JP2015075805A - 情報処理装置、渋滞情報取得手段、及びプログラム - Google Patents
情報処理装置、渋滞情報取得手段、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】利用者へのデータ通信料負担が少なく、適切に情報が更新された渋滞情報を得ることができる情報処理装置、渋滞情報取得方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】GPS受信手段18は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の現在位置情報を取得する。またセンサー14は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の進行方向情報及び移動速度を取得する。マルチホップ通信手段161は、他車両から走行情報(他車両の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む情報)をマルチホップ通信により取得する。渋滞情報処理手段163は、自車両の位置情報、進行方向情報、移動速度、及び他車両の走行情報を基に、自車両の走行ルートにかかる渋滞情報をユーザに提示する。
【選択図】図5
【解決手段】GPS受信手段18は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の現在位置情報を取得する。またセンサー14は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の進行方向情報及び移動速度を取得する。マルチホップ通信手段161は、他車両から走行情報(他車両の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む情報)をマルチホップ通信により取得する。渋滞情報処理手段163は、自車両の位置情報、進行方向情報、移動速度、及び他車両の走行情報を基に、自車両の走行ルートにかかる渋滞情報をユーザに提示する。
【選択図】図5
Description
本発明は情報処理装置、渋滞情報取得手段、及びプログラムに関する。
カーナビゲーションシステムは、VICS(Vehicle Information and Communication System,登録商標)と呼ばれる交通システム等が提供する情報を取得することにより道路の渋滞情報を取得する。VICSでは、道路に設置された感知器が取得したデータをデータセンターが集計する。そのためVICSでは情報の更新までに時間を要する。またVICSが適用されていない道路では情報を取得することができない。
これらの問題に対する解決手段としてプローブ技術が挙げられる。プローブ技術とは、道路上の各自動車のカーナビゲーションシステムや携帯電話等の端末から情報を収集しデータセンターに集約するものである(例えば特許文献1)。
上述のプローブ技術を用いた場合であっても、VICS同様にデータセンターでの処理が必要となるため情報の更新に時間を要する。またプローブ技術におけるデータ通信は有料回線を使用する場合が多い。そのため利用者はデータ通信料を負担する必要が生じていた。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたものであり、利用者への負担が少なく、適切に情報が更新された渋滞情報を得ることができる情報処理装置、渋滞情報取得方法、及びプログラムを提供することを主たる目的とする。
本発明にかかる情報処理装置の一態様は、
現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンサーと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信手段と、
前記位置情報取得手段が取得した前記現在位置情報と、前記センサーが取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信手段が取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理手段と、
を備える、ものである。
現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンサーと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信手段と、
前記位置情報取得手段が取得した前記現在位置情報と、前記センサーが取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信手段が取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理手段と、
を備える、ものである。
本発明にかかる渋滞情報取得方法の一態様は、
現在位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンシングステップと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
前記位置情報取得ステップにて取得した前記現在位置情報と、前記センシングステップにて取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を備える、ものである。
現在位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンシングステップと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
