JP2014235209A - ガンマ調整方法及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示可能とする。
【解決手段】ガンマ調整方法は、画面に対して設定されたM×Nの座標に含まれる所定の基準座標についてガンマ調整を行ない、M×Nの各座標について最大輝度値及び中間輝度値を計測し(S3,S4)、M×Nの各座標についてS4で計測した中間輝度値をS3で計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出し(S5)、算出した輝度正規化値に基づいて、M×Nの各座標毎に、基準座標の輝度正規化値とM×Nの各座標の輝度正規化値との差分で示される輝度ずれを算出し(S6)、算出したM×Nの各座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正値の中から、M×Nの各座標毎のガンマ補正値を決定し(S7)、このガンマ補正値をM×Nの各座標に対応付けて表示装置に記憶させる(S8)。
【選択図】図6
【解決手段】ガンマ調整方法は、画面に対して設定されたM×Nの座標に含まれる所定の基準座標についてガンマ調整を行ない、M×Nの各座標について最大輝度値及び中間輝度値を計測し(S3,S4)、M×Nの各座標についてS4で計測した中間輝度値をS3で計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出し(S5)、算出した輝度正規化値に基づいて、M×Nの各座標毎に、基準座標の輝度正規化値とM×Nの各座標の輝度正規化値との差分で示される輝度ずれを算出し(S6)、算出したM×Nの各座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正値の中から、M×Nの各座標毎のガンマ補正値を決定し(S7)、このガンマ補正値をM×Nの各座標に対応付けて表示装置に記憶させる(S8)。
【選択図】図6
Description
本発明は、ガンマ調整方法及び表示装置に関し、より詳細には、表示装置のガンマを調整するガンマ調整方法及び該方法によりガンマ調整される表示装置に関する。
従来、薄型表示装置の一つである液晶テレビの生産ラインでは、ガンマ調整が行われている。一般的には、液晶テレビのガンマ(γ)はCRTと同じ2.2に調整される。通常のガンマ調整では、液晶パネルの画面中央にて複数階調(例えば10階調程度)についてガンマ値の調整を行い、そのガンマ値が画面全体のガンマ値として設定される。
上記のガンマ調整方法について簡単に説明する。まず、液晶パネルの画面中央に所定の計測器をセットし、映像信号の所定の入力階調に対して、液晶パネルの画面中央の輝度(及び色度)を測定する。そして、この測定値が目標値になるように、ガンマを調整し、ガンマ変換用のLUT(ルックアップテーブル)を作成する。
例えば、図11(A)に示すように、映像信号の複数階調(0〜255:1点,2点,3点,・・・,S点)に対して、画面輝度(cd/m2)を測定しながら、測定値が目標値になるようにガンマ調整を行なう。この際、ガンマ調整の精度を上げるには、ガンマ調整する入力階調を増やし、測定点を多くすればよい。このようにしてガンマ調整された入力階調間は、直線補間などの方法により中間値が設定され、入出力特性を示すガンマカーブが決定される。
上記のガンマカーブによる変換は、例えば、図11(B)に示すように、RGBそれぞれ独立にLUTを用いて実現される。このLUTは、液晶テレビのROM(Read Only Memory)あるいはRAM(Random Access Memory)に格納され、入力階調(Rin,Gin,Bin)を、出力階調(Rout,Gout,Bout)に変換する。つまり、RGBそれぞれの入力階調をアドレスとして、LUTが参照され、出力階調(ガンマ調整後の階調)が決定される。
一方、液晶パネルでは、映像信号の入力階調(8ビットの場合、0〜255)をデジタル/アナログ変換し、その電圧値により液晶素子の傾きを制御し、光量を調整する。ところが、液晶などの表示素子は、その製造過程から同じ液晶パネル内であっても画素を構成するTFT(Thin film Transistor)などの特性が異なる。このため、同一電圧を印加したとしても液晶素子の傾きが異なってしまい、これにより光の透過量に差が生じてしまう。換言すれば、入力階調が同一で位置が異なる画素の場合、液晶素子の傾きがばらつくため、画素位置によって光量が同じにならない。つまり、同一の入力階調であるにも係らず、液晶パネル内の画素位置によって光量が異なり、この結果、表示が不均一になるという問題があった。
これに対して、例えば、特許文献1には、画面をM×Nの複数領域に分割し、各領域で異なるガンマ特性で補正を行う技術が開示されている。具体的には、画面をM×Nの複数領域に分割し、M×N毎にガンマ調整点を設け、それぞれの領域のガンマ特性を算出しておく。そして、表示装置は表示処理する映像信号の座標を管理し、その座標がM×Nのどの領域に対応するかを判定し、判定した領域のガンマ特性を選択して処理を行う。これにより、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず均一な表示出力を行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、M×Nの各領域毎にLUTが必要となるため、調整領域を増やすと、それだけ回路規模が増大してしまう。例えば、9つの調整領域であれば、各調整領域毎に1つ、合計9つのLUTを用意しなければならない。また、入力階調の調整点の数をSとすると、M×N×Sの調整が必要となるが、より精度の高いガンマ調整を行うためには、これらM,N,Sを増加させることになり、その分だけ調整時間を増大させてしまう虞があった。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示可能とするガンマ調整方法及び該方法によりガンマ調整される表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、表示装置のガンマを調整するガンマ調整方法であって、前記表示装置の画面に対して複数の調整対象座標を設定する座標設定ステップと、所定の基準座標についてガンマ調整を行ない前記表示装置の基準ガンマ値を決定するガンマ調整ステップと、
前記複数の調整対象座標について最大階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の最大輝度値を計測する最大輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について中間階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の中間輝度値を計測する中間輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について前記中間輝度値計測ステップで計測した中間輝度値を前記最大輝度値計測ステップで計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出する輝度正規化値算出ステップと、該輝度正規化値算出ステップで算出した輝度正規化値に基づいて、前記複数の各調整対象座標毎に、前記基準座標の輝度正規化値と前記複数の各調整対象座標毎の輝度正規化値との差分または比率で示される輝度ずれを算出する輝度ずれ算出ステップと、該輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正差分値の中から、前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を決定するガンマ補正差分値決定ステップと、該ガンマ補正差分値決定ステップで決定したガンマ補正差分値を、前記複数の各調整対象座標に対応付けて前記表示装置に記憶させるガンマ補正差分値記憶ステップとを備えたことを特徴としたものである。
