JP2015077744A - 鉛筆 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記が行えると共に静電入力方式の入力装置へ入力が行える鉛筆を、多くの学童が利用できるように、簡単な構造で安価に提供できるようにする。
【解決手段】
軸体を形成する複数の軸部材に設けた溝部に黒鉛と粘土とを焼き固めた芯を配し、前記複数の軸部材を結合することにより前記芯を前記軸体で保持する構造の鉛筆において、軸体3を形成する複数の軸部材4,5に設けた溝部40a,50aに黒鉛と粘土とを焼き固めた芯2を配し、複数の軸部材4,5を結合することにより芯2を軸体3で保持する構造の鉛筆1において、芯2が、本体部2bと該本体部2bの側方へ延出する延出部2cとを一体に形成し、前記延出部2cを導通部6として該延出部2cの外側縁部Gが前記軸体3の外面3aから露出するよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】
軸体を形成する複数の軸部材に設けた溝部に黒鉛と粘土とを焼き固めた芯を配し、前記複数の軸部材を結合することにより前記芯を前記軸体で保持する構造の鉛筆において、軸体3を形成する複数の軸部材4,5に設けた溝部40a,50aに黒鉛と粘土とを焼き固めた芯2を配し、複数の軸部材4,5を結合することにより芯2を軸体3で保持する構造の鉛筆1において、芯2が、本体部2bと該本体部2bの側方へ延出する延出部2cとを一体に形成し、前記延出部2cを導通部6として該延出部2cの外側縁部Gが前記軸体3の外面3aから露出するよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、黒鉛と粘土を焼き固めた芯と当該芯を保持する軸体とを備えた鉛筆に関する。
鉛筆は、構造が単純であることから価格的に安く提供されており、特に小学生など学童の授業においてかなりの比率で使用され、学校の試験や公的資格の試験会場においても鉛筆の使用が指定されている場合が多く、電子化が進んだ現在でもその需要は高いものである。
一方、特許文献1に記載されているような、手で持って使用する薄形のタッチパネル形式の入力装置が市場で人気を得ており、静電入力方式の入力装置の入力画面に指先で触れて入力を行ったり、特許文献2で開示されているように、導電性ゴムで形成された入力部を前方に設けた入力ペンで入力装置の入力画面を紙と同じように扱って、入力画面に絵を描いたり文字を書いたりすることができる入力ペンの需要が高くなっている。
また近年、前述のタッチパネル形式の入力装置は、仕事や趣味での利用以外にも、学校における授業で、電子化した教科書のデータを入力装置の画面に表示させて利用することが考えられている。このような状況下で古くから使用されている鉛筆の付加価値を考えた場合、書き味の向上などで革新的な性能向上はあまり望めない状況にあるものの、紙に筆記を行うという古くからの技術に対して、入力ペンで入力装置に入力を行うという新しい技術が広く普及されてきている現代にこそ、鉛筆の新しい付加価値を考えることが必要とされている。
本願発明者らは、鉛筆の軸体は、一般的に木材で成形されていることから絶縁体であるが、黒鉛と粘土を焼き固めた芯は、電気を通す良導体であることに着眼し、このような鉛筆の性質を利用して、筆記が行えると共に静電入力方式の入力装置へ入力が行える鉛筆を、多くの学童が利用できるように、簡単な構造で安価に提供できるようにすることを目的とした。
本発明は、
「軸体を形成する複数の軸部材に設けた溝部に黒鉛と粘土とを焼き固めた芯を配し、前記複数の軸部材を結合することにより前記芯を前記軸体で保持する構造の鉛筆において、
前記芯が、本体部と該本体部の側方へ延出する延出部とを一体に形成し、前記延出部を導通部として該延出部の外側縁部が前記軸体の外面から露出するよう構成したことを特徴とする鉛筆。」である。
「軸体を形成する複数の軸部材に設けた溝部に黒鉛と粘土とを焼き固めた芯を配し、前記複数の軸部材を結合することにより前記芯を前記軸体で保持する構造の鉛筆において、
前記芯が、本体部と該本体部の側方へ延出する延出部とを一体に形成し、前記延出部を導通部として該延出部の外側縁部が前記軸体の外面から露出するよう構成したことを特徴とする鉛筆。」である。
