JP2015032445A - 照明制御システム及び調光制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明装置の調光制御に関する管理を容易にすること。
【解決手段】本発明の照明制御システムは、光源を備えた照明装置と前記照明装置を調光制御するための制御装置とを備え、前記調光制御が無線通信を介して行われる、照明制御システムであって、前記制御装置は、可搬性メモリを読み取るための読取手段を有し、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報に基づいて前記調光制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の照明制御システムは、光源を備えた照明装置と前記照明装置を調光制御するための制御装置とを備え、前記調光制御が無線通信を介して行われる、照明制御システムであって、前記制御装置は、可搬性メモリを読み取るための読取手段を有し、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報に基づいて前記調光制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、照明装置の調光管理を行うための照明制御システムに関する。
オフィスビルや商業施設等の比較的広い空間を擁する施設には、施設屋内各所が一定の明るさの範囲内となるようにするため、通常、複数の照明が備えられている。
同一フロアや一つの部屋に対して複数の照明が備えられている場合、点灯・消灯・明るさの変更(以下、「調光」という)を行うためのスイッチの実装方法として、全ての照明を一つのスイッチで調光する方法や、各照明と一対一に対応する各スイッチを一か所のパネルに纏める方法が考えられる。
これらの方法は、照明の数が比較的少なければ大きな問題は生じない。しかしながら、備えられる照明の数が多くなるほど、前者であれば、不必要な照明まで点灯させてしまうためにエネルギーの無駄が生じ、後者であれば、スイッチの数が膨大となり、調光の手間が増えたり、調光したい照明と対応するスイッチを探し当てるための負荷が多くなったりするなど、使用者の不便が増大してしまう。
そのため、オフィスビルや商業施設など、比較的広い空間を擁する施設に備えられた複数の照明の調光制御の方法としては、例えば、下記特許文献1に記載される照明制御システムのように、複数の照明をいくつかのグループに分け、各グループ単位で調光制御を行うようにして、調光の手間を軽減する方法が一般的である。
また、下記特許文献2に記載される照明制御装置のように、無線ネットワークを用いて機器間の通信を行うようにすることで、間仕切りの変更等に伴って生じるグループや調光設定の変更の際に、物理配線の変更の手間の掛からないようにされたものも知られている。
これらの照明制御システムにおいては、通常、調光を指示するための制御装置としてのスイッチ類が壁などに設置されるが、同時に、壁まで移動しなくとも調光制御可能なように、無線通信を用いて調光制御できるようにした遠隔制御装置が別途用意されることも多い。
そのため、調光制御の利便性をより高くするために、近年では、これらの調光制御用の遠隔制御装置の機能を拡充して、上述したグループ管理や調光設定を変更できるようにすることも試みられている。
しかしながら、このような調光制御用の遠隔制御装置は、実際に調光を行う際の利便性の視点から、概ね、片手で把持しながら親指一本で操作が可能な程度のサイズであり、各種情報をリアルタイムで示すための表示装置は極力小さくされ、操作のためのボタンの数も必要最低限なものとされるのが一般的である。
すなわち、調光制御用の遠隔制御装置は、実際の調光操作を行う際の利便性に重点を置かざるを得ないなため、そのサイズ、各種情報をリアルタイムで表示するための表示手段、操作を入力するためのボタンの配置・数に、必然的な制約が存在する。
そのため、調光制御用の遠隔制御装置を用いて、照明装置のグループ管理等の管理機能を実現させている照明制御システムでは、表示手段の表示エリアの制約から、調光制御を行う単位であるグループと特定の照明装置とを紐づけるための操作を、照明装置毎について一件一件行わなければないことが多く、また、操作性の必ずしも高くない限られた数のボタン類で実際の登録操作を行わなければならないため、管理する照明装置が多数である程、管理の煩雑さや誤操作が生じてしまう恐れが増大する、という課題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、照明装置の調光制御に関する管理を容易にすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の照明制御システムは、
