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JP2015075460A - 状態量の検出装置及び検出方法 - Google Patents

状態量の検出装置及び検出方法 Download PDF

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JP2015075460A
JP2015075460A JP2013213697A JP2013213697A JP2015075460A JP 2015075460 A JP2015075460 A JP 2015075460A JP 2013213697 A JP2013213697 A JP 2013213697A JP 2013213697 A JP2013213697 A JP 2013213697A JP 2015075460 A JP2015075460 A JP 2015075460A
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JP
Japan
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JP2013213697A
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智史 山崎
Tomohito Yamazaki
智史 山崎
千頭 倫太郎
Rintaro Sendo
倫太郎 千頭
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

【課題】被検査物の内部にセンサを配置することによって被検査物の状態量を検出する状態量の検出装置において、センサの押し付け力を大きくして被検査物に強固に固定する。
【解決手段】例えばボルトなどの被検査物Bに形成された孔Hの内周に密着する形状と、孔Hの内周との間に間隙を有する形状との間で弾性変形可能な支持部材2と、支持部材2に取り付けられたセンサ3と、を有する状態量の検出装置1を提供する。支持部材2によってセンサ3は孔Hの内部に密着する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査物の内部にセンサを配置することによって被検査物の状態量を検出する状態量の検出装置及び検出方法に関する。
例えば、蒸気タービン、ガスタービン、エンジンなど、高温状態で回転する部材、管体を有する機械においては、温度上昇により部材に応力が発生することで強度低下が懸念される。このため、設計通りの温度になっているかを、実機の稼働状態で計測するニーズがある。管体の内面の温度を計測するための装置としては、特許文献1に記載されているような装置が知られている。
特表2011−504590号公報
しかしながら、実機の計測では部材の構成や形状によってセンサ取り付けに制約があり、所望の計測点に適切に取り付けることが難しい場合がある。部材に形成された孔や、管体の内部などの温度計測では、孔内面の計測が必要となり、センサを取り付けるための構造が複雑となる。
特に、回転したり振動したりする部材の計測においては、センサを取り付けるための治具そのものに遠心力がかかり、センサの押し付け力の低下や、振れ・動きが発生し、不正確な計測となることが懸念される。特許文献1に記載されている装置は、センサを孔や管体の内部に密着させるための構造を有しているが、構造が複雑であり、特に、多数の計測点を測定する必要がある場合においては好適ではない。
本発明は、押し付け力が大きく、被検査物に強固に固定できる状態量の検出装置を提供する。
本発明の第一の態様によれば、状態量の検出装置は、被検査物に形成された孔の内周に密着する形状と、前記孔の内周との間に間隙を有する形状との間で弾性変形可能な支持部材と、前記支持部材に取り付けられたセンサと、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、その外形が孔の内周の断面形状と近似する支持部材自身の弾性力によって支持部材と孔とが密着するため、押し付け力の大きな状態量の検出装置とすることができる。
上記状態量の検出装置において、前記孔は円形断面であり、前記支持部材は、一部が切り欠きされた円筒状をなすことが好ましい。
上記構成によれば、より容易に検出用の孔を形成することができる。また、支持部材の板厚により容易に押し付け力を調整することができる。
前記センサは前記支持部材の外周に取り付けられている構成としてもよい。
上記構成によれば、センサが被検査物と支持部材との間に配置されるため、センサを直接的に被検査物に密着させることができる。
上記状態量の検出装置において、前記センサは前記支持部材に埋め込まれている構成としてもよい。
