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JP2015185605A - 抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置 - Google Patents

抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置 Download PDF

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JP2015185605A
JP2015185605A JP2014058939A JP2014058939A JP2015185605A JP 2015185605 A JP2015185605 A JP 2015185605A JP 2014058939 A JP2014058939 A JP 2014058939A JP 2014058939 A JP2014058939 A JP 2014058939A JP 2015185605 A JP2015185605 A JP 2015185605A
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智仁 川嶋
Tomohito Kawashima
智仁 川嶋
章輔 藤井
Akisuke Fujii
章輔 藤井
石川 貴之
Takayuki Ishikawa
貴之 石川
真澄 齋藤
Masumi Saito
真澄 齋藤
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Abstract

【課題】安定した動作が可能な抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、第1、2電極と、第1、2層と、金属部とを含む抵抗変化素子が提供される。第1層は、第1、2電極の間に設けられ、第1元素の酸化物を含み、絶縁性である。金属部は、第1層と第1電極との間に設けられ、第1金属を含む。第2層は、第1層と第1電極との間に設けられ、第1電極から第2電極へ向かう第1方向と交差する第2方向において、金属部の少なくとも一部と第2金属を含む。低抵抗状態における第1層中の第1金属を含む領域の第1方向の長さは、高抵抗状態における領域の長さよりも長い。第2金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、第1元素の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーよりも大きい。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置に関する。
例えば、抵抗変化素子の開発が行われている。抵抗変化素子を用いた高速・大容量の不揮発性記憶装置の開発が注目を集めている。このような抵抗変化素子において、安定した動作が望まれている。信頼性などの特性を向上させることが望まれている。
特開2012−253192号公報
本発明の実施形態は、安定した動作が可能な抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、第1電極と、第2電極と、第1層と、金属部と、第2層とを含む抵抗変化素子が提供される。前記第1層は、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、第1元素の酸化物を含み、絶縁性である。前記金属部は、前記第1層と前記第1電極との間に設けられ、第1金属を含む。前記第2層は、前記第1層と前記第1電極との間に設けられ、前記第1電極から前記第2電極へ向かう第1方向と交差する第2方向において、前記金属部の少なくとも一部と第2金属を含む。第1状態における前記第1層中の前記第1金属を含む領域の前記第1方向の長さは、第2状態における前記領域の長さよりも長いか、または、第1状態において前記第1層中に前記第1金属を含む領域があり、かつ第2状態においては、前記第1層は前記第1金属を含まない。前記第1状態における前記第1電極と前記第2電極との間の電気的抵抗は、第2状態における前記第1電極と前記第2電極との間の電気的抵抗よりも低い。前記第2金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、前記第1元素の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーよりも大きい。
