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JP2015032276A - 指示入力装置、指示入力検出方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

指示入力装置、指示入力検出方法、プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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JP2015032276A JP2013163651A JP2013163651A JP2015032276A JP 2015032276 A JP2015032276 A JP 2015032276A JP 2013163651 A JP2013163651 A JP 2013163651A JP 2013163651 A JP2013163651 A JP 2013163651A JP 2015032276 A JP2015032276 A JP 2015032276A
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スアン クォック ダン
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Abstract

【課題】タッチパネルに対する押圧力に基づいて複数種類の指示入力を受け付ける指示入力装置において、ユーザの指示入力をより適切に判断する。【解決手段】タッチパネルに対するユーザの指の接触範囲を検出する接触範囲検出部31と、上記接触範囲の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する判定部35とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネルに対する押圧力の強度レベルに応じた複数種類の指示入力を受け付ける指示入力装置および指示入力検出方法に関するものである。
従来、各種FA(factory automation)機器に備えられる指示入力装置や、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、メディアプレーヤ等の各種電子機器などに備えられる指示入力装置として、タッチパネルが多用されている。
例えば、特許文献1には、タッチパネルに対する指の接触面積に応じて異なる駆動信号を出力するタッチパネルが開示されている。
特開2012−48279号公報(2012年3月8日公開)
しかしながら、上記特許文献1の技術では、ユーザの指の太さ等の条件によっては、ユーザが意図した操作内容と異なる駆動信号が出力されてしまう場合がある。
すなわち、接触面積が閾値以上の場合に強押操作であると判定し、接触面積が閾値未満の場合に弱押操作であると判定するように設定されている場合、成人男性等の指の太いユーザが弱押操作を意図して行った操作が強押操作として誤判定されてしまったり、逆に、子供などの指の細いユーザが強押操作を意図して行った操作が弱押操作として誤判定されたりする場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、タッチパネルに対する押圧力の強度レベルに応じた複数種類の指示入力を受け付ける指示入力装置において、ユーザの指示入力をより適切に判断することにある。
本発明の一態様にかかる指示入力装置は、タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触範囲および接触強度のうちの少なくとも一方を検出する接触検出部と、上記接触範囲または上記接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する指示判定部とを備えていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接触範囲あるいは接触強度の検出値そのものと閾値との比較結果に基づいてユーザからの指示入力内容を判定する場合に比べて、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
本発明の一実施形態にかかる指示入力装置を備えた装置の概略構成を示す説明図である。 図1に示した指示入力装置に備えられる操作検出部の構成を示す説明図である。 図1に示した指示入力装置に備えられるタッチパネルの構成を示す説明図である。 (a)〜(c)は、図3に示したタッチパネルに備えられる接触検知用の電極部材の構成を示す説明図である。 図1に示した指示入力装置におけるタッチパネルに対する接触位置の算出方法を示す説明図である。 図1に示した指示入力装置におけるタッチパネルに対する接触範囲の算出方法を示す説明図である。 タッチパネルに対する操作強度レベルと接触範囲との関係を示す説明図である。 図1に示した指示入力装置におけるタッチパネルに対する操作強度レベルの検出処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態にかかる指示入力装置に備えられる操作検出部の構成を示す説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる指示入力装置におけるタッチパネルに対する操作強度レベルの検出処理の流れを示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について説明する。
(1−1.全体構成)
図1は、本実施形態にかかる指示入力装置4を備えてなるFA(Factory Automation)装置1の概略構成を示す説明図である。この図に示すように、FA装置1は、装置機能制御部2、装置機能部3、および指示入力装置4を備えており、指示入力装置4を介して入力されるユーザからの指示入力に応じて装置機能制御部2が装置機能部3の動作を制御するようになっている。
装置機能制御部2は、ユーザが操作入力を行うための操作画面の画面データを指示入力装置4に伝達して指示入力装置4の表示パネル6に表示させるとともに、指示入力装置4からタッチパネル8に対するユーザの指示入力に応じた信号を受け取り、受け取った信号に応じて装置機能部3の動作を制御する。装置機能部3は、FA装置1が有する各種装置機能(各種製品の製造工程の処理など)を実行する。
なお、本実施形態では、指示入力装置4がFA装置1に備えられている構成について説明するが、指示入力装置4が搭載される装置の構成はこれに限るものではなく、指示入力装置4を介してユーザから入力される指示に応じた動作を行う装置であればよい。例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、パソコン、メディアプレーヤ等の各種電子機器であってもよく、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機、電話機、テレビ、ビデオ等の家電機器やそれらの遠隔操作装置であってもよく、ATM(automated teller machine)、自動販売機、券売機、あるいは複合機などであってもよい。
