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JP2014526682A5 - - Google Patents

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いくつかの実施形態では、洗浄液は、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む。いくつかの実施形態では、洗浄液は、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される。
例えば、本発明は、以下の項目を提供する:
(項目1)
被験体の生理学的状況を評価するための方法であって、
上記被験体から胃腸洗浄液を得ることと、
上記胃腸洗浄液中の胃腸系の外側に由来する標的分子を検出することと
を含む方法。
(項目2)
被験体の生理学的状況を評価するための方法であって、
上記被験体から糞便試料を得ることと、
上記糞便試料中の胃腸系の外側に由来する標的分子を検出することと
を含む方法。
(項目3)
上記胃腸洗浄液が、上記被験体の胃腸系を部分的に浄化することによって上記被験体から得られる、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記胃腸洗浄液が、糞便物質を含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記糞便試料が、胃腸洗浄液を含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
上記標的分子が、ポリペプチド、抗体、胆汁酸、代謝産物またはグリカンを含む、項目1から5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
上記標的分子が、バイオマーカーを含む、項目1から6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
上記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答、治療に対する部分的応答、治療に対する負の応答または治療に対する応答がないことと関連している、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記標的分子が、癌または癌の素因の存在と関連している、項目1から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
上記癌が、膵臓癌、結腸直腸癌、肝臓癌または胃癌である、項目8に記載の方法。
(項目11)
上記標的分子が、付属消化腺に由来する、項目1から10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
上記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、項目11に記載の方法。
(項目13)
上記被験体に洗浄液を投与することをさらに含む、項目1から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
上記洗浄液が、経口投与される、項目13に記載の方法。
(項目15)
上記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む、項目13に記載の方法。
(項目16)
上記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される、項目13に記載の方法。
(項目17)
上記被験体に対して大腸内視鏡検査を実施することをさらに含む、項目1から16のいずれか一項に記載の方法。
(項目18)
上記被験体が、哺乳類である、項目1から17のいずれか一項に記載の方法。
(項目19)
上記被験体が、ヒトである、項目1から18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
バイオマーカーを同定するための方法であって、
目的の状態または生理学的状況を有する複数の試験被験体から試験胃腸洗浄液、および上記状態も上記生理学的状況も有さない複数の対照被験体から対照胃腸洗浄液を得ることと、
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも5種の標的分子のレベルを決定することと、
上記対照胃腸洗浄液中のレベルに対して上記試験胃腸洗浄液中で有意に異なるレベルで存在する標的分子を同定し、それによってバイオマーカーを同定することと
を含む方法。
(項目21)
上記胃腸洗浄液が、糞便物質を含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
上記標的分子が、ポリペプチド、胆汁酸、抗体、代謝産物、グリカンおよびそれらの組合せからなる群より選択される、項目20から21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも10種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも20種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも30種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも50種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
上記試験胃腸洗浄液および上記対照胃腸洗浄液中の少なくとも100種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目20から22のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
上記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答、治療に対する部分的応答、治療に対する負の応答または治療に対する応答がないことと関連している、項目20から27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
上記バイオマーカーが、癌または癌の素因の存在と関連している、項目20から27のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
上記癌が、膵臓癌、肝臓癌または胃癌である、項目28に記載の方法。
(項目31)
少なくとも1種の標的分子が、付属消化腺に由来する、項目20から30のいずれか一項に記載の方法。
(項目32)
上記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、項目31に記載の方法。
