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JP2014212140A - 太陽電池セル接続構造体、および太陽電池セルアレイ - Google Patents

太陽電池セル接続構造体、および太陽電池セルアレイ Download PDF

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JP2014212140A
JP2014212140A JP2012146504A JP2012146504A JP2014212140A JP 2014212140 A JP2014212140 A JP 2014212140A JP 2012146504 A JP2012146504 A JP 2012146504A JP 2012146504 A JP2012146504 A JP 2012146504A JP 2014212140 A JP2014212140 A JP 2014212140A
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solar
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Tetsuya Hamada
哲也 濱田
敏博 中岡
Toshihiro Nakaoka
敏博 中岡
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Abstract

【課題】太陽電池セルに対する接続の自由度を上げて接続作業を簡略化し、太陽電池セルを連結した太陽電池アレイの大容量化を図ることが容易となる太陽電池セル接続構造体、および太陽電池セル接続構造体を適用して形成した太陽電池セルアレイを提供する。【解決手段】太陽電池セル接続構造体2が接続される太陽電池セル1は、接続方向Dsにおいて延長された第1電極13、第2電極14を裏面12に備える裏面電極型である。太陽電池セル接続構造体2は、接続方向Dsの一方の側に第1端21、他方の側に第2端22を備える。第1端21および第2端22は、接続方向Dsに交差する方向で相互に平行に形成されて対向する2辺を構成する。接続方向Dsにおいて、太陽電池セル1を相互に連結する。【選択図】図2B

Description

本発明は、太陽電池セルの接続に対して適用される太陽電池セル接続構造体、および太陽電池セルを複数連結して形成された太陽電池セルアレイに関する。
太陽光発電に対する期待の高まりに応じて種々の形態の太陽電池が提案され、最近では、太陽電池セルを配線基板に搭載したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
具体的な従来例を図7に基づいて説明する。
図7は、従来の太陽電池セルアレイ104が備える配線基板102および太陽電池セル101を分解して示す分解平面図である。
従来の太陽電池セルアレイ104は、配線基板102と、配線基板102に搭載される太陽電池セル101とを備えている。配線基板102は、絶縁性基板120に第1極性に対応する第1配線123、第2極性に対応する第2配線124がパターニングされている。パターニングされた第1配線123および第2配線124に例えば裏面電極型の太陽電池セル101が接続されている。つまり、太陽電池セル101の裏面には、第1電極、第2電極が形成され、第1配線123には、第1電極が接続され、第2配線124には、第2電極が接続される。
太陽電池セル101は、例えば20cm程度の擬似正方形を同一方向に4分割して形成され、大きさが20cm×5cmの長方形を構成している。太陽電池セル接続構造体102は、太陽電池セル101を寄せ集めただけで20cm×40cmの大きさとなり、周囲の配線部分、ハンドリング部分を考慮すると更に大きな面積が必要となる。
太陽電池セル接続構造体102では、配線基板102を用いる。配線基板102は、フレキシブル配線基板が適用されることから、配線基板102の材料費が高額となり、取り扱いも困難となり、製造設備が大型化するという課題が生じている。
特開2011−91327号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、太陽電池セルの裏面端部に配置されて太陽電池セルの裏面電極に接続される形態とすることによって、太陽電池セルに対する接続の自由度を上げて接続作業を簡略化し、太陽電池セルを連結した太陽電池アレイの大容量化を図ることが容易となる太陽電池セル接続構造体を提供することを目的とする。
また、本発明は、複数の太陽電池セルの接続に本発明に係る太陽電池セル接続構造体を適用することによって、生産性、経済性を向上させた太陽電池セルアレイを提供することを他の目的とする。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、受光面とは反対側の裏面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が配置されて接続対象となる少なくとも1つの太陽電池セルに接続される太陽電池セル接続構造体であって、前記太陽電池セルの裏面端部に対向して配置される第1端と、前記第1端の反対側で前記太陽電池セルの外側へ配置される第2端と、前記第1端の側に配置され前記第1電極に接続される第1配線とを備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、太陽電池セルの裏面端部に配置される第1端と太陽電池セルの外側に配置される第2端との間の第1端の側に太陽電池セル(第1電極)に接続される第1配線を備えることから、太陽電池セルを接続するときに太陽電池セルの全面(裏面の全面)に対応する面積を備える必要が無く、配置面積を縮小できるので、太陽電池セルに対する接続の自由度を上げて接続作業を簡略化し、太陽電池セルを連結した太陽電池アレイの大容量化を図ることが容易となる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