JP2015033457A - Driving state estimation device and driving state estimation method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、運転者の運転状態を推定する運転状態推定装置及び運転状態推定方法に関する。 The present invention relates to a driving state estimation device and a driving state estimation method for estimating a driving state of a driver.
従来の運転支援装置としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、運転者の運転に対する生体状態を検出し、警告などの報知や車両の動作の制御を行うようにしたものである。ここでは、生体センサで検出した運転者の生理信号に基づいて、運転者の運転状態が覚醒状態であるかを判定している。
As a conventional driving support apparatus, there is a technique described in
しかしながら、運転者の運転状態としては、覚醒状態だけでなく、漫然状態や覚醒低下状態、過覚醒状態といった状態がある。ところが、上記特許文献1に記載の技術にあっては、運転者の運転状態として覚醒状態のみを推定するものであり、上記のような運転者の多様な運転状態を推定することはできない。
そこで、本発明は、運転者の多様な運転状態を推定することができる運転状態推定装置及び運転状態推定方法を提供することを課題としている。
However, the driving state of the driver includes not only an awake state, but also a state such as a sloppy state, a reduced arousal state, and an over-wake state. However, in the technique described in
Then, this invention makes it a subject to provide the driving | running state estimation apparatus and driving | running state estimation method which can estimate a driver | operator's various driving | running state.
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、車両情報検出部で、運転者が操作子を操作したときの運転操作情報及び自車両の走行状態情報のうち少なくとも1つを検出し、生体情報検出部で、運転者の生体情報を検出する。また、運転操作負荷推定部で、車両情報検出部で検出した情報に基づいて運転者の運転操作負荷を定量的に推定し、心理負担推定部で、生体情報検出部で検出した情報に基づいて運転者の心理負担を定量的に推定する。そして、運転状態推定部で、運転操作負荷の一定時間内における変化パターンである運転操作負荷パターンと、心理負担の上記一定時間内の変化パターンである心理負担パターンとを比較し、運転者の運転状態を推定する。 In order to solve the above-described problem, according to one aspect of the present invention, the vehicle information detection unit detects at least one of driving operation information and driving state information of the host vehicle when the driver operates the operation element, The biological information detection unit detects the driver's biological information. Further, the driving operation load estimation unit quantitatively estimates the driving operation load of the driver based on the information detected by the vehicle information detection unit, and the psychological burden estimation unit based on the information detected by the biological information detection unit. Estimate the driver's psychological burden quantitatively. Then, the driving state estimation unit compares the driving operation load pattern, which is a change pattern of the driving operation load within a certain period of time, with the psychological burden pattern, which is the change pattern of the psychological burden within the certain time period, so that the driver's driving Estimate the state.
本発明によれば、運転に関わる運転操作負荷と、その負荷を受ける運転者の心理負担とをそれぞれ定量的に推定し、両者の一定時間内における変化パターンを比較する。そのため、運転操作負荷がかかっているときに、運転者が心理負担として正しく反応しているかどうかなど、その組み合わせパターンによって多様な運転状態を推定することができる。 According to the present invention, the driving operation load related to driving and the psychological burden of the driver who receives the load are quantitatively estimated, and the change patterns within a certain time are compared. Therefore, various driving states can be estimated by the combination pattern, such as whether the driver is reacting correctly as a psychological burden when driving operation load is applied.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
(構成)
図1は、本実施形態に係る運転状態推定装置の構成を示す概念図である。
図中、符号1が運転者の運転状態を推定する運転状態推定装置である。この運転状態推定装置1は、推定した運転者の運転状態を警報装置2、情報制御装置3及び運転支援装置4に入力する。これにより、運転者の運転状態に応じた警報出力や運転支援制御等を行う。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(First embodiment)
(Constitution)
FIG. 1 is a conceptual diagram illustrating a configuration of an operation state estimation apparatus according to the present embodiment.
In the figure,
運転状態推定装置1は、ステアリング型心電計11と、ステアリング型発汗計12と、シート型心電計13とを備える。また、運転状態推定装置1は、この他にドライバ生理状態推定部14と、運転負荷推定部15と、運転状態推定部16とを備える。
ステアリング型心電計11は、ステアリングホイールのグリップ部に取り付けた電極を有し、運転者が当該電極に当接するようにステアリングホイールを把持しているとき、運転者の身体電位を検出する。そして、ステアリング型心電計11は、検出した運転者の身体電位に基づいて、運転者の心拍数HR1を計測する。計測した心拍数HR1はドライバ生理状態推定部14に出力する。
The driving
The
ステアリング型発汗計12は、ステアリングホイールのグリップ部に取り付けた、例えば半導体式のセンサであり、運転者が当該センサに当接するようにステアリングホイールを把持しているとき、運転者の掌の汗の量を計測する。そして、ステアリング型発汗計12は、計測した汗の量を発汗量SCLとしてドライバ生理状態推定部14に出力する。
シート型心電計13は、運転席シートに取り付けた電極を有し、非接触で運転者の身体電位を検出する。そして、ステアリング型心電計11は、検出した運転者の身体電位に基づいて、運転者の心拍数HR2を計測する。計測した心拍数HR2はドライバ生理状態推定部14に出力する。
ドライバ生理状態推定部14は、心拍数HR1,HR2、及び発汗量SCLといった生理信号を入力し、これらに基づいて運転者の心理負担を定量的に推定する。以下、これを、単に心理負担DPという。
The steering-
The seat-
The driver
先ず、ドライバ生理状態推定部14は、ステアリング型心電計11で計測した心拍数HR1とシート型心電計13で計測した心拍数HR2とのうち、何れか一方を心理負担DPの推定に用いる心拍数HRとして選択する。ここでは、運転者がステアリングホイールを把持しており、ステアリング型心電計11で心拍数HR1を計測可能である場合には、その心拍数HR1を心拍数HRとして選択する。一方、運転者がステアリングホイールを把持しておらず、ステアリング型心電計11で心拍数HR1を計測不可能である場合には、シート型心電計13で計測した心拍数HR2を心拍数HRとして選択する。
次に、ドライバ生理状態推定部14は、次式をもとに心理負担DPを計算し、これを運転状態推定部16に出力する。
DP=(d1×HR+d2×SCL) ………(1)
ここで、d1,d2は重み係数である。これら重み係数は、オフラインで予め求めておき、データを格納しておく。
First, the driver physiological
Next, the driver physiological
DP = (d 1 × HR + d 2 × SCL) (1)
Here, d 1 and d 2 are weighting factors. These weighting factors are obtained in advance offline and data is stored.
