JP2015000594A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボールねじ機構のナットの傾きに起因する不具合を抑制することのできるステアリング装置を提供する。
【解決手段】電動パワーステアリング装置1はボールねじ機構40及び減速機構50を備える。ボールねじ機構40は、ラックシャフト16の外周面に複数のボール42を介して螺合されたナット41を有する。減速機構50は、モータ21の出力軸21aに一体的に組み付けられた駆動プーリ51、ナット41に一体的に組み付けられた従動プーリ52、及び各プーリ51,52に巻き掛けられたベルト53を有する。ナット41の他側部は、円筒状のハウジング30の内周面に嵌合されたボールベアリング44により回転可能に支持されている。ボールベアリング44が嵌合されるハウジング30の内周面の中心軸は、ラックシャフト16の中心軸に対して、ナット41の他側部から一側部に向かうほど駆動プーリ51から離間する方向に傾斜している。
【選択図】図2
【解決手段】電動パワーステアリング装置1はボールねじ機構40及び減速機構50を備える。ボールねじ機構40は、ラックシャフト16の外周面に複数のボール42を介して螺合されたナット41を有する。減速機構50は、モータ21の出力軸21aに一体的に組み付けられた駆動プーリ51、ナット41に一体的に組み付けられた従動プーリ52、及び各プーリ51,52に巻き掛けられたベルト53を有する。ナット41の他側部は、円筒状のハウジング30の内周面に嵌合されたボールベアリング44により回転可能に支持されている。ボールベアリング44が嵌合されるハウジング30の内周面の中心軸は、ラックシャフト16の中心軸に対して、ナット41の他側部から一側部に向かうほど駆動プーリ51から離間する方向に傾斜している。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両のステアリング装置に関する。
この種のステアリング装置として、車両のラックシャフトの中心軸に対してモータの出力軸が平行に配置された、いわゆるラックパラレル型の電動パワーステアリング装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この電動パワーステアリング装置は、ラックシャフトの外周面に取り付けられたボールねじ機構、モータの出力軸の回転を減速してボールねじ機構に伝達する減速機構、並びにボールねじ機構及び減速機構の周囲を覆う円筒状のハウジングを備えている。
ボールねじ機構は、ラックシャフトの外周面に形成されたねじ溝に複数のボールを介して螺合された円筒状のナットを備えている。ナットの軸方向の一側部は、ハウジングの内周面に嵌合されたボールベアリングにより回転可能に支持されている。ボールねじ機構は、ナットがラックシャフトに対して相対回転することによりラックシャフトに軸方向の力を付与する。
減速機構は、ナットの軸方向における一側部とは反対側の他側部に一体的に組み付けられた従動プーリ、モータの出力軸に一体的に組み付けられた従動プーリ、及び各プーリに巻き掛けられたベルトを備えている。減速機構は、モータの出力軸の回転を各プーリ及びベルトを介して減速してボールねじ機構のナットに伝達し、ナットを回転させる。
このような構成によれば、モータの出力軸が回転すると、減速機構を介してボールねじ機構のナットが回転するため、ラックシャフトに軸方向の力が付与される。このラックシャフトに付与される軸方向の力がアシスト力となって運転者のステアリング操作が補助される。
ところで、このような電動パワーステアリング装置では、ハウジング及び軸受のそれぞれの形状誤差等を吸収するために、ボールベアリングが嵌合されるハウジングの円筒部分の内径は、ボールベアリングの外径よりも僅かに大きい値に設定されている。すなわちボールベアリングの外周面とハウジングの内周面との間には微小なクリアランス(隙間)が設けられている。またナットは、その一側部がボールベアリングにより片持ち支持されている。そのためナットの他側部に従動プーリを介してベルトの張力が付与されると、ナットには、ボールベアリングとハウジングとの間のクリアランスに応じた微小な傾きが生じる。このナットの傾きによりデフレクタ等のボール循環路から転動路へのボールの通路が狭められると、ボールの摺動抵抗が増加するため、作動音が増大するおそれがある。