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JP2014218261A - 袋 - Google Patents

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JP2014218261A
JP2014218261A JP2013096946A JP2013096946A JP2014218261A JP 2014218261 A JP2014218261 A JP 2014218261A JP 2013096946 A JP2013096946 A JP 2013096946A JP 2013096946 A JP2013096946 A JP 2013096946A JP 2014218261 A JP2014218261 A JP 2014218261A
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田中 洋二
Yoji Tanaka
洋二 田中
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Polymer Systems Co Ltd
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    • B65D33/00Details of, or accessories for, sacks or bags
    • B65D33/02Local reinforcements or stiffening inserts, e.g. wires, strings, strips or frames

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】袋内の内容物の量が少なくなっても、袋を安定的に自立させる。
【解決手段】柔軟な袋部10の第1主シート部11に保形シート30を被せる。保形シート30は、袋部10より硬質で、かつ保形性を有しており、湾曲部31と、一対の被接合部32とを備えている。湾曲部30は、幅方向の中央部に向かうにしたがって表側(第2主シート12とは反対側)へ突出するように湾曲されている。湾曲部の幅方向の両端にそれぞれ被接合部32が連なっている。この被接合部32が、袋部10の幅方向の端部15と接合されている。湾曲部31の下端部は、袋部10の下端部と袋部10の上下方向のほぼ同じ高さに配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体等の流動性の内容物を貯める袋であって、特に自立させて棚、台、机等の上に載置するのに好適な袋に関する。
一般に、この種の袋は、一対の長方形の主シート部を備えている。これら主シート部が互いに重ねられ、周縁どうしが溶着にて封止されている。なお、主シート部の周縁のうち下縁どうしは、底シート部を介して封止されている。袋の上端部にはスパウトが設けられている。袋に飲料液等の流動性の内容物を収容すると、内容物が重力の作用で袋内の下側部に偏ることで、袋の下側部が膨らむ。これによって、袋を安定的に自立させることができる。
特開2011−098756号公報
しかし、内容物をスパウトから吐出することで、袋内の内容物の量が減ってくると、袋の下側部が萎むため、自立させようとしても安定せず、倒れ易くなる。更に、袋が上下方向の中間部で「く」字状に折れ易くなる。特に、大き目のサイズの袋において、上記折れが生じやすい。
本発明は、このような事情に鑑み、袋内の内容物の量が少なくなっても、袋を安定的に自立させられるようにすることを第1の目的とする。さらに、袋の折れをも防止できるようにすることを第2の目的とする。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、流動性の内容物を吐出可能に貯める袋であって、互いに対向するとともに周縁部どうしが閉じられた第1、第2の主シート部を有する柔軟な袋部と、前記袋部より硬質でかつ保形性を有して、前記第1主シート部に被さる保形シートと、を備え、前記保形シートが、幅方向の中央部に向かうにしたがって前記第2主シートとは反対側へ突出するように湾曲された湾曲部と、前記湾曲部の幅方向の両端に連なるとともに前記袋部の幅方向の端部と接合された一対の被接合部とを有し、前記湾曲部の下端部が、前記袋部の下端部と前記袋部の上下方向のほぼ同じ高さに配置されていることを特徴とする。
これによって、上記第1の目的を達成できる。すなわち、袋内の内容物の量が少なくなっても、袋を安定的に自立させることができる。
