JP2015175476A - 手動変速機 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作レバーの操作感を向上させる。
【解決手段】シフトレバーに連結されるアームシフタ50と、アームシフタ50の先端部86が係合するゲート部71を備えるフォークロッド61と、先端部86が係合するゲート部72を備えるフォークロッド62と、先端部86が係合するゲート部73を備えるフォークロッド63と、を有し、ゲート部71〜73のそれぞれは、先端部86が収容される係合溝71a〜73aを備え、ゲート部71〜73は、アームシフタ50のセレクト方向に並べて配置され、ゲート部71とゲート部73との間に配置されるゲート部72に、アームシフタ50のセレクト方向に突出する凸部を備える突出部材91が設けられ、アームシフタ50をシフト方向に動作させて変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、凸部がゲート部71またはゲート部73の係合溝71a,73aに収容される。
【選択図】図4
【解決手段】シフトレバーに連結されるアームシフタ50と、アームシフタ50の先端部86が係合するゲート部71を備えるフォークロッド61と、先端部86が係合するゲート部72を備えるフォークロッド62と、先端部86が係合するゲート部73を備えるフォークロッド63と、を有し、ゲート部71〜73のそれぞれは、先端部86が収容される係合溝71a〜73aを備え、ゲート部71〜73は、アームシフタ50のセレクト方向に並べて配置され、ゲート部71とゲート部73との間に配置されるゲート部72に、アームシフタ50のセレクト方向に突出する凸部を備える突出部材91が設けられ、アームシフタ50をシフト方向に動作させて変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、凸部がゲート部71またはゲート部73の係合溝71a,73aに収容される。
【選択図】図4
Description
本発明は、運転手に操作される手動変速機に関する。
手動変速機は、複数の駆動歯車を備える入力軸と、複数の従動歯車を備える出力軸とを有している。駆動歯車と従動歯車とは噛み合って複数の変速歯車列を構成しており、これらの変速歯車列はシンクロメッシュ機構等によって動力伝達状態に切り替えられる。シンクロメッシュ機構は、シフトフォークに保持されるシンクロスリーブを有している。変速時には、駆動歯車や従動歯車のスプラインに向けてシンクロスリーブを移動させ、スプラインとシンクロスリーブとを噛み合わせることにより、所望の変速歯車列を動力伝達状態に切り替えることが可能となる。このようなシンクロスリーブを手動で操作するため、運転手が操作するシフトレバー(操作レバー)にはアームシフタが連結されており、シフトフォークを備えるフォークロッドにはアームシフタの端部が係合している。ところで、シフトレバーの操作感を向上させて車両品質を高めるためには、シフトレバーのガタつまり遊びを抑制することが重要である。そこで、シフトレバーに支持ローラを押し付けることにより、シフトレバー自体の遊びを抑制するようにした手動変速機が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載される手動変速機のように、シフトレバー自体の遊びを抑制したとしても、シフトレバーとシンクロスリーブとを連結するリンク機構に遊びが残ることから、シフトレバーの遊びを抑制することは困難であった。特に、シフトレバーの変速操作後の停止位置において、シフトレバーが大きく動いてしまうことは、シフトレバーの節度感を損なうだけでなく、シフトレバーの停止位置が不明瞭になることから、シフトレバーの遊びを削減することが望まれている。しかしながら、シフトレバーの遊びを削減すべく単にリンク機構の遊びを無くすことは、シフトレバーの滑らかな動きを阻害する要因であり、シフトレバーの操作感を低下させる要因となっていた。
本発明の目的は、操作レバーの操作感を向上させることにある。
本発明の手動変速機は、複数の変速歯車列のいずれかを動力伝達状態に切り替えて変速する手動変速機であって、運転手に操作される操作レバーに連結され、前記変速歯車列のいずれかを選択する際にセレクト方向に動作し、選択された前記変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際にシフト方向に動作するアームシフタと、前記アームシフタの端部が係合する第1係合部を備える第1フォークロッドと、前記アームシフタの端部が係合する第2係合部を備える第2フォークロッドと、前記アームシフタの端部が係合する第3係合部を備える第3フォークロッドと、を有し、前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部のそれぞれは、前記アームシフタの端部が収容される係合溝を備え、前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部は、前記アームシフタのセレクト方向に並べて配置され、前記第1係合部と前記第3係合部との間に配置される前記第2係合部に、前記アームシフタのセレクト方向に突出する凸部を備える突出部材が設けられ、前記アームシフタをシフト方向に動作させて前記変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、前記凸部が前記第1係合部または前記第3係合部の前記係合溝に収容される。
