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JP2015037314A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2015037314A JP2014041614A JP2014041614A JP2015037314A JP 2015037314 A JP2015037314 A JP 2015037314A JP 2014041614 A JP2014041614 A JP 2014041614A JP 2014041614 A JP2014041614 A JP 2014041614A JP 2015037314 A JP2015037314 A JP 2015037314A
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Abstract

【課題】画像形成を行う画像データのユーザによる選択を可能にするとともに、複数の画像データを用いて一括して画像形成を行う際のユーザの負担を軽減する。【解決手段】「個人一括プリント」の選択用ボタン21が選択されると、制御部100は、記憶部105から過去に一度も印刷していない画像データを全て取得し、取得した画像データに基づいて印刷が行われる。また、「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21が選択されると、制御部100は、記憶部105に記憶されたファイル名をリスト形式で表示させる。そして、ユーザがリストのファイル名を全て選択すると、過去に印刷したか否かに関わらず全ての文書が印刷される。【選択図】図12

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
公報記載の従来技術として、コピー機能、プリンタ機能、FAX送受信機能、データを一時的に内部に保持して印刷する機能等を提供するマルチファンクションプリンタが存在する(特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術において、ユーザは、タッチパネルを具備した液晶モニタに表示されているメニューに触れることでマルチファンクションプリンタを操作することが可能である。また、液晶モニタには、記憶装置に保存されているファイル名が表示され、ユーザが選択したファイル名に対して印刷が行われる。
特開2006−260544号公報
本発明は、画像形成を行う画像データのユーザによる選択を可能にするとともに、複数の画像データを用いて一括して画像形成を行う際のユーザの負担を軽減することを目的とする。
請求項1記載の発明は、操作者の認証を行い、操作者を識別するために操作者ごとに付与された識別情報を取得する取得手段と、画像形成に際し操作者による操作指示が入力される第1の操作部と、当該操作指示とは異なる操作指示が入力される第2の操作部とを表示画面に表示させる表示手段と、前記表示手段により表示された前記第1の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、自装置または自装置とは異なる外部装置に設けられた記憶部に記憶された画像データのうち、操作指示を入力した操作者に対応した前記識別情報が付与された画像データであって、画像の形成が一度も実行されていない複数の画像データについて記録材上への画像形成を行い、当該表示手段により表示された前記第2の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、当該記憶部に記憶された画像データのうち、操作指示を入力した操作者に対応した当該識別情報が付与された画像データを一覧で表示させ、当該一覧から操作者により選択された画像データについて記録材上への画像形成を行う画像形成手段と、前記第1の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、画像の形成が一度も実行されていない前記画像データに基づき記録材上への前記画像形成がなされたことを契機に、当該画像データを前記記憶部から削除する削除手段とを備え、前記第2の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、操作者によって選択された前記画像データは削除されず、前記画像形成手段による前記画像形成がなされた後も、前記記憶部に記憶させたままの状態にされることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、画像形成を行う画像データのユーザによる選択が可能になるとともに、複数の画像データを用いて一括して画像形成を行う際のユーザの負担が軽減される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 表示部における表示例を示した図である。 図2にて示した「コピー」の選択用ボタンがユーザにより選択された後の表示画面を示した図である。 