光源を備えた照明装置と前記照明装置を調光制御するための制御装置とを備え、前記調光制御が無線通信を介して行われる、照明制御システムであって、
前記制御装置は、可搬性メモリを読み取るための読取手段を有し、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報に基づいて前記調光制御を行うことを特徴とする。
光源を備えた照明装置と前記照明装置を調光制御するための制御装置とを備え、前記調光制御が無線通信を介して行われる、照明制御システムであって、
前記制御装置は、可搬性メモリを読み取るための読取手段を有し、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報に基づいて前記調光制御を行うことを特徴とする。
本発明の照明制御システムにおいては、従来であれば調光制御用コントローラ内や照明装置に格納されていた調光制御を行うための管理情報について、外部に取り出すことが可能であるため、例えばパーソナルコンピュータなどの汎用的かつ操作性の高い端末を用いて、管理情報を管理・編集することが可能となる。
そのため、本発明の照明制御システムによれば、調光制御用のコントローラ単独で管理情報を管理・編集する場合と比べて、調光制御のための設定を容易に行うことが可能となり、従来と比べてより容易に快適性と節電性とのバランスを取ることができるようになる。
また、パーソナルコンピュータ等を介して、可搬性メモリ上に格納されている管理情報のコピーの作成も容易にとなる。そのため、従来であれば、照明制御システムの製造者が独自に保有する技術的知識・技能がなければ困難であった管理情報の保管・保全が容易となる。
この点は、例えば、調光制御用コントローラを紛失してしまった場合の管理情報の再設定や、複数の調光制御用コントローラで調光制御の運用を行うような場合の管理情報の統一化の作業などにおける、メンテナンス作業の顕著な軽減をもたらす。
また、本発明の照明制御システムにおいては、管理情報として、調光制御を行う単位となるグループの情報を管理するグループ管理情報を含めることで、点灯・消灯・明るさの変更、といった調光制御をグループ単位で行えるようにしても良い。
例えば、各照明装置には予め固有の識別情報(以下「照明識別ID」という)を割り当てておき、その上で、グループ管理情報として、グループを識別する情報(以下「グループ識別ID」という)と、各グループに含まれる照明装置に対応する照明識別IDとを紐づける情報を保持しておいた場合、本発明の調光制御システムの一態様における調光制御の流れとしては以下のようなものが考えられる。
すなわち、調光制御装置の使用者が、調光制御の対象となるグループの選択と当該グループの明るさを指定する入力を行うと、調光制御装置は、可搬性メモリに格納されているグループ管理情報に基づいて、当該グループに含まれる照明識別IDとグループの明るさに関する情報とを含んだ、調光制御信号を無線送信する。
そして、各照明装置は、受信した調光制御用信号に自身に対応する照明識別IDが含まれていた場合に、調光制御用信号に含まれる明るさに関する情報に従って自身の光源の明るさを調光する。
また、管理情報として、上記のグループ管理情報に加えて、特定のグループに対する特定の日時・時間帯における明るさを指定する情報(以下、「自動調光情報」という)を含めるようになすことで、自動調光情報に定めれらたスケジュールに従って自動的に調光制御されるようにすることも可能となる。
例えば、自動調光情報には、自動的に調光制御を行いたいグループごとに、明るさを変更する時刻と変更後の明るさに関する情報とからなるデータを一組として、明るさの変更が必要なタイミングの数だけの組のデータが設定されており、調光制御装置は、自動調光制御情報に予め定められている時刻になると、明るさを変更する対象のグループに含まれる照明識別IDと、明るさに関する情報とを含んだ調光制御信号を無線送信する。
そして、各照明装置は、受信した調光制御用信号に自身に対応する照明識別IDが含まれていた場合に、調光制御用信号に含まれる明るさに関する情報に従って自身の光源の明るさを調光する。
