[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2014136456A - 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ - Google Patents

車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2014136456A
JP2014136456A JP2013004803A JP2013004803A JP2014136456A JP 2014136456 A JP2014136456 A JP 2014136456A JP 2013004803 A JP2013004803 A JP 2013004803A JP 2013004803 A JP2013004803 A JP 2013004803A JP 2014136456 A JP2014136456 A JP 2014136456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
main body
vehicle
panel
weather strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013004803A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyosumi Fukami
清澄 深見
hiroki Gomi
裕記 五味
Masatoshi Nojiri
昌利 野尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2013004803A priority Critical patent/JP2014136456A/ja
Priority to US14/143,141 priority patent/US8979182B2/en
Priority to CN201410010301.2A priority patent/CN103921660B/zh
Publication of JP2014136456A publication Critical patent/JP2014136456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/15Sealing arrangements characterised by the material
    • B60J10/16Sealing arrangements characterised by the material consisting of two or more plastic materials having different physical or chemical properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/20Sealing arrangements characterised by the shape
    • B60J10/24Sealing arrangements characterised by the shape having tubular parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/30Sealing arrangements characterised by the fastening means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J10/00Sealing arrangements
    • B60J10/80Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors
    • B60J10/82Sealing arrangements specially adapted for opening panels, e.g. doors for movable panels in roofs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

