JP2014123678A - 電気機器 - Google Patents
電気機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014123678A JP2014123678A JP2012279998A JP2012279998A JP2014123678A JP 2014123678 A JP2014123678 A JP 2014123678A JP 2012279998 A JP2012279998 A JP 2012279998A JP 2012279998 A JP2012279998 A JP 2012279998A JP 2014123678 A JP2014123678 A JP 2014123678A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing member
- conductive wire
- vent
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】電気使用部の外装ハウジングの通気口を適切に開閉する簡易な構成の通気口開閉機構を有する電気機器を提供することである。
【解決手段】この発明に従った電気機器は:発熱要素を格納した電気使用部の外装ハウジング12の外壁12bに沿い気体導入口SOを開放する開位置と気体導入口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材20と;外装ハウジングの外壁の導電線着脱要素18に対する導電線16の端部16aの装着により開閉部材を開位置に移動させ、導電線着脱要素からの導電線の端部の分離により開閉部材を閉位置に移動させる開閉部材駆動構造20c、22とを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】この発明に従った電気機器は:発熱要素を格納した電気使用部の外装ハウジング12の外壁12bに沿い気体導入口SOを開放する開位置と気体導入口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材20と;外装ハウジングの外壁の導電線着脱要素18に対する導電線16の端部16aの装着により開閉部材を開位置に移動させ、導電線着脱要素からの導電線の端部の分離により開閉部材を閉位置に移動させる開閉部材駆動構造20c、22とを備えている。
【選択図】 図3
Description
この発明は、通気口を開閉する為の通気口開閉機構を有する電気機器に関係している。
発熱要素及び発熱要素に冷却用の気体を吹きつける冷却要素を含む電気使用機器を格納した外装ハウジングを備え、外装ハウジングの外壁に、導電線の端部(ACプラグ)が着脱可能に連結され電気使用部に導電線からの電気を供給する導電線着脱要素、外装ハウジングの外部から気体を導入する気体導入口、そして外装ハウジングの内部の気体を外部に排出させる気体排出口が設けられている電気機器は、種々知られている。
例えばプロジェクターは、このような電気機器の一種である。プロジェクターにおいては、例えば、電気回路に使用されている種々の電気及び/又は電子部品やレーザ発光素子、LED、又は電球(ランプ)等の光源部(それを冷却するヒートシンクを含む)が発熱要素に対応し、冷却ファンが冷却要素に対応し、導電線の端部が電源プラグに対応し、電源ソケットが導電線着脱要素(ACインレット部)に対応する。
このような電気機器においては、使用時に冷却要素が動作されると外装ハウジングの外部から気体、この場合は空気、が気体導入口を介して外装ハウジングの内部に導入され、冷却要素は導入された気体を発熱要素に吹きつけて発熱要素から熱を取り去り、熱を取った気体は気体排出口を介し外装ハウジングの外部へと排出される。
外装ハウジングの外部の気体、この場合には空気、には例えば埃などの異物が混ざっているので、前述した電気使用部が使用される時には外部の気体とともに異物が気体導入口を通過することになる。このような異物は例えば静電気の影響で気体導入口の周縁に付着しやすい。このような異物が電気機器の外装ハウジングの内部に入り蓄積されると、外装ハウジングの内部における冷却用の気体の流れが悪くなり外装ハウジングの内部の温度が上昇したり、外装ハウジングの内部に湿気が溜りやすくなったりする。外装ハウジングの内部の温度上昇や湿気の増加は、電気使用部の故障の原因になる。
また、気体導入口や気体排出口は、異物が内部に入らないように閉じられていることが好ましい。
特開2007−59593(特許文献1)には、フィルタを備えた換気機構を有するPOS端末装置において換気機構のフィルタの目詰まりを防止する為の構造が開示されている。ここにおいては、POS端末装置の外装ハウジングに換気機構が格納されていて、外装ハウジングの外壁に換気装置の為のフィルタが配置されているとともにフィルタの奥にPOS端末装置の電源スイッチが配置されている。そして、フィルタが電源スイッチを覆った閉位置と電源スイッチを露出させる開位置との間で摺動可能に外装ハウジングの外壁に取り付けられている。外装ハウジングにはフィルタの摺動軌跡に沿いワイパーが配置されていて、電源スイッチをオン・オフ操作する為にはフィルタを閉位置から開位置へと摺動させなければならず、この摺動によりフィルタに付着した埃の如き異物はワイパーにより外装ハウジングの外部に擦り落とされる。
特開2007−59593(特許文献1)に記載されている構造のように、換気機構部を確実に清掃する為の簡易な構造は広く求められている。
この発明の目的は、気体導入口、気体排出口などの通気口が設けられている電気機器において適切に通気口を開閉する為の簡易な構造の通気口開閉機構を有する電気機器を提供することである。
前述したこの発明の目的を達成する為に、この発明に従った電気機器は:電気使用部を格納した外装ハウジングを有する電気機器であって、外装ハウジングの外壁に、導電線の端部が着脱可能に連結され前記電気使用部に前記導電線からの電気を供給する導電線着脱要素と、前記外装ハウジングの内部と外部とを連通させる通気口と、が設けられており;前記外壁に沿い前記通気口を開放する開位置と前記通気口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材と;前記導電線着脱要素に対する前記導電線の端部の装着により前記開閉部材を前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素からの前記導電線の端部の分離により前記開閉部材を前記閉位置に移動させる開閉部材駆動構造と;を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構造でありながら通気口を適切に開閉することが出来る。
[第1の実施形態]
図1の(A)には、この発明の第1の実施形態に従った通気口開閉機構を備えた電気機器の一種であるプロジェクター10の外観が概略的に示されている。プロジェクター10は、平坦な略直方体形状の外装ハウジング12を備えている。外装ハウジング12は、略四角形の底壁12a及び底壁12aと一体的に形成されて底壁12aの外周辺から立ち上がり底壁12aを取り囲んだ略四角の筒形の外周壁12bを有したハウジング本体を含む。ハウジング本体はさらに、外周壁12bに対して底壁12aとは反対側の外周壁12bの開口を覆った上蓋12cを含む。上蓋12cは、外周壁12bの上端に対し着脱可能に取り付けられている。ハウジング本体の底壁12a及び外周壁12bと上蓋12cとは、外装ハウジング12の外壁を構成している。