前記複数の調整対象座標について最大階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の最大輝度値を計測する最大輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について中間階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の中間輝度値を計測する中間輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について前記中間輝度値計測ステップで計測した中間輝度値を前記最大輝度値計測ステップで計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出する輝度正規化値算出ステップと、該輝度正規化値算出ステップで算出した輝度正規化値に基づいて、前記複数の各調整対象座標毎に、前記基準座標の輝度正規化値と前記複数の各調整対象座標毎の輝度正規化値との差分または比率で示される輝度ずれを算出する輝度ずれ算出ステップと、該輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正差分値の中から、前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を決定するガンマ補正差分値決定ステップと、該ガンマ補正差分値決定ステップで決定したガンマ補正差分値を、前記複数の各調整対象座標に対応付けて前記表示装置に記憶させるガンマ補正差分値記憶ステップとを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記予め定められた複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれの値とを比較することにより、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれを判定し、該判定した補正輝度ずれに応じたガンマ補正差分値を決定し、前記複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれは、前記複数の各ガンマ補正差分値と前記基準ガンマ値との差分から補正ガンマ値を算出し、該算出した各補正ガンマ値について、映像信号の少なくとも中間階調域の入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値に対する補正輝度正規化値を算出する補正輝度正規化値算出ステップと、該補正輝度正規化値算出ステップで算出した補正輝度正規化値に基づいて、前記各ガンマ補正差分値毎に、前記基準ガンマ値での補正輝度正規化値と前記各補正ガンマ値での補正輝度正規化値との差分または比率で示される補正輝度ずれを算出する補正輝度ずれ算出ステップとにより求められることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記中間階調域における補正輝度ずれの値は、該補正輝度ずれのピーク値を含み、前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記補正輝度ずれ算出ステップで算出した前記各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれのピーク値とを比較し、前記輝度ずれの値に最も近いピーク値を持つ補正輝度ずれを、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段におけるガンマ調整方法によりガンマ調整される表示装置であって、前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標のガンマ補正差分値を用いてガンマ調整を行うガンマ調整部とを備えたことを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記ガンマ調整部は、前記表示装置に映像信号を表示させる際に表示画素の座標を取得し、前記表示画素の座標と、前記複数の調整対象座標のうちで前記表示画素の座標周辺に位置する周辺座標との距離を算出し、該算出した距離に基づいて、前記記憶部に記憶された前記周辺座標のガンマ補正差分値を重み付けすることにより、前記表示画素のガンマ補正差分値を算出することを特徴としたものである。
本発明によれば、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のガンマ調整方法及び該方法によりガンマ調整される表示装置に係る好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係る表示装置及びガンマ調整装置の構成例を示すブロック図で、図中、10は表示装置、50はガンマ調整装置を示す。表示装置10は、例えば、テレビジョン受像機として例示することができ、以下では、テレビジョン受像機10として説明する。このテレビジョン受像機10は、地上デジタル放送によって伝送される映像音声データと、衛星放送によって伝送される映像音声データとを受信する。各映像音声データを受信するために、テレビジョン受像機10の外部には、地上デジタル放送用アンテナ32及び衛星放送用アンテナ33が設けられている。
地上デジタル放送によって伝送される映像音声データは、地上デジタル放送用アンテナ32から地上デジタル放送チューナ11に供給される。地上デジタル放送チューナ11は、地上デジタル放送における複数チャンネルの中からユーザが指定するチャンネルを選択して、当該チャンネルの映像音声データをセレクタ14に供給する。
衛星放送によって伝送される映像音声データは、衛星放送用アンテナ33から衛星放送チューナ12に供給される。衛星放送チューナ12は、衛星放送における複数チャンネルの中からユーザが指定するチャンネルを選択して、当該チャンネルの映像音声データをセレクタ14に供給する。
テレビジョン受像機10は、さらに、外部入力端子13を備えていてもよい。この外部入力端子13は、HD(Hard Disk)レコーダ、および、BD(Blu-ray(登録商標) Disk)といった外部機器を、テレビジョン受像機10に接続するためのインターフェースである。当該インターフェースは、テレビジョン受像機10が、上記の外部機器から映像音声データを受け付けるものであり、且つ、テレビジョン受像機10と、上記の外部機器とを接続可能な規格に適合しているものである。このようなインターフェースの規格として、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、HDV(High-Definition Video:IEEE1394)などが挙げられる。外部機器がテレビジョン受像機10に接続されている場合、外部機器に記録されている映像音声データは、外部入力端子13を介してセレクタ14に供給される。