第2端の側に配置されて前記太陽電池セルに接続される他の太陽電池セルの前記第2電極に接続される第2配線を備え、前記第2配線は、前記第1配線に接続され、前記第2端は、前記他の太陽電池セルの裏面端部に対向して配置される構成とされていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、太陽電池セルの第1電極に第1配線を接続し、第1配線に接続された第2配線を隣接して配置される他の太陽電池セルの第2電極に接続することが可能となるので、太陽電池セルに並置された他の太陽電池セルを直列に接続することが可能となる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1端および前記第2端の中間に配置されて前記第1配線および前記第2配線を相互に連結する連結配線を備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル構造体は、太陽電池セルの各第1電極と接続したそれぞれの第1配線における電流のばらつきを連結配線によって均等化した後、隣接して配置される他の太陽電池セルの第2電極に接続される第2配線につなげることができる。つまり、それぞれの第1配線と第2配線を相互に連結する場合と比較して、太陽電池セルの面内の電流分布が、隣接して配置される他の太陽電池セルの第2電極に影響を与えにくくなる。よって、太陽電池セルを直列に接続した太陽電池セルアレイの、各太陽電池セルの面内の電流分布に起因した出力特性の低下をおさえることができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1配線は、前記連結配線から前記第1端まで延長して配置され、前記第2配線は、前記連結配線から前記第2端まで延長して配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、第1端の側では第1配線が第1端(外周辺)まで延長され、第2端の側では第2配線が第2端(外周辺)まで延長されていることから、太陽電池セルの裏面端部で十分な接続長さを確保することが可能となるので、直列接続による接続抵抗の増加を抑制することができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1端および前記第2端に交差する方向での前記連結配線の幅は、前記第1配線の幅および前記第2配線の幅より太くされていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、連結配線の幅を第1配線の幅、あるいは第2配線の幅より太く形成することから、連結配線の抵抗を抑制して第1配線での電流のばらつきおよび第2配線での電流のばらつきに対する均等化を確実に施すことができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1配線が集約され前記第2端に沿わせて配置された集約配線を前記第2端の側に備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、太陽電池セルの第1電極に接続される第1配線を集約した集約配線を第2端に沿わせて配置することから、集約配線を第1電極の外部端子として扱うことができるので、太陽電池セルの発電電力を容易に外部へ取り出すことができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1端に沿う方向で前記太陽電池セルに隣接して配置される他の太陽電池セルに位置合わせされて前記第1端から延長された第1延長端と、前記第2端から延長された第2延長端と、前記第2延長端に沿わせて前記集約配線から延長された延長集約配線と、前記延長集約配線から延長されて前記第1延長端の側に配置され他の太陽電池セルの第2電極に接続される第3配線とを備えることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、隣接して配置される2つの太陽電池セルの間を第1端および第2端から延長された第1延長端および第2延長端の間に配置された延長集約配線および第3配線を介して直列接続することができるので、平面的に見て電流の流路を反転させることから、同数の太陽電池セルを一方向にのみ配置して直列接続をする場合に比較して太陽電池セルの配置長さを減縮することができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第3配線は、前記延長集約配線から前記第1延長端まで延長して配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、他の太陽電池セルの第2電極に接続される第3配線を延長集約配線から第1延長端まで延長していることから、他の太陽電池セルへの接続を容易にかつ確実に行うことができ、太陽電池セルを連結した場合の電流経路を反転させることができる。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体では、前記第1端から前記第2端までの長さの半分は、前記太陽電池セルの接続方向での太陽電池セル1の長さの5分の1より大きくされていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、第1電極または第2電極の長さの5分の1(両側の太陽電池セル接続構造体では4割程度)以上を太陽電池セルの裏面に当接することから、連結強度を確保し、太陽電池セルに対する電気的接続を確実に施して出力低下を抑制することができる。
本発明に係る太陽電池セルアレイは、複数の太陽電池セルを太陽電池セル接続構造体によって接続した太陽電池セルアレイであって、前記太陽電池セル接続構造体は、本発明に係る太陽電池セル接続構造体を少なくとも1つ含むことを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セルアレイは、少ない種類の太陽電池セル接続構造体を用いて太陽電池セルを容易にかつ高精度に直列接続して連結することができ、生産性、経済性を向上できる。
