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JP2015000160A - 吸収性物品 - Google Patents

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JP2015000160A
JP2015000160A JP2013125560A JP2013125560A JP2015000160A JP 2015000160 A JP2015000160 A JP 2015000160A JP 2013125560 A JP2013125560 A JP 2013125560A JP 2013125560 A JP2013125560 A JP 2013125560A JP 2015000160 A JP2015000160 A JP 2015000160A
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JP2013125560A
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高橋 勇樹
Yuuki Takahashi
勇樹 高橋
昌俊 池内
Masatoshi Ikeuchi
昌俊 池内
幸司 鍵尾
Koji Kagio
幸司 鍵尾
有希 織戸
Yuki Orito
有希 織戸
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Abstract

【課題】補助吸収具を使い捨ておむつの後方部に偏らせて取り付けることを容易とする。
【解決手段】使い捨ておむつ1では、中間弾性部材45に含まれる一部の中間弾性糸は、他の中間弾性糸451と異なる色を有し、補助吸収具9の装着の際に、補助吸収具9の前端部および後端部の位置決めに利用される前目印部および後目印部482である。前目印部481および後目印部482は、外装シート本体40の内側および外側から視認可能である。後目印部482と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離は、前目印部と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離よりも小さい。このため、補助吸収具9を着用者に装着する際に、前目印部および後目印部482を利用して補助吸収具9の使い捨ておむつ1に対する位置決めを行うことにより、補助吸収具9を使い捨ておむつ1の後方部に偏らせて取り付けることを容易とすることができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、パンツタイプの吸収性物品に関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の1つとして、上端に胴部開口を有するとともに下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつが利用されている。一方、使い捨ておむつでは、少量の排尿時であってもおむつ全体を交換する必要があるため、使用者にとって経済的な負担が大きくなってしまう。そこで、使い捨ておむつの内側において安価な補助吸収具(いわゆる、尿取りパッド等)により着用者の排泄部を覆い、排泄後に補助吸収具のみを交換することが行われている。
このような使い捨ておむつでは、補助吸収具を取り付ける際に利用される目印が設けられる場合がある。例えば、特許文献1のパンツ型の使い捨ておむつでは、胴部開口弾性部材と吸収体の上端との間に、使い捨ておむつの外側から視認可能な目印が設けられる。使い捨ておむつおよび補助吸収具が着用者に装着されると、介護者等により、補助吸収具の上端部が使い捨ておむつを介して視認され、目印を基準として補助吸収具の上端部の位置が調整される。
一方、特許文献2では、オープンタイプの使い捨ておむつにおいて、トップシートを介して着用者側から視認可能な目印が吸収体に設けられる。当該目印は、使い捨ておむつの着用者側に補助吸収具を取り付ける際の位置決めに利用される。
特開2012−249943号公報 特開2006−136583号公報
ところで、特許文献1の使い捨ておむつでは、前方部および後方部における目印の上下方向の位置がおよそ等しい。したがって、補助吸収具は使い捨ておむつの長手方向の略中央に取り付けられる。また、着用者の排尿位置は、使い捨ておむつの下端よりも前側であるため、介護施設等において、補助吸収具を使い捨ておむつの前側に偏らせて取り付ける場合もある。
しかしながら、補助吸収具が上述のように取り付けられた場合、着用者が仰向けになった状態で排尿が行われると、尿は重力により使い捨ておむつの後方部へと移動し、後方部からの漏出が発生するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、補助吸収具を使い捨ておむつの後方部に偏らせて取り付けることを容易とすることを目的としている。
