[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2014117421A - 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品 - Google Patents

吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品 Download PDF

Info

Publication number
JP2014117421A
JP2014117421A JP2012274073A JP2012274073A JP2014117421A JP 2014117421 A JP2014117421 A JP 2014117421A JP 2012274073 A JP2012274073 A JP 2012274073A JP 2012274073 A JP2012274073 A JP 2012274073A JP 2014117421 A JP2014117421 A JP 2014117421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
raw material
perforated
conveyor belt
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012274073A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Tsukamoto
祐貴 塚本
Koji Saito
公二 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012274073A priority Critical patent/JP2014117421A/ja
Publication of JP2014117421A publication Critical patent/JP2014117421A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Abstract

【課題】転写工程を行うことなく、高坪量部及び低坪量部を有する吸収体を容易に製造し得る方法及び装置を提供すること。
【解決手段】吸収体の原料24を通気性コンベアベルト16上に配された通気性シート22を介して吸引し、該通気性シート22上に推積させる。コンベアベルト16として、走行方向R及びそれと直交する方向に沿って有孔領域18及び無孔領域19が交互に複数配置されたものを用いる。有孔領域18を通じての吸引によって、通気性シート22における有孔領域18に対応する領域に原料24を堆積させるとともに、有孔領域18に対応する領域に収まりきらなくなった原料24の一部を、通気性シート22における無孔領域19に対応する領域に堆積させて、有孔領域18に対応する領域と無孔領域19に対応する領域とで原料24の堆積量に差が生じるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキンなどの各種吸収性物品に用いられる吸収体の製造方法に関する。また本発明は、吸収性物品及びその製造方法に関する。更に本発明は、吸収体の製造装置に関する。
吸収性物品に用いられる吸収体は、該吸収性物品の具体的な用途に応じて様々な形状のものが用いられる。所望の形状の吸収体を得るために、吸収体の輪郭に対応する通気性の有孔領域と、該有孔領域を取り囲む非通気性の無孔領域とを有する部材を用い、有孔領域を通じた吸引を行って該有孔領域に吸収体の原料を堆積させる方法が知られている。例えば特許文献1ないし3には、堆積用凹部が回転ドラムの周面に形成された装置を用いて吸収体を製造している。堆積用凹部の底部は、吸引部と非吸引部とを有している。吸収体の原料は、吸引部に主として堆積し、また少量が非吸引部にも堆積する。したがって、得られる吸収体においては、吸引部に対応する部位である高坪量部と、非吸引部に対応する部位である低坪量部とが形成される。
回転ドラムの周面に吸収体の原料を堆積させることに代えて、コンベアネットの搬送面に原料を堆積させる技術も知られている。例えば特許文献4には、通気性及び可撓性のある有孔帯状部材で形成されたコンベアネットを用い、該コンベアネット上に粉砕パルプを堆積させて吸収体を製造する技術が記載されている。コンベアネットにおいては、砂時計型の吸収体の成形部分を除いて有孔がシール剤によって閉塞されている。シール剤によって閉塞された部分には粉砕パルプは堆積されない。
特開2009−232959号公報 特開2012−16584号公報 特開2012−90663号公報 特開平5−200062号公報
特許文献1ないし3に記載の技術によれば、原料の堆積によって形成された吸収体に、高坪量部と低坪量部とを容易に形成することができる。しかし、回転ドラムの周面に原料を堆積させるので、堆積した原料を他の部材、例えば吸収紙上に転写させる後工程が必要となる。しかし高坪量部及び低坪量部を有する複雑な形状の吸収体を転写する場合には、その複雑な形状に起因して転写が首尾よく行えず、原料の一部が回転ドラムの堆積用凹部内に残存してしまうことがある。
特許文献4に記載の方法によれば、吸収体の原料をコンベアネット上に直接堆積させるので、吸収体の転写工程は不要である。しかし同文献に記載の方法では、有孔がシール剤によって閉塞された部分には吸収体の原料が堆積されないので、堆積された箇所は均一な坪量の吸収体しか得られない。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収体及び吸収性物品の製造方法を提供することにある。また本発明は、吸収体の製造装置を提供することにある。
本発明は、空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させる吸収体の製造方法であって、
前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域に堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収体の製造方法を提供するものである。
また本発明は、空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させることで吸収体を得て、該吸収体を、吸収性物品を構成する他の部材とともに組み立てる工程を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収体を得る工程においては、前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域にも該原料を堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収性物品の製造方法を提供するものである。
更に本発明は、一方向に走行する通気性コンベアベルトと、該コンベアベルトの搬送面上に吸収体の原料を供給する手段と、該コンベアベルトの該搬送面側から該コンベアベルトを通じて吸引を行う吸引手段とを有し、
前記コンベアベルトは、その走行方向及びそれと直交する方向に沿って交互に配置された有孔領域及び無孔領域を複数有し、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての前記吸引手段による吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域である吸収体の製造装置を提供するものである。
