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JP2015058937A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り畳まれた段ボールの反発力を低減するとともに、収容量の低減を抑制できる包装箱を提供することを課題とする。
【解決手段】側壁11および端壁12を有する筒状胴部10とフラップ部20とを備え、フラップ部20は、両側壁11に連設された一対の外フラップ21と、両端壁12に連設された一対の内フラップ22とを備えている。内フラップ22は、端壁12と連設された内フラップ中央部24と、内フラップ中央部24および外フラップ21間に連設された一対の内フラップ端部25,25とを備えている。また、内フラップ中央部24と内フラップ端部25は、端壁12と内フラップ22との連結部である内フラップ22の基端縁(横罫3b)の両端部から基端縁と45度の角度をなして先端側に延在する一対の第一境界線(傾斜罫4)によって区画されている。そして、内フラップ中央部24または内フラップ端部25は、圧縮加工されている。
【選択図】図1

Description

本発明は段ボール製の包装箱に関する。
従来の段ボール製の包装箱としては、左右一対の側壁および前後一対の端壁を有する筒状の胴部と、左右の側壁に連設された一対の内フラップと、前後の端壁に連設された一対の外フラップと、を備えているものがある。この包装箱では、左右の内フラップが突き合わされるとともに、前後の外フラップが左右の内フラップに折り重なることで、胴部の開口部が閉塞される。前記した包装箱においては、開口部を閉塞するに際して、内フラップを箱の内側に折り込む作業と、その外側に外フラップを重ね合わせる作業とが必要となるため、迅速な梱包を行うのが困難であった。
この問題を解決すべく、ワンタッチ式の開閉面を有する段ボール箱が提案されている(特許文献1参照)。ワンタッチ式開閉面は、胴部の上縁(または下縁)から延出し、開放状態で四角筒状をなす筒状開閉部分にて構成されている。この筒状開閉部分は、各側壁の上縁(または下縁)を基端縁とした一対の外フラップ部と、各端壁の上縁(または下縁)を基端縁とした一対の内フラップ部とを備えている。内フラップ部は、基端縁の長手方向中間に位置する主内フラップ部と、この主内フラップ部の両側の側部内フラップ部とを備えている。主内フラップ部と側部内フラップ部とは、基端縁の長手方向両端から基端縁と45度の角度をなして先端縁まで延出する一対の直線を境界として区画されている。ワンタッチ式開閉面を封緘するには、外側から見て側部内フラップ部が、隣接する主内フラップ部の外側で、且つ隣接する外フラップ部の内側になるように、ワンタッチ式開閉面を折り込む。このとき、主内フラップ部と側部内フラップ部との境界と、側部内フラップ部と外フラップ部との境界を折目とする。これと同時に、主内フラップ部の基端縁を折目として主内フラップ部を内側に折り倒すとともに、外フラップ部の基端縁を折目として外フラップ部を内側に折り倒す。そして、特許文献1の段ボール箱では、主内フラップ部と側部内フラップ部との境界および側部内フラップ部と外フラップ部との境界の少なくとも一方の一部を含む部分が切り欠かれている。このような構成によって、ワンタッチ式開閉面を封緘した際の反発力を弱められている。
実用新案登録第3139567号公報
特許文献1の段ボール箱では、ワンタッチ式開閉面を折り畳んだときに、段ボールが三枚重なり合うので、反発力は依然として大きく、改良の余地が残されていた。さらに、ワンタッチ式開閉面の折り畳み時の厚さが大きいので、段ボール箱の収容量が減ってしまうという問題もあった。
本発明は、前記した問題を解決し、折り畳まれた段ボールの反発力を低減するとともに、収容量の低減を抑制できる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、一対の側壁および一対の端壁を有する筒状胴部と、前記筒状胴部の上側の開閉部および下側の開閉部のうち少なくとも一方に形成されたフラップ部とを備えた段ボール製の包装箱である。前記フラップ部は、前記両側壁に連設された一対の外フラップと、前記両端壁に連設された一対の内フラップとを備えている。前記内フラップは、前記端壁と連設された内フラップ中央部と、当該内フラップ中央部および前記外フラップに連設された一対の内フラップ端部とを備えている。また、前記内フラップ中央部と前記内フラップ端部は、前記端壁と前記内フラップとの連結部である前記内フラップの基端縁の両端部から当該基端縁に対して傾斜して先端側に延在する一対の第一境界線によって区画されている。前記内フラップ中央部および前記内フラップ端部のうち少なくとも一方は、圧縮加工されている。そして、前記フラップ部は、前記各内フラップ端部とこれに連設する外フラップとを区画する第二境界線と前記第一境界線とで折り曲げられており、前記各内フラップ端部が、前記内フラップ中央部と前記外フラップとの間に挟まれている。
