JP2015189676A - 共役ジエンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この反応は例えば以下の反応式に従って進行し、水が副生する。
C4H8+1/2O2→C4H6+H2O
また、ハロゲン化合物を含む吸収溶剤を用いると、装置材料に対する腐食を起こしやすく、長期の使用に耐えるには、装置の構成材料として高価な特殊金属を必要とする問題がある。また、吸収溶剤としてアルカリ溶剤を用いるとアルデヒド類の縮合反応が進み、一方で、酸性溶剤を用いるとアルデヒド類が重合し、いずれの場合も固形浮遊物が生じて安定な操業に支障をきたすなどの問題があることが判明した。
また、生成ガス中には、アルデヒド類として、炭素数2のアセトアルデヒド、炭素数3のアクロレイン、炭素数4のメタクロレイン等の多種類のアルデヒドが含まれているので、それぞれのアルデヒドに応じた分離方法が必要なことも判明した。
上記特許文献4の方法は、ブタジエンを含む生成ガスからアセトアルデヒドを除去する際に液化させる必要があり、工程数の増加、建設費の増大の問題がある上に、大過剰の水を使用しなければアセトアルデヒドを除去できないという欠点があった。
本発明はこのような知見に基づいて達成されたものであり、本発明の要旨は、以下の[1]〜[6]に存する。
なお、ここでいう「主成分」とは、原料ガスに対して、通常40vol%以上、好ましくは50vol%以上、より好ましくは60vol%以上、特に好ましくは70vol%以上を占める成分を指す。
本発明では更に、生成ガス吸収工程の前段に、反応器からの生成ガスを冷却する冷却工程を有していてもよく、また、アセトアルデヒド分離工程の後段に、アセトアルデヒド分離工程でアセトアルデヒドを含有する共役ジエンDと接触させた溶剤C中に溶解した共役ジエンを回収する共役ジエン回収工程を有していてもよい。また、アルデヒド類分離工程でアルデヒド類と分離した有機溶剤Aを生成ガス吸収工程に循環再利用する溶剤循環工程を有していてもよい。
以下、各工程について説明する。
冷却工程は、反応器1の出口から得られる通常200〜400℃程度の生成ガスを冷却できる工程であれば、特に限定されないが、通常の冷却操作にはスプレー塔や充填塔、段塔などが用いられる。
好適には、冷却媒体と生成ガスとを冷却塔2の中で直接接触させて冷却させる方法が用いられる。冷却媒体としては、特に限定されないが、好ましくは水やアルカリ水溶液であり、最も好ましくは水である。これらの冷却媒体には、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル等の重合禁止剤を加えても良い。
また、このような冷却塔2で冷却する前後に、熱交換器等の冷却器で冷却してもよい。なお、この冷却の前後で、吸収塔3への生成ガス供給のために圧縮機で生成ガスを昇圧してもよく、冷却→圧縮→冷却の工程を経てもよい。
生成ガスを冷却塔で冷却する場合、冷却塔内の圧力は、特に限定されないが、通常0.01〜0.05MPaG、例えば0.03MPaGである。
必要に応じて上記の冷却工程を経た生成ガスは、生成ガス吸収工程に送給される。
生成ガス吸収工程では、通常、吸収塔3にて、生成ガスを有機溶剤Aと接触させることにより、生成ガス中の共役ジエンおよび未反応原料等を有機溶剤Aに吸収させて、共役ジエンを含む溶液Bを得る。即ち、生成ガスに含まれる共役ジエン、未反応原料、アルデヒド類および他の微量不純物を有機溶剤Aに吸収させる一方、窒素や酸素等の無機ガスを吸収塔3の塔頂より排出する。これらの無機ガスは適切な処理の後に反応器1に循環使用される。
有機溶剤Aによる吸収で得られる共役ジエンを含む溶液Bは、同伴する微量の非凝縮性ガス(主に窒素、酸素等)を脱気塔4にて除去した後、蒸留塔(共役ジエン分離塔)5にて、共役ジエン及び未反応原料と有機溶剤Aに分離される。この分離離操作は共役ジエンを高純度で回収できることから、蒸留により行われるのが好ましい。
蒸留塔5の塔底から得られる塔底液は、有機溶剤Aとアルデヒド類と高沸成分を含むものであり、蒸留塔等の精製手段6で有機溶剤A以外の低沸点成分(主にアルデヒド類)および高沸点成分(例えばアルデヒド類由来高沸成分)を除去、精製して、生成ガス吸収塔3に循環される。