指示入力装置4は、図1に示したように、表示制御部5、表示パネル(表示装置)6、操作検出部7、およびタッチパネル8を備えている。
表示制御部5は、表示パネル6の動作を制御し、装置機能制御部2からの指示に応じた操作画面を表示パネル6に表示させる。
表示パネル6は、表示制御部5の指示に応じた操作画面を表示する。なお、表示パネル6の構成は、タッチパネル8に対応する操作画面を表示可能な構成であれば特に限定されるものではなく、例えば、液晶表示パネル、有機EL表示パネル、プラズマディスプレイパネルなどを用いることができる。
操作検出部7は、タッチパネル8に対するユーザの操作入力に応じた信号を生成し、装置機能制御部2に出力する。
タッチパネル8は、ユーザからの操作入力を受け付けるためのものであり、表示パネル6の表示画面上に取り付けられている。
本実施形態では、タッチパネル8として、静電容量方式の一種である投影型かつ相互容量型のタッチパネルを用いている。ただし、タッチパネル8の構成は、少なくとも当該タッチパネル8に対するユーザの指(あるいはペン等の指示入力用部材)の接触範囲を検出することのできる構成であればよい。例えば、静電容量方式のうち、投影型かつ自己容量型のタッチパネルを用いてもよく、表面型のタッチパネルを用いてもよい。また、静電容量方式に限らず、抵抗膜方式、電磁方式などのタッチパネルを用いてもよい。
(1−2.操作検出部の構成)
図2は操作検出部7の構成を示す説明図であり、図3はタッチパネル8の構成を示す説明図である。
図3に示すように、タッチパネル8は、ユーザ側から見て表示パネル6の表示画面に重畳する位置に取り付けられており、表示パネル6側から順に第1基板41、第1電極層42、第2基板43、第2電極層44、およびフロントカバー45が積層された構成を有している。
第1基板41は、透明な材質からなる基板であり、表示パネル6の表示表面上に貼り付けられる。第1基板41の材質は、透明な材質であれば特に限定されるものではなく、例えばガラスなどを用いることができる。
第1電極層42には、第1基板41の表面側(表示パネル6とは反対側)に設けられており、図4の(a)に示すように、第1基板41の基板面に平行な第1方向(X方向)に延伸する第1電極線42aが多数設けられている。各第1電極線42aは操作検出部7に備えられる第1スキャン部11に接続されている。
また、各第1電極線42aは、第1方向に延伸する配線部42bと、配線部42bの延伸方向に沿って配置され、配線部42bと電気的に接続された略菱形形状からなる多数の電極部42cとを備えている。配線部42b同士の間隔は特に限定されるものではないが、例えば5mm〜10mm程度に設定される。
なお、配線部42bと電極部42cとは同一の製造工程によって一体的に形成されるものであってもよい。また、第1電極線42aの材質は、導電性を有する透明な材質であれば特に限定されるものではないが、例えばITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)などを用いることができる。
第2基板43は、第1基板41と同様、透明な材質からなる基板であり、第1電極層42を介して第1基板41と対向するように配置されている。
第2電極層44は、第2基板43の表面側(第1電極層12とは反対側)に形成されており、図4の(b)に示すように、上記第1方向(X方向)と交差する第2方向(Y方向)に延伸する第2電極線44aが多数設けられている。各第2電極線44aは操作検出部7に備えられる第2スキャン部12に接続されている。
また、各第2電極線44aは、第2方向に延伸する配線部44bと、配線部44bの延伸方向に沿って配置され、配線部44bと電気的に接続された略菱形形状からなる多数の電極部44cとを備えている。配線部42b同士の間隔は特に限定されるものではないが、例えば5mm〜10mm程度に設定される。
また、第2電極層44の各電極部44cは、第1基板41および第2基板43の基板面法線方向から見たときに、図4の(c)に示すように、電極部44cと電極部42cとが第1方向および第2方向について交互に配置されるように形成されている。
なお、配線部44bと電極部44cとは同一の製造工程によって一体的に形成されるものであってもよい。また、第2電極線44aの材質は、導電性を有する透明な材質であれば特に限定されるものではないが、例えばITOなどを用いることができる。
フロントカバー45は、第2電極層44を介して第2基板43と対向するように配置されており、タッチパネル8の最外層に配置されている。ユーザがタッチパネル8に対する操作を行うときには、このフロントカバー45に指または指示具を接触させることにより操作が行われる。フロントカバー45の材質は、適切な強度を有する透明な材質であれば特に限定されるものではないが、例えばガラスを用いることができる。
操作検出部7は、図2に示したように、第1スキャン部11、第2スキャン部12、解析処理部13、記憶部14、第1バッファ15、および第2バッファ16を備えている。また、解析処理部13は操作位置検出部(接触検出部)21と操作強度レベル検出部22とを備えている。また、操作強度レベル検出部22は、接触範囲検出部(接触検出部)31、スキャン回数計数部32、基準値算出部33、変化率算出部(変化度合算出部)34、判定部(指示判定部)35、および記憶制御部36を備えている。
第1スキャン部11は、各第1電極線42aに対して所定の駆動パルス電圧を印加するとともに、各第1電極線42aの電圧値を検出する処理を1ラインずつ(第1電極線42a毎に)順次行いし、検出結果を解析処理部13に伝達する。
第2スキャン部12は、各第2電極線44aに対して所定の駆動パルス電圧を印加するとともに、各第2電極線44aの電圧値を検出する処理を1ラインずつ(第2電極線44a毎に)順次行い、検出結果を解析処理部13に伝達する。
解析処理部13は、第1スキャン部11および第2スキャン部12による各第1電極線42aおよび各第2電極線44aの電圧値に基づいてタッチパネル8に対するユーザの接触位置、およびタッチパネル8に対するユーザの操作強度レベル(押圧力レベル)を検出し、検出結果に応じた信号を生成して装置機能制御部2に伝達する。なお、本実施形態では、解析処理部13がタッチパネル8に対するユーザの接触範囲の変化率(時間の経過に応じた変化度合)に基づいて操作強度レベルを検出するようになっている。解析処理部13の詳細については後述する。
記憶部14は、解析処理部13の処理において用いられる各種パラメータを記憶する。
