[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2015167994A - ダイカスト金型用入子及びダイカスト法 - Google Patents

ダイカスト金型用入子及びダイカスト法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015167994A
JP2015167994A JP2014046478A JP2014046478A JP2015167994A JP 2015167994 A JP2015167994 A JP 2015167994A JP 2014046478 A JP2014046478 A JP 2014046478A JP 2014046478 A JP2014046478 A JP 2014046478A JP 2015167994 A JP2015167994 A JP 2015167994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
casting mold
outer member
casting
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014046478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6271303B2 (ja
Inventor
剛士 大本
Takeshi Omoto
剛士 大本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP2014046478A priority Critical patent/JP6271303B2/ja
Publication of JP2015167994A publication Critical patent/JP2015167994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271303B2 publication Critical patent/JP6271303B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

【課題】部分的に冷却効率を低減させることができるダイカスト金型用入子と、このダイカスト金型用入子を用いたダイカスト法の提供。【解決手段】ダイカスト金型用入子1は、固定型と、該固定型に対して進退可能な可動型とを有するダイカスト用金型に設置されるものである。ダイカスト金型用入子1は、鋼からなる外側部材10と該外側部材10の穴部10Aに挿入される銅又は銅合金からなる内側部20とを拡散接合で一体化することにより製造されている。外側部材と内側部材との間の所定範囲には外側部材よりも熱伝導率が低いステンレス鋼からなる中間部材30が設置されており、中間部材30が設置されている範囲においての冷却効率が低減されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ダイカスト金型用入子と、このダイカスト金型用入子を使用したダイカスト法に関するものである。
ダイカスト用金型に用いられる入子として、第1の金属(鋼)と、第2の金属(銅または銅合金)とを拡散接合により一体化して製造するものが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1によれば、このようにして製造された入子は、第2の金属に形成された冷却水路によって高い耐腐食性を有しつつ、第1の金属との稠密な拡散接合部位によって良好な熱伝導特性を発揮し、長期にわたって高い冷却効果を奏することができる、とされている。
特許第5113549号公報
しかしながら、特許文献1に開示される入子構造においては、部分的に冷却効率を低減させることが必要な場合には対応することができないという問題を有している。本発明は、この課題を解決するために成されたものであり、その目的は部分的に冷却効率を低減させることができるダイカスト金型用入子と、このダイカスト金型用入子を用いたダイカスト法を提供することにある。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明は、固定型と、該固定型に対して進退可能な可動型とを有するダイカスト用金型に設置され、鋼からなる外側部材(10)と該外側部材(10)の穴部(10A)に挿入される銅又は銅合金からなる内側部材(20)とを拡散接合で一体化することにより製造されるダイカスト金型用入子(1)において、該外側部材(10)と該内側部材(20)との間の所定範囲には該外側部材(10)よりも熱伝導率が低い金属材質からなる中間部材(30)が設置されていることを特徴とする。
ここで、 該中間部材(30)は、該外側部材(10)と該内側部材(20)と拡散接合で一体化されていることが好ましい。
また、該内側部材(20)は、大径部(21)と小径部(22)とを備え、該中間部材(30)はスリーブ形状であり、該内側部材(20)の小径部(22)が該中間部材(30)の孔部(31)に嵌入されていることが好ましい。
なお、本発明に係るダイカスト法は、上述したダイカスト金型用入子(1)を用いてダイカストを行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、部分的に冷却効率を低減することができるダイカト金型用入子と、このダイカスト金型用入子を用いるダイカスト法を提供することができる。
