JP2014218314A - 糸巻取機 - Google Patents
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Abstract
【課題】パッケージを素早くかつ確実に停止できるブレーキ機構を備えた糸巻取機を提供する。【解決手段】自動ワインダは、パッケージ駆動装置と、接触ローラと、ブレーキ装置と、トラバース装置と、ユニット制御部と、を備える。パッケージ駆動装置は、糸が巻き取られて形成されるパッケージを回転駆動する。接触ローラは、パッケージと接触して、従動回転する。ブレーキ装置は、接触ローラの回転速度を減速する。トラバース装置は、接触ローラとは独立して設けられ、パッケージに巻き取られる糸をトラバースする。ユニット制御部は、パッケージ駆動装置を制御してパッケージの回転速度を減速するとともに、ブレーキ装置を作動させてパッケージの回転速度を減速することで、パッケージの回転を停止させる。【選択図】図3
Description
本発明は、糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取機において、パッケージを停止させる構成に関する。
従来から、綾振ガイドを往復駆動することにより、パッケージ表面に糸をトラバースするトラバース装置を備えた糸巻取機が知られている。この種の糸巻取機は、糸が過度に振り回されてトラバースが不安定となることを防止するため、パッケージ表面に接触して従動回転する接触ローラを備える。
パッケージの巻取り中に糸切れが発生した場合、パッケージがリフトアップされ、パッケージが接触ローラから離れる。次に、パッケージ及び接触ローラの回転を停止させ、糸捕捉部材による糸の捕捉、及び、捕捉した糸の糸継ぎが行われる。特許文献1及び2は、パッケージ及び接触ローラの回転を停止させる機構を備えた糸巻取機を開示する。
特許文献1の糸巻取機は、パッケージの回転を停止させる機構として、パッケージを駆動する巻取り駆動装置に組み込まれたブレーキ装置を備える。また、糸巻取機は、接触ローラ(クランプローラ)の回転を停止させる機構として、ブレーキエレメントを接触ローラの外周面に接触させる構成のブレーキ装置を備える。
特許文献2の糸巻取機は、パッケージの回転を停止させる機構として、パッケージを駆動する巻取ボビン駆動モータを用いる。また、糸巻取機は、接触ローラ(従動ローラ)の回転を停止させる機構として、接触ローラの内部に配置された制動機構を備える。
特許文献1及び2において、パッケージの回転を停止させるためのブレーキ装置はパッケージに対してのみ用いられる。また、接触ローラの回転を停止させるためのブレーキ装置は接触ローラに対してのみ用いられる。
ところで、例えばパッケージ径が大きくパッケージの重量が重い場合、慣性により、パッケージの回転が停止しにくくなる。
例えば糸切れ時において、パッケージの回転(逆回転)の停止が遅れた場合、糸が引き出されすぎて糸に弛みが発生し、糸縮れが発生することがある。糸が弛んだ部分が糸監視装置で監視されることで、糸欠点が生じたと判定されて、カッタ等により糸が切断されることがある。
また、例えば玉揚げ時にパッケージの回転(正回転)の停止が遅れた場合、生産効率が低下する。
本発明の目的は、パッケージを素早くかつ確実に停止できるブレーキ機構を備えた糸巻取機を提供することにある。
本発明の観点によれば、糸巻取機は、駆動装置と、接触ローラと、ブレーキ装置と、トラバース装置と、制御部と、を備える。前記駆動装置は、糸が巻き取られて形成されるパッケージを回転駆動する。前記接触ローラは、前記パッケージと接触して、従動回転する。前記ブレーキ装置は、前記接触ローラの回転速度を減速する。前記トラバース装置は、前記接触ローラとは独立して設けられ、前記パッケージに巻き取られる前記糸をトラバースする。前記制御部は、前記駆動装置を制御して前記パッケージの回転速度を減速するとともに、前記ブレーキ装置を作動させて前記パッケージの回転速度を減速することで、前記パッケージの回転を停止させる。
これにより、駆動装置だけでなく接触ローラ用のブレーキ装置を利用してパッケージを減速させるので、パッケージの回転を素早くかつ確実に停止させることができる。従って、パッケージの生産効率を向上させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記ブレーキ装置の作動が、前記パッケージに接触している前記接触ローラを介して前記パッケージに伝わるようにして、前記パッケージを減速することが好ましい。
これにより、接触ローラ用のブレーキ装置の制動力をパッケージに伝達して、パッケージの回転を停止させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記パッケージの径情報を取得する径取得部を更に備え、前記制御部は、前記径取得部が取得した前記径情報に基づいて、前記ブレーキ装置を作動させることが好ましい。