なお、可搬性メモリに格納される管理情報については、テキストファイル形式で格納するようにすることで、汎用パーソナルコンピュータに標準的に備わるテキストエディタ類や汎用的に利用されている表計算ソフトウェア等で容易に編集・管理ができるようになる。
また、管理情報を編集・管理するための専用のソフトウェアを別途用意することで、管理情報の編集・管理をより容易にすることも可能である。
本発明の照明制御システムにおける光源としては、電圧や電流の制御によって、点灯・消灯の切り替えや、明るさを変更できるものであれば、周知のいずれの光源を採用することができる。
特にLEDは、消費電力が低く、かつ、電流の制御のみで簡単に明るさを調整することが可能であるため、好ましい。
また、上記目的を達成するため、本発明の調光制御装置は、
定されていることを特徴とする。
非水電解質二次電池は、単位体積当たり及び単位重量当たりの容量が大きいため、特にペーパー電池のような小型・軽量が求められる駆動電源として非常に都合が良く、本発明の有用性がより高まる。
定されていることを特徴とする。
非水電解質二次電池は、単位体積当たり及び単位重量当たりの容量が大きいため、特にペーパー電池のような小型・軽量が求められる駆動電源として非常に都合が良く、本発明の有用性がより高まる。
以下、本発明を実施するための形態について適宜図を参照して詳細に説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための照明制御システムの一例を示すものであって、本発明をこの実施形態に限定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
本実施形態の照明制御システムは、一つあるいは複数の調光制御装置10と、一つあるいは複数の照明装置20で構成されている。
調光制御装置10は、押ボタンが配置されて、使用者による入力操作を受け付ける操作部11と、可搬性メモリを読み取るための読取部12と、記憶部13と、各照明装置の明るさの変更を指示する調光制御信号を生成する信号生成部14と、調光制御信号を無線信号として送信する送信部15と、操作部11による入力内容等の各種情報を表示するための表示部16と、を備える。
図2に示すように、調光制御装置10の前面には操作部11及び表示部16が配置されている。
読取部12は、SDメモリカードスロットなどで構成され、可搬性メモリとしてのSDメモリカードに格納される管理情報を読み取る。
記憶部13はフラッシュメモリなどで構成され、操作部11から入力された情報や読取部12を介して可搬性メモリから読み込んだ管理情報を記憶する。
信号生成部14はマイクロプロセッサなどで構成され、記憶部13に記憶されている情報に基づき、調光制御信号を生成する。
送信部15は、2.4GHz帯の無線通信を行う無線通信デバイスであり、例えばIEEE802.15.4規格に従った物理層を有する。
図3に示すように、照明装置20は、光源であるLEDを含む点灯回路21と、調光制御信号を受信する受信部22と、商用交流100Vを直流に変換する電源部23と、制御部24と、記憶部25とを備える。
受信部22は、送信部15から送信される調光制御信号を受信するため、送信部15と同様の、2.4GHz帯の無線通信を行う無線通信デバイスである。
電源部23は、ダイオードやコイル等の整流素子などから構成される整流回路や、供給する直流の電圧及び電流を調整する電力調整回路などから構成される。
制御部24は、受信部22からの調光制御信号に基づき、電源部23を制御して、点灯回路21に供給される電力を調整することで、照明装置20の点灯・消灯・明るさの変更を行う。
点灯回路21及び制御部24の組み合わせで実現される、光源の明るさを制御する方法としては、光源であるLEDの明るさを無段階もしくは段階的に変更できる方式であれば、どのような制御方式でも採用可能であり、例えばパルス幅変調(PWM)方式であれば、比較的電力のロスが少なく低コストで実施可能である。
照明装置20には、それぞれの装置に固有の識別情報(以下「照明識別ID」という)、例えば10桁の数値、が設定されており、照明識別IDは各照明装置の記憶部25に保持されている。
[管理情報:グループ管理情報]
本実施例においては、可搬性メモリに格納される管理情報には、各照明の調光制御の単位となるグループを管理するための「グループ管理情報」が含まれる。グループ管理情報は、各照明装置と一対一に対応する照明識別IDと、グループを識別するための識別情報(以下、「グループ識別ID」という)とを紐づける情報であり、各グループにどの照明装置が含まれるかが定められたものである。