(項目33)
上記試験被験体および上記対照被験体に洗浄液を投与することをさらに含む、項目20から32のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
上記洗浄液が、経口投与される、項目33に記載の方法。
(項目35)
上記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む、項目33に記載の方法。
(項目36)
上記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される、項目33に記載の方法。
(項目37)
上記試験被験体および上記対照被験体に対して大腸内視鏡検査を実施することをさらに含む、項目20から36のいずれか一項に記載の方法。
(項目38)
上記試験被験体および上記対照被験体が、哺乳類である、項目20から37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
上記試験被験体および上記対照被験体が、ヒトである、項目20から38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
バイオマーカーを同定するための方法であって、
目的の状態を有する複数の試験被験体から試験糞便試料および複数の対照被験体から対照糞便試料を得ることと、
上記試験糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも5種の標的分子のレベルを決定することと、上記対照糞便試料中のレベルに対して上記試験糞便試料中で有意に異なるレベルで存在する標的分子を同定し、それによってバイオマーカーを同定することと
を含む方法。
(項目41)
上記糞便試料が、胃腸洗浄液を含む、項目40に記載の方法。
(項目42)
上記標的分子が、ポリペプチド、核酸、胆汁酸、抗体、代謝産物、グリカンおよびそれらの組合せからなる群より選択される、項目40から41のいずれか一項に記載の方法。
(項目43)
上記試験糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも10種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目40から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目44)
上記糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも20種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目40から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目45)
上記糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも30種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目40から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目46)
上記糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも50種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目40から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
上記糞便試料および上記対照糞便試料中の少なくとも100種の標的分子のレベルを決定することを含む、項目40から42のいずれか一項に記載の方法。
(項目48)
上記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答または治療に対する負の応答と関連している、項目40から47のいずれか一項に記載の方法。
(項目49)
上記バイオマーカーが、癌または癌の素因の存在と関連している、項目40から48のいずれか一項に記載の方法。
(項目50)
上記癌が、膵臓癌、結腸直腸癌、肝臓癌または胃癌である、項目49に記載の方法。
(項目51)
少なくとも1種の標的分子が、付属消化腺に由来する、項目40から50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
上記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、項目51に記載の方法。
(項目53)
上記試験被験体および上記対照被験体が、哺乳類である、項目40から52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
上記試験被験体および上記対照被験体が、ヒトである、項目40から53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
胃腸洗浄液中の標的分子を検出するためのキットであって、
被験体へ経口投与するための洗浄液と、
上記被験体から上記胃腸洗浄液を収集するための容器と、
胃腸系の外側に由来する標的分子を検出するための薬剤と
を含むキット。
(項目56)
糞便試料中の標的分子を検出するためのキットであって、
被験体へ経口投与するための洗浄液と、
上記被験体から上記糞便試料を収集するための容器と、
胃腸系の外側に由来する標的分子を検出するための薬剤と
を含むキット。
(項目57)
プロテアーゼ阻害剤をさらに含む、項目55から56のいずれか一項に記載のキット。
(項目58)
上記標的分子が、ポリペプチド、抗体、胆汁酸、代謝産物またはグリカンを含む、項目55から57のいずれか一項に記載のキット。
(項目59)
上記標的分子が、バイオマーカーを含む、項目55から58のいずれか一項に記載のキット。
(項目60)
上記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答または治療に対する負の応答と関連している、項目59に記載のキット。
(項目61)
上記標的分子が、癌または癌の素因の存在と関連している、項目55から60のいずれか一項に記載のキット。
(項目62)
上記癌が、膵臓癌、肝臓癌、結腸直腸癌または胃癌である、項目61に記載のキット。
(項目63)
上記標的分子が、付属消化腺に由来する、項目55から62のいずれか一項に記載のキット。
(項目64)
上記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、項目63に記載のキット。
(項目65)
上記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む、項目55から64のいずれか一項に記載のキット。
(項目66)
