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JP2015070821A - クロワッサン生地環状化装置および方法、クロワッサン生地u字化装置および方法、並びに、クロワッサン製造システム - Google Patents

クロワッサン生地環状化装置および方法、クロワッサン生地u字化装置および方法、並びに、クロワッサン製造システム Download PDF

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JP2015070821A JP2013208900A JP2013208900A JP2015070821A JP 2015070821 A JP2015070821 A JP 2015070821A JP 2013208900 A JP2013208900 A JP 2013208900A JP 2013208900 A JP2013208900 A JP 2013208900A JP 2015070821 A JP2015070821 A JP 2015070821A
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Abstract

【課題】棒状のクロワッサン生地をU字形に形成した後、正確かつ迅速に両脚の長さを揃えて環状化する装置および方法を提供すること。
【解決手段】コンベア122上を搬送されるU字形にされたクロワッサン生地5の第1の端部5aをU字の中央に寄せる第1の幅寄せガイド114と、U字形にされたクロワッサン生地5の第2の端部5bの下部に挿入され上方に移動するプレート118と、上方に移動された第2の端部5bをU字の中央に寄せる第2の幅寄せガイド116と、U字の中央に寄せられた第1の端部5aと第2の端部5bとを上下方向に押して密着させるプッシャー130とを備えるクロワッサン生地環状化装置100。
【選択図】図1

Description

本発明は、大量生産に適するクロワッサン生地環状化装置、クロワッサン生地U字化装置、クロワッサン製造システム、クロワッサン生地環状化方法、クロワッサン生地U字化方法、および、クロワッサン製造システムに関する。
クロワッサンは、三日月形あるいは三日月の先端が繋がった環状の独特な形状で親しまれている。従来からクロワッサンをかかる形状に成形する装置が開発されている。ところで、クロワッサン生地を上記の形状に成形しても、その後の工程(発酵や焼成)で生地が膨張し、三日月形に、さらには元の棒形状に戻ろうと変形する場合がある。そこで、クロワッサン生地の形状を維持するために、三日月形の先端を上下に重ねて圧着する方法が知られている。
例えば、特許文献1に記載された方法は、一対のベンディングアームでクロワッサン生地を環状に成形する。ベンディングアームの1つにはリフティングタブが装着されている。一対のベンディングアームを各々の基部で軸周りにスィングすることにより、巻き上げられた棒状のクロワッサン生地をベンディングアームに沿った形に変形する。リフティングタブが装着されたベンディングアームは、スィングするときに、上方へ移動する。よって、クロワッサン生地の一端がリフティングタブにより持ち上げられる。その結果、一対のベンディングアームがスィングしてそれらの先端部が閉じたときに、ベンディングアームに沿って環状となったクロワッサン生地の先端が重なる。続いて、プランジャーで押して、重なった部分を密着させる。
また、特許文献2に記載された方法は、一対のリテイニングジョーとシェイピングジョーでクロワッサン生地を環状に成形する。巻き上げられた棒状のクロワッサン生地の両端をリテイニングジョーとシェイピングジョーで挟持する。一対のリテイニングジョーとシェイピングジョーは、一対のピボットキャリアのスィングにより棒状のクロワッサン生地を環状に変形する。一対のピボットキャリアの1つは、スィングするとともに上方へ移動する。よって、クロワッサン生地の一端が持ち上げられ、クロワッサン生地の両端が重なる。続いて、プランジャーで押して、重なった部分を密着させる。
さらに、クロワッサンは左右対称に折り曲げられているのが好ましいが、特許文献1、2には、クロワッサンを左右対称に折り曲げることについては言及されていない。特許文献3には、クロワッサン生地を左右対称に折り曲げる方法が開示される。その方法は、巻き上げられた棒状のクロワッサン生地を一対の鼓形ローラの間を通過させることで、搬送するコンベアの幅方向中央位置に移動させる。そして、コンベアの中央線上を搬送方向に移動する部材で、コンベアの中央位置にあるクロワッサン生地の中心背後から押して、コンベアの下流に向けて内側に傾斜した一対のベルトの間に押し込み、該一対のベルトでクロワッサン生地を中心から左右対称に折り曲げる。
欧州特許出願公開第0490190号明細書 国際公開第2011/144191号 特許第2747778号公報
しかし、特許文献1に記載された方法では、一対のベンディングアームが基部でスィングするために、基部間の隙間をクロワッサン生地が通過できず、ベンディングアームの上方に配置されたローラから棒状のクロワッサン生地を一対のベンディングアームの間に落下させている。このような方法では、ベンディングアームで変形させる棒状のクロワッサン生地の位置が定まらないため、所望の変形を行えないことが多く、実用的とは言えない。
また、特許文献2に記載された方法では、クロワッサン生地をリテイニングジョーとシェイピングジョーで挟持するための力の設定が難しく、また、リテイニングジョーとシェイピングジョーで挟持した部分のクロワッサン生地をつぶし易い。また、クロワッサン生地を挟持して持ち上げるために、作業のスピードが制限され、生産能力を大きくはできない。さらに、この方法を実施するための装置が、複雑かつ大型になるという問題がある。
また、特許文献3に記載された方法では、巻き上げられたクロワッサン生地はその中央が太くて曲げにくいため、クロワッサン生地の腰(生地の内部の固さ。生地を内側に押したときに感ずる弾力性とか固さを意味する。)によっては、必ずしも左右対称に折り曲げられるとは限らないという問題がある。
そこで、本発明は、迅速かつ確実にクロワッサン生地を環状化できる装置および方法を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、棒状のクロワッサン生地をU字形に形成した後、正確かつ迅速に両脚の長さを揃え、所望の形状のクロワッサンを製造するための装置および方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るクロワッサン生地環状化装置は、例えば図1および図8〜8−12に示すように、巻き上げられたクロワッサン生地であって長手方向の中央で曲げてU字形にされコンベア120で搬入されたクロワッサン生地5を環状にするクロワッサン生地環状化装置100であって、U字形にされたクロワッサン生地5の第1の端部5aをU字の中央に寄せる第1の幅寄せガイド114と、U字形にされたクロワッサン生地5の第2の端部5bの下部に挿入されるプレートであって第2の端部5bの下面を第1の端部5aの上面より上方に移動するプレート118と、上方に移動された第2の端部5bをU字の中央に寄せるためプレート118上を移動する第2の幅寄せガイド116と、U字の中央に寄せられた第1の端部5aと第2の端部5bとを上下方向に押して密着させるプッシャー130とを備える。
上記クロワッサン生地環状化装置100は、例えば図1および図8−1〜8−2に示すように、U字形にされたクロワッサン生地5をU字の両側から挟む一対のホルダ110・112をさらに備えてもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100は、例えば図8−1〜8−2に示すように、一対のホルダ110・112のうちの第1の端部5a側のホルダ110と第1の幅寄せガイド114とが一体で形成され、U字形にされたクロワッサン生地5を一対のホルダ110・112で挟むのと第1の端部5aを第1の幅寄せガイド114でU字の中央に寄せるのを同時に行ってもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100は、例えば図1に示すように、U字形にされたクロワッサン生地5を第1の幅寄せガイド114、プレート118、第2の幅寄せガイド116、およびプッシャー130の作動位置に搬送するコンベア122と、U字形にされたクロワッサン生地5を検知して信号を発するクロワッサン生地検知センサ138を備え、クロワッサン生地検知センサ138からの信号に基づいて、コンベア122を停止し、かつ、コンベア122を停止するタイミングを調整可能であってもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100は、プッシャー130で第1の端部5aと第2の端部5bとを上下方向に押す時間および/またはプッシャー13が第1の端部5aと第2の端部5bを押すために下がる高さとが調整可能であってもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100では、例えば図8−3〜8−5に示すように、第1の幅寄せガイド114は第1の端部5aを寄せるための面114fを有し、第2の幅寄せガイド116は第2の端部5bを寄せるための面116fを有し、第2の端部5bがU字の中央に寄せられた後、プレート118が上方に移動する前の高さに戻り、第2の幅寄せガイド116がプレート118が上方に移動する前の高さに戻るのと同じ高さhだけ下がり、第1の端部を寄せるための面114fと第2の端部を寄せるための面116fとがU字の中央に寄せられた第1の端部5aと第2の端部5bとの両側の壁を構成し、プッシャー130は、両側の壁の間で第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押してもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100では、例えば図1および図8−10に示すように、両側の壁114f・116fの間隔より広い間隔を有し、プッシャー130で上下方向に押されて密着した第1の端部7aと第2の端部7bをさらに上下方向に押す、第2のプッシャー144を備えてもよい。
上記クロワッサン生地環状化装置100では、例えば図8−6に示すように、プッシャー130は、第1の端部5aと第2の端部5bとを上下方向に押す面にエアー吹き出し孔136を有し、第1の端部5aと第2の端部5bとを密着させた後、エアー吹き出し孔136からエアーAを吹き出して上昇してもよい。