前記保形シートの上端部が、前記袋部における上端部と前記袋部の上下方向のちょうど中間部との間の高さに配置されていることが好ましい。これによって、上記第1の目的に加えて、上記第2の目的をも達成できる。すなわち、袋内の内容物の量が少なくなった際、袋が上下方向の中間部において「く」字状に折れるのを防止することができる。特に、袋が例えば足裏程度の比較的大きいサイズである場合には、内容物の量が少なくなると折れやすいから、上記構成が有効である。
前記保形シートの上端部は、前記袋部における上下方向のちょうど中間部又は前記中間部と下端部の間の高さに配置されていてもよい。袋が例えば手のひら程度の比較的小さいサイズである場合には、内容物の量が少なくなっても折れにくいから、上記の構成とすることで、保形シートの面積を小さくして材料コストを節減できる。
前記袋部の上下方向の所定位置における前記保形シート及び前記袋部の少なくとも一方の幅方向の端部には、指を受け入れ可能な凹部が形成されていてもよい。
これによって、袋を片手で簡単に持つことができる。
本発明によれば、袋内の内容物の量が少なくなっても、袋を安定的に自立させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る比較的小さいサイズ(手のひらサイズ)の袋を、内容物が充填された状態で示したものであり、図1(a)は上記袋の正面図であり、図1(b)は上記袋を、一部を断面にして、かつ載置部に載置した状態で示す側面図であり、図1(c)は上記袋の底面図である。 図2は、上記袋の保形シートの斜視図である。 図3(a)は、上記袋を、ほぼ空の状態で、かつ載置部に載置した状態で示す側面図である。図3(b)は、図3(a)の状態における上記袋の底面図である。 図4は、上記袋を片手で把持した状態を示す正面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る比較的大きいサイズの袋を、内容物が充填された状態で示したものであり、図5(a)は上記袋の正面図であり、図5(b)は上記袋の側面図であり、図5(c)は、上記袋の底面図である。 図6は、上記第2実施形態に係る袋を、ほぼ空の状態で示す側面図であり、同図の二点鎖線は、袋が保形シートを有しないと仮定した場合における、空の状態の袋の一形態を示す。 図7(a)は、本発明の第3実施形態に係る袋の上側部分を示す正面図である。図7(b)は、上記第3実施形態の袋を片手で把持した状態を示す正面図である。 図8(a)は、上記第3実施形態の変形例を示す正面図である。図8(b)は、上記変形例の袋を片手で把持した状態を示す正面図である。 図9(a)は、上記第3実施形態の変形例を示す正面図である。図9(b)は、上記図9(a)の変形例の袋を片手で把持した状態を示す正面図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る袋の正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施形態を示したものである。図1に示すように、袋1Sは、流動性の内容物2を吐出可能に貯める自立式袋である。内容物2(同図(b))は、例えば液状の接着剤、薬剤、飲料液等である。第1実施形態の袋1Sの大きさは、比較的小さく、手のひらサイズである。袋1Sは、袋部10と、スパウト20と、保形シート30を備えている。袋部10は、一対をなす第1、第2の主シート部11,12と、底シート部13を有している。これらシート部11,12,13は、柔軟な材質にて構成されている。例えば、シート部11,12,13の材質として、樹脂層及びアルミニウム層を含むラミネートシートが挙げられる。主シート部11,12は、同一の大きさの長方形状になっており、その長手方向が上下に向けられている。これら主シート部11,12が互いに重ねられ、周縁部どうしが閉じられている。すなわち、主シート部11,12の上縁どうし及び左右の側縁どうしが溶着にて接合されて封止されている。図1(a)に示すように、袋部10の上縁には上縁封止部14が形成されている。袋部10の左右の両縁には側縁封止部15が形成されている。図1(c)に示すように、主シート部11,12の底部どうしの間に底シート部13が配置されている。底シート部13の周縁の半周が、第1主シート部11の下縁と溶着にて接合され、かつ底シート部13の周縁の残りの半周が、第2主シート部12の下縁と溶着にて接合されている。これによって、主シート部11,12の下縁どうしが、底シート部13を介して封止されている。図1(a)に示すように、袋部10の底部には、底縁封止部16が形成されている。底シート部13は、袋1Sの膨張・収縮に応じて、展開・折り畳み可能になっている。
