JP2015034918A - 画像表示方法、画像表示装置、偏光スクリーンならびに偏光板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の画像表示方法は、偏光スクリーン(20)と偏光板(偏光サングラス)(30)との各透過軸(20a)、(30a)を交差させて、前記偏光スクリーン(20)にて反射し前記偏光板(30)を透過する偏光画像光と、前記偏光スクリーン(20)及び前記偏光板(30)を透過する外光とを重ねた画像を表示させることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
Cd1=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTS_G)
Cd2=(Rp_d+Rs_d)/(Rp_d+Rs_d+TP_G+TS_G)
Cd1=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTS_G)
Cd2=(Rp_d+Rs_d)/(Rp_d+Rs_d+TP_G+TS_G)
Cd1=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTS_G)(1)
Cd2=(Rp_d+Rs_d)/(Rp_d+Rs_d+TP_G+TS_G) (2)
(全光線透過率)
株式会社日立ハイテクフィールディング社製の日立U−4100型分光光度計に角度可変絶対反射付属装置(電動ステージ付)を設置し、クロスニコル位置を検出し、次いで45度の傾き角におけるS偏光透過率とS偏光反射率およびP偏光透過率とP偏光反射率を測定した。全光線透過率は、P偏光透過率およびS偏光透過率を足した値である。各スクリーンの偏光透過率及び反射率を以下の表2に示した。なお表2に示す実施例1、2及び比較例1〜3については、後述する記載を参照されたい。
(画像コントラスト)
画像コントラストCdは次式に基づき計算した。
Cd=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTs_G)
晴れた屋外にて、透過率が50%の透明偏光スクリーンをスマートフォン上に45度傾けて配置し、偏光画像光を、偏光サングラスを通して視認した。このとき、透明偏光スクリーンの透過軸と、偏光サングラスの透過軸とが同じ面上に投影したときに直交関係となるように配置した。また、外光の明るさGを3000ルクス、スマートフォンからの画像光強度dを3000ルクスとした。なお、外光の明るさG及び画像光強度dは、以下の比較例1、比較例2、実施例2及び比較例3の各実験において同じ値とした。
実施例1の偏光画像光を、偏光サングラスを通さず、裸眼で偏光画像光を視認した。外光からの影響が強く、偏光画像光があることは認識できるものの、画像コントラスに差が見られた。この際の画像コントラストの計算値はCd(Cd2)=0.38であった。比較例1にて得られた画像コントラストCd2は、偏光サングラスを装着した実施例1での画像コントラストCd1にくらべ、ほぼ半分となった。
実施例1の透明偏光スクリーンをPMMA板にして、偏光サングラスを通して偏光画像光を視認した。PMMA板で反射された反射画像のほとんどがカットされ、何も視認できない状態であった。この場合の画像コントラストの計算値はCd=0.0025であった。比較例2では、PMMA板を用いているが、50〜60度の反射角(フロントウインド角度)では、P偏光の反射光は生じず、反射画像光はS偏光のみになる。したがってPMMA板の反射画像光はS偏光となり、ブリュースター角を利用した偏光サングラス越しでは画像は見えなくなった。
実施例1の透明偏光スクリーンを透過率が70%の透明偏光スクリーンに代え、偏光サングラスを通して、偏光画像光を視認した。偏光画像光は内容が確認できる程度に視認することができた。この場合の画像コントラストはCd(Cd1)=0.29であった。
実施例2において、偏光画像光を、偏光サングラスを通さずに、裸眼で視認した。外光からの影響が強く、偏光画像光があることは認識できるものの、内容の確認はできなかった。この場合の画像コントラストの計算値はCd(Cd2)=0.16であった。
10 画像表示体
20 偏光スクリーン
20a、30a 透過軸
25 外光
26、27 偏光画像光
30 偏光板(偏光サングラス)
40 設置台
45 面
Claims (21)
- 偏光スクリーンと偏光板との各透過軸を交差させて、前記偏光スクリーンにて反射し前記偏光板を透過する偏光画像光と、前記偏光スクリーン及び前記偏光板を透過する外光とを重ねた画像を表示させることを特徴とする画像表示方法。
- 次式で示される画像コントラストCd1とCd2の比(Cd1/Cd2)が、1.5以上となるように前記偏光スクリーンと偏光板との各透過軸を交差させたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
Cd1=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTS_G)
Cd2=(Rp_d+Rs_d)/(Rp_d+Rs_d+TP_G+TS_G)