また、運転負荷推定部15は、CAN/BUS21から、運転者の運転操作負荷に関係する車両信号を入力する。ここで、車両信号とは、運転者が操作子を操作したときの運転操作情報である操舵角θ、アクセルペダル操作量Pa及びブレーキペダル操作量Pbや、自車両の走行状態情報である車速V、横加速度Gy及び前後加速度Gtである。
そして、運転負荷推定部15は、これら車両信号に基づいて運転者の運転操作負荷を定量的に推定する。以下、これを、単に作業負荷OPという。そして、これを運転状態推定部16に出力する。
OP=(c1×V+c2×θ+c3×Gy+c4×Gt+c5×Pa+c6×Pb)
………(2)
ここで、c1,c2,c3,c4,c5,c6は重み係数であり、シーンごとの主観的負担感と合わせ最小二乗法により最適化を行い求めておく。これら重み係数は、オフラインで予め求めておき、データを格納しておく。
Moreover, the driving
Then, the driving
OP = (c 1 × V + c 2 × θ + c 3 × Gy + c 4 × Gt + c 5 × Pa + c 6 × Pb)
……… (2)
Here, c 1 , c 2 , c 3 , c 4 , c 5 , and c 6 are weighting factors, which are obtained by optimization by the least square method in combination with the subjective burden of each scene. These weighting factors are obtained in advance offline and data is stored.
運転状態推定部16は、後述する運転状態推定処理を実行し、運転者の運転状態を推定する。ここでは、ドライバ生理状態推定部14で推定した心理負担DPの変化パターンと、運転負荷推定部15で推定した作業負荷OPの変化パターンとを比較し、運転者の運転状態を推定する。
運転状態推定部16は、図2に示すように、作業負荷OPと心理負担DPとを比較処理し、その結果をもとに運転状態を判定する。本実施形態では、運転状態として、通常状態、漫然状態、漫然解消状態、過覚醒状態、抑制状態、覚醒低下(低覚醒)状態、覚醒努力状態を検出するものとする。
The driving
As shown in FIG. 2, the driving
図3は、運転状態推定部16で実行する運転状態推定処理手順を示すフローチャートである。
先ずステップS1で、運転状態推定部16は、ドライバ生理状態推定部14で推定した作業負荷OPと心理負担DPとを読み込み、ステップS2に移行する。
ステップS2では、運転状態推定部16は、前記ステップS1で読み込んだ作業負荷OPと心理負担DPとの一定時間の相関係数coefを演算し、ステップS3に移行する。
FIG. 3 is a flowchart showing a driving state estimation processing procedure executed by the driving
First, in step S1, the driving
In step S2, the driving
ステップS3では、運転状態推定部16は、前記ステップS2で演算した相関係数coefが予め設定した相関係数閾値THcoefよりも大きいか否かを判定する。ここで、相関係数閾値THcoefは、作業負荷OPと心理負担DPとが正の相関があるか否かを判定するための閾値であり、例えば0.8に設定する。
そして、coef>THcoefであると判定した場合には、作業負荷OPと心理負担DPとが同期して増加減少している状態であると判断して、ステップS4に移行する。ステップS4では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が通常状態であると判断して、運転状態推定処理を終了する。
In step S3, the driving
If it is determined that coef> THcoef, it is determined that the work load OP and the psychological burden DP are increasing and decreasing in synchronization, and the process proceeds to step S4. In step S4, the driving
一方、前記ステップS3でcoef≦THcoefであると判定した場合には、作業負荷OPと心理負担DPとが同期していない状態であると推定して、ステップS5に移行する。ステップS5では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が非通常状態であると判断し、ステップS6に移行する。そして、以降の処理では、運転者の運転状態が、非通常状態のうち漫然状態、漫然解消状態、過覚醒状態、抑制状態、覚醒低下状態、覚醒努力状態の何れの状態であるかを推定する。
On the other hand, if it is determined in step S3 that coef ≦ THcoef, it is estimated that the work load OP and the psychological burden DP are not synchronized, and the process proceeds to step S5. In step S5, the driving
ステップS6では、運転状態推定部16は、作業負荷OPの一定時間の変化量である増加率s1、及び心理負担DPの一定時間の変化量である増加率s2を演算し、ステップS7に移行する。
ステップS7では、運転状態推定部16は、作業負荷OPの増加率s1が予め設定した閾値TH1よりも大きいか否かを判定する。ここでは、作業負荷OPが増加傾向にあるか否かを判定する。そして、s1>TH1であると判定した場合にはステップS8に移行し、s1≦TH1、即ち作業負荷OPが減少傾向にあるか変化無し(変化が少ない)である場合には、後述するステップS15に移行する。
In step S6, the driving
In step S7, the driving
ステップS8では、運転状態推定部16は、心理負担DPの増加率s2が0以上で、且つ予め設定した閾値TH2よりも小さいか否かを判定する。ここでは、心理負担DPが変化無し、又は変化が少ない状態であるか否かを判定する。そして、0≦s2<TH2であると判定した場合には、心理負担DPが変化無し、又は変化が少ない状態であると判断してステップS9に移行する。一方、このステップS8で、0≦s2<TH2でないと判定した場合には、作業負荷OPが増加傾向にあり、心理負担DPが減少傾向にあると判断して、後述するステップS12に移行する。