上記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される、項目55から64のいずれか一項に記載のキット。

Claims (16)

  1. 標的分子を、被験体の生理学的状況の指標とするための方法であって
    前記被験体からの胃腸洗浄液および/または糞便試料中の胃腸系の外側に由来する前記標的分子を検出することを含む方法。
  2. 前記胃腸洗浄液が、前記被験体の胃腸系を部分的に浄化することによって前記被験体から得られる、請求項1に記載の方法。
  3. a)前記標的分子が、ポリペプチド、抗体、胆汁酸、代謝産物またはグリカンを含む
    b)前記標的分子が、バイオマーカーを含み、必要に応じて前記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答、治療に対する部分的応答、治療に対する負の応答または治療に対する応答がないことと関連している;
    c)前記標的分子が、癌または癌の素因の存在と関連し、必要に応じて前記癌が、膵臓癌、結腸直腸癌、肝臓癌または胃癌である;ならびに/あるいは
    d)前記標的分子が、付属消化腺に由来し、必要に応じて前記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、
    請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  4. 洗浄液が前記被験体に投され、必要に応じて、
    a)前記洗浄液が、経口投与される;
    b)前記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む;ならびに/あるいは
    c)前記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される;
    ことを特徴とする、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  5. 大腸内視鏡検査が前記被験体に対して実されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記被験体が、哺乳類であり、必要に応じてヒトである、請求項1に記載の方法。
  7. バイオマーカーを同定するための方法であって、
    験胃腸洗浄液および/または試験糞便試料および対照胃腸洗浄液および/または対照糞便試料中の少なくとも5種の標的分子のレベルを決定することであって前記試験胃腸洗浄液および/または前記試験糞便試料は、目的の状態または生理学的状況を有する複数の試験被験体から得られたものであり、前記対照胃腸洗浄液および/または前記対照糞便試料は、前記状態も前記生理学的状況も有さない複数の対照被験体から得られたものである、標的分子のレベルを決定すること、ならびに
    前記対照胃腸洗浄液および/または前記対照糞便試料中のレベルに対して前記試験胃腸洗浄液および/または前記試験糞便試料中で有意に異なるレベルで存在する標的分子を同定し、それによってバイオマーカーを同定することと
    を含む方法。
  8. a)前記標的分子が、ポリペプチド、胆汁酸、抗体、代謝産物、グリカンおよびそれらの組合せからなる群より選択される
    b)前記標的分子が、バイオマーカーを含み、必要に応じて前記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答、治療に対する部分的応答、治療に対する負の応答または治療に対する応答がないことと関連している;
    c)前記標的分子が、癌または癌の素因の存在と関連し、必要に応じて前記癌が、膵臓癌、結腸直腸癌、肝臓癌または胃癌である;
    d)前記標的分子が、付属消化腺に由来し、必要に応じて前記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、
    請求項に記載の方法。
  9. 前記試験胃腸洗浄液および/または前記試験糞便試料および前記対照胃腸洗浄液および/または前記対照糞便試料中の少なくとも10種、少なくとも20種、少なくとも30種、少なくとも50種または少なくとも100種の標的分子のレベルを決定することを含む、請求項に記載の方法。
  10. 洗浄液が前記試験被験体および前記対照被験体に投され、必要に応じて
    a)前記洗浄液が、経口投与される;
    b)前記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む;ならびに/あるいは
    c)前記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される;
    ことを特徴とする、請求項に記載の方法。
  11. 大腸内視鏡検査が前記試験被験体および前記対照被験体に対して実されることを特徴とする、請求項に記載の方法。
  12. 前記試験被験体および前記対照被験体が、哺乳類であり、必要に応じてヒトである、請求項に記載の方法。
  13. 胃腸洗浄液および/または糞便試料中の標的分子を検出するためのキットであって、
    被験体へ経口投与するための洗浄液と、
    前記被験体から前記胃腸洗浄液および/または前記糞便試料を収集するための容器と、
    胃腸系の外側に由来する標的分子を検出するための薬剤と
    を含むキット。
  14. プロテアーゼ阻害剤をさらに含む、請求項13に記載のキット。
  15. a)前記標的分子が、ポリペプチド、抗体、胆汁酸、代謝産物またはグリカンを含む
    b)前記標的分子が、バイオマーカーを含み、必要に応じて前記バイオマーカーが、疾患、治療に対する正の応答、治療に対する部分的応答、治療に対する負の応答または治療に対する応答がないことと関連している;
    c)前記標的分子が、癌または癌の素因の存在と関連し、必要に応じて前記癌が、膵臓癌、結腸直腸癌、肝臓癌または胃癌である;ならびに/あるいは
    d)前記標的分子が、付属消化腺に由来し、必要に応じて前記付属消化腺が、唾液腺、膵臓、胆嚢または肝臓である、
    請求項13に記載のキット。
  16. a)前記洗浄液が、ポリエチレングリコール、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、クエン酸マグネシウム、アスコルビン酸、ピコスルファートナトリウムおよびビサコジルからなる群より選択される成分を含む;ならびに/あるいは
    b)前記洗浄液が、GOLYTELY、HALFLYTELY、NULYTELY、SUPREP、FLEETのPHOSPHO−SODA、クエン酸マグネシウムおよびそれらの一般的な同等物からなる群より選択される、
    請求項13に記載のキット。
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