袋部10の上端部にはスパウト20が設けられている。スパウト20の材質としては、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどの硬質樹脂が挙げられる。スパウト20は、袋部10から上へ突出されている。スパウト20の先端部には、図1(a)及び同図(b)において二点鎖線にて示すキャップ29が設けられている。スパウト20は、袋部10の上端部の中央部に配置されているが、袋部10の上端部と左右端部との角部に配置されていてもよい。
シート部11〜13によって、袋部10の内部に袋内室19が形成されている。袋内室19は、密閉され、かつ膨縮可能になっている。すなわち、図1(b)及び図3(a)に示すように、袋部10が内外の圧力差に応じて膨らんだり縮んだりするように変形することで、袋内室19の内容積が増減される。袋内室19内には内容物2が封入されている。
図1及び図2に示すように、第1主シート部11には保形シート30が設けられている。保形シート30は、樹脂シートにて構成され、袋部10より硬質であり、かつ所要の保形性を有している。保形シート30の厚みは、例えば数百μm〜1mm以下であり、好ましくは0.2mm程度である。保形シート30の材質としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が挙げられるが、これに限られず、ポリプロピレンやポリエチレン等の、他の樹脂にて構成されていてもよい。或いは、保形シート30が、硬めの紙にて構成されていてもよく、金属にて構成されていてもよい。保形シート30は、透明であってもよく、有色であってもよい。保形シート30の表面にデザインや商品説明等の印刷を施してもよい。
保形シート30は、湾曲部31と、一対の被接合部32,32を一体に有し、第1主シート部11の表側面の下半分に被さっている。湾曲部31は、幅方向の中央部に向かうにしたがって表側(第2主シート部12とは反対側)へ突出するように湾曲されている。これにより、図1(c)及び図2に示すように、湾曲部31は、上面視又は底面視で円弧状になっている。この湾曲部31が、第1主シート部11における側縁封止部15よりも幅方向の内側部分に被さっている。湾曲部31は、袋部10と接合(溶着、接着等)されておらず、湾曲部31と第1主シート部11とは互いに相対的に接近、離間可能である(図5)。
更に詳細には、湾曲部31の形状は、袋部10の最大膨張時(内容物2の満タン時)における第1主シート部11の形状と対応している。好ましくは、図1(c)に示すように、手のひら程度の比較的小さいサイズの袋1Sにおいては、湾曲部31が、最大膨張時の第1主シート部11よりも表側(図(c)において上)に張り出し、該最大膨張時の第1主シート部11と湾曲部31との間に隙間35が形成されている。また、湾曲部31の左右方向の幅は、上に向かうにしたがって若干小さくなっており、湾曲部31の左右の縁が内側へ若干傾いている。
なお、湾曲部31の曲率が、最大膨張時における第1主シート部11の曲率とほぼ同じであってもよく、湾曲部31が最大膨張時の第1主シート部11と接していてもよい。さらには、最大膨張時の第1主シート部11の形状に合わせて、湾曲部31の曲率が上に向かうにしたがって小さくなることで(つまりは、湾曲部31が上に向かうにしたがって扁平になることで)、湾曲部31が全体的に最大膨張時の第1主シート部11と接していてもよい。
図2に示すように、湾曲部31の幅方向の両端にそれぞれ被接合部32,32が一体に連なっている。各被接合部32は、側縁封止部15と同程度の幅を有して、上下に延びている。被接合部32の上下方向の長さは、湾曲部31の上下方向の寸法と同等である。被接合部32の上端は、湾曲部31の上端と一直線をなしている。被接合部32の下端は、湾曲部31の下端と一直線をなしている。被接合部32は、湾曲部31の幅方向の端部に対して角度を持って幅方向の外側へ折れ曲がり、ほぼ平らになっている。湾曲部31と被接合部32との境には、折り目33が形成されている。折り目33は、上に向かうにしたがって袋1Sの幅方向の内側に若干傾いている。
図1(a)及び同図(c)に示すように、各被接合部32は、袋部10の幅方向の端部と溶着にて接合されている。つまり、左側の被接合部32は、左側の側縁封止部15における第1主シート部11側の表面に重ねられて接合されている。右側の被接合部32は、右側の側縁封止部15における第1主シート部11側の表面に重ねられて接合されている。被接合部32と袋部10との接合手段としては、溶着に代えて接着を用いてもよい。被接合部32の外側(湾曲部31とは反対側)の縁は、側縁封止部15の外側縁と好ましくは面一に揃えられている。