表示部における表示例を示した図である。 図2にて示したホーム画面上の「ボックス保存」が選択された際の表示画面を示した図である。 第2タブが選択された際の表示画面を示した図である。 「個人プリント」が選択された後の表示画面を示した図である。 ファイルが選択された後の表示画面を示した図である。 ワンタッチ選択用ボタンをユーザが作成する際の表示画面を示した図である。 ワンタッチ選択用ボタンの一覧を示した図である。 個人プリントで用いられる選択用ボタンを示した図である 個人プリントによる印刷手順の一例を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。本実施形態の画像形成装置10には、制御部100、記憶部105、表示部107、画像読取部108、画像形成部109、通信部110、画像処理部111が設けられている。なお、これらの各機能部は、バス101に接続されており、このバス101を介してデータの授受を行う。
制御部100は、画像形成装置10に設けられた上記各機能部の制御を行う。ここで、制御部100は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104により構成されている。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、画像形成装置10の各機能部が制御される。これにより、例えば、表示部107に予め定められた表示がなされ、また、用紙への画像形成が行われる。また、画像読取部108にセットされた原稿の読み取りなどが行われる。
なお、CPU102によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて画像形成装置10にダウンロードさせてもよい。
表示部107は、例えば液晶のタッチパネルディスプレイにより構成され、制御部100の制御の下、例えば画像形成装置10に関するデータを表示する。また、表示部107は、ユーザからの操作を受け付けるための表示画面を表示し、この表示画面を介し、ユーザからの操作を受け付ける。
画像読取部108は、文書を読み取り読み取った文書の画像を表す画像データを生成する画像読取装置(スキャナ装置)を備えており、生成した画像データを画像処理部111へ出力する。
画像形成部109は、電子写真方式等によって記録媒体である例えば用紙に対して画像データに応じたトナー像を形成する画像形成機構を備えている。
通信部110は、不図示の通信回線に接続されており、通信回線に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
画像処理部111は、入力される画像データに色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像データを生成して画像形成部109へ出力する。
記憶部105は、ハードディスク装置などの記憶装置を具備しており、例えば通信部110で受信したデータや画像形成装置10で生成されたデータを記憶する。
図2は、表示部107における表示例を示した図である。
表示部107には、通常、同図に示すホーム画面が表示されている。このホーム画面には、複数の選択用ボタン(アイコン)21が表示されており、この選択用ボタン21の何れかがユーザにより選択(押圧)されることで、選択用ボタン21に関連付けられている機能が実行される。
具体的には、図2に示す例では、選択用ボタン21として、「コピー」、「ボックス保存」、「IDカードコピー」、「メディアアクセス」、「メール」、「プリント」、「PC保存」、「ファックス」の何れかを選択するための選択用ボタン21が表示されている。そして、本実施形態では、この選択用ボタン21の何れかがユーザにより選択されると、詳細な設定を行うための画面が更に表示される。その後、スタートボタン等の予め定められたボタンがユーザにより押圧されることで、コピーなどの処理が開始される。
なお、本実施形態のホーム画面は、複数のページにより構成されており、図2にて示す表示画面のうちの「地」の部分(背景の部分)を指で押しながら、この「地」の部分を図中左方向に押し出すことで、他のページに切り替わるようになっている。付言すると、本実施形態では、いわゆるフリック操作によって、ページの切り替えを行えるようになっている。なお、ページの切り替えが行われると、他の選択用ボタン21が現れるようになる。
また、本実施形態の表示部107では、選択用ボタン21の各々を、操作によって移動できるようになっている。具体的には、選択用ボタン21を指で押した状態で、この指を移動させることで、選択用ボタン21を移動させることができるようになっている。付言すると、本実施形態では、ドラッグアンドドロップによって、選択用ボタン21の移動が行われるようになっている。
また、本実施形態では、選択用ボタン21を予め定められた時間押し続け、あるいは、選択用ボタン21の何れかが選択されている状態にて、画面の右上に位置する歯車状の記号(符号2Aで示す記号)を押すと、画面が切り替わり、この選択用ボタン21に関連づけられている機能の詳細な設定を行えるようになる。
