JP2015083827A - 燃料ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 インペラの破損を防止する燃料ポンプを提供する。
【解決手段】 回転によって燃料を加圧するインペラ65は、シャフト52が嵌合する嵌合孔66を有する。嵌合孔66は、円弧面67、インペラ逆方向当接面68、インペラ正方向当接面69から形成される。インペラ逆方向当接面68とインペラ正方向当接面69との交線666を含み交線666近傍のインペラ逆方向当接面68に接する平面を仮想平面667とすると、インペラ逆方向当接面68は、断面形状が交線666から交線671に向かうにつれて仮想平面667から中心軸CA65側とは反対の方向に離れるよう形成される。シャフト52がシャフト当接面523の他方の面525とインペラ逆方向当接面68とが当接するよう回転するとき、シャフト52の径方向内側の部位520がインペラ65に当接する。これにより、インペラ65に作用する回転トルクを小さくすることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 回転によって燃料を加圧するインペラ65は、シャフト52が嵌合する嵌合孔66を有する。嵌合孔66は、円弧面67、インペラ逆方向当接面68、インペラ正方向当接面69から形成される。インペラ逆方向当接面68とインペラ正方向当接面69との交線666を含み交線666近傍のインペラ逆方向当接面68に接する平面を仮想平面667とすると、インペラ逆方向当接面68は、断面形状が交線666から交線671に向かうにつれて仮想平面667から中心軸CA65側とは反対の方向に離れるよう形成される。シャフト52がシャフト当接面523の他方の面525とインペラ逆方向当接面68とが当接するよう回転するとき、シャフト52の径方向内側の部位520がインペラ65に当接する。これにより、インペラ65に作用する回転トルクを小さくすることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、燃料ポンプに関する。
ポンプ室で回転可能なインペラと、当該インペラを回転する駆動力を発生するモータとを備え、インペラの回転によって燃料タンクの燃料を内燃機関に圧送する燃料ポンプが知られている。特許文献1には、断面がD字状に形成されモータのシャフトが嵌合する嵌合孔を有するインペラを備える燃料ポンプが記載されている。
モータとしてブラシレスモータを使う燃料ポンプでは、インペラの回転を開始するとき、インペラが燃料を加圧するよう回転する方向である正方向とは反対の方向である逆方向にシャフトを回転させ、ステータに対するロータの位置を検出する。インペラの嵌合孔の大きさには製造上の公差が存在するため、嵌合孔を形成する内壁とシャフトの一方の端部が有する側壁との間には隙間が形成されている。シャフトの一方の端部は、シャフトが正方向に回転可能な状態から逆方向に回転可能な状態に移るとき、嵌合孔の中で回転し、シャフトがある程度加速した状態で嵌合孔の内壁に衝突する。このため、シャフトの回転トルクがインペラに作用しインペラが破損するおそれがある。
本発明の目的は、インペラの破損を防止する燃料ポンプを提供することにある。
本発明は、ポンプケースと、ステータと、ロータと、ロータと同軸に設けられロータと一体に回転するシャフトと、シャフトの一方の端部が嵌合する嵌合孔を有しシャフトとが回転すると吸入口から吸入した燃料を加圧し吐出口から吐出するインペラと、を備える燃料ポンプであって、インペラが燃料を加圧するとき回転する方向である正方向とは反対の方向である逆方向にシャフトが回転すると、シャフトの径方向内側の部位とインペラとが当接することを特徴とする。
燃料ポンプでは、インペラが有する嵌合孔を介してインペラとシャフトとが一体に回転するよう接続している。嵌合孔の大きさには一定の公差が存在しており、シャフトの回転方向をインペラが燃料を加圧する回転方向である正方向からその反対方向である逆方向に切り換えると嵌合孔の中でシャフトが回転する。インペラを正方向に回転するようシャフトとインペラとが当接している状態からインペラを逆方向に回転するようシャフトを逆方向に回転すると、シャフトがある程度加速した状態でシャフトが嵌合孔の内壁に衝突する。本発明の燃料ポンプでは、シャフトが逆方向に回転するとき、シャフトの径方向内側の部位とインペラとが当接するようシャフトの一方の端部及び嵌合孔の内壁が形成されている。これにより、シャフトの回転トルクがシャフトの回転軸に比較的近い位置でインペラに作用するため、インペラに作用する回転トルクが比較的小さくなる。したがって、シャフトの回転トルクによってインペラが破損することを防止できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料ポンプについて、図1〜図4に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態による燃料ポンプについて、図1〜図4に基づいて説明する。