なお、被接合部32の外側縁が、側縁封止部15の外側縁よりも幅方向の内側に少し引っ込んでいてもよく、側縁封止部15の外側縁よりも幅方向の外側に少し突出していてもよい。被接合部32の内側縁が、第1主シート部11における側縁封止部15よりも幅方向の内側に位置していてもよい。つまり、被接合部32が、袋部10における側縁封止部15と袋内室19を形成する部分とに跨るように配置されていてもよい。
図1(a)及び同図(b)に示すように、保形シート30は、袋部10の上下方向の中間部から下端部にかけて被さっている。保形シート30ひいては湾曲部31の上端部は、袋部10の上下方向の中間部に位置している。保形シート30ひいては湾曲部31の下端部は、袋部10の下端部と袋部10の上下方向のほぼ同じ高さに配置されている。
保形シート30を袋部10に取り付ける際は、予め湾曲部31及び被接合部32、並びに折り目33を有するように保形シート30を成形した後、被接合部32を袋部10と溶着してもよい。
或いは、保形シート30の全体を湾曲部31に対応する曲率にて湾曲成形しておき(つまりは、折り目33を未形成にしておき)、該保形シート30の幅方向の両端部(被接合部32となるべき部分)を袋部10と溶着するのと同時に、その溶着熱や加圧力等を用いて湾曲部31と被接合部32との間に折り目33を付けてもよい。
更には、保形シート30の全体を平らな状態で、該保形シート30の幅方向の両端部(つまり被接合部32となるべき部分)を袋部10と溶着するのと同時に、湾曲部31の湾曲形状を形成するとともに、湾曲部31と被接合部32との間に折り目33を付けてもよい。
上記構成の袋1Sによれば、図1(b)に示すように、内容物21が満タンに充填されているときは、内容物2が重力によって袋内室19における下側部分に偏ることで、袋1Sの下側部が膨らむとともに、袋1Sの上側部が相対的に萎んだ状態になる。これによって、袋1Sを棚や台等の載置面4上に自立させた状態で安定的に載置できる。
内容物2をスパウト20から吐出することで、袋1S内の内容物2の量が減るにしたがって、袋部10が萎む。すなわち、図3(a)及び同図(b)に示すように、主シート部11,12の下側部分どうしが互いに近づいて、袋部10の下側部分の厚みが小さくなり、袋部10が全体的に扁平になるように変形する。このため、第1主シート部11と湾曲部31との間の隙間35が大きくなる。このように袋部10が萎んでも、保形シート30は、保形強度を有しているために、満タン時と同じ湾曲形状を維持する。したがって、湾曲部31の下端縁と袋部10の下端縁とが互いに前後に離れた状態で、これら湾曲部31及び袋部10がそれぞれ棚や台等の載置面4と接する。これによって、袋1S内の内容物2の量が少なくなっても、袋1Sを載置面4上に安定的に自立させることができる。
また、図4に示すように、片手5の指5a,5aで保形シート30を幅方向の両側から挟むことで、袋1Sを片手5で把持でき、持ち上げることができる。このとき、保形シート30には幅方向に圧縮力が働くが、保形シート30は所定の圧縮強度を有しているから上記の圧縮力に十分に耐えることができる。したがって、袋1Sが幅方向に潰れないようにできる。よって、キャップ29が外れていた場合でも、内容物2がスパウト20から吐出されるのを防止できる。
さらに、袋1S内の内容物2が加熱されていたり冷凍されていたりしても、袋部1の中央部には直接触れることなく、保形シート30の被接合部32の外縁にだけ指5aを当てた状態で、袋1Sを保持することができる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において記述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
図5及び図6は、本発明の第2実施形態を示したものである。図5に示すように、第2実施形態の袋1Lは、第1実施形態の袋1Sよりもひとまわり大きいサイズであり、例えば足裏程度の大きさになっている。この袋1Lにおける保形シート30は、第1主シート部11の上端部を除く全体を覆っている。保形シート30の上端部は、袋部10における上端部と上下方向のちょうど中間部との間の高さに配置されている。湾曲部31の上端部は、第1主シート部11の上下方向の中間部よりも上側に位置し、好ましくは第1主シート部11の上端部の少し下側に位置している。湾曲部31の下端部は、袋部10の下端部と袋部10の上下方向におけるほぼ同じ高さに位置している。
