JP2014213980A - Cage movement prevention tool for elevator - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、エレベータの保守時にかごの移動を防止するためのエレベータのかご移動防止具に関するものである。 The present invention relates to an elevator car movement preventer for preventing movement of a car during maintenance of the elevator.
従来、作業者が乗りかご上に乗って保守作業をしているときに乗りかごが上方へ誤って移動しないようにするために、乗りかごを案内するかごガイドレールの上部に係止部材を取り付けておくとともに、乗りかごの上部にストッパ部材を取り付けておき、ストッパ部材を係止部材に下方から係止させるようにしたエレベータの乗りかご固定装置が知られている(例えば特許文献1参照)。 Conventionally, a locking member has been attached to the upper part of the car guide rail that guides the car so that the car does not move upward accidentally when the worker is performing maintenance work on the car. In addition, an elevator car fixing device is known in which a stopper member is attached to the upper part of the car and the stopper member is locked to the locking member from below (see, for example, Patent Document 1).
しかし、係止部材をかごガイドレールに取り付け、ストッパ部材を乗りかごに取り付ける必要があるので、乗りかご固定装置の構造が複雑になるだけでなく、乗りかご固定装置の設置作業にも手間がかかってしまう。
また、係止部材を取り付ける位置によっては、かごガイドレールを支持する既存のレールブラケットが邪魔になって、係止部材をかごガイドレールに取り付けることができなくなってしまうこともある。
However, since it is necessary to attach the locking member to the car guide rail and the stopper member to the car, not only the structure of the car fixing device becomes complicated, but also the installation work of the car fixing device takes time. End up.
In addition, depending on the position where the locking member is attached, the existing rail bracket that supports the car guide rail may become an obstacle and the locking member cannot be attached to the car guide rail.
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エレベータの保守時に、かごの位置がどの位置であっても、かごの移動を簡単な構成で容易に防止することができるエレベータのかご移動防止具を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can easily prevent the movement of the car with a simple configuration regardless of the position of the car during maintenance of the elevator. The purpose is to obtain an elevator car movement prevention device.
この発明に係るエレベータのかご移動防止具は、互いに反対方向へ昇降されるかご及び釣合おもりのうち、かごの移動をエレベータの保守時に防止するエレベータのかご移動防止具であって、かごガイドレールと、かごに設けられ、かごガイドレールに接触しながら移動されるかご摺動部材との間に挿入される楔部材を備えている。 An elevator car movement prevention device according to the present invention is an elevator car movement prevention device that prevents movement of a car during maintenance of an elevator among a car and a counterweight that are lifted and lowered in opposite directions, and is a car guide rail. And a wedge member inserted between the car sliding member which is provided on the car and is moved while being in contact with the car guide rail.
この発明に係るエレベータのかご移動防止具は、互いに反対方向へ昇降されるかご及び釣合おもりのうち、かごの移動をエレベータの保守時に防止するエレベータのかご移動防止具であって、釣合おもりガイドレールと、釣合おもりに設けられ、釣合おもりガイドレールに接触しながら移動される釣合おもり摺動部材との間に挿入される楔部材を備えている。 An elevator car movement prevention device according to the present invention is an elevator car movement prevention device for preventing movement of a car during maintenance of an elevator among a car and a counterweight that are lifted and lowered in opposite directions. A wedge member is provided between the guide rail and a counterweight sliding member that is provided on the counterweight and is moved while contacting the counterweight guide rail.
この発明に係るエレベータのかご移動防止具によれば、かごガイドレールとかご摺動部材との間、又は釣合おもりガイドレールと釣合おもり摺動部材との間に、楔部材を挿入するだけで、かごの移動を防止することができる。これにより、エレベータの保守時に、かごの位置がどの位置であっても、かごの移動を簡単な構成で容易に防止することができる。 According to the elevator car movement preventing device according to the present invention, only the wedge member is inserted between the car guide rail and the car sliding member, or between the counterweight guide rail and the counterweight sliding member. Thus, the movement of the car can be prevented. This makes it possible to easily prevent the car from moving with a simple configuration, regardless of the position of the car during maintenance of the elevator.