パッケージ径が異なると慣性モーメントが異なるので、パッケージの回転の停止し易さが異なる。従って、径情報に基づいてブレーキを動作させることで、パッケージを確実に停止させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記径取得部が取得した前記パッケージの径情報が基準値よりも小さいときは、前記駆動装置を制御することで、前記パッケージの回転を停止させ、前記径取得部が取得した前記パッケージの径情報が前記基準値以上であるときは、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで、前記パッケージの回転を停止させることが好ましい。
これにより、径情報(パッケージ径等)が小さい場合はパッケージの回転が停止し易いので、ブレーキ装置を使用するまでもなくパッケージを停止させることができる。一方、径情報が大きい場合はパッケージの回転が停止しにくいので、ブレーキ装置を併用することで、パッケージを確実に停止させることができる。このように必要な場合にのみブレーキ装置を作動させることで、ブレーキ装置の摩耗を抑えることができる。
前記の糸巻取機においては、前記パッケージの停止を検出する検出部を更に備える。前記制御部は、所定の時間の経過後に前記パッケージが停止していないことを前記検出部が検出した場合に、前記ブレーキ装置を作動させることが好ましい。
これにより、径情報を取得して判定する処理等を省略しつつ、必要に応じてブレーキ装置を作動させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで前記パッケージの回転を停止させる場合は、初めに前記駆動装置を制御して前記パッケージの回転を減速させ、前記パッケージの回転速度が所定の速度以下になったときに、前記ブレーキ装置を作動させることが好ましい。
これにより、パッケージの回転速度がある程度遅くなってから接触ローラにブレーキ装置が接触するので、ブレーキ装置の摩耗又は異音の発生、又はパッケージ表面の摩耗を抑えることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、前記パッケージの回転の停止後に、前記ブレーキ装置の作動を解除することが好ましい。
これにより、例えば糸継ぎ等が完了した後に、パッケージを再び回転させることができる。
前記の糸巻取機は、給糸部と、糸捕捉部材と、糸継装置と、を更に備える。前記給糸部には、前記パッケージに巻き取られる前記糸が巻かれた給糸ボビンが配置される。前記糸捕捉部材は、前記パッケージと前記給糸部との間の前記糸が分断状態となった場合に、当該分断された糸を捕捉する。前記糸継装置は、前記糸捕捉部材が捕捉した前記糸を継ぐ。前記制御部は、前記糸捕捉部材によって糸が捕捉された場合、前記糸継装置が前記糸継動作を行う前に、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで前記パッケージの回転を停止させる。
これにより、糸継装置による糸継動作前にパッケージの回転を確実に停止させることができるので、糸の弛みの発生を防止できる。従って、糸継時における糸縮れ及び糸切れの発生を防止できる。
前記の糸巻取機においては、前記ブレーキ装置は、前記接触ローラの外周面の少なくとも一部に接触して、前記接触ローラの回転速度を減速することが好ましい。
これにより、簡単な構成で接触ローラ(パッケージ)の回転を停止させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記駆動装置は、モータと、インバータと、を有し、前記制御部は、前記インバータを介して前記モータの回転を制御することが好ましい。
これにより、簡単な構成でパッケージの回転と停止とを行うことができる。また、パッケージ用のブレーキを別に備えなくて良いので、糸巻取機の大きさを抑えることができる。
次に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る自動ワインダ(糸巻取機)が備える糸巻取ユニット(糸巻取機)10の模式的な正面図及びブロック図である。本実施形態の自動ワインダは、並べて配置された糸巻取ユニット10を備えている。また、本実施形態の自動ワインダは、複数の糸巻取ユニット10を集中的に制御するための機台制御装置(図略)を備えている。
各糸巻取ユニット10は、給糸ボビン11の糸12を解舒して、巻取ボビン14に巻き取る。糸12が巻き取られた状態の巻取ボビン14を、パッケージ15と称する。なお、以下の説明において、「上流側」及び「下流側」という時には、糸12の走行方向で見たときの上流側及び下流側をそれぞれいう。図1等に示すように、本実施形態では、給糸部16で給糸ボビン11から解舒された糸12が巻取部17によって巻き取られるため、給糸部16側が上流側であり、巻取部17側が下流となる。
それぞれの糸巻取ユニット10は、給糸部16と、巻取部17と、ユニット制御部(制御部)18と、を備えている。