このボールの通路は、ナットに傾きが生じた場合、他側部の側で狭められ一側部の側で広げられるため、ラックシャフトに対するナットの相対的な回転方向によって、ボールに作用する摺動抵抗が変化する可能性がある。これがプレロードに対する左右差の要因となり、運転者の操舵感に違和感を与えるおそれがある。なおプレロードとは、モータからのアシスト力がラックシャフトに付与されていない状態でステアリングホイールを回転させるのに必要な操舵トルクである。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ボールねじ機構のナットの傾きに起因する不具合を抑制することのできるステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、車両の転舵軸の外周面に形成されたねじ溝に複数のボールを介して螺合された円筒状のナットを有し、前記ナットの回転に基づいて前記転舵軸に軸方向の力を付与するボールねじ機構と、モータの出力軸に一体的に組み付けられた駆動プーリ、前記ナットの軸方向の一側部に一体的に組み付けられた従動プーリ、並びに前記駆動プーリ及び前記従動プーリに巻き掛けられた無端状のベルトを有し、前記モータの出力軸の回転を前記駆動プーリ、前記ベルト、及び前記従動プーリを介して減速して前記ナットに伝達する減速機構と、前記ボールねじ機構及び前記減速機構の周囲を覆う円筒状のハウジングの内周面に嵌合され、前記ナットの軸方向における一側部とは反対側の他側部を回転可能に支持する軸受と、を備え、前記モータから前記減速機構及び前記ボールねじ機構を介して前記転舵軸に力を付与するステアリング装置において、前記軸受が嵌合される前記ハウジングの内周面の中心軸を、前記転舵軸の中心軸に対して、前記ナットの前記他側部から前記一側部に向かうほど前記駆動プーリから離間する方向に傾斜させた。
この構成によれば、ハウジングの内周面に軸受を嵌合させたとき、軸受の中心軸は転舵軸の中心軸に対して傾斜する。これにより、軸受により支持されたナットの中心軸も転舵軸の中心軸に対して傾斜する。より詳しくは、軸受及びナットのそれぞれの中心軸は、転舵軸の中心軸に対して、ナットの他側部から一側部に向かうほど駆動プーリから離間する方向に傾斜する。この状態でナットの一側部にベルトの張力が付与されると、軸受及びナットのそれぞれの中心軸が駆動プーリの方向に傾くため、結果的にナットの中心軸と転舵軸の中心軸とを一致させることが可能となる。したがってナットの傾きに起因する不具合を抑制することができる。
そして上記のようなステアリング装置は、前記モータの出力軸が前記転舵軸の中心軸と平行に配置されているステアリング装置に、すなわちラックパラレル型のステアリング装置に適用することが好ましい。このような構成からなるステアリング装置は、ベルトの張力に起因するナットの傾きが生じやすいため、上記のようなナットの傾きを抑制する構成を備えることは特に有効である。
このステアリング装置によれば、ボールねじ機構のナットの傾きに起因する不具合を抑制することができる。
以下、図1〜図6を参照して、電動パワーステアリング装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置1は、運転者のステアリングホイール2の操作に基づき転舵輪3を転舵させる操舵機構10、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構20を備えている。
図1に示すように、この電動パワーステアリング装置1は、運転者のステアリングホイール2の操作に基づき転舵輪3を転舵させる操舵機構10、及び運転者のステアリング操作を補助するアシスト機構20を備えている。
操舵機構10は、ステアリングホイール2の回転軸となるステアリングシャフト11を備えている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール2に連結されたコラムシャフト12、コラムシャフト12の下端部に連結されたインターミディエイトシャフト13、及びインターミディエイトシャフト13の下端部に連結されたピニオンシャフト14からなる。ピニオンシャフト14の下端部はラックアンドピニオン機構15を介して転舵軸であるラックシャフト16に連結されている。操舵機構10では、運転者のステアリングホイール2の操作に伴いコラムシャフト12、インターミディエイトシャフト13、及びピニオンシャフト14が一体的に回転する。そしてピニオンシャフト14の回転運動がラックアンドピニオン機構15を介してラックシャフト16の軸方向の往復直線運動に変換される。このラックシャフト16の往復直線運動がその両端に連結されたボールジョイント17を介してタイロッド18に伝達され、タイロッド18が動作する。このタイロッド18の動作に基づいて転舵輪3の転舵角が変化する。