更に本発明は、液透過性の表面シートと、液不透過性又は液難透過性の裏面シートと、両シート間に配置された液保持性の吸収体とを有する吸収性物品において、
前記吸収体として、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の方法で製造された吸収体を用いた吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、高坪量部及び低坪量部を有する複雑な形状の吸収体を転写する転写工程を行うことなく、堆積量に差がある高坪量部及び低坪量部を有する吸収体を容易に製造することができる。
図1は、本発明の方法に好適に用いられる装置を一部破断して示す斜視図である。 図2は、図1に示す装置の要部を示す斜視図である。 図3は、図1に示す装置におけるコンベアベルトに液透過性被覆シートが密着した状態を示す模式図である。 図4は、図1に示す装置を用いて吸収体の原料を堆積させる状態を示す模式図である。 図5(a)及び図5(b)は、図4における要部拡大図である。 図6は、図1に示す装置を用いて製造された吸収体の一例を示す斜視図である。 図7は、吸収体の製造方法において、吸収体の原料を堆積させた後に行う工程を示す模式図である。 図8は、本発明の方法によって得られる吸収体の別の形態を示す幅方向の縦断面図である。 図9は、本発明の方法に好適に用いられる別の装置を一部破断して示す斜視図である。 図10は、図9に示す装置を用いて吸収体の原料を堆積させる状態を示す模式図である。 図11は、本発明の方法に好適に用いられる更に別の装置を一部破断して示す斜視図である。 図12は、図11に示す装置における積繊ドラムを示す分解斜視図である。 図13は、図11に示す装置を用いて製造された堆積体の幅方向縦断面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2に本発明の吸収体の製造方法の実施に用い得る製造装置の一例を示す。図1及び図2に示す吸収体の製造装置10は、吸収体の原料を供給するダクト11を有している。また装置10は、ダクト11の上部に位置し、かつダクト11に原料を供給する原料供給部12も有している。ダクト11は、上部及び下部が開口しており、上部から下部に向かうに連れて横断面積が漸次大きくなっている形状をしている。ダクト11における上部の開口部には、原料供給部12が連設されている。ダクト11における下部の開口部は、後述するバキュームコンベア13に臨んでいる。原料供給部12は解繊機12aを備えている。解繊機12aは、該解繊機12aに導入された吸収体の原料の一種であるパルプシート等(図示せず)を解繊して解繊パルプとなして、これをダクト11内に落下させる。なお、ダクト11の途中に、吸収体の別の原料として用いられる材料である高吸収性ポリマーの粒子を導入する高吸収性ポリマー導入部(図示せず)を設けることもできる。
ダクト11の下部には、バキュームコンベア13が設置されている。バキュームコンベア13は、図2に示すとおり、駆動ロール14及び従動ロール15に架け渡された無端状の通気性コンベアベルト16と、コンベアベルト16を挟んでダクト11と対向する位置に配されたバキュームボックス17とを備えている。コンベアベルト16は、網目を有する帯状の通気性ベルトが無端状に連結されたものである。コンベアベルト16は、2本のロール14,15に案内されて所定の周回軌道を、図1及び図2中、矢印Rで示す方向へ連続的に走行する。コンベアベルト16の搬送面、すなわち上述したダクト11との対向面には、原料供給部12から供給された吸収体の原料が堆積されて堆積体が形成される。コンベアベルト16の詳細については後述する。
バキュームコンベア13に設置されているバキュームボックス17は、周回するコンベアベルト16の周回軌道内に位置している。バキュームボックス17は箱状の形状を有し、その上下面が、周回するコンベアベルト16と対向している。バキュームボックス17の上面は、コンベアベルト16に臨んで開口する空気の吸引口を有している。バキュームボックス17は、吸引管(図示せず)を介して、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)に接続されている。この排気装置を作動させることで、バキュームボックス17内を負圧に維持することが可能になっている。したがってバキュームボックス17は、コンベアベルト16の搬送面側から該コンベアベルト16を通じて該バキュームボックス17内に向けて吸引を行うことができるようになっている。バキュームボックス17を作動させると、ダクト11内には、その上方から下方に向けての空気流が生じる。先に述べた原料供給部12から落下してきた原料は、この空気流に乗ってバキュームコンベア13に供給される。供給された原料は、バキュームボックス17によって生じた吸引力でコンベアベルト16の搬送面上に吸引されて堆積する。
バキュームボックス17の上面における前記の吸引口は、少なくともダクト11における下部の開口部に位置していることが好ましい。これに加えて、コンベアベルト16の走行方向Rに関して、ダクト11における下部の開口部よりも上流側の位置にも、バキュームボックス17の吸引部が位置していることが好ましい。
コンベアベルト16は、図2に示すとおり、有孔領域18及び無孔領域19を有している。有孔領域18は通気性であり、上述したバキュームボックス17によって生じた吸引力によって、該有孔領域18を通じての吸引が可能な領域である。一方、無孔領域19は非通気性であり、該無孔領域19を通じての吸引を行わない領域である。したがって、バキュームボックス17を作動させても、無孔領域19を通じての吸引力は発生しない。
コンベアベルト16は有孔領域18を複数有している。個々の有孔領域18の面積は、50mm2以上であることが好ましく、100mm2以上であることが更に好ましく、1000mm2以下であることが好ましく、200mm2以下であることが更に好ましい。例えば個々の有孔領域18の面積は50mm2以上1000mm2以下であることが好ましく、100mm2以上200mm2であることが更に好ましい。また、有孔領域18及び無孔領域19の面積の総和に対する有孔領域18の開口面積の総和の割合(以下「開口率」とも言う。)は30%以上であることが好ましく、40%以上であることが更に好ましく、90%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましい。例えば開口率は30%以上90%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることが更に好ましい。
有孔領域18及び無孔領域19は、コンベアベルト16の走行方向R及びそれと直交する方向に沿って交互にそれぞれ複数配置されている。詳細には、無孔領域19は、コンベアベルト16の走行方向R及びそれと直交する方向に延びる格子状をしている。一方、有孔領域18は、格子状をした無孔領域19によって区画され、個々に独立している。このようなコンベアベルト16は、例えば全体が通気性を有する無端ベルト20の外表面に無孔領域形成用の非通気性部材21を取り付けることで得られる。この非通気性部材21は、コンベアベルト16の走行方向R及びそれと直交する方向に延びる格子状をしたものであり、所定厚みを有している。したがってコンベアベルト16の搬送面は、有孔領域18に対応する凹部と、無孔領域19に対応する凸部とが形成された凹凸形状になっている。