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータを示す構成図である。図において、昇降路1の上部には、機械室2が設けられている。機械室2内には、駆動綱車3を有する巻上機(駆動装置)4と、駆動綱車3から離して配置されたそらせ車5と、エレベータの運転を制御する制御装置6とが設けられている。
1 is a block diagram showing an elevator according to
駆動綱車3及びそらせ車5には、昇降路1内にかご8及び釣合おもり9を吊り下げる複数本の懸吊手段7が巻き掛けられている。懸吊手段7としては、例えばロープ又はベルト等が用いられている。この例では、懸吊手段7の一端部がかご8の上部に接続され、懸吊手段7の他端部が釣合おもり9の上部に接続されている。これにより、この例では、懸吊手段7によるかご8及び釣合おもり9の吊り下げ方式が、1:1ローピング方式とされている。かご8及び釣合おもり9は、駆動綱車3が回転されることにより、互いに反対方向へ昇降路1内を互いに連動しながら昇降される。
A plurality of suspension means 7 for suspending a
昇降路1の底部(ピット部)には、かご8の下方に位置するかご緩衝器10と、釣合おもり9の下方に位置する釣合おもり緩衝器11とが設けられている。かご緩衝器10は、かご8の衝突を受けたときにかご8に与える衝撃を和らげる。釣合おもり緩衝器11は、釣合おもり9の衝突を受けたときに釣合おもり9に与える衝撃を和らげる。
A car shock absorber 10 located below the
図2は、図1のかご8を示す正面図である。また、図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。かご8が昇降されるときには、昇降路1内に上下方向に沿ってそれぞれ設置された一対のかごガイドレール12によって案内される。かご8は、一対のかごガイドレール12間に配置されている。各かごガイドレール12は、かごガイドレール12の長手方向に沿って見たときに、図3に示すように、かご8の側面に対向するレールフランジ部12aと、レールフランジ部12aの中間部からかご8に向かって突出するレール案内部12bとを有する断面T字状のレールとされている。
FIG. 2 is a front view showing the
かご8には、複数のかごガイド装置13が設けられている。各かごガイド装置13は、かごガイドレール12に案内されながら、かご8とともにかごガイドレール12に沿って移動される。この例では、図2に示すように、一方のかごガイドレール12に案内されるかごガイド装置13がかご8の上部及び下部にそれぞれ設けられ、他方のかごガイドレール12に案内されるかごガイド装置13がかご8の上部及び下部にそれぞれ設けられており、合計4つのかごガイド装置13がかご8に設けられている。
The
各かごガイド装置13は、図3に示すように、かご8に取り付けられたかご取付金具(かご取付部材)14と、かご取付金具14に設けられ、かごガイドレール12に接触するかごガイドシュー(かご摺動部材)15とを有している。
As shown in FIG. 3, each
かご取付金具14には、かごガイドシュー15を収容するシュー収容部16が設けられている。かご取付金具14は、シュー収容部16をかごガイドレール12に向けてかご8に取り付けられている。
The
かごガイドシュー15は、シュー収容部16に収容された状態でかご取付金具14に取り付けられている。かごガイドシュー15には、レール案内部12bが挿入されるレール挿入溝17が設けられている。かごガイドシュー15は、かごガイドレール12のレール案内部12bにレール挿入溝17の内面を接触させながら、かご8とともに移動される。かごガイドシュー15のレール挿入溝17の内面は、レール案内部12bの幅方向両側面及び端面にそれぞれ接触する3つの摺動面により構成されている。
The
図4は、図1の釣合おもり9を示す正面図である。また、図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。釣合おもり9が昇降されるときには、昇降路1内に上下方向に沿ってそれぞれ設置された一対の釣合おもりガイドレール22によって案内される。釣合おもり9は、一対の釣合おもりガイドレール22間に配置されている。各釣合おもりガイドレール22は、釣合おもりガイドレール22の長手方向に沿って見たときに、図5に示すように、釣合おもり9の側面に対向するレールフランジ部22aと、レールフランジ部22aの中間部から釣合おもり9に向かって突出するレール案内部22bとを有する断面T字状のレールとされている。
FIG. 4 is a front view showing the
釣合おもり9には、複数の釣合おもりガイド装置23が設けられている。各釣合おもりガイド装置23は、釣合おもりガイドレール22に案内されながら、釣合おもり9とともに釣合おもりガイドレール22に沿って移動される。この例では、図4に示すように、一方の釣合おもりガイドレール22に案内される釣合おもりガイド装置23が釣合おもり9の上部及び下部にそれぞれ設けられ、他方の釣合おもりガイドレール22に案内される釣合おもりガイド装置23が釣合おもり9の上部及び下部にそれぞれ設けられており、合計4つの釣合おもりガイド装置23が釣合おもり9に設けられている。
The
各釣合おもりガイド装置23は、図5に示すように、釣合おもり9に取り付けられた釣合おもり取付金具(釣合おもり取付部材)24と、釣合おもり取付金具24に設けられ、釣合おもりガイドレール22に接触する釣合おもりガイドシュー(釣合おもり摺動部材)25とを有している。
As shown in FIG. 5, each
釣合おもり取付金具24には、釣合おもりガイドシュー25を収容するシュー収容部26が設けられている。釣合おもり取付金具24は、シュー収容部26を釣合おもりガイドレール22に向けて釣合おもり9に取り付けられている。
The