湾曲部31の曲率は、最大膨張時における第1主シート部11の下側部分の曲率とほぼ同じになっている。湾曲部31の下側部分が、最大膨張時の第1主シート部11に接している。湾曲部31の上側部分は、第1主シート部11から離れている。なお、湾曲部31の全体形状を、最大膨張時の第1主シート部11の形状に合わせることで、湾曲部31の全体が最大膨張時の第1主シート部11に接するようにしてもよい。
第2実施形態では、図6に示すように、内容物2が減って袋部10が扁平になっても、保形シート30が袋部10の上下方向の中間部に被さっているために、図6の二点鎖線にて示すように、袋部10が中間部において「く」字状に折れるのを防止することができる。
図7は、本発明の第3実施形態を示したものである。図7(a)に示すように、第3実施形態の袋1Lでは、第2実施形態と同様に、保形シート30の上縁が、第1主シート部11の上下方向の中間部よりも上側に位置し、好ましくは第1主シート部11の上端部の少し下側に位置している。この第3実施形態の袋1Lにおいては、袋部10の上下方向の所定位置における、保形シート30及び袋部10の少なくとも一方の幅方向の端部に、指入れ凹部37,17が形成されている。図7(b)に示すように、指入れ凹部37,17は、指5aを受け入れ可能である。
具体的には、第3実施形態においては、図7(a)に示すように、保形シート30及び袋部10の両方に指入れ凹部37,17が形成されている。指入れ凹部37は、保形シート30の上端部の少し下の高さ(つまり保形シート30の上下方向の中間部よりも上端部に近い位置)における、両側の被接合部32,32にそれぞれ形成されている。各指入れ凹部37は、被接合部32の外縁から半円形状に凹んでおり、その大きさは、人の指先の一般的な大きさに合わせてある。袋部10の左右の側縁封止部15における各指入れ凹部37とちょうど同じ位置には、指入れ凹部17が形成されている。指入れ凹部17は、側縁封止部15の外縁から半円形状に凹んでおり、その大きさは指入れ凹部37の大きさと同等である。指入れ凹部17の縁は、指入れ凹部37の縁とちょうど一致しているが、指入れ凹部17,37の何れか一方の縁が他方の縁よりも突出していてもよい。
保形シート30を袋部10に取り付けた後、指入れ凹部37,17を打ち抜きや切り取り加工等によって形成してもよい。
袋部10に予め指入れ凹部17を形成し、かつ保形シート30に予め指入れ凹部37を形成したうえで、保形シート30を袋部10に取り付けてもよい。
第3実施形態においては、保形シート30に指入れ凹部37,17を形成したことによって、袋1Lを持ちやすくできる。すなわち、図7(b)に示すように、保形シート30の幅方向の両側の指入れ凹部37,17にそれぞれ指5aを入れることで、袋1Lを片手5で簡単に把持することができる。保形シート30は、上記指による圧縮力に対し十分な強度を有しているから、袋部10が潰れることはない。
図8は、第3実施形態の変形例を示したものである。図8(a)に示すように、この変形例では、保形シート30にだけ指入れ凹部37が形成されており、袋部10には指入れ凹部17が形成されていない。このため、指入れ凹部37の内部には、側縁封止部15の一部15eが露出している。この凹部内露出部15eは、柔軟であるため、図8(b)に示すように、指で潰すことができる。このようにして、凹部内露出部15eを潰しながら、指入れ凹部37に指5aを入れることで、袋1Lを把持することができる。
図9は、第3実施形態の他の変形例を示したものである。図9(a)に示すように、この変形例では、袋部10にだけ指入れ凹部17が形成されており、保形シート30には指入れ凹部37が形成されていない。保形シート30の被接合部32は、指入れ凹部17よりも袋1Lの幅方向の内側に少し引っ込んで配置されている。指入れ凹部17の内周縁と被接合部32の外縁との間には、側縁封止部15の一部15fが設けられている。図9(b)に示すように、指入れ凹部17に指5aを入れて凹部縁周辺部15fをある程度潰すと、保形シート30の保形強度によって側縁封止部15がそれ以上変形しなくなり、指5aが凹部縁周辺部15fを介して保形シート30の左右の縁に突き当たった状態になる。これよって、袋1Lを片手5で簡単に把持することができる。
図10は、本発明の第4実施形態を示したものである。
第4実施形態では、袋1の袋部10の上下方向の中間部より上側部分18の左右両側の縁が、上に向かうにしたがって互いに近づくように斜めになっている。これによって、袋部10の上側部分18が上に向かって先細になっている。これに合わせて、保形シート30の上側部分38の左右両側の縁が斜めにカットされている。保形シート30の上端縁は、先細部分18の上下方向の中間部に位置している。
