JP2015093603A - 車両の前席用エアバッグ装置 - Google Patents
車両の前席用エアバッグ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015093603A JP2015093603A JP2013234779A JP2013234779A JP2015093603A JP 2015093603 A JP2015093603 A JP 2015093603A JP 2013234779 A JP2013234779 A JP 2013234779A JP 2013234779 A JP2013234779 A JP 2013234779A JP 2015093603 A JP2015093603 A JP 2015093603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- vehicle
- bag
- collision
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 claims abstract description 63
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 230000008569 process Effects 0.000 description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Air Bags (AREA)
Abstract
【課題】ガス発生装置の性能の大幅な増加を必要とせず、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に乗員頭部を十分にカバーする範囲に展開する前席用エアバッグ装置の提供。
【解決手段】車両の前席用エアバッグ装置10は、中央袋体12aおよび該中央袋体12aの左右に設けられた側方袋体12b、12cを含む独立した3つの袋体12と、ガス発生装置14と、ガス発生装置14からの膨張用ガスを、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体12aのみに供給し、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には中央袋体12aと左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体のみとに供給する、ガス供給制御装置16と、を備える。2つの袋体を膨張展開で済むので、ガス発生装置14の性能の大幅な増加を必要とせず、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に乗員頭部を十分にカバーでき展開先端部で背面から支持され得る範囲に展開できる。
【選択図】 図1
【解決手段】車両の前席用エアバッグ装置10は、中央袋体12aおよび該中央袋体12aの左右に設けられた側方袋体12b、12cを含む独立した3つの袋体12と、ガス発生装置14と、ガス発生装置14からの膨張用ガスを、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体12aのみに供給し、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には中央袋体12aと左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体のみとに供給する、ガス供給制御装置16と、を備える。2つの袋体を膨張展開で済むので、ガス発生装置14の性能の大幅な増加を必要とせず、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に乗員頭部を十分にカバーでき展開先端部で背面から支持され得る範囲に展開できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両の前席用エアバッグ装置に関し、とくに車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に乗員の衝突側への側方移動を効果的に抑制できる前席用エアバッグ装置に関する。
特許文献1は、車両左右方向に袋体を有し、左右袋体の中央部が連結された前席用エアバッグ装置を開示している。左右袋体の間に形成される空間部がガイドとなり、衝突条件により車両左右方向へ移動した乗員頭部をエアバッグ中心へ誘導する。
特許文献2は、ステアリングエアバッグと補助エアバッグとの2つのエアバッグを備えた前席用エアバッグ装置を開示している。補助エアバッグは、ステアリングホイールの車両左右方向変位または角度変化が所定値以上となる衝突時に運転者の前方スペースに展開される。
しかし、車両前面のうち車両左右方向の左側前面または右側前面のみが加害物と接触するような衝突形態では、車両が衝突部の鉛直方向を軸とする軸周りに回転するため、衝突後乗員が慣性で前方へ移動した際、エアバッグの中心位置と乗員の中心位置とが車両左右方向にずれる場合がある。
この位置ずれに特許文献1の従来技術で対応する場合、左右の袋体が同時に展開するため、袋体が展開可能な体積、したがって乗員頭部を保護可能な範囲には限界がある。とくに、車両前面の非常に狭い範囲に高い速度で衝突が起こった場合には、乗員の頭部がドアの内装材や反衝突側乗員席の前側まで移動するおそれがあり、従来技術のエアバッグ装置では、乗員頭部を十分にカバーできない可能性がある。