本発明における軸体を形成する軸部材は、軸体の先端部を先細り形状に削ることで芯を露出させて筆記ができるように、木材や樹脂材など切削性のよい材料で成形するとよい。尚、一般的な鉛筆で使用されている木材を軸部材に使用すれば、特に安価なものを提供することが可能になるだけでなく、筆記時における書き心地が一般的な鉛筆に近いものとなるので、学童が使用するのに適したものとなる。尚、芯の硬度は、入力装置の入力画面である操作領域を傷付けないよう、2Bかそれ以上に軟らかい硬度のものがよい。
また本発明における導電部は、使用者が軸体のどこを握っても、また軸体を削ることで鉛筆が短くなっても手が導電部に触れるようにするために、軸体の全長に渡って導電部の外側縁部が露出する構造が好ましく、押出成形により芯の本体部と共に本体部の側方へ延出する延出部を一体で形成することにより、その構造を容易に得ることができる。
本発明では、軸体を削って露出させた芯によって紙への筆記が行えると共に、軸体の外面から露出した導電部に使用者の手が触れることによって、導電部と連接した芯の先端で静電入力方式の入力装置へ入力が行える鉛筆を、簡単な構造で得ることができた。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ番号を付してある。
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、説明を分かりやすくするために、図面中の同様の部材、同様の部分については同じ番号を付してある。
図1から図5を用いて本実施例の説明を行う。
図1は本実施例の鉛筆の斜視図で、図2は図1のA−A線断面図である。
鉛筆1は、黒鉛と粘土を焼き固めた芯2を、木材で成形した断面が六角形状の軸体3で保持する構造であり、軸体3の先端部を鉛筆削りで円錐状に削り、芯2の先端部2aを露出させてある。
軸体3を形成する二本の軸部材4,5の間には、芯2の本体部2bの側方へ延出する延出部2cを一体に形成し、導電部6としてある。
また、導電部6の外側縁部Gは、軸体3の全長に渡って軸筒3の外面3aから露出させており、導電部6に軸体3を把持した使用者の手が触れるようにしてある。尚、芯2の本体部2bに対して導電部6(延出部2c)の内側縁部Nを電気的に導通するように連設させてあることから、芯2の本体部2bと導電部6(延出部2c)の外側縁部Gとは電気的に導通する。
図1は本実施例の鉛筆の斜視図で、図2は図1のA−A線断面図である。
鉛筆1は、黒鉛と粘土を焼き固めた芯2を、木材で成形した断面が六角形状の軸体3で保持する構造であり、軸体3の先端部を鉛筆削りで円錐状に削り、芯2の先端部2aを露出させてある。
軸体3を形成する二本の軸部材4,5の間には、芯2の本体部2bの側方へ延出する延出部2cを一体に形成し、導電部6としてある。
また、導電部6の外側縁部Gは、軸体3の全長に渡って軸筒3の外面3aから露出させており、導電部6に軸体3を把持した使用者の手が触れるようにしてある。尚、芯2の本体部2bに対して導電部6(延出部2c)の内側縁部Nを電気的に導通するように連設させてあることから、芯2の本体部2bと導電部6(延出部2c)の外側縁部Gとは電気的に導通する。
次に、図3を用いて本実施例の鉛筆の製造工程に関して説明を行う。図3は、図2と同じく鉛筆の横断面方向を示しており、図3Aでは、図2で示した軸部材4を形成する板材40には、複数の半円状の溝部40aを設けてあり、各溝部40aの両脇には、平面状の溝部40bを設けてある。また図2で示した軸部材5を形成する板材50には、複数の半円状の溝部50aを設けてあり、溝部50aの両脇には、平面状の溝部50bを設けてある。
また、黒鉛と粘土を焼き固めた芯2は、本体部2bの両側から直線上(図2においては上下方向)に延出させた延出部2cを設けてあり、板材40,50の半円状の溝部40a,50aには芯2の本体部2bを、板材40,50の平面状の溝部40a,50aには芯2の延出部2cを配設すると共に、板材40,50における互いの接触面に接着剤(図示せず)を塗布して板材40と板材50とを重ねることで、板材40と板材50および芯2の接着を行い一体としてある。尚、図3Bの状態から、図3Cに示すように、板材40と板材50の上下にV溝40c,50cを切削することにより、図2で示したような鉛筆1が形成される。
