JP2015168486A - Elevator emergency stop device - Google Patents
Elevator emergency stop device Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015168486A JP2015168486A JP2014042058A JP2014042058A JP2015168486A JP 2015168486 A JP2015168486 A JP 2015168486A JP 2014042058 A JP2014042058 A JP 2014042058A JP 2014042058 A JP2014042058 A JP 2014042058A JP 2015168486 A JP2015168486 A JP 2015168486A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stop device
- emergency stop
- friction material
- elevator
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66B—ELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
- B66B5/00—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
- B66B5/02—Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators responsive to abnormal operating conditions
- B66B5/16—Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well
- B66B5/18—Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces
- B66B5/22—Braking or catch devices operating between cars, cages, or skips and fixed guide elements or surfaces in hoistway or well and applying frictional retarding forces by means of linearly-movable wedges
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
Description
本発明は、異常発生時に乗りかごを機械的に停止させるエレベーターの非常止め装置に係り、特に制動子をガイドレールに押し付け摺接させて制動力を発生するエレベーターの非常止め装置に関する。 The present invention relates to an elevator emergency stop device that mechanically stops a car when an abnormality occurs, and more particularly to an elevator emergency stop device that generates a braking force by pressing a brake element against a guide rail.
従来のエレベーターの非常止め装置の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の非常止め装置は、制動子の温度上昇を効果的に抑制し、より高速なエレベーターへの対応を可能にするために、制動子の動作時に冷却剤を制動子に吹き付けている。
An example of a conventional elevator emergency stop device is described in
従来のエレベーターの非常止め装置の他の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の非常止め装置では、摩擦材の温度上昇を抑制して高速、大容量まで安定した制動力を発生するために、制動子を、複数の摩擦材とこの摩擦材を支持する支持体とから構成している。そして、摩擦材は乗りかごが落下する方向の先頭に配する第1摩擦材と第1摩擦材よりも後続側に位置する第2摩擦材から構成し、第1摩擦材の熱伝導率が第2摩擦材の熱伝導率よりも高く設定している。
Another example of a conventional elevator emergency stop device is described in
上記特許文献1に記載の非常止め装置は、冷却剤および冷却手段を非常止め装置内に設置しているので、非常止め装置の構造が複雑化している。そのため、非常止め装置が作動するときは電気的な制御を用いずに作動できるようにしているので、部品が増えれば増えるほど信頼性が低下する。したがって複雑な構造の非常止め装置では、装置の各部を確実に動作させるための信頼性確保が必要となる。
In the emergency stop device described in
上記特許文献2に記載の非常止め装置は、摩擦材に熱伝導率の高い摩擦材と熱伝導率の低い摩擦材を使用しているので、非常止め動作が開始すると、常に温度の低いガイドレールに当接する先頭側の摩擦材の熱を支持体側に伝熱して、摺接面の温度上昇を抑制し、摩擦材の劣化を防止している。一方、後続側の摩擦材の放熱を抑制して、支持体への伝熱量を制御して支持体の変形を防止している。しかしながら、この特許文献2に記載の非常止め装置では、さらに高速のエレベーターにおいて、全ての摩擦材での発熱を効率よく放熱して摩擦材の摺接面の温度を所定温度以下として、摩擦材の劣化を防止することについては、十分には考慮されていない。
The emergency stop device described in
本発明は、上記従来技術の不具合に鑑みなされたもので、その目的は、エレベーターが備える非常止め装置の構造を複雑化することなく、非常止め装置の制動子の温度上昇を低減することにある。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an object thereof is to reduce the temperature rise of the brake element of the emergency stop device without complicating the structure of the emergency stop device provided in the elevator. .
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーターの昇降路内に上下方向に配置されたガイドレールを挟持する一対のくさび状の制動子と、前記制動子の背面側に配置した傾斜体と、前記傾斜体に付勢力を付与する弾性体と、非常時に前記制動子と乗りかごの相対位置を変化させる引き上げ部材とを備え、前記乗りかごを非常停止可能なエレベーターの非常止め装置において、前記制動子は、前記ガイドレールに対向する面に突出して設けた摩擦材と、この摩擦材の周囲に設けられ前記摩擦材よりも熱伝導率が高い熱吸収用材と、前記摩擦材及び前記熱吸収用材を保持し、くさび状に形成された支持体とを有することを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a pair of wedge-shaped brakes that sandwich guide rails arranged in the vertical direction in a hoistway of an elevator, and an inclined body arranged on the back side of the brakes. An elevator emergency stop device comprising: an elastic body that applies an urging force to the inclined body; and a lifting member that changes a relative position between the brake and the car in an emergency. The brake element includes a friction material that protrudes from a surface facing the guide rail, a heat absorbing material that is provided around the friction material and has a higher thermal conductivity than the friction material, the friction material, and the heat absorption material. And holding a material and having a support formed in a wedge shape.