燃料ポンプ1は、モータ部3、ポンプ部4、ハウジング20、ポンプカバー60、及び、カバーエンド40などから構成される。燃料ポンプ1では、モータ部3及びポンプ部4は、ハウジング20、ポンプカバー60、及び、カバーエンド40により形成される空間に収容されている。燃料ポンプ1は、図1の下側に示す吸入口61から図示しない燃料タンク内の燃料を吸入し、図1の上側に示す吐出口41から内燃機関に吐出する。なお、図1では、上側を「天側」、下側を「地側」とする。ハウジング20、ポンプカバー60、及び、カバーエンド40は、特許請求の範囲に記載の「ポンプケース」に相当する。
ハウジング20は、鉄などの金属により円筒状に形成されている。ハウジング20の二つの端部201、202にポンプカバー60、及び、カバーエンド40が設けられている。
ポンプカバー60は、ハウジング20の吸入口61側の端部201を塞いでいる。ポンプカバー60は、ハウジング20の端部201の縁が内側へ加締められることによりハウジング20の内側で固定され、燃料ポンプ1の軸方向への抜けが規制されている。ポンプカバー60は、地側に開口する吸入口61を有している。吸入口61の内側には、ポンプカバー60をシャフト52の回転軸CA52の方向に貫く吸入通路62が形成されている。また、ポンプカバー60のポンプ部4側の面には、吸入通路62と接続する溝63が形成されている。
カバーエンド40は、樹脂から成形され、ハウジング20の吐出口41側の端部202を塞いでいる。カバーエンド40は、ハウジング20の端部202の縁が加締められることによりハウジング20の内側で固定され、燃料ポンプ1の軸方向への抜けが規制されている。カバーエンド40は、天側に開口する吐出口41を有している。吐出口41の内側には、カバーエンド40をシャフト52の回転軸CA52の方向に貫く吐出通路42が形成されている。カバーエンド40の吐出通路42が形成されている側とは反対側の端部には、外部からの電力を受電する接続端子38を収容する電気コネクタ部43が設けられている。
カバーエンド40のハウジング20の内部側には、略筒状に形成される軸受収容部44が設けられている。軸受収容部44は、内部にシャフト52の端部521及び端部521を回転可能に支持する軸受55を収容する収容空間440を有する。
モータ部3は、電力が供給されると発生する磁界を利用して回転トルクを発生する。モータ部3は、ステータ10、ロータ50、シャフト52などから構成されている。なお、第1実施形態による燃料ポンプ1のモータ部3は、ステータ10に対するロータ50の位置をシャフト52の回転によって検出するブラシレスモータである。
ステータ10は、円筒状を呈し、ハウジング20内の径方向外側に収容されている。ステータ10は、六つのコア12、六つのボビン、六つの巻線、及び、三つの接続端子などを有している。ステータ10は、これらを樹脂によりモールドすることにより一体に形成される。
コア12は、それぞれ板状の鉄など磁性材料が複数枚重なることにより形成されている。コア12は、周方向に並べられ、ロータ50の磁石54に対向する位置に設けられている。
ボビン14は、樹脂材料から形成されており、形成時にそれぞれコア12がインサートされてコア12と一体となって設けられる。ボビン14は、吐出口41側に形成される上端部141、コアがインサートされているインサート部142、及び、吸入口61側に形成される下端部143から構成されている。
巻線は、例えば表面が絶縁皮膜で被覆された銅線である。一つの巻線は、コア12がインサートされたボビン14に巻回されることによって一つのコイルを形成する。一つの巻線は、ボビン14の上端部141に巻回される上端巻回部161、ボビン14のインサート部142に巻回される図示しないインサート巻回部、及び、ボビン14の下端部143に巻回される下端巻回部163などから構成される。巻線は、電気コネクタ部43に収容されている接続端子38と電気的に接続する。
接続端子38は、カバーエンド40を貫通しボビン14の上端部141に固定されている。第1実施形態による燃料ポンプ1では、接続端子38は三つ設けられ、図示しない電源装置からの3相電力を受電する。
ロータ50は、ステータ10の内側に回転可能に収容される。ロータは、鉄心53の周囲に磁石54が設けられる。磁石54は、周方向にN極とS極とが交互に配置されている。第1実施形態では、N極及びS極は2極対、計4極設けられている。
シャフト52は、ロータ50の中心軸上に形成された軸穴51に圧入固定されており、ロータ50とともに回転する。シャフト52の吸入口61側の端部522は、ポンプ部4と接続している。
ポンプ部4は、モータ部3が発生する回転トルクを利用して吸入口61から吸入した燃料を加圧しハウジング20内に吐出する。ポンプ部4は、ポンプケーシング70、インペラ65などから構成されている。
ポンプケーシング70は、略円板状に形成され、ポンプカバー60とステータ10との間に設けられている。ポンプケーシング70の中心部には、ポンプケーシング70を板厚方向に貫く貫通孔71が形成されている。貫通孔71には、軸受56が嵌め込まれている。軸受56は、シャフト52の端部522を回転可能に支持している。これにより、ロータ50及びシャフト52は、カバーエンド40及びポンプケーシング70に対し回転可能となっている。