非通気性部材21における格子の部位は、コンベアベルト16における無孔領域19に対応している。格子で囲まれている開口部位は、コンベアベルト16における有孔領域18に対応している。非通気性部材21の厚みは、コンベアベルト16における有孔領域18の深さに対応している。したがって、有孔領域18を深くして、該有孔領域18に多量の原料を堆積させたい場合には、非通気性部材21の厚みを大きくすればよい。コンベアベルト16の周回速度や原料の供給速度、及び目的とする吸収体の具体的な用途等にもよるが、非通気性部材21の厚みは、0.1mm以上、特に1mm以上であることが、坪量差を有する吸収体を首尾よく形成し得る点から好ましい。厚みの上限値は、20mm以下、特に10mm以下であることが、坪量差を有する吸収体を安定的に製造し得る点から好ましい。具体的には、非通気性部材21の厚みは、0.1mm以上20mm以下であることが好ましく、1mm以上10mm以下であることが更に好ましい。
非通気性部材21は、コンベアベルト16が周回している間に、該非通気性部材21がベルト20から剥離しないようにするために、柔軟な材料から構成されていることが好ましい。この観点から、非通気性部材21は例えばポリウレタン、ゴム材、発泡体、軟性金属、フェルトなどから構成することが好ましい。これらの材料から構成される非通気性部材21をベルト20の該表面に取り付ける手段としては、例えば 両面テープ、接着剤、ボンド、ホットメルト接着剤などが挙げられる。一方、コンベアベルト16の好ましい材料に関しては、樹脂や金属が挙げられる。特に好ましい材料は、非通気性部材を貼り付けることが容易である点から樹脂である。
ベルト20の表面への非通気性部材21の取り付けは、該非通気性部材21の取り付け後においても、該ベルト20のうち、該非通気性部材21が取り付けられた部位が通気性を有するように行うことが好ましい。こうすることで、後述する図3に示すとおり、被覆シート(通気性シート)22がコンベアベルト16の搬送面上に一層密着しやすくなる。
図1に示す装置の運転時には、バキュームコンベア13とダクト11との間に、長尺帯状の通気性シート22が挿入される。この通気性シート22は、液透過性の被覆シートであり、以降、被覆シート22とも称す。被覆シート22は、コンベアベルト16の走行方向Rに関してバキュームコンベア13よりも上流側に位置する原反ロール23から繰り出される。繰り出された被覆シート22は、コンベアベルト16の搬送面上に配されて、該コンベアベルト16とともに搬送される。被覆シート22をコンベアベルト16とともに搬送する際、バキュームボックス17を作動させて吸引を行い、図3に示すとおり、被覆シート22をコンベアベルト16の搬送面上に密着させる。密着させることにより、コンベアベルト16上の被覆シート22は、コンベアベルト16の搬送面における凹凸の状態に沿って、凹凸形状を形成する。先に述べたとおり、コンベアベルト16の搬送面には、有孔領域18及び無孔領域19が存在するところ、被覆シート22は、これら有孔領域18及び無孔領域19に密着した状態で、有孔領域18及び無孔領域19を被覆する。したがって、被覆シート22によって被覆される前のコンベアベルト16の搬送面における凹凸の状態と、被覆シート22によって被覆された後でのコンベアベルト16の搬送面における凹凸の状態とに大きな変化は生じていない。なお、図3では、被覆シート22がコンベアベルト16の搬送面上に隙間なく密着している状態が示されているが、被覆シート22の材質や厚み、あるいは、無孔領域19の形状等によっては、被覆シート22とコンベアベルト16の搬送面との間に若干の隙間が生じることがある。
コンベアベルト16の搬送面に被覆シート22を密着させた状態下に、図4に示すとおり、原料供給部12から吸収体の原料24を落下させる。落下した原料24は、バキュームボックス17の吸引力によって生じた空気流に搬送されて被覆シート22の表面に吸引・堆積する。このようにして、被覆シート22の表面に堆積体25が形成される。原料24の堆積は、図5(a)に示すとおり、まず、コンベアベルト16における有孔領域18において行われる。無孔領域19を通じての吸引は行われないので、該無孔領域19上には原料24は積極的に堆積しない。しかし、有孔領域18への原料24の堆積が進行して凹部となった有孔領域18内が原料24で満たされ、更に原料24の供給が継続すると、有孔領域18内に収まりきらなくなった原料24が有孔領域18から溢れ、無孔領域19上にも原料24の一部の堆積が生じる。その結果、図5(b)に示すとおり、原料24は、有孔領域18及び無孔領域19の双方に堆積する。ただし、無孔領域19への原料24の堆積は、有孔領域18内が原料24で満たされた後に生じるので、得られた堆積体25においては、有孔領域18に対応する部位の堆積量、すなわち坪量よりも、無孔領域19に対応する部位の堆積量、すなわち坪量の方が低くなる。このように、本実施形態の方法によれば、有孔領域18に対応する部位と、無孔領域19に対応する部位とで坪量に差が生じている堆積体25を容易に製造することができる。
しかも本実施形態の方法によれば、コンベアベルト16上に配置された被覆シート22の上に堆積体25が形成されるので、先に述べた背景技術で挙げた特許文献1ないし3と異なり、有孔領域18に対応する部位と、無孔領域19に対応する部位とで坪量に差が生じている堆積体の転写工程が不要となる。したがって本実施形態の方法によれば、従来行われていた転写工程に起因する不都合が生じないという利点がある。その上、本実施形態の方法によれば、コンベアベルト16の搬送面に被覆シート22を密着させた状態下に原料24の堆積を行うので、得られた堆積体25は被覆シート22上に載置された状態になっている。したがって、堆積体25の形成の後に、被覆シート22によって堆積体25を被覆することで、該堆積体25の保形性が高まり、後工程で堆積体25に種々の加工を施すときに不具合が生じづらくなるという利点もある。そのような後工程としては、例えば連続長尺体として得られる堆積体25を所定の長さ毎に裁断して個々の吸収体を得る裁断工程(後述する図11参照)や、裁断によって得られた吸収体を裏面シートや表面シート等のシート材と接合する工程などが挙げられる。
本実施形態の方法において用いられる吸収体の原料24としては、当該技術分野でこれまで用いられてきたものと同様のものを特に制限なく用いることができる。例えばフラッフパルプを始めとする各種の親水性繊維を原料として用いることができる。この親水性繊維に加えて、又はそれに代えて、高吸収性ポリマーなど、含水によってヒドロゲルを生成する材料を用いることもできる。
通気性シートである被覆シート22としては、液透過性を有するシート材を用いることができる。コンベアベルト16の搬送面における凹凸の状態に沿わせる観点から、被覆シート22のシート材としては、例えばティッシュペーパーや、各種不織布に親水化処理を施したものを用いることができる。不織布としては、例えばスパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布などが挙げられる。