本発明によれば、エレベーターが備える非常止め装置において、異常発生時に制動子が有する摩擦材に発生する摺動熱を、摩擦材の周囲の熱伝導率の高い材料で吸収および放熱させているので、非常止め装置の構造を複雑化することなく、非常止め装置の制動子の温度上昇を低減することが可能になる。 According to the present invention, in the emergency stop device provided in the elevator, the sliding heat generated in the friction material of the brake when the abnormality occurs is absorbed and radiated by the material having high thermal conductivity around the friction material. Thus, it is possible to reduce the temperature rise of the brake element of the emergency stop device without complicating the structure of the emergency stop device.
なお、本発明のその他の目的および、作用・効果は以下の発明の詳細説明の記載により、明らかになるであろう。 Other objects, operations and effects of the present invention will become apparent from the following detailed description of the invention.
以下、本発明に係るエレベーターの非常止め装置を、図面に基づき説明する。図1は、非常止め装置4を備えたエレベーター100の一実施例の乗りかご1周りの正面図であり、図2はその斜視図である。かごドア1aが設けられた乗りかご1は、上部に周知の構成によって取り付けられたロープ3によって建物最上階にある図示しない巻上機やシーブを有する駆動系に連結されている。また、乗りかご1には、図示しないガバナロープも接続されており、乗りかごの速度をガバナが制御するのに使用される。なお、これらの図では簡略化のためにドア開閉機や外枠の詳細等は省略して図示している。
Hereinafter, an emergency stop device for an elevator according to the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view around a
乗りかご1が上下動する昇降路21の両側には、乗りかご1の昇降をガイドするガイドレール2が設けられている。ガイドレール2は乗りかご1の両側に対向するように一対配置されている。ガイドレール2を挟持するように、乗りかご1の上面及び下面には、レールガイド1b、1cが取り付けられている。
On both sides of a
さらに、乗りかご1の底部には、乗りかご1が速度制限を超えて下降した時に乗りかご1を制動させるための非常止め装置4が設けられている。非常止め装置4は、詳細を後述するように、ガイドレール2に当接する一対の制動子41と、この制動子41の背面側から制動子41を支持する傾斜体44と、傾斜体44の背面側から一対の制動子41に押圧力を付与するU字状の弾性体43とを有している。ここで、図2では非常止め装置4の詳細を簡略して図示しているが、実際にはU字状の弾性体43は筐体46で保持されている。弾性体43の押圧力により制動子41がガイドレール2に当接して、乗りかご1の落下を制動する。
Furthermore, an
非常止め装置4の詳細を、図3及び図4により説明する。図3及び図4は、非常止め装置4の正面図である。ここで図3は、非常止め装置4が動作していない通常運転時の状態を示す図であり、図4は、非常止め装置4を動作させたときの非常運転状態を示す図である。
Details of the
非常止め装置4は、昇降路21の壁に固定されて鉛直方向に延びる断面T字状のガイドレール2を挟んで左右対称に配置された一対の制動子41を有している。制動子41は台形柱状(くさび状)をしており、ガイドレール2に面する側がほぼ垂直面をしており、反ガイドレール側面(背面)は平滑な面で、上側に行くにつれ幅が狭くなる形状となっている。制動子41のガイドレールに面する側では、後述する摩擦材41bが露出している。
The
制動子4の背面側には、複数の円柱状のローラー部材を上下方向に並べて配置したローラー45が設けられている。ローラー45のさらに外側(背面側)には、傾斜体44が配設されている。傾斜体44は、底辺側が短く上辺が長い台形柱状(くさび状)となっており、背面側はほぼ垂直な面であり、前面側(制動子41側)の面44aは、傾斜した滑らかな面となっている。
A
