JP2014226108A - 液体浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】養液栽培および水耕栽培において、養液を介して伝播する病害の防除に有効であり、かつ植物が放出する生育阻害物質を分解することで、長期間連続的に植物の栽培を可能とする、既存の養液栽培装置の養液槽に後付けで設けることができる、簡易かつ経済的な液体浄化装置を提供する。
【解決手段】光源と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材とを含む光散乱装置、および前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体
を含む液体浄化装置であって、前記光触媒は担体に担持され、かつ液体媒体に浸漬されていることを特徴とする液体浄化装置を使用することにより、光触媒体を三次元的に利用して高効率で殺菌および有機物分解性能を発揮することができる。
【選択図】図1
【解決手段】光源と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材とを含む光散乱装置、および前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体
を含む液体浄化装置であって、前記光触媒は担体に担持され、かつ液体媒体に浸漬されていることを特徴とする液体浄化装置を使用することにより、光触媒体を三次元的に利用して高効率で殺菌および有機物分解性能を発揮することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、液体浄化方法およびその装置に関し、特に養液栽培装置の養液浄化に用いる養液浄化装置に関する。本発明の液体浄化装置は、例えば、水耕栽培等の養液栽培において、養液中の病原菌等の繁殖を抑制するとともに植物の根から排出される生育阻害物質を除去するために利用される。
前記養液栽培とは、ビニールハウスにおいて、土壌を用いず固形の培地や水中に根を形成する方式で、適切な成分濃度に調整された培養液(養液)を間欠的に供給する栽培方法である。この養液栽培の中で、培地としてロックウール等を利用する方式があり、トマトやメロン、イチゴ等の栽培に盛んに使われている。しかしながら、病原菌の予防や生育阻害物質の蓄積防止のために、養液は、循環使用ではなく、1回使用するだけで廃棄している。そのため、必要以上の養液を供給しないように少ない養液量で栽培しており、植物に必要な栄養が十分でないという問題がある。
そこで、養液を循環使用するために、殺菌および生育阻害物質の分解をおこなう目的で、光触媒が注目されている。光触媒は、熱を必要とせず、室温で紫外線を利用して、殺菌および有機物の分解に効果があることが分かっており、簡単な装置で効果を得ることが期待されている。
特許文献1は、ビニールハウス内で使用した農業用液体をビニールハウス外に設置した光触媒を敷き詰めた野外水槽に集め、太陽光を利用した光触媒反応により、農業用液体を殺菌および有害物質の分解をおこない、再びビニールハウス内に戻すシステムを提案している。しかし、太陽光を利用する為に屋外に広大な水槽を設置するため、どこででも利用できるシステムとはいえず、屋外の天気によって、処理能力も左右されるという問題点がある。
特許文献2には、水耕栽培の培養液の循環用の遮光タンク内の壁面に光触媒を塗布し、人工光源から紫外線を照射する装置を提案している。しかし、光触媒が存在するのは、壁面の薄い層だけであり、光触媒と流体の接触面積が少ないため、培養液の浄化に時間がかかるという問題がある。
特許文献3には、液体の浄化装置として、光触媒フィルターを水路に設置し、光触媒フィルターと対面するように二次元的に配置された光源が設置され、さらに、光源が周期的に点滅するような装置を提案している。しかし、光源は光触媒フィルターの片面のみにあり、さらに、フィルターの厚みによっては、フィルター内部の光触媒には光が届かないために、光触媒が全て有効に利用されないという問題がある。この問題は、二次元的な光源を利用する限り生じることとなる。
本発明は以上の事情に鑑みなされたもので、その目的は、光触媒を用いた液体浄化方法において、エネルギー消費量を低減させると共に浄化能力を高めることにある。
本発明者は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、
光源と
前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材と
を含む光散乱装置、および
前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体