また、ポンプケーシング70のインペラ65側の面であって、ポンプカバー60の溝63に対向する位置に溝73が形成されている。溝73には、ポンプケーシング70をシャフト52の回転軸CA52の方向に貫く燃料通路74が連通している。
インペラ65は、樹脂により略円板状に形成されている。インペラ65は、ポンプカバー60とポンプケーシング70との間のポンプ室72に収容されている。
インペラ65の略中央には、シャフト52の端部522が嵌合する嵌合孔66が形成されている。シャフト52の端部522は、天地方向に延び平面状に形成されるシャフト当接面523を有し、回転軸CA52に垂直な断面形状が、図4に示すように、略D字状となるよう形成されている。シャフト当接面523は、嵌合孔66を形成するインペラ65の内壁面に当接可能である。これにより、インペラ65は、シャフト52の回転によってポンプ室72で回転する。インペラ65の嵌合孔66の詳細な形状は、後述する。
インペラ65の嵌合孔66の周囲には、インペラ65を燃料ポンプ1の軸方向に貫く貫通孔651、652、653が形成されている。貫通孔651、652、653は、ポンプ室72のインペラ65の吸入口61側と吐出口41側とを連通し、ポンプ室72の燃料の圧力が偏らないよう燃料が流れる。
インペラ65は、溝63及び溝73に対応する位置に傾斜面64が形成されている。傾斜面64は、図2に示すように、インペラ65の径方向外側の端部に周方向に等間隔に設けられる。
第1実施形態による燃料ポンプ1では、接続端子38を介してモータ部3の巻線に電力が供給されるとロータ50及びシャフト52とともにインペラ65が回転する。インペラ65が回転すると、燃料ポンプ1を収容する燃料タンク内の燃料は、吸入口61を経由して溝63に導かれる。溝63に導かれた燃料は、インペラ65の回転により加圧され溝73に導かれる。加圧された燃料は、燃料通路74を通り、ポンプケーシング70とモータ部3との間に形成される中間室200に導かれる。
中間室200に導かれた燃料は、ロータ50とステータ10との間の燃料通路204、シャフト52の外壁とボビン14の内壁144との間の燃料通路205、軸受収容部44の径外方向に形成される燃料通路206を通る。また、中間室200に導かれた燃料は、ハウジング20の内壁とステータ10の外壁との間に形成される燃料通路203を通る。燃料通路203、204、205、206を通る燃料は、吐出通路42及び吐出口41を介して外部に吐出される。
第1実施形態による燃料ポンプ1は、インペラ65の嵌合孔66の形状に特徴がある。ここでは、図2〜4に基づいて、インペラ65の詳細な形状を説明する。図2は、インペラ65の上面図である。図3は、図2のIII部拡大図であって、インペラ65の嵌合孔66が形成されている部位を拡大した図である。図4は、燃料ポンプ1が駆動するときの嵌合孔66とシャフト52との位置関係を示す模式図である。図4(b)に示す実線矢印R1は、インペラ65が燃料を加圧するときインペラ65が回転する方向である正方向とは反対の方向である逆方向R1を示す。また、図4(c)に示す実線矢印R2は、インペラ65が燃料を加圧するときインペラ65が回転する方向である正方向R2を示す。なお、図4では、説明の便宜上、インペラ逆方向当接面68の形状を実際の形状より誇張して示してある。
嵌合孔66は、図3に示すように、断面形状がインペラ65の中心軸CA65を中心とする円弧状に形成される円弧面67、円弧面67と接続し円弧面67と天地方向に延びる交線671を形成するインペラ逆方向当接面68、及び、円弧面67と接続し円弧面67と天地方向に延びる交線672を形成しつつインペラ逆方向当接面68と接続しインペラ逆方向当接面68と交線666を形成するインペラ正方向当接面69、から形成される。嵌合孔66は、その断面形状がシャフト52の端部522の断面形状に合うよう略D字状に形成されている。インペラ逆方向当接面68、インペラ正方向当接面69、及び、円弧面67は、天地方向、すなわち、インペラ65の中心軸CA65の方向、に延びるよう形成されている。
インペラ逆方向当接面68は、一つの曲面から形成されており、図3に示すように、断面形状が交線666上の点から視て貫通孔652の方向に曲がる曲線となるよう形成されている。具体的には、交線666を含み交線666の近傍のインペラ逆方向当接面68に接する仮想平面を仮想平面667とすると、インペラ逆方向当接面68は、その断面形状が交線666から交線671に向かうに従って仮想平面667から中心軸CA65側とは反対の方向に離れるよう形成される。このとき、交線671と中心軸CA65との距離D1は、円弧面67と中心軸CA65との距離D0より大きい。
インペラ正方向当接面69は、平面状に形成されている。具体的には、図3に示すように、交線666を含み交線666の近傍のインペラ正方向当接面69に接する仮想平面を仮想平面668とすると、インペラ正方向当接面69は、仮想平面668上に位置するよう形成される。このとき、交線672と中心軸CA65との距離D2は、円弧面67と中心軸CA65との距離D0と同じ大きさである。