本発明によれば、アームシフタをシフト方向に動作させて変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、突出部材の凸部が第1係合部または第3係合部の係合溝に収容される。これにより、アームシフタの遊び量を低減することが可能となり、操作レバーの操作感を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である手動変速機10を示すスケルトン図である。図1に示すように、手動変速機10は、入力軸11とこれに平行となる出力軸12とを備えている。入力軸11には入力クラッチ13を介してエンジン14が連結されており、出力軸12にはデファレンシャル機構15を介して図示しない駆動輪が連結されている。また、入力軸11には、駆動歯車21a,22aが固定されており、駆動歯車23a〜26aが回転自在に設けられている。さらに、出力軸12には、従動歯車21b,22bが回転自在に設けられており、従動歯車23b〜26bが固定されている。
入力軸の駆動歯車21a〜26aと、出力軸12の従動歯車21b〜26bとは、互いに噛み合って複数の変速歯車列21〜26を形成している。すなわち、駆動歯車21aと従動歯車21bとによって第1速の変速歯車列21が構成されており、駆動歯車22aと従動歯車22bとによって第2速の変速歯車列22が構成されている。また、駆動歯車23aと従動歯車23bとによって第3速の変速歯車列23が構成されており、駆動歯車24aと従動歯車24bとによって第4速の変速歯車列24が構成されている。さらに、駆動歯車25aと従動歯車25bとによって第5速の変速歯車列25が構成されており、駆動歯車26aと従動歯車26bとによって第6速の変速歯車列26が構成されている。
出力軸12には1つの切替機構31が設けられており、入力軸には2つの切替機構32,33が設けられている。切替機構31を用いることにより、第1速または第2速の変速歯車列21,22を動力伝達状態に切り替えることが可能となる。また、切替機構32を用いることにより、第3速または第4速の変速歯車列23,24を動力伝達状態に切り替えることが可能となる。さらに、切替機構33を用いることにより、第5速または第6速の変速歯車列25,26を動力伝達状態に切り替えることが可能となる。なお、切替機構31〜33は、シンクロメッシュ機構として構成されている。
切替機構31は、出力軸12に固定されるシンクロハブ31aと、これに噛み合うシンクロスリーブ31bとを有している。また、従動歯車21bにはスプライン21cが固定されており、従動歯車22bにはスプライン22cが固定されている。そして、シンクロスリーブ31bを従動歯車21b側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ31bとスプライン21cとが噛み合い、第1速の変速歯車列21が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第1速の変速歯車列21を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。一方、シンクロスリーブ31bを従動歯車22b側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ31bとスプライン22cとが噛み合い、第2速の変速歯車列22が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第2速の変速歯車列22を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。なお、シンクロスリーブ31bをいずれのスプライン21c,22cにも噛み合わない中立位置に移動させると、第1速と第2速との変速歯車列21,22は動力を伝達しない動力切断状態に切り替えられる。
切替機構32は、入力軸に固定されるシンクロハブ32aと、これに噛み合うシンクロスリーブ32bとを有している。また、駆動歯車23aにはスプライン23cが固定されており、駆動歯車24aにはスプライン24cが固定されている。そして、シンクロスリーブ32bを駆動歯車23a側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ32bとスプライン23cとが噛み合い、第3速の変速歯車列23が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第3速の変速歯車列23を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。一方、シンクロスリーブ32bを駆動歯車24a側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ32bとスプライン24cとが噛み合い、第4速の変速歯車列24が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第4速の変速歯車列24を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。なお、シンクロスリーブ32bをいずれのスプライン23c,24cにも噛み合わない中立位置に移動させると、第3速と第4速との変速歯車列23,24は動力を伝達しない動力切断状態に切り替えられる。