前記位置情報取得ステップにて取得した前記現在位置情報と、前記センシングステップにて取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を備える、ものである。
本発明にかかるプログラムの一態様は、
コンピュータに、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
自装置の現在位置情報と、自装置の進行方向情報及び移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を実行させる、ものである。
コンピュータに、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
自装置の現在位置情報と、自装置の進行方向情報及び移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を実行させる、ものである。
本発明は、利用者への負担が少なく、適切に情報が更新された渋滞情報を得ることができる情報処理装置、渋滞情報取得方法、及びプログラムを提供することができる。
<実施の形態1>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるカーナビゲーションシステム1の構成を示すブロック図である。カーナビゲーションシステム1は、一般的に自動車等の移動体に搭載される装置である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるカーナビゲーションシステム1の構成を示すブロック図である。カーナビゲーションシステム1は、一般的に自動車等の移動体に搭載される装置である。
カーナビゲーションシステム1は、表示手段11、操作手段12、報知手段13、センサー14、記憶手段15、中央演算装置16、交通システム用無線通信手段17、GPS受信手段18、及び近距離無線通信手段19を備える。
表示手段11は、カーナビゲーションシステム1の装置本体(図示せず)の前面に配置されている。表示手段11は、中央演算装置16により表示内容が制御される表示装置である。表示手段11は、白黒またはカラーの液晶パネルや有機EL(電子蛍光)の表示装置である。
操作手段12は、カーナビゲーションシステム1の装置本体に設置されたボタンやキー、または表示手段11と一体化されたタッチパネル等の入力インターフェイスにおいて行われた操作を受け付ける入力回路である。操作手段12は、受け付けた操作内容を中央演算装置16に通知する。
報知手段13は、中央演算装置16の制御により音声出力をする手段(すなわちスピーカ)である。報知手段13は、例えば渋滞情報やルート案内に関する情報を音声で出力する。
センサー14は、カーナビゲーションシステム1の備えられた車両の走行速度や進行方向を検出するための装置である。センサー14は、中央演算装置16により制御される。またセンサー14は、取得した走行速度や進行方向の情報を中央演算装置16に適宜供給する。
記憶手段15は、中央演算装置16が実行する各種制御用プログラムや文字情報等の固定データを格納するための読み書き可能な記憶装置である。記憶手段15には、カーナビゲーションシステム1によるルート案内に用いる地図情報151も格納されている。記憶手段15は、一般的にカーナビゲーションシステム1に内蔵される記憶装置であるが、USB(Universal Serial Bus)等によりカーナビゲーションシステム1に着脱可能な形態であってもよい。
交通システム用無線通信手段17は、一般的なVICS(Vehicle Information and Communication System)の仕組みにより提供される交通情報を取得するための通信回路である。GPS受信手段18(現在位置取得手段)は、GPS(Global Positioning System)を使用してカーナビゲーションシステム1が搭載された車両の現在位置情報を取得するための受信回路である。交通システム用無線通信手段17及びGPS受信手段18は、受信した情報を中央演算装置16に供給する。
近距離無線通信手段19は、他の車両に設けられたカーナビゲーションシステム1との間を無線で通信するための送受信回路である。近距離無線通信手段19は、無線LAN(Local Area Network)などの比較的近距離での通信で用いられる仕組みを用いてデータの送受信を行う。
続いて中央演算装置16について説明する。中央演算装置16は、カーナビゲーションシステム1の全体制御を行う処理部である。中央演算装置16は、記憶手段15から各種プログラムを実行することにより各種の演算を行う。具体的には中央演算装置16は、プログラムを実行することによりマルチホップ通信手段161、位置/速度情報生成手段162、渋滞情報処理手段163として機能する。以下、各機能の動作詳細について説明する。
マルチホップ通信手段161は、近距離無線通信手段19を制御することにより他の車両に設けられたカーナビゲーションシステム1とマルチホップ通信を行う。ここでマルチホップ通信とは、1つ以上の装置が中継装置となり、いわゆるバケツリレーのようにデータを送受信する通信方式である。マルチホップ通信手段161は、センサー14やGPS受信手段18が取得した速度情報、現在位置情報、進行方向情報等をマルチホップ方式で遠方の車両に設けられたカーナビゲーションシステム1に送信する。なお、以下の説明では送受信の対象となる情報(速度情報、位置情報、進行方向情報、時刻情報等)を走行情報とも記載する。またマルチホップ通信手段161は、他の車両からマルチホップ通信により送信された走行情報を取得し、取得した走行情報を渋滞情報処理手段163に供給する。