第1実施形態による燃料ポンプ1では、インペラ65が燃料を加圧するときシャフト52は正方向に回転する。このとき、シャフト52のシャフト当接面523を構成する「シャフト正方向当接面」としての一方の面524は、インペラ正方向当接面69に当接しつつ、インペラ65を回転する。このため、車両に搭載されているエンジンの停止などにより燃料ポンプ1の駆動が停止すると、図4(a)に示すように、一方の面524はインペラ正方向当接面69に当接したままとなる。
次に、燃料ポンプ1が駆動するとき、燃料ポンプ1では、ステータ10に対するロータ50の位置を検出するため、シャフト52を逆方向R1に回転する。このとき、インペラ逆方向当接面68に当接可能なシャフト当接面523の「シャフト逆方向当接面」としての他方の面525は、図4(a)に示すように、インペラ逆方向当接面68から離れた位置にある。このため、逆方向R1にシャフト52が回転すると、他方の面525は、ある程度加速しながらインペラ逆方向当接面68に当接することとなる。第1実施形態による燃料ポンプ1では、インペラ逆方向当接面68は交線666上の点から径方向外側に向かうに従って仮想平面667から離れるよう形成されている。すなわち、インペラ逆方向当接面68の径方向外側はシャフト当接面523に当接しないよう逃げ面となっている。これにより、他方の面525のうちシャフト52の径方向内側の部位(図3、図4(b)の二点鎖線円で囲まれる部分)520が有する面とインペラ逆方向当接面68とが当接する。シャフト52の径方向内側の部位520は中心軸CA65から比較的近い距離に位置しているため、中心軸CA65から比較的遠い部位に比べインペラ65に作用する回転トルクが比較的小さく、シャフト52とインペラ65との衝突によってインペラ65に作用する負荷は比較的小さくなる。したがって、第1実施形態による燃料ポンプ1は、シャフト52の回転方向の切り換えにおけるシャフト52とインペラ65との衝突によってインペラ65が破損することを防止できる。
図4(b)に示すステータ10に対するロータ50の位置検出が終了すると、燃料を加圧するため、シャフト52は正方向R2に回転する。すなわち、シャフト52は、図4(b)に示す位置から図4(c)に示す位置に回転する。このとき、シャフト当接面523の「シャフト正方向当接面」としての一方の面524は、平面状に形成されているインペラ65のインペラ正方向当接面69に当接する。このとき、平面状に形成されているシャフト当接面523の一方の面524と平面状に形成されているインペラ正方向当接面69とは面で当接するため、シャフト当接面523とインペラ正方向当接面69とが当接する面積は比較的大きくなる。これにより、インペラ正方向当接面69に作用するシャフト52の回転トルクの面圧が小さくなる。したがって、インペラ65に作用する負荷が比較的小さくなり、インペラ65の破損をさらに防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による燃料ポンプを図5に基づいて説明する。第2実施形態は、インペラの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態による燃料ポンプを図5に基づいて説明する。第2実施形態は、インペラの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態による燃料ポンプが備えるインペラ75の要部拡大図を図5に示す。インペラ75は、嵌合孔76、嵌合孔76の周囲でインペラ75を燃料ポンプの軸方向に貫く貫通孔751、752、753、及び、溝63及び溝73に対応するようインペラ75の径方向外側の端部に周方向に等間隔に設けられる図示しない傾斜面を有する。
嵌合孔76は、図5に示すように、断面形状がインペラ75の中心軸CA75を中心とする円弧状に形成される円弧面77、円弧面77と接続し円弧面77と天地方向に延びる交線771を形成するインペラ逆方向当接面78、及び、円弧面77と接続し円弧面77と天地方向に延びる交線772を形成しつつインペラ逆方向当接面78と接続しインペラ逆方向当接面78と交線766を形成するインペラ正方向当接面79、から形成される。嵌合孔76は、その断面形状がシャフト52の端部522の断面形状に合うよう略D字状に形成されている。インペラ逆方向当接面78、インペラ正方向当接面79、及び、円弧面77は、天地方向に延びるよう形成されている。
インペラ逆方向当接面78は、二つの平面から構成されている。交線766側にはインペラ逆方向第一当接面781が形成されている。交線771側にはインペラ逆方向第二当接面782が形成されている。インペラ逆方向第一当接面781とインペラ逆方向第二当接面782とは、交線769を形成する。
交線766からインペラ逆方向第一当接面781を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面767とすると、インペラ逆方向第二当接面782は、交線769から交線771に向かうに従って中心軸CA75から遠ざかる方向に仮想平面767から離れるよう形成される。このとき、交線771と中心軸CA75との距離D3は、円弧面77と中心軸CA75との距離D5より大きい。