切替機構33は、入力軸に固定されるシンクロハブ33aと、これに噛み合うシンクロスリーブ33bとを有している。また、駆動歯車25aにはスプライン25cが固定されており、駆動歯車26aにはスプライン26cが固定されている。そして、シンクロスリーブ33bを駆動歯車25a側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ33bとスプライン25cとが噛み合い、第5速の変速歯車列25が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第5速の変速歯車列25を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。一方、シンクロスリーブ33bを駆動歯車26a側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ33bとスプライン26cとが噛み合い、第6速の変速歯車列26が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、第6速の変速歯車列26を介して、入力軸11から出力軸12に動力が伝達される。なお、シンクロスリーブ33bをいずれのスプライン25c,26cにも噛み合わない中立位置に移動させると、第5速と第6速との変速歯車列25,26は動力を伝達しない動力切断状態に切り替えられる。
また、手動変速機10には、入力軸11および出力軸12に平行となるアイドラ軸40が設けられている。アイドラ軸40には、後退用の伝達歯車27a,27bが回転自在に設けられている。一方の伝達歯車27aは、第1速の駆動歯車21aに噛み合っており、他方の伝達歯車27bは、出力軸12に固定される従動歯車27cに噛み合っている。このように、手動変速機10には、駆動歯車21a、伝達歯車27a,27b、従動歯車27cからなる後退用の変速歯車列27が設けられている。また、アイドラ軸40には、後退用の変速歯車列27を動力伝達状態に切り替えるための切替機構34が設けられている。切替機構34は、伝達歯車27bに固定されるシンクロハブ34aと、これに噛み合うシンクロスリーブ34bとを有している。また、伝達歯車27aにはスプライン27dが固定されている。そして、シンクロスリーブ34bを伝達歯車27a側の締結位置に移動させると、シンクロスリーブ34bとスプライン27dとが噛み合い、後退用の変速歯車列27が動力伝達状態に切り替えられる。これにより、後退用の変速歯車列27を介して、入力軸11から出力軸12に回転方向を逆転させて動力が伝達される。なお、シンクロスリーブ34bをスプライン27dに噛み合わない中立位置に移動させると、後退用の変速歯車列27は動力を伝達しない動力切断状態に切り替えられる。
前述した切替機構31〜34を操作するため、各シンクロスリーブ31b〜34bにはシフトフォーク41〜44が取り付けられている。これらのシフトフォーク41〜44には、後述するアームシフタ50およびリンク機構51等を介してシフトレバー52が連結されている。運転手がシフトレバー52を操作することにより、切替機構31〜34を選択して動作させることができ、所望の変速歯車列21〜27を動力伝達状態に切り替えることが可能となる。以下、シフトレバー52の操作力をシンクロスリーブ31b〜34bに伝達する操作系53について説明する。
図2は手動変速機10の操作系53を示す概略図である。また、図3は図2の矢印A方向から操作系53の一部を示す概略図である。図4は図2のB−B線に沿って操作系53の一部を示す概略図である。なお、図3に示した操作系53の一部には図2のC−C線に沿う断面が示されている。
図2に示すように、手動変速機10は、ミッションケース54に支持されるアームシフタ50を有している。アームシフタ50は、ミッションケース54の軸受部54aに摺動自在に支持されるシフトセレクト軸55と、シフトセレクト軸55の端部から径方向に延びるアーム部材56とを有している。また、手動変速機10は、運転手に操作されるシフトレバー(操作レバー)52と、シフトレバー52にリンク機構51を介して連結されるセレクト部材57と、シフトレバー52にリンク機構51を介して連結されるシフト部材58とを有している。また、シフトセレクト軸55には、シフト部材58の係合ピン58aが係合するシフト溝55aが形成されている。さらに、シフトセレクト軸55には、セレクト部材57の係合ピン57aが係合するセレクト溝59aを備えた係合部材59が固定されている。このように、シフトレバー52とシフトセレクト軸55とはリンク機構51等を介して連結されており、シフトセレクト軸55はシフトレバー52の操作に応じて動作することになる。なお、リンク機構51は、図示しないロッド、ケーブル、プレート等によって構成されている。
また、手動変速機10には、4本のフォークロッド61〜64が軸方向に移動自在に設けられている。第1速および第2速用のフォークロッド(第1フォークロッド)61には、シフトフォーク41が固定されるとともに、ゲート部(第1係合部)71を備えるロッドゲート81が固定されている。第3速および第4速用のフォークロッド(第2フォークロッド)62には、シフトフォーク42が固定されるとともに、ゲート部(第2係合部)72を備えるロッドゲート82が固定されている。第5速および第6速用のフォークロッド(第3フォークロッド)63には、シフトフォーク43が固定されるとともに、ゲート部(第3係合部)73を備えるロッドゲート83が固定されている。また、後退用のフォークロッド64には、シフトフォーク44が固定されるとともに、ゲート部74を備えるロッドゲート84が固定されている。
