JP2015055171A - Gas compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は気体圧縮機(コンプレッサ)に関し、詳細には、回転軸に動力を伝達する電磁クラッチの改良に関する。 The present invention relates to a gas compressor (compressor), and more particularly, to an improvement of an electromagnetic clutch that transmits power to a rotating shaft.
従来、空気調和システム(以下、空調システムという。)には、冷媒ガスなどの気体を高圧の圧縮気体に圧縮する圧縮室を有する気体圧縮機が用いられている。 Conventionally, a gas compressor having a compression chamber for compressing a gas such as a refrigerant gas into a high-pressure compressed gas is used in an air conditioning system (hereinafter referred to as an air conditioning system).
この気体圧縮機のうち外部から動力を受けて動作するものは、その動力の入力の受け入れと入力の停止とを切り替えるために、電磁クラッチを備えている。
この電磁クラッチは、外周壁にベルトなどが巻き掛けられて動力を受けて回転するプーリと、プーリの内周側部分に接合されてプーリとともに回転するロータと、ロータに形成された収容空間に収容された電磁コイルと、電磁コイルの通電によって発生した磁束によりロータの外面に接し、電磁コイルの通電停止によって磁束が消失することによりロータの外面から離れるアーマチュアとを備えている(特許文献1)。
従来、プーリとロータとは肉厚の厚い金属によって一体成型されていたが、肉厚の薄いプーリと肉厚の厚いロータとを別々に形成し、プーリの内周側部分にロータを接合して一体化することにより、重量を軽減することができる。
Among these gas compressors, those that operate by receiving power from the outside are provided with an electromagnetic clutch in order to switch between accepting input of the power and stopping the input.
The electromagnetic clutch is housed in a pulley that is wound around a peripheral wall with a belt or the like, rotated by receiving power, a rotor that is joined to an inner peripheral portion of the pulley and rotated together with the pulley, and a housing space formed in the rotor. And an armature that comes into contact with the outer surface of the rotor by magnetic flux generated by energization of the electromagnetic coil and leaves from the outer surface of the rotor when the magnetic flux disappears when energization of the electromagnetic coil is stopped (Patent Document 1).
Conventionally, the pulley and the rotor were integrally molded with a thick metal, but the thin pulley and the thick rotor were formed separately, and the rotor was joined to the inner peripheral side of the pulley. By integrating, the weight can be reduced.
上述した電磁クラッチのように、重量軽減を目的としてプーリとロータとを別々に形成したものでは、余分な重量が削られているため、プーリの外周壁とロータとの間に形成された空洞部分が、ロータの外面に着脱するアーマチュアの側に開口している。
ここで、アーマチュアがロータに着磁するときには両者の接触部分から着磁音が発生し、またアーマチュアがロータから離脱するときにも同様に離脱音が発生する。
そして、前述した空洞の部分は、これらの音(着磁音、離脱音)の発生場所の側に開口しているため、これらの音がその開口している部分から空洞の内部に入り増幅される。
この結果、アーマチュアの着磁や離脱の都度大きな音が発生するという問題がある。
As in the electromagnetic clutch described above, in the case where the pulley and the rotor are separately formed for the purpose of weight reduction, the extra weight is cut off, so the hollow portion formed between the outer peripheral wall of the pulley and the rotor Is open on the side of the armature to be attached to and detached from the outer surface of the rotor.
Here, when the armature is magnetized on the rotor, a magnetizing sound is generated from the contact portion between them, and when the armature is detached from the rotor, a separating sound is also generated.
Since the above-mentioned cavity portion is opened to the side where these sounds (magnetization sound, separation sound) are generated, these sounds enter the inside of the cavity from the opening portion and are amplified. The
As a result, there is a problem that a loud sound is generated each time the armature is magnetized or detached.