ユーザは、視聴したい映像音声データの供給源を、リモコン31、または、図示しない操作パネルを介して、選択することができる。ユーザが操作することによってリモコン31から出力される操作信号は、赤外線受光部21を介して制御部22に供給される。制御部22は、操作信号に基づいて、セレクタ14を制御する。例えば、ユーザがリモコン31を用いて地上デジタル放送の視聴を選択すると、リモコン31は当該操作に対応する操作信号を出力する。制御部22は、当該操作信号を受けて、セレクタ14が映像音声データの入力源として地上デジタル放送チューナ11を選択するように、セレクタ14を制御する。
セレクタ14は、入力源として選択した地上デジタル放送チューナ11からの映像音声データを復号部15に供給する。復号部15は、まず、供給された映像音声データを、映像データ、音声データ、および、文字情報用のデータに分離する。この文字情報用のデータとは、EPG(Electronic Program Guide)およびOSD(On Screen Display)表示用のデータなどを含んでいる。次に、復号部15は、映像データおよび音声データを復号する。復号部15によって復号された音声データは、音声信号処理部16を介してスピーカ17から音声として出力される。
一方、復号部15によって復号された映像データは、映像信号処理部18に供給される。映像信号処理部18は、供給された映像データに対して、A/D変換処理、YI分離処理、IP変換処理、マトリクス変換処理、および、その他の映像処理を必要に応じて適宜実行する。その結果として、映像信号処理部18は、映像データから変換されたRGB信号を画質調整部19に供給する。
画質調整部19は、映像信号処理部18から供給されるRGB各色の信号に対してゲインを調整することによってガンマ調整(ガンマ補正ともいう)を行う。また、画質調整部19において、ホワイトバランス(WB)の調整も実行する構成としてもよい。一般的なガンマ調整の場合、画質調整部19は、供給されるRGB信号に対してガンマ調整を行う際に、ガンマの調整値を参照する。ガンマの調整値は、例えば、不揮発性のメモリ23に格納されている。
ガンマの調整値は、画質調整部19に供給されるRGB信号の入力階調に応じて、R、G、B各信号のゲインを規定するものである。画質調整部19は、供給されるRGB信号の各入力階調と、R、G、B各信号のゲインとを対応付けるものとして、例えば、ルックアップテーブル(LUT)を参照する。以下では、このLUTをガンマ調整用LUTと呼ぶ。なお、ガンマ調整用LUTが格納される場所はメモリ23に限らず、画質調整部19が独自の不揮発性のメモリを備えていてもよい。
画質調整部19によってガンマが調整されたRGB信号はLCDモジュール20に供給され、LCDモジュール20は、ガンマが調整されたRGB信号に対応する映像を表示する。
各テレビジョン受像機10は、製造工場から出荷される前に、本発明の一実施形態に係るガンマ調整方法を用いてガンマが調整される。すなわち、ガンマ調整方法は、テレビジョン受像機10の製造工程の一つとして実行される。ガンマが調整されることによって、ガンマの調整値は、ガンマ調整用LUTとして不揮発性のメモリ23に格納される。なお、例えば、テレビジョン受像機10がユーザの手元に渡った際に、ユーザは好みの階調性を得るためにガンマを調整したいと考える可能性がある。そのため、テレビジョン受像機10のガンマは、リモコン31または操作パネルを介して、ユーザが調整できる構成であってもよい。その際、ユーザにカスタマイズされたガンマの調整値は、別個のガンマ調整用LUTとして不揮発性のメモリ23に格納される構成とすればよい。
また、テレビジョン受像機10は、映像を表示するための表示手段としてLCDモジュール20を備えている。LCDモジュール20は、液晶パネルと、バックライトとを備えている。液晶パネルは、画質調整部19から供給されるRGB信号にしたがって、各サブ画素が備える液晶を駆動する。このことによって、各サブ画素が表示する色の輝度が決定され、その結果、LCDモジュール20には映像が表示される。バックライトとしては、冷陰極管(CCFL)またはLEDを用いることができる。また、CCFLとLEDとを併用してバックライトとすることもできる。
続いて、テレビジョン受像機10のガンマを調整する際に使用するガンマ調整装置50の構成例について、同じく図1を参照して以下に説明する。ガンマ調整装置50は、光検出部51、制御部52、メモリ53、及び出力部54を備えている。
光検出部51としては、一般的に色彩計と呼ばれる装置を用いることができる。この色彩計は、その測定原理から分光式と、刺激値直読式とに大別される。分光式の色彩計は、精度良く輝度及び色度を測定することができるが、測定に要する時間が長いというデメリットがある。一方、刺激値直読式の色彩計は、精度の点で分光式より劣るものの、短時間で輝度及び色度を測定可能であるというメリットがある。テレビジョン受像機10の製造効率を向上させるためには、刺激値直読式の色彩計を光検出部51として用いることが好ましい。
光検出部51は、LCDモジュール20における所定の領域に対して対向する位置に配置される。光検出部51は、LCDモジュール20が出射する光を検出し、所定のR、G、Bの各波長における光強度を信号として制御部52に供給する。制御部52では、以下に説明するガンマ調整方法により基準ガンマ値及びガンマ補正差分値が決定される。制御部52により決定した基準ガンマ値及びガンマ補正差分値は、出力部54に供給され、出力部54は、制御部52から供給された基準ガンマ値及びガンマ補正差分値を、調整用端子24を介してテレビジョン受像機10に供給し、これら基準ガンマ値及びガンマ補正差分値はメモリ23に格納される。
図2〜図5は、本発明によるガンマ調整方法の考え方を説明するための図である。図2の例において、画面上の点P1〜P9にて入力階調(0〜255)に対する輝度値を計測する。なお、このときの液晶パネルは、点P5にて例えばガンマ2.2で調整されているものとする。そして、画面中央に位置する点P5の計測輝度値(このときの最大輝度値は120cd/m2とする)と、点P1〜P9それぞれの計測輝度値との差分(以下、画面輝度差分という)を取ったものを図3に示す。図3において、横軸は映像信号の入力階調(8bit:0〜255)、縦軸は画面輝度差分(cd/m2)を示す。関数f1〜f9は点P1〜P9に対応している。なお、関数f5は点P5に対応しているため、全入力階調に対して画面輝度差分が0となる。
図3の計測結果によれば、画面中央の点P5でのみガンマ調整した場合、同じ入力階調に対して、その他の点P1〜P4,P6〜P9で画面輝度が一定にならない。これは、前述したように、表示素子の特性のバラツキ等に起因するもので、画面上の位置によりガンマ値が一定でないことがわかる。
図4は、図3の計測結果に対して正規化を行った後の計測データの一例を示す図である。図中、横軸は映像信号の入力階調(8bit:0〜255)、縦軸は正規化計測差分を示す。図4の計測データについて図2の例に基づき具体的に説明する。まず、図2の例において、点P1〜P9にて各入力階調の輝度値を最大輝度値で除したものを正規化計測値とする。つまり、