位置/速度情報生成手段162は、センサー14が取得した速度情報、進行方向情報、及びGPS受信手段18が取得した位置情報を定期的に記憶手段15に格納する。また位置/速度情報生成手段162は、他の処理手段の要求に応じて記憶手段15から各種情報を取得する。
渋滞情報処理手段163は、マルチホップ通信手段161が取得した走行情報と、地図情報151と、自車両の情報(現在位置情報、進行方向、及び移動速度)を合成した情報をユーザに提示する。好適には渋滞情報処理手段163は、地図画像上に渋滞情報が重畳された画像データを表示手段11に表示する。この画像データ例は図2(A)を参照して改めて説明する。
続いて図2(A)〜(C)を参照して、本実施の形態にかかるカーナビゲーションシステム1の動作イメージを説明する。図2(C)は、走行中の各車両間での情報の送受信の仕組みを示す概念図である。
図2(C)中の各車両には上述のカーナビゲーションシステム1がそれぞれ搭載されている。カーナビゲーションシステム1は、上述のように交通システム用無線通信手段17やGPS受信手段18に加えて、センサー14やマルチホップ通信手段161を備えている。センサー14は、上述のように定期的に速度情報や進行方向情報を取得し、記憶手段15に取得した情報を格納する。またGPS受信手段18は、定期的に自車両の位置情報を取得し、記憶手段15に取得した位置情報を格納する。
各車両内のマルチホップ通信手段161は、他の車両の位置情報、速度情報、進行方向情報をマルチホップ通信により収集する。そして渋滞情報処理手段163は、収集した情報を地図情報と合成して表示部11に表示する。以下、具体的な情報の収集処理について説明する。
以下の説明では、車両Aの利用者が渋滞情報の表示を要求した場合について検討する。車両A内のマルチホップ通信手段161は、走行ルート上の前方を走る車両Bのカーナビゲーションシステム1の電波をサーチして接続を試みる。問題なく車両Bとの接続が確立できた場合、車両B内のマルチホップ通信手段161も同様の手段で車両Cのカーナビゲーションシステム1の電波をサーチして接続を試みる。各車両内のマルチホップ通信手段161は、この処理を順次繰り返していく。そして接続が確立した後に、各車両の走行情報を取得する。取得する情報は、位置情報、速度情報、進行方向情報、時刻情報等である。時刻情報は、位置情報、速度情報、進行方向情報を取得した時間を示すための情報であり、これらの情報と関連付けられて記憶手段15に格納される(たとえば“時刻Xの位置情報=―――”といった形で管理される)。
なお取得対象となる情報(位置情報、速度情報、進行方向情報、時刻情報等)は、各車両内の記憶手段15に定期的に格納される。車両1において取得された走行情報は、例えばログファイルに書き込み、このログファイルを渋滞情報処理手段163が参照することにより渋滞情報の表示に用いればよい。
なおマルチホップ接続の確立を行う場合、対向車線を走る車両と接続を行ってしまう場合がある。例えば図2(A)は、走行車線と対向車線を走行する複数の車両がある状況を示す概念図である。この場合、渋滞情報の表示に対向車線を走る車両の情報は不要である。そのためマルチホップ通信手段161は、取得した走行情報から進行方向情報を読み出し、自身の記憶手段15に格納されている進行方向情報と対応するか否かを判定する。進行方向情報が対応しない場合、マルチホップ通信手段161は当該車両から送信された走行情報を破棄した上で接続を遮断する。この進行方向情報の確認処理を各車両において行うことにより、確実に同一走行ルート上の情報のみを取得することができる。
図2(B)は、情報収集後に渋滞情報処理手段163が生成して表示手段11に表示する渋滞情報の一例を示す図である。図示するように地図情報上に渋滞情報(各車両の配置や移動スピード)が重畳されて表示される。なお、ユーザは情報収集の終了条件や渋滞情報の表示方法等の諸設定を操作手段12を介して自由に指定することができるものとする。
続いて図3及び図4を参照して各車両内のカーナビゲーションシステム1の動作の流れについて説明する。図3及び図4は、走行ルート上の渋滞情報の表示の流れを示すフローチャートである。
はじめにユーザは、渋滞情報取得に関する検索条件の設定を操作手段12を介して行う(S101)。設定する条件の一例として、走行ルート上のどの地点まで情報取得の対象とするか、情報収集の終了条件、取得情報のサンプリング数、渋滞情報の表示方法等が挙げられる。設定が終了した後にカーナビゲーションシステム1は、情報の取得を開始する(S102)。
マルチホップ通信手段161は、近距離無線通信手段19を介して周辺のカーナビゲーションシステム1の電波のサーチを行う(S103)。マルチホップ通信手段161は、周辺のカーナビゲーションシステム1の電波を受信できない場合には、処理を終了する(S104:No、S114)
一方、周辺のカーナビゲーションシステム1の電波を受信できた場合(S104:Yes)、マルチホップ通信手段161は受信した装置の選定処理を行う(S105)。当該選定処理は、電波強度の強いものから優先的に接続先として選定する。これに加え、マルチホップ通信手段161は、専用プロトコルを用いて通信することや専用の情報を送信することにより、本実施形態にかかる情報収集に対応しているか否かを基に接続先を選定してもよい。これにより、確実に情報収集が可能な通信相手とのみ接続を確立することができる。