In step S8, the driving
ステップS9では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が漫然状態であると推定する。また、このステップS9では、例えば警報装置2を作動し、運転者に対して警報を発する処理を行う。
次にステップS10では、運転状態推定部16は、心理負担DPの増加率s2が予め設定した閾値TH3よりも大きいか否かを判定する。ここでは、漫然状態であると推定した直後に心理負担DPが増加傾向となったか否かを判定する。そして、s2≦TH3であると判定した場合には、運転者の運転状態が漫然状態のままであると判断して前記ステップS9に移行し、s2>TH3であると判定した場合にはステップS11に移行する。
In step S9, the driving
Next, in step S10, the driving
ステップS11では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が漫然解消状態であると推定して、運転状態推定処理を終了する。
また、ステップS12では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が覚醒低下状態であると推定する。また、このステップS12では、例えば警報装置2を作動し、運転者に対して警報を発する処理を行う。
次にステップS13では、運転状態推定部16は、心理負担DPの増加率s2が予め設定した閾値TH4よりも大きいか否かを判定する。ここでは、覚醒低下状態であると推定した直後に心理負担DPが増加傾向となったか否かを判定する。そして、s2≦TH4であると判定した場合には、運転者の運転状態が覚醒低下状態のままであると判断して前記ステップS12に移行し、s2>TH4であると判定した場合にはステップS14に移行する。
In step S <b> 11, the driving
Moreover, in step S12, the driving
Next, in step S13, the driving
ステップS14では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が覚醒努力状態であると推定して、運転状態推定処理を終了する。
また、ステップS15では、運転状態推定部16は、心理負担DPの増加率s2が予め設定した閾値TH5よりも大きいか否かを判定する。ここでは、心理負担DPが増加傾向にあるか否かを判定する。そして、s2>TH5であると判定した場合には、心理負担DPが増加傾向にあると判断してステップS16に移行する。一方、s2≦TH5であると判定した場合には、作業負荷OPの変化が無く、心理負担DPが減少傾向にあると判断して前記ステップS12に移行する。
In step S14, the driving
In step S15, the driving
ステップS16では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が過覚醒状態であると推定する。また、このステップS16では、例えば警報装置2を作動し、運転者に対してリラックス若しくはリフレッシュのための音を発する。
ステップS17では、運転状態推定部16は、心理負担DPの増加率s2が予め設定した閾値TH6よりも小さいか否かを判定する。すなわち、過覚醒状態であると推定した直後に心理負担DPが減少傾向となったか否かを判定する。そして、s2≧TH6であると判定した場合には、運転者の運転状態が過覚醒状態のままであると判断して前記ステップS16に移行し、s2<TH6であると判定した場合にはステップS18に移行する。
ステップS18では、運転状態推定部16は、運転者の運転状態が抑制状態であると推定して、運転状態推定処理を終了する。
In step S16, the driving
In step S17, the driving
In step S <b> 18, the driving
(動作)
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
運転者が操作子を頻繁に操作しなければならない状況である等、運転者の運転操作負荷が徐々に高くなると、各種車両信号に基づいて推定した作業負荷OPは増加傾向となる。通常、車の運転では、運転操作の負荷が高くなれば、それを受ける運転者側の心理負担も増加し、逆に運転操作の負荷が低くなれば運転者側の心理負担も減少する。つまり、通常状態では、図4(a)に示すように、作業負荷OPと心理負担DPとは同期して増加減少することになる。
このとき、運転者の心拍数HRや発汗量SCLなどの生理信号に基づいて推定した心理負担DPが増加傾向にある場合には、作業負荷OPと心理負担DPとが同期しており、これらの相関係数coefが閾値THcoefよりも大きくなる(図3のステップS3でYes)。したがって、この場合には、運転状態推定装置1は、運転者の運転状態が通常状態であると推定する(ステップS4)。
(Operation)
Next, the operation of the first embodiment will be described.
When the driver's driving operation load gradually increases, such as when the driver has to frequently operate the operator, the workload OP estimated based on various vehicle signals tends to increase. Usually, in driving a car, if the driving operation load increases, the psychological burden on the driver side that receives it increases, and conversely, if the driving operation load decreases, the psychological burden on the driver side also decreases. That is, in the normal state, as shown in FIG. 4A, the work load OP and the psychological burden DP increase and decrease in synchronization.