交線766からインペラ逆方向第一当接面781を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面767とすると、インペラ逆方向第二当接面782は、交線769から交線771に向かうに従って中心軸CA75から遠ざかる方向に仮想平面767から離れるよう形成される。このとき、交線771と中心軸CA75との距離D3は、円弧面77と中心軸CA75との距離D5より大きい。
インペラ正方向当接面79は、平面状に形成されている。具体的には、図5に示すように、交線766を含み交線766の近傍のインペラ正方向当接面79に接する仮想平面を仮想平面768とすると、インペラ正方向当接面79は、仮想平面768上に位置するよう形成される。このとき、交線772と中心軸CA75との距離D4は、円弧面77と中心軸CA75との距離D5と同じ大きさである。
第2実施形態による燃料ポンプでは、インペラ逆方向当接面78は、インペラ逆方向第一当接面781及びインペラ逆方向第二当接面782の二つの平面から構成されている。インペラ逆方向第二当接面782は、インペラ逆方向第一当接面781に対して中心軸CA75から遠ざかる方向に形成されている。これにより、シャフト52が逆方向に回転するとき、シャフト52が有する他方の面525は、径方向内側の部位520が有する面とインペラ逆方向第一当接面781とが当接する。したがって、第2実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
また、第2実施形態による燃料ポンプでは、インペラ逆方向当接面78は、二つの平面から構成されている。これにより、嵌合孔76の加工が第1実施形態に比べて容易となり、燃料ポンプの製造工数を低減することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態による燃料ポンプを図6に基づいて説明する。第3実施形態は、シャフトの形状及びインペラの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態による燃料ポンプを図6に基づいて説明する。第3実施形態は、シャフトの形状及びインペラの形状が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態による燃料ポンプが備えるインペラ80の要部拡大図を図6に示す。インペラ80は、嵌合孔81、嵌合孔81の周囲でインペラ80を燃料ポンプの軸方向に貫く貫通孔811、812、813、814、及び、溝63及び溝73に対応するようインペラ80の径方向外側の端部に周方向に等間隔に設けられる図示しない傾斜面を有する。
第3実施形態による燃料ポンプが備えるシャフト82は、嵌合孔81に嵌合する一方の端部822が略平行に形成される二つの平面を有するよう形成されている。一方の端部822は、図6に示すように、二つのシャフト当接面823、826を有し、その断面形状が略I字状となるよう形成されている。
嵌合孔81は、図6に示すように、断面形状がインペラ80の中心軸CA80を中心とする円弧状に形成される二つの円弧面83、84、円弧面83と接続し円弧面83と天地方向に延びる交線831を形成するインペラ逆方向当接面85、円弧面84と接続し円弧面84と天地方向に延びる交線841を形成しつつインペラ逆方向当接面85と接続しインペラ逆方向当接面85と交線801を形成するインペラ正方向当接面86、円弧面84と接続し円弧面84と天地方向に延びる交線842を形成するインペラ逆方向当接面87、円弧面83と接続し円弧面83と天地方向に延びる交線832を形成しつつインペラ逆方向当接面87と接続しインペラ逆方向当接面87と交線802を形成するインペラ正方向当接面88から形成される。嵌合孔81は、その断面形状がシャフト82の一方の端部822の断面形状に合うよう略I字状に形成されている。インペラ逆方向当接面85、87、インペラ正方向当接面86、88、及び、円弧面83、84は、天地方向、すなわち、インペラ80の中心軸CA80の方向、に延びるよう形成されている。
インペラ逆方向当接面85は、一つの曲面から形成されており、図6に示すように、断面形状が、交線801上の点から視て貫通孔812の方向に曲がる曲線となるよう形成されている。具体的には、交線801を含み交線801の近傍のインペラ逆方向当接面85に接する仮想平面を仮想平面803とすると、インペラ逆方向当接面85は、その断面形状が交線801から交線831に向かうに従って仮想平面803から中心軸CA80側とは反対の方向に離れるよう形成される。このとき、交線831と中心軸CA80との距離D6は、円弧面83、84と中心軸CA80との距離D10より大きい。
インペラ正方向当接面86は、シャフト当接面823を構成する「シャフト正方向当接面」としての一方の面821と当接可能なよう平面状に形成されている。具体的には、図6に示すように、交線801を含み交線801の近傍のインペラ正方向当接面86に接する仮想平面を仮想平面804とすると、インペラ正方向当接面86は、仮想平面804上に位置するよう形成される。このとき、交線841と中心軸CA80との距離D7は、円弧面83、84と中心軸CA80との距離D10と同じ大きさである。