アシスト機構20はラックシャフト16に設けられている。アシスト機構20はモータ21及び動力伝達機構22からなる。モータ21の出力軸21aはラックシャフト16の中心軸に平行に配置されている。すなわち電動パワーステアリング装置1はラックパラレル型の電動パワーステアリング装置である。動力伝達機構22は、モータ21の出力軸21aの回転力をラックシャフト16の軸方向の力に変換してラックシャフト16に付与する。アシスト機構20は、モータ21から動力伝達機構22を介してラックシャフト16に付与される力をアシスト力として運転者のステアリング操作を補助する。
ラックシャフト16の外周は、金属材料からなるハウジング30により覆われている。ハウジング30は、第1ハウジング31及び第2ハウジング32からなり、それらが互いに連結されることで構成されている。ハウジング30は、その内部にピニオンシャフト14、ラックシャフト16、及び動力伝達機構22を収容する。ハウジング30における動力伝達機構22を収容する部分の底部には、鉛直方向下側に突出するように凹部33が形成されている。この凹部33の側壁33aにモータ21が固定されている。また凹部33の側壁33aには貫通孔34が形成されている。モータ21の出力軸21aは、この貫通孔34を通じてハウジング30の内部に挿入され、動力伝達機構22に連結されている。
次に動力伝達機構22の構成について説明する。
図2に示すように、動力伝達機構22は、ラックシャフト16の周囲に取り付けられたボールねじ機構40、及びモータ21の出力軸21aの回転を減速してボールねじ機構40に伝達する減速機構50を備えている。
図2に示すように、動力伝達機構22は、ラックシャフト16の周囲に取り付けられたボールねじ機構40、及びモータ21の出力軸21aの回転を減速してボールねじ機構40に伝達する減速機構50を備えている。
ボールねじ機構40は、ラックシャフト16の外周面に形成されたねじ溝16aに複数のボール42を介して螺合された円筒状のナット41を有している。ナット41の内周面にはねじ溝41aが形成されている。このナット41のねじ溝41aとラックシャフト16のねじ溝16aとにより囲まれる空間により螺旋状の転動路L1が形成される。またナット41には、外周面側に開口する凹部41bが形成されている。ナット41の軸方向における凹部41bの両端部底面には、ねじ溝41aに連通する貫通孔41c,41dがそれぞれ形成されている。また凹部41bには循環部材(デフレクタ)43が嵌め込まれている。循環部材43は、凹部41bの内壁面と共に、転動路L1の二箇所間を短絡する循環路L2を形成する。転動路L1及び循環路L2は、ボール42が転動する通路となる。
一方、ナット41の軸方向の一側部には円環状のフランジ部41eが形成されている。ナット41の外周面には、このフランジ部41eと軸方向に係合するように従動プーリ52が嵌合されるとともに、従動プーリ52に隣接して単列のボールベアリング44が嵌合されている。またナット41の軸方向の他側部には雄ねじ部41fが形成されている。この雄ねじ部41fにはロックナット45が螺着されている。このロックナット45とフランジ部41eとの間に従動プーリ52及びボールベアリング44が挟み込まれることにより、従動プーリ52及びボールベアリング44の内輪44aがナット41に一体的に組み付けられている。またボールベアリング44の外輪44bは第1ハウジング31の内周面に嵌合されている。すなわちナット41は、ボールベアリング44により回転可能に支持されている。なお図中には、ナット41の雄ねじ部41fからフランジ部41eに向かう方向、すなわちナット41の他側部から一側部に向かう方向を矢印aで示している。