第4実施形態の袋部10は、内容物2が少なくなると先細部分18の下端部の付近で「く」字状に折れ曲がりやすいところ、この折れ曲がりやすい部分に保形シート30が被さることで、袋部10の折れ曲がりを防止することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨の範囲内で種々の改変をなすことができる。
例えば、湾曲部31の下端縁は、袋部10の下端縁と完全に同じ高さに揃えられている必要はなく、湾曲部31の下端縁が袋部10の下端縁より若干上に位置していてもよい。或いは、湾曲部31の上端縁が袋部10の上端縁より若干上に位置していてもよい。
湾曲部31と第1主シート部11とが溶着や接着等にて接合されてもよい。更に、保形シート30と第1主シート部11とが一体成形されていてもよい。
第1主シート部11に保形シート30を設けるだけでなく、第2主シート部12にも保形シート30を設けてもよい。
流動性の内容物2は、液体に限られず、ゾル状流体であってもよく、ゲル状流体であってもよく、粉体、粒体であってもよく、これらの混合物であってもよい。
袋10の底シート部13が省略され、主シート部11,12の下縁どうしが直接に連なっていてもよい。1枚のシートを2ツ折にし、折り目以外の3つの縁を溶着することで、袋部10を形成してもよい。
袋部10の上下方向における指入れ凹部37,17の配置位置(所定位置)は、袋部10の上側部分に限られず、袋部10の上下方向の中間部であってもよく、袋部10の下側部分であってもよい。指入れ凹部37は、保形シート30の上側部分に限られず、保形シート30の上下方向の中間部に設けてもよく、保形シート30の下側部分に設けてもよい。
2以上の実施形態の構成を互いに組み合わせてもよい。例えば、第1実施形態の小サイズの袋1Sにおいても、大サイズの袋1Lと同様に、保形シート30が第1主シート部11のほぼ全体を覆い、保形シート30の上端部が第1主シート部11の上端部近くに位置するようにしてもよい。また、小サイズの袋1Sにおいても、保形シート30の湾曲部31が、最大膨張時の第1主シート部11に接するようにしてもよい。更に、小サイズの袋1Sにおいても、袋部10の上下方向の所定位置における保形シート30及び袋部10の少なくとも一方の幅方向の端部に指入れ凹部37,17を設けてもよい。
第2実施形態の大サイズの袋1Lにおける保形シート30が、小サイズの袋1Sと同様に、袋部10の下半分を覆い、保形シート30の上端部が第1主シート11の上下方向の中間部付近に位置するようにしてもよい。また、大サイズの袋1Lにおいても、保形シート30の湾曲部31が、最大膨張時の第1主シート部11の下側部分よりも表側に張り出し、湾曲部31と上記第1主シート部11の下側部分との間に隙間35が形成されるようにしてもよい。
本発明は、例えば接着剤、薬剤、飲料液等の液状流動体を収容する容器に適用可能である。
1,1S,1L 袋
2 内容物
10 袋部
11 第1主シート部
12 第2主シート部
17 指入れ凹部
30 保形シート
31 湾曲部
32 被接合部
37 指入れ凹部

Claims (3)

  1. 流動性の内容物を吐出可能に貯める袋であって、
    互いに対向するとともに周縁部どうしが閉じられた第1、第2の主シート部を有する柔軟な袋部と、
    前記袋部より硬質でかつ保形性を有して、前記第1主シート部に被さる保形シートと、を備え、
    前記保形シートが、幅方向の中央部に向かうにしたがって前記第2主シートとは反対側へ突出するように湾曲された湾曲部と、前記湾曲部の幅方向の両端に連なるとともに前記袋部の幅方向の端部と接合された一対の被接合部とを有し、前記湾曲部の下端部が、前記袋部の下端部と前記袋部の上下方向のほぼ同じ高さに配置されていることを特徴とする袋。
  2. 前記保形シートの上端部が、前記袋部における上端部と前記袋部の上下方向のちょうど中間部との間の高さに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の袋。
  3. 前記袋部の上下方向の所定位置における前記保形シート及び前記袋部の少なくとも一方の幅方向の端部には、指を受け入れ可能な凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023248674A1 (ja) * 2022-06-21 2023-12-28 株式会社フジシールインターナショナル パウチ

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