第1の実施形態に係る抵抗変化素子を示す模式的断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る抵抗変化素子の動作を示す模式的断面図である。 図3(a)及び図3(b)は、抵抗変化素子の特性を示すグラフ図である。 第1の実施形態に係る抵抗変化素子を示す模式的断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置を示す模式的斜視図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る抵抗変化素子を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、実施形態に係る抵抗変化素子101は、第1電極10と、第2電極20と、第1層31と、第2層32と、金属部40と、を含む。
第1電極10は、例えば、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、及び銅(Cu)の少なくともいずれか一つを含むものである。ここでは、第1電極10には、例えば、タングステン(W)が用いられている。
第2電極20には、例えば、多結晶シリコンが用いられる。多結晶シリコンには、例えばリン(P)が導入される。これにより、例えば、第2電極20の抵抗率が調整される。第2電極20には、タングステン(W)などの金属を用いてもよい。
第2電極20から第1電極10へ向かう第1方向をZ軸方向とする。Z軸方向に対して垂直な1つの方向をX軸方向とする。X軸方向に対して垂直で、Z軸方向に対して垂直な方向をY軸方向とする。
第1層31は、第1電極10と第2電極20との間に設けられる。第1層31は、第1元素の酸化物を含む。第1元素は、例えば、シリコン(Si)、ハフニウム(Hf)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、ジルコニウム(Zr)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)及びニオブ(Nb)の少なくともいずれか一つを含む。第1元素には、例えばSiが用いられ、第1層31は、酸化シリコン(SiO)を含む。第1層31は、酸窒化シリコンを含んでもよい。第1層31は、例えば、絶縁性である。第1層31の厚さ(Z軸方向に沿った長さ)は、例えば、2nm以上20nm以下とすることができる。
金属部40は、第1層31と第1電極10との間に設けられる。例えば、金属部40の一部は、第1層31と接する。金属部40は、第1金属を含む。第1金属は、例えば、銀(Ag)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びアルミニウム(Al)の少なくともいずれか一つを含む。例えば、第1金属には、Agが用いられる。
第2層32は、第1層31と第1電極10との間に設けられる。第2層32は、Z軸方向(第1方向)と交差する第2方向において、金属部40の少なくとも一部と並ぶ。図1に表した例では、第2層32は、金属部40の複数の部分40aどうしの間、及び、複数の部分40aと第1電極10との間に設けられる。第2層32は、第2金属を含む。第2金属には、タングステン(W)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、ジルコニウム(Zr)及びクロム(Cr)の少なくともいずれか一つが用いられる。
例えば、第1電極10と第2電極20との間にセット電圧を印加する。これにより、例えば、金属部40に含まれる第1金属がイオン化し、第1層31中へ拡散し、フィラメントと呼ばれる導電パスが形成される。第1層31中にフィラメントが形成されることで、抵抗変化素子101は、高抵抗状態から低抵抗状態へと変化する。
第1電極10と第2電極20との間にリセット電圧を印加する。リセット電圧の極性は、例えば、セット電圧の極性と逆である。これにより、例えば、第1層31中のフィラメントに含まれる第1金属がイオン化する。このようにフィラメントが分解されることで、抵抗変化素子101は、低抵抗状態から高抵抗状態へと変化する。
第1電極10と第2電極20との間に電圧を印加することによって、例えば、フィラメントが延びた状態と、フィラメントが分解された状態と、を切り替えることができる。例えば、第1金属のイオンが、第1層31中を出入りする。第1電極10と第2電極20との間の電気的抵抗が、可逆的に変化する。
図2(a)及び図2(b)は、第1の実施形態に係る抵抗変化素子の動作を例示する模式的断面図である。
図2(a)は、抵抗変化素子101の低抵抗状態(第1状態ST1)を例示している。
図2(b)は、抵抗変化素子101の高抵抗状態(第2状態ST2)を例示している。
図2(a)に表したように、低抵抗状態においては、第1層31中にフィラメント35が形成される。例えば、フィラメント35は、第1層31中において、金属部40から第2電極20へ向かう方向に延びた状態である。