第1バッファ15は、解析処理部13の処理で算出される、第1方向(X方向)についてのユーザの接触範囲の算出結果を所定のスキャン回数分記憶する。なお、全ての第2電極線44aについて電圧値を1回ずつ検出する処理を第1方向(X方向)についての1回のスキャン処理とする。
第2バッファ16は、解析処理部13の処理で算出される、第2方向(Y方向)についてのユーザの接触範囲の算出結果を所定のスキャン回数分記憶する。なお、全ての第1電極線42aについて電圧値を1回ずつ検出する処理を第2方向(Y方向)についての1回のスキャン処理とする。
(1−3.タッチパネルに対する操作の検出)
解析処理部13は、図2に示したように、タッチパネル8に対するユーザの操作位置(接触位置)を検出する操作位置検出部21と、タッチパネル8に対するユーザの操作強度レベルを検出する操作強度レベル検出部22とを備えている。
(1−3−1.操作位置の検出)
操作位置検出部21は、第1スキャン部11による各第1電極線42aの電圧値の検出結果、および第2スキャン部12による各第2電極線44aの電圧値の検出結果に基づいて、タッチパネル8に対するユーザの接触位置を検出する。
なお、各第1電極線42aおよび各第2電極線44aには、所定の駆動パルス電圧が印加され、ユーザがタッチパネル8に触れると、ユーザが触れた位置に配置されている電極部42cと電極部44cとの間の容量値が変化し、これら各電極部42c,44cが接続されている第1電極線42aおよび第2電極線44aの電圧値が変化する。この特性を利用し、操作位置検出部21は、第1電極線42aおよび第2電極線44aの電圧値の変化に基づいてユーザの指(あるいは指示具)のタッチパネル8に対する接触位置を検出する。
操作位置検出部21は、各第1電極線42aのうち、検出された電圧値が最大である第1電極線42aと、その両隣りに隣接する第1電極線42aについて検出された電圧値とに基づいて補間演算を行うことにより、タッチパネル8に対するユーザの接触位置の第2方向(Y方向)についての座標を検出する。
例えば、図5に示すように、(n−1)番目、(n)番目、(n+1)番目の第1電極線42aについて検出された電圧値がそれぞれA(n−1)、A(n)、A(n+1)であり、A(n)が全ての第1電極線42aの電圧値のうちの最大値である場合、第1電極線42a同士の電極ピッチをPTy、(n)番目の第1電極線42aの第2方向(Y方向)についての位置(座標値)をPy(n)とすると、ユーザのタッチパネル8に対する接触位置の第2方向(Y方向)についての位置Ypは下記式(1)に示す補間演算によって算出される。
「Yp=Py(n)+PTy/2×(A(n+1)−A(n−1))/A(n) ・・・(1)」
また、操作位置検出部21は、各第2電極線44aのうち、検出された電圧値が最大である第2電極線44aと、その両隣りに隣接する第2電極線44aについて検出された電圧値とに基づいて補間演算を行うことにより、タッチパネル8に対するユーザの接触位置の第1方向(X方向)についての座標を検出する。
例えば、(m−1)番目、(m)番目、(m+1)番目の第2電極線44aについて検出された電圧値がそれぞれB(m−1)、B(m)、B(m+1)であり、B(m)が全ての第2電極線44aの電圧値のうちの最大値である場合、第2電極線44a同士の電極ピッチをPTx、(m)番目の第2電極線44aの第1方向(X方向)についての位置をPx(m)とすると、ユーザのタッチパネル8に対する接触位置の第1方向(X方向)についての位置Xpは下記式(2)に示す補間演算によって算出される。
「Xp=Px(m)+PTx/2×(B(n+1)−B(n−1))/B(n) ・・・(2)」
(1−3−2.操作強度レベルの検出)
操作強度レベル検出部22は、図2に示したように、接触範囲検出部31、スキャン回数計数部32、基準値算出部33、変化率算出部34、判定部35、および記憶制御部36を備えており、ユーザのタッチパネル8に対する接触範囲の変化率に基づいてユーザのタッチパネル8に対する操作の強度レベルを検出する。
なお、本実施形態では、ユーザのタッチパネル8に対する操作の操作強度レベル(押し圧力レベル)が弱押または強押のいずれであるかを検出する場合について主に説明するが、操作強度レベル検出部22によって検出される操作強度レベルは強押および弱押の2段階に限るものではなく、3段階以上の強度レベルのいずれに属するかを検出するようにしてもよい。
接触範囲検出部31は、第1スキャン部11による各第1電極線42aの電圧値の検出結果、および第2スキャン部12による各第2電極線44aの電圧値の検出結果に基づいて、タッチパネル8に対するユーザの接触範囲を検出する。
本実施形態では、接触範囲検出部31は、図6に示すように、互いに隣接する複数の第1電極線42aにおいて所定値以上の電圧値が検出された場合に、それら各第1電極線42aに対応する領域を第2方向(Y方向)についての接触範囲(接触幅)Wyとして検出する。
同様に、接触範囲検出部31は、互いに隣接する複数の第2電極線44aにおいて所定値以上の電圧値が検出された場合に、それら各第2電極線44aに対応する領域を第1方向(X方向)についての接触範囲(接触幅)Wxとして検出する。なお、このようにして検出したX方向およびY方向についての接触幅Wx,Wyに基づいて接触面積を算出するようにしてもよい。また、上記所定値は、ユーザの指または指示具の接触を検出できるように適宜設定すればよく、例えば、予め実験を行うなどして設定しておけばよい。
なお、図7に示すように、タッチパネル8に対するユーザの指の接触範囲(接触幅あるいは接触面積)は、タッチパネル8に対する押圧力に応じて変化する。ただし、接触範囲の大きさには個人差があるので、接触範囲の値そのもの(ある瞬間における接触範囲の検出値)に基づいて操作強度レベルを判定すると誤判定が生じてしまう場合がある。例えば、(i)指の細い人(幼児や女性など)が強押を意図して操作したときの接触範囲が、指の太い人(例えば成人男性など)が弱押を意図して操作したときの接触範囲よりも狭くなる場合、あるいは(ii)接触範囲が指の太い人(例えば成人男性など)が弱押を意図して操作したときの接触範囲が、指の細い人(幼児や女性など)が強押を意図して操作したときの接触範囲よりも広くなる場合などに、誤判定が生じてしまう場合がある。
そこで、本実施形態では、タッチパネル8に対するユーザの指の接触範囲の検出値そのものを用いて操作強度レベルを判定するのではなく、接触範囲の変化率(変化度合)に基づいて操作強度レベルを判定する。操作強度レベルの判定処理の詳細については後述する。
スキャン回数計数部32は、各第1電極線42aおよび各第2電極線44aの電圧値の検出処理(スキャン処理)の実行回数を計数する。