また前記課題を解決するために本発明に係るクロワッサン生地U字化装置は、例えば、図1〜2および図7に示すように、上記いずれかのクロワッサン生地環状化装置100にU字形にされたクロワッサン生地5を供給するためのクロワッサン生地U字化装置10であって、巻き上げられたクロワッサン生地3を、クロワッサン生地の長手方向を搬送方向に直交させて搬送するコンベア20と、コンベア20の両サイドに配置されU字形にされたクロワッサン生地5のU字の両脚に接触して搬送方向に送る一対のサイドベルト40と、コンベア20で搬送されるクロワッサン生地3の長手方向中央を搬送方向に押し進めクロワッサン生地3を一対のサイドベルト40に送り込むセンタピン32と、U字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差を計測するセンサ48とを備え、センサ48で計測されたU字の両脚の長さL1・L2または両脚の先端位置の差に基づいて、一対のサイドベルト40の各サイドベルト40a・40bのU字形にされたクロワッサン生地5を送る速度を調整して、U字の両脚の長さL1e・L2eを揃える。
上記クロワッサン生地U字化装置10は、例えば図1〜2に示すように、第1の端部5aまたは第2の端部5bの密着する部分に、水分を付着する水分供給器70をさらに備えてもよい。
上記クロワッサン生地U字化装置10では、一対のサイドベルト40とクロワッサン生地5とは、コンベア20がクロワッサン生地5を搬送するための接触より、滑りにくく接触してもよい。
また上記課題を解決するために本発明に係るクロワッサン製造システムは、例えば図1に示すように、上記いずれかに記載のクロワッサン生地環状化装置100と、上記いずれかに記載のクロワッサン生地U字化装置10とを備える。
また上記課題を解決するために本発明に係るクロワッサン生地環状化方法は、例えば図8−1〜8−8に示すように、巻き上げられたクロワッサン生地であって長手方向の中央で曲げてU字形にされたクロワッサン生地5を環状にするクロワッサン生地環状化方法であって、U字形にされたクロワッサン生地5を所定の方向に搬送してクロワッサン生地環状化を行う位置に搬入する工程(図8−1参照)と、搬入されたクロワッサン生地5の第1の端部5aをU字の中央に寄せる工程(図8−2参照)と、搬入されたクロワッサン生地5の第2の端部5bを第2の端部5bの下面が第1の端部5aの上面より上方になる高さに移動してU字の中央に寄せる工程(図8−2〜図8−3参照)と、中央に寄せられた第1の端部5aと中央に寄せられた第2の端部5bを上下方向に押して密着させる工程(図8−5参照)とを備える。なお、第1の端部5aをU字の中央に寄せる工程と第2の端部5bを第2の端部5bの下面が第1の端部5aの上面より上方になる高さに移動させる工程とはどちらを先に行ってもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法は、例えば図8−2に示すように、搬入されたクロワッサン生地5をU字の両側から挟む工程をさらに備えてもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法は、例えば図8−4〜図8−5に示すように、第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押して密着させる工程において、中央に寄せられた第1の端部5aと中央に寄せられた第2の端部5bがU字の両側方向へ広がるのを防止するための壁114f・116fを用いてもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法は、例えば図8−10に示すように、壁114f・116fの間隔より広い幅で、密着させる工程で密着した第1の端部7aと第2の端部7bをさらに上下方向に押す工程を備えてもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法は、第1の端部5aまたは第2の端部5bの密着する部分に、水分を付着する工程をさらに備えてもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法では、密着させる工程で密着する第1の端部7aと第2の端部7bの脚に沿った長さL4が調節可能であってもよい。
第1の端部5aと第2の端部5bが密着する長さL4の調節は、第1の端部5aをU字の中央に寄せるために第1の端部5aを押す位置と第2の端部5bをU字の中央に寄せるために第2の端部5bを押す位置を調整することにより行ってもよい。
上記クロワッサン生地環状化方法では、密着させる工程で密着する第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押す時間が調整可能であり、および/または、密着する第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押す距離を調整可能であってもよい。
また上記課題を解決するために本発明に係る上記クロワッサン生地環状化方法で用いるクロワッサン生地を形成するクロワッサン生地U字化方法は、例えば図1および図7に示すように、巻き上げられたクロワッサン生地3をクロワッサン生地3の長手方向を搬送方向に直交させて搬送する工程と、搬送する工程の間にクロワッサン生地3の長手方向中央を搬送方向に押し進める工程と、搬送する工程の間に押し進める工程で押し進められたクロワッサン生地3を長手方向の両端側から接触してU字形に形成するとともにU字の両脚を搬送方向に送る工程(図7(a)参照)と、搬送する工程の間にU字形に形成されたクロワッサン生地5のU字の両脚の長さL1・L2または両脚の先端位置の差L3を計測する工程とを備え、U字の両脚を搬送方向に送る工程において計測されたU字の両脚の長さL1・L2または両脚の先端位置の差L3に基づいて各脚を搬送方向に送る速度Va・Vbを調整してU字の両脚の長さL1e・L2eを揃える。
本発明に係るクロワッサン生地環状化装置によれば、第1の幅寄せガイドとプレートと第2の幅寄せガイドとプッシャーとを備え、第1の端部と第2の端部をプッシャーで上下方向に押して密着させるので、迅速かつ確実にクロワッサン生地を環状化できる。
本発明に係るクロワッサン生地U字化装置によれば、コンベアと一対のサイドベルトとセンタピンとセンサとを備え、各サイドベルトのクロワッサン生地を送る速度を調整してU字の両脚の長さを揃えるので、U字形のクロワッサン生地の脚の長さを迅速かつ確実に揃え、所望の形状のクロワッサンを製造することができる。
本発明に係るクロワッサン生地環状化方法によれば、クロワッサン生地をクロワッサン生地環状化を行う位置に搬入する工程と搬入されたクロワッサン生地の第1の端部中央に寄せる工程と第2の端部を高く移動して中央に寄せる工程と中央に寄せられた第1の端部と第2の端部を上下方向に押して密着させる工程)とクロワッサン生地環状化を行う位置から搬出する工程とを備えるので、迅速かつ確実にクロワッサン生地を環状化できる。
本発明に係る上記クロワッサン生地U字化方法によれば、巻き上げられたクロワッサン生地を長手方向を搬送方向に直交させて搬送する工程とクロワッサン生地の長手方向中央を搬送方向に押し進める工程と押し進められたクロワッサン生地を長手方向の両端側から接触してU字形に形成するとともに両脚を搬送方向に送る工程とクロワッサン生地のU字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差を計測する工程とを備え、両脚を搬送方向に送る工程において各脚を搬送方向に送る速度を調整して両脚の長さを揃えるので、正確かつ迅速にU字形のクロワッサン生地の脚の長さを揃え、所望の形状のクロワッサンを製造することができる。
図1は、クロワッサン生地U字化装置とクロワッサン生地環状化装置との全体平面図である。 図2は、図1に示すクロワッサン生地U字化装置とクロワッサン生地環状化装置との全体正面図である。 図3は、図1に示すクロワッサン生地環状化装置主要部の平面図である。 図4は、図3に示すクロワッサン生地環状化装置主要部の正面図である。 図5は、図3に示すクロワッサン生地環状化装置主要部の上流側から見た側面図である。 図6は、図5に示すクロワッサン生地環状化装置主要部の側面図において、第2の幅寄せガイドを省略して示した側面図である。 図7は、サイドベルトによりクロワッサン生地のU字の両脚の長さ揃える様子を説明する平面図で、(a)はセンサで両脚の長さを計測したところ、(b)はサイドベルトで両脚の長さ揃えたところを示す。 図8−1は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、クロワッサン生地がクロワッサン生地環状化装置に搬入されたところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−2は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、クロワッサン生地がホルダにより両側を挟まれ、第1の幅寄せガイドにより第1の端部が中央に寄せられたところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−3は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第2の端部がプレートにより持ち上げられ第2の幅寄せガイドにより中央に寄せられたところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−4は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第2の第2の端部が第1の端部と重なり、プレートと第2の幅寄せガイドが下がったところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−5は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、プッシャーにより重なった第1の端部と第2の端部を上下方向に押して密着させるところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−6は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第1の端部と第2の端部を密着した後、エアー吹き出し孔からエアーを吹き出してプッシャーが上昇するところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−7は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第1の端部と第2の端部を密着した後、第1の幅寄せガイド、第2の幅寄せガイドおよびホルダがクロワッサン生地から離間する方向に後退したところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−8は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、クロワッサン生地が第2のプッシャーの位置に搬送されたところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−9は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第2のホルダでクロワッサン生地を挟むところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−10は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第2のプッシャーで密着した第1の端部と第2の端部を押しているところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−11は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、押した後に第2のプッシャーがエアー吹き出し孔からエアーを吹き出して上昇するところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。 図8−12は、クロワッサン生地環状化装置によりクロワッサン生地を環状化する様子を説明する図で、第2のホルダがクロワッサン生地から離間する方向に後退したところを示し、(a)は平面図、(b)は上流側から見た側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する装置あるいは部材には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