本実施例においては、可搬性メモリに格納される管理情報には、各照明の調光制御の単位となるグループを管理するための「グループ管理情報」が含まれる。グループ管理情報は、各照明装置と一対一に対応する照明識別IDと、グループを識別するための識別情報(以下、「グループ識別ID」という)とを紐づける情報であり、各グループにどの照明装置が含まれるかが定められたものである。
グループ管理情報のデータ構成としては、図4に示したようなものが例示できる。
すなわち、
・可搬性メモリには、CSVテキストファイルが、必要とする調光制御単位の数だけ格納されており、
・各ファイルのファイル名は、グループ識別ID(例えば「001」)とされ、
・各ファイルには、当該グループに含まれる照明装置の照明識別IDが、CSV形式で記録されている。
なお、図4においては、1レコードに1フィールドとする態様、すなわち、一つの行に一つの照明識別IDが記録されたファイルを、表計算ソフトウェアを利用して編集する場面を例示した。そのため、レコードの区切りである改行コードは表示されていない。
(以下、照明識別IDがCSV形式で記録されたテキストファイルを「グループ管理ファイル」ともいう)
すなわち、
・可搬性メモリには、CSVテキストファイルが、必要とする調光制御単位の数だけ格納されており、
・各ファイルのファイル名は、グループ識別ID(例えば「001」)とされ、
・各ファイルには、当該グループに含まれる照明装置の照明識別IDが、CSV形式で記録されている。
なお、図4においては、1レコードに1フィールドとする態様、すなわち、一つの行に一つの照明識別IDが記録されたファイルを、表計算ソフトウェアを利用して編集する場面を例示した。そのため、レコードの区切りである改行コードは表示されていない。
(以下、照明識別IDがCSV形式で記録されたテキストファイルを「グループ管理ファイル」ともいう)
本実施例の照明制御システムによる調光制御の手順は、以下のようになる。
まず、予めグループ管理ファイルを作成して、SDメモリカードに格納しておく。グループ管理ファイル作成の際には、事前に、各照明装置20の照明識別IDと共に、それぞれの照明装置20の実際の配置場所が簡易的に示された、調光制御を行うフロアの見取り図などを参照しながら、当該フロアの間仕切りや各区域の用途などに合わせて、照明装置20のグループ分けを行っておき、グループ分けの結果に基づいてグループ管理ファイルをパーソナルコンピュータ等を用いて作成する。
使用者は、読取部12にSDメモリカードが挿入された調光制御装置10を用いて、調光制御を行うグループの選択と、変更後の明るさを指定する。
具体的には、表示部16の表示内容を参照しながら、調光制御を行うグループのグループ識別IDを操作部11の数字ボタンの押圧操作により入力することで、グループの選択を行う。
すると、現在の明るさが表示部16に(例えば0〜9の10段階表示で、「8」のように)表示される。続けて、UP・DOWNボタンを押圧すると、変更後の明るさとして表示部16に表示される値が増減する。そして望みの明るさの値となった時点で確定ボタンを押すことで、送信部15から調光制御信号が無線送信される処理が実行される。なお、変更後の明るさとして「消灯」させたい場合は、設定可能な範囲の最低値(例えば、0〜9の10段階表示であれば「0」)とすれば良い。
確定ボタンが押されてから、送信部15によって調光制御信号が無線送信されるまでの処理の流れは、例えば以下のように進む。
確定ボタンが押されると、操作部11によって入力されたグループ識別IDと、明るさの値が記憶部13に保持されると共に、読取部12を介して、挿入されているSDメモリカードから、ファイル名が調光制御対象であるグループのグループ識別IDと一致するグループ管理ファイルが読み出され、読み出されたグループ管理情報が記憶部13に保持される。
次いで、信号生成部14は、記憶部13に保持されているグループ管理情報から、調光制御対象のグループに含まれる全ての照明識別IDと、明るさの値を含んだ調光制御信号を生成し、送信部15に出力することによって調光制御信号が送信部15から無線送信される。
上述のようにして調光制御装置10から送信された調光制御信号を受信した照明装置20は、以下のようにして調光制御を行う。