図3は、図2にて示した「コピー」の選択用ボタン21がユーザにより選択(押圧)された後の表示画面を示した図である。
この表示画面では、符号3A、3Bで示すように、2つのタブ(以下、「第1タブ3A」、「第2タブ3B」と称する)が設けられた構成となっている。このようにタブが2つだけであると、いずれかのタブにはユーザが必要とするボタン(操作しようとするボタン)が存在することになる。すると、一度タブを移動すれば必ず必要とするボタンが存在することとなり、タブが4つ、5つなど3つ以上ある場合に比べ、ユーザは、必要とするボタン(操作しようとするボタン)が存在するタブを選択するまでのタブの移動の回数を減らすことができる。
付言すると、タブが数多くあると、どのタブにどの機能が入っているかを把握しづらくなるが、本実施形態のようにタブが2つだけであると、どのタブにどの機能が入っているかを把握しやすくなる。
ここで、第1タブ3Aが選択されている状態では、図3に示すように、「両面/片面/製本」、「コピー部数」、「Nアップ数(1ページへの集約ページ数)」、「倍率」、「カラーモード」、「用紙選択」、「ホチキス」などの設定項目が表示される。付言すると、本実施形態では、第1タブ3Aが選択されている際の表示画面では、ユーザによって変更される頻度が相対的に高いと思われる設定項目が表示されるようになっている。
一方で、本実施形態では、変更される頻度が相対的に低いと思われる設定項目については、図4(表示部107における表示例を示した図)に示すように、第2タブ3Bが選択された際の表示画面にて表示を行う。
ここで、この図4に示す表示画面では、各設定項目(ユーザが設定を行う各項目)が、画面の縦方向に並べられて表示されている。付言すると、リスト形式で表示されている。なお、この図4に示す表示画面では、図中下方向にスクロールすることで、隠れている設定項目も表示されるようになる。
ここで、第2タブ3Bが選択された際の表示画面では、一つの方向(図中、下方向)に、スクロールすることで他の設定項目も表示される。これにより、ユーザは、自身が探している設定項目を見つけやすくなる。
ここで、例えば、各設定項目をボタン形式で表示するとともに格子状に並べて配置することも考えられるが、この場合、ユーザは、視線を上下方向のみならず左右方向に移動させる必要が生じる。かかる場合、本実施形態のように一方向にスクロールさせて設定項目を表示する場合に比べ、ユーザは探している設定項目を見つけにくくなる。
図5は、図2にて示したホーム画面上の「ボックス保存」が選択された際の表示画面を示した図である。
ホーム画面上の「ボックス保存」が選択されると、図5に示すように、ユーザ名が付された選択用ボタン21が複数表示された表示画面に切り替わる。この表示画面では、上記と同様、2つのタブ(以下、「第1タブ5A」、「第2タブ5B」と称する)が設けられた構成となっている。
なお、図5では、第1タブ5Aが選択されている状態を示している。また、本実施形態では、「ボックス保存」が選択されて表示画面が切り替わると、まず、第1タブ5Aが表示されるようになっている。そして、本実施形態では、ユーザにより別途第2タブ5Bが選択されることで、第2タブ5Bに対応した表示画面が表示される。
ここで、ボックス保存とは、画像読取部108(図1参照)を用いて原稿を読み取ることにより生成された画像データを、記憶部105に保存する処理をいう。この際、図5にて示されている選択用ボタン21の何れかがユーザにより選択されることで、保存先が指定され、この保存先に画像データが格納される。
なお、この保存先の選択がなされるまでは、図5にて表示されている各選択用ボタン21は何れもオフ状態(「地」の色と略同じ色)となっており、保存先の選択がなされると、他の色に切り替わりオン状態となる(選択された状態となる)。
また、図5に示す表示画面では、画面の最下部に、ユーザによって変更される頻度の高い設定項目(「カラーモード」、「原稿の送りモード」、「読み取り解像度」)を表示しており、これらの設定項目については、画面の切り替えを行わずに(第2タブ5Bを選択せずに)、その内容を変更できるようになっている。
図6は、第2タブ5Bが選択された際の表示画面を示した図である。
図6(A)に示すように、第2タブ5Bが選択された場合には、ボックス保存に際して設定可能な他の設定項目が表示される。なお、この場合も、上記と同様の各々の設定項目はリスト形式で表示される。ここで、本実施形態では、画像読取部108にて読み取りを行う原稿毎に、ファイル名を付けられるようになっている。また、本実施形態では、図6(A)における「ファイル名」の設定項目が選択されると、同図(B)に示すように、ファイル名入力用の表示画面が表示される。本実施形態では、この表示画面を介し、ユーザは、希望するファイル名を入力する。
次に、個人プリントについて説明する。