クロワッサン生地U字化装置10とクロワッサン生地環状化装置100との全体平面図である図1、および、正面図である図2を参照して、まず、クロワッサン生地U字化装置10について説明する。
不図示のクロワッサン生地製造装置および巻き上げ装置にて製造された、巻き上げられた中太で棒状のクロワッサン生地3は、その長手方向を搬送方向に直交して、すなわち、図1中で長手方向を上下にして、コンベア22上に載置される。クロワッサン生地3は、図中左からコンベア22により搬送される。すなわち、左側が上流側、右側が下流側となる。コンベア22の下流に隣接してコンベア24が配置され、コンベア24の下流に隣接してコンベア26が配置される。これらのコンベア22・24・26を総称してコンベア20とする。なお、コンベア20は、3基のコンベア22・24・26で構成される必要はなく、構成するコンベアの数は、例えば搬送する長さに応じて適宜選択可能である。よって、以下の説明における特定のコンベア22・24・26についての言及は、実施の形態の説明に過ぎず、本発明を限定するものではない。
コンベア24には、クロワッサン生地が環状化される際に密着する端部に水分を付着する水分供給器70が配置される。水分供給器70は、水分貯留器からノズル72が下方に向け突出し、ノズル72の先端の下方に、水平軸に回転可能に支持された円筒形のスポンジ74を備える。なお、水分供給器70の構成は上記に限られず、クロワッサン生地3の端部に水分を付着できる公知の構造でよい、例えば、スポンジに代えて刷毛を備えてよく、あるいは、スポンジを備えずにノズルから滴下する水滴を直接クロワッサン生地に付着するものでもよい。なお、ここでいう水分とは、水に限られず、でんぷん糊等の食品糊やクロワッサン生地を密着させるのに適する他の液体であってもよい。また、水分供給器70が配置される位置は、後述する折曲げ溝加工装置50の下流でもよく、クロワッサン生地を環状化する前までにクロワッサン生地の端部に水分を付着させればよい。
コンベア26の上流寄りには、中太の棒状に巻き上げられたクロワッサン生地3の太い部分に溝6を入れてクロワッサン生地を曲げ易くする折曲げ溝加工装置50が配置される。折曲げ溝加工装置50は、コンベア26上を搬送されるクロワッサン生地3の巻き上げられた太い部分に上方から溝6を付ける2枚の刃52と2枚の刃52を支持し回転させるシャフト54とシャフト54を回転させる折曲げ溝加工用モータ56を備える。クロワッサン生地3に加工する溝の本数、すなわち刃52の枚数は、クロワッサン生地3の大きさ、太さ、および腰の強さにより適宜選択でき、クロワッサン生地3によっては、折曲げ溝加工装置50を備えなくてもよい。
また、折曲げ溝加工装置50は、刃52で溝6を加工されるクロワッサン生地3が、刃52に粘着して持ち上げられた場合に上方から押え、また、溝6を加工されたクロワッサン生地3をU字形に曲げ易いように溝6が上流を向く姿勢に回転するための押え回転ベルト60を備える。押え回転ベルト60はゴムなど柔軟な材料で形成された無端ベルトであり、複数の押え回転ベルト60が複数のローラ62の間で回転する。押え回転ベルト60は、その下側、すなわちクロワッサン生地3と接する側がコンベア26より遅い速さで下流方向に移動、あるいは、コンベア26と反対向きに移動する。クロワッサン生地3が刃52で溝加工されるときには、押え回転ベルト60は、刃52で溝加工されるクロワッサン生地3が刃52に粘着して持ち上げられた場合クロワッサン生地3を刃52から離すために上方から押える。また、クロワッサン生地3が刃52の下流に移動すると、押え回転ベルト60の下側は、中間ローラ63により下方に押し下げられており、クロワッサン生地3と接触する。そして、押え回転ベルト60とコンベア26のクロワッサン生地3の搬送速度の差により、クロワッサン生地3を回転させる。押え回転ベルト60の無端状回転は、押え回転ベルト駆動装置64により1つのあるいは複数のローラ62を回転駆動することにより行われる。なお、図1に示す例では、溝加工されるクロワッサン生地3を4本の押え回転ベルト60で押え、その下流側では5本の押え回転ベルト60でクロワッサン生地3を回転しているが、押え回転ベルト60の本数は適宜選択され得る。
コンベア26上には、折曲げ溝加工装置50の下流に第1のクロワッサン生地検知センサ38が配置される。クロワッサン生地検知センサ38は、コンベア26上を搬送されるクロワッサン生地3を検知し、下流に配置されたセンタピン装置30の動作のタイミングを決定するためのセンサである。クロワッサン生地検知センサ38は、クロワッサン生地3の存在を検知できるセンサであればよく、接触タイプでも非接触タイプでもよく、例えば、マイクロスイッチや光電サンサを用いることができる。なお、クロワッサン生地検知センサ38が配置される位置は、コンベア26の上方でなくてもよく、例えば、コンベア26の側部でも他のコンベアでもよい。
コンベア26のクロワッサン生地検知センサ38より下流に、センタピン装置30とサイドベルト40が配置される。センタピン装置30は、センタピン32でコンベア26上を搬送される棒状のクロワッサン生地3の中央部を押し進めて、サイドベルト40に送り込む装置である。センタピン装置30は、少なくとも2つのローラ間を回転するセンタピン用ベルト34とセンタピン用ベルト34に固着された1つまたは複数のセンタピン32とを備える。センタピン32は、搬送されるクロワッサン生地3の長手方向中央部を押すように、コンベア26の幅方向中央に配置される。ローラが回転することにより、センタピン32がコンベア26上を、コンベア26の搬送速度と同じ速度、あるいは、少し速い速度で下流方向に移動し、上流側に戻される。図1および2に示す例では、センタピン用ベルト34が3つのローラ回りを回転するが、ローラの数は2以上任意に選択できる。本例では、上方に位置するローラをセンタピン用モータ36で駆動する構成とし、センタピン用モータ36をクロワッサン生地3が通過する高さから外している。センタピン用モータ36の動作は、クロワッサン生地検知センサ38での検知信号により制御され、タイミング良くセンタピン用モータ36を駆動して、センタピン32でクロワッサン生地3を押し進める。なお、センタピンとして特許文献3に開示されたコンベアの中央線上を搬送方向に移動する部材などを用いることもできる。
サイドベルト40は、センタピン装置30の下流に配置される。サイドベルト40は、水平方向に向かい合う一対のベルト40a・40bである。一対のサイドベルト40a・40bは、向かい合う面をほぼ平行に、あるいは下流側に狭まるように、2つのプーリに支持される。一対のサイドベルト40a・40bは、それぞれサイドベルト用モータ44a・44b(44)で駆動されるプーリの回転により、2つのプーリ回りを回転する。一対のサイドベルト40は、センタピン32で押し込まれたクロワッサン生地3を両側から挟み、搬送される上流方向に口の開いたU字形に変形するとともに、下流方向に送る。一対のサイドベルト40の上流端は、センタピン32で送り込まれたクロワッサン生地3の端部の位置あるいはその近くにある。すなわち、センタピン32で送り込まれたクロワッサン生地3は、その両側で一対のサイドベルト40に接触し、センタピン32で送り込まれた箇所を中心として曲げられ、U字形に変形する。そして、一対のサイドベルト40は、U字形に変形したクロワッサン生地5の両脚の部分(U字の縦棒の部分)に接触し、クロワッサン生地5を搬送方向に送る。なお、一対のサイドベルト40aおよび40bの対向する間隔は調整可能に構成されている。
一対のサイドベルト40の上方に、U字形にされたクロワッサン生地5のそれぞれの脚の長さを計測するセンサ48が配置される。脚の長さを計測するセンサ48は、接触タイプでも非接触タイプでもよく、例えば、マイクロスイッチや光電サンサを用いることができる。脚の長さを計測するセンサ48に代えて、両脚の先端位置の差を計測してもよい。両脚の先端位置の差とは、ある瞬間における両脚の先端位置の搬送方向における差であり、搬送されるクロワッサン生地5の先端位置が搬送方向に直交する直線上を通過する時間の差として計測してもよい。なお、センサ48は、サイドベルト40が配置される位置は、サイドベルト40の上方でなくてもよく、例えば、サイドベルト40の側部でも他の位置でもよい。
それぞれの脚の長さを計測するセンサ48またはその代替のセンサの計測値に基づき、両脚の長さL1・L2(図7参照)を揃えるために脚の長さをどの程度ずらせばよいかを、例えばクロワッサン生地U字化装置10の制御装置(不図示)で算定する。その算定結果に基づき、それぞれのサイドベルト40a・40bでクロワッサン生地5の脚を送る速度Va・Vbを調整し、両脚の長さL1e・L2e(図7参照)を揃える。なお、サイドベルト40とクロワッサン生地5とは、コンベア26がクロワッサン生地5を搬送するための接触より、滑りにくく接触している。よって、コンベア26によりクロワッサン生地5を一定速度Vで搬送していても、サイドベルト40の回転速度Va・Vbを変更することで、クロワッサン生地5のU字形の両脚が送られる速度が変わる。そのため、両脚の長さL1・L2を変え、両脚の長さL1e・L2eを揃えることができる。サイドベルト40とクロワッサン生地5とを滑りにくく接触させるために、例えば、サイドベルト40を柔らかいゴムで形成し、サイドベルト40のクロワッサン生地5と接触する面に凹凸を付けてもよい。あるいは、サイドベルト40がクロワッサン生地5の両脚に接触する面圧を高くしてもよい。クロワッサン生地U字化装置10は、上記の装置20・70・50・30・40を含んで構成される。
続いて、クロワッサン生地環状化装置100について説明する。コンベア26の下流に隣接してコンベア122が配置され、コンベア122の下流に隣接してコンベア124が配置される。これらのコンベアを総称してコンベア120とする。なお、コンベア120は、2基のコンベア122・124で構成される必要はなく、構成するコンベアの数は、搬送する長さに応じて適宜選択可能である。よって、以下の説明における特定のコンベア122・124についての言及は、実施の形態の説明に過ぎず、本発明を限定するものではない。