すなわち、受信部22によって調光制御信号を受信すると、受信した調光制御信号内に記憶部25に保持される自身の照明識別IDが含まれているかどうかを、制御部24が判定する。そして、調光制御信号に自身の照明識別IDが含まれている場合にのみ、制御部24が電源部23を制御して、調光制御信号によって指示された変更後の明るさとなるように、点灯回路21に供給される電力を調整する。
なお、照明装置20は、自身の照明識別IDが含まれている調光制御信号を受信する度に光源の明るさを調整する。すなわち、照明装置20の明るさは、最新の調光制御信号を受信した結果を反映したものとなる。そのため、本実施例においては、同一の照明識別IDが異なるグループ管理ファイルに同時に記録されていも何ら問題はない。
仮に、異なるグループであるグループ1(グループ識別ID:001)とグループ2(グループ識別ID:002)の双方に照明識別IDが記録されている照明装置20aが存在するとした場合、グループ1に対する調光制御操作Aが行われると、照明装置20aの明るさは調光制御操作Aの結果を反映したものとなるが、その後、グループ2に対する調光制御操作Bが行われると、照明装置20aの明るさは、最新である調光制御操作Bの結果を反映した明るさとなる。
上述した、照明装置20の明るさが最新の調光制御信号を受信した結果を反映したものとなる点は、複数の調光制御装置10を用いて同一のフロアないしエリアに設置された照明装置20を調光制御する際にも有効である。
すなわち、どの調光制御装置10によって送信された調光制御信号であっても、受信した各照明装置20は、自身の照明識別IDがその調光制御信号に含まれているかどうかだけに基づいて、自身の光源の明るさを変更するかどうかを決定できるため、各調光制御装置10に挿入されているSDメモリカード上のグループ管理情報が、共通のものであっても、異なるものであっても、それぞれの調光制御装置10を用いて照明装置20のグループ調光を矛盾なく行うことが可能である。
なお、各照明装置20が有する照明識別IDは、桁数による制限等より、異なるフロアや隣り合うエリアに配置されている照明装置20のいずれかと重複してしまうことも考えれられる。すると、異なるフロアや隣り合うエリアの照明装置20に対する調光制御信号を受信して、誤って調光してしまう恐れがある。
そのような場合を想定し、管理情報として、任意の文字列からなるセキュリティコードを更に加えて、照明装置20の記憶部25に同一のセキュリティコードを保持させておき、調光制御装置10の信号生成部14が生成する調光制御信号に、当該セキュリティコードを含めるようにしても良い。
そして、照明装置20は、受信した調光制御信号に含まれる、セキュリティコードと照明識別IDの双方が、記憶部25に保持された情報と一致した場合にのみ、調光制御を行うようにすることで、上述の問題を回避することが可能となる。
[管理情報:自動調光情報]
本実施例においては、可搬性メモリに格納される管理情報には、実施例1で述べたグループ管理情報に加えて、各グループに含まれる照明装置20の時間帯毎の明るさ(消灯を含む)を指定する「自動調光情報」が含まれる。
本実施例においては、可搬性メモリに格納される管理情報には、実施例1で述べたグループ管理情報に加えて、各グループに含まれる照明装置20の時間帯毎の明るさ(消灯を含む)を指定する「自動調光情報」が含まれる。
自動調光情報は、予め指定した任意のスケジュールに従って、自動的に照明装置20の調光を行うためのものであり、特定の時間帯における照明装置の20の明るさをどのようにするかが、グループ毎に定められたものである。
自動調光情報のデータ構成としては、図5に示したようなものが例示できる。
すなわち、
・可搬性メモリには、自動調光情報が記録されたファイルであることを示す特定のファイル名(例えば「AUTO」)を有する、一つのCSVテキストファイルが格納されており、
・当該ファイルには、少なくとも一つ以上の明るさを変更する時刻と、当該時刻以降の各グループの明るさに関する情報が、CSV形式で記録されている。
なお、図4においては、1行目のレコードはヘッダ行として、2フィールド目からグループ識別IDが記録され、2行目以降のレコードには、1フィールド目に明るさを変更する時刻、2フィールド目から、ヘッダ行の各フィールドと対応するグループの明るさに関する情報が記録されたファイルを、表計算ソフトウェアを利用して編集する場面を例示した。そのため、レコードの区切りである改行コードや、フィールド区切りのカンマは表示されていない。