を含む液体浄化装置であって、前記光触媒は担体に担持され、かつ液体媒体に浸漬されていることを特徴とする液体浄化装置を使用することにより、効率的に液体媒体の殺菌および有害物質の分解ができることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明により、養液栽培において養液の殺菌および有害物質を効率的に分解し、循環使用することができた。
光源と
前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材と
を含む光散乱装置、および
前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体
を含む液体浄化装置であって、前記光触媒は担体に担持され、かつ液体媒体に浸漬されていることを特徴とする液体浄化装置を使用することにより、効率的に液体媒体の殺菌および有害物質の分解ができることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明により、養液栽培において養液の殺菌および有害物質を効率的に分解し、循環使用することができた。
上記光触媒体は、空孔率50%以上の多孔質成形体に光触媒を塗布したものであり、光触媒としてアナタース型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタン、窒素ドープ型酸化チタン、硫黄ドープ型酸化チタン、酸化タングステン等を使用することができる。
本発明による液体浄化装置は、液体媒体流路内に発光ダイオードおよび光触媒体を設置することにより、光触媒体を三次元的に利用することが可能となり、高い効率で養液を浄化することが可能である。この液体浄化装置を使用することにより、ハウスの養液栽培で使用される養液中の殺菌および生育阻害物質の分解が可能となり、循環型養液栽培が可能となる。これにより、養液の減量化と処理費用の低減および作物の収量増加が期待できる。
本発明は、光源110と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120とを含む光散乱装置10、前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体20、および光触媒体を浸漬する液体媒体30を含む液体浄化装置に関する。図1は本発明の液体浄化装置の一実施形態の構成を示す。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明の単なる一例であって、当業者であれば、適宜設計変更可能である。
A.光散乱装置
図2(a)は本発明の光散乱装置10の一実施態様の構成を示す。本発明の光散乱装置10は、光源110と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120とを含む。
図2(a)は本発明の光散乱装置10の一実施態様の構成を示す。本発明の光散乱装置10は、光源110と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120とを含む。
(光源)
光源110は光触媒反応に寄与しうる波長の光を発するものであれば限定されないが、好ましくは光の波長は、500nm以下が好ましく、450nm以下がより好ましく、410nm以下がさらに好ましい。光源110の光は、光触媒を励起させて、菌の殺菌および有機物の分解のために必要であるため、光触媒が作用する波長域を含む。光触媒としてアナタース型酸化チタンおよびブルッカイト型酸化チタンを用いる場合には、これらが紫外光のみ光を吸収するため、400nm以下の波長を含む発光素子が用いられる。可視光を吸収できる可視光応答型光触媒を使用する場合は、500nm以下、好ましくは450nm以下の波長を含む発光素子が用いられる。
光源110は光触媒反応に寄与しうる波長の光を発するものであれば限定されないが、好ましくは光の波長は、500nm以下が好ましく、450nm以下がより好ましく、410nm以下がさらに好ましい。光源110の光は、光触媒を励起させて、菌の殺菌および有機物の分解のために必要であるため、光触媒が作用する波長域を含む。光触媒としてアナタース型酸化チタンおよびブルッカイト型酸化チタンを用いる場合には、これらが紫外光のみ光を吸収するため、400nm以下の波長を含む発光素子が用いられる。可視光を吸収できる可視光応答型光触媒を使用する場合は、500nm以下、好ましくは450nm以下の波長を含む発光素子が用いられる。
光源110には、光触媒が作用する波長を発する発光ダイオード(LED)、高圧水銀灯、水銀灯、ハロゲンランプ、キセノンランプ、冷陰極管、蛍光灯等を用いることができる。好ましくはLEDである。いずれも市販の光源を用いることができる。
