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JP2014511743A - ラップトップ用の吊下げアクセス構造 - Google Patents

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Abstract

手荷物ケースが、物品を収容し、第1と第2の壁、底壁及びその底壁の反対側の開口部を有する収納部を含んでいてよい。ラップトップ用吊下げアクセスシステムが少なくとも部分的に収納部内に位置し、全てが共に連結されている、第1、第2、第3及び第4のストラップを含んでいてよい。第1のストラップの第1の端部が、収納部の第1の壁に連結されてよい。更に、第2のストラップの第1の端部が収納部の第2の壁に連結され、かつ第3のストラップの第1の端部が収納部の第2の壁に連結されてよい。第1のストラップ、第2のストラップ及び第3のストラップの第2の端部が、交差部において第4のストラップと連結してよい。第2と第3のストラップは、物品を吊り下げるように構成されていてよい。

Description

関連出願の相互参照
本願は、2011年4月20日に出願された“Laptop Suspension and Access Structure(ラップトップ用の吊下げアクセス構造)”と題する米国仮特許出願第61/477,551号の優先権を主張するものであり、この出願は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本発明は一般的に手荷物に関し、より具体的には手荷物ケース内の吊下げアクセスシステムに関する。
旅行者は、しばしば1つまたは複数の手荷物ケースとともに、ラップトップコンピュータやその他の電子装置を旅行に携行することが多い。時には、ラップトップが手荷物ケース内に配置されて保護され、複数のバッグが統合されたりすることもある。手荷物は移動中に、タクシ−運転手による扱い、手荷物ケースの落下、車のトランク内での手荷物ケースの積み重ね、などの厳しい条件に曝されることがある。
しかし、多くの電子装置には慎重な取り扱いを必要とする繊細な部品が含まれている。また、ラップトップコンピュータなどのような電子装置が手荷物ケース内に最初に入れられていても、例えばセキュリティ検査を通るためや装置を使用するために、旅行者が後から装置を取り出すことが必要となる場合がある。
手荷物ケースの一実施形態において、収納部(コンパートメント)は物品を収納し、第1の壁と第2の壁を有し、底壁とその底壁の反対側に開口部を画定するようになっていてよい。吊下げアクセスシステムは、少なくとも部分的に収納部内に配置され、全てが共に連結された第1のストラップ、第2のストラップ、第3のストラップ及び第4のストラップを含んでよい。第1のストラップの第1の端部は、収納部の第1の壁の上方部分に連結されてよい。第2のストラップの第1の端部は、底壁の上方で収納部の第2の壁に連結されてよい。第3のストラップの第1の端部は、底壁の上方で収納部の第2の壁に連結されてよい。第1のストラップの第2の端部、第2のストラップの第2の端部及び第3のストラップの第2の端部は、交差部において第4のストラップと連結されてよい。第2と第3のストラップは物品を吊り下げるように構成され、第1と第4のストラップは第4のストラップに力を掛けて物品を取り出すことができるように構成されていてよい。
手荷物ケースの一製造方法において、第1のストラップの第1の端部が、手荷物ケースの内部収納部の第1の壁に連結されてもよい。第2のストラップの第1の端部は、内部収納部の第1の壁の反対側にある第2の壁に連結されてよい。第3のストラップの第1の端部もまた、内部収納部の第2の壁に連結されてよい。第1のストラップの第2の端部、第2のストラップの第2の端部及び第3のストラップの第2の端部は、交差部において第4のストラップと連結されてよい。第2と第3のストラップは、第1の構成において物品を内部収納部内に吊り下げ、第4のストラップに力を掛けてその物品を取り出せるように構成されていてもよい。
手荷物ケース内にラップトップを保持し、出し入れするシステムの別の実施形態では、ケースが収納部を持っていてもよい。収納部には、開放部と開放部の反対側部分、及び第1の支持構造と第2の支持構造があってもよい。少なくとも1つの可撓性部材の複数の延長部分が、相互に動作可能に係合してよい。少なくとも1つのストラップの一端が、第1の支持構造に係合し、少なくとももう1つのストラップの一端が、第2の支持構造に係合し、かつ第1の係合と第2の係合の内の少なくとも1つは調節可能であってよい。第1の格納位置において、少なくとも1つの可撓性部材の複数の延長部とラップトップは収納部内にあり、ラップトップと収納部の一部との間にあってもよい。第2の引出位置において、少なくとも1つの可撓性部材の複数の延長部とラップトップは実質的に収納部の外部に位置してもよい。
手荷物ケースの別の実施形態において、収納部は物品を収納し、第1の壁と第2の壁を有し、底壁とその底壁の反対側に開口部を画定してよい。吊下げアクセスシステムは、少なくとも部分的に収納部の内部に配置され、全てが共に連結された第1のストラップ、第2のストラップ及び第3のストラップを含んでよい。第1のストラップの第1の端部は、収納部の第1の壁の上方部に連結され、第2のストラップの第1の端部は、底壁の上方で収納部の第2の壁に連結されてよい。第1のストラップの第2の端部と第2のストラップの第2の端部とが、交差部において第3のストラップに連結されてよい。第2のストラップは物品を吊り下げるように構成され、第1と第3のストラップは、第3のストラップに力を掛けて物品を取り出せるように構成されていてよい。