(以下、自動調光情報がCSV形式で記録されたテキストファイルを、「自動調光ファイル」ともいう)
すなわち、
・可搬性メモリには、自動調光情報が記録されたファイルであることを示す特定のファイル名(例えば「AUTO」)を有する、一つのCSVテキストファイルが格納されており、
・当該ファイルには、少なくとも一つ以上の明るさを変更する時刻と、当該時刻以降の各グループの明るさに関する情報が、CSV形式で記録されている。
なお、図4においては、1行目のレコードはヘッダ行として、2フィールド目からグループ識別IDが記録され、2行目以降のレコードには、1フィールド目に明るさを変更する時刻、2フィールド目から、ヘッダ行の各フィールドと対応するグループの明るさに関する情報が記録されたファイルを、表計算ソフトウェアを利用して編集する場面を例示した。そのため、レコードの区切りである改行コードや、フィールド区切りのカンマは表示されていない。
(以下、自動調光情報がCSV形式で記録されたテキストファイルを、「自動調光ファイル」ともいう)
本実施例の照明制御システムによる調光制御の手順は、以下のようになる。
まず、予め実施例1で述べたグループ管理ファイルと共に、自動調光ファイルを作成して、SDメモリカードに格納しておく。自動調光ファイル作成の際には、事前に、各照明装置20の配置や想定される利用シーン等に基づいて、各グループの照明装置20をどのようなタイミングでどの位の明るさにするかを検討しておき、この検討結果に基づいて、自動調光ファイルをパーソナルコンピュータ等を用いて作成する。
調光制御装置10の読取部12に、自動調光ファイルが格納されたSDメモリカードが挿入されていると、調光制御装置10は、実施例1で述べたような使用者による入力操作なしに、自動調光ファイルに記録されたスケジュールに基づき、自動的に調光制御信号を送信する。
読取部12に挿入されたSDメモリカードに自動調光ファイルが格納されていると、自動調光ファイルが読み出されて、自動調光情報が記憶部13に保持される。記憶部13には、自動調光を行う時刻(図4における、各レコードの1フィールド目の時刻に相当する)、自動調光を行う対象となるグループ(同、ヘッダ行に記録される、グループ識別IDに相当する)及び、各時刻における各グループの明るさに関する情報(同、各レコードの2フィールド目以降の値に相当する)が保持されることになる。
自動調光を行う時刻になると、読取部12を介して、挿入されているSDメモリカードから、ファイル名が自動調光の対象であるグループのグループ識別IDと一致するグループ管理ファイルを読み出し、読み出されたグループ管理情報が記憶部13に保持される。
次いで、信号生成部14は、自動調光の対象のグループ毎に、記憶部13に保持されている、グループ管理情報、及び、変更後の明るさに関する情報から、自動調光対象のグループに含まれる全ての照明識別IDと、明るさの値を含んだ調光制御信号を生成し、送信部15に出力することによって調光制御信号が送信部15から無線送信される。
調光制御信号を受信した照明装置20の動作は、実施例1と全く同様である。すなわち、受信部22によって調光制御信号を受信すると、受信した調光制御信号内に記憶部25に保持される自身の照明識別IDが含まれているかどうかを、制御部24が判定する。そして、調光制御信号に自身の照明識別IDが含まれている場合にのみ、制御部24が電源部23を制御して、調光制御信号によって指示された変更後の明るさとなるように、点灯回路21に供給される電力を調整する。
なお、上記実施形態においては、可搬性メモリとしてSDメモリカードを用いた例を示したが、本発明は可搬性メモリの種類に拠らずに実施可能であり、読取部12としては、用いたい可搬性メモリに対応するメモリカードスロットや接続端子を設ければ良い。また、読取部12を複数のメモリカードを読み取り可能なマルチメディアスロットとしても良く、あるいは、読取部12を複数として種類の異なるスロットを設けても良い。
また、上記実施形態においては、光源としてLEDを用いた例を示したが、電圧や電流の制御によって、点灯・消灯の切り替えや明るさを変更できるものであれば、周知のいずれの光源を採用することができる。
また、上記実施形態においては、送信部15及び受信部22について、2.4GHz帯の無線通信を行う無線通信デバイスとする例を示したが、調光制御装置10と照明装置20との間を無線通信可能なものであれば、周知の通信デバイスを採用することができる。
10 調光制御装置