通常、アルデヒド類分離塔13における塔頂成分としてのアルデヒド類の分離除去率は、供給したアルデヒド類の10〜100%であり、望ましくは40〜100%、さらに好ましくは50〜100%である。
アルデヒド類分離塔13におけるアルデヒド類の分離除去率が少なく、有機溶剤A中への蓄積が多い場合には、有機溶剤Aの循環使用で蒸留塔5内やリボイラー等で重合したり、共役ジエンと反応して共役ジエンの収率を低下させる問題がある。一方でアルデヒド類の分離除去率が高く、有機溶剤A中へのアルデヒド類の蓄積が少ない場合には重合や共役ジエンのロスは少なくなるが、アルデヒド類を分離する為にアルデヒド類分離塔13の蒸留塔の段数を増やしたり、還流比を高くする等の工夫が必要になり、共役ジエンの製造の為のコストがアップする傾向がある。
また、塔底の温度としては100〜200℃の範囲とするのが望ましい。
蒸留塔5で分離されたアセトアルデヒドを含有する共役ジエンのガスDは、アセトアルデヒド吸収塔7に供給して、含有されるアセトアルデヒドを除去し、精製共役ジエンを得る。
例えばアセトアルデヒドと溶剤を例にとると、γ∞Aが小さい程、アセトアルデヒドを吸収する能力が高い溶剤であり、且つ先に述べた分離係数Sが大きいほど、共役ジエンに比べてアセトアルデヒドをより選択的に吸収することを意味する。無限希釈活量係数γ∞を計算するにはNRTLモデルやUNIFACモデルなどの活量係数モデルが一般的に用いられ、代表的なものとして、具体的には、UNIFAC−Dortmund(DDBST社DDBSP ver10)などが挙げられる。
吸収塔7における操作圧力が上記下限より低いと、吸収溶剤へのアセトアルデヒドの吸収効率が悪く、吸収塔7から得られる共役ジエンのアセトアルデヒド残留量が多くなる。吸収塔7の操作圧力が過度に高いとガス状態を保つために高温が必要となり、不飽和化合物の重合が促進される傾向がある。
なお、吸収塔7の操作圧力とは、塔頂圧力をさす。
アセトアルデヒド分離工程において、吸収塔7で、アセトアルデヒド含有共役ジエンガスDと接触してガスD中のアセトアルデヒドを吸収除去した溶剤Cが共役ジエンを含む場合、この溶剤C中の共役ジエンはロスとなって共役ジエンの回収率を低下させる。アセトアルデヒド分離工程における共役ジエン類のロスが無視できない場合には、アセトアルデヒド分離工程からの溶剤Cは、共役ジエン回収工程に供される。
抽出溶剤Eとして有機溶剤A以外のものを用いる場合には、共役ジエン類と抽出溶剤Eとの分離操作(再生処理)を行った後で、抽出溶剤Eとして再利用するのが好ましい。
上記の共役ジエン回収工程で溶剤Cから共役ジエンを回収して得られるアセトアルデヒドを含む溶剤Cからアセトアルデヒドを除去して再生する方法としては、図3に示す如く、放散塔12でアセトアルデヒドを放散させて除去する方法が挙げられる。このアセトアルデヒドの放散手段としては蒸留操作が挙げられる。蒸留塔におけるアセトアルデヒド放散の運転条件に制約はないが、通常80〜100%、好ましくは90〜100%のアセトアルデヒドを除去できるように設定するのが良い。放散によりアセトアルデヒドを除去した溶剤Cは、必要に応じて一部が系外に排出されて廃液処理に供され、残部は、アセトアルデヒド分離工程である吸収塔7に循環使用される。
1BTE:1−ブテン
t2BTE:トランス−2−ブテン
c2BTE:シス−2−ブテン
isoBTE:イソブテン
1,3−BD:1,3−ブタジエン
パラモリブデン酸アンモニウム54gを純水250mlに70℃に加温して溶解させた。次に、硝酸第二鉄7.18g、硝酸コバルト31.8g及び硝酸ニッケル31.8gを
純水60mlに70℃に加温して溶解させた。これらの溶液を、充分に攪拌しながら徐々に混合した。
得られた触媒前駆体の粒状固体(灼熱減量:1.4wt%)を粉砕し、パラモリブデン酸アンモニウム40.1gを純水150mlにアンモニア水10mlを加え溶解した溶液に分散した。次に、純水40mlにホウ砂0.85g及び硝酸カリウム0.36gを25℃の加温下に溶解させて、上記スラリーを加えた。
Mo:Bi:Co:Ni:Fe:Na:B:K:Si
=12:5:2.5:2.5:0.4:0.35:0.2:0.08:24