【課題】パネル本体のホルダ部及びウエザストリップの嵌合部におけるウエザストリップの保持力をより増加することができる車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップを提供する。
【解決手段】車両高さ方向の絞り部26を有する嵌合凸部23の突設されたホルダ部22と、嵌合凸部23と嵌合する嵌合凹部32の形成された取付基部31及びシール部39を一体的に有するウエザストリップ30とを備え、取付基部31は、嵌合凸部23の外側面に密接する本体部33、絞り部26の上部外側面26aに密接する上側取付部34、及び絞り部26の下部外側面26bに密接する下側取付部35を有し、上側取付部34の上端部における内側部37は、その下方部位37bよりも上方部位37aが肉厚に設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップに関するものである。
従来、車両用ルーフ装置のパネル構造としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。図6に示すように、このパネル構造は、ガラス材からなるパネル本体91と、該パネル本体91の全周に亘ってその外周縁に取着された樹脂材からなるホルダ部92と、該ホルダ部92の全周に亘ってその外周端部に嵌着された枠状のウエザストリップ93とを備える。すなわち、ホルダ部92の外周端部には、外側(パネル本体91の反中心側)に向かって断面略T字状の嵌合凸部92aが突設されている。一方、ウエザストリップ93は、ソリッドゴムからなる取付基部94と、該取付基部94に一体に形成されたスポンジゴムからなるシール部95とを有する。そして、取付基部94には、嵌合凸部92aに合わせて外側に凹む断面略T字状の嵌合凹部94aが形成されている。ウエザストリップ93は、嵌合凹部94aに嵌合凸部92aを嵌合することでホルダ部92(パネル本体91)に固定される。
特開2004−243792号公報
ところで、例えば車両の洗浄時、車両ルーフの上方から高圧洗浄液を噴射した際に、ホルダ部92及びウエザストリップ93の境界部から浸入する高圧洗浄液に押されて、ホルダ部92からウエザストリップ93が剥がれることがある。従って、嵌合凹部94a及び嵌合凸部92aの嵌合部におけるウエザストリップ93の保持力を増加することが望まれている。
本発明の目的は、パネル本体のホルダ部に突設された嵌合凸部及びウエザストリップの取付基部に形成された嵌合凹部の嵌合部におけるウエザストリップの保持力をより増加することができる車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ルーフの開口部に設けられるパネル本体と、前記パネル本体の外周縁部に接合され、車両高さ方向の絞り部を有する嵌合凸部が前記パネル本体の反中心側である外側に向かって突設されたホルダ部と、前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部の形成された取付基部、及び前記開口部の縁部に弾性的に接触可能なシール部を一体的に有するウエザストリップとを備え、前記取付基部は、前記嵌合凸部の外側面に密接する本体部、該本体部の上端に接続されて前記パネル本体の中心側である内側に向かって突設され前記絞り部の上部外側面に密接する上側取付部、及び前記本体部の下端に接続されて内側に向かって突設され前記絞り部の下部外側面に密接する下側取付部で前記嵌合凹部を形成しており、前記本体部の上端部における内側部は、前記内側部の下方部位よりも上方部位が肉厚に設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記本体部の上端部における前記内側部を、該内側部の下方部位よりも上方部位を肉厚に設定することで、例えば前記設定がなく略一定に保つ構造に比べ、例えば前記車両ルーフの上方から高圧洗浄液を噴射する際に、前記ホルダ部から前記ウエザストリップが剥がれにくくなることが実験的に確認されている。つまり、前記本体部の上端部における前記内側部を、該内側部の下方部位よりも上方部位を肉厚に設定することで、例えば前記車両ルーフの上方から高圧洗浄液を噴射する際において、前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部の嵌合部における前記ウエザストリップの保持力をより増加することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、前記上側取付部を、車両高さ方向における前記内側部の下方部位の位置まで下方に延ばしたことを要旨とする。
同構成によれば、前記絞り部の上部外側面に密接する前記上側取付部を長くした分、それら上部外側面及び上側取付部の係合代を増加することができ、前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部の嵌合部における前記ウエザストリップの保持力をより増加することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、前記下側取付部の上方への延出長を、前記上側取付部の下方への延出長よりも短く設定したことを要旨とする。
同構成によれば、前記絞り部の下部外側面に密接する前記下側取付部を相対的に短くした分、前記絞り部下部における前記ホルダ部の絞り量が縮小される。従って、前記絞り部における前記ホルダ部の車両高さ方向の肉厚をより増加することができ、ひいては前記ホルダ部の剛性を増加することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、前記シール部は、前記取付基部の外側端よりも外側に配置されていることを要旨とする。
同構成によれば、例えば前記取付基部の上面にスポンジゴム(シール部)を接合して上面を成形する構造のウエザストリップに比べ、前記取付基部自身で上面を成形できる分、その車両高さ方向の長さを延長することができる。これにより、前記取付基部の剛性を増加することができ、前記嵌合凸部及び前記嵌合凹部の嵌合部における前記ウエザストリップの保持力をいっそう増加することができる。
請求項5に記載の発明は、パネル本体の外周縁部に接合されるホルダ部に前記パネル本体の反中心側である外側に向かって突設された車両高さ方向の絞り部を有する嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部の形成されたソリッドゴムからなる取付基部、及び車両ルーフの開口部の縁部に弾性的に接触可能なスポンジゴムからなるシール部を一体的に有する車両用ルーフ装置のウエザストリップにおいて、前記取付基部は、前記嵌合凸部の外側面に密接する本体部、該本体部の上端に接続されて前記パネル本体の中心側である内側に向かって突設され前記絞り部の上部外側面に密接する上側取付部、及び前記本体部の下端に接続されて内側に向かって突設され前記絞り部の下部外側面に密接する下側取付部で前記嵌合凹部を形成しており、前記本体部の上端部における内側部は、前記内側部の下方部位よりも上方部位が肉厚に設定されていることを要旨とする。