インペラ逆方向当接面87は、一つの曲面から形成されており、図6に示すように、断面形状が、交線802上の点から視て貫通孔814の方向に曲がる曲線となるよう形成されている。具体的には、交線802を含み交線802の近傍のインペラ逆方向当接面87に接する仮想平面を仮想平面805とすると、インペラ逆方向当接面87は、その断面形状が交線802から交線842に向かうに従って仮想平面805から中心軸CA80側とは反対の方向に離れるよう形成される。このとき、交線842と中心軸CA80との距離D8は、円弧面83、84と中心軸CA80との距離D10より大きい。
インペラ正方向当接面88は、シャフト当接面826を構成する「シャフト正方向当接面」としての一方の面829と当接可能なよう平面状に形成されている。具体的には、図6に示すように、交線802を含み交線802の近傍のインペラ正方向当接面88に接する仮想平面を仮想平面806とすると、インペラ正方向当接面88は、仮想平面806上に位置するよう形成される。このとき、交線832と中心軸CA80との距離D9は、円弧面83、84と中心軸CA80との距離D10と同じ大きさである。
第3実施形態による燃料ポンプでは、シャフト82が逆方向に回転するとき、シャフト82が有するシャフト当接面823を構成する「シャフト逆方向当接面」としての他方の面825及びシャフト当接面826を構成する「シャフト逆方向当接面」としての他方の面828がインペラ逆方向当接面85、87に当接する。このとき、他方の面825のうち「シャフトの径方向内側の一の部位」としてのシャフト82の径方向内側の部位824が有する面とインペラ逆方向当接面85とが当接し、他方の面828のうち「シャフトの径方向内側の他の部位」としてのシャフト82の径方向内側の部位827が有する面とインペラ逆方向当接面87とが当接する。これにより、第3実施形態は、第1実施形態と同じ効果を奏する。
また、第3実施形態による燃料ポンプでは、二つのシャフト当接面823、826を介してインペラ80にシャフト82の回転トルクが作用する。これにより、インペラ80に作用するシャフト82の回転トルクの面圧が小さくなる。したがって、インペラ80に作用する負荷が比較的小さくなり、インペラ80の破損をさらに防止することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態による燃料ポンプを図7に基づいて説明する。第4実施形態は、インペラの形状が第3実施形態と異なる。なお、第3実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態による燃料ポンプを図7に基づいて説明する。第4実施形態は、インペラの形状が第3実施形態と異なる。なお、第3実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態による燃料ポンプが備えるインペラ90の要部拡大図を図7に示す。インペラ90は、嵌合孔91、嵌合孔91の周囲でインペラ90を燃料ポンプの軸方向に貫く貫通孔911、912、913、914、及び、溝63及び溝73に対応するようインペラ90の径方向外側の端部に周方向に等間隔に設けられる図示しない傾斜面を有する。
嵌合孔91は、図7に示すように、断面形状がインペラ90の中心軸CA90を中心とする円弧状に形成される二つの円弧面93、94、円弧面93と接続し円弧面93と天地方向に延びる交線931を形成するインペラ逆方向当接面95、円弧面94と接続し円弧面94と天地方向に延びる交線941を形成しつつインペラ逆方向当接面95と接続しインペラ逆方向当接面95と交線901を形成するインペラ正方向当接面96、円弧面94と接続し円弧面94と天地方向に延びる交線942を形成するインペラ逆方向当接面97、円弧面93と接続し円弧面93と天地方向に延びる交線932を形成しつつインペラ逆方向当接面97と接続しインペラ逆方向当接面97と交線902を形成するインペラ正方向当接面98から形成される。嵌合孔91は、その断面形状がシャフト92の一方の端部922の断面形状に合うよう略I字状に形成されている。インペラ逆方向当接面95、97、インペラ正方向当接面96、98、及び、円弧面93、94は、天地方向、すなわち、インペラ90の中心軸CA90の方向に延びるよう形成されている。
インペラ逆方向当接面95、97は、それぞれ二つの平面から構成されている。
インペラ逆方向当接面95は、交線901側にインペラ逆方向第一当接面951が形成されている。交線931側にはインペラ逆方向第二当接面952が形成されている。インペラ逆方向第一当接面951とインペラ逆方向第二当接面952とは、交線950を形成する。
交線901からインペラ逆方向第一当接面951を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面903とすると、インペラ逆方向第二当接面952は、交線850から交線931に向かうに従って中心軸CA90から遠ざかる方向に仮想平面903から離れるよう形成される。このとき、交線931と中心軸CA90との距離D11は、円弧面93、94と中心軸CA90との距離D13より大きい。