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、電磁クラッチのプーリの外周壁とロータとの間に形成された空洞部分での音の増幅を防止することができる気体圧縮機を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a gas compressor capable of preventing sound amplification in a hollow portion formed between an outer peripheral wall of a pulley of an electromagnetic clutch and a rotor. With the goal.
本発明に係る気体圧縮機は、電磁クラッチのプーリの外周壁とロータとの間に形成された空洞部分のうち少なくとも入口部分を塞ぐことで、その空洞部分での音の増幅を防止するものである。
すなわち、本発明に係る気体圧縮機は、外周壁を有するプーリと前記プーリの内周側部分に接合されたロータとを有し、前記プーリの外周壁と前記ロータとの間に形成された空洞部分が、前記ロータの外面に着脱するアーマチュアの側に開口している電磁クラッチを備え、前記空洞部分のうち少なくとも開口している入口部分が塞がれているものである。
The gas compressor according to the present invention prevents the amplification of sound in the hollow portion by closing at least the inlet portion of the hollow portion formed between the outer peripheral wall of the pulley of the electromagnetic clutch and the rotor. is there.
That is, the gas compressor according to the present invention includes a pulley having an outer peripheral wall and a rotor joined to an inner peripheral side portion of the pulley, and a cavity formed between the outer peripheral wall of the pulley and the rotor. The portion includes an electromagnetic clutch that opens to the side of the armature that is attached to and detached from the outer surface of the rotor, and at least the inlet portion that is open in the hollow portion is closed.
本発明に係る気体圧縮機によれば、電磁クラッチのプーリの外周壁とロータとの間に形成された空洞部分での音の増幅を防止することができる。 According to the gas compressor of the present invention, it is possible to prevent amplification of sound in a hollow portion formed between the outer peripheral wall of the pulley of the electromagnetic clutch and the rotor.
以下、本発明の気体圧縮機に係る実施形態について、図面を参照して説明する。 Hereinafter, an embodiment according to the gas compressor of the present invention will be described with reference to the drawings.
(実施形態1)
(構成)
本発明に係る気体圧縮機の一実施形態であるベーンロータリ形式のコンプレッサ100(以下、単にコンプレッサ100という。)は、図1に示すように、供給された冷媒ガスG(気体)を高圧に圧縮する圧縮機本体60をハウジング10の内部に収容している。
このコンプレッサ100は、冷却媒体の気化熱を利用して冷却を行なう空気調和システム(以下、単に空調システムという。)の一部として構成され、この空調システムの他の構成要素である凝縮器、膨張弁、蒸発器等とともに、冷却媒体の循環経路上に設けられている。
(Embodiment 1)
(Constitution)
A vane rotary type compressor 100 (hereinafter simply referred to as a compressor 100), which is an embodiment of a gas compressor according to the present invention, compresses a supplied refrigerant gas G (gas) to a high pressure as shown in FIG. The compressor
The
コンプレッサ100は、空調システムの蒸発器から取り入れた気体状の冷却媒体としての冷媒ガスGを圧縮し、この圧縮された冷媒ガスGを空調システムの凝縮器に供給する。
凝縮器は、圧縮された冷媒ガスGを周囲の空気等との間で熱交換することにより冷媒ガスGから放熱させて液化させ、高圧で液状の冷媒として膨張弁に送出する。
高圧で液状の冷媒は、膨張弁で低圧化され、蒸発器に送出される。低圧の液状冷媒は、蒸発器において周囲の空気から吸熱して気化し、この冷媒の気化に伴う熱交換により蒸発器周囲の空気を冷却する。
気化した低圧の冷媒ガスGは、コンプレッサ100に戻って圧縮され、以下、上記工程を繰り返す。
The
The condenser heat-exchanges the compressed refrigerant gas G with ambient air and the like to dissipate heat from the refrigerant gas G and liquefy it, and sends it to the expansion valve as a high-pressure liquid refrigerant.