同構成によれば、前記本体部の上端部における前記内側部を、該内側部の下方部位よりも上方部位を肉厚に設定することで、例えば前記車両ルーフの上方から高圧洗浄液を噴射する際において、前記ホルダ部の前記嵌合凸部及び前記取付基部の前記嵌合凹部の嵌合部における前記ウエザストリップの保持力をより増加することができる。
本発明は、パネル本体のホルダ部に突設された嵌合凸部及びウエザストリップの取付基部に形成された嵌合凹部の嵌合部におけるウエザストリップの保持力をより増加できる効果がある。
本発明の一実施形態を示す平面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 同実施形態を従来形態と比較して示す断面図。 従来形態に対する各種変更例と、各種効果度との実験的に求めた関係を示す一覧図。 本発明の変形形態を示す断面図。 従来形態を示す断面図。
本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、自動車などの車両ルーフ10には、略四角形の開口部11が形成されるとともに、該開口部11を開閉可能な略四角形の車両用パネル12が設置されている。この車両用パネル12は、開口部11に合わせて成形されたガラス材からなる略四角板状のパネル本体21を備える。
図2に示すように、開口部11は、その内周部を下向きに屈曲してなる略フランジ状の縁部11aを有する。従って、開口部11の縁部11aは、全体として略四角筒形状を呈する。
一方、車両用パネル12は、パネル本体21の外周縁部に沿って該外周縁部に接合された、例えば合成樹脂材からなるホルダ部22を備える。このホルダ部22には、パネル本体21の反中心側である外側に向かって嵌合凸部23が突設されている。この嵌合凸部23は、互いに近付く車両高さ方向に凹む断面略U字状の上側溝部24及び下側溝部25が形成されて、断面略T字形状を呈する。すなわち、ホルダ部22は、上側溝部24及び下側溝部25間に車両高さ方向の絞り部26を形成するとともに、該絞り部24の外側で車両高さ方向に拡幅される係合部27を形成する。係合部27は、概ね一定の肉厚を有するものの、その上端部外側部は、上方に向かうに従い係合部27の肉厚が漸減するように湾曲するガイド部27aを形成する。なお、上側溝部24の凹み量は、下側溝部25の凹み量よりも大きく設定されている。
ホルダ部22には、ウエザストリップ30が嵌着されている。このウエザストリップ30は、ソリッドゴムからなる取付基部31及び縁部11aに弾性的に接触可能なスポンジゴムからなるシール部39を一体的に有する。そして、取付基部31には、嵌合凸部23と嵌合する断面略T字形状の嵌合凹部32が形成されている。ソリッドゴム及びスポンジゴムの材料としては、例えばEPDMゴム等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等のソリッド材及びスポンジ材をそれぞれ使用すればよい。
すなわち、取付基部31は、嵌合凸部23(係合部27)の外側面に密接する本体部33、該本体部33の上端に接続されてパネル本体21の中心側である内側に向かって突設された略鉤爪状の上側取付部34及び本体部33の下端に接続されて内側に向かって突設された略鉤爪状の下側取付部35を一体的に有する。上側取付部34は、係合部27の上面及び絞り部26の上部外側面(係合部27の上部内側面)26aに密接しており、下側取付部35は、係合部27の下面及び絞り部26の下部外側面(係合部27の下部内側面)26bに密接している。そして、嵌合凹部32は、これら本体部33、上側取付部34及び下側取付部35によって形成されている。
なお、本体部33は、概ね一定の肉厚を有するものの、その上端部の内側部37は、内側部37の下方部位37bよりも上方部位37aが肉厚に設定されており、係合部27(嵌合凸部23)のガイド部27aに合わせて、上方に向かうに従い本体部33の肉厚を漸増させる湾曲部33aを有する。本体部33の概ね一定となる肉厚は、該本体部33に要する剛性に基づき設定されている。そして、上側取付部34は、車両高さ方向における下方部位37bの位置である湾曲部33aの起点の位置まで下方に延びている。これは、絞り部26の上部外側面及び上側取付部34の係合代を増加して、嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部におけるウエザストリップ30の保持力を増加させるためである。また、上側溝部24の凹み量及び下側溝部25の凹み量の相違分に対応して、下側取付部35の上方への延出長L1を、上側取付部34の下方への延出長L2よりも短く設定している。これは、下側取付部35を相対的に短くした分、絞り部26下部におけるホルダ部22の絞り量を縮小するためである。これにより、絞り部26におけるホルダ部22の車両高さ方向の肉厚がより増加される。
取付基部31は、下側取付部35の下端外側部から外側斜め下方に延出する延出部36を有する。一方、前記シール部39は、断面略弓形に成形されており、取付基部31の上面に載置されるとともに、その下端で延出部36に接合されている。そして、シール部39は、取付基部31の外側面との間に断面略D字状の中空部30aを形成する。なお、シール部39は、取付基部31の上面よりも車内側に突出する略舌片状のリップ部39aを有しており、該リップ部39aにおいてホルダ部22の上面に弾性的に接触する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、本体部33の上端部における内側部37をその下方部位37bよりも上方部位37aを肉厚に設定することで、即ち内側部37に湾曲部33aを設けることで、例えば車両ルーフ10の上方から高圧洗浄液を噴射する際に、ホルダ部22からウエザストリップ30が剥がれにくくなる。これは、図3に実線にて描画した本実施形態のウエザストリップ30と、図3に2点鎖線にて描画した特許文献1に準じた従来形態のウエザストリップ80を用いた実験による検証結果によるものである。すなわち、このウエザストリップ80は、基本的にウエザストリップ30と同等の構造を有しており、湾曲部33aに代えて車両高さ方向に延びる平坦面80aを有する。そして、車両ルーフ10の上方から高圧洗浄液を噴射して両ウエザストリップ30,80を比較したところ、ウエザストリップ80に比べて本実施形態のウエザストリップ30の方がホルダ部22から剥がれにくいこと、即ち嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部における保持力が増加することが確認された。