ラップトップ用の吊下げアクセスシステムを有する手荷物ケースの正面斜視図である。 図1の手荷物ケースの背面斜視図である。 図1の手荷物ケースの側面図である。 図1の手荷物ケースの正面図である。 手荷物ケース内部にラップトップ用吊下げアクセスシステムのストラップと、補助又はラップトップ用収納部の内部に吊るされたラップトップとを有する、図1の手荷物ケースの部分切り欠き斜視図である。 ラップトップ用吊下げアクセスシステムのストラップ並びにラップトップが持ち上げられた状態の、図1の手荷物ケースの部分切り欠き斜視図である。 補助又はラップトップ用収納部内に吊るされたラップトップを有する、手荷物ケースの吊下げアクセスシステムの、図5の線7−7に沿う断面図である。 ラップトップが持ち上げられた状態の手荷物ケースの吊下げアクセスシステムの、図6の線8−8に沿う断面図である。 補助又はラップトップ用収納部が部分的に開かれた状態の、図1の手荷物ケースの部分斜視図である。 ラップトップ用の吊下げアクセスシステムを利用して、図1の手荷物ケースの補助又はラップトップ用収納部からラップトップケースが取り出される様子を示した図である。 ラップトップ用の吊下げアクセスシステムを利用して、図1の手荷物ケースの補助又はラップトップ用収納部からラップトップケースが取り出される様子を示した図である。 ラップトップケースが補助又はラップトップ用収納部から取り除かれた状態の、図1の手荷物ケースの部分斜視図である。
本明細書においては、ラップトップ用吊下げアクセスシステムを有する手荷物ケースについて記述する。手荷物ケースは、主収納部と一つ又は複数の補助収納部を含んでよい。第1の補助収納部は、ラップトップまたはそのほかの電子装置を収納、固定するようになっていてよい。ラップトップ又は他の電子装置は、カバー又はバッグに入っていてもよいし、また手荷物ケースの中にそのまま収納又は固定されてもよい。
補助又はラップトップ用収納部には、吊下げアクセスシステムが含まれて、補助収納部の壁に連結された一つ又は複数のストラップが含まれていてもよい。一実施例において、第1のストラップが第1の内壁の上方部分に連結され、第2と第3のストラップが第2の内壁の中間部分に連結されていてもよい。一つ又は複数のストラップは連結点に固定されてもよいし、あるいは調整可能に連結されていてもよい。第1のストラップは、第2及び第3のストラップと交差部で連結し、第4のストラップまたはプルタブも、第1、第2及び第3のストラップの間で交差部に連結されていてもよい。複数のストラップと連結する交差部は、固定されていてもよいし、調節可能になっていてもよい。ストラップは、補助収納部にラップトップが配置された場合にその収納と固定のいずれか、あるいはその両方を行い、そのラップトップの収納部からの取り出しを支援するようになっていてもよい。ストラップが壁に固定されている場合には、長さが画定され、下方向に底壁へ向かってループとなって、ラップトップを収納するためのハンモックすなわち吊り下げキャリアを形成してもよい。
ユーザが手荷物ケース内にラップトップを入れようとする場合、補助又はラップトップ用収納部にラップトップの下部分を入れ、ストラップに沿って滑らせて収納部内に収容されるようにする。収納部の頂部から底部に向かって移動する際には、ラップトップがストラップを底部又は固定位置まで運び、その位置で補助収納部内に吊り下げられる。ラップトップは、吊下げアクセスシステムのストラップの底部によって画定される(補助収納部の頂部から測った)選択的な固定深さ、あるいは(補助収納部の底部から測った)選択的な固定高さに保持される。
この深さ又は高さは、例えば、第2の内壁上の第2と第3のストラップを補助収納部の底部から所定の距離に調節可能に配置し、第1のストラップの長さを適切に選択することで設定してもよい。このように固定されたラップトップを取り出そうとする場合、ユーザは第4のストラップを上方向に引けばよい。そうすることでほかのストラップに上向きの力がかかり、それによってストラップの組の底部が持ち上げられてラップトップが手荷物ケース内から持ち上げられる。ラップトップは、ラップトップカバー又はラップトップバッグに入れられた状態で、又は入れられていない状態で、補助収納部内に配置されてもよい。更に、ほかの電子装置、例えばタブレットコンピュータ、電子ブックリーダなどが補助収納部内に固定されてもよい。説明の便宜と明確さのために、本明細書に記載の手荷物ケースはラップトップに関係するが、ラップトップと類似のアスペクト比を有する任意の電子装置又はそのほかの物品に対しても同様に使用できることが理解されるであろう。
図1はラップトップ用の吊下げアクセスシステム130を有する手荷物ケース100の正面斜視図である。図1では、手荷物ケースには、密閉された空間を画定する主収納部104があってよい。手荷物ケースには、密閉空間へのアクセスを提供する一つ又は複数のジッパー106又はそのほかの開口用ファスナー106があってよい。図1において、ジッパー106の第1の対は、主収納部104の外縁の少なくとも一部に沿って配置されていてもよい。各ジッパー106には、1つのジッパートラック又はジッパーテープと、一つ又は複数のジッパースライダアセンブリが含まれてよい。各ジッパースライダアセンブリには、ジッパースライダと、各ジッパースライダに結合されたジッパープルタブが含まれてよい。手荷物ケース100には、一つ又は複数の追加の収納部が含まれてもよい。図1では、ラップトップを収納するための補助又はラップトップ用収納部110と前ポケット112が示されている。手荷物ケース100にはその他の収納部とポケットのいずれか又は両方が含まれていてもよい。
手荷物ケース100は更に手荷物ケースに結合された一つ又は複数の車輪114を含んでいてもよい。車輪114は、(図1に示すような)固定車軸車輪、又は回転車輪であってもよい。実施例のあるものでは、一つ又は複数の脚又はそのほかの支持体(図1では見えない)が手荷物ケース100に結合されていて、図1に示す手荷物ケース100の配置と同じように、支持面上に直立した姿勢に手荷物ケース100を配置して保持することができるようになっていてもよい。