The high-pressure liquid refrigerant is reduced in pressure by the expansion valve and sent to the evaporator. The low-pressure liquid refrigerant absorbs heat from ambient air and vaporizes in the evaporator, and cools the air around the evaporator by heat exchange accompanying the vaporization of the refrigerant.
The vaporized low-pressure refrigerant gas G returns to the
ハウジング10は、一端が閉じられ他端が開放されたケース11と、このケース11の開放された他端を覆うフロントヘッド12とからなり、ボルト等の締結部材によって、フロントヘッド12がケース11に組み付けられている。
フロントヘッド12がケース11に組み付けられた状態で、ハウジング10の内部に空間が形成され、その空間に圧縮機本体60が収容されている。
フロントヘッド12には、蒸発器から連なる低圧配管120(配管部材)が接続されて低圧の冷媒ガスGを内部に取り込む吸入ポート12a(吸入口、開口)が形成されており、ケース11には、凝縮器に連なる高圧配管110(配管部材)が接続されて、圧縮機本体60で圧縮された高圧の冷媒ガスGを吐出する吐出ポート11a(吐出口、開口)が形成されている。
吸入ポート12aには、ハウジング10の内部から低圧配管120に冷媒ガスGが逆流するのを阻止する逆止弁が配置されているが、煩雑さを避けるために逆止弁の図示は省略している。
The
With the
The
The suction port 12a is provided with a check valve for preventing the refrigerant gas G from flowing back from the inside of the
圧縮機本体60は、回転軸51と、ロータ50と、シリンダ40と、ベーン58と、フロントサイドブロック20およびリヤサイドブロック30とを備えている。
回転軸51は、ハウジング10の外側で連結された電磁クラッチ90を介して、エンジン等の動力源から駆動力を受けて、軸心C回りに回転駆動される。
ロータ50は、円柱状に形成され、回転軸51と一体的に回転する。
シリンダ40は、ロータ50の外周面の外方を取り囲む断面輪郭略楕円形状の内周面41を有するとともに両端が開放されている。
ベーン58は、板状に形成され、ロータ50の外周面52から外方に向けて突出可能にロータ50に埋設され、その突出側の先端がシリンダ40の内周面41の輪郭形状に追従するように突出量が可変とされ、軸心C回りに等角度間隔でロータ50に配置されている。
ベーン58は、例えば5枚(5枚以外の2枚、3枚、4枚等であってもよい)設けられている。
フロントサイドブロック20およびリヤサイドブロック30は、シリンダ40の両側開放端面の外側からそれぞれ開放端面を覆うように固定されている。
なお、リヤサイドブロック30には、冷媒ガスGから冷凍機油R(潤滑油)を分離する油分離器70が取り付けられている。
The compressor
The rotating
The
The
The
For example, five vanes 58 (two, three, four, etc. other than five) may be provided.
The
The
そして、2つのサイドブロック20,30、ロータ50、シリンダ40、および回転軸51の回転方向に沿って相前後する2つのベーン58,58によって仕切られた空間である圧縮室43の容積が、回転軸51の回転にしたがってそれぞれ増減を繰り返すことにより、各圧縮室43内への冷媒ガスGの吸入(吸入行程)、各圧縮室43内での冷媒ガスGの圧縮(圧縮行程)、各圧縮室43内からの高圧の冷媒ガスGの吐出(吐出行程)という行程を繰り返す。
なお、このコンプレッサ100は、回転軸51が1回転する間に、吸入行程、圧縮行程、吐出行程という一連のサイクルを2回行うように構成されている。
したがって、2つの吸入行程、2つの圧縮行程、2つの吐出行程はそれぞれ互いに回転角度180[度]だけずれた範囲に設定されている。
The volume of the
The
Accordingly, the two suction strokes, the two compression strokes, and the two discharge strokes are set in ranges that are shifted from each other by a rotation angle of 180 degrees.