At this time, when the psychological burden DP estimated based on physiological signals such as the driver's heart rate HR and the sweating amount SCL tends to increase, the work load OP and the psychological burden DP are synchronized. The correlation coefficient coef becomes larger than the threshold value THcoef (Yes in step S3 in FIG. 3). Therefore, in this case, the driving
この通常状態から、運転者の身体状態が、無意識に運転に必要な情報だけを効率よく選択的に収集して身体的負担を軽減している状態となると、心理負担DPの増加が抑えられ、心理負担DPが安定した状態となる。すなわち、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンは、図4(b)に示すように、作業負荷OPが増加傾向となり、心理負担DPが変化無しとなる。このように、作業負荷OPと心理負担DPとが同期していない場合、作業負荷OPと心理負担DPとの相関係数coefは閾値THcoef以下となる(ステップS3でNo)。そのため、運転状態推定装置1は、このときの運転者の運転状態が非通常状態であると推定する(ステップS5)。
From this normal state, when the physical state of the driver is in a state where the physical burden is reduced by efficiently and selectively collecting only the information necessary for driving unconsciously, the increase in the psychological burden DP is suppressed, The psychological burden DP becomes stable. That is, the change pattern of the workload OP and the change pattern of the psychological burden DP, as shown in FIG. 4B, the work load OP tends to increase and the psychological burden DP does not change. Thus, when the workload OP and the psychological burden DP are not synchronized, the correlation coefficient coef between the workload OP and the psychological burden DP is equal to or less than the threshold value THcoef (No in step S3). Therefore, the driving
さらに、運転状態推定装置1は、作業負荷OPが増加傾向であり(ステップS7でYes)、心理負担DPが変化無しである(ステップS8でYes)と判定するため、このときの運転者の運転状態を、非通常状態のうちの漫然状態であると推定する(ステップS9)。すると、運転状態推定装置1は、運転者に対して注意喚起のための警報を発する。
そして、これにより運転者の注意集中力が向上すると、図4(c)に示すように、心理負担DPが増加傾向に変化する(ステップS10でYes)。そのため、運転状態推定装置1は、運転者の運転状態が漫然状態から漫然解消状態に移行したと推定する(ステップS11)。
Further, since the driving
Then, when the driver's attention concentration improves, the psychological burden DP changes to an increasing tendency as shown in FIG. 4C (Yes in step S10). Therefore, the driving
その後、例えば渋滞などにより自車両が略停滞した状態となると、運転者の運転操作負荷が低くなるため作業負荷OPが低い値で一定となり、心理負担DPもこれに同期して低い値で一定となる。この通常状態から、運転者が渋滞に対してイライラした状態となると、心理負担DPが増加傾向となる。つまり、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンは、図4(d)に示すように、作業負荷OPが変化無しとなり(ステップS7でNo)、心理負担DPが増加傾向となる(ステップS15でYes)。
そのため、運転状態推定装置1は、このときの運転者の運転状態は、非通常状態のうちの過覚醒状態であると推定する(ステップS16)。すると、運転状態推定装置1は、運転者に対してリラックスするための音を発する。
After that, for example, when the host vehicle is substantially stagnant due to traffic jams or the like, the driving operation load of the driver is reduced, so the workload OP is constant at a low value, and the psychological burden DP is also constant at a low value in synchronization with this. Become. From this normal state, when the driver becomes frustrated with traffic jams, the psychological burden DP tends to increase. That is, in the change pattern of the workload OP and the change pattern of the psychological burden DP, as shown in FIG. 4D, the workload OP does not change (No in step S7), and the psychological burden DP tends to increase ( Yes in step S15).
Therefore, the driving
これにより、運転者の心理状態が徐々に安定してくると、図4(e)に示すように、心理負担DPが減少傾向に変化する(ステップS17でYes)。そのため、運転状態推定装置1は、運転者の運転状態が過覚醒状態から抑制状態に移行したと推定する(ステップS18)。そして、そのまま運転者の心理状態が安定すると、心理負担DPは作業負荷OPに同期して安定するため(ステップS3でYes)、運転状態推定装置1は、運転者の運転状態が通常状態であると推定する(ステップS4)。
As a result, when the driver's psychological state gradually stabilizes, the psychological burden DP changes to a decreasing tendency as shown in FIG. 4 (e) (Yes in step S17). Therefore, the driving
この通常状態から、単調な運転により運転者の眠気が高まると、心理負担DPが安定状態よりも減少傾向となる。つまり、運転状態推定装置1は、作業負荷OPが変化無しであり(ステップS7でNo)、心理負担DPが減少傾向である(ステップS15でNo)と判定するため、このときの運転者の運転状態を、非通常状態のうちの覚醒低下状態であると推定する(ステップS12)。すると、運転状態推定装置1は、運転者に対して注意喚起のための警報を発する。
そして、これにより運転者が覚醒を始めると、図4(g)に示すように、心理負担DPが増加傾向に変化する(ステップS13でYes)。そのため、運転状態推定装置1は、運転者の運転状態が覚醒低下状態から覚醒努力状態に移行した推定する(ステップS14)。
When the driver's drowsiness increases due to monotonous driving from this normal state, the psychological burden DP tends to decrease from the stable state. That is, the driving
Then, when the driver starts to awaken, the psychological burden DP changes to an increasing tendency as shown in FIG. 4G (Yes in step S13). Therefore, the driving
以上のように、本実施形態では、作業負荷OPの一定時間内の変化パターンと、心理負担DPの一定時間内の変化パターンとを比較することで、運転者の運転状態を推定する。
ここで、作業負荷OPは、ステアリング操作やペダル操作などの運転者の行動量と、車速や前後加速度、横加速度などの車両の状態とに基づいて定量的に求める。また、心理負担DPは、運転者の心拍数や発汗量などの生体状態に基づいて定量的に求める。したがって、運転者の作業負荷の変化に対して心理負担がどのように変化しているか否かを適切に判断することができる。そのため、運転者の多様な運転状態を適切に推定することができる。
As described above, in the present embodiment, the driving state of the driver is estimated by comparing the change pattern of the work load OP within a certain time with the change pattern of the psychological burden DP within a certain time.
Here, the work load OP is quantitatively obtained based on the driver's action amount such as a steering operation and a pedal operation and the vehicle state such as the vehicle speed, the longitudinal acceleration, and the lateral acceleration. The psychological burden DP is quantitatively obtained based on a biological state such as the heart rate and sweating amount of the driver. Therefore, it is possible to appropriately determine whether the psychological burden is changing with respect to the change in the driver's workload. Therefore, various driving states of the driver can be appropriately estimated.
具体的には、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンとが同期しているとき、通常状態であると推定し、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンとが非同期であるとき、非通常状態であると推定する。
また、非通常状態であると推定した場合には、さらに細かく運転状態を推定する。ここでは、作業負荷OPが増加傾向にあり、且つ心理負担DPの変化が無いとき、漫然状態であると推定する。そして、漫然状態であると推定した直後に心理負担DPが増加傾向を示すと、漫然解消状態であると推定する。
Specifically, when the change pattern of the workload OP and the change pattern of the psychological burden DP are synchronized, the normal state is estimated, and the change pattern of the workload OP and the change pattern of the psychological burden DP are asynchronous. When it is, it is estimated that it is in a non-normal state.
Further, when it is estimated that the state is abnormal, the driving state is estimated more finely. Here, when the work load OP tends to increase and there is no change in the psychological burden DP, it is estimated that the state is in a random state. Then, if the psychological burden DP shows an increasing tendency immediately after it is estimated that the state is in a random state, it is estimated that the state is in a random state.