図6には、本実施形態の方法によって得られた吸収体の一例が示されている。同図に示す吸収体は、後述する図9に示す工程によって得られたものである。理解の助けとするために、図6に示す吸収体は、図9に示す工程によって得られた吸収体を上下反転させた状態になっている。また図6においては、吸収体を構成する部材の一つである被覆シートは省略されており、堆積体25のみが示されている。また同図に示す堆積体25は、図1に示す装置を用い、連続長尺体として得られた吸収体前駆体を所定長さに裁断して、吸収性物品に組み込むための吸収体となしたものでもある。同図に示すとおり、堆積体25は、第1坪量部27と、第1坪量部27よりも高坪量である第2坪量部26とからなる。したがって以下の説明では、第2坪量部26のことを高坪量部26と言い、第1坪量部27のことを低坪量部27と言う。すなわち堆積体25は、坪量が相対的に高い複数の高坪量部26と、坪量が相対的に低い低坪量部27とからなる。各高坪量部26は、その周囲がその全域にわたって低坪量部27によって囲まれている。その結果、堆積体25は、高坪量部26が個々に独立しているブロック構造を有したものとなる。高坪量部26はコンベアベルト16の有孔領域18に対応する部位に堆積されたものであり、低坪量部27は、コンベアベルト16の無孔領域19に対応する部位に堆積されたものである。
高坪量部26は、低坪量部27よりも坪量が大きいだけでなく、厚みも大きくなっている。また、高坪量部26はその密度が低坪量部27の密度と同等になっている。尤も、後工程において堆積体25を一対の平滑ロールの間を通してニップすることで、高坪量部26の密度を低坪量部27の密度よりも高くすることができる(後述する図11参照)。その場合には、高坪量部26の厚みは低坪量部27の厚みと同等であるか、又は依然として高坪量部26の方が低坪量部27よりも厚くなっている。
堆積体25において、高坪量部26と低坪量部27はそれぞれ複数形成されている。詳細には、高坪量部26と低坪量部27は、長手方向Yに沿って交互に位置している。同様に、高坪量部26と低坪量部27は、幅方向Xに沿っても交互に位置している。堆積体25の平面視において高坪量部26は、略矩形をしている。高坪量部26を取り囲む低坪量部27は格子状をしている。これら高坪量部26及び低坪量部27の平面視での形状は、先に述べた有孔領域18及び無孔領域19の形状と対応している。
堆積体25の2つの面25a,25bのうち、一方の面25aは凹凸形状になっている。これに対して他方の面25bは略平坦面になっている。凹凸形状になっている面25aは、堆積体25の製造過程においてコンベアベルト16と対向していた面である。略平坦面25bは、堆積体25の製造過程において原料24が供給される側に位置する面である。
このようにして得られた堆積体25は、次に、図7に示すとおり、矢印Rで示される方向に搬送されつつ、該堆積体25の下側に配置されている被覆シート22の左右両側域が巻き上げられて、該堆積体25の上面の全域が被覆される。被覆シート22の巻き上げには、当該技術分野において公知の折り曲げ手段が用いられる。
このようにしてその全体が被覆シート22で被覆された堆積体25は、プレス装置38に送られて加圧される。プレス装置38は、周面が平滑な一対のニップロール39a,39bを備えている。プレス装置38による加圧で堆積体25は圧縮され、該堆積体25に形成された高坪量部26が高密度部となり、低坪量部27が低密度部となる。なお、本加圧工程においては、周面が平滑な一対のニップロール39a,39bを用いることに代えて、一方又は双方のロールとして、その周面にエンボス用の凸部が形成されたものを用いることもできる。このようなロールを用いることでも、高密度部及び低密度部を形成することができる。
加圧された堆積体25は切断装置40に導入される。切断装置40において、多層堆積体37は、所定間隔を置いて幅方向にわたり裁断される。これによって、目的とする個々の吸収体41となされる。この吸収体41は、堆積体25及び被覆シート22を有するものである。切断装置40は、周面に切断刃42を備えたロータリーダイカッター43と、切断刃を受ける周面平滑なアンビルロール44とを備えている。
なお、被覆シート22の巻き上げ形態は図7に示すものに限られず、他の巻き上げ形態を採用してもよい。例えば図8に示すとおり、堆積体25の上面の全域を第2の被覆シート22’で被覆した後に、堆積体25の下面側に位置する被覆シート22のうち、該堆積体25の左右の側縁から側方に延出する部位を巻き上げて、巻き上げられた被覆シート22を、第2の被覆シート22’における左右の両側部上に配置することができる。この巻き上げ形態の場合には、図7に示す場合と異なり、巻き上げられた被覆シート22どうしは堆積体25の上面において重なり合っていない。
図9には、本発明の方法に用いられる別の好適な装置が示されている。同図に示す装置は、図1に示す装置に回転ドラム28を付加したものである。回転ドラム28は、その周面に吸収体の原料を吸引して堆積させることが可能なものである。回転ドラム28は、その軸線がコンベアベルト16の搬送方向Rと直交するように配置されている。回転ドラム28は、その周面が、コンベアベルト16に
近接するように、該コンベアベルト16に隣接して配置されている。また回転ドラム28は、その周面の一部がダクト11内に臨むように配置されている。
回転ドラム28は円筒状をなし、モータ等の駆動源(図示せず)からの動力を受けて水平軸回りを回転する。図10に示すとおり、回転ドラム28の回転方向Kは、コンベアベルト16の走行方向Rと同方向である。回転ドラム28は、金属製の剛体からなる円筒状のフレーム体29と、該フレーム体29の外面側に重ねて固定された多孔プレート30とを有する。多孔プレート30は回転ドラム28の周方向の全域にわたって配置されている。多孔プレート30とフレーム体29とは段差が形成され、回転ドラム28の周面には多孔プレート30を底面とした凹部が形成されている。該凹部は回転ドラム28の周面に1つ形成され、凹部には回転ドラム28の回転方向K及び該方向と直交する幅方向に区切られていない。回転ドラム28の内部には、図10に示すとおり、仕切り板31a,31b,31cで相互に仕切られた空間A,B,Cが形成されている。空間Aには、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)が接続されており、該排気装置を作動させることにより、該空間A内を負圧に維持できるようになっている。空間Bにはエアコンプレッサー等の空気源(図示せず)が接続されており、該空気源を作動させることにより、空間B内から回転ドラム28の外部に向けてエアブローが行えるようになっている。空間Cでは、吸引及びエアブローのいずれも行われないか、又は多孔プレート30のクリーニングのためのエアブローが行われる。なお、回転ドラム28が回転しても仕切り板31a,31b,31cは回転せず、空間A,B,Cの位置は変わらないようになっている。このような構造の回転ドラム28としては、当該技術分野においてこれまで用いられてきたものと同様の構造を有するものを用いることができる。
図9に示す装置を用いた吸収体の製造方法においては、バキュームコンベア13とダクト11との間に、長尺帯状の液透過性被覆シート22を挿入し、該被覆シート22をコンベアベルト16とともに搬送させる。このときバキュームボックス17を作動させておき、被覆シート22をコンベアベルト16の搬送面に密着させる。これとともに回転ドラム28に接続された排気装置(図示せず)を作動させておき、回転ドラム28の空間Aに対応する周面を通じて回転ドラム28の外部から内部へ向けて吸引を行う。この状態下に、図10に示すとおり、原料供給部12から吸収体の原料24を落下させる。落下した原料24は、バキュームボックス17の吸引力によって生じた空気流に搬送されて被覆シート22の表面に吸引され堆積する。これとともに原料24は、回転ドラム28の周面のうち、ダクト11に臨み、かつ吸引が行われている部位(前記凹部)に吸引され堆積する。図9に示す回転ドラム28においては、堆積は回転方向Kに区切り無く連続的に行われる。このように、本実施形態においては、コンベアベルト16の搬送面上に原料24を堆積させつつ、回転ドラム28の周面にも原料24を堆積させる。