図3に示すように、ボールベアリング44の外輪44bが嵌合する第1ハウジング31の内周面には周溝35が形成されている。周溝35には、ボールベアリング44の外輪44bにより圧縮された状態でOリング46が挿入されている。このOリング46の弾性変形により、例えば組み付け誤差などに起因してラックシャフト16とナット41との間に軸ずれが存在する場合でもナット41の円滑な回転を確保することが可能となっている。
このような構造からなるボールねじ機構40では、ナット41がラックシャフト16に対して相対回転すると、ボール42がナット41及びラックシャフト16から負荷(摩擦力)を受けて転動路L1内を転動する。転動路L1内を転動するボール42は、転動路L1及び循環路L2の一方の接続点に到達すると循環路L2内に導かれる。循環路L2内に導かれたボール42は、転動路L1及び循環路L2の他方の接続点を通じて転動路L1へと排出される。すなわちボール42は循環路L2を介して転動路L1内を無限循環する。ボールねじ機構40は、こうしたボール42の無限循環によりナット41のトルクをラックシャフト16に伝達し、ラックシャフト16をナット41に対して軸方向に移動させる。すなわちボールねじ機構40は、ナット41の回転に基づいてラックシャフト16に軸方向の力を付与する。
図2に示すように、減速機構50は、モータ21の出力軸21aに一体的に組み付けられた駆動プーリ51、ナット41に一体的に組み付けられた従動プーリ52、及び各プーリ51,52に巻き掛けられた無端状のベルト53を有している。減速機構50では、駆動プーリ51の回転をベルト53及び従動プーリ52を介して減速してナット41に伝達する。
このような構成からなるアシスト機構20では、モータ21への通電に基づきモータ21の出力軸21aが回転すると、モータ21の出力軸21aと一体となって駆動プーリ51が回転する。これにより駆動プーリ51は、ベルト53を介して従動プーリ52及びナット41を一体回転させる。このナット41の回転によりラックシャフト16に軸方向の力が付与される。
次に、図4を参照して、第1ハウジング31におけるボールベアリング44の嵌合部分の形状について説明する。なお図4では、ラックシャフト16の中心軸を「m1」で示している。
図4に示すように、第1ハウジング31におけるボールベアリング44の外輪44bが嵌合する部分は、一方の端部が開口された円筒部31aとなっている。なお円筒部31aの内径は、ボールベアリング44の外輪44bの外径よりも僅かに大きい値に設定されている。円筒部31aの内周面の中心軸m2は、ラックシャフト16の中心軸m1に対して、矢印aで示す方向に向かうほど駆動プーリ51から離間する方向に所定角度θだけ傾斜している。なお矢印aで示す方向は、図2で説明した通り、ナット41の雄ねじ部41fからフランジ部41eに向かう方向を示す。また図中には、参考のために、円筒部31aの中心軸m2がラックシャフト16の中心軸m1と一致している場合の円筒部31aの内周面の位置を二点鎖線で示している。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態の電動パワーステアリング装置1の作用を説明する。
図5に示すように、電動パワーステアリング装置1の製造の際には、ナット41にボールベアリング44及び従動プーリ52を一体的に組み付けた後、ナット41を第1ハウジング31の開口部分からその内部に挿入する。そしてボールベアリング44を円筒部31aの内周面に嵌合させる。このときボールベアリング44の中心軸、換言すればナット41の中心軸m3は、円筒部31aの中心軸m2と略一致する。
図5に示すように、電動パワーステアリング装置1の製造の際には、ナット41にボールベアリング44及び従動プーリ52を一体的に組み付けた後、ナット41を第1ハウジング31の開口部分からその内部に挿入する。そしてボールベアリング44を円筒部31aの内周面に嵌合させる。このときボールベアリング44の中心軸、換言すればナット41の中心軸m3は、円筒部31aの中心軸m2と略一致する。
その後、図6に示すように、ナット41の従動プーリ52にベルト53の張力Fを付与すると、ボールベアリング44により片持ち支持されたナット41は、ベルト53の張力Fにより駆動プーリ51側に傾く。すなわちナット41の中心軸m3が駆動プーリ51側に傾く。そのためナット41の中心軸m3をラックシャフト16の中心軸m1に一致させることができる。すなわちナット41の傾きを抑制することができる。これにより、ナット41の傾きに起因する作動音の増大やプレロードに対する左右差を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の電動パワーステアリング装置1によれば以下の効果が得られる。