インペラ逆方向当接面95は、交線901側にインペラ逆方向第一当接面951が形成されている。交線931側にはインペラ逆方向第二当接面952が形成されている。インペラ逆方向第一当接面951とインペラ逆方向第二当接面952とは、交線950を形成する。
交線901からインペラ逆方向第一当接面951を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面903とすると、インペラ逆方向第二当接面952は、交線850から交線931に向かうに従って中心軸CA90から遠ざかる方向に仮想平面903から離れるよう形成される。このとき、交線931と中心軸CA90との距離D11は、円弧面93、94と中心軸CA90との距離D13より大きい。
インペラ逆方向当接面97は、交線902側にインペラ逆方向第一当接面971が形成されている。交線942側にはインペラ逆方向第二当接面972が形成されている。インペラ逆方向第一当接面971とインペラ逆方向第二当接面972とは、交線970を形成する。
交線902からインペラ逆方向第一当接面971を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面904とすると、インペラ逆方向第二当接面972は、交線970から交線942に向かうに従って中心軸CA90から遠ざかる方向に仮想平面904から離れるよう形成される。このとき、交線942と中心軸CA90との距離D12は、円弧面93、94と中心軸CA90との距離D13より大きい。
交線902からインペラ逆方向第一当接面971を通って径外方向に延びる仮想平面を仮想平面904とすると、インペラ逆方向第二当接面972は、交線970から交線942に向かうに従って中心軸CA90から遠ざかる方向に仮想平面904から離れるよう形成される。このとき、交線942と中心軸CA90との距離D12は、円弧面93、94と中心軸CA90との距離D13より大きい。
第4実施形態による燃料ポンプでは、インペラ逆方向当接面95、97は、それぞれ二つの平面から構成されている。インペラ逆方向当接面95を構成するインペラ逆方向第二当接面952は、中心軸CA90から遠ざかる方向に形成されている。また、インペラ逆方向当接面97を構成するインペラ逆方向第二当接面972は、中心軸CA90から遠ざかる方向に形成されている。これにより、シャフト92が逆方向に回転するとき、シャフト92が有する他方の面825は、他方の面825のうち径方向内側の部位824が有する面とインペラ逆方向第一当接面951とが当接する。また、シャフト92が有する他方の面828は、他方の面828のうち径方向内側の部位827が有する面とインペラ逆方向第一当接面971とが当接する。したがって、第4実施形態は、第3実施形態と同じ効果を奏する。
また、第4実施形態による燃料ポンプでは、インペラ逆方向当接面95、97は、それぞれ二つの平面から構成されている。これにより、嵌合孔91の加工が第3実施形態に比べて容易となり、燃料ポンプの製造工数を低減することができる。
(他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、嵌合孔は、インペラ逆方向当接面、インペラ正方向当接面、及び、これらを接続する円弧面とした。しかしながら、嵌合孔を形成するインペラの内壁面は、これに限定されない。インペラ逆方向当接面と円弧面とにのみ形成されてもよいし、インペラ正方向当接面と円弧面とにのみ形成されてもよい。また、円弧面でなくてもよい。
(ア)上述の実施形態では、嵌合孔は、インペラ逆方向当接面、インペラ正方向当接面、及び、これらを接続する円弧面とした。しかしながら、嵌合孔を形成するインペラの内壁面は、これに限定されない。インペラ逆方向当接面と円弧面とにのみ形成されてもよいし、インペラ正方向当接面と円弧面とにのみ形成されてもよい。また、円弧面でなくてもよい。
(イ)上述の実施形態では、シャフト当接面は平面状に形成されるとした。しかしながら、シャフト当接面の形状はこれに限定されない。例えば、シャフト当接面を構成する一方の面と他方の面とが180°以外の角度で接続されてもよい。
(ウ)第1、3実施形態では、インペラ逆方向当接面は、インペラ逆方向当接面とインペラ正方向当接面との交線からインペラ逆方向当接面と円弧面との交線に向かうに従って仮想平面からインペラの中心軸側とは反対の方向に離れるよう形成されるとした。しかしながら、インペラ逆方向当接面の形状はこれに限定されない。インペラ逆方向当接面が平面状に形成され、インペラ逆方向当接面に当接するシャフト当接面の他方の面が曲面状に形成され、シャフトが逆方向に回転すると、シャフトの径方向内側の部位がインペラ逆方向当接面に当接してもよい。
(エ)第1、3実施形態では、インペラ逆方向当接面は、一つの曲面から形成されるとした。しかしながら、インペラ逆方向当接面の構成はこれに限定されない。複数の曲面の構成から形成されてもよい。