図1の(A)には、この発明の第1の実施形態に従った通気口開閉機構を備えた電気機器の一種であるプロジェクター10の外観が概略的に示されている。プロジェクター10は、平坦な略直方体形状の外装ハウジング12を備えている。外装ハウジング12は、略四角形の底壁12a及び底壁12aと一体的に形成されて底壁12aの外周辺から立ち上がり底壁12aを取り囲んだ略四角の筒形の外周壁12bを有したハウジング本体を含む。ハウジング本体はさらに、外周壁12bに対して底壁12aとは反対側の外周壁12bの開口を覆った上蓋12cを含む。上蓋12cは、外周壁12bの上端に対し着脱可能に取り付けられている。ハウジング本体の底壁12a及び外周壁12bと上蓋12cとは、外装ハウジング12の外壁を構成している。
図1の(B)には、図1の(A)中に示されているプロジェクター10の外装ハウジング12の上蓋12aを取り除きハウジング本体中に格納されている種々の構造の配置が概略的に示されている。種々の構造は、ハウジング本体の内部空間の右側に配置された電気及び電子回路基板14a、前記内部空間の左側に配置された光学系14b、そして前記内部空間の中央に配置された投写画像形成・冷却ブロック14cを含む。
外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部には、光学系14bの図示されていない投写レンズを含む外端部OEが配置された投写開口PO及び投写画像形成・冷却ブロック14cにおいて前記前壁部に隣接して配置されている電動排気ファンDFに対向する気体排出口DOが形成されている。この実施形態において気体排出口DOは、複数のスリットで構成されている。
図1の(A)及び(B)中に示されている如く、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部には、気体導入口SOが形成されている。この実施形態において、気体導入口SOは夫々が外装ハウジング12の底壁12aの近傍から外周壁12bの上端まで延出している複数のスリットSL1で構成されている。複数のスリットSL1は、右側壁部において外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の近傍から後壁部の近傍まで相互に平行に並んで配置されている。
外装ハウジング12の外周壁12bの後壁部には、電気及び電子回路基板14aに対し電流を供給する為の電源コード16の端部のプラグ16aが着脱可能に連結されるソケット(ACプラグインレット)18が右側壁の近傍に配置されている。後壁部にはさらに、電気及び電子回路基板14aに設けられている種々の電気及び電子回路に入力する為の入力信号を含む電気及び電子回路を制御する為の電気信号を供給する為の図示されていない複数の信号線(ケーブル)が着脱可能に接続される電気信号線接続端子部19が配置されている。
図1の(B)中に示されている如く、光学系14bは前記外端部とは反対側で投写画像形成・冷却ブロック14cに隣接した前段部を有する。投写画像形成・冷却ブロック14cは、光学系14bの前段部において光学系14bにより投写させる光学画像を形成する為の投写画像形成部PIを含む。投写画像形成部PIは、光源として図示されていないレーザダイオ―ドやLED等の発光素子からなる光源を使用しカラー光学画像を形成することが出来る。投写画像形成部PIはさらに光源を冷却する為のヒートシンクHSを有する。投写画像形成・冷却ブロック14cはさらに、ヒートシンクHSと電気及び電子回路基板14aとの間に電動給気ファンSFを有する。
この実施形態のプロジェクター10においては、プロジェクター10の底壁12aが、図示されていない支持体、例えばテーブル上に載置され、電気信号線接続端子部19に図示されていない複数の電気信号線の端子が着脱可能に接続されるとともにソケット18に図1の(A)中に示されている電源コード16の端部のプラグ16aが接続された後、前述した図示されていない複数の信号線から電気信号が入力されると、入力された電気信号に従い電気及び電子回路基板14aの電気及び電子回路が投写画像形成部PIの光源を発光させるとともに種々の電気信号に応じた光学画像を光学系14bの前段部に形成させ、この光学画像を、光学系14bを介し図示されていない投写レンズから投写させる。
この間には、電気及び電子回路基板14aの電気及び電子回路が発熱し、また投写画像形成部PIの光源が発熱し、電気及び電子回路基板14aの電気及び電子回路が電動排気ファンDF及び電動給気ファンSFを動作させる。動作した電動吸気ファンSFは、図1の(B)中に2点鎖線の矢印で示されている如く、外装ハウジング12の外部空間中の空気(外気)を外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOから外装ハウジング12の内部空間に吸入し、電気及び電子回路基板14aの発熱している電気及び電子回路に吹き付けて発熱した電気及び電子回路から熱を奪う。吸入された空気はそれを冷却した後に、図1の(B)中にさらに2点鎖線の矢印で示されている如く、投写画像形成部PIの発熱している光源、及びそのヒートシンクHSに吹き付けられてヒートシンクHS、ひいては光源から熱を奪い冷却する。このように電気及び電子回路及びヒートシンクHS、ひいては光源から熱を奪った後に温められた空気は、図1の(B)中にさらに2点鎖線の矢印で示されている如く、電動排気ファンDFにより外装ハウジング12の内部空間中から外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の気体排出口DOから外装ハウジング12の外部空間中に排出される。
この発明の第1の実施形態に従った気体導入口等の通気口の開閉機構を備えた電気機器の一種であり前述した如く構成され、動作するプロジェクター10においては、プロジェクター10の動作時に発熱する電気及び電子回路基板14aの電気及び電子回路、投写画像形成部PIの光源、そして光源を冷却する為のヒートシンクHSは発熱要素に対応し、電動吸気ファンSFは発熱要素に冷却用の気体、この実施形態では空気(外気)を吹き付ける冷却要素に対応している。
プロジェクター10においてはさらに、発熱要素を含む電気及び電子回路基板14aそして投写画像形成・冷却ブロック14cが電気使用部に対応している。
プロジェクター10においてはさらに、電源コード16が導電線に対応し、電源コード16の端部のプラグ16aが着脱可能に連結されるソケット18が導電線着脱要素に対応している。
この発明の第1の実施形態に従った通気口開閉機構を備えた電気機器の一種であり前述した如く構成され、動作するプロジェクター10は、気体導入口SOを清掃する為の異物排出構造をさらに備えている。
次には、図2及び図3を参照しながら、通気口開閉機構の第1の実施形態を説明する。
第1の実施形態の通気口開閉機構は、外装ハウジング12の外壁の一部である外周壁12bの右側壁部の内表面に沿い右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1を開放する開位置(図3参照)と気体導入口SOの複数のスリットSL1を閉鎖する閉位置(図2の(A)参照)との間で移動可能に設けられた開閉部材20を備えている。