一方、特許文献2の従来技術で対応する場合、既存のステアリングエアバッグと同程度の体積を有する補助エアバッグを展開させるには、ガス発生装置の性能、容量を大幅に増加させる必要がある。
本発明の目的は、ガス発生装置の性能、容量の大幅な増加を必要とすることなく、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に、乗員頭部を十分にカバーできる範囲に展開でき、かつ、頭部保持力を増強できる、車両の前席用エアバッグ装置を提供することである。
上記目的を達成する本発明の車両の前席用エアバッグ装置(以下、「車両の前席用エアバッグ装置」を単に「前席用エアバッグ装置」とも云う)は、つぎの構成をとることができる。なお、括弧付きの符号は図面に現れる部材番号に対応する。
本発明の第1の構成では、前席用エアバッグ装置(10)は、中央袋体(12a)および該中央袋体(12a)の左右に設けられた側方袋体(12b、12c)を含む独立した3つの袋体(12)と、ガス発生装置(14)と、ガス発生装置(14)からの膨張用ガスを、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体(12a)のみに供給し、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には中央袋体(12a)と左右の側方袋体(12b、12c)のうち衝突側の側方袋体のみに供給する、ガス供給制御装置(16)と、を備える。
本発明の第2の構成では、上記第1の構成において、中央袋体(12a)および左右の側方袋体(12b、12c)の膨張展開状態で、左右の側方袋体(12b、12c)の厚みh2、h3が中央袋体(12a)の厚みh1より大に設定されており、左右の側方袋体(12b、12c)の圧力p2、p3が中央袋体(12a)の圧力p1より大に設定されている。
本発明の第3の構成では、上記第1の構成または第2の構成において、ガス供給制御装置(16)は、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に、衝突側の側方袋体を中央袋体(12a)より先に展開完了するように構成されている。
第1の構成によれば、つぎの効果が得られる。
車両左右方向加速度を伴わない前面衝突時には、中央袋体のみが膨張展開して、従来どおり、前方へ慣性移動する乗員を中央袋体が拘束、保護する。
車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体と衝突側の側方袋体のみとの2つの袋体が膨張展開し、両袋体によって斜め前方へ慣性で移動する乗員を拘束し、保護する。
車両左右方向加速度を伴わない前面衝突時には、中央袋体のみが膨張展開して、従来どおり、前方へ慣性移動する乗員を中央袋体が拘束、保護する。
車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体と衝突側の側方袋体のみとの2つの袋体が膨張展開し、両袋体によって斜め前方へ慣性で移動する乗員を拘束し、保護する。
この場合、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突において乗員に近い側の衝突では、中央袋体と、左右の側方袋体のうち衝突側の側方袋体のみが膨張展開するので、左右両方の側方袋体が膨張展開する場合よりも、乗員頭部を十分にカバーできる範囲に側方袋体を十分に展開でき、乗員のドア側への移動を抑制できる。また、衝突側の側方袋体の展開側先端部がドアトリムに達することができて乗員と反対側からドアトリムによって支持されるので、ドアトリムに達しない場合に比べて、衝突側の側方袋体の頭部保持力を増強できる。
また、乗員から遠い側の衝突では、中央袋体と、左右の側方袋体のうち衝突側の側方袋体のみが膨張展開するので、左右両方の側方袋体が膨張展開する場合よりも、乗員頭部を十分にカバーできる範囲に展開でき、乗員の車両幅方向中央側への移動を抑制できる。また、衝突側の側方袋体の展開側先端部がインストルメントパネルに達することができて乗員と反対側からインストルメントパネルによって支持されるので、インストルメントパネルに達しない場合に比べて、衝突側の側方袋体の頭部保持力を増強できる。
衝突側の側方袋体がドアトリムまたはインストルメントパネルによって乗員と反対側から支持される場合には、ドアトリムまたはインストルメントパネルによって支持されない袋体により乗員を支持する場合に比べて、袋体の容量を増加する必要がなく、かつ、ガス発生装置を高出力化する必要がない。
第2の構成によれば、h2、h3>h1、かつ、p2、p3>p1に設定されているので、乗員が膨張展開した袋体に当たった時、乗員が中央袋体側に誘導され、乗員の衝突側への側方移動を効果的に抑制できる。その結果、従来のエアバッグ装置では存在した、乗員の頭部が補助エアバッグから外れてドアトリムやインストルメントパネルに接触するおそれを抑制できる。
第3の構成によれば、衝突側の側方袋体が中央袋体より先に展開完了するので、乗員の側方移動をより効果的に抑制できる。
本発明の前席用エアバッグ装置を、図1−図28を参照して説明する。図1−図15は本発明の全実施例に適用可能であり、図16−図20は本発明の第1実施例に適用可能であり、図21−図24は本発明の第2実施例に適用可能であり、図25−図28は本発明の第3実施例に適用可能である。本発明の全実施例にわたって同じかまたは準じる構成をもつ構成部分には、本発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