コンベア122の上流寄り上方に第2のクロワッサン生地検知センサ138が配置される。第2のクロワッサン生地検知センサ138は、コンベア122上を搬送されるクロワッサン生地5を検知し、下流に配置されたホルダ110・112、第1の幅寄せガイド114、第2の幅寄せガイド116、プレート118、プッシャー130等の作動位置にクロワッサン生地5を停止させ、こららの部材の動作のタイミングを決定するためのセンサである。第2のクロワッサン生地検知センサ138は、クロワッサン生地5の存在を検知できるセンサであればよく、接触タイプでも非接触タイプでもよく、例えば、マイクロスイッチや光電サンサを用いることができる。なお、第2のクロワッサン生地検知センサ138が配置される位置は、コンベア122上でなくてもよく、例えば、コンベア122の側部でも他のコンベアでもよい。
コンベア122上の第2のクロワッサン生地検知センサ138の下流にホルダ(第1のホルダ)110・112、第1の幅寄せガイド114、第2の幅寄せガイド116、プレート118、およびプッシャー(第1のプッシャー)130が設置される。これらの部材をまとめてクロワッサン生地環状化装置主要部102とも称する。クロワッサン生地環状化装置主要部102は、U字形にされたクロワッサン生地5を環状化する部分である。
コンベア122で搬送されるクロワッサン生地5は、第2のクロワッサン生地検知センサ138で検知した信号に基づき、クロワッサン生地環状化装置主要部102の作動位置で停止するように制御される。クロワッサン生地環状化装置主要部102の作動位置とは、後述のクロワッサン生地環状化装置主要部102によるクロワッサン生地5の環状化が行える位置である。なお、クロワッサン生地5の停止位置は、クロワッサン生地環状化装置主要部102の作動位置内で微調整が可能である。すなわち、第2のクロワッサン生地検知センサ138でクロワッサン生地5を検知した後、コンベア122を停止するまでの搬送距離(一定速度で搬送していれば、検知した後に停止するまでの時間)が調整可能とされている。
ここで、図3〜図6をも参照して、クロワッサン生地環状化装置主要部102の構成について説明する。ホルダ110・112は、コンベア122上を搬送されるU字形のクロワッサン生地5の脚の部分を両側から挟む。ホルダ110・112のクロワッサン生地5と接する面は平面で構成されるのが一般的であるが、水平面において曲がった面であってもよい。ホルダ110・112のクロワッサン生地5と接する面は、金属、プラスチック等、クロワッサン生地5を挟んだときに変形せず、かつ、クロワッサン生地5に付着しにくい材料で形成される。ホルダ110・112は、互いに接近し、離間する方向に駆動装置104により移動する。ホルダ110とホルダ112の移動は、同時でも、同時でなくてもよい。ホルダ110・112が互いに接近することで、クロワッサン生地5の脚の部分を両側から挟む。
第1の幅寄せガイド114は、U字形のクロワッサン生地5の一つの脚の端部5aをU字の中央に寄せる(図8−2参照)部材である。第1の幅寄せガイド114の第1の端部5aを寄せるための面114fでは、下流寄り、すなわちクロワッサン生地5の太い中心部分寄り(図3における上側)では、水平面において丸く後退するのが好ましい。端部5aを中心に寄せたときに、脚は上流に向けて広がる形状となるためである。面114fの他の部分は平面でもよいし、水平面において曲がった面であってもよい。第1の幅寄せガイド114は、端部5aをU字の中央に寄せる位置と、端部5aから離間する後退した位置の間を駆動装置104により移動する。なお、後退した位置とは、クロワッサン生地5が通過するときに接触しない位置である。第1の幅寄せガイド114の端部5aと接する面は、金属、プラスチック等、端部5aを寄せるときに変形せず、かつ、クロワッサン生地5に付着しにくい材料で形成される。なお第1の幅寄せガイド114は、ホルダ110と一体に形成されてもよい。第1の幅寄せガイド114とホルダ110を一体に形成すると、部品数が少なくなるとともに1つの駆動装置104で駆動でき、経済的であり、かつ、装置としての信頼性も向上する。
第2の幅寄せガイド116は、第1の幅寄せガイド114と向かい合って配置され、U字形のクロワッサン生地5の他の脚の端部5bをU字の中央に寄せる(図8−3参照)部材である。第2の幅寄せガイド116の形状や材質は、第1の幅寄せガイド114と同様である。第2の幅寄せガイド116は、後述するプレート118の上下動に適合するように駆動装置105により上下に移動し、プレート118上で、端部5bをU字の中央に寄せる位置と、端部5bから離間する後退した位置の間を駆動装置106により移動する。又、第1の幅寄せガイド114および第2の幅寄せガイド116のクロワッサン生地と接する面には不図示のエアー吹き出し孔が形成され、不図示のエアー源から供給されたエアーを吹き出してもよい。
プレート118は、第2の端部5bを持ち上げるために、第2の幅寄せガイド116とコンベア122の間に挿入される。プレート118は、駆動装置104に連結され、ホルダ112とともに水平方向に往復動し、さらに、駆動装置107により上下方向に往復動する。プレート118は、典型的には金属製の板であり、第2の端部5bを持ち上げたときに変形しない剛性を有する、クロワッサン生地5に付着しにくい材料で形成される。プレート118は、U字形のクロワッサン生地5がクロワッサン生地環状化装置主要部102、すなわち、クロワッサン生地環状化を行う位置に搬入されると、第2の端部5bの下に滑り込むようにコンベア122の中央寄りに駆動装置104により移動する。中央寄りに移動して第2の端部5bが上に乗った後、駆動装置107により上方に移動して第2の端部5bを持ち上げる。移動する高さは、第2の端部5bの下面が第1の端部5aの上面より上方になればよい。第2の端部5bが第2の幅寄せガイド116でU字の中央に寄せられた後、プレート118は、元の高さ、すなわち、コンベア122の直上に移動する。その後、プレート118は中央寄りの位置から後退する。
プッシャー130は、U字の中央に寄せられた第1の端部5aと第2の端部5bとを上下方向に押して密着させる(図8−5参照)ために、駆動装置108により上下に移動する。プシャー130は、第1の端部5aをU字の中央に寄せる位置の第1の幅寄せガイド114の面114fと第2の端部5bをU字の中央に寄せる位置の第2の幅寄せガイド116の第2の端部5bを寄せるための面116fで構成された両側の壁の間で、上下に移動する(図8−5参照)。プッシャー130と両側の壁114f・116fの間は、プッシャー130の上下動に支障をきたさない範囲で狭くされることが好ましい。プッシャー130は、第1の端部5aと第2の端部5bとを押す面を有する。その面は、典型的には平面あるが、曲面であってもよい。その面の形状は任意であるが、矩形で例示している。プッシャー130は、一例として、クロワッサン生地の搬送方向における長さが、搬送方向に直交する方向における幅より長く形成される。プッシャー130は、典型的には金属製やプラスチック製等であり、第1の端部5aと第2の端部5bとを押したときに変形しない剛性を有する、クロワッサン生地5に付着しにくい材料で形成される。プッシャー130の第1の端部5aと第2の端部5bとを押す面にはエアー吹き出し孔136(図8−6参照)が形成され、不図示のエアー源から供給されたエアーAを吹き出す。なお、プッシャー130と駆動装置108との間にばねなどの弾性部材を介在させてクロワッサン生地に対して押圧力を加えることも可能であり、また、駆動装置108として空気圧シリンダーを用いた場合には供給する空気圧を調整することにより、第1の端部5aと第2の端部5bの密着の度合い(強弱)を調節することもできる。
プッシャー130は、第1の端部5aと第2の端部5bとを押している時間と、押すために下がる高さ(すなわち、プッシャー130が下がった時のコンベア122の搬送面からの高さs(図8−5参照))を調整可能とされている。押している時間と下がる高さのうち、いずれかだけが調整可能とされてもよい。プッシャー130が第1の端部5aと第2の端部5bとを押している時間および/または押すために下がる高さを調整することにより、第1の端部5aと第2の端部5bの密着の度合い(強弱)が調節される。
さらに、クロワッサン生地環状化装置主要部102の作動位置内でのクロワッサン生地5の停止位置の微調整が可能なので、第1の幅寄せガイド114が第1の端部5aをU字の中央に寄せるために押す位置と、第2の幅寄せガイド116が第2の端部5bをU字の中央に寄せるために押す位置とを調節できる。その結果、第1の端部5aと第2の端部5bの重なりの長さL4が調節される。さらに、プッシャー130で押す位置も調節される。第1の端部5aと第2の端部5bの重なりの長さL4とプッシャー130で押す位置を調節し、さらに、第1の端部5aと第2の端部5bの密着の度合い(強弱)を調節できるので、焼成後のクロワッサンの形状を調節でき、所望の形状のクロワッサンを製造することがきる。
次に、コンベア124上に配置される第2のプッシャー144および第2のプッシャー144に関連する構成について説明する。コンベア124の上流寄り上方に第3のクロワッサン生地検知センサ148が配置される。第3のクロワッサン生地検知センサ148は、コンベア124上を搬送されるクロワッサン生地7を検知し、下流に配置された第2のホルダ140・142、第2のプッシャー144等の作動位置にクロワッサン生地7を停止させ、これらの部材の動作のタイミングを決定するためのセンサである。第3のクロワッサン生地検知センサ148は、クロワッサン生地7の存在を検知できるセンサであればよく、接触タイプでも非接触タイプでもよく、例えば、マイクロスイッチや光電サンサを用いることができる。なお、第3のクロワッサン生地検知センサ148が配置される位置は、コンベア124上でなくてもよく、例えば、コンベア124の側部あるいはコンベア124以外の位置でもよい。
コンベア124上の第3のクロワッサン生地検知センサ148の下流に第2のホルダ140・142と第2のプッシャー144が配置される。第2のホルダ140・142は、コンベア124上を搬送される環状化されたクロワッサン生地7を両側から挟む(図8−9参照)。第2のホルダ140・142の形状や材質は、ホルダ110・112と同様である。第2のホルダ140・142は、互いに接近し、離間する方向に駆動装置141・143により移動する。第2のホルダ140・142の移動は、同時でも、同時でなくてもよい。第2のホルダ140・142が互いに接近することで、環状化されたクロワッサン生地7を両側から挟む。
コンベア124で搬送されるクロワッサン生地7は、第3のクロワッサン生地検知センサ148で検知した信号に基づき、第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144の作動位置で停止するように制御される。第2のホルダ140・142と第2のプッシャー144の作動位置とは、第2のホルダ140・142と第2のプッシャー144によるクロワッサン生地7の処理が行える位置である。なお、クロワッサン生地7の停止位置は、第2のホルダ140・142と第2のプッシャー144の作動位置内で微調整が可能である。すなわち、第3のクロワッサン生地検知センサ148でクロワッサン生地7を検知した後、コンベア124を停止するまでの搬送距離(一定速度で搬送していれば、検知した後に停止するまでの時間)が調整可能とされている。
