特に制限されず、公知の方法を採用でき、例えば、インクジェット印刷法、フレキソ印刷法、バーコート法、スピンコート法、ナイフコート法、ドクターブレード法などが挙げられ、インクジェット印刷法、フレキソ印刷法が好ましい。
なお、フレキソ印刷法としては、フレキソ印刷版として感光性樹脂版を用いる態様が好適に挙げられる。態様によって、組成物を基板上に印刷して、パターンを容易に形成することができる。
<Organic semiconductor film and organic transistor>
The method for producing an organic semiconductor film using the composition is not particularly limited, and a known method can be employed. For example, a method of producing an organic semiconductor film by applying the composition onto a predetermined substrate and subjecting it to a drying treatment as necessary can be mentioned.
The method for applying the composition on the substrate is not particularly limited, and a known method can be adopted, for example, an inkjet printing method, a flexographic printing method, a bar coating method, a spin coating method, a knife coating method, a doctor blade method, or the like. The inkjet printing method and the flexographic printing method are preferable.
In addition, as a flexographic printing method, the aspect using a photosensitive resin plate as a flexographic printing plate is mentioned suitably. In some embodiments, the composition can be printed on a substrate to easily form a pattern.
乾燥処理は、必要に応じて実施される処理であり、使用される有機半導体(A)および有機溶媒(B)の種類により適宜最適な条件が選択される。なかでも、本発明の効果がより優れ、生産性に優れる点で、加熱温度としては30〜100℃が好ましく、40〜80℃がより好ましく、加熱時間としては10〜300分が好ましく、30〜180分がより好ましい。 A drying process is a process implemented as needed, and optimal conditions are suitably selected according to the kind of organic semiconductor (A) and organic solvent (B) to be used. Of these, the heating temperature is preferably 30 to 100 ° C., more preferably 40 to 80 ° C., and the heating time is preferably 10 to 300 minutes, more preferably 30 to 30 ° C. 180 minutes is more preferable.
形成される有機半導体膜の膜厚は特に制限されないが、本発明の効果がより優れる点で、10〜500nmが好ましく、30〜200nmがより好ましい。 Although the film thickness of the organic semiconductor film to be formed is not particularly limited, 10 to 500 nm is preferable and 30 to 200 nm is more preferable in that the effect of the present invention is more excellent.
上述した組成物より製造される有機半導体膜は、優れた移動度を示すと共に、サンプル間での移動度のバラツキが小さい(つまり、ロット間での移動度のバラツキが小さい)。また、組成物の保存安定性に優れる。
上記有機半導体膜は、有機トランジスタ(有機薄膜トランジスタ)に好適に使用することができる。
本発明の有機薄膜トランジスタの一態様について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の有機薄膜トランジスタの一態様の断面模式図である。
図1において、有機薄膜トランジスタ100は、基板10と、基板10上に配置されたゲート電極20と、ゲート電極20を覆うゲート絶縁膜30と、ゲート絶縁膜30のゲート電極20側とは反対側の表面に接するソース電極40およびドレイン電極42と、ソース電極40とドレイン電極42との間のゲート絶縁膜30の表面を覆う有機半導体膜50と、各部材を覆う封止層60とを備える。有機薄膜トランジスタ100は、ボトムゲート−ボトムコンタクト型の有機薄膜トランジスタである。
なお、図1においては、有機半導体膜50が、上述した組成物より形成される膜に該当する。
以下、基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極、ドレイン電極、有機半導体膜および封止層並びにそれぞれの形成方法について詳述する。
An organic semiconductor film manufactured from the above-described composition exhibits excellent mobility and small mobility variation between samples (that is, small mobility variation between lots). Moreover, it is excellent in the storage stability of a composition.
The said organic-semiconductor film can be used conveniently for an organic transistor (organic thin-film transistor).
One embodiment of the organic thin film transistor of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of one embodiment of the organic thin film transistor of the present invention.
In FIG. 1, an organic thin film transistor 100 includes a substrate 10, a gate electrode 20 disposed on the substrate 10, a gate insulating film 30 covering the gate electrode 20, and a side of the gate insulating film 30 opposite to the gate electrode 20 side. A source electrode 40 and a drain electrode 42 in contact with the surface, an organic semiconductor film 50 covering the surface of the gate insulating film 30 between the source electrode 40 and the drain electrode 42, and a sealing layer 60 covering each member are provided. The organic thin film transistor 100 is a bottom gate-bottom contact type organic thin film transistor.