正規化計測値=各入力階調の輝度値(cd/m2)/最大輝度値(cd/m2)…式(1)
となる。なお、最大輝度値は点P1〜P9で等しいものとみなす。
正規化計測値=各入力階調の輝度値(cd/m2)/最大輝度値(cd/m2)…式(1)
となる。なお、最大輝度値は点P1〜P9で等しいものとみなす。
そして、点P1〜P9の正規化計測値に基づいて、画面中央に位置する点P5の正規化計測値と、点P1〜P9それぞれの正規化計測値との差分を取る。この差分が図4の正規化計測差分に相当する。図4において、図3の計測結果と同様に、関数f1〜f9は点P1〜P9に対応している。なお、関数f5は点P5に対応しているため、全入力階調に対して正規化計測差分が0となる。
図5は、ガンマ特性がずれたと仮定したときの理論上の計算結果の一例を示す図である。図中、横軸は映像信号の入力階調(8bit:0〜255)、縦軸は正規化理論差分を示す。まず、図2の例の場合、画面中央に位置する点P5において、以下の式によりガンマ調整される。
Y(IN)=(IN/Ymax)γ …式(2)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値である。つまり、Y(IN)は、入力階調値INを最大階調値Ymaxで除した階調正規化値IN/Ymaxに対して、基準ガンマ値γでガンマ調整したときの補正輝度正規化値である。
Y(IN)=(IN/Ymax)γ …式(2)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値である。つまり、Y(IN)は、入力階調値INを最大階調値Ymaxで除した階調正規化値IN/Ymaxに対して、基準ガンマ値γでガンマ調整したときの補正輝度正規化値である。
ここで、基準ガンマ値γを、例えば、2.2とし、予め定められたガンマ補正差分値Sとして、例えば、±0.02単位で、0.08,0.06,0.04,0.02,0,−0.02,−0.04,−0.06,−0.08とした場合、各ガンマ補正差分値Sと基準ガンマ値γとの差分である補正ガンマ値γ−Sは、2.12,2.14,2.16,2.18,2.20,2.22,2.24,2.26,2.28と算出される。そして、各補正ガンマ値γ−Sについて、映像信号の入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値に対する補正輝度正規化値を算出する。これは、上記式(2)を以下のように変形することで算出することができる。
Y(IN)=(IN/Ymax)γ−S …式(3)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値、Sはガンマ補正差分値、γ−Sは補正ガンマ値である。つまり、Y(IN)は、入力階調値INを最大階調値Ymaxで除した階調正規化値IN/Ymaxに対して、補正ガンマ値γ−Sでガンマ調整したときの補正輝度正規化値である。
Y(IN)=(IN/Ymax)γ−S …式(3)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値、Sはガンマ補正差分値、γ−Sは補正ガンマ値である。つまり、Y(IN)は、入力階調値INを最大階調値Ymaxで除した階調正規化値IN/Ymaxに対して、補正ガンマ値γ−Sでガンマ調整したときの補正輝度正規化値である。
そして、上記により算出した補正輝度正規化値Y(IN)に基づいて、予め定めた各ガンマ補正差分値S毎に、基準ガンマ値(γ=2.2)での補正輝度正規化値Y(IN)と、各補正ガンマ値(γ−S=2.12,2.14,2.16,2.18,2.2,2.22,2.24,2.26,2.28)での補正輝度正規化値Y(IN)との差分を求める。この差分が図5の正規化理論差分に相当する。関数γ1はガンマ補正差分値S=0.08に対応する。以下、関数γ2,γ3,γ4,γ5,γ6,γ7,γ8,γ9はそれぞれガンマ補正差分値S=0.06,0.04,0.02,0,−0.02,−0.04,−0.06,−0.08に対応する。なお、これらの関数γ1〜γ9では、ガンマ補正差分値を±0.02単位として計算しているが、例えば±0.01単位としてもよく、この場合、補間により各関数間の値を求めることができる。
図5の例では、映像信号の全入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値を算出したが、比較対象とする中間階調域の入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値を算出するだけでよい。この中間階調域の範囲としては、特に限定するものではないが、例えば、128±50の範囲の入力階調値とすることが考えられる。
上記において、図4の関数f1〜f9は、映像信号の入力階調と、点P1〜P9における実際の輝度を計測することで求まる正規化計測差分との関係を示したものである。一方、図5の関数γ1〜γ9は、映像信号の入力階調と、式(3)により計算することで求まる理論上の正規化理論差分との関係を示すものである。ここで、正規化計測差分は点P1〜P9における計測(実測)上の輝度ずれとみなすことができ、正規化理論差分はガンマ特性がずれたと仮定したときの計算上の輝度ずれ(以下、これを補正輝度ずれという)とみなすことができる。また、これらの輝度ずれ及び補正輝度ずれは、差分の代わりに比率を用いてもよいが、ここでは、差分を用いた場合を例示して説明するものとする。
図4の関数f1〜f9は、映像信号の入力階調(0〜255)に対して、実際の輝度ずれを測定したものであるが、大凡中間階調付近にピークがくることが分かる。また、図5の関数γ1〜γ9についても、映像信号の入力階調(0〜255)に対して、大凡中間階調付近にピークがくることが分かる。つまり、図4の関数f1〜f9の中間階調付近の特性と、図5の関数γ1〜γ9の中間階調付近の特性とはよく似ているものと考えられる。本実施形態では、この点に着目し、両者の中間階調付近の特性を比較することで、点P1〜P9について最適なガンマ補正差分値を割り当てる処理を行う。なお、図4の関数f1〜f9の中で関数f2,f9などは、中間階調付近にピークがないが、ピークの輝度差分と中間階調の輝度差分との差が小さいことや、図5の関数γ1〜γ9から近似するものを特定することが目的であるため、これらについても同様に中間階調付近の特性により判断するものとする。
具体的には、ガンマ調整装置50は、点P1〜P9の各座標について、表示装置10に最大階調の映像信号が入力されたときの最大輝度値と、表示装置10に中間階調の映像信号が入力されたときの中間輝度値とを計測し、これらの計測結果から図4の輝度ずれ値(つまり、正規化計測差分の値)を求める。すなわち、この輝度ずれ値は、上記の最大輝度値及び中間輝度値により一意に決定されるものであるが、表示装置10に入力する中間階調の映像信号としては、128に限らず、128付近の階調であればよく、例えば150などを用いてもよい。
図5の関数γ1〜γ9は、予め定められた各ガンマ補正差分値毎に、テーブルデータとしてガンマ調整装置50のメモリ53に予め格納しておくことが考えられる。なお、図5の関数γ1〜γ9についても、大凡中間階調付近に補正輝度ずれのピーク値がくるため、このピーク値を含むように、中間階調域(例えば、128±50など)に対応する補正輝度ずれ値(つまり、正規化理論差分の値)のみを格納しておいてもよい。