個人プリントでは、ユーザが有するPC(Personal Computer)などにて生成された画像データが、画像形成装置10に送信され、そして、画像形成装置10の記憶部105(図1参照)に一旦記憶される。そして、ユーザが表示部107を介して開始指示を入力することで、用紙への画像形成が開始される。
個人プリントでは、ユーザが画像形成装置10の傍にいる状態にて画像形成がなされるため、ユーザは、印刷物が印刷された直後にこの印刷物を取得できるようになる。かかる場合、このユーザ以外の他の者が、この印刷物を取得することが起きにくくなる。
ここで、個人プリントが行われる際には、図2にて示したホーム画面が操作され、「個人プリント」の選択用ボタン(図2では不図示)がユーザにより選択される。そして、この「個人プリント」の選択用ボタンが選択されると、図7(「個人プリント」が選択された後の表示画面を示した図)に示す表示画面に切り替わる。
ここで、図7にて示す、切り替え後の表示画面では、記憶部105に記録されている複数の画像データ(印刷ジョブ)のファイル名がリスト形式で表示される。付言すると、縦方向に並べられた状態で、ファイル名の各々が表示される。また、ファイル名の図中左横には、印刷後の用紙の状態を示すプレビュー画面が表示される。
ここで、図7にて示した複数のファイルのうちの一つが選択されると、図8(ファイルが選択された後の表示画面を示した図)に示す画面に切り替わる。ここで、この表示画面では、画面の下半分に、設定項目が表示される。具体的には、この例では、「プリント部数」、「カラーモード」、「両面印刷の有無」の3つの設定項目が表示される。
さらに、表示画面の右上にはファイル名が表示され、表示画面の左上には印刷後の用紙の状態を示すプレビュー画面が表示される。なお、本実施形態では、この図8に示す表示画面にて、上記3つの設定項目の各々を変更できるようになっているとともに、変更を行うと、この変更に応じて、プレビュー画面も変化する。すなわち、本実施形態では、設定項目の変更に応じて、プレビュー画面が動的に変化する。
ここで、本実施形態では、このように、ファイルがリスト形式で表示され、次いで、ユーザが印刷を希望するファイルを選択する。そして、この選ばれたファイルについて印刷がなされる。
なお、図示は省略するが、本実施形態では、「個人一括プリント」という選択用ボタン21もホーム画面上に用意されており、この選択用ボタン21が押圧されると、ワンタッチで(他の入力操作を行わずに)、未出力の蓄積文書が一括で印刷される。付言すると、本実施形態では、個人プリントに関し、「個人プリント(リスト表示)」、「個人一括プリント」の2種類の選択用ボタン21が用意された形となっている。
ところで、本実施形態の画像形成装置10では、既に用意されている選択用ボタン21の他に、新たな選択用ボタン21をユーザが作成できるようになっている。付言すると、本実施形態では、選択用ボタン21の選択を1回行うことで(複数回の入力操作を行わずに1回の入力操作を行うことで)、処理が開始される選択用ボタン21(以下、「ワンタッチ選択用ボタン21」と称する)を作成できるようになっている。なお、上記「個人一括プリント」の選択用ボタン21は、このワンタッチ選択用ボタン21に該当する。
ここで、ワンタッチ選択用ボタン21をユーザが作成する際には、図9(ワンタッチ選択用ボタン21をユーザが作成する際の表示画面を示した図)の(A)にて、図中右上に位置する歯車状の記号(符号9Aで示す記号)がユーザにより押圧される。なお、図9(A)に示す表示画面は、メール送信時の画面を表示している。付言すると、図9(A)では、図2にて示す「メール」の選択用ボタン21が選択されて表示画面が切り替わった後の状態を示している。
ここで、歯車状の上記記号が押圧されると、図9(B)に示す表示画面が表示される。ここで、この表示画面では、ワンタッチ選択用ボタン21の作成にあたって必要となる情報がユーザにより入力される。具体的には、名前(1行目)、名前(2行目)がユーザにより入力される。ここで、本実施形態のワンタッチ選択用ボタン21(作成後のワンタッチ選択用ボタン21)では、名前が2段で表示される。「名前(1行目)」は、2段のうちの上段に表示される名前を示し、「名前(2行目)」は、2段のうちの下段に表示される名前を示している。
さらに、図9(B)に示す表示画面では、ワンタッチ選択用ボタン21(アイコン)の図柄の変更が行われる際にユーザによって押圧されるボタン(符号9B参照)も表示される。このボタンがユーザにより押圧されると、図10(ワンタッチ選択用ボタン21の一覧を示した図)に示す画面が表示され、ユーザが、この画面から一つのワンタッチ選択用ボタン21を選ぶことで、この一つのワンタッチ選択用ボタン21が新たなワンタッチ選択用ボタン21として登録される。また、本実施形態では、ユーザは、説明文を登録できるようになっており、説明文の登録を行いたいユーザは、表示画面(図9(B)にて示す表示画面)の下部に位置するボックス内に、説明文を入力する。