本発明に係る太陽電池セルアレイでは、前記太陽電池セルの前記第1電極および前記第2電極は、前記太陽電池セルが接続される接続方向に延長されてあり、前記第1配線、前記第2配線、または前記第3配線は、前記第1電極および前記第2電極に沿わせて配置されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る太陽電池セルアレイは、第1電極および第2電極が第1配線、第2配線、または第3配線に対して確実に接続されることから、接続抵抗が小さく優れた信頼性と電気特性を有する。
本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、太陽電池セルの裏面端部に対向して配置される第1端と、第1端の反対側で太陽電池セルの外側へ配置される第2端と、第1端の側に配置され第1電極に接続される第1配線とを備える。
したがって、本発明に係る太陽電池セル接続構造体は、太陽電池セルを接続するときに太陽電池セルの全面(裏面の全面)に対応する面積を備える必要が無く、配置面積を縮小できるので、太陽電池セルに対する接続の自由度を上げて接続作業を簡略化し、太陽電池セルを連結した太陽電池アレイの大容量化を図ることが容易となるという効果を奏する。
本発明に係る太陽電池セルアレイは、複数の太陽電池セルを本発明に係る太陽電池セル接続構造体によって接続した太陽電池セルアレイである。
したがって、本発明に係る太陽電池セルアレイは、少ない種類の太陽電池セル接続構造体を用いて太陽電池セルを容易にかつ高精度に直列接続して連結することができ、生産性、経済性を向上できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体が適用される太陽電池セルの裏面を示す平面図である。 図1Aに示した太陽電池セルの受光面を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体の太陽電池セルに接続される平面の状態を示す平面図である。 図2Aに示した太陽電池セル接続構造体と、太陽電池セル接続構造体に接続される太陽電池セル、隣接して接続される太陽電池セルとの位置関係を模式的に示す模式平面図である。 図2Bに示した太陽電池セル接続構造体と、太陽電池セル接続構造体に接続された太陽電池セル、隣接して接続された太陽電池セルとの位置関係を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体の太陽電池セルに接続される平面の状態を示す平面図の別の例である。 図3Aに示した太陽電池セル接続構造体と、太陽電池セル接続構造体に接続される太陽電池セル、隣接して接続される太陽電池セルとの位置関係を模式的に示す模式平面図の別の例である。 本発明の実施の形態2に係る太陽電池セル接続構造体の太陽電池セルに接続される平面の状態を示す平面図である。 図4Aに示した太陽電池セル接続構造体と、太陽電池セル接続構造体に接続される太陽電池セルとの位置関係を模式的に示す模式平面図である。 図4Bに示した太陽電池セル接続構造体と、太陽電池セル接続構造体に接続された太陽電池セルとの位置関係を示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る太陽電池セルアレイを構成する太陽電池セル、太陽電池セル接続構造体、太陽電池セル接続構造体を分解して配置状態を説明する分解配置図である。 本発明の実施の形態4に係る太陽電池セルアレイを構成する太陽電池セル、太陽電池セル接続構造体、太陽電池セル接続構造体、および太陽電池セル接続構造体の位置関係を示す平面図である。 図6Aに示した太陽電池セルアレイに適用された太陽電池セル接続構造体と太陽電池セルとの位置関係を模式的に示す模式平面図である。 従来の太陽電池セルアレイが備える配線基板および太陽電池セルを分解して示す分解平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
図1Aないし図2Cを参照して、本実施の形態に係る1について説明する。
図1Aは、本発明の実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2が適用される太陽電池セル1の裏面12を示す平面図である。
図1Bは、図1Aに示した太陽電池セル1の受光面11を示す平面図である。
本実施の形態に係る太陽電池セル接続構造体2(図2A参照)が接続される太陽電池セル1は、接続方向Dsにおいて延長された第1電極13、第2電極14を裏面12に備える裏面電極型の太陽電池セルである。
つまり、太陽電池セル1は、受光面11とは反対側の裏面12に第1極性の第1電極13および第2極性の第2電極14が配置されている。裏面12に形成された第1電極13および第2電極14は、一定のスペースを介して交互に、かつ平行に複数が繰り返して配置され、接続方向Dsでの一の端部(裏面端部15)から他の端部(裏面端部16)にかけて延長されている。
すなわち、裏面端部15および裏面端部16には、第1電極13および第2電極14が形成され、太陽電池セル接続構造体2への接続が可能となっている。また、太陽電池セル1は、接続方向Dsで長さL1を有する。本実施の形態では、長さL1は、そのまま、第1電極13および第2電極14の長さとなる。
なお、説明の便宜上裏面12に形成された2種類の電極(例えばp型に対応する第1極性、n型に対応する第2極性)を第1電極13、第2電極14として説明するが、第1電極13および第2電極14の位置関係は相対的なものであり、相互に逆の配置とすることが可能である。つまり、第1電極13が第2電極14として機能し、第2電極14が第1電極13として機能する形態としても良い。
図2Aは、本発明の実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2の太陽電池セル1に接続される平面の状態を示す平面図である。