<<構成>>
まず、本発明の前席用エアバッグ装置10の構成を説明する。
図1−図3および図13−図15に示すように、本発明の前席用エアバッグ装置10は、3つ以上の複数の袋体12と、膨張用ガスを発生するガス発生装置14と、ガス発生装置14からの膨張用ガスを複数の袋体12のうち少なくとも2つの袋体12に供給するガス供給制御装置16と、を含む。以下、順に説明する。
まず、本発明の前席用エアバッグ装置10の構成を説明する。
図1−図3および図13−図15に示すように、本発明の前席用エアバッグ装置10は、3つ以上の複数の袋体12と、膨張用ガスを発生するガス発生装置14と、ガス発生装置14からの膨張用ガスを複数の袋体12のうち少なくとも2つの袋体12に供給するガス供給制御装置16と、を含む。以下、順に説明する。
袋体12は、車両の衝突時に、乗員Pの頭部と車両内装材(たとえば、ドアトリム、インストルメントパネル)の間に展開して介在し、乗員Pの頭部へ入力される荷重を低減する。袋体12は、中央袋体12aおよび中央袋体12aの左右に設けられた側方袋体12b、12cを含む、互いに独立した3つ以上の袋体12からなる。
側方袋体12b、12cのうち少なくとも1つの側方袋体12bが中央袋体12aの車両左右方向外側(ドアトリム側)にあり、残りの少なくとも1つの側方袋体12cが中央袋体12aの車両左右方向内側(インストルメントパネルの中央側)にあればよい。以下、袋体12が、1つの中央袋体12aと、1つの車両左右方向外側側方袋体12bと、1つの車両左右方向内側側方袋体12cとの、3つの袋体からなる場合を例にとる。
図1は、袋体12が運転席が車両の左側部分にある場合の運転席前方にある場合を示しているが、袋体12は運転席が車両の右側部分にある車両に設けられてもよいし、助手席の前方に設けられてもよい。袋体12が運転席の前方に設けられる場合、袋体12はステアリングコラム(ステアリングホイール20a、インフレータケース20bを含む)20に取り付けられる。袋体12が助手席の前方に設けられる場合、袋体12はインストルメントパネル24に取り付けられる。
車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には、中央袋体12aのみが膨張展開され、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、図5−図8に示すように、中央袋体12aと、左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体との、2つの袋体12のみが膨張展開される。これは、3つの袋体12a、12b、12cの全部を膨張展開させると大容量のガス発生装置14が必要となるので、それを避けるためである。1つまたは選択された2つの袋体の膨張展開が可能なように、3つの袋体12は、互いに独立に膨張展開可能な構成を有する。
図3は、3つの袋体12a、12b、12cのステアリングコラム20への取付構造の一例を示す。ステアリングコラム20に、ガス発生装置14と、ガス供給制御装置16の一部を構成するガスガイドインナ16bとが固定される。ガス発生装置14はガスインナ16bの内部に配置される。ガスガイドアウタ16cがガスガイドインナ16bに可動に取り付けられ、3つの袋体12a、12b、12cがガスガイドアウタ16cの互いに異なる部位に取り付けられる。
図3および図13は、3つの袋体12a、12b、12cの折り畳み態様も示している。中央袋体12aは、好ましくは、乗員側に伸長する方向に蛇腹折りとされる。側方袋体12b、12cは、好ましくは、左右に伸長す方向に蛇腹折り、またはロール折り、または蛇腹折りとロール折りとの両方、とされる。
車両左右方向の加速度を伴う前面衝突は、オフセット前面衝突または斜突を含む。オフセット前面衝突または斜突では、車体は車両前面の衝突部の鉛直軸まわりに回転され、乗員Pは衝突前の位置に慣性で残ろうとするので、乗員Pは、車両に対して相対的に、車両左右方向に衝突側に移動しようとする。衝突側に移動する乗員Pを拘束し保護するために、左右の側方袋体12b、12cのうち膨張展開される方の側方袋体は、衝突側の側方袋体、すなわち、車両前面の衝突部の後方に近い側に位置する側方袋体、とされる。
図1、図5、図7、図11に示すように、袋体12の膨張展開状態において、中央袋体12aはステアリングホイール20aを乗員側から覆う。側方袋体12b、12cは、ステアリングホイール20aの車両後方部位よりも車両左右方向にオフセットした部位を乗員側から覆う。各側方袋体12b、12cの体積は、中央袋体12aの体積以下であることが好ましい。これは、側方袋体12b、12cの体積を中央袋体12aの体積より大とすると、ガス発生装置14を大容量とする必要があるので、それを避けるためである。
中央袋体12aの車両左右方向外側にある側方袋体12bは、膨張展開状態において、該側方袋体12bの少なくとも先端部がドアトリム22により乗員Pと反対側から支持されるような長さ、および/または、形状を持つ。中央袋体12aの車両左右方向内側にある側方袋体12cは、膨張展開状態において、該側方袋体12cの少なくとも先端部がインストルメントパネル24により乗員Pと反対側から支持されるような長さ、および/または、形状を持つ。展開時に側方袋体の少なくとも先端部をドアトリム22またはインストルメントパネル24により支持するのは、側方袋体12b、12cの乗員支持力を増大するためであり、それによってガス発生装置14を大容量とする必要を避けるためである。