釣合おもりガイドシュー25は、シュー収容部26に収容された状態で釣合おもり取付金具24に取り付けられている。釣合おもりガイドシュー25には、レール案内部22bが挿入されるレール挿入溝27が設けられている。釣合おもりガイドシュー25は、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bにレール挿入溝27の内面を接触させながら、釣合おもり9とともに移動される。釣合おもりガイドシュー25のレール挿入溝27の内面は、レール案内部22bの幅方向両側面及び端面にそれぞれ接触する3つの摺動面により構成されている。
The counterweight guide
エレベータの保守時には、昇降路1内に設置された機器に対する保守作業を行うために、かご8を昇降路1内に停止させた状態で、保守作業者がかご8上に乗ることがある。従って、エレベータの保守時に保守作業者がかご8上で作業を行うときには、かご8の移動を防止するかご移動防止具が、複数のガイドシュー15の少なくともいずれかに設置される。この例では、かご8に設けられた4つのガイドシュー15のうち、かご8の上部に設けられた2つのガイドシュー15のそれぞれにかご移動防止具が設置される。
At the time of maintenance of the elevator, a maintenance worker may get on the
図6は、図3のかごガイドシュー15に設置されたかご移動防止具を示す斜視図である。かご移動防止具31は、かごガイドレール12のレール案内部12bとレール挿入溝17の内面との間に挿入されるかご側楔(楔部材)32を有している。この例では、レール案内部12bの一方の側面と、レール案内部12bの一方の側面に接触するレール挿入溝17の摺動面との間にかご側楔32が上方から挿入されている。
FIG. 6 is a perspective view showing a car movement preventing tool installed on the
かご側楔32には、第1の接触面33と、第1の接触面33に対して鋭角に傾斜する第2の接触面34とが設けられている。これにより、第1及び第2の接触面33,34間のかご側楔32の厚さ寸法は、かご側楔32の後端部から先端部に向かって連続的に小さくなっている。
The car-
かご側楔32を構成する材料は、弾性材料のみとされている。かご側楔32を構成する弾性材料としては、例えばゴム又は樹脂等が用いられている。
The material constituting the car-
かご側楔32は、かごガイドレール12のレール案内部12bに第1の接触面33を接触させ、レール挿入溝17の内面に第2の接触面34を接触させながら、レール案内部12bとかごガイドシュー15との間に押し込まれている。かご側楔32の幅寸法は、レール挿入溝17の3つの摺動面のうち、第2の接触面34が接触する摺動面の幅寸法よりも小さくなっている。また、かご側楔32は、レール案内部12bとかごガイドシュー15との間に先端部を上方から差し込んだ状態でレール案内部12bとかごガイドシュー15との間に摩擦保持されている。これにより、かご8がかごガイドレール12に対して保持され、かご8の上昇(即ち、かごガイドシュー15とレール案内部12bとの間へのかご側楔32の挿入量が大きくなる方向へかご8が移動すること)が防止されている。
The car-
かご移動防止具31をかごガイドシュー15に設置するときには、まず、通常運転時よりも低速でかご8を移動させて、かご8を保守対象機器の近くに停止させる。この後、かご8上の保守作業者が、かごガイドシュー15とレール案内部12bとの間にかご側楔32を上方から押し込む。これにより、かご移動防止具31がかごガイドシュー15に設置される。かご移動防止具31がかごガイドシュー15に設置されると、かご8がかごガイドレール12に対して保持され、かご8の上昇が防止される。かご8上の保守作業者は、かご移動防止具31をかごガイドシュー15に設置した状態で、保守対象機器の保守作業を行う。
When the car
保守作業者は、保守作業の終了後、かごガイドシュー15とレール案内部12bとの間からかご側楔32を外す。このとき、かご8を下降させると、かご側楔32が外れやすくなる。これにより、かごガイドレール12に対するかご8の保持が解除され、かご8及び釣合おもり9が昇降路1内を移動可能になる。
After the maintenance work is completed, the maintenance worker removes the car-
このようなかご移動防止具31では、かごガイドレール12のレール案内部12bとかごガイドシュー15との間にかご側楔32が上方から挿入されることにより、かご8の上昇が防止されるので、エレベータの保守時にかご8の上昇を簡単な構成で容易に防止することができる。また、かご8の位置がどの位置であっても、レール案内部12bとかごガイドシュー15との間にかご側楔32を挿入することができ、かご8の上昇をより確実に防止することができる。
In such a car
また、かご側楔32を構成する材料が弾性材料のみとされているので、かごガイドシュー15とレール案内部12bとの間にかご側楔32が挿入されたときに、かごガイドシュー15及びレール案内部12bに傷が付くことを防止することができる。これにより、かご8内の乗客の乗り心地の悪化を防止することができる。
Further, since the material constituting the car-
なお、上記の例では、かご8の上部に設けられた2つのかごガイドシュー15のそれぞれにかご移動防止具31が設置されるようになっているが、かご8の上部に設けられた2つのかごガイドシュー15のうち、一方のかごガイドシュー15にのみかご移動防止具31を設置してもよい。
In the above example, the car