本実施形態に係るダイカスト金型用入子の断面図である。 図1のA−A断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本実施形態に係るダイカスト金型用入子1及びこのダイカスト金型用入子を用いるダイカスト法について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態のダイカスト金型用入子1の断面図であり、図2は図1のA−A線断面図である。
一般にダイカスト金型は、固定型と、固定型に対して進退可能な可動型を備えており、固定型は固定ダイスと固定ホルダとにより構成され、可動型は可動ダイスと可動ホルダとにより構成されている。本実施形態に係るダイカスト金型用入子1は、固定ダイス又は可動ダイスに形成された凹部に嵌合されキャビティを画成するものである。ダイカスト金型用入子1は、鋼からなる外側部材10と、銅又は銅合金からなる内側部材20と、外側部材10よりも熱伝導率の低い金属材質からなる中間部材30とを拡散接合で一体化することにより製造されている。特に、本実施形態では、前記鋼についてはSKD61が採用され、前記銅又は銅合金については無酸素銅が採用されている。無酸素銅は、銅又は銅合金のなかでも純度の高いものであり、熱伝導率が非常に高いという性質を有している。そして、前記熱伝導率の低い金属材料についてはステンレス鋼が採用されている。
外側部材10は、固定ダイス又は可動ダイスに形成された凹部に嵌合される基部11と、この基部11の前面11Aから突出する突出部12とを備えている。外側部材10は、基部11の裏面11Bに開口する穴部10Aを有しており、この穴部10A内に後述する内側部材20と中間部材30とが収容されるようになっている。突出部12は円柱形状であり、先端面12Aと外周面12Bとを有している。基部11の前面11Aと、突出部12の先端面12A及び外周面12Bはキャビティ面とされ、ダイカスト金型の内部にキャビティを画成する。
内側部材20は、外側部材10の穴部10A内に収容された際に外側部材10の突出部12の先端側に位置する大径部21と、外側部材10の突出部12の基端側に位置する小径部22とを有している。小径部22の端面22Aには冷却穴部23が形成されており、ダイカスト金型の内部に設けられる冷媒通路によって循環供給される水等の冷却媒体を接触させることができるようになっている。
中間部材30はスリーブ形状であり、中間部材30の孔部31には内側部材20の小径部22が嵌入されている。中間部材30の外径は内側部材20の大径部21の外径と略同一であり、中間部材30の孔部31の孔径は内側部材20の小径部22の外径と略同一である。
外側部材10の穴部10A内に埋め込まれた内側部材20と中間部材30とは拡散接合等の公知の異材接合技術を採用することで、隙間無く分離不能に接合されている。
上述したとおり、内側部材20には冷却穴部23が形成されており、冷却媒体が接触することで内側部材20から熱を奪うことができる。ダイカスト法が行われると外側部材10は溶湯からの熱に曝されて高温となるが、外側部材10の熱は熱伝導率が高い無酸素銅からなる内側部材20を経由して冷却媒体により除去される。外側部材10の突出部12の先端側においては、外側部材10と内側部材20との間に中間部材20が存在していないので積極的な冷却効果が発揮されることになる。一方、外側部材10の突出部12の基端側の所定範囲には、外側部材10と内側部材20との間に熱伝導率が低い中間部材30が配置されているので、中間部材30が配置されている範囲については冷却効果が低減されることになる。
次に、本実施形態のダイカスト金型用入子1を用いたダイカスト法について説明する。ダイカスト法は、固定型又は可動型の少なくとも一方に本実施形態のダイカスト金型用入子1が設置さたダイカスト金型を用いて行われる。ダイカスト法では、先ず、可動型を固定型に合わせてキャビティを画成する。次に、固定型に設けられるスリーブ内にアルミニウム合金等の溶湯を供給し、プランジャチップにより溶湯をキャビティに充填する。そして、キャビティの溶湯がダイカスト金型用入子1により冷却されて凝固した後に型開きを行い、ダイカスト品をダイカスト金型から取り出す。以上がダイカスト法である。
以上、本発明の好適な実施形態について説明した。すなわち、本実施形態に係るダイカスト金型用入子1は、外側部材10と内側部材20との間の所定範囲に外側部材10よりも熱伝導率が低い金属材料からなる中間部材30を設置して拡散接合で一体化したものである。このような構成を有することで、中間部材30が設置されている範囲については冷却効果を低減することができるようになるので、多様なダイカスト品の製造に対応することができる。
ただし、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、ダイカスト金型用入子1は固定ダイス又は可動ダイスに設置されるものであったが、固定ダイス又は可動ダイスそのものとして固定ホルダ又は可動ホルダに設置されてもよい。また、ダイカスト用金型用入子1はダイカスト品の孔部を形成するために固定ダイス又は可動ダイスに設置される鋳抜きピンであってもよい。
また、上述した実施形態では、中間部材をステンレス鋼としたが、外側部材よりも熱伝導率が低い金属材料であればよく、例えば、SKD11等を採用しもよい。
1 ダイカスト金型用入子
10 外側部材
10A 穴部
11 基部
11A 表面
11B 裏面
12 突出部
12A 先端面
12B 外周面
20 内側部材
21 大径部
22 小径部
23 冷却穴部
30 中間部材
31 孔部

Claims (4)