袋体12の寸法条件、内圧条件、展開タイミング条件は、図9−図12のように設定されることが望ましい。ただし、図9−図11では、左右の側方袋体12b、12cの両方が膨張展開した状態で示されているが、実際は左右の側方袋体12b、12cの一方のみが膨張展開する。
寸法条件に関しては、図9に示すように、中央袋体12aおよび左右の側方袋体12b、12cの膨張展開状態で、左右の側方袋体12b、12cの厚みh2、h3が中央袋体12aの厚みh1より厚くされる。h2、h3の大小は問わない。h1<h2、h3とする理由は、乗員頭部の車両左右方向への移動を効果的に抑制するためである。
圧力条件に関しては、図10に示すように、中央袋体12aおよび左右の側方袋体12b、12cの膨張展開状態で、左右の側方袋体12b、12cの圧力p2、p3が中央袋体12aの圧力p1より高くされる。p2、p3の大小は問わない。p1<p2、p3とする理由は、乗員頭部の車両左右方向への移動を効果的に抑制するためである。
展開タイミング条件に関しては、図11および図12に示すように、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に、衝突側の側方袋体12bまたは12cが中央袋体12aより先に展開完了するように構成されている。中央袋体12a、衝突側の側方袋体12bまたは12cの展開完了体積が、それぞれ、V1、V2またはV3とすると、衝突側の側方袋体12bまたは12cが中央袋体12aより先に展開完了体積V2またはV3となるように、すなわち、先に展開率が1.0となるように、構成されている。ここで、展開率とは、ある時刻での容積/完全展開時の容積のことである。そのために、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に、衝突側の側方袋体12bまたは12cが中央袋体12aより先に展開開始するように構成されていることが好ましい。また、乗員頭部が袋体12に接触する前に中央袋体12aと衝突側の側方袋体12bまたは12cとの完全展開が完了するように構成されている。
ガス発生装置14は、3つの袋体12に対して、1つだけ設けられる。1つのガス発生装置14が3つの袋体12の膨張展開に対して共用される。3つの袋体12の各々にガス発生装置14を別々に設けないのは、コスト低減と、ガス発生装置14の配置に必要なスペースを小さくするためである。
ガス発生装置14は、たとえば、センサが衝突を検知した時に着火され、薬剤の化学反応によりガスを発生するインフレータから構成されてもよい。
ガス発生装置14は、ステアリングコラム20に従来組付けられていたガス発生装置と同じかそれに準じる種類で、容量も同じ程度のものを用いることができる。容量を従来と同程度にできる理由は、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体12aのみが膨張展開されるため、従来と同容量とすればよいからである。また、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体12aと一方の側方袋体とが膨張展開されるが、乗員Pが斜め前方に移動するので、中央袋体12aの膨張展開容量を少なくでき、その分一方の側方袋体の膨張展開容量に使用でき、両者の膨張展開容量を実質的に増加する必要がないためである。そのため、ガス発生装置14の組み付けのために、周辺構造を設計変更する必要がない。
ガス発生装置14は、ステアリングコラム20に従来組付けられていたガス発生装置と同じかそれに準じる種類で、容量も同じ程度のものを用いることができる。容量を従来と同程度にできる理由は、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体12aのみが膨張展開されるため、従来と同容量とすればよいからである。また、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体12aと一方の側方袋体とが膨張展開されるが、乗員Pが斜め前方に移動するので、中央袋体12aの膨張展開容量を少なくでき、その分一方の側方袋体の膨張展開容量に使用でき、両者の膨張展開容量を実質的に増加する必要がないためである。そのため、ガス発生装置14の組み付けのために、周辺構造を設計変更する必要がない。
図5−図8に示すように、ガス供給制御装置16は、ガス発生装置14からの袋体膨張用ガスを、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体12aのみに供給し、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には中央袋体12aと左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体のみとに供給するように、ガスの供給を制御する装置からなる。ガス供給制御装置16は、図4に示す袋体12の展開タイミング制御フロー100を実行する。
図4に示すように、展開タイミング制御フロー100は、左右のサテライトセンサの前後方向加速度(加速度を、以下、Gともいう)Gに差があるか否かを判定する判定ステップ102と、メインセンサの前後方向加速度がエアバッグ装置を展開する所定加速度以上か否かを判定する判定ステップ104A、104Bと、膨張用ガスの左右の側方袋体12b、12cへの流入を左右の側方袋体12b、12cの何れか一方に制御するガス供給制御ステップ106と、ガス発生装置(たとえば、インフレータ)14に膨張用ガスを発生させるガス発生ステップ(ガス発生装置14がインフレータの場合はインフレータ着火ステップ)108A、108Bと、を有する。