また、上記の例では、共通のかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間に挿入されるかご側楔32の数が1つとされているが、共通のかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間に挿入されるかご側楔32の数を複数としてもよい。例えば、かごガイドシュー15のレール挿入溝17の内面を構成する3つの摺動面のそれぞれとレール案内部12bとの間にかご側楔32を1つずつ挿入してもよいし、レール挿入溝17の共通の摺動面とレール案内部12bとの間に複数のかご側楔32を並べて挿入してもよい。
In the above example, the number of the car-
また、かごガイドレール12のレール案内部12bとかごガイドシュー15との間に、上方からではなく下方からかご側楔32を挿入することにより、かご8の下降を防止するようにしてもよい。このようにすれば、例えばかご8の下方に位置するかご緩衝器10に対する保守作業を行うようなエレベータの保守時に、かご8の下降を容易に防止することができる。この場合、かご8の下部に設けられた2つのかごガイドシュー15の少なくともいずれかにかご移動防止具31が設置される。また、この場合、共通のかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間に挿入されるかご側楔32の数は、1つとしてもよいし、複数としてもよい。
Alternatively, the
また、かご8の上部に設けられたかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間にかご側楔32を上方から挿入し、かご8の下部に設けられたかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間にかご側楔32を下方から挿入することにより、かご8の上昇及び下降をいずれも防止するようにしてもよい。この場合、かご8の上部に設けられた2つのかごガイドシューの少なくともいずれかと、かご8の下部に設けられた2つのかごガイドシューの少なくともいずれかとに、かご移動防止具31が設置される。また、この場合、共通のかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間に挿入されるかご側楔32の数は、1つとしてもよいし、複数としてもよい。
A car-
実施の形態2.
実施の形態1では、かごガイドレール12のレール案内部12bとかごガイドシュー15との間にかご移動防止具31のかご側楔32を挿入して、かごガイドレール12に対してかご8を保持することにより、かご8の移動を防止しているが、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間にかご移動防止具の釣合おもり側楔を挿入して、釣合おもりガイドレール22に対して釣合おもり9を保持することにより、かご8の移動を防止するようにしてもよい。
In the first embodiment, the car-
即ち、図7は、この発明の実施の形態2によるかご移動防止具が釣合おもりガイドシュー25に設置されている状態を示す斜視図である。エレベータの保守時には、釣合おもりガイドレール22に対して釣合おもり9がかご移動防止具41によって保持される。この例では、かご移動防止具31によるかごガイドレール12に対するかご8の直接的な保持はされていない。かご移動防止具41は、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25のレール挿入溝27の内面との間に挿入される釣合おもり側楔(楔部材)42を有している。この例では、レール案内部22bの一方の側面と、レール案内部22bの一方の側面に接触するレール挿入溝27の摺動面との間に釣合おもり側楔42が下方から挿入されている。
That is, FIG. 7 is a perspective view showing a state in which the car movement preventing device according to the second embodiment of the present invention is installed on the
かご移動防止具41は、釣合おもり9に設けられた複数の釣合おもりガイドシュー25の少なくともいずれかに設置される。この例では、釣合おもり9に設けられた4つの釣合おもりガイドシュー25のうち、釣合おもり9の下部に設けられた2つの釣合おもりガイドシュー25のそれぞれにかご移動防止具41が設置されている。
The car
釣合おもり側楔42には、第1の接触面43と、第1の接触面43に対して鋭角に傾斜する第2の接触面44とが設けられている。これにより、第1及び第2の接触面43,44間の釣合おもり側楔42の厚さ寸法は、釣合おもり側楔42の後端部から先端部に向かって連続的に小さくなっている。
The counterweight-
釣合おもり側楔42を構成する材料は、弾性材料のみとされている。釣合おもり側楔42を構成する弾性材料としては、例えばゴム又は樹脂等が用いられている。
The material constituting the
釣合おもり側楔42は、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bに第1の接触面43を接触させ、レール挿入溝27の内面に第2の接触面44を接触させながら、レール案内部42bと釣合おもりガイドシュー25との間に押し込まれている。釣合おもり側楔42の幅寸法は、レール挿入溝27の3つの摺動面のうち、第2の接触面44が接触する摺動面の幅寸法よりも小さくなっている。また、釣合おもり側楔42は、レール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間に先端部を上方から差し込んだ状態でレール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間に摩擦保持されている。これにより、釣合おもり9が釣合おもりガイドレール22に対して保持され、釣合おもり9の下降(即ち、釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に対する釣合おもり側楔42の挿入量が大きくなる方向への釣合おもり9の移動)が防止されている。これにより、かご8の上昇が防止されている。