基準値算出部33は、接触範囲検出部31によって検出された接触範囲の変化率を算出する際の比較対象となる比較基準値を算出する。本実施形態では、上記の比較基準値として、直前に行われた所定回数(例えば3〜10回程度)分のスキャン処理(過去の所定期間内に行ったスキャン処理)における接触範囲の平均値(移動平均値)を算出する。
ただし、比較基準値の算出方法はこれに限るものではなく、例えば、前回または所定回数前(所定時間前)のスキャン処理によって検出された接触範囲を比較基準値としてもよく、直前に行った所定回数分のスキャン処理(過去の所定期間内に行ったスキャン処理)における接触範囲の最小値、最大値、最頻値、中央値、重み付け平均値などを比較基準値として用いてもよい。
変化率算出部34は、基準値算出部33によって算出された比較基準値に対する、新たに行ったスキャン処理に基づいて算出された接触範囲の比率である変化率を算出する。
判定部35は、変化率算出部34によって算出された変化率と、予め設定されて記憶部14に記憶されている閾値とを比較することにより、タッチパネル8に対するユーザの操作強度レベルを判定する。なお、記憶部14に記憶させておく閾値の数は、検出対象の強度レベルの数に応じて設定される。例えば、弱押と強押の2段階の強度レベルを検出する場合には閾値は1つだけでよく、3段階の強度レベルを検出する場合には2つの閾値が設定される。
記憶制御部36は、記憶部14、第1バッファ15、および第2バッファ16に対するデータの書き込みおよび読み出しを制御する。具体的には、記憶制御部36は、直近に行われた所定回数のスキャン処理によって算出された第1方向(X方向)についての接触範囲の値を第1バッファ15に記憶させ、第2方向(Y方向)についての接触範囲の値を第2バッファ16に記憶させる。なお、新たなデータを第1バッファ15および第2バッファ16に記憶させるための第1バッファ15および第2バッファ16の記憶容量が不足する場合、記憶制御部36は、最も古いスキャン処理に対応する接触範囲の値をこれら各バッファから適宜消去する。また、記憶制御部36は、解析処理部13の処理で用いられる各種パラメータを記憶部14に書き込む処理、および記憶部14からそれら各パラメータを読み出す処理を制御する。
図8は、本実施形態における操作強度レベルの検出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、記憶制御部36は、記憶部14に記憶させている各種パラメータ、第1バッファ15、および第2バッファ16の初期化を行う。具体的には、第1バッファ15および第2バッファ16をクリア(これら各バッファに記憶されている内容を消去)する。また、記憶部14に記憶されている、スキャン回数t、X方向の接触位置Xpp、Y方向の接触位置Ypp、および強押判定フラグSPを初期値0に設定する(S1)。
次に、第2スキャン部12が各第2電極線44aの電圧値を1ラインずつ(1本の第2電極線44a毎に)検出する第1方向(X方向)についての処理を行い(S2)、第1スキャン部11が各第1電極線42aの電圧値を1ラインずつ(1本の第1電極線42a毎に)検出する第2方向(Y方向)についての処理を行う(S3)。なお、第1スキャン部11および第2スキャン部12が上記スキャン処理を所定周期毎(例えば3ms〜10ms毎)に行うようにしてもよい。
次に、操作位置検出部21が、第1スキャン部11および第2スキャン部12のスキャン処理結果に基づいて、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいは指示具)の接触の有無を判断する(S4)。例えば、操作位置検出部21は、検出された電圧値が所定値以上である第1電極線42aおよび第2電極線44aが所定数以上である場合には「接触有り」と判断し、所定数未満である場合には「接触無し」と判断する。
S4においてユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8に接触していないと判断した場合、判定部35が操作強度レベルの検出処理を継続するか否かを判断し(S5)、継続する場合にはS1の処理に戻り、継続しない場合には処理を終了する。判定部35は、例えば、FA装置1の動作が停止された場合や操作画面が切り替えられた場合など、所定の条件に該当する場合に操作強度レベルの検出処理を継続しないと判断し、処理を終了する。
S4においてユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8に接触していると判断した場合、判定部35は、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値が1であるか否かを判断する(S6)。
S6において強押判定フラグSPの値が1であると判断した場合、S2の処理に戻る。すなわち、強押判定フラグSPの値が1であることは、タッチパネル8に対する操作の操作強度レベルが強押であることが既に判定済みであることを示しており、S2に戻って各第1電極線42aおよび各第2電極線44aのスキャン処理を継続し、ユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8から離れることを監視する。
S6において強押判定フラグSPの値が1ではないと判断した場合、操作位置検出部21が、S2およびS3で行ったスキャン処理の結果に基づいて、タッチパネル8に対する接触位置(Xp,Yp)を検出する(S7)。
次に、判定部35は、記憶部14に記憶させている前回スキャン時の接触位置(Xpp,Ypp)が初期値(0,0)であるか否かを判断する(S8)。
S8において(Xpp,Ypp)=(0,0)であると判断した場合、記憶制御部36は、記憶部14に記憶させているXpp,Yppの値を(Xpp,Ypp)=(Xp,Yp)に書き換え(S9)、S11の処理に進む。
一方、S8において(Xpp,Ypp)=(0,0)ではないと判断した場合、判定部35は、(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)であるか否かを判断する(S10)。判定部35は、XppとXpとの差、および、YppとYpとの差が所定値(例えば0.3mm〜0.4mm程度)以下である場合に(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)と判断する。
S10において(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)ではないと判断した場合、S1の処理に戻る。すなわち、本実施形態では、ユーザがタッチパネル8に対する接触状態を維持しつつタッチパネル8に対する接触位置を所定距離(上記所定値に対応する距離)以上移動させた場合には、操作強度レベルの判定を中止するようになっている。