ユニット制御部18は、例えば、Central Processing Unit(CPU)と、Random Access Memory(RAM)と、Read Only Memory(ROM)と、Input−Output(I/O)ポートと、通信ポートと、を備えている。前記ROMには、糸巻取ユニット10の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。前記I/Oポートと前記通信ポートには、糸巻取ユニット10が備える各構成(詳細は後述)及び前述の機台設定装置が接続されており、ユニット制御部18は制御情報等の通信ができる。これにより、ユニット制御部18は、糸巻取ユニット10が備える各部の動作を制御することができる。
給糸部16は、糸12を供給するための給糸ボビン11を、所定の位置に保持できる。巻取部17は、給糸部16から供給される糸12を、巻取ボビン14の外周にトラバース(綾振り)しながら巻き取ることができる。具体的には、巻取部17は、クレードル19と、接触ローラ20と、トラバース装置21と、を備えている。
クレードル19は回動軸55を中心に回動可能である。巻取ボビン14への糸12の巻取に伴う糸層径の増大を、クレードル19が回動することによって吸収できる。回動軸55には、クレードル19の角度(回動角)を検出するための角度センサ56が取り付けられている。この角度センサ56は例えばロータリエンコーダからなり、クレードル19の角度に応じた角度信号をユニット制御部18の径取得部57に対して送信する。クレードル19はパッケージ15が巻き太るに従って角度が変化する。クレードル19の回動角を角度センサ56によって検出することにより、径取得部57は、パッケージ15のパッケージ径(径情報)を取得することができる。
クレードル19には、一対のベアリングセンタ22及び23が設けられている。ベアリングセンタ22及び23は、クレードル19に対して軸線回りに回転可能に構成されているとともに、この軸線方向で向かい合って配置されている。クレードル19は、このベアリングセンタ22及び23によって、巻取ボビン14を、その軸線方向から挟み込んで支持する。これにより、クレードル19によってパッケージ15を軸線まわりで回転可能に支持することができる。
一対のベアリングセンタ22及び23のうち一方(図1の場合はベアリングセンタ23)は、パッケージ駆動装置(駆動装置)24のモータ24aの回転出力軸に相対回転不能に連結されている。パッケージ駆動装置24はモータ24aとインバータ24bとを備えている。ベアリングセンタ22及び23でパッケージ15を挟持した状態でパッケージ駆動装置24(モータ24a)を回転駆動することにより、前記パッケージ15を直接的に回転駆動することができる。
糸巻取ユニット10は、パッケージ駆動装置24の動作を制御するパッケージ駆動制御部25を備えている。ユニット制御部18は、パッケージ駆動制御部25に対して、パッケージ駆動装置24(モータ24a)の回転周波数(単位時間あたりの回転回数)の指令値を送信する。パッケージ駆動制御部25は、前記指令値によって指定された回転周波数を指示する。インバータ24bは、この指示された回転周波数でモータ24aを回転駆動する。これにより、パッケージ15を所望の回転周波数で回転させることができる。パッケージ駆動制御部25は、パッケージ15の回転速度を上昇させること、及び、下降させる(減速させる)ことが可能である。
クレードル19には、パッケージ15の回転を検出するためのパッケージ回転センサ26が設けられている。このパッケージ回転センサ26は、例えばインクリメンタル式のロータリエンコーダとして構成されており、ベアリングセンタ22が所定角度回転するごとに(即ち、パッケージ15が所定角度回転するごとに)、パルス信号をユニット制御部18へ送信する。ユニット制御部18は、パッケージ回転センサ26から受信するパルス信号に基づいて、パッケージ15がどれだけ回転したかを検出することができる。
トラバース装置21は、クレードル19の近傍に配置されている。トラバース装置21は、アーム式のトラバース装置として構成されている。トラバースアーム28は、トラバース駆動モータ29の駆動軸に固定されている。トラバース駆動モータ29は、トラバースアーム28を旋回駆動するためのものであって、サーボモータ等により構成されている。トラバース駆動モータ29によってトラバースアーム28を往復旋回運動させることにより、当該トラバースアーム28の先端の糸ガイド27をトラバース幅方向(図1の左右方向)に往復駆動することができる。
クレードル19の近傍には、接触ローラ20が配置されている。接触ローラ20は、パッケージ15の外周面に接触して従動回転可能に構成されている。図2(a)に示すように、接触ローラ20は、パッケージ15に巻き取られる糸12に接触するように配置されている。このように、糸12を接触ローラ20に接触させつつパッケージ15に巻き取ることにより、当該糸12の軌道が安定するので、糸ガイド27によって糸12が過度に振り回されてしまうことを防止できる。