The counterweight-
かご移動防止具41を釣合おもりガイドシュー25に設置するときには、まず、実施の形態1と同様に、保守の対象となる機器の近くにかご8を停止させた後、釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に釣合おもり側楔42を下方から押し込む。これにより、かご移動防止具41が釣合おもりガイドシュー25に設置され、釣合おもり9の下降が防止されるとともに、かご8の上昇が防止される。かご8上の保守作業者は、かご移動防止具41を釣合おもりガイドシュー25に設置した状態で、機器の保守作業を行う。
When the car
保守作業の終了後、釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間から釣合おもり側楔42を外す。このとき、釣合おもり9を上昇させると、釣合おもり側楔42が外れやすくなる。これにより、釣合おもりガイドレール22に対する釣合おもり9の保持が解除され、かご8及び釣合おもり9が昇降路1内を移動可能になる。
After the maintenance work is completed, the
このように、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間に釣合おもり側楔42を下方から挿入するようにしても、実施の形態1と同様に、かご8の上昇を簡単な構成で容易に防止することができる。また、釣合おもり9の位置がどの位置であっても、レール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間に釣合おもり側楔42を挿入することができるので、任意の位置でかご8の上昇をより確実に防止することができる。
Thus, even if the
また、釣合おもり側楔42を構成する材料が弾性材料のみとされているので、釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に釣合おもり側楔42が挿入されたときに、釣合おもりガイドシュー25及びレール案内部22bに傷が付くことを防止することができる。これにより、釣合おもり9の移動によって生じる振動の増大を抑制することができ、通常運転時にかご8内に乗車する乗客の乗り心地の悪化を防止することができる。
Further, since the material constituting the counterweight-
なお、上記の例では、釣合おもり9の下部に設けられた2つの釣合おもりガイドシュー25のそれぞれにかご移動防止具41が設置されるようになっているが、釣合おもり9の下部に設けられた2つの釣合おもりガイドシュー25のうち、一方の釣合おもりガイドシュー25にのみかご移動防止具41を設置してもよい。
In the above example, the car
また、共通の釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に挿入される釣合おもり側楔42の数を複数としてもよい。例えば、釣合おもりガイドシュー25のレール挿入溝27の内面を構成する3つの摺動面のそれぞれとレール案内部22bとの間に釣合おもり側楔42を1つずつ挿入してもよいし、レール挿入溝27の共通の摺動面とレール案内部22bとの間に複数の釣合おもり側楔42を並べて挿入してもよい。
Also, the number of counterweight-
また、釣合おもりガイドレール22のレール案内部22bと釣合おもりガイドシュー25との間に、下方からではなく上方から釣合おもり側楔42を挿入してもよい。このようにすれば、釣合おもり9の上昇を防止することによって、かご8の下降を防止することができ、例えばかご8の下方に位置するかご緩衝器10に対する保守作業を行うようなエレベータの保守時に、かご8の下降を容易に防止することができる。この場合、釣合おもり9の上部に設けられた2つのかごガイドシュー25の少なくともいずれかにかご移動防止具41が設置される。また、この場合、共通のかごガイドシュー15とレール案内部12bとの間に挿入されるかご側楔32の数は、1つとしてもよいし、複数としてもよい。
Further, a counterweight-
また、釣合おもり9の上部に設けられた釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に釣合おもり側楔42を上方から挿入し、釣合おもり9の下部に設けられた釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に釣合おもり側楔42を下方から挿入することにより、かご8の上昇及び下降をいずれも防止するようにしてもよい。この場合、釣合おもり9の上部に設けられた2つの釣合おもりガイドシュー25の少なくともいずれかと、釣合おもり9の下部に設けられた2つの釣合おもりガイドシュー25の少なくともいずれかとに、かご移動防止具41が設置される。また、この場合、共通の釣合おもりガイドシュー25とレール案内部22bとの間に挿入される釣合おもり側楔42の数は、1つとしてもよいし、複数としてもよい。
Further, a counterweight-
また、各上記実施の形態では、懸吊手段7によるかご2及び釣合おもりの吊り下げ方式を1:1ローピング方式とされているが、かご8にかご吊り車を設けるとともに、釣合おもり9に釣合おもり吊り車を設け、かご吊り車及び釣合おもり吊り車に巻き掛けられた懸吊手段7の一端部及び他端部を昇降路1の上部にそれぞれ接続することにより、懸吊手段7によるかご8及び釣合おもり9の吊り下げ方式を2:1ローピング方式としてもよい。
さらに、各上記実施の形態では、巻上機4等が設置された機械室2が昇降路1の上部に設けられているエレベータにこの発明が適用されているが、昇降路1内に巻上機4等の機器を設置して機械室2をなくした機械室レスエレベータにこの発明を適用してもよい。