太陽電池セル接続構造体2は、接続方向Dsの一方の側に第1端21、他方の側に第2端22を備える。第1端21および第2端22は、接続方向Dsに交差する方向で相互に平行に形成されて対向する2辺を構成する。つまり、太陽電池セル接続構造体2は、全体として略矩形状とされている。したがって、接続方向Dsにおいて、太陽電池セル1を相互に連結することができる。なお、第1端21の側に太陽電池セル1が接続されたとき、第2端22の側には他の太陽電池セル1t(図2B。なお、以下では、他の太陽電池セル1tを含めて単に太陽電池セル1とすることがある。)が接続されることになる。
第1端21および第2端22の間には、第1電極13に接続される第1配線23、第2電極14に接続される第2配線24がそれぞれ形成されている。なお、第1配線23、第2配線24の接続方向Dsと交差する方向での配置は、第1電極13および第2電極14の配置と同様である。
第1配線23は、第1端21の側に配置されて太陽電池セル1と接続される。他方、第2配線24は、第2端22の側に配置され、太陽電池セル1に対して隣接して配置される他の太陽電池セル1tと接続される(図2B参照)。
太陽電池セル接続構造体2が備える第1配線23、第2配線24は、絶縁性基板20に接着された銅箔などの導電性膜をパターニングして形成される。また、絶縁性基板20は可撓性を有することが好ましい。可撓性を有することによって、太陽電池セル1に与える機械的なストレスを抑制し、太陽電池セル1の損傷を防止することができる。
絶縁性基板20の具体的な材料としては、例えばポリイミド、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などがある。透明性を有するPEN、PETなどを用いた場合は、太陽電池セル1に対する太陽電池セル接続構造体2の位置合わせを容易にすることができる。
本実施の形態に係る太陽電池セル接続構造体2は、第1端21および第2端22の中間に配置されて第1配線23および第2配線24を相互に連結する連結配線25を備える。
したがって、太陽電池セル1の各第1電極13と接続したそれぞれの第1配線23における電流のばらつきを連結配線25によって均等化した後、隣接して配置される他の太陽電池セル1tの第2電極14に接続される第2配線24につなげることができる。つまり、それぞれの第1配線と第2配線を相互に連結する場合と比較して、太陽電池セル1の面内の電流分布が、太陽電池セル1tに影響を与えにくくなる。よって、太陽電池セルを直列に接続した太陽電池セルアレイの、各太陽電池セルの面内の電流分布に起因した出力特性の低下をおさえることができる。
第1配線23および第2配線24は、太陽電池セル1が連結される方向(接続方向Ds)に延長されている。つまり、第1電極13、第2電極14と同様に配置され、第1電極13に対して第1配線23が、第2電極14に対して第2配線24がそれぞれ相互に接続される形状とされている。
連結配線25は、第1配線23および第2配線24と交差する方向(接続方向Dsと交差する方向)に配置され、第1配線23および第2配線24を相互に連結(短絡)している。第1配線23は、第1端21から連結配線25にかけて配置され、第2配線24は、第2端22から連結配線25にかけて配置されている。つまり、第1配線23および第2配線24は、連結配線25から互いに逆の方向に延長されている。また、第1配線23および第2配線24は、第1電極13および第2電極14と同一ピッチで交互に繰り返される平行線を構成する。
なお、連結配線25は、第1端21と第2端22との間の中央の位置(長さL2の半分の位置)に配置されることが好ましい。この配置によって、第1配線23および第2配線24のいずれにおいても太陽電池セル1の第1電極13および第2電極14に対して安定した接続関係を確保することができる。
上述したとおり、太陽電池セル接続構造体2では、第1配線23は、連結配線25から第1端21まで延長して配置され、第2配線24は、連結配線25から第2端22まで延長して配置されている。
したがって、太陽電池セル接続構造体2は、第1端21の側では第1配線23が第1端21(外周辺)まで延長され、第2端22の側では第2配線24が第2端22(外周辺)まで延長されていることから、太陽電池セル1の裏面端部15、裏面端部16で十分な接続長さを確保することが可能となるので、直列接続による接続抵抗の増加を抑制することができる。
なお、第1配線23が第1端21に対して内側に端部を有し、第2配線24が第2端22に対して内側に端部を有する配線パターンとされていても同様の作用が可能である。
また、第1端21および第2端22に交差する方向(接続方向Ds)での連結配線25の幅(連結配線幅Wc)は、第1配線23の幅(第1配線幅Wf)および第2配線24の幅(第2配線幅Ws)より太くされている。
したがって、太陽電池セル接続構造体2は、連結配線25の幅(連結配線幅Wc)を第1配線23の幅(第1配線幅Wf)、あるいは第2配線24の幅(第2配線幅Ws)より太く形成することから、連結配線25の抵抗を抑制して第1配線23での電流のばらつきおよび第2配線24での電流のばらつきに対する均等化を確実に施すことができる。
本実施の形態の太陽電池セル接続構造体2は、第1配線23および第2配線24を一括して連結する連結配線25を備えるが、第1配線23と第2配線24との間を1対1、あるいは1対2で個別に接続することも可能である。
図2Bは、図2Aに示した太陽電池セル接続構造体2と、太陽電池セル接続構造体2に接続される太陽電池セル1、隣接して接続される太陽電池セル1tとの位置関係を模式的に示す模式平面図である。
太陽電池セル接続構造体2は、受光面11とは反対側の裏面12に第1極性の第1電極13および第2極性の第2電極14が配置されて接続対象となる少なくとも1つの太陽電池セル1(図2Bでは、太陽電池セル1、および太陽電池セル1tを例示している。)に接続される。なお、第1電極13、第2電極14に対する第1配線23、第2配線24の関係を明確にするため、太陽電池セル1、太陽電池セル1tの配置状態を2点差線で模式的に示す。