ガンマ調整装置50は、点P1〜P9の各座標毎の中間階調における輝度ずれ値(図4)と、各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれ値(図5)とを比較することにより、図4の輝度ずれに対応する図5の補正輝度ずれを判定し、判定した補正輝度ずれに応じたガンマ補正差分値を決定する。図5の中間階調域における補正輝度ずれ値が各ガンマ補正差分値毎に複数ある場合には、それぞれについて図4の輝度ずれ値との比較を行い、この輝度ずれ値に最も近い値を持つ補正輝度ずれを選択する。また、より望ましくは、図5に示すように、中間階調域における補正輝度ずれの値は、補正輝度ずれのピーク値を含むため、点P1〜P9の各座標毎の中間階調における輝度ずれ値(図4)と、各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれのピーク値(図5)とを比較し、この輝度ずれ値に最も近いピーク値を持つ補正輝度ずれを、この輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定するようにしてもよい。これによれば、ピーク値との比較だけでガンマ補正差分値を決定することができるため、調整時間をより短縮することが可能となる。
具体的には、図4において、入力階調が例えば128の場合、関数f3,f6の輝度ずれ(正規化計測差分)の値は略同じとみなすことができる。そして、この輝度ずれ値に基づいて、図5の関数γ1〜γ9の中間階調域における補正輝度ずれ(正規化理論差分)のピーク値を参照すると、関数f3,f6の輝度ずれ値は、関数γ3(補正ガンマ値:2.16、ガンマ補正差分値:0.04)のピーク値に最も近いことがわかる。これより、関数f3,f6に対応する点P3,P6は、補正ガンマ値が“2.16”、ガンマ補正差分値が“0.04”と決定できる。このガンマ補正差分値は、点P3,P6に対応付けて表示装置10に記憶される。その他の関数f1(点P1),f2(点P2),f4(点P4),f7(点P7)〜f9(点P9)についても同様の手順でガンマ補正差分値を決定することができる。なお、関数f5(点P5)は、基準ガンマで既に調整されており、補正の必要がないため除外するものとする。
上記において、点P3,P6のガンマは、点P5の基準ガンマ2.2からずれて2.16になっていることを意味する。従って、点P3,P6のガンマを基準ガンマ2.2に合わせるために、表示装置10では以下の式によりガンマ調整を行う。
Yout(IN)=(IN/Ymax)γ−S・(IN/Ymax)S …式(4)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値(ここでは2.2)、Sはガンマ補正差分値(ここでは0.04)、γ−Sは補正ガンマ値(ここでは2.16)である。
Yout(IN)=(IN/Ymax)γ−S・(IN/Ymax)S …式(4)
但し、INは映像信号の入力階調値(0〜255)、Ymaxは映像信号の最大階調値(255)、γは基準ガンマ値(ここでは2.2)、Sはガンマ補正差分値(ここでは0.04)、γ−Sは補正ガンマ値(ここでは2.16)である。
上記の処理を、点P3,P5,P6以外の点P1,P2,P4,P7〜P9についても実行し、各点についてそれぞれのガンマ補正差分値を用いてガンマ調整を行う。なお、点P5については基準ガンマ値を用いてガンマ調整が行われる。表示装置側では、画面中央の点P5で調整した基準ガンマ値(ガンマ調整用LUT)及び各点のガンマ補正差分値のみを保持しておけばよく、各点毎にガンマ調整用LUTを設ける必要がない。これにより、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な輝度で表示することができる。
図6は、本発明によるガンマ調整方法の一例を説明するためのフロー図である。本例は、図1に示すように、ガンマ調整装置50を用いて表示装置10のガンマ調整を行う場合について説明する。まず、ガンマ調整装置50は、表示装置10の画面に対してM×Nの座標を設定する(ステップS1)。例えば、図2に示すように、表示装置10の画面に対して3×3の座標(点P1〜点P9)を設定する。このときの座標情報は、表示装置10及びガンマ調整装置50それぞれに保存される。そして、ガンマ調整装置50は、M×Nの座標に含まれる所定の基準座標についてガンマ調整を行ない表示装置10の基準ガンマ値を決定する(ステップS2)。図2の例の場合、基準座標として、例えば、画面中央に位置する点P5でガンマ調整を行い、調整後のガンマ値を表示装置10の基準ガンマ値とする。本例では基準ガンマ値として“2.2”で調整されるものとする。
なお、上記において、M×Nの行列座標は、本発明の複数の調整対象座標の一例であり、他の任意の座標であってもよいが、M×Nの行列座標とすることで、座標設定を容易にし、ガンマ調整をより効率的に行うことができる。また、画面中央に位置する点P5の座標を本発明の所定の基準座標の一例として示したが、これについても他の任意の座標であってもよい。
次に、ガンマ調整装置50は、M×Nの各座標について最大階調の映像信号が入力されたときの各座標の最大輝度値を計測する(ステップS3)。図2の例の場合、表示装置10には、最大階調の映像信号として(255,255,255)の映像信号が入力され、この映像信号をガンマ2.2で補正後に画面上に表示出力する。ガンマ調整装置50は、このときの画面上の最大輝度値を点P1〜P9についてそれぞれ計測する。
次に、ガンマ調整装置50は、M×Nの各座標について中間階調の映像信号が入力されたときの各座標の中間輝度値を計測する(ステップS4)。図2の例の場合、表示装置10は、中間階調の映像信号として例えば(128,128,128)の映像信号が入力され、この映像信号をガンマ2.2で補正後に画面上に表示出力する。ガンマ調整装置50は、このときの中間輝度値を点P1〜P9についてそれぞれ計測する。なお、中間階調の映像信号としては上記の(128,128,128)に限らず、この中間階調近傍に含まれる映像信号であればよい。
次に、ガンマ調整装置50は、M×Nの各座標についてステップS4で計測した中間輝度値をステップS3で計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出する(ステップS5)。図2の例の場合、ガンマ調整装置50は、上記の輝度正規化値を点P1〜P9それぞれについて算出する。この処理は、制御部52により実行される。ステップS5での処理を計算式で示すと、
輝度正規化値=中間輝度値(cd/m2)/最大輝度値(cd/m2) …式(5)
となる。
輝度正規化値=中間輝度値(cd/m2)/最大輝度値(cd/m2) …式(5)
となる。
次に、ガンマ調整装置50は、ステップS5で算出した輝度正規化値に基づいて、M×Nの各座標毎に、基準座標の輝度正規化値とM×Nの各座標の輝度正規化値との差分または比率で示される輝度ずれを算出する(ステップS6)。図2の例の場合、基準座標を画面中央の点P5としているため、点P5の輝度正規化値と、点P1〜P9それぞれの輝度正規化値との差分または比率を求める。この処理は制御部52により実行される。