詳細には、開閉部材20は、外装ハウジング12の外壁の一部である外周壁12bの右側壁部の内表面に沿い外壁の一部である外周壁12bの前壁部の近傍と後壁部の近傍との間を延出した細長い帯板形状をしており、開閉部材20には、外装ハウジング12の外壁の一部である外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1と同様な形状の複数のスリットSL2が形成されている。
図2の(A)中に示されている閉位置においては、開閉部材20の複数のスリットSL2間の格子部20a及び前壁部側隣接部分(開閉部材20の複数のスリットSL2における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL2において前壁部の側に隣接した開閉部材20の部分)20fが、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1に重複して複数のスリットSL1を閉鎖する。
図3中に示されている開位置においては、開閉部材20の複数のスリットSL2間の格子部20aが外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1間の格子部LPに重複するとともに、開閉部材20の前壁部側隣接部分(開閉部材20の複数のスリットSL2における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL2において前壁部の側に隣接した開閉部材20の部分)20fが、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の前壁部側隣接部分(右側壁部の複数のスリットSL1における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL1において前壁部の側に隣接した右側壁部の部分)12dに重複して複数のスリットSL1を開放する。
図2中に示されている如く、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の内表面には、複数のスリットSL1の夫々において外周壁12bの後壁部の側の縁から外装ハウジング12の内部空間中に停止突起STが突出している。閉位置に配置されている開閉部材20の複数の格子部20aの夫々における後壁部の側の側面は、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の内表面の複数の停止突起STにおける前壁側の側面に当接することにより閉位置に位置決めされる。
開閉部材20において外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の側の前端面と、外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の内表面と、の間には、開閉部材20を閉位置に向かい付勢する付勢手段22が介在されている。付勢手段22は、例えば圧縮コイルばねや板ばねやゴムの如き弾性材料により大きな弾性行程が得られるよう成形された弾性材料成形体である。
図2中に示されている如く、外装ハウジング12の外周壁12bの後壁部のソケット18に、図1の(A)中に示されている電源コード16の端部のプラグ16aが連結されていない状態では、付勢手段22はその付勢力により開閉部材20を閉位置に向かい付勢し、前述した如く閉位置に位置決めさせることが出来る。
図2の(A)中に示されている如く、開閉部材20の複数の格子部20a及び前壁部側隣接部分20fの夫々は、外装ハウジング12の外周壁12bの後壁部の側の側面(後側面)から外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの対応するスリットSL1中に開閉部材20の閉位置(図2の(A))と開位置(図3)との間の移動方向に対し略直角に交差する方向に延出している異物排出突起20bを含む。開閉部材20の夫々の異物排出突起20bは、対応しているスリットSL1における外装ハウジング12の底壁12aの側の下端から外周壁12bの上端までの高さと同じ高さを有している。
図2の(A)中に示されている如く、開閉部材20が閉位置に配置されている時に、複数の異物排出突起20bの夫々が対向する気体導入口SOの対応するスリットSL1の後側面(格子部LPの外周壁12bの前壁側の側面)は、夫々のスリットSL1の内端から外端に向かうに伴い、外周壁12bの前壁側の側面から遠ざかるよう傾斜された、この実施形態では湾曲された、移動方向傾斜面SSを含む。
図2の(B)中に示されている如く、気体導入口SOの複数のスリットSL1の夫々の下端面(底壁12aの側の端面)には、夫々のスリットSL1の内端から外端に向かうに伴い、夫々のスリットの内端から底壁12aに向かい傾斜された下方傾斜面DSを含む。なお図2の(B)には、開閉部材20の個々の格子部20bが対応しているスリットSL1中に突出している様子が、仮想線(2点鎖線)により示されている。
図2の(A)中に示されている如く、開閉部材20において外装ハウジング12の外周壁12bの後壁側の後端部には、ソケット18の内部空間内に突出した押圧駆動突起20cが設けられている。
図3中に示されている如く、外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に電源コード16のプラグ16aが差し込まれると、ソケット18の内部空間内に突出されていた開閉部材20の押圧駆動突起20cが、電源コード16のプラグ16aにより外装ハウジング12の外周壁12bの前壁側に押される。電源コード16のプラグ16aにより押圧駆動突起20cがこのように押されると、開閉部材20の前端面が付勢手段22をその付勢力に抗し押し縮めながら、開閉部材20は、図2の(A)中の閉位置から図3中に示されている開位置へと外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の内表面に沿い移動する。
この移動は、開閉部材20の複数の格子部20aの異物排出突起20bが、図3中に示されている如く、気体導入口SOの対応するスリットSL1の前側面に相当する格子部LPの外周壁12bの後壁側の側面に当接することにより停止される。
このとき、開閉部材20の複数のスリットSL2間の格子部20aが、気体導入口SOの複数のスリットSL1間の格子部LPに重複するとともに、開閉部材20の前壁部側隣接部分(開閉部材20の複数のスリットSL2における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL2において前壁部の側に隣接した開閉部材20の部分)20fが、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の前壁部側隣接部分(複数のスリットSL1における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL1において前壁部の側に隣接した外周壁12bの右側壁部の部分)12dに重複する。