図3および図4に示すように、各ロッドゲート81〜84のゲート部71〜74は、その厚み方向に重ねて配置されている。すなわち、各ゲート部71〜74は、後述するアームシフタ50のセレクト方向に並べて配置されている。隣接する4つのゲート部71〜74は、ミッションケース54の壁部85によって挟まれている。また、各ゲート部71〜74には、アームシフタ50の先端部(端部)86が収容される係合溝71a〜74aが形成されている。さらに、各ゲート部71〜74には、係合溝71a〜74aを介して対向する一対の壁部71b〜74b,71c〜74cが設けられている。
ここで、図5は図4に示したゲート部71、ゲート部72およびゲート部73を拡大する拡大図である。図5に示すように、ゲート部71とゲート部73との間に配置されるゲート部72には、第1突出部材(突出部材)91と第2突出部材(突出部材)92とが設けられている。すなわち、ゲート部72を構成する一方の壁部72bには突出部材91が設けられており、ゲート部72を構成する他方の壁部72cには突出部材92が設けられている。突出部材91,92は、板バネ部材を略コ字状に折り曲げることで形成されている。また、突出部材91,92は、溶接加工やカシメ加工によって壁部72b,72cに固定される。なお、後述するように、突出部材91,92が設けられるゲート部72は、アームシフタ50がセレクト方向に移動する際の中立位置となっている。
壁部72bに設けられる突出部材91は、壁部72bの一方の側面72dに接触する側板部91aと、壁部72bの他方の側面72eに接触する側板部91bと、側板部91a,91bを連結する連結部91cとを有している。一方の側板部91aにはゲート部71側に突出する第1凸部(凸部)101が形成されており、他方の側板部91bにはゲート部73側に突出する第2凸部(凸部)102が形成されている。同様に、壁部72cに設けられる突出部材92は、壁部72cの一方の側面72fに接触する側板部92aと、壁部72cの他方の側面72gに接触する側板部92bと、側板部92a,92bを連結する連結部92cとを有している。一方の側板部92aにはゲート部71側に突出する第3凸部(凸部)103が形成されており、他方の側板部92bにはゲート部73側に突出する第4凸部(凸部)104が形成されている。
続いて、ゲート部71を構成する壁部71bの側面71dには、第1凸部101を収容する第1凹部111が形成されている。このゲート部71の壁部71bには、第1凹部111と係合溝71aとに挟まれて突起部121が形成されている。また、ゲート部71を構成する壁部71cの側面71eには、第3凸部103を収容する第3凹部113が形成されている。このゲート部71の壁部71cには、第3凹部113と係合溝71aとに挟まれて突起部123が形成されている。同様に、ゲート部73を構成する壁部73bの側面73dには、第2凸部102を収容する第2凹部112が形成されている。このゲート部73の壁部73bには、第2凹部112と係合溝73aとに挟まれて突起部122が形成されている。また、ゲート部73を構成する壁部73cの側面73eには、第4凸部104を収容する第4凹部114が形成されている。このゲート部73の壁部73cには、第4凹部114と係合溝73aとに挟まれて突起部124が形成されている。
続いて、操作系53の動作について説明する。図2のシフトパターンに示すように、シフトレバー52が矢印Xa1方向にセレクト操作されると、セレクト部材57は矢印Xa2方向に回動する一方、シフトレバー52が矢印Xb1方向にセレクト操作されると、セレクト部材57は矢印Xb2方向に回動する。そして、図3に示すように、セレクト部材57が矢印Xa2方向に回動された場合には、アームシフタ50のアーム部材56はセレクト方向である矢印Xa3方向に揺動する一方、セレクト部材57が矢印Xb2方向に回動された場合には、アームシフタ50のアーム部材56はセレクト方向である矢印Xb3方向に揺動する。すなわち、図4に示すように、シフトレバー52が矢印Xa1方向にセレクト操作された場合には、アームシフタ50の先端部86が矢印Xa3方向つまりゲート部71に向けて移動する。一方、シフトレバー52が矢印Xb1方向にセレクト操作された場合には、アームシフタ50の先端部86が矢印Xb3方向つまりゲート部74に向けて移動する。このように、シフトレバー52のセレクト操作とは、アーム部材56が係合するゲート部71〜74つまりフォークロッド61〜64を選択する操作となっている。また、図2および図3に示すように、セレクト部材57には、支持軸125に支持されたリターンスプリング126が組み付けられている。支持軸125およびリターンスプリング126によって、アームシフタ50をセレクト方向の中立位置に保持する保持機構127が構成されている。図3および図4に示すように、シフトレバー52が操作されていない場合には、リターンスプリング126のバネ力によって、アームシフタ50の先端部86は、セレクト方向の中立位置であるゲート部72の係合溝72aに保持される。