被覆シート22の表面に堆積した原料24からは、図1に示す装置を用いて得られた堆積体と同様の構造を有する堆積体25が得られる。つまり高坪量部及び低坪量部を有するブロック構造の堆積体が得られる。一方、回転ドラム28の周面に堆積した堆積体32は、坪量及び厚みが一定のものである。この堆積体32が、回転ドラム28の周面のうち、エアブローが行われる部位である空間Bに対応する部位に到達すると、エアブローの作用によって該堆積体32は回転ドラム28の周面から剥離する。剥離した堆積体32は、被覆シート22の表面に形成された堆積体25の上に重合される。このようにして、堆積体25と堆積体32とが重合してなる重合堆積体33が形成される。堆積体32は、堆積体25の2つの面のうち、略平坦面25b(図6参照)の側に重合する。
先に述べたとおり、堆積体25は高坪量部及び低坪量部を有するブロック構造のものである。一方、堆積体32は坪量及び厚みが一定のものである。したがって、これらの堆積体25,32が重合してなる重合堆積体33は、高坪量部及び低坪量部を有するブロック構造のものとなる。つまり、重合堆積体33は、その基本構造は、図1に示す装置を用いて得られた堆積体25と同様である。ただし、本実施形態の装置を用いて堆積体を製造すると、低坪量部の坪量を容易に高めることができるという利点がある。また、回転ドラム28の周面に堆積された堆積体32はコンベアベルト16上に堆積された堆積体25に比べて、坪量の変動の程度が小さいので、堆積体25に堆積体32を重合することで、坪量の変動の程度を小さくできるという利点もある。更に、堆積体32はその表面が平坦なので、重合堆積体33における堆積体32側の表面も平坦なものとなり、次工程における被覆シート22の巻き上げ工程(先に述べた図7参照)を容易に行えるという利点もある。
本実施形態の装置を用いる場合、堆積体25及び堆積体32はいずれも連続長尺物として得られる。各堆積体25,32の幅は任意に変更可能である。例えば両堆積体25,32の幅を同等にすることもでき、あるいは堆積体25の幅を堆積体32の幅よりも広く又は狭くすることもできる。
図11には、図9に示す装置の変形例が示されている。図11に示す装置10は、回転ドラム28の構造が図9に示す装置と異なる以外は図9に示す装置と同様の構造となっている。図11に示す装置10における回転ドラム28は、図12に示すとおり、金属製の剛体からなる円筒状のフレーム体29と、フレーム体29の外面側に重ねて固定された多孔プレート30と、多孔プレート30の外面側に重ねて固定された所定厚みのパターン形成プレート34とを有する。パターン形成プレート34は、吸収体の原料を所定の形状で堆積させるためのパターンである長孔35を有するものである。長孔35は回転ドラム28の外面側に回転方向に離間して複数形成され、例えば図11に示す回転ドラム28では、長孔35は4カ所形成されており、これらは同形をしている。また、パターン形成プレート34は複数用いられ、これらは同形をしている。例えば、図12に示すように回転ドラム28では4枚用いられているが、2枚で形成してもよく、その枚数に制限はない。パターン形成プレート34を多孔プレート30の周面に取り付けた状態においては、これらパターン形成プレート34はそれらの間に隙間を生じることなく配置される。多孔プレート30及びパターン形成プレート34等の固定手段としては、ボルトや接着剤等の各種公知の固定方法を特に制限なく用いることができる。
長孔35は1個のパターン形成プレート34に1個設けられている。なお、パターン形成プレート34に形成する長孔35は1個に限られず、2個でもよく、その数は制限されない。長孔35は、回転ドラム28の周方向に長い形状をしており、パターン形成プレート34をその厚み方向にわたって貫通している。したがってパターン形成プレート34が多孔プレート30の周面に取り付けられた状態においては、該多孔プレート30は、長孔35の位置において外部に露出している。しかし、長孔35が形成されていない位置においては、多孔プレート30はパターン形成プレート34によって閉塞されている。また、パターン形成プレート34が多孔プレート30の周面に取り付けられた状態においては、該パターン形成プレート34が多孔プレート30及びフレーム体29とともに回転ドラム28の周方向に沿って回転するようになっている。
回転ドラム28の内部機構は、図9及び図10に示す回転ドラム28と同様になっている。すなわち、回転ドラム28の内部には、相互間が仕切られた空間A,B,Cが形成されている。空間Aには、吸気ファン等の公知の排気装置(図示せず)が接続されており、該排気装置を作動させることにより、該空間A内を負圧に維持できる。空間Bにはエアコンプレッサー等の高圧空気源(図示せず)が接続されており、該高圧空気源を作動させることにより、空間B内から回転ドラム28の外部に向けてエアブローが行えるようになっている。
前述したとおり、フレーム体29及び多孔プレート30は回転するが、回転ドラム28の内部の仕切り板31a,31b,31cは回転しないため、回転ドラム28の外周面を形成するパターン形成プレート34が回転しても、空間A,B,Cの位置は変わらない。したがって、パターン形成プレート34が回転して個々の長孔35が、負圧に維持された空間A上を通過している間、長孔35を介して外部に露出している多孔プレート30を通じて空気が吸引される。この吸引によって原料24が該多孔プレート30上に堆積し、小堆積体36を形成する。形成された小堆積体36は長孔35に対応する形状となる。この小堆積体36が、空間Aの位置から空間Bの位置に移動すると、空間Bからドラム28の外部へ向けてエアブローが行われ、長孔35内に形成された小堆積体36は、該長孔35内から剥離する。剥離した小堆積体36は、被覆シート22の表面に形成された堆積体25の上に積層される。このようにして、堆積体25上に小堆積体36が積層してなる多層堆積体37が形成される。
小堆積体36は、パターン形成プレート34に形成された長孔35の数に対応して、回転ドラム28の周方向に沿って不連続に形成される。したがって小堆積体36は、連続長尺物からなる堆積体25の上に所定の間隔を置いて不連続に配置される。小堆積体36は、堆積体25と異なり、その厚み及び坪量が一定なものである。図13に示すとおり、小堆積体36は、その幅が堆積体25の幅よりも狭くなっている。また小堆積体36は、堆積体25の幅方向中央域に配置されている。更に小堆積体36は、堆積体25の2つの面のうち、略平坦面25bの側に積層される。
以上の各実施形態の方法によって製造された吸収体は、その後の工程において、吸収性物品を構成する他の部材とともに用いられて組み立てられ、目的とする吸収性物品が得られる。他の部材としては、例えば液透過性の表面シートや、液不透過性又は液難透過性の裏面シートなどが代表的なものとして挙げられるが、これらの部材に限定されない。また、吸収体及びこれらの部材を用いて吸収性物品を組み立てる工程は、当該技術分野においてこれまで知られている工程と同様とすることができる。