このときに、開閉部材20の複数のスリットSL2が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1に重複するので、複数のスリットSL1が開放される。このときの開閉部材20の位置が前述した開位置である。
この後、プロジェクター10が前述した如く動作され、そして外装ハウジング12中の電動吸気ファンSF(図1の(B)参照)及び電動排気ファンDF(図1の(B)参照)が動作されると、図1の(B)中に2点鎖線の矢印で示されている如く、外装ハウジング12の外部の空気(外気)が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1及び開閉部材20の複数のスリットSL2を介して外装ハウジング12の内部空間中に吸入される。そして、吸入された空気は、内部空間中の発熱要素、この実施形態では、前述した如く電気及び電子回路基板14aの発熱している電気及び電子回路及び投写画像形成部PIの発熱している光源及びそのヒートシンクHSから熱を奪い冷却し、外装ハウジング12の内部空間中から外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の気体排出口DOを介し外装ハウジング12の外部空間中に排出される。
この通気の過程で、気体導入口SOの複数のスリットSL1の夫々の周面(下端面、後側面、前側面(この実施形態では、前側面を覆っている開閉部材20の個々の異物排出突起20aの後側面)、そして個々のスリットSL1の上端開口を覆っている外装ハウジング12の上蓋12cの部分に、外部の空気(外気)中に含まれている異物、例えば埃が付着しやすい。
その後、プロジェクター10の前述した動作が停止され、そして外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18から電源コード16のプラグ16aが分離されると、ソケット18の内部空間内に突出されていた開閉部材20の押圧駆動突起20cに対する外装ハウジング12の外周壁12bの前壁側に向かう押圧が無くなる。
この結果、開閉部材20の前端面が付勢手段22の付勢力により付勢されて、開閉部材20は、図3中に示されている開位置から図2の(A)中に示されている閉位置へと復帰される。
このことは、第1の実施形態においては、開閉部材20の後端部の押圧駆動突起20c及び開閉部材20の前端部の付勢手段22の組み合わせが、導電線脱着要素に対応している外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に対する導電線の端部に対応する電源コード16のプラグ16aの装着により開閉部材20を開位置(図3)に移動させ、導電線脱着要素に対応している外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18からの導電線の端部に対応する電源コード16のプラグ16aの分離により開閉部材20を閉位置(図2の(A))に移動させる開閉部材移動構造(開閉機構)を提供していることを意味している。
さらに第1の実施形態における開閉部材20の後端部の押圧駆動突起20cは、開閉部材駆動構造において、開閉部材20と電源コード16のプラグ16aとの間に介在されソケット18に装着された電源コード16のプラグ16aにより押圧されて、開閉部材2を閉位置に向かい付勢する付勢力を発生させる付勢要素22の付勢力に抗し開閉部材20を開位置に向かい移動させる押圧駆動要素を提供している。
前出した如く開閉部材20が開位置(図3)から閉位置(図2の(A))に移動される間には、開閉部材20の複数の異物排出突起20aが、気体導入口SOの複数のスリットSL1の周面に付着されていた異物、例えば埃を複数のスリットSL1の周面から外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の外部に擦り出し排出させる。
このことは、開閉部材20の複数の異物排出突起20aが異物排出構造として機能することを意味している。
この実施形態においては、気体導入口SOの複数のスリットSL1の夫々の移動方向傾斜面SS及び下方傾斜面DSもまた、複数のスリットSL1に付着する異物、例えば埃が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の外部に排出されるのを容易にしている。
このことは、この実施形態においては、複数のスリットSL1の夫々の移動方向傾斜面SS及び下方傾斜面DSもまた、異物排出構造として機能することを意味している。
前述したことから明らかなようにこのように構成されているこの発明の第1の実施形態に従った通気口開閉機構は、簡易な構造でありながらプロジェクター10の如き電気機器の外装ハウジング12の気体導入口SO等の通気口を適切に開閉するとともに、確実に清掃することが出来る。
[第2の実施形態]
次には、図4及び図5を参照しながら、前記通気口開閉機構の第2の実施形態を説明する。
次には、図4及び図5を参照しながら、前記通気口開閉機構の第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態の通気口開閉機構は、図2及び図3を参照しながら前述した第1の実施形態の通気口開閉機構の構成部材と同じ構成部材を使用しており、第2の実施形態の通気口開閉機構において第1の実施形態の通気口開閉機構の構成部材と同じ構成部材には同じ参照符号を記して詳細な説明は省略する。
なお図4中において開閉部材20は図2の(A)中に示されていたのと同じ閉位置に配置されており、図5中において開閉部材20は図3中に示されていたのと同じ開位置に配置されている。
第2の実施形態の通気口開閉機構が、図2及び図3を参照しながら前述した第1の実施形態の通気口開閉機構と異なっているのは、外装ハウジング12の外周壁12bの後壁部において外周壁12bの右側壁部からソケット18までの距離が遠くなっていることである。
また、第2の実施形態の通気口開閉機構は、開閉部材20の開位置と閉位置との間の移動方向と交差する方向において外装ハウジング12の外周壁12bの後壁部の内表面に沿い外周壁12bの右側壁部とソケット18との間で移動可能に配置された押圧駆動部材30を備えている。
押圧駆動部材30は、開閉部材20において付勢要素22により付勢されたときの先端となる後壁側の後端部の押圧駆動突起20cに接する開閉部材接触端30aとソケット18の内部空間内に突出したプラグ押圧端30bとを有している。押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aと外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の内表面との間には付勢手段32が介在されている。付勢手段32は、開閉部材20の為の付勢手段22と同様に、例えば圧縮コイルばねや板ばねやゴムの如き弾性材料により大きな弾性行程が得られるよう成形された弾性材料成形体である。
この実施形態において付勢手段32は、押圧駆動部材30を図4中に示されている初期位置に位置決めしている初期位置・位置決め手段としても機能している。初期位置の押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aは付勢要素22により付勢されて閉位置に配置されている開閉部材20の押圧駆動突起20cに接しており、また同時にプラグ押圧端30bはソケット18の内部空間内に突出している。