In FIG. 1, the organic semiconductor film 50 corresponds to a film formed from the above-described composition.
Hereinafter, the substrate, the gate electrode, the gate insulating film, the source electrode, the drain electrode, the organic semiconductor film, the sealing layer, and the respective forming methods will be described in detail.
<基板>
基板は、後述するゲート電極、ソース電極、ドレイン電極などを支持する役割を果たす。
基板の種類は特に制限されず、例えば、プラスチック基板、ガラス基板、セラミック基板などが挙げられる。なかでも、各デバイスへの適用性およびコストの観点から、ガラス基板またはプラスチック基板であることが好ましい。
プラスチック基板の材料としては、熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹脂(例えばPET、PEN)など)または熱可塑性樹脂(例えば、フェノキシ樹脂、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリフェニレンスルフォンなど)が挙げられる。
セラミック基板の材料としては、例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、シリコン、窒化シリコン、シリコンカーバイドなどが挙げられる。
ガラス基板の材料としては、例えば、ソーダガラス、カリガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラス、アルミケイ酸ガラス、鉛ガラスなどが挙げられる。
<Board>
The substrate plays a role of supporting a gate electrode, a source electrode, a drain electrode and the like which will be described later.
The kind of board | substrate is not restrict | limited in particular, For example, a plastic substrate, a glass substrate, a ceramic substrate etc. are mentioned. Among these, a glass substrate or a plastic substrate is preferable from the viewpoint of applicability to each device and cost.
The material of the plastic substrate includes a thermosetting resin (for example, epoxy resin, phenol resin, polyimide resin, polyester resin (for example, PET, PEN)) or thermoplastic resin (for example, phenoxy resin, polyether sulfone, polysulfone, Polyphenylene sulfone).
Examples of the material for the ceramic substrate include alumina, aluminum nitride, zirconia, silicon, silicon nitride, silicon carbide, and the like.
Examples of the glass substrate material include soda glass, potash glass, borosilicate glass, quartz glass, aluminum silicate glass, and lead glass.
<ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極>
ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の材料としては、例えば、金(Au)、銀、アルミニウム(Al)、銅、クロム、ニッケル、コバルト、チタン、白金、タンタル、マグネシウム、カルシウム、バリウム、ナトリウム等の金属;InO2、SnO2、ITO等の導電性の酸化物;ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリジアセチレン等の導電性高分子;シリコン、ゲルマニウム、ガリウム砒素等の半導体;フラーレン、カーボンナノチューブ、グラファイト等の炭素材料などが挙げられる。なかでも、金属であることが好ましく、銀、アルミニウムであることがより好ましい。
ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の厚みは特に制限されないが、20〜200nmであることが好ましい。
<Gate electrode, source electrode, drain electrode>
Examples of materials for the gate electrode, the source electrode, and the drain electrode include gold (Au), silver, aluminum (Al), copper, chromium, nickel, cobalt, titanium, platinum, tantalum, magnesium, calcium, barium, and sodium. Metals; conductive oxides such as InO 2 , SnO 2 , ITO; conductive polymers such as polyaniline, polypyrrole, polythiophene, polyacetylene, polydiacetylene; semiconductors such as silicon, germanium, gallium arsenide; fullerenes, carbon nanotubes, graphite And carbon materials. Especially, it is preferable that it is a metal, and it is more preferable that they are silver and aluminum.
The thickness of the gate electrode, source electrode, and drain electrode is not particularly limited, but is preferably 20 to 200 nm.
ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極を形成する方法は特に制限されないが、例えば、基板上に、電極材料を真空蒸着またはスパッタする方法、電極形成用組成物を塗布または印刷する方法などが挙げられる。また、電極をパターニングする場合、パターニングする方法としては、例えば、フォトリソグラフィー法;インクジェット印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、凸版印刷等の印刷法;マスク蒸着法などが挙げられる。 The method for forming the gate electrode, the source electrode, and the drain electrode is not particularly limited, and examples thereof include a method of vacuum-depositing or sputtering an electrode material on a substrate, and a method of applying or printing an electrode-forming composition. In the case of patterning the electrode, examples of the patterning method include a photolithography method; a printing method such as ink jet printing, screen printing, offset printing, letterpress printing; and a mask vapor deposition method.
