JP2015171260A - 位置決め部材、位置決め装置及びステータの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステータを構成する導体セグメントの端部列を位置決めする位置決め装置に構成される位置決め部材であって、前記位置決め装置は、前記位置決め部材と、別の部材とによって前記端部列を挟み込んで前記端部列の位置決めを行う装置であり、前記位置決め部材は、前記端部列を挿入可能な開口部と、前記開口部の内縁に設けられ、第一の前記端部列に対して前記環状コアの周方向の一方側に当接する第一位置決め部と、前記位置決め部材の外縁に設けられ、前記第一の前記端部列と異なる第二の前記端部列に対して前記環状コアの周方向の一方側に当接する第二位置決め部と、を備える。
【選択図】 図6
Description
溶接装置1は、溶接ユニット11と、昇降ユニット12と、可動レール13と、一対の固定レール14、14と、複数の支柱15と、を備える。溶接ユニット11は、例えばプラス極の溶接部(溶接トーチ)を備え、複数の導体セグメント102の隣接する端部対をその上方から溶接する。
図1〜図3を参照して位置決め装置2について説明する。図2は位置決め装置2の一部を示す説明図であり、図3は位置決め装置2が備える移動機構241、251の説明図である。
図5は製造装置Aの制御ユニット5のブロック図である。制御ユニット5は製造装置A全体の制御を行う。
位置決め部材26、27による導体セグメント102の端部列の位置決め例について図3、図6及び図7を参照して説明する。図6及び図7は位置決め動作例の説明図であり、位置決め途中の状態を示している。まず、図6を参照して本実施形態が想定している、導体セグメント102の一般的な配置態様について説明する。
上述した実施形態では、隣接する2列の端部列LNの位置決めを同時に行うように構成したが、環状コア101の周方向で見て、複数列離れた2列の端部列LNの位置決めを同時に行うように構成してもよい。図9、図10はその一例を示す。同図に示す位置決め部材26’、27’の各構成のうち、上述した位置決め部材26、27に対応する構成については同じ符号を付しており、説明を省略する。以下異なる構成を説明する。
Claims (11)
- ステータを構成する導体セグメントの端部列を位置決めする位置決め装置に構成される位置決め部材であって、
前記ステータは、環状コアと、前記環状コアに装着された複数の前記導体セグメントとを備え、
前記端部列は、前記環状コアの径方向に配列された複数の前記導体セグメントの端部の列であり、
前記端部列は、前記環状コアの周方向に複数列形成され、
前記位置決め装置は、前記位置決め部材と、別の部材とによって前記端部列を挟み込んで前記端部列の位置決めを行う装置であり、
前記位置決め部材は、
前記端部列を挿入可能な開口部と、
前記開口部の内縁に設けられ、第一の前記端部列に対して前記環状コアの周方向の一方側に当接する第一位置決め部と、
前記位置決め部材の外縁に設けられ、前記第一の前記端部列と異なる第二の前記端部列に対して前記環状コアの周方向の一方側に当接する第二位置決め部と、
を備える、
ことを特徴とする位置決め部材。 - 請求項1記載の位置決め部材であって、
前記端部列は、前記周方向に隣接する2つの前記導体セグメントの端部対が、前記径方向に配列されて構成され、
前記第一位置決め部及び前記第二位置決め部は、前記端部列を構成する個々の前記端部対を位置決めする複数のガイド部を備える、
ことを特徴とする位置決め部材。 - ステータを構成する導体セグメントの端部列を位置決めする位置決め装置であって、
前記ステータは、環状コアと、前記環状コアに装着された複数の前記導体セグメントとを備え、
前記端部列は、前記環状コアの径方向に配列された複数の前記導体セグメントの端部の列であり、
前記端部列は、前記環状コアの周方向に複数列形成され、
前記位置決め装置は、
前記端部列を挿入可能な第一開口部を備える第一位置決め部材と、
前記端部列と異なる端部列を挿入可能な第二開口部を備え、前記第一位置決め部材に対して前記環状コアの中心軸方向にずれて配置される第二位置決め部材と、
前記第一位置決め部材と前記第二位置決め部材とを、前記端部列を挟み込む位置と端部列から離間した位置との間で移動させる移動機構と、を備え、