パラモリブデン酸アンモニウム282gを純水2800mlに80℃に加温して溶解させた。次に、硝酸第二鉄38.74g、硝酸コバルト168g及び硝酸ニッケル134gを純水330mlに80℃に加温して溶解させた。これらの溶液を、充分に攪拌しながら徐々に混合した。
得られた触媒前駆体の粒状固体(灼熱減量:1.4wt%)106gを粉砕し、パラモリブデン酸アンモニウム17.8gを純水78.0mlにアンモニア水8.30mlを加え溶解した溶液に分散した。次に、純水40mlにホウ砂1.29g及び硝酸ルビジウム2.10gを25℃の加温下に溶解させて、上記スラリーを加えた。
Mo:Bi:Co:Ni:Fe:Na:B:Rb:Si
=12:1.4:3.5:2.8:0.58:0.28:0.38:0.4:17
図1に示す製造プロセスに従って、ブタジエンの製造を行った。
内径27mm、長さ3500mmの反応管を113本備えた反応器1内の反応管に、反応管1本当たり、製造例1で製造された複合酸化物触媒309mlとイナートボール(Tipton Corp.製)398mlとを充填した。このとき触媒層は3層で構成されており、各層の希釈率は反応器1の入口から反応器1の生成ガス出口の方向に向かって、80vol%、60vol%、25vol%であった。
ブタジエン等を吸収した塔底液(溶液B)を、10段のシーブトレイの脱気塔4に供給し、塔底温度107.5℃、塔頂圧力100kPaGで塔底液中に溶解している微量の窒素や二酸化炭素等の無機ガスを分離した。
高沸分離塔14に供給した以外のアルデヒド類分離塔13の塔底液と、高沸分離塔14で塔頂液として回収されたトルエンは、吸収塔3に供給して有機溶剤Aとして再使用した。
アセトアルデヒドのH2Oに対する無限希釈活量係数γ∞A(25℃、UNIF−DMDを用いて計算)は5.0である。また、ブタジエンの水に対する無限希釈活量係数γ∞Bは3.06で、分離係数Sは8.6である。
吸収塔7の最下段に、2.2wt%のアセトアルデヒド、69wt%のブタンジエンを含有した蒸留塔5の塔頂ガスを7.1Nm3/hrで供給し、吸収塔7の塔頂から50℃の水を71kg/hr(71L/hr)で供給した。吸収塔7は、塔頂圧力350kPaG(0.35MPaG)で運転を行った。吸収塔7の塔頂ガス(精製ブタンジエン)中のアセトアルデヒド濃度は20ppmであり、アセトアルデヒドの99.9%を分離する事が出来た。
蒸留塔5の塔底液中のトルエン濃度は77wt%、アクロレイン濃度は0.06wt%、メタクロレイン濃度は0.32wt%で一定となった。
反応器1内の95本の反応管に、反応管1本当たり、製造例1で製造された複合酸化物触媒461mlとイナートボール(Tipton Corp.製)459mlとを充填した。このとき触媒層は3層で構成されており、各層の希釈率は反応器1の入口から反応器1の生成ガス出口の方向に向かって、70vol%、50vol%、20vol%であった。
ブタジエン等を吸収した塔底液(溶液B)を、10段のシーブトレイの脱気塔4に供給し、塔底温度103.5℃、塔頂圧力100kPaGで塔底液中に溶解している微量の窒素や二酸化炭素等の無機ガスを分離した。
高沸分離塔14に供給した以外のアルデヒド類分離塔13の塔底液と、高沸分離塔14で塔頂液として回収されたトルエンは、吸収塔3に供給して有機溶剤Aとして再使用した。
蒸留塔5の塔底液中のトルエン濃度は80〜95wt%で推移した。
反応器1内の101本の反応管に、反応管1本当たり、製造例2で製造された複合酸化物触媒731mlとイナートボール(Tipton Corp.製)304mlとを充填した。このとき触媒層は3層で構成されており、各層の希釈率は反応器1の入口から反応器1の生成ガス出口の方向に向かって、60vol%、20vol%、0vol%であった。
ブタジエン等を吸収した塔底液(溶液B)を、10段のシーブトレイの脱気塔4に供給し、塔底温度105.5℃、塔頂圧力100kPaGで塔底液中に溶解している微量の窒素や二酸化炭素等の無機ガスを分離した。
反応器1にて実施例1と同様に反応を行い、冷却塔2、吸収塔3、脱気塔4、蒸留塔5は実施例1と同様に操作した。蒸留塔5の塔底液はそのまま吸収塔3へ循環使用した。340時間の運転中に、蒸留塔5の塔底液中のアクロレイン濃度は0.1wt%、メタクロレイン濃度は0.9wt%まで上昇し、高濃度の蓄積が認められた。また、蒸留塔5の塔頂ガスは吸収塔7を通さずそのまま共役ジエンとして抜き出した。得られた共役ジエン中のアセトアルデヒド濃度は0.9wt%であり、製品としてのブタジエン品質上、許容できない濃度であった。