接触ローラ20の近傍には、ブレーキ装置59が配置されている。ブレーキ装置59は、後述の図4に示すように、棒状の可動部材59aと、可動部材59aの先端に取り付けられたブレーキパッド59bと、から構成されている。パッケージ15をリフトアップして接触ローラ20から離間させた場合、接触ローラ20は慣性により回転し続けるが、可動部材59aを動かして(回動させて)ブレーキパッド59bを接触ローラ20の外周面に押し当てる(接触させる)ことで、接触ローラ20の回転を停止させることができる。可動部材59aを動かす方法は任意だが、例えばシリンダ、ソレノイド等を用いることができる。
以上のように構成された巻取部17により、パッケージ15を巻取方向へ回転させつつ、前記トラバース装置21によって糸12をトラバース幅内で往復させることで、前記糸12をトラバースしながらパッケージ15の表面に巻き取っていくことができる。
糸巻取ユニット10は、給糸部16と巻取部17との間に、給糸部16側から順に、解舒補助装置35と、テンション付与装置36と、糸継装置37と、糸監視装置38と、を配置した構成となっている。
解舒補助装置35は、給糸ボビン11の芯管に被さることが可能な規制部材39を備えている。規制部材39は、略筒状に構成されており、給糸ボビン11の糸層上部に形成されるバルーンに接触するように配置されている。なお、バルーンとは、給糸ボビン11から解舒される糸12が遠心力により振り回されている部分をいう。このバルーンに対して規制部材39を接触させることにより、当該バルーンの部分の糸12に対してテンションを付与し、糸12が過度に振り回されることを防止する。これにより、当該糸12を給糸ボビン11から適切に解舒することができる。
テンション付与装置36は、走行する糸12に所定のテンションを付与する。本実施形態において、テンション付与装置36は、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式のもので構成されている。可動側の櫛歯は、櫛歯同士が噛み合わせ状態となるように付勢されている。噛み合わせ状態の櫛歯の間を屈曲させながら糸12を通過させることにより、当該糸12に対して適度なテンションを付与してパッケージ15の品質を高めることができる。なお、テンション付与装置36は上記ゲート式のものに限らず、例えばディスク式のものを採用することができる。
糸監視装置38は、走行する糸12の品質を監視する。具体的には、糸監視装置38は、糸12の太さを検出する光透過型センサを備えたクリアラヘッド40と、このセンサからの糸太さ信号を処理するアナライザ41と、を備えている。糸監視装置38は、前記センサからの糸太さ信号をアナライザ41により監視することにより、糸12に含まれる糸欠陥(糸12に異常がある箇所)を検出する。前記クリアラヘッド40のすぐ上流側には、糸監視装置38が糸欠陥を検出したときに直ちに糸12を切断するためのカッタ42が設けられている。なお、糸監視装置38は、光透過型センサに限らず、例えば光反射型センサや静電容量式センサで糸12を監視する構成としても良い。
糸継装置37は、給糸ボビン11とパッケージ15との間の糸12が何らかの理由により分断状態となったときに、給糸ボビン11側の下糸と、パッケージ15側の上糸とを接合(糸継ぎ)する。本実施形態において、糸継装置37は、圧縮空気により発生させた旋回空気流によって糸端同士を撚り合わせるスプライサ装置として構成されている。ただし、糸継装置37は空気式のスプライサ装置に限らず、例えば機械式のノッタ等を採用することができる。
前記糸継装置37の下側及び上側には、給糸ボビン11側の糸端を捕捉して糸継装置37に案内する下糸捕捉部材(糸捕捉部材)45と、図2(b)のようにパッケージ15側の糸端を捕捉して糸継装置37に案内する上糸捕捉部材(糸捕捉部材)46と、がそれぞれ設けられている。下糸捕捉部材45は、下糸パイプアーム47と、この下糸パイプアーム47の先端に形成された下糸吸引口48と、を備えている。上糸捕捉部材46は、上糸パイプアーム49と、この上糸パイプアーム49の先端に形成された上糸吸引口50と、を備えている。
下糸パイプアーム47と上糸パイプアーム49は、それぞれ軸51及び軸52を中心にして回動可能に構成されている。下糸パイプアーム47及び上糸パイプアーム49には適宜の負圧源(図略)がそれぞれ接続されている。これにより、下糸パイプアーム47及び上糸パイプアーム49は、下糸吸引口48及び上糸吸引口50に吸引流を発生させて、上糸及び下糸の糸端を吸引捕捉できる。
次に、パッケージ15の回転を停止させる処理について説明する。
糸12を巻き取っているパッケージ15の回転を停止させる状況は様々である。例えば、ユニット制御部18は、パッケージ15が満巻になったときには、当該パッケージ15を巻取部17から取り外す(玉揚げする)ために、当該満巻のパッケージ15の回転を停止させる(正回転からの停止)。