図4には、ウエザストリップ80に対する各種変更例と、高圧洗浄液を噴射する際の嵌合部における保持力等に対する効果度との実験的に求めた関係を示している。同図において、No.1は、本体部に湾曲部33aを設けることなく上側取付部34に準じて絞り部26の上部外側面との係合代を増加したものであり、No.2は、本体部に湾曲部33aを設けたものである。また、No.3は、湾曲部33aに代えて本体部の下端部内側部に同様の湾曲部を設けたものであり、No.4は、湾曲部33aに加えて本体部の下端部内側部に更に同様の湾曲部を設けたものである。なお、凡例の「◎」、「○」及び「△」は、ウエザストリップ80に対する変更による該当の効果度が「良好」、「良」及び「やや良」であったことを表している。
同図から明らかなように、高圧洗浄液を噴射する際の嵌合部における保持力に対する効果度では、上側取付部にのみ湾曲部33aを形成することが最も効果的であることが確認される。また、次点として、絞り部26の上部外側面との係合代を増加し、あるいは湾曲部33aに加えて本体部の下端部内側部に更に同様の湾曲部を形成することも効果的であることが確認される。
なお、図4には、組付作業性に対する効果度や、ボデー弾き音への影響に対する効果度との実験的に求めた関係についても併せて示している。組付作業性は、ホルダ部22にウエザストリップを内側に向かって押し付けて嵌合凹部及び嵌合凸部を嵌合させる際の作業性を検証したものである。また、ボデー弾き音への影響は、例えば開口部11を開閉する車両用パネル12がインナスライディング式である場合において、縁部11aが、車両用パネル12が傾動する際に取付基部にシール部を介して押圧されて凹むとともに、その後の開作動に伴う車両用パネル12からの解放によって弾性復帰することで発生する異音を検証したものである。同図から明らかなように、組付作業性に対する効果度や、ボデー弾き音への影響に対する効果度については、ウエザストリップ80からの改善は認められるものの、No.1〜No.4で差異のないことが確認された。
従って、総合的に判断して、本体部の上端部内側部に湾曲部を形成することが最も効果的であることが確認された。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、本体部33の上端部における内側部37をその下方部位37bよりも上方部位37aを肉厚に設定することで、例えば車両ルーフ10の上方から高圧洗浄液を噴射する際において、嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部における保持力を増加することができる。
(2)本実施形態では、上側取付部34を、車両高さ方向における下方部位37bの位置(湾曲部33aの起点の位置)まで下方に延ばして、絞り部26の上部外側面26aに密接する上側取付部34を長くした分、それら上部外側面26a及び上側取付部34の係合代を増加できる。そして、嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部におけるウエザストリップ30の保持力をより増加することができる。特に、略水平方向に一致する外れ方向での抵抗を大きくできる。この抵抗は、本体部33の湾曲部33aとの相乗効果でいっそう増加させることができる。
(3)本実施形態では、下側取付部35の上方への延出長を、上側取付部34の下方への延出長よりも短く設定した。従って、絞り部26の下部外側面26bに密接する下側取付部35を相対的に短くした分、絞り部26下部におけるホルダ部22の絞り量が縮小される。従って、絞り部26におけるホルダ部22の車両高さ方向の肉厚をより増加することができ、ひいてはホルダ部22の剛性を増加することができる。
(4)本実施形態では、取付基部31及びホルダ部22の形状変更で、意匠部の形状(見栄え)を変更することなく嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部における保持力を増加させることができる。
(5)本実施形態では、本体部33(取付基部31)の肉厚を中空部30a側には増加していないため、シール部39を介した縁部11aとの間隙を十分に確保することができ、ボデー弾き音の発生を抑制することができる。
(6)本実施形態では、取付基部31(本体部33)の湾曲部33aに合わせて嵌合凸部23(係合部27)にガイド部27aを形成したことで、ホルダ部22にウエザストリップ30を内側に向かって押し付けて嵌合凹部32及び嵌合凸部23を嵌合させる際、ガイド部27aにて上側取付部34の弾性変形を案内することができる。これにより、嵌合凹部32及び嵌合凸部23を嵌合させる際の作業性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図5に示すように、取付基部41の外側端よりも外側で該取付基部41に一体に形成されるシール部45を備えたウエザストリップ40であってもよい。すなわち、ソリッドゴムで成形される取付基部41は、上側取付部34の上面を覆う天板部42及びリップ部43を一体的に備えている。一方、シール部45は、断面略弓形に成形されており、その上端で天板部42前端に接合されるとともに、下端で延出部36に接合されている。このように変更することで、取付基部41自身で上面(意匠面)を成形できる分、その車両高さ方向の長さを延長することができる。これにより、取付基部41の剛性を増加することができ、嵌合凸部23及び嵌合凹部32の嵌合部におけるウエザストリップ40の保持力をいっそう増加することができる。
・前記実施形態において、下側取付部35の上方への延出長(L1)を、上側取付部34の下方への延出長(L2)と同等又はそれよりも長く設定してもよい。
・前記実施形態において、上側取付部34を、湾曲部33aの起点の位置に規制されることなく任意で下方に延ばしてもよい。
・前記実施形態において、本体部33の上端部における内側部37は、その下方部位37bよりも上方部位37aが肉厚に設定されるのであれば、湾曲部33aはなくてもよい。例えば、上方部位37aは、下方部位37bに対して階段状に肉厚が増えていてもよい。あるいは、内側部37は、その断面形状において直線状であってもよい。
10…車両ルーフ、11…開口部、11a…縁部、21…パネル本体、22…ホルダ部、23…嵌合凸部、26…絞り部、26a…上部外側面、26b…下部外側面、30,40…ウエザストリップ、31,41…取付基部、32…嵌合凹部、33…本体部、33a…湾曲部、34…上側取付部、35…下側取付部、37…内側部、37a…上方部位、37b…下方部位、39,45…シール部。