メインセンサとサテライトセンサは、従来の車両で一般的に設けられているセンサを使用してよい。メインセンサは、車両左右方向中央部に設けられ、前後方向加速度を検出するセンサである。サテライトセンサは、車両前部の車両左側部、車両右側部に設けられ、前後方向加速度を検出するセンサである。
図4のフローチャートにおいて、判定ステップ102が左右サテライトセンサの前後方向加速度Gに差が「無い」と判定した時に、判定ステップ104Aに進む。判定ステップ104Aで、メインセンサの前後方向加速度がエアバッグ装置を展開する所定加速度以上か否かが判定され、所定加速度以上の場合は、ガス発生ステップ108Aに進みガス発生装置14にガスを発生させる。ガス発生装置14で発生されたガスにより、ステップ110で中央袋体12aのみが膨張展開する。判定ステップ104Aで、メインセンサの前後方向加速度がエアバッグ装置を展開する所定加速度未満の時は、ガス発生装置14はガスを発生しない。
判定ステップ102が左右サテライトセンサの前後方向加速度Gに差が「有る」と判定した時に、判定ステップ104Bに進む。判定ステップ104Bで、メインセンサの前後方向加速度がエアバッグ装置を展開する所定加速度以上か否かが判定され、所定加速度以上の場合は、ガス供給制御ステップ106に進み、ガス供給制御ステップ106でガスの供給を制御する。ついで、ガス発生ステップ108Bに進みガス発生装置14にガスを発生させる。ガス発生ステップ108Bで発生されたガスにより、ステップ112で左右の袋体12b、12cのうち衝突側の袋体が膨張展開し、ついでステップ114で中央袋体12aが膨張展開する。判定ステップ104Bで、メインセンサの前後方向加速度がエアバッグ装置を展開する所定加速度未満の時は、ガス発生装置14はガスを発生しない。
以上の構成は、本発明の全実施例にわたって共通に適用される。
ガス供給制御装置16およびガス供給制御ステップ106の具体的な構成は、本発明の第1−第3実施例によって異なる。以下、それを説明する。
以上の構成は、本発明の全実施例にわたって共通に適用される。
ガス供給制御装置16およびガス供給制御ステップ106の具体的な構成は、本発明の第1−第3実施例によって異なる。以下、それを説明する。
本発明の第1実施例では、ガス供給制御装置16は、図16−図20に示すように、通気口をもつガスガイドインナ16bと、通気口をもつガスガイドアウタ16cと、ガスガイドインナ16bとガスガイドアウタ16cの一方を他方に可動に支持するベアリング16dと、ガスガイドインナ16bとガスガイドアウタ16cの一方を他方に対して移動させるアクチュエータ16aと、を有する。図17は図16の中央線での断面であるため、左右の側方袋体12b、12cは表れない。
車両前面全体が衝突する場合は、アクチュエータ16aは作動されず、ガスガイドアウタ16cはガスガイドインナ16bに対して中立位置にある。この場合、ガスガイドインナ16bの前面通気口とガスガイドアウタ16cの前面通気口とは、図18に示すように一致しており、膨張用ガスは中央袋体12aのみに供給される。
車両前面右側のみが衝突する場合は、図19に示すように、アクチュエータ16aが作動してガスガイドアウタ16cをガスガイドインナ16bに対して移動させ、ガスガイドインナ16bの右側前面通気口とガスガイドアウタ16cの右側前面通気口を一致させ、かつ、ガスガイドインナ16bの右側側面通気口とガスガイドアウタ16cの右側側面通気口を一致させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと右側側方袋体12cとのみに供給する。
車両前面左側のみが衝突する場合は、図示は省略するが、アクチュエータ16aが作動してガスガイドアウタ16cをガスガイドインナ16bに対して移動させ、ガスガイドインナ16bの左側前面通気口とガスガイドアウタ16cの左側前面通気口を一致させ、かつ、ガスガイドインナ16bの左側側面通気口とガスガイドアウタ16cの左側側面通気口を一致させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと左側側方袋体12bとのみに供給する。
第1実施例では、図20に示すように、ガス供給制御ステップ106は、アクチュエータ16aを作動させるアクチュエータONステップ106aと、それによってガスガイドアウタ16cを移動させるガスガイド移動ステップ106bと、を有する。
本発明の第2実施例では、ガス供給制御装置16は、図21−図24に示すように、ガス発生装置14を傾動させるアクチュエータ16eと、前面通気口と側方通気口をもつガスガイド16fと、中心軸16gと、ガス発生装置14を中心軸16gの軸芯を含む平面内で揺動可能に支持するベアリング16hと、を有する。
車両前面全体が衝突する場合は、図23の左欄に示すように、アクチュエータ16eは作動されず、ガス発生装置14は傾動しておらず中立位置にある。この場合、ガス発生装置14から発生された膨張用ガスは前面通気口を通して中央袋体12aのみに供給される。
車両前面右側のみが衝突し左右方向加速度が発生する場合は、図23の右欄に示すように、アクチュエータ16eが作動してガス発生装置14を傾動させ、ガス発生装置14の右側ガス噴出口をガスガイド16fの側方通気口に対向させ、ガス発生装置14の左側ガス噴出口をガスガイド16fの前面通気口に対向させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと右側側方袋体12cのみに供給する。