マルチホップ通信手段161は、選定した接続先との接続を実行する(S106)。マルチホップ通信手段161は、選定した接続先との接続が確立できない場合には周辺装置の電波サーチ(S103)を再実行して接続先の再選定を行う(S105)。なおマルチホップ通信手段161は、同じ接続先への接続リトライを所定回数行った後に再度の電波サーチを行ってもよい。
マルチホップ通信手段161は、接続が確立された後に接続先の有する走行情報を確認し(S107)、取得すべき情報であるか否かを判定する(S108)。この判定は、自車両の走行ルートから大きく外れていないか、走行方向は同じであるか否か、位置情報が走行ルート上の前方であるか否か、を確認することにより行えばよい。マルチホップ通信手段161は、この判定の際に走行情報に含まれる時刻情報を考慮して比較を行う。すなわちマルチホップ通信手段161は、同時刻(または時刻差が一定差以内)での進行方向や速度情報を比較対象とする。
ここで取得対象の走行情報ではないと判定した場合(S108:No)、マルチホップ通信手段161は周辺の電波サーチから再実行する(S103)。走行情報が妥当と判定した場合(S108:Yes)、マルチホップ通信手段161は内部のカウント数Nをカウントアップ(N=N+1)する。カウント数Nは、スタート時(S101)の初期値を0とし、接続先が妥当と判断される毎に1加算される(S109)。
マルチホップ通信手段161は、カウントアップの後にカウント数Nが2以上であるか否かを判定する(S110)。N=1である場合(S110:No)、マルチホップ通信手段161は、現在接続対象となっている装置の情報(たとえば接続に用いる情報等)を記憶手段15に記憶させる(S111)。N>=2の場合、直接の接続対象とはならないため、記憶手段15への情報格納は行わない。なお、短時間での情報取得を繰り返す場合、接続ルートの情報をすべて記憶することにより検索の効率を向上させてもよい。
マルチホップ通信手段161は、ユーザが設定した終了条件に合致するかを判定し(S112)、終了条件を満たさない場合には接続先の装置から更に次の接続先の装置への接続を準備する(S112:No)。
接続先のマルチホップ通信手段161は、自身の記憶手段15から次の接続先の接続情報の取得を試みる(S113)。そして記憶手段15内に次の接続先の情報がある場合には(S115:Yes)、接続先のマルチホップ通信手段161は、当該接続先に接続できるかの確認処理から処理を行う(S106)。記憶手段15内に次の接続先の情報が無い場合には(S115:Yes)、接続先のマルチホップ通信手段161は、周辺装置のサーチ(S103)から処理を行う。
上述の処理(S101〜S112)の処理を図2(C)を例に改めて説明すると、車両A内のマルチホップ通信手段161が接続先を車両Bと選定し、車両Bの走行情報を取得する。その後に車両B内のマルチホップ通信手段161は、車両B内の記憶手段15内に次の接続先(車両C)の接続情報が存在するかを確認する。そして車両B内のマルチホップ通信手段161は、車両Cへの接続を試みる。
マルチホップでのサーチ処理が終了した場合(S114)、渋滞情報処理手段163(図2(C)の例では車両Aの渋滞情報処理手段163)は、取得した走行情報を基に渋滞情報を表示手段11に表示する(S116)。なお渋滞情報処理手段163は、表示手段11への表示に加え、渋滞情報を報知手段12を介して音声通知してもよい。
また表示の手法としては、例えば地図情報走行ルートに色を付ける、渋滞の視点のみ表示する、等の様々な表示手法が考えられる。
続いて本実施の形態にかかるカーナビゲーションシステム1の効果について説明する。上述のようにカーナビゲーションシステム1は、他車両の走行情報をマルチホップ通信により取得する。そしてカーナビゲーションシステム1は、自車両の現在位置、進行方向、移動速度、及びマルチホップ通信により取得した多車両の走行情報を基に渋滞情報をユーザに提示する。マルチホップ通信は、リアルタイムに通信料の心配をすることなく行うことができる通信方式である。そのため、リアルタイムに最新の交通情報を得ることができる。また、交通システム(例えばVICS)が整備されていないような環境においても、最新の渋滞情報を取得することができる。
上述した実施の形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
たとえば上述の説明では、カーナビゲーションシステム1を例にとり説明を行ったが、必ずしもこれに限られず、他の任意の情報処理装置に各手段(センサー14、マルチホップ通信手段161、渋滞情報処理手段163等)が設けられていてもよい。たとえばスマートフォン等の可搬性の装置に対して上述の各手段(センサー14、マルチホップ通信手段161、渋滞情報処理手段163等)が設けられていてもよい。これにより、例えば車両の渋滞情報のみならず、人の込み具合(すなわち人に関する渋滞情報)等を把握する応用も可能となる。
また現在のマルチホップ通信技術の無線方式としては2.4GHz帯の無線LANが主流であるが、マルチホップ通信を実現するものであれば無線方式は他の方式を用いてもよい。
上述のようにマルチホップ通信手段161、位置/速度情報生成手段162、渋滞情報処理手段163は、中央演算装置16によりコンピュータプログラムとして実行される。コンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