ここで、図9(B)に示す表示画面に対するユーザの入力が終了すると、図中右上に位置する「作成」というボタンがユーザにより押圧される。これにより、図9(C)に示す表示画面に表示が切り替わり、表示画面上に(ホーム画面上に)、「ワンタッチメール送信」というワンタッチ選択用ボタン21が追加されるようになる。
なお、ここでは、ワンタッチ選択用ボタン21を作成する際の処理を説明したが、本実施形態では、ユーザは、選択用ボタン21を選択後、確認画面を表示させ、スタートボタンを入力することで処理を実行させる選択ボタン21も作成できるようになっている。なお、ワンタッチ選択用ボタン21と、通常の選択用ボタン21とは、表示画面上で見分けることができるようになっており、ワンタッチ選択用ボタン21には、図9(C)の符号9Eに示すように、菱形のマークが付加される。なお、本実施形態において、上記確認画面を表示させた後に処理を実行させるためのスタートボタンは、表示画面上ではなく、図示しない画像形成装置の他の箇所に配置させている。
なお、上記では、画像形成装置10における表示処理について説明したが、この表示処理は、画像形成装置10以外の装置(例えばタブレット端末などの装置)でも同様に行うことができる。
以下、上記の個人プリントについて詳細に説明する。
個人プリントでは、ユーザによりPCなどにて生成された画像データが画像形成装置10に送信され、記憶手段の一例としての記憶部105(図1参照)に一旦記憶される。また、本実施の形態では、記憶部105に記憶される画像データの各々には、画像データを生成したユーザを識別するための識別情報が対応づけられ、記憶部105には、画像データおよび識別情報が互いに対応付けられたうえで記憶される。そして、ユーザが、画像形成装置10の傍に行き、例えば、セキュリティカードを翳したり、パスワードを入力したりすることで、ユーザ認証が行われる。これにより、画像形成装置10により識別情報が取得され、この識別情報が利用されて個人プリントが行われる(詳細は後述)。
次に、表示手段の一例としての制御部100の制御により表示画面に表示される「個人プリント(リスト表示)」「個人一括プリント」の選択用ボタン21が、ユーザに選択された場合のそれぞれの処理について説明する。
第2の操作部の一例としての「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21がユーザに選択された場合、制御部100は、記憶部105に記憶された画像データのうち、このユーザの識別情報に対応付けられた全ての画像データのファイル名を取得する。そして、制御部100は、図7に示すように、取得したファイル名をリスト形式で表示画面に表示させる。ここで、ユーザがリストから1または複数のファイル名を選択すると、制御部100は、選択された1または複数のファイル名に対応する画像データを記憶部105から取得する。そして、取得された画像データに基づいて、画像形成手段の一例としての画像形成部109により印刷が行われる。
また、ユーザが図7に示す表示画面の「すべて選択」のボタンを選択(全選択)した場合には、制御部100は、リストの全てのファイル名に対応する画像データを記憶部105から取得する。そして、取得された画像データに基づいて印刷が行われる。ユーザが全選択した場合には、過去に印刷したか否かに関わらず、全ての画像データについて印刷が行われる。また、制御部100は、「個人プリント(リスト表示)」による印刷後、印刷が終了した画像データに対して、印刷したことを記録しておくためのフラグ(以下、印刷フラグと称する)を付与する。
一方で、第1の操作部の一例としての「個人一括プリント」の選択用ボタン21がユーザに選択された場合、制御部100は、記憶部105に記憶された画像データのうち、このユーザの識別情報に対応付けられた画像データを抽出する。さらに、制御部100は、抽出した画像データのうち、過去に一度も印刷していない画像データを全て取得する。ここで、記憶部105に記憶された画像データのうち過去に一度でも印刷が行われた画像データには、印刷フラグが付与されている。そのため、制御部100は、印刷フラグの有無を確認して、過去に一度も印刷していない画像データの取得を行う。そして、取得された画像データに基づいて印刷が行われる。また、この「個人一括プリント」では、印刷後、上記「個人プリント(リスト表示)」とは異なり、削除手段の一例としての制御部100によって、印刷が終了した画像データが記憶部105から削除される。
このようにして、「個人一括プリント」の選択用ボタン21が選択されると、ワンタッチで、過去に一度も印刷していない未出力の蓄積文書が一括で印刷される。ただし、「個人一括プリント」により印刷が行われた場合には、印刷後、印刷が終了した画像データが削除される。そのため、「個人一括プリント」により印刷が行われた画像データに対して印刷フラグが付与されることはない。
次に、個人プリントで用いられる選択用ボタン21の表示について説明する。
個人プリントでは、「個人一括プリント」「個人プリント(リスト表示)」の2種類の選択用ボタン21がホーム画面に表示される。