請求項1に記載の発明は、パンツタイプの吸収性物品であって、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有する外装シートと、前記外装シートの内面上に取り付けられた吸収体とを備え、前記外装シートが、外装シート本体と、前記胴部開口のエッジに沿って前記外装シート本体に接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、前記一対の脚部開口のエッジに沿って前記外装シート本体に接合されるとともに収縮することにより一対の脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、前記胴部弾性部材と前記脚部弾性部材との間における前記外装シート本体の胴周り部に胴周り方向に沿って接合され、収縮することにより中間ギャザーを形成する中間弾性部材とを備え、補助吸収具が前記外装シートおよび前記吸収体の内側に装着された場合に、前記補助吸収具が前記胴周り部を介して外側から視認可能であり、前記外装シート本体のうち着用者の後側を覆う後方部において、前記外装シート本体の内側および外側から視認可能であり、前記補助吸収具の装着の際に前記補助吸収具の後端部の位置決めに利用される後目印部が、前記胴周り部に設けられ、前記外装シート本体のうち着用者の前側を覆う前方部において、前記外装シート本体の内側および外側から視認可能であり、前記補助吸収具の装着の際に前記補助吸収具の前端部の位置決めに利用される前目印部が、前記胴周り部に設けられ、前記胴部開口の前記エッジと前記後目印部との間の上下方向の距離が、前記胴部開口の前記エッジと前記前目印部との間の前記上下方向の距離よりも小さい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収性物品であって、前記後方部において、前記後目印部が前記吸収体の上端縁と前記胴部開口の前記エッジとの間に位置する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品であって、前記後目印部および前記前目印部がそれぞれ、左右方向に延びる直線状または帯状である。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記後目印部および前記前目印部がそれぞれ、前記中間弾性部材の一部であり、前記中間弾性部材の前記一部の色が、前記中間弾性部材の他の部位の色と異なる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記後目印部が、前記前目印部と異なる外見を有する。
本発明では、補助吸収具を使い捨ておむつの後方部に偏らせて取り付けることを容易とすることができる。
一の実施の形態に係る使い捨ておむつの正面図である。 使い捨ておむつの背面図である。 展開した状態の使い捨ておむつの平面図である。 使い捨ておむつの断面図である。 使い捨ておむつの部分断面図である。 使い捨ておむつの正面図である。 使い捨ておむつの背面図である。 補助吸収具が装着された使い捨ておむつの正面図である。 補助吸収具が装着された使い捨ておむつの背面図である。
図1および図2はそれぞれ、本発明の一の実施の形態に係る使い捨ておむつ1の正面図および背面図(すなわち、着用者の腹側および背側に位置する部位の図)である。図1および図2に示すように、使い捨ておむつ1は、上端(すなわち、図1および図2中の上側の端部)に胴部開口11を有し、下部に一対の脚部開口12を有するパンツタイプの吸収性物品であり、着用者からの排泄物を受ける。図1および図2では、左右方向に伸張した状態の使い捨ておむつ1を示す(図6ないし図9においても同様)。
図3は、使い捨ておむつ1を展開した状態で着用者側から見た平面図である。使い捨ておむつ1は、胴部開口11および一対の脚部開口12(図1および図2参照)を有する外装シート4、および、外装シート4の内面(すなわち、着用者側の面)上に取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する略シート状の吸収体20を備える。外装シート4は、外装シート本体40、並びに、外装シート本体40に伸張状態にて接合される脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および中間弾性部材45を備える。
使い捨ておむつ1では、図3中の下側の部位が着用者の前側(腹側の肌)を覆い、図3中の上側の部位が着用者の後側(背側の肌)を覆う。以下の説明では、外装シート本体40の着用者の腹側および背側に位置する部位をそれぞれ、「前方部401」および「後方部403」と呼び、前方部401と後方部403との間で前方部401および後方部403から連続するとともに着用者の股間部を覆う部位を「股下部402」と呼ぶ。また、前方部401、股下部402および後方部403が並ぶ方向を「長手方向」という。使い捨ておむつ1では、外装シート4が前方部401、股下部402および後方部403を備え、吸収体20は、外装シート4の前方部401から股下部402を経由して後方部403へと至る。外装シート4の前方部401、股下部402および後方部403は、使い捨ておむつ1の前方部、股下部および後方部でもある。
使い捨ておむつ1が製造される際には、外装シート4が吸収体20と共に股下部402にて折り曲げられ、股下部402を下側に向けた際の前方部401の両側端部(すなわち、左右両側の端部)の内面と、後方部403の両側端部の内面とが、加熱および押圧による熱融着によりそれぞれ接続される。これにより、図1および図2に示すように、前方部401および後方部403の上端に胴部開口11が形成され、前方部401および後方部403の下側において股下部402の左右に一対の脚部開口12が形成される。