第2のプッシャー144は、密着した第1の端部7aと第2の端部7bとをさらに上下方向に押す(図8−10参照)ために、駆動装置145により上下に移動する。第2のプッシャー144は、第1の幅寄せガイド114の面114fと第2の幅寄せガイド116の面116fで構成された両側の壁の間隔より広い幅、すなわちクロワッサン生地7の搬送方向に直交する方向の長さを有する。第2のプッシャー144は、一例として、クロワッサン生地の搬送方向における長さよりも、搬送方向に直交する方向における幅が広く形成される。第2プッシャー144は、第1の端部7aと第2の端部7bとを押す面を有する。その面は、典型的には平面あるが、曲面であってもよい。その面の形状は任意であるが、矩形であるのが一般的である。第2のプッシャー144は、典型的には金属製であり、第1の端部7aと第2の端部7bとを押したときに変形しない剛性を有する、クロワッサン生地7に付着しにくい材料で形成される。第2のプッシャー144の第1の端部7aと第2の端部7bとを押す面にはエアー吹き出し孔146(図8−11参照)が形成され、不図示のエアー源から供給されたエアーAを吹き出す。
第2のプッシャー144は、第1の端部7aと第2の端部7bとを押している時間と、押すために下がる高さ(すなわち、第2のプッシャー144が下がった時のコンベア124の搬送面からの高さs2(図8−10参照))を調整可能とされている。第2のプッシャー144が第1の端部7aと第2の端部7bとを押している時間と押すために下がる高さを調整することにより、第1の端部7aと第2の端部7bの密着の度合い(強弱)が調節される。
さらに、クロワッサン第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144の作動位置内でのクロワッサン生地7の停止位置が微調整可能なので、第2のプッシャー144で押す位置も調節される。第2のプッシャー144で押す位置が調節され、さらに、第1の端部7aと第2の端部7bの密着の度合い(強弱)を調節されるので、端部の密着した長さL5を調節できる。よって、第2のプッシャー144で押すことにより、クロワッサン生地7を全体としてより丸くすることに加え、焼成後のクロワッサンの形状を調節でき、所望の形状のクロワッサンを製造することがきる。
なお、生地環状化装置100に備えた各駆動装置104、105、106、107、108、141、143、145は直動式空気圧シリンダーとして例示できるが、これに限らず公知の駆動装置を用いることが可能であり、さらには、各駆動装置の駆動位置や駆動ストロークを調節することが可能であり、成形するクロワッサン生地の大きさが変更する場合に対応できる。
続いて、クロワッサン生地U字化装置10とクロワッサン生地環状化装置100とを備えるクロワッサン製造システム1について説明する。クロワッサン製造システム1では、クロワッサン生地U字化装置10の上流に、原材料を練って成形したパン生地に油脂を折り込んだロールイン生地を製造し、該ロールイン生地を折り畳んで積層したクロワッサン生地を製造するクロワッサン生地製造装置と、クロワッサン生地製造装置で製造された積層クロワッサン生地を薄く伸ばすクロワッサン生地展延装置と、クロワッサン生地展延装置で薄く伸ばされたクロワッサン生地を三角形にカットするクロワッサン生地カッターと、クロワッサン生地カッターでカットされた三角形のクロワッサン生地を中央部が太く両端部側が次第に細くなるように巻き上げるクロワッサン生地巻き上げ装置を備える。また、各装置の間でクロワッサン生地を搬送するコンベアを備えてもよい。
クロワッサン製造システム1では、クロワッサン生地環状化装置100の下流に、環状化されたクロワッサン生地7の上流側と下流側の向きを反転する反転部を備えてもよい。なお、図1および2に示す例では、コンベア124の下流のコンベア150を、コンベア124より下方に段差を設けて配置し、その段差をクロワッサン生地7が落下することで上流側と下流側の向きを反転する。クロワッサン製造システム1は、さらに、クロワッサン生地7を発酵させるための発酵炉と発酵したクロワッサン生地7を焼成して製品としてのクロワッサンに仕上げる焼成炉を有する。
なお、クロワッサン生地製造装置、クロワッサン生地展延装置、クロワッサン生地カッター、クロワッサン生地巻き上げ装置、発酵炉および焼成炉は、公知の装置でよいので、詳細な説明は省略する。また、例えば、クロワッサン生地製造装置とクロワッサン生地展延装置とをまとめた1つのクロワッサン生地製造展延装置のように、複数の装置を一つにまとめた装置を用いてもよい。また、例えば練って積層したクロワッサン生地を別のところから搬入してクロワッサン生地製造装置を備えないなど、一部の装置を備えていなくてもよい。
次に、クロワッサン生地U字化装置10とクロワッサン生地環状化装置100とを備えるクロワッサン製造システム1を用いたクロワッサン生地の製造方法について説明する。クロワッサン生地の原材料として、例えば小麦粉、砂糖、塩、バター、イーストなどを水と共にミキサーで練ってパン生地を成形し、クロワッサン生地製造装置でシート状のパン生地に油脂を折り込み、該ロールイン生地を折り畳んでパン生地と油脂とが積層したクロワッサン生地をクロワッサン生地製造装置で製造する。該積層クロワッサン生地は、クロワッサン生地展延装置に搬送され、薄く引き延ばされる。次に、クロワッサン生地カッターで、薄く引き延ばされたクロワッサン生地から、三角形のクロワッサン生地を切り抜く。三角形に切り抜かれたクロワッサン生地を、クロワッサン生地巻き上げ装置で中央部が太く両端部側が次第に細くなるように巻き上げる。具体的には、三角形の底辺から頂点に向けて巻き上げる。巻き上げた棒状のクロワッサン生地3は、図1に示すように、その長手方向を搬送方向に直交させてコンベア22上に載置される。
コンベア22で搬送されたクロワッサン生地3は、下流のコンベア24に移送される。クロワッサン生地3は、コンベア24においても、長手方向を搬送方向に直交させて搬送される。コンベア24には水分供給器70が配置されている。クロワッサン生地3が水分供給器70を通過する際に、水分供給器70のスポンジ74がクロワッサン生地3の一端部(図1の下方に描かれる端部で、第1の端部5aとなる端部)に接し、水分を付着する。
一端部に水分を付着されたクロワッサン生地3は、下流のコンベア26に移送される。クロワッサン生地3は、コンベア26においても、長手方向を搬送方向に直交させて搬送される。コンベア26上のクロワッサン生地3は、先ず、押え回転ベルト60下方に搬送され、さらに、クロワッサン生地3が折曲げ溝加工装置50まで搬送されると、巻き上げられた太い部分の上部に刃52により2本の溝6が付けられる。
溝6が付けられたクロワッサン生地3は、回転ベルト60と接し、コンベア26と押え回転ベルト60とで下流に運ばれる。そこで、押え回転ベルト60が送る速度をコンベア26の搬送速度より遅くし、あるいは、押え回転ベルト60の送る方向をコンベア26の搬送する方向と逆方向にし、クロワッサン生地3を長手方向回りに約90度回転させる。回転することによりクロワッサン生地3に付けられた溝6は上流側を向くことになる。
回転したクロワッサン生地3が所定位置を通過したことが、第1のクロワッサン生地検知センサ38により検知される。クロワッサン生地3をクロワッサン生地検知センサ38が検知すると、不図示の制御装置に信号が送られ、制御装置から適切なタイミングでセンタピン装置30を動作させる信号が発せられる。ここで、適切なタイミングとは、センタピン32が、コンベア26上を搬送されるクロワッサン生地3をサイドベルト40の手前で押し進めてサイドベルト40に送り込めるタイミングである。なお、サイドベルト40もクロワッサン生地検知センサ38の検知信号に基づき起動されてもよい。
クロワッサン生地3はコンベア26で搬送されながら、その長手方向中央をセンタピン32で押し進められる。中央を押し進められることにより、クロワッサン生地3はその中央が両端より下流側に進んだ弧状となる。クロワッサン生地3の上流側には溝6が付けられているので、中央が両端より下流側に進んだ弧状に変形し易い。
センタピン32で中央を押し進められ、中央が両端より進んだ弧状となったクロワッサン生地3は、一対のサイドベルト40の間に進められる。そこで、センタピン32はセンタピン用ベルト34の回転により上方に移動し、クロワッサン生地3から離れる。弧状となっているクロワッサン生地3は、その両端より幅の狭い一対のサイドベルト40の間に進められることにより、両端がサイドベルト40の間隔に狭まり、U字形に変形する。U字形に変形したクロワッサン生地5は、コンベア26とサイドベルト40により搬送速度Vで搬送される。
U字形にされたクロワッサン生地5のU字の両脚の長さL1・L2(図7参照)が、センサ48により計測される。または、両脚の先端位置の差L3が計測される。巻き上げられた中央部が太い棒状のクロワッサン生地3の中央をセンタピン32で押して、両側からサイドベルト40で挟むようにしても、必ずしも中央で対称に曲げられるとは限られず、実際には少し偏ることが多い。そこで、センサ48で計測した両脚の長さまたは両脚の先端位置の差に基づき、偏りをなくして行脚の長さを揃える。
センサ48で計測した両脚の長さL1・L2または両脚の先端位置の差L3に基づき、一対のサイドベルト40の両脚を送る速度Va・Vbを調整する。例えば図7(a)に例示するように、一端(図中の下側)の脚が長い場合に、サイドベルト40aが脚を送る速度Vaを搬送速度Vより上昇させることにより、図7(b)に示すように、両脚の長さL1e・L2eが揃う。あるいは、サイドベルト40bが脚を送る速度Vbを搬送速度Vより低下させてもよい。なお、コンベア26とクロワッサン生地5の接触より、サイドベルト40とクロワッサン生地5の接触が滑りにくくされているので、サイドベルト40が両脚を送る速度を調整することで、両脚の長さを調節できる。各々の脚の先端位置に該当するサイドベルト40上の点を、コンベア26の搬送方向に直交する同一線上に移動するようにサイドベルト40を動かす(すなわち、各サイドベルト40a・40bの速度Va・Vbを相対的に調整する)ことで、両脚の長さL1e・L2eを揃えることができる。よって、両脚の長さL1e・L2eを正確かつ迅速に揃えることができる。そして、クロワッサン生地5の両脚の長さL1e・L2eが揃ったときにサイドベルト40が脚を送る速度VaあるいはVbは搬送速度Vに戻され、クロワッサン生地5は、下流のコンベア122に移送される。