ハウジング10の内部には、吸入ポート12aを通じて供給され圧縮機本体60の圧縮室43に吸入される冷媒ガスGが通る空間である吸入室13と、圧縮機本体60の圧縮室43から吐出され吐出ポート11aを通じて吐出される冷媒ガスGが通る空間である吐出室14とが、ハウジング10と圧縮機本体60とによってそれぞれ形成されている。
吸入室13は、フロントヘッド12と圧縮機本体60のフロントサイドブロック20とによって囲まれた空間であり、一部には、フロントヘッド12の貫通孔と回転軸51との隙間をシールするリップシール53が設けられたシール室13aが形成されている。
一方、吐出室14は、ケース11と圧縮機本体60のリヤサイドブロック30とによって囲まれた空間である。
Inside the
The
On the other hand, the
吐出室14の底部には、油分離器70によって冷媒ガスGから分離された冷凍機油Rが溜められている。
この冷凍機油Rは、吐出室14に吐出された冷媒ガスGの高い圧力によって圧縮機本体60のリヤサイドブロック30に形成された油路34a,34b、シリンダ40に形成された油路44およびフロントサイドブロック20に形成された油路24を通じて、ベーン58を外方に突出させる背圧として供給される。
Refrigerating machine oil R separated from the refrigerant gas G by the
The refrigerating machine oil R includes
電磁クラッチ90は、プーリ91とロータ92と電磁コイル93とアーマチュア94とを備えた構成である。
プーリ91は、図2,3に示すように、肉厚の薄い金属の板状体を塑性変形して形成されていて、外周壁91aにベルトが巻き掛けられてエンジン等の動力源から動力の入力を受ける。
ロータ92は、図3に示すように、肉厚の厚い金属で形成されていて、プーリ91の内周側部分91bがロータ92の外周壁91aに溶接されて、プーリ91とロータ92とは一体化されている。
The
As shown in FIGS. 2 and 3, the
As shown in FIG. 3, the
プーリ91の外周壁91aとロータ92の外周壁92aとの間には、円筒状の空洞部分91cが形成されている。
この空洞部分91cにはゴム95が充填されていて、空洞部分91cは、空洞部分91cの開口となる入口部分91dを含めて塞がれている。
ゴム95は、空洞部分91cに、圧入または接着されて固定されている。
なお、空洞部分91cに充填されるものとしては、ゴム95に限定されるものではなく、少なくとも金属よりも比重が軽いものであればよく、例えば樹脂やグラスウール等であってもよい。
A cylindrical
The
The
In addition, what is filled in the
ロータ92は、ラジアルベアリングを介してフロントヘッド12に固定されていて、回転の軸心C回りに回転可能となっている。
したがって、プーリ91に動力の入力を受けると、プーリ91とロータ92とは一体的に、軸心C回りに回転する。
ロータ92には、円筒状のコイル収容空間92cが形成されていて、このコイル収容空間92cに、円筒状の電磁コイル93が収容されている。
The
Accordingly, when power is input to the
A cylindrical
電磁コイル93は、ヨーク93aを介してフロントヘッド12に固定されていて、軸心C回りに回転することはなく、通電によって磁束を発生し、通電停止によって磁束を消失する。
The
アーマチュア94は、内リング94aと外リング94bと板バネ94cとを備えている。
内リング94aは、フロントヘッド12から突出した回転軸51の端部に締結されている。
外リング94bは、内リング94aよりも半径方向の外側に張り出して形成されており摩擦係数の高い材料で形成されている。
板バネ94cは、内リング94aと外リング94bとを連結していて、板バネ94cの、軸心Cの延びた方向に沿っての弾性変形の範囲内で、内リング94aに対して外リング94bが変位するのを許容している。
アーマチュア94は全体として、回転軸51と一体的に軸心C回りに回転可能となっている。
The
The
The
The
As a whole, the
外リング94bは、ロータ92の、軸心Cに直交する側壁面92b(外面)とわずかな隙間を介して配置されているが、板バネ94cの弾性変形によってロータ92の側壁面92bに接触したときは、側壁面92bとの間に生じる摩擦力によって、ロータ92とともに回転可能となっている。
プーリ91の外周壁91aとロータ92の外周壁92aとの間に形成された空洞部分91cは、アーマチュア94の外リング94bの側に向いて開口している。
The
A