一方、S10において(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)であると判断した場合、接触範囲検出部31は、X方向の接触幅WxおよびY方向の検出幅Wyを検出する(S11)。
次に、判定部35は、記憶部14に記憶させているスキャン回数の値tが、所定のバッファサイズ定数mよりも大きいか否か(t>mであるか否か)を判断する(S12)。バッファサイズ定数mは、上述した比較基準値(移動平均値)の算出に用いられる接触範囲の値の個数(移動平均値の算出処理の対象とするスキャン回数)に応じて設定される値である。
S12においてt>mであると判断した場合、記憶制御部36は、S11で検出された接触幅Wxを第1バッファ15に、接触幅Wyを第2バッファ16にそれぞれ格納させ(S13)、S2の処理に戻る。
一方、S12においてt>mではないと判断した場合、基準値算出部33が、変化率算出の基準とする比較基準値WxAV,WyAVを算出する(S14)。本実施形態では、上述したように、直近に行った所定回数分のスキャン処理における接触幅Wx,Wyの平均値(移動平均値)を比較基準値として算出する。
次に、変化率算出部34が、S11で算出した接触幅Wx,Wyの比較基準値に対する変化率(変化度合)ΔX,ΔYを算出する(S15)。なお、本実施形態では、ΔX=Wx−WxAV、ΔY=Wy−WyAVに基づいてΔX,ΔYを算出する。
次に、判定部35が、S15で算出したΔXと、記憶部14に記憶させている閾値Thxとを比較し、ΔX>Thxであるか否かを判断する(S16)。
S16においてΔX>Thxであると判断した場合、判定部35はユーザの操作が「強押」であると判断し、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値をSP=1に設定してS2の処理に戻る。
一方、S16においてΔX>Thxではないと判断した場合、判定部35は、S15で算出したΔYと、記憶部14に記憶させている閾値Thyとを比較し、ΔY>Thyであるか否かを判断する(S17)。
S17においてΔY>Thyであると判断した場合、判定部35はユーザの操作が「強押」であると判断し、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値をSP=1に設定してS2の処理に戻る。
一方、S17においてΔY>Thyではないと判断した場合、記憶制御部36が、S11で検出された接触幅Wxを第1バッファ15に、接触幅Wyを第2バッファ16にそれぞれ格納させ(S13)、S2の処理に戻る。
以上のように、本実施形態では、操作検出部7が、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいはペン等の指示具)の接触範囲(接触幅または接触面積)を検出し、接触範囲の変化率(変化度合)に応じてユーザからの指示入力の操作強度レベル(押圧力レベル)およびそれに対応する操作指示内容を判定する。
これにより、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した操作強度レベルに対応する指示入力内容を適切に判定することができる。すなわち、タッチパネルに対する強押操作を行う場合、タッチパネルに対する接触範囲はユーザの指の太さ等に応じてばらつきがあるものの、タッチパネルに対する接触範囲の変化率はユーザの指の太さ等の影響をほとんど受けない。例えば、タッチパネルに対する操作強度レベルを弱押から強押に変化させる場合の押圧力の増加率は、ユーザによらず略一定である。このため、上記構成のように、接触範囲の変化率に応じてユーザからの指示入力内容を判定することにより、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
また、一般に、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合、接触範囲および接触強度は接触開始当初から非常に大きくなり、その変化率は小さくなる。したがって、本実施形態によれば、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合であっても、それらの動作が操作強度レベルに応じた操作入力として誤判定されることを防止できる。
なお、上述した図8の処理では、X方向の接触幅WxおよびY方向の接触幅Wyの両方に基づいて操作強度レベルの判定を行っているが、これに限るものではない。例えば、X方向の接触幅WxおよびY方向の接触幅Wyのいずれか一方の変化率に基づいて操作強度レベルの判定を行ってもよい。
また、X方向の接触幅WxおよびY方向の接触幅Wyに基づいて、あるいは各第1電極線42aおよび各第2電極線44aの電圧値の検出結果に基づいて、ユーザの指(または指示具)のタッチパネル8に対する接触面積を検出し、検出した接触面積の変化率に基づいて操作強度レベルの判定を行ってもよい。
また、表示パネル6に表示される操作画面に含まれる操作対象物(例えばボタンやアイコン等)のうちの一部についてのみ操作強度レベルに応じて複数種類の操作入力を行えるようにしてもよい。例えば、重要な動作指示を行うための操作対象物について操作強度レベルに応じて複数種類の操作入力を行える構成とし、当該操作対象物に対する弱押を検出したときに当該操作対象物の反転表示あるいは強調表示、あるいはメッセージ情報等の表示を行い、その後に当該操作対象物に対する強押が検出されたときに上記の重要な動作指示が行われたと判定するようにしてもよい。これにより、上記の操作対象物に誤って触れるなどした場合に上記の重要な動作指示が実行されてしまうことを防止し、誤判定による誤作動を防止できる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1で示した部材と同様の機能を有する部材には実施形態1と同じ符号を付し、その説明を省略する。
実施形態1では、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいは指示具)の接触範囲(接触幅あるいは接触面積)の変化率に応じてユーザの操作強度レベルを検出していた。これに対して、本実施形態では、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいは指示具)の接触による第1電極線42aおよび第2電極線44aの電圧値の変化率(変化度合)に応じてユーザの操作強度レベルを検出する。
図9は、本実施形態にかかる指示入力装置4に備えられる操作検出部7bの構成を示す説明図である。この図に示すように、操作検出部7bは、接触範囲検出部31に代えて押圧検出部(接触検出部)37を備えている以外は実施形態1の操作検出部7(図2参照)と同様の構成である。
図10は、本実施形態における操作強度レベルの検出処理の流れを示すフローチャートである。