図11は、個人プリントで用いられる選択用ボタン21を示した図である。図11(A)に示すボタンは、「個人一括プリント」の選択用ボタン21であり、図11(B)に示すボタンは、「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21である。
図11(A)(B)に図示するように、本実施の形態では、「個人一括プリント」の選択用ボタン21および「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21に、両者に共通した画像として画像形成装置の図柄が付されている。そのため、ユーザは、2つの選択用ボタン21により画像形成に関する処理が行われることを認識し易い。さらに、図11(A)に図示するように、「個人一括プリント」の選択用ボタン21には、画像形成装置の図柄以外に、ワンタッチ選択用ボタン21を表す他の画像の一例としての菱形のマークが追加されている。そのため、この菱形のマークにより、ユーザは、「個人一括プリント」の選択用ボタン21と「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21とで部分的に異なる処理が実行されることを認識し易くなる。
次に、ユーザが個人プリントにより印刷する際の手順について説明する。
図12は、個人プリントによる印刷手順の一例を示したフローチャートである。図12のフローでは、初期状態として、ユーザによりPCにて生成された複数の画像データが画像形成装置10に送信され、記憶部105に記憶されているものとする。
まず、ユーザは、複数の文書を一括して印刷するか否かを選択する(ステップ101)。一括印刷をしない場合(ステップ101でNo)、ユーザは、「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21を選択すれば良い。「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21が選択されると、このユーザの識別情報に対応付けられた画像データのファイル名がリスト形式で表示される。そして、ユーザが印刷したいファイル名を1つ選択することで、選択した文書の印刷が行われる(ステップ102)。
一方、一括印刷する場合(ステップ101でYes)、次に、ユーザは、過去に一度も印刷していない文書のみを一括印刷するか否かを選択する(ステップ103)。ここで、一度も印刷していない文書のみを一括印刷する場合(ステップ103でYes)、ユーザは、「個人一括プリント」の選択用ボタン21を選択すれば良い。「個人一括プリント」の選択用ボタン21が選択されると、ユーザが他の入力操作を行うことなく、過去に一度も印刷していない文書が一括で印刷される(ステップ104)。
また、過去に一度でも印刷した文書も含めて一括印刷する場合(ステップ103でNo)、次に、ユーザは、一度でも印刷した文書と一度も印刷していない文書とをまとめて印刷するか否かを選択する(ステップ105)。まとめて印刷する場合(ステップ105でYes)、ユーザは、「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21を選択し、さらに、リスト表示されたファイル名の全選択を行えば良い。「個人プリント(リスト表示)」で全選択されると、過去に一度でも印刷した文書および過去に一度も印刷していない文書の全てが印刷される(ステップ106)。
一方、ユーザは、過去に一度でも印刷した文書、過去に一度も印刷していない文書のうちのいくつかの文書を一括で印刷する場合(ステップ105でNo)、「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21を選択すれば良い。そして、ユーザは、表示されたファイル名のリストから過去に一度でも印刷した文書、過去に一度も印刷していない文書のうち一括印刷したいファイル名を選択すれば良い。リストのファイル名が選択されると、選択された文書の印刷が行われる(ステップ107)。
以上のように、個人プリントには「個人一括プリント」「個人プリント(リスト表示)」の2種類の選択用ボタン21が用意されている。そして、ユーザが「個人一括プリント」の選択用ボタン21を選択した場合には、他の入力操作なしで、過去に一度も印刷していない未出力の蓄積文書が一括で印刷される。また、印刷後、印刷が終了した画像データが削除される。
一方、ユーザが「個人プリント(リスト表示)」の選択用ボタン21を選択した場合には、過去に一度でも印刷した文書および一度も印刷していない文書のファイル名がリスト形式で表示される。そして、ユーザが表示画面上でファイル名を選択することにより、選択した文書が印刷される。ここでは、印刷が終了した画像データは削除されず、記憶部105に記憶されたまま残る。