図4は、使い捨ておむつ1を図3中に示すA−Aの位置にて切断した断面図である。図4は、使い捨ておむつ1の股下部402における断面を示す。図4では、図示の都合上、使い捨ておむつ1の各構成を離して描いている。図3および図4に示すように、吸収体20は、略シート状の本体部2、および、本体部2の両側部上(すなわち、上下方向に垂直な左右方向の両側)に配置される一対のサイドシート3を備える。各サイドシート3は、本体部2の長手方向(すなわち、図3中の縦方向)のおよそ全長に亘って延びる。
本体部2は、図4に示すように、トップシート21、バックシート23、および、トップシート21とバックシート23との間に配置された略シート状の吸収コア22を備える。トップシート21は、吸収コア22の着用者側の主面を覆う。バックシート23は、吸収コアの着用者とは反対側の主面を覆う。トップシート21とバックシート23とは、吸収コア22の周囲にて互いに接合されて吸収コア22を被覆する。
トップシート21は、透液性のシート材料であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。吸収コア22は、着用者から排泄された尿等の液体を吸収する。バックシート23は、排泄物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すのを防止する。バックシート23がホットメルト接着剤等にて外装シート4上に接合されることにより、吸収体20の本体部2が外装シート4の内面上に取り付けられる。吸収体20のバックシート23は、全面に亘って外装シート4に接合されてもよく、部分的に接合されてもよい。
トップシート21としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布(ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンボンド不織布等)が利用される。なお、トップシート21として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
バックシート23としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用される。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、使い捨ておむつ1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
図3に示すように、本体部2の長手方向の両端部における幅は、本体部2の長手方向の中央部(すなわち、股下部402と重なる部位)における幅よりも大きい。換言すれば、本体部2は、平面視においていわゆる砂時計型である。吸収コア22は、平面視において略長方形であり、左右方向の幅は長手方向の全長に亘っておよそ一定である。以下の説明では、使い捨ておむつ1の各構成の左右方向の幅を単に「幅」といい、長手方向の長さを単に「長さ」という。吸収コア22の幅は、吸収コア22の全長に亘って本体部2の幅よりも小さい。図3では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている(図1、図2、図6および図7においても同様)。また、図1および図2では、吸収体20の輪郭を細実線にて描いている(図6ないし図9においても同様)。
図4に示すように、吸収コア22は、積層された2枚のシート部材である第1コアシート221および第2コアシート223と、第1コアシート221および第2コアシート223の間に保持される高吸収性材料222とを備える。第1コアシート221および第2コアシート223としては、トップシート21と同様に、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布や、親水性繊維により形成された不織布が利用される。高吸収性材料222としては、例えば、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や、繊維状の高吸収性ファイバー(SAF(Super Absorbant Fibre))が利用される。本実施の形態では、粒状のSAPが高吸収性材料222として利用される。また、吸収コア22は、第1コアシート221と第2コアシート223との間に、粉砕されたパルプ繊維やセルロース繊維等、比較的嵩高な繊維を実質的に保持していない。
高吸収性材料222は、ホットメルト接着剤等により第1コアシート221と第2コアシート223との間に接合される。高吸収性材料222は、第1コアシート221および第2コアシート223の外縁部を除く領域のおよそ全体に配置される。高吸収性材料222が配置される領域では、高吸収性材料222は略均一に分布する。このため、吸収体20の厚さは、吸収コア22の高吸収性材料222が存在する領域にて、左右方向において略均一である。