また、ユニット制御部18は、給糸ボビン11とパッケージ15との間の糸12が切れた場合、又は、糸監視装置38によって糸欠陥が検出されて糸12を切断した場合には、糸12を巻き取った後にパッケージ15の回転をいったん停止させる(正回転からの停止)。その後、ユニット制御部18は、上糸捕捉部材46にパッケージ15側の糸端を捕捉させた後にパッケージ15を逆回転させて糸12を引き出しつつ、糸12の糸継装置37への案内の完了後に、パッケージ15を停止させる(逆回転からの停止)。
ユニット制御部18は、パッケージ15の正回転又は逆回転を停止させる際には、図3のフローチャートに示す処理を行う。ユニット制御部18は、パッケージ15の正回転又は逆回転の回転制御を行っている間において(ステップS101)、パッケージ15の回転を停止させる要求(停止要求)の有無を判断する(ステップS102)。
ユニット制御部18は、満巻、糸切れ、糸欠陥、又は糸12の糸継装置37への案内状況等に応じて出された停止要求を検出すると、パッケージ駆動制御部25を介して、パッケージ駆動装置24の回転速度(即ちパッケージ15の回転速度)を減速させる制御を行う(ステップS103)。ユニット制御部18は、パッケージ15の回転速度が所定の速度以下か否かを判断しており(ステップS104)、所定の速度以下になるまでパッケージ15の回転速度を減速させる。図4の「減速」には、このときの様子が示されている。
ユニット制御部18は、ステップS103の前後において、パッケージ15をリフトアップさせて接触ローラ20から離間する。これにより、接触ローラ20との摩耗によりパッケージ15の品質が低下することを防止できる。また、離間後の接触ローラ20は回転し続けているので、ユニット制御部18は、ブレーキ装置59を作動させることにより接触ローラ20の回転を停止させる。なお、パッケージ15のリフトアップは、接触ローラ20との摩耗によるパッケージ15の品質の低下を防止するために行う。そのため、パッケージ15のリフトアップは、ステップS103の前に行う方が好ましい。
ユニット制御部18は、パッケージ15の回転速度が所定の速度以下になった場合、パッケージ15のパッケージ径が予め定められた基準値以上か否かを判断する(ステップS105)。ユニット制御部18は、パッケージ15のパッケージ径が基準値未満であれば、後述のブレーキ装置59を作動させず、パッケージ駆動装置24の制御によりパッケージ15を停止させる。
ユニット制御部18は、パッケージ15のパッケージ径が基準値以上であれば、ブレーキ装置59によりパッケージ15の回転速度を低下させる(ステップS106)。具体的にはユニット制御部18は、初めにパッケージ15のリフトアップを解除し、パッケージ15と接触ローラ20とを接触させる。次に、ユニット制御部18は、図4の「停止直前」に示すように、可動部材59aを動かしてブレーキパッド59bを接触ローラ20の外周面に押し当てる。これにより、ブレーキ装置59による接触ローラ20への制動力をパッケージ15へ伝えることができるので、パッケージ15の回転速度を減速させることができる。
ユニット制御部18は、ブレーキ装置59を作動させた時間(ブレーキ時間)をカウントしており、ブレーキ時間が基準時間を経過したか否かを判断している(ステップS107)。ユニット制御部18は、ブレーキ時間が基準時間を経過した場合、可動部材59aの位置を元に戻してブレーキパッド59bを接触ローラ20から離間することで、ブレーキ装置59の作動を解除する(ステップS108)。図4の「停止中」には、このときの様子が示されている。
ユニット制御部18は、以上の処理を行うことで、パッケージ15を停止させる。その後、ユニット制御部18は、玉揚げ又は糸継ぎ等の処理を行う。
糸継装置37による糸継ぎの開始後においてもパッケージ15の逆回転が継続される場合、糸12の弛みが発生し、糸縮れ又は糸切れの原因となる。そのため、本実施形態のユニット制御部18は、ブレーキ装置59を作動させるタイミング、及び、糸継装置37の糸継ぎを開始するタイミングの少なくとも何れかを制御することで、糸12の弛みを防止する。
例えば、上糸捕捉部材46によるパッケージ15の糸端を捕捉してから糸継装置37による糸継ぎを行うまでの時間が決まっている場合は、この時間内にパッケージ15を確実に停止させるようにブレーキ装置59を作動させる。また、糸継装置37による糸継ぎを行うタイミングが可変である場合は、ブレーキ装置59の作動を解除させた後に、糸継装置37による糸継ぎを実行させる。
これにより、パッケージ15の逆回転時の糸縮れ及び糸切れを防止できる。また、パッケージ15の正回転時及び逆回転時においては、パッケージ15を素早く停止させることができるので、生産効率を向上させることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。図5は、変形例に係るユニット制御部18がパッケージ15を停止させるときに行う処理を示すフローチャートである。なお、本変形例のフローチャートのステップS201からステップS203、ステップS206、ステップS208は上記実施形態と同様の処理なので詳細な説明を省略する。