手荷物ケース100には更に、一つ又は複数のハンドルが含まれていてもよい。少なくとも1つのハンドルは伸縮式ハンドル116であって、格納位置と一つ又は複数の引出位置との間を選択的に移動可能となっていてよい。1つの引出位置においては、車輪114を利用して伸縮式ハンドル116で手荷物ケース100を支持面に沿って容易に押したり、引いたりできるようになっていてよい。伸縮式ハンドル116を手荷物ケース100の主収納部104内に配置することで十分な支持が与えられ、車輪114付きの手荷物ケース100を伸縮式ハンドル116を使って動かすことが可能となる。
手荷物ケース100は更に、一つ又は複数の固定ハンドル118を含んでいてもよい。図1には2つの固定ハンドル118が示されている。1つは手荷物ケース100の上側についており、1つは手荷物ケース100の右側についている。固定ハンドル118は手荷物ケース100を持ち上げたり搬送したりするのに使用されてよい。勿論、2つの固定ハンドル118よりも多いか又は少ないハンドルが手荷物ケース100についていることもあり得る。固定ハンドル118を手荷物ケース100の主収納部104上に配置することで、一つ又は複数の固定ハンドル118で手荷物ケース100を持ち上げたり運んだりするための十分な支持を提供しうる。
図2は図1に示す手荷物ケース100の背面斜視図であり、図3は図1に示す手荷物ケースの側面図であり、図4は図1に示す手荷物ケースの正面図である。
図5には、内壁120と外壁124を有する補助又はラップトップ用収納部110内にラップトップ用吊下げアクセスシステム130を持った、図1の手荷物ケース100の部分切り欠き斜視図が示されている。この構成において、システムはラップトップ180を収納し得る(吊下げアクセスシステム130に固定されたラップトップ180を表す、図5の破線を参照)。ラップトップ用吊下げアクセスシステム130は、少なくともいくつかがラップトップ用収納部の壁に結合し得る複数のストラップ132、136、140、144を備えていてもよい。一実施例では、ストラップは織物、ナイロン、ウェビングテープなどで造られていてよい。別の実施例では、ストラップは弾性材料を含んでいて、弾力性を持っていてもよい。一般にストラップは、ラップトップを収納し支持するのに好適な、一つ又は複数の異なる種類の材料を含んでいてよい。
図5を参照すると、第1のストラップ132の第1の端部133が、補助又はラップトップ用収納部110の上部の中心にある内壁120(例えば主収納部104に最も近い壁)の上部縫い目に連結されていてよい。この上部縫い目は実施例のいくつかではパイプ構造121によって強化されており、第1のストラップ132の第1の端部133は、パイプ構造121へ又はパイプ構造121に沿って連結されていてもよい。これに代わって、第1のストラップの第1の端部は手荷物ケースの外側に連結されていてもよいし、あるいは補助収納部の内部の壁に連結されていてもよい。第2のストラップ136の第1の端部137と、第3のストラップ140の第1の端部141は外壁(例えば、主収納部から最も離れた、補助又はラップトップ用収納部の壁、あるいは内壁120の反対側の壁)の内面に連結されていてもよい。これらの端部は横方向に離間した位置に取り付けられ、例えば、補助収納部の外壁の横幅を3等分してもよいし、あるいは不等間隔としてもよい。例えば図5においては、第1のストラップ132の第1の端部133が補助収納部の両側端間の中央に位置する垂直軸を画定し、第2のストラップ136の第1の端部137が補助収納部110の左端と垂直軸とのほぼ中央の外壁124に連結され、第3のストラップ140の第1の端部141が補助収納部110の右端と垂直軸とのほぼ中央の外壁124に連結されてもよい。この特定のストラップ配置は、収納部に収容されたラップトップに対して、中心垂直軸の周りにほぼ等間隔の支持を提供する。
ある実施例においてストラップは、補助又はラップトップ用収納部110の内壁120と外壁124への連結が恒久的に固定されてもよいし、また別の実施例において、一つ又は複数のストラップ132、136、140が壁面に調節可能に連結されてもよい。ストラップ132、136、140の長さ、並びにストラップ132、136、140の垂直位置に関しては以下でより詳細を説明する。
第1、第2、第3のストラップ132、136、140は、手荷物ケース100のそれぞれ内壁120と外壁124に対していくつかの異なる方法で連結されてよい。上に述べたように、第1のストラップ132の第1の端部133は、パイプ構造121で強化された上部縫い目に沿って内壁120へ連結されてよい。別の実施例では、第1のストラップ132の第1の端部133は、縫い目から離れた点において内壁120の内面に連結されてよい。更に、実施例のあるものでは、内壁120は裏張りを含んでいてもよく、このような実施例においては、第1のストラップ132の第1の端部133は(縫い目の位置であれ、縫い目から離れた位置であれ)この裏張りを通して内壁120に連結されてもよいし、あるいは第1のストラップ132の第1の端部133が裏張りに連結されてもよい。
第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141は、ある実施例においては、補助又はラップトップ用収納部110の側部の縫い目から離れた点において、補助又はラップトップ用収納部110の外壁124の内側に連結されてよい。また、外壁124に裏張りがある場合には、第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141は、裏張りに連結されてもよいし、裏張りを通して連結されてもよい。更に別の実施例において、裏張りには開口部又は切込みがあって、そこを通して、第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が配置されて外壁に連結されてもよい。またある実施例においては、第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141は外壁124を介して、例えば前ポケットの収納部112の内部に延びている鋲に連結されてもよい。またある実施例においては、外壁124は一つ又は複数のスリット又は開口を含み、そこから第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が貫通していてもよい。この場合、第2と第3のストラップ136、140は、外壁124の外側に連結されるか、前ポケットの収納部112の外壁に連結されるか、または相互に連結されるかであってよい。一般的に、第1、第2、第3のストラップ132、136、140は、手荷物ケース100のそれぞれ内壁120と外壁124に対して(または、そこを貫通して)任意の好適な方法で連結されてもよい。