次に、ガンマ調整装置50は、ステップS6で算出したM×Nの各座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正差分値の中から、M×Nの各座標毎のガンマ補正差分値を決定する(ステップS7)。そして、ガンマ調整装置50は、ステップS7で決定したガンマ補正差分値を、M×Nの各座標に対応付けて表示装置10に記憶させる(ステップS8)。
上記のステップS7の処理について具体的に説明する。上述したように、ガンマ調整装置50は、図5の関数γ1〜γ9の中間階調域における補正輝度ずれ値をガンマ補正差分値毎にメモリ53に予め記憶している。ガンマ調整装置50は、ステップS6で算出したM×Nの各座標毎の中間階調における輝度ずれ値と、メモリ53に記憶されている各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれ値とを比較し、この輝度ずれ値に最も近い値を持つ補正輝度ずれを、この輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定する。そして、判定した補正輝度ずれに応じたガンマ補正差分値を決定する。
例えば、前述の図4の例で具体的に説明すると、入力階調が128の場合、関数f3,f6の輝度ずれ(正規化計測差分)の値は略同じとみなすことができる。そして、この輝度ずれ値に基づいて、図5の関数γ1〜γ9の中間階調域における補正輝度ずれ(正規化理論差分)のピーク値を参照すると、関数f3,f6の輝度ずれ値は、関数γ3(補正ガンマ値:2.16、ガンマ補正差分値:0.04)のピーク値に最も近いことがわかる。これより、関数f3,f6に対応する点P3,P6は、補正ガンマ値が“2.16”、ガンマ補正差分値が“0.04”と決定できる。その他の関数f1(点P1),f2(点P2),f4(点P4),f7(点P7)〜f9(点P9)についても同様の手順でガンマ補正差分値を決定することができる。なお、関数f5(点P5)は、基準ガンマで既に調整されており、補正の必要がないため除外する。
次に、図1の表示装置10及びガンマ調整装置50によるガンマ調整方法の他の具体例について図7に基づいて説明する。図7の例では、表示装置10の画面に対して5×3の座標を設定するものとする。この5×3の座標をP(x,y)で表すものとし、ガンマ調整は中央点であるP(3,2)で行う。また、入力階調のビット数は0〜255の8bitとする。
まず、P(3,2)で複数の入力階調に対して、ガンマ調整を行う。次に、(255,255,255)の入力階調に対して、P(1,1)〜P(5,3)の各点における最大輝度値を計測し、これをYmax(x,y)とする。また、(128,128,128)の入力階調に対して、P(1,1)〜P(5,3)の各点における中間輝度値を計測し、これをYmid(x,y)とする。
次に、P(1,1)〜P(5,3)の各点において、Ymid(x,y)/Ymax(x,y)−Ymid(3,2)/Ymax(3,2)で示される輝度ずれ値を計算する。そして、この輝度ずれ値に基づいて、予め定められた各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれ値(図5)を参照し、この輝度ずれ値に最も近い値を持つ補正輝度ずれを、この輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定する。補正輝度ずれが決まれば、ガンマ補正差分値は一意に決定される。以下、このガンマ補正差分値をk(x,y)とする。ガンマ補正差分値k(x,y)はP(1,1)〜P(5,3)に対応付けられて表示装置10に記憶される。
図8〜図10は、本発明による表示装置10のガンマ調整処理の一例を説明するための図である。本例では、図1及び図7の構成例に基づいて説明する。表示装置10は、基準ガンマ値γ及び5×3の各座標毎のガンマ補正差分値k(x,y)を記憶する記憶部に相当するメモリ23と、メモリ23に記憶された基準ガンマ値γ及び5×3の各座標のガンマ補正差分値k(x,y)を用いてガンマ調整を行うガンマ調整部に相当する画質調整部19とを備える。
上記において、表示装置10は、図7の計測点P(x,y)、すなわち、P(1,1)〜P(5,3)の各点に対応付けてガンマ補正差分値k(x,y)をメモリ23に保持している。また、P(3,2)でガンマ調整したときの基準ガンマ値(例えば、2.2)もメモリ23に保持している。そして、表示装置10は、映像信号を表示させる際に表示画素の座標(Px,Py)を認識することができると共に、表示画素の座標(Px,Py)と、計測点P(1,1)〜P(5,3)のうちで表示画素の座標周辺に位置する周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離(すなわち、画素数)とを認識することができる。また、表示画素の座標(Px,Py)のガンマ補正差分値kp(x,y)は、上記周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離重みと、各周辺座標のガンマ補正差分値k(x,y),k(x+1,y),k(x,y+1),k(x+1,y+1)とから求めることができる。
図8に示すように、画質調整部19においてはRGBを独立して処理を行う。そして、ガンマ調整は輝度によって行われるため、画質調整部19ではR,G,Bそれぞれの入力階調(0〜255)を輝度値Lv(R),Lv(G),Lv(B)に一旦変換する(S11)。例えば、図9に示すようなRGBで共通の輝度変換テーブルを用いて変換することができる。なお、輝度データは、ガンマ調整点P(3,2)でガンマ調整した後の輝度レベルを測定したものである。この際、入力階調全てに対して輝度レベルを測定してもよいし、あるいは、特定階調のみを測定しその間を補間処理するものでもよい。あるいは、最大輝度値から求まるガンマ2.2の理論値を用いてもよい。このときの最大輝度値は調整点P(3,2)の値を用いるのが望ましい。
次に、表示画素のガンマ補正差分値kp(x,y)を、周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離重みと、周辺座標のガンマ補正差分値k(x,y),k(x+1,y),k(x,y+1),k(x+1,y+1)とに基づいて決定する(S12)。表示画素の座標(Px,Py)が、例えば、図10に示すような関係にある場合、この表示画素のガンマ補正差分値kp(x,y)は以下の式により求めることができる。
K1={b・k(x,y)+a・k(x+1,y)}/(a+b)
K2={b・k(x,y+1)+a・k(x+1,y+1)}/(a+b)…式(6)
kp(x,y)={d・K1+c・K2}/(c+d)
但し、a,b,c,dは、表示画素の座標(Px,Py)と周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離(画素数)である。
K1={b・k(x,y)+a・k(x+1,y)}/(a+b)
K2={b・k(x,y+1)+a・k(x+1,y+1)}/(a+b)…式(6)
kp(x,y)={d・K1+c・K2}/(c+d)
但し、a,b,c,dは、表示画素の座標(Px,Py)と周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離(画素数)である。