光源110にLEDを用いる場合、発光素子111の形状は、リードフレームと一体化したカップ内にLEDチップを実装した構造、セラミックや樹脂などで成型したパッケージの中にLEDチップを実装した構造のいずれであってもよい。また、実装するLEDチップは、複数でもよい。実装したLEDの出力は300mW以上、好ましくは500mW以上、さらに好ましくは1000mW以上である。
(光散乱部材)
光散乱部材120は、光源110からの光を反射して、光散乱装置10の周りの光触媒体20および液体媒体30に低角度で光を照射するための部材である。
光散乱部材120は、光源110からの光を反射して、光散乱装置10の周りの光触媒体20および液体媒体30に低角度で光を照射するための部材である。
例えば、光源110に発光ダイオードを用いた場合、光源からの光の照射範囲は、40°〜60°程度であるため、従来、空気媒体中に光を散乱させる場合には、高屈折率を有するレンズ状の封止材を使用して、空気との屈折率の差により、照射範囲を広範囲としている。しかし、本発明のように液体媒体中に光を散乱させる場合は、液体媒体と樹脂との屈折率の差は大きくないため、照射範囲は空気中より遙かに狭くなる。
そこで、本発明は、光散乱部材120により、光源110から直線的に出てきた光を反射して、液体媒体中でも光の照射範囲を広範囲にした。例えば、本発明の光散乱部材120を光源110に用いた場合、相対強度50%以上の光の分布が、頭頂を0°としたときに、−80°〜80°にすることができる。
本発明の一実施態様において、光散乱部材120は円柱状の透明材料成形体であって、光源110と接する面と対峙する面の少なくとも一部を底面とする直径R1を有する円錐状のくぼみ121を有し、該くぼみ121に反射膜122が設けられている(図2(a)参照)。反射膜122をくぼみ121に設けることにより、全方向に光を照射できる。
光散乱部材120に用いる材料は、光触媒に作用できる波長の光を透過することのできる透明材料であればよい。例えば、ガラス、石英、シリコ−ン樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン等を用いることができる。
光触媒200に可視光応答型光触媒を使用する場合は、400nm以上の波長の光が透過できる透明樹脂が好ましい。アナタース型酸化チタンのように、紫外線で作用する光触媒を使用する場合は350nm以上の波長の光が透過できる樹脂が好ましい。350nmの波長以上の光を透過できる樹脂は、シリコーン樹脂、メチルペンテン樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂等がある。
本発明の光散乱部材120において、くぼみ121には反射膜122が設けられている。反射膜122は光源からの光の全てを反射する全反射膜であってもよく、また光源からの光の一部を透過させる半反射膜であってもよい。反射膜122の材料は、これらに限定されないが、銀、すず、アルミニウムを用いることができる。好ましくはアルミニウムである。また、反射膜122の形成は、金属薄膜を形成する方法として一般によく知られている方法を用いることができる。例えば、アルミニウムの微細片を含有する塗料を塗る方法や、スパッタリングによるアルミニウムや銀を蒸着する方法があるが、特に限定はされない。
円錐状のくぼみ121の形状は、該円錐の側面図において、頂点123を中心とする中心角が35°〜60°であることが好ましく、40°〜55°がより好ましい。該中心角が、35°より小さい場合は、光の照射範囲が上部に集中し、下部への光の照射量が少なくなる。また、該中心角が60°を超える場合においても、上部に光の照射範囲が集中し、下部への光の照射量が少なくなる。
本発明の一実施態様において、光散乱部材120は、くぼみ121の円錐部分の直径R1と高さL1および光源110から該円錐の頂点123までの距離L2が、R1:L1:L2=1:1:1であることが好ましい。
また、本発明において、円錐状のくぼみ121は、該円錐から直径R2を有する小円錐を切り取った円錐台形状121’であってもよい(図2(b)参照)。この場合、R2はR1の1/4以下であることが好ましく、より好ましくは1/10以下である。
(光散乱装置の形成)
本発明の光散乱装置10は、上記光源110および光散乱部材120を含む。
本発明の光散乱装置10は、上記光源110および光散乱部材120を含む。
光源110にLEDを用いる場合、LED発光素子111は、光散乱部材120を成形する際に該成形体に埋め込んでもよい。光散乱部材120を液体状の樹脂を鋳型内部で硬化させることにより成形する場合は、鋳型の液状の樹脂の内部にLED発光素子111を埋め込んでから硬化させることができる。また、熱可塑性樹脂の場合、温度をかけて樹脂を溶融し、鋳型に流し込む時にLED発光素子111を埋め込んでもよい。