第2のストラップ136の第2の端部138と第3のストラップ140の第2の端部142は、交差部146において第1のストラップ132の第2の端部134と連結してもよい。ある実施形態においては、第2のストラップ136の第2の端部138と第3のストラップ140の第2の端部142は、少なくとも部分的に互いに重なり合って等脚台形の形をした交差部146又はインタフェースを形成し、そこへ第1のストラップ132の第2の端部134が連結されてもよい。第1のストラップ132の第2の端部134は交差部146の上側又は下側のいずれで交差部146に連結されてもよい。また、第4のストラップ144が交差部146に同様に連結されてもよい。台形の交差部146は、台形をした強化部材(ポリプロピレン板やアルミニウムシートなど)で補強され、その片側又は両側を例えばカバー(PVCビニルのパッチや皮革のパッチなど)で覆われてもよい。第1、第2、第3及び第4のストラップ132、136、140、144、並びに任意の強化部材又はカバーは、これに限定されるものではないが、縫込みや接着などを含む任意の好適な手段で連結されてよい。
図5に示すように、第4のストラップ144はある実施形態においては、プルタブであってよい。例えば、第4のストラップ144は輪になっていて、ストラップ144の両端が交差部146に連結されていてもよい。別の実施形態において、第4のストラップ144の一端のみが交差部146に連結され、それによって第4のストラップのもう一方の端部が自由となっていてユーザがラップトップ180を引き上げるのに利用できるようになっていてよい。これに関しては以下で更に詳細を述べる。
第1のストラップ132、第2のストラップ136、第3のストラップ140、第4のストラップ144が全体として吊下げアクセス構造130を形成し、これによってユーザは手荷物ケース100の内部にラップトップ180(またはラップトップケース182)を調節可能に固定し、かつ手荷物ケースの中から固定されたラップトップを便利に取り出すことが可能となる。
図6は、図1の手荷物ケース100の部分切欠き斜視図であり、ラップトップ用吊下げアクセスシステム130のストラップ132、136、140、144が、第4のストラップ144に上向きに力Fを掛けた結果として持ち上げられている状態である。この持ち上げられた位置においては、システム130は、ユーザがラップトップ180を掴んで補助又はラップトップ用収納部110から取出すことができる構成となっている(ユーザが掴める状態となったラップトップ180を示す、図6の破線を参照)。
次に、図5〜8を参照して、ストラップ132、136、140、144の垂直方向の配置と長さに関して説明する。実施例のあるものにおいては、第1のストラップ132は第4のストラップ144よりもわずかに、例えば2cmだけ長くなっていてよい(第4のストラップ144が自分自身の上に折りたたまれてプルタブを形成している場合、また第4のストラップの一端が自由端となっている場合を含む)。これは、ラップトップ180が収納部110内に固定されているときに第4のストラップ144が補助又はラップトップ用収納部110内部に取り込まれるようにし、またラップトップ180を取り出す際に
第4のストラップ144がラップトップ180の上部よりも上に延びるようにして、ユーザが第4のストラップ144を引っ掛けやすくするようにする。第4のストラップ144と第1のストラップ132はラップトップ180を十分に持ち上げられるだけの長さがあって、ユーザがラップトップ180を掴んでラップトップ用収納部110から取り出すことができるようになっていてよい。
また図5〜8において、第2のストラップ136の第1の端部137と第3のストラップ140の第1の端部141は、ラップトップ用収納部110の外壁124上の(補助又はラップトップ用収納部110の底部から測って)垂直方向に第1のストラップ132の長さより例えば2cm高い、位置に連結されてもよい。すなわち、第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が外壁124に連結される高さは、第1のストラップ132の長さより長くてよい。この相対的な長さによって、ラップトップを載せた場合に、サスペンションの底部が収納部の底部に係合することが防止される。
また、第2と第3のストラップ136、140の長さは、補助又はラップトップ用収納部110の高さと大体同じであってよい。第2と第3のストラップ136、140の長さが、補助又はラップトップ用収納部110の高さとほぼ等しく、また第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が外壁124と連結される高さが第1のストラップ132の長さよりも大きい実施例においては、その構成によって、ラップトップ180を固定したときに第2と第3のストラップ136、140がハンモック型の停止場所を形成し、ラップトップ180は第2と第3のストラップ136、140上の、収納部の底部よりも上方の位置に吊るされる。これは吊り下げ間隙150を与え、ラップトップがラップトップ用収納部110あるいは手荷物ケース100の底部と直接的な接触をしないようにする。そうしてラップトップ180(または他の電子装置)の内部にある繊細な部品を、このようになっていない場合に手荷物ケースの落下や輸送に起因して生じ得る損傷から保護することに役立つ。ストラップを側壁から吊るすことにより、バッグが落下した場合の重力はストラップが動作可能に取り付けられている側壁の弾力性によって減衰ないしは緩和されて、このクッション効果がラップトップの保護に役立つ。特別なクッション材料は必要としない。一般に、第2と第3のストラップ136、140が、補助又はラップトップ用収納部110の高さとほぼ同じである場合には、この吊下げ間隙は、第2と第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が補助又はラップトップ用収納部110の外壁124に連結される地点の高さと、第1のストラップ132の長さとの差にほぼ等しくなる。