上記実施形態のユニット制御部18は、パッケージ15のパッケージ径に基づいて、ブレーキ装置59の作動の有無を決定する。これに対し、本変形例のユニット制御部18は、パッケージ駆動装置24の制御による減速の開始後、所定の時間待機し(ステップS204)、その後にパッケージ15がまだ回転しているか否かを判断する(ステップS205)。具体的には、ユニット制御部18は、パッケージ回転センサ26から入力された検出結果に基づいて、パッケージ15がまだ回転しているか否かを判断する。従って、本実施形態では、パッケージ回転センサ26及びユニット制御部18が、「パッケージの停止を検出する検出部」に該当する。そして、ユニット制御部18は、パッケージ15がまだ回転している場合に、ブレーキ装置59を作動させる(ステップS206)。
また、上記実施形態のユニット制御部18は、ブレーキ時間が基準時間を経過した場合に、ブレーキ装置59の作動を解除する。これに対し、本変形例のユニット制御部18は、パッケージ15の回転が停止したか否かの判断を行い(ステップS207)、パッケージ15の回転が停止した場合に、ブレーキ装置59の作動を解除する(ステップS208)。ステップS207におけるパッケージ15の回転が停止したか否かの判断は、ステップS205と同様に、パッケージ回転センサ26及びユニット制御部18によって行われる。
なお、上記実施形態において、ステップS207の処理を適用して、パッケージ15の回転の停止に基づいてブレーキ装置59の作動を解除しても良い。また、本変形例において、ステップS107の処理を適用して、ブレーキ時間に基づいてブレーキ装置59の作動を解除しても良い。
以上に説明したように、糸巻取ユニット10は、パッケージ駆動装置24と、接触ローラ20と、ブレーキ装置59と、トラバース装置21と、ユニット制御部18と、を備える。パッケージ駆動装置24は、糸12が巻き取られて形成されるパッケージ15を回転駆動する。接触ローラ20は、パッケージ15と接触して、従動回転する。ブレーキ装置59は、接触ローラ20の回転速度を減速する。トラバース装置21は、接触ローラ20とは独立して設けられ、パッケージ15に巻き取られる糸12をトラバースする。ユニット制御部18は、パッケージ駆動装置24を制御してパッケージ15の回転速度を減速するとともに、ブレーキ装置59を作動させてパッケージ15の回転速度を減速することで、パッケージ15の回転を停止させる。
これにより、パッケージ駆動装置24だけでなく接触ローラ20用のブレーキ装置59を利用してパッケージ15を減速させるので、パッケージ15の回転を素早くかつ確実に停止させることができる。従って、パッケージ15の生産効率を向上させることができる。
上述の糸巻取ユニット10は、径取得部57が取得したパッケージ径が基準値よりも小さいときは、パッケージ駆動装置24を制御することで、パッケージ15の回転を停止させ、パッケージ径が基準値以上であるときは、パッケージ駆動装置24及びブレーキ装置59を制御することで、パッケージ15の回転を停止させる。
これにより、パッケージ径が小さい場合はパッケージ15の回転が停止し易いので、ブレーキ装置59を使用するまでもなくパッケージ15を停止させることができる。一方、パッケージ径が大きい場合はパッケージ15の回転が停止しにくいので、ブレーキ装置59を併用することで、パッケージ15を確実に停止させることができる。このように必要な場合にのみブレーキ装置59を作動させることで、ブレーキ装置59の摩耗を抑えることができる。
上述の糸巻取ユニット10は、パッケージの停止を検出する検出部(パッケージ回転センサ26及びユニット制御部18)を更に備える。ユニット制御部18は、所定の時間の経過後にパッケージ15が停止していないことを検出した場合に、ブレーキ装置59を作動させる。
これにより、径情報を取得して判定する処理等を省略しつつ、必要に応じてブレーキ装置59を作動させることができる。
ユニット制御部18は、パッケージ駆動装置24及びブレーキ装置59を制御することでパッケージ15の回転を停止させる場合は、初めにパッケージ駆動装置24を制御してパッケージ15の回転を減速させ、パッケージ15の回転速度が所定の速度以下になったときに、ブレーキ装置59を作動させる。
これにより、パッケージ15の回転速度がある程度遅くなってから接触ローラ20にブレーキ装置59が接触するので、ブレーキ装置59の摩耗又は異音の発生、又はパッケージ15の表面の摩耗を抑えることができる。