上記構成によれば、主に被検査物と支持部材とが接触することによって、センサにかかる力を低減することができる。また、支持部材の全体が被検査物の内周に密着することによって、支持部材の位置が安定して精度を高めることができる。
前記支持部材の外面に凹凸を形成してもよい。
上記構成によれば、被検査物と支持部材との間の摩擦がより大きくなるため、支持部材の位置を安定させることができる。
上記状態量の検出装置において、前記凹凸は、前記支持部材の外面の一部に形成された複数の第一溝条と、前記支持部材の外面の他部に形成された前記第一溝条とは異なる方向に延在する複数の第二溝条であってよい。
上記構成によれば、被検査物と支持部材との間に異なる方向の摩擦力が発生することにより、より支持部材の位置を安定させることができる。
また、本発明の第二の態様によれば、状態量の検出方法は、被測定部に形成された孔の内周との間に間隙を有する形状に支持部材を拘束する工程と、弾性変形状態の前記支持部材をセンサとともに前記孔に挿入する工程と、前記拘束を解いて前記支持部材を前記孔の内周に密着させる工程と、密着状態でセンサによる検出を行うことを特徴とする。
本発明によれば、その外形が孔の内周の断面形状と近似する支持部材自身の弾性力によって支持部材と孔とが密着するため、押し付け力の大きな状態量の検出装置とすることができる。
本発明の第一実施形態の検出装置の斜視図である。 本発明の第一実施形態の検出装置の第一の状態の軸方向から見た断面図である。 本発明の第一実施形態の検出装置の第二の状態の軸方向から見た断面図である。 本発明の第二実施形態の検出装置の斜視図である。 本発明の第二実施形態の検出装置の変形例の斜視図である。 本発明の第三実施形態の検出装置の斜視図である。 本発明の第四実施形態の検出装置の斜視図である。
(第一実施形態)
本実施形態の状態量の検出装置は、例えば、蒸気タービンの車室を連結するボルトの内部の温度などの状態量を測定するための装置である。
図1に示すように、本実施形態の状態量の検出装置1は、支持部材2と、支持部材2の外周面に取り付けられているセンサ3と、を有しており、被検査物であるボルトBに形成されている穴Hに挿入されて使用されるものである。穴Hは、断面円形の有底穴であり、例えばドリルによって穿孔することができる。穴Hの深さは、測定位置に応じて設定されている。穴Hは貫通孔としてもよいし、予めボルトBに形成されている穴でもよい。
センサ3は、金属保護管(シース)の内部に熱電対素線を封入することによって配線としたシース熱電対である。センサ3の温接点6は、支持部材2の外周面に取り付けられている。
センサ3は、金属箔テープ7で配線8を支持部材2の外周面を貼り付けることによって取り付けられている。センサ3の取り付け方法はこれに限ることはなく、例えば、温接点6を接着剤によって支持部材2の外周面に接着してもよい。
配線8は、穴Hの外部に延ばされ、所定の測定機器に接続されている。
支持部材2は、断面C型形状のバネ状部材である。具体的には、支持部材2は、一部が切り取られた円筒状を成しており、中心軸に直交する断面形状が、被検査物であるボルトBの穴Hに近似する形状とされている。
支持部材2は、所定の外力によって弾性変形可能に形成されている。即ち、所定の外力をかけることによって支持部材2は、切り取られた部分Cを介して対向する縁部5が接近するように、変形させることができる。
以下、支持部材2において、最も縁部5同士が接近する状態を第一の状態と呼び、外力をかけずに、縁部5同士が最も離間する状態を第二の状態と呼ぶ。
図2に示すように、支持部材2は、第一の状態、即ち、支持部材2を縮めた状態において、穴Hの内周面と支持部材2の外周面との間に間隙Gが設けられるように形成されている。
また、支持部材2は、第二の状態において、穴Hの内周面と支持部材2の外周面とが密着するように形成されている。図3に示すように、支持部材2を穴の内部に挿入した状態では、センサ3の温接点6が取り付けられている位置の周囲においては、支持部材2と穴Hとは密着せず、温接点6が支持部材2と穴Hとに密着する。
穴Hの内径は、第一の状態における支持部材2の外径よりも大きく、第二の状態における支持部材2の外径よりも小さく形成されている。
センサ3の温接点6は、支持部材2の外周面であって、第一の状態と第二の状態とで最も変形する箇所に取り付けられている。
支持部材2を構成する材料としては、伝導率が高く、上述するような弾性力を発揮し、耐熱性を有する材料から適宜選択される。例えば、ステンレスのような金属が好ましい。
また、支持部材2の板厚も、支持部材2と穴Hとの間の押し付け力に応じて適宜設定される。板厚が薄い場合、支持部材2の変形が容易となる一方で、押し付け力が弱くなり、厚い場合、変形が困難となる一方で、押し付け力が強くなるため、これらのバランスから適宜決定することが好ましい。換言すれば、支持部材2は、板厚を変更することにより、バネ力(穴Hへの押し付け力)を調整することができる。