図4中に示されている如く外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に電源コード16のプラグ16aが差し込まれていないときには、押圧駆動部材30は前述した如く初期位置(閉位置)に配置されていて、開閉部材20は前述した如く閉位置に配置されている。
図5中に示されている如く、外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に電源コード16のプラグ16aが差し込まれると、ソケット18の内部空間内に突出されていた押圧駆動部材30のプラグ押圧端30bが電源コード16のプラグ16aにより図4中に示されていた初期位置から外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の側に押され、開閉部材接触端30aは付勢要素32を付勢力に抗し押し縮める。
この間に押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aはまた、開閉部材20の押圧駆動突起20cを外装ハウジング12の外周壁12bの前壁側に押し、開閉部材20は、外周壁12bの前壁側の開閉部材20の前端面で付勢手段22をその付勢力に抗し押し縮めながら図4中の閉位置から図3中に示されていたのと同じ開位置へと外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の内表面に沿い移動する。このときの押圧駆動部材30の位置は開閉部材駆動位置(開位置)である。
開閉部材20のこの移動は、開閉部材20の複数の格子部20aの異物排出突起20bが、図5中に示されている如く、気体導入口SOの対応するスリットSL1の前側面に相当する格子部LPの外周壁12bの後壁側の側面に当接することにより停止され、開閉部材20は前述した開位置に配置される。
このとき、開閉部材20の複数のスリットSL2間の格子部20aが、外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1間の格子部LPに重複するとともに、開閉部材20の前壁部側隣接部分(開閉部材20の複数のスリットSL2における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL2において前壁部の側に隣接した開閉部材20の部分)20fが、外周壁12bの右側壁部の前壁部側隣接部分(気体導入口SOの複数のスリットSL1における外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部に最も近いスリットSL1において前壁部の側に隣接した外周壁12bの右側壁部の部分)12dに重複する。
このときに、開閉部材20の複数のスリットSL2が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1に重複するので、複数のスリットSL1が開放される。
この後、プロジェクター10が前述した如く動作され、そして外装ハウジング12中の電動吸気ファンSF(図1の(B)参照)及び電動排気ファンDF(図1の(B)参照)が動作されると、図1の(B)中に2点鎖線の矢印で示されている如く、外装ハウジング12の外部の空気(外気)が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁部の気体導入口SOの複数のスリットSL1及び開閉部材20の複数のスリットSL2を介して外装ハウジング12の内部空間中に吸入される。そして、吸入された空気は、内部空間中の発熱要素、この実施形態では、前述した如く電気及び電子回路基板14aの発熱している電気及び電子回路及び投写画像形成部PIの発熱している光源及びそのヒートシンクHSから熱を奪い冷却し、外装ハウジング12の内部空間中から外装ハウジング12の外周壁12bの前壁部の気体排出口DOを介し外装ハウジング12の外部空間中に排出される。
この通気の過程で、気体導入口SOの複数のスリットSL1の夫々の周面(下端面,後側面,前側面(この実施形態では、前側面を覆っている開閉部材20の個々の異物排出突起20aの後側面)、そして個々のスリットSL1の上端開口を覆っている外装ハウジング12の上蓋12cの部分、外部の空気(外気)中に含まれている異物、例えば埃が付着しやすい。
その後、プロジェクター10の前述した動作が停止され、そして外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18から電源コード16のプラグ16aが分離されると、ソケット18の内部空間内に突出されていた押圧駆動部材30のプラグ押圧端30bに対する外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁に向かう押圧が無くなる。
この結果、押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aが付勢手段32の付勢力により付勢されて、押圧駆動部材30は、図5中に示されている開閉部材駆動位置から図4中に示されている初期位置へと復帰される。
同時に、押圧駆動部材30は、開閉部材接触端30aによる開閉部材20の押圧駆動突起20cに対する外装ハウジング12の外周壁12bの前壁側に向かう押圧を無くす。
この結果、開閉部材20の前端面が付勢手段22の付勢力により付勢されて、開閉部材20は、図5中に示されている開位置から図4中に示されている閉位置へと復帰することを許容される。
このことは、第2の実施形態においては、プラグ押圧端30b及び開閉部材接触端30aを有している押圧駆動部材30、押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aの付勢手段32、開閉部材20の後端部の押圧駆動突起20c、そして開閉部材20の前端部の付勢手段22の組み合わせが、導電線脱着要素に対応している外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に対する導電線の端部に対応する電源コード16のプラグ16aの装着により開閉部材20を開位置(図5)に移動させ、導電線脱着要素に対応している外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18からの導電線の端部に対応する電源コード16のプラグ16aの分離により開閉部材20を閉位置(図4)に移動させる開閉部材移動構造(開閉機構)を提供していることを意味している。
そして、導電線脱着要素に対応している外装ハウジング12の外周壁12bの後壁のソケット18に対し導電線の端部に対応する電源コード16のプラグ16aが装着されることにより電源コード16のプラグ16aにより押圧される押圧駆動部材30のプラグ押圧端30bは導電線端部押圧端を提供している。
さらに第2の実施形態におけるプラグ押圧端30b及び開閉部材接触端30aを有している押圧駆動部材30と開閉部材20の後端部の押圧駆動突起20cとの組み合わせは、開閉部材駆動構造において、開閉部材20と電源コード16のプラグ16aとの間に介在されソケット18に装着された電源コード16のプラグ16aにより押圧されて、開閉部材2を閉位置に向かい付勢する付勢力を発生させる付勢要素22の付勢力に抗し開閉部材20を開位置に向かい移動させる押圧駆動要素を提供している。