圧縮加工とは、段ボールの波形に形成された中芯の構造を押し潰すことで段ボールの厚みを低減させ、剛性を低下させる加工をいう。前記のような構成によれば、重なり合う段ボールの剛性が低くなるので、開閉部で折り畳まれた段ボールの反発力を低減することができる。また、包装箱の内部に張り出す段ボールを薄くできるので収容量の低減を抑制できる。
前記した包装箱において、前記内フラップのうち前記内フラップ中央部のみが圧縮加工されているものが好ましい。このような構成によれば、第一境界線に厚みの段差が形成されるので、第一境界線に沿って折り曲げることが容易になる。さらに、内フラップの基端縁にも厚みの段差が形成されるので、基端縁に沿って折り曲げることが容易になる。
前記した包装箱において、前記第二境界線の先端部において、前記内フラップの先端角部と前記外フラップの先端角部が面取りされているものが好ましい。このような構成によれば、製函加工時に折目が第二境界線からずれた場合は、折目は面取り部の中心からも外れることになる。したがって、正確に折れているかどうかを目視により容易に確認することができる。
前記した包装箱において、前記第一境界線には、前記内フラップを貫通するカット部が形成されており、前記カット部は、前記第一境界線と前記第二境界線との交点に接しているものが好ましい。このような構成によれば、折目が集中する第一境界線の基端部にカット部が位置することで、反発力をより一層低減することができる。
本発明の包装箱では、折り畳まれた段ボールの反発力を低減できるとともに、収容量の低減を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る包装箱の展開図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の胴部を形成した状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱の開閉部を折り畳む途中の状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱が完成した状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、前後左右方向とは、図4に示す包装箱1の状態を基準としている。図4の前後左右方向は、実際の使用状態と必ずしも一致しない。また、包装箱を展開した状態の幅方向および高さ方向は、図1に示す状態を基準としている。図1は、包装箱の外面を上にした状態でブランクシートを図示している。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシート1aを、縦罫2a,2bおよび横罫3a,3b,3cにおいて山折りし、傾斜罫4において谷折りすることで形成される。
包装箱1は、図4に示すように、筒状胴部10と、筒状胴部10の上側の開閉部5および下側の開閉部6のそれぞれに形成されたフラップ部20とを備えている。上側に形成されたフラップ部20は蓋部を構成し、下側に形成されたフラップ部20は底部を構成する。なお、本実施形態では、上側の開閉部5および下側の開閉部6の両方にフラップ部20が形成されているが、開口部5,6の一方のみにフラップ部20を形成してもよい。その場合、もう一方は、例えば、一般の段ボール(いわゆるA式箱)箱のように各々分離した内フラップと外フラップからなる開口部とすることができる。なお、上部の開閉部5にフラップ部20を形成すれば、蓋の開閉を容易に行うことができる。
筒状胴部10は、四角筒状を呈しており、左右一対の側壁11,11と、前後一対の端壁12,12とを有している。側壁11,11および端壁12,12に囲まれた空間は、包装箱1の内部収容空間となる。
一対の側壁11,11は、互いに同寸法の矩形形状を呈しており、左右方向に間隔をあけて対向している。一対の端壁12,12は、互いに同寸法の矩形形状を呈しており、前後方向に間隔をあけて対向している。側壁11および端壁12の寸法は、包装箱1の規格サイズや収容物の大きさに応じて適宜決定される。