また、黒鉛と粘土を焼き固めた芯2は、本体部2bの両側から直線上(図2においては上下方向)に延出させた延出部2cを設けてあり、板材40,50の半円状の溝部40a,50aには芯2の本体部2bを、板材40,50の平面状の溝部40a,50aには芯2の延出部2cを配設すると共に、板材40,50における互いの接触面に接着剤(図示せず)を塗布して板材40と板材50とを重ねることで、板材40と板材50および芯2の接着を行い一体としてある。尚、図3Bの状態から、図3Cに示すように、板材40と板材50の上下にV溝40c,50cを切削することにより、図2で示したような鉛筆1が形成される。
次に、図4を用いて、本実施例の鉛筆1で、紙面に筆記する状態について説明を行う。図に示すように鉛筆1は、芯2の先端部2aで紙110に文字110aを書くことができた。
次に、図5を用いて、本実施例の鉛筆1で、静電容量方式の入力装置に入力する状態について説明を行う。図に示すように鉛筆1は、芯2の先端部2aを静電容量方式の入力装置110における操作領域110aに接触させて摺動させると、使用者が把持した軸体3の導電部6と芯2とを通じて操作領域110aに静電変化を生じさせ、画像作成ソフトウェアの画面に線110bを描くことができた。
1…鉛筆、
2…芯、2a…先端部、2b…本体部、2c…延出部、
3…軸体、3a…外面、
4…軸部材、5…軸部材、
40…板材、40a…半円状の溝部、40b…平面状の溝部、40c…V溝、
50…板材、50a…半円状の溝部、50b…平面状の溝部、50c…V溝、
6…導電部、
N…内側縁部、G…外側縁部、
100…紙、100a…文字、
110…入力装置、110a…操作領域、110b…線。
2…芯、2a…先端部、2b…本体部、2c…延出部、
3…軸体、3a…外面、
4…軸部材、5…軸部材、
40…板材、40a…半円状の溝部、40b…平面状の溝部、40c…V溝、
50…板材、50a…半円状の溝部、50b…平面状の溝部、50c…V溝、
6…導電部、
N…内側縁部、G…外側縁部、
100…紙、100a…文字、
110…入力装置、110a…操作領域、110b…線。
Claims (1)
- 軸体を形成する複数の軸部材に設けた溝部に黒鉛と粘土とを焼き固めた芯を配し、前記複数の軸部材を結合することにより前記芯を前記軸体で保持する構造の鉛筆において、前記芯が、本体部と該本体部の側方へ延出する延出部とを一体に形成し、前記延出部を導通部として該延出部の外側縁部が前記軸体の外面から露出するよう構成したことを特徴とする鉛筆。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013216703A JP2015077744A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 鉛筆 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013216703A JP2015077744A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 鉛筆 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015077744A true JP2015077744A (ja) | 2015-04-23 |
Family
ID=53009631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013216703A Pending JP2015077744A (ja) | 2013-10-17 | 2013-10-17 | 鉛筆 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015077744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015077743A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社パイロットコーポレーション | 鉛筆 |
-
2013
- 2013-10-17 JP JP2013216703A patent/JP2015077744A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015077743A (ja) * | 2013-10-17 | 2015-04-23 | 株式会社パイロットコーポレーション | 鉛筆 |
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