太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の裏面端部15に対向して配置される第1端21と、第1端21の反対側で太陽電池セル1の外側へ配置される第2端22と、第1端21の側に配置され第1電極13に接続される第1配線23とを備える。
したがって、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の裏面端部15に配置される第1端21と太陽電池セル1の外側に配置される第2端22との間の第1端21の側に太陽電池セル1(第1電極13)に接続される第1配線23を備えることから、太陽電池セル1を接続するときに太陽電池セル1の全面(裏面12の全面)に対応する面積を備える必要が無く、配置面積を縮小できるので、太陽電池セル1に対する接続の自由度を上げて接続作業を簡略化し、太陽電池セル1を連結した太陽電池アレイ4(図5参照)、太陽電池セルアレイ4b(図6参照)の大容量化を図ることが容易となる。
すなわち、太陽電池セル接続構造体2は、小さい面積で太陽電池セル1への接続、あるいは太陽電池セル1同士の接続を可能とすることから、材料費を抑制(低減)してコストを大幅に低減できる。また、太陽電池セル接続構造体2は、簡単な構成であることから、太陽電池セル1を連結した太陽電池セルアレイ4を容易にかつ高精度に形成することができる。
太陽電池セル接続構造体2は、第2端22の側に配置されて太陽電池セル1に接続される他の太陽電池セル1tの第2電極14に接続される第2配線24を備え、第2配線24は、第1配線23に接続され、第2端22は、他の太陽電池セル1tの裏面端部16tに対向して配置される構成とされている。
したがって、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の第1電極13に第1配線23を接続し、第1配線23に接続された第2配線24を隣接して配置される他の太陽電池セル1tの第2電極14に接続することが可能となるので、太陽電池セル1に接続方向Dsで並置された太陽電池セル1tを直列に接続することが可能となる。
なお、太陽電池セル1の裏面端部16は、例えば他の太陽電池セル接続構造体2に接続されている。
また、太陽電池セル1(太陽電池セル1t)の第1電極13および第2電極14は、太陽電池セル1が接続される接続方向Dsに延長されてあり、第1配線23、第2配線24は、第1電極13および第2電極14に沿わせて配置されている。
したがって、太陽電池セルアレイ4は、第1電極13および第2電極14が第1配線23、第2配線24に対して確実に接続されることから、接続抵抗が小さく優れた信頼性と電気特性を有する。
太陽電池セル接続構造体2の第1端21は、太陽電池セル1の裏面端部15に対向して配置され、第2端22は、他の太陽電池セル1の裏面端部16に対向して配置され、それぞれ第1電極13に第1配線23が接続され、第2電極14に第2配線24が接続される。したがって、確実な接続をするためには、対向する領域の長さを確保することが必要となる。また、第1電極13に対する第1配線23、第2電極14に対する第2配線24の接続長さは、接続抵抗に直接影響を及ぼすことから、できるだけ長い範囲で接続されることが好ましい。
したがって、第1端21から第2端22までの長さL2の半分(実質的には、第1配線23、第2配線24の接続方向Ds方向での長さに略相当する。)は、太陽電池セル1の接続方向Dsでの太陽電池セル1の長さL1の5分の1より大きくされていることが好ましい。
つまり、太陽電池セル接続構造体2は、第1電極13または第2電極14の長さL1の5分の1(太陽電池セル接続構造体2に対する両側の太陽電池セル1について合計すると実質的には4割程度)以上を太陽電池セル1の裏面12に当接することから、比較的高い出力が必要な太陽電池セルアレイにおいても、連結強度を確保し、太陽電池セル1に対する電気的接続を確実に施して出力低下を抑制することができる。
なお、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の裏面端部15、裏面端部16の両方に配置されたとき、太陽電池セル1の裏面で重複しない程度の大きさであることが必要である。つまり、太陽電池セル接続構造体2の接続方向Dsでの長さL2は、太陽電池セル1の長さL1より小さいことが前提である。したがって、太陽電池セル接続構造体2の大きさを太陽電池セル1の大きさより小さくできることから、確実の材料費を低減することができる。
第1配線23および第2配線24は、それぞれ接続方向Dsで第1電極13、第2電極14の5分の1の長さに対応して接続される。したがって、太陽電池セル1の第1電極13、第2電極14は、全体で4割程度の長さで接続された状態となり、太陽電池セル接続構造体2による発電効率の低下を抑制することができる。
つまり、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の大きさに対して半分以下の大きさとすることが可能であり、生産設備の大型化を防止して簡略化が可能であり、生産性を向上させることができる。
図2Cは、図2Bに示した太陽電池セル接続構造体2と、太陽電池セル接続構造体2に接続された太陽電池セル1、隣接して接続された太陽電池セル1tとの位置関係を示す平面図である。
太陽電池セル接続構造体2は、第1端21の側に配置された太陽電池セル1を太陽電池セル1の裏面端部15で接続し、第2端22の側に配置された太陽電池セル1tを太陽電池セル1tの裏面端部16tで接続している。つまり、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1および太陽電池セル1tを太陽電池セル1および太陽電池セル1tの裏面を介して連結することができる。
したがって、太陽電池セル1の直列数を自由に増やすことが可能であるから、仕様(直列数)の異なる太陽電池セルアレイを容易に形成することができる。