図1に示すように、筒状胴部10は、展開した状態で長方形を呈している。側壁11と端壁12は、交互に連設されている。一方の側壁11の外側には、のり代13が連設されている。のり代13は、他方の側端部に位置する端壁12の側端部に貼り付けられる。側壁11と端壁12は、包装箱1の組立時に折目となる縦罫2aにより区画されている。縦罫2aは縦方向(高さ方向)に延在する押罫にてなり、互いに平行になるように複数形成されている。側壁11とのり代13も、包装箱1の組立時に折目となる縦罫2aにより区画されている。
上側の開閉部5に形成されたフラップ部20は、両側壁11,11の上部にそれぞれ連設された一対の外フラップ21,21と、両端壁12,12の上部にそれぞれ連設された一対の内フラップ22,22とを備えている。フラップ部20は、開放状態で四角筒状を呈している(図2参照)。
フラップ部20は、展開した状態で長方形(後記する面取り部31や切欠き部32はないものとした状態)を呈している。外フラップ21と内フラップ22は、交互に連設されている。一方の外フラップ21の外側には、のり代23が連設されている。のり代23は、他方の側端部に位置する内フラップ22の側端部に貼り付けられる。外フラップ21と内フラップ22は、包装箱1の組立時に折目となる縦罫2bにより区画されている。縦罫2bは、外フラップ21と内フラップ22との境界線(以下「第二境界線」という)となる。外フラップ21とのり代23も、包装箱1の組立時に折目となる縦罫2bにより区画されている。縦罫2bは、押罫であり、縦罫2aを直線状に延長して形成されている。
外フラップ21は、側壁11と同じ幅寸法(横方向長さ)を備えている。外フラップ21の高さ寸法(縦方向長さ)は、内フラップ22の高さ寸法と等しい。上下方向に隣接する外フラップ21と側壁11は、包装箱1の組立時に折目となる横罫3aにより区画されている。横罫3aは横方向(幅方向)に延在する押罫にてなる。
内フラップ22は、端壁12と同じ幅寸法(横方向長さ)を備えている。内フラップ22の高さ寸法(縦方向長さ)は、幅寸法(横方向長さ)の半分となっている。上下方向に隣接する内フラップ22と端壁12は、包装箱1の組立時に折目となる横罫3bにより区画されている。横罫3bは横方向(幅方向)に延在する押罫にてなる。横罫3aと横罫3bは、側壁11および端壁12の上端縁に沿って一直線状に形成されている。
第二境界線(縦罫2b)の先端部分で、外フラップ21と内フラップ22の先端(上端)角部には、面取り部31がそれぞれ形成されている。この面取り部31によって、第二境界線の先端部分に断面V字状の凹部が形成される。
のり代23は、筒状胴部10ののり代13と同じ幅寸法(横方向長さ)を備えている。のり代23の高さ寸法(縦方向長さ)は外フラップ21より短く、のり代23の上端と外フラップ21の上端とで段差が形成されている。縦方向に隣接するのり代13,23は、包装箱1の組立時に折目となる横罫3cにより区画されている。横罫3cは、横罫3aを直線状に延長して形成されている。横罫3cの外フラップ21側端部には、段ボールを貫通する直線状のカット部Cが形成されている。カット部Cの端部は、縦罫2aの基端と横罫3aとの交点に接している。横罫3cの外側先端部は、平行な二本線形状に形成されている。
内フラップ22は、内フラップ中央部24と、その両側で内フラップ中央部24と外フラップ21間に連設された一対の内フラップ端部25,25とを備えている。内フラップ中央部24と内フラップ端部25,25とは、第一境界線(傾斜罫4)によって区画されている。第一境界線は、内フラップ22の端壁12との連結部である基端縁(横罫3b)の両端部から当該基端縁に対して傾斜して先端側に延在する一対の直線にてなる。第一境界線の傾斜は、基端縁に40〜50度の角度をなすのが好適な範囲である。本実施形態では、第一境界線は、基端縁に45度(最適値)の角度をなしている。一対の第一境界線は、上部に向かうに連れて互いに接近するように形成されている。
内フラップ22の先端(上端)部には、切欠き部32が形成されている。切欠き部32は、高さ寸法が幅寸法の半分である長方形形状を呈しており、内フラップ22の幅方向中央部に形成されている。切欠き部32の底部の角部は、第一境界線の先端に位置している。切欠き部32の上端の出隅角部には、それぞれ面取り部31が形成されている。