<ゲート絶縁膜>
ゲート絶縁膜の材料としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリビニルフェノール、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリウレタン、ポリスルホン、ポリベンゾキサゾール、ポリシルセスキオキサン、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のポリマー;二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化チタン等の酸化物;窒化珪素等の窒化物などが挙げられる。これらの材料のうち、有機半導体膜との相性から、ポリマーであることが好ましい。
ゲート絶縁膜の材料としてポリマーを用いる場合、架橋剤(例えば、メラミン)を併用するのが好ましい。架橋剤を併用することで、ポリマーが架橋されて、形成されるゲート絶縁膜の耐久性が向上する。
ゲート絶縁膜の膜厚は特に制限されないが、100〜1000nmであることが好ましい。
<Gate insulation film>
Materials for the gate insulating film include polymethyl methacrylate, polystyrene, polyvinyl phenol, polyimide, polycarbonate, polyester, polyvinyl alcohol, polyvinyl acetate, polyurethane, polysulfone, polybenzoxazole, polysilsesquioxane, epoxy resin, phenol resin And the like; oxides such as silicon dioxide, aluminum oxide, and titanium oxide; and nitrides such as silicon nitride. Of these materials, a polymer is preferable in view of compatibility with the organic semiconductor film.
When a polymer is used as the material for the gate insulating film, it is preferable to use a crosslinking agent (for example, melamine) in combination. By using a crosslinking agent in combination, the polymer is crosslinked and the durability of the formed gate insulating film is improved.
The thickness of the gate insulating film is not particularly limited, but is preferably 100 to 1000 nm.
ゲート絶縁膜を形成する方法は特に制限されないが、例えば、ゲート電極が形成された基板上に、ゲート絶縁膜形成用組成物を塗布する方法、ゲート絶縁膜材料を蒸着またはスパッタする方法などが挙げられる。ゲート絶縁膜形成用組成物を塗布する方法は特に制限されず、公知の方法(バーコート法、スピンコート法、ナイフコート法、ドクターブレード法)を使用することができる。
ゲート絶縁膜形成用組成物を塗布してゲート絶縁膜を形成する場合、溶媒除去、架橋などを目的として、塗布後に加熱(ベーク)してもよい。
The method for forming the gate insulating film is not particularly limited, and examples thereof include a method for applying a gate insulating film forming composition on a substrate on which a gate electrode is formed, and a method for depositing or sputtering a gate insulating film material. It is done. The method for applying the gate insulating film forming composition is not particularly limited, and known methods (bar coating method, spin coating method, knife coating method, doctor blade method) can be used.
When a gate insulating film forming composition is applied to form a gate insulating film, it may be heated (baked) after application for the purpose of solvent removal, crosslinking, and the like.
<有機半導体膜>
有機半導体膜は、上述した組成物より形成される膜である。
有機半導体膜の形成方法は特に制限されず、上述した組成物を、ソース電極、ドレイン電極、およびゲート絶縁膜上に付与して、必要に応じて乾燥処理を施すことにより、所望の有機半導体膜を形成することができる。
<Organic semiconductor film>
The organic semiconductor film is a film formed from the above-described composition.
The method for forming the organic semiconductor film is not particularly limited, and the desired composition can be obtained by applying the above-described composition onto the source electrode, the drain electrode, and the gate insulating film, and performing a drying treatment as necessary. Can be formed.
<封止層>
本発明の有機薄膜トランジスタは、耐久性の観点から、最外層に封止層を備えるのが好ましい。封止層には公知の封止剤を用いることができる。
封止層の厚みは特に制限されないが、0.2〜10μmであることが好ましい。
<Sealing layer>
The organic thin film transistor of the present invention preferably includes a sealing layer as the outermost layer from the viewpoint of durability. A well-known sealing agent can be used for a sealing layer.
The thickness of the sealing layer is not particularly limited, but is preferably 0.2 to 10 μm.