両脚の長さを揃えられたクロワッサン生地5が所定位置を通過したことが、第2のクロワッサン生地検知センサ138により検知される。クロワッサン生地5をクロワッサン生地検知センサ138が検知すると、不図示の制御装置に信号が送られる。制御装置は、適切なタイミングで、コンベア122を停止する信号と、クロワッサン生地環状化装置主要部102を作動させる信号を送信する。ここで適切なタイミングとは、クロワッサン生地5がクロワッサン生地環状化装置主要部102の作業位置に到達したときである。
クロワッサン生地5がクロワッサン生地環状化装置主要部102の作業位置に到達すると、コンベア122が停止し、クロワッサン生地5はクロワッサン生地環状化装置主要部102の作業位置に留まる。なお、クロワッサン生地5をホルダ110および112にて挟持することにより搬送を停止させてクロワッサン生地環状化装置主要部102の作業位置に位置決めすることもできる。また、クロワッサン生地環状化装置主要部102全体をコンベア122の搬送に同調させて下流側に移動させながらクロワッサン生地を環状化することも可能である。
以下、図8−1〜図8−12をも参照して、クロワッサン生地5の環状化方法について詳細に説明する。まず、図8−1および図8−2に示すように、第1のホルダ110・112がU字形にされたクロワッサン生地5の脚を両側から挟み、クロワッサン生地5を押える。それと同時に、第1の幅寄せガイド114が、コンベア122の幅方向中央寄りに前進してクロワッサン生地5の第1の端部5aをU字の中央に寄せる。第1の端部5aを中央に寄せるときに、ホルダ110・112がクロワッサン生地5を両側から挟んでいるので、クロワッサン生地5全体として動くことはない。なお、図8−1〜図8−7に示す例では、ホルダ110と第1の幅寄せガイド114は一体に形成されている。また、ホルダ110・112でクロワッサン生地5を両側から挟むのと、第1の幅寄せガイド114で第1の端部5aを中央に寄せるのを同時に行うことで、作業時間を短縮できる。
また、コンベア122上に位置するプレート118がコンベア122の幅方向中央寄りに前進し、第2の端部5bの下に入り込む。プレート118が第2の端部5bの下に入り込んだら、プレート118と第2の幅寄せガイド116は上方へ移動し、第2の端部5bを持ち上げる。持ち上げる高さhは、第2の端部5bの下面が第1の端部5aの上面より高くなる高さである。
第2の端部5bが持ち上げられたならば、図8−3に示すように、第2の幅寄せガイド116がプレート118上をコンベア122の幅方向中央寄りに前進する。このとき、第2の幅寄せガイド116は、プレート118の中央側先端を超えて、または先端の位置まで前進する。第2の幅寄せガイド116は、第2の端部5bをU字の中央に寄せる。すなわち、第2の端部5bを第1の端部5aの上方に移動する。なお、第1の端部5aを中央に寄せる前に、第2の端部5bを持ち上げてもよい。
第2の端部5bが中央に寄せられると、プレート118の支えがなくなるので、第2の端部5bは下がり、第1の端部5aと重なる。なお、第2の端部5bを第1の端部5aより先に中央に寄せたときには、第2の端部5bの下面が第1の端部5aの上面の高さまで下がる前に、第1の端部5aを中央に寄せる。クロワッサン生地5の先端から重なった部分までが第1の端部5aおよび第2の端部5bである。また、図8−3では、先端までが重なっているように示されるが、第1の端部5aと第2の端部5bが交差するような形になって先端が重なっていなくてよい。なお、クロワッサン生地検知センサ138がクロワッサン生地5を検知した後、コンベア122が停止するまでのタイミングを微調整することで、すなわち、クロワッサン生地5のクロワッサン生地環状化装置主要部102に対する停止位置を微調整することで、第1の幅寄せガイド114が第1の端部5aを押す位置、および、第2の幅寄せガイド116が第2の端部5bを押す位置を調節できる。その結果、第1の端部5aと第2の端部5bが重なる長さを容易に調節できる。
第2の端部5bを中央に寄せると、図8−4に示すように、プレート118をコンベア122の表面まで下げる。第2の幅寄せガイド116も同じ高さhだけ下げる。重なった第1の端部5aと第2の端部5bは、第1の幅寄せガイド114の第1の端部5aを寄せるための面114fと第2の幅寄せガイド116の第2の端部5bを寄せるための面116fに挟まれる。すなわち、面114fと面116fとが、第1の端部5aと第2の端部5bの両側の壁となる。
図8−5に示すように、プッシャー130が面114fと面116fの壁の間を上方から下がり、重なった第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押し密着させる。第1の端部5aには水分が付着されているので、密着し易い。また、第1の端部5aと第2の端部5bの両側には壁114f・116fが構成されているので、押されてもクロワッサン生地5が横に広がらない。そのために、プッシャー130で押された部分は確実に密着する。なお、詳細には、クロワッサン生地5は壁114f・116fの間で広がるが、プッシャー130と両側の壁114f・116fの間は狭くされるので、実質的な影響はない。また、プッシャー130で第1の端部5aと第2の端部5bを押している時間あるいはプッシャー130の下がる位置(プッシャー130の押す面とコンベア122の搬送面との間隔s)を調整することで、両端部の密着の度合い(強弱)が調整でき、焼成後のクロワッサンにおける両脚の重なり長さを変化させることができる。また、プッシャー130に対するクロワッサン生地5の搬送方向への停止位置を調整することにより密着した端部の脚に沿った長さL4(図8−7参照)を容易に調節することができる。そのため、焼成後のクロワッサンを所望の形状とすることができる。
プッシャー130が第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押した後、図8−6に示すように、プッシャー130は、エアー吹き出し孔136からエアーAを吹き出す。エアーAを吹き出すことにより、プッシャー130は、クロワッサン生地7と離れる。エアーAを吹き出しながら、または、エアーAを吹き出した後に、プッシャー130は、上方へ移動する。
第1の端部7aと第2の端部7bとが押されて密着したならば、図8−7に示すように、ホルダ110・112、第1の幅寄せガイド114、第2の幅寄せガイド116およびプレート118は後退する。ホルダ110・112、第1の幅寄せガイド114、第2の幅寄せガイド116およびプレート118が後退したならば、コンベア122が再起動し、端部が密着して環状化されたクロワッサン生地7は下流方向に搬送される。
環状化されたクロワッサン生地7は、下流のコンベア124に移送される。環状化されたクロワッサン生地7が所定位置を通過したことが、第3のクロワッサン生地検知センサ148により検知される。クロワッサン生地7をクロワッサン生地検知センサ148が検知すると、制御装置に信号が送られる。制御装置は、適切なタイミングで、コンベア124を停止する信号と、第2のホルダ140・142を作動させる信号を送信する。ここで適切なタイミングとは、クロワッサン生地7が第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144の作業位置に到達したときである。
図8−8に示すように、クロワッサン生地7が第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144の作業位置に到達すると、コンベア124が停止し、クロワッサン生地7は第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144の作業位置に留まる。なお、クロワッサン生地7をホルダ140および142にて挟持することにより搬送を停止させてプッシャー144の作業位置に位置決めすることもできる。また、第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144全体をコンベア124の搬送に同調させて下流側に移動させながらクロワッサン生地7の端部を密着させることも可能である。
図8−9に示すように、作業位置に留まるクロワッサン生地7を第2のホルダ140・142が両側から挟み、クロワッサン生地7を押える。第2のホルダ140・142でクロワッサン生地7を押えたならば、図8−10に示すように、第2のプッシャー144で密着した端部7a・7bを上下方向にさらに押す。第2のプッシャー144は、プッシャー130より広い幅(コンベア124の幅方向)を有するので、密着する部分が広がり、環状化されたクロワッサン生地7は全体が丸くなる。すなわち、プッシャー130では、第1の端部5aと第2の端部5bとを主に長さ方向(搬送方向)に長く密着させ、第2のプッシャー144では主に幅方向に長く密着させる。なお、クロワッサン生地検知センサ148がクロワッサン生地7を検知した後、コンベア124が停止するまでのタイミングを微調整することで、第1の端部7aと第2の端部7bを押える位置を容易に調節できる。図8−9および図8−10に示す例では、プッシャー144で押す部分がプッシャー130で押した部分と搬送方向において一部重なる位置にて、コンベア124の搬送を停止する。そして、プッシャー144を上下動させ、第1の端部7aと第2の端部7bを押している。したがって、第1の端部7aと第2の端部7bが密着した長さL5は長く形成される。幅の広い第2のプッシャー144で第1の端部7aと第2の端部7bを更に押すことにより、クロワッサン生地7をより丸い形状とすることができる。さらに、プッシャー130で押すのと同様に、押している時間あるいは第2のプッシャー144の下がる位置、すなわち第2のプッシャー144の押す面とコンベア124の搬送面との間隔s2、若しくは第2のプッシャー144で押す場所を調整することで、第1の端部7aと第2の端部7bが密着した長さL5を調節できる。そのため、焼成後のクロワッサンを所望の形状とすることができる。
第2のプッシャー144が第1の端部7aと第2の端部7bを上下方向に押した後、図8−11に示すように、第2のプッシャー144は、エアー吹き出し孔146からエアーAを吹き出す。エアーAを吹き出すことにより、第2のプッシャー144は、クロワッサン生地7と離れる。エアーAを吹き出しながら、または、エアーAを吹き出した後に、第2のプッシャー144は、上方へ移動する。
第1の端部7aと第2の端部7bとが第2のプッシャー144で押されたならば、図8−12に示すように、第2のホルダ140・142は後退する。第2のホルダ140・142が後退したならば、コンベア124が再起動し、環状化され丸くなされたクロワッサン生地7は下流方向に搬送される。
クロワッサン製造システム1を用いたクロワッサンの製造方法の説明を続ける。環状化され丸くなされたクロワッサン生地7はコンベア124からコンベア150に移送される。コンベア150とコンベア124の間には段差が設けられ、コンベア150の搬送面は、コンベア124の搬送面より下がっている。段差の高さは、クロワッサン生地7がその段差を落下することにより反転する高さとされている。すなわち、クロワッサン生地7の表裏が入れ替わり、コンベア124では太い部分が上流側に密着された端部7a・7bが下流側に位置するクロワッサン生地7は反転し、コンベア150では密着された端部7a・7bが上流側に太い部分が下流側に位置する。図1に示す例では、クロワッサン生地環状化装置100で環状化されたクロワッサン生地7の巻き端は、環の内側から外側を向いている。そのまま焼成すると、クロワッサン表面(上面)での巻き端が外側を向き、クロワッサンとして外観上好ましくない。そこで、反転して、クロワッサン表面での巻き端を環の外側から内側を向くようにする。なお、クロワッサン生地巻き上げ装置での巻き上げ方向によっては、環状化されたクロワッサン生地7の巻き端が環の内側を向くこともあり、その場合には、クロワッサン生地7を反転する必要はない。