図4に示すように、一対のサイドシート3はそれぞれ、長手方向の全長に亘って設けられた折り曲げ線39の一方側の部位である帯状の接合部33と、折り曲げ線39の他方側の部位である側壁部34と、側壁部34に接合される側壁部弾性部材35とを備える。一対の接合部33は、本体部2の左右方向の両側部において、本体部2の長手方向のおよそ全長に亘って配置される。各接合部33は、本体部2の着用者側にホットメルト接着剤等を用いて接合される。一対の側壁部34は、一対の接合部33の左右方向の内側のエッジ(すなわち、折り曲げ線39)にて一対の接合部33から連続する部位であり、本体部2の左右方向の両側部上において本体部2の長手方向のおよそ全長に亘って延びる。
各側壁部34は、長手方向における両端部において接合部33上に重ねられ、熱融着接合または超音波接合、あるいは、ホットメルト接着剤等による接着により接合部33上に直接的に固定される。また、各側壁部34の長手方向におけるおよそ中央の部位、すなわち、外装シート4の股下部402と重なる部位の一部も接合部33上に重ねられ、熱融着接合または超音波接合、あるいは、ホットメルト接着剤等による接着により接合部33上に直接的に固定される。すなわち、一対の側壁部34はそれぞれ、長手方向の両端部、および、外装シート4の股下部402と重なる部位において、側壁部34のおよそ全幅に亘って接合部33を介して本体部2に接合される。各側壁部34の長手方向の両端部、および、外装シート4の股下部402と重なる部位の略中央部は、本体部2から起立しない。
各側壁部34に接合される側壁部弾性部材35は、例えば、長手方向に延びる5本の側壁部弾性糸351を有し、5本の側壁部弾性糸351は、側壁部34の自由端近傍、折り曲げ線39近傍、および、自由端と折り曲げ線39との間に、互いに略平行に配置される。側壁部弾性部材35が収縮することにより、側壁部34のうち接合部33に直接的に接合されていない部位(すなわち、長手方向の両端部と外装シート4の股下部402と重なる部位の中央部とを除く部位)が、図4に示すように、本体部2から起立し、立体ギャザーが形成される。具体的には、使い捨ておむつ1が着用者に着用された状態において、吸収体20の下端部には立体ギャザーは形成されず、下端部よりも前側および後側において側壁部34の一部が本体部2から起立して立体ギャザーが形成される。なお、側壁部34は、接合部33の左右方向の内側のエッジではなく、外側のエッジに連続してもよい。この場合、接合部33の左右方向の外側のエッジが折り曲げ線39になる。
サイドシート3のシート本体(すなわち、接合部33および側壁部34)としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)が利用される。側壁部弾性部材35としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用される。本実施の形態では、ポリウレタン糸が側壁部弾性部材35として利用される。
図5は、使い捨ておむつ1を図3中に示すB−Bの位置で切断した部分断面図である。図5では、使い捨ておむつ1の後側を示す。使い捨ておむつ1の前側の構造は、図5に示す後側の構造とほぼ同様である。図4および図5に示すように、外装シート4の外装シート本体40は、第1外装シート41と、第2外装シート42とを備える。第2外装シート42は、第1外装シート41の内面上(すなわち、着用者側)に直接的に積層され、ホットメルト接着剤等により第1外装シート41に接合される。
外装シート本体40は、図5に示すように、第2外装シート42の内面上に直接的に積層されてホットメルト接着剤等により接合されるエンドシート5をさらに備える。図3に示すように、エンドシート5は、使い捨ておむつ1の左右方向(すなわち、図3中における横方向)に関して外装シート4の幅のおよそ全体に亘って設けられ、図5に示すように、第2外装シート42との間に、吸収体20の上端部を挟んで固定する。第2外装シート42の上端は、エンドシート5の上端と上下方向においておよそ一致しており、第1外装シート41の上端である胴部開口11のエッジ111から下方に離間する。また、第2外装シート42の上端、および、エンドシート5の上端は、吸収体20の上端よりも上側に位置する。
第1外装シート41、第2外装シート42およびエンドシート5としては、バックシート23と同様に、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布、プラスチックフィルム、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。プラスチックフィルムとしては、透湿性(通気性)を有するものが利用されることが好ましい。また、第1外装シート41、第2外装シート42およびエンドシート5として、トップシート21と同様に、親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布や親水性繊維により形成された不織布が利用されてもよい。
第1外装シート41は、胴部開口11のエッジ111にて着用者側に折り返される折り返し部46を備える。折り返し部46の下端は、第2外装シート42の上端、および、エンドシート5の上端よりも下側、かつ、吸収体20の上端よりも上側に位置する。第2外装シート42の上端部およびエンドシート5の上端部は、第1外装シート41の折り返し部46に対向する部位である対向部47と、折り返し部46との間に挟まれ、折り返し部46は、対向部47およびエンドシート5の上端部に接合される。