また、LED発光素子111を、あらかじめ成形した光散乱部材120の下部に設置して、光散乱装置10を形成してもよい。光散乱部材120を射出成形または鋳型を用いた成形等で作成し、くぼみ121の反対側にLED発光素子111を取り付ける部分を作成しておくことにより、成形された光散乱部材120にLED発光素子111を設置することができる。
B.光触媒体
光触媒体20は前記光散乱装置10の周囲に配置される。本発明の光触媒体20は担体210に担持された光触媒200を含む。
光触媒体20は前記光散乱装置10の周囲に配置される。本発明の光触媒体20は担体210に担持された光触媒200を含む。
(光触媒)
光触媒200には、紫外光域でのみ作用するタイプと可視光域でも作用できるタイプがある。紫外光域でのみ作用するタイプには、アナタース型酸化チタンおよびブルッカイト型酸化チタンがある。可視光域でも作用できる光触媒は、可視光応答型光触媒と呼ばれ、代表的な種類として、ルチル型酸化チタン、窒素ドープ型酸化チタン、硫黄ドープ型酸化チタン、酸化タングステン等がある。本発明では、紫外光域でのみ作用するタイプ、可視光域でも作用できるタイプのどちらの光触媒を使用してもよい。
光触媒200には、紫外光域でのみ作用するタイプと可視光域でも作用できるタイプがある。紫外光域でのみ作用するタイプには、アナタース型酸化チタンおよびブルッカイト型酸化チタンがある。可視光域でも作用できる光触媒は、可視光応答型光触媒と呼ばれ、代表的な種類として、ルチル型酸化チタン、窒素ドープ型酸化チタン、硫黄ドープ型酸化チタン、酸化タングステン等がある。本発明では、紫外光域でのみ作用するタイプ、可視光域でも作用できるタイプのどちらの光触媒を使用してもよい。
また、光触媒は、耐熱性を高めるために、シリカを粒子表面に複合化してもよい。後述するように、光触媒200を担体210に担持する場合、高分子系接着剤等の有機系のバインダーを使用する方法とシリカやアルミナ等の無機系のバインダーを使用する方法とがある。無機系のバインダーを使用する場合は、300℃以上の温度で加熱処理して結合させることから、光触媒200に耐熱性が必要とされる。そこで、無機系のバインダーを使用する場合は、光触媒粒子表面にシリカを複合化させて、耐熱性を高めた光触媒を使用することが好ましい。
さらに、本発明の光触媒200は、助触媒として、白金、パラジウム、鉄、銅等を微量担持させてもよい。上記金属種を0.05〜2重量%、好ましくは、0.1〜1重量%の範囲で光触媒200に担持させることにより、光触媒200の活性を向上させることができる。
(担体)
粉末形状の光触媒200は、担体210に担持して使用される。担体210の形状は、球状、円柱状、ハニカム状、多孔質状等のいずれであってもよい。本発明では、多孔質状の担体210を使用するのが好ましい。多孔質状の担体210は、三次元網目状の構造を有するものが好ましい。三次元網目状の構造にすることにより、空孔が大きくなり、光散乱装置10からの光が担体210の奥まで届きやすくなる。光触媒200は、光照射されることにより殺菌や有機物の分解等の作用が発揮されるため、光散乱装置10の光が光触媒体20の内部に到達することが好ましい。
粉末形状の光触媒200は、担体210に担持して使用される。担体210の形状は、球状、円柱状、ハニカム状、多孔質状等のいずれであってもよい。本発明では、多孔質状の担体210を使用するのが好ましい。多孔質状の担体210は、三次元網目状の構造を有するものが好ましい。三次元網目状の構造にすることにより、空孔が大きくなり、光散乱装置10からの光が担体210の奥まで届きやすくなる。光触媒200は、光照射されることにより殺菌や有機物の分解等の作用が発揮されるため、光散乱装置10の光が光触媒体20の内部に到達することが好ましい。
本発明で使用する多孔質体は、空孔率が50%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。また、見掛比重は、0.6g/cm3以下が好ましい。さらに、空孔径が1mm以上であることが好ましい。
本発明で使用する多孔質体の材質は、500℃程度の耐熱性があれば、ほとんどの材質が使用可能であるが、特にアルミナ、コーディエライト、炭化ケイ素、シリカ、シリカ・アルミナ、粘土が好ましい。
本発明で使用する多孔質体は、光触媒200を担持する前に、シリカでコーティングすることが好ましい。これは、多孔質体に含まれるアルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンが光触媒200に移動することを防ぐためである。アルカリ金属イオンおよびアルカリ土類金属イオンは、光触媒200上にある格子酸素に配位し、光触媒200の効果を発現する水酸基ラジカルや酸素ラジカルの生成を妨げることが知られている。シリカコーティングの手法は、当技術分野でよく知られているものを用いることができる。例えば、シリカゾルや有機シラン化合物を多孔質体の表面に吸着させた後、乾燥または加熱処理によりシリカを生成してもよい。