糸巻取ユニット10は、給糸部16と、下糸捕捉部材45及び上糸捕捉部材46と、糸継装置37と、を更に備える。給糸部16には、パッケージ15に巻き取られる糸12が巻かれた給糸ボビン11が配置される。下糸捕捉部材45及び上糸捕捉部材46は、パッケージ15と給糸部16との間の糸12が分断状態となった場合に、当該分断された糸12を捕捉する。糸継装置37は、下糸捕捉部材45及び上糸捕捉部材46が捕捉した糸12を継ぐ。ユニット制御部18は、下糸捕捉部材45及び上糸捕捉部材46によって糸12が捕捉された場合、糸継装置37が糸継動作を行う前に、パッケージ駆動装置24及びブレーキ装置59の制御によりパッケージ15の逆回転を停止させる。
これにより、糸継装置37による糸継動作前にパッケージ15の回転を確実に停止させることができるので、糸12の弛みの発生を防止できる。従って、糸継時における糸縮れ及び糸切れの発生を防止できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記の説明では、停止要求があった場合にパッケージ15をリフトアップして接触ローラ20から離間させている。しかし、例えば逆回転時でパッケージ15の回転速度が遅くパッケージ15の品質が劣化しないのであれば、リフトアップを省略することもできる。
上記の説明では、角度センサ56の検出結果に基づいてパッケージ径を求めたが、それ以外にも例えば以下の3つの方法により求めることができる。1つ目の方法は、パッケージ15に巻き取られた糸12の総長と、糸12の巻取速度と、糸種類(糸の太さ等)と、に基づいてパッケージ径を求める。2つ目の方法は、糸12の巻き始めからの時間を計測することでパッケージ径を求める方法である。具体的には、巻取速度及び糸種類(糸の太さ等)が分かっている場合、糸12の巻き始めからの経過時間と、パッケージ径との関係を予めユニット制御部18に記憶しておくことにより、経過時間に基づいてパッケージ径を求めることができる。糸切断時及び糸継作業時などの巻取中断時には、巻き始めからの経過時間の測定を中断する。3つ目の方法は、糸12の走行速度に基づいてパッケージ径を求める方法である。具体的には、糸監視装置38又は専用の糸速度センサを設け、糸12の走行速度を求める。ユニット制御部18は、糸12の走行速度と、トラバース速度と、により綾角を算出する。更に、綾角と糸走行速度とに基づいて、パッケージ15の周速を求める。そして、パッケージ15の回転速度と、パッケージ15の周速とに基づいて、パッケージ径を算出する。
上記の説明では、径情報の例としてパッケージ径を挙げたが、パッケージ径に関係する情報であって巻取りが進行するにつれて数値が大きくなる情報であれば、パッケージ径以外にも、糸層厚さ、巻取済みの長さ、重量等を用いることができる。例えば巻取済みの長さは、巻き取られた糸12の長さを検出する糸走行センサ等により求めることができる。また、例えばこの巻取済みの長さと糸種等に基づいて糸層厚さ又は重量を求めることができる。
上記で説明したフローチャートは一例であり、処理が変更、追加、又は削除されても良い。例えば、パッケージ15の品質が劣化しないのであれば、現在のパッケージ径を判定する処理を省略し、パッケージ15を素早く停止させても良い。
上記の説明では、ブレーキ装置59は、接触ローラ20の外側に設けられ、接触ローラ20の外周面にブレーキパッド59bを接触させる。しかし、ブレーキ装置は、特許文献2のように接触ローラ20の内部に設けられていたり、接触ローラ20の内面に適宜の部材を接触させたりする構成でも良い。
上記の説明では、パッケージ15のリフトアップの解除後にブレーキ装置59を作動させたが、以下のタイミングで作動させても良い。パッケージ15の減速停止時、パッケージ15がリフトアップされている間にブレーキ装置59を作動させ、ブレーキ装置59を作動させたままパッケージ15のリフトアップを解除して接触ローラ20に接触させることで、パッケージ15の回転を停止させる。
トラバース装置21は、アーム式のトラバース装置に限らず、例えば、ベルト式のトラバース装置、羽根式のトラバース装置などであっても良い。
上記の説明では、パッケージ駆動制御部25とトラバース制御部31は、それぞれユニット制御部18とは個別に設けられている。しかし、パッケージ駆動制御部25とトラバース制御部31の少なくとも何れかをユニット制御部18に設けても良い。
本発明の構成は、1の糸巻取ユニット10から構成される糸巻取機や複数の糸巻取ユニット10から構成される糸巻取機(自動ワインダ)に限らず、例えば巻き返し機、精紡機(空気紡績機、オープンエンド紡績機など)等、他の糸巻取機にも広く適用することができる。
10 糸巻取ユニット(糸巻取機)
12 糸
15 パッケージ
16 給糸部
17 巻取部
18 ユニット制御部(制御部)
19 クレードル
20 接触ローラ
21 トラバース装置
24 パッケージ駆動装置(駆動装置)
24a モータ
24b インバータ
25 パッケージ駆動制御部
37 糸継装置
45 下糸捕捉部材(糸捕捉部材)
46 上糸捕捉部材(糸捕捉部材)
57 径取得部
59 ブレーキ装置
12 糸