封止層を形成する方法は特に制限されないが、例えば、ゲート電極とゲート絶縁膜とソース電極とドレイン電極と有機半導体膜とが形成された基板上に、封止層形成用組成物を塗布する方法などが挙げられる。封止層形成用組成物を塗布する方法の具体例は、ゲート絶縁膜形成用組成物を塗布する方法と同じである。封止層形成用組成物を塗布して有機半導体膜を形成する場合、溶媒除去、架橋などを目的として、塗布後に加熱(ベーク)してもよい。 The method for forming the sealing layer is not particularly limited. For example, the composition for forming the sealing layer is applied onto the substrate on which the gate electrode, the gate insulating film, the source electrode, the drain electrode, and the organic semiconductor film are formed. The method etc. are mentioned. A specific example of the method of applying the sealing layer forming composition is the same as the method of applying the gate insulating film forming composition. When an organic semiconductor film is formed by applying the sealing layer forming composition, it may be heated (baked) after application for the purpose of solvent removal, crosslinking and the like.
また、図2は、本発明の有機薄膜トランジスタの別の一態様の断面模式図である。
図2において、有機薄膜トランジスタ200は、基板10と、基板10上に配置されたゲート電極20と、ゲート電極20を覆うゲート絶縁膜30と、ゲート絶縁膜30上に配置された有機半導体膜50と、有機半導体膜50上に配置されたソース電極40およびドレイン電極42と、各部材を覆う封止層60を備える。ここで、ソース電極40およびドレイン電極42は、上述した本発明の組成物を用いて形成されたものである。有機薄膜トランジスタ200は、トップコンタクト型の有機薄膜トランジスタである。
基板、ゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース電極、ドレイン電極、有機半導体膜および封止層については上述のとおりである。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view of another embodiment of the organic thin film transistor of the present invention.
2, the organic thin film transistor 200 includes a substrate 10, a gate electrode 20 disposed on the substrate 10, a gate insulating film 30 covering the gate electrode 20, and an organic semiconductor film 50 disposed on the gate insulating film 30. A source electrode 40 and a drain electrode 42 disposed on the organic semiconductor film 50 and a sealing layer 60 covering each member are provided. Here, the source electrode 40 and the drain electrode 42 are formed using the composition of the present invention described above. The organic thin film transistor 200 is a top contact type organic thin film transistor.
The substrate, gate electrode, gate insulating film, source electrode, drain electrode, organic semiconductor film, and sealing layer are as described above.
上記では図1および2において、ボトムゲート−ボトムコンタクト型の有機薄膜トランジスタ、および、ボトムゲート−トップコンタクト型の有機薄膜トランジスタの態様について詳述したが、本発明の組成物はトップゲート−ボトムコンタクト型の有機薄膜トランジスタ、および、トップゲート−トップコンタクト型の有機薄膜トランジスタにも適用できる。
なお、上述した有機薄膜トランジスタは、電子ペーパー、ディスプレイデバイスなどに好適に使用できる。
1 and 2, the embodiments of the bottom gate-bottom contact type organic thin film transistor and the bottom gate-top contact type organic thin film transistor have been described in detail. However, the composition of the present invention is a top gate-bottom contact type. The present invention can also be applied to organic thin film transistors and top gate-top contact type organic thin film transistors.
In addition, the organic thin-film transistor mentioned above can be used conveniently for electronic paper, a display device, etc.
以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。 Examples are shown below, but the present invention is not limited thereto.
(実施例および比較例:組成物の調製)
表1に示す有機半導体、表1に示す有機溶媒、および、高分子化合物としてポリ(α‐メチルスチレン)(分子量40万、アルドリッチ社製)を、表1に示す所定比率(組成物全質量に対する質量比)で総量20gを50ml硝子バイヤルに秤量し、ミックスローター(アズワン製)で10分間攪拌混合した。0.5μmメンブレンフィルターでろ過することで、組成物を得た。
(Examples and Comparative Examples: Preparation of compositions)
The organic semiconductor shown in Table 1, the organic solvent shown in Table 1, and poly (α-methylstyrene) (molecular weight: 400,000, manufactured by Aldrich) as a polymer compound were used in a predetermined ratio (based on the total mass of the composition) shown in Table 1. In a mass ratio), a total amount of 20 g was weighed into a 50 ml glass vial and stirred and mixed with a mix rotor (manufactured by ASONE) for 10 minutes. The composition was obtained by filtering with a 0.5 μm membrane filter.