傾斜体44の前面側の傾斜面44aは、制動子41の背面側の傾斜面41aと相補的な関係を有しており、傾斜体44の傾斜面44aと制動子41の傾斜面41aとは平行になっている。傾斜体44の外側面は、U字状の弾性体43で保持されている。この弾性体43は、傾斜体44にばね力を付勢可能であるが、弾性体43が自由な状態では制動子41の前面とガイドレール2間には、所定の隙間が確保されている。なお、弾性体43やローラー45、傾斜体44、制動子41を保持するために、筐体46が設けられている。
The
制動子41を保持するために、底面部とこの底面部から直角に上方に折り曲げられた側面部と、側面部に一端部が固定され鉛直上方に延びる引き上げロッド42aを有する引き上げ部材42が設けられている。引き上げ部材42は一対の非常止め装置4のそれぞれに設けられており、左右に配置したガイドレール2のそれぞれに沿って引き上げロッド42aは延びている。左右一対の引き上げロッド42aの上部は互いに連結しており、連結部近傍にはガバナロープを掴んで保持する保持部が設けられている。
In order to hold the
この様に構成した非常止め装置4では、図示しないガバナが検出したガバナロープの下降速度が設定速度を超えると、ガバナのガバナロープ掴み動作によりガバナロープの動きが停止するため、引き上げロッド42aの上部近傍に設けたガバナロープ保持部が、相対的に引き上げロッド42aを引き上げる。すなわち、乗りかご1は急降下を継続するが、それまで乗りかご1とともに落下していた引き上げロッド42aは、ガバナロープにより減速する。引き上げロッド42aが下端部で接続する引き上げ部材42に載置されている制動子41も、落下速度が低下する。これにより、乗りかご1とともに下降する筐体46や傾斜体44、弾性体43、ローラー45に対して相対的に制動子41が上昇する。この様子を示したのが図4である。
In the
制動子41が弾性体43に保持された傾斜体に対して相対的に上昇する際に、低抵抗で制動子41が移動できるよう、制動子41の底面と引き上げ部材42の底面部とを、それぞれ滑らかな面に形成して摩擦を少なくしている。一方、傾斜体44の傾斜面と44aと制動子41の傾斜面41a間に低抵抗で上下動可能なローラー45を介在させているので、それぞれの傾斜面41a、44aは傾斜方向に沿って滑らかに移動可能になっている。
When the
制動子41が傾斜体44に対して相対的に上下方向に移動すると、制動子41が傾斜面41a、44aに沿って移動しているので、制動子41は水平方向にも移動する。そして、ガイドレール2に左右両側から接近し当接する。その際、弾性体43の付勢力が当接面に付勢される。弾性体43の付勢力により、この付勢力に動摩擦係数を乗じた摩擦力がガイドレール2と制動子41間に発生する。この摩擦力によるブレーキ作用により、乗りかご1は徐々に減速して停止する。
When the
ここで、非常止め装置4に要求される制動力は、落下質量に正比例する。また、落下速度にも依存する。これは、制動力は下降速度が速くなると制動子41とガイドレール2間の摩擦係数が小さくなるからである。したがって高速エレベーターでは、非常止め装置4に要求される制動力は、需要の多い低層ビル向けのものに比べて、相対的に大きくなる。その結果、制動子41とガイドレール2間で発生すべき摩擦力も増大し、この摩擦熱による制動子41の発熱も顕著になる。
Here, the braking force required for the
従来、制動子41がガイドレール2に摺接する面には、鋳鉄が多く使用されてきた。その理由は、摩擦係数が大きいこと及び耐摩耗性に富むからである。また、非常止め装置4が働いたときに、摩擦熱に起因した摺動時の制動子41の摩耗により乗りかご1が制御不能となる事態の発生は最も避けねばならないので、制動子41の耐摩耗性が求められる。上記比較的低速で運転されるエレベーターの運転条件では、制動子44における発熱が少ないので、鋳鉄の制動子41でも摩耗を十分回避できている。
Conventionally, cast iron has often been used on the surface where the
しかしながら、高速エレベーターでは要求される制動力が大きくなっているにもかかわらず、エレベーターが設置される建造物の設置空間が次第に小さくなっているので、非常止め装置4の小型化が必要となっている。そこで、制動子の摩擦および摩耗特性の向上のために、制動子の摺接部には各種の耐熱合金や耐熱性に優れたセラミックス等が使用されている。
However, in spite of the increase in the braking force required for high-speed elevators, the installation space of the building where the elevators are installed is gradually becoming smaller, so the
耐熱性及び耐摩耗性を向上させた本発明に係る非常止め装置4に用いる制動子41の例を、図5及び図6を用いて説明する。図5は、制動子41の縦断面図であり、図6は制動子41の斜視図である。一対に形成される制動子41の一方のみを示しているが、他方の制動子41は同一形状であって、対称形に作られている。