以上の各実施形態の方法によって製造された吸収体は、吸収性物品に用いられ、尿や血液等を吸収すると、堆積体25の一方の面25aに凹凸形状が形成され、通気性シート22その形状に沿うように配されるようになる。堆積体25が吸収性物品の組み立てる工程中にプレス等されて、一方の面25aが略平坦面になった場合においても、吸液後には、高坪量部26は、低坪量部27よりも厚みが大きく凸形状となり、低坪量部27は、高坪量部26よりも厚みが小さく凹形状となる。通気性シート22は、吸液前は堆積体25に凹凸形状が形成されていてもその形状に追従していないが、吸液後には、堆積体25の一方の面25aに形成された凹凸形状に沿って、わずかに凹凸形状を形成する。それにより、吸液後の吸収体の一方の面にわずかな凹凸形状が形成される。吸収体の一方の面に形成された凹凸形状が、表面シート側に位置した場合には、液戻り防止及び液吸収性が高くなり、裏面シート側に位置した場合には、蒸れや漏れ防止性が向上する。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、無孔領域19が、コンベアベルト16の走行方向及びそれに直交する方向に延びる格子状のものであったが、これ以外の形態を有する無孔領域を採用してもよい。例えば個々に独立した有孔領域が千鳥格子状の配置となるような形態の無孔領域を採用することができる。
また前記実施形態においては、平面視での有孔領域の形状が略矩形であったが、これ以外の形状を有する有孔領域を採用してもよい。
また前記実施形態においては、全体が通気性を有するベルト20に非通気性部材21を取り付けて有孔領域18及び無孔領域19を形成したが、これに代えて、全体が通気性を有する一枚のベルトのうち、無孔領域となるべき部分に、該部分が非通気となる加工を施して(例えば該部分に接着剤や溶融樹脂等を流し込んで)、該部分を目止めすることで無孔領域を形成してもよい。逆に、無孔のベルトを用意し、このベルトにおける有孔領域となるべき部分に孔を形成してもよい。これらの場合、ベルトの無孔領域は、ベルト表面に厚くならないため、コンベアベルト16の搬送面には、凹凸形状は形成されない。
また前記実施形態においては、吸収体の原料24を、被覆シート22を介してコンベアベルト16の搬送面上に堆積させたが、これに代えて、原料24をコンベアベルト16の搬送面上に直接堆積させてもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収体の製造方法、吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置及び吸収性物品を開示する。
<1>
空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させる吸収体の製造方法であって、
前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域に堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収体の製造方法。
<2>
周面に前記原料を吸引して堆積させることが可能な回転ドラムを更に用い、 前記通気性シート上に前記原料を堆積させつつ、前記回転ドラムの前記周面にも前記原料を堆積させ、回転ドラムの前記周面に堆積した前記原料と、前記通気性シート上に堆積した前記原料とを重合する前記<1>に記載の吸収体の製造方法。
<3>
前記回転ドラムとして、該回転ドラムの周面に、前記原料を所定の形状で堆積させるためのパターンを有するものを用いる前記<2>に記載の吸収体の製造方法。
<4>
前記回転ドラムの周面に堆積した堆積体は、坪量及び厚みが一定のものである前記<2>又は<3>に記載の吸収体の製造方法。
<5>
前記コンベアベルトとして、前記無孔領域が、前記コンベアベルトの走行方向及びそれと直交する方向に延びる格子状をしたものを用い、格子状の第1坪量部と、該第1坪量部に囲まれ、かつ第1坪量部よりも高坪量であるブロック状の複数の第2坪量部とを有する吸収体を得る前記<1>ないし<4>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<6>
前記吸収体の原料を堆積させて得られた堆積体においては、第1坪量部と第2坪量部がそれぞれ複数形成され、第1坪量部と第2坪量部は、長手方向Yに沿って交互に位置し、第1坪量部と第2坪量部は、幅方向Xに沿っても交互に位置している前記<5>に記載の吸収体の製造方法。
<7>
前記吸収体の原料を堆積させて得られた堆積体は、プレス装置に送られて加圧され、加圧で該堆積体は圧縮され、該堆積体に形成された第2坪量部が高密度部となり、第1坪量部が低密度部となる前記<5>又は<6>に記載の吸収体の製造方法。
<8>
前記コンベアベルトとして、全体が通気性を有する無端ベルトの外表面に、所定厚みを有する無孔領域形成用の非通気性部材を取り付けたものを用いる前記<1>ないし<7>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<9>
非通気性部材の厚みは、0.1mm以上、特に1mm以上であることが好ましく、また20mm以下、特に10mm以下であることが好ましく、具体的には、0.1mm以上20mm以下であることが好ましく、1mm以上10mm以下であることが更に好ましい前記<8>に記載の吸収体の製造方法。
<10>
前記コンベアベルトの搬送面は、前記有孔領域に対応する凹部と、前記無孔領域に対応する凸部とが形成された凹凸形状になっている前記<1>ないし<9>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<11>
前記コンベアベルト上の前記通気性シートが、該コンベアベルトの搬送面における凹凸の状態に沿って、凹凸形状を形成している前記<10>に記載の吸収体の製造方法。
<12>
個々の前記有孔領域の面積は、50mm2以上であることが好ましく、100mm2以上であることが更に好ましく、1000mm2以下であることが好ましく、200mm2以下であることが更に好ましく、例えば50mm2以上1000mm2以下であることが好ましく、100mm2以上200mm2であることが更に好ましい前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<13>
前記有孔領域及び前記無孔領域の面積の総和に対する該有孔領域の開口面積の総和の割合は、30%以上であることが好ましく、40%以上であることが更に好ましく、90%以下であることが好ましく、60%以下であることが更に好ましく、例えば30%以上90%以下であることが好ましく、40%以上60%以下であることが更に好ましい前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<14>
前記通気性シートは、液透過性を有するシート材であり、ティッシュペーパーや、各種不織布に親水化処理を施したものであり、不織布が、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布又はスパンボンド−メルトブローン−スパンボンド不織布である前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<15>
前記吸収体の原料を堆積させて得られた堆積体の有する2つの面のうち、一方の面は凹凸形状になっており、他方の面は略平坦面になっている前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法。
<16>