11 操作部
12 読取部
13 記憶部
14 信号生成部
15 送信部
16 表示部
20 照明装置
21 点灯回路
22 受信部
23 電源部
24 制御部
25 記憶部
11 操作部
12 読取部
13 記憶部
14 信号生成部
15 送信部
16 表示部
20 照明装置
21 点灯回路
22 受信部
23 電源部
24 制御部
25 記憶部
Claims (11)
- 光源を備えた照明装置と前記照明装置を調光制御するための制御装置とを備え、前記調光制御が無線通信を介して行われる、照明制御システムであって、
前記制御装置は、可搬性メモリを読み取るための読取手段を有し、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報に基づいて前記調光制御を行うことを特徴とする、照明制御システム。 - 前記照明装置は固有の識別情報を有し、
前記管理情報には、調光制御の単位となる前記照明装置のグループの情報を管理するグループ管理情報が含まれており、
前記制御装置は、前記グループに包含される前記照明装置に対応する前記識別情報と、該グループの明るさに関する情報と、を含んだ調光制御信号を無線送信し、
前記照明装置は、受信した前記調光制御信号に、自身に対応する前記識別情報が含まれていた場合に、前記明るさに関する情報に従って、各光源を調光する、
ことを特徴とする請求項1に記載の照明制御システム。 - 前記制御装置は、特定の前記グループに対する明るさを指定する入力がなされると、前記調光制御信号を送信する、ことを特徴とする請求項2に記載の照明制御システム。
- 前記管理情報には、特定の前記グループに対する特定の時間帯における該グループの明るさを指定する、自動調光情報が更に含まれており、
前記制御装置は、前記自動調光情報に基いて、該グループに関して指定された時刻になると、前記調光制御信号を送信する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の照明制御システム。 - 前記光源にはLEDが含まれることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の照明制御システム。
- 前記管理情報が、テキストファイル形式で格納されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の照明制御システム。
- 前記無線通信が、2.4GHz帯の周波数を用いて行われることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明制御システム。
- 各照明装置の明るさを指示する調光制御信号を生成する信号生成手段と、
前記調光制御信号を無線通信により送信する送信手段と、
可搬性メモリを読み取るための読取手段と、を備え、
前記信号生成手段は、前記可搬性メモリに格納可能な管理情報を用いて、前記調光制御信号を生成することを特徴とする調光制御装置。 - 調光制御の単位となるグループの明るさの情報を記憶する記憶部を更に備え、
前記管理情報には、前記グループの情報を管理するグループ情報が含まれており、
前記信号生成手段が、前記明るさの情報と前記管理情報とを用いて前記調光制御信号を生成することを特徴とする、請求項8に記載の調光制御装置。 - 前記グループの明るさの情報を入力するための操作部を更に備えており、
前記操作部を介して特定の前記グループの明るさの情報が入力されると、前記信号生成手段が前記調光制御信号を生成することを特徴とする、請求項9に記載の調光制御装置。 - 前記管理情報には、特定の前記グループに対する特定の時間帯における該グループの明るさを指定する、自動調光情報が更に含まれており、
前記信号生成手段が、前記自動調光情報に定められたスケジュールに基いて自動的に前記調光制御信号を生成することを特徴とする、請求項9又は10に記載の調光制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013161091A JP2015032445A (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 照明制御システム及び調光制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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