フィラメント35の成長過程においては、第1電極10と第2電極20との間にセット電圧が印加される。セット電圧が印加された状態においては、第1電極10の電位は、第2電極20の電位よりも高い。これにより、例えば、金属部40の第1金属がイオン化され、第1層31に侵入する。また、例えば、第2電極20を介して電子が第1層31に供給される。第1層31において、イオン化された第1金属と、電子と、が結合する。これにより、例えば、フィラメント35が第1層31中において成長する。
図2(b)に表したように、高抵抗状態においては、第1層31中のフィラメント35は、低抵抗状態に比べて分解された状態である。
フィラメント35の分解過程においては、第1電極10と第2電極との間にリセット電圧が印加される。リセット電圧が印加された状態においては、第1電極10の電位は、第2電極20の電位よりも低い。例えば、第2電極20を介してホールが第1層31に供給される。これにより、例えば、第1層31中のフィラメント35の第1金属がイオン化される。イオン化された第1金属は、例えば、金属部40に回収される。
低抵抗状態における第1層31中の第1金属を含む領域35rのZ軸方向に沿った長さは、第1長さL1である。高抵抗状態における第1層31中の第1金属を含む領域35rのZ軸方向に沿った長さは、第2長さL2である。第1長さL1は、第2長さL2よりも長い。
例えば、高抵抗状態においては、第1層31中に第1金属を含む領域35rが無くてもよい。この場合、低抵抗状態において第1層31中に第1金属を含む領域35rがあり、高抵抗状態において第1層31は第1金属を含まない。このようにして高抵抗状態と低抵抗状態とが切り替わってもよい。
実施形態に係る抵抗変化素子101において、第2層32は、例えば、バリアメタルとなる。金属部40を薄膜として形成し、その上にバリアメタルを設ける。これにより、例えば、第1金属と第1層31との密着性が向上し、特性の劣化を抑制することができる。
金属部40の厚さは、例えば、5nm以下である。金属部40は、複数の部分40aを含んでもよい。複数の部分40aのそれぞれは、例えばZ軸方向に対して交差する方向において、互いに離間する。すなわち、金属部40は、島状でもよい。
金属部40の複数の部分40aの一部が、X−Y平面内の方向において、互いに接していてもよい。すなわち、金属部40は、網状でもよい。
実施形態において、第2層32には、第1層31と比較的反応しにくい金属を用いる。例えば、第2層32と第1層31とが反応すると、第2層32と第1層31との間に、第2層32に含まれる第2金属の酸化物が生成される。第1電極10と第2電極20との間に電圧を印加した場合、この第2金属の酸化物を介して電流が流れてしまう場合がある。この電流は、リーク電流として、抵抗変化素子の特性を劣化させる。
実施形態においては、第2金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、第1元素の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーよりも大きい。すなわち、第2層に含まれる第2金属は、第1層31と反応しにくく、第2金属の酸化物は、生成されにくい。このように、第1層31との反応性が低い金属をバリアメタルに用いる。例えば、抵抗変化素子の信頼性が向上する。例えば、リーク電流が抑制され、素子の特性が向上する。
図3(a)及び図3(b)は、抵抗変化素子の特性を例示するグラフ図である。
図3(a)及び図3(b)の横軸は、第1電極10と第2電極20との間に印加される電圧V1(ボルト:V)を表す。図3(a)及び図3(b)の縦軸は、第1電極10と第2電極20との間に流れる電流I1(アンペア:A)を表す。
図3(a)は、第1の実施形態に係る抵抗変化素子102の特性を例示している。抵抗変化素子102は、抵抗変化素子101について説明した構成と同様の構成を有する。
この例では、第1元素には、Siが用いられている。すなわち、第1層31は、SiOを含む。第1金属には、Agが用いられている。金属部40の厚さは、1nm程度である。第2金属には、Wが用いられている。第2層32は、WNを含む。第2層32の厚さは、190nm程度である。
この場合、第1元素の酸化物(すなわちSiO)の生成自由エネルギーは、−856kJ/molである。第2金属の酸化物(すなわちWO)の生成自由エネルギーは、−764kJ/molである。このように、第1元素の酸化物の生成自由エネルギーは、第2金属の酸化物の生成エネルギーよりも小さい。例えば、第2金属(W)と第1層(SiO)との反応は、W+SiO+(1/2)O→WOの式で表される。このときの自由エネルギーの変化ΔGは、+92kJ/molである。このため、第2金属の酸化物が生成されにい。例えば、リーク電流を抑制することができる。