また、図2のシフトパターンに示すように、シフトレバー52が矢印Ya1方向にシフト操作されると、シフト部材58は矢印Ya2方向に回動する一方、シフトレバー52が矢印Yb1方向にシフト操作されると、シフト部材58は矢印Yb2方向に回動する。そして、シフト部材58が矢印Ya2方向に回動された場合には、アームシフタ50がシフト方向である矢印Ya3方向に押し出される一方、シフト部材58が矢印Yb2方向に回動された場合には、アームシフタ50がシフト方向である矢印Yb3方向に引き込まれる。すなわち、図4に示すように、シフトレバー52が矢印Ya1方向にシフト操作された場合には、アームシフタ50の先端部86によってフォークロッド61〜64の何れかが矢印Ya3方向の締結位置に押し出される。一方、シフトレバー52が矢印Yb1方向にシフト操作された場合には、アームシフタ50の先端部86によってフォークロッド61〜64の何れかが矢印Yb3方向の締結位置に引き込まれる。このように、シフトレバー52のシフト操作とは、フォークロッド61〜64つまりシフトフォーク41〜44の何れかを移動させる操作となっている。このシフト操作により、シンクロスリーブ31b〜34bの何れかを移動させることができ、変速歯車列21〜27の何れかを動力伝達状態に切り替えることが可能となる。
続いて、アームシフタ50によるフォークロッド61〜64の操作状況について例を挙げて説明する。図6(a)〜(d)はニュートラルから第1速に変速する際の操作状況を示した説明図である。図6に示される操作状況とは、図4の矢印P1に沿ってシフトレバー52が操作される状況である。図7は図6(d)の部分拡大図である。また、図8(a)〜(d)は第1速から第2速に変速する際の操作状況を示した説明図である。図8に示される操作状況とは、図4の矢印P2に沿ってシフトレバー52が操作される状況である。さらに、図9(a)〜(c)はニュートラルから第3速に変速する際の操作状況を示した説明図である。図9に示される操作状況とは、図4の矢印P3に沿ってシフトレバー52が操作される状況である。
まず、図6(a)に示すように、シフトレバー52の操作前において、アームシフタ50の先端部86は、セレクト方向の中立位置であるゲート部72の係合溝72aに配置される。次いで、シフトレバー52がセレクト操作されると、図6(b)に示すように、アームシフタ50の先端部86は、ゲート部71の係合溝71aに移動する。そして、シフトレバー52が第1速に向けてシフト操作されると、図6(c)および(d)に示すように、ゲート部71つまりフォークロッド61を第1速の締結位置に向けて押し込むように、アームシフタ50の先端部86は第1速の締結位置に向けて移動する。これにより、シフトフォーク41およびシンクロスリーブ31bがスプライン21cに向けて移動し、第1速の変速歯車列21が動力伝達状態に切り替えられる。ここで、図6(b)、図6(c)、図6(d)の順に示すように、ゲート部71が第1速の締結位置に向けて移動する際に、壁部71bの突起部121は第1凸部101を弾性変形させ、突起部121は第1凸部101を乗り越えることになる。すなわち、図6(b)〜(d)に示すように、第1速の変速歯車列21を動力切断状態から動力伝達状態に切り替える際には、第1凸部101が第1凹部111から係合溝71aに移動することになる。
このように、第1速の変速歯車列21を動力伝達状態に切り替える際に、第1凸部101が係合溝71aに収容されるため、フォークロッド61を第1速の締結位置に保持することが可能となる。すなわち、図6(d)に矢印αで示すように、ゲート部71がシフト方向の中立位置に移動する際には、ゲート部71の突起部121が第1凸部101に接触するため、突起部121によって第1凸部101を弾性変形させる必要がある。このため、運転手がシフト操作後にシフトレバー52を放したとしても、ゲート部71が矢印α方向に移動することはなく、フォークロッド61を第1速の締結位置に保持することが可能となる。このように、ゲート部72に設けられる第1突出部材91は、シフト操作に節度感を与える所謂ディテント機構として機能している。
また、第1速の変速歯車列21を動力伝達状態に切り替える際に、第1凸部101が係合溝71aに収容されるため、アームシフタ50の先端部86の遊び量を低減することが可能となる。ここで、図7に示すように、変速歯車列21〜27の二重噛み合いを回避する観点から、同時に複数のフォークロッド61〜64を移動させることが無いように、アームシフタ50の先端部86の厚み寸法T1は、各ゲート部71〜74の厚み寸法T2よりも小さく設定されている。このため、アームシフタ50の先端部86は、ゲート部71内でセレクト方向に遊ぶことになるが、第1凸部101によって符号C1で示した隙間が埋められるため、アームシフタ50の遊び量を低減することが可能となる。すなわち、シフト操作後におけるシフトレバー52の遊び量が抑制されるため、シフトレバー52の停止位置を明確にすることが可能となり、シフト操作後におけるシフトレバー52の収まり感を向上させることが可能となる。これにより、シフトレバー52の操作感を向上させることが可能となる。
続いて、シフトレバー52が第1速から第2速に向けてシフト操作されると、図8(a)、(b)および(c)に示すように、フォークロッド61を第2速の締結位置に向けて引き込むように、アームシフタ50の先端部86は第2速の締結位置に向けて移動する。これにより、シフトフォーク41およびシンクロスリーブ31bがスプライン22cに向けて移動し、第2速の変速歯車列22が動力伝達状態に切り替えられる。ここで、図8(b)、図8(c)、図8(d)の順に示すように、ゲート部71が第2速の締結位置に向けて移動する際に、壁部71cの突起部123は第3凸部103を弾性変形させ、突起部123は第3凸部103を乗り越えることになる。すなわち、図8(b)〜(d)に示すように、第2速の変速歯車列22を動力切断状態から動力伝達状態に切り替える際には、第3凸部103が第3凹部113から係合溝71aに移動することになる。