Claims (5)

  1. 車両ルーフの開口部に設けられるパネル本体と、
    前記パネル本体の外周縁部に接合され、車両高さ方向の絞り部を有する嵌合凸部が前記パネル本体の反中心側である外側に向かって突設されたホルダ部と、
    前記嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部の形成された取付基部、及び前記開口部の縁部に弾性的に接触可能なシール部を一体的に有するウエザストリップとを備え、
    前記取付基部は、前記嵌合凸部の外側面に密接する本体部、該本体部の上端に接続されて前記パネル本体の中心側である内側に向かって突設され前記絞り部の上部外側面に密接する上側取付部、及び前記本体部の下端に接続されて内側に向かって突設され前記絞り部の下部外側面に密接する下側取付部で前記嵌合凹部を形成しており、
    前記本体部の上端部における内側部は、前記内側部の下方部位よりも上方部位が肉厚に設定されていることを特徴とする車両用ルーフ装置のパネル構造。
  2. 請求項1に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、
    前記上側取付部を、車両高さ方向における前記内側部の下方部位の位置まで下方に延ばしたことを特徴とする車両用ルーフ装置のパネル構造。
  3. 請求項2に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、
    前記下側取付部の上方への延出長を、前記上側取付部の下方への延出長よりも短く設定したことを特徴とする車両用ルーフ装置のパネル構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用ルーフ装置のパネル構造において、
    前記シール部は、前記取付基部の外側端よりも外側に配置されていることを特徴とする車両用ルーフ装置のパネル構造。
  5. パネル本体の外周縁部に接合されるホルダ部に前記パネル本体の反中心側である外側に向かって突設された車両高さ方向の絞り部を有する嵌合凸部と嵌合する嵌合凹部の形成された取付基部、及び車両ルーフの開口部の縁部に弾性的に接触可能なシール部を一体的に有する車両用ルーフ装置のウエザストリップにおいて、
    前記取付基部は、前記嵌合凸部の外側面に密接する本体部、該本体部の上端に接続されて前記パネル本体の中心側である内側に向かって突設され前記絞り部の上部外側面に密接する上側取付部、及び前記本体部の下端に接続されて内側に向かって突設され前記絞り部の下部外側面に密接する下側取付部で前記嵌合凹部を形成しており、
    前記本体部の上端部における内側部は、前記内側部の下方部位よりも上方部位が肉厚に設定されていることを特徴とする車両用ルーフ装置のウエザストリップ。
JP2013004803A 2013-01-15 2013-01-15 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ Pending JP2014136456A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004803A JP2014136456A (ja) 2013-01-15 2013-01-15 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ
US14/143,141 US8979182B2 (en) 2013-01-15 2013-12-30 Panel structure for vehicle roof device and weather strip for vehicle roof device
CN201410010301.2A CN103921660B (zh) 2013-01-15 2014-01-09 用于车辆顶盖装置的盖板结构以及用于车辆顶盖装置的密封条