(実施例および比較例:有機トランジスタの製造)
以下の要領で、ボトムゲート−ボトムコンタクト型の有機トランジスタを形成した。
(ゲート電極形成)
無アルカリ硝子基板上(5cm×5cm)に、銀ナノインク(H−1 三菱マテリアル社製)をDMP2831(1ピコリットルヘッド)を用いたインクジェット印刷により、幅100μm、膜厚100nmの配線パターンを形成し、その後、200℃、90分間、ホットプレート上、大気下で焼成することで、ゲート電極配線を形成した。
(Examples and Comparative Examples: Production of Organic Transistor)
A bottom gate-bottom contact type organic transistor was formed in the following manner.
(Gate electrode formation)
A wiring pattern with a width of 100 μm and a film thickness of 100 nm was formed on an alkali-free glass substrate (5 cm × 5 cm) by inkjet printing using silver nanoink (H-1 manufactured by Mitsubishi Materials) with DMP2831 (1 picoliter head). Thereafter, the gate electrode wiring was formed by baking at 200 ° C. for 90 minutes on a hot plate in the air.
(ゲート絶縁膜形成)
ポリビニルフェノール(Mw25000、アルドリッチ社製)5質量部、および、メラミン5質量部、ポリエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート90質量部を攪拌混合し、0.2μmメンブレンフィルターでろ過することで、溶液を作製した。得られた溶液を、ゲート電極を作製した硝子基板上に滴下し、スピンコート(1000rpm,120秒)により、コートし、150℃にて30分加熱することで、ゲート絶縁膜を形成した。
(Gate insulation film formation)
A solution was prepared by stirring and mixing 5 parts by mass of polyvinylphenol (Mw 25000, manufactured by Aldrich), 5 parts by mass of melamine, and 90 parts by mass of polyethylene glycol monomethyl ether acetate and filtering through a 0.2 μm membrane filter. The obtained solution was dropped on the glass substrate on which the gate electrode was prepared, coated by spin coating (1000 rpm, 120 seconds), and heated at 150 ° C. for 30 minutes to form a gate insulating film.
(ソース電極およびドレイン電極形成)
上記絶縁膜コートされた基板中央上に、図3に示すパターンを複数個有するメタルマスクを載せ、UVオゾン30分照射することで、マスク開口部が親水処理表面に改質した。なお、図3中、メタルマスク51には、光を遮断するマスク部52と、開口部53および54がある。改質部分周辺にDMP2831(1ピコリットルヘッド)を用いたインクジェット印刷により、チャネル長50μm、チャネル幅320μmのソース電極・ドレイン電極パターンを形成した。得られた基板をN2雰囲気下(グローブボックス中、酸素濃度20ppm以下の環境)にて、ホットプレート上200℃で90分焼成することで、膜厚200nmのソース電極およびドレイン電極が形成された。
(Formation of source and drain electrodes)
A metal mask having a plurality of patterns shown in FIG. 3 was placed on the center of the substrate coated with the insulating film and irradiated with UV ozone for 30 minutes, whereby the mask opening was modified to a hydrophilic treatment surface. In FIG. 3, the metal mask 51 includes a mask portion 52 that blocks light and openings 53 and 54. A source / drain electrode pattern having a channel length of 50 μm and a channel width of 320 μm was formed by inkjet printing using DMP2831 (1 picoliter head) around the modified portion. The obtained substrate was baked at 200 ° C. for 90 minutes in a N 2 atmosphere (in the glove box, in an environment having an oxygen concentration of 20 ppm or less) to form a source electrode and a drain electrode having a thickness of 200 nm. .
(有機半導体膜:フレキソ印刷法)
上記で作製した組成物(表1の組成物)をソース電極およびドレイン電極を形成した基板上に、フレキソ印刷法によりコートした。印刷装置として、フレキソ適性試験機F1(アイジーティ・テスティングシステムズ社製)を用い、フレキソ樹脂版として、AFP DSH1.70%(旭化成社製)/ベタ画像を用いた。版と基板間の圧は、60N、搬送速度0.4m/秒で印刷を行った後、そのまま、40℃下室温で2時間乾燥することで、ソース電極およびドレイン電極間に有機半導体膜(膜厚:50nm)を作製し、有機トランジスタを製造した。
(Organic semiconductor film: flexographic printing method)
The composition prepared above (the composition in Table 1) was coated on the substrate on which the source electrode and the drain electrode were formed by a flexographic printing method. A flexo aptitude tester F1 (manufactured by IG Testing Systems) was used as the printing apparatus, and AFP DSH 1.70% (manufactured by Asahi Kasei) / solid image was used as the flexographic resin plate. The pressure between the plate and the substrate is 60 N, printing is performed at a conveyance speed of 0.4 m / sec, and then dried at room temperature at 40 ° C. for 2 hours, so that an organic semiconductor film (film) is formed between the source electrode and the drain electrode. (Thickness: 50 nm) was manufactured, and an organic transistor was manufactured.