前述した如く開閉部材20が開位置(図5)から閉位置(図4)に移動される間には、開閉部材20の複数の異物排出突起20aが、気体導入口SOの複数のスリットSL1の周面に付着されていた異物、例えば埃を複数のスリットSL1の周面から外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の外部に擦り出し排出させる。
このことは、開閉部材20の複数の異物排出突起20aが異物排出構造として機能することを意味している。
この実施形態においては、気体導入口SOの複数のスリットSL1の夫々の移動方向傾斜面SS及び下方傾斜面DSもまた、複数のスリットSL1に付着する異物、例えば埃が外装ハウジング12の外周壁12bの右側壁の外部に排出されるのを容易にしている。
このことは、この実施形態においては、複数のスリットSL1の夫々の移動方向傾斜面SS及び下方傾斜面DSもまた、異物排出構造として機能することを意味している。
前述したことから明らかなようにこのように構成されているこの発明の第2の実施形態に従った通気口開閉機構でも、簡易な構造でありながらプロジェクター10の如き電気機器の外装ハウジング12の気体導入口SOを確実に清掃することが出来る。
なおこの第2の実施形態に従った通気口開閉機構は、押圧駆動部材30の為の付勢手段32は無くとも、付勢手段32があった場合と同様に動作することが出来る。何故ならば、付勢手段22の付勢力により図4中に示されている閉位置に配置されている開閉部材20はその後端部の押圧駆動突起20cにより押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aを押圧して、押圧駆動部材30をプラグ押圧端30bがソケット18中に突出した初期位置に移動させるからである。
また、押圧駆動部材30の開閉部材接触端30aが、図4中に示されている閉位置に配置されている開閉部材20の後端部の押圧駆動突起20cから離れて、押圧駆動部材30のプラグ押圧端30bが初期位置を越えてソケット18中に突出しないようにするとともに、また押圧駆動部材30の初期位置から開閉部材駆動位置への移動は許容するよう押圧駆動部材30を初期位置に保持するようにする図示しない停止部材を、押圧駆動部材30、ソケット18、そして外装ハウジング12の少なくともいずれかに設けることが好ましい。
なお、各実施形態では、通気口開閉機構を、気体を導入する気体導入口に適用する例で説明したが、気体を外部に排出させる気体排出口に適用するようにしてもよい。
なお、各実施形態では、電気機器としてプロジェクターを例として説明したが、ACインレット部、通気口を有する電子機器において、同様に適用できることは言うまでもない。
以下に、本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]. 電気使用部を格納した外装ハウジングを有する電気機器であって:
外装ハウジングの外壁に、導電線の端部が着脱可能に連結され前記電気使用部に前記導電線からの電気を供給する導電線着脱要素と、前記外装ハウジングの内部と外部とを連通させる通気口と、が設けられており;
前記外壁に沿い前記通気口を開放する開位置と前記通気口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材と;
前記導電線着脱要素に対する前記導電線の端部の装着により前記開閉部材を前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素からの前記導電線の端部の分離により前記開閉部材を前記閉位置に移動させる開閉部材駆動構造と;
を備えたことを特徴とする電気機器。
外装ハウジングの外壁に、導電線の端部が着脱可能に連結され前記電気使用部に前記導電線からの電気を供給する導電線着脱要素と、前記外装ハウジングの内部と外部とを連通させる通気口と、が設けられており;
前記外壁に沿い前記通気口を開放する開位置と前記通気口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材と;
前記導電線着脱要素に対する前記導電線の端部の装着により前記開閉部材を前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素からの前記導電線の端部の分離により前記開閉部材を前記閉位置に移動させる開閉部材駆動構造と;
を備えたことを特徴とする電気機器。
[2]. 前記通気口及び前記開閉部材の少なくとも一方に設けられ、前記開閉部材の前記移動により前記通気口に付着した異物を前記通気口から外部に排出させる異物排出構造をさらに備えたことを特徴とする前記[1]に記載の電気機器。
[3]. 前記開閉部材が前記外装ハウジングの前記外壁の内表面に沿い前記移動が可能であり、
前記異物排出構造が、前記開閉部材から前記通気口中に前記移動の方向と交差する方向に延出し前記開閉部材の前記開位置と前記閉位置との間の前記移動により前記移動の方向における前記通気口の一側面とこの一側面に対向する他側面との間で移動する異物排出突起を含む、
ことを特徴とする前記[2]に記載の電気機器。
前記異物排出構造が、前記開閉部材から前記通気口中に前記移動の方向と交差する方向に延出し前記開閉部材の前記開位置と前記閉位置との間の前記移動により前記移動の方向における前記通気口の一側面とこの一側面に対向する他側面との間で移動する異物排出突起を含む、
ことを特徴とする前記[2]に記載の電気機器。
[4]. 前記異物排出構造が、前記開閉部材が前記閉位置に配置されたときに前記異物排出突起が配置される前記通気口の前記他側面に設けられ、前記通気口の内縁から前記通気口の外縁に向かうに伴い前記通気口の前記一側面から遠ざかるよう傾斜された移動方向傾斜面を含む、
ことを特徴とする前記[2]又は[3]に記載の電気機器。
ことを特徴とする前記[2]又は[3]に記載の電気機器。
[5]. 前記異物排出構造が、前記開閉部材の前記移動の方向と交差する方向において前記電気機器の使用時に前記外装ハウジングが載置される支持面の側に配置されている前記通気口の下端面に設けられ、前記通気口の内縁から前記通気口の外縁に向かうに伴い前記通気口の前記内縁から前記支持面の側に遠ざかるよう傾斜された下方傾斜面を含む、
ことを特徴とする前記[2]乃至[4]の何れか1つに記載の電気機器。
ことを特徴とする前記[2]乃至[4]の何れか1つに記載の電気機器。
[6]. 前記開閉部材駆動構造は、前記開閉部材を前記閉位置に向かい付勢する付勢力を発生させる付勢要素と、前記開閉部材と前記導電線の端部との間に介在され、前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により押圧されて前記付勢要素の付勢力に抗し前記開閉部材を前記開位置に向かい移動させる押圧駆動要素と、を含む、ことを特徴とする前記[1]乃至[5]の何れか1つに記載の電気機器。
[7]. 前記押圧駆動要素は、前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部が当接されて押圧され、前記付勢要素の付勢力に抗し前記開閉部材を前記開位置に向かい移動させる押圧駆動突起、を含む、ことを特徴とする前記[6]に記載の電気機器。