図5〜8に示されているように、第2のストラップ136と第3のストラップ140を、外壁124上の垂直方向に第1のストラップ132の長さよりも高い位置に連結することによって、第4のストラップ144に上向きの力Fがかけられたときに、第4のストラップ144、第1のストラップ132、第2のストラップ136及び第3のストラップ140の間の交差部146もまた上方向に引っ張られる。それによって第2と第3のストラップ136、140が上方向に引っ張られて完全に延び(図6のように)その結果ラップトップ180が第2と第3のストラップ136、140沿いに滑って確実に持ち上げられるようになる。
図5〜8を参照すると、ストラップ132、136、140、144は、実施例のあるものではラップトップ用収納部及び相互との関係によって固定され得るが、別の実施例においては、一つ又は複数のストラップ132、136、140、144は調整可能であって、その調整可能なことによってユーザが例えばラップトップの吊下げアクセスシステム130の吊下げ間隙150の高さをカスタマイズできるようにしてもよい。ストラップ132、136、140、144のいずれもが調節可能でないとしても、異なる長さのストラップ132、136、140を使用して、そのストラップ132、136、140を補助又はラップトップ用収納部110の異なる垂直高さで連結することで、吊下げ間隙150の高さを制御し得る。例えば、第2と第3のストラップ136、140が、補助又はラップトップ用収納部110の高さより短い場合には、第1のストラップ132の長さ(そして場合によって第4のストラップ144の長さ)を長くして、ラップトップ用吊下げアクセスシステムが第2と第3のストラップ136、140の中間部分にラップトップ180を受け止めて、好適な吊下げ間隙150の上方に吊り下げるようにしてもよい。また、第1、第2、第3のストラップ132、136、140の第2の端部134、137、141が交差部146の上側に連結するか下側に連結するかで、第1、第2、第3のストラップ132、136、140の適切な長さが決まる。
次に図7では、補助又はラップトップ用収納部110内にラップトップ180が吊り下げられた状態の手荷物ケース100の吊下げアクセスシステム130の、図5の線7−7に沿って見た断面図が示されている。この収容され吊り下げられた位置において、ストラップ136、140はラップトップと係合し、ラップトップ180は第2と第3のストラップ136、140によって支えられて安定がはかられる。この位置においてまた、第4のストラップ144はユーザが掴んで引き上げることができるようになっている。ユーザが第4のストラップ144を指で掴んで上に引くと、第2と第3のストラップ136、140がラップトップに対して相対的に滑り、それによって第4のストラップ144が上に引かれるのと同じ速度でラップトップを上に滑らせて、補助又はラップトップ用収納部110の外へ出させる。
図8は、ラップトップ180が持ち上げられた状態の手荷物ケース100の吊下げアクセスシステム130を、図6の線8−8に沿って見た断面図である。この位置において、ユーザはラップトップ180を掴んで、補助又はラップトップ用収納部110から取り出すことができる。
ラップトップ180は、ストラップ132、136、140が(例えば図8のように)持ち上げられているときか、ストラップが(例えば図7のように)吊下げ位置にあるときのいずれかにおいて、ラップトップ用収納部の中へ挿入できる。ラップトップ180が挿入されるときにストラップ132、136、140が持ち上げられている場合には、ラップトップ180が収納部110内に挿入されてストラップ136、140を押し下げるのに従って、第2と第3のストラップ136、140がラップトップ180に対して相対的に滑り、最終的にラップトップ180が補助又はラップトップ用収納部110内に吊り下げられる。ラップトップ180が挿入されるときにストラップ132、136、140が吊下げ位置にある場合には、ラップトップ180が第2と第3のストラップ136、140に沿って下方向に滑り、最終的に収納部110内に吊り下げられて固定される。
図9には、補助又はラップトップ用収納部110が部分的に開放され、ラップトップケース又はカバー182に入れられたラップトップ180がラップトップ用収納部110内に固定されている状態が示されている。また、第4のストラップ144も見えており、これによりユーザはラップトップケース182を取り出すことができる。この構成では、ラップトップ用吊下げアクセスシステム130は前述の図5と図7に示すようにラップトップ用収納部110の中に折り畳まれている。