上記で製造した有機トランジスタ(有機トランジスタ素子)について、以下の評価を行った。 The following evaluation was performed about the organic transistor (organic transistor element) manufactured above.
(移動度測定)
上記要領で5つの有機トランジスタを製造して、それぞれについて半導体特性評価装置B2900A(アジレント社製)を用い、キャリア移動度を測定した。得られた5つの移動度を算術平均し、得られた移動度の値に応じて、1〜5のスコア付けを行った。
5:0.2cm2/Vs以上
4:0.1cm2/Vs以上、0.2cm2/Vs未満
3:0.02cm2/Vs以上、0.1cm2/Vs未満
2:0.002cm2/Vs以上、0.02cm2/Vs未満
1:0.002cm2/Vs未満
(Mobility measurement)
Five organic transistors were manufactured in the manner described above, and carrier mobility was measured for each using a semiconductor characteristic evaluation apparatus B2900A (manufactured by Agilent). The obtained five mobilities were arithmetically averaged, and 1 to 5 were scored according to the obtained mobility values.
5: 0.2 cm 2 / Vs or more 4: 0.1 cm 2 / Vs or more, less than 0.2 cm 2 / Vs 3: 0.02 cm 2 / Vs or more, less than 0.1 cm 2 / Vs 2: 0.002 cm 2 / Vs or more, less than 0.02cm 2 / Vs 1: 0.002cm less than 2 / Vs
(移動度バラツキ)
上記要領で5つの有機トランジスタを製造して、それぞれについて上記(移動度)の評価を行い、平均値に対するバラツキσを評価した。バラツキσの測定方法としては、まず、5つのTFTの移動度を求めて、次に、それらを算術平均して平均値Xを求め、その後、平均値Xと各サンプルの移動度の値との「差」を算出して、その「差」の平均値Yを算出して、(平均値Y/平均値X)×100にて、バラツキσを求めた。
5:バラツキが20%未満
4:バラツキが20%以上30%未満
3:バラツキが30%以上50%未満
2:バラツキが50%以上100%未満
1:バラツキが100%以上
(Mobility variation)
Five organic transistors were manufactured as described above, and the above (mobility) was evaluated for each, and the variation σ with respect to the average value was evaluated. As a measuring method of the variation σ, first, the mobility of the five TFTs is obtained, and then the average value X is obtained by arithmetically averaging them, and then the average value X and the mobility value of each sample are calculated. The “difference” was calculated, the average value Y of the “difference” was calculated, and the variation σ was determined by (average value Y / average value X) × 100.
5: Variation is less than 20% 4: Variation is from 20% to less than 30% 3: Variation is from 30% to less than 50% 2: Variation is from 50% to less than 100% 1: Variation is 100% or more
(保存安定性)
組成物を1ヶ月間保管後に、上記と同様の手順に従って有機トランジスタを形成し、移動度の変化を評価した。具体的には、30個の有機トランジスタについて保管後の移動度Yと保管前の移動度Xの差を保管前の移動度Xで割った値に100をかけた値[{(X−Y)/X}×100]をそれぞれ算出し、その平均値を算出し変化率とした。
5:変化率が20%未満
4:変化率が20%以上30%未満
3:変化率が30%以上50%未満
2:変化率が50%以上100%未満
1:変化率が100%以上
(Storage stability)
After storing the composition for one month, an organic transistor was formed according to the same procedure as described above, and the change in mobility was evaluated. Specifically, for 30 organic transistors, a value obtained by multiplying the value obtained by dividing the difference between mobility Y after storage and mobility X before storage by mobility X before storage [{(XY) / X} × 100] was calculated, and the average value was calculated as the rate of change.
5: Change rate is less than 20% 4: Change rate is 20% or more and less than 30% 3: Change rate is 30% or more and less than 50% 2: Change rate is 50% or more and less than 100% 1: Change rate is 100% or more
以下に、上記表1中の有機半導体を示す。 The organic semiconductors in Table 1 are shown below.