つまり、画質調整部19は、表示装置10に映像信号を表示させる際に表示画素の座標を取得し、表示画素の座標(Px,Py)と、5×3の座標のうちで表示画素の座標周辺に位置する周辺座標P(x,y),P(x+1,y),P(x,y+1),P(x+1,y+1)との距離を算出し、算出した距離に基づいて、メモリ23に記憶された周辺座標のガンマ補正差分値k(x,y),k(x+1,y),k(x,y+1),k(x+1,y+1)を重み付けすることにより、表示画素のガンマ補正差分値kp(x,y)を算出する。
このようにして求めたガンマ補正差分値kp(x,y)を用いて以下の式により輝度値を変換する。なお、変換前の輝度値Lv(R),Lv(G),Lv(B)は、前段(S11)から入力される。
Lv(R)′=Lv(R)×(R/255)kp(x,y)
Lv(G)′=Lv(G)×(G/255)kp(x,y) …式(7)
Lv(B)′=Lv(B)×(B/255)kp(x,y)
Lv(R)′=Lv(R)×(R/255)kp(x,y)
Lv(G)′=Lv(G)×(G/255)kp(x,y) …式(7)
Lv(B)′=Lv(B)×(B/255)kp(x,y)
ここで、R/255、G/255、B/255はそれぞれ256種類であるが、ガンマ補正差分値kp(x,y)で補正する範囲を無制限に取ることは現実的ではない。このため、補正の範囲を制限し、例えば、+0.2〜−0.2に限定し、0.02刻みの固定値を持つことで(R/255)kp(x,y)、(G/255)kp(x,y)、(B/255)kp(x,y)をROM化することが可能となり、小規模な回路構成とすることができる。
次に、S12で変換した輝度値Lv′をRGBの階調コードに戻す処理を行う(S13)。具体的には、ガンマ調整点P(3,2)で行ったガンマ調整の結果を逆変換して行う。つまり、S11と逆の処理を行う。例えば、RGBを8ビットとすれば、256の比較を行うことで可能となる。より現実的には、補正する輝度値が全範囲を取ることはないので、S11でのRGB→Lv変換時に、変換した階調コードの前後数点について輝度値Lv及びRGBの階調コードを取得しておき、その取得データとの比較を行って逆変換を行うようにしてもよい。これにより、小規模な回路構成とすることができる。
次に、S13で逆変換されたRGBの階調コードR′,G′,B′に基づいて、通常ガンマLUTが参照され、これにより基準ガンマ値(例えば、2.2)に基づく通常の逆ガンマ処理が施される(S14)。通常ガンマLUTは、例えばRAMで構成され、ガンマ調整点P(3,2)で調整されたデータが書き込まれている。
このように、本発明によれば、基準ガンマ値に基づく1つの通常ガンマLUTと各計測点毎のガンマ補正差分値とを用いてガンマ調整することができるため、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画素位置によらず略均一な輝度特性を実現することができる。
以上説明したように、本発明に係るガンマ調整方法は、表示装置のガンマを調整するガンマ調整方法であって、前記表示装置の画面に対して複数の調整対象座標を設定する座標設定ステップと、所定の基準座標についてガンマ調整を行ない前記表示装置の基準ガンマ値を決定するガンマ調整ステップと、前記複数の調整対象座標について最大階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の最大輝度値を計測する最大輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について中間階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の中間輝度値を計測する中間輝度値計測ステップと、前記複数の調整対象座標について前記中間輝度値計測ステップで計測した中間輝度値を前記最大輝度値計測ステップで計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出する輝度正規化値算出ステップと、該輝度正規化値算出ステップで算出した輝度正規化値に基づいて、前記複数の各調整対象座標毎に、前記基準座標の輝度正規化値と前記複数の各調整対象座標毎の輝度正規化値との差分または比率で示される輝度ずれを算出する輝度ずれ算出ステップと、該輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正差分値の中から、前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を決定するガンマ補正差分値決定ステップと、該ガンマ補正差分値決定ステップで決定したガンマ補正差分値を、前記複数の各調整対象座標に対応付けて前記表示装置に記憶させるガンマ補正差分値記憶ステップとを備えたことを特徴としたものである。これによれば、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示することができる。さらにパネルの最大輝度を均一化することができれば、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な輝度で表示することができる。
また、前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記予め定められた複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれの値とを比較することにより、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれを判定し、該判定した補正輝度ずれに応じたガンマ補正差分値を決定し、前記複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれは、前記複数の各ガンマ補正差分値と前記基準ガンマ値との差分から補正ガンマ値を算出し、該算出した各補正ガンマ値について、映像信号の少なくとも中間階調域の入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値に対する補正輝度正規化値を算出する補正輝度正規化値算出ステップと、該補正輝度正規化値算出ステップで算出した補正輝度正規化値に基づいて、前記各ガンマ補正差分値毎に、前記基準ガンマ値での補正輝度正規化値と前記各補正ガンマ値での補正輝度正規化値との差分または比率で示される補正輝度ずれを算出する補正輝度ずれ算出ステップとにより求められることが望ましい。これによれば、上記と同様に、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示することができる。さらにパネルの最大輝度を均一化することができれば、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な輝度で表示することができる。
また、前記中間階調域における補正輝度ずれの値は、該補正輝度ずれのピーク値を含み、前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記補正輝度ずれ算出ステップで算出した前記各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれのピーク値とを比較し、前記輝度ずれの値に最も近いピーク値を持つ補正輝度ずれを、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定することが望ましい。これによれば、ピーク値との比較だけでガンマ補正差分値を決定することができるため、調整時間をより短縮することが可能となる。