また、非通常状態であると推定したとき、作業負荷OPが減少傾向又は変化無しであり、且つ心理負担DPが安定状態よりも増加傾向にあるとき、過覚醒状態であると推定する。そして、過覚醒状態であると推定した直後に心理負担DPが減少傾向を示すと、抑制状態であると推定する。
さらに、非通常状態であると推定したとき、作業負荷OPが増加傾向又は変化無しであり、且つ心理負担DPが安定状態よりも減少傾向にあるとき、覚醒低下状態であると推定する。そして、覚醒低下状態であると推定した直後に心理負担DPが増加傾向を示すと、覚醒努力状態であると推定する。
Further, when it is estimated that the state is an abnormal state, when the work load OP is not decreasing or changing and the psychological burden DP is increasing more than the stable state, it is estimated that the state is an over-wake state. Then, if the psychological burden DP shows a decreasing tendency immediately after estimating that it is an over-arousal state, it is estimated that the state is a suppressed state.
Further, when it is estimated that the state is an abnormal state, when the work load OP is not increasing or changing, and the psychological burden DP is decreasing more than the stable state, it is estimated that the state is a state of reduced alertness. Then, if the psychological burden DP shows an increasing tendency immediately after estimating that the state is an arousal reduced state, it is estimated that the state is an awakening effort state.
このように、複数の運転状態を適切に推定することができる。
なお、図1において、ステアリング型心電計11、ステアリング型発汗計12及びシート型心電計13が生体情報検出部に対応している。また、ドライバ生理状態推定部14が心理負担推定部に対応し、運転負荷推定部15が運転操作負荷推定部に対応し、運転状態推定部16が運転状態推定部に対応している。さらに、CAN/BUS21が車両情報検出部に対応している。
Thus, a plurality of operating states can be estimated appropriately.
In FIG. 1, a
また、図3において、ステップS2〜S4が通常状態推定部に対応し、ステップS2、S3及びS5〜S18が非通常状態推定部に対応している。このうち、ステップS7〜S9が漫然状態推定部に対応し、ステップS10及びS11が漫然解消状態推定部に対応している。さらに、ステップS7、S8及びS12が覚醒低下状態推定部に対応し、ステップS13及びS14が覚醒努力状態推定部に対応している。また、ステップS7、S15及びS16が過覚醒状態推定部に対応し、ステップS17及びS18が抑制状態推定部に対応している。 In FIG. 3, steps S2 to S4 correspond to the normal state estimation unit, and steps S2, S3, and S5 to S18 correspond to the abnormal state estimation unit. Among these, steps S7 to S9 correspond to the random state estimation unit, and steps S10 and S11 correspond to the random state estimation unit. Furthermore, steps S7, S8 and S12 correspond to the arousal reduced state estimation unit, and steps S13 and S14 correspond to the arousal effort state estimation unit. Steps S7, S15, and S16 correspond to the over-wake state estimation unit, and steps S17 and S18 correspond to the suppression state estimation unit.
(効果)
第1の実施形態では、以下の効果が得られる。
(1)運転負荷推定部15は、運転者が操作子を操作したときの運転操作情報及び自車両の走行状態情報に基づいて、運転者の運転操作負荷を定量的に示した作業負荷OPを推定する。また、ドライバ生理状態推定部14は、運転者の生体状態に基づいて、運転者の心理負担を定量的に示した心理負担DPを推定する。そして、運転状態推定部16は、作業負荷OPの一定時間内における変化パターンと、心理負担DPの一定時間内の変化パターンとを比較し、運転者の運転状態を推定する。
このように、運転に関わる作業負荷と、その負荷を受ける運転者の心理負担とをそれぞれ推定し、それらの変化パターンを比較する。したがって、一要因による変化だけでなく、その組み合わせパターンによって複数の運転状態を推定することができる。
(effect)
In the first embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The driving
In this way, the workload relating to driving and the psychological burden of the driver receiving the load are estimated, and their change patterns are compared. Therefore, it is possible to estimate a plurality of driving states not only by a change due to one factor but also by a combination pattern thereof.
(2)運転状態推定部16は、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンとの傾向が同期しているとき、運転者の運転状態が通常状態であると推定する。また、作業負荷OPの変化パターンと心理負担DPの変化パターンとの傾向が非同期であるとき、運転者の運転状態が非通常状態であると推定する。
このように、外的変化に対する作業負荷の変化に対応して、随時、心理負担もこれに追従して変化している場合には、通常の運転状態であると推定する。一方、作業負荷の変化に対応して心理負担が変化しない場合には、通常の運転状態ではないと推定する。すなわち、作業負荷の変化と心理負担の変化とを比較することで、適切な対応ができているかどうかを判断し、運転状態が通常状態であるか非通常状態であるかを判定することができる。
(2) The driving
In this way, when the psychological burden changes following the change of the work load with respect to the external change, it is estimated that the driving state is normal. On the other hand, when the psychological burden does not change corresponding to the change in the work load, it is estimated that the driving state is not normal. That is, by comparing the change in workload and the change in psychological burden, it is possible to determine whether an appropriate response has been made and to determine whether the driving state is a normal state or an abnormal state. .
(3)運転状態推定部16は、作業負荷OPの変化パターンが増加傾向にあり、且つ心理負担DPの変化パターンが変化無しであるとき、運転者の運転状態が漫然状態であると推定する。そして、運転状態推定部16は、漫然状態であると推定した直後に、心理負担DPの変化パターンが増加傾向を示したとき、運転者の運転状態が漫然解消状態であると推定する。
このように、増加する作業負荷に対応して、運転者が心理状態を変えていない場合を検出することで、漫然とした状態であることが判断できる。また、漫然状態からの心理負担の変化率から、漫然が解消したかどうかを判断することができる。
(3) The driving
In this way, it is possible to determine that the driver is in a loose state by detecting the case where the driver does not change the psychological state in response to the increasing workload. Moreover, it can be judged from the rate of change of the psychological burden from the ill-defined state whether the ill-dissolved has been resolved.