最後に実施の形態1にかかるカーナビゲーションシステム1の構成について図5を参照して改めて説明する。図5は、実施の形態1にかかるカーナビゲーションシステム1の動作概念を示す概略図である。上述のようにカーナビゲーションシステム1は、他装置の異動状況を解析する情報処理装置の一例であり、スマートフォン等であってもよい。
GPS受信手段18(現在位置取得手段)は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の現在位置情報を取得する。またセンサー14は、カーナビゲーションシステム1が搭載された自車両の進行方向情報及び移動速度を取得する。マルチホップ通信手段161は、他車両から走行情報(他車両の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む情報)をマルチホップ通信により取得する。渋滞情報処理手段163は、自車両の位置情報、進行方向情報、移動速度、及び他車両の走行情報を基に、自車両の走行ルートにかかる渋滞情報をユーザに提示する。
マルチホップ通信を用いた情報取得を行うことにより、リアルタイムの情報を正確にユーザに提示することができる。
1 カーナビゲーションシステム
11 表示手段
12 操作手段
13 報知手段
14 センサー
15 記憶手段
151 地図情報
16 中央演算装置
161 マルチホップ通信手段
162 位置/速度情報生成手段
163 渋滞情報処理手段
17 交通システム用無線通信手段
18 GPS受信手段
19 近距離無線通信手段
11 表示手段
12 操作手段
13 報知手段
14 センサー
15 記憶手段
151 地図情報
16 中央演算装置
161 マルチホップ通信手段
162 位置/速度情報生成手段
163 渋滞情報処理手段
17 交通システム用無線通信手段
18 GPS受信手段
19 近距離無線通信手段
Claims (10)
- 現在位置情報を取得する位置情報取得手段と、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンサーと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信手段と、
前記位置情報取得手段が取得した前記現在位置情報と、前記センサーが取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信手段が取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理手段と、
を備える情報処理装置。 - 前記マルチホップ通信手段は、前記マルチホップ通信手段が取得した前記走行情報に含まれる前記進行方向情報と、前記センサーが取得した前記進行方向情報を比較し、両者が同一方向に進んでいると判定されない場合には前記マルチホップ通信手段が取得した前記走行情報を破棄する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記渋滞情報処理手段は、
地図情報画像に対して、他の移動体の進行をアニメーションで重畳した前記渋滞情報を生成する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記マルチホップ通信手段は、他装置に対して専用のプロトコルを用いた接続確立を試み、接続確立が成功した場合にのみ前記他装置から前記走行情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記マルチホップ通信手段は、前記位置情報取得手段が取得した前記現在位置情報と、前記センサーが取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、を他装置にマルチホップ通信により送信する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記渋滞情報を音声通知する報知手段を更に有する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記マルチホップ通信手段は、以前のマルチホップ通信で接続対象とした前記他装置との接続に関する情報を保持しておき、当該情報を使用して接続を確立する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記器情報処理装置は、カーナビゲーションシステムであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 現在位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
進行方向情報及び移動速度を取得するセンシングステップと、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
前記位置情報取得ステップにて取得した前記現在位置情報と、前記センシングステップにて取得した前記進行方向情報及び前記移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を備える渋滞情報取得方法。 - コンピュータに、
他の移動体の位置情報、進行方向情報、及び移動速度情報を含む走行情報をマルチホップ通信により取得するマルチホップ通信ステップと、
自装置の現在位置情報と、自装置の進行方向情報及び移動速度と、前記マルチホップ通信ステップにて取得した前記走行情報と、を基にユーザに提示する渋滞情報を生成する渋滞情報処理ステップと、
を実行させるプログラム。
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