また、支持部材2の軸方向の長さをL、穴Hの内径をRとすると、L≧Rとすることが好ましい。即ち、支持部材2の長さ寸法は、穴Hの内径寸法以上とすることが好ましい。
測定の際は、まず、支持部材2を縮めて、穴Hの内周面との間に間隙Gを有する形状(第一の状態)で拘束する。次いで、この弾性変形状態の支持部材2を穴Hの内部に挿入する。次いで、測定位置で支持部材2の拘束を解いて、支持部材2の弾性力により穴Hの内周面に支持部材2の外周面を密着させる。この際、支持部材2の外周面と穴Hの内周面とは面接触状態となる。これにより、センサ3の温接点6も穴Hの内周面、即ち、被検査物に密着する。そして、所定の測定機器により、被検査物であるボルトBの温度を測定することができる。
上記実施形態によれば、支持部材2の外形が穴Hの内周面の断面形状と近似しており、支持部材2自身の弾性力によって支持部材2と穴Hとが密着するため、支持部材2の位置が安定する。これにより、押し付け力の大きな状態量の検出装置1とすることができる。
また、被検査物であるボルトBに形成する穴Hを断面円形としたため、より容易に検出用の穴Hを形成することができる。
また、支持部材2の形状を断面C型、即ち、一部が切り欠きされた円筒形状としたことによって、支持部材2の板厚により容易に押し付け力を調整することができる。
また、センサ3が支持部材2の外周面に取り付けられていることによって、センサ3が穴Hの内周面と支持部材2との間に配置されるため、センサ3を直接的にボルトBに密着させることができる。
また、支持部材2の長さ寸法を穴Hの内径寸法以上としたことによって、支持部材2と穴Hとの間の摩擦力が確保されるため、ボルトBの回転や振動によって支持部材2が外れることを抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、被検査物の穴Hを円形とし、支持部材2の形状も穴Hに対応する形状としたがこれに限ることはない。例えば、断面矩形形状の穴と、板バネ形状の支持部材との組み合わせとしてもよい。
また、センサとして熱電対を採用したがこれに限ることはない。例えば、超音波探触子を用いて、配管の探傷を行う構成としてもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態の状態量の検出装置1を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態の状態量の検出装置1の支持部材2の外周面には、センサ3を固定するためのセンサ固定溝10が形成されている。センサ固定溝10は、支持部材2の外周面に支持部材2の軸方向に延在するように形成されている溝条である。
センサ固定溝10は、センサ固定溝10にセンサ3を配置した際に、センサ3の温接点6が支持部材2の外周面から僅かに突出するような深さに形成されている。即ち、センサ固定溝10の深さ寸法は、支持部材2を穴Hに挿入し、支持部材2と穴Hとを密着させた状態で、センサ3の温接点6が穴Hに密着するような寸法とされている。
センサ3は、第一実施形態と同様に金属箔テープ7によって固定されている。
このような構成とすることによって、センサ3が支持部材2に埋め込まれたような形態となる。
上記実施形態によれば、主に被検査物と支持部材2とが接触することによって、センサ3にかかる力を低減することができる。また、支持部材2の全体が被検査物の内周に密着することによって、支持部材2の位置が安定して精度を高めることができる。
なお、上記実施形態においては、センサ固定溝10を形成することによって、センサ3を支持部材2に埋め込む構成としたが、センサ3を埋め込む方法はこれに限ることはない。例えば、図5に示すように、支持部材2の端面、即ち、軸方向の一端の面から、軸方向に延在するようなセンサ挿入穴11を穿孔し、センサ挿入穴11にセンサ3を挿入するような形態としてもよい。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態の状態量の検出装置1を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、上述した第一実施形態との相違点を中心に述べ、同様の部分についてはその説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態の支持部材2の外周面には、複数のスリット(切欠き)13,14が形成されている。即ち、支持部材2の外周面には、凹凸が形成されている。
スリット13,14は、支持部材2の外周面の軸方向の一方側に形成された複数の第一スリット13(第一溝条)と、支持部材2の外周面の軸方向の他方側に形成された複数の第二スリット14(第二溝条)とから構成されている。第一スリット13は、支持部材2の外周面に一方向に延在するように形成されている溝条であり、所定の間隔をおいて複数形成されている。第二スリット14は、支持部材2の外周面に一方向とは異なる方向に延在するように形成されている溝条であり、所定の間隔をおいて複数形成されている。