折り返し部46と対向部47との間には、胴部弾性部材44が胴部開口11のエッジ111に沿って配置され、図1ないし図3に示すように、左右方向に延びて外装シート本体40の前方部401および後方部403に接合される。図1ないし図3、および、図5に示すように、胴部弾性部材44は、例えば、互いに略平行に上下方向に配列される6本の胴部弾性糸441を含む。胴部弾性部材44が収縮することにより、胴部開口11の周囲にて外装シート本体40が収縮し、着用者の胴部に接する胴部開口ギャザーが形成される。
図1および図2に示すように、脚部弾性部材43は、一対の脚部開口12のエッジ121に沿って配置される。脚部弾性部材43は、図4に示すように、外装シート4の第1外装シート41と第2外装シート42との間に接合される。図1ないし図3に示すように、各脚部弾性部材43の両側の上端部は、外装シート本体40の前方部401および後方部403に接合され、各脚部弾性部材43の両上端部の間の中央部は、外装シート本体40の股下部402に接合される。各脚部弾性部材43は、例えば、4本の脚部弾性糸431を含む。脚部弾性部材43が収縮することにより、一対の脚部開口12の周囲にて外装シート本体40が収縮し、着用者の脚周りに接する一対の脚部ギャザーが形成される。
図1および図2に示すように、本実施の形態では、4本の脚部弾性糸431が、一方の脚部開口12のエッジ121に沿って前方部401から股下部402へと延び、股下部402の長手方向の略中央部において左右方向へと延び、さらに、他方の脚部開口12のエッジ121に沿って股下部402から前方部401へと延びる。また、他の4本の脚部弾性糸431が、一方の脚部開口12のエッジ121に沿って後方部403から股下部402へと延び、股下部402の長手方向の略中央部において左右方向へと延び、さらに、他方の脚部開口12のエッジ121に沿って股下部402から後方部403へと延びる。
これら8本の脚部弾性糸431には、股下部402の左右方向の中央部と重なる所定幅の部位において、いわゆるドットカットが施され、当該8本の脚部弾性糸431が細かく切断される。切断された部位では、脚部弾性糸431は実質的に伸縮性を発揮しない。これにより、外装シート4の股下部402の左右方向の中央部が、実質的に伸縮性を有しない股下非伸縮領域となる。股下非伸縮領域の幅は、好ましくは、股下非伸縮領域が設けられる位置における外装シート4の幅の1/2以上2/3以下である。
中間弾性部材45は、外装シート本体40における胴部弾性部材44の下端部と脚部弾性部材43の上端部との上下方向における間の領域(以下、「胴周り部48」という。)に配置される。中間弾性部材45は、前方部401および後方部403において、図5に示すように第1外装シート41と第2外装シート42との間に配置され、胴周り部48に胴周り方向に沿って接合される。図1ないし図3、および、図5に示すように、中間弾性部材45は、例えば、前方部401および後方部403のそれぞれにおいて互いに略平行に上下方向に配列される18本の中間弾性糸451を含む。当該18本の中間弾性糸451は、左右方向に延びる略直線状である。中間弾性部材45が収縮することにより外装シート本体40が収縮し、着用者の下腹部および臀部に接する中間ギャザーが形成される。
脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および中間弾性部材45としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用される。本実施の形態では、ポリウレタン糸が脚部弾性部材43、胴部弾性部材44および中間弾性部材45として利用される。
図1および図2に示すように、使い捨ておむつ1では、外装シート4の前方部401および後方部403の双方において、中間弾性部材45の一部に、いわゆるドットカットが施され、当該一部が細かく切断されている。具体的には、上下方向に関して吸収体20の吸収コア22と重なる複数の中間弾性糸451が、吸収体20の左右方向の両側部と重なる所定幅の部位にてそれぞれ切断される。切断された部位では、中間弾性糸451は実質的に伸縮性を発揮しない。
上下方向に関して吸収コア22と重なる中間弾性糸451とは、胴部開口11を上方に向け、股下部402を下方に向けた状態の使い捨ておむつ1において、吸収コア22の上端と下端との間に位置する中間弾性糸451である。本実施の形態では、18本の中間弾性糸451のうち、下側に位置する10本の中間弾性糸451が、上下方向に関して吸収コア22と重なる。上下方向に関して吸収コア22と重なる複数の中間弾性糸451は、吸収体20の左右方向の中央部と重なる部位、および、吸収体20の左右方向の両側に位置する部位では切断されず、実質的に伸縮性を発揮する。外装シート4では、上記10本の中間弾性糸451が実質的に伸縮性を発揮する領域に、中間ギャザーの一部が形成される。また、当該10本の中間弾性糸451が切断されて実質的に伸縮性を発揮しない領域には、中間ギャザーは形成されない。