[8]. 前記押圧駆動要素は、前記開閉部材の前記移動方向と交差する方向において前記外装ハウジングの前記外壁に沿い移動可能な押圧駆動部材を含む、
ことを特徴とする前記[5]または[6]に記載の電気機器。
ことを特徴とする前記[5]または[6]に記載の電気機器。
[9]. 前記押圧駆動部材は、前記開閉部材において前記付勢要素により付勢されたときの先端に当接する開閉部材接触端と前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により押圧される導電線端部押圧端とを有していて、
前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により前記導電線端部押圧端が押圧されると初期位置から前記外壁に沿い移動し前記開閉部材接触端により前記開閉部材の前記先端を押圧して前記開閉部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素から前記導電線の端部が分離されることにより前記導電線の端部による前記導電線端部押圧端の押圧が解除されると前記開閉部材接触端による前記開閉部材の前記先端の押圧が解除されて前記開閉部材が前記付勢手段の付勢力により前記開位置から前記閉位置へと移動することを許容し、この間に前記開閉部材の前記先端が前記押圧駆動部材の前記開閉部材接触端を押圧して前記押圧駆動部材を前記初期位置に復帰させる、
ことを特徴とする前記[8]に記載の電気機器。
前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により前記導電線端部押圧端が押圧されると初期位置から前記外壁に沿い移動し前記開閉部材接触端により前記開閉部材の前記先端を押圧して前記開閉部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素から前記導電線の端部が分離されることにより前記導電線の端部による前記導電線端部押圧端の押圧が解除されると前記開閉部材接触端による前記開閉部材の前記先端の押圧が解除されて前記開閉部材が前記付勢手段の付勢力により前記開位置から前記閉位置へと移動することを許容し、この間に前記開閉部材の前記先端が前記押圧駆動部材の前記開閉部材接触端を押圧して前記押圧駆動部材を前記初期位置に復帰させる、
ことを特徴とする前記[8]に記載の電気機器。
[10]. 前記通気口は、気体導入口であることを特徴とする前記[1]乃至[9]の何れか1つに記載の電気機器。
[11]. 当該電気機器は、光源を含むプロジェクターであることを特徴とする前記[1]乃至[10]の何れか1つに記載の電気機器。
10…プロジェクター(電気機器)、12…外装ハウジング、12a…底壁(外壁)、12b…外周壁(外壁)、12c…上蓋(外壁)、12d…前壁部側隣接部分、14a…電気及び電子回路基板(電気使用部:発熱要素)、14b…光学系、14c…投写画像形成・冷却ブロック(電気使用部)、OE…外端部、DF…電動排気ファン、DO…気体排出口、SO…気体導入口、SL1…スリット(気体導入口)、16…電源コード(導電線)、16a…プラグ(端部)、18…ソケット(導電線着脱要素)、19…電気信号線接続端子部、PI…投写画像形成部、HS…ヒートシンク(発熱要素)、SF…電動吸気ファン(冷却要素)、20…開閉部材、20a…格子部、20b…異物排出突起(異物排出機構)、20c…押圧駆動突起(開閉部材駆動機構:押圧駆動要素)、20f…前壁部側隣接部分、SL2…スリット、ST…停止突起、22…付勢手段(開閉部材駆動機構)、SS…移動方向傾斜面(異物排出機構)、SD…下方傾斜面(異物排出機構)、LP…格子部、
30…押圧駆動部材(開閉部材駆動機構:押圧駆動要素)、30a…開閉部材接触端、30b…プラグ押圧端、32…付勢手段(開閉部材駆動機構)。
30…押圧駆動部材(開閉部材駆動機構:押圧駆動要素)、30a…開閉部材接触端、30b…プラグ押圧端、32…付勢手段(開閉部材駆動機構)。
Claims (11)
- 電気使用部を格納した外装ハウジングを有する電気機器であって:
外装ハウジングの外壁に、導電線の端部が着脱可能に連結され前記電気使用部に前記導電線からの電気を供給する導電線着脱要素と、前記外装ハウジングの内部と外部とを連通させる通気口と、が設けられており;
前記外壁に沿い前記通気口を開放する開位置と前記通気口を閉鎖する閉位置との間で移動可能に設けられた開閉部材と;
前記導電線着脱要素に対する前記導電線の端部の装着により前記開閉部材を前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素からの前記導電線の端部の分離により前記開閉部材を前記閉位置に移動させる開閉部材駆動構造と;
を備えたことを特徴とする電気機器。 - 前記通気口及び前記開閉部材の少なくとも一方に設けられ、前記開閉部材の前記移動により前記通気口に付着した異物を前記通気口から外部に排出させる異物排出構造をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
- 前記開閉部材が前記外装ハウジングの前記外壁の内表面に沿い前記移動が可能であり、
前記異物排出構造が、前記開閉部材から前記通気口中に前記移動の方向と交差する方向に延出し前記開閉部材の前記開位置と前記閉位置との間の前記移動により前記移動の方向における前記通気口の一側面とこの一側面に対向する他側面との間で移動する異物排出突起を含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の電気機器。 - 前記異物排出構造が、前記開閉部材が前記閉位置に配置されたときに前記異物排出突起が配置される前記通気口の前記他側面に設けられ、前記通気口の内縁から前記通気口の外縁に向かうに伴い前記通気口の前記一側面から遠ざかるよう傾斜された移動方向傾斜面を含む、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の電気機器。 - 前記異物排出構造が、前記開閉部材の前記移動の方向と交差する方向において前記電気機器の使用時に前記外装ハウジングが載置される支持面の側に配置されている前記通気口の下端面に設けられ、前記通気口の内縁から前記通気口の外縁に向かうに伴い前記通気口の前記内縁から前記支持面の側に遠ざかるよう傾斜された下方傾斜面を含む、
ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の電気機器。 - 前記開閉部材駆動構造は、前記開閉部材を前記閉位置に向かい付勢する付勢力を発生させる付勢要素と、前記開閉部材と前記導電線の端部との間に介在され、前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により押圧されて前記付勢要素の付勢力に抗し前記開閉部材を前記開位置に向かい移動させる押圧駆動要素と、を含む、ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の電気機器。