ここで、RTp_dは、前記偏光スクリーンで反射され、かつ前記偏光板を透過する前記偏光画像光のP偏光の光強度であり、RTs_dは、前記偏光スクリーンで反射され、かつ前記偏光板を透過する前記偏光画像光のS偏光の光強度であり、TTP_Gは、前記偏光スクリーンを透過し、かつ前記偏光板を透過する前記外光のP偏光の光強度であり、TTS_Gは、前記偏光スクリーンを透過し、かつ前記偏光板を透過する前記外光のS偏光の光強度であり、Rp_dは、前記偏光スクリーンで反射される前記偏光画像光のP偏光の光強度であり、Rs_dは、前記偏光スクリーンで反射される前記偏光画像光のS偏光の光強度であり、TP_Gは、前記偏光スクリーンを透過する前記外光のP偏光の光強度であり、TS_Gは、前記偏光スクリーンを透過する前記外光のS偏光の光強度である。 - 前記偏光スクリーンの透過軸と前記偏光板の透過軸とが直交するように配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示方法。
- 前記偏光スクリーンの全光線透過率が45%以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像表示方法。
- 前記偏光スクリーンで反射される前記偏光画像光の50%以上がP偏光であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像表示方法。
- 前記偏光スクリーンは、反射型偏光板であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の画像表示方法。
- 前記反射型偏光板は、多層複屈折フィルムであることを特徴とする請求項6に記載の画像表示方法。
- 前記反射型偏光板は、ワイヤグリッド偏光板であることを特徴とする請求項6に記載の画像表示方法。
- 前記偏光板は、偏光メガネであることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の画像表示方法。
- 画像表示体から出射した画像光を偏光画像光として反射する偏光スクリーンと、
前記偏光画像光及び前記偏光スクリーンを透過した外光を透過し、透過軸が前記偏光スクリーンの透過軸と交差するように配置された偏光板と、を有して、偏光画像光と、前記外光とを重ねた画像が表示されることを特徴とする画像表示装置。 - 次式で示される画像コントラストCd1とCd2の比(Cd1/Cd2)が、1.5以上となるように前記偏光スクリーンと偏光板との各透過軸が交差されたことを特徴とする請求項10に記載の画像表示装置。
Cd1=(RTp_d+RTs_d)/(RTp_d+RTs_d+TTP_G+TTS_G)
Cd2=(Rp_d+Rs_d)/(Rp_d+Rs_d+TP_G+TS_G)
ここで、RTp_dは、前記偏光スクリーンで反射され、かつ前記偏光板を透過する前記偏光画像光のP偏光の光強度であり、RTs_dは、前記偏光スクリーンで反射され、かつ前記偏光板を透過する前記偏光画像光のS偏光の光強度であり、TTP_Gは、前記偏光スクリーンを透過し、かつ前記偏光板を透過する外光のP偏光の光強度であり、TTS_Gは、前記偏光スクリーンを透過し、かつ前記偏光板を透過する前記外光のS偏光の光強度であり、Rp_dは、前記偏光スクリーンで反射される前記偏光画像光のP偏光の光強度であり、Rs_dは、前記偏光スクリーンで反射される前記偏光画像光のS偏光の光強度であり、前記TP_Gは、前記偏光スクリーンを透過する前記外光のP偏光の光強度であり、TS_Gは、前記偏光スクリーンを透過する前記外光のS偏光の光強度である。 - 前記偏光スクリーンの透過軸と前記偏光板の透過軸とが直交するように配置されることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の画像表示装置。
- 前記偏光スクリーンの全光線透過率が45%以上であることを特徴とする請求項10ないし請求項12のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記偏光スクリーンで反射された前記偏光画像光の50%以上がP偏光であることを特徴とする請求項10ないし請求項13のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記偏光スクリーンは、反射型偏光板であることを特徴とする請求項10ないし請求項14のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記反射型偏光板は、多層複屈折フィルムであることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
- 前記反射型偏光板は、ワイヤグリッド偏光板であることを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置。
- 前記偏光板は、偏光メガネであることを特徴とする請求項10ないし請求項17のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記偏光スクリーンと前記偏光板と、前記画像表示体とを含むことを特徴とする請求項10ないし請求項18のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 請求項10ないし請求項19のいずれか1項に記載の画像表示装置に用いられることを特徴とする偏光スクリーン。
- 請求項10ないし請求項19のいずれか1項に記載の画像表示装置に用いられることを特徴とする偏光板。
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