本発明の担体210は、光触媒200を担持する前に、酸化銀および/または酸化銅を担持することが好ましい。酸化銀および/または酸化銅により、装置内の微生物や藻類の繁殖を抑えることができる。担体210に担持する酸化銀および/または酸化銅の量は、銀および/または銅として、担体210に対してそれぞれ0.1〜1重量%が好ましく、0.2〜0.5重量%がより好ましい。酸化銀及び酸化銅の担体210への担持方法としては、当技術分野でよく知られているものを用いることができる。例えば、硝酸銀および/または硝酸銅の水溶液を担体210に吸収させ、乾燥後、300℃以上で空気中・加熱処理することにより酸化銀および/または酸化銅を担持できる。
(光触媒体20の形成)
本発明の光触媒体20は、担体210に担持された光触媒200を含む。担体210に光触媒200を担持する方法は、特に限定されないが、高分子系接着剤をバインダーとして使用する方法およびシリカ、アルミナ等の無機系のバインダーを使用する方法がある。高分子系接着剤として、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、シリコーン樹脂等を用いてもよい。無機系のバインダーとして、シリカゾル、アルミナゾル、変性シリコーン樹脂等を用いてもよい。
本発明の光触媒体20は、担体210に担持された光触媒200を含む。担体210に光触媒200を担持する方法は、特に限定されないが、高分子系接着剤をバインダーとして使用する方法およびシリカ、アルミナ等の無機系のバインダーを使用する方法がある。高分子系接着剤として、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール、シリコーン樹脂等を用いてもよい。無機系のバインダーとして、シリカゾル、アルミナゾル、変性シリコーン樹脂等を用いてもよい。
光触媒200の担体210への担持量は、0.1〜5重量%の範囲が好ましく、1〜3重量%の範囲がより好ましい。0.1重量%以下の量では、光触媒の量が少ないために光触媒の効果が望めず、5重量%より多くなると、光触媒の層が厚くなりすぎて、有効に利用される光触媒が少なくなるためである。
本発明では、このようにして三次元網目構造を有する多孔質体210に光触媒200を担持した光触媒体20を使用して、液体の浄化をおこなう。
C.液体媒体
本発明の光触媒体20は、後述する液体浄化装置内において液体媒体30に浸漬される。液体媒体30は、溶媒300と光触媒により分解・除去されるターゲット物質310とを含む。溶媒300は水である。
本発明の光触媒体20は、後述する液体浄化装置内において液体媒体30に浸漬される。液体媒体30は、溶媒300と光触媒により分解・除去されるターゲット物質310とを含む。溶媒300は水である。
本発明が養液栽培に用いられる場合には、液体媒体30は栽培用養液である。また、本発明が水槽浄化に用いられる場合には、液体媒体30は水槽水である。
D.液体浄化装置
本発明の液体浄化装置は、光源110と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120とを含む光散乱装置10、前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体20、および光触媒体を浸漬する液体媒体30を含む。好ましくは、本発明の液体浄化装置は複数の光散乱装置10を含み、それぞれの周囲に光触媒体20が配置される。
本発明の液体浄化装置は、光源110と前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120とを含む光散乱装置10、前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体20、および光触媒体を浸漬する液体媒体30を含む。好ましくは、本発明の液体浄化装置は複数の光散乱装置10を含み、それぞれの周囲に光触媒体20が配置される。
本発明の液体浄化装置は、一定量ごとに浄化処理を行うバッチ方式と、連続的に浄化処理を行う連続方式のいずれの方式に対応した装置であってもよい。
本発明の一実施態様において、複数の光散乱装置10は、筐体の底面または上面に設置され、それらの周囲に光触媒体20が配置される。また、本発明の他の実施態様において、複数の光散乱装置10は管状流路に設置され、それらの周囲に光触媒体20が配置される。管状流路は、好ましくはジグザグ状の流路を有する。ジグザグ状の水路にすることにより、細長い流路を折りたたんだ状態になり、コンパクトな装置となる。