反転されたクロワッサン生地7は、発酵炉に搬送される。発酵炉は、クロワッサン生地7が発酵するのに適した温度に加温された炉である。発酵炉においてクロワッサン生地7は所定の温度で所定の時間、加温され、発酵が進む。発酵が進むことによりクロワッサン生地7は膨張する。膨張することにより環状化されたクロワッサン生地7には、棒状になろうとする力が生ずる。しかし、端部7a・7bは、重ねられて上下方向に押されて密着しているので、容易には離れず、環形状が維持される。なお、クロワッサン生地7は、室温でも発酵する。しかし、室温での発酵は遅く、通常は、クロワッサン生地製造装置から発酵炉に至るまでの過程での発酵の度合いは小さく、発酵していないとしても実質的には問題がない。また、発酵炉で加温せずに、長時間室温で維持して、発酵させてもよい。
発酵炉で発酵したクロワッサン生地は、焼成炉へ搬送される。焼成炉で発酵したクロワッサン生地は焼成され、クロワッサンとして完成する。コンベア124からコンベア150に移送する際に反転して、巻き端を内向きにして焼成するので、焼き上がりのクロワッサンの外観は、一般的なクロワッサンのイメージに合致する。焼き上がったクロワッサンは、焼成炉から搬出され、包装等の次の工程に送られる。
以上に説明したように、クロワッサン製造システム1によれば、コンベア20・120.150で連続的に搬送しながら、巻上げられたクロワッサン生地3をU字形にし、U字の両脚の長さL1e・L2eを揃え、クロワッサン生地5を環状化して環状のクロワッサン生地7を成形し、発酵および焼成するので、迅速にクロワッサンを製造することができる。すなわち、クロワッサンを大量に生産することができる。また、U字形に変形したクロワッサン生地5の脚の長さを揃え、端部5a・5bの重なりの長さを容易に調節して環状化し、さらに密着した端部の長さL4を容易に調節できるので、迅速かつ確実に所望の形状のクロワッサンを製造することができる。さらに、クロワッサン生地5の端部5a・5bを重ねて上下方向に押して密着するので、その後に発酵しても密着部分が剥がれず、環状化した形状を維持する。また、密着する部分5a・5bに水分を付着してから密着するので、より強固に密着することができる。
また、クロワッサン生地U字化装置10、あるいは、上に説明したクロワッサン生地U字化方法によれば、一対のサイドベルト40の速度を調整することでU字形のクロワッサン生地5の両脚の長さL1・L2を変えることができるので、正確に、迅速に両脚の長さL1e・L2eを揃えることができる。
さらに、一対のサイドベルト40とクロワッサン生地5とは、コンベア28がクロワッサン生地5を搬送するための接触より滑りにくく接触しているので、各々のサイドベルト40がクロワッサン生地5の脚を送る速度を調整することで、容易に両脚の長さL1e・L2eを揃えることができる。
クロワッサン生地環状化装置100、あるいは、上に説明したクロワッサン生地環状化方法によれば、コンベア122で搬送されるU字形のクロワッサン生地5を環状化するので、迅速に環状化することができる。さらに、クロワッサン生地5の端部5a・5bを重ねて上下方向に押して密着させるので、密着した端部7a・7bが剥がれにくい。よって、その後の発酵等によるクロワッサン生地の膨張においても、環状化した形状を維持する。すなわち、クロワッサン生地7を確実に環状化できる。
さらに、ホルダ110・112によりクロワッサン生地5のU字の両脚を両側から挟んで、端部5a・5bをU字の中央に寄せるので、クロワッサン生地5が全体として動くことがなく、確実にU字の中央に寄せることができる。その結果、クロワッサン生地7、あるいはクロワッサンを、所望の形状にすることができる。
さらに、ホルダ110と第1の幅寄せガイド114とが一体で形成され、一対のホルダ110・112でクロワッサン生地5を挟むのと第1の幅寄せガイド114で第1の端部5aを中央に寄せるのを同時に行うので、装置のコストを下げ、装置の信頼性を高め、かつ、迅速にクロワッサン生地7を環状化することができる。
さらに、コンベア122で搬送されるクロワッサン生地5をクロワッサン検知センサ138で検知し、クロワッサン生地5の停止位置を調整しつつコンベア122を停止してクロワッサン生地環状化装置主要部102を動作するので、第1の端部5aと第2の端部5bの重なりの長さL4を調節して、所望の形状にすることができる。
さらに、プッシャー130で第1の端部5aと第2の端部5bを押す時間と、プッシャー130が第1の端部5aと第2の端部5bを押すために下がる高さを調整可能であるので、第1の端部7aと第2の端部7bの密着の度合い(強弱)が調節される。よって、焼成後のクロワッサンを所望の形状に製造することができる。
さらに、第1の幅寄せガイド114の第1の端部を寄せるための面114fと第2の幅寄せガイド116の第2の端部を寄せるための面116fとで重ねられた端部5a・5bの両側の壁を構成し、プッシャー130は両側の壁の間で端部5a・5bを押すので、端部5a・5bは横に広がらず、確実に密着する。
さらに、幅の広い第2のプッシャー144で密着した端部7a・7bを上下方向に押すので、環状化したクロワッサン生地7をより丸くすることができる。すなわち、クロワッサン生地7、あるいはクロワッサンを、所望の形状にすることができる。
さらに、プッシャー130はエアー吹き出し孔136を有し、端部5a・5bを押した後にエアーAを吹き出すので、プッシャー130と密着した端部7a・7bとがエアーAにより離れる。よって、密着した端部7a・7bの形状が、上昇するプッシャー130により乱されることがない。
さらに、例えば、プッシャー130で端部5a・5bを押している時間あるいはプッシャー130の下がる位置を調整することで、密着する端部7a・7bの密着の度合い(強弱)が調整でき、最終製品(焼成されたクロワッサン)における両脚の重なり長さを変化させることができる。また、プッシャー130に対するクロワッサン生地5の搬送方向への停止位置を調整することにより密着した端部の脚に沿った長さL4(図8−7参照)を容易に調節することができる。すなわち、クロワッサン生地7、あるいはクロワッサンを、所望の形状にすることができる。
クロワッサン生地U字化装置10は、クロワッサン生地環状化装置100に両脚の長さの揃ったU字形のクロワッサン生地5を供給するものとして説明したが、クロワッサン生地環状化装置100以外の装置、例えば、米国特許出願公開2011−0097467号明細書に開示されたピンチング装置にU字形のクロワッサン生地5を供給してもよい。また、クロワッサン生地5ではなく、中太で棒状のパン生地をU字形にして、両脚の長さを揃える用途に用いてもよい。
さらに、一対のサイドベルト40は、センタピン装置30に押し進められたクロワッサン生地3をU字形にするとともに両脚の長さを揃える装置として説明したが、センタピン装置30を備えず、予めU字形にされたクロワッサン生地の両脚の長さを揃えるのに用いてもよい。
クロワッサン生地環状化装置100は、クロワッサン生地U字化装置10でU字形にされたクロワッサン生地5を環状化する装置として説明したが、クロワッサン生地U字化装置10以外の装置からU字形にされたクロワッサン生地5を供給されてもよい。
さらに、クロワッサン生地環状化装置100は、ホルダ110・112を備えてクロワッサン生地5を両側から挟むとして説明したが、ホルダ110・112を備えず、両側から挟むことなく、端部5a・5bを中央に寄せてもよい。
さらに、クロワッサン生地環状化装置100は、第1の幅寄せガイド114の面114fと第2の幅寄せガイド116の面116fでクロワッサン生地5の端部5a・5bの両側の壁を構成してプッシャー130で端部5a・5bを押すとして説明したが、両側の壁を構成せずにプッシャー130で端部5a・5bを押してもよい。
さらに、クロワッサン生地環状化装置100は、第2のプッシャー144および関連する構成を備えるとして説明したが、第2のプッシャー144および関連する構成を備えなくてもよい。また、第2のホルダ140・142でクロワッサン生地7の両側を挟んで第2のプッシャー144により端部7a・7bを押すとして説明したが、第2のホルダ140・142を備えず、クロワッサン生地7の両側を挟むことなく、第2のプッシャー144により端部7a・7bを押してもよい。
さらに、クロワッサン生地環状化装置100は、プレート118が第2の段部5bを持ち上げず、第2の幅寄せガイド116を上下させずに用いてもよい。この場合、第1の端部5aと第2の端部5bは、上下に重ねられず、幅方向に並んだ状態でプッシャー130により上下方向に押される。よって、密着はするが、その度合いは小さい。そのため、クロワッサン生地の発酵時あるいは焼成時に密着が剥がれ、環状ではなく、C字形になる場合がある。クロワッサン形状としてC字形あるいは三日月形を用いる場合には、プレート118および第2の幅寄せガイド116を上下させずにクロワッサン生地環状化装置100を用いてもよい。
クロワッサン生地環状化装置100において、プレート118および第2の幅寄せガイド116を上下させない場合に、U字の中央に寄せられた第1の端部5aと第2の端部5bをプッシャー130で上下方向に押さなくてもよい。クロワッサン生地の発酵時あるいは焼成時に、より棒状に近くなろうとするが、クロワッサン生地の腰や発酵時の膨らみの程度、あるいは、要求される製品クロワッサンの形状等によっては、第1の端部5aと第2の端部5bを密着させずに、発酵・焼成してもよい。
クロワッサン製造システム1は、水分供給器70を備え、端部5a・5bの密着する部分に水分を付着するとして説明したが、水分供給器70を備えず、密着する部分に水分を付着しなくてもよい。
サイドベルト40およびクロワッサン生地環状化装置主要部102、さらには、第2のホルダ140・142および第2のプッシャー144で成形されるクロワッサン生地は、その中央部に対し両側の脚部が上流側に位置するとして説明したが、それとは反対にその中央部に対し両側の脚部が下流側に位置するよう成形することも可能であり、各装置をその成形に対応するよう構成してもよい。このとき、クロワッサン生地を予めU字に形成してサイドベルト40に供給すればよく、U字成形装置としては、例えば、欧州特許出願第1132003号明細書に記載された成形装置を用いてもよい。
1 クロワッサン製造システム
3 巻き上げられたクロワッサン生地
5 U字形にされたクロワッサン生地
5a、5b クロワッサン生地の端部
6 溝
7 環状にされたクロワッサン生地
7a、7b 密着したクロワッサン生地の端部
10 クロワッサン生地U字化装置