An example of the
制動子41は、くさび形状の支持体41dと、この支持体41dの前面側に複数(図では3個)配置された摩擦材41bと、摩擦材41bの周囲に配設された熱吸収用材41cを有している。摩擦材41bは、ガイドレール2と摺接するものであって直方体状に形成されており、支持体41dの前面側に形成された窪みに嵌合保持されている。摩擦材41bは1個の制動子41当たり、乗りかご1の移動方向、すなわち上下方向に3個、上下方向に間隔をおいて配置されている。
The
熱吸収用材41cは、支持体41dに形成した摩擦材41b保持用の窪みの周りを連設して覆う長方形領域の窪みに嵌合する、所定厚さの部材である。そして、熱吸収用材41cが支持体41dに嵌合保持された状態では、摩擦材41bが支持体41d表面から所定量だけ突き出て保持されている。
The heat-absorbing
ここで、摩擦材41bは耐熱性と耐磨耗性に優れた材料、例えば窒化ケイ素等のセラミックスであり、支持体41dには、弾性体43の付勢力に耐え得るように引張り強度の高い例えば鋳鉄を使用している。また、熱吸収用材41cには、熱伝導率が100〜400W/(m・K)である、熱伝導率の高い例えば銅合金等の金属材料を用いており、この熱吸収用材41cの熱伝導率は摩擦材41bの熱伝導率よりも高く、摩擦材41bとの接触熱抵抗が小さくなるよう、摩擦材41bに密着して設けられている。
Here, the
この様に構成した制動子41を用いたエレベーター100では、何らかの故障で乗りかご1が急降下する等の異常が発生すると、乗りかご1の速度が定格速度の1.4倍を越える前に、図示しないガバナのガバナロープ掴み動作が生じる。これにより、非常止め装置4の制動子41に取り付けた摩擦材41bが、ガイドレール2に押し付けられ摺動する。その際、摩擦材41bとガイドレール2間に発生する摩擦力により制動力が発生し、制動力により乗りかご1が制動される。
In the
摩擦材41bは制動時の摩擦熱により温度上昇して高温になるが、摩擦材41bの周囲に配設した熱伝導率の高い熱吸収用材41cが、摩擦材41bの熱を吸収するので、摩擦材41bの温度上昇を低減させることができる。
The
さらに、熱吸収用材41cを支持体41dの前面側の表面に配設して、熱吸収用材41cを、筐体46内の空間に露出させている。これにより、熱吸収用材41cから筐体内空間、ひいては昇降路21内への放熱が期待される。この様に発熱部である摩擦材41bの表面から熱吸収用材41c、次に熱吸収用材41cの表面から昇降路21内の空間への効率的な伝熱経路を確保したので、摩擦材41bの過度な温度上昇を防止できる。
Further, the
本実施例によれば、摩擦材41bの温度上昇を低減させることができるので、エレベーターの乗りかご1の制動時に、摩擦材41bの摩耗量を抑制することが可能になる。さらに、引張り強度の高い材料で製作した支持体41dで摩擦材41bを保持しているので、制動時に摩擦材41bに発生する摩擦力で、制動子41が破損することを防止することもできる。
According to the present embodiment, since the temperature rise of the
なお、上記実施例では制動子の摩擦材にセラミックス等の非金属を使用して耐熱性を向上させている。しかしながら、金属に比べセラミックス製の摺接部は高価であるうえに、金属よりも部品ごとの機械的特性や摺動特性のばらつきが大きく、また蓄熱作用があるものもあり、金属の摺接部を使用する要望もある。本発明を使用すれば、摩擦材における温度上昇を低減できるので、従来使用できなかった制動領域で金属製の制動子を使用しても、摩擦材の摩耗を抑制することができる。 In the above embodiment, the heat resistance is improved by using a non-metal such as ceramics for the friction material of the brake. However, ceramic sliding contact parts are more expensive than metals, and there are some differences in mechanical and sliding characteristics between parts compared to metals, and some have heat storage effects. There is also a request to use. If the present invention is used, the temperature rise in the friction material can be reduced, so that wear of the friction material can be suppressed even if a metal braking element is used in a braking region that could not be used conventionally.