18本の中間弾性糸451のうち上側の8本の中間弾性糸451は、外装シート4の前方部401および後方部403の双方において、外装シート4の左右方向のおよそ全長(すなわち、外装シート4のおよそ全幅)に亘って配置される。換言すれば、当該8本の中間弾性糸451は、胴周り部48の胴周り方向のおよそ全周に亘って連続的に設けられる。当該8本の中間弾性糸451は、切断されることなく伸張状態にて第1外装シート41および第2外装シート42(図5参照)に接合され、実質的に伸縮性を発揮する。外装シート4では、当該8本の中間弾性糸451が実質的に伸縮性を発揮する領域に、中間ギャザーの一部が形成される。
図6および図7は、使い捨ておむつ1の正面図および背面図である。図6では、前方部401の胴周り部48に配置される中間弾性部材45の18本の中間弾性糸451のうち、上側から7本目および8本目の中間弾性糸に符号451aを付す。図7では、後方部403の胴周り部48に配置される中間弾性部材45の18本の中間弾性糸451のうち、上側から1番目および2番目の中間弾性糸に符号451bを付す。図6および図7では、中間弾性糸451a,451bを、中間弾性糸451a,451bを除く他の中間弾性糸451(以下、単に「他の中間弾性糸451」という。)と容易に区別できるように、他の中間弾性糸451よりも太い破線にて示す。
中間弾性糸451a,451bの色は、他の中間弾性糸451の色と異なり、かつ、外装シート本体40の色とも異なる。他の中間弾性糸451の色は、外装シート本体40の色と同系色である。なお、同系色とは、同一の色を含む同系統の色(すなわち、色相が同じまたは近似する色)を意味する。使い捨ておむつ1では、例えば、外装シート本体40の色は、白色またはベージュのような淡い色であり、他の中間弾性糸451の色は白色である。また、2本の中間弾性糸451aの色は青色であり、2本の中間弾性糸451bの色は赤色である。中間弾性糸451a,451bは、外装シート本体40の内側および外側から視認可能であり、外装シート本体40の内側および外側から中間弾性糸451a,451bの位置を容易に特定することができる。
使い捨ておむつ1が使用される際には、使い捨ておむつ1の内側、すなわち、外装シート4および吸収体20の内側に補助吸収具が装着される。図8および図9は、内側に補助吸収具9が装着された使い捨ておむつ1の正面図および背面図である。図8および図9では、補助吸収具9の輪郭を太破線にて描いている。補助吸収具9は、その外面であるバックシート93を、使い捨ておむつ1の外装シート4および吸収体20に対向させた状態で、使い捨ておむつ1の内側に装着される。補助吸収具9の外面であるバックシート93の色は、使い捨ておむつ1の外装シート本体40の色とは異なり、例えば、緑やピンクの蛍光色等の鮮やかな色である。補助吸収具9は、胴周り部48を介して外装シート4の外側から視認可能である。
補助吸収具9が使い捨ておむつ1の内側に装着される際、および、補助吸収具9が使い捨ておむつ1と共に着用者に装着される際には、使い捨ておむつ1の前方部において、中間弾性糸451aが、補助吸収具9の前端部の位置決めに利用され、また、使い捨ておむつ1の後方部において、中間弾性糸451bが、補助吸収具9の後端部の位置決めに利用される。換言すれば、中間弾性糸451aは、補助吸収具9の装着の際に、補助吸収具9の前端部の位置決めに利用される前目印部481であり、中間弾性糸451bは、補助吸収具9の装着の際に、補助吸収具9の後端部の位置決めに利用される後目印部482である。
補助吸収具9の前端部および後端部とは、補助吸収具9の長手方向の両端部のうち、装着時に着用者の前側(腹側)および後側(背側)にそれぞれ位置する端部であり、外装シート4の前方部401および後方部403にそれぞれ重なる。前目印部481および後目印部482を利用した補助吸収具9の装着の詳細については後述する。
前目印部481である2本の中間弾性糸451a、および、後目印部482である2本の中間弾性糸451bはそれぞれ、上述のように中間弾性部材45の一部であり、中間弾性部材45の当該一部の色(例えば、青色や赤色)は、中間弾性部材45の他の部位である他の中間弾性糸451の色(例えば、白色)と異なる。また、前目印部481の色は、後目印部482の色と異なる。
前目印部481は、2本の中間弾性糸451aのそれぞれに注目すると、左右方向に延びる略直線状であり、2本の中間弾性糸451aおよび2本の中間弾性糸451aの間の領域をまとめて、左右方向に延びる帯状と捉えることもできる。後目印部482も同様に、2本の中間弾性糸451bのそれぞれに注目すると、左右方向に延びる略直線状であり、2本の中間弾性糸451bおよび2本の中間弾性糸451bの間の領域をまとめて、左右方向に延びる帯状と捉えることもできる。
図6に示すように、前方部401では、前目印部481の上側の中間弾性糸451aは、吸収体20の前側の上端縁と胴部開口11のエッジ111との間に位置し、下側の中間弾性糸451aは、吸収体20の前側の上端縁と吸収コア22の上端縁との間に位置する。また、図7に示すように、後方部403では、後目印部482の2本の中間弾性糸451bは、吸収体20の後側の上端縁と胴部開口11のエッジ111との間に位置する。図6および図7に示すように、後目印部482は、前目印部481よりも上方に位置する。後目印部482と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離は、前目印部481と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離よりも小さい。