前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法で得た吸収体を、吸収性物品を構成する他の部材とともに組み立てる工程を有する吸収性物品の製造方法。
<17>
空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させることで吸収体を得て、該吸収体を、吸収性物品を構成する他の部材とともに組み立てる工程を有する吸収性物品の製造方法であって、
前記吸収体を得る工程においては、前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域にも該原料を堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収性物品の製造方法。
<18>
一方向に走行する通気性コンベアベルトと、該コンベアベルトの搬送面上に吸収体の原料を供給する手段と、該コンベアベルトの該搬送面側から該コンベアベルトを通じて吸引を行う吸引手段とを有し、
前記コンベアベルトは、その走行方向及びそれと直交する方向に沿って交互に配置された有孔領域及び無孔領域を複数有し、
前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての前記吸引手段による吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域である吸収体の製造装置。
<19>
周面に前記原料を吸引して堆積させることが可能な回転ドラムを、その軸線が前記コンベアベルトの搬送方向と直交するように、かつその周面がコンベアベルトに近接するように、該コンベアベルトに隣接して配置し、該回転ドラムは、その周面の一部が前記吸収体の原料を供給する手段に臨むように配置されている前記<18>に記載の吸収体の製造装置。
<20>
前記コンベアベルトの搬送面は、前記有孔領域に対応する凹部と、前記無孔領域に対応する凸部とが形成された凹凸形状になっている前記<18>又は<19>に記載の吸収体の製造装置。
<21>
前記コンベアベルトの搬送面に、凹凸形状が形成されていない前記<18>又は<19>に記載の吸収体の製造装置。
<22>
前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の吸収体の製造方法に用いられる前記<18>ないし<21>のいずれか1に記載の吸収体の製造装置。
<23>
液透過性の表面シートと、液不透過性又は液難透過性の裏面シートと、両シート間に配置された液保持性の吸収体とを有する吸収性物品において、
前記吸収体として、前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の方法で製造された吸収体を用いた吸収性物品。
<24>
通気性シートは、吸収体の吸液後に、堆積体の一方の面に形成された凹凸形状に沿って、わずかな凹凸形状を形成する前記<23>に記載の吸収性物品。
10 製造装置
11 ダクト
12 原料供給部
13 バキュームコンベア
16 コンベアベルト
17 バキュームボックス
18 有孔領域
19 無孔領域
20 ベルト
21 非通気性部材
22 液透過性被覆シート(通気性シート)
24 吸収体の原料
25 堆積体
26 高坪量部(第2坪量部)
27 低坪量部(第1坪量部)
28 回転ドラム
30 多孔プレート
32 堆積体
33 重合堆積体
34 パターン形成プレート
35 長孔
36 小堆積体
37 多層堆積体

Claims (9)

  1. 空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させる吸収体の製造方法であって、
    前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
    前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
    前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域に堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収体の製造方法。
  2. 周面に前記原料を吸引して堆積させることが可能な回転ドラムを更に用い、
    前記通気性シート上に前記原料を堆積させつつ、前記回転ドラムの前記周面にも前記原料を堆積させ、
    回転ドラムの前記周面に堆積した前記原料と、前記通気性シート上に堆積した前記原料とを重合する請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記回転ドラムとして、該回転ドラムの周面に、前記原料を所定の形状で堆積させるためのパターンを有するものを用いる請求項2に記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記回転ドラムの周面に堆積した堆積体は、坪量及び厚みが一定のものである請求項2又は3に記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記コンベアベルトとして、前記無孔領域が、前記コンベアベルトの走行方向及びそれと直交する方向に延びる格子状をしたものを用い、
    格子状の第1坪量部と、該第1坪量部に囲まれ、かつ第1坪量部よりも高坪量であるブロック状の複数の第2坪量部とを有する吸収体を得る請求項1ないし4のいずれか一項に記載の吸収体の製造方法。
  6. 前記コンベアベルトとして、全体が通気性を有する無端ベルトの外表面に、所定厚みを有する無孔領域形成用の非通気性部材を取り付けたものを用いる請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収体の製造方法。
  7. 空気流に乗せて供給した吸収体の原料を、一方向に走行する通気性コンベアベルト上に配された通気性シートを介して吸引し、該通気性シート上に推積させることで吸収体を得て、該吸収体を、吸収性物品を構成する他の部材とともに組み立てる工程を有する吸収性物品の製造方法であって、
    前記吸収体を得る工程においては、前記コンベアベルトとして、走行方向及びそれと直交する方向に沿って有孔領域及び無孔領域が交互に複数配置されたものを用い、
    前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域であり、
    前記有孔領域を通じての吸引によって、前記通気性シートにおける該有孔領域に対応する領域に前記原料を堆積させるとともに、該有孔領域に対応する領域に収まりきらなくなった該原料の一部を、前記通気性シートにおける前記無孔領域に対応する領域にも該原料を堆積させて、該有孔領域に対応する領域と該無孔領域に対応する領域とで該原料の堆積量に差が生じるようにした吸収性物品の製造方法。
  8. 一方向に走行する通気性コンベアベルトと、該コンベアベルトの搬送面上に吸収体の原料を供給する手段と、該コンベアベルトの該搬送面側から該コンベアベルトを通じて吸引を行う吸引手段とを有し、
    前記コンベアベルトは、その走行方向及びそれと直交する方向に沿って交互に配置された有孔領域及び無孔領域を複数有し、
    前記有孔領域は複数の孔を有し、該有孔領域を通じての前記吸引手段による吸引が可能な領域であり、前記無孔領域は、該無孔領域を通じての吸引を行わない領域である吸収体の製造装置。