20、22、24、26 コンベア
30 センタピン装置
32 センタピン
34 センタピン用ベルト
36 センタピン用モータ
38 (第1の)クロワッサン生地検知センサ
40(40a、40b)サイドベルト
44(44a、44b)サイドベルト用モータ
48(48a、48b)クロワッサン生地のU字の脚の長さを測定するセンサ
50 折曲げ溝加工装置
52 刃
54 シャフト
56 折曲げ溝加工用モータ
60 押え回転ベルト
62 ローラ
63 中間ローラ
64 押え回転ベルト駆動装置
70 水分供給器
72 ノズル
74 スポンジ
100 クロワッサン生地環状化装置
102 クロワッサン生地環状化装置主要部
104〜108 駆動装置
110、112 (第1の)ホルダ
114 第1の幅寄せガイド
114f 第1の幅寄せガイドの第1の端部を寄せるための面(壁)
116 第2の幅寄せガイド
116f 第2の幅寄せガイドの第2の端部を寄せるための面(壁)
118 プレート
120、122、124 コンベア
130 (第1の)プッシャー
136 エアー吹き出し孔
138 第2のクロワッサン生地検知センサ
140、142 第2のホルダ
141、143 駆動装置
144 第2のプッシャー
145 駆動装置
146 エアー吹き出し孔
148 第3のクロワッサン生地検知センサ
150 クロワッサン生地反転部のコンベア
A エアー
h プレート(第2の幅寄せガイド)が上方に移動し戻る高さ
L1、L2 U字形にされたクロワッサン生地の脚の長さ
L3 U字形にされたクロワッサン生地の両脚の先端位置の差
L4 クロワッサン生地の密着した端部の脚に沿った長さ
L5 クロワッサン生地の第2のプッシャーで押された端部の密着した長さ
s プッシャーとコンベア搬送面との間隔
s2 第2のプッシャーとコンベア搬送面との間隔
V コンベア26の搬送速度
Va、Vb サイドベルト40a、40bの回転速度(脚を送る速度)

Claims (18)

  1. 巻き上げられたクロワッサン生地であって長手方向の中央で曲げてU字形にされコンベアで搬入されたクロワッサン生地を環状にするクロワッサン生地環状化装置であって:
    前記U字形にされたクロワッサン生地の第1の端部を前記U字の中央に寄せる第1の幅寄せガイドと;
    前記U字形にされたクロワッサン生地の第2の端部の下部に挿入されるプレートであって、該第2の端部の下面を前記第1の端部の上面より上方に移動するプレートと;
    前記上方に移動された第2の端部を前記U字の中央に寄せるため前記プレート上を移動する第2の幅寄せガイドと;
    前記U字の中央に寄せられた第1の端部と第2の端部とを上下方向に押して密着させるプッシャーとを備える;
    クロワッサン生地環状化装置。
  2. 前記U字形にされたクロワッサン生地をU字の両側から挟む一対のホルダをさらに備える;
    請求項1に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  3. 前記一対のホルダのうちの前記第1の端部側のホルダと前記第1の幅寄せガイドとが一体で形成され、前記U字形にされたクロワッサン生地を一対のホルダで挟むのと前記第1の端部を前記第1の幅寄せガイドで前記U字の中央に寄せるのを同時に行う;
    請求項2に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  4. 前記U字形にされたクロワッサン生地を前記第1の幅寄せガイド、プレート、第2の幅寄せガイド、およびプッシャーの作動位置に搬送するコンベアと;
    前記U字形にされたクロワッサン生地を検知して信号を発するクロワッサン生地検知センサを備え;
    前記クロワッサン生地検知センサからの信号に基づいて、前記コンベアを停止し、かつ、前記コンベアを停止するタイミングを調整可能である;
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  5. 前記プッシャーで前記第1の端部と第2の端部とを上下方向に押す時間および/または前記プッシャーが第1の端部と第2の端部とを押すために下がる高さとが調整可能である;
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  6. 前記第1の幅寄せガイドは、前記第1の端部を寄せるための面を有し、
    前記第2の幅寄せガイドは、前記第2の端部を寄せるための面を有し、
    前記第2の端部が前記U字の中央に寄せられた後、前記プレートが上方に移動する前の高さに戻り、前記第2の幅寄せガイドが前記プレートが上方に移動する前の高さに戻るのと同じ高さだけ下がり、前記第1の端部を寄せるための面と前記第2の端部を寄せるための面とが前記U字の中央に寄せられた第1の端部と第2の端部との両側の壁を構成し、
    前記プッシャーは、前記両側の壁の間で前記第1の端部と第2の端部を上下方向に押す;
    請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  7. 前記両側の壁の間隔より広い間隔を有し、前記プッシャーで上下方向に押されて密着した第1の端部と第2の端部をさらに上下方向に押す、第2のプッシャーを備える;
    請求項6に記載のクロワッサン生地環状化装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化装置に前記U字形にされたクロワッサン生地を供給するためのクロワッサン生地U字化装置であって:
    前記巻き上げられたクロワッサン生地を、該クロワッサン生地の長手方向を搬送方向に直交させて搬送するコンベアと;
    前記コンベアの両サイドに配置され、前記U字形にされたクロワッサン生地のU字の両脚に接触して搬送方向に送る、一対のサイドベルトと;
    前記コンベアで搬送される前記クロワッサン生地の長手方向中央を前記搬送方向に押し進め、前記クロワッサン生地を前記一対のサイドベルトに送り込む、センタピンと;
    前記U字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差を計測するセンサとを備え;
    前記センサで計測されたU字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差に基づいて、前記一対のサイドベルトの各サイドベルトの前記U字形にされたクロワッサン生地を送る速度を調整して、前記U字の両脚の長さを揃える;
    クロワッサン生地U字化装置。
  9. 前記一対のサイドベルトと前記クロワッサン生地とは、前記コンベアが前記クロワッサン生地を搬送するための接触より、滑りにくく接触している;
    請求項8に記載のクロワッサン生地U字化装置。
  10. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化装置と;
    請求項8または請求項9に記載のクロワッサン生地U字化装置とを備える;
    クロワッサン製造システム。
  11. 巻き上げられたクロワッサン生地であって長手方向の中央で曲げてU字形にされたクロワッサン生地を環状にするクロワッサン生地環状化方法であって:
    前記U字形にされたクロワッサン生地を所定の方向に搬送して、クロワッサン生地環状化を行う位置に搬入する工程と;
    前記搬入されたクロワッサン生地の第1の端部を前記U字の中央に寄せる工程と;
    前記搬入されたクロワッサン生地の第2の端部を、該第2の端部の下面が前記第1の端部の上面より上方になる高さに移動して前記U字の中央に寄せる工程と;
    前記中央に寄せられた第1の端部と前記中央に寄せられた第2の端部を上下方向に押して密着させる工程とを備える;
    クロワッサン生地環状化方法。
  12. 前記搬入されたクロワッサン生地をU字の両側から挟む工程をさらに備える;
    請求項11に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  13. 前記第1の端部と第2の端部を上下方向に押して密着させる工程において、前記中央に寄せられた第1の端部と前記中央に寄せられた第2の端部が前記U字の両側方向へ広がるのを防止するための壁を用いる;
    請求項11または請求項12に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  14. 前記壁の間隔より広い幅で、前記密着させる工程で密着した第1の端部と第2の端部をさらに上下方向に押す工程を備える;
    請求項13に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  15. 前記密着させる工程で密着する前記第1の端部と第2の端部の脚に沿った長さが調節可能である;
    請求項11ないし請求項14のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  16. 前記第1の端部と前記第2の端部が密着する長さの調節は、前記第1の端部を前記U字の中央に寄せるために該第1の端部を押す位置と、前記第2の端部を前記U字の中央に寄せるために該第2の端部を押す位置を調整することにより行う;
    請求項15に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  17. 前記密着させる工程で、密着する第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押す時間が調整可能であり、および/または、密着する第1の端部5aと第2の端部5bを上下方向に押す距離を調整可能である;
    請求項11ないし請求項16のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化方法。
  18. 請求項11ないし請求項17のいずれか1項に記載のクロワッサン生地環状化方法で用いるU字形にされたクロワッサン生地を形成するクロワッサン生地U字化方法であって:
    巻き上げられたクロワッサン生地を、該クロワッサン生地の長手方向を搬送方向に直交させて搬送する工程と;
    前記搬送する工程の間に、前記クロワッサン生地の長手方向中央を前記搬送方向に押し進める工程と;
    前記搬送する工程の間に、前記押し進める工程で押し進められたクロワッサン生地を、前記長手方向の両端側から接触してU字形に形成するとともに、U字の両脚を搬送方向に送る工程と;
    前記搬送する工程の間に、前記U字形に形成されたクロワッサン生地のU字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差を計測する工程とを備え;
    前記U字の両脚を搬送方向に送る工程において、前記計測されたU字の両脚の長さまたは両脚の先端位置の差に基づいて各脚を搬送方向に送る速度を調整して、前記U字の両脚の長さを揃える;
    クロワッサン生地U字化方法。
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