上記有機半導体(OSC1〜18)は以下の通りである。
なお、OSC1は、Journal of American Chemical Society, 116, 925(1994)、Journalof Chemical Society, 221(1951)などを参考にして合成した。
OSC2は、公知文献(Org.Lett.,2001,3,3471、Macromolecules,2010,43,6264、Tetrahedron,2002,58,10197)を参考に合成した。
OSC3は、特表2012−513459号公報、特開2011−46687号公報、Journal of Chemical Research.miniprint,3,601−635(1991)、Bull.Chem.Soc.Japan,64,3682−3686(1991)、Tetrahedron Letters,45,2801−2803(2004)などを参考にして合成した。
OSC4は、EP2251342A1号公報、EP2301926A1号公報、EP2301921A1号公報、KR10−2012−0120886号公報などを参考にして合成した。
OSC5は、公知文献(J.Org.Chem.2011,696、Org.Lett.,2001,3,3471、Macromolecules 2010,43,6264、J.Org.Chem.2013,78,7741、Chem.Eur.J.2013,19,3721)を参考にして合成した。
OSC6は、公知文献(Bull.Chem.Soc.Jpn.,1987,60,4187、J.Am.Chem.Soc.2011,133,5024、Chem.Eur.J.2013,19,3721)を参考にして合成した。
OSC7および8は、公知文献(Macromolecules,2010,43,6264−6267、J.Am.Chem.Soc.2012,134,16548−16550)を参考にして合成した。
OSC9は、文献A(K.Muellen,Chem.Commun.2008,1548−1550.)、文献B(K.Takimiya,Org.Lett.2007,9,4499‐4502.)、文献C(Rao;Tilak,Journal of Scientific and Industrial Research,1958,vol.17 B,p.260−265.)、文献D(Ghaisas;Tilak,Journal of Scientific and Industrial Research,1955,vol.14 B,p.11.)を参考にして合成した。
OSC10〜13は、公知文献(Journal OF American Chemical Society, 129, 15732 (2007))を参考にして合成した。
OSC14は、WO2005−087780号に記載された方法に準じて合成を行った。
OSC15は、特開2009−190999号公報に記載された方法に準じて合成を行った。
OSC16は、特表2012−206953号公報に記載された方法に準じて合成を行った。
OSC17としては、C8BTBT(日本化薬社製)を用いた。
OSC18としては、5,11−ビス(トリエチルシリルエチニル)アントラジチオフェン(アルドリッチ社製)を用いた。
The organic semiconductors (OSC1-18) are as follows.
OSC1 was synthesized with reference to Journal of American Chemical Society, 116, 925 (1994), Journalof Chemical Society, 221 (1951), and the like.
OSC2 was synthesized with reference to known literature (Org. Lett., 2001, 3, 3471, Macromolecules, 2010, 43, 6264, Tetrahedron, 2002, 58, 10197).
OSC3 is disclosed in JP 2012-513659 A, JP 2011-46687 A, Journal of Chemical Research. miniprint, 3, 601-635 (1991), Bull. Chem. Soc. Japan, 64, 3682-3686 (1991), Tetrahedron Letters, 45, 2801-2803 (2004) and the like.
OSC4 was synthesized with reference to EP2251342A1, EP2301926A1, EP2301921A1, KR10-2012-0120886, and the like.
OSC5 is disclosed in known documents (J. Org. Chem. 2011, 696, Org. Lett., 2001, 3, 3471, Macromolecules 2010, 43, 6264, J. Org. Chem. 2013, 78, 7741, Chem. Eur. J. 2013, 19, 3721).
OSC6 refers to known literature (Bull. Chem. Soc. Jpn., 1987, 60, 4187, J. Am. Chem. Soc. 2011, 133, 5024, Chem. Eur. J. 2013, 19, 3721). And synthesized.
OSCs 7 and 8 were synthesized with reference to known literature (Macromolecules, 2010, 43, 6264-6267, J. Am. Chem. Soc. 2012, 134, 16548-16550).
OSC9 is based on Document A (K. Muellen, Chem. Commun. 2008, 1548-1550.), Document B (K. Takimiya, Org. Lett. 2007, 9, 4499-4502.), Document C (Rao; Tilac, Journal of Scientific and Industrial Research, 1958, vol. 17 B, p. 260-265., Literature D (Ghaisas; Tilak, Journal of Scientific and Industrial, B. Reference 14). And synthesized.