  9. 液透過性の表面シートと、液不透過性又は液難透過性の裏面シートと、両シート間に配置された液保持性の吸収体とを有する吸収性物品において、
    前記吸収体として、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の方法で製造された吸収体を用いた吸収性物品。
JP2012274073A 2012-12-14 2012-12-14 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品 Pending JP2014117421A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274073A JP2014117421A (ja) 2012-12-14 2012-12-14 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274073A JP2014117421A (ja) 2012-12-14 2012-12-14 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014117421A true JP2014117421A (ja) 2014-06-30

Family

ID=51172817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012274073A Pending JP2014117421A (ja) 2012-12-14 2012-12-14 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014117421A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093776A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 花王株式会社 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5284040A (en) * 1975-12-29 1977-07-13 Colgate Palmolive Co Absorptive article
JPH11358A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Kao Corp 吸収性物品用吸収体の製造方法及び吸収性物品
JP2006115911A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Daio Paper Corp 吸収体製造方法および装置
JP2011518613A (ja) * 2008-04-29 2011-06-30 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 身体排出物の隔離を改善するために分布させた吸収性粒子状ポリマー材料を含む使い捨て吸収性物品
JP2012016584A (ja) * 2010-06-10 2012-01-26 Kao Corp 吸収体の製造方法
JP2012090663A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Kao Corp 吸収体の製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5284040A (en) * 1975-12-29 1977-07-13 Colgate Palmolive Co Absorptive article
JPH11358A (ja) * 1997-06-13 1999-01-06 Kao Corp 吸収性物品用吸収体の製造方法及び吸収性物品
JP2006115911A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Daio Paper Corp 吸収体製造方法および装置
JP2011518613A (ja) * 2008-04-29 2011-06-30 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 身体排出物の隔離を改善するために分布させた吸収性粒子状ポリマー材料を含む使い捨て吸収性物品
JP2012016584A (ja) * 2010-06-10 2012-01-26 Kao Corp 吸収体の製造方法
JP2012090663A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Kao Corp 吸収体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017093776A (ja) * 2015-11-24 2017-06-01 花王株式会社 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI516251B (zh) A method for manufacturing an absorbent body and a manufacturing apparatus thereof
US9464371B2 (en) Fiber stacking device
JP5997944B2 (ja) 吸収性物品
TWI566760B (zh) Fiber stacking device
WO2011155460A1 (ja) 吸収体の製造方法
JP6012270B2 (ja) 吸収性物品
JP5291080B2 (ja) 吸収体の製造装置
JP5670959B2 (ja) 吸収性物品
JP5810141B2 (ja) 積繊装置
TWI487513B (zh) Absorbent items
JP5759701B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP6386350B2 (ja) 吸収体の製造装置
JP5989061B2 (ja) 吸収体の製造装置及び製造方法
JP5475434B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP5457506B2 (ja) 積繊装置
JP2014117421A (ja) 吸収体及び吸収性物品の製造方法、吸収体の製造装置並びに吸収性物品
JP2007089826A (ja) 吸収体の製造装置
JP5989062B2 (ja) 吸収体の製造装置
JP5296663B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
WO2015079964A1 (ja) 吸収体の製造装置
JP6683795B1 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP2013255555A (ja) 積繊装置
JP5822380B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP5624877B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP6255232B2 (ja) 吸収体の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150914

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170425