まず、記憶制御部36は、記憶部14に記憶させている各種パラメータ、第1バッファ15、および第2バッファ16の初期化を行う。具体的には、第1バッファ15および第2バッファ16をクリア(これら各バッファに記憶されている内容を消去)する。また、記憶部14に記憶されている、スキャン回数t、X方向の接触位置Xpp、Y方向の接触位置Ypp、および強押判定フラグSPを初期値0に設定する(S21)。
次に、第2スキャン部12が各第2電極線44aの電圧値を1ラインずつ(1本の第2電極線44a毎に)検出する第1方向(X方向)についてのスキャン処理を行い(S22)、第1スキャン部11が各第1電極線42aの電圧値を1ラインずつ(1本の第1電極線42a毎に)検出する第2方向(Y方向)についてのスキャン処理を行う(S23)。
次に、操作位置検出部21が、第1スキャン部11および第2スキャン部12のスキャン結果に基づいて、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいは指示具)の接触の有無を判断する(S24)。例えば、操作位置検出部21は、検出された電圧値が所定値以上である第1電極線42aおよび第2電極線44aが所定数以上である場合には「接触有り」と判断し、所定数未満である場合には「接触無し」と判断する。
S24においてユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8に接触していないと判断した場合、判定部35が操作強度レベルの検出処理を継続するか否かを判断し(S25)、継続する場合にはS21の処理に戻り、継続しない場合には処理を終了する。
S24においてユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8に接触していると判断した場合、判定部35は、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値が1であるか否かを判断する(S26)。
S26において強押判定フラグSPの値が1であると判断した場合、S22の処理に戻る。すなわち、強押判定フラグSPの値が1であることは、今回のタッチパネル8に対する操作の操作強度レベルが強押であることが既に判定済みであることを示しており、S22に戻って各第1電極線42aおよび各第2電極線44aのスキャン処理を継続し、ユーザの指(あるいは指示具)がタッチパネル8から離れることを監視する。
S26において強押判定フラグSPの値が1ではないと判断した場合、操作位置検出部21が、S2およびS3で行ったスキャン処理の結果に基づいて、タッチパネル8に対する操作位置(Xp,Yp)を検出する(S27)。
次に、判定部35は、記憶部14に記憶させている前回スキャン時の接触位置(Xpp,Ypp)が初期値(0,0)であるか否かを判断する(S28)。
S28において(Xpp,Ypp)=(0,0)であると判断した場合、記憶制御部36は、記憶部14に記憶させているXpp,Yppの値を(Xpp,Ypp)=(Xp,Yp)に書き換え(S29)、S31の処理に進む。
一方、S28において(Xpp,Ypp)=(0,0)ではないと判断した場合、判定部35は、(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)であるか否かを判断する(S30)。判定部35は、XppとXpとの差、および、YppとYpとの差が所定値(例えば数mm程度)以下である場合に(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)と判断する。
S30において(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)ではないと判断した場合、S21の処理に戻る。すなわち、本実施形態では、ユーザがタッチパネル8に接触した状態を維持しつつタッチパネル8に対する接触位置を移動させている場合には、操作強度レベルの判定を行わないようになっている。
一方、S30において(Xp,Yp)≒(Xpp,Ypp)であると判断した場合、押圧検出部37が、X方向の最大電圧値Vx(各第2電極線44aの検出電圧のうちの最大値)およびY方向の最大電圧値Vy(各第1電極線42aの検出電圧のうちの最大値)を検出する(S31)。
次に、判定部35は、記憶部14に記憶させているスキャン回数の値tが、所定のバッファサイズ定数mよりも大きいか否か(t>mであるか否か)を判断する(S32)。バッファサイズ定数mは、上述した比較基準値(移動平均値)の算出に用いられる接触範囲の値の個数(移動平均値の算出処理の対象とするスキャン回数)に応じて設定される値である。
S32においてt>mであると判断した場合、記憶制御部36は、S31で検出された電圧値Vxを第1バッファ15に、電圧値Vyを第2バッファ16にそれぞれ格納させ(S33)、S22の処理に戻る。
一方、S32においてt>mではないと判断した場合、基準値算出部33が、変化率算出の基準とする比較基準値VxAV,VyAVを算出する(S14)。本実施形態では、基準値算出部33は、直近に行った所定回数分のスキャン処理における最大電圧値Vx,Vyの平均値(移動平均値)を比較基準値として算出する。ただし、比較基準値の算出方法はこれに限るものではなく、例えば、前回または所定回数前のスキャン処理によって検出された最大電圧値Vx,Vyを比較基準値としてもよく、直近に行った所定回数分のスキャン処理における最大電圧値Vx,Vyの最小値、最大値、最頻値、中央値、重み付け平均値などを比較基準値として用いてもよい。
次に、変化率算出部34が、S31で算出した電圧値Vx,Vyの比較基準値に対する変化率ΔVx,ΔVyを算出する(S35)。なお、本実施形態では、ΔVx=Vx−VxAV、ΔVy=Vy−VyAVに基づいてΔX,ΔYを算出する。
次に、判定部35が、S35で算出したΔVxと、記憶部14に記憶させている閾値Thvxとを比較し、ΔVx>Thvxであるか否かを判断する(S36)。
S36においてΔVx>Thvxであると判断した場合、判定部35はユーザの操作が「強押」であると判断し、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値をSP=1に設定してS22の処理に戻る。
一方、S36においてΔVx>Thvxではないと判断した場合、判定部35は、S25で算出したΔVyと、記憶部14に記憶させている閾値Thvyとを比較し、ΔVy>Thvyであるか否かを判断する(S37)。
S37においてΔVy>Thvyであると判断した場合、判定部35はユーザの操作が「強押」であると判断し、記憶部14に記憶させている強押判定フラグSPの値をSP=1に設定してS22の処理に戻る。
一方、S37においてΔVy>Thvyではないと判断した場合、記憶制御部36が、S31で検出された電圧値Vxを第1バッファ15に、電圧値Vyを第2バッファ16にそれぞれ格納させ(S33)、S22の処理に戻る。