このように、第2速の変速歯車列22を動力伝達状態に切り替える際に、第3凸部103が係合溝71aに収容されるため、フォークロッド61を第2速の締結位置に保持することが可能となる。すなわち、図8(d)に矢印αで示すように、ゲート部71がシフト方向の中立位置に移動する際には、ゲート部71の突起部123が第3凸部103に接触するため、突起部123によって第3凸部103を弾性変形させる必要がある。このため、運転手がシフト操作後にシフトレバー52を放したとしても、ゲート部71が矢印α方向に移動することはなく、フォークロッド61を第2速の締結位置に保持することが可能となる。このように、ゲート部72に設けられる第2突出部材92は、シフト操作に節度感を与える所謂ディテント機構として機能している。
また、第2速の変速歯車列22を動力伝達状態に切り替える際に、第3凸部103が係合溝71aに収容されるため、アームシフタ50の先端部86の遊び量を低減することが可能となる。すなわち、第3凸部103は前述した第1凸部101と同様に機能するため、図8(d)に示すように、第3凸部103によってアームシフタ50の遊び量を低減することが可能となる。これにより、シフト操作後におけるシフトレバー52の遊び量が抑制されるため、シフトレバー52の停止位置を明確にすることが可能となり、シフト操作後におけるシフトレバー52の収まり感を向上させることが可能となる。これにより、シフトレバー52の操作感を向上させることが可能となる。
続いて、シフトレバー52がニュートラルから第3速に向けてシフト操作されると、図9(a)、(b)および(c)に示すように、フォークロッド62を第3速の締結位置に向けて押し出すように、アームシフタ50の先端部86は第3速の締結位置に向けて移動する。これにより、シフトフォーク42およびシンクロスリーブ32bがスプライン23cに向けて移動し、第3速の変速歯車列23が動力伝達状態に切り替えられる。ここで、図9(a)、図9(b)、図9(c)の順に示すように、ゲート部72が第3速の締結位置に向けて移動する際に、壁部71cの突起部123は第3凸部103を弾性変形させ、突起部123は第3凸部103を乗り越えることになる。また、ゲート部72が第3速の締結位置に向けて移動する際に、壁部73cの突起部124は第4凸部104を弾性変形させ、突起部124は第4凸部104を乗り越えることになる。すなわち、図9(a)〜(c)に示すように、第3速の変速歯車列23を動力切断状態から動力伝達状態に切り替える際には、第3凸部103が第3凹部113から係合溝72aに移動し、第4凸部104が第4凹部114から係合溝72aに移動することになる。
このように、第3速の変速歯車列23を動力伝達状態に切り替える際に、第3凸部103と第4凸部104とが係合溝72aに収容されるため、フォークロッド62を第3速の締結位置に保持することが可能となる。すなわち、図8(c)に矢印αで示すように、ゲート部72がシフト方向の中立位置に移動する際には、ゲート部71の突起部123が第3凸部103に接触し、ゲート部73の突起部124が第4凸部104に接触するため、第3凸部103および第4凸部104を弾性変形させる必要がある。このため、運転手がシフト操作後にシフトレバー52を放したとしても、ゲート部72が矢印α方向に移動することはなく、フォークロッド62を第3速の締結位置に保持することが可能となる。また、アームシフタ50の先端部86がゲート部72の係合溝72aに収容される場合には、リターンスプリング126によってアームシフタ50がセレクト方向に保持されるため、シフトレバー52の遊び量を低減することが可能となる。
なお、前述の説明では、第1速、第2速、第3速にシフト操作が行われた場合を例に挙げて、第1突出部材91および第2突出部材92によってシフトレバー52の操作感が向上することを説明したが、他の変速段にシフト操作が行われた場合であっても第1突出部材91および第2突出部材92は同様に機能することになる。例えば、第4速にシフト操作が行われた場合には、第1凸部101と第2凸部102とが係合溝72aに収容される。また、第5速にシフト操作が行われた場合には、第2凸部102が係合溝73aに収容され、第6速にシフト操作が行われた場合には、第4凸部104が係合溝73aに収容される。これにより、第4速、第5速、第6速にシフト操作が行われた場合であっても、シフトレバー52の操作感を向上させることが可能となる。
また、前述の説明では、板バネ部材を用いて第1突出部材91および第2突出部材92を構成しているが、これに限られることはない。ここで、図10は本発明の他の実施の形態である手動変速機の操作系の一部を示す概略図である。また、図10には図4に示した部位と同様の部位が示されている。なお、図10において、図4に示す部材と同様の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示すように、ゲート部71とゲート部73との間に配置されるゲート部72には、第1突出機構131と第2突出機構132とが設けられている。すなわち、ゲート部72を構成する一方の壁部72bには第1突出機構131が設けられており、ゲート部72を構成する他方の壁部72cには第2突出機構132が設けられている。第1突出機構131は、ゲート部71側に突出する第1ボール部材131aと、ゲート部73側に突出する第2ボール部材131bと、双方のボール部材131a,131bを外側に付勢するバネ部材131cとを有している。