図10A〜10Cには、本明細書で記述したラップトップ用吊下げアクセスシステム130を利用して、図1に示す手荷物ケース100のラップトップ用収納部110からラップトップケース182を取り出す方法を示している。図10Aはユーザが第4のストラップ144を指で掴んだ状態を示している。第4のストラップ144に上向きの力Fをかけて、ストラップ132、136、140、144の間の交差部146を上に引き上げ、それに沿って第2と第3のストラップ136、140、並びにラップトップケース182を引き上げる。より具体的には、第4のストラップ144が引き上げられるのに伴って、第1、第2、第3、第4のストラップ132、136、140、144の間の交差部146が上に引っ張られ、交差部146に連結された第2、第3のストラップ136、140の第1の端部137、141が上に引っ張られる。これによりラップトップケース182が第2、第3のストラップ136、140の最下点に対して摺動させられてラップトップケース182がラップトップ用収納部110から部分的に引き出される。そうしてユーザがラップトップケース182を掴んで、補助又はラップトップ用収納部110から取り出すことが可能となる。第4のストラップ144が上に引かれると、第2と第3のストラップの最下点は収納部内で持ち上げられ、ストラップがラップトップを上に移動させて収納部の外に出すのに伴って吊下げ間隙が増大する。
図10Bには、ラップトップ用吊下げアクセスシステム130のストラップ132、136、140、144が完全に延びた状態が示されている。これによりユーザはラップトップケース182を掴んで補助又はラップトップ用区画から取り出すことができる。なお、ストラップを完全に引き延ばさない状態でも、ラップトップを収納部から取り出すことができるように考慮されている。
図10Cは、ラップトップケース182がラップトップ用収納部110から取り出された後の延びた状態の、ラップトップ用吊下げアクセスシステム130のストラップ132、136、140、144を示している。
図5及び6に示した本システムに対し多くの変形及び変更が可能である。例えば前述したように、第1のストラップ132は外壁124の内側に連結されてもよいし、その一方で第2ストラップ136と第3のストラップ140は内壁120の内側に連結されてもよい。ある実施形態においては、これも前述したように、ストラップ132、136、140は内壁120と外壁124を貫通して延伸し、他の壁又は他の支持構造に連結されてもよい。また、一つ又は複数のストラップは壁外縁の縫い目に連結されてもよいし、あるいは一つ又は複数のストラップは、頂部、底部、側部の縫い目のいずれからも離れた、収納部110の壁の中央部分に連結されてもよい。
ストラップ132、136、140、144は、(ナイロンなどの)織物、ひも、ケーブル、チェーン、又はこれらの材料の組み合わせでできていてもよい。ストラップは可撓性部材を備えていて弾性的または部分弾性的であってよいし、又は弾性的でなくてもよい。また、ストラップを使う代わりに、一片の織物が使用されてもよい。例えば、第1の織物片(ナイロンであってもよい)が第2、第3のストラップの代わりに使用され、また第2の織物片が第1のストラップの代わりに使用されてもよいし、そのいずれか片方であってもよい。また、第2、第3のストラップ136、140の代わりに、1つの幅の広い(ラップトップ又はラップトップケースを支持し、均衡をとるのに十分広い)ストラップを用いてもよい。更には、第2のストラップ136と第3のストラップ140の両方又は片方が、ラップトップ180又はラップトップケース182と係合する部材を持っていてもよい。ストラップは、所望によって摩擦を低減させる材料又は摩擦を増大させる材料で被覆されていてもよい。この摩擦を制御する材料はストラップの異なる部分に異なる目的で適用されてもよい。
ある実施形態においては、ラップトップ及び吊下げシステム130は調節可能であってよい。例えば、ラップトップ及び吊下げシステムの少なくとも一部を構成する、一つ又は複数のストラップ132、136、140は、補助又はラップトップ用収納部110の内壁120又は外壁124(あるいは1つの側壁でもよい)に調節可能に連結されてもよいし、又は別の支持構造に調節可能に連結されてもよい。実施例のあるものにおいては、ストラップ同士の交差部146が調節可能であってよい。ストラップ132、136、140、144、又は交差部146は、ベルクロ(商標)ファスナー、ボタン、タブとスロット、バックルあるいはそのほかの任意の調節機構によって調節可能であってよい。他の実施例においては、一つ又は複数のストラップ132、136、140、144、又は交差部146は調節可能でなく、固定されていてもよい。一つ又は複数のストラップ132、136、140、144、と交差部146の両方又は片方が調節可能であることにより、吊下げアクセスシステム130は違う寸法のラップトップ180およびそのほかの物品を収容できる。例えば、システムは、ユーザのある旅行の時には大きなラップトップを吊下げ及びアクセス可能とし、別の旅行の時には適切な調節をした後に、小さな電子ブックリーダの吊下げ及びアクセスを可能とし得る。
さらに、ラップトップ又は補助用収納部110は手荷物ケース100の前方収納部内に配置される必要はなく、例えば、手荷物ケース100の中央又は後方の収納部内に配置されてもよい。また、ラップトップ用吊下げアクセスシステム130は、多くの異なる種類の手荷物ケースに使用されてもよい。例えば、はるかに大きな手荷物ケースとか、図5、6に示したものとは種類の異なる手荷物ケースとかである(ダッフルバッグ、ガーメントバッグ、リュックサック、直立型手荷物ケース、ラップトップ又はラップトップケースの高さの2倍の手荷物ケース、など)。更に、吊下げアクセスシステム130は、(図5、6に示すように)縦向きであってよいし、あるいは、横向き、上下逆転、その他の任意の向きであってもよい。
また、前述したように、吊下げアクセスシステム130はラップトップコンピュータ180以外の、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、電子ブックリーダ、ラップトップと同じようなアスペクト比を有する物品などに対して使用されてもよい。更には、エレクトロニクス製品ではない物品、例えば本や、その収納部に入る任意のその他の物品などが吊下げアクセスシステムに配置されてもよい。本明細書において“ラップトップ”という用語は、これらのその他の物品も適宜含まれるように解釈されることが意図されている。