車両前面左側のみが衝突し左右方向加速度が発生する場合は、図23では図示を省略したが、アクチュエータ16eが作動してガス発生装置14を図23の右欄で示した向きと反対方向に傾動させ、ガス発生装置14の左側ガス噴出口をガスガイド16fの側方通気口に対向させ、ガス発生装置14の右側ガス噴出口をガスガイド16fの前面通気口に対向させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと左側側方袋体12bのみに供給する。
第2実施例では、図24に示すように、ガス供給制御ステップ106は、アクチュエータ16eを作動させるアクチュエータ16eONステップ106cと、それによってガス発生装置14を傾動させるガス発生装置傾動ステップ106dと、を有する。
本発明の第3実施例では、ガス供給制御装置16は、図25−図28に示すように、ガス発生装置14の左右部分の前後方向加速度の相違によってガス発生装置14を傾動させる左右のウエイト16i、16jと、前面通気口と側方通気口をもつガスガイド16kと、中心軸16mと、ガス発生装置14を中心軸16mの軸芯を含む平面内で揺動可能に支持するベアリング16nと、を有する。第3実施例では、ガス供給制御装置16は、アクチュエータを持たない。第3実施例では、前席用エアバッグ装置10はサテライトセンサを持たなくてもよい。
車両前面全体が衝突する場合は、左右のウエイト16i、16jに同じ大きさの前後方向加速度が働くので、図27の左欄に示すように、ガス発生装置14は傾動しておらず中立位置にある。この場合、ガス発生装置14から発生された膨張用ガスは前面通気口を通して中央袋体12aのみに供給される。
車両前面右側のみが衝突し左右方向加速度が発生する場合は、左右のウエイト16i、16jのうち左側のウエイトに右側のウエイトより大きな前後方向加速度が働くので、図27の右欄に示すように、左右のウエイト16i、16jはガス発生装置14を時計まわりに傾動させ、ガス発生装置14の右側ガス噴出口をガスガイド16kの側方通気口に対向させ、ガス発生装置14の左側ガス噴出口をガスガイド16kの前面通気口に対向させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと右側側方袋体12cのみに供給する。
車両前面左側のみが衝突し左右方向加速度が発生する場合は、図27では図示を省略したが、左右のウエイト16i、16jはガス発生装置14を反時計まわりに傾動させ、ガス発生装置14の左側ガス噴出口をガスガイド16kの側方通気口に対向させ、ガス発生装置14の右側ガス噴出口をガスガイド16kの前面通気口に対向させる。これによって、膨張用ガスを中央袋体12aと左側側方袋体12bのみに供給する。
第3実施例では、図28に示すように、ガス供給制御ステップ106は、ウエイト16i、16jの前後方向加速度の大きさの相違により自動的にガス発生装置14を傾動させるガス発生装置傾動ステップ106eを有する。
<<作用、効果>>
つぎに、本発明の前席用エアバッグ装置10の作用、効果を説明する。
車両左右方向加速度を伴わない前面衝突時には、中央袋体12aのみが膨張展開して、従来どおり、前方へ慣性移動する乗員Pを中央袋体12aが拘束、保護する。
車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体12aと衝突側の側方袋体のみとの2つの袋体12が膨張展開し、両袋体12によって斜め前方へ慣性で移動する乗員Pを拘束し、保護する。
つぎに、本発明の前席用エアバッグ装置10の作用、効果を説明する。
車両左右方向加速度を伴わない前面衝突時には、中央袋体12aのみが膨張展開して、従来どおり、前方へ慣性移動する乗員Pを中央袋体12aが拘束、保護する。
車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には、中央袋体12aと衝突側の側方袋体のみとの2つの袋体12が膨張展開し、両袋体12によって斜め前方へ慣性で移動する乗員Pを拘束し、保護する。
この場合、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時において衝突部が乗員Pに近い側の衝突では、中央袋体12aと、左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体のみが膨張展開するので、左右両方の側方袋体12b、12cが膨張展開する場合よりも、乗員頭部を十分にカバーできる範囲に展開でき、乗員Pのサイドドア側への移動を抑制できる。また、衝突側の側方袋体の展開側先端部がドアトリム22に達することができ、乗員Pと反対側からドアトリム22によって支持されるので、左右両方の側方袋体12b、12cが共に膨張展開して展開不十分となり側方袋体の展開側先端部がドアトリム22に達しない場合に比べて、衝突側の側方袋体の頭部保持力を増強できる。
また、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時において衝突部が乗員から遠い側の衝突では、中央袋体12aと、左右の側方袋体12b、12cのうち衝突側の側方袋体のみが膨張展開するので、左右両方の側方袋体12b、12cが膨張展開する場合よりも、乗員頭部を十分にカバーできる範囲に展開でき、乗員Pの車両幅方向中央側への移動を抑制できる。また、衝突側の側方袋体の展開側先端部がインストルメントパネル24に達することができ、乗員Pと反対側からインストルメントパネル24によって支持されるので、インストルメントパネル24に達しない場合に比べて、衝突側の側方袋体の頭部保持力を増強できる。