(4)運転状態推定部16は、作業負荷OPの変化パターンが減少傾向又は変化無しであり、且つ心理負担DPの変化パターンが増加傾向にあるとき、運転者の運転状態が過覚醒状態であると推定する。そして、運転状態推定部16は、過覚醒状態であると推定した直後に、心理負担DPの変化パターンが減少傾向を示したとき、運転者の運転状態が抑制状態であると推定する。
このように、変化の少ない作業負荷に対して、運転者が心理状態を変えている場合を検出することで、運転に関係しない心理負担が増加している状態、即ち過覚醒状態であることが判断できる。また、過覚醒状態からの心理負担の変化率から、過覚醒が抑制されたかどうかを判断することができる。
(4) When the change pattern of the work load OP is decreasing or no change and the change pattern of the psychological burden DP is increasing, the driving
In this way, by detecting the case where the driver is changing the psychological state with respect to the workload with little change, it may be a state where the psychological burden not related to driving increases, that is, an over-wake state. I can judge. Moreover, it can be judged from the change rate of the psychological burden from the over-arousal state whether the over-arousal is suppressed.
(5)運転状態推定部16は、作業負荷OPの変化パターンが増加傾向又は変化無しであり、且つ心理負担DPの変化パターンが減少傾向にあるとき、運転者の運転状態が覚醒低下状態であると推定する。そして、運転状態推定部16は、覚醒低下状態であると推定した直後に、心理負担DPの変化パターンが増加傾向を示したとき、運転者の運転状態が覚醒努力状態であると推定する。
このように、作業負荷に対して運転者の心理活動が低下している場合を検出することで、覚醒度が低下しているかどうかが判断できる。また、覚醒低下状態からの心理負担の変化率から、覚醒か低下するのを我慢しようとする覚醒努力をしているかどうかも判断することができる。
(5) When the change pattern of the work load OP is increasing or not changing, and the change pattern of the psychological burden DP is decreasing, the driving
In this way, it is possible to determine whether or not the arousal level is reduced by detecting the case where the driver's psychological activity is reduced with respect to the workload. It can also be determined from the rate of change in psychological burden from the state of reduced arousal whether or not an awakening effort is made to endure awakening or a decline.
(6)ドライバ生理状態推定部14は、複数の車両信号(運転操作情報、走行状態情報)をそれぞれの重み係数に応じて加算することで、作業負荷OPを算出する。
このように、ステアリング操作やアクセルペダル操作、ブレーキペダル操作などの運転操作情報や、車速や前後加速度、横加速度などの走行状態情報に重みを付けて作業負荷OPを算出する。そのため、運転に関わる作用負荷OPを適切に算出することができる。
(6) The driver physiological
Thus, the workload OP is calculated by weighting the driving operation information such as the steering operation, the accelerator pedal operation, the brake pedal operation, and the traveling state information such as the vehicle speed, the longitudinal acceleration, and the lateral acceleration. Therefore, the operational load OP related to driving can be calculated appropriately.
(7)運転負荷推定部15は、複数の生体情報をそれぞれの重み係数に応じて加算することで、心理負担DPを算出する。
このように、運転者の生体情報に重みを付けて統合するので、適切に運転者の心理負担DPを算出することができる。
(8)運転者の作業負荷OPを推定すると共に運転者の心理負担DPを推定し、推定した作業負荷OPの変化パターンと、推定した心理負担DPの変化パターンとに基づいて、運転者の運転状態を推定する。
このように、運転に関わる作業負荷とその負荷を受ける運転者の心理負担とを推定して比較するので、一要因による変化だけでなく、その組み合わせパターンによって複数の運転状態を推定することができる。
(7) The driving
Thus, since the driver's biometric information is weighted and integrated, the driver's psychological burden DP can be calculated appropriately.
(8) Estimating the driver's workload OP and estimating the driver's psychological burden DP, and driving the driver based on the estimated change pattern of the workload OP and the estimated change pattern of the psychological burden DP. Estimate the state.
In this way, since the workload related to driving and the psychological burden of the driver receiving the load are estimated and compared, a plurality of driving states can be estimated not only by changes due to one factor but also by the combination pattern. .
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態は、上述した第1の実施形態において、通常状態と非通常状態との判別に際し、作業負荷OPと心理負担DPとの正規化を行い、両者を比較するようにしたものである。
図5は、運転状態推定部16で実行する運転状態推定処理手順を示すフローチャートである。この運転状態推定処理は、図3におけるステップS2及びS3の処理を、ステップS21〜S23の処理に置換したことを除いては、図3と同様の処理を行う。したがって、ここでは処理の異なる部分を中心に説明する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described.
In the second embodiment, in the first embodiment described above, when the normal state and the non-normal state are discriminated, the workload OP and the psychological burden DP are normalized, and the two are compared. It is.
FIG. 5 is a flowchart showing a driving state estimation processing procedure executed by the driving
ステップS21では、運転状態推定部16は、前記ステップS1で読み込んだ作業負荷OP及び心理負担DPに対して正規化処理を行う。作業負荷OPの正規化した値は(OP−μ1)/σ1で求まり、心理負担DPの正規化した値は(DP−μ2)/σ2で求まる。ここで、(μ1,μ2)は作業負荷OPの平均値と心理負担DPの平均値であり、(σ1,σ2)は作業負荷OPの標準偏差と心理負担DPの標準偏差である。
これら平均値(μ1,μ2)及び標準偏差(σ1,σ2)は、運転開始直後や、高速道路などの単独直線路の走行時など、作業負荷OP及び心理負担DPが安定しているときの一定時間内の作業負荷OP及び心理負担DPに基づいて算出しておく。
In step S21, the driving
These average values (μ 1 , μ 2 ) and standard deviations (σ 1 , σ 2 ) are stable when the work load OP and the psychological burden DP are stable immediately after the start of driving or when traveling on a single straight road such as an expressway. It is calculated on the basis of the work load OP and the psychological burden DP within a certain period of time.