また、太陽電池セル接続構造体2は、太陽電池セル1の大きさによる制限を受けることが無く、更に大きいサイズ、あるいは小さいサイズいずれに対しても適用される。
図3を参照して、太陽電池セル接続構造体2を太陽電池セルの大きさよりも、更に小さいサイズについて適用した場合について説明する。
図3Aに、太陽電池セル接続構造体の別の例を示す。図2Aで示した太陽電池セル接続構造体と異なる点は、絶縁性基板の大きさを、両端部にある第2配線のほぼ外端までとした点である。
絶縁性基板20の外端と第2配線24の外端がほぼ接する構造となっている。そのさらに内側に第1配線23が配置されている。よって、配線パターンは同じであっても、図2Aで示した太陽電池セル接続構造体の図における横方向の長さよりも小さくすることができる。
図3Bは、図3Aに示した太陽電池セル接続構造体2と、太陽電池セル接続構造体2に接続される太陽電池セル1と、隣接して接続される太陽電池セル1tとの位置関係を模式的に示す模式平面図である。図2Bで示した模式平面図と異なる点は、太陽電池接続構造体2の横方向の長さは、太陽電池セルの横方向の長さよりも小さい点である。太陽電池セル接続構造体2の大きさを、太陽電池セル1の大きさより小さくできることから、確実の材料費を低減することができる。
<実施の形態2>
図4Aないし図4Cを参照して、本実施の形態に係る太陽電池セル接続構造体2bについて説明する。なお、太陽電池セル接続構造体2bの基本的な構成は、実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2と同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
本実施の形態に係る太陽電池セル接続構造体2bは、第1端21の側で太陽電池セル1と接続され、第2端22の側は外部端子として利用できる形態とされている点が太陽電池セル接続構造体2(実施の形態1)と異なっている。
図4Aは、本発明の実施の形態2に係る太陽電池セル接続構造体2bの太陽電池セル1に接続される平面の状態を示す平面図である。
図4Bは、図4Aに示した太陽電池セル接続構造体2bと、太陽電池セル接続構造体2bに接続される太陽電池セル1との位置関係を模式的に示す模式平面図である。
図4Cは、図4Bに示した太陽電池セル接続構造体2bと、太陽電池セル接続構造体2bに接続された太陽電池セル1との位置関係を示す平面図である。
太陽電池セル接続構造体2bは、第1配線23が集約され第2端22に沿わせて配置された集約配線26を第2端22の側に備える。
したがって、太陽電池セル接続構造体2bは、太陽電池セル1の第1電極13に接続される第1配線23を集約した集約配線26を第2端22に沿わせて配置することから、集約配線26を第1電極13の外部端子として扱うことができるので、太陽電池セル1の発電電力を容易に外部へ取り出すことができる。
また、集約配線26は、第2端22の側(第1端21と第2端22との中間から第2端22までの間の領域)で略全面に配置された全面パターン(塗りつぶしパターン)として形成されることが好ましい。つまり、集約配線26は、連結配線25の連結配線幅Wcを第2端22の側で拡張した形状とされている。
集約配線26の幅(集約配線幅Wt)は、第1配線23の幅(第1配線幅Wf)より太くされていることが好ましい。集約配線26の抵抗による影響を回避して電圧降下を防止し、外部端子として利用性を確保することができる。
なお、実施の形態1と同様に、太陽電池セル1の裏面端部15(第1電極13)が第1端21の側で第1配線23と接続されている。また、太陽電池セル1の裏面端部16(第2電極14)は、例えば太陽電池セル接続構造体2(第2配線24)と接続されている。
集約配線26に対して第1配線23が集約された場合を例示したが、集約配線26に対して第2配線24が集約される形態(実施の形態3(図5の下端に配置された太陽電池セル接続構造体2b)参照)とすることも可能である。つまり、実施の形態1と同様、第1配線23と第2配線24とは相対的なものであり、相互に逆の配置とすることができる。
<実施の形態3>
図5を参照して、本実施の形態に係る太陽電池セルアレイ4について説明する。なお、太陽電池セルアレイ4は、実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2を太陽電池セル1の相互接続に適用し、実施の形態2に係る太陽電池セル接続構造体2bを太陽電池セル1の外部端子としたものであり、基本的な構成は、実施の形態1、2と同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
図4は、本発明の実施の形態3に係る太陽電池セルアレイ4を構成する太陽電池セル1、太陽電池セル接続構造体2、太陽電池セル接続構造体2bを分解して配置状態を説明する分解配置図である。
本実施の形態に係る太陽電池セルアレイ4は、直列に接続された太陽電池セル1を4個備える。なお、太陽電池セル1は、円形のウエハーから擬似正方形として切り出された親セル(不図示。図示した太陽電池セル1をそのまま寄せ集めた形状が親セルの形状である。)を一方向に4分割して形成されている。
両端に配置された2個の太陽電池セル1は、親セルの形状がそのまま現れて外側に位置する角が面取りされているが、基本的な構成は、中間に配置された2つの太陽電池セル1と同様である。また、太陽電池セルアレイ4は、1枚の親セルから得た4個の太陽電池セル1を直列接続することによって4倍の電圧を得ることができ、高圧化が可能となる。
太陽電池セルアレイ4では、太陽電池セル1同士の接続には、実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2が3個適用されている。また、両端では、太陽電池セルアレイ4としての出力を取り出す必要があることから、実施の形態2に係る太陽電池セル接続構造体2bが適用され外部端子を構成している。