第一境界線に沿って傾斜罫4が形成されている。傾斜罫4はリード罫にて構成されており、カット部C(図1の太線部分)が複数形成されている。カット部Cは、段ボールを貫通して形成された直線状の切込みである。カット部Cは、第一境界線に沿って形成されている。第一境界線の基端部(基端縁側端部)に位置するカット部Cの端部は、第一境界線と第二境界線(縦罫2b)と基端縁(横罫3b)との交点に接している。第一境界線の先端部側に位置するカット部Cは、切欠き部32の底部に繋がっていない。なお、ブランクシート1aの横方向端部に位置する内フラップ22の外側の第一境界線の基端部に位置するカット部Cの端部は、ブランクシート1aの横方向端辺に繋がっていない。
内フラップ中央部24は、基端縁(横罫3b)を下辺とし、切欠き部32の底辺を上辺とし、一対の第一境界線(傾斜罫4,4)を斜辺とする等脚台形形状を呈している。内フラップ中央部24は、圧縮加工されて波形に形成された中芯の構造が押し潰されていて、他の部位(圧縮加工されていない段ボール)よりも厚さが小さく形成されている。内フラップ中央部24は、圧縮加工されることで波状構造が潰されて剛性が低下している。なお、のり代13,23も、内フラップ中央部24と同様に圧縮加工されている。
内フラップ端部25は一対設けられており、内フラップ中央部24の斜辺につながっている。内フラップ端部25の下部は、第一境界線を介して内フラップ中央部24に連設されている。内フラップ端部25の側部(外フラップ21側部)は、第二境界線を介して外フラップ21に連設されている。
下側の開閉部6(図4参照)に形成されたフラップ部20は、上側のフラップ部20を上下反対にした線対象形状になっている。下側のフラップ部20にも上側のフラップ部20と同じ符号を付して説明を省略する。
以上のような構成のブランクシート1aから包装箱1を形成するに際しては、まず、各縦罫2a,2b,2bを折目としてブランクシート1aを折り曲げ、のり代13,23を、他端の端壁12および内フラップ22の内側に貼り付ける。これによって、図2に示すように、筒状胴部10とフラップ部20,20とが形成される。フラップ部20は、開放された状態となっている。このとき、第二境界線(縦罫2b)の先端部において面取り部31,31を形成したことによって、正確に折り曲げが行われているかを容易に確認できる。具体的には、万一、内フラップ22と外フラップ21とを折り曲げる際に折目が第二境界線(縦罫2b)からずれた場合に、折目が面取り部31,31にて形成されているV字の底面から外れるので、正確に折れているかどうかを目視できる。
また、のり代13,23を圧縮加工したことによって、筒断面の長方形が変形せず、その角部を直角に保持することができる。さらに、のり代13,23部分は段ボールが二重になるが、のり代13,23が圧縮加工されているので、筒状胴部10の内側への段ボールの張出し量を少なくでき、収容量の低減を抑制することができる。
その後、図3に示すように、各第一境界線(傾斜罫4)と第二境界線(縦罫2b)を折目としてフラップ部20を折り曲げる。具体的には、各内フラップ端部25が、隣接する内フラップ中央部24と外フラップ21との間に挟まれるように、フラップ部20を折り込む。これと同時に、内フラップ中央部24の基端縁(横罫3b)を折目として内フラップ中央部24を開閉部の内側に折り倒す。さらに、外フラップ21,21と側壁との連結部である基端縁(横罫3a)を折目として外フラップ21,21を開閉部内側に折り倒すことによりフラップ部20を閉塞する(図4の上部参照)。このように、一工程で開閉部5の閉塞が行われる。
一方の開閉部5の閉塞が終わったら、上下を反対にし、前記した手順と同様の手順で、他方の開閉部6の閉塞を行う。これによって、図4に示すような上下の開閉部5,6が閉塞された包装箱1が完成する。
なお、閉塞した開閉部5及び開閉部6は任意の手段で固定することが可能であるが、粘着テープを用いて固定することが、作業が容易であることから最も望ましい。
以上のような包装箱1によれば、内フラップ中央部24のみを圧縮加工し、内フラップ端部25は圧縮加工していないので、開閉部5,6の閉塞を行う際に、第一境界線で内フラップ22を正確に折り曲げることができる。つまり、第一境界線は段ボールの波形の延在方向に対して傾斜しているのでそのままでは折り曲げ難かったところ、一方の面(内フラップ中央部24)のみを圧縮して波形を潰したことによって、第一境界線に沿って波形のボール紙の厚さの変わる段差線ができるので、非常に折り曲げ易くなる。また、内フラップ中央部24は、圧縮加工されて剛性が低くなっているので折り曲げ易い。なお、厚さの変わる段差線は、内フラップ22と端壁12との基端縁にもできるので、基端縁に沿っても段ボールを折り曲げ易くなる。