また、第2突出機構132は、ゲート部71側に突出する第3ボール部材132aと、ゲート部73側に突出する第4ボール部材132bと、双方のボール部材132a,132bを外側に付勢するバネ部材132cとを有している。すなわち、第1突出機構131は第1突出部材(突出部材)として機能しており、第2突出機構132は第2突出部材(突出部材)として機能している。また、第1突出機構131の第1ボール部材131aは第1凸部(凸部)として機能しており、第1突出機構131の第2ボール部材131bは第2凸部(凸部)として機能している。さらに、第2突出機構132の第3ボール部材132aは第3凸部(凸部)として機能しており、第2突出機構132の第4ボール部材132bは第4凸部(凸部)として機能している。このように、ゲート部72に突出機構131,132を設けた場合であっても、各ボール部材131a,131b,132a,132bを、前述した板バネ部材からなる凸部101〜104と同様に機能させることが可能となる。これにより、シフトレバー52の操作感を向上させることが可能となる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、第1速〜第6速にシフト操作が行われた場合におけるシフトレバー52の操作感を向上させるため、ゲート部72に対して2つの突出部材91,92を設けるとともに、第1突出部材91に2つの凸部101,102を形成し、第2突出部材92に2つの凸部103,104を形成しているが、これに限られることはない。例えば、特定の変速段にシフト操作を行う際の操作感を向上させるため、ゲート部72に突出部材91,92の一方だけを設けても良い。また、第1突出部材91に凸部101,102の一方だけを形成しても良く、第2突出部材92に凸部103,104の一方だけを形成しても良い。例えば、第1速の変速歯車列21を動力伝達状態に切り替えるシフト操作の操作感だけを向上させる場合には、ゲート部72に第1突出部材91だけを設けるとともに、第1突出部材91に対して第1凸部101だけを形成すれば良い。例えば、第6速の変速歯車列26を動力伝達状態に切り替えるシフト操作の操作感だけを向上させる場合には、ゲート部72に第2突出部材92だけを設けるとともに、第2突出部材92に対して第4凸部104だけを形成すれば良い。
また、図示する場合には、側板部91aと側板部91bとを連結して第1突出部材91を形成しているが、これに限られることはない。例えば、第1凸部101を備える側板部91aと、第2凸部102を備える側板部91bとを、ゲート部72に対して別個に固定しても良い。同様に、図示する場合には、側板部92aと側板部92bとを連結して第2突出部材92を形成しているが、これに限られることはない。例えば、第3凸部103を備える側板部92aと、第4凸部104を備える側板部92bとを、ゲート部72に対して別個に固定しても良い。また、前述の説明では、第1突出部材91と第2突出部材92とを別個に設けているが、これに限られることはなく、第1突出部材91と第2突出部材92とを連結しても良い。さらに、図示する場合には、シフトセレクト軸55とアーム部材56とが一体となってアームシフタ50を構成しているが、これに限られることはなく、別体のシフトセレクト軸55とアーム部材56とを固定してアームシフタ50を構成しても良い。
10 手動変速機
21〜27 変速歯車列
50 アームシフタ
52 シフトレバー(操作レバー)
61 フォークロッド(第1フォークロッド)
62 フォークロッド(第2フォークロッド)
63 フォークロッド(第3フォークロッド)
71 ゲート部(第1係合部)
71a 係合溝
71b,71c 壁部
72 ゲート部(第2係合部)
72a 係合溝
72b,72c 壁部
73 ゲート部(第3係合部)
73a 係合溝
73b,73c 壁部
86 先端部(端部)
91 第1突出部材(突出部材)
92 第2突出部材(突出部材)
101 第1凸部(凸部)
102 第2凸部(凸部)
103 第3凸部(凸部)
104 第4凸部(凸部)
111 第1凹部
112 第2凹部
113 第3凹部
114 第4凹部
127 保持機構
131 第1突出機構(突出部材,第1突出部材)
131a 第1ボール部材(凸部,第1凸部)
131b 第2ボール部材(凸部,第2凸部)
132 第2突出機構(突出部材,第2突出部材)
132a 第3ボール部材(凸部,第3凸部)
132b 第4ボール部材(凸部,第4凸部)
21〜27 変速歯車列
50 アームシフタ
52 シフトレバー(操作レバー)
61 フォークロッド(第1フォークロッド)
62 フォークロッド(第2フォークロッド)
63 フォークロッド(第3フォークロッド)
71 ゲート部(第1係合部)
71a 係合溝
71b,71c 壁部
72 ゲート部(第2係合部)
72a 係合溝
72b,72c 壁部
73 ゲート部(第3係合部)
73a 係合溝
73b,73c 壁部
86 先端部(端部)
91 第1突出部材(突出部材)
92 第2突出部材(突出部材)
101 第1凸部(凸部)
102 第2凸部(凸部)
103 第3凸部(凸部)
104 第4凸部(凸部)
111 第1凹部
112 第2凹部
113 第3凹部
114 第4凹部
127 保持機構
131 第1突出機構(突出部材,第1突出部材)
131a 第1ボール部材(凸部,第1凸部)
131b 第2ボール部材(凸部,第2凸部)
132 第2突出機構(突出部材,第2突出部材)
132a 第3ボール部材(凸部,第3凸部)