次にステップS22では、運転状態推定部16は、前記ステップS21で正規化した作業負荷OP及び心理負担DPに対して、それぞれ一定時刻ごとの平均値OP(t)、DP(t)を求める。そして、作業負荷OPと心理負担DPとの乖離値|OP(t)−DP(t)|を演算し、ステップS23に移行する。
ステップS23では、運転状態推定部16は、前記ステップS22で演算した乖離値|OP(t)−DP(t)|が予め設定した閾値TH以下であるか否かを判定する。そして、|OP(t)−DP(t)|≦THである場合には前記ステップS4に移行し、|OP(t)−DP(t)|>THである場合には前記ステップS5に移行する。
Next, in step S22, the driving
In step S23, the driving
すなわち、乖離値|OP(t)−DP(t)|が閾値TH以下である場合は、運転者の運転状態が通常状態であると推定し、乖離値|OP(t)−DP(t)|が閾値THよりも大きい場合には、運転者の運転状態が非通常状態であると推定する。
このように、本実施形態では、通常状態と非通常状態との判別に際し、作業負荷OPと心理負担DPとの正規化を行い、両者を比較する。つまり、作業負荷OP若しくは心理負担DPの生データが図6(a)に示すように推移する場合、先ず、安定域αでのデータをもとに平均値μと標準偏差σとを求めておく。そして、求めた平均値μと標準偏差σとを用いてデータの正規化を行う。その結果、図6(b)に示すように、安定域αの平均値μで0リセットしたデータが得られる。
That is, when the deviation value | OP (t) −DP (t) | is equal to or less than the threshold value TH, it is estimated that the driving state of the driver is the normal state, and the deviation value | OP (t) −DP (t) When | is larger than the threshold value TH, it is estimated that the driving state of the driver is an abnormal state.
Thus, in this embodiment, when distinguishing between the normal state and the non-normal state, the work load OP and the psychological burden DP are normalized, and the two are compared. That is, when the raw data of the work load OP or the psychological burden DP changes as shown in FIG. 6A, first, the average value μ and the standard deviation σ are obtained based on the data in the stable region α. . Then, data normalization is performed using the obtained average value μ and standard deviation σ. As a result, as shown in FIG. 6B, data obtained by resetting to 0 with the average value μ of the stable region α is obtained.
したがって、図7に示すように、作業負荷OPと心理負担DPとを、それぞれの基準を揃えて比較できるようになる。そして、作業負荷OPと心理負担DPとの乖離値|OP(t)−DP(t)|が閾値TH以下(乖離:小)である場合には、両者が同期しており、運転者の運転状態が通常状態であると推定することができる。一方、作業負荷OPと心理負担DPとの乖離値|OP(t)−DP(t)|が閾値THより大きい(乖離:大)である場合には、両者が同期しておらず、運転者の運転状態が非通常状態であると推定することができる。 Therefore, as shown in FIG. 7, it becomes possible to compare the work load OP and the psychological burden DP by aligning the respective standards. When the deviation value | OP (t) −DP (t) | between the work load OP and the psychological burden DP is equal to or less than the threshold value TH (deviation: small), the two are synchronized, and the driver's driving It can be estimated that the state is a normal state. On the other hand, when the deviation value | OP (t) −DP (t) | between the work load OP and the psychological burden DP is larger than the threshold value TH (deviation: large), the two are not synchronized, and the driver It can be estimated that the driving state is an abnormal state.
(効果)
第2の実施形態では、以下の効果が得られる。
(1)運転状態推定部16は、作業負荷OPと心理負担DPとをそれぞれ正規化する。そして、正規化を行った作業負荷OPと心理負担DPとの一定時刻ごと平均値を比較し、これらの乖離値|OP(t)−DP(t)|が閾値TH以下であるか否かに応じて、運転状態が通常状態であるか非通常状態であるかを判定する。
このように、作業負荷OPと心理負担DPの正規化を行い、それぞれの基準を揃えるので、容易且つ適切に作業負荷OPと心理負担DPとの比較を行うことができる。
(effect)
In the second embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The driving
In this way, since the workload OP and the psychological burden DP are normalized and the respective standards are aligned, the workload OP and the psychological burden DP can be easily and appropriately compared.
(変形例)
(1)上記実施形態においては、生理信号として心拍数HRと発汗量SCLとを検出し、これらに基づいて心理負担DPを推定する場合について説明したが、生理信号として運転者の顔の表情や呼吸、体温を検出することもできる。この場合、運転者の顔の表情を検出するためのCCDカメラや、呼吸数、体温を検出するための生体センサを設置する。このとき、CCDカメラで撮像した画像をもとに運転者の表情判定を行い、例えば運転者の心理状態(非安定状態)を定量的に示した表情判定値を算出する。そして、算出した表情判定値や、生体センサで検出した呼吸数、体温を、それぞれの重み係数に加算することで心理負担DPを算出する。
(Modification)
(1) In the above-described embodiment, the case where the heart rate HR and the perspiration amount SCL are detected as physiological signals and the psychological burden DP is estimated based on these is described. Respiration and body temperature can also be detected. In this case, a CCD camera for detecting the facial expression of the driver and a biosensor for detecting respiratory rate and body temperature are installed. At this time, the driver's facial expression is determined based on the image captured by the CCD camera, and for example, a facial expression determination value that quantitatively indicates the psychological state (unstable state) of the driver is calculated. Then, the psychological burden DP is calculated by adding the calculated facial expression determination value, the respiratory rate detected by the biometric sensor, and the body temperature to the respective weighting factors.