上記のガンマ調整方法によりガンマ調整される表示装置であって、前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標のガンマ補正差分値を用いてガンマ調整を行うガンマ調整部とを備えたことを特徴としたものである。これによれば、上記と同様に、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示することができる。さらにパネルの最大輝度を均一化することができれば、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な輝度で表示することができる。
また、前記ガンマ調整部は、前記ガンマ調整部は、前記表示装置に映像信号を表示させる際に表示画素の座標を取得し、前記表示画素の座標と、前記複数の調整対象座標のうちで前記表示画素の座標周辺に位置する周辺座標との距離を算出し、該算出した距離に基づいて、前記記憶部に記憶された前記周辺座標のガンマ補正差分値を重み付けすることにより、前記表示画素のガンマ補正差分値を算出することが望ましい。これによれば、上記と同様に、回路規模や調整時間を増大させることなく、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な階調性で表示することができる。さらにパネルの最大輝度を均一化することができれば、同一の入力階調に対して、画面内の画素位置によらず略均一な輝度で表示することができる。
また、前記複数の調整対象座標は、M×Nの行列座標であることが望ましい。これによれば、座標設定を容易にし、ガンマ調整をより効率的に行うことができる。
10…表示装置(テレビジョン受像機)、11…地上デジタル放送チューナ、12…衛星放送チューナ、13…外部入力端子、14…セレクタ、15…復号部、16…音声信号処理部、17…スピーカ、18…映像信号処理部、19…画質調整部、20…LCDモジュール、21…赤外線受光部、22…制御部、23…メモリ、24…調整用端子、31…リモコン、32…地上デジタル放送用アンテナ、33…衛星放送用アンテナ、50…ガンマ調整装置、51…光検出部、52…制御部、53…メモリ、54…出力部。
Claims (5)
- 表示装置のガンマを調整するガンマ調整方法であって、
前記表示装置の画面に対して複数の調整対象座標を設定する座標設定ステップと、
所定の基準座標についてガンマ調整を行ない前記表示装置の基準ガンマ値を決定するガンマ調整ステップと、
前記複数の調整対象座標について最大階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の最大輝度値を計測する最大輝度値計測ステップと、
前記複数の調整対象座標について中間階調の映像信号が入力されたときの調整対象座標の中間輝度値を計測する中間輝度値計測ステップと、
前記複数の調整対象座標について前記中間輝度値計測ステップで計測した中間輝度値を前記最大輝度値計測ステップで計測した最大輝度値で除した輝度正規化値を算出する輝度正規化値算出ステップと、
該輝度正規化値算出ステップで算出した輝度正規化値に基づいて、前記複数の各調整対象座標毎に、前記基準座標の輝度正規化値と前記複数の各調整対象座標毎の輝度正規化値との差分または比率で示される輝度ずれを算出する輝度ずれ算出ステップと、
該輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれに基づいて、予め定められた複数のガンマ補正差分値の中から、前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を決定するガンマ補正差分値決定ステップと、
該ガンマ補正差分値決定ステップで決定したガンマ補正差分値を、前記複数の各調整対象座標に対応付けて前記表示装置に記憶させるガンマ補正差分値記憶ステップとを備えたことを特徴とするガンマ調整方法。 - 前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記予め定められた複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれの値とを比較することにより、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれを判定し、該判定した補正輝度ずれに応じたガンマ補正差分値を決定し、
前記複数のガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれは、前記複数の各ガンマ補正差分値と前記基準ガンマ値との差分から補正ガンマ値を算出し、該算出した各補正ガンマ値について、映像信号の少なくとも中間階調域の入力階調値を最大階調値で除した階調正規化値に対する補正輝度正規化値を算出する補正輝度正規化値算出ステップと、
該補正輝度正規化値算出ステップで算出した補正輝度正規化値に基づいて、前記各ガンマ補正差分値毎に、前記基準ガンマ値での補正輝度正規化値と前記各補正ガンマ値での補正輝度正規化値との差分または比率で示される補正輝度ずれを算出する補正輝度ずれ算出ステップとにより求められることを特徴とする請求項1に記載のガンマ調整方法。 - 前記中間階調域における補正輝度ずれの値は、該補正輝度ずれのピーク値を含み、
前記ガンマ補正差分値決定ステップは、前記輝度ずれ算出ステップで算出した前記複数の各調整対象座標毎の中間階調における輝度ずれの値と、前記補正輝度ずれ算出ステップで算出した前記各ガンマ補正差分値毎の中間階調域における補正輝度ずれのピーク値とを比較し、前記輝度ずれの値に最も近いピーク値を持つ補正輝度ずれを、前記輝度ずれに対応する補正輝度ずれと判定することを特徴とする請求項2に記載のガンマ調整方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のガンマ調整方法によりガンマ調整される表示装置であって、
前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標毎のガンマ補正差分値を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前記基準ガンマ値及び前記複数の各調整対象座標のガンマ補正差分値を用いてガンマ調整を行うガンマ調整部とを備えたことを特徴とする表示装置。 - 前記ガンマ調整部は、前記表示装置に映像信号を表示させる際に表示画素の座標を取得し、前記表示画素の座標と、前記複数の調整対象座標のうちで前記表示画素の座標周辺に位置する周辺座標との距離を算出し、該算出した距離に基づいて、前記記憶部に記憶された前記周辺座標のガンマ補正差分値を重み付けすることにより、前記表示画素のガンマ補正差分値を算出することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
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