前記第一開口部の内縁と前記第二位置決め部材の外縁とは、それぞれ、前記移動機構による移動に伴って、複数列の前記端部列のうちの第一の端部列を前記周方向の両側から挟んでその位置を規定する第一位置決め部を備え、
前記第二開口部の内縁と前記第一位置決め部材の外縁とは、それぞれ、前記移動機構による移動に伴って、複数列の前記端部列のうちの第二の端部列を前記周方向の両側から挟んでその位置を規定する第二位置決め部を備える、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項3記載の位置決め装置であって、
前記環状コアを、前記中心軸方向が上下方向となる姿勢で搭載する回転機構と、
前記第一位置決め部材及び前記第二位置決め部材と、前記環状コアとを相対的に昇降する昇降機構と、を備え、
前記回転機構は、前記第一開口部及び前記第二開口部に挿入される前記端部列の位置を入れ替えるべく、前記導体セグメントが装着された前記環状コアを回転させる、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項3又は4記載の位置決め装置であって、
前記端部列は、前記周方向に隣接する2つの前記導体セグメントの端部対が、前記径方向に配列されて構成され、
前記第一位置決め部および前記第二位置決め部は、前記端部列を構成する個々の前記端部対を位置決めする複数のガイド部を備える、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項5記載の位置決め装置であって、
各々の前記ガイド部は、断面V字状の切欠き部であり、
前記切欠き部は、
前記端部対における前記径方向の位置決めを行う一対の斜面と、
前記端部対における前記周方向の位置決めを行う底面と、を備える、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項3〜6のいずれか1項記載の位置決め装置であって、
前記第一開口部の前記内縁の前記位置決め部と前記第二位置決め部材の前記外縁の前記位置決め部とは、前記周方向に互いに対向するように配設され、
前記第二開口部の前記内縁の前記位置決め部と前記第一位置決め部材の前記外縁の前記位置決め部とは、前記周方向に互いに対向するように配設される、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項5又は6記載の位置決め装置であって、
前記第一位置決め部材と前記二位置決め部材とは前記環状コアの前記中心軸方向に重ねて配置され、
前記第一位置決め部材及び前記第二位置決め部材のうちの一方の位置決め部材の前記第一位置決め部及び前記第二位置決め部を、他方の位置決め部材側に突出するように設けたことにより、一方の前記第一位置決め部の前記複数のガイド部と他方の前記第一位置決め部の前記複数のガイド部とを対向させ、かつ、一方の前記第二位置決め部の前記複数のガイド部と他方の前記第二位置決め部の前記複数のガイド部とを対向させた、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項3〜8のいずれか1項記載の位置決め装置であって、
前記第一開口部と前記第二開口部とは、それぞれ、複数の前記端部列を挿入可能な大きさを有し、
前記第二の端部列は、前記第一の端部列から前記周方向に複数列離れた端部列である、
ことを特徴とする位置決め装置。 - 請求項3〜9のいずれか1項記載の位置決め装置であって、
前記第一位置決め部材及び前記第二位置決め部材は、導電性を有する部材であって、かつ、アース電極が接続される接続部を備え、
前記位置決め装置は、前記アース電極と共に使用されるプラス極の溶接部を備えた溶接ユニットを更に備える、
ことを特徴とする位置決め装置。 - ステータの製造方法であって、
前記ステータは、環状コアと、前記環状コアに装着された複数の導体セグメントとを備え、
2つの前記導体セグメントの端部対が、前記環状コアの径方向に配列された端部列を形成し、
前記端部列は、前記環状コアの周方向に複数列形成され、
前記製造方法は、
前記端部列を、請求項3〜10のいずれか1項記載の位置決め装置によって位置決めする工程と、
位置決めされた前記端部列を構成する個々の端部対を順次溶接する工程と、を備える、
ことを特徴とするステータの製造方法。
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