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004803A JP2014136456A (ja) 2013-01-15 2013-01-15 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014136456A true JP2014136456A (ja) 2014-07-28

Family

ID=51140153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004803A Pending JP2014136456A (ja) 2013-01-15 2013-01-15 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8979182B2 (ja)
JP (1) JP2014136456A (ja)
CN (1) CN103921660B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157870A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 豊田合成株式会社 ルーフウェザストリップ

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016112579B3 (de) * 2016-07-08 2017-08-17 Webasto SE Strangförmiges Dichtungsprofil und Dachanordnung
CN107791802B (zh) * 2016-09-05 2022-09-20 西川橡胶工业股份有限公司 汽车用密封条

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01153328A (ja) * 1987-11-12 1989-06-15 Rockwell Golde Gmbh 乗物の屋根の剛性カバー
JPH0648258A (ja) * 1992-06-06 1994-02-22 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ウエザストリップ及びその組付方法
US20020171266A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-21 Langhoff Hans Joachim Cover for a sliding roof
JP2004243792A (ja) * 2003-02-10 2004-09-02 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ウエザストリップ
JP2009006775A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Toyoda Gosei Co Ltd ルーフウエザストリップ及びその製造方法
JP2010095129A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置
JP2012062015A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Aisin Seiki Co Ltd ルーフ装置及びルーフ装置用ウェザーストリップ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3840491C1 (ja) * 1988-12-01 1990-04-26 Rockwell Golde Gmbh, 6000 Frankfurt, De
JP2003237372A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ルーフ装置
JP4726975B2 (ja) * 2009-01-16 2011-07-20 八千代工業株式会社 サンルーフ装置
EP2425997B1 (en) * 2010-09-01 2013-04-24 Inalfa Roof Systems Group B.V. Roof assembly for a vehicle

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01153328A (ja) * 1987-11-12 1989-06-15 Rockwell Golde Gmbh 乗物の屋根の剛性カバー
JPH0648258A (ja) * 1992-06-06 1994-02-22 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ウエザストリップ及びその組付方法
US20020171266A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-21 Langhoff Hans Joachim Cover for a sliding roof
JP2004243792A (ja) * 2003-02-10 2004-09-02 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用ウエザストリップ
JP2009006775A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Toyoda Gosei Co Ltd ルーフウエザストリップ及びその製造方法
JP2010095129A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置
JP2012062015A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Aisin Seiki Co Ltd ルーフ装置及びルーフ装置用ウェザーストリップ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020157870A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 豊田合成株式会社 ルーフウェザストリップ
CN111746250A (zh) * 2019-03-26 2020-10-09 丰田合成株式会社 车顶防风雨条
US11225130B2 (en) 2019-03-26 2022-01-18 Toyoda Gosei Co., Ltd. Roof weather strip
JP7183903B2 (ja) 2019-03-26 2022-12-06 豊田合成株式会社 ルーフウェザストリップ
CN111746250B (zh) * 2019-03-26 2023-09-19 丰田合成株式会社 车顶防风雨条

Also Published As

Publication number Publication date
CN103921660B (zh) 2016-08-17
CN103921660A (zh) 2014-07-16
US20140197665A1 (en) 2014-07-17
US8979182B2 (en) 2015-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9994094B2 (en) Profile element for connecting a vehicle window pane to a cover part and profile element assembly
US10286768B2 (en) Inner weather strip and seal structure of vehicle door
JP6168828B2 (ja) 自動車のウエザーストリップ
JP2013501672A (ja) 自動車用窓ガラスの封止機構、その製造方法、およびその使用
JP6059925B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP2017128150A (ja) サンルーフ装置
JP6747999B2 (ja) インナウエザーストリップと、これを用いた車両用ドアのシール構造
JP6441009B2 (ja) ベルトモール
JP2014136456A (ja) 車両用ルーフ装置のパネル構造及び車両用ルーフ装置のウエザストリップ
JP5873266B2 (ja) カウルトップカバーの取付構造
JP2012171559A (ja) 自動車用ウエストモールディング
JP6079406B2 (ja) ルーフ装置
EP2923871B1 (en) Center pillar weather strip
JP2012201331A (ja) サンルーフのパネル構造
JP5425829B2 (ja) モールディング
JP6352582B2 (ja) ドアサッシュ
JP2007055516A (ja) パーティングシールの取付構造
JP6910147B2 (ja) ガーニッシュ固定構造
JP6488840B2 (ja) 車両用ベルトモール
JP2005262982A (ja) ウエストモール取付構造
JP2017196933A (ja) ルーフ装置
JP2012224272A (ja) インナーウェザストリップ
JP2014172460A (ja) 車両の固定式窓周辺構造
JP5261049B2 (ja) ウエルト
JP2006224698A (ja) 自動車のボンネット前縁シール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170110