本発明の液体浄化装置は、浄化処理の行われる筐体または管状流路に、光を水平方向にまで散乱させる光散乱装置10が、前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体20とともに設置されていることを特徴とする。
従来、光触媒を用いた液体浄化装置は、浄化される液体の流路に光触媒体を組み込み、該流路の上部または下部に光源を設置し、光を照射して光触媒体を二次元的に利用してきた(図4参照)。このような構造は、光触媒体が薄い場合は、光触媒体の全体が利用できるが、光触媒体を厚くすると、光の照射側と反対側の光触媒には光が届かず、光触媒を有効に利用することができない。
本発明の浄化装置では、光散乱装置10の周囲に光触媒体20を配置することにより、光触媒体20を三次元的に利用することが可能であり、光触媒体を厚くして大量の水を浄化することができる。さらに、本発明は光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材120を用いることにより、指向性の高い光を発する光源110からの光であっても、周囲に配置した光触媒に効率的に光を到達させることができる。
以下に本発明の実施例を説明するが、以下の実施例は、本発明をなんら限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において当業者により種々変更可能である。
(実施例1)
光散乱装置10の作成
光散乱装置10は、光散乱部材120として、ペルノックス(株)製シリコーン樹脂XJL−0012を図2(b)の形状に成形したものを用い、該光散乱部材120を形成する際に、光源110として波長405nm、出力100mWのLEDチップ3個をカップ内にマウントしたものを埋め込み、透明材料成形体を形成した。さらに、この透明材料成形体の円錐台形状のくぼみ121’に、アルミ塗料を小型スプレーガンで塗布し、乾燥後、黒色の塗料を上塗りして反射膜122を形成し、光散乱装置10を作製した。
光散乱装置10の作成
光散乱装置10は、光散乱部材120として、ペルノックス(株)製シリコーン樹脂XJL−0012を図2(b)の形状に成形したものを用い、該光散乱部材120を形成する際に、光源110として波長405nm、出力100mWのLEDチップ3個をカップ内にマウントしたものを埋め込み、透明材料成形体を形成した。さらに、この透明材料成形体の円錐台形状のくぼみ121’に、アルミ塗料を小型スプレーガンで塗布し、乾燥後、黒色の塗料を上塗りして反射膜122を形成し、光散乱装置10を作製した。
得られた光散乱装置10の光の指向特性を空気中で測定し、図5(a)に示す配光分布が得られた。
(比較例1)
実施例1で、透明材料成形体のくぼみ121’に何も塗布しなかった以外は、同様の手順で光散乱装置を作成した。
実施例1で、透明材料成形体のくぼみ121’に何も塗布しなかった以外は、同様の手順で光散乱装置を作成した。
反射膜122を形成していない光散乱装置の光の指向特性を空気中で測定した結果を図5(b)に示す。
(実施例2)
光触媒体20の作成
多孔質体としてコーディエライト/アルミナでできたセラミックフォームを使用した。1インチ角のセル数は20個であった。
光触媒体20の作成
多孔質体としてコーディエライト/アルミナでできたセラミックフォームを使用した。1インチ角のセル数は20個であった。
この多孔質体に、5重量%シリカゾルを含浸させ、120℃で乾燥して、シリカコーティング多孔質体とした。
得られたシリカコーティング多孔質体に、銀および銅として各0.1重量%で担持されるように、硝酸銀・硝酸銅混合水溶液を含浸させ、120℃で乾燥後、450℃で空気中加熱処理して、酸化銀および酸化銅を担持した。
さらに、シリカを10%複合化した窒素ドープ型酸化チタンを遊星ボールミルで粉砕し、5%懸濁水溶液を調整した。この懸濁水溶液に、バインダーとしてシリカゾルを7.5重量%になるように添加して、光触媒コーティング液とした。
この光触媒コーティング液に、酸化銀および酸化銅を担持した前記セラミックフォームを浸漬し、乾燥後、450℃で空気中加熱処理して、光触媒体20を作製した。得られた光触媒体20に担持された光触媒量は、4.0重量%であった。
(実施例3)
液体浄化装置の評価試験1:殺菌試験
本発明の液体浄化装置を用いた殺菌試験を以下のように行った。
液体浄化装置の評価試験1:殺菌試験
本発明の液体浄化装置を用いた殺菌試験を以下のように行った。