Moreover, in each said embodiment, although the suspension method of the cage | basket |
Further, in each of the above embodiments, the present invention is applied to an elevator in which the
1 昇降路、8 かご、9 釣合おもり、12 かごガイドレール、15 かごガイドシュー(かご摺動部材)、22 釣合おもりガイドレール、25 釣合おもりガイドシュー(釣合おもり摺動部材)、31,41 かご移動防止具、32 かご側楔(楔部材)、42 釣合おもり側楔(楔部材)。 1 hoistway, 8 car, 9 counterweight, 12 car guide rail, 15 car guide shoe (car sliding member), 22 counterweight guide rail, 25 counterweight guide shoe (balanced weight sliding member), 31, 41 Car movement prevention tool, 32 Car side wedge (wedge member), 42 Counterweight side wedge (wedge member).
Claims (3)
かごガイドレールと、上記かごに設けられ、上記かごガイドレールに接触しながら移動されるかご摺動部材との間に挿入される楔部材
を備えているエレベータのかご移動防止具。 Among elevator cars and counterweights that are raised and lowered in opposite directions, an elevator car movement prevention device that prevents the movement of the car during elevator maintenance,
An elevator car movement prevention device comprising a car guide rail and a wedge member provided between the car guide rail and a car sliding member that is moved while contacting the car guide rail.
釣合おもりガイドレールと、上記釣合おもりに設けられ、上記釣合おもりガイドレールに接触しながら移動される釣合おもり摺動部材との間に挿入される楔部材
を備えているエレベータのかご移動防止具。 Among elevator cars and counterweights that are raised and lowered in opposite directions, an elevator car movement prevention device that prevents the movement of the car during elevator maintenance,
An elevator car comprising a counterweight guide rail and a wedge member that is inserted between the counterweight guide rail and the counterweight slide member that is moved while contacting the counterweight guide rail. Movement prevention tool.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013090934A JP2014213980A (en) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | Cage movement prevention tool for elevator |
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JP2013090934A JP2014213980A (en) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | Cage movement prevention tool for elevator |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014213980A true JP2014213980A (en) | 2014-11-17 |
Family
ID=51940122
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107128774A (en) * | 2017-07-12 | 2017-09-05 | 广东皇冠电梯有限公司 | A kind of cage guide of the antifreeze solar heat protection spalling of waterproof |
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2013
- 2013-04-24 JP JP2013090934A patent/JP2014213980A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107128774A (en) * | 2017-07-12 | 2017-09-05 | 广东皇冠电梯有限公司 | A kind of cage guide of the antifreeze solar heat protection spalling of waterproof |
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