(1)ボールベアリング44が嵌合される第1ハウジング31の円筒部31aの内周面の中心軸m2を、ラックシャフト16の中心軸m2に対して、ナット41の他側部から一側部に向かうほど駆動プーリ51から離間する方向に傾斜させた。これによりナット41の他側部にベルト53の張力Fが付与されたとき、ナット41の中心軸m3とラックシャフト16の中心軸m1とを一致させることができるため、ナット41の傾きに起因する不具合を抑制することができる。
(1)ボールベアリング44が嵌合される第1ハウジング31の円筒部31aの内周面の中心軸m2を、ラックシャフト16の中心軸m2に対して、ナット41の他側部から一側部に向かうほど駆動プーリ51から離間する方向に傾斜させた。これによりナット41の他側部にベルト53の張力Fが付与されたとき、ナット41の中心軸m3とラックシャフト16の中心軸m1とを一致させることができるため、ナット41の傾きに起因する不具合を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、ナット41を支持する軸受として単列のボールベアリング44を用いたが、軸受はこれに限らず、例えば複列のボールベアリング等、適宜の軸受を用いることが可能である。
・上記実施形態では、ナット41を支持する軸受として単列のボールベアリング44を用いたが、軸受はこれに限らず、例えば複列のボールベアリング等、適宜の軸受を用いることが可能である。
・上記実施形態では、ステアリング装置の一例として、ステアリングホイール2の操作に連動して直線運動するラックシャフト16の動作をモータ21の回転力を利用して補助する電動パワーステアリング装置1を挙げたが、例えばステアバイワイヤ(SBW)式のステアリング装置を採用してもよい。ステアバイワイヤはステアリングホイールと転舵輪との機械的な結合を持たないステアリング装置であって、ステアリングホイールの操作を電気信号で転舵アクチュエータに伝える。転舵アクチュエータは、モータの出力軸の回転力を転舵軸の軸方向の力に変換して転舵軸に伝達する動力伝達機構を備える。動力伝達機構としては、上記実施形態と同様に、例えばボールねじ機構及び減速機構を採用することができる。なお、ステアバイワイヤ式のステアリング装置は、前輪操舵装置だけでなく、後輪操舵装置や4輪操舵装置(4WS)に具体化することも可能である。
1…電動パワーステアリング装置、16…ラックシャフト、16a…ねじ溝、21…モータ、21a…出力軸、30…ハウジング、40…ボールねじ機構、41…ナット、42…ボール、44…ボールベアリング(軸受)、50…減速機構、51…駆動プーリ、52…従動プーリ、53…ベルト。
Claims (2)
- 車両の転舵軸の外周面に形成されたねじ溝に複数のボールを介して螺合された円筒状のナットを有し、前記ナットの回転に基づいて前記転舵軸に軸方向の力を付与するボールねじ機構と、
モータの出力軸に一体的に組み付けられた駆動プーリ、前記ナットの軸方向の一側部に一体的に組み付けられた従動プーリ、並びに前記駆動プーリ及び前記従動プーリに巻き掛けられた無端状のベルトを有し、前記モータの出力軸の回転を前記駆動プーリ、前記ベルト、及び前記従動プーリを介して減速して前記ナットに伝達する減速機構と、
前記ボールねじ機構及び前記減速機構の周囲を覆う円筒状のハウジングの内周面に嵌合され、前記ナットの軸方向における一側部とは反対側の他側部を回転可能に支持する軸受と、を備え、
前記モータから前記減速機構及び前記ボールねじ機構を介して前記転舵軸に力を付与するステアリング装置において、
前記軸受が嵌合される前記ハウジングの内周面の中心軸は、前記転舵軸の中心軸に対して、前記ナットの前記他側部から前記一側部に向かうほど前記駆動プーリから離間する方向に傾斜していることを特徴とするステアリング装置。 - 請求項1に記載のステアリング装置において、
前記モータの出力軸は、前記転舵軸の中心軸と平行に配置されていることを特徴とするステアリング装置。
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