200mL容積の水路に、実施例1で作製した光散乱装置10と実施例2で作製した光触媒体20とを設置して本発明の液体浄化装置を作製し、殺菌対象として大腸菌(Escherichia coli)K−12株が21000個/mL含まれる大腸菌懸濁水400mLを1.5mL/minの流速で循環させた。
その結果、4時間後には、大腸菌数は、3個/mLまで低下した。
(実施例4)
液体浄化装置の評価試験2:フェノール分解能力検証試験
本発明の液体浄化装置の有機物分解能力の検証のため、フェノール分解試験を以下のように行った。植物から放出される生育阻害物質は、フェノール類似物であることが知られているため、フェノールを対象とした。
液体浄化装置の評価試験2:フェノール分解能力検証試験
本発明の液体浄化装置の有機物分解能力の検証のため、フェノール分解試験を以下のように行った。植物から放出される生育阻害物質は、フェノール類似物であることが知られているため、フェノールを対象とした。
500mL容積の水路に、実施例1で作製した光散乱装置10と実施例2で作製した光触媒体20とを設置して本発明の液体浄化装置を作製し、フェノール20mg/Lを含む水溶液2Lを3mL/minの流速で循環させた。その結果、48時間後には、フェノール濃度が、3mg/Lまで低下した。
(実施例5)
液体浄化装置の評価試験3
本発明の液体浄化装置の一実施態様について図面を参照しながら説明する。図3は、本実施例に係る液体浄化装置の概略構成を示す図である。本実施例に係る浄化装置は、流路、実施例1で作製した光散乱装置10(波長405nm、出力300mW)、実施例2で作製した光触媒体20を含む循環式の光触媒反応装置であった。流路は、アクリル樹脂で構成されており、ジグザグ状の流路内に、該光散乱装置96個及び光触媒体200gが設置された。流路の高さは50mmであった。
液体浄化装置の評価試験3
本発明の液体浄化装置の一実施態様について図面を参照しながら説明する。図3は、本実施例に係る液体浄化装置の概略構成を示す図である。本実施例に係る浄化装置は、流路、実施例1で作製した光散乱装置10(波長405nm、出力300mW)、実施例2で作製した光触媒体20を含む循環式の光触媒反応装置であった。流路は、アクリル樹脂で構成されており、ジグザグ状の流路内に、該光散乱装置96個及び光触媒体200gが設置された。流路の高さは50mmであった。
この浄化装置を使用して、フェノール分解試験を行った。本液体浄化装置内にフェノール20mg/Lを含む水溶液20Lを流速38mL/minで循環させた。得られたフェノール濃度をもとに横軸に時間、縦軸にフェノール濃度の対数を使用したグラフを作成し、線形近似により一次直線の式から傾きを得た。傾きの値は、−0.0013であった。
(比較例2)
流路の下にフラット型のLED光源(波長405nm、出力300mW)96個を設置し、流路内には実施例2で作製した光触媒体500gのみを設置した以外は、実施例5と同様にフェノール分解試験を行った。
流路の下にフラット型のLED光源(波長405nm、出力300mW)96個を設置し、流路内には実施例2で作製した光触媒体500gのみを設置した以外は、実施例5と同様にフェノール分解試験を行った。
その結果、得られた一次直線の式の傾きは、−0.0009であった。この結果より、流路内に光散乱装置10を設置することが、光触媒の効果をよりよく発揮させることができることが確認された。
(実施例6)
液体浄化装置の評価試験4
実施例5の液体浄化装置を、トマトの循環型溶液栽培装置の50L養液タンクにつなげて、液体浄化装置の効果を確認した。養液タンクからフィルターを通した後、ポンプで液体浄化装置に養液を送液し、装置の出口から養液タンクに浄化後の養液を戻した。流速は150mL/minであった。
液体浄化装置の評価試験4
実施例5の液体浄化装置を、トマトの循環型溶液栽培装置の50L養液タンクにつなげて、液体浄化装置の効果を確認した。養液タンクからフィルターを通した後、ポンプで液体浄化装置に養液を送液し、装置の出口から養液タンクに浄化後の養液を戻した。流速は150mL/minであった。
養液タンク内の全有機炭素量および一般生菌数を観測した。
全有機炭素量は、液体浄化装置を設置する前は15〜20ppmの間で推移していたが、本発明の液体浄化装置設置後は、5ppm前後の低い水準で安定した。一般生菌数は、装置設置前は50000個/mL以上であったが、装置設置後2ヶ月後には10000個/mL以下になり、低い水準で安定した。
また、1ヶ月運転後、液体浄化装置内を確認したところ、微生物フロックはほとんど認められず、藻類の繁殖もわずかであった。
これらの結果より、本発明の液体浄化装置の効果および長期の使用に耐えることが確認できた。
(実施例7)
液体浄化装置の評価試験5
実施例6において、浄化装置内の光触媒体20に、酸化銀・酸化銅を担持しないものを使用した。
液体浄化装置の評価試験5