なお、図4では、下端に配置された太陽電池セル接続構造体2bと、上端に配置された太陽電池セル接続構造体2bとは、配線パターンが異なる。上端に配置された太陽電池セル接続構造体2bは、集約配線26に対して第1配線23が配置され、下端に配置された太陽電池セル接続構造体2bは、集約配線26に対して第2配線24が配置されている。
2つの太陽電池セル接続構造体2bは、一見異なる形状とされているが、第1配線23と第2配線24とは相対的なものであり、相互に入れ替える(第1電極13、第2電極14を入れ替えたとき、併せて第1配線23と第2配線24を互いに入れ替える。)ことができるものであり、2つの太陽電池セル接続構造体2bの基本的な構成は全く同様である。
上述したとおり、太陽電池セルアレイ4は、複数の太陽電池セル1を太陽電池セル接続構造体によって接続した太陽電池セルアレイ4であって、太陽電池セル接続構造体は、実施の形態1に記載した太陽電池セル接続構造体2、または実施の形態2に記載した太陽電池セル接続構造体2bを少なくとも1つ含んでいる。
したがって、太陽電池セルアレイ4は、少ない種類の太陽電池セル接続構造体2、太陽電池セル接続構造体2bを用いて太陽電池セル1を容易にかつ高精度に直列接続して連結することができ、生産性、経済性を向上できる。
さらに、本実施の形態においては、太陽電池セル1は、第2電極14、第1電極13、第2電極14、・・・、第1電極、第2電極の順に、奇数本数の電極を有する構造としている。よって、太陽電池セル1の上下を逆にして接続することもできるため、生産性を向上させることができる。
第2電極14、第1電極13、第2電極14、・・・、第1電極13、第2電極の順に偶数本の電極を有する構造としてもよい。
なお、第1電極13、第2電極14に対する第1配線23、第2配線24の形状(配置ピッチなど)を規格化しておくことによって、多数の太陽電池セル1を無制限に接続することが可能となり大容量化を容易に実現することができる。
<実施の形態4>
図6A、図6Bを参照して、本実施の形態に係る太陽電池セルアレイ4b、および太陽電池セル接続構造体2cについて説明する。
なお、太陽電池セルアレイ4bは、実施の形態3に係る太陽電池セルアレイ4を更に組み合わせて2×2の行列状(太陽電池セル1を組み合わせて8×2の行列状)に配置したものであり、実施の形態1に係る太陽電池セル接続構造体2を太陽電池セル1の相互接続に適用し、実施の形態2に係る太陽電池セル接続構造体2bを太陽電池セル1の外部端子とし、太陽電池セル接続構造体2bを拡張した太陽電池セル接続構造体2cを列間の接続に適用したものであり、基本的な構成は、実施の形態1ないし実施の形態3と同様であるので、符号を援用し主に異なる事項について説明する。
図6Aは、本発明の実施の形態4に係る太陽電池セルアレイ4bを構成する太陽電池セル1、太陽電池セル接続構造体2、太陽電池セル接続構造体2b、および太陽電池セル接続構造体2cの位置関係を示す平面図である。
太陽電池セルアレイ4bを構成する太陽電池セル1、太陽電池セル接続構造体2、太陽電池セル接続構造体2bは、実施の形態1ないし実施の形態3で説明したとおりである。
太陽電池セルアレイ4bでは、8×2=16個の太陽電池セル1が直列に接続され、電流の流路は、例えば電流方向Di1(左列の太陽電池セル接続構造体2b)から電流方向Di(図では左列の上向き方向)、電流方向Dit、電流方向Di(図では右列の下向き方向)を経路として電流方向Di2(右列の太陽電池セル接続構造体2b)から出力される。つまり、電流方向Di(電流の流路)を平面的に見て反転させている(左列の電流方向Diに対する右列の電流方向Di)。
なお、左列に配置される太陽電池セル接続構造体2と、右列に配置される太陽電池セル接続構造体2は、電流方向Diに合わせて逆方向に向かせてある。つまり、左列に配置された太陽電池セル接続構造体2に対して右列に配置された太陽電池セル接続構造体2は、180度回転させてある。
図6Bは、図6Aに示した太陽電池セルアレイ4bに適用された太陽電池セル接続構造体2cと太陽電池セル1との位置関係を模式的に示す模式平面図である。
本実施の形態に係る太陽電池セルアレイ4bで追加された太陽電池セル接続構造体2cについて説明する。本実施の形態に係る太陽電池セル接続構造体2cは、太陽電池セル接続構造体2bを第1端21、第2端22に沿う方向で更に延長したものであり、第1端21に沿う方向で太陽電池セル1に隣接して配置される他の太陽電池セル1tに位置合わせされて第1端21から延長された第1延長端27と、第2端22から延長された第2延長端28と、第2延長端28に沿わせて集約配線26から延長された延長集約配線29と、延長集約配線29から延長されて第1延長端27の側に配置され他の太陽電池セル1tの第2電極14に接続される第3配線24cとを備える。
したがって、太陽電池セル接続構造体2cは、隣接して配置される2つの太陽電池セル1と太陽電池セル1tとの間を第1端21および第2端22から延長された第1延長端27および第2延長端28の間に配置された延長集約配線29および第3配線24cを介して直列接続することができるので、平面的に見て電流の流路(電流方向Di)を反転させることから、同数の太陽電池セル1を一方向にのみ配置して直列接続をする場合に比較して太陽電池セル1の配置長さを減縮することができる。
なお、太陽電池セル接続構造体2cの元の部分(延長部分を除く部分)は、太陽電池セル接続構造体2bと同様である。また、第3配線24cは、実質的には第2配線24と同様に配置され、延長集約配線29から第1延長端27まで延長して配置され、第2配線24と同様に作用する。
太陽電池セル接続構造体2cは、他の太陽電池セル1tの第2電極14に接続される第3配線24cを延長集約配線29から第1延長端27まで延長していることから、他の太陽電池セル1tへの接続を容易にかつ確実に行うことができ、太陽電池セル1tを連結した場合の電流経路を反転させることができる。