なお上記実施例では、非常止め装置を乗りかご側に設けていたが、非常止め装置をつり合いおもり側にも設けるようにしてもよい。また、非常止め装置を乗りかごの底部に各1個ずつ設けているが、非常止め装置を乗りかごの底部であって両ガイドレール側に設け、その際、上下方向に複数段配置して制動力を増すようにしてもよい。 In the above embodiment, the emergency stop device is provided on the car side. However, the emergency stop device may be provided on the counterweight side. In addition, one emergency stop device is provided at the bottom of the car, but the emergency stop device is provided at the bottom of the car and on both guide rails. Power may be increased.
また上記実施例では、熱吸収用材を所定厚さの金属としているが、熱伝導性および放熱性に富む塗料を摩擦材の周囲に塗布するようにしてもよい。その場合、制動子の製造がより容易になるとともに、摩擦材と熱吸収用材との密着性が高まり、接触熱抵抗を小さくできる。さらに、摩擦材を1制動子当たり上下に3個配置しているが、摩擦材の数はこれに限るものではない。また、制動子を複数列配置してもよい。いずれの場合でも、ガイドレールとの当接時に、均等に当接でき、十分な放熱ができるようにするのがよい。 In the above-described embodiment, the heat absorbing material is a metal having a predetermined thickness. However, a paint having high thermal conductivity and heat dissipation may be applied around the friction material. In this case, the brake element can be manufactured more easily, the adhesion between the friction material and the heat absorbing material can be increased, and the contact thermal resistance can be reduced. Furthermore, although three friction materials are arranged up and down per brake, the number of friction materials is not limited to this. Also, a plurality of brake elements may be arranged. In any case, it is preferable that the contact with the guide rail can be performed evenly and sufficient heat dissipation can be performed.
上記実施例はあくまで例示的なものであり、本発明は前述した実施例に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、考えられる種々の形態を本発明は含む。 The said Example is an illustration to the last, and this invention is not limited to the Example mentioned above. The present invention includes various conceivable forms without departing from the gist of the present invention described in the claims.
1…乗りかご、1a…かごドア、1b、1c…レールガイド、2…ガイドレール、3…ロープ、4…非常止め装置、21…昇降路、41…制動子、41a…傾斜面、41b…摩擦材、41c…熱吸収用材、41d…支持体、42…引き上げ部材、42a…引き上げロッド、43…弾性体、44…傾斜体、44a…傾斜面、45…ローラー、46…筐体、100…エレベーター。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記制動子は、前記ガイドレールに対向する面に突出して設けた摩擦材と、前記摩擦材の周囲に設けられ前記摩擦材よりも熱伝導率が高い熱吸収用材と、前記摩擦材及び前記熱吸収用材を保持し、くさび状に形成された支持体とを有することを特徴とするエレベーターの非常止め装置。 A pair of wedge-shaped brakes sandwiching guide rails arranged vertically in an elevator hoistway, an inclined body arranged on the back side of the brake element, and an elastic body for applying a biasing force to the inclined body And an elevator emergency stop device capable of emergency stopping the car, comprising a lifting member that changes the relative position of the brake and the car in an emergency.
The brake element includes a friction material that protrudes from a surface facing the guide rail, a heat absorbing material that is provided around the friction material and has a higher thermal conductivity than the friction material, the friction material, and the heat An elevator emergency stop device characterized by having an absorbent material and a support formed in a wedge shape.