図3(a)に表したように、抵抗変化素子102においては、電圧V1と電流I1との関係に、例えばヒステリシスが見られる。例えば、低抵抗状態(第1状態ST1)及び高抵抗状態(第2状態ST2)の2つの状態に対応して、電気的抵抗が変化していることが分かる。
図3(b)は、参考例の抵抗変化素子190の特性を例示している。参考例の抵抗変化素子190においては、第2金属には、チタン(Ti)が用いられている。第2層32は、TiNを含む。これ以外については、抵抗変化素子190は、抵抗変化素子102について説明した構成と同様の構成を有する。
この参考例の場合、第2金属の酸化物(すなわちTiO)の生成自由エネルギーは、−885kJ/molである。これは、第1元素の酸化物(SiO)の生成自由エネルギー(−856kJ/mol)よりも小さい。例えば、第2金属(Ti)と第1層(SiO)との反応は、Ti+SiO→TiOの式で表される。このときの自由エネルギーの変化は、−29kJ/molである。このため、参考例の抵抗変化素子190においては、第2金属は第1層31と反応しやすい。第2層32と第1層31との間に、TiOが生成されやすい。例えば、このTiOを介して、第1電極10と第2電極20との間にリーク電流が流れる。このため、高抵抗状態と低抵抗状態との切り替えが十分に行われず、素子の特性が劣化する。
図3(b)に表したように、参考例の抵抗変化素子190においては、電圧と電流との関係に、ヒステリシスが見られない。
このように、第2層32に用いられる金属に、第1層31との反応性が比較的低い金属を用いることで、リーク電流を抑制することができる。これにより、高抵抗状態と低抵抗状態との切り替えを安定して行うことができる。安定した動作が可能な抵抗変化素子を得ることができる。
前述のように、第2金属には、Moを用いてもよい。例えば、MoOの生成自由エネルギーは、−668kJ/molであり、SiOの生成自由エネルギーよりも小さい。
例えば、第1金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、第2金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーよりも大きい。この例では、第1金属(Ag)の酸化物(AgO)の生成自由エネルギーは、例えば、−11kJ/molである。第1金属の第1層31との反応性は低い。これにより、例えば、第1金属の酸化物が形成されにくく、リーク電流を抑制することができる。安定した動作が可能な抵抗変化素子を得ることができる。
図4は、第1の実施形態に係る抵抗変化素子を例示する模式的断面図である。
図4は、抵抗変化素子103を例示している。抵抗変化素子103においても、第1電極10、第2電極20、第1層31、第2層32及び金属部40などが設けられる。これらについては、抵抗変化素子102について説明した構成と同様の構成を適用することができる。
図4に表したように、抵抗変化素子103は、第3層33をさらに含む。第3層33は、第1層31と第2電極20との間に設けられる。
第3層33は、例えば、第1元素の酸化物を含む。例えば、酸化シリコンまたは酸窒化シリコンなどの少なくともいずれかを用いることができる。例えば、第3層33に含まれる物質の少なくともいずれかは、第1層31に含まれる物質と異なる。
このように、第2電極20と金属部40との間に積層体を設ける。これにより、例えば、高抵抗状態と低抵抗状態とのそれぞれにおいて、第1層31中、又は第3層33中に形成されるフィラメント(第1金属を含む領域)のZ軸方向に沿った長さを制御しやすくなる。
第2電極20と金属部40との間に設けられる積層体において、積層される層の数は、2以上でもよい。
(第2の実施形態)
本実施形態は、不揮発性記憶装置に係る。実施形態に係る不揮発性記憶装置は、第1の実施形態に関して説明した抵抗変化素子のいずれか、及び、その変形を含む。例えば、本実施形態に係る不揮発性記憶装置は、例えば、上記のいずれかの抵抗変化素子と、第1電極10と第2電極20との間に電圧を印加する制御部50と、を含む。本実施形態によれば、安定した動作が可能な不揮発性記憶装置が提供できる。
図5(a)及び図5(b)は、第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置を例示する模式的斜視図である。
図5(a)に表したように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置250は、複数の第1配線WR1と、複数の第2配線WR2と、複数のメモリセルMCと、を含む。複数のメモリセルMCは、実施形態に係る抵抗変化素子及びその変形を含む。