また、第3配線24cは、第1配線23、第2配線24と同様、太陽電池セル1の第1電極13および第2電極14に沿わせて配置されている。したがって、太陽電池セルアレイ4bは、太陽電池セル1に対する接続を確実にし、第1電極13および第2電極14が第1配線23、第2配線24、または第3配線24cに対して確実に接続されることから、接続抵抗が小さく優れた信頼性と電気特性を有する。
太陽電池セルアレイ4bは、太陽電池セル1相互間を接続する太陽電池セル接続構造体2と、外部端子を構成する太陽電池セル接続構造体2b、更には太陽電池セル接続構造体2cという少ない種類の太陽電池セル接続構造体を準備しておくだけで良く、高い生産性を確保することができる。
なお、実施の形態1ないし実施の形態4に係る発明は、相互に適宜組み合わせることが可能である。
1 太陽電池セル
2、2b、2c 太陽電池セル接続構造体
4、4b 太陽電池セルアレイ
11 受光面
12 裏面
13 第1電極
14 第2電極
15、16、16t 裏面端部
20 絶縁性基板
21 第1端
22 第2端
23 第1配線
24 第2配線
24c 第3配線
25 連結配線
26 集約配線
27 第1延長端
28 第2延長端
29 延長集約配線
Di、Di1、Di2、Dit 電流方向
Ds 接続方向
Wc 連結配線幅
Wf 第1配線幅
Ws 第2配線幅
Wt 集約配線幅
L1、L2 長さ

Claims (11)

  1. 受光面とは反対側の裏面に第1極性の第1電極および第2極性の第2電極が配置されて接続対象となる少なくとも1つの太陽電池セルに接続される太陽電池セル接続構造体であって、
    前記太陽電池セルの裏面端部に対向して配置される第1端と、
    前記第1端の反対側で前記太陽電池セルの外側へ配置される第2端と、
    前記第1端の側に配置され前記第1電極に接続される第1配線とを備えること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  2. 請求項1に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第2端の側に配置されて前記太陽電池セルに接続される他の太陽電池セルの前記第2電極に接続される第2配線を備え、
    前記第2配線は、前記第1配線に接続され、前記第2端は、前記他の太陽電池セルの裏面端部に対向して配置される構成とされていること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  3. 請求項2に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1端および前記第2端の中間に配置されて前記第1配線および前記第2配線を相互に連結する連結配線を備えること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  4. 請求項3に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1配線は、前記連結配線から前記第1端まで延長して配置され、前記第2配線は、前記連結配線から前記第2端まで延長して配置されていること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  5. 請求項3または請求項4に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1端および前記第2端に交差する方向での前記連結配線の幅は、前記第1配線の幅および前記第2配線の幅より太くされていること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  6. 請求項1に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1配線が集約され前記第2端に沿わせて配置された集約配線を前記第2端の側に備えること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  7. 請求項6に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1端に沿う方向で前記太陽電池セルに隣接して配置される他の太陽電池セルに位置合わせされて前記第1端から延長された第1延長端と、
    前記第2端から延長された第2延長端と、
    前記第2延長端に沿わせて前記集約配線から延長された延長集約配線と、
    前記延長集約配線から延長されて前記第1延長端の側に配置され他の太陽電池セルの第2電極に接続される第3配線とを備えること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  8. 請求項7に記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第3配線は、前記延長集約配線から前記第1延長端まで延長して配置されていること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の太陽電池セル接続構造体であって、
    前記第1端から前記第2端までの長さの半分は、前記太陽電池セルの接続方向での太陽電池セル1の長さの5分の1より大きくされていること
    を特徴とする太陽電池セル接続構造体。
  10. 複数の太陽電池セルを太陽電池セル接続構造体によって接続した太陽電池セルアレイであって、
    前記太陽電池セル接続構造体は、請求項1から請求項8までのいずれか一つに記載の太陽電池セル接続構造体を少なくとも1つ含むこと
    を特徴とする太陽電池セルアレイ。
  11. 請求項10に記載の太陽電池セルアレイであって、
    前記太陽電池セルの前記第1電極および前記第2電極は、前記太陽電池セルが接続される接続方向に延長されてあり、
    前記第1配線、前記第2配線、または前記第3配線は、前記第1電極および前記第2電極に沿わせて配置されていること
    を特徴とする太陽電池セルアレイ。
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