さらに、第一境界線である傾斜罫4はリード罫によって構成されており、カット部Cが形成されているので、より一層折り曲げ易い。特に、段ボールが三重に重なる基端縁の両端(横罫3b、傾斜罫4、縦罫2bの交点)では、傾斜罫4のカット部Cが接しているので折り曲げ易く、折目がずれ難い。一方、ブランクシート1aの横方向端部に位置する傾斜罫4のカット部Cの端部は、ブランクシート1aの横方向端辺に繋がっていないので、横方向端辺から切れ目が広がることはない。
また、開閉部5,6では、内フラップ22が折り畳まれた部分は段ボールが三重になるが、内フラップ中央部24が圧縮加工されて段ボールの剛性が低減されているので、折り畳まれて重なり合う段ボールの反発力を低減することができる。さらに、内フラップ22の先端部に切欠き部32を形成しているので、折目部分(第一境界線)の長さを短くできる。したがって、折目の反発力をより一層低減することができる。
さらには、内フラップ中央部24を圧縮したことによって、包装箱1の内部空間で折り畳まれる段ボールの厚さを小さくできるので、筒状胴部10の内側への段ボールの張出し量を少なくできる。したがって、包装箱1の収容量の低減を抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。例えば、前記実施形態では、内フラップ中央部24を圧縮加工して、内フラップ端部25,25を圧縮加工していないが、これに限定されるものではない。内フラップ端部25,25を圧縮加工して、内フラップ中央部24を圧縮加工しないようにしてもよい。このような構成においても、内フラップ中央部24と内フラップ端部25との第一境界線に沿って折り曲げ易い。さらに、内フラップ中央部24と内フラップ端部25,25の両方を圧縮加工してもよい。このような構成によれば、内フラップ22全体の厚さが小さくなるので、フラップ部20における折目の反発力をより一層低減することができる。また、この場合も、段ボールの剛性が小さくなるので、第一境界線に沿って内フラップ22を折り曲げ易くなる。
1 包装箱
2b 縦罫(第二境界線)
3b 横罫(基端縁)
4 傾斜罫(第一境界線)
5 開閉部
6 開閉部
10 筒状胴部
11 側壁
12 端壁
20 フラップ部
21 外フラップ
22 内フラップ
24 内フラップ中央部
25 内フラップ端部
31 面取り部
32 切欠き部
C カット部

Claims (4)

  1. 一対の側壁および一対の端壁を有する筒状胴部と、前記筒状胴部の上側の開閉部および下側の開閉部のうち少なくとも一方に形成されたフラップ部とを備えた段ボール製の包装箱であって、
    前記フラップ部は、前記両側壁に連設された一対の外フラップと、前記両端壁に連設された一対の内フラップとを備え、
    前記内フラップは、前記端壁と連設された内フラップ中央部と、当該内フラップ中央部および前記外フラップに連設された一対の内フラップ端部とを備え、
    前記内フラップ中央部と前記内フラップ端部は、前記端壁と前記内フラップとの連結部である前記内フラップの基端縁の両端部から当該基端縁に対して傾斜して先端側に延在する一対の第一境界線によって区画され、
    前記内フラップ中央部および前記内フラップ端部のうち少なくとも一方は、圧縮加工されており、
    前記フラップ部は、前記各内フラップ端部とこれに連設する外フラップとを区画する第二境界線と前記第一境界線とで折り曲げられており、前記各内フラップ端部が、前記内フラップ中央部と前記外フラップとの間に挟まれている
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 前記内フラップのうち前記内フラップ中央部のみが圧縮加工されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第二境界線の先端部において、前記内フラップの先端角部と前記外フラップの先端角部が面取りされている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記第一境界線には、前記内フラップを貫通するカット部が形成されており、
    前記カット部は、前記第一境界線と前記第二境界線との交点に接している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
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