JP2015067126A - サイドバイザーの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラスラン10に取付けられるサイドバイザー50の取付構造において、ガラスラン10は、トリム部30とガラスラン部20とから構成される。トリム部底壁33と車外側側壁21の外面に表皮膜21aを形成し、表皮膜21aに両面接着テープ40を貼着し、両面接着テープ40でサイドバイザー50とガラスラン10を接着する。表皮膜21aの材料は、スチレン系成分を含有する動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)である。
【選択図】図1
Description
ガラスランは、ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられるトリム部と、トリム部と一体的に形成され、ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなし、トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部底壁からなる断面略コ字状をなし、トリム部底壁と車外側側壁は、一体的又は同一部材として形成され、
トリム部底壁と車外側側壁の外面に表皮膜を形成し、表皮膜に両面接着テープを貼着し、両面接着テープでサイドバイザーとガラスランを接着し、表皮膜は、スチレン系成分を含有する動的架橋型熱可塑性エラストマーであることを特徴とするサイドバイザーの取付構造である。
表皮膜が、ポリスチレン(PS)と動的架橋型熱可塑性エラストマーとのブレンドの場合には、ブレンド比が動的架橋型熱可塑性エラストマー100重量部に対してポリスチレン(PS)が10〜50重量部である。
表皮膜は、スチレン系成分を含有する動的架橋型熱可塑性エラストマーであるため、表皮膜と両面接着テープとの接着力を強化させることができ、サイドバイザーを両面接着テープのみで取付けることができる。接着性向上のために、表皮膜の表面を処理する必要がなく、サイドバイザーの取付が確実に、容易にできる。
図1〜図2は、本発明の実施の形態を示すものである。図3は、自動車の側面図である。図3に示すように、ドア1の上部にはドアフレーム2が設けられ、ドアガラス5が昇降自在に取付けられる。すなわち、ドアフレーム2の内周には、ガラスラン10が取付けられ、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドアフレーム2との間をシールしている。サイドバイザー50は、ドアフレーム2の上辺に沿って取付けられている。
まず、ドアフレーム2とガラスラン10について説明し、その後、サイドバイザー50の取付構造について説明する。
なお、ガラスラン10のフロント側とリヤ側のコーナー部13には、ドアフレーム2の縦辺部に装着されるガラスラン部20が下方に接続されている。このため、ドアフレーム2の上辺ばかりでなく、ドアガラス5の側端の縦辺側の部分をガラスラン部20が保持してシールすることができる。ドアフレーム2の上辺と縦辺の接続部分に取付けられるガラスラン部20は、コーナー部13を構成し、ガラスラン部20の上辺部分と縦辺部分のそれぞれのコーナー部13を型成形により接続して形成される。
オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用すると、トリム部30がオレフィン系合成樹脂を使用した場合に、両者が溶着し易く、リサイクルも容易である。なお、発泡体を使用することもできる。
車外側側壁21は、根元部が厚肉に形成され、先端に行くにつれて肉厚を薄くするように形成されて、車外側側壁21は、内面が湾曲して形成されている。このため、車外側側壁21の剛性が大きく、ドアフレーム2の湾曲が大きくても、車外側側壁21が、皺が寄ったり、波打ったりするような変形することがない。また、ドアガラス5が車外側に寄っても、ドアガラス5の先端を車外側側壁21が保持することができ、ドアガラス5がガラスラン部20から外れることがない。
一方、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)のみの材料を使用した場合の接着力は、以下のとおりである。表面を脱脂した後に、この表皮層21aに両面接着テープを常温で接着し、24時間常温で放置後、常温での剥離強度は、19.7N/10mmである。また、この表皮層21aに両面接着テープを80℃で接着し、24時間常温で放置後、80℃での剥離強度は、4.8N/10mmである。
この断面略コ字状の内部に、ドアフレーム2の先端のドアフレームフランジ部3が挿入され、トリム部30で挟持し、ガラスラン10をドアフレーム2に保持する。本実施の形態では、ガラスラン部20のガラスラン部底壁23とトリム部30のガラスラン側側壁31は、同じ素材で同一の部材として一体的に形成されているが、ガラスラン部底壁23とのガラスラン側側壁31は、別の素材で両者を融着して一体的に形成してもよい。
トリム部係止リップ36とトリム部カバーリップ37が硬質部材で形成されているため、トリム部30がドアフレームフランジ部3に強く係合される。
軟質部材は、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)を使用する。
硬質部材として、動的架橋型オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPV)とポリプロピレン樹脂(PP)のブレンド材を使用する。そのブレンド比は、PP:TPVが7:3〜4:6のものを使用する。この場合における硬質部材のヤング率は0.8〜1.4GPaである。
例えば、ブレンド比がPP:TPVが7:3である硬質部材のヤング率は、0.8GPaであり、この硬質部材を使用することができる。
図1に示すように、ガラスラン10は、ドアフレーム2に取付けられている。
まず、サイドバイザー50の先端側にある取付部52の裏面に両面接着テープ40を貼着する。
なお、両面接着テープ40を先に表皮膜21aに貼着して、サイドバイザー50の取付部52を圧着することもできる。
3 ドアフレームフランジ部
10 ガラスラン
20 ガラスラン部
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 ガラスラン部底壁
28 車内側側壁係合部
30 トリム部
31 ガラスラン側側壁
32 ボディー側側壁
33 トリム部底壁
40 両面接着テープ
50 サイドバイザー
52 取付部
Claims (3)
- ドアフレームの上辺部に取付けられ、ドアフレームとドアガラスとの間をシールするガラスランと該ガラスランに取付けられるサイドバイザーの取付構造において、
該ガラスランは、上記ドアフレームの先端に形成されるドアフレームフランジ部に取付けられるトリム部と、該トリム部と一体的に形成され、上記ドアフレームの内周に取付け、ドアガラスとの間をシールするガラスラン部とから構成され、
上記ガラスラン部は、車外側側壁、車内側側壁及びガラスラン部底壁からなる断面略コ字状をなし、上記トリム部は、ガラスラン側側壁、ボディー側側壁及びトリム部底壁からなる断面略コ字状をなし、上記トリム部底壁と上記車外側側壁は、一体的又は同一部材として形成され、
上記トリム部底壁と上記車外側側壁の外面に表皮膜を形成し、該表皮膜に両面接着テープを貼着し、該両面接着テープで上記サイドバイザーと上記ガラスランを接着し、上記表皮膜は、スチレン系成分を含む動的架橋型熱可塑性エラストマーであることを特徴とするサイドバイザーの取付構造。 - 上記トリム部底壁と上記車外側側壁は、ヤング率が0.8〜1.4GPaである材料で形成された請求項1に記載のサイドバイザーの取付構造。
- 上記トリム部のガラスラン側側壁と上記ガラスラン部底壁は、一体的又は同一部材として形成された請求項1又は請求項2に記載のサイドバイザーの取付構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017197037A (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | Dnp田村プラスチック株式会社 | 車両用サイドバイザ |
JP2019189124A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 豊田合成株式会社 | ガラスラン |
Citations (3)
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JP2002307951A (ja) * | 2001-04-18 | 2002-10-23 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用グラスランおよびその製造方法 |
JP2008157383A (ja) * | 2006-12-25 | 2008-07-10 | Inoac Corp | シール及びその製造方法 |
JP2013184627A (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | ガラスラン |
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2013
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