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014042058A JP2015168486A (en) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | Elevator emergency stop device |
CN201510088687.3A CN104891302A (en) | 2014-03-04 | 2015-02-26 | Elevator emergency braking device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014042058A JP2015168486A (en) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | Elevator emergency stop device |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015168486A true JP2015168486A (en) | 2015-09-28 |
Family
ID=54024350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014042058A Withdrawn JP2015168486A (en) | 2014-03-04 | 2014-03-04 | Elevator emergency stop device |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015168486A (en) |
CN (1) | CN104891302A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6289784B1 (en) * | 2017-02-07 | 2018-03-07 | 三菱電機株式会社 | Emergency stop device and elevator emergency stop method |
JP2020083587A (en) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 株式会社日立製作所 | Emergency stop device |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107082336A (en) * | 2016-02-16 | 2017-08-22 | 上海三菱电梯有限公司 | Braking voussoir, emergency braking apparatus and the elevator of brake shoe for elevator emergency stop |
CN106494963B (en) * | 2016-10-27 | 2019-11-15 | 深圳市科陆电子科技股份有限公司 | Band-type brake catching device |
CN110626905B (en) * | 2018-06-22 | 2021-01-15 | 株式会社日立制作所 | Elevator and speed limiter thereof |
CN110498316A (en) * | 2019-08-27 | 2019-11-26 | 森赫电梯股份有限公司 | A kind of rail clamping type machine-roomless lift deliverance apparatus and method |
CN115402903A (en) * | 2021-05-28 | 2022-11-29 | 杭州沪宁电梯部件股份有限公司 | Friction mechanism |
US12103822B2 (en) * | 2022-09-27 | 2024-10-01 | Otis Elevator Company | Elevator system safety brake |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2803974B2 (en) * | 1993-07-30 | 1998-09-24 | 三菱電機株式会社 | Elevator emergency stop device |
CN1076315C (en) * | 1996-09-10 | 2001-12-19 | 株式会社东芝 | Elevator with emergency stop function, emergency stop device for elevator and its brake scotch |
JP3641938B2 (en) * | 1998-05-21 | 2005-04-27 | フジテック株式会社 | Elevator emergency stop device |
JP2000355473A (en) * | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Mitsubishi Electric Corp | Emergency stopper of elevator |
CN2564898Y (en) * | 2002-07-23 | 2003-08-06 | 傅冬文 | Energy-saving range core and its energy-saving gas range |
CN101413661A (en) * | 2007-10-18 | 2009-04-22 | 广东万和集团有限公司 | Gas kitchen range fire cap with inlaid parts |
JP5297873B2 (en) * | 2009-04-28 | 2013-09-25 | 株式会社日立製作所 | Elevator emergency stop device |
JP5244878B2 (en) * | 2010-09-24 | 2013-07-24 | 株式会社日立製作所 | Emergency stop device and elevator using the same |
JP5374541B2 (en) * | 2011-04-28 | 2013-12-25 | 株式会社日立製作所 | Elevator emergency stop brake, elevator emergency stop device and elevator |
CN203082087U (en) * | 2013-02-04 | 2013-07-24 | 湖北华夏弘景车桥股份有限公司 | Automobile brake drum |
-
2014
- 2014-03-04 JP JP2014042058A patent/JP2015168486A/en not_active Withdrawn
-
2015
- 2015-02-26 CN CN201510088687.3A patent/CN104891302A/en active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6289784B1 (en) * | 2017-02-07 | 2018-03-07 | 三菱電機株式会社 | Emergency stop device and elevator emergency stop method |
WO2018146726A1 (en) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 三菱電機株式会社 | Emergency stop device and elevator emergency stop method |
JP2020083587A (en) * | 2018-11-29 | 2020-06-04 | 株式会社日立製作所 | Emergency stop device |
JP7061056B2 (en) | 2018-11-29 | 2022-04-27 | 株式会社日立製作所 | Emergency stop device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN104891302A (en) | 2015-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015168486A (en) | Elevator emergency stop device | |
JP5297873B2 (en) | Elevator emergency stop device | |
JP5361696B2 (en) | Elevator emergency stop device | |
JP4893628B2 (en) | Elevator emergency stop device | |
JP2014065591A (en) | Elevator including emergency stop device | |
CN103771213B (en) | The emergency braking apparatus of elevator | |
JP2008290832A (en) | Emergency stop device of elevator | |
JP2015009981A (en) | Elevator | |
JP5501995B2 (en) | Elevator equipment | |
US9764927B2 (en) | Elevator | |
JP5345041B2 (en) | Elevator braking device | |
US11498803B2 (en) | Elevator car parking brake | |
CN102756961A (en) | An emergency stop device for elevators, a brake component, and an elevator | |
JP2016064893A (en) | Emergency stop device for elevator | |
JP6129662B2 (en) | Emergency stop device and elevator | |
JP2017030940A (en) | Brake device, hoisting machine and elevator device | |
JP2012111591A (en) | Elevator device | |
JP5081119B2 (en) | Elevator braking device | |
JPWO2014033846A1 (en) | Elevator emergency stop device and elevator | |
WO2013186869A1 (en) | Elevator emergency stop device | |
JP5810015B2 (en) | Elevator with safety device | |
JP4108728B2 (en) | Elevator emergency brake device and elevator stopping method | |
JP6422396B2 (en) | Elevator emergency stop device | |
JP7061056B2 (en) | Emergency stop device | |
JP5189034B2 (en) | Elevator braking device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160729 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20170424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170428 |