複数の第1配線WR1は、複数の第2配線WR2と、3次元的に交差する。例えば、第1配線WR1は、X軸方向に沿って延びる。第2配線WR2は、Y軸方向に沿って延びる。この例では、Y軸方向は、X軸方向に対して直交する。X軸方向とY軸方向とに対して直交する方向をZ軸方向とする。この例では、第2配線WR2は、Z軸方向において、第1配線WR1と離間する。
複数のメモリセルMC(抵抗変化素子)のそれぞれは、複数の第1配線WR1と複数の第2配線WR2との間のそれぞれの位置に配置される。
第1配線WR1及び第2配線WR2のそれぞれは、制御部50と電気的に接続される。第1配線WR1及び第2配線WR2を介して、メモリセルMCに電圧が印加され、上記の動作が行われる。
第1配線WR1は、例えば、第1〜第3ビット線BL1〜BL3を含む。第2配線WR2は、第1〜第3ワード線WL1〜WL3を含む。これらのビット線及びワード線によりメモリセルMCの状態が、書き込まれ、読み取られ、または、消去される。
実施形態において、第1配線WR1と抵抗変化素子との間、及び、第2配線WR2と抵抗変化素子との間の少なくともいずれかの位置に、整流素子(例えばダイオード)を設けても良い。
図5(b)に表したように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置251においては、互いに積層された複数の要素メモリ層MAを有する。複数の要素メモリ層MAは、例えばZ軸方向に沿って積層される。この例では、4つの要素メモリ層MA、すなわち、第1〜第4要素メモリ層MA1〜MA4が設けられている。要素メモリ層MAの数は、任意である。
要素メモリ層MAのそれぞれは、第1配線WR1と、第2配線WR2と、メモリセルMCと、を含む。
第1要素メモリ層MA1は、第1層ビット線BLL1(ビット線BL11、BL12及びBL13を含む)と、第1層ワード線WLL1(ワード線WL11、WL12及びWL13を含む)と、第1層メモリセルMC1と、を含む。
第2要素メモリ層MA2は、第2層ビット線BLL2(ビット線BL21、BL22及びBL23を含む)と、第1層ワード線WLL1(ワード線WL11、WL12及びWL13を含む)と、第2層メモリセルMC2と、を含む。
第3要素メモリ層MA2は、第2層ビット線BLL2(ビット線BL21、BL22及びBL23を含む)と、第2層ワード線WLL2(ワード線WL21、WL22及びWL23を含む)と、第3層メモリセルMC3と、を含む。
第4要素メモリ層MA4は、第3層ビット線BLL3(ビット線BL31、BL32及びBL33を含む)と、第2層ワード線WLL2(ワード線WL21、WL22及びWL23を含む)と、第4層メモリセルMC4と、を含む。
この例では、Z軸方向に沿って隣接する要素メモリ層MAにおいて、ビット線BLまたはワード線WLが共有される。実施形態はこれに限らない。例えば、Z軸方向に沿って隣接する要素メモリ層MAどうしの間に層間絶縁膜が設けられ、要素メモリ層MAのそれぞれに、ビット線BL及びワード線WLが設けられても良い。この場合、要素メモリ層MAのそれぞれにおけるビット線BLの延在方向及びワード線WLの延在方向は任意である。
本実施形態によれば、第2層32に含まれる第2金属に、第1層31との反応性が比較的低い金属を用いる。これにより、高抵抗状態と低抵抗状態との切り替えを、高い信頼性で実現できる。実施形態によれば、高信頼性の素子を得ることができる。
実施形態によれば、安定した動作が可能な抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置が提供できる。
なお、本願明細書において、「垂直」は、厳密な垂直ではなく、例えば製造工程におけるばらつきなどを含むものであり、実質的に垂直であれば良い。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明の実施形態は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、第1電極、第2電極、第1層、第2層及び金属部などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての抵抗変化素子及び不揮発性記憶装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…第1電極、 20…第2電極、 31…第1層、 32…第2層、 33…第3層、 35…フィラメント、 35r…領域、 40…金属部、 40a…部分、 50…制御部、 101〜103、190…抵抗変化素子、 250…不揮発性記憶装置、 251…不揮発性記憶装置、 BL、BL11〜BL13、BL21〜BL23、BL31〜BL33…ビット線、 BL1〜BL3…第1〜第3ビット線、 BLL1〜BLL3…第1〜第3層ビット線、 I1…電流、 L1…第1長さ、 L2…第2長さ、 MA…要素メモリ層、 MA1〜MA4…第1〜第4要素メモリ層、 MC…メモリセル、 MC1…第1〜第4層メモリセル、 ST1…第1状態、 ST2…第2状態、 V1…電圧、 WL…ワード線、 WL11〜WL13、WL21〜WL23…ワード線、 WL1〜WL3…第1〜第3ワード線、 WLL1〜WLL2…第1〜第2層ワード線、 WR1…第1配線、 WR2…第2配線