ある実施形態においては、ラップトップ180やその他の物品(特にそれが大きい場合)を上記のストラップ132、136では吊り下げられないが、ラップトップ用収納部110の下面又は床面にあるストラップ上に置くことができる場合がある。ただしこの場合には、第4のストラップ144はいまだアクセス可能であって、ユーザが操作してラップトップあるいは別の物品を収納部から取り出すことを支援できる。例えば、ラップトップ用収納部110の下面あるいは床面が衝撃吸収材料を含む場合には、ラップトップ180をその衝撃吸収材料の上に安全に置くことが可能であり得る。これらの実施例ではシステム130は必ずしもラップトップ180を吊り下げはしないが、それでもなおラップトップにアクセスして補助又はラップトップ用収納部110から取り出すために使用できる。
ラップトップ用吊下げアクセスシステムの更に別の変形として、1本のストラップのみが補助又はラップトップ用収納部の外壁に連結されてもよい。この1本のストラップは補助又はラップトップ用収納部の外壁の、第2の壁の横方向幅のほぼ中間点に連結され、ラップトップ用吊下げアクセスシステム内に配置されるラップトップ又はそのほかの物品の重心のおおよそ下側になるように配置されてもよい。そのような実施例において、補助又はラップトップ用収納部の側壁は、ユーザがプルタブ又はその他のストラップを作動させると、(ストラップが物品の重心の厳密に下側になくても)収納部から物品が出るのを案内するようになっていてもよい。
本明細書において構造と方法の様々な実施形態及び変形を開示した。それが適切な場合には、共通の構造と方法の特徴に対して共通の参照番号及び用語が用いた。しかし、説明を目的として、類似または同様の構造または方法の要素に対して場合によっては唯一の参照番号及び用語を使用した。したがって、類似または同一の構造または方法要素に対して、共通あるいは異なる参照番号や用語を使用することは、本明細書において記述した以上の類似性または差異を示すことを意図するものではない。
「前方(front)」、「中間(middle)」、「後方(rear)」、「後ろ(back)」、「上側(upper)」、「下側(lower)」、「頂部(top)」、「底部(bottom)」、「左(left)」、「中央(center)」、「右(right)」、「側部(side)」という参照表現、並びにそのほかの任意の相対的な位置又は方向を表す表現は、説明した特定の実施形態を読者が理解する助けとなる一例として与えられたものである。これらは、特許請求の範囲に明記されない限りは、特に本発明の位置、方向、又は利用に関する要求または制限として理解されるべきではない。接続に関する参照用語(取り付ける、連結する、接続する、結合する、など)は、広義に理解されるべきであって、要素同士の接続、及び要素同士の相対運動の間に中間的な部材が含まれていてもよい。そのように、接続を表す参照用語は、特許請求の範囲に明記されない限り、必ずしも2つの要素が直接接続されているとか、相互に固定関係にあることとかを示すものではない。ある例では、部品は、特定の特性を持つか又はほかの部分に結合された“端部”という用語で記述される。当業者であれば、開示された実施形態は、他の部分との接続点を越えると直ちに終端となる部品に限定されるわけではないことを理解するであろう。
本発明による装置および関連する方法は、特定の実施形態を参照して記述した。したがって、上記の記述は説明のためのものであって、制限するためのものではない。これにより、実施形態のすべての変更、変形、修正は、添付の特許請求の範囲で規定される本発明の範囲内にあることが意図されている。本明細書において直接的又は間接的に説明された方法において、様々なステップと操作が1つのあり得る操作順序において記述されているが、当業者であればステップと操作は、開示された実施形態の精神と範囲から必ずしも乖離しないで、再編成、交換、又は削除されうることを理解するであろう。

Claims (26)

  1. 物品を収納し、第1の壁と第2の壁を有し、底壁と前記底壁の反対側に開口部を画定する収納部と、
    前記収納部内に少なくとも部分的に配置された吊下げアクセスシステムと、
    を備える手荷物ケースであって、
    前記吊下げアクセスシステムは、
    全てが共に連結された第1のストラップ、第2のストラップ、第3のストラップ及び第4のストラップと、
    前記収納部の前記第1の壁の上方部分に連結された前記第1のストラップの第1の端部と、
    前記収納部の前記第2の壁の前記底壁の上方に連結された、前記第2のストラップの第1の端部と、
    前記収納部の前記第2の壁の前記底壁の上方に連結された、前記第3のストラップの第1の端部と、
    交差部において第4のストラップに連結された、前記第1のストラップの第2の端部、前記第2のストラップの第2の端部及び前記第3のストラップの第2の端部と、
    を備え、
    前記第2と第3のストラップは物品を吊り下げるように構成され、かつ前記第1と第4のストラップは前記第4のストラップに力を掛けて前記物品を取り出せるように構成された、手荷物ケース。
  2. 前記第1の壁は前記手荷物ケースの主収納部に隣接し、かつ前記第2の壁は前記第1の壁の反対側にある、請求項1に記載の手荷物ケース。
  3. 前記ストラップは弾性材料から成る、請求項1〜2のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  4. 前記第4のストラップはプルタブである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  5. 前記収納部の第1の壁の上方部分に配管の一部が連結されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  6. 前記第1のストラップの第1の端部は前記配管の一部に連結されている、請求項5に記載の手荷物ケース。