また、アーマチュア94は、電磁コイル93に通電されることによって発生した磁束により、ロータ92の側に吸引されてロータ92の側壁面92bに接し、ロータ92の側壁面92bから接触による摩擦力を受けて、ロータ92の回転が伝達される。
一方、電磁コイル93への通電が停止されると、アーマチュア94を吸引していた磁束が消失し、アーマチュア94はロータ92の側壁面92bから離れ、ロータ92の回転は伝達されない。
したがって、エンジン等の動力源からの回転駆動力がプーリ91に常時入力されていて、プーリ91およびロータ92が常時回転しているとき、電磁コイル93に通電されていない状態では、ロータ92の回転はアーマチュア94に伝達されず、回転軸51は回転せず、一方、電磁コイル93に通電されている状態では、ロータ92の回転はアーマチュア94に伝達されて、回転軸51は回転する。
このように、電磁クラッチ90は、電磁コイル93への通電の有無に応じて、コンプレッサ100の駆動と停止とを切り替える。
Further, the
On the other hand, when the energization of the
Therefore, when the rotational driving force from a power source such as an engine is constantly input to the
In this way, the electromagnetic clutch 90 switches between driving and stopping the
(作用)
以上のように構成された本実施形態のコンプレッサ100によると、電磁クラッチ90の電磁コイル93に通電されることで、動力源から入力されている動力によって常時回転しているプーリ91およびロータ92とアーマチュア94とが接続されてアーマチュア94が回転し、これによって回転軸51を回転させる。
(Function)
According to the
ここで、電磁コイル93の発生する磁束によって、アーマチュア94の外リング94bがロータ92の側壁面92bに着磁する際に、金属同士が強く当たることによる着磁音が発生する。
この着磁音は、空洞部分91cが、外リング94bの側に向いて開口しているため、先行技術文献に記載のコンプレッサであれば、着磁音が開口している入口部分91dから空洞部分91cに入り、空洞部分91cの内部で増幅されるため、大きな音となっていた。
また、電磁クラッチ90は、磁束によってロータ92に接触しているアーマチュア94の外リング94bがロータ92の側壁面92bから離れる際には、離脱音が発生し、この離脱音も、入口部分91dから空洞部分91cに入り、空洞部分91cの内部で増幅されるため、大きな音となっていた。
Here, when the
Since the
Further, when the
これに対して、本実施形態のコンプレッサ100は、入口部分91dを含めて空洞部分91cは充填されたゴム95によって塞がれている。
これにより、着磁音や離脱音は空洞部分91cに入って増幅されることがなく、したがって、着磁音や離脱音が大きな音となることがない。
このように、本実施形態のコンプレッサ100によれば、電磁クラッチ90のプーリ91の外周壁91aとロータ92の外周壁92aとの間に形成され、アーマチュア94の側に向いて開口した空洞部分91cでの音の増幅を防止することができる。
On the other hand, in the
As a result, the magnetized sound and the separation sound are not amplified by entering the
As described above, according to the
また、本実施形態のコンプレッサ100は、肉厚の薄いプーリ91と肉厚の厚いロータ92とが別々に形成され、その後に一体化されたものであるため、両者が肉厚の厚い部材で一体的に形成されたものよりも、重量を軽減することができる。
なお、空洞部分91cに充填されているのがゴム95であるため、アーマチュア94の外リング94bがロータ92の側壁面92bに当たった際に生じる振動も、ゴム95によって吸収することができる。
Further, in the
Since the rubber portion 95 c is filled with the
(実施形態2)
上述した実施形態1のコンプレッサ100は、プーリ91の外周壁91aとロータ92の外周壁92aとの間に形成された空洞部分91cの全体が、充填されたゴム95によって塞がれているものであったが、本発明に係る気体圧縮機はこの形態に限定されるものではなく、空洞部分のうち少なくとも、アーマチュアの側に向いて開口している入口部分が塞がれているものであればよい。
例えば、図4に示すように、空洞部分91cのうち、アーマチュア94の側に向いて開口している入口部分91dのみが、板状またはその他の形状の蓋部材96によって塞がれている電磁クラッチ90を適用することもできる。