このように、「個人一括プリント」「個人プリント(リスト表示)」の2種類の選択用ボタン21が用意されているため、ユーザは、印刷を行う文書を選択する場合には「個人プリント(リスト表示)」を用いれば良い。また、ユーザは、未出力の蓄積文書のみを一括で印刷する場合には「個人一括プリント」を用いることで、例えば、ユーザがファイル名を選択して印刷を行う構成と比較して、ユーザの負担が軽減される。
また、ユーザは、例えば、一度しか印刷する予定がない文書については「個人一括プリント」を利用すれば、印刷後に画像データは削除されるため、記憶部105の記憶容量の枯渇が抑制され、記憶容量が有効に使用される。
また、ユーザは、例えば、再度印刷する予定のある文書については「個人プリント(リスト表示)」を利用すれば、印刷後に画像データは記憶されたままになるため、表示画面上で同じファイル名を選択することにより、選択した文書が再度印刷される。
このようにして、ユーザは、印刷を行う文書に応じて個人プリントのどちらの選択用ボタン21を選択するか決めれば良く、印刷時の利便性が向上する。
また、本実施の形態において、画像データは、画像形成装置10に送信され記憶部105に記憶されることとしたが、このような構成に限られるものではない。例えば、画像データが、画像形成装置10に接続された外部装置に送信され、外部装置に設けられた記憶部に記憶されることとしても良い。
さらに、本実施の形態において、「個人プリント(リスト表示)」がユーザに選択されると、図7に示すように、記憶部105に記憶された画像データのうち、このユーザの識別情報に対応付けられた全ての画像データのファイル名が表示されることとしたが、例えば、過去に一度でも印刷した文書と過去に一度も印刷していない文書とが別々に表示されるような構成にしても良い。
この場合、例えば、図7に示す表示画面の「保存された文書からプリント」のタブにかえて、またはこのタブに加えて、「履歴からプリント」「未出力文書からプリント」の2つのタブを設ければ良い。このような構成により、ユーザが、「履歴からプリント」のタブを選択すると、記憶部105に記憶された画像データでこのユーザの識別情報に対応付けられた画像データのうち、過去に一度でも印刷した文書のファイル名がリスト形式で表示される。また、ユーザが、「未出力文書からプリント」のタブを選択すると、記憶部105に記憶された画像データでこのユーザの識別情報に対応付けられた画像データのうち、過去に一度も印刷していない文書のファイル名がリスト形式で表示される。そして、ユーザは、表示されたファイル名のリストから印刷したいファイル名を選択すれば良い。
また、ユーザが「履歴からプリント」のタブを選択し、さらに表示画面の「すべて選択」のボタンを選択すると、過去に一度でも印刷した文書が一括で選択されて、まとめて印刷される。さらに、ユーザが「未出力文書からプリント」のタブを選択し、さらに表示画面の「すべて選択」のボタンを選択すると、過去に一度も印刷していない文書が一括で選択されて、まとめて印刷される。
10…画像形成装置、21…選択用ボタン、100…制御部、101…バス、102…CPU、103…ROM、104…RAM、105…記憶部、107…表示部、108…画像読取部、109…画像形成部、110…通信部、111…画像処理部

Claims (1)

  1. 操作者の認証を行い、操作者を識別するために操作者ごとに付与された識別情報を取得する取得手段と、
    画像形成に際し操作者による操作指示が入力される第1の操作部と、当該操作指示とは異なる操作指示が入力される第2の操作部とを表示画面に表示させる表示手段と、
    前記表示手段により表示された前記第1の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、自装置または自装置とは異なる外部装置に設けられた記憶部に記憶された画像データのうち、操作指示を入力した操作者に対応した前記識別情報が付与された画像データであって、画像の形成が一度も実行されていない複数の画像データについて記録材上への画像形成を行い、当該表示手段により表示された前記第2の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、当該記憶部に記憶された画像データのうち、操作指示を入力した操作者に対応した当該識別情報が付与された画像データを一覧で表示させ、当該一覧から操作者により選択された画像データについて記録材上への画像形成を行う画像形成手段と、
    前記第1の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、画像の形成が一度も実行されていない前記画像データに基づき記録材上への前記画像形成がなされたことを契機に、当該画像データを前記記憶部から削除する削除手段とを備え、
    前記第2の操作部に操作者による操作指示が入力された場合、操作者によって選択された前記画像データは削除されず、前記画像形成手段による前記画像形成がなされた後も、前記記憶部に記憶させたままの状態にされることを特徴とする画像形成装置。
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