OSCs 10 to 13 were synthesized with reference to known literature (Journal OF American Chemical Society, 129, 15732 (2007)).
OSC14 was synthesized according to the method described in WO2005-0877780.
OSC15 was synthesized according to the method described in JP-A-2009-190999.
OSC16 was synthesized according to the method described in JP-T-2012-206953.
As OSC17, C8BTBT (made by Nippon Kayaku Co., Ltd.) was used.
As the OSC 18, 5,11-bis (triethylsilylethynyl) anthradithiophene (manufactured by Aldrich) was used.
上記表に示すように、本発明の組成物を用いることにより、所望の効果を示す有機半導体膜が製造された。実施例1から17の比較から分かるように、一般式(1)〜(9)、一般式(14)、および、一般式(15)で表される化合物がより優れた効果が得られることが確認された。
所定の有機半導体および所定の有機溶媒の組み合わせを使用していない比較例1〜5では、所望の効果は得られなかった。
As shown in the above table, an organic semiconductor film exhibiting a desired effect was produced by using the composition of the present invention. As can be seen from the comparison of Examples 1 to 17, the compounds represented by the general formulas (1) to (9), the general formula (14), and the general formula (15) can obtain more excellent effects. confirmed.
In Comparative Examples 1 to 5 in which the combination of the predetermined organic semiconductor and the predetermined organic solvent was not used, the desired effect was not obtained.
なお、上記ではフレキソ印刷法により有機半導体膜を製造したが、高分子化合物(ポリ(α‐メチルスチレン))を使用しなかった以外は上記と同様の手順で作製した各種組成物を用いて以下のインクジェット法にて有機半導体膜を製造した場合も、所望の効果が得られることが確認された。
(有機半導体膜:インクジェット法)
上記で作製した組成物をソース電極およびドレイン電極を形成した基板上に、インクジェット法によりコートした。インクジェット装置としては、DPP2831(富士フイルムグラフィックシステムズ社製)、10pLヘッドを用い、吐出周波数2Hzでドット間ピッチ20μmでベタ膜を形成した。そのまま、40℃下室温で2時間乾燥することで、ソース電極およびドレイン電極間に有機半導体膜を作製した。
In addition, although the organic-semiconductor film was manufactured by the flexographic printing method in the above, the following was carried out using the various compositions produced in the same procedure as the above except that the polymer compound (poly (α-methylstyrene)) was not used. It was confirmed that the desired effect was obtained even when the organic semiconductor film was manufactured by the inkjet method.
(Organic semiconductor film: inkjet method)
The composition prepared above was coated on a substrate on which a source electrode and a drain electrode were formed by an inkjet method. As the ink jet apparatus, DPP2831 (manufactured by FUJIFILM Graphic Systems), a 10 pL head was used, and a solid film was formed with an ejection frequency of 2 Hz and a dot-to-dot pitch of 20 μm. The organic semiconductor film was produced between the source electrode and the drain electrode by drying for 2 hours at 40 ° C. at room temperature.
10:基板
20:ゲート電極
30:ゲート絶縁膜
40:ソース電極
42:ドレイン電極
50:有機半導体膜
51:メタルマスク
52:マスク部
53,54:開口部
60:封止層
100、200:有機薄膜トランジスタ
10: Substrate 20: Gate electrode 30: Gate insulating film 40: Source electrode 42: Drain electrode 50: Organic semiconductor film 51: Metal mask 52: Mask part 53, 54: Opening 60: Sealing layer 100, 200: Organic thin film transistor
Claims (17)
プロピオフェノンおよびブチロフェノンからなる群から選択される有機溶媒(B)とを含有する、有機トランジスタの有機半導体膜形成用組成物。 A condensed polycyclic aromatic group having 4 or more rings in the condensed polycyclic aromatic group, wherein at least two rings in the condensed polycyclic aromatic group are a sulfur atom, a nitrogen atom, selenium; At least one selected from the group consisting of a benzene ring, a naphthalene ring, and a phenanthrene ring, as the partial structure in the condensed polycyclic aromatic group, containing at least one atom selected from the group consisting of an atom and an oxygen atom An organic semiconductor (A) including any one of the above (provided that the partial structure does not include an anthracene ring),
A composition for forming an organic semiconductor film of an organic transistor, comprising an organic solvent (B) selected from the group consisting of propiophenone and butyrophenone.
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