衝突側の側方袋体がドアトリム22またはインストルメントパネル24によって乗員Pと反対側から支持されるので、支持されない場合に比べて、乗員Pの頭部保持力を増強するために袋体12の容量を増加する必要がなく、かつ、ガス発生装置14を高出力化する必要もない。
袋体12の寸法条件と内圧条件が、h2、h3>h1、かつ、p2、p3>p1に設定されているので、乗員Pが膨張展開した袋体12に当たった時、乗員Pが中央袋体12a側に誘導され、乗員頭部の衝突側への側方移動を効果的に抑制できる。その結果、従来のエアバッグ装置では存在した、乗員の頭部が補助エアバッグから外れてドアトリムやインストルメントパネルに衝突するおそれを、抑制できる。
袋体12の膨張展開タイミングにおいて、衝突側の側方袋体が中央袋体12aより先に展開完了するので、すなわち、衝突側の側方袋体が中央袋体12aより先に展開率が1.0となるので、乗員Pの側方移動をより効果的に抑制できる。
以上の作用、効果は、本発明の全実施例に共通に適用できる。
以上の作用、効果は、本発明の全実施例に共通に適用できる。
本発明の各実施例では、上記の本発明の全実施例に共通に適用できる作用、効果に加えて、さらにつぎの作用、効果が得られる。
本発明の第1実施例では、サテライトセンサにより左右方向加速度を伴う衝突を検知するので、左右方向加速度を伴う衝突を確実に検知できる。また、ガス供給制御装置16におけるガスの供給制御をアクチュエータ16aを用いてガス発生装置14を移動させることにより行うようにしたので、ガスの供給制御を確実に行うことができる。
本発明の第1実施例では、サテライトセンサにより左右方向加速度を伴う衝突を検知するので、左右方向加速度を伴う衝突を確実に検知できる。また、ガス供給制御装置16におけるガスの供給制御をアクチュエータ16aを用いてガス発生装置14を移動させることにより行うようにしたので、ガスの供給制御を確実に行うことができる。
本発明の第2実施例では、サテライトセンサにより左右方向加速度を伴う衝突を検知するので、左右方向加速度を伴う衝突を確実に検知できる。また、ガス供給制御装置16におけるガスの供給制御をアクチュエータ16eを用いてガス発生装置14を傾動させることにより行うようにしたので、ガスの供給制御を確実に行うことができる。
本発明の第3実施例では、ガス発生装置14に左右のウエイト16i、16jを取り付けて、左右方向加速度を伴う衝突の検知と、ガス発生装置14の傾動を行うようにしたので、第2、第3実施例で必要なサテライトセンサとアクチュエータを不要とすることができ、第1、第2実施例に比べてコスト的に有利となり、装置を単純化できる。
10 車両の前席用エアバッグ装置(前席用エアバッグ装置)
12 袋体
12a 中央袋体
12b 車両左右方向外側側方袋体
12c 車両左右方向内側側方袋体
14 ガス発生装置
16 ガス供給制御装置
12 袋体
12a 中央袋体
12b 車両左右方向外側側方袋体
12c 車両左右方向内側側方袋体
14 ガス発生装置
16 ガス供給制御装置
Claims (3)
- 中央袋体および該中央袋体の左右に設けられた側方袋体を含む独立した3つの袋体と、ガス発生装置と、ガス発生装置からの膨張用ガスを、車両左右方向の加速度を伴わない前面衝突時には中央袋体のみに供給し、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時には中央袋体と左右の側方袋体のうち衝突側の側方袋体のみに供給する、ガス供給制御装置と、を備えた車両の前席用エアバッグ装置。
- 中央袋体および左右の側方袋体の膨張展開状態で、左右の側方袋体の厚みh2、h3が中央袋体の厚みh1より大に設定されており、左右の側方袋体の圧力p2、p3が中央袋体の圧力p1より大に設定されている、請求項1記載の車両の前席用エアバッグ装置。
- ガス供給制御装置は、車両左右方向の加速度を伴う前面衝突時に、衝突側の側方袋体を中央袋体より先に展開完了するように構成されている請求項1または請求項2記載の車両の前席用エアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013234779A JP2015093603A (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 車両の前席用エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013234779A JP2015093603A (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 車両の前席用エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015093603A true JP2015093603A (ja) | 2015-05-18 |
Family
ID=53196296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013234779A Withdrawn JP2015093603A (ja) | 2013-11-13 | 2013-11-13 | 車両の前席用エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015093603A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017105285A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 乗員保護装置 |