以上のように、本実施形態では、操作検出部7が、タッチパネル8に対するユーザの指(あるいはペン等の指示具)の接触強度(押圧力に応じて変化する電圧値)の変化率に応じてユーザからの指示入力内容を判定する。
これにより、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した操作強度レベルに対応する指示入力内容を適切に判定することができる。すなわち、タッチパネルに対する強押操作を行う場合、タッチパネルに対する接触強度自体はユーザの指の太さ等に応じてばらつきがあるものの、タッチパネルに対する接触強度の変化率はユーザの指の太さ等の影響をほとんど受けない。例えば、タッチパネルに対する操作強度レベルを弱押から強押に変化させる場合の押圧力の増加率は、ユーザによらず略一定である。このため、上記構成のように、接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定することにより、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
また、一般に、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合、接触強度は接触開始当初から非常に大きくなり、その変化率は小さくなる。したがって、本実施形態によれば、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合であっても、それらの動作が操作強度レベルに応じた操作入力として誤検知されることを防止できる。
なお、本実施形態では、第1電極線42aおよび第2電極線44aの電圧値の変化率に基づいてユーザの操作強度レベルを判定する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、第1電極線42aの電圧値の変化率、および第2電極線44aの電圧値の変化率のうちの一方のみに基づいて操作強度レベルを判定してもよい。また、電圧値の変化率に基づいてユーザの操作強度レベルを判定する構成に限らず、タッチパネル8に対する押圧力に応じて変化する他の指標(例えば電流、応力、歪み等)の変化率に基づいて判定するようにしてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
指示入力装置4の制御ブロック(特に解析処理部13)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、指示入力装置4は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1にかかる指示入力装置は、タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触範囲および接触強度のうちの少なくとも一方を検出する接触検出部と、上記接触範囲または上記接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する指示判定部とを備えていることを特徴としている。なお、上記接触範囲は、所定方向の幅であってもよく、面積であってもよい。また、上記接触強度は、押圧力の値であってもよく、押圧力に応じて変化する値(例えば電圧値等)であってもよい。
上記の構成によれば、接触範囲あるいは接触強度の検出値そのものと閾値との比較結果に基づいてユーザからの指示入力内容を判定する場合に比べて、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
すなわち、タッチパネルに対する強押操作を行う場合、タッチパネルに対する接触範囲あるいは接触強度の値自体はユーザの指の太さ等に応じてばらつきがあるものの、タッチパネルに対する接触範囲あるいは接触強度の変化度合はユーザの指の太さ等の影響をほとんど受けない。例えば、タッチパネルに対する操作強度レベル(押圧力レベル)を弱押から強押に変化させる場合の押圧力の増加率は、ユーザによらず略一定である。このため、上記構成のように、接触範囲あるいは接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定することにより、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
また、一般に、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合、接触範囲および接触強度は接触開始当初から大きな値になり、その後の変化度合は比較的小さい。したがって、上記の構成によれば、ユーザがタッチパネル上の埃を払ったり、タッチパネルを拭いたり、タッチパネルを掴んだりする動作を行った場合であっても、それらの動作が操作強度レベルに応じた操作入力として誤検知されることを防止できる。
本発明の態様2にかかる指示入力装置は、上記態様1において、複数の上記変化度合と、上記各変化度合に対応するユーザからの指示入力内容とを記憶した記憶部を備え、上記指示判定部は、上記接触検出部の検出結果に基づいて算出される上記変化度合に対応する指示入力内容を上記記憶部から読み出すことにより、ユーザからの指示入力内容を判定する構成である。
上記の構成によれば、タッチパネルに対する操作強度レベルに応じたユーザからの指示入力内容を適切に判定することができる。
本発明の態様3にかかる指示入力装置は、上記態様1または2において、上記変化度合を算出する変化度合算出部を備え、上記接触検出部は、上記接触範囲または上記接触強度を所定周期毎に検出し、上記変化度合算出部は、過去の所定期間内に上記接触検出部によって検出された上記接触範囲または上記接触強度に基づいて算出される比較基準値と、上記接触検出部によって新たに算出された上記接触範囲または上記接触強度とに基づいて上記変化度合を算出する構成である。
上記の構成によれば、接触範囲または接触強度の変化度合を適切に検出し、タッチパネルに対する操作強度レベルに応じたユーザからの指示入力内容をより適切に判定することができる。
本発明の態様4にかかる指示入力装置は、上記態様3において、上記比較基準値は、上記所定期間内に上記接触検出部によって検出された上記接触範囲または上記接触強度の平均値であるという構成である。
上記の構成によれば、接触範囲または接触強度の変化度合を適切に検出し、タッチパネルに対する操作強度に応じたユーザからの指示入力内容をより適切に判定することができる。
本発明の態様5にかかる指示入力装置は、上記態様1から4のいずれかにおいて、上記接触検出部は、上記タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触位置を検出し、上記指示判定部は、上記接触位置と上記変化度合とに応じてユーザからの指示入力内容を判定する構成である。