  7. 前記第1と第2と第3のストラップが前記底壁の上方に吊下げ間隙を与え、前記物品がその位置で吊り下げられるようになった、請求項1〜6のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  8. 前記吊下げ間隙は約2cmである、請求項7に記載の手荷物ケース。
  9. 前記第1のストラップは長さを調節可能である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  10. 前記第1のストラップの前記第1の壁への連結は調節可能である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  11. 前記第2のストラップと前記第3のストラップは長さを調節可能である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  12. 前記第2のストラップと前記第3のストラップの前記第2の壁への連結は調節可能である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
  13. 手荷物ケースの製造方法であって、
    第1のストラップの第1の端部を前記手荷物ケースの内部収納部の第1の壁に連結し、
    第2のストラップの第1の端部を前記内部収納部の、前記第1の壁の反対側の第2の壁に連結し、
    第3のストラップの第1の端部を前記内部収納部の前記第2の壁に連結し、
    前記第1のストラップの第2の端部、前記第2のストラップの第2の端部、前記第3のストラップの第2の端部及び第4のストラップを、交差部において連結する、
    ステップを含み、
    前記第2と第3のストラップは、第1の構成において物品を前記内部収納部内に吊り下げ、前記第4のストラップに力を掛けて前記物品を取り出せるように構成されている、方法。
  14. 前記第4のストラップはプルタブである、請求項13に記載の方法。
  15. 前記第4のストラップの第1の端部は前記交差部に連結され、前記第4のストラップの第2の端部は自由となっている、請求項13に記載の方法。
  16. 前記内部収納部の外縁の少なくとも一部の周りにジッパーを連結することをさらに含む、請求項13〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記第1のストラップの第1の端部は、前記内部収納部の第1の壁に配管部分に沿って連結されている、請求項13〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記第2のストラップの第1の端部と前記第3のストラップの第1の端部は、縫込みにより前記第2の壁に連結されている、請求項17に記載の方法。
  19. 前記交差部は台形をしており、前記第1のストラップの第2の端部、前記第2のストラップの第2の端部、前記第3のストラップの第2の端部及び前記第4のストラップは、縫込みによって前記台形の交差部に連結されている、請求項13〜18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 手荷物ケース内のラップトップの支持とアクセスのシステムであって、
    収納部を有するケースであって、前記収納部が開放部と開放部の反対側部分、及び第1の支持構造と第2の支持構造を有する、ケースと、
    相互に動作可能に係合された、少なくとも1つの可撓性部材の複数の延長部分と、
    前記第1の支持構造に係合する少なくとも1つのストラップの一端と、
    前記第2の支持構造に係合する少なくとももう1つのストラップの一端と、
    を備え、
    前記第1の支持構造または第2の支持構造への係合の少なくとも1つは調節可能であり、第1の格納位置において、前記少なくとも1つの可撓性部材の前記複数の延長部と前記ラップトップとは、前記収納部内にあり、前記ラップトップと前記収納部の前記部分との間に位置し、第2の引出位置において、前記少なくとも1つの可撓性部材の前記複数の延長部と前記ラップトップとは前記収納部の実質的に外部に位置する、システム。
  21. 前記延長部が前記ラップトップを前記部分の上方に吊り下げる、請求項20に記載のシステム。
  22. 前記係合は前記支持構造上において調節可能である、請求項20または21に記載のシステム。
  23. 物品を収納し、第1の壁と第2の壁を有し、底壁とその底壁の反対側に開口部を画定する収納部と、
    前記収納部内に少なくとも部分的に位置する、吊下げアクセスシステムと、
    を備える手荷物ケースであって、
    前記吊下げアクセスシステムは、
    全てが共に連結された第1のストラップ、第2のストラップ及び第3のストラップと、
    前記収納部の第1の壁の上方部分に連結された前記第1のストラップの第1の端部と、
    前記収納部の第2の壁の、前記底壁の上方に連結された前記第2のストラップの第1の端部と、
    交差部において前記第3のストラップに連結された、前記第1のストラップの第2の端部と前記第2のストラップの第2の端部と、
    を備え、
    前記第2のストラップは物品を吊り下げるように構成され、前記第1と第3のストラップは前記第3のストラップに力を掛けて前記物品を取り出せるように構成された、手荷物ケース。
  24. 前記第2のストラップの第1の端部は、前記第2の壁の横方向寸法のほぼ中間点において、前記第2の壁に連結されている、請求項23に記載の手荷物ケース。
  25. 前記第2のストラップの第1の端部は、前記物品の重心よりもほぼ下となるように前記第2の壁に連結されている、請求項23または24に記載の手荷物ケース。
  26. 前記収納部の第1と第2の側壁は、ユーザが前記第3のストラップを作用させるときに前記物品を前記収納部の外へ案内するように構成されている、請求項23〜25のいずれか一項に記載の手荷物ケース。
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