JP2019137136A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社Subaru | 乗員保護装置 |
US10723300B2 (en) | 2018-02-21 | 2020-07-28 | Ford Global Technologies, Llc | Bow tie driver airbag system |
US11061049B2 (en) | 2017-01-13 | 2021-07-13 | Subaru Corporation | Flying object position measuring apparatus, flying object position measuring method, and non-transitory storage medium |
-
2013
- 2013-11-13 JP JP2013234779A patent/JP2015093603A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017105285A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | トヨタ自動車株式会社 | 乗員保護装置 |
US11061049B2 (en) | 2017-01-13 | 2021-07-13 | Subaru Corporation | Flying object position measuring apparatus, flying object position measuring method, and non-transitory storage medium |
JP2019137136A (ja) * | 2018-02-07 | 2019-08-22 | 株式会社Subaru | 乗員保護装置 |
US10814822B2 (en) | 2018-02-07 | 2020-10-27 | Subaru Corporation | Passenger protection apparatus for vehicle |
US10723300B2 (en) | 2018-02-21 | 2020-07-28 | Ford Global Technologies, Llc | Bow tie driver airbag system |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9738243B2 (en) | Airbag device for driver's seat | |
JP5949737B2 (ja) | 車両用ファーサイドエアバッグ装置 | |
JP6565776B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP5991443B2 (ja) | 車両用サイドエアバッグ装置 | |
US10272865B2 (en) | Arm rest | |
JP6801609B2 (ja) | 助手席用乗員保護装置 | |
JP4477648B2 (ja) | コラム付けニーエアバッグ装置を備えたステアリングコラム装置 | |
JP6361600B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP6350367B2 (ja) | 車両用エアバッグシステム | |
WO2016147684A1 (ja) | エアバッグ装置 | |
JP6314897B2 (ja) | 車両用運転席エアバッグ装置 | |
CN105774741A (zh) | 气囊装置及车辆 | |
JP2008114701A (ja) | コラム付けニーエアバッグ装置 | |
JPWO2019026538A1 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2006044614A (ja) | 乗員保護装置および乗員保護方法 | |
JP2015093603A (ja) | 車両の前席用エアバッグ装置 | |
JP2015110368A (ja) | 前面衝突用エアバッグ装置 | |
JP2017087767A (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP2018075962A (ja) | 乗員保護装置 | |
JP2008114615A (ja) | エアバッグ及びエアバッグの折畳方法 | |
JP6052111B2 (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
JP6233198B2 (ja) | 車両用エアバッグ装置 | |
JP4603439B2 (ja) | ロールオーバ保護装置 | |
US11970127B2 (en) | Vehicle passenger seat airbag device | |
JP6760165B2 (ja) | 助手席用エアバッグ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151221 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20160805 |