図8および図9に示す使い捨ておむつ1および補助吸収具9が着用者に装着される際には、まず、使い捨ておむつ1の一対の脚部開口12に着用者の脚を挿入し、使い捨ておむつ1が着用者の足首や膝や大腿部等に位置している状態で、使い捨ておむつ1の内側に補助吸収具9が装着される。このとき、着用者または介護者は、胴部開口11を介して使い捨ておむつ1の内側を見て、補助吸収具9の後端部(例えば、後端縁)を、使い捨ておむつ1の後方部403の後目印部482に合わせる。また、補助吸収具9の前端部(例えば、前端縁)を、使い捨ておむつ1の前方部401の前目印部481に合わせる。これにより、補助吸収具9を、使い捨ておむつ1の内側の所定の位置に容易に配置することができる。そして、使い捨ておむつ1を引っ張り上げて着用者に装着することにより、補助吸収具9も着用者に装着される。
なお、補助吸収具9および使い捨ておむつ1の装着は、他の方法により行われてもよい。例えば、使い捨ておむつ1が着用者の足首や膝や大腿部等に位置している状態で、着用者の股間部に補助吸収具9が宛がわれ、補助吸収具9を着用者に押さえておいてもらい、介護者が使い捨ておむつ1を引っ張り上げて着用者に装着させてもよい。
上記いずれの装着方法においても、使い捨ておむつ1が着用者に装着される過程において補助吸収具9の位置が変化し、補助吸収具9の使い捨ておむつ1に対する相対位置が所定の位置からずれてしまう場合がある。この場合、介護者等が、補助吸収具9の後端部(すなわち、後側の上端部)を、使い捨ておむつ1の胴部開口11を介して把持し、後方部403の胴周り部48に設けられた後目印部482(すなわち、2本の中間弾性糸451b)を位置決めの基準として、補助吸収具9の後端部を胴周り部48を介して視認しつつ当該後端部の長手方向における位置、および、後端部の左右方向の傾きを調整する。より具体的には、補助吸収具9の略直線状の後端縁を、例えば2本の中間弾性糸451bの間、かつ、中間弾性糸451bに平行に配置することにより、補助吸収具9の後端部の位置決めが行われる。
また、介護者等は、補助吸収具9の前端部を、使い捨ておむつ1の胴部開口11を介して把持し、前方部401の胴周り部48に設けられた前目印部481(すなわち、2本の中間弾性糸451a)を位置決めの基準として、補助吸収具9の前端部を胴周り部48を介して視認しつつ当該前端部の長手方向における位置、および、前端部の左右方向の傾きを調整する。より具体的には、補助吸収具9の略直線状の前端縁を、例えば2本の中間弾性糸451aの間、かつ、中間弾性糸451aに平行に配置することにより、補助吸収具9の前端部の位置決めが行われる。
使い捨ておむつ1では、上述のように、後目印部482と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離は、前目印部481と胴部開口11のエッジ111との間の上下方向の距離よりも小さい。このため、補助吸収具9を着用者に装着する際に、前目印部481および後目印部482を利用して補助吸収具9の使い捨ておむつ1に対する位置決めを行うことにより、補助吸収具9を使い捨ておむつ1の後方部に偏らせて取り付けることを容易とすることができる。その結果、使い捨ておむつ1および補助吸収具9の着用者が仰向けになった状態で排尿が行われた場合であっても、使い捨ておむつ1の後方部へと異動した尿が、補助吸収具9から漏出することを抑制または防止することができる。
後目印部482は、吸収体20の後側の上端縁と胴部開口11のエッジ111との間に位置するため、補助吸収具9を着用者に装着する際に、補助吸収具9の後端縁を吸収体20の後側の上端縁よりも上側に容易に位置させることができる。その結果、補助吸収具9を使い捨ておむつ1の後方部にさらに偏らせて取り付けることができる。また、前目印部481および後目印部482はそれぞれ、左右方向に延びる直線状または帯状である。これにより、補助吸収具9の位置決め、すなわち、後端縁および前端縁をそれぞれ前目印部481および後目印部482に合わせて補助吸収具9を配置することを容易とすることができる。
使い捨ておむつ1では、前目印部481および後目印部482がそれぞれ中間弾性部材45の一部であり、中間弾性部材45の当該一部の色が、中間弾性部材45の他の部位の色と異なる。このように、使い捨ておむつ1に元から設けられる構造を前目印部481および後目印部482として利用することにより、目印部として新たな部材を追加したり、目印部を印刷する必要がないため、使い捨ておむつ1の構造および製造を簡素化することができる。
上述のように、前目印部481と後目印部482とが互いに異なる色を有する。このため、使い捨ておむつ1の前後の区別を容易につけることができる。その結果、使い捨ておむつ1の着用を容易とすることができる。使い捨ておむつ1では、後目印部482は、必ずしも前目印部481と異なる色を有する必要はなく、例えば、前目印部481と異なる形状を有していてもよい。具体的には、後目印部482の中間弾性糸451bとして、前目印部481の中間弾性糸451aよりも太い弾性糸が利用されてもよい。あるいは、後目印部482に含まれる中間弾性糸451bの本数を、前目印部481に含まれる中間弾性糸451aの本数と異ならせてもよい。また、後目印部482として、2本の中間弾性糸451bに代えて、左右方向に延びる略帯状の弾性部材が利用され、前目印部481の2本の中間弾性糸451aと区別されてもよい。このように、後目印部482が前目印部481と異なる外見(色や形状等)を有することにより、使い捨ておむつ1の前後の区別を容易につけることができる。