1…運転状態推定装置、2…警報装置、3…情報制御装置、4…運転支援装置、11…ステアリング型心電計、12…ステアリング型発汗計、13…シート型心電計、14…ドライバ生理状態推定部、15…運転負荷推定部、16…運転状態推定部、21…CAN/BUS
DESCRIPTION OF
Claims (8)
運転者の生体情報を検出する生体情報検出部と、
前記車両情報検出部で検出した情報に基づいて、運転者の運転操作負荷を定量的に推定する運転操作負荷推定部と、
前記生体情報検出部で検出した情報に基づいて、運転者の心理負担を定量的に推定する心理負担推定部と、
前記運転操作負荷推定部で推定した運転操作負荷の一定時間内における変化パターンである運転操作負荷パターンと、前記心理負担推定部で推定した心理負担の上記一定時間内の変化パターンである心理負担パターンとを比較し、運転者の運転状態を推定する運転状態推定部と、を備えることを特徴とする運転状態推定装置。 A vehicle information detection unit that detects at least one of driving operation information and driving state information of the host vehicle when the driver operates the operator;
A biological information detection unit for detecting the biological information of the driver;
Based on the information detected by the vehicle information detection unit, a driving operation load estimation unit that quantitatively estimates the driving operation load of the driver;
Based on the information detected by the biological information detection unit, a psychological burden estimation unit that quantitatively estimates the psychological burden of the driver,
A driving operation load pattern that is a change pattern of the driving operation load estimated by the driving operation load estimation unit within a predetermined time, and a psychological burden pattern that is a change pattern of the psychological load estimated by the psychological load estimation unit within the predetermined time And a driving state estimation unit that estimates the driving state of the driver.
前記運転操作負荷パターンの傾向と前記心理負担パターンの傾向とが同期しているとき、運転者の運転状態が通常状態であると推定する通常状態推定部と、
前記運転操作負荷パターンの傾向と前記心理負担パターンの傾向とが非同期であるとき、運転者の運転状態が非通常状態であると推定する非通常状態推定部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の運転状態推定装置。 The operating state estimation unit
When the tendency of the driving operation load pattern and the tendency of the psychological burden pattern are synchronized, a normal state estimation unit that estimates that the driving state of the driver is a normal state;
An abnormal state estimation unit that estimates that the driving state of the driver is an abnormal state when the tendency of the driving operation load pattern and the tendency of the psychological burden pattern are asynchronous. Item 2. The driving state estimation device according to Item 1.
前記運転操作負荷パターンが増加傾向にあり、且つ前記心理負担パターンが変化無しであるとき、運転者の運転状態が漫然状態であると推定する漫然状態推定部と、
前記漫然状態推定部で運転者の運転状態が漫然状態であると推定した直後に、前記心理負担パターンが増加傾向を示したとき、運転者の運転状態が漫然解消状態であると推定する漫然解消状態推定部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の運転状態推定装置。 The non-normal state estimation unit includes:
When the driving operation load pattern tends to increase and the psychological burden pattern is not changed, a rough state estimation unit that estimates that the driving state of the driver is a random state;
Immediately after estimating that the driver's driving state is in a sloppy state in the sloppy state estimating unit, when the psychological burden pattern shows an increasing tendency, the driver's driving state is presumed to be in a sloppy state. The driving | running state estimation apparatus of Claim 2 provided with a state estimation part.
前記運転操作負荷パターンが減少傾向又は変化無しであり、且つ前記心理負担パターンが増加傾向にあるとき、運転者の運転状態が過覚醒状態であると推定する過覚醒状態推定部と、
前記過覚醒状態推定部で運転者の運転状態が過覚醒状態であると推定した直後に、前記心理負担パターンが減少傾向を示したとき、運転者の運転状態が抑制状態であると推定する抑制状態推定部と、を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の運転状態推定装置。 The non-normal state estimation unit includes:
When the driving operation load pattern is in a decreasing tendency or no change and the psychological burden pattern is in an increasing tendency, the driver's driving state is estimated to be an over-wake state,
Immediately after estimating that the driver's driving state is an over-awake state in the over-wake state estimation unit, the suppression that estimates that the driver's driving state is in a suppressed state when the psychological burden pattern shows a decreasing tendency The driving | running state estimation apparatus of Claim 2 or 3 provided with a state estimation part.
前記運転操作負荷パターンが増加傾向又は変化無しであり、且つ前記心理負担パターンが減少傾向にあるとき、運転者の運転状態が覚醒低下状態であると推定する覚醒低下状態推定部と、
前記覚醒低下状態推定部で運転者の運転状態が覚醒低下状態であると推定した直後に、前記心理負担パターンが増加傾向を示したとき、運転者の運転状態が覚醒努力状態であると推定する覚醒努力状態推定部と、を備えることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の運転状態推定装置。 The non-normal state estimation unit includes:
When the driving operation load pattern is not increasing or changing, and the psychological burden pattern is decreasing, the driver's driving state is estimated to be a state of reduced arousal;
Immediately after the driver's driving state is estimated to be an arousal lowered state by the arousal lowered state estimation unit, the driver's driving state is estimated to be an awake effort state when the psychological burden pattern shows an increasing tendency. The driving state estimation apparatus according to any one of claims 2 to 4, further comprising: an awakening effort state estimation unit.
前記運転操作負荷推定部は、前記車両情報検出部で検出した複数の情報を、それぞれの重み係数に応じて加算することで、運転者の運転操作負荷を定量的に算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の運転状態推定装置。 The vehicle information detection unit detects a plurality of information among driving operation information by the driver and traveling state information of the own vehicle,
The driving operation load estimation unit quantitatively calculates a driving operation load of the driver by adding a plurality of pieces of information detected by the vehicle information detection unit according to respective weighting factors. The driving | running state estimation apparatus of any one of Claims 1-5.
前記心理負担推定部は、前記生体情報検出部で検出した複数の生体情報を、それぞれの重み係数に応じて加算することで、運転者の心理負担を定量的に算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の運転状態推定装置。 The biological information detection unit detects a plurality of biological information of the driver,
The psychological burden estimation unit quantitatively calculates a driver's psychological burden by adding a plurality of pieces of biological information detected by the biological information detection unit according to respective weighting factors. The driving | running state estimation apparatus of any one of claim | item 1 -6.
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