Claims (11)

  1. 第1電極と、
    第2電極と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に設けられ、第1元素の酸化物を含む絶縁性の第1層と、
    前記第1層と前記第1電極との間に設けられ、第1金属を含む金属部と、
    前記第1層と前記第1電極との間に設けられ、前記第1電極から前記第2電極へ向かう第1方向と交差する第2方向において、前記金属部の少なくとも一部と第2金属を含む第2層と、
    を備え、
    第1状態において、前記第1層中の前記第1金属を含む領域の前記第1方向の長さが、第2状態における前記領域の長さよりも長いか、または、第1状態において、前記第1層中に前記第1金属を含む領域があり、かつ第2状態においては、前記第1層が前記第1金属を含まないものであって、
    前記第1状態における前記第1電極と前記第2電極との間の電気的抵抗は、第2状態における前記第1電極と前記第2電極との間の電気的抵抗よりも低く、
    前記第2金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、前記第1元素の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーよりも大きい抵抗変化素子。
  2. 前記第1元素は、シリコン、ハフニウム、ニッケル、バナジウム、ジルコニウム、モリブデン、アルミニウム、クロム及びニオブの少なくともいずれか一つを含む請求項1記載の抵抗変化素子。
  3. 前記第1層は、酸化シリコン及び酸窒化シリコンの少なくともいずれか一つを含む請求項1または2記載の抵抗変化素子。
  4. 前記第1金属は、銀、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、及びアルミニウムの少なくともいずれか一つを含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  5. 前記第2金属は、タングステン、モリブデン、ジルコニウム、クロム及びハフニウムの少なくともいずれか一つを含む請求項1〜4のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  6. 前記金属部の前記第1方向に沿った長さは、5nm以下である請求項1〜5のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  7. 前記第1層と前記第2電極との間に設けられ、前記第1元素の酸化物を含む第3層をさらに備えた請求項1〜6のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  8. 前記1金属の酸化物の単位物質量あたりの生成自由エネルギーは、前記第2金属の酸化物の単位物質量あたりの前記生成自由エネルギーよりも大きい請求項1〜7のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  9. 前記金属部は、複数の部分を含み、
    前記複数の部分のそれぞれは、前記第1方向と交差する方向において、互いに離間した請求項1〜8のいずれか1つに記載の抵抗変化素子。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の抵抗変化素子と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に電圧を印加する制御部と、
    を備えた不揮発性記憶装置。
  11. 複数の第1配線と、
    複数の第2配線と、
    をさらに備え、
    複数の第1配線は、前記複数の第2配線と交差し、
    前記抵抗変化素子は複数設けられ、
    前記複数の抵抗変化素子のそれぞれは、前記複数の第1配線と前記複数の第2配線との間のそれぞれの位置に配置される請求項10記載の不揮発性記憶装置。
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