上述の使い捨ておむつ1は、様々な変更が可能である。
例えば、外装シート4では、第2外装シート42の上端が第1外装シート41の上端とおよそ一致し、エンドシート5が第2外装シート42の内面に接合されてもよい。この場合、中間弾性部材45は、第1外装シート41と第2外装シート42との間、または、第2外装シート42とエンドシート5との間に接合される。
前目印部481および後目印部482である中間弾性糸451a,451bはそれぞれ、必ずしも胴周り部48の胴周り方向のおよそ全周に亘って設けられる必要はなく、胴周り部48の少なくとも一部に胴周り方向に沿って接合されていればよい。
前目印部481および後目印部482はそれぞれ、1本または3本以上の略直線状の中間弾性糸451であってもよく、波線状等、直線状以外の中間弾性糸であってもよい。また、前目印部481および後目印部482はそれぞれ、中間弾性部材45として設けられる1本または複数の略帯状の弾性部材であってもよい。
前目印部481および後目印部482は、必ずしも中間弾性部材45の一部である必要はない。例えば、インクジェット印刷等により外装シート本体40に印刷された直線や円等の図形が、前目印部481または後目印部482として利用されてもよい。また、外装シート本体40と異なる有色のホットメルト接着剤が、第1外装シート41と第2外装シート42との間に線状や帯状等に塗布され、あるいは、有色の帯状の不織布等が第1外装シート41と第2外装シート42との間に接合され、当該ホットメルト接着剤や有色部材が前目印部481または後目印部482として利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 使い捨ておむつ
4 外装シート
9 補助吸収具
11 胴部開口
12 脚部開口
20 吸収体
40 外装シート本体
43 脚部弾性部材
44 胴部弾性部材
45 中間弾性部材
111 (胴部開口の)エッジ
121 (脚部開口の)エッジ
401 前方部
403 後方部
481 前目印部
482 後目印部

Claims (5)

  1. パンツタイプの吸収性物品であって、
    上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有する外装シートと、
    前記外装シートの内面上に取り付けられた吸収体と、
    を備え、
    前記外装シートが、
    外装シート本体と、
    前記胴部開口のエッジに沿って前記外装シート本体に接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、
    前記一対の脚部開口のエッジに沿って前記外装シート本体に接合されるとともに収縮することにより一対の脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、
    前記胴部弾性部材と前記脚部弾性部材との間における前記外装シート本体の胴周り部に胴周り方向に沿って接合され、収縮することにより中間ギャザーを形成する中間弾性部材と、
    を備え、
    補助吸収具が前記外装シートおよび前記吸収体の内側に装着された場合に、前記補助吸収具が前記胴周り部を介して外側から視認可能であり、
    前記外装シート本体のうち着用者の後側を覆う後方部において、前記外装シート本体の内側および外側から視認可能であり、前記補助吸収具の装着の際に前記補助吸収具の後端部の位置決めに利用される後目印部が、前記胴周り部に設けられ、
    前記外装シート本体のうち着用者の前側を覆う前方部において、前記外装シート本体の内側および外側から視認可能であり、前記補助吸収具の装着の際に前記補助吸収具の前端部の位置決めに利用される前目印部が、前記胴周り部に設けられ、
    前記胴部開口の前記エッジと前記後目印部との間の上下方向の距離が、前記胴部開口の前記エッジと前記前目印部との間の前記上下方向の距離よりも小さいことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記後方部において、前記後目印部が前記吸収体の上端縁と前記胴部開口の前記エッジとの間に位置することを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品であって、
    前記後目印部および前記前目印部がそれぞれ、左右方向に延びる直線状または帯状であることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記後目印部および前記前目印部がそれぞれ、前記中間弾性部材の一部であり、
    前記中間弾性部材の前記一部の色が、前記中間弾性部材の他の部位の色と異なることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記後目印部が、前記前目印部と異なる外見を有することを特徴とする吸収性物品。
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