上記の構成によれば、タッチパネルに対する接触位置と、タッチパネルに対する接触範囲または接触強度の変化度合とに応じてユーザからの指示入力内容を判定することにより、ユーザからのより多様な指示入力の受け付けを可能にすることができる。
本発明の態様6にかかる指示入力装置は、上記指示判定部は、上記接触位置が所定距離以上移動した場合に、上記変化度合に応じたユーザからの指示入力内容の判定を中止する構成である。
上記の構成によれば、ユーザがタッチパネルに触れた状態でタッチパネルに対する接触位置を移動させる操作を行った場合に、当該操作が操作強度レベルに応じた操作入力として誤検知されることを防止できる。
本発明の態様7にかかる指示入力装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、操作画面を表示する表示装置を備え、上記タッチパネルが上記表示装置の表示画面と重畳する位置に配置されている構成である。
上記の構成によれば、表示装置の操作画面に対するユーザからの操作入力を適切に検出することができる。
本発明の一態様にかかる指示入力検出方法は、タッチパネルに対するユーザの指示入力内容を検出する指示入力検出方法であって、上記タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触範囲および接触強度のうちの少なくとも一方を検出する接触検出工程と、上記接触範囲または上記接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する指示判定工程とを含むことを特徴としている。
上記の方法によれば、接触範囲あるいは接触強度の検出値そのものと閾値との比較結果に基づいてユーザからの指示入力内容を判定する場合に比べて、ユーザの指の太さ等の条件にかかわらず、ユーザの意図した指示入力内容を適切に判定することができる。
本発明の各態様に係る指示入力装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記指示入力装置が備える指示判定部として動作させることにより上記指示入力装置をコンピュータにて実現させる指示入力装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、タッチパネルに対する押圧力の強度レベルに応じた複数種類の指示入力を受け付ける指示入力装置および指示入力検出方法に適用できる。
1 FA装置
2 装置機能制御部
3 装置機能部
4 指示入力装置
5 表示制御部
6 表示パネル
7,7b 操作検出部
8 タッチパネル
11 第1スキャン部
12 第2スキャン部
13 解析処理部
14 記憶部
15 第1バッファ
16 第2バッファ
21 操作位置検出部(接触検出部)
22 操作強度レベル検出部
31 接触範囲検出部(接触検出部)
32 スキャン回数計数部
33 基準値算出部
34 変化率算出部(変化度合算出部)
35 判定部(指示判定部)
36 記憶制御部
37 押圧検出部(接触検出部)
41 第1基板
42 第1電極層
42a 第1電極線
42b 配線部
42c 電極部
43 第2基板
44 第2電極層
44a 第2電極線
44b 配線部
44c 電極部
45 フロントカバー

Claims (10)

  1. タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触範囲および接触強度のうちの少なくとも一方を検出する接触検出部と、
    上記接触範囲または上記接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する指示判定部とを備えていることを特徴とする指示入力装置。
  2. 複数の上記変化度合と、上記各変化度合に対応するユーザからの指示入力内容とを記憶した記憶部を備え、
    上記指示判定部は、上記接触検出部の検出結果に基づいて算出される上記変化度合に対応する指示入力内容を上記記憶部から読み出すことにより、ユーザからの指示入力内容を判定することを特徴とする請求項1に記載の指示入力装置。
  3. 上記変化度合を算出する変化度合算出部を備え、
    上記接触検出部は、上記接触範囲または上記接触強度を所定周期毎に検出し、
    上記変化度合算出部は、過去の所定期間内に上記接触検出部によって検出された上記接触範囲または上記接触強度に基づいて算出される比較基準値と、上記接触検出部によって新たに算出された上記接触範囲または上記接触強度とに基づいて上記変化度合を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の指示入力装置。
  4. 上記比較基準値は、上記所定期間内に上記接触検出部によって検出された上記接触範囲または上記接触強度の平均値であることを特徴とする請求項3に記載の指示入力装置。
  5. 上記接触検出部は、上記タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触位置を検出し、
    上記指示判定部は、上記接触位置と上記変化度合とに応じてユーザからの指示入力内容を判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の指示入力装置。
  6. 上記指示判定部は、上記接触位置が所定距離以上移動した場合に、上記変化度合に応じたユーザからの指示入力内容の判定を中止することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の指示入力装置。
  7. 操作画面を表示する表示装置を備え、
    上記タッチパネルが上記表示装置の表示画面と重畳する位置に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の指示入力装置。
  8. タッチパネルに対するユーザの指示入力内容を検出する指示入力検出方法であって、
    上記タッチパネルに対するユーザの指または指示具の接触範囲および接触強度のうちの少なくとも一方を検出する接触検出工程と、
    上記接触範囲または上記接触強度の変化度合に応じてユーザからの指示入力内容を判定する指示判定工程とを含むことを特徴とする指示入力検出方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の指示入力装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、コンピュータを上記指示判定部として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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