(Embodiment 2)
In the
For example, as shown in FIG. 4, the electromagnetic clutch in which only the
この電磁クラッチ90を備えたコンプレッサ100によれば、電磁クラッチ90の着磁音や離脱音が蓋部材96によって遮られることで、空洞部分91cに入り込むことがなく、空洞部分91cでの音の増幅を防止することができる。
また、この電磁クラッチ90を備えたコンプレッサ100は、実施形態1と同様に重量を軽減することもできる。
しかも、実施形態1のコンプレッサ100における電磁クラッチ90は、空洞部分91cの略全体にゴム95が充填されているのに対して、実施形態2における電磁クラッチ90は、空洞部分91cのうち入口部分91dにのみ蓋部材96が設けられているだけであって空洞部分91cの大部分は空洞のままであるため、実施形態1のコンプレッサ100よりもさらに重量を軽減することができる。
According to the
Further, the
Moreover, the electromagnetic clutch 90 in the
なお、蓋部材96としては、ゴムや樹脂等であってもよいし、金属等であってもよい。
また、蓋部材96は空洞部分91cに、圧入して固定されているものであってもよいし、接着して固定されているものであってもよい。
Note that the
Further, the
(実施形態3)
上述した実施形態2のコンプレッサ100は、蓋部材96を新た形成して空洞部分91cの入口部分91dに固定したものであるが、本発明に係る気体圧縮機はこの形態に限定されるものではなく、蓋部材96として、例えば図5に示すように、アーマチュア94の外リング94bを半径方向の外側に向けて延長された部分94e(以下、延長部分94eという。)を適用することもできる。
この延長部分94eは、アーマチュア94の外リング94bがロータ92の側壁面92bに着磁した状態においてのみ、入口部分91dに配置され、外リング94bがロータ92の側壁面92bから離脱した状態では、入口部分91dから離れた状態となるが、この延長部分94eによっても、実施形態2における蓋部材96と同様に、着磁音や離脱音が空洞部分91cに入り込むことがなく、空洞部分91cでの音の増幅を防止することができる。
(Embodiment 3)
In the
The
90 電磁クラッチ
91 プーリ
91a 外周壁
91c 空洞部分
91d 入口部分
92 ロータ
92b 側壁面
93 電磁コイル
94 アーマチュア
94b 外リング
95 ゴム
100 コンプレッサ
C 軸心
G 冷媒ガス
R 冷凍機油
90 electromagnetic clutch 91
Claims (7)
前記空洞部分のうち少なくとも開口している入口部分が塞がれている気体圧縮機。 An armature having a pulley having an outer peripheral wall and a rotor joined to an inner peripheral side portion of the pulley, and a hollow portion formed between the outer peripheral wall of the pulley and the rotor is attached to and detached from the outer surface of the rotor With an electromagnetic clutch opening on the side of
A gas compressor in which at least an open inlet portion of the hollow portion is closed.
前記蓋部材は、前記アーマチュアが前記ロータの外面に着磁した状態においてのみ、前記入口部分に配置される請求項4に記載の気体圧縮機。 The lid member is formed by a portion in which the armature is extended outward in the radial direction,
The gas compressor according to claim 4, wherein the lid member is disposed at the inlet portion only in a state where the armature is magnetized on the outer surface of the rotor.
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