  1. 固定型と、該固定型に対して進退可能な可動型とを有するダイカスト用金型に設置され、鋼からなる外側部材と該外側部材の穴部に挿入される銅又は銅合金からなる内側部材とを拡散接合で一体化することにより製造されるダイカスト金型用入子において、
    該外側部材と該内側部材との間の所定範囲には該外側部材よりも熱伝導率が低い金属材料からなる中間部材が設置されていることを特徴とするダイカスト金型用入子。
  2. 該中間部材は、該外側部材と該内側部材と拡散接合で一体化されていることを特徴とする請求項1に記載のダイカスト金型用入子。
  3. 該内側部材は、大径部と小径部とを備え、
    該中間部材はスリーブ形状であり、
    該内側部材の小径部が該中間部材の孔部に嵌入されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダイカスト金型用入子。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のダイカスト金型用入子を用いてダイカストすることを特徴とするダイカスト法。
JP2014046478A 2014-03-10 2014-03-10 ダイカスト金型用入子及びダイカスト法 Active JP6271303B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014046478A JP6271303B2 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ダイカスト金型用入子及びダイカスト法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014046478A JP6271303B2 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ダイカスト金型用入子及びダイカスト法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015167994A true JP2015167994A (ja) 2015-09-28
JP6271303B2 JP6271303B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=54201243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014046478A Active JP6271303B2 (ja) 2014-03-10 2014-03-10 ダイカスト金型用入子及びダイカスト法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6271303B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114505462A (zh) * 2022-02-17 2022-05-17 盘星新型合金材料(常州)有限公司 深孔无拔模压铸件成型方法及成型装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823246U (ja) * 1981-08-06 1983-02-14 新東工業株式会社 鋳鉄鋳物における金型鋳造用金型
JP2004268061A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Nissan Motor Co Ltd 鋳抜きピンの冷却構造およびこの冷却構造を用いた鋳造方法
JP2006044247A (ja) * 2004-06-29 2006-02-16 Konica Minolta Opto Inc 射出成形用金型及び射出成形方法
JP2006082096A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 射出成形用積層金型、射出成形方法及びダイカスト用積層金型
JP2008260048A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Honda Motor Co Ltd 鋳造方法
JP2008284555A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp ダイカスト金型
JP2009195914A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Mazda Motor Corp 成型金型の製造方法および成型金型
JP2009208127A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Denso Corp 加圧鋳造金型及びその温度制御方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823246U (ja) * 1981-08-06 1983-02-14 新東工業株式会社 鋳鉄鋳物における金型鋳造用金型
JP2004268061A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Nissan Motor Co Ltd 鋳抜きピンの冷却構造およびこの冷却構造を用いた鋳造方法
JP2006044247A (ja) * 2004-06-29 2006-02-16 Konica Minolta Opto Inc 射出成形用金型及び射出成形方法
JP2006082096A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Tokyo Univ Of Agriculture & Technology 射出成形用積層金型、射出成形方法及びダイカスト用積層金型
JP2008260048A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Honda Motor Co Ltd 鋳造方法
JP2008284555A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Mitsubishi Electric Corp ダイカスト金型
JP2009195914A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Mazda Motor Corp 成型金型の製造方法および成型金型
JP2009208127A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Denso Corp 加圧鋳造金型及びその温度制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114505462A (zh) * 2022-02-17 2022-05-17 盘星新型合金材料(常州)有限公司 深孔无拔模压铸件成型方法及成型装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6271303B2 (ja) 2018-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017512140A (ja) 高性能工具冷却システム
JP2011224650A (ja) ダイカスト用装置及びダイカスト法
CN104439068A (zh) 一种含有凸耳孔的凸耳合金零件的制作工艺
JP6271303B2 (ja) ダイカスト金型用入子及びダイカスト法
JP5587615B2 (ja) 鋳造方法
JP2011025303A (ja) ダイカスト金型
CN204171312U (zh) 一种铋锭模具
JP6058458B2 (ja) ダイカスト鋳造用金型
JP5690314B2 (ja) 分流子及びこの分流子を用いるダイカスト法
JP2011206837A (ja) 金型のガス抜き装置
JP2015188909A (ja) ダイカスト金型及びダイカスト法
JP2008284555A (ja) ダイカスト金型
JP6339910B2 (ja) 分流子及びこの分流子を用いるダイカスト法
JP2016007625A (ja) ダイカスト鋳造装置
FR3023196B1 (fr) Procede de moulage ameliore d'aube creuse de turbomachine
JP2014161888A (ja) ダイカスト金型及びダイカスト法
JP2006212696A (ja) プランジャチップ
CN207887857U (zh) 一种高精度汽车铸造模具
JP2016117088A (ja) ダイカスト装置
JP2014100713A (ja) ダイカスト用金型及びダイカスト法
JP5730356B2 (ja) ダイカスト用金型及びダイカスト法
JP2014050868A (ja) 鋳造用金型およびその製造方法
JP2007283371A (ja) ダイカスト鋳造機のスプールブッシュ
CN203737988U (zh) 一种压力铸造模具
JP6847722B2 (ja) ホットチャンバ鋳造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6271303

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150