実施例6において、浄化装置内の光触媒体20に、酸化銀・酸化銅を担持しないものを使用した。
全有機炭素量は、液体浄化装置を設置する前は15〜20ppmの間で推移していたが、液体浄化装置設置後は、5ppm前後の低い水準となった。
(実施例8)
光散乱装置10のシミュレーション
図2(a)の光散乱装置10(R1=15mm,L1+L2=35mm)において、L1と中心角θを表1の値にした場合の、光の散乱状態をシミュレートした。シミュレーション用ソフトは、OPTIS社製optisworksを使用した。結果を表1および図6(a)〜(g)に示す。図6(a)〜(g)の各図において、角度60°における光度が150以上、または角度70°における光度が100以上の場合に、光が十分散乱されたものとして散乱状態良好と判断した。
光散乱装置10のシミュレーション
図2(a)の光散乱装置10(R1=15mm,L1+L2=35mm)において、L1と中心角θを表1の値にした場合の、光の散乱状態をシミュレートした。シミュレーション用ソフトは、OPTIS社製optisworksを使用した。結果を表1および図6(a)〜(g)に示す。図6(a)〜(g)の各図において、角度60°における光度が150以上、または角度70°における光度が100以上の場合に、光が十分散乱されたものとして散乱状態良好と判断した。
10 光散乱装置
20 光触媒体
30 液体媒体
110 光源
120 光散乱部材
121 円錐状のくぼみ
121’ 円錐台形状のくぼみ
122 反射膜
123 頂点
410 光源
420 光触媒体
20 光触媒体
30 液体媒体
110 光源
120 光散乱部材
121 円錐状のくぼみ
121’ 円錐台形状のくぼみ
122 反射膜
123 頂点
410 光源
420 光触媒体
Claims (12)
- 光源と
前記光源からの光を水平方向にまで散乱させる光散乱部材と
を含む光散乱装置、および
前記光散乱装置の周囲に配置された光触媒体
を含む液体浄化装置であって
前記光触媒は担体に担持され、かつ液体媒体に浸漬されていることを特徴とする液体浄化装置。 - 前記担体は多孔質体であることを特徴とする請求項1に記載の液体浄化装置。
- 前記担体は、銀酸化物、銅酸化物またはこれらの混合物のいずれかをさらに担持していることを特徴とする請求項1または2に記載の液体浄化装置。
- 前記光散乱部材が円柱状の透明材料成形体であって、前記光源と接する面と対峙する面の少なくとも一部を底面とする円錐状または円錐台形状のくぼみを有し、前記くぼみに反射膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体浄化装置。
- 前記光散乱装置の発光分布が、頭頂を0°とした際に、−80°〜80°の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の液体浄化装置。
- 前記円錐状または円錐台形状のくぼみが、その側面図において頂点と母線とで形成される角度が35°〜60°であることを特徴とする請求項4または5に記載の液体浄化装置。
- 前記光源の発光波長が350nm〜470nmであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体浄化装置。
- 前記光触媒がアナタース型酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタン、ルチル型酸化チタン、窒素ドープ型酸化チタン、硫黄ドープ型酸化チタン、酸化タングステン、およびそれらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体浄化装置。
- 前記光触媒が、白金、パラジウム、銅、鉄およびそれらの混合物からなる群から選択される助触媒をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の液体浄化装置。
- 前記多孔質体が三次元網目構造を有し、空孔率が50%以上、見かけ比重が0.6g/cm3以下および空孔径が1mm以上であることを特徴とする請求項2〜9のいずれかに記載の液体浄化装置。
- 前記多孔質体が、アルミナ、コーディエライト、炭化ケイ素、シリカ、シリカ・アルミナ複合体、粘土からなる群から選択される1種以上の材料からなることを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載の液体浄化装置。
- 前記光散乱装置が複数個設置されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体浄化装置。
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