132b 第4ボール部材(凸部,第4凸部)
Claims (7)
- 複数の変速歯車列のいずれかを動力伝達状態に切り替えて変速する手動変速機であって、
運転手に操作される操作レバーに連結され、前記変速歯車列のいずれかを選択する際にセレクト方向に動作し、選択された前記変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際にシフト方向に動作するアームシフタと、
前記アームシフタの端部が係合する第1係合部を備える第1フォークロッドと、
前記アームシフタの端部が係合する第2係合部を備える第2フォークロッドと、
前記アームシフタの端部が係合する第3係合部を備える第3フォークロッドと、
を有し、
前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部のそれぞれは、前記アームシフタの端部が収容される係合溝を備え、
前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部は、前記アームシフタのセレクト方向に並べて配置され、
前記第1係合部と前記第3係合部との間に配置される前記第2係合部に、前記アームシフタのセレクト方向に突出する凸部を備える突出部材が設けられ、
前記アームシフタをシフト方向に動作させて前記変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、前記凸部が前記第1係合部または前記第3係合部の前記係合溝に収容される、手動変速機。 - 請求項1記載の手動変速機において、
前記アームシフタをセレクト方向の中立位置に保持する保持機構、を有し、
前記保持機構は、前記操作レバーが操作されていない場合に、前記アームシフタの端部を前記第2係合部の前記係合溝に保持する、手動変速機。 - 請求項1または2記載の手動変速機において、
前記第1係合部、前記第2係合部および前記第3係合部のそれぞれは、前記係合溝を介して対向する一対の壁部を備え、
前記突出部材として、前記第2係合部を構成する前記一対の壁部の一方に設けられる第1突出部材と、前記第2係合部を構成する前記一対の壁部の他方に設けられる第2突出部材と、を備える、手動変速機。 - 請求項3記載の手動変速機において、
前記第1突出部材は、前記凸部として、前記第1係合部側に突出する第1凸部と、前記第3係合部側に突出する第2凸部と、を備え、
前記第2突出部材は、前記凸部として、前記第1係合部側に突出する第3凸部と、前記第3係合部側に突出する第4凸部と、を備え、
前記アームシフタをシフト方向に動作させて前記変速歯車列を動力伝達状態に切り替える際に、前記第1凸部、前記第2凸部、前記第3凸部および前記第4凸部の少なくともいずれか1つが、前記第1係合部の前記係合溝と前記第3係合部の前記係合溝との少なくともいずれか一方に収容される、手動変速機。 - 請求項4記載の手動変速機において、
前記第1係合部を構成する前記一対の壁部の一方には、前記第1凸部を収容する第1凹部が形成され、前記第1係合部を構成する前記一対の壁部の他方には、前記第3凸部を収容する第3凹部が形成され、
前記第3係合部を構成する前記一対の壁部の一方には、前記第2凸部を収容する第2凹部が形成され、前記第3係合部を構成する前記一対の壁部の他方には、前記第4凸部を収容する第4凹部が形成される、手動変速機。 - 請求項5記載の手動変速機において、
前記アームシフタをシフト方向の中立位置に動作させて前記変速歯車列を動力切断状態に切り替える際に、前記第1凸部は前記第1凹部に収容され、前記第2凸部は前記第2凹部に収容され、前記第3凸部は前記第3凹部に収容され、前記第4凸部は前記第4凹部に収容される、手動変速機。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の手動変速機において、
前記突出部材は板バネ部材を用いて形成される、手動変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053732A JP2015175476A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 手動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014053732A JP2015175476A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 手動変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015175476A true JP2015175476A (ja) | 2015-10-05 |
Family
ID=54254841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014053732A Pending JP2015175476A (ja) | 2014-03-17 | 2014-03-17 | 手動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015175476A (ja) |
-
2014
- 2014-03-17 JP JP2014053732A patent/JP2015175476A/ja active Pending
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