上記実施形態によれば、支持部材2の外周面に凹凸が形成されていることにより、被検査物と支持部材2との間の摩擦がより大きくなるため、支持部材2の位置を安定させることができる。
また、第一スリット13と第二スリット14が形成され、被検査物と支持部材2との間に異なる方向の摩擦力が発生することにより、より支持部材2の位置を安定させることができる。
(第四実施形態)
図7に示すように、本実施形態の状態量の検出装置1のセンサ3は、無線電気通信を用いて測定装置17と接続されている。具体的には、本実施形態のセンサ3の配線8には送信機16が設けられている。被検査物と離間した場所に配置された測定装置17には受信機18を設けられている。
上記実施形態によれば、被検査物が回転する場合においても、信号配線が煩雑にならず、配線8の取り回しへの対応が不要となる。
また、被検査物が高温環境にある場合においても、測定装置17を通常環境に置くことができるので、通信装置に対する温度対策を不要とすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはなく、クレームの範囲によってのみ限定される。
例えば、上記各実施形態では、ボルトに形成された穴を用いてボルトの温度を計測する構成としたが、これに限ることはない。例えば、ケーシングに測定用の穴を形成して、ケーシングの温度を検出する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、検出する状態量は温度としたがこれに限ることはなく、例えば、超音波探触子を用いて、配管の探傷を行う構成としてもよい。また、加速度センサを用いて配管の加速度を検出したり、圧力センサを用いて配管内の圧力を検出したり、ひずみ計を用いて配管のひずみを検出したりしてもよい。
1 検出装置
2 支持部材
3 センサ
5 縁部
6 温接点
7 金属箔テープ
8 配線
10 センサ固定溝
11 センサ挿入穴
13 第一スリット
14 第二スリット
16 送信機
17 測定装置
18 受信機
B ボルト
G 隙間
H 穴(孔)

Claims (7)

  1. 被検査物に形成された孔の内周に密着する形状と、前記孔の内周との間に間隙を有する形状との間で弾性変形可能な支持部材と、
    前記支持部材に取り付けられたセンサと、を有することを特徴とする状態量の検出装置。
  2. 前記孔は円形断面であり、前記支持部材は、一部が切り欠きされた円筒状をなすことを特徴とする請求項1に記載の状態量の検出装置。
  3. 前記センサは前記支持部材の外周に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の状態量の検出装置。
  4. 前記センサは前記支持部材に埋め込まれていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の状態量の検出装置。
  5. 前記支持部材の外面に凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の状態量の検出装置。
  6. 前記凹凸は、前記支持部材の外面の一部に形成された複数の第一溝条と、前記支持部材の外面の他部に形成された前記第一溝条とは異なる方向に延在する複数の第二溝条であることを特徴とする請求項5に記載の状態量の検出装置。
  7. 被測定部に形成された孔の内周との間に間隙を有する形状に支持部材を拘束する工程と、
    弾性変形状態の前記支持部材をセンサとともに前記孔に挿入する工程と、
    前記拘束を解いて前記支持部材を前記孔の内周に密着させる工程と、
    密着状態でセンサによる検出を行うことを特徴とする状態量の検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016193150A (ja) * 2015-04-01 2016-11-17 株式会社大都技研 遊技台
EP3842774A1 (de) * 2019-12-27 2021-06-30 Austria Email AG Haltevorrichtung für einen temperaturfühler, tauchrohr mit einer solchen haltevorrichtung sowie vorrichtung mit einem solchen tauchrohr
KR102291904B1 (ko) * 2021-03-24 2021-08-19 김지희 활성탄 재활용을 위한 숯가마 온도 측정 장치

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