15 パッケージ
16 給糸部
17 巻取部
18 ユニット制御部(制御部)
19 クレードル
20 接触ローラ
21 トラバース装置
24 パッケージ駆動装置(駆動装置)
24a モータ
24b インバータ
25 パッケージ駆動制御部
37 糸継装置
45 下糸捕捉部材(糸捕捉部材)
46 上糸捕捉部材(糸捕捉部材)
57 径取得部
59 ブレーキ装置
Claims (10)
- 糸が巻き取られて形成されるパッケージを回転駆動する駆動装置と、
前記パッケージと接触して、従動回転する接触ローラと、
前記接触ローラの回転速度を減速するブレーキ装置と、
前記接触ローラとは独立して設けられ、前記パッケージに巻き取られる前記糸をトラバースするトラバース装置と、
前記駆動装置を制御して前記パッケージの回転速度を減速するとともに、前記ブレーキ装置を作動させて前記パッケージの回転速度を減速することで、前記パッケージの回転を停止させる制御部と、
を備えることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、前記ブレーキ装置の作動が、前記パッケージに接触している前記接触ローラを介して前記パッケージに伝わるようにして、前記パッケージを減速することを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1又は2に記載の糸巻取機であって、
前記パッケージの径情報を取得する径取得部を更に備え、
前記制御部は、前記径取得部が取得した前記径情報に基づいて、前記ブレーキ装置を作動させることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項3に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、
前記径取得部が取得した前記パッケージの径情報が基準値よりも小さいときは、前記駆動装置を制御することで、前記パッケージの回転を停止させ、
前記径取得部が取得した前記パッケージの径情報が前記基準値以上であるときは、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで、前記パッケージの回転を停止させることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1又は2に記載の糸巻取機であって、
前記パッケージの停止を検出する検出部を更に備え、
前記制御部は、所定の時間の経過後に前記パッケージが停止していないことを前記検出部が検出した場合に、前記ブレーキ装置を作動させることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から5までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで前記パッケージの回転を停止させる場合は、初めに前記駆動装置を制御して前記パッケージの回転を減速させ、前記パッケージの回転速度が所定の速度以下になったときに、前記ブレーキ装置を作動させることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から6までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記制御部は、前記パッケージの回転の停止後に、前記ブレーキ装置の作動を解除することを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から7までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記パッケージに巻き取られる前記糸が巻かれた給糸ボビンが配置される給糸部と、
前記パッケージと前記給糸部との間の前記糸が分断状態となった場合に、当該分断された糸を捕捉する糸捕捉部材と、
前記糸捕捉部材が捕捉した前記糸を継ぐ糸継装置と、
を更に備え、
前記制御部は、前記糸捕捉部材によって糸が捕捉された場合、前記糸継装置が前記糸継動作を行う前に、前記駆動装置を制御するとともに前記ブレーキ装置を作動させることで前記パッケージの回転を停止させることを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から8までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記ブレーキ装置は、前記接触ローラの外周面の少なくとも一部に接触して、前記接触ローラの回転速度を減速することを特徴とする糸巻取機。 - 請求項1から9までの何れか一項に記載の糸巻取機であって、
前記駆動装置は、
モータと、
インバータと、
を有し、
前記制御部は、前記インバータを介して前記モータの回転を制御することを特徴とする糸巻取機。
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