- 前記押圧駆動要素は、前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部が当接されて押圧され、前記付勢要素の付勢力に抗し前記開閉部材を前記開位置に向かい移動させる押圧駆動突起、を含む、ことを特徴とする請求項6に記載の電気機器。
- 前記押圧駆動要素は、前記開閉部材の前記移動方向と交差する方向において前記外装ハウジングの前記外壁に沿い移動可能な押圧駆動部材を含む、
ことを特徴とする請求項5または6に記載の電気機器。 - 前記押圧駆動部材は、前記開閉部材において前記付勢要素により付勢されたときの先端に当接する開閉部材接触端と前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により押圧される導電線端部押圧端とを有していて、
前記導電線着脱要素に対し装着された前記導電線の端部により前記導電線端部押圧端が押圧されると初期位置から前記外壁に沿い移動し前記開閉部材接触端により前記開閉部材の前記先端を押圧して前記開閉部材を前記付勢手段の付勢力に抗して前記開位置に移動させ、前記導電線着脱要素から前記導電線の端部が分離されることにより前記導電線の端部による前記導電線端部押圧端の押圧が解除されると前記開閉部材接触端による前記開閉部材の前記先端の押圧が解除されて前記開閉部材が前記付勢手段の付勢力により前記開位置から前記閉位置へと移動することを許容し、この間に前記開閉部材の前記先端が前記押圧駆動部材の前記開閉部材接触端を押圧して前記押圧駆動部材を前記初期位置に復帰させる、
ことを特徴とする請求項8に記載の電気機器。 - 前記通気口は、気体導入口であることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の電気機器。
- 当該電気機器は、光源を含むプロジェクターであることを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の電気機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012279998A JP2014123678A (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 電気機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012279998A JP2014123678A (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 電気機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014123678A true JP2014123678A (ja) | 2014-07-03 |
Family
ID=51403937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012279998A Pending JP2014123678A (ja) | 2012-12-21 | 2012-12-21 | 電気機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014123678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016127237A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 株式会社デンソー | 車両用電子機器 |
WO2019181804A1 (ja) * | 2018-03-22 | 2019-09-26 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 電子機器 |
-
2012
- 2012-12-21 JP JP2012279998A patent/JP2014123678A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016127237A (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-11 | 株式会社デンソー | 車両用電子機器 |
WO2016110914A1 (ja) * | 2015-01-08 | 2016-07-14 | 株式会社デンソー | 車両用電子機器 |
US10256170B2 (en) | 2015-01-08 | 2019-04-09 | Denso Corporation | Electronic device for vehicle |
WO2019181804A1 (ja) * | 2018-03-22 | 2019-09-26 | 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント | 電子機器 |
US11785738B2 (en) | 2018-03-22 | 2023-10-10 | Sony Interactive Entertainment Inc. | Electronic apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6139154A (en) | Projector | |
JP6986573B2 (ja) | プロジェクタ | |
CN108292089B (zh) | 防尘设备、图像显示系统和附接方法 | |
JP5643030B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2014123678A (ja) | 電気機器 | |
US7819536B2 (en) | Projector lamp unit with air and light leakage prevention | |
JP4728416B2 (ja) | 送風装置 | |
CN110050126B (zh) | 工业用设备 | |
JP2009036841A (ja) | 画像形成装置 | |
CN108292087B (zh) | 投影式显示设备 | |
JP2011014319A (ja) | 除電装置 | |
JP5559004B2 (ja) | 画像投射装置 | |
JP5589441B2 (ja) | フィルタ装置及びプロジェクタ装置 | |
US20120099087A1 (en) | Projection display device | |
JP2008051388A (ja) | 空気調和機 | |
JPH06226139A (ja) | 空気清浄機 | |
JP5364494B2 (ja) | 除電装置 | |
JP2011014320A (ja) | 除電装置 | |
JP2006343565A (ja) | プロジェクタ | |
CN219591035U (zh) | 徽标安装结构及家电设备 | |
WO2016009618A1 (ja) | 光源装置、集塵部材及びプロジェクター | |
KR101133230B1 (ko) | 발광 다이오드 조명장치 | |
JP3858661B2 (ja) | 電装品箱および空気調和機 | |
JP5589442B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
JP7357273B2 (ja) | 表示装置 |