ASPENTECH社のプロセスシミュレーションソフトウェア“ASPENPLUS(V7.2)”を用いて吸収塔7の圧力を変更した場合のアセトアルデヒドの分離を推定する。物性モデルはUNIFAC−DMDを使用する。
操作圧力を200kPaG(0.2MPaG)とした以外は実施例4と同様にして実行したところ、アルデヒド吸収塔における塔頂ガスのアセトアルデヒド濃度は202ppmであり、アセトアルデヒド除去率は99.1%となる。
操作圧力を170kPaG(0.17MPaG)とした以外は実施例4と同様にして実行したところ、アルデヒド吸収塔における塔頂ガスのアセトアルデヒド濃度は312ppmであり、アセトアルデヒド除去率は98.6%となる。このアセトアルデヒド残留濃度は製品としてのブタジエン品質上許容できない濃度であった。
操作圧力を120kPaG(0.12MPaG)とした以外は実施例4と同様にして実行したところ、アルデヒド吸収塔における塔頂ガスのアセトアルデヒド濃度は695ppmであり、アセトアルデヒド除去率は96.9%となる。このアセトアルデヒド残留濃度は製品としてのブタジエン品質上許容できない濃度であった。
ASPENTECH社のプロセスシミュレーションソフトウェア“ASPENPLUS(V7.2)”を用いてアセトアルデヒドの吸収溶剤Cを変更した場合のアセトアルデヒドの分離を推定する。物性モデルはUNIFAC−DMDを使用する。
2 冷却塔
3 吸収塔
4 脱気塔
5 蒸留塔
6 精製手段
7 吸収塔
8 共役ジエン回収塔
10 抽出槽
11 蒸留塔
12 放散塔
13 アルデヒド類分離塔
14 高沸分離塔
Claims (6)
- 炭素原子数4以上のモノオレフィンを含む原料ガスと分子状酸素含有ガスとを、触媒の存在下に酸化脱水素反応させて得られる共役ジエンを含む生成ガスを、有機溶剤Aに吸収させて、該共役ジエンを含む溶液Bを得る生成ガス吸収工程と、
該共役ジエンを含む溶液Bを蒸留することにより、アルデヒド類を含有する有機溶剤Aと、アセトアルデヒドを含有する共役ジエンDとに分離する共役ジエン分離工程と、
該共役ジエン分離工程で分離されたアルデヒド類を含有する有機溶剤Aからアルデヒド類を分離するアルデヒド類分離工程と、
前記アセトアルデヒドを含有する共役ジエンDと、25℃におけるアセトアルデヒドの無限希釈活量係数γ∞が6.0以下の溶剤Cとを0.19MPaG以上の圧力条件下で接触させて、溶剤吸収により該共役ジエンD中のアセトアルデヒドを除去するアセトアルデヒド分離工程とを含むことを特徴とする共役ジエンの製造方法。 - 更に、前記アセトアルデヒドを含有する共役ジエンDと接触させた溶剤C中に溶解した共役ジエンを回収する共役ジエン回収工程を有することを特徴とする請求項1に記載の共役ジエンの製造方法。
- 前記共役ジエン回収工程が、抽出又は蒸留により行われることを特徴とする請求項2に記載の共役ジエンの製造方法。
- 前記アルデヒド類分離工程が蒸留により行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の共役ジエンの製造方法。
- 更に、前記アルデヒド類分離工程でアルデヒド類を分離した後の有機溶剤Aを前記生成ガス吸収工程に循環再使用する溶剤循環工程を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の共役ジエンの製造方法。
- 前記原料ガスが、エチレンの2量化により得られる1−ブテン、シス−2−ブテン、トランス−2−ブテン若しくはこれらの混合物を含有するガス、ナフサ分解で生成するC4留分からブタジエンとイソブテンを抽出した残りのブテン留分、n−ブタンの脱水素若しくは酸化脱水素反応により生成するブテン留分、又は重油留分を流動接触分解する際に得られる炭素原子数が4の炭化水素を多く含むガスであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の共役ジエンの製造方法。
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