(オ)上述の実施形態では、燃料ポンプが備えるモータ部は、ブラシレスモータであるとした。しかしながら、シャフトを正方向及び逆方向の二方向に回転可能なモータであれば、ブラシレスモータでなくてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態により実施可能である。
1 ・・・燃料ポンプ、
10 ・・・ステータ、
20 ・・・ハウジング(ポンプケース)、
38 ・・・接続端子、
40 ・・・カバーエンド(ポンプケース)、
50 ・・・ロータ、
52、82 ・・・シャフト、
520、824、827・・・径方向内側の部位、
60 ・・・ポンプカバー(ポンプケース)、
65、75、80、90・・・インペラ、
66、76、81、91・・・嵌合孔、
R1 ・・・逆方向、
R2 ・・・正方向。
10 ・・・ステータ、
20 ・・・ハウジング(ポンプケース)、
38 ・・・接続端子、
40 ・・・カバーエンド(ポンプケース)、
50 ・・・ロータ、
52、82 ・・・シャフト、
520、824、827・・・径方向内側の部位、
60 ・・・ポンプカバー(ポンプケース)、
65、75、80、90・・・インペラ、
66、76、81、91・・・嵌合孔、
R1 ・・・逆方向、
R2 ・・・正方向。
Claims (5)
- 燃料を吸入する吸入口(61)、及び、燃料を吐出する吐出口(41)を有するポンプケース(20、40、60)と、
複数の巻線が巻回され、前記ポンプケースの内部に収容される筒状のステータ(10)と、
前記ステータの径方向内側に回転可能に設けられるロータ(50)と、
前記ロータと同軸に設けられ、前記ロータと一体に回転するシャフト(52、82)と、
前記シャフトの一方の端部(522、922)が嵌合する嵌合孔(66、76、81、91)を有し、前記シャフトが回転すると前記吸入口から吸入した燃料を加圧し前記吐出口から吐出するインペラ(65、75、80、90)と、
を備え、
前記インペラが燃料を加圧するとき前記インペラが回転する方向である正方向(R2)とは反対の方向である逆方向(R1)に前記シャフトが回転すると、前記シャフトの径方向内側の部位(520、824、827)と前記インペラとが当接することを特徴とする燃料ポンプ。 - 前記シャフトは、前記一方の端部に平面状に形成されるシャフト逆方向当接面(525)を有し、
前記インペラは、前記嵌合孔を形成する曲面または複数の平面から構成されるインペラ逆方向当接面(68、78)を有し、
前記シャフトが逆方向に回転すると、前記シャフト逆方向当接面の前記シャフトの径方向内側の部位(520)が有する面と前記インペラ逆方向当接面とが当接することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 前記シャフトは、前記一方の端部に平面状に形成されるシャフト逆方向当接面(825、828)を複数有し、
前記インペラは、前記嵌合孔を形成する曲面または複数の平面から構成されるインペラ逆方向当接面(85、87、95、97)を複数有し、
前記シャフトが逆方向に回転すると、一の前記シャフト逆方向当接面の前記シャフトの径方向内側の一の部位(824)が有する面と一の前記インペラ逆方向当接面とが当接しつつ、他の前記シャフト逆方向当接面の前記シャフトの径方向内側の他の部位(827)が有する面と他の前記インペラ逆方向当接面とが当接することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプ。 - 前記シャフトは、前記一方の端部に平面状に形成されるシャフト正方向当接面(524、821、829)を有し、
前記インペラは、平面状に形成され前記嵌合孔を形成するインペラ正方向当接面(69、79、86、88、96、98)を有し、
前記シャフトが正方向に回転すると、前記シャフト正方向当接面と前記インペラ正方向当接面とが当接することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の燃料ポンプ。 - 燃料を内部に吸入する吸入口(61)、及び、燃料を外部に吐出する吐出口(41)を有するポンプケース(20、40、60)と、
複数の巻線が巻回され、前記ポンプケースの内部に収容される筒状のステータ(10)と、
前記ステータの径方向内側に回転可能に設けられるロータ(50)と、
前記ロータと同軸に設けられ、前記ロータと一体に回転するシャフト(52)と、
前記シャフトの一方の端部(522)が嵌合する嵌合孔(66)を有し、前記シャフトが回転すると前記吸入口から流入した燃料を加圧し前記吐出口から吐出するインペラ(65)と、
を備え、
前記シャフトは、一方の端部に平面状に形成されるシャフト正方向当接面(524、825)を有し、
前記インペラは、前記嵌合孔を形成する平面状のインペラ正方向当接面(69、79、86、96)を有し、
前記シャフトが正方向に回転すると、前記シャフト正方向当接面と